JP2003283760A - Ccdラインセンサ - Google Patents

Ccdラインセンサ

Info

Publication number
JP2003283760A
JP2003283760A JP2002085887A JP2002085887A JP2003283760A JP 2003283760 A JP2003283760 A JP 2003283760A JP 2002085887 A JP2002085887 A JP 2002085887A JP 2002085887 A JP2002085887 A JP 2002085887A JP 2003283760 A JP2003283760 A JP 2003283760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
line sensor
transfer
reading
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002085887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3840130B2 (ja
JP2003283760A5 (ja
Inventor
Kazuhiro Togashi
和寛 冨樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002085887A priority Critical patent/JP3840130B2/ja
Publication of JP2003283760A publication Critical patent/JP2003283760A/ja
Publication of JP2003283760A5 publication Critical patent/JP2003283760A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3840130B2 publication Critical patent/JP3840130B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Heads (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み通り解像度が変更可能なCCDラインセ
ンサを提供する。 【解決手段】 1次元状に配されたフォトダイオードの
隣接する2画素毎にシフトゲートを受光部を挟んで交互
に設けることにより、通常の1画素毎の電荷読み出しモ
ードと、隣接2画素の信号電荷を合成して読み出すモー
ドを駆動パルスの変更のみで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCCDラインセンサ
に関し、特に複数の生産性を実現する構成を有するライ
ンセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は画像読み取り装置の構成例であ
る。
【0003】101は原稿給送装置であり、次のように
構成されるものである。
【0004】102は原稿で、103は原稿102を載
置する原稿トレイである。104,105はそれぞれ原
稿給紙ローラーと分離パッドである。原稿給紙ローラー
104と分離パッド105は対に構成されており、原稿
トレイ103に載置された原稿102を1枚づつ分離、
給紙するものである。
【0005】106は中間ローラー対であり、原稿給紙
ローラー104と分離パッド105で分離された原稿1
03を装置内部に送るためのものである。
【0006】108,109,110はそれぞれ大ロー
ラー、第一従動ローラー、第二従動ローラーであり、原
稿103を大ローラー108を回す形で流し読みガラス
112と原稿ガイド板107の間に送るために機能する
ものである。
【0007】117は流し読みガラス112に対向して
設けられた原稿ガイド板で原稿103を流し読みガラス
112に密着されるためのものである。
【0008】118,111はそれぞれジャンプ台と、
大ローラー8の第三従動ローラーで、流し読みガラス1
12上部を通過した原稿103を再び大ローラー108
側に引き込むためのものである。
【0009】107は排紙ローラーで、原稿給送装置1
01から原稿103を排出するために機能する。
【0010】119は原稿読み取り装置であり、次のよ
うに構成される。
【0011】113は露光部であり、露光部113には
原稿103を照射するためのランプと反射笠と第一ミラ
ーが搭載されている。114はミラーユニットであり、
第二、第三ミラーが搭載されている。115は光学レン
ズ、116はCCDラインセンサである。123はプラ
テンガラスであり、プラテンガラス123上に置かれた
原稿の読み取りは露光部113とミラーユニット114
が2:1の速度で移動走査することで行われる。
【0012】112は流し読みガラスで、原稿給送装置
101によって原稿103が流し読みガラス112上を
通過することによって画像読み取りが行われる。この
際、露光部113、ミラーユニット114は図1に示す
位置に固定されている。122は白色基準板で、シェー
ディング補正の基準として用いられるものである。
【0013】原稿読み取り装置119に使用されている
CCDラインセンサ116の構造を図2に示す。
【0014】図2のCCDラインセンサは受光素子に蓄
積された信号電荷を奇数、偶数画素に分けて読み出すタ
イプのものである。
【0015】200は上述のCCDラインセンサであ
り、201はフォトダイオードが一次元状に並べられた
受光部である。なお、モノクロ用ラインセンサは前記受
光部が一本で、カラー用のラインセンサではR、G、B
のカラーフィルタを塗布、または染色した3本の受光部
をもつ3ラインセンサが使用される。ここでは、説明を
簡略にするため、受光部が一本のモノクロ用ラインセン
サについて説明する。
【0016】CCDラインセンサ200はA4縦の原稿
を600dpiの解像度で読み取るよう、7500のフ
ォトダイオードから構成されている。
【0017】202、203はシフトゲート(以下SH
ゲート)であり、受光部201にて受光・蓄積された信
号電荷を読み出す(垂直転送)ものである。SHゲート
202、203は受光部201の両側に1画素おきに設
けられており、SHゲート202は受光部201奇数番
目の信号電荷の転送、203は偶数番目の信号電荷の転
送にするように機能する。
【0018】204、205は信号電荷を出力端子方向
に水平転送する転送レジスタであり、SHゲート20
2、203によりシフトされた奇数、偶数番目の信号電
荷を出力端子方向にそれぞれ転送するものである。
【0019】SHゲート202、203はSHゲートを
操作するためのシフトパルス(以下SHパルス)により
制御され、SHパルスは端子206に入力される。転送
レジスタ204、205は端子207,208から入力
される2相のクロックパルスφ1、φ2により駆動され
る。
【0020】209、210は転送レジスタ204、2
05により転送された信号電荷を受け取り、次段の出力
アンプ部へ転送するためのゲートであり、端子211に
入力されるφBパルスにより駆動される。
【0021】212,213は最終ゲート209、21
0からの信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部
である。電荷電圧変換部212、213には信号電荷を
電圧に変換するコンデンサ基準電位にリセットする機能
を有しており、端子214より入力されるリセットパル
ス(以下RSパルス)により動作するようになってい
る。
【0022】215,216は信号出力端子であり、そ
れぞれ奇数画素、偶数画素の信号が電圧信号として出力
される。
【0023】図3にCCDラインセンサ200の駆動パ
ルスのタイムチャートを示す。
【0024】CCDラインセンサ200の駆動は、フォ
トダイオード201から転送レジスタ204,205ま
で信号電荷を垂直転送する期間(TV)と転送レジスタ
204,205にて信号電荷を水平転送するための期間
(TH)から構成される。
【0025】垂直転送期間(TV)はt1からt4のタ
イミングで構成される。 ・t1ではフォトダイオード201からの信号電荷を受
け取るべく転送レジスタ204、205のφ1ゲートO
Nしておく。 ・t2、t3にてSHパルスを入力することによりフォ
トダイオード201に蓄積されていた信号電荷を転送レ
ジスタ204、205のφ1ゲートに垂直転送する。 ・t4にて、SHパルスをOFFすることによりSHゲ
ートを閉じ、フォトダイオード201からの電荷読み出
しを完了するとともに、次ラインの受光蓄積に入る。
【0026】水平転送期間(TV)はt5、t6の繰り
返しで構成される。t5、t6の繰り返し周期TCは転
送レジスタ204、205の1画素分の転送周期に相当
している。
【0027】本例のラインセンサでは受光部201にて
蓄積された電荷を奇数、偶数画素に分割して読み出す構
成であり、転送レジスタ204,205の転送段数は受
光部画素数7500の半分で済む(7500画素/2=
3750画素分)。
【0028】上記垂直転送期間(TV)と水平転送期間
(TH)の和が蓄積時間(TINT)となり、この時間
で原稿を1ラインずつ読み取るべく駆動されるようにな
っている。
【0029】上記構成において流し読みを行った場合の
動作について説明する。
【0030】いま、読み取りの解像度が主・副走査とも
に600dpi、原稿搬送速度112mm/secとす
ると、等倍(100%)読み取りを行う場合、CCDラ
インセンサ116の蓄積時間は、次式で算出される。
【0031】
【数1】
【0032】CCDラインセンサの駆動周波数は以下の
ように計算される。ここで、本例では受光部201から
信号電荷を転送レジスタ204、205へ読み出すのに
必要な時間を2usec(t1〜t4:各0.5use
c)とする。また、簡略化のためCCDの構成画素は有
効部分3750画素のみるとする
【0033】
【数2】
【0034】CCDラインセンサの蓄積時間、駆動周波
数は等倍読み取り時の原稿搬送速度がにより決定され、
これら値は読み取りシステム固有の値として設定され
る。
【0035】上記設定でのA4サイズ原稿の1分間あた
りの読み取り生産性は、原稿の給紙間隔0.1secと
すると次式で求められる。
【0036】
【数3】
【0037】次に変倍読み取り時(50%読み取り時)
の設定について説明する。
【0038】変倍読み取りはCCDラインセンサの蓄積
時間、駆動周波数を等倍時の設定のまま、原稿給送装置
1の搬送速度を変更することにより行われる場合が多
い。原稿搬送速度を上記例の2倍(224mm/se
c)とした場合、副走査の解像度は300dpiとな
り、副走査方向のみ50%の画像が得られる。
【0039】主走査の解像度は600dpiのままなの
で、図示しない画像処理回路により間引きや合成等の処
理により解像度変換が行われ50%の変倍処理が行われ
る。この場合のA4縦原稿の生産性は次のようになる。
【0040】
【数4】
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例による画像読み取り装置では原稿給送速度による副
走査のみの解像度変換による変倍処理を行うため、主走
査、副走査の読み取り解像度が異なるという問題があ
る。また、生産性、副走査解像度が原稿給送速度に対し
て一律に設定されるため、生産性、副走査解像度を独立
に設定出来ないという問題があった。
【0042】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、用途に
応じて複数の生産性と読み取り解像度を提供する画像読
み取り装置を実現することにあり、読み取り解像度を可
変可能なCCDラインセンサと、画像読み取り装置の制
御方法を提案するものである。
【0043】具体的には、光電変換素子を直線上に配置
した受光部と、前記受光部に蓄積された電荷を読み出す
ためのSHゲートと、前記SHゲートにより読み出され
た電荷を転送する転送レジスタを有するラインセンサに
おいて、前記受光部の隣接する2画素ごとに前記SHゲ
ートが受光部を挟んで交互に設けられており、また、上
記ラインセンサにおいて、前記受光部の隣接する2画素
に蓄積された電荷を合成して読み出し、転送レジスタに
て転送するようにした。
【0044】
【発明の実施の形態】図4は本発明による解像度可変C
CDラインセンサの構造図である。
【0045】401は直線状に配列された7500画素
分のフォトダイオード列である。
【0046】フォトダイオード列301の両側には信号
電荷を読み出すためのSHゲートが2本(402,40
3)用意されている。
【0047】SHゲート402,403は奇数番目のフ
ォトダイオードから信号電荷を読み出すためのSH1ゲ
ート、偶数番目から読み出すSH2ゲートで構成されて
いる。
【0048】また、SH1ゲート、およびSH2ゲート
はフォトダイオード列401に対して交互に配置されて
おり、フォトダイオードの隣接する2画素おきに配置さ
れるような構成になっている。
【0049】SH1ゲート、SH2ゲートはそれぞれ独
立して動作させることが可能であり、端子406,40
7からのSH1パルス、SH2パルスによってフォトダ
イオード列401からの信号電荷読みだしが制御できる
ようになっている。
【0050】404は第1の転送レジスタ,405は第
2の転送レジスタである。
【0051】転送レジスタ404、405は端子40
8,409,410,411から入力されるφ1、φ
2、φ3、φ4の4本のクロック信号により駆動され、
SH1ゲート、SH2ゲートにより読み出された信号電
荷を出力方向に水平転送する。
【0052】413,414はそれぞれ第1、第2の転
送レジスタ404,405にて転送された信号電荷を受
け、次段の出力アンプ部へ転送するための最終ゲートで
あり、端子415に入力されるφBパルスにより駆動さ
れる。
【0053】416、417は最終ゲート413,41
4からの信号電荷を電圧信号に変換する電荷電圧変換部
である。電荷電圧変換部416,417は端子418よ
り入力されるリセットパルス(以下RSパルス)によ
り、信号を基準電位にリセットするための機能を有して
いる。
【0054】電荷から電圧に変換された信号は出力端子
419、420からそれぞれ出力される。
【0055】次に上記CCDラインセンサ400の動作
について次に説明する。
【0056】図5はCCDラインセンサ400を600
dpiの解像度で駆動する場合のタイミングチャートで
あり、また、図6はそのときの信号電荷の移動を模式的
に示したものである。
【0057】図5のタイミングチャートにおいて、垂直
転送期間(TV)はt1からt9のタイミングで構成さ
れ、水平転送期間(TH)はt10、t11の繰り返し
で構成される。繰り返し周期TCは転送レジスタ40
4、405の1画素分の転送周期に相当する。
【0058】図6は(1)〜(6)の合計6つの図で構
成されており、各図においてからで示してあるもの
がフォトダイオードにて発生した信号電荷を表してい
る。
【0059】以下、図5と図6のタイミングを対応させ
て動作を説明する。
【0060】図6(1)…図5−t1での信号電荷の状
態を示す。
【0061】フォトダイオード301には直前の蓄積期
間にて信号電荷〜が生じている。
【0062】フォトダイオード301からの電荷読み出
し準備としてφ1ゲートがONしているが、このときS
H1ゲートがOFF状態のため電荷の移動はない。
【0063】図6(2)…図5−t2〜t3においてS
H1ゲートがONしたときの信号電荷の移動状態であ
る。
【0064】SH1ゲートがONするとフォトダイオー
ド301に蓄積された信号電荷〜のうち、SH1ゲ
ートに対応した奇数番目の信号電荷,,,が転
送レジスタのφ1ゲートに転送される。具体的には、信
号電荷,はフォトダイオード301下方に位置する
SH1ゲートにより転送レジスタ305のφ1ゲートに
転送され、また、信号電荷,はフォトダイオード3
01上方に位置する転送レジスタ304のφ1ゲートに
転送される。
【0065】図6(3)…図5−t4,t5においてφ
1ゲートがOFF、φ4ゲートがONしたときの信号電
荷の状態である。
【0066】φ1ゲートがOFFし、φ4ゲートがON
するので、転送レジスタ305においては信号電荷,
はφ1ゲートからφ4ゲートに転送される。転送レジ
スタ304においても同様に、信号電荷,がφ1ゲ
ートからφ4ゲートに転送される。
【0067】図6(4)…図6−t6〜t7において、
φ2ゲートがONしており、次いでSH2ゲートをON
したときの信号電荷の移動状態である。
【0068】SH2ゲートをONすることにより、フォ
トダイオード301にある偶数番目の信号電荷,,
,が転送レジスタに転送される。
【0069】信号電荷,はフォトダイオード301
下方に位置するSH2ゲートにより転送レジスタ305
のφ2ゲートに転送され、信号電荷,はフォトダイ
オード301上方に位置する転送レジスタ304のφ2
ゲートに転送される。
【0070】図6−t8にて、SH2ゲートをOFFす
ることにより、フォトダイオード301に蓄積されてい
たすべての信号電荷の転送レジスタ304、305への
垂直転送が完了したことになる。
【0071】図6(5)…図5−t9ににおいて、φ
2、φ4ゲートがOFFし、φ1,φ3ゲートがONし
た場合の信号電荷の移動を示す。
【0072】φ2、φ4ゲートにあった信号電荷〜
はそれぞれ隣接するφ1ゲート、φ3ゲートへそれぞれ
水平転送される。
【0073】ここで、φ1〜φ4ゲートにはあらかじめ
電位障壁が形成されており、転送レジスタでの電荷転送
は出力端子方向の一方向にしか行われないようになって
いるので、信号電荷の逆流は生じない。
【0074】図6(6)…図6−t10 図6(6)…図6−t11において、φ1、φ3ゲート
がOFFし、φ2,φ4ゲートがONした場合の信号電
荷の移動を示す。
【0075】φ1ゲート、φ3ゲートにあった信号電荷
〜はそれぞれ隣接するφ2ゲート、4ゲートへの水
平転送される。
【0076】このt10,t11のサイクルを繰り返す
ことで信号電荷の水平転送が行われる。
【0077】本例のラインセンサはフォトダイオード列
301に蓄積される信号電荷を2本の転送レジスタ40
4,405にて転送する構成をとっているため、上記水
平転送はフォトダイオード列301の画素数7500の
半分である3750画素分だけ行えばよい。
【0078】したがって、本例では水平転送期間(T
H’)は3750xTCとなる。
【0079】次に解像度可変型CCDラインセンサ40
0を300dpiで駆動する場合を説明する。
【0080】図7はCCDラインセンサ300を300
dpiの解像度で駆動する場合のタイミングチャートで
あり、また、図8はそのときの信号電荷の移動を模式的
に示したものである。
【0081】図7のタイミングチャートにおいて、垂直
転送期間(TV)はt1からt9のタイミングで構成さ
れ、水平転送期間(TH)はt10、t11の繰り返し
で構成される。繰り返し周期TCは転送レジスタ40
4、405の1画素分の転送周期に相当する。
【0082】図6は(1)〜(6)の合計6つの図で構
成されており、各図においてからで示してあるもの
がフォトダイオードにて発生した信号電荷を表してい
る。
【0083】図7のタイミングチャートにおいて、60
0dpiのタイミングチャート同様に垂直転送期間(T
V’)と水平転送期間(TH’)から構成され、その和
が蓄積期間(Tint’)となる。垂直転送期間(T
V’)はt1’からt8’のタイミングで構成され、水
平転送期間(TH’)はt9〜、t12の繰り返しで構
成される。繰り返し周期TCは転送レジスタ404、4
05の1画素分の転送周期に相当する。
【0084】図8は(1)〜(8)の合計8つの図で構
成されており、各図においてからで示してあるもの
がフォトダイオードにて発生した信号電荷を表してい
る。
【0085】以下、図7と図8のタイミングを対応させ
て動作を説明する。
【0086】図8(1)…図7−t1’における信号電
荷の状態を示す。
【0087】600dpiの場合と同様、フォトダイオ
ード列301の各画素に信号電荷が蓄積された状態であ
る。フォトダイオード301の電荷読み出し準備として
φ2ゲートがONしているが、このときSH2ゲートが
OFF状態のため電荷の移動はない。
【0088】図8(2)…図7−t2’、t3’におい
てSH2ゲート303がONしたときの信号電荷の移動
状態である。
【0089】フォトダイオード301に蓄積された信号
電荷〜のうち、SH2ゲートに対応した偶数番目の
信号電荷,,,が転送レジスタのφ2ゲートに
転送される。
【0090】信号電荷,はフォトダイオード301
下方に位置するSH2ゲートにより転送レジスタ305
のφ2ゲートに転送され、信号電荷,はフォトダイ
オード301上方に位置する転送レジスタ304のφ2
ゲートに転送される。
【0091】図8(3)…図7−t4’、t5’におい
てφ2ゲートがOFF、φ1ゲートがONしたときの信
号電荷の状態である。
【0092】転送レジスタ305においては信号電荷
はφ2ゲートからφ1ゲートに転送され、また、転送
レジスタ304においても同様に、信号電荷がφ2
ゲートからφ1ゲートに転送される。
【0093】図8(4)…図7−t6’、t7’におい
てSH1ゲート302がONしたときの信号電荷の移動
状態である。
【0094】SH2ゲートをONすることにより、フォ
トダイオード301にある奇数番目の信号電荷,,
,が転送レジスタのφ1ゲートに転送される。
【0095】信号電荷,はフォトダイオード301
下方に位置するSH1ゲートにより転送レジスタ305
のφ1ゲートに転送され、信号電荷,はフォトダイ
オード301上方に位置する転送レジスタ304のφ1
ゲートに転送される。
【0096】ここで、信号電荷に着目すると、信号電
荷は転送レジスタ305のφ1ゲートにすでに存在し
ており、SH1ゲートをONすることにより読み出され
た信号電荷と混合され、混合電荷となる。同様に
信号電荷とSH1ゲートにより読み出された信号電荷
が混合され、混合電荷となる。
【0097】転送レジスタ304では、φ1ゲートにす
でに存在していた信号電荷とSH1ゲートをONする
ことにより読み出された信号電荷と混合され、混合電
荷となる。同様にφ3ゲートの信号電荷と読み出
された信号電荷が混合され、混合電荷となる。
【0098】t8’にて、SH1ゲートをOFFするこ
とにより、フォトダイオード301に蓄積されていたす
べての信号電荷の転送レジスタ304、305への垂直
転送が完了したことになる。
【0099】図8(5)…図7−t9’における電荷移
動を示す。
【0100】φ1ゲートがOFFし、φ4ゲートがON
することにより、転送レジスタ304、305のφ1ゲ
ートにある各合成電荷はそれぞれφ4ゲートに水平転送
される。
【0101】図8(6)…図7−t10’における電荷
移動を示す。
【0102】φ3ゲートがONしており、φ4ゲートが
OFFするので、転送レジスタ304、305のφ4ゲ
ートにある各合成電荷はそれぞれφ3ゲートに水平転送
される。
【0103】図8(7)…図7−t11’における電荷
移動を示す。
【0104】φ2ゲートがONしており、φ3ゲートが
OFFするので、転送レジスタ304、305のφ3ゲ
ートにある各合成電荷はそれぞれφ2ゲートに水平転送
される。
【0105】図8(8)…図7−t12’における電荷
移動を示す。
【0106】φ1ゲートがONしており、φ2ゲートが
OFFするので、転送レジスタ304、305のφ2ゲ
ートにある各合成電荷はそれぞれφ1ゲートに水平転送
される。
【0107】図8(5)〜(8)のサイクルが繰り返さ
れ、合成電荷の水平電荷転送が行われる。
【0108】本例のラインセンサはフォトダイオード列
301に蓄積される信号電荷を2本の転送レジスタ40
4,405にて転送する構成をとっているため、上記水
平転送はフォトダイオード列301の画素数7500の
半分である3750画素分だけ行えばよい 以上説明したように300dpi読み取り駆動では、図
8(4)にて隣接するフォトダイオード2画素にて蓄積
された信号電荷の混合が行われる。そのため、7500
画素のフォトダイオード列401を3750画素のフォ
トダイオード列、すなわち、読み取り解像度300dp
iのラインセンサとして扱うことが可能である。
【0109】そして、フォトダイオードにて蓄積された
信号電荷を2本の転送レジスタ404,405にて転送
する構成をとっているため、上記水平転送はフォトダイ
オード列301の画素数7500の1/4である187
5画素分だけ行えばよい。したがって、300dpi動
作の場合の水平転送期間(TH’)は1875xTC’
となる。
【0110】本実施例による読み取り解像度可変ライン
センサを使用した画像読み取り装置の読み取り生産性に
ついて述べる。
【0111】等倍(100%)読み取り動作において、
原稿の搬送速度112mm/sec、紙間0.1sec
とすると、蓄積時間、駆動周波数、およびA4縦原稿の
生産性は次のようになる。
【0112】
【数5】
【0113】原稿搬送速度を上記の倍の224mm/s
ecとし、副走査方向のみ300dpiとしてA4縦原
稿を読み取った場合の生産性は次のようになる。
【0114】
【数6】
【0115】上記の等倍読み取り時のCCD駆動周波数
を本例の画像読み取り装置の基準となる周波数とし、そ
のときの50%変倍読み取り、すなわち原稿搬送速度お
変更するとともに、CCDの読み取り解像度を300p
diに設定した倍について述べる。
【0116】CCD駆動周波数を10MHzとすると、
1画素あたりの転送時間Tc’は100nsecとなる
から、水平転送時間TH’は次のように計算できる。
【0117】TH’=187S画素×Tc’=187S
画素×100nsec=187.usec 蓄積時間Tint’は垂直転送時間Tv’=4.0us
ec(tl〜t8幅:各0.5usec)とすると Tint’=TH’+Tv’=187.5十4.0=1
91.5usec 蓄積時間Tint’=191.5usecとした場合、
原稿搬送速度は次式のように計算できる。
【0118】
【数7】
【0119】このときのA4原稿の読み取り生産性は紙
間0.1secとすると次のようになる。
【0120】
【数8】
【0121】以上の結果をまとめると、表1のようにな
る。
【0122】
【表1】
【0123】等倍読み取り時の生産性30.4ipmと
なる上記システムにおいて、原稿の搬送速度を変更し
て、副走査方向の読み取り解像度のみ変更した場合、そ
の生産性は57.8ipmであるが、本発明による解像
度変更可能なラインセンサを使用し、主走査、副走査と
も300dpiのて読み取りを行った場合の生産性は1
04.3ipmとなり、副走査方向のみ変更した場合と
比較して2倍弱の生産性が得られる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明が提案する
解像度可変型CCDラインセンサには以下のような特徴
がある。 ・画素単位の読み出しを行う解像度600dpi読み取
りの他に、駆動パルスの変更だけで隣接する2画素の電
荷を混合して読み出すことにより、解像度300dpi
の読み取りを可能にする。 ・水平転送クロックの周波数を変えることなく読み取り
解像度を切りかえることが可能 ・300dpi読み取り時、水平転送期間を短縮出来
る。 ・水平転送期間の短縮により蓄積される電荷量が小さく
なってしまうが、隣接画素の信号電荷を合成することに
より十分な出力レベルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原稿搬送装置を持つ画像読み取り装置。
【図2】従来のCCDラインセンサの構造。
【図3】従来のCCDラインセンサを駆動するパルスの
タイムチャート。
【図4】本発明に係るCCDラインセンサの構造図。
【図5】本発明に係るCCDラインセンサにおいて1画
素ごとに信号を読み出す場合の駆動パルスを示すタイミ
ングチャート。
【図6−1】本発明に係るCCDラインセンサにおいて
1画素ごとに信号を読み出す場合の信号電荷の転送過程
を示す図。
【図6−2】本発明に係るCCDラインセンサにおいて
1画素ごとに信号を読み出す場合の信号電荷の転送過程
を示す図。
【図7】本発明に係るCCDラインセンサにおいて隣接
画素の信号電荷を合成して読み出す場合の信号電荷の転
送過程を示す図。
【図8−1】本発明に係るCCDラインセンサにおいて
隣接画素の信号電荷を合成して読み出す場合の信号電荷
の転送過程を示す図。
【図8−2】本発明に係るCCDラインセンサにおいて
隣接画素の信号電荷を合成して読み出す場合の信号電荷
の転送過程を示す図。
【符号の説明】
400 CCDラインセンサ 401 フォトダイオード列 402,403 シフトゲート 404,405 電荷転送レジスタ 406,407、408,409,410,411,4
15,418 駆動パルス入力端子 413,414 最終段ゲート 416,417 電荷電圧変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AB01 BA11 CA02 DB09 FA03 FA08 FA33 5C024 CY16 EX01 GY01 GZ26 GZ42 5C051 AA01 BA03 DA03 DB01 DB08 DB10 DB12 DB13 DB18 DC03 EA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子を直線上に配置した受光部
    と、前記受光部に蓄積された電荷を読み出すため前記受
    光部の両側に設けられたシフトゲートと、前記シフトゲ
    ートにより読み出された電荷を転送する複数の転送レジ
    スタを有するラインセンサにおいて、 前記受光部の隣接する2画素ごとに前記シフトゲートが
    受光部を挟んで交互に配置されるとともに、前記隣接す
    る2画素のそれぞれ対し独立してシフトゲートを設けた
    ことを特徴とするラインセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のラインセンサにおいて、
    前記受光部の隣接する2画素に蓄積された電荷を合成す
    べく読み出し、転送レジスタにて転送することが可能な
    ラインセンサ。
JP2002085887A 2002-03-26 2002-03-26 ラインセンサ及びそれを用いた画像読取装置 Expired - Fee Related JP3840130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002085887A JP3840130B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 ラインセンサ及びそれを用いた画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002085887A JP3840130B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 ラインセンサ及びそれを用いた画像読取装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003283760A true JP2003283760A (ja) 2003-10-03
JP2003283760A5 JP2003283760A5 (ja) 2005-09-08
JP3840130B2 JP3840130B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=29232679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002085887A Expired - Fee Related JP3840130B2 (ja) 2002-03-26 2002-03-26 ラインセンサ及びそれを用いた画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3840130B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074421A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Toshiba Microelectronics Corp 固体撮像装置
JP2008167199A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Toshiba Corp イメージセンサモジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074421A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Toshiba Microelectronics Corp 固体撮像装置
JP4686310B2 (ja) * 2005-09-07 2011-05-25 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社 固体撮像装置
JP2008167199A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Toshiba Corp イメージセンサモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP3840130B2 (ja) 2006-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007300467A (ja) 固体撮像装置
JP2000324406A (ja) 光電変換装置及びそれを用いた画像読み取りシステム
KR100340887B1 (ko) 이미지 입력 장치, 그 구동 방법 및 이미지 센서의 구동 방법
JPH05284283A (ja) 画像読取装置
US7800787B2 (en) Image reading apparatus
JP3483455B2 (ja) イメージセンサ及び画像読取装置
JP2003283760A (ja) Ccdラインセンサ
US20020054391A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and recording medium
JPH1132166A (ja) イメージセンサと画像読み取り装置
US6818878B2 (en) Multi-resolution charge-coupled device sensing device
US20120002254A1 (en) Image reading apparatus, image forming apparatus and method
JP2015159438A (ja) 撮像素子、画像読取装置及び画像形成装置
JP2002247290A (ja) 画像読み取り装置
US8149474B2 (en) Image reading apparatus
EP1227664A1 (en) Photosensor array using segmented charge transfer gates to improve processing time for small images
JP2003250090A (ja) 撮像装置
JP3116539B2 (ja) 画像読み取り装置および方法
JP3947847B2 (ja) 撮像装置及びその駆動方法
JPH0946489A (ja) 画像読み取り装置
JP2012104931A (ja) 画像読み取り装置および画像形成装置
JP5549137B2 (ja) 画像読み取り装置
JP3944073B2 (ja) 光電変換装置及びイメージセンサ
JP4050641B2 (ja) 画像形成装置
JP2002218256A (ja) カラー画像読取装置およびカラー画像読取装置における画像読取方法
JP2004200795A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees