JP2003283534A - ボタン電話装置およびプログラム - Google Patents

ボタン電話装置およびプログラム

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JP2003283534A
JP2003283534A JP2002085198A JP2002085198A JP2003283534A JP 2003283534 A JP2003283534 A JP 2003283534A JP 2002085198 A JP2002085198 A JP 2002085198A JP 2002085198 A JP2002085198 A JP 2002085198A JP 2003283534 A JP2003283534 A JP 2003283534A
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Japan
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telephone
incoming call
incoming
main device
network
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JP2002085198A
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English (en)
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Yuji Sakurai
裕司 桜井
Hiroyuki Shimakawa
博之 嶋川
Shigeyuki Matsuki
茂之 松木
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声パケットを用いた通話を行う際でも、着
信時における利用者への負担を軽減できるようにする。 【解決手段】 主装置1の記憶部18に設けた着信管理
テーブル18Aへ各IP電話端末3に対して着信許可す
る発側IPアドレスを予め登録しておき、発側電話端末
4からの着信メッセージに応じて、主装置1の着信判定
手段17Aで、その着信メッセージから取得した発側I
Pアドレスが着信管理テーブル18Aに登録されていか
るか判断し、対応する着信先が登録されている場合に
は、その着信先電話機を呼び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボタン電話装置、
IP電話端末およびプログラムに関し、特に音声パケッ
トを用いた通話を形成するボタン電話装置、IP電話端
末およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどのIPネットワーク
を介して音声パケットを送受信することにより通話を形
成するボタン電話装置では、内線伝送路を介して個別に
データ伝送する一般的なボタン電話機のほかに、データ
通信路を介してパケット通信するIP電話端末を主装置
に収容する構成もある。この場合、主装置および各IP
電話端末は、それぞれ固有のIPアドレスを有してお
り、そのIPアドレスを用いてパケット通信を行うこと
により、呼制御や通話を実現している。また、パケット
通信網を用いたこの種のオーディオ・ビジュアル通信の
プロトコルについては、例えばITU−TのH.323
システムなどで規定されており、上記ボタン電話装置で
もこの規定に準拠している。
【0003】従来、このようなボタン電話装置では、電
話網での代表番号に相当するIPネットワーク側のグロ
ーバルIPアドレスとして代表IPアドレスを設定して
おき、その代表IPアドレスへの着信を主装置で検出
し、各IP電話端末の呼び出しを行うものとなってい
る。そして、その呼び出しにいずれかのIP電話端末が
応答した場合、そのIP電話端末と発信側との間でやり
取りする音声パケットを主装置で中継することにより、
応答したIP電話端末と発信側との間で音声パケット通
話を形成するものとなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボタン電話装置では、音声パケット通話では
利用者による電話交換作業に依存した呼制御を行ってい
るため、着信時における利用者への負担を軽減できない
という問題点があった。例えば、電話網を用いたボタン
電話装置では、代表電話番号とは異なる直通電話番号を
持つ電話回線を収容し、その電話番号への着信について
は特定のボタン電話機を呼び出すダイヤルインサービス
などを提供している。しかし、上記のボタン電話装置で
は、利用者による電話交換作業に依存しているため、代
表のIP電話端末や各IP電話端末で電話交換作業を行
う必要があり、ボタン電話装置を利用する利用者への負
担となる。本発明はこのような課題を解決するためのも
のであり、音声パケットを用いた通話を行う際でも、着
信時における利用者への負担を軽減できるボタン電話装
置、IP電話端末およびプログラムを提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかるボタン電話装置は、IPネッ
トワークに接続される主装置と、この主装置に接続され
る複数のIP電話端末とからなり、主装置でIPネット
ワークからの着信メッセージに応じた着信制御を行うボ
タン電話装置において、主装置に、着信メッセージに含
まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからな
る識別情報とIP電話端末とを対応付けて管理する着信
管理テーブルと、この着信管理テーブルを参照してIP
ネットワークからの着信メッセージに含まれる識別情報
に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先と
して判定する着信判定手段とを設けたものである。
【0006】このとき、主装置で、着信管理テーブル
で、着側IPアドレスとは別個に着信先を指定する識別
情報として着信メッセージに含まれているサブアドレス
を、IP電話端末と対応付けて管理し、着信判定手段で
は、着信管理テーブルを参照することにより、着信メッ
セージに含まれるサブアドレスに対応したIP電話端末
を着信先として判定するようにしてもよい。
【0007】また、本発明にかかる他のボタン電話装置
は、IPネットワークに接続される主装置と、IPネッ
トワークに対して主装置と並列的に接続される複数のI
P電話端末とからなり、主装置でIPネットワークから
の着信メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装
置において、主装置に、着信メッセージに含まれる発側
IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報
とIP電話端末とを対応付けて管理する着信管理テーブ
ルと、IP電話端末でのIPネットワークからの着信メ
ッセージの受信に応じて、当該IP電話端末から送信さ
れた着信判定要求に基づき着信管理テーブルを参照し、
着信メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか
1つ以上のIP電話端末を着信先として判定し、着信先
に当該IP電話端末が含まれる場合には、着信許可を当
該IP電話端末へ通知し、着信先に当該IP電話端末が
含まれない場合には、着信拒否を当該IP電話端末へ通
知する着信判定手段とを設けたものである。
【0008】また、本発明にかかるIP電話端末は、I
Pネットワークに接続される主装置と、IPネットワー
クに対して主装置と並列的に接続される複数のIP電話
端末とからなり、主装置でIPネットワークからの着信
メッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置で用
いられるIP電話端末において、着信メッセージの受信
に応じて主装置へ着信判定を要求し、これに応じた主装
置からの判定結果に基づき当該着信メッセージに応じた
呼び出しまたは着信拒否を行う端末制御部を設けたもの
である。
【0009】また、本発明にかかるプログラムは、IP
ネットワークに接続される主装置と、この主装置に接続
される複数のIP電話端末とからなるボタン電話装置の
うち、主装置に設けられたコンピュータで実行されて、
IPネットワークからの着信メッセージに応じた着信制
御を主装置に行わせるためのプログラムであって、コン
ピュータに、主装置に設けられた着信管理テーブルで、
着信メッセージに含まれる発側IPアドレスまたは着側
IPアドレスからなる識別情報とIP電話端末とを対応
付けて管理するステップと、IPネットワークからの着
信メッセージに応じて着信管理テーブルを参照し、着信
メッセージに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ
以上のIP電話端末を着信先として判定するステップと
を実行させるようにしたものである。
【0010】このとき、着信管理テーブルで、着側IP
アドレスとは別個に着信先を指定する識別情報として着
信メッセージに含まれているサブアドレスを、IP電話
端末と対応付けて管理するステップと、着信管理テーブ
ルを参照することにより、着信メッセージに含まれるサ
ブアドレスに対応したIP電話端末を着信先として判定
するステップとを実行させるようにしてもよい。
【0011】また、本発明にかかる他のプログラムは、
IPネットワークに接続される主装置と、IPネットワ
ークに対して主装置と並列的に接続される複数のIP電
話端末とからなるボタン電話装置のうち、主装置に設け
られたコンピュータで実行されて、IPネットワークか
らの着信メッセージに応じた着信制御を主装置に行わせ
るためのプログラムであって、コンピュータに、主装置
に設けられた着信管理テーブルで、着信メッセージに含
まれる発側IPアドレスまたは着側IPアドレスからな
る識別情報とIP電話端末とを対応付けて管理するステ
ップと、IP電話端末での着信メッセージの受信に応じ
て当該IP電話端末から送信された着信判定要求に基づ
き着信先の判定を行い、着信先が当該IP電話端末の場
合には、着信許可を当該IP電話端末へ通知し、着信先
が当該IP電話端末でない場合には、着信拒否を当該I
P電話端末へ通知するステップとを実行させるようにし
たものである。
【0012】また、本発明にかかる他のプログラムは、
IPネットワークに接続される主装置と、IPネットワ
ークに対して主装置と並列的に接続される複数のIP電
話端末とからなるボタン電話装置のうち、IP電話端末
に設けられたコンピュータで実行されて、IPネットワ
ークからの着信メッセージに応じた着信制御をIP電話
端末で行わせるためのプログラムであって、コンピュー
タに、IPネットワークからの着信メッセージの受信に
応じて主装置へ着信判定を要求するステップと、これに
応じた主装置からの判定結果に基づき当該着信メッセー
ジに応じた呼び出しまたは着信拒否を行うステップとを
実行させるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態にかかるボタン電話装置の構成を示すブロック図
である。このボタン電話装置は、主装置1、ボタン電話
機2およびIP電話端末3から構成されている。主装置
1には、電話網接続部11、IPネットワーク接続部1
2、IP電話端末接続部13、ボタン電話機接続部1
4、スイッチ15、データ/音声変換部16、制御部1
7および記憶部18が設けられている。
【0014】電話網接続部11は、公衆電話網などの電
話網5Aからの電話回線10Aを終端制御する回路部で
ある。IPネットワーク接続部12は、インターネット
などのIPネットワーク5Bからの通信回線10Bを終
端制御する回路部である。IP電話端末接続部13は、
LANなどのデータ通信路30を介してIP電話端末3
を接続する回路部である。ボタン電話機接続部14は、
内線伝送路20を介してボタン電話機2を接続する回路
部である。スイッチ15は電話網接続部11側のパスと
ボタン電話機接続部14側のパスとを交換接続する回路
部である。データ/音声変換部16は、IPネットワー
ク接続部12側の音声パケットとスイッチ15側の音声
データとを相互変換する回路部である。
【0015】制御部17は、CPUなどのマイクロプロ
セッサとその周辺回路からなるコンピュータ(ハードウ
ェア資源)を有し、所定のプログラムを実行することに
より主装置1の各部を制御する機能部である。記憶部1
8は着信判定処理に用いる着信管理テーブル18Aのほ
か、制御部17の制御に用いる各種データを記憶する回
路部である。制御部17には、IPネットワーク5B側
からの着信に応じて着信管理テーブル18Aを参照し着
信可否および着信先を判定する着信判定手段17Aと、
通話相手を着信可の発信元として着信管理テーブル18
Aへ登録するテーブル登録手段17Bとが設けられてい
る。これら機能手段は、上記ハードウェア資源とプログ
ラムとを協働させることにより実現されている。
【0016】記録媒体19は、CD−ROMやフレキシ
ブルディスクなどの記録媒体であり、着信判定手段17
Aやテーブル登録手段17Bを含む制御部17での各種
処理を実現するプログラムが記録されている。この記録
媒体19に記録されているプログラムは、ボタン電話装
置の設置後の初期動作時やメンテナンス時など必要に応
じて主装置1で読み込まれて記憶部18へ格納され、制
御部17での各種処理を実現する。
【0017】電話網5Aから電話回線10Aを介して着
信があった場合、制御部17では、電話網接続部11を
介してその着信を検出する。そして、ボタン電話機接続
部14から内線伝送路20を介してデータ伝送を行うこ
とによりボタン電話機2を呼び出し、ボタン電話機2で
の応答に応じてスイッチ15を制御して電話網接続部1
1とボタン電話機接続部14とのパスを接続する。これ
により、発信側と応答ボタン電話機2との間で通話が開
始される。
【0018】一方、IPネットワーク5Bから通信回線
10Bを介して着信があった場合、制御部17では、I
Pネットワーク接続部12を介して着信メッセージを受
け取る。そして、IP電話端末接続部13からデータ通
信路30を介してパケット通信を行うことによりIP電
話端末3を呼び出し、IP電話端末3での応答に応じて
IPネットワーク接続部12とIP電話端末接続部13
とのパスを接続する。これにより、発信側と応答IP電
話端末3との間で通話が開始される。
【0019】なお、ボタン電話機2がIPネットワーク
5Bを介して通話を行う際、IPネットワーク5B側か
らの音声パケットは、IPネットワーク接続部12を介
してデータ/音声変換部16に入力されて音声データへ
変換される。そして、その音声データがスイッチ15お
よびボタン電話機接続部14を介してボタン電話機2A
へ送信される。また、ボタン電話機2からの音声データ
は、ボタン電話機接続部14およびスイッチ15を介し
てデータ/音声変換部16へ入力されて音声パケットへ
変換される。そして、IPネットワーク接続部12から
IPネットワーク5B側へ送信される。
【0020】これに対して、IP電話端末3が電話網5
Aを介して通話を行う際、電話網5Aからの音声信号
(音声データ)は、電話網接続部11から音声データと
して出力され、スイッチ15を介してデータ/音声変換
部16へ入力されて音声パケットへ変換される。そし
て、その音声パケットがIP電話端末接続部13を介し
てIP電話端末3へ送信される。また、IP電話端末3
からの音声パケットは、データ/音声変換部16へ入力
されて音声データへ変換される。そして、スイッチ15
を介して電話網接続部11へ入力され、音声信号(音声
データ)として電話網5A側へ出力される。
【0021】図2はIP電話端末の構成を示すブロック
図である。このIP電話端末3には、データ通信部3
1、音声処理部32、端末制御部33、表示部34、操
作部35、および記憶部36が設けられている。データ
通信部31は、データ通信路30を介して主装置1とパ
ケット通信を行う回路部である。音声処理部32は、デ
ータ通信部31でやり取りする音声パケットと音声信号
とを相互に変換したり、着信音などの各種信号音を出力
する回路部である。端末制御部33は、CPUなどのマ
イクロプロセッサとその周辺回路からなり、所定のプロ
グラムを読み込んで各部を制御する。
【0022】表示部34は、LCDやLEDを用いて各
種情報を表示する回路部である。操作部35はダイヤル
キーや各種機能キーを用いて利用者の操作を検出する回
路部である。記憶部36は端末制御部33で実行するプ
ログラムやその処理に必要な各種情報を記憶する回路部
である。なお、IP電話端末3としては、通話専用の電
話機器であってもよく、通話機能を備えたパソコンなど
の情報通信端末であってもよい。また、ボタン電話機2
については、データ通信部31に代えて主装置1と内線
伝送を行うデータ伝送部を有しているほかは、図2のI
P電話端末3と同様の構成をなしており、ここでの詳細
な説明は省略する。
【0023】以上では、電話網5Aを用いた通話を行う
ための構成として、電話網接続部11、スイッチ15、
データ/音声変換部16、ボタン電話機接続部14、お
よびボタン電話機2を設けた場合を例として説明した
が、IPネットワーク5Bを用いた音声パケット通話に
関する本発明では、上記の各構成は必須ではなく、これ
ら構成を持たない構成であってもよい。また、本発明
は、IPネットワーク5Bからの着信メッセージに対す
る着信制御に関するものであり、IP電話端末3として
は2つ以上すなわち複数備えていればよい。
【0024】次に、図3〜図5を参照して、本実施の形
態にかかるボタン電話装置の着信動作について説明す
る。図3は着信管理テーブルの構成例である。図4は着
信判定手段での着信判定処理を示すフローチャートであ
る。図5はテーブル登録手段でのテーブル登録処理を示
すフローチャートである。以下では、ボタン電話装置が
事務所に配置されており、複数のボタン電話機2および
IP電話端末3が各部署および個人ごとに設けられてい
るものとする。図3の着信管理テーブル17Aでは、各
部署および個人に設けられている電話機のIPアドレス
および内線番号が管理されており、これら着信先に対応
して着信許可された発側IPアドレスが対応付けられて
いる。ここでは、IP電話端末3についても内線制御の
ための内線番号が付与されている。
【0025】例えば、営業部には代表番号としてIPア
ドレス/内線番号「XXX.YYY.ZZZ.10/内線10」が付与
されており、この着信先へ着信許可されている発側電話
端末として発側IPアドレス「AAA.BBB.CCC.1」ほかの
電話端末が対応付けられている。また、開発部に属する
個人「桜井裕司」にはIPアドレス/内線番号「XXX.YY
Y.ZZZ.21/内線21」が付与されており、この着信先へ
着信許可されている発側電話端末として発側IPアドレ
ス「AAA.BBB.EEE.1」の電話端末が対応付けられてい
る。
【0026】なお、開発部に属する個人「嶋川博之」に
は内線番号「内線22」が付与されており、この着信先
へ着信許可されている発側電話端末として発側IPアド
レス「AAA.BBB.FFF.2」の電話端末が対応付けられてい
る。この場合、データ/音声変換部16を介して「内線
22」のボタン電話機2がIPネットワーク5Bを介し
て発側IPアドレス「AAA.BBB.XXX.1」の電話端末と接
続される。また、代表受付にはIPアドレス/内線番号
「XXX.YYY.ZZZ.90/内線90」が付与されており、いず
れのIP電話端末およびボタン電話機にも着信許可され
ていない電話端末が対応付けられている。
【0027】主装置1には、IPネットワーク5B側の
IPアドレスすなわちグローバルIPアドレスとして、
予め1つ以上のIPアドレスが付与されており、IPネ
ットワーク接続部12では、これらグローバルIPアド
レスについて終端制御し、これらグローバルIPアドレ
スを宛先とするパケットの内容を監視している。なお、
データ通信路30を介してパケット通信を行う各IP電
話端末3には、内部(LAN側)IPアドレスが付与さ
れており、着信管理テーブル18Aにおいて着信先情報
として用いられる。この際、内部IPアドレスについて
は、上記グローバルIPアドレスをそのまま用いるよう
にしてもよい。主装置1の制御部17では、IPネット
ワーク接続部12を介して上記グローバルIPアドレス
宛のパケットから着信メッセージを取得した場合、着信
判定手段17Aを用いて図4の着信判定処理を実行す
る。
【0028】着信判定手段17Aでは、その着信メッセ
ージから発側電話端末4のIPアドレスを取得し(ステ
ップ100)、記憶部18の着信管理テーブル18Aを
参照し(ステップ101)、その発側IPアドレスの登
録有無を確認する(ステップ102)。ここで、その発
側IPアドレスが登録されている場合は(ステップ10
2:YES)、当該発側電話端末に対して着信許可と判
断する。そして、対応する着信先電話機のIPアドレス
または内線番号を着信管理テーブル18Aから取得し
(ステップ103)、着信先電話機の呼び出しを行って
(ステップ104)、一連の着信判定処理を終了する。
【0029】この際、着信先としてIPアドレスが設定
されている場合には、制御部17からIP電話端末接続
部13を介してそのIPアドレスに対応するIP電話端
末3が呼び出される。また、着信先として内線番号のみ
が登録されている場合には、制御部17からボタン電話
機接続部14を介してその内線番号に対応するボタン電
話機2が呼び出される。一方、ステップ102におい
て、当該発側IPアドレスの登録がない場合は(ステッ
プ102:NO)、例外処理として、対応付けのない場
合の着信先電話機として着信管理テーブル18Aに登録
されている「代表受付」のIP電話端末を呼び出し(ス
テップ105)、一連の着信判定処理を終了する。
【0030】このように、本実施の形態によれば、着信
管理テーブル18Aで各IP電話端末に対して着信許可
する発側IPアドレスを予め登録しておき、着信メッセ
ージから取得した発側IPアドレスが着信管理テーブル
18Aに登録されている場合には、対応する着信先電話
機を呼び出すようにしたので、従来のように代表のIP
電話端末や各IP電話端末で電話交換作業を行う必要が
なくなり、着信時における利用者への負担を軽減でき、
使い勝手のよいボタン電話装置を提供できる。なお、対
応付けのない場合の着信先電話機を着信管理テーブル1
8Aに登録していない場合は、その着信を拒否するよう
にしてもよい。これにより、部外者からの着信を拒否す
ることができ、セキュリティを向上させることができ
る。
【0031】また、代表受付で応答した通話について
は、受付担当者との会話により相手先が所望する担当者
の電話端末へ転送される。その際、転送先の利用者が、
今後当該相手先からの着信を許可する場合、その利用者
が相手先との通話中に所定の登録操作を行うことによ
り、当該相手先を着信管理テーブル18Aへ登録するよ
うにしてもよい。制御部17は、IP電話機接続部13
を介して上記登録操作を検出し、テーブル登録手段17
Bを用いて図5のテーブル登録処理を実行する。
【0032】テーブル登録手段17Bでは、まず、通話
相手の発側IPアドレスを取得するとともに(ステップ
110)、その登録要求に含まれる要求元電話端末3の
IPアドレスを取得する(ステップ111)。そして、
これらを対応付けて記憶部18の着信管理テーブル18
Aへ登録し(ステップ112)、一連のテーブル登録処
理を終了する。なお、着信先電話機がボタン電話機2の
場合も同様であり、発側IPアドレスと当該ボタン電話
機2の内線番号とが対応付けられて着信管理テーブル1
8Aへ登録される。このように、通話中における登録操
作に応じて、その通話相手の発側IPアドレスを着信管
理テーブル18Aへ登録するようにしたので、管理者が
主装置1の設定を行うことなく、迅速かつ容易に着信許
可を登録できる。
【0033】次に、図6を参照して、本実施の形態にか
かるボタン電話装置の着信動作について説明する。図6
は本実施の形態にかかるボタン電話装置の着信動作例を
示すシーケンス図である。ここでは、主装置1に2つの
IP電話端末3A,3Bが接続されているものとする。
発側電話端末4からIPネットワーク5Bを介して主装
置1に着信メッセージが届いた場合(ステップ20
0)、主装置1では着信判定手段17Aにより着信管理
テーブル18Aを参照して着信判定を行う(ステップ2
01)。ここで、発側電話端末4のIPアドレスにIP
電話端末3Aが対応付けられている場合は、そのIP電
話端末3Aを呼び出す(ステップ202)。
【0034】これに応じて、IP電話端末3Aで着信音
が送出され、その後、利用者により応答操作が行われた
場合には(ステップ203)、主装置1から発側電話端
末4へ応答メッセージが送信される(ステップ20
4)。これにより、発側電話端末4とIP電話端末3A
との間で、音声パケットを用いた通話が開始される(ス
テップ205)。その後、相手先から音声により転送要
求があり、利用者によりIP電話端末3Aで転送操作が
行われた場合(ステップ211)、主装置1では、発側
電話端末4を保留状態として保留音を送出し(ステップ
212)、転送先のIP電話端末3Bを呼び出す(ステ
ップ213)。
【0035】これによりIP電話端末3Bから着信音が
送出され、その後、利用者により応答操作が行われた場
合には(ステップ214)、主装置1は発側電話端末4
の保留を解除してIP電話端末3Bと接続する(ステッ
プ215)。これにより、発側電話端末4とIP電話端
末3Bとの間で、音声パケットを用いた通話が開始され
る(ステップ216)。また、IP電話端末3Bの利用
者が通話相手先の着信を許可する場合は、その通話中に
IP電話端末3Bで登録操作を行う(ステップ21
7)。これに応じて、主装置1は、発側電話端末4のI
PアドレスとIP電話端末3BのIPアドレスとを対応
付けて着信管理テーブル18Aへ登録する(ステップ2
18)。
【0036】したがって、この登録以降に同一発側電話
端末4から着信があった場合には(ステップ230)、
主装置1での着信判定により(ステップ231)、IP
電話端末3Bが呼び出されることになる(ステップ23
2)。そして、利用者により応答操作が行われた場合に
は(ステップ233)、主装置1から発側電話端末4へ
応答メッセージが送信される(ステップ234)。これ
により、発側電話端末4とIP電話端末3Bとの間で、
音声パケットを用いた通話が開始される(ステップ23
5)。
【0037】次に、図7を参照して、本発明の第2の実
施の形態にかかるボタン電話装置について説明する。図
7は着信管理テーブルの他の構成例である。前述した第
1の実施の形態では、着信管理テーブル18Aとして、
発側IPアドレスと着信先電話機とを対応付けて登録し
たものを用い、着信メッセージに含まれている発側IP
アドレスに基づき着信判定を行う場合を例として説明し
た。本実施の形態では、図7に示すように、予め主装置
1に付与されている各グローバルIPアドレスと着信先
電話機とを対応付けて着信管理テーブル18Aへ登録し
ておき、着信メッセージに含まれる着側IPアドレスに
対応する着信先電話機を呼び出す場合について説明す
る。
【0038】図7では、着側IPアドレス「XXX.YYY.WW
W.10」に対して、営業部の代表番号であるIPアドレス
/内線番号「XXX.YYY.ZZZ.10/内線10」が対応付けら
れている。また、着側IPアドレス「XXX.YYY.WWW.10
1」に対して、開発部の個人「桜井裕司」のIPアドレ
ス/内線番号「XXX.YYY.XXX.21/内線21」が対応付け
られている。
【0039】なお、開発部に属する個人「嶋川博之」に
は内線番号「内線22」のボタン電話機が配置されてお
り、この着信先に対して着側IPアドレス「XXX.YYY.WW
W.102」が対応付けられている。また、代表受付にはI
Pアドレス/内線番号が「XXX.YYY.ZZZ.90/内線90」
が付与されており、この着信先に対して着側IPアドレ
ス「XXX.YYY.WWW.90」が対応付けられている。
【0040】これにより、発側の利用者がいずれかの着
側IPアドレスを指定して発信することにより、その着
信メッセージの着側IPアドレスと対応する着信先電話
機が、着信管理テーブル18Aに基づき主装置1の着信
判定手段17Aで選択されて呼び出されることになる。
したがって、従来のように代表のIP電話端末や各IP
電話端末で電話交換作業を行う必要がなくなり、ボタン
電話装置を利用する利用者への負担を軽減でき、使い勝
手のよいボタン電話装置を提供できる。
【0041】次に、図8および図9を参照して、本発明
の第3の実施の形態にかかるボタン電話装置について説
明する。図8はパケットの構成例である。図9は着信管
理テーブルの他の構成例である。前述した第1の実施の
形態では、着信管理テーブル18Aとして、発側IPア
ドレスと着信先電話機とを対応付けて登録したものを用
い、着信メッセージに含まれている発側IPアドレスに
基づき着信判定を行う場合を例として説明した。本実施
の形態では、図8に示すように、着側IPアドレスとは
別個に着信先を指定するサブアドレスと着信先電話機と
を対応付けて着信管理テーブル18Aへ登録しておき、
着信メッセージに含まれるサブアドレスに対応する着信
先電話機を呼び出す場合について説明する。
【0042】音声パケット通話に用いるパケットは、図
8に示すように、発側IPアドレスや着側IPアドレス
からなるIPヘッダ41、送受信ポートやパケット順序
情報などからなるTCPヘッダ42、所望のデータを格
納するTCPデータ43、パケット内容のチェック情報
からなるCRC44の、各フィールドから構成されてい
る。このTCPデータ43の一部にサブアドレス45を
格納すれば、主装置1に接続されている各IP電話端末
3さらにはボタン電話機2を個別に指定できる。
【0043】この際、着信管理サーバ18Aは、図9に
示すように、サブアドレスと着信先電話機とが対応付け
て登録される。ここでは、サブアドレス「10」に対し
て、営業部の代表番号であるIPアドレス/内線番号
「XXX.YYY.ZZZ.10/内線10」が対応付けられている。
また、サブアドレス「101」に対して、開発部の個人
「桜井裕司」のIPアドレス/内線番号「XXX.YYY.XXX.
21/内線21」が対応付けられている。
【0044】なお、開発部に属する個人「嶋川博之」に
は内線番号「内線22」のボタン電話機が配置されてお
り、この着信先に対してサブアドレス「102」が対応
付けられている。また、代表受付にはIPアドレス/内
線番号が「XXX.YYY.ZZZ.90/内線90」が付与されてお
り、この着信先に対してサブアドレス「90」が対応付
けられている。
【0045】これにより、発側電話端末4でいずれかの
サブアドレスを指定して発信することにより、その着信
メッセージのサブアドレスと対応する着信先電話機が、
着信管理テーブル18Aに基づき主装置1の着信判定手
段17Aで選択されて呼び出されることになる。したが
って、従来のように代表のIP電話端末や各IP電話端
末で電話交換作業を行う必要がなくなり、ボタン電話装
置を利用する利用者への負担を軽減でき、使い勝手のよ
いボタン電話装置を提供できる。
【0046】次に、図10を参照して、本発明の第4の
実施の形態にかかるボタン電話装置について説明する。
前述した第1〜第3の実施の形態では、図1に示すよう
に、IP電話端末3がデータ通信路30を介して主装置
1のIP電話端末接続部13に接続されている場合につ
いて説明した。本実施の形態では、各IP電話端末3が
主装置1のIPネットワーク接続部12と並列して、I
Pネットワーク5Bの通信回線10Bへ接続されている
場合について説明する。なお、本実施の形態の主装置1
では、IP電話端末接続部13が省かれているほかは、
図1の主装置と同じ構成である。また、IP電話端末3
についても図2と同じ構成である。
【0047】このようなボタン電話装置の構成では、各
IP電話端末3が個々にグローバルIPアドレスを持つ
ため、従来のような利用者による電話交換作業に依存す
る場合は、これら個々のグローバルIPアドレスへの着
信について、主装置1で管理できずIP電話端末3で電
話交換作業する必要があり、着信時において利用者への
負担となるという問題点があった。また、これらIP電
話端末3では、部外者からの着信へ直接応答することに
なり、セキュリティが低いという問題点もあった。本実
施の形態では、このような個々のグローバルIPアドレ
スへの着信の際には、そのIP電話端末3から主装置1
へ着信可否の判定要求を行い、その判定結果に応じてI
P電話端末3で着信処理を行うようにしている。
【0048】以下では、着信管理テーブル18として、
前述した図3の構成を持つ場合を前提として説明する。
主装置1の制御部17では、IP電話端末3からの着信
可否の判定要求をIPネットワーク接続部12を介して
受け取った場合、着信判定手段17Aを用いて図11の
着信判定処理を実行する。まず、受け取った判定要求か
ら発側アドレスを取得し(ステップ150)、記憶部1
8の着信管理テーブル18Aを参照し(ステップ15
1)、その発側IPアドレスの登録を確認する(ステッ
プ152)。
【0049】ここで、その発側IPアドレスに対する着
信先に要求元IP電話端末3が含まれている場合は(ス
テップ152:YES)、当該発側電話端末4について
着信許可と判断し、着信許可を要求元IP電話端末3へ
通知し(ステップ153)、一連の着信判定処理を終了
する。また、当該発側IPアドレスに対する着信先に要
求元IP電話端末3が含まれていない場合は(ステップ
152:NO)、当該発側電話端末に対して着信不可と
判断し、着信不可を要求元IP電話端末3へ通知し(ス
テップ154)、一連の着信判定処理を終了する。
【0050】一方、IP電話端末3の端末制御部33で
は、データ通信部31を介した着信メッセージの受信に
応じて、図12の着信検出処理を実行する。まず、受信
した着信メッセージから発側IPアドレスを取得し、そ
の発側IPアドレスを含む着信可否判定要求を主装置1
へ送信する(ステップ160)。その後、主装置1から
の判定結果をデータ通信部31を介して受信し(ステッ
プ161:YES)、その判定結果が着信許可を示す場
合は(ステップ162:YES)、音声処理部32から
着信音を送出して着信を利用者へ報知し(ステップ16
3)、一連の着信検出処理を終了する。また、判定結果
が着信不可を示す場合は(ステップ162:NO)、着
信音を送出せずに切断メッセージをデータ通信部31か
ら発側へ送信して着信を拒否し(ステップ164)、一
連の着信検出処理を終了する。
【0051】このように、主装置1と並列してIPネッ
トワーク5Bに接続されたIP電話端末のグローバルI
Pアドレスへの着信の際には、そのIP電話端末3から
主装置1へ着信可否の判定要求を行い、その判定結果に
応じてIP電話端末3で着信制御を行うようにしたの
で、従来のように各IP電話端末で電話交換作業を行う
必要がなくなり、着信時における利用者への負担を軽減
でき、使い勝手のよいボタン電話装置を提供できる。ま
た、各IP電話端末への着信についても主装置1で管理
でき、部外者からの着信を拒否することが可能となり、
セキュリティを向上できる。
【0052】なお、以上では、着信管理テーブル18A
として、図3を用いた場合を例として説明したが、前述
の図7(第2の実施の形態)や図9(第3の実施の形
態)で述べた着信管理テーブルを用いて、着側IPアド
レスやサブアドレスに基づき着信可否を判定するように
してもよい。
【0053】次に、図13を参照して、本実施の形態に
かかるボタン電話装置の着信動作について説明する。図
13は本実施の形態にかかるボタン電話装置の着信動作
例を示すシーケンス図である。ここでは、主装置1と並
列して2つのIP電話端末3A,3Bが接続されている
ものとする。発側電話端末4からIPネットワーク5B
を介してIP電話端末3Aに着信メッセージが届いた場
合(ステップ250)、IP電話端末3Aでは主装置1
へ判定要求を行う(ステップ251)。これに応じて主
装置1では、着信判定手段17Aにより着信管理テーブ
ル18Aを参照して着信判定を行う(ステップ25
2)。ここで、発側電話端末4のIPアドレスに要求元
IP電話端末3Aが対応付けられている場合は、そのI
P電話端末3Aへ着信許可が通知される(ステップ25
3)。
【0054】IP電話端末3Aでは、主装置1からの判
定結果が着信許可を示すことから、着信音を送出して呼
び出しを行い(ステップ254)、利用者による応答操
作に応じて発側電話端末4へ応答メッセージを送出す
る。これにより、発側電話端末4とIP電話端末3Aと
の間で、音声パケットを用いた通話が開始される(ステ
ップ256)。また、主装置1からの判定結果が着信不
可を示す場合は(ステップ260)、発側電話端末4へ
切断メッセージを送出する(ステップ261)。これに
より、着信が拒否されることになる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、主装置
の着信管理テーブルで、着信メッセージに含まれる発側
IPアドレスまたは着側IPアドレスからなる識別情報
とIP電話端末とを対応付けて管理し、この着信管理テ
ーブルを参照してIPネットワークからの着信メッセー
ジに含まれる識別情報に対応するいずれか1つ以上のI
P電話端末を着信先として判定するようにしたので、従
来のように代表のIP電話端末や各IP電話端末で電話
交換作業を行う必要がなくなり、着信時における利用者
への負担を軽減でき、使い勝手のよいボタン電話装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかるボタン電
話装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 IP電話端末の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 着信管理テーブルの構成例である。
【図4】 主装置での着信判定処理を示すフローチャー
トである。
【図5】 主装置での登録要求処理を示すフローチャー
トである。
【図6】 第1の実施の形態にかかるボタン電話装置の
着信動作例を示すシーケンス図である。
【図7】 着信管理テーブルの他の構成例である。
【図8】 パケットの構成例である。
【図9】 着信管理テーブルの他の構成例である。
【図10】 本発明の第4の実施の形態にかかるボタン
電話装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 主装置での他の着信判定処理を示すフロー
チャートである。
【図12】 IP電話端末での着信検出処理を示すフロ
ーチャートである。
【図13】 第4の実施の形態にかかるボタン電話装置
の着信動作例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1…主装置、11…電話網接続部、12…IPネットワ
ーク接続部、13…IP電話端末接続部、14…ボタン
電話接続部、15…スイッチ、16…データ/音声変換
部、17…制御部、17A…着信判定手段、17B…テ
ーブル登録手段、18…記憶部、18A…着信管理テー
ブル、2…ボタン電話機、3…IP電話端末、31…デ
ータ通信部、32…音声処理部、33…端末制御部、3
4…表示部、35…操作部、36…記憶部、4…発側電
話端末、5A…電話網、5B…IPネットワーク、10
A…電話回線、10B…通信回線、20…内線伝送路、
30…データ通信路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松木 茂之 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 5K024 AA74 BB04 CC04 CC07 DD03 EE01 GG05 5K030 HA08 HB01 HD06 JA13 JT01 KA05 LB01 5K049 AA15 BB07 BB13 CC11 EE02 FF02 FF12 FF36 GG07 5K051 AA03 BB01 BB02 CC01 CC02 CC04 DD01 DD03 EE01 EE02 FF07 HH17 HH18 HH27 JJ04 KK01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IPネットワークに接続される主装置
    と、この主装置に接続される複数のIP電話端末とから
    なり、前記主装置で前記IPネットワークからの着信メ
    ッセージに応じた着信制御を行うボタン電話装置におい
    て、 前記主装置は、着信メッセージに含まれる発側IPアド
    レスまたは着側IPアドレスからなる識別情報と前記I
    P電話端末とを対応付けて管理する着信管理テーブル
    と、この着信管理テーブルを参照して前記IPネットワ
    ークからの着信メッセージに含まれる識別情報に対応す
    るいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定
    する着信判定手段とを備えることを特徴とするボタン電
    話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボタン電話装置におい
    て、 前記主装置は、前記着信管理テーブルで、前記着側IP
    アドレスとは別個に着信先を指定する識別情報として前
    記着信メッセージに含まれているサブアドレスを、前記
    IP電話端末と対応付けて管理し、 前記着信判定手段は、前記着信管理テーブルを参照する
    ことにより、前記着信メッセージに含まれるサブアドレ
    スに対応したIP電話端末を着信先として判定すること
    を特徴とするボタン電話装置。
  3. 【請求項3】 IPネットワークに接続される主装置
    と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的
    に接続される複数のIP電話端末とからなり、前記主装
    置で前記IPネットワークからの着信メッセージに応じ
    た着信制御を行うボタン電話装置において、 前記主装置は、着信メッセージに含まれる発側IPアド
    レスまたは着側IPアドレスからなる識別情報と前記I
    P電話端末とを対応付けて管理する着信管理テーブル
    と、 前記IP電話端末での前記IPネットワークからの着信
    メッセージの受信に応じて、当該IP電話端末から送信
    された着信判定要求に基づき前記着信管理テーブルを参
    照し、前記着信メッセージに含まれる識別情報に対応す
    るいずれか1つ以上のIP電話端末を着信先として判定
    し、前記着信先に当該IP電話端末が含まれる場合に
    は、着信許可を当該IP電話端末へ通知し、前記着信先
    に当該IP電話端末が含まれない場合には、着信拒否を
    当該IP電話端末へ通知する着信判定手段とを備えるこ
    とを特徴とするボタン電話装置。
  4. 【請求項4】 IPネットワークに接続される主装置
    と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的
    に接続される複数のIP電話端末とからなり、前記主装
    置で前記IPネットワークからの着信メッセージに応じ
    た着信制御を行うボタン電話装置で用いられるIP電話
    端末において、 前記着信メッセージの受信に応じて前記主装置へ着信判
    定を要求し、これに応じた前記主装置からの判定結果に
    基づき当該着信メッセージに応じた呼び出しまたは着信
    拒否を行う端末制御部を備えることを特徴とするIP電
    話端末。
  5. 【請求項5】 IPネットワークに接続される主装置
    と、この主装置に接続される複数のIP電話端末とから
    なるボタン電話装置のうち、前記主装置に設けられたコ
    ンピュータで実行されて、前記IPネットワークからの
    着信メッセージに応じた着信制御を前記主装置に行わせ
    るためのプログラムであって、 前記コンピュータに、 前記主装置に設けられた着信管理テーブルで、着信メッ
    セージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアド
    レスからなる識別情報と前記IP電話端末とを対応付け
    て管理するステップと、 前記IPネットワークからの着信メッセージに応じて着
    信管理テーブルを参照し、前記着信メッセージに含まれ
    る識別情報に対応するいずれか1つ以上のIP電話端末
    を着信先として判定するステップとを実行させるための
    プログラム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプログラムにおいて、 前記着信管理テーブルで、前記着側IPアドレスとは別
    個に着信先を指定する識別情報として前記着信メッセー
    ジに含まれているサブアドレスを、前記IP電話端末と
    対応付けて管理するステップと、 前記着信管理テーブルを参照することにより、前記着信
    メッセージに含まれるサブアドレスに対応したIP電話
    端末を着信先として判定するステップとを実行させるた
    めのプログラム。
  7. 【請求項7】 IPネットワークに接続される主装置
    と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的
    に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話
    装置のうち、前記主装置に設けられたコンピュータで実
    行されて、前記IPネットワークからの着信メッセージ
    に応じた着信制御を前記主装置に行わせるためのプログ
    ラムであって、 前記コンピュータに、 前記主装置に設けられた着信管理テーブルで、着信メッ
    セージに含まれる発側IPアドレスまたは着側IPアド
    レスからなる識別情報と前記IP電話端末とを対応付け
    て管理するステップと、 前記IP電話端末での前記着信メッセージの受信に応じ
    て当該IP電話端末から送信された着信判定要求に基づ
    き前記着信先の判定を行い、前記着信先が当該IP電話
    端末の場合には、着信許可を当該IP電話端末へ通知
    し、前記着信先が当該IP電話端末でない場合には、着
    信拒否を当該IP電話端末へ通知するステップとを実行
    させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】 IPネットワークに接続される主装置
    と、前記IPネットワークに対して前記主装置と並列的
    に接続される複数のIP電話端末とからなるボタン電話
    装置のうち、前記IP電話端末に設けられたコンピュー
    タで実行されて、前記IPネットワークからの着信メッ
    セージに応じた着信制御を前記IP電話端末で行わせる
    ためのプログラムであって、 前記コンピュータに、 前記IPネットワークからの着信メッセージの受信に応
    じて前記主装置へ着信判定を要求するステップと、 これに応じた前記主装置からの判定結果に基づき当該着
    信メッセージに応じた呼び出しまたは着信拒否を行うス
    テップとを実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013183404A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Ps Communications Inc 通話録音システム、携帯電話端末、通話録音サーバー、通話録音方法及び通話録音プログラム

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JP2013183404A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Ps Communications Inc 通話録音システム、携帯電話端末、通話録音サーバー、通話録音方法及び通話録音プログラム

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