JP2003283522A - ギガビットイーサネット(登録商標)−受動光ネットワークにおけるアイドルパターン出力制御回路 - Google Patents
ギガビットイーサネット(登録商標)−受動光ネットワークにおけるアイドルパターン出力制御回路Info
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Abstract
造にするGE−PONにおいて、常用のギガビットイー
サネット(登録商標)コントローラを使用しながらアイド
ルパターンによるデータ損失を防止することのできるア
イドルパターン出力制御回路を提供する。 【解決手段】アイドルパターン出力制御回路は、アイド
ルパターンデータをOLTに低レベルの光信号として伝
送されるデータに変換するデータ変換部と、伝送するデ
ータがある場合、PCSから出力される伝送するデータ
を選択してSERDESに出力し、伝送するデータがな
い場合は、データ変換部によって変換されたデータを選
択してSERDESに出力するスイッチング部と、から
構成される。
Description
ク(Passive Optical Network:PON)に関し、特に、
ギガビットイーサネット(登録商標)−受動光ネットワ
ーク(Gigabit Ethernet(登録商標)-Passive Optical
Network: GE−PON)におけるONU(Optical Netwo
rk Unit)で使用されるギガビットイーサネット(登録商
標)コントローラに関する。
光加入者ネットワークであるPONシステムは、FTT
H(Fiber To The Home)やFTTC(Fiber To The Curb)
などの加入者アクセスノードとネットワーク端末機(Net
work Termination: NT)との間に受動分配器または波
長分割多重化(Wave Division Multiplexing: WDM)素
子を使用する構造であり、全てのノードは、バスやツリ
ー構造形態で分散したトポロジーである。
hronous Transfer Mode)−PONの形態として公知のシ
ステムであり、ITU−T(International Telecommuni
cation Union-T)G.938.1に詳細に記述されてい
る。また、ATM−PONのMAC(Media Access Cont
rol)技術も標準化が完了した状態であり、当該技術分野
において公知である。その代表的な例として、1999
年11月2日付けに特許されたアメリカ特許登録番号
5,973,374号の“PROTOCOL FOR DATA COMMUNIC
ATION OVER A POINT-TO-MULTIPOINT PASSIVE OPTICAL
NETWORK”、及び1999年9月15日付けに公開され
た大韓民国公開特許第1999−70901号の“非同
期伝送方式受動光通信網媒体接続制御プロトコルの具現
方法”などがある。
れて、加入者(使用者)がさらに広い帯域幅を要求するよ
うになっている。このことから、相対的に高価で、帯域
幅に制限があり、インターネットプロトコル(Internet
Protocol)パケットを分割(segmentation)しなければな
らないATM技術よりも、相対的に低価格で、広い帯域
幅を確保することのできるギガビットイーサネット(登
録商標)で終端対終端(end to end)伝送を目標とするG
E−PON(Gigabit Ethernet(登録商標) - Passive Op
tical Network)システムが開発されている。
の概略的なブロック図であり、1つのOLT(Optical L
ine Terminal)100及び多数のONU(Optical Networ
k Unit)104が、光スプリッタ(optical splitter)を
使用するODN(Optical Distribution Network)102
を通して連結されている。また、OLT100及び多数
のONU104は、ギガビットイーサネット(登録商
標)として互いに連結されている。ONU104は、必
要によって、ビル及びアパート団地の分配函または個人
住宅団地の入り口などに設置されてNT(図示せず)と連
結される。OLT100は、集中局であり、バックボー
ンネットワーク(backbone network)からデータを受信し
ODN102を通して各ONU104に伝送するか、ま
たは、TDM(Time Division Multiplexing)方式でON
U104からデータを受信する。
サネット(登録商標)コントローラが使用されるべきで
あるが、商業上利用可能な常用ギガビットイーサネット
(登録商標)コントローラは、ポイント・ツー・ポイン
ト(point-to-point)通信の基本構造下で使用される。こ
の常用ギガビットイーサネット(登録商標)コントロー
ラを図2及び図3に示す。図2において、ギガビットイ
ーサネット(登録商標)コントローラ200は、MAC
(Media Access Controller)202及びPCS(Physical
Coding Sublayer)204を含む。図3において、ギガ
ビットイーサネット(登録商標)コントローラ300
は、MAC302、PCS304及びSERDES(Ser
ializer/Deserializer)306を含む。図2に示すよう
に、ギガビットイーサネット(登録商標)コントローラ
がMAC202及びPCS204のみを含む場合には、
別途のSERDES206を使用してPCS204に連
結する。さらに、SERDES206、306には、光
送受信器(図示せず)が連結され、この光送受信器は、S
ERDES206、306から入力されるデータである
光信号をOLT100に伝送し、OLT100から受信
する光信号を電気的な信号データに変換してSERDE
S206、306に提供する。このようなギガビットイ
ーサネット(登録商標)コントローラ300としては、
例えば、PMC−Sierra社のPM3386があ
る。
サネット(登録商標)コントローラ200、300は、
伝送するデータがない場合、PCS204、304にお
いて伝送するデータの代わりに自動的にアイドル(idle)
パターンを発生する。このアイドルパターンデータは、
論理“0”及び“1”が交互に連続して繰り返される形
態、つまり“101010…”である。
標)コントローラ200、300をGE−PONにおい
て使用すると、多数のONU104のうち帯域の割り当
てられたONUがOLT100とデータを送受信する
間、残りのONUはアイドルパターンデータを伝送する
ようになるので、データ衝突が発生する。このデータ衝
突によって、帯域の割り当てられたONUからOLT1
00に伝送される上向(upstream)データの損失が発生す
る。
ルチポイント(point-to-multipoint)通信を基本構造と
するGE−PON構造には、常用ギガビットイーサネッ
ト(登録商標)コントローラを使用することが不可能で
ある。このため、ポイント・ツー・マルチポイント通信
を基本構造とするGE−PONのために、専用のギガビ
ットイーサネット(登録商標)コントローラを新しく設
計しなければならないという問題が発生する。
ント・ツー・マルチポイント通信を基本構造にするGE
−PONにおいて、常用のギガビットイーサネット(登
録商標)コントローラを使用しながらアイドルパターン
によるデータ損失を防止することのできるアイドルパタ
ーン出力制御回路を提供することにある。
るための本発明によるアイドルパターン出力制御回路
は、1つのOLT(Optical Line Terminal)及び複数の
ONU(Optical NetworkUnit)がODN(Optical Distri
bution Network)を通じギガビットイーサネット(登録
商標)として互いに連結され、ONUはMAC(Media A
ccess Controller)及びPCS(Physical Coding Sublay
er)を有するギガビットイーサネット(登録商標)コン
トローラを備え、PCSはOLTに伝送するデータを有
しない場合、伝送するデータの代わりにアイドルパター
ンデータをSERDES(Serializer/Deserializer)に
出力するギガビットイーサネット(登録商標)受動光ネ
ットワーク(GE−PON:Gigabit Ethernet(登録商
標) - Passive Optical Network)におけるアイドルパ
ターン出力制御回路であって、アイドルパターンデータ
をOLTに低レベルの光信号として伝送されるデータに
変換するデータ変換部と、伝送するデータがある場合、
PCSから出力される伝送するデータを選択してSER
DESに出力し、伝送するデータがない場合は、データ
変換部によって変換されたデータを選択してSERDE
Sに出力するスイッチング部と、から構成される。
タ変換部は、アイドルパターンデータを反転するインバ
ータと、アイドルパターンデータを、インバータを通過
するデータの時間遅延に対応させてバッファリングする
バッファと、インバータとバッファとの出力を論理積演
算して出力するアンドゲートと、を備えるようにすると
よい。
ータの有無が、MACから発生する送信イネーブル信号
によって決定されると好ましい。
“0”が交互に連続して繰り返されるデータであり、デ
ータ変換部によって変換されたデータは論理“0”が連
続して繰り返されるデータであるとなおよい。
形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記
の説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的
で、関連した公知機能または構成に関する具体的な説明
は省略する。
ルパターン出力制御回路を適用した常用ギガビットイー
サネット(登録商標)コントローラを示す。図4を参照
すると、常用ギガビットイーサネット(登録商標)コン
トローラ400のPCS404とSERDES408と
の間に、スイッチング部410及びデータ変換部412
から構成されるアイドルパターン出力制御回路406が
追加的に連結されている。ギガビットイーサネット(登
録商標)コントローラ400は、MAC402及びPC
S404を含む。また、常用ギガビットイーサネット
(登録商標)コントローラ400から出力されるデータ
がアイドルパターン出力制御回路406及びSERDE
S408を経て光送受信器(図示せず)に印加され、これ
によって、光送受信器は、光信号を発振し図1のODN
102を経てOLT100に伝送する。なお、OLT1
00から光信号を受信し、この受信した光信号によるデ
ータがSERDES408を経て常用ギガビットイーサ
ネット(登録商標)コントローラ400に印加される場
合は、本発明と関連がないので省略する。また、常用ギ
ガビットイーサネット(登録商標)コントローラ400
は、図2のようなギガビットイーサネット(登録商標)
コントローラ200や図3のようなギガビットイーサネ
ット(登録商標)コントローラ300になることができ
る。ただし、図3のようなギガビットイーサネット(登
録商標)コントローラ300である場合は、PCS30
4とSERDES306との間の連結を外部に取り出し
てアイドルパターン出力制御回路406の入力端に連結
すると共に、SERDES306の代わりに別途のSE
RDES408をアイドルパターン出力制御回路406
の出力端に連結する。
インバータ420、及びアンドゲート(AND gate)422
から構成され、PCS404から出力されるアイドルパ
ターンデータを、図1のOLT100に低レベルの光信
号として伝送されるデータに変換する。スイッチング部
410は、1:2スイッチ414及び2:1スイッチ4
16から構成され、伝送するデータがある場合は、PC
S404から出力される伝送するデータを選択してSE
RDES408に出力し、伝送するデータがない場合
は、データ変換部412によって変換されたデータを選
択してSERDES408に出力する。
常用ギガビットイーサネット(登録商標)コントローラ
400のMAC402で発生されPCS404に印加さ
れる送信イネーブル信号TX_EN及び送信エラー信号
TX_ERによって制御される。スイッチ414、41
6は、E1端子に送信イネーブル信号TX_ENが入力
され、E2端子に送信エラー信号TX_ERが入力され
る。送信イネーブル信号TX_EN及び送信エラー信号
TX_ERが全て論理“0”である場合は、それぞれD
端子とS2端子を連結し、送信イネーブル信号TX_E
Nが論理“1”である場合は、それぞれのD端子とS1
端子を連結する。また、スイッチ414のD端子はPC
S404の出力端に接続され、スイッチ414、416
のS1端子は互いに接続され、スイッチ414のS2端
子はデータ変換部412の入力端に接続され、スイッチ
416のS2端子はデータ変換部412の出力端に接続
され、スイッチ416のD端子はSERDES408の
入力端に接続される。
コントローラ400のMAC402は、伝送するデータ
がある場合は、伝送イネーブル信号TX_ENを論理
“1”として出力し、伝送完了またはアイドル状態であ
るため伝送するデータがない場合は、送信イネーブル信
号TX_ENを論理“0”として出力する。また、送信
エラーがない状態であると、送信エラー信号TX_ER
を論理“0”として出力し、送信エラーがある状態であ
ると、送信エラー信号TX_ERを論理“1”として出
力する。
データのない状態を示す論理“0”であり、送信エラー
信号TX_ERがエラーのない状態である論理“0”で
ある場合は、データ伝送が終了しているか、または、デ
ータのない状態であるので、PCS404では“101
01010…”のアイドルパターンデータを発生する。
このようにして発生されたアイドルパターンデータは、
2つの経路に分岐されてインバータ420によって反転
されるとともにバッファ418によってバッファリング
された後、アンドゲート422において論理積演算され
る。従って、アイドルパターンの代わりに論理“0”が
連続するデータ、つまり、“00000…”のデータが
SERDES408に出力される。
端に連結される光送受信器は低レベルの光信号を発振す
る。この低レベルの光信号は、図1のOLT100に伝
送され、帯域幅が割り当てられて動作する他のONUか
ら伝送されるデータとの衝突を発生しないようになる。
これをより詳細に説明すると、帯域幅が割り当てられて
動作するONUから伝送されたデータが論理“1”であ
る場合は、高レベルの光信号が伝送されるようになるの
で、帯域幅が割り当てられていないONUが低レベルの
光信号を伝送したとしても、OLT100で受信する光
信号は帯域幅が割り当てられて動作するONUから伝送
された光信号と同様の高レベルになる。一方、帯域幅が
割り当てられて動作するONUから伝送されたデータが
論理“0”である場合は、帯域幅が割り当てられていな
いONUと同様の低レベルの光信号を伝送するようにな
るので、OLT100で受信する光信号は低レベルにな
る。
て動作するONUから伝送されたデータである光信号を
問題なく受信できるようになる。このとき、バッファ4
18は、インバータ420を通過するデータとの時間遅
延を合わせるために使用される。
ータ伝送状態を示す論理“1”である場合、PCS40
4から出力される伝送するデータは、スイッチ414の
S1端子を通してスイッチ416のS1端子に印加さ
れ、スイッチ416のD端子を通してSERDES40
8に出力される。これによって、アイドルパターンでな
い場合、PCS404から出力されるデータは、データ
変換部412を経ずに直接SERDES408に印加さ
れるので、これまでと同様に伝送データである光信号が
OLT100に正常に伝送される。
的な一実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発
明の範囲内で様々な変形が可能である。特に、本発明の
一実施形態においては、SERDES408の出力端に
連結される光送受信器が伝送するデータが論理“1”で
ある場合は、高レベルの光信号を発振して伝送し、論理
“0”である場合は、低レベルの光信号を発振して伝送
するケースを一例にして説明したが、データの論理状態
及び光信号のレベルがこれと反対であっても同様に適用
される。この場合、データ変換部412のアンドゲート
422の代わりにナンドゲート(NAND gate)を使用すれ
ば良い。従って、本発明の範囲は前述の一実施形態によ
って限られるべきでないことは当該技術分野における通
常の知識を持つ者には明らかである。
ローラに簡単な回路を追加してアイドルパターンによる
データ損失を防止し、GE−PONに適したギガビット
コントローラを新しく設計することなく常用ギガビット
コントローラを使用することができるので、低コストで
GE−PONシステムを構築することができるようにな
る。
(登録商標)−受動光ネットワークの概略的なブロック
図。
標)コントローラのブロック図。
標)コントローラのブロック図。
力制御回路を示すブロック図。
トローラ 402 MAC 404 PCS 406 アイドルパターン出力制御回路 408 SERDES 410 スイッチング部 412 データ変換部 414 1:2スイッチ 416 2:1スイッチ 418 バッファ 420 インバータ 422 アンドゲート
Claims (4)
- 【請求項1】 1つのOLT及び複数のONUがODN
を通じギガビットイーサネット(登録商標)として互い
に連結され、前記ONUはMAC及びPCSを有するギ
ガビットイーサネット(登録商標)コントローラを備
え、前記PCSは前記OLTに伝送するデータを有しな
い場合、伝送するデータの代わりにアイドルパターンデ
ータをSERDESに出力するギガビットイーサネット
(登録商標)受動光ネットワークにおけるアイドルパタ
ーン出力制御回路において、 前記アイドルパターンデータを前記OLTに低レベルの
光信号として伝送されるデータに変換するデータ変換部
と、 前記伝送するデータがある場合、前記PCSから出力さ
れる伝送するデータを選択して前記SERDESに出力
し、前記伝送するデータがない場合は、前記データ変換
部によって変換されるデータを選択して前記SERDE
Sに出力するスイッチング部と、を備えることを特徴と
するアイドルパターン出力制御回路。 - 【請求項2】 前記データ変換部は、 前記アイドルパターンデータを反転するインバータと、 前記アイドルパターンデータを、前記インバータを通過
するデータの時間遅延に対応させてバッファリングする
バッファと、 前記インバータと前記バッファとの出力を論理積演算し
て出力するアンドゲートと、を備える請求項1記載のア
イドルパターン出力制御回路。 - 【請求項3】 前記スイッチング部における前記伝送す
るデータの有無が、前記MACから発生する送信イネー
ブル信号によって決定される請求項1記載のアイドルパ
ターン出力制御回路。 - 【請求項4】 前記アイドルパターンデータは論理
“1”及び“0”が交互に連続して繰り返されるデータ
であり、前記データ変換部によって変換されたデータは
論理“0”が連続して繰り返されるデータである請求項
3記載のアイドルパターン出力制御回路。
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