JP2003283292A - 圧電共振子およびそれを用いたフィルタ・デュプレクサ・通信装置 - Google Patents

圧電共振子およびそれを用いたフィルタ・デュプレクサ・通信装置

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JP2003283292A
JP2003283292A JP2002295109A JP2002295109A JP2003283292A JP 2003283292 A JP2003283292 A JP 2003283292A JP 2002295109 A JP2002295109 A JP 2002295109A JP 2002295109 A JP2002295109 A JP 2002295109A JP 2003283292 A JP2003283292 A JP 2003283292A
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electrode
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piezoelectric
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Masaki Takeuchi
雅樹 竹内
Hajime Yamada
一 山田
Tadashi Nomura
忠志 野村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スプリアス振動の影響をきわめて小さくできる
とともに、Qを低下させることもない圧電共振子を提供
する。 【解決手段】基板2と、基板2に形成されている、少な
くとも1層以上の圧電薄膜を有する薄膜部4の上下面を
少なくとも一対の上部電極6及び下部電極5を対向させ
て挟む構造の振動部7とを有する圧電共振子1におい
て、上部電極6及び下部電極5が厚み方向で互いに重な
る部分の形状は厚み方向視で長方形を成すとともに、こ
の長方形の長辺の長さは主振動の共振波長の20倍以上
であり、かつ、長方形の短辺の長さは前記共振波長の5
倍以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板と、前記基板
に形成されている、少なくとも1層以上の圧電薄膜を有
する薄膜部の上下面を少なくとも一対の上部電極及び下
部電極を対向させて挟む構造の振動部とを有する圧電共
振子に関し、例えば、携帯電話、無線LAN等の通信装
置やフィルタ等の素子として用いられる圧電共振子およ
びそれを用いたフィルタ・デュプレクサ・通信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】圧電共振子において、厚み縦振動モード
で使用するものにおいては、上下電極の厚み方向で重な
る部分、つまり振動部となる電極交差部分の厚み方向視
形状が矩形の場合、その交差部分の矩形の対向する2辺
間の長さで、Sn(n=0,1,2,3……自然数)モ
ード振動の共振周波数が決まるものである。特に、振動
部の厚み方向視形状が正方形の場合、その対向する2辺
間の長さが同じだから、一方の対向する2辺間の長さで
きまるSn(n=0,1,2,3……自然数)モード振
動の共振周波数と、他方の対向する2辺間の長さできま
るSn(n=0,1,2,3……自然数)モード振動の
共振周波数とは同じになる。
【0003】一方、圧電共振子として、上下電極の交差
部分の厚み方向視形状が円形のものの場合、振動波長と
の関係はその直径の大きさに対応づけられるものであっ
て、Sn(n=0,1,2,3……自然数)モード振動
の共振周波数は、別々のnの値に対し、各1個きまる。
【0004】ところが、圧電共振子として、上下電極の
交差部分の厚み方向視形状が長方形の場合、一方の対向
する2辺間の長さと他方の対向する2辺間の長さが異な
るため、一方の対向する2辺間の長さできまるSnモー
ド振動の共振周波数と、他方の対向する2辺間の長さで
きまるSnモード振動の共振周波数とが異なり、全体で
は数多くの共振周波数のスプリアス振動が発生すること
になる。
【0005】このことから、振動部の厚み方向視形状が
長方形の場合、正方形や円形のものと比較してスプリア
ス振動の影響が大きく作用することが予測されることも
あって、従来、一般的に採用されてこなかった。
【0006】したがって、従来においては、振動部の形
状が正方形か、円形となるものが主に採用されていた
(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】特開昭60−142607号(全頁、第
1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ように振動部の形状が正方形や円形のものの場合、主振
動のレスポンスを大きくするためにその振動部の対向す
る2辺間の長さや径を大きくするほど図16に示すよう
にスプリアス振動の共振周波数が主共振周波数に近づい
てくる。このため、例えば特開昭60−142607号
公報に示すように、電極径の寸法を小さく制限してい
た。このとき、共振子の等価並列容量C0が小さくな
り、パッケージ、外部回路基板等の寄生インピーダンス
の影響を受けやすいという問題があった。
【0009】そこで、本発明者は、寄生インピーダンス
の影響を受けにくくするため、電極径を大きくすること
を試みた。そのときのインピーダンス特性を図17〜図
19に示す。なお、これらの図17〜図19は、電極の
交差する形状が円形となる振動部の場合の周波数と、イ
ンピーダンス特性、位相特性との関係を示すグラフであ
って、図17は、入力信号の波長(振動波長:λ)に対
して振動部の半径が1.7λである場合を示し、図18
は、入力信号の波長λに対して振動部の半径が10λで
ある場合を示し、図19は、入力信号の波長λに対して
振動部の半径が50λである場合を示している。
【0010】すなわち、一般に、共振点と、反共振点と
の間隔が広がるにつれて、その圧電共振子のQが低下す
る傾向がある。つまり、対向電極の重なり部分の厚み方
向視形状が円形や正方形である場合には、その寸法が大
きくなるほど、Qが小さくなり、損失が増える。一方、
スプリアスについては、入力信号の波長λの10λでは
レベルが大きいが、50λではレベルが小さくなってい
る。
【0011】このように対向電極の重なり部分の寸法が
大きくなると、この圧電共振子を用いて作製したフィル
タの場合、挿入損失が劣化するという問題がある。
【0012】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
であって、スプリアス振動の影響をきわめて小さくでき
るとともに、Qを低下させることもない圧電共振子およ
びそれを用いたフィルタ・デュプレクサ・通信装置を提
供することを解決課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
圧電共振子は、基板と、前記基板に形成されている、少
なくとも1層以上の圧電薄膜を有する薄膜部の上下面を
少なくとも一対の上部電極及び下部電極を対向させて挟
む構造の振動部とを有する圧電共振子において、前記上
部電極及び下部電極が厚み方向で互いに重なる部分の形
状は前記厚み方向視で長方形を成すとともに、この長方
形の長辺の長さは主振動の共振波長の20倍以上であ
り、かつ、前記長方形の短辺の長さは前記共振波長の5
倍以下であることを特徴とする。
【0014】請求項1に係る圧電共振子によれば、上部
電極と下部電極とが厚み方向で互いに重なる部分、すな
わち振動部を成す部分の形状が厚み方向視で長方形に形
成され、さらに、その長方形の長辺長さが振動波長の2
0倍以上であり、その短辺長さが振動波長の5倍以下と
なるように寸法設定されていることによって、長辺なら
びに短辺と振動波長との関係において、前者がQを下げ
るように働くのに対して後者がQを上げるように働くこ
とから、長辺長さが大きくなっているにもかかわらずQ
を低下させないようにできる。
【0015】また、振動部の短辺長さが振動波長の5倍
以下であると、スプリアスのレベルがきわめて低くなる
とともに、その共振周波数も主振動の共振周波数とはか
なり離れたものとなるから、ほとんどスプリアスが発生
しないことになり、振動部の長辺が振動波長の20倍以
上であって、主振動のレスポンスを十分なものとできる
ものでありながら、Qを下げることなく、スプリアスの
レベルを抑制できるものとなっている。よって、従来の
ように、振動部の形状が正方形や円形のものと比較し
て、主振動のレスポンスを十分とれるものでありなが
ら、Qを低下させることなく、不要なスプリアスの発生
も十分抑制できて共振特性に優れた圧電共振子を得るこ
とができるに至った。
【0016】ここで、上部電極と下部電極が厚み方向で
互いに重なる部分の形状は厚み方向視で長方形を成すと
ともに、この長方形の長辺の長さは主振動の共振波長の
20倍以上であり、かつ、前記長方形の短辺の長さは前
記共振波長の5倍以下であることを本発明者が知見する
に至った過程について簡単に説明する。
【0017】本発明者は、共振性能としては振動部の形
状が正方形の場合と一致する円形のものについて、主振
動の共振波長と、その振動部の直径との関係を、その共
振波長に対する振動部の直径の比率をさまざまに変更し
て、それぞれにおけるインピーダンス特性や位相特性を
測定して、図11ないし図15に示すような結果を得
た。図11は、振動部の直径を共振波長λの10倍に設
定した圧電共振子の場合の各特性を示している。図12
は、振動部の直径を共振波長λの20倍に設定した圧電
共振子の場合の各特性を示している。図13は、振動部
の直径を共振波長λの30倍に設定した圧電共振子の場
合の各特性を示している。図14は、振動部の直径を共
振波長λの40倍に設定した圧電共振子の場合の各特性
を示している。図15は、振動部の直径を共振波長λの
50倍に設定した圧電共振子の場合の各特性を示してい
る。
【0018】その結果によると、振動部の直径が共振波
長λの20倍以上では、スプリアス振動のレスポンスが
小さくなることから、インピーダンス特性および位相特
性が良好なものとなることが見出された。
【0019】また、本発明者は、辺の長さが共振波長と
の比において1.2λ,1.7λ,2.3λ,3.5
λ,4.6λ,5.8λに設定された各々正方形の振動
部のものにおいて、S0モード(主振動)、S1モード
(スプリアス振動)の電極サイズ(共振波長に対する辺
の比)と共振周波数および電気機械結合係数との関係を
実験によって求めた。その結果が、図16に示されるも
のである。この図のグラフにおいて、縦軸は電気機械結
合係数と周波数差とを示している。なお、この周波数差
は、S0モードの共振周波数とS1モードの共振周波数の
差である。横軸は電極の辺長さを波長に対する倍数で規
格化した電極サイズである。また、S0モードの反共振
周波数は、800〜900MHz帯である。これによる
と、電極の辺長さが波長の4.6λ以下では、S0モー
ドの電気機械結合係数が大きく減少することがわかる。
スプリアス振動であるSn(n=0,1,2,3……)
モード振動もこれに従い減少する。したがって、電気機
械結合係数の大小がスプリアス振動の大きさを左右する
ので、それを小さくするには、電極寸法は波長の5倍以
下であることが良いことが判明した。また、主振動の共
振波長の5倍より大きく20倍より小さい場合は、スプ
リアス振動がレスポンスが余り小さくならずにS 0モー
ドの共振周波数に近づくので、主振動の極近傍にスプリ
アス振動が発生すること(前出図11参照)になり、実
用的でなくなり、このことからも電極の交差する形状を
長方形とした場合その長方形となる振動部の短辺を主振
動の共振波長の5倍以下にする必要性が見出された。
【0020】したがって、振動部を矩形状に構成した場
合に、長辺については共振波長λの20倍以上となる長
さに設定し、短辺については共振波長λの5倍以下とな
る長さに設定すると、素子としての小型化も図れるとと
もに、共振特性が良いものとなることを見出したもので
ある。
【0021】本発明の請求項2に係る圧電共振子は、請
求項1に記載の圧電共振子において、前記長方形の長辺
の長さは主振動の共振波長の80倍以上であることを特
徴とする。
【0022】請求項2に係る圧電共振子によれば、電極
の厚み方向での重なり部分である長方形の長辺長さが主
振動の共振波長の80倍以上であることで、より一層共
振特性に優れた共振子が得られる。
【0023】本発明の請求項3に係る圧電共振子は、請
求項1または2に記載の圧電共振子において、前記長方
形の短辺の長さは主振動の共振波長の3倍以下であるこ
とを特徴とする。
【0024】請求項3に係る圧電共振子によれば、電極
の厚み方向での重なり部分である長方形の短辺長さが主
振動の共振波長の3倍以下であることで、より一層共振
特性に優れた共振子が得られる。
【0025】本発明の請求項4に係る圧電共振子は、請
求項1から3のいずれかに記載の圧電共振子において、
前記上部電極及び下部電極の前記厚み方向での重なり部
分が前記薄膜部に対して複数個設けられていることを特
徴とする。
【0026】請求項4に係る圧電共振子によれば、ひと
つの薄膜部に対して複数の圧電共振子が設けられること
になるから、振動特性が一層良好になる。
【0027】本発明の請求項5に係る圧電共振子は、請
求項1から4のいずれかに記載の圧電共振子において、
前記圧電薄膜がZnO若しくはAlNを主成分とするこ
とを特徴とする。
【0028】請求項5に係る圧電共振子によれば、特性
の高い振動部が得られる。
【0029】本発明の請求項6に係る圧電共振子は、請
求項1から5のいずれかに記載の圧電共振子において、
前記基板は開口部若しくは凹部を有し、前記開口部若し
くは凹部上に前記振動部が形成されていることを特徴と
する。
【0030】請求項6に係る圧電共振子によれば、振動
部は基板の開口部若しくは凹部において振動することに
なるから、特性良く振動できる。
【0031】本発明の請求項7に係るフィルタは、請求
項1から6のいずれかに記載の圧電共振子を用いたこと
を特徴とする。
【0032】請求項7に係るフィルタによれば、Qなど
の特性が極めて高くなって、濾波精度がきわめて高いフ
ィルタを得ることができる。
【0033】本発明の請求項8に係るフィルタは、請求
項1から6のいずれかに記載の圧電共振子を用いて、ラ
ダー構成にしたことを特徴とする。
【0034】請求項8に係るフィルタによれば、Qなど
の特性が極めて高くなって、濾波精度がきわめて高いラ
ダー型のフィルタを得ることができる。
【0035】本発明の請求項9に係るデュプレクサは、
請求項1から8のいずれかに記載の圧電共振子又は圧電
フィルタを用いたことを特徴とする。
【0036】請求項9に係るデュプレクサによれば、Q
などの特性がきわめて高いデュプレクサを得ることがで
きる。
【0037】本発明の請求項10に係る通信装置は、請
求項1から8のいずれかに記載の圧電共振子又はフィル
タを用いたことを特徴とする。
【0038】請求項10に係る通信装置によれば、Qな
どの特性がきわめて高い通信装置を得ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図面に示す
実施形態に基づいて説明する。
【0040】図1および図2は、本発明係る圧電共振子
の実施形態の一例を示しており、図1は、圧電共振子の
概略を示す平面図、図2は、圧電共振子の概略を示す縦
断側面図である。
【0041】この圧電共振子1は、例えば共振周波数が
100MHzに近い厚み縦振動の基本波(n=1)を利
用したものである。そして、圧電共振子1は、基板2上
に、支持膜3、薄膜部としての圧電薄膜4、電極5,6
薄膜が積層状態に形成されたものである。
【0042】すなわち、圧電共振子1は、図1に示すよ
うに、振動空間としての開口部30を有する基板2と、
該基板2の表面に形成された支持膜3と、該支持膜3上
に形成された下部電極としての第1電極5と、該第1電
極5上に形成された圧電薄膜4と、該圧電薄膜4上に形
成された上部電極としての第2電極6とから構成されて
いる。
【0043】基板2は、例えばシリコン、パイレックス
(登録商標)ガラス、石英などの板状体で形成されてい
る。その中央部には、後述する振動部7が振動できるよ
うにするために、上下に貫通する振動空間部としての開
口部30を、例えばエッチング、レーザ加工、サンドブ
ラストなどの方法によって基板2を構成する部材が所定
形状に除去されて形成されている。
【0044】そして、支持膜3は、後述する振動部7を
支持してこの振動部7の振動に伴い開口部30において
振動可能なダイヤフラムを構成する、例えば酸化シリコ
ン(SiO2)の薄膜層であって、基板2の表面に、開
口部30を被覆する状態で形成している。この支持膜3
の材質としては、酸化シリコン以外に例えば窒化シリコ
ン(SiN)、酸化アルミニウム(Al23)などを用
いても良い。
【0045】この支持膜3上には、まず第1電極5が薄
膜として形成されている。この第1電極5は、アルミニ
ウムで形成されている。
【0046】この第1電極5および支持膜3上には、酸
化亜鉛(ZnO)からなる圧電薄膜4を形成している。
なお、圧電薄膜4としては、その主成分として窒化アル
ミニウム(AlN)、PZTなどを用いても良い。この
実施形態では酸化亜鉛を一層形成するものを示している
が、複数層形成しても良い。例えば、酸化亜鉛層と窒化
アルミニウム層とを複数層重ねて形成しても良い。
【0047】その圧電薄膜4の上面には、第1電極5と
は一部が厚み方向で重なり合うよう対向させている第2
電極6を薄膜として形成している。この第2電極6も、
第1電極5と同様にアルミニウムで形成されている。な
お、第1電極5、第2電極6を形成する素材としては、
アルミニウムに代えて、金(Au)、銀(Ag)、銅
(Cu)などを用いても良い。
【0048】そして、第1電極5および第2電極6がそ
れぞれ外部電極に接続された状態で圧電共振子1は封止
されている。
【0049】第1電極5と第2電極6との厚み方向での
重なり部分の形状は、図1に示すように、長方形となっ
ている(図1においてクロスハッチングで示す)。
【0050】この重なり部分において、圧電薄膜4で
は、第1電極5および第2電極6を通して供給される高
周波信号により圧電振動することになる。第1,第2電
極5,6および圧電薄膜4におけるこの圧電振動する部
分を以下、振動部7という。
【0051】この厚み方向視で長方形を成す振動部7
は、図1および図2に示すように、その長辺の長さaが
主振動(S0モード)の共振波長λに対して20λ以上
の長さに設定され、その短辺の長さbが主振動の共振波
長λに対して5λ以下の長さに設定されている。
【0052】そして、振動部7の長辺の長さaは、主振
動の共振波長λに対して80λ以上の長さに設定される
ことが一層好ましい。
【0053】そして、振動部7の短辺の長さbは、主振
動の共振波長λに対して3λ以下の長さに設定されるこ
とが一層好ましい。
【0054】なお、その振動部7の長辺の長さaの上限
は、主振動の共振波長と圧電共振子1のそのチップサイ
ズに合わせて設定されるものであり、振動部7の短辺の
長さbの下限は、主振動の共振波長λと同程度である。
【0055】次に、本発明に係る圧電共振子1を備える
フィルタの一例について説明する。圧電共振子1を入力
―出力端子間に1個直列接続し、1個並列接続したL型
ラダーフィルタ40を図3及び図4に示している。
【0056】具体的には、図3に示すように、このラダ
ーフィルタ40は、1チップ化された構成となってい
る。すなわち、上記実施形態と同様例えばシリコンなど
の板状体からなる基板2に振動空間としての開口(図示
せず)を形成し、この開口を被覆するように基板2表面
に酸化シリコンからなる支持膜3を形成している。そし
て、この支持膜3上に、第1電極8を形成し、この第1
電極8及び支持膜3上に圧電振動体としての酸化亜鉛
(ZnO)からなる圧電薄膜4を積層状態で形成してい
る。さらに、圧電薄膜4の上面には、第2電極9と第3
電極10とが、第1電極8と一部厚み方向で重なるよう
に形成している。第1電極8と第2電極9との厚み方向
で重なる部分の厚み方向視形状、および、第1電極8と
第3電極10との厚み方向で重なる部分の厚み方向視形
状は、それぞれ、長方形を成すものである。
【0057】圧電薄膜4を含む第1電極8と第2電極9
との厚み方向で重なる部分は、第1電極8および第2電
極9を通して供給される高周波信号により圧電振動する
振動部11(図3においてクロスハッチングを施してい
る)を成すものであって、以下振動部11という。ま
た、圧電薄膜4を含む第1電極8と第3電極10との厚
み方向で重なる部分は、第1電極8および第3電極10
を通して供給される高周波信号により圧電振動する振動
部12(図3においてクロスハッチングを施している)
を成すものであって、以下振動部12という。
【0058】振動部11、振動部12の厚み方向視形状
長方形の長辺の長さは、主共振周波数の波長λの20倍
以上に設定され、該長方形の短辺の長さは、主共振周波
数の波長λの5倍以下に設定されている。
【0059】そして、図4に示すように、上記のような
振動部11は、基板2や支持膜3と共に直列圧電共振子
13を形成し、振動部12は、基板2や支持膜3と共に
並列圧電共振子14を形成している。
【0060】このラダーフィルタ40は、上記のように
構成されていることにより、各圧電共振子で発生するス
プリアスが低減するため、フィルタ特性のリップルが低
減することになり、特性が向上する。
【0061】本発明に係る圧電共振子この圧電共振子を
用いたフィルタは、図示しないが、例えば携帯電話機
や、LAN装置などの各種の通信装置に回路素子として
適用でき、それによって、その通信装置の性能を高める
ことができる。
【0062】本発明は、上述の実施形態に限定されるも
のではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0063】(1)上記実施の形態では、圧電共振子の
共振周波数が100MHzに近いものを示したが、10
0MHzより高い共振周波数の圧電共振子や100MH
zより低い共振周波数の圧電共振子に対しても本願発明
はもちろん適用できる。
【0064】(2)図5に示すように、共通の一対の電
極15,16が互いに対向して厚み方向で電極同士が重
なる部分が複数個形成されるようにしても良い。詳述す
ると、図5に示すように、櫛状に形成した薄膜の電極1
5,16を、その櫛の歯15a,16aの部分同士が互
いに厚み方向で重なるように設定して圧電振動体4の表
裏両面にそれぞれ設ける。一方の電極15の歯15aは
幅広くなっており、他方の電極16の歯16aは幅狭く
なっているので、その互いの厚み方向での重なり部分の
厚み方向視形状は長方形となるとともに、その各重なり
部分の長方形の長辺長さは、主振動の共振波長λの20
倍以上に設定され、その長方形の短辺長さは、主振動の
共振波長λの5倍以下に設定されている。
【0065】(3)上記実施の形態では、基板に上下に
貫通する開口部を形成して振動部をその開口部に設ける
ものを示したが、例えば、図20に示すように、基板1
の上面側に有底の凹部50を形成して、その凹部50を
覆うように下部電極5を設け、圧電薄膜4を下部電極5
上に重ねて形成し、その圧電薄膜4上に上部電極6を形
成しても良い。
【0066】(4)上記実施の形態では圧電フィルタと
して、L型ラダーフィルタを示したが、例えば図21
(a),(b),(c)にそれぞれ示すように、本発明
に係る圧電共振子を、π型、L型(入力側に直列に圧電
共振子を接続する形態)、T型に接続して構成したラダ
ーフィルタとしても良い。
【0067】(5)また、本発明に係る圧電共振子なら
びに上述したような圧電フィルタは、図22に示される
デュプレクサ100に用いても良く、これにより、この
デュプレクサ100の送信や受信での特性や性能が高め
られる。
【0068】
【実施例】以下に、本発明者が実験して得られたデータ
を以下に示す。
【0069】圧電共振子において、圧電振動体の表裏両
面に形成された電極同士の厚み方向での重なり部分、す
なわち振動部の厚み方向視形状が長方形となるものを形
成し、その長方形の短辺と長辺の寸法を、主振動の共振
波長λに対して、4.2倍×67.5倍の圧電共振子、
5.6倍×50.6倍の圧電共振子、8.4倍×33.
7倍の圧電共振子についてのインピーダンス特性及び位
相特性を測定した結果を、それぞれ順に、図6,図7,
図8に示すグラフとして得た。
【0070】これにより、振動部の長辺は上記測定結果
のすべてにおいて主振動の共振波長λの20倍以上のも
のとなっているが、短辺については図6に示すグラフの
ものだけが主振動の共振波長λの5倍以下であって、こ
の図6に示すものが本願発明に係る圧電共振子に相当す
るのであって、この場合、図7及び図8に示す他の2つ
の測定データと比較して、スプリアスの発生が極めて低
いとともに、共振周波数と反共振周波数の幅もきわわて
狭いものであり、Qを大きくできることが判明した。
【0071】また、本発明者は、圧電共振子の振動部の
厚み方向視での面積がほぼ等しい2種類の形状、つまり
本発明に係る圧電共振子に対応する長方形(主振動の共
振波長λに対して短辺×長辺が3.3×85)の場合
と、従来の圧電共振子に対応する正方形(主振動の共振
波長λに対して各辺が53×53)の場合とでその特性
を比較するため、それぞれについて、インピーダンス特
性及び位相特性を測定し、その結果を図9,図10に示
すように得た。
【0072】図9に示す振動部が長方形のものでは、共
振点と反共振点との間がきわめて狭くなっているので、
Qが高いものとなるとともに、スプリアス振動がほとん
ど主振動に影響しないものとなっている。一方、図10
に示す振動部が正方形のものでは、共振点と反共振点と
の間が比較的広くなっているので、Qも長方形のものと
比較して低くなるものである。また、スプリアス振動が
主振動に近いところで発生しているので、各特性が長方
形のものよりも悪くなっている。
【0073】したがって、振動部の形状が正方形のまま
その寸法を単に大きくした場合、特性が低下してしまう
が、振動部の形状を長方形に替えて、その短辺と長辺と
のをそれぞれ主振動の共振波長の5倍以下、20倍以上
に設定することによって、振動部が正方形のものよりも
特性が向上するとともに、部品としてコンパクト化を図
ることも可能となっている。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、両電極が厚み方向で互
いに重なる部分、すなわち振動部を成す部分の形状が厚
み方向視で長方形に形成され、さらに、その長方形の長
辺長さが振動波長の20倍以上であり、その短辺長さが
振動波長の5倍以下となるように寸法設定されているこ
とによって、長辺ならびに短辺と振動波長との関係にお
いて、前者がQを下げるように働くのに対して後者がQ
を上げるように働くことから、長辺長さが大きくなって
いるにもかかわらずQを低下させないようにできるとい
う効果を奏する。
【0075】また、振動部の短辺長さが振動波長の5倍
以下であると、短辺長さできまるスプリアスのレベルが
きわめて低いものであるとともに、その共振周波数も主
振動の共振周波数とはかなり離れたものとなるから、ほ
とんどスプリアスが発生しないことになり、振動部の長
辺が振動波長の20倍以上であって、主振動のレスポン
スを十分なものとできるものでありながら、Qを下げる
ことなく、スプリアスの発生も抑制できるものとなって
いる。よって、従来のように、振動部の形状が正方形や
円形のものと比較して、主振動のレスポンスを十分とれ
るものでありながら、Qを低下させることなく、不要な
スプリアスの発生も十分抑制できて共振特性に優れた圧
電共振子を得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る圧電共振子の要部を
示す平面図
【図2】 本発明の実施形態に係る圧電共振子の要部を
示す縦断側面図
【図3】 本発明の実施形態に係るフィルタの要部を示
す平面図
【図4】 本発明の実施形態に係るフィルタの回路図
【図5】 本発明の別の実施形態に係る圧電共振子の要
部を示す平面図
【図6】 本発明に係る圧電共振子の各特性を示すグラ
【図7】 比較例の圧電共振子の各特性を示すグラフ
【図8】 比較例の圧電共振子の各特性を示すグラフ
【図9】 本発明に係る圧電共振子の各特性を示すグラ
【図10】 比較例として正方形の振動部の圧電共振子
の各特性を示すグラフ
【図11】 円形の振動部の直径が主振動の共振波長の
10倍の圧電共振子の各特性を示すグラフ
【図12】 円形の振動部の直径が主振動の共振波長の
20倍の圧電共振子の各特性を示すグラフ
【図13】 円形の振動部の直径が主振動の共振波長の
30倍の圧電共振子の各特性を示すグラフ
【図14】 円形の振動部の直径が主振動の共振波長の
40倍の圧電共振子の各特性を示すグラフ
【図15】 円形の振動部の直径が主振動の共振波長の
50倍の圧電共振子の各特性を示すグラフ
【図16】 円形の振動部の半径と共振周波数および電
気的結合係数との関係を示すグラフ
【図17】 円形の振動部の半径が振動波長λの1.7
倍の場合の各特性を示すグラフ
【図18】 円形の振動部の半径が振動波長λの10倍
の場合の各特性を示すグラフ
【図19】 円形の振動部の半径が振動波長λの50倍
の場合の各特性を示すグラフ
【図20】 本発明の別の実施の形態の圧電共振子の縦
断正面図
【図21】 本発明に係る圧電共振子を用いたπ型、L
型、T型の各圧電フィルタの回路図
【図22】 本発明に係る圧電共振子を用いたデュプレ
クサを示す概略説明図
【符号の説明】
1 圧電共振子 2 基板 4 圧電薄膜(薄膜部) 5 第1電極(下部電極) 6 第2電極(上部電極) 7 振動部 30 開口部 40 ラダーフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 忠志 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J108 AA07 BB07 BB08 CC11 CC12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板に形成されている、少
    なくとも1層以上の圧電薄膜を有する薄膜部の上下面を
    少なくとも一対の上部電極及び下部電極を対向させて挟
    む構造の振動部とを有する圧電共振子において、 前記上部電極及び下部電極が厚み方向で互いに重なる部
    分の形状は前記厚み方向視で長方形を成すとともに、 この長方形の長辺の長さは主振動の共振波長の20倍以
    上であり、 かつ、前記長方形の短辺の長さは前記共振波長の5倍以
    下である、ことを特徴とする圧電共振子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧電共振子において、 前記長方形の長辺の長さは主振動の共振波長の80倍以
    上であることを特徴とする圧電共振子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の圧電共振子に
    おいて、 前記長方形の短辺の長さは主振動の共振波長の3倍以下
    であることを特徴とする圧電共振子。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の圧電
    共振子において、 前記上部電極及び下部電極の前記厚み方向での重なり部
    分が前記薄膜部に対して複数個設けられていることを特
    徴とする圧電共振子。
  5. 【請求項5】 前記圧電薄膜がZnO若しくはAlNを
    主成分とすることを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載の圧電共振子。
  6. 【請求項6】 前記基板は開口部若しくは凹部を有し、
    前記開口部若しくは凹部上に前記振動部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    圧電共振子。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の圧電
    共振子を用いたことを特徴とするフィルタ。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれかに記載の圧電
    共振子を用いて、ラダー構成にしたことを特徴とするフ
    ィルタ。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載の圧電
    共振子又は圧電フィルタを用いたことを特徴とするデュ
    プレクサ。
  10. 【請求項10】 請求項1から8のいずれかに記載の圧
    電共振子又は圧電フィルタを用いたことを特徴とする通
    信装置。
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