JP2003282742A - 半導体記憶装置及び書き込みと読み出しの制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び書き込みと読み出しの制御方法

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JP2003282742A
JP2003282742A JP2002080675A JP2002080675A JP2003282742A JP 2003282742 A JP2003282742 A JP 2003282742A JP 2002080675 A JP2002080675 A JP 2002080675A JP 2002080675 A JP2002080675 A JP 2002080675A JP 2003282742 A JP2003282742 A JP 2003282742A
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memory cell
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JP2002080675A
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Teiichiro Nishisaka
禎一郎 西坂
Toshikatsu Jinbo
敏且 神保
Shigeki Kono
隆樹 河野
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NEC Electronics Corp
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NEC Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】埋め込み導電層を用いたプログラム可能な半導
体記憶装置において、埋め込み導電層による抵抗値を低
減し選択トランジスタを高耐圧化できる半導体記憶装置
の提供。 【解決手段】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複
数本並行に延在されてなる導電領域104を備え、2本
の導電領域の一端同士を導電領域104Aで接続してU
字形状の1組の副ビット線をなし、1組の副ビット線は
選択トランジスタ102を介して主ビット線101に接
続され、複数の選択トランジスタが前記メモリセルアレ
イの両側に対向して配置され、隣合う2本の導電領域の
間に設けられたゲート絶縁膜を覆って導電領域の長手方
向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電極
110を備え、一側の選択トランジスタに接続される1
組の副ビット線をなす2本の導電領域の間に、他側の複
数の選択トランジスタに接続される複数組の副ビット線
をなす導電領域の各一本が配置され、1組の副ビット線
をなす導電領域の対は各々の両端が前記基板上層の配線
112を介して互いに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置とそ
の書き込みと読み出しの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリセルアレイのビット線を基板表面
に設けた不純物導電領域で構成した半導体記憶装置にお
いては、メモリセルを分離するトランジスタ間の分離領
域がなくメモリセルのサイズを小さくできることから、
メモリ容量の増大に適している。しかしながら、ビット
線をシリコン基板に設けた不純物導電領域で形成してい
るため、ビット線の抵抗値や寄生容量等により高速動作
に適応できず、メモリ容量の増大によりビット線が長く
なり高速動作は困難となる。さらに、ビット線長の増大
により、ビット線の抵抗値によるメモリセルへ印加され
る書き込み電圧の低下等の問題もある。
【0003】例えば特開平6−283689号公報に
は、導電領域で構成したビット線の抵抗を下げ高速動作
を可能とするマスクROMの構成が開示されている。図
14は、半導体メモリ装置のメモリセル部分の平面図で
ある。図15は、その回路構成を示す図である。P型の
シリコン基板の表面部分には、メモリセルトランジスタ
のソースあるいはドレインとして働く複数のN型の導電
領域(N+拡散層)11が一定の間隔をおいて互いに並
行に配列されている。導電領域11はメモリセル領域を
横切るようにして配置され、それぞれ2列おきに一方の
端部が、N型の接続導電領域12に連続することでU字
状に接続される。各接続導電領域12の外周には、独立
したN型の補助導電領域13が接続導電領域12から一
定の距離だけ離れて配置される。これら各導電領域1
1、12、13が形成されたシリコン基板10上には、
ゲート絶縁膜を介して、多結晶シリコンからなる複数の
ゲート電極15が導電領域11と交差して互いに平行に
配列される。ゲート電極15はワード線となるもので、
行アドレスデータにより指定される行に選択的に所定の
電圧が与えられる。また、これらのゲート電極15の両
側には、同様に多結晶シリコンからなる選択ゲート電極
16が、接続導電領域12と補助導電領域13とに跨る
ようにそれぞれ配列される。これにより、選択ゲート電
極16をゲートとし、接続導電領域12及び補助導電領
域13をソース及びドレインとする選択トランジスタT
2が形成される。この選択トランジスタT2について
は、導電領域11の一方の側で4列毎に設けられること
になるため、補助導電領域13の大きさ次第でゲート幅
を広く設定でき、抵抗値を十分に小さく設定することが
できる。
【0004】なお、これらの選択トランジスタT2で
は、隣り合うものが共通のゲート電極で駆動されること
から、互いの導電領域11間の導通を防止するように、
各選択トランジスタT2の間にP型の不純物領域19が
形成される。この素子分離はイオン注入等で形成され
る。
【0005】各メモリセルを構成するトランジスタT1
では、行毎に連続するゲート電極15がワード線WLを
成し、行アドレスデータに基づく選択信号によって選択
的に活性化される。同様にして、選択トランジスタT2
は、ゲート電極15の両側で各選択ゲート電極16が共
通となっており、この選択ゲート電極16が選択制御線
SLを成している。そしてアルミニウム配線18は、主
ビット線BLを成し、列アドレスデータに基づく選択信
号を受けて選択的に活性化される。即ち、アドレスデー
タに対応して2本のアルミ配線18を指定して電源電位
及び接地電位をそれぞれに印加すると共に、指定される
アルミ配線18に接続される選択トランジスタT2をオ
ンして、導電領域11をアルミ配線18に接続すると、
隣り合う2列の導電領域11が選択的に活性化される。
各アルミニウム配線18については、選択状態のときに
印加される電圧が電源電圧または接地電圧のいずれかに
固定されていず、選択するビット線BLの組み合わせに
よって、電源電圧と接地電圧とを切り換えるようにして
いる。
【0006】ビット線BLの選択は、隣り合った一対、
または間に1本おいた一対のいずれかで行われる。した
がって、導電領域11の選択とゲート電極15の選択と
の組み合わせにより、行列配置されるトランジスタT1
の中の1つがアドレスデータに応じて指定され、このと
きのMOSトランジスタT1のオン/オフによる導電領
域11の電位変動が、アルミ配線(主ビット線)に選択
的に接続されるセンスアンプ(不図示)により判定され
る。
【0007】ところで、図14、図15に示された半導
体記憶装置のメモリセルは読み出し専用であり、書き込
みは行われない。EEPROM(電気的に消去、及び書
き換え可能な読み出し専用メモリ)等、書き込みを行う
構成の場合、メモリセルトランジスタのソース又はドレ
インには高電圧が印加されることになる。選択トランジ
スタのオン抵抗を小さくし、書き込み時の電流低下を抑
制するために、高耐圧トランジスタとする場合、選択ト
ランジスタの素子分離用の不純物層で接合耐圧が低下
し、選択トランジスタのブレークダウンが生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする課題は、不純物による導電層を用いた
プログラム可能な半導体記憶装置において、メモリセル
が接続する不純物による導電層による抵抗値を低減する
とともに、選択トランジスタを高耐圧化できる半導体記
憶装置を提供することにある。
【0009】本発明が解決しようとする他の課題は、書
き込み時の電圧低下を抑止するとともに、読み出し電流
の低下を抑止可能とした構成の半導体記憶装置及びその
書き込み及び読み出し方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題の少なくとも一
つを解決するための手段を提供する本発明の一つのアス
ペクトに係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ領域
をなす基板表面に複数本並行に延在されてなる導電領域
を備え、2本の前記導電領域の一端同士を接続して1組
の副ビット線をなし、前記1組の副ビット線は選択トラ
ンジスタを介して主ビット線に接続され、複数の前記選
択トランジスタが前記メモリセルアレイの両側に配置さ
れており、前記導電領域の長手方向に直交する方向に延
在されワード線をなすゲート電極を備え、前記メモリセ
ルアレイの一側の選択トランジスタに接続される1組の
副ビット線の間に、前記メモリセルアレイの他側の複数
の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビ
ット線の各一本が配置されており、前記選択トランジス
タがフィールド酸化膜で素子分離されている。本発明に
おいて、前記1組の副ビット線を構成する2本の前記導
電領域の一端同士が、前記基板表面の導電領域を介して
接続されている。
【0011】本発明の一つのアスペクトに係る半導体記
憶装置は、メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複数
本並行に延在されてなる導電領域を備え、2本の導電領
域(「第1、第2の導電領域」という)の一端同士を、
前記第1、第2の導電領域に直交する方向に配設される
導電領域(「第3の導電領域」という)で接続して1組
の副ビット線をなし、前記1組の副ビット線は選択トラ
ンジスタを介して主ビット線に接続され、複数の前記選
択トランジスタが前記メモリセルアレイの両側に配置さ
れており、並行に延在されてなる前記第1、第2の導電
領域のの長手方向に直交する方向に延在されワード線を
なすゲート電極を備え、一側の選択トランジスタに接続
される1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領
域の間には、他側の複数の選択トランジスタにそれぞれ
接続される複数組の副ビット線のそれぞれについて前記
第1と第2の導電領域のいずれかが配置されており、1
組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領域は、そ
れぞれ、その長手方向の両端が前記基板上層の配線を介
して互いに接続されている。
【0012】本発明において、前記選択トランジスタに
位置する側の端部同士が前記第3の導電領域で接続され
1組の副ビット線をなす2本の導電領域は、前記選択ト
ランジスタ側に位置する端部とは、長手方向に反対側の
他側の端部同士が、前記基板上層の配線を介して、互い
に接続される構成としてもよい。
【0013】本発明において、前記選択トランジスタに
位置する側の端部同士が前記第3の導電領域で接続され
1組の副ビット線をなす2本の導電領域の対に対して、
それぞれの長手方向の両端部にわたって延在される、基
板上層の配線を備え、基板上層の配線は、前記導電領域
の両端の他、両端の間の少なくとも一つの箇所で前記導
電領域に接続される構成としてもよい。
【0014】本発明の一つのアスペクトに係る半導体記
憶装置は、前記1組の副ビット線を構成する2本の前記
導電領域のうち一の導電領域の一側の端部と、他の導電
領域の、前記一側とは前記導電領域の長手方向に反対側
に位置する他側端部とが、基板上層の配線を介して互い
に接続されている。
【0015】本発明のさらに別のアスペクトに係る半導
体記憶装置は、前記メモリセルアレイにおいて、一の導
電領域の一側の端部と、他の導電領域の、前記一側とは
長手方向に反対側に位置する他側端部とが、基板上層の
配線で互いに接続されて1組の副ビット線をなす導電領
域対が、複数段設けられており、前記1つの選択トラン
ジスタに共通に接続される各段の導電領域は、それぞ
れ、前記1つの選択トランジスタと前記段の導電領域の
一端との間に配置されている各段の前記配線を介して前
記1つの選択トランジスタに接続される構成としてもよ
い。
【0016】図14等に示したU字形状の導電領域の構
成を例えば書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に適
用した場合、書き込み電流の減少等の対策が必要である
ことを、本発明者は知見した。本発明の他のアスペクト
に係る方法は、基板表面に並行に延在されてなる第1、
第2の導電領域からなる対を接続して1組の副ビット線
を形成し、それぞれの副ビット線の組を対応する主ビッ
ト線に接続する選択トランジスタがメモリセルアレイの
両側に配置されており、前記メモリセルアレイの一側と
他側に配置される選択トランジスタに接続される複数組
の副ビット線が互いに入れ違いで配置されてなる半導体
記憶装置の書き込みの制御方法であって、選択されたメ
モリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうちの一方
の導電領域にグランド電位、他の導電領域に所定の正電
圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所
定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行
う場合、前記正電圧を印加する前記他の導電領域の隣の
導電領域と、前記正電圧を印加する他の導電領域と対を
なして1組の副ビット線を構成する導電領域の隣の導電
領域のうち、前記一方の導電領域以外の導電領域を有す
る副ビット線を構成する導電領域に、前記他の導電領域
に印加される前記正電圧とグランド電位との間の電圧を
印加する。
【0017】本発明の他のアスペクトに係る方法は、基
板表面に並行に延在されてなる第1、第2の導電領域か
らなる対を接続して1組の副ビット線を形成し、それぞ
れの副ビット線の組を対応する主ビット線に接続する選
択トランジスタがメモリセルアレイの両側に配置されて
おり、前記メモリセルアレイの一側と他側に配置される
選択トランジスタに接続される複数組の副ビット線が互
いに入れ違いで配置されてなる半導体記憶装置の読み出
しの制御方法であって、選択されたメモリセルに対応す
る相隣る2列の導電領域のうち一方の導電領域にグラン
ド電位、他の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メ
モリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加
し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧
を印加する前記他の導電領域の隣の導電領域と、前記正
電圧を印加する他の導電領域と対をなして1組の副ビッ
ト線を構成する導電領域の隣の導電領域のうち、前記一
方の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成
する導電領域に、前記他の導電領域と同レベルの正電圧
を印加する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明に係る半導体記憶装置は、その一実施の形
態において、図1を参照すると、基板表面において一つ
の方向に沿って互いに分離されて並行に延在されている
複数本の導電領域(104)を備え、2本の導電領域
(104)を対(例えばa,a)として、導電領域対の
一端同士を、基板表面に、導電領域(104)と直交す
る方向に設けられる導電領域(104A)で接続して1
組の副ビット線を形成している。導電領域(104)と
導電領域(104A)はともに基板表面に形成された不
純物拡散層、例えばN+拡散層よりなる。1組の副ビッ
ト線は、その2次元形状がU字形状のパターンとされて
いる。すなわち、メモリセルアレイ内を副ビット線とし
て延在される2本の導電領域(104、例えばa,a)
は、U字形状の2本の拡延部をなし、導電領域(104
A)は、U字形状の底部をなす。複数本互いに並行に延
在されてなる導電領域(104)の長手方向に直交する
方向にワード線をなすゲート電極(110)が複数本配
設されており、相隣る2本の導電領域(104)とこれ
と交差するゲート電極(110)が、メモリセルMCを
構成している。
【0019】1組の副ビット線を対応する主ビット線
(101)に接続する選択トランジスタ(102)が、
メモリセルアレイの両側にそれぞれ配置されており、メ
モリセルアレイの一側に配置される選択トランジスタ
(102)に接続される複数組の副ビット線と、メモリ
セルアレイの他側に配置される選択トランジスタ(10
2)に接続される複数組の副ビット線とが互いに入れ違
いで配置されている。
【0020】メモリセルアレイの一側の選択トランジス
タ(102)を介して主ビット線(101)に接続され
る1組の副ビット線を構成する互いに並行な2本の導電
領域(1組の副ビット線を構成する互いに並行な2本の
導電領域を「第1、第2の導電領域」という)に着目す
ると、第1、第2の導電領域(a、a)間の領域には、
この1組の副ビット線が接続される選択トランジスタに
対向する側の選択トランジスタを介して、相隣る2本の
主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線のそ
れぞれについて、第1、第2導電領域のいずれか1本
(b、c)の計2本が等間隔で配置されており、これら
は、a,b、c、aの順で配設されている。1組の副ビ
ット線をなす導電領域対同士は、好ましくは、導電領域
(104A)において、抵抗のほぼ等しい中間の箇所
で、選択トランジスタ(102)のソース又はドレイン
拡散層(N+拡散層)に接続される。
【0021】このように、本発明の一実施の形態におい
ては、基板表面に互いに分離して並行に延在されている
2本の導電領域(104)からなる対について、それぞ
れの長手方向の端部のうち、対応する選択トランジスタ
(102)側に位置する端部同士を、2本の導電領域
(104)に直交する導電領域(104A)で接続し
て、1組の副ビット線を形成し、1本の主ビット線に対
応する1組の副ビット線(a、a)の間に、他側の選択
トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線
の各1本(b、c)が配置されるレイアウト構成とする
ことで、副ビット線をなす導電領域の抵抗を低減し、記
憶容量の増大、チップ面積の低減を可能としている。こ
の実施の形態においては、1組の副ビットをなす導電領
域について、対応する選択トランジスタ(102)から
の遠端部の距離は、副ビット線を1本で構成した場合
の、半分となり、したがって、抵抗値も半分となる。
【0022】本発明は、その好ましい実施の形態におい
て、選択トランジスタ(102)間の素子分離がフィー
ルド酸化膜(106)で行われており、高耐圧化を可能
とし、メモリセルへの書き込み電流の減少を抑止可能と
している。
【0023】本発明は、その好ましい別の実施の形態に
おいて、図6及び図7を参照すると、1組の副ビット線
をなす2本の導電領域(104)の対は、対応する選択
トランジスタ(102)側に位置する端部(「一側端
部」という)同士が、導電領域(104A)で接続され
るとともに、導電領域(104)の対のそれぞれは、一
側端部と、該一側端部と長手方向に反対側に位置する他
側端部とが、導電領域(104)の長手方向に沿って、
基板上の配線層(1Al)に設けられている配線(11
2)を介して接続される構成としてもよい。
【0024】本発明は、その好ましい別の実施の形態に
おいて、図10を参照すると、1組の副ビット線をなす
2本の導電領域(104)の対は、対応する選択トラン
ジスタ(102)側に位置する端部(「一側端部」とい
う)同士が、導電領域(104A)で接続されるととも
に、1組の副ビット線の2本の導電領域(104)のそ
れぞれの長手方向に沿って、基板上の配線層(1Al)
に設けられている配線(112)を備えており、配線
(112)は、対応する導電領域(104)の長手方向
の両端部においてコンタクト(111)で接続されると
ともに、前記導電領域の長手方向両端部の間の、1又は
複数の箇所で、対応する導電領域に、コンタクト(11
1)で接続される。
【0025】本発明は、その好ましい別の実施の形態に
おいて、図11を参照すると、1組の副ビット線をなす
2本の導電領域(104)の対は、対応する選択トラン
ジスタ(102)側に位置する端部(「一側端部」とい
う)同士が、導電領域(104A)で接続されるととも
に、該一側端部とは長手方向の反対側に位置する他側端
部同士が、基板上の配線層(1Al)の配線(105)
を介して互いに接続されている。
【0026】本発明は、その好ましい別の実施の形態に
おいて、図12を参照すると、一側の選択トランジスタ
に接続される1組の副ビット線をなす2本の導電領域
(104)の間に、他側の複数の選択トランジスタにそ
れぞれ接続される複数組の副ビット線をなす導電領域の
各一本が配置されているセルアレイ(N本のワード線か
らなる)を、メモリセルアレイの両側の前記選択トラン
ジスタの間に複数段(M組)備え、同一の主ビット線に
選択トランジスタを介して接続される、各段の副ビット
線に対して、基板上層で、一側の選択トランジスタ(1
02)から副ビット線の導電領域の長手方向に沿って延
在される配線(112)(「メタル副ビット配線」とも
いう)を備え、同一の主ビット線に接続される、各段の
副ビット線のそれぞれは、U字形状の底部をなす導電領
域(104A)側に設けられたコンタクト(111)
で、配線(112)とそれぞれ接続される。
【0027】本発明は、その好ましい別の実施の形態に
おいて、図13を参照すると、メモリセルアレイの一側
の選択トランジスタに接続される1組の副ビット線をな
す2本の導電領域(104)の間に、メモリセルアレイ
の他側の複数の選択トランジスタにそれぞれ接続される
複数組の副ビット線をなす導電領域の各一本が配置され
ているセルアレイ(それぞれN本のワード線を有する)
を、メモリセルアレイの両側の選択トランジスタの間に
複数段(M組)備えている。同一の主ビット線(10
1)に選択トランジスタを介して接続される、各段の副
ビット線に対して、基板上層で、一側の選択トランジス
タ(102)から、導電領域(104)の長手方向に沿
って延在される配線(113)を備え、同一の主ビット
線に接続される、各段の副ビット線は、U字形状の底部
をなす導電領域(104A)側に位置するコンタクト
(111)で、配線(113)とそれぞれ接続されてい
る。1つの主ビット線に選択トランジスタを介して接続
される各段の副ビット線をなす導電領域(104)対
は、導電領域(104A)で接続される側の端部とは反
対側に位置する端部同士が、基板上層の配線(105)
を介して接続されている。
【0028】本発明は、その好ましい別の実施の形態に
おいて、図16を参照すると、1組の副ビット線を構成
する2本の導電領域(104)のうち一の導電領域の一
側の端部と、他の導電領域の該一側とは導電領域の長手
方向に反対側に位置する他側端部とが、基板上層を該導
電領域に対して斜めに配設されている配線(112)を
介して互いに接続されている。かかる構成により、メモ
リセルトランジスタを構成する2つの拡散層にそれぞれ
接続する副ビット線の抵抗(選択トランジスタから該メ
モリセルの拡散層までの導電領域の抵抗値)の和は、メ
モリセルの位置によらずに一定となる。
【0029】本発明は、その好ましい別の実施の形態に
おいて、図18を参照すると、メモリセルアレイにおい
て、1組の副ビット線をなす2本の前記導電領域が、複
数のワード線を単位に、複数段設けられており、各段に
おいて、前記1組の副ビット線をなす2本の導電領域の
一の導電領域の一側の端部と、他の導電領域の該一側と
は長手方向に反対側に位置する他側端部とが、基板上層
の配線(112)で互いに接続されており、前記各段の
前記1組の副ビット線は、前記1組の副ビット線をなす
一の導電領域の一端と、前記1組の副ビット線に対応す
る前記選択トランジスタ(102)との間の各段にそれ
ぞれ配設されている前記配線を介して、前記選択トラン
ジスタ(102)に共通に接続されている。さらに、1
組の副ビット線をなす各段の2本の導電領域について相
隣る段の各1本ずつの導電領域は共通の端部を有し、該
共通の端部でコンタクト(111)を介して配線(11
2)に接続されている。
【0030】この実施の形態の半導体記憶装置は、各段
において、メモリセルトランジスタを構成する2つの拡
散層に接続する副ビット線の抵抗(選択トランジスタか
ら該メモリセルの拡散層までの導電領域の抵抗値)の和
は、メモリセルの位置によらずに一定となる。メモリセ
ルアレイを複数のワード線毎に分割しており、メモリセ
ルトランジスタの2つの拡散層に接続する副ビット線の
抵抗の和は、各段のワード線の本数に対応した抵抗値と
なり、複数段の構成をとらず、1組の副ビットをなす2
本の導電領域をメモリセルアレイ全体に延在されて、2
本の導電領域の端部を対角線状に接続する構成(図16
参照)と比べて、メモリセルトランジスタの2つの拡散
層に接続する副ビット線の抵抗の和を減少させている。
【0031】本発明に係る方法は、その好ましい別の実
施の形態において、上記した半導体記憶装置のプログラ
ムにあたり、選択されたメモリセルに対応する相隣る2
列の導電領域のうち、一方の導電領域(例えば図8
(a)の(3);図8では数字を丸印で囲んで表してい
る)にグランド電位、他の導電領域(図8(a)の
(4))に所定の正電圧Hを印加し、選択された前記メモ
リセルに対応するゲート電極(110)(ワード線)を
所定の電圧Vgとし、メモリセルへの書き込みを行う場
合、正電圧Hを印加する該他の導電領域(図8(a)の
(4))の隣の導電領域(図8(a)の(3)と(5))と、正
電圧Hを印加する該他の導電領域(図8(a)の(4))
と対をなして1組の副ビット線を構成する導電領域(図
8(a)の(1))の隣の導電領域(図8(a)の-(8)と
(2))のうち、前記一方の導電領域(図8(a)の(3))
以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域
(図8(a)の-(8)、(2)、(5))に対して、正電圧Hと
グランド電位の間の電圧(例えば中間電圧M)を印加す
る、かかる書き込み制御を行う。かかる制御により、隣
接セルへのプログラムを抑止する。
【0032】本発明に係る方法は、その好ましい別の実
施の形態において、上記した半導体記憶装置の読み出し
(例えば図9の(4)Lノード)にあたり、選択されたメ
モリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち一方の
導電領域(図9(a)の(4))にグランド電位、他方の
導電領域(図9(a)の(3))に所定の正電圧Hを印加
し、前記メモリセルに対応するゲート電極(110)
(ワード線)に所定の正電圧Vgを印加し、前記メモリ
セルの読み出しを行う場合、前記正電圧Hを印加する他
方の導電領域(図9(a)の(3))の隣の導電領域(図
9(a)の(2)と(4))と、正電圧Hを印加する他の導電
領域(図9(a)の(3))と対をなして1組の副ビット
線を構成する導電領域(図9(a)の(6))の隣の導電
領域(図9(a)の(5)と(7))のうち、前記一方の導電
領域(図9(a)の(4))以外の導電領域を有する副ビ
ット線を構成する導電領域(図8(a)の(2)、(5)、
(7))に対して、前記他方の導電領域(図9(a)の
(3))と同レベルの正電圧Hを印加する。かかる制御に
より、読みだし時、前記他方の導電領域(図9(a)の
(3))から導電領域(図9(a)の(1))への電流の流れ
こみは防止される。
【0033】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明に係る半導体記憶装置のレ
イアウト構成の一例を模式的に示す図であり、書き換え
可能な不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの一
部(ブロック)が示されている。本発明は、その一実施
例において、図1を参照すると、複数のメモリセルMC
がアレイ状に配置されるメモリセルアレイは、主ビット
線と副ビット線の階層ビット線構造を有する。副ビット
線は、例えばシリコン基板表面上に形成されるN+拡散
層よりなる導電領域(「N+埋め込み線」ともいう)1
04を、複数本互いに分離して並行に延在して形成され
る。アルミ配線等からなる主ビット線101は、基板上
に設けられる配線層上にパターン形成されており、選択
制御線をゲートに入力してオン・オフ制御される選択ト
ランジスタ(「ブロックセレクタトランジスタ」、「ブ
ロック選択トランジスタ」ともいう)102を介して副
ビット線と接続される構成とされている。
【0034】より詳細には、図1を参照すると、基板表
面のメモリセルアレイ領域上に、メモリセルアレイの一
側から対向する側に、複数本、並行に延在されてなる第
1群の導電領域(例えばa、a…)を備え、メモリセル
アレイの他側から一側に、複数本、並行に延在されてな
る第2群の導電領域(例えばb、c、…)を備えてい
る。
【0035】これら導電領域104の延在方向と直交す
る方向に、互いに並行に延在されてなる複数本(N本)
のゲート電極110が、ゲート絶縁膜(図1では、後述
されるONO膜202)の上に、形成されている。
【0036】導電領域104は、同一群に属する2本の
導電領域が1組で副ビット線をなし、1組の副ビット線
をなす2本の導電領域は、選択トランジスタ102側に
位置する側の端部同士が、基板表面の導電領域104A
を介して互いに接続されており、導電領域104Aはそ
の一側が選択トランジスタ102の一方の拡散層108
に接続されるという具合にパターン形成されており、選
択トランジスタ102の他方の拡散層107には基板上
層の第1アルミ配線層の主ビット線101がコンタクト
で接続されている。
【0037】2本で一つの副ビット線をなす導電領域1
04の対の各々は、対応する選択トランジスタ102側
に位置する端部同士が、基板表面上の導電領域104A
で互いに接続されている。1組の副ビット線をなす2本
の導電領域104とこれらを接続する導電領域104A
は、基板表面(2次元平面上)でほぼU字形状をなして
いる。導電領域104の対はU字形状の2本の拡延部を
なし、導電領域104AはU字形状の底部をなしてい
る。
【0038】1組の副ビット線をなす第1群の2本の導
電領域a、aの間には、該1組の副ビット線が接続され
る選択トランジスタ102と反対側の選択トランジスタ
を介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続され
る、2本の副ビット線をなす導電領域対の各1本b、c
の、計2本が配置され、これらの導電領域は、a、b、
c、aの順で同一ピッチで配置されている。このような
副ビット線のパターンが、対向配置される選択トランジ
スタの間で繰り返される。
【0039】各導電領域104が形成された基板上に
は、ゲート絶縁膜、あるいはONO膜202を介して、
例えば多結晶シリコン上とソース/ドレイン拡散層の両
方に自己整合的に金属シリサイドを形成したサリサイド
構成の複数(N本)のゲート電極110が、導電領域1
04と交差して互いに平行に配列される。ゲート電極1
10はワード線となるもので、ロウデコーダ(不図示)
により指定される行に、選択的に所定の電圧が与えられ
る。また、N本のゲート電極110の両側(図1のメモ
リセルアレイの上下両側)には、例えば多結晶シリコン
あるいは上記と同様金属サリサイド構成からなる選択ゲ
ート電極103が、互いに離間した拡散層107と拡散
層108とに跨るようにそれぞれ配列される。選択ゲー
ト電極103をゲートとし、拡散層107及び拡散層1
08をソース及びドレインとする選択トランジスタ10
2が形成される。
【0040】この実施例において、選択トランジスタ1
02間の素子分離はフィールド酸化膜106で行われて
いる。このため、イオン注入等によって形成される不純
物領域による素子分離と比べて、選択トランジスタ10
2を高耐圧化でき、書き込み時の書き込み対象のメモリ
セルの導電領域に供給される電圧低下を抑制することが
できる。
【0041】メモリセルMCを構成するトランジスタ
は、行(ロウ)毎に、共通に配置されるゲート電極11
0がワード線WLを成し、ロウデコーダ(不図示)によ
って選択的に活性化される。選択トランジスタ102
は、メモリセルアレイの両側で各選択ゲート電極103
が共通となっており、この選択ゲート電極103が選択
制御線SLを成している。
【0042】第1アルミ配線層(1Al)の主ビット線
101は、不図示のカラムデコーダに基づくカラム選択
信号を受けて選択的に活性化される。即ち、アドレスデ
ータに対応して、例えば2本の主ビット線を指定して電
源電位及び接地電位をそれぞれに印加すると共に、指定
される主ビット線101に接続される選択トランジスタ
102をオンして、副ビット線をなす導電領域104を
主ビット線101に接続し、隣り合う2列の導電領域1
04が選択的に活性化される。
【0043】基板上層の第1アルミ配線層(2Al)の
主ビット線101は、コンタクトにより選択トランジス
タ102の拡散層107と接続されており、選択トラン
ジスタ102の拡散層108は、そのまま基板表面内で
延在され、導電領域104Aを形成し、互いに並行な2
本の導電領域対104に分岐している。これらの導電領
域104、104Aは、拡散層107、108と同時に
基板表面に形成される。
【0044】この実施例では、メモリセルMCは、隣合
う導電領域104の隙間のチャネル領域に、第1の酸化
膜と、窒化膜と、第2の酸化膜とが重なるように形成さ
れてなるONO(oxide−nitride−oxide)膜202を
有している。ONO膜は、電子捕獲用膜として作用し記
憶ノードを形成する。ONO膜の第2の酸化膜の上に導
電領域の長手方向と直交する向きにゲート電極110
が、一行の複数のメモリセルに共通に形成され、ワード
線を構成している。
【0045】図2は、図1にレイアウトの一例を示した
本発明の一実施例のメモリセルアレイの回路構成を示す
図である。図2において、101は主ビット線、102
は選択トランジスタ、103は選択制御線SL、104
は副ビット線(導電領域)、105は副ビット線の導電
領域を接続する配線、110はワード線WLである。選
択制御線SLがHighレベルのとき、選択トランジス
タ102が導通し、主ビット線101は1組の副ビット
線104に接続される。複数のメモリセルMCがアレイ
状に配置されるメモリセルアレイの一側の第1群の選択
トランジスタの一つをなす選択トランジスタTrAを介
して主ビット線Aに接続される1組の副ビット線を構成
し、左右で1対をなす第1、第2の導電領域(a、a)
の間の領域には、他側に位置する第2群の選択トランジ
スタをなす選択トランジスタTrB、TrCを介して2
本の主ビット線B、Cに接続される2組の副ビット線の
それぞれについて第1、第2の導電領域のいずれかが
(図2では、右導電領域b、左導電領域cの各1本)、
1組の副ビット線をなす第1、第2の導電領域(a、
a)の内側に設けられている。
【0046】メモリセルアレイの一側の配置される他の
選択トランジスタTrB、TrCに接続される導電領域
対b、cについても、それぞれの間に、他側の選択トラ
ンジスタに接続される2組の副ビット線の導電領域対の
各1本が配置されるという構造を有し、複数組の副ビッ
ト線を入れ替えて配置するレイアウト構成がワード線方
向に沿って繰り返される。
【0047】例えばワード線WL8にゲート電極が接続
され、導電領域aとbに接続するメモリセルを選択する
場合、選択ゲート電極SLをHighレベルとし、当該
ブロックが選択され、ワード線WL8がHighレベル
とされ、主ビット線AとBに電源電位又はグランド電位
が供給される。以下、本発明の一実施例で用いられるメ
モリセルMCの一例として、MONOS(metal-ONO−s
ilicon)型メモリセルについてその構成及び動作の一例
を説明しておく。
【0048】図3は、MONOS型のメモリセルの構成
を模式的に示す図である。シリコン基板201には、ソ
ース又はドレインとなるN+拡散層204が設けられて
おり、その上に絶縁酸化膜203が形成され、基板20
1露出面と絶縁酸化膜203の側縁部に跨ってONO膜
202が形成されており、N+拡散層204の長手方向
と直交する方向にゲート電極205が配設されている。
ONO膜の各N+拡散層204端部が電子をトラップす
る記憶ノード206となり、一つのセルに2ビットの情
報が格納される。ONO膜は、第1層の酸化膜(例えば
シリコン酸化膜)、第2層の窒化膜(例えばシリコン窒
化膜)、第3層の酸化膜(例えばシリコン酸化膜)より
なる。ONO膜を備えたメモリセルの詳細については、
例えば特表2001−512290号公報の記載等が参
照される。
【0049】図4は、メモリセルのプログラム(書き込
み)を説明するための模式図である。2つの記憶ノード
のうち書き込む側の一の記憶ノード側のN+拡散層20
4に書き込み電圧Vdを与え、他の記憶ノード側のN+
拡散層204には0Vを与え、ゲート電極205にVg
(10V)を与えることで、ONO膜の窒化膜に、チャ
ネル・ホットエレクトロンが流入し、電子トラップ領域
に局所的に捕獲される。図4(a)に示すように、図で
左側ビットの記憶ノードを書き込む場合、左側の導電領
域をVd=5V、ゲート電極205をVg=10V、右
側のN+拡散層204を0Vとする。図4(b)に示す
ように、左側のビットを書き込んだ後に、右側ビットの
記憶ノードに書き込む場合、右側のN+拡散層204を
Vd=5V、ゲート電極205をVg=10V、左側の
N+拡散層204を0Vとする。なお、窒化膜は非導電
性であることから、捕獲された電荷は、高電圧が印加さ
れる導電領域の近傍に局在し、局在された電子トラップ
領域を構成し、チャネル全長のうち、電子トラップ領域
の下方の部分だけしきい値電圧が上昇し(例えば4
V)、ゲート下方に延長するチャネル全長のうちの残り
の部分では、しきい値電圧はほとんど変わらない。
【0050】図5は、メモリセルのリード(読み出し)
を説明するための模式図である。リード時には、2つの
記憶ノードのうち読み出す側の一の記憶ノード側の導電
領域に0Vを与え、他の記憶ノード側の導電領域には
1.5から2Vを与え、ゲート電極に3V〜4Vを与え
る。図5(a)に示すように、左側ビットの記憶ノード
を読み出す場合、左側のN+拡散層204に0Vを与
え、右側のN+拡散層204にはVd=1.5から2V
を与え、ゲート電極にVg=3Vから4Vを与える。図
5(b)に示すように、右側ビットの記憶ノードを読み
出す場合、右側のN+拡散層204に0Vを与え、左側
のN+拡散層204にはVd=1.5から2Vを与え、
ゲート電極にVg=3Vから4Vを与える。
【0051】読み出し時、ゲート電圧とVdを導電領域
に印加すると、電子は、0Vが印加される導電領域側か
ら引き出され、ドレインに向かって流れ始める。既書き
込み状態であれば、読み出し時にチャネル電流は全く流
れないか、流れたとしても僅かな電流しか流れない。す
なわち、ゲート電極に3V〜4V、Vd=2V、読み出
しノードの導電領域を接地すると、ONO膜のうち、電
荷を捕獲していない部分の真下に位置するチャネルの部
分には反転状態が発生し、電子トラップ領域の真下のチ
ャネル部分は非導通状態(非反転状態)となる。すなわ
ち、読み出す側の記憶ノード(リードノード)に電子が
トラップされていない場合、Vd=1.5〜2Vが印加
される導電領域から0Vの導電領域側にチャネル電流は
流れる。一の記憶ノードに電子がトラップされている
と、Vd=1.5〜2Vが印加される導電領域から0V
の導電領域側に、チャネル電流は流れない。なお、メモ
リセルの2つのN+拡散層204は、一般のMOSトラ
ンジスタのように、ソース、ドレインは固定されない。
【0052】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。図6は、本発明の第2の実施例のレイアウト構成を
説明するための図である。図7は、図6の構成を等価回
路で示した図である。図6及び図7を参照すると、この
実施例は、主ビット線101に選択トランジスタ102
を介して接続される1組の副ビット線をなす導電領域1
04の対は、選択トランジスタ102の側に位置する一
側の端部と、該一側の端部とは長手方向に反対側に位置
する他側端部とが、第1アルミ配線層(1Al)に、当
該導電領域に沿って設けられた一つの配線112と、コ
ンタクト111で接続されている。この実施例では、主
ビット線101は第2アルミ配線層に形成されている。
【0053】このように、本実施例においては、導電領
域104の長手方向の両端を、第1アルミ配線層に形成
された配線112を介して接続したものであり、これ以
外の構成は、前記実施例と同様とされている。すなわ
ち、1組の副ビット線をなす導電領域対は、対応する選
択トランジスタ102の側に位置する一側の端部同士が
導電領域104Aで接続されており、メモリセルMCは
ONO膜202を有する構成とされている。
【0054】図7を参照すると、一側の選択トランジス
タ102に遠端のワード線WL8に接続するメモリセル
MC8の拡散層と選択トランジスタ102との間の抵抗
はアルミ配線112による抵抗値のみとされ、実質的に
無視され、一側の選択トランジスタ102に遠端のワー
ド線WL1に接続するメモリセルMC1の拡散層の抵抗
値と同一とされる。
【0055】ワード線Wn(n=1〜8)に接続するメ
モリセルの拡散層の抵抗は、副ビット線のメモリセル間
の抵抗値をRとすると、nRと(8−n)Rの抵抗が並
列に接続されたものと等価となり、合成抵抗は、n(8
−n)R/8となる。
【0056】したがって、合成抵抗は、ワード線WL4
(n=4)で、最大値2Rとなり、副ビット線の抵抗値
を低減している。因みに、比較例として、例えばN+拡
散層等の導電領域で構成される副ビット線に、16個の
メモリセルを接続した場合、遠端部での拡散層の抵抗
は、16Rとなる。
【0057】本実施例によれば、選択トランジスタを高
耐圧化して選択トランジスタのオン抵抗を低減し、書き
込み時の電流低下を抑止するとともに、素子分離をフィ
ールド酸化膜で行っており耐圧低下を防止している。さ
らに、不純物拡散層よりなる導電領域104の長手方向
の両端をアルミ配線112で結線しているため、抵抗を
下げ、書き込み時の電位降下を抑制している。
【0058】図8は、本発明の実施例におけるメモリセ
ルのプログラム動作を説明するための図である。図8
(a)に示すように、メモリセルアレイの一側の主ビッ
ト線101に接続される1組の副ビット線の左導電領域
(1)(図では数字を丸印で囲んで示してある)、右導電
領域(4)(これらは104Aで接続される)の間には、対
向する側の副ビットの右、左の導電領域(2)、(3)が、図
の左から(1)、(2)、(3)、(4)の順番で等間隔で配置され
ており、同様にして、1組の副ビット線の左右の導電領
域(5)、(8)の間には、対向する側の副ビット線の右、左
の導電領域(6)、(7)が、図の左から(5)、(6)、(7)、(8)
の順番で等間隔で配置されている。
【0059】図8において、ゲート電極110下部の、
導電領域−(7)と−(8)の間、導電領域−(8)と(1)の
間、導電領域(1)と(2)の間、導電領域(2)と(3)の間、導
電領域(3)と(4)の間、導電領域(4)と(5)の間、導電領域
(5)と(6)の間、導電領域(6)と(7)の間、導電領域(7)と
(8)の間、導電領域(8)と+(1)、導電領域+(1)と+(2)
の間のONO膜の下がチャネルとなる。副ビット線の各
導電領域に対応した左右の記憶ノードをそれぞれL、R
で表している。
【0060】図8(b)は、図8(a)の導電領域に対
応した左右の記憶ノードのプログラムの動作を一覧でま
とめた図である。図中、第1欄は書き込む記憶ノードを
示し((1)Rは導電領域(1)のRノードへの書き込み)、
第2欄は選択されバイアスされる導電領域対、−(7)か
ら+(2)の各欄は、各導電領域の印加電圧(Hは5V、
Lは0V、Mは中間電圧2.5V)を示し、導電領域間
の矢印は電流の向きを示す。
【0061】例えば、(4)Lの記憶ノードにデータをプ
ログラムする場合、導電領域(4)(導電領域(1))をH
(5V)、導電領域(3)をL(0V)、ゲート電圧Vg
を10Vとする。これにより、(4)Lの記憶ノードに電
子をトラップさせ、書き込みを行う。
【0062】すなわち選択トランジスタ102がオンさ
れ、図示されないカラム選択信号により、2本の主ビッ
ト線(導電領域(4)、(3)にそれぞれ接続する主ビット
線)を選択し、主ビット線に接続されるセンスアンプの
駆動回路から、2本の主ビット線に電圧H(5V)、L
(0V)を供給する。各導電領域へ供給される電圧は、
選択トランジスタ102をオンとして主ビット線から供
給される。
【0063】このとき、導電領域(1)にも、H(5V)
が印加されるため、(3)Lの記憶ノードに書き込みが行
われないように、導電領域(1)に隣接する列の導電領域
(2)に中間電圧M(2.5V)を印加する。H(5V)
が印加される導電領域(4)に隣接する列の導電領域(5)に
も中間電圧Mを印加する。導電領域(4)と対をなして1
組の副ビット線を構成する導電領域(1)に隣接する列の
導電領域-(8)にも中間電圧Mを印加する。
【0064】ここで、比較例として、導電領域(2)に、
中間電圧M(2.5V)を印加しない場合について説明
しておく。この場合、導電領域(3)には、0Vが印加さ
れており、高電圧H(5V)が印加される導電領域(1)
との間のポテンシャル差により、導電領域(1)のRノー
ド、導電領域(2)のRのノードに書き込まれる可能性が
ある。また導電領域(6)が0V(グランド電位)である
ため、導電領域(5)のRノード等に書き込みが行われる
可能性もある。
【0065】これに対して、本実施例によれば、高電圧
H(5V)が印加される導電領域の隣の列の副ビット線
の導電領域には、中間電圧Mが印加されるため、他セル
への書き込みは回避される。
【0066】なお、導電領域(7)、+(1)、+(2)はフロー
ティング(F)とされており、この場合、選択トランジ
スタ102を介して接続する主ビット線を駆動するドラ
イバは例えばオフ状態(出力がハイインピーダンス状
態)とされる。
【0067】以上、(4)Lノードへの書き込みについて
説明したが、他のノードへの書き込みも上記と同様な方
法で行われる。なお、図8(b)に示した、書き込み対
象のセルの導電領域と、他の副ビット線の導電領域に印
加する電圧との対応関係を例えばテーブルデータとして
読み出し専用記憶装置に格納しておき、半導体記憶装置
内部の書き込み回路(不図示)は、選択されたメモリセ
ルと、上記テーブルデータの内容(テーブルルックアッ
プ法)に基づき、選択された主ビット線と、隣接する主
ビット線を必要な電圧で駆動する構成としてもよいこと
は勿論である。
【0068】次に本発明の一実施例における記憶ノード
の読み出しについて図9を参照して説明する。
【0069】図9において、(4)のLノードのデータを
読み出す場合、導電領域(3)、(4)に接続する選択トラン
ジスタが選択され(オンし)、導電領域(3)にH(1.
5V)を印加し、導電領域(4)をL(0V)とし、ゲー
ト電極110をVg=4Vとする。前述したように、電
子が捕獲されていない場合、導電領域(3)から導電領域
(4)へチャネル電流が流れる。
【0070】このとき、導電領域(3)から反対方向(逆
方向:すなわち、(3)から(1)の方向)への電流リークを
防止するため、導電領域(3)に隣接する列の導電領域(2)
を、当該導電領域(3)と等電位のH(1.5V)とす
る。また、導電領域(3)と対をなし1組の副ビット線を
構成する導電領域(6)の隣の列の導電領域(5)、(7)に
も、H(1.5V)を印加する。かかる読み出し制御に
より、メモリセルの読み出し電流の減少を抑止すること
ができる。なお、H(1.5V)が印加される導電領域
-(7)とグランド電位Lが印加される導電領域(1)の間の
導電領域-(8)はフローティング状態Fとされており、H
(1.5V)が印加される導電領域(8)と導電領域+(2)
の間の導電領域+(1)はフローティング状態Fとされてい
る。
【0071】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。図10は、本発明の第3の実施例のレイアウト構成
を示す図である。図10を参照すると、この実施例は、
1組の副ビット線の2本の導電領域104のそれぞれの
長手方向に沿って、第1アルミ配線層(1Al)に延在
される2本の配線112を備えており、それぞれの配線
112は、対応する導電領域104の長手方向の両端に
おいて、コンタクト111で接続されるとともに、導電
領域104の長手方向両端の間の1又は複数の箇所(図
では2箇所)で、対応する導電領域に、コンタクト11
1で接続される。導電領域104は、その長手方向に、
M組(図では3組)に分割されており、分割単位の各組
の導電領域に対して、それぞれN本のワード線(ゲート
電極)が交差して配置されており、コンタクト111の
間の導電領域に、N個のメモリセルが接続される構成と
される。
【0072】M組の各導電領域104は、それぞれの長
手方向の両端部が、配線112にコンタクト111で接
続されており、一側の選択トランジスタからみて最遠端
部のM組目のN番目のワード線に接続されるメモリセル
の拡散層の抵抗値は、一側の選択トランジスタからみて
近端部の1組目のN番目のワード線に接続されるメモリ
セルの拡散層の抵抗値と等しい。
【0073】本実施例では、導電領域の長手方向に沿っ
て複数箇所でアルミ配線112に結線し、選択トランジ
スタに接続する構成としたことにより、メモリセルに接
続する導電領域104の抵抗値を低減している。このた
め、メモリセルアレイの両側の選択トランジスタ間にメ
モリセルを多数配列しても、メモリセルに接続される導
電領域の抵抗値は増大せず、プログラム時の書き込み電
流の低下(書き込み電圧の低下)が抑止される。
【0074】また本実施例においても、前記実施例と同
様、フィールド酸化膜106によって選択トランジスタ
102間の素子分離が行われており、選択トランジスタ
102を高耐圧化でき、書き込み時の書き込み対象のメ
モリセルの導電領域104に供給される電圧低下を抑制
することができる。なお、図10において、選択制御線
103がメモリセルアレイの一側と他側に2本ずつ図示
されているが、103A、103Bは、隣りのセルアレ
イブロック用の選択制御線である。
【0075】この実施例においても、図8及び図9を参
照して説明した書き込み時における他のセルへの書き込
み防止、読み出し時の逆方向への電流リークの防止対策
が施されて、書き込み、読み出しが行われる。
【0076】次に、本発明の第4の実施例について説明
する。図11は、本発明の第4の実施例のレイアウト構
成を示す図である。図11を参照すると、この実施例
は、1組の副ビット線をなす導電領域104の対は、対
応する選択トランジスタ102側に位置している一端同
士が導電領域104Aで接続されており、該一端とは長
手方向に反対側に位置する端部同士(すなわち、U字形
状の副ビット線の開放端同士)が、第1アルミ配線層
(1Al)の配線105を介して、互いに接続される。
主ビット線101は、第2アルミ配線層(2Al)に形
成されている。主ビット線101は、スルーホール10
9を介してアルミ配線層(1Al)に接続され、さら
に、コンタクト(不図示)を介して選択トランジスタ1
02の拡散層107に接続される。
【0077】この実施例において、導電領域104と交
差するワード線(ゲート電極)は16本とされ、n番目
のワード線に接続されるメモリセルの副ビット線の抵抗
値は、選択トランジスタ側からみて、nRと、(16−
n)R+16Rの並列抵抗となり、合成抵抗は、 n(32−n)R/32 となる。
【0078】選択トランジスタ102側からみて最も遠
端のメモリセルは、n=16であり、この時の副ビット
線の抵抗値は8Rとなる。すなわち、図1に示した実施
例の構成と比較して、副ビット線の抵抗値を半分に低減
している。
【0079】この実施例においても、図8及び図9を参
照して説明した書き込み時における他のセルへの書き込
み防止、読み出し時の逆方向への電流リークの防止対策
が施されて、書き込み、読み出しが行われる。
【0080】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図12は、本発明の第5の実施例のレイアウト構
成を示す図である。図12を参照すると、この実施例
は、選択制御線103でオン・オフ制御される一側の選
択トランジスタ102に接続される1組の副ビット線を
構成する2本の導電領域104(それぞれの一端が第3
の導電領域104Aで接続されている)の間の領域に、
他側の複数の選択トランジスタにそれぞれ接続される複
数組の副ビット線をなす導電領域の各一本が配置されて
いる構成の分割セルアレイ(それぞれN本のワード線か
らなる)を、メモリセルアレイ両側の選択トランジスタ
102の間に複数組(M組)備え、同一の主ビット線1
01に選択トランジスタ102を介して接続される、異
なる組に属する複数の副ビット線に対して、一側の選択
トランジスタ102から、副ビット線の導電領域104
の長手方向に沿って、第1アルミ配線層(1Al)上に
延在されている配線112(「メタル副ビット配線」と
もいう)を備えており、同一の主ビット線101に接続
される、異なる組の各副ビット線は、U字形状の底部を
なす導電領域104A側に位置するコンタクト111
で、第1アルミ配線層の配線112とそれぞれ接続され
る。M組のセルアレイのそれぞれの導電領域対の接続部
をなす第3の導電領域104Aが、配線112で接続さ
れている。主ビット線101は、第2アルミ配線層(2
Al)に形成されており、スルーホール109を介して
アルミ配線層(1Al)に接続され、さらに、コンタク
ト(不図示)を介して選択トランジスタ102の拡散層
107に接続される。
【0081】このように、本実施例は、メモリセルアレ
イの両側の選択トランジスタの間に、副ビット線をなす
U字形状の導電領域を複数組(M組)備え、各段のU字
形状同士を、共通のアルミ配線(メタル副ビット線)に
接続する構成としたことにより、導電領域の配線間隔が
小さくなった場合でも、金属配線で接続することが可能
とされ、メモリセルアレイ両側の選択トランジスタの間
にメモリセルを多数配列しても、導電領域の抵抗の増大
は抑止され、プログラム時の書き込み電流(書き込み電
圧)の低下が回避される。
【0082】この実施例においても、図8及び図9を参
照して説明した書き込み時における他のセルへの書き込
み防止、読み出し時の逆方向への電流リークの防止対策
が施されて、書き込み、読み出しが行われる。
【0083】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。図13は、本発明の第6の実施例のレイアウト構
成を示す図である。図13を参照すると、この実施例
は、選択制御線103でオン・オフ制御される一側の選
択トランジスタ102に接続される1組の副ビット線を
なす2本の導電領域104の間に、他側の複数の選択ト
ランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線を
なす導電領域の各一本が配置されている構成の分割セル
アレイ(それぞれがN本のワード線を有する)を、メモ
リセルアレイの両側の選択トランジスタ102の間に、
複数組(M組)備えている。
【0084】この実施例では、同一の主ビット線101
に選択トランジスタ102を介して接続される、各組に
属する複数の副ビット線に対して、第2アルミ配線層
(2Al)に、一側の選択トランジスタ102側に位置
する側から、副ビット線の導電領域104の長手方向に
沿って延在されて形成される配線113を備えている。
同一の主ビット線101に接続される、各組に属する複
数の副ビット線の各々は、1組の副ビット線をなす2本
の導電領域104の対を接続する第3の導電領域104
A側に位置するコンタクト(不図示)とスルーホール1
09を介して第2アルミ配線層の配線113に接続され
ている。また、各組の副ビット線をなす導電領域104
の対の、第3の導電領域104Aで接続される側と、反
対側の端部同士が、第1アルミ配線層(1Al)の配線
105にコンタクト111で接続されている。主ビット
線101は、例えば第3アルミ配線層(3Al)に設け
られ、スルーホール109とコンタクト(不図示)を介
して選択トランジスタ102に接続される。
【0085】この実施例によれば、同一の主ビット線1
01に接続されるM組の副ビット線について、それぞれ
の一端(導電領域104Aで接続される端部)の電位を
同一とするとともに、他側の端部同士を配線105で接
続することで、各組におけるメモリセルの拡散層(副ビ
ット線)の抵抗値を低減させている。
【0086】すなわち、本実施例によれば、副ビット線
をなすU字形状の導電領域の開放端同士を、例えば第1
配線層の金属配線で接続したことにより、寄生抵抗を低
減するとともに、同一の選択トランジスタ、したがって
同一の主ビット線に接続される複数組の副ビット線同士
を、第2配線層の金属配線で接続したことにより、セル
アレイのサイズの縮減を図ることができるとともに、メ
モリセルアレイ両側の選択トランジスタの間にメモリセ
ルを多数配列しても、導電領域の抵抗の増大は抑止さ
れ、プログラム時の書き込み電流(書き込み電圧)の低
下が回避される。
【0087】なお、メモリセルの構成は前記第1の実施
例と同様、ONO膜を備えた構成とされ、1セル二ビッ
トの記憶データを保持するものとする。
【0088】この実施例においても、図8及び図9を参
照して説明した書き込み時における他のセルへの書き込
み防止、読み出し時の逆方向への電流リークの防止対策
が施されて、書き込み、読み出しが行われる。
【0089】本発明のさらに別の実施例について説明す
る。図16は、本発明の第7の実施例のレイアウト構成
を示す図である。図17は、図16に示した構成の等価
回路を示す図である。図16において、図1と同等の要
素には同一の参照符号が付されている。この実施例は、
図1等に示した前記実施例のように、2本の導電領域を
基板表面の導電領域で接続して1組の副ビット線を形成
するという構成に代え、互いに離間して配置される2本
の導電領域のそれぞれの端部同士を、対角線状に基板上
層の配線で接続して、1組の副ビット線を形成してい
る。
【0090】より詳細には、図16を参照すると、メモ
リセルアレイ領域をなす基板表面に複数本並行に延在さ
れてなる導電領域104を備え、2本の導電領域104
が1組の副ビット線をなし、1組の副ビット線は選択ト
ランジスタ102を介して対応する主ビット線101に
接続されており、複数の選択トランジスタ102が、メ
モリセルアレイの両側に配置されている。
【0091】1組の副ビット線をなす2本の導電領域1
04のうちの第1の導電領域の選択トランジスタ102
に接続される一側の端部と、第2の導電領域の該一側と
は長手方向に反対側に位置する他側端部とが、それぞれ
コンタクト111を介して、第1アルミ配線層の配線1
12に接続されている。1組の副ビット線をなす導電領
域の対の端部同士を接続する配線112は、導電領域1
04のなす列に対して斜めに配設されている。なお、1
01は第2アルミ配線層(2Al)の主ビット線、10
7、108は、トランジスタ102の拡散層、103
は、選択トランジスタ102のゲート電極をなし、ブロ
ック選択制御を行う制御ゲート電極である。また106
は、フィールド酸化膜による素子分離領域、110は、
ワード線をなすゲート電極、202は、ゲート電極直下
のONO膜を表している。
【0092】この実施例においても、メモリセルアレイ
の一側の選択トランジスタ102に接続され、互いに配
線112で互いに接続された1組の副ビット線をなす導
電領域対a、aの間には、メモリセルアレイの他側の複
数の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副
ビット線のそれぞれの1本の導電領域b、cが配置され
ている。
【0093】図17に例示される回路図においても、選
択トランジスタ102(TrA)に接続される1組の副
ビット線をなす導電領域対a、aの間に、選択トランジ
スタ102(TrB、TrC)にそれぞれ接続される副
ビット線b、cの各一本とが配置されており、1組の副
ビット線をなす導電領域対a、aのうち、一の導電領域
104の選択トランジスタTrAに接続する側の端部
と、他の導電領域104の選択トランジスタTrAとは
反対側の端部同士が、副ビット線b、cを跨いで上層に
配設されている配線112を介して接続されていること
がわかる。この配線112は、2本の導電領域対が形成
する、矩形形状の対向する1組の端部(点)同士を接続
する対角線として配線されている。かかる構成の本実施
例によれば、メモリセルアレイの任意の位置(行、列)
のメモリセルに対して、その位置によらず、メモリセル
トランジスタのソース、ドレイン(2本の導電領域)の
抵抗和が同じとなり、メモリセル電流(書き込み電流、
読み出し電流)の位置依存性がなくなる。
【0094】例えば、副ビット線の導電領域a、bを拡
散層対(ソース/ドレイン)としワード線WL8に接続
されるメモリセルMC8が選択されたとき、メモリセル
MC8の副ビット線a側の拡散層は、選択トランジスタ
TrAに導電領域104の抵抗8R(ただし、Rは副ビ
ット線をなす導電領域のメモリセル間の抵抗値であり、
8Rは8個分の抵抗Rを直列接続したもの)を介して接
続され、メモリセルMC8の副ビット線b側の拡散層
は、選択トランジスタTrBに直接接続され、メモリセ
ルMC8に接続される導電領域a、bの抵抗値の和は8
Rとされる。また副ビット線の導電領域a、bを拡散層
対としワード線WL7に接続されるメモリセルMC7の
副ビット線a側の拡散層は、選択トランジスタTrAに
抵抗7R(7個の抵抗Rを直列接続したもの)を介して
接続されており、メモリセルMC7の副ビット線b側の
拡散層は、選択トランジスタTrBに抵抗Rを介して接
続されており、メモリセルMC7に接続される導電領域
a、bの抵抗値の和は8Rとされる。同様に、副ビット
線の導電領域a、bを拡散層対(ソース/ドレイン)と
し、ワード線WL1に接続されるメモリセルMC1の副
ビット線aの拡散層は、選択トランジスタTrAに導電
領域104の抵抗8R(ただし、Rは副ビット線をなす
導電領域のメモリセル間の抵抗値であり、8Rは8個分
の抵抗Rを直列接続したもの)を介して接続され、メモ
リセルの副ビット線c側の拡散層は、選択トランジスタ
TrCに直接接続され、メモリセルMC8に接続される
導電領域a、cの抵抗値の和は8Rとされる。
【0095】以上の通り、副ビット線の長手方向に着目
してメモリセルの拡散層の抵抗値がワード線の位置によ
らず、同一とされている。副ビット線bとc間のメモリ
セルについても同様とされる。
【0096】この実施例においても、前述したように、
選択された列の隣り列の副ビット線の電圧を制御するこ
とで、書き込み時における他のセルへの書き込み防止、
書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流
リークの防止、干渉電流の低減を図り、書き込み、読み
出しが行われる。そして、フィールド酸化膜106で選
択トランジスタ102間の素子分離が行われているた
め、選択トランジスタを高耐圧化でき、書き込み時の書
き込み電流、書き込み電圧の低下を抑制することができ
る。
【0097】次に、本発明の第8の実施例について説明
する。図18は、本発明の第8の実施例のレイアウト構
成を示す図である。図19は、図17に示した構成の等
価回路を示す図である。図18において、図16と同等
の要素には同一の参照符号が付されている。
【0098】図18及び図19を参照すると、この実施
例においては、図16及び図17に示した第7の実施例
の構成、すなわち、1組の副ビット線をなす2本の導電
領域のうち一の導電領域の一端と、他の導電領域の他端
とが互いに、基板上層の配線112を介して接続されて
いる導電領域104の対を、メモリセルアレイ内に、複
数段備えた構成としたものである。図18に示す例で
は、4本のワード線を単位に4段の構成とされている。
すなわち、ワード線WL1〜WL4が1段目、ワード線
WL5〜WL8が2段目、ワード線WL9〜WL12が
3段目、ワード線WL13〜WL16が4段目を構成し
ている。
【0099】1つの選択トランジスタ102を介して1
つの主ビット線101に接続され1組の副ビット線をな
す複数段の導電領域対について相隣る2段の各1本の導
電領域同士は、共通の端部において、共通のコンタクト
111を介して、配線(112)に接続されている。
【0100】導電領域104のaについてみると、1段
目(ワード線WL1〜WL4に対応)に設けられる配線
112は、1段目の左上(選択トランジスタ102の拡
散層にコンタクトで接続される)から右下に斜め方向に
延在されてコンタクト111を介して、導電領域104
のaに接続されている。1段目の右下のコンタクト11
1は、1段目の1つの導電領域と、該1つの導電領域の
延長線上にある2段目の1つの導電領域とで共用されて
いる。配線112は、1段目と2段目で共有されるコン
タクト111から、2段目の左下のコンタクト111
(3段目と共用される)に、1段目とは逆方向に斜めに
延在され、さらに、2段目のコンタクト111から、3
段目の右下のコンタクト111に延在され、さらに4段
目の左下のコンタクト111に延在されており、メモリ
セルアレイを、複数段にわたって、並列に配置される2
本の導電領域の端部を結ぶ配線112は、折れ線状に、
蛇行して配設されている。
【0101】図19を参照すると、1段目(ワード線W
L1〜WL4よりなる)の、導電領域a、bの間におい
て、ワード線WL1に接続するメモリセルMC1の導電
領域aは、そのまま選択トランジスタ102(TrA)
に接続されており、導電領域bは抵抗4R(ただし、R
は副ビット線をなす導電領域のメモリセル間の抵抗値で
あり、4RはRを4個直列接続したもの)を介して、対
応する選択トランジスタ102(TrB)に接続されて
おり、メモリセルMC1のソース、ドレイン拡散層にそ
れぞれ接続される導電領域の抵抗の和は4Rとなる。ワ
ード線WL1〜WL4からなる1段目の導電領域a、b
の間において、ワード線WL2〜WL4に接続するメモ
リセルMC2〜MC4のソース、ドレイン拡散層の導電
領域の抵抗の和も4Rとなり、段内のメモリセルにおい
て、メモリセルのソース、ドレイン拡散層の導電領域の
抵抗の和も4Rとなり、場所に依存しない。
【0102】ワード線WL5〜WL8、ワード線WL9
〜WL12、ワード線WL13〜WL16の2〜4段目
のそれぞれの段の各メモリセルにおいて、そのソース、
ドレイン拡散層の導電領域の抵抗の和も4Rとなる。
【0103】このように、本実施例によれば、メモリセ
ルアレイが、複数のワード線を単位にまとめてサブアレ
イ(段)に区分されており、サブアレイ毎に、一端と他
端が、対角線状の上層配線で介して接続され1組の副ビ
ット線をなす導電領域104の対を備え、各サブアレイ
の該上層配線が1本の配線をなして、対応する選択トラ
ンジスタに接続されている構成とされ、メモリセルのソ
ース、ドレイン拡散層に接続する2本の導電領域の選択
トランジスタまでの抵抗値の和が、当該メモリセルのメ
モリセルアレイ内での位置(アドレス)によらず、一定
とされる。かかる構成の本実施例によれば、メモリセル
アレイのどのメモリセルに対しても、その位置(行、
列)によらず、メモリセルトランジスタのソース、ドレ
イン(2本の導電領域)の抵抗和が同じとなり、メモリ
セル電流(書き込み電流、読み出し電流)の位置依存性
がなくなる。
【0104】そして、本実施例によれば、メモリセルア
レイを複数のワード線毎に分割したため、ワード線の本
数16本(WL1〜WL16)のメモリセルアレイに対
して、各メモリトランジスタのソース、ドレイン(2本
の導電領域)の抵抗和は4Rとされ、図16に示した実
施例よりも低抵抗とされる。すなわち、図16の実施例
では、ワード線の本数16本のメモリセルアレイに対し
て各メモリトランジスタのソース、ドレイン(2本の導
電領域)の抵抗和は16Rとされる。
【0105】この実施例においても、前述したように、
選択された列の隣り列の副ビット線の電圧を制御するこ
とで、書き込み時における他のセルへの書き込み防止、
書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流
リークの防止、干渉電流の低減を図り、書き込み、読み
出しが行われる。またフィールド酸化膜106で選択ト
ランジスタ102間の素子分離が行われているため、選
択トランジスタを高耐圧化でき、書き込み時の書き込み
電流、書き込み電圧の低下を抑制することができる。
【0106】以上本発明を上記実施例に即して説明した
が、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるもので
なく、本願特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内
で、当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を
含むことは勿論である。例えばプログラム、リード可能
な不揮発性半導体記憶装置を例に説明したが、読み出し
専用の半導体記憶装置にも適用可能である。また、1セ
ルに2ビットを独立に記憶する電子トラップ領域を2つ
有するONO膜を備えたメモリセルについて説明した
が、本発明はかかる構成に限定されるものでなく、1セ
ルに1ビットを記憶する構成であってもよく、さらに、
MOSトランジスタ、任意のMONOS型トランジス
タ、スタックゲート型トランジスタについても適用でき
る。また基板上層に設けられる配線は、アルミ配線に限
定されるものでなく、低抵抗の任意の金属配線が適用可
能であることは勿論である。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1組の副ビット線を、互いに接続されている2本の導電
領域で構成し、複数組の副ビット線を入れ違いに配置し
たことにより、選択トランジスタから遠端部での導電領
域の抵抗値を低減しながら、メモリ容量の増大に対して
チップ面積の増大を抑止することができる。さらに、本
発明によれば、選択トランジスタの素子分離をフィール
ド酸化膜で行うことで、選択トランジスタの高耐圧化が
実現され、書き込み時のメモリセルへの書き込み電流
(書き込み電圧)の低下を抑制することができる。
【0108】また本発明によれば、1組の副ビット線を
なす導電領域の長手方向の両端を配線で接続する構成と
し、選択トランジスタからメモリセルまでの導電領域の
抵抗値を低減している。
【0109】また本発明によれば、1組の副ビット線を
なすU字状の導電領域の開放端同士を配線で接続する構
成とし、選択トランジスタからメモリセルまでの導電領
域の抵抗値を低減している。
【0110】さらに本発明によれば、メモリセルアレイ
両側の選択トランジスタ間に、同一の主ビット線に接続
される副ビット線をなす導電領域対を、複数組に、分割
して備え、分割単位の各組の導電領域対を、基板上層の
配線によって互いに接続することで、サイズの縮減を可
能とするとともに、メモリセルアレイ両側の選択トラン
ジスタの間にメモリセルを多数配列した場合にも、書き
込み時の書き込み電流(電圧)の低下を抑止することが
できる。
【0111】また本発明によれば、フィールド酸化膜で
選択トランジスタ間の素子分離が行われているため、選
択トランジスタを高耐圧化でき、書き込み時の書き込み
電流、書き込み電圧の低下を抑制することができる。
【0112】さらに本発明によれば、書き込み時、隣接
する導電領域等に所定の電圧を印加することで、他セル
への書き込みの抑止を図ることができる。
【0113】また本発明によれば、読み出し時、隣接す
る導電領域等に所定の電圧を印加することで、読み出し
電流の低下を抑止することができる。
【0114】さらに、本発明によれば1組の副ビット線
をなす2本の導電領域について、一つの導電領域の一側
の端部と、他の導電領域の反対側の端部を、基板上層の
配線で対角線をなすように接続したことにより、メモリ
セルアレイ内でのメモリセルの拡散層の抵抗の和の位置
依存性が解消され、読み出し電流、書き込み電流の位置
依存性がなくなり、読み出し書き込み特性を向上させる
ことができる。
【0115】さらに、本発明によれば、メモリセルアレ
イを複数のワード線毎に分割したサブアレイ毎に、1組
の副ビット線をなす2本の導電領域について、一つの導
電領域の一側の端部と、他の導電領域の反対側の端部
を、基板上層の配線で対角線をなすように接続したこと
により、メモリセルアレイ内でのメモリセルの拡散層の
抵抗の和の位置依存性が解消され、拡散層の抵抗の和を
縮減することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレイアウト構成を示す図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の回路構成を示す図である。
【図3】ONO膜を備え、2ビットト記憶ノードを有す
るメモリセルの構成を模式的に示す図である。
【図4】図3のメモリセルのプログラムを説明する図で
ある。
【図5】図3のメモリセルの読み出しを説明する図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例のレイアウト構成を示す
図である。
【図7】本発明の第2の実施例の回路構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の一実施例における書き込みを説明する
ための図である。
【図9】本発明の一実施例における読み出しを説明する
ための図である。
【図10】本発明の第3の実施例のレイアウト構成を示
す図である。
【図11】本発明の第4の実施例のレイアウト構成を示
す図である。
【図12】本発明の第5の実施例のレイアウト構成を示
す図である。
【図13】本発明の第6の実施例のレイアウト構成を示
す図である。
【図14】従来の不揮発性半導体記憶装置のレイアウト
を示す図である。
【図15】従来の不揮発性半導体記憶装置の回路構成を
示す図である。
【図16】本発明の第7の実施例のレイアウト構成を示
す図である。
【図17】本発明の第7の実施例の回路構成を示す図で
ある。
【図18】本発明の第8の実施例のレイアウト構成を示
す図である。
【図19】本発明の第8の実施例の回路構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 導電領域 15 ゲート電極 14 絶縁膜 20 コンタクト 12 接続導電領域 13 補助導電領域 16 選択ゲート電極 18 アルミ配線 19 不純物領域 101 主ビット線 102 選択トランジスタ(ブロック選択トランジス
タ) 103 ゲート電極(ブロック選択線SL) 104 導電領域(副ビット線) 105 配線 106 フィールド酸化膜 107、108 拡散層 109 スルーホール(TH) 110 ゲート電極(ワード線WL) 111 コンタクト 112 配線 113 配線 201 半導体基板 202 ONO膜 203 絶縁酸化膜 204 N+拡散層 205 ゲート電極 206 記憶ノード
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 H01L 29/78 371 (72)発明者 河野 隆樹 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5B025 AC04 AD04 AD05 AE05 AE08 5F083 EP18 EP22 ER02 ER05 GA02 GA24 JA35 JA53 KA06 KA08 LA12 LA16 ZA21 5F101 BA45 BB02 BC11 BD10 BD33 BE02 BE05 BF05

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複
    数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の前記導電領域の一端同士を接続して1組の副ビッ
    ト線をなし、 前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して主ビ
    ット線に接続され、 複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの
    両側に配置されており、 前記導電領域の長手方向に直交する方向に延在されワー
    ド線をなすゲート電極を備え、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線の間に、前記メモリセルアレイ
    の他側の複数の選択トランジスタにそれぞれ接続される
    複数組の副ビット線の各一本が配置されており、 前記選択トランジスタがフィールド酸化膜で素子分離さ
    れている、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】前記1組の副ビット線を構成する2本の前
    記導電領域の一端同士が、前記基板表面の導電領域を介
    して接続されている、ことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複
    数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の前記導電領域(「第1、第2の導電領域」とい
    う)の一端同士を、前記第1、第2の導電領域に直交す
    る方向に配設される導電領域(「第3の導電領域」とい
    う)で接続して1組の副ビット線をなし、 前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して主ビ
    ット線に接続され、 複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの
    両側に配置されており、 並行に延在されてなる前記第1、第2の導電領域の長手
    方向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電
    極を備え、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領
    域の間には、前記メモリセルアレイの他側の複数の選択
    トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線
    のそれぞれについて前記第1と第2の導電領域のいずれ
    かが配置されており、 1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領域は、
    それぞれ、その長手方向の両端が、前記基板上層の配線
    を介して互いに接続されている、ことを特徴とする半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複
    数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の導電領域(「第1、第2の導電領域」という)の
    一端同士を、前記第1、第2の導電領域に直交する方向
    に配設される導電領域(「第3の導電領域」という)で
    接続して1組の副ビット線をなし、 前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して主ビ
    ット線に接続され、 複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの
    両側に配置されており、 並行に延在されてなる前記第1、第2の導電領域の長手
    方向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電
    極を備え、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領
    域の間には、前記メモリセルアレイの他側の複数の選択
    トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線
    のそれぞれについて前記第1と第2の導電領域のいずれ
    かが配置されており、 基板上層に、前記1組の副ビット線をなす前記第1と第
    2の導電領域の長手方向に沿って延在される配線をそれ
    ぞれ備え、 前記1組の副ビット線をなす前記第1と第2の導電領域
    の長手方向に沿って延在される配線は、それぞれ、前記
    1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領域の長
    手方向の両端において接続されるとともに、前記第1、
    第2の導電領域の長手方向両端の間の1又は複数の箇所
    で対応する導電領域に接続される、ことを特徴とする半
    導体記憶装置。
  5. 【請求項5】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複
    数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の導電領域(「第1、第2の導電領域」という)の
    一端同士を、前記第1、第2の導電領域に直交する方向
    に配設される導電領域(「第3の導電領域」という)で
    接続して1組の副ビット線をなし、 前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して主ビ
    ット線に接続され、 複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの
    両側に配置されており、 並行に延在されてなる前記第1、第2の導電領域の長手
    方向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電
    極を備え、 一側の選択トランジスタに接続される1組の副ビット線
    をなす前記第1、第2の導電領域の間には、他側の複数
    の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビ
    ット線のそれぞれについて前記第1と第2の導電領域の
    いずれかが配置されており、 前記1組の副ビット線をなす第1、第2の導電領域は、
    前記第3の導電領域で接続される一端とは長手方向の反
    対側に位置する端部同士が、基板上層の配線を介して互
    いに接続される、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複
    数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の導電領域(「第1、第2の導電領域」という)の
    一端同士を、前記第1、第2の導電領域に直交する方向
    に配設される導電領域(「第3の導電領域」という)で
    接続して1組の副ビット線をなし、前記第1、第2の導
    電領域はU字形状の2本の拡延部をなし、前記第3の導
    電領域はU字形状の底部をなし、 前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して主ビ
    ット線に接続され、 複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの
    両側に配置されており、 並行に延在されてなる前記第1、第2の導電領域の長手
    方向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電
    極を備え、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領
    域の間には、前記メモリセルアレイの他側の複数の選択
    トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線
    のそれぞれについて前記第1と第2の導電領域のいずれ
    かが配置されているセルアレイの単位を、前記メモリセ
    ルアレイの一側の前記選択トランジスタと他側の前記選
    択トランジスタとの間に、複数段備え、 同一の主ビット線に前記選択トランジスタを介して接続
    される各段の副ビット線に対して、基板上層で、前記選
    択トランジスタの側から前記選択トランジスタに対して
    前記メモリセルアレイの他側に位置する選択トランジス
    タの側に、前記各段の副ビット線にわたって延在される
    配線を備え、 同一の主ビット線に前記選択トランジスタを介して接続
    される各段の副ビット線は、U字形状の底部をなす第3
    の導電領域側に位置する所定箇所で、前記配線と、それ
    ぞれ接続される、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】前記メモリセルアレイの一側の前記選択ト
    ランジスタに接続されるU字形状の1組の副ビット線の
    2本の導電領域の間に、前記メモリセルアレイの他側の
    前記選択トランジスタに接続されるU字形状の複数組の
    副ビット線の2本の導電領域のうちの各1本が配置され
    ており、 隣合う2つの組のそれぞれの副ビット線は、U字形状の
    底部をなす第3の導電領域同士が前記配線への接続領域
    を介して相対して接続されており、前記接続領域で前記
    配線に接続され、対応する選択トランジスタに接続され
    ている、ことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複
    数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の導電領域(「第1、第2の導電領域」という)の
    一端同士を、前記第1、第2の導電領域に直交する方向
    に配設される導電領域(「第3の導電領域」という)で
    接続して1組の副ビット線をなし、前記第1、第2の導
    電領域はU字形状の2本の拡延部をなし、前記第3の導
    電領域はU字形状の底部をなし、 前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して主ビ
    ット線に接続され、 複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの
    両側に配置されており、 並行に延在されてなる前記第1、第2の導電領域の長手
    方向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電
    極を備え、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線をなす2本の導電領域の間に、
    前記メモリセルアレイの他側の複数の選択トランジスタ
    にそれぞれ接続される複数組の副ビット線をなす導電領
    域の各一本が配置されているセルアレイの単位を、前記
    メモリセルアレイの両側の前記選択トランジスタの間
    に、複数段備え、 同一の主ビット線に前記選択トランジスタを介して接続
    される各段の副ビット線に対して、基板上層で、前記選
    択トランジスタから各段の前記副ビット線の長手方向に
    沿って延在される配線を備え、 同一の主ビット線に接続される各段の前記副ビット線
    は、U字形状の底部をなす第3の導電領域側に位置する
    所定の箇所で、前記配線と、それぞれ接続され、 各段の複数の副ビット線の前記第1、第2の導電領域の
    ぞれぞれは、前記第1、第2の導電領域の端部のうち、
    前記第3の導電領域に接続される側の端部とは長手方向
    に反対側に位置する端部同士が、基板上層の配線を介し
    て、互いに接続されている、ことを特徴とする半導体記
    憶装置。
  9. 【請求項9】複数のメモリセルがアレイ状に配置される
    メモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイの一側と前記一側に対向する他側
    に配置される複数の選択トランジスタと、 を備え、 基板表面に並行に配設されている2本の導電領域(「第
    1、第2の導電領域」という)は、それぞれの端部同士
    が、前記基板表面の第3の導電領域で接続されて1組の
    副ビット線をなし、前記1組の副ビット線は対応する前
    記選択トランジスタを介して主ビット線に接続され、前
    記メモリセルアレイの一側の前記選択トランジスタに接
    続される1組の副ビット線をなす導電領域対の間の領域
    には、前記メモリセルアレイの他側の前記選択トランジ
    スタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続さ
    れる2組の副ビット線をなす導電領域対の各1本が設け
    られており、1組の副ビット線をなす導電領域対のそれ
    ぞれの長手方向の両端部が、基板上層の配線を介して、
    互いに接続されている、ことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】前記1組の副ビット線をなす前記第1、
    第2の導電領域に対して長手方向に沿って延在される第
    1、第2の配線を基板上層に備え、前記第1、第2の配
    線は、それぞれ、前記第1、第2の導電領域の長手方向
    の両端と、該両端の間の少なくとも一箇所で、前記第
    1、第2の導電領域に接続されている、ことを特徴とす
    る請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】複数のメモリセルがアレイ状に配置され
    るメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイの一側と
    前記一側に対向する他側に配置される複数の選択トラン
    ジスタと、を備え、基板表面に並行に配設されている2
    本の導電領域(「第1、第2の導電領域」という)は、
    それぞれの端部同士が、前記基板表面の第3の導電領域
    で接続されて1組の副ビット線をなし、前記1組の副ビ
    ット線は対応する前記選択トランジスタを介して主ビッ
    ト線に接続され、前記メモリセルアレイの一側の選択ト
    ランジスタに接続される1組の副ビット線をなす導電領
    域対の間の領域には、前記メモリセルアレイの他側の選
    択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれ
    ぞれ接続される2組の副ビット線をなす導電領域対の各
    1本が設けられており、 1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領域は、
    前記第3の導電領域と接続する側の端部とは長手方向に
    反対側に位置する端部同士が、基板上層の配線を介して
    互いに接続されている、ことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】複数のメモリセルがアレイ状に配置され
    るメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイの一側と前記一側に対向する他側
    に配置される複数の選択トランジスタと、 を備え、 基板表面に並行に配設されている2本の導電領域(「第
    1、第2の導電領域」という)は、それぞれの端部同士
    が、前記基板表面の第3の導電領域で接続されて1組の
    副ビット線をなし、 前記1組の副ビット線は対応する前記選択トランジスタ
    を介して主ビット線に接続され、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線をなす導電領域対の間の領域に
    は、前記メモリセルアレイの他側の選択トランジスタを
    介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2
    組の副ビット線をなす導電領域対の各1本が設けられて
    いるセルアレイの単位を、前記メモリセルアレイの一側
    の選択トランジスタと他側の選択トランジスタとの間
    に、複数段備え、 前記各段において、同一の主ビット線に接続される副ビ
    ット線をなす導電領域対同士は、基板上層の配線を介し
    て互いに接続されている、ことを特徴とする半導体記憶
    装置。
  13. 【請求項13】前記各段の副ビット線をなす前記第1、
    第2の導電領域は、前記第3の導電領域と接続する側の
    端部とは長手方向に反対側に位置する端部同士が、基板
    上層の配線を介して互いに接続されている、ことを特徴
    とする請求項12に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】前記1組の副ビット線を構成する2本の
    前記導電領域のうち一の導電領域の一側の端部と、他の
    導電領域の、前記一側とは前記導電領域の長手方向に反
    対側に位置する他側端部とが、基板上層の配線を介して
    互いに接続されている、ことを特徴とする請求項1に記
    載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に
    複数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の前記導電領域が1組の副ビット線をなし、 前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して対応
    する主ビット線に接続され、 前記メモリセルアレイの両側には複数の前記選択トラン
    ジスタが配置されており、 1組の副ビット線をなす2本の前記導電領域(「第1、
    第2の導電領域」という)のうち、前記第1の導電領域
    の前記選択トランジスタに接続される一側の端部と、前
    記第2の導電領域の前記一側とは長手方向に反対側に位
    置する他側端部とが、基板上層の配線を介して、互いに
    接続されており、 並行に延在されてなる前記第1、第2の導電領域の長手
    方向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電
    極を備え、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線をなす前記第1、第2の導電領
    域の間には、前記メモリセルアレイの他側の複数の選択
    トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線
    のそれぞれについて前記第1と第2の導電領域のいずれ
    かが配置されている、ことを特徴とする半導体記憶装
    置。
  16. 【請求項16】前記メモリセルアレイにおいて、一の導
    電領域の一側の端部と、他の導電領域の、前記一側とは
    長手方向に反対側に位置する他側端部とが、基板上層の
    配線で互いに接続されて1組の副ビット線をなす導電領
    域対が、複数段設けられており、 前記1つの選択トランジスタに共通に接続される各段の
    導電領域は、それぞれ、前記1つの選択トランジスタと
    前記段の導電領域の一端との間に配置されている各段の
    前記配線を介して前記1つの選択トランジスタに接続さ
    れている、ことを特徴とする請求項1又は14に記載の
    半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】メモリセルアレイ領域をなす基板表面に
    複数本並行に延在されてなる導電領域を備え、 2本の前記導電領域が1組の副ビット線をなし、前記1
    組の副ビット線は選択トランジスタを介して対応する主
    ビット線に接続され、 前記メモリセルアレイの両側には複数の前記選択トラン
    ジスタが配置されており、 並行に延在されてなる前記第1、第2の導電領域の長手
    方向に直交する方向に延在されワード線をなすゲート電
    極を備え、 前記メモリセルアレイの前記両側の間において、前記1
    組の副ビット線をなす2本の前記導電領域が、複数のワ
    ード線を単位に、複数段設けられており、 各段において、前記1組の副ビット線をなす2本の前記
    導電領域の一の導電領域の一側の端部と、他の導電領域
    の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する他側端部
    とが、基板上層の配線で互いに接続されており、 前記各段の前記1組の副ビット線は、前記1組の副ビッ
    ト線をなす一の導電領域の一端と、前記1組の副ビット
    線に対応する前記選択トランジスタとの間の各段にそれ
    ぞれ配設されている前記配線を介して、前記選択トラン
    ジスタに共通に接続され、 1組の副ビット線をなす各段の2本の導電領域について
    相隣る段の各1本ずつの導電領域は共通の端部を有し、
    前記共通の端部でコンタクトを介して、前記配線に接続
    されており、 前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタに接続
    される1組の副ビット線をなす2本の導電領域の間に
    は、前記メモリセルアレイの他側の複数の選択トランジ
    スタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線のそれぞ
    れについて前記第1と第2の導電領域のいずれかが配置
    されている、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】前記選択トランジスタがフィールド酸化
    膜で素子分離されている、ことを特徴とする請求項3乃
    至17のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】選択されたメモリセルに対応する相隣る
    2列の導電領域のうちの一方の導電領域にグランド電
    位、他の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリ
    セルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加して、
    前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を
    印加する前記他の導電領域の隣の導電領域と、前記正電
    圧を印加する他の導電領域と対をなして1組の副ビット
    線を構成する導電領域の隣の導電領域のうち、前記一方
    の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成す
    る導電領域に、前記他の導電領域に印加する前記正電圧
    とグランド電位との間の電圧を印加する手段を備えてい
    る、ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一に
    記載の半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】選択されたメモリセルに対応する相隣る
    2列の導電領域のうち一方の導電領域にグランド電位、
    他の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセル
    に対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メ
    モリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する
    前記他の導電領域の隣の導電領域と、前記正電圧を印加
    する他の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成
    する導電領域の隣の導電領域のうち、前記一方の導電領
    域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領
    域に、前記他の導電領域と同レベルの正電圧を印加する
    手段を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至18
    のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】請求項1乃至18のいずれか一に記載の
    半導体装置において、 隣合う列の導電領域を2つの拡散層とするメモリセル
    が、前記基板表面とゲート電極との間に、第1の酸化
    膜、窒化膜、第2の酸化膜よりなるONO膜を有する、
    書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】一つの前記メモリセルあたり記憶ノード
    を2つ備え、一つの前記メモリセルあたり2ビットのデ
    ータを記憶する、請求項21に記載の書き換え可能な不
    揮発性半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】基板表面に並行に延在されてなる第1、
    第2の導電領域からなる対を接続して1組の副ビット線
    を形成し、 それぞれの副ビット線の組を対応する主ビット線に接続
    する選択トランジスタがメモリセルアレイの両側に配置
    されており、 前記メモリセルアレイの一側と他側に配置される選択ト
    ランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線が
    互いに入れ違いで配置されてなる半導体記憶装置の書き
    込みの制御方法であって、 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域
    のうちの一方の導電領域にグランド電位、他の導電領域
    に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲ
    ート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの
    書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する前記他の導
    電領域の隣の導電領域と、前記正電圧を印加する他の導
    電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する導電領
    域の隣の導電領域のうち、前記一方の導電領域以外の導
    電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記
    他の導電領域に印加する前記正電圧とグランド電位との
    間の電圧を印加する、ことを特徴とする半導体記憶装置
    の書き込み制御方法。
  24. 【請求項24】基板表面に並行に延在されてなる第1、
    第2の導電領域からなる対を接続して1組の副ビット線
    を形成し、 それぞれの副ビット線の組を対応する主ビット線に接続
    する選択トランジスタがメモリセルアレイの両側に配置
    されており、 前記メモリセルアレイの一側と他側に配置される選択ト
    ランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線が
    互いに入れ違いで配置されてなる半導体記憶装置の読み
    出しの制御方法であって、 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域
    のうち一方の導電領域にグランド電位、他の導電領域に
    所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲー
    ト電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み
    出しを行う場合、前記正電圧を印加する前記他の導電領
    域の隣の導電領域と、前記正電圧を印加する他の導電領
    域と対をなして1組の副ビット線を構成する導電領域の
    隣の導電領域のうち、前記一方の導電領域以外の導電領
    域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記他の
    導電領域と同レベルの正電圧を印加する、ことを特徴と
    する半導体記憶装置の読み出し制御方法。
  25. 【請求項25】前記1組の副ビット線の間の領域に、前
    記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタの他
    側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線
    にそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本の計2
    本が設けられている、ことを特徴とする請求項23に記
    載の半導体記憶装置の書き込み制御方法。
  26. 【請求項26】前記1組の副ビット線の間の領域に、前
    記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタの他
    側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線
    にそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本の計2
    本が設けられている、ことを特徴とする請求項24に記
    載の半導体記憶装置の読み出し制御方法。
  27. 【請求項27】前記1組の副ビット線を構成する2本の
    前記導電領域の一端同士が、前記基板表面の導電領域を
    介して接続されている、ことを特徴とする請求項23に
    記載の半導体記憶装置の書き込み制御方法。
  28. 【請求項28】前記1組の副ビット線を構成する2本の
    前記導電領域のうち一の導電領域の一側の端部と、他の
    導電領域の、前記一側とは前記導電領域の長手方向に反
    対側に位置する他側端部とが、基板上層の配線を介して
    互いに接続されている、ことを特徴とする請求項23に
    記載の半導体記憶装置の書き込み制御方法。
  29. 【請求項29】前記1組の副ビット線を構成する2本の
    前記導電領域の一端同士が、前記基板表面の導電領域を
    介して接続されている、ことを特徴とする請求項24に
    記載の半導体記憶装置の読み出し制御方法。
  30. 【請求項30】前記1組の副ビット線を構成する2本の
    前記導電領域のうち一の導電領域の一側の端部と、他の
    導電領域の、前記一側とは前記導電領域の長手方向に反
    対側に位置する他側端部とが、基板上層の配線を介して
    互いに接続されている、ことを特徴とする請求項24に
    記載の半導体記憶装置の読み出し制御方法。
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