JP4596729B2 - 半導体記憶装置及び書き込みと読み出しの制御方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び書き込みと読み出しの制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置とその書き込みと読み出しの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
メモリセルアレイのビット線を基板表面に設けた不純物導電領域で構成した半導体記憶装置においては、メモリセルを分離するトランジスタ間の分離領域がなくメモリセルのサイズを小さくできることから、メモリ容量の増大に適している。しかしながら、ビット線をシリコン基板に設けた不純物導電領域で形成しているため、ビット線の抵抗値や寄生容量等により高速動作に適応できず、メモリ容量の増大によりビット線が長くなり高速動作は困難となる。さらに、ビット線長の増大により、ビット線の抵抗値によるメモリセルへ印加される書き込み電圧の低下等の問題もある。
【0003】
例えば特開平6−283689号公報には、導電領域で構成したビット線の抵抗を下げ高速動作を可能とするマスクROMの構成が開示されている。図16は、半導体メモリ装置のメモリセル部分の平面図である。図17は、その回路構成を示す図である。P型のシリコン基板の表面部分には、メモリセルトランジスタのソースあるいはドレインとして働く複数のN型の導電領域(N+拡散層)11が一定の間隔をおいて互いに並行に配列されている。導電領域11はメモリセル領域を横切るようにして配置され、それぞれ2列おきに一方の端部が、N型の接続導電領域12に連続することでU字状に接続される。各接続導電領域12の外周には、独立したN型の補助導電領域13が接続導電領域12から一定の距離だけ離れて配置される。これら各導電領域11、12、13が形成されたシリコン基板10上には、ゲート絶縁膜を介して、多結晶シリコンからなる複数のゲート電極15が導電領域11と交差して互いに平行に配列される。ゲート電極15はワード線となるもので、行アドレスデータにより指定される行に選択的に所定の電圧が与えられる。また、これらのゲート電極15の両側には、同様に多結晶シリコンからなる選択ゲート電極16が、接続導電領域12と補助導電領域13とに跨るようにそれぞれ配列される。これにより、選択ゲート電極16をゲートとし、接続導電領域12及び補助導電領域13をソース及びドレインとする選択トランジスタT2が形成される。この選択トランジスタT2については、導電領域11の一方の側で4列毎に設けられることになるため、補助導電領域13の大きさ次第でゲート幅を広く設定でき、抵抗値を十分に小さく設定することができる。
【0004】
なお、これらの選択トランジスタT2では、隣り合うものが共通のゲート電極で駆動されることから、互いの導電領域11間の導通を防止するように、各選択トランジスタT2の間にP型の不純物領域19が形成される。この素子分離はイオン注入等で形成される。
【0005】
各メモリセルを構成するトランジスタT1では、行毎に連続するゲート電極15がワード線WLを成し、行アドレスデータに基づく選択信号によって選択的に活性化される。同様にして、選択トランジスタT2は、ゲート電極15の両側で各選択ゲート電極16が共通となっており、この選択ゲート電極16が選択制御線SLを成している。そしてアルミニウム配線18は、主ビット線BLを成し、列アドレスデータに基づく選択信号を受けて選択的に活性化される。即ち、アドレスデータに対応して2本のアルミ配線18を指定して電源電位及び接地電位をそれぞれに印加すると共に、指定されるアルミ配線18に接続される選択トランジスタT2をオンして、導電領域11をアルミ配線18に接続すると、隣り合う2列の導電領域11が選択的に活性化される。各アルミニウム配線18については、選択状態のときに印加される電圧が電源電圧または接地電圧のいずれかに固定されていず、選択するビット線BLの組み合わせによって、電源電圧と接地電圧とを切り換えるようにしている。
【0006】
ビット線BLの選択は、隣り合った一対、または間に1本おいた一対のいずれかで行われる。したがって、導電領域11の選択とゲート電極15の選択との組み合わせにより、行列配置されるトランジスタT1の中の1つがアドレスデータに応じて指定され、このときのMOSトランジスタT1のオン/オフによる導電領域11の電位変動が、アルミ配線(主ビット線)に選択的に接続されるセンスアンプ(不図示)により判定される。
【0007】
ところで、図16、図17に示された半導体記憶装置のメモリセルは読み出し専用であり、書き込みは行われない。EEPROM(電気的に消去、及び書き換え可能な読み出し専用メモリ)等、書き込みを行う構成の場合、メモリセルトランジスタのソース又はドレインには高電圧が印加されることになる。選択トランジスタのオン抵抗を小さくし、書き込み時の電流低下を抑制するために、高耐圧トランジスタとする場合、選択トランジスタ間の素子分離用の不純物層で接合耐圧が低下し、選択トランジスタのブレークダウンが生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、不純物層による導電層を用いたプログラム可能な半導体記憶装置において、不純物層による導電層の抵抗値を低減するとともに、選択トランジスタを高耐圧化できる半導体記憶装置を提供することにある。
【0009】
本発明が解決しようとする他の課題は、メモリセルへの書き込み時の電圧低下を抑止するとともに、メモリセルの読み出し電流の減少を抑止可能とした半導体記憶装置及びその書き込み及び読み出し方法を提供することにある。さらに本発明が解決しようとする他の課題は、メモリセルのメモリセルアレイ内での配置によらず、メモリセルに接続する不純物層による導電層の抵抗値の和を一定とする構成の半導体記憶装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題の少なくとも一つを解決するための手段を提供する本発明の一つのアスペクトに係る半導体記憶装置は、メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複数本並行に延在されてなる導電領域を備え、2本の前記導電領域を対として配線によって接続して1組の副ビット線をなし、前記1組の副ビット線は選択トランジスタを介して主ビット線に接続され、複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの両側に対向して、配置されており、前記メモリセルアレイの一側の複数の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線と、前記メモリセルアレイの他側の複数の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線とが、互いに入れ違いで配置されている。
【0011】
本発明において、前記メモリセルアレイ領域は、前記1組の副ビット線の間の領域に、前記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタを介して接続される主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本と、前記メモリセルアレイの他側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本の計4本が設けられている構成を含む。
【0012】
本発明において、前記選択トランジスタ間の素子分離がフィールド酸化膜で行われている。
【0013】
本発明において、前記1組の副ビット線をなす導電領域対は、それぞれの長手方向の端部のうち、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタの側に位置するそれぞれの端部(「一側端部」という)同士が、基板上層の配線を介して互いに接続されている。
【0014】
本発明において、前記1組の副ビット線をなす導電領域対は、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタの側に位置する一側端部同士が基板上層の配線を介して互いに接続され、前記一側端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が基板上層の配線を介して互いに接続されている。
【0015】
本発明において、配線を介して接続される前記1組の副ビット線をなす導電領域対の少なくとも一つ、又は両方が、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタの側に位置する一側の端部と、前記一側の端部とは長手方向に反対側の他側端部とが、基板上層の配線を介して互いに接続されている。
【0016】
本発明において、配線を介して接続される前記1組の副ビット線をなす導電領域対を、前記メモリセルアレイの一側から前記一側に対向する他側の間に、複数段に分割して備え、前記1組の副ビット線に対応して前記基板上層に形成され、前記選択トランジスタに接続される一側から他側に前記複数段の導電領域対にわたって延在される配線を備え、前記複数段の導電領域対にわたって延在される配線は、前記各段の導電領域対同士を接続する配線に、それぞれ接続されている。
【0017】
本発明において、前記1組の副ビット線をなす導電領域対は、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタの側に位置するそれぞれの一側の端部同士が、前記基板上層の第1の配線を介して互いに接続され、前記一側の端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が、前記基板上層の第2の配線を介して互いに接続されており、前記第1の配線と前記第2の配線は、前記基板上層の第3の配線を介して互いに接続されている構成としてもよい。あるいは、本発明において、前記1組の副ビット線をなす導電領域対は、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタの側に位置するそれぞれの一側の端部同士が、前記基板上層の第1の配線を介して互いに接続され、前記一側の端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が、前記基板上層の第2の配線を介して互いに接続されており、前記導電領域はその長手方向の両端が前記基板上層の第3の配線を介して互いに接続される構成としてもよい。
【0018】
本発明において、前記2本の導電領域を接続して1組の副ビット線をなす配線を、前記1組の副ビット線をなす導電領域対のうち、一の導電領域の一側の端部と、他の導電領域の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する他側端部とを互いに接続する、基板上層の設けられた配線によって構成してもよい。この場合、好ましくは、前記1組の副ビット線をなす導電領域対のうち、一の導電領域の選択トランジスタに接続される一側の端部と、他の導電領域の、前記一側の端部とは長手方向に反対側に位置する他側端部とが配線を介して接続される。また、本発明において、この導電領域対を、メモリセルアレイにおいて複数段備えた構成としてもよい。
本発明においては、メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複数列互いに並行に延在されてなる導電領域を備え、2つの列の前記導電領域を対として接続して1組の副ビット線をなし、前記1組の副ビット線は、選択トランジスタを介して主ビット線に接続され、複数の前記選択トランジスタが前記メモリセルアレイの両側に対向して配置されており、前記メモリセルアレイは、複数(N本)のワード線を単位として、複数(M個)の組より構成されており、前記1組の副ビット線をなす2つの列の前記導電領域の対は、前記メモリセルアレイを構成するM組に対応して、M組の導電領域対よりなり、前記M組の導電領域対のそれぞれの組について、前記導電領域対の一方の導電領域の一側の端部と、前記導電領域対の他方の導電領域の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する端部とが、基板上層の配線で互いに接続されており、前記M組のそれぞれの組の前記導電領域対が、前記基板上層の前記配線を介して、1つの前記選択トランジスタに共通に接続されている。
【0019】
図16等に示したU字形状の導電領域の構成を例えば書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置に適用した場合、書き込み電流の減少等の対策が必要であることを、本発明者は知見した。本発明の他のアスペクトに係る方法は、基板表面に並行に延在されてなる2本の導電領域からなる対を配線で接続して1組の副ビット線を形成し、それぞれの副ビット線の組を対応する主ビット線に接続する選択トランジスタがメモリセルアレイの両側に配置されており、前記メモリセルアレイの一側と他側に配置される選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線が互いに入れ違いで配置されてなる半導体記憶装置の書き込みの制御方法であって、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位の間の電圧を印加する。
【0020】
本発明に係る書き込み制御方法において、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域、及び前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなし副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つに、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位の間の電圧を印加する。
【0021】
本発明の他のアスペクトに係る方法は、基板表面に並行に延在されてなる2本の導電領域からなる対を配線で接続して1組の副ビット線を形成し、それぞれの副ビット線の組を対応する主ビット線に接続する選択トランジスタがメモリセルアレイの両側に配置されており、前記メモリセルアレイの一側と他側に配置される選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線が互いに入れ違いで配置されてなる半導体記憶装置の読み出し制御方法であって、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加する。
【0022】
本発明の他のアスペクトに係る読み出し制御方法は、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域及び前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなし副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つをグランド電位とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する。本発明に係る半導体記憶装置は、その一実施の形態において、図1を参照すると、基板表面に、一方向に沿って並行に延在されており、不純物拡散層(例えばN+拡散層)よりなる、複数本の導電領域(104)のうちの2本を対(例えばa、a)として、この導電領域対を、アルミ配線層等の基板上層の配線(105)を介して接続し、1組の副ビット線を形成している。1組の副ビット線を対応する主ビット線(101)に接続する選択トランジスタ(102)が、メモリセルアレイの両側にそれぞれ配置されており、メモリセルアレイの一側に配置される複数の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線と、メモリセルアレイの該一側に対向する他側に配置される複数の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線とが、互いに入れ違いで配置されている。
【0024】
メモリセルアレイの一側の選択トランジスタ(102)を介して主ビット線(101)に接続される1組の副ビット線をなす導電領域対(a、a)に着目すると、導電領域対(a、a)間の領域には、この主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2組の副ビット線をなす導電領域対のうちの各1本(b、e)と、前記メモリセルアレイの他の側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線をなす導電領域対の各1本(c、d)の計4本が、b、c、d、eの順に配設されている。
【0025】
1組の副ビット線をなす導電領域(104)対は、該1組の副ビット線に対応する選択トランジスタ(102)の側に位置する一側のそれぞれの端部のコンタクト(111)で、基板上の配線層(1Al)の一つの配線(105)と接続される(基板と配線層との間にはコンタクトホールが設けられている)。
【0026】
このように、基板表面に一の方向に沿って、互いに離間され、並行に延在されてなる2本の導電領域(104)からなる対を、基板上層の配線(105)で接続して1組の副ビット線を形成し、1本の主ビット線に対応する1組の副ビット線(a、a)の間に、1組の副ビット線が接続する一側の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線の各1本(b、e)と、他側の選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線の各1本(c、d)が、互いに、入れ違いで配置するレイアウト構成とすることで、副ビット線をなす導電領域の抵抗を低減し、記憶容量の増大、チップ面積の低減を可能としている。この実施の形態においては、選択トランジスタからの遠端部の距離は、副ビット線を1本で構成した場合の、半分となり、抵抗も半分となる。
【0027】
本発明は、その好ましい実施の形態において、選択トランジスタ(102)間の素子分離がフィールド酸化膜(106)で行われている。
【0028】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、図10及び図11を参照すると、1組の副ビット線をなす導電領域(104)対は、該1組の副ビット線に対応する選択トランジスタ(102)の側に位置する一方の端部(「一側端部」という)同士、及び、該一側端部に対し長手方向に反対側の他側端部同士が、前記基板上の配線層に形成されている配線(105)を介して互いに接続されている。
【0029】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、図12及び図13を参照すると、1組の副ビット線をなす導電領域(104)対は、該1組の副ビット線に対応する選択トランジスタ(102)の側に位置する一方の端部(「一側端部」という)と、該一側の端部に対し長手方向に反対側の他側端部とが、前記基板上の配線層に形成されている配線(112)を介して互いに接続されている。
【0030】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、図14及び図15を参照すると、配線を介して接続される1組の副ビット線をなす導電領域対を、メモリセルアレイの一側から前記一側に対して対向する他側の間に、複数段に分割して備えており、前記各段の導電領域対同士をそれぞれ接続する配線(105−1、105−2、105−3)を備えている。さらに、該1組の副ビット線に対応して基板上層に形成され、メモリセルアレイにおいて、1組の副ビット線に対応する選択トランジスタ(102)が位置する一側から、該一側に対向する他側にかけて、該複数段の導電領域対にわたって延在される配線(113)を備え、前記複数段の導電領域対にわたって延在される配線(113)は、例えば第2配線層等に形成され、第1配線層等に形成される前記各段の導電領域対同士を接続する配線(105−1、105−2、105−3)に、それぞれスルーホール(109−1、109−2、109−3)で接続される。
【0031】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、図18を参照すると、1組の副ビット線をなす導電領域(104)の対は、該1組の副ビット線に対応する選択トランジスタ(102)の側に位置するそれぞれの端部同士が、前記基板上層の第1の配線(105A)を介して互いに接続され、前記一側の端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が、前記基板上層の第2の配線(105B)を介して互いに接続されており、前記第1の配線と前記第2の配線は、前記基板上層の第3の配線(114)を介して互いに接続されている。第3の配線(114)は、例えば、第1、第2の配線(105A、105B)の上層の配線層に形成され、第1、第2の配線(105A、105B)のほぼ中央部でスルーホール等により接続される。
【0032】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、図19を参照すると、1組の副ビット線をなす導電領域(104)の対は、該1組の副ビット線に対応する選択トランジスタ(102)の側に位置するそれぞれの端部同士が、前記基板上層の第1の配線(105A)を介して互いに接続され、前記一側の端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が、前記基板上層の第2の配線(105B)を介して互いに接続されており、前記導電領域はその長手方向の両端が前記基板上層の第3の配線(112)を介して互いに接続される。
【0033】
本発明は、その好ましい別の実施の形態において、図20及び図21を参照すると、2本の導電領域(104)を接続して1組の副ビット線をなす配線は、前記1組の副ビット線をなす導電領域の対のうち、一の導電領域の一方の端部(「一側端部」という)と、他の導電領域の、前記一側端部とは長手方向に反対側に位置する他側端部とを互いに接続する、基板上層に設けられた配線(105)で構成されている。この実施の形態においても、前記した実施の形態と同様、1組の副ビット線を対応する主ビット線(101)に接続する選択トランジスタ(102)が、メモリセルアレイの両側にそれぞれ配置されており、メモリセルアレイの一側に配置される選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線と、メモリセルアレイの他側に配置される選択トランジスタにそれぞれ接続される複数組の副ビット線とが、互いに入れ違いで配置されている。かかる構成により、メモリセルへの書き込み用の電流とメモリセルからの読み出し電流の位置依存性が解消される。この実施の形態において、導電領域の対のうち、対角線上で対向する2つの端部を上層配線で接続した1組の副ビット線を、一側の選択トランジスタと他側の選択トランジスタの間に複数段備えた構成としてもよい。
【0034】
本発明に係る方法は、その好ましい別の実施の形態において、上記した半導体記憶装置のプログラムにあたり、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域(例えば図6(a)の(4);図では数字を丸印で囲んで示してある)にグランド電位、第2の導電領域(図6(a)の(5))に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極(110)を所定の正電圧Vgとし、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域(図6(a)の(6))に、第2の導電領域(図6(a)の(5))に印加される前記正電圧とグランド電位の間の電圧を印加する。かかる制御により隣接セルへのプログラムを抑止する。
【0035】
本発明に係る方法は、その好ましい別の実施の形態において、上記した半導体記憶装置のプログラムにあたり、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域(図7(a)の(4))にグランド電位、第2の導電領域(図7(a)の(5))を所定の正電圧とし、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧Vgを印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、正電圧を印加する第2の導電領域(図7(a)の(5))の隣の導電領域(図7(a)の(6)と(4))、及び第2の導電領域(図7(a)の(5))と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域(図7(a)の-(8))の隣の導電領域(図7(a)の(1))のうち、第1の導電領域(図7(a)の(4))以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域(図7(a)の(6)と(1))に対して、前記第2の導電領域(図7(a)の(5))と同レベルの正電圧を印加し、前記第1の導電領域(図7(a)の(4))、及び前記第1の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第4の導電領域(図7(a)の+(1))と、前記正電圧が印加される導電領域(図7(a)の-(8)、(1)、(5)、(6))との間に配設されている導電領域のうちの少なくとも一つ(図7(a)では(2)、(7))に対して、第2の導電領域(図7(a)の(5))に印加される正電圧とグランド電位の間の電圧を印加する。かかる制御により隣接セルへのプログラムの抑止、及び書き込み電流の減少を抑止する。なお、図7(b)に示されるように、第4の導電領域に相当する導電領域のうちフローティング(図7(b)では「F」で示す)であっても、同様の作用効果を奏することができる場合もある。
【0036】
本発明に係る方法は、その好ましい別の実施の形態において、上記した半導体記憶装置の読み出しにあたり、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域(図8(a)の(5))にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧(図8(a)の(4))を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧Vgを印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域(図8(a)の(3))に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加する。かかる制御により、読みだし時、反対方向への電流リークを防止し、センス動作の遅延を抑止している。
【0037】
本発明に係る方法は、その好ましい別の実施の形態において、上記した半導体記憶装置の読み出しにあたり、選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域(図9(a)の(5))にグランド電位、第2の導電領域(図9(a)の(4))に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧Vgを印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域(図9(a)の(4))の隣の導電領域(図9(a)の(3)と(5))、及び第2の導電領域(図9(a)の(4))と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域(図9(a)の+(1))の隣の導電領域(図9(a)の(8))のうち、第1の導電領域(図9(a)の(5))以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域(図9(a)の(3)と(8))に対して、第2の導電領域(図9(a)の(4))と同レベルの正電圧を印加し、第1の導電領域(図9(a)の(5))、及び第1の導電領域と対をなし副ビット線を構成する第4の導電領域(図9(a)の−(8))と、前記正電圧が印加される導電領域(図9(a)の(3)、(4)、(8)、+(1))との間に配設されている導電領域のうちの少なくとも一つ(図9(a)では、(2)、(7))を、グランド電位とする。かかる制御により、読みだし時、反対方向への電流リーク、及び干渉電流を防止する。
本発明は、別の実施の形態において、図22又は図24を参照すると、メモリセルアレイ領域をなす基板表面に複数列互いに並行に延在されてなる導電領域(図22又は図24の104)を備え、2つの列の前記導電領域を対として接続して1組の副ビット線をなし、前記1組の副ビット線は、選択トランジスタ(図22又は図24の102)を介して主ビット線(図22又は図24の101)に接続され、複数の選択トランジスタ(102)がメモリセルアレイの両側に対向して配置されており、メモリセルアレイは、複数(N本)のワード線(110)を単位として、複数(M個)の組より構成されており、1組の副ビット線をなす2つの列の前記導電領域は、前記メモリセルアレイを構成するM組(図2では2組)に対応して、M組の導電領域対より構成されており、前記M組の導電領域対(図22の(a1、a2)、(a3、a4)、あるいは図24の(a1、a2)、(a3、a4)、(a5、a6)、(a7、a8))のそれぞれの組において、前記導電領域対の一方の導電領域の一側の端部と、他の導電領域の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する端部とが、基板上層の配線(105)で互いに接続されており、前記M組のそれぞれの前記導電領域対が、配線(105)を介して、1つの前記選択トランジスタ(102)に共通に接続されている。
本発明の一実施の形態において、1つの組の前記導電領域対の一方の導電領域(図22のa1)の端部は、前記一方の導電領域と同一列上にあり、前記1つの組に相隣る他の組の前記導電領域対の一方の導電領域(図22のa3)の端部と分離されており、1つの組の前記導電領域対の他方の導電領域(図22のa2)は、前記他方の導電領域と同一列上にあり、前記1つの組に相隣る他の組の前記導電領域対の他方の導電領域(図22のa4)と、端部同士が、接続部をなす導電領域を介して、互いに接続されており、前記配線(105)は、前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の他方の導電領域(a2、a4)の端部同士の接続部とコンタクト(111)を介して接続され、前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の一方の導電領域(a1、a3)の前記端部と長手方向に反対側の端部とコンタクト(111)を介して接続されている。
本発明の一実施の形態において、1つの選択トランジスタに共通に接続されるM組の導電領域対について、第1組と第2組の導電領域対の第1列の導電領域(図24のa1、a3)の端部同士が分離され、第2列の導電領域(図24のa2、a4)の端部同士が互いに接続されているとき、第2組と第3組の導電領域対の前記第1列の導電領域(図24のa3、a5)の端部同士は接続されており、第2組と第3組の導電領域対の第2列の導電領域(図24のa4、a6)の端部同士が分離されており、第3組と第4組の導電領域対の前記第1列の導電領域(図24のa5、a7)の端部同士は分離されており、第3組と第4組の導電領域対の第2列の導電領域(図24のa6、a8)の端部同士が接続されており、2列のM組の前記導電領域対について端部同士が分離されている列と接続されている列とが、組毎に、交互に切り替わる。
本発明の一実施の形態において、図26を参照すると、1つの選択トランジスタに共通に接続されるM組の導電領域対について、1つの組の前記導電領域対の各導電領域は、前記各導電領域とそれぞれ同一列上にあり、前記1つの組に相隣る他の組の前記導電領域対の各導電領域と、端部同士が、接続部をなす導電領域を介して、互いに接続されており、前記配線は、前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の1つの列の導電領域(図26のa2、a4)の端部同士の接続部とコンタクト(111)を介して接続され、前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の他の列の導電領域(図26のa1、a3)の前記接続部とは長手方向に反対側の端部とコンタクト(111)を介して接続される。
本発明の一実施の形態において、1つの選択トランジスタに共通に接続されるM組の導電領域対について(例えばM=4)、前記配線(図28の105)は、第1組の第1列の導電領域(図28のa1)の接続部(導電領域よりなる)とは長手方向に反対側の端部とコンタクト(111)を介して接続され、第2組の第1列の導電領域(図28のa3)の第1組の導電領域(a1)との接続部とは長手方向に反対側の接続部(導電領域よりなる)とコンタクト(111)を介して接続され、第1組と第2組の導電領域対の第2列の導電領域(図28のa2、a4)の端部同士の接続部(導電領域よりなる)にコンタクト(111)を介して接続され、第3組と第4組の導電領域対の第2列の導電領域(図28のa6、a8)の端部同士の接続部(導電領域よりなる)にコンタクト(111)を介して接続され、第3組の第1列の導電領域(図28のa5)の第4組の導電領域との前記接続部(導電領域よりなる)とは長手方向に反対側の端部とコンタクト(111)を介して接続され、第4組の第1列の導電領域(図28のa7)の第3組の導電領域(a5)との接続部(導電領域よりなる)とは長手方向に反対側の接続部とコンタクト(111)を介して接続されている。
【0038】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る半導体記憶装置のレイアウト構成の一例を模式的に示す図であり、書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの一部(ブロック)が示されている。本発明は、その一実施例において、図1を参照すると、複数のメモリセルMCがアレイ状に配置されるメモリセルアレイは、主ビット線と副ビット線の階層ビット線構造を有する。副ビット線は、例えばシリコン基板表面上に形成されるN+拡散層よりなる導電領域(「N+埋め込み線」ともいう)104を複数本並行に延在して形成される。アルミ配線等からなる主ビット線101は、基板上に設けられる配線層上にパターン形成されており、選択制御線をゲートに入力してオン・オフ制御される選択トランジスタ(「ブロックセレクタトランジスタ」、「ブロック選択トランジスタ」ともいう)102を介して副ビット線と接続される構成とされている。
【0039】
より詳細には、図1を参照すると、基板表面のメモリセルアレイ領域上に、メモリセルアレイの一側から対向する側に、複数本、並行に延在されてなる第1群の導電領域104(例えばa,b,e,…)を備え、メモリセルアレイの前記他側から前記一側に、複数本、並行に延在されてなる第2群の導電領域104(例えばc,d,…)を備えている。
【0040】
これら導電領域104の延在方向と直交する方向に、互いに並行に延在されてなる複数本(N本)のゲート電極110が絶縁膜の上に形成されている。
【0041】
導電領域104は、同一群に属する2本の導電領域が1組で副ビット線をなし、副ビット線をなす2本の導電領域の一方は、選択線がゲートに接続される選択トランジスタ102の拡散層に接続されており、選択トランジスタ102の他の拡散層107には基板上層の配線層の主ビット線101が接続されている。
【0042】
2本で1組の副ビット線をなす互いに離間した導電領域104の対の各々は、選択トランジスタ102に接続される一側端部で、コンタクト111にて、基板上層の第1アルミ配線層(1Al)に形成されている一つの配線105に接続されている。
【0043】
1組の副ビット線をなす第1群の2本の導電領域a、aの間には、該1組の副ビット線が選択トランジスタを介して接続される主ビット線の両側に位置する2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2本の副ビット線をなす導電領域対の各1本b、eと、該1組の副ビット線が接続される選択トランジスタと反対側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される、2本の副ビット線をなす導電領域対の各1本c、dの、計4本が配置され、これらの導電領域は、a、b、c、d、eの順で同一ピッチで配置されている。このような副ビット線のパターンが、対向配置される選択トランジスタの間で繰り返される。
【0044】
各導電領域104が形成された基板上には、図示されない絶縁膜(後述するONO膜、あるいはゲート絶縁膜)を介して、例えば多結晶シリコン上とソース/ドレイン拡散層の両方に自己整合的に金属シリサイドを形成したサリサイド構成の複数(N本)のゲート電極110が、導電領域104と交差して互いに平行に配列される。ゲート電極110はワード線となるもので、ロウデコーダ(不図示)により指定される行に、選択的に所定の電圧が与えられる。また、N本のゲート電極110の両側(図1のメモリセルアレイの上下両側)には、例えば多結晶シリコンあるいは上記と同様の金属サリサイド構成からなる選択ゲート電極103が、導電領域107と導電領域108とに跨るようにそれぞれ配列される。選択ゲート電極103をゲートとし、導電領域107及び導電領域108をソース及びドレインとする選択トランジスタ102が形成される。
【0045】
本実施例において、選択トランジスタ102間の素子分離はフィールド酸化膜106で行われている。このため、イオン注入等によって形成される不純物領域による素子分離と比べて、選択トランジスタ102を高耐圧化でき、書き込み時の書き込み対象のメモリセルの導電領域に供給される電圧低下を抑制することができる。
【0046】
メモリセルMCを構成するトランジスタは、行(ロウ)毎に、共通に配置されるゲート電極110がワード線WLを成し、ロウデコーダ(不図示)によって選択的に活性化される。選択トランジスタ102は、メモリセルアレイの両側で各選択ゲート電極103が共通となっており、この選択ゲート電極103が選択制御線SLを成している。
【0047】
主ビット線101は、導電領域104同士を接続する第1アルミ配線層(1Al)の上に絶縁膜を介して形成される第2アルミ配線層(2Al)上に形成されており、不図示のカラムデコーダに基づくカラム選択信号を受けて選択的に活性化される。即ち、アドレスデータに対応して、例えば2本の主ビット線を指定して電源電位及び接地電位をそれぞれに印加すると共に、指定される主ビット線101に接続される選択トランジスタ102をオンして、副ビット線をなす導電領域104を主ビット線101に接続し、隣り合う2列の導電領域104が選択的に活性化される。
【0048】
基板上層の第2配線層(2Al)に設けられた主ビット線101は、スルーホール(TH)109を介して、第1アルミ配線層(1Al)に接続され、コンタクト(不図示)を介して選択トランジスタ102の拡散層107と接続されており、選択トランジスタ102の拡散層108は、そのまま基板表面内で延在されており、副ビット線対をなす導電領域104の一方を形成している。この導電領域104は、拡散層107、108と同時に基板表面に形成される。
【0049】
この実施例では、メモリセルMCは、隣合う導電領域104の隙間のチャネル領域に、第1の酸化膜と、窒化膜と、第2の酸化膜とが重なるように形成されてなるONO(oxide−nitride−oxide)膜を有している。ONO膜は、電子捕獲用膜として作用し記憶ノードを形成する。ONO膜の第2の酸化膜の上に導電領域の長手方向と直交する向きにゲート電極110が、一行の複数のメモリセルに共通に形成され、ワード線を構成している。
【0050】
図2は、図1にレイアウトの一例を示した本発明の一実施例のメモリセルアレイの回路構成を示す図である。図2において、101は主ビット線、102は選択トランジスタ、103は選択制御線SL、104は副ビット線(導電領域)、105は副ビット線の導電領域を接続する配線、110はワード線WLである。副ビット線をなすN+拡散層は、メモリセル間を単位抵抗値Rで表してある。選択制御線SLがHighレベルのとき、選択トランジスタ102が導通し、主ビット線は副ビット線に接続される。複数のメモリセルMCがアレイ状に配置されるメモリセルアレイの一側の第1群の選択トランジスタの一つをなす選択トランジスタTrAを介して主ビット線Aに接続される1組の副ビット線をなす導電領域対a、aの間の領域には、選択トランジスタTrAの両隣りの選択トランジスタTrB、TrEに接続する2つの主ビット線B、Eに接続する2組の副ビット線をなす導電領域対のうちの右導電領域bと、左導電領域eの各1本が、導電領域対a、aの内側に設けられ、メモリセルアレイの他側に位置する第2群の選択トランジスタをなす選択トランジスタTrC、TrDを介して2本の主ビット線C、Dに接続される2組の副ビット線をなす導電領域対のうち左導電領域c、右導電領域dの各1本が、導電領域対b、eの内側に設けられている。
【0051】
メモリセルアレイの一側の配置される他の選択トランジスタTrB、TrEに接続される導電領域対b、eについても、それぞれの間に、他の選択トランジスタに接続される導電領域が4本(一側の選択トランジスタに接続される導電領域対の各1本、他側の選択トランジスタに接続される導電領域対の各1本)が配置されるという構造を有し、4組の副ビット線を入れ替えて配置するレイアウト構成がワード線方向に沿って繰り返される。
【0052】
例えばワード線WL8にゲート電極が接続され、導電領域aとbに接続するメモリセルMC1を選択する場合、選択ゲート電極SLをHighレベルとし、当該ブロックが選択され、ワード線WL8がHighレベルとされ、主ビット線AとBに電源電位又はグランド電位が供給される。以下、本発明の一実施例で用いられるメモリセルMCの一例として、MONOS(metal-ONO−silicon)型メモリセルについてその構成及び動作の一例を説明しておく。
【0053】
図3は、MONOS型のメモリセルの構成を模式的に示す図である。シリコン基板201には、ソース又はドレインとなるN+拡散層204が設けられており、その上に絶縁酸化膜203が形成され、基板201露出面と絶縁酸化膜203の側縁部に跨ってONO膜202が形成されており、N+拡散層204の長手方向と直交する方向にゲート電極205が配設されている。ONO膜の各N+拡散層204端部が電子をトラップする記憶ノード206となり、一つのセルに2ビットの情報が格納される。ONO膜は、第1層の酸化膜(例えばシリコン酸化膜)、第2層の窒化膜(例えばシリコン窒化膜)、第3層の酸化膜(例えばシリコン酸化膜)よりなる。ONO膜を備えたメモリセルの詳細については、例えば特表2001−512290号公報の記載等が参照される。
【0054】
図4は、メモリセルのプログラム(書き込み)を説明するための模式図である。2つの記憶ノードのうち書き込む側の一の記憶ノード側のN+拡散層204に書き込み電圧Vdを与え、他の記憶ノード側のN+拡散層204には0Vを与え、ゲート電極205にVg(10V)を与えることで、ONO膜の窒化膜に、チャネル・ホットエレクトロンが流入し、電子トラップ領域に局所的に捕獲される。図4(a)に示すように、図で左側ビットの記憶ノードを書き込む場合、左側の導電領域をVd=5V、ゲート電極205をVg=10V、右側のN+拡散層204を0Vとする。図4(b)に示すように、左側のビットを書き込んだ後に、右側の記憶ノードに書き込む場合、右側のN+拡散層204をVd=5V、ゲート電極205をVg=10V、左側のN+拡散層204を0Vとする。なお、窒化膜は非導電性であることから、捕獲された電荷は、高電圧が印加される導電領域の近傍に局在し、局在された電子トラップ領域を構成し、チャネル全長のうち、電子トラップ領域の下方の部分だけしきい値電圧が上昇し(例えば4V)、ゲート下方に延長するチャネル全長のうちの残りの部分では、しきい値電圧はほとんど変わらない。
【0055】
図5は、メモリセルのリード(読み出し)を説明するための模式図である。リード時には、2つの記憶ノードのうち読み出す側の一の記憶ノード側の導電領域に0Vを与え、他の記憶ノード側の導電領域には1.5から2Vを与え、ゲート電極に3V〜4Vを与える。図5(a)に示すように、左側ビットの記憶ノードを読み出す場合、左側のN+拡散層204に0Vを与え、右側のN+拡散層204にはVd=1.5から2Vを与え、ゲート電極にVg=3Vから4Vを与える。図5(b)に示すように、右側ビットの記憶ノードを読み出す場合、右側のN+拡散層204に0Vを与え、左側のN+拡散層204にはVd=1.5から2Vを与え、ゲート電極にVg=3Vから4Vを与える。
【0056】
読み出し時、ゲート電圧とVdを導電領域に印加すると、電子は、0Vが印加される導電領域側から引き出され、ドレインに向かって流れ始める。既書き込み状態であれば、読み出し時にチャネル電流は全く流れないか、流れたとしても僅かな電流しか流れない。すなわち、ゲート電極に3V〜4V、Vd=2V、読み出しノードの導電領域を接地すると、ONO膜のうち、電荷を捕獲していない部分の真下に位置するチャネルの部分には反転状態が発生し、電子トラップ領域の真下のチャネル部分は非導通状態(非反転状態)となる。すなわち、読み出す側の記憶ノード(リードノード)に電子がトラップされていない場合、Vd=1.5〜2Vが印加される導電領域から0Vの導電領域側にチャネル電流は流れる。一の記憶ノードに電子がトラップされていると、Vd=1.5〜2Vが印加される導電領域から0Vの導電領域側に、チャネル電流は流れない。なお、メモリセルの2つのN+拡散層204は、一般のMOSトランジスタのように、ソース、ドレインは固定されない。
【0057】
図6は、本発明の実施例のプログラム動作を説明するための図である。図6(a)に示すように、メモリセルアレイの上側の主ビット線に接続される副ビット線SB11の左導電領域-(8)(図では数字を丸印で囲んで示してある)、右導電領域(5)(これらは図1の配線105で接続される)の間には、左隣の副ビット線SB10の導電領域の右側(1)、右隣の副ビット線SB12の導電領域の左側(4)が配置され、対向する側の副ビット線SB21、SB20の左、右の導電領域(2)、(3)が、図の左から−(8)、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の順番で等間隔で配置されており、同様にして、副ビット線SB12の左右の導電領域(4)、+(1)の間には、左隣の副ビット線SB11の導電領域の右側(5)、右隣の副ビット線SB13の導電領域の左側(8)が配置され、対向する側の副ビット線SB21、SB22の右、左の導電領域(7)、(6)が、図の左から(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、+(1)の順番で等間隔で配置されている。図で、SB11等の左右の導電領域同士は上記したように、基板上層の第1アルミ配線層(1Al)の配線に、コンタクトを介して接続されている。
【0058】
図6において、ゲート電極110下部の、副ビット線SB11の導電領域−(8)と副ビット線SB10の導電領域(1)の間、副ビット線SB10の導電領域(1)と副ビット線SB21の導電領域(2)の間、副ビット線SB21の導電領域(2)と副ビット線SB20の導電領域(3)の間、副ビット線SB20の導電領域(3)と副ビット線SB12の導電領域(4)の間、副ビット線SB12の導電領域(4)と副ビット線SB11の導電領域(5)の間、副ビット線SB11の導電領域(5)と副ビット線SB22の導電領域(6)の間、SB22の導電領域(6)とSB21の導電領域(7)の間、SB21の導電領域(7)とSB13の導電領域(8)の間、SB13の導電領域(8)とSB12の導電領域+(1)の間のONO膜の下がチャネルとなる。副ビット線の各導電領域に対応した左右の記憶ノードをそれぞれL、Rで表している。
【0059】
図6(b)は、図6(a)の導電領域に対応した左右の記憶ノードのプログラムの動作を一覧でまとめた図である。図中、第1欄は書き込む記憶ノードを示し(−(8)Rは導電領域−(8)のRノード)、第2欄は導電領域の対、−(8)から+(1)の各欄は、各導電領域の印加電圧(Hは5V、Lは0V、Mは中間電圧2.5V、Fはフローティング)を示し、導電領域間の矢印は電流の向きを示す。
【0060】
例えば、導電領域(5)Lの記憶ノードにデータをプログラムする場合、導電領域(5)(導電領域−(8))をH(5V)、導電領域(4)をL(0V)、ゲート電圧Vgを10Vとする。
【0061】
すなわち選択トランジスタ102がオンされ、図示されないカラム選択信号により、副ビット線SB11、SB12に接続する2つの主ビット線を選択し、主ビット線に接続されるセンスアンプの駆動回路から、副ビット線SB11、SB12に接続する2つの主ビット線に、電圧H(5V)、L(0V)を供給する。
【0062】
各導電領域へ供給される電圧は、選択トランジスタ102をオンとして主ビット線から供給される。
【0063】
このとき、本実施例では、他のセルへの書き込みを防止するために、導電領域(5)の隣接導電領域(6)(副ビット線SB22の左側導電領域)に、高電圧をH(5V)とグランド電位L(0V)の間の電圧、例えば中間電圧M(2.5V)を印加する。図示されないカラム選択信号により、副ビット線SB22に接続する主ビット線が選択され、読み出し書き込み回路において、主ビット線を駆動する駆動回路(不図示)から、副ビット線SB22に接続する主ビット線に、中間電圧M(2.5V)を供給する。
【0064】
ここで、比較例として、導電領域(6)に、中間電圧M(2.5V)を印加しない場合について説明しておく。この場合、導電領域+(1)には、0Vが印加されており、高電圧H(5V)が印加される導電領域(5)との間のポテンシャル差により、導電領域(5)のRノード、導電領域(6)、導電領域(7)、導電領域(8)のRノードに書き込まれる可能性がある。また、仮に、導電領域(6)に0V(グランド電位)である場合、導電領域(5)のRノードに書き込みが行われる。
【0065】
これに対して、本実施例によれば、高電圧H(5V)が印加される導電領域の隣の導電領域には、中間電圧Mが印加されるため、他セルへの書き込みは回避される。
【0066】
なお、導電領域(7)、(8)はフローティング(F)とされており、この場合、副ビット線SB21、SB13に選択トランジスタ102を介して接続する主ビット線を駆動するドライバはオフ状態(出力がハイインピーダンス状態)とされる。
【0067】
以上、導電領域(5)のLノードへの書き込みについて説明したが、他のノードへの書き込みも上記と同様な方法で行われる。なお、図6(b)に示した、書き込み対象のセルの導電領域と、他の副ビット線の導電領域に印加する電圧との対応関係を例えばテーブルデータとして読み出し専用記憶装置に格納しておき、半導体記憶装置内部の書き込み回路(不図示)は、選択されたメモリセルと、上記テーブルデータの内容(テーブルルックアップ法)に基づき、選択された主ビット線と、隣接する主ビット線を必要な電圧で駆動する構成としてもよいことは勿論である。
【0068】
図7は、本発明の実施例の変形例を示す図である。この変形例は、前記実施例と構成は同一であるが、書き込み時の書き込み漏れ電流を防止する点が、前記実施例と相違している。
【0069】
例えば導電領域(5)のL記憶ノードにデータをプログラムする場合、副ビット線SB11の導電領域(5)と導電領域−(8)をH(5V)、副ビット線SB12の導電領域(4)をL(0V)、ゲート電極110の電圧Vgを10Vとする。
【0070】
このとき、導電領域(5)から導電領域(4)とは逆方向への電流リークが生じることにより、書き込み電流の増大、電圧降下が発生する。
【0071】
この実施例では、この逆方向への電流リークを防ぐために、高電圧H(5V)が印加される導電領域(5)に隣接する導電領域(6)と(4)、及び、該導電領域(5)と対をなして1組の副ビット線SB11を構成する導電領域-(8)に隣接する導電領域(1)のうち、導電領域(4)以外の導電領域を有する副ビット線SB10、SB21を構成する隣接導電領域(6)、(1)に対して、高電圧H(5V)を印加し、さらに、他のセルへの書き込みを防止するために、グランド電位L(0V)が印加される導電領域(4)、及び導電領域(4)と対をなして1組の副ビット線を構成する導電領域+(1)と、高電圧H(5V)が印加される導電領域-(8)、(1)、(5)、(6)との間に配設されている導電領域のうちの少なくとも一つに対して、H(5V)とグランド電位L(0V)の間の電圧、例えば中間電圧M(2.5V)を印加する。図7(b)に示す例では、高電圧H(5V)が印加される導電領域(1)とグランド電位L(0V)が印加される導電領域(4)の間の導電領域(2)と、高電圧H(5V)が印加される導電領域(6)とグランド電位L(0V)が印加される導電領域+(1)の間の導電領域(7)とに、中間電圧M(2.5V)が印加されている。導電領域(2)と導電領域(7)の対は1組の副ビット線SB21を構成している。高電圧H(5V)が印加される導電領域-(8)、(5)からそれぞれの右隣に順に、高電圧H(5V)が印加される導電領域(1)、(6)、中間電圧M(2.5V)が印加される導電領域(2)、(7)、フローティング状態(F)の導電領域(3)、(8)、L(0V)が印加される導電領域(4)、+(1)と配置されており、書き込み時の電流とは逆方向の漏れ電流を抑止し、また他のセルへの書き込みを抑止している。このため、書き込み電流の減少、及び、書き込み回路の出力電流の増大を抑止している。
【0072】
次に本発明の一実施例における記憶ノードの読み出しについて図8を参照して説明する。
【0073】
図8において、導電領域(5)のLノードのデータを読み出す場合、副ビット線SB12とSB11に接続する選択トランジスタが選択され、導電領域(4)にH(1.5V)を印加し、導電領域(5)をL(0V)とし、ゲート電極110の電圧Vgを4Vとする。前述したように、電子が捕獲されていない場合、導電領域(4)から導電領域(5)へチャネル電流が流れる。このとき、導電領域(4)から反対方向(逆方向:(4)から(3)方向)への電流リークを防止するため、導電領域(3)を導電領域(4)と等電位のH(1.5V)とする。反対方向への電流リークを防止することで、センス時の読み出し電流の減少が回避され、センス時間を短縮する。
【0074】
次に本発明の一実施例における記憶ノードの読み出しの別の方法について図9を参照して説明する。
【0075】
図9において、導電領域(5)のLノードのデータを読み出す場合、副ビット線SB12とSB11に接続する選択トランジスタが選択され(オンし)、導電領域(4)にH(1.5V)を印加し、導電領域(5)をL(0V)とし、ゲート電極をVg=4Vとする。前述したように、電子が捕獲されていない場合、導電領域(4)から導電領域(5)へチャネル電流が流れる。
【0076】
このとき、導電領域(4)から反対方向(逆方向:すなわち、(4)から(3)方向)への電流リークを防止するため、導電領域(4)に隣接する導電領域(3)、及び、導電領域(4)と対をなして1組の副ビット線を構成する導電領域+(1)に隣接する導電領域(8)に対して、導電領域(4)と等電位のH(1.5V)を印加する。
【0077】
ところで、導電領域(3)から導電領域−(8)への電流の流れ込んだ場合、導電領域−(8)が上昇し、選択されたメモリセルのソース電位、すなわち導電領域(5)の電位の上昇する。ソース電位の上昇は、読み出し電流を減少させ、記憶ノードの読み出しに影響を与える。
【0078】
この実施例では、読み出し対象のメモリセルのソース電位(導電領域(5)の電位)の上昇を防止するため、導電領域(5)、及び導電領域(5)と対をなして1組の副ビット線を構成する導電領域−(8)と、正電圧H(1.5V)が印加される導電領域(4)、(3)、(8)、(1)との間に配設されている導電領域をL(0V)にしてシールドすることで、ソースへの流れ込み電流(「干渉電流」ともいう)をなくしている。図9(b)に示す例では、導電領域−(8)と導電領域(3)の間の導電領域(2)、及び、導電領域(5)と導電領域(8)の間の導電領域(7)に対して、グランド電位L(0V)が印加されており、導電領域(2)と導電領域(7)の対は、1組の副ビット線SB21を構成している。
【0079】
次に、本発明の他の実施例について説明する。図10は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。図10を参照すると、この実施例は、図1に示した構成において、一側の端部で第1アルミ配線層(1Al)の配線105とコンタクト111を介して互いに接続されている導電領域対104について、延在された他側の端部同士も、コンタクト111によって第1アルミ配線層(1Al)の配線105に接続するようにしたものである。副ビット線をなす導電領域対の長手方向の両端において、導電領域対を配線で接続する構成としたことより、メモリセルに接続する導電領域104の抵抗値を低減している。
【0080】
図11は、図10にレイアウトの一例を示した本発明の第2の実施例のメモリセルアレイの回路構成を示す図である。図11を参照すると、この実施例に係る回路は、図2に示した回路構成において、主ビット線Aに選択トランジスタTrAを介して接続される1組の副ビット線をなす各導電領域対a、aは、選択トランジスタTrAに接続される側の端部とは長手方向に反対側の端部同士も、第1アルミ配線層(1Al)の配線105によって互いに接続されている。同様に、他の導電領域対も、選択トランジスタに接続される側と長手方向に反対側の他側端部でも、第1アルミ配線層(1Al)の配線105によって接続されている。
【0081】
かかる構成において、副ビット線の一方に8個のメモリセルが接続されており、各副ビット線(導電領域)のメモリセル間の抵抗をRとし、選択される主ビット線をA、Bとした場合、ワード線WLnがHighレベルとなり、第n行(ただし、nは1乃至8の整数)のメモリセルが選択されたとき、選択されたメモリセルには、主ビット線A、選択トランジスタTrAを経由し、配線105により接続されている両方の導電領域対a、aからの書き込み電流が流れる。
【0082】
選択されたメモリセルの副ビット線の抵抗値は、選択トランジスタ側からみて、nRと、(8−n)R+8Rの並列抵抗となり、合成抵抗は、
n(16−n)R/16
となる。
【0083】
選択トランジスタ側からみて最も遠端のメモリセルは、n=8であり、この時の副ビット線の抵抗値は、4Rとなり、前記第1の実施例の抵抗の半分としている。
【0084】
この実施例においても、前述した書き込み時における他のセルへの書き込み防止、書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流リークの防止、干渉電流の低減対策が施されて、書き込み、読み出しが行われる。
【0085】
図12は、本発明の第3の実施例の構成を示す図である。この実施例では、一側の端部で第1アルミ配線層(1Al)の配線105とコンタクト111を介して接続されている導電領域対の他側の端部を第1アルミ配線層(1Al)の配線105とコンタクト111を介して接続するとともに(ここまでは第2の実施例の構成と同じ)、1本の導電領域104の各々について長手方向の両端を、第2アルミ配線層(2Al)、第1アルミ配線層(1Al)の配線112A、112Bに接続する構成としている。
【0086】
かかる構成により、本実施例によれば、副ビット線の抵抗を低減している。配線112A、112Bの構成について説明すると、これらの配線は互いに隣接する導電領域104に対応して設けられており、第2アルミ配線層、第1アルミ配線層と配線層が異なっている。配線112A、112Bは、メモリセルアレイの副ビット線をなす導電領域104に対応して交互に等間隔で配置される。
【0087】
第1アルミ配線層(1Al)の配線112Bはコンタクト111で導電領域104の一端に接続され、導電領域104の他端では、導電領域104の対をコンタクト接続する第1アルミ配線層(1Al)の配線105に接続されている。第2アルミ配線層(2Al)の配線112Aは、その一端で導電領域104にスルーホール109及びコンタクト(不図示)を介して接続されており、他端では、スルーホールによって第1アルミ配線層(1Al)の配線105に接続されている。配線112Aがスルーホールで接続される配線105は、導電領域104の対をコンタクト接続する第1アルミ配線層(1Al)の配線である。
【0088】
また主ビット線としては、第2アルミ配線層(2Al)と第3アルミ配線層(3Al)の主ビット線101A、101Bが交互に設けられている。
【0089】
図13は、図12にレイアウトの一例を示した本発明の第3の実施例のメモリセルアレイの等価回路を示す図である。各導電領域対は、選択トランジスタ102に接続される一側の端部と長手方向に反対の他側の端部とが、互いに配線112によって接続されている。他の導電領域も同様に、導電領域の長手方向の両端部が基板上層の配線112によって互いに接続されている。
【0090】
この実施例において、選択された第n行のメモリセルにおける導電領域の抵抗値は、選択トランジスタ側からみて、nRと、(8−n)Rの並列抵抗となり、合成抵抗は、
n(8−n)R/8
となる。
【0091】
選択トランジスタ側からみて最も遠端のメモリセルはn=8であり、この時の副ビット線の抵抗値は0となり、また最も抵抗値の高い行は、n=4であり、抵抗値は2Rとなる。
【0092】
なお、この実施例においても、前述した書き込み時における他のセルへの書き込み防止、書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流リークの防止、干渉電流の低減対策が施されて、書き込み、読み出しが行われる。
【0093】
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図14は、本発明の第4の実施例の構成を示す図である。図15は、図14にレイアウトの一例を示した本発明の第4の実施例のメモリセルアレイの等価回路を示す図である。図15を参照すると、この実施例において、1組の副ビット線をなす導電領域104(a、a)の間には、1組の副ビット線が選択トランジスタ102を介して接続される主ビット線の両側に位置する2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2組の副ビット線をなす導電領域の各1本(b、e)と、前記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタと対向する側に位置する選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線のそれぞれの導電領域の各1本(c、d)の、計4本が配置されている構成を、セルアレイの分割単位とし、メモリセルアレイの一側から他側に、この分割単位を、複数段備えている。
【0094】
図14に示す例では、4段構成とされ、セルアレイの分割単位をなす各段あたり、ゲート電極110(ワード線WL)は4本配置されている。この実施例では、1組の副ビット線に対応させて、第2アルミ配線層(2Al)に、導電領域104の長手方向に沿って、各段の分割単位にわたって延在されている配線113を備え、この配線113は、各段の分割単位の1組の副ビット線をなす導電領域対を接続する第1アルミ配線層(1Al)の配線105−1、105−2、105−3のそれぞれにスルーホール109−1、109−2、109−3を介して接続される。第1アルミ配線層(1Al)配線105−2は、図の上下2段の分割単位の導電領域対に接続されている。なお、1組の副ビット線をなす導電領域対を接続する第1アルミ配線層(1Al)の配線105−2は、2段目と3段目の2つのセルアレイの分割単位にそれぞれ含まれる導電領域対の接続のために、2段目と3段目の2つの分割単位で共有されている。
【0095】
この実施例では、メモリセルアレイの両側にそれぞれ配置される選択トランジスタに接続される副ビット線をなす導電領域対を、複数本のワード線を単位(図では4本)にグループとして複数の分割単位に分割し、第2アルミ配線層の配線113が、分割単位のセルアレイの各段の導電領域104にわたって延在されており、それぞれ各段の導電領域対を接続する配線105−1、105−2、105−3とそれぞれスルーホールで接続されており、分割単位の各段の導電領域対を接続する配線105−1、105−2、105−3は同一電位とされ、選択トランジスタに最近端側と、最遠端側の各段間での電位差はないかあっても無視し得る電位差である。また副ビット線の抵抗も低減している。
【0096】
本発明のさらに別の実施例について説明する。図18は、本発明の第5の実施例を説明するための回路構成を示す図である。図18を参照すると、この実施例において、1組の副ビット線をなす導電領域104の対は選択トランジスタ102に接続される一側に位置する端部同士が、例えば第1アルミ配線層(1Al)の配線105Aを介して互いに接続されており、導電領域104の対の、一側の端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が、例えば第2アルミ配線層(2Al)の配線105Bを介して互いに接続されている。この実施例では、第3アルミ配線層(2Al)に、導電領域104の長手方向に沿って延在されている配線114を備え、この配線114は、配線105Aのほぼ中央と、配線105Bのほぼ中央において、スルーホールを介して接続されている。選択トランジスタ102に接続される主ビット線101は、第3アルミ配線層に設けられている。かかる構成の実施例によれば、導電領域104(N+拡散層)よりなる副ビット線の抵抗を低減しており、抵抗値の低減により、書き込み電流、及び読み出し電流の特性を向上している。また、前記各実施例と同様、この実施例においても、フィールド酸化膜により選択トランジスタ102間の素子分離が行われており、選択トランジスタ102の高耐圧化が図られ、書き込み時にメモリセルに印加される書き込み電圧の低下を抑止することができる。この実施例においても、前述したように、選択された列の隣り列の副ビット線の電圧を制御することで、書き込み時における他のセルへの書き込み防止、書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流リークの防止、干渉電流の低減を図り、書き込み、読み出しが行われる。
【0097】
図19は、本発明の第6の実施例を説明するための回路構成を示す図である。図19を参照すると、この実施例において、1組の副ビット線をなす導電領域104の対は、前記選択トランジスタ102に接続されるそれぞれの一側の端部同士が、第1アルミ配線層の配線105Aを介して互いに接続され、導電領域104の長手方向の両端が、第2アルミ配線層の配線112を介して互いに接続されており、さらに、選択トランジスタ102に接続される一側の端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が、基板上層の第2又は第3のアルミ配線層105B(105C)を介して互いに接続されている。この実施例においても、前述したように、選択された列の隣り列の副ビット線の電圧を制御することで、書き込み時における他のセルへの書き込み防止、書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流リークの防止、干渉電流の低減を図り、書き込み、読み出しが行われる。
【0098】
本発明のさらに別の実施例について説明する。図20は、本発明の第7の実施例を説明するためのレイアウトを示す図である。図21は、図20に示した構成の等価回路を示す図である。図20において、図1と同等の要素には同一の参照符号が付されている。以下では、図20、図21を参照して、この第7の実施例と、図1及び図2に示した前記実施例との相違点について説明する。
【0099】
前記実施例では、1組の副ビット線をなす導電領域104の対について選択トランジスタ102に接続する一側に位置する端部同士を第1アルミ配線層の配線105で接続する構成とされているのに対して、この第7の実施例では、導電領域104の対のうち、一の導電領域104の一側の端部と、他の導電領域の反対側の端部が、基板上層の配線105を介して接続されている。より詳細には、1組の副ビット線をなす導電領域対のうちの、一の導電領域104の選択トランジスタ102に接続する側の端部と、他の導電領域104の選択トランジスタ102とは反対側の端部同士が、例えば第1アルミ配線層の配線105を介して、複数の導電領域をまたいで接続されている。
【0100】
図21にも例示されているように、選択トランジスタ102(TrA)に接続される1組の副ビット線をなす導電領域対a、aの間には、選択トランジスタ102(TrA)の隣の選択トランジスタにそれぞれ接続される副ビット線b、eの各一本と、他側の選択トランジスタ102(TrC、TrD)にそれぞれ接続される副ビット線c、dの各一本とが配置されており、1組の副ビット線をなす導電領域対a、aのうち、一の導電領域の選択トランジスタTrAに接続する側の端部と、他の導電領域104の選択トランジスタTrAとは反対側の端部同士が、例えば第1アルミ配線層にて、副ビット線b、c、d、eを跨いで配設されている配線105を介して接続されている。この配線105は、2本の導電領域対が形成する、矩形形状の対向する1組の端部(点)同士を接続する対角線として配線されている。この実施例において、2本の導電領域対が形成する矩形形状の4つの端部のうち配線105を介して接続される2つの端部(このうち一つは選択トランジスタ102に接続される)を除く残りの2つの端部は自由端とされている。
【0101】
かかる構成の本実施例によれば、メモリセルアレイのどのメモリセルに対しても、その位置(行、列)によらず、メモリセルトランジスタのソース、ドレイン(2本の導電領域)の抵抗和が同じとなり、メモリセル電流(書き込み電流、読み出し電流)の位置依存性がなくなる。
【0102】
図20、図21を参照して、具体例を説明しておくと、副ビット線の導電領域a、bを拡散層対(ソース/ドレイン)としワード線WL8に接続されるメモリセルMC8が選択されたとき、メモリセルの副ビット線a側の拡散層は、選択トランジスタTrAに、配線105(抵抗値はN+拡散層の抵抗と比べて実質的に無視できる)を介して接続されており、メモリセルの副ビット線b側の拡散層は、選択トランジスタTrBに導電領域104の抵抗8R(8個分の抵抗Rを直列接続したもの)を介して接続され、メモリセルMC8に接続される導電領域a、bの抵抗値の和は8Rとされる。また副ビット線の導電領域a、bを拡散層対としワード線WL7に接続されるメモリセルMC7の副ビット線a側の拡散層は、選択トランジスタTrAに配線105及び抵抗Rを介して接続されており、メモリセルMC7の副ビット線b側の拡散層は、選択トランジスタTrBに導電領域bの抵抗7Rを介して接続されており、メモリセルMC7に接続される導電領域a、bの抵抗値の和は8Rとされる。同様にメモリセルMC1に接続される導電領域a、bの抵抗値の和は8Rとされる。
【0103】
以上の通り、副ビット線の長手方向に着目してメモリセルの拡散層の抵抗値がワード線の位置によらず、同一とされている。副ビット線bとc、副ビット線cとd、副ビット線dとe、副ビット線eとaの間のメモリセルについても同様とされる。このように、この実施例の構成によれば、メモリセルアレイ内におけるメモリセル電流の位置に依存した変動は解消される。
【0104】
この実施例においても、前述したように、選択された列の隣り列の副ビット線の電圧を制御することで、書き込み時における他のセルへの書き込み防止、書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流リークの防止、干渉電流の低減を図り、書き込み、読み出しが行われる。さらに、この実施例においても、一端と他端が、基板上層で対角線状の配線で介して接続され1組の副ビット線をなす導電領域対を、前記した第4の実施例のように、メモリセルアレイにおいて、一側の選択トランジスタから他側の選択トランジスタにかけて複数段備えた構成としてもよいことは勿論である。
【0105】
図22は、本発明の第8の実施例を説明するためのレイアウトを示す図である。図23は、図22に示した構成の等価回路を示す図である。図22において、図20と同等の要素には同一の参照符号が付されている。なお、図23は、図22において、N=4としたものである。図22及び図23を参照して、本発明の第8の実施例について説明する。以下では、本発明の第8の実施例について、図20及び図21に示した前記第7の実施例と同一部分についてはその説明は省略し、前記第7の実施例との相違点について説明する。
【0106】
本発明の第8の実施例においては、第1アルミ配線層の配線105で端部同士が接続されており、1組の副ビット線をなす2本の導電領域104を、複数本(N)本のワード線を単位として、2組(2段)に分割して構成したものである。
【0107】
一つの選択トランジスタ102に接続される副ビット線をなす2列の導電領域の対の一方は、同一列上に配置された2組の導電領域a1、a3に分離されており、該副ビット線をなす2列の導電領域の対の他方は、同一列上に配置された2組の導電領域a2、a4よりなり、導電領域a2、a4の端部は互いに分離されていず、接続部をなす導電領域により、接続されている。本実施例では、導電領域a2、a4を接続する接続部をなす導電領域の両端間の抵抗値は、導電領域a1、a2等ワード線110の2行(Row)分のメモリセル間の長さの導電領域の抵抗値と同等とされている。
【0108】
導電領域a1は、その一端で、選択トランジスタ102の拡散層108に接続され、長手方向に反対側の他端は開放端(自由端)とされる。導電領域a3は、導電領域a1の開放端側に位置する側が開放端であり、該開放端と長手方向に反対側の一端には、コンタクト領域を備えている。一方、一体に接続されている導電領域a2、a4の接続部(導電領域)の中央部には、コンタクト領域を備えている。接続部(導電領域)の中央部から導電領域a2、a4の端部までの抵抗値は、導電領域a1、a2等ワード線110の1行分のメモリセル間の長さの導電領域の抵抗値と同等とされている。
【0109】
第1アルミ配線層の配線105は、その一端が、導電領域a1の選択トランジスタ102の拡散層108に接続する側に、コンタクト111を介して接続されており、第1組のN本のワード線110と4本の導電領域104をまたいで斜め方向に配設され、他端が、導電領域a2と導電領域a4の接続部の中央部にコンタクト111を介して接続されている。
【0110】
第1アルミ配線層の配線105は、導電領域a2とa4の接続部をなす中央部から、第1組のN本のワード線110と4本の導電領域104をまたいで、斜め方向に配設され、導電領域a3の一端にコンタクト111を介して接続されている。すなわち、配線105は、導電領域a2とa4の接続部をなす中央部にコンタクト接続される箇所を中心にして、"<"の字型に延在され、それぞれ導電領域a1、a3の各一端と接続される構成とされている。1対の導電領域a1、a2の間に位置する導電領域b、c、d、eについても、同様な構成とされている。
【0111】
図23にも例示されているように、選択トランジスタ102(TrA)に接続される1組の副ビット線をなす導電領域対a1、a2の間には、副ビット線b1、c、d、eが配置されており、副ビット線をなす導電領域対うち、導電領域a1、a3の一端と、導電領域a2、a4の接続部(導電領域a2、a4と同一の導電領域よりなる)をなす中央部が、第1アルミ配線層の配線105を介して接続されている。すなわち、第1組の導電領域a1、a2の対と、第2組の導電領域a3、a4の対とが、選択トラジスタ102(TrA)の拡散層108に対して並列に接続する構成とされている。
【0112】
かかる構成の本実施例によれば、メモリセルアレイのどのメモリセルに対しても、その位置(行、列)によらず、メモリセルトランジスタのソース、ドレイン(2本の導電領域)の選択トランジスタ102までの抵抗和が同じとなり、メモリセル電流(書き込み電流、読み出し電流)の位置依存性がなくなる。
【0113】
図23を参照して、具体例を説明しておくと、導電領域a2、b1を拡散層対(ソース/ドレイン)とし、ゲートがワード線WL4に接続されているメモリセルMC4が選択されたとき、導電領域a2側の拡散層は、選択トランジスタTrAに、配線105(抵抗値はN+拡散層の抵抗と比べて実質的に無視できる)と、導電領域a2の抵抗の一単位分R(メモリセルの1つの行間隔分に対応する導電領域の抵抗)を介して接続されており、メモリセルMC4の導電領域b1側の拡散層は、選択トランジスタTrBに、導電領域b1の4単位分の抵抗4R(4個の単位抵抗Rを直列接続したもの)を介して接続され、メモリセルMC4の拡散層対にそれぞれ接続される導電領域a2、b1のそれぞれの選択トランジスタTrA、TrBまでの抵抗値の和は5Rとされる。
【0114】
また副ビット線の導電領域a2、b1を拡散層対とし、ゲートがワード線WL3に接続されているメモリセルMC3の導電領域a2側の拡散層は、選択トランジスタTrAに、配線105及び抵抗2Rを介して接続されており、メモリセルMC3の導電領域b1側の拡散層は、選択トランジスタTrBに導電領域b1の抵抗3Rを介して接続されており、メモリセルMC3に接続される導電領域a2、b1のそれぞれの選択トランジスタTrA、TrBまでの抵抗値の和は5Rとされる。
【0115】
2段目のワード線WL8に接続されるメモリセルMC8接続される導電領域a4の抵抗値は5Rとされ(導電領域a2とa4の接続部であるコンタクト111から抵抗5個分)、導電領域b3は配線105で選択トランジスタTrBに接続されるため導電領域a4、b3のそれぞれの選択トランジスタTrA、TrBまでの抵抗値の和は5Rとされる。
【0116】
他の行のメモリセルMC5〜MC7も同様であり、また導電領域a2、b1以外の任意の2列の導電領域の間のメモリセルについても同様であり、メモリセルの拡散層に接続する導電領域の対応する選択トランジスタ102までの抵抗値の和は5Rとされる。このように、メモリセルの拡散層と選択トランジスタの間の抵抗値は、メモリセルの場所によらず、一定値となる。
【0117】
以上の通り、メモリセルの拡散層の抵抗値は、メモリセルの位置によらず、同一とされている。この実施例の構成によれば、メモリセルアレイ内におけるメモリセル電流の位置に依存した変動は解消され、メモリセルアレイを複数のワード線を単位に、1つの選択トランジスタに接続する副ビット線を分割し、分割した副ビット線対を配線で接続する構成としたことにより、メモリセルの拡散層に接続す副ビット線の抵抗値を、前記第7の実施例と比べて、さらに低減させることができる。
【0118】
図24は、本発明の第9の実施例を説明するためのレイアウトを示す図である。図25は、図24に示した構成の等価回路を示す図である。なお、図25は、図24において、N=2、M=4としたものである。図24において、図22と同等の要素には同一の参照符号が付されている。以下では、図24及び図25を参照して、本発明の第9の実施例について説明する。
【0119】
本発明の第9の実施例では、副ビット線をなす導電領域対を、N本のワード線を単位に長手方向に、M組(ただし、Mは4以上の2の偶数)に分割する構成としたものである。なお、図24において、M=2としたものは、図22に示した前記第8の実施例に対応する。以下では、簡単のため、M=4として、説明する。
【0120】
1つの選択トランジスタ102に共通に接続される1組の副ビット線をなす導電領域対の一方は、互いに同一列上にある4段の導電領域a1、a3、a5、a7から構成されており、他方の導電領域は、互いに同一列上にある導電領域a2、a4、a6、a8から構成されている。
【0121】
1段目の導電領域a1の一端は選択トランジスタ102の拡散層108に接続され、該一端と長手方向に反対側の他端は開放端となっている。
【0122】
1段目の導電領域a2の一端は開放端であり、該一端と長手方向に反対側の他端は、2段目の導電領域a4に、接続部をなす導電領域を介して接続され、導電領域a4との接続部にコンタクト領域を備えている。接続部をなす導電領域の両端間の抵抗は、例えば2単位分の抵抗2R(ただし、1Rは、メモリセル1行分の間隔に対応する長さの導電領域の抵抗)とされる。
【0123】
2段目の導電領域a3の一端は開放端であり、該一端と長手方向に反対側の他端は、3段目の導電領域a5に、接続部をなす導電領域を介して接続され、導電領域a5との接続部にコンタクト領域を備えている。
【0124】
2段目の導電領域a4の導電領域a2と接続する側と反対側の端部は、開放端である。
【0125】
3段目の導電領域a5の導電領域a3と接続する側と反対側の端部は、開放端である。
【0126】
3段目の導電領域a6の一端は、開放端であり、該一端と長手方向に反対側の他端は、4段目の導電領域a8に、接続部をなす導電領域を介して接続され、導電領域a8との接続部にコンタクト領域を備えている。
【0127】
4段目の導電領域a7の一端は、開放端であり、他端は、コンタクト領域を備えている。
【0128】
4段目の導電領域a8の導電領域a6と接続する側と反対側の端部は、開放端である。
【0129】
第1アルミ配線層の配線105は、導電領域a1の選択トランジスタ102に接続する側に、コンタクト111を介して接続され、導電領域a2、a4の接続部にコンタクト111を介して接続されている。
【0130】
導電領域a2、a4の接続部は、配線105を介して、導電領域a3、a5の接続部とコンタクト111により接続されている。
【0131】
導電領域a3、a5の接続部は、配線105を介して導電領域a6、a8の接続部とコンタクト11により接続されている。
【0132】
導電領域a6、a8の接続部は、配線105を介して導電領域a7の一端とコンタクトにより接続されている。導電領域a1、a2の間の導電領域についても同様とされる。
【0133】
このように、配線105は、メモリセルアレイ内を、斜め方向に配置され、N本のワード線を単位に、向きを切替えて、配置されている。すなわち、配線105のパタン形状は"<"と">"とが交互に切り替わる。
【0134】
図25を参照して、具体例を説明しておくと、1段目の導電領域a2、b1を拡散層対(ソース/ドレイン)とし、ワード線WL1に接続されるメモリセルMC1の副ビット線a2側の拡散層は、選択トランジスタTrAに、配線105(抵抗値はN+拡散層の抵抗と比べて実質的に無視できる)と、導電領域の2単位分の抵抗2Rを介して接続されており、メモリセルの副ビット線b1側の拡散層は、選択トランジスタTrBに導電領域の1単位分の抵抗Rを介して接続され、メモリセルMC1の拡散層対に接続される導電領域a2、b1の選択トランジスタTrA、TrBまでの抵抗値の和は、3Rとされる。同様にして、1段目の導電領域a2、b1を拡散層対(ソース/ドレイン)としワード線WL2に接続されるメモリセルMC2の副ビット線a2側の拡散層は、選択トランジスタTrAに、配線105と抵抗R分の導電領域を介して接続されており、メモリセルの副ビット線b1側の拡散層は、選択トランジスタTrBに導電領域の抵抗2R(2個分の抵抗Rを直列接続したもの)を介して接続され、メモリセルMC2の拡散層対に接続される導電領域a2、b1の選択トランジスタTrA、TrBまでの抵抗値の和は3Rとされる。
【0135】
また、4段目のワード線WL8に接続されるメモリセルMC8の拡散層に接続される導電領域a8の抵抗値は3Rとされ、メモリセルMC8の拡散層に接続される導電領域b4は、配線105で選択トランジスタTrBに接続されるため、メモリセルMC8の拡散層対に接続される導電領域a8、b4の抵抗値の和は3Rとされる。他のメモリセルMC5〜MC7も同様であり、拡散層対に接続される2本の導電領域の対応する選択トランジスタまでの抵抗値の和は、3Rとされる。
【0136】
本発明の第9の実施例においても、メモリセルの拡散層の抵抗値は、メモリセルの位置によらず、同一とされており、メモリセルアレイ内におけるメモリセル電流の位置に依存した変動は解消される。また本発明の第9の実施例においては、1つの選択トランジスタ102の拡散層108に対して、配線105を介して、並列に接続されるM組の導電領域対のそれぞれの抵抗値を、前記第8の実施例よりも小さくしており、このため、メモリセルの拡散層に接続する副ビット線の抵抗値を、前記第8の実施例よりも、低減させることができる。
【0137】
図26は、本発明の第10の実施例を説明するためのレイアウトを示す図である。図27は、図26に示した構成の等価回路を示す図である。なお、図27は、図26において、N=4としたものである。図26において、図22と同等の要素には同一の参照符号が付されている。以下では、図26及び図27を参照して、本発明の第10の実施例について説明する。
【0138】
本発明の第10の実施例では、第1アルミ配線層の配線105で端部が接続され1組の副ビット線をなす導電領域対を、N本のワード線100を単位に、長手方向に2組に分割する構成としたものである。図22に示した前記第8の実施例では、導電領域対のうちの1方は、同一列の1段目と2段目の導電領域の間で分割されていたが、本発明の第10の実施例においては、1組の副ビット線をなす2列の導電領域対のうちの1方は、第1組の導電領域a1と第2組の導電領域a3とが、接続部をなす導電領域を介して、互いに接続されている。すなわち、第1組の導電領域a1と第2組の導電領域a3とは互いに分割されていず、導電領域を介して一体に接続されている。第1組の導電領域a1と第2組の導電領域a3との接続部をなす導電領域の両端間の抵抗値は、2単位分の抵抗2R(Rはメモリセルの1つの行間隔分に対応する導電領域の抵抗値)とされる。第1組の導電領域a2と第2組の導電領域a4との接続部をなす導電領域の両端間の抵抗値も同様とされる。
【0139】
1段目の導電領域a1の一端は、選択トランジスタ102の拡散層108に接続され、導電領域a1の該一端と長手方向に反対側の他端は、2段目の導電領域a3の一端と接続部を介して一体に接続されており、導電領域a3の該一端と長手方向に反対側の他端は、コンタクト領域を有する。
【0140】
また導電領域a1と第1組の導電領域対をなす導電領域a2の一端は開放端とされ、該一端と長手方向に反対側の他端は、2段目の導電領域a4に一端に接続部を介して接続され、その接続部にコンタクト領域を備えている。2段目の導電領域a4の該一端と長手方向に反対側の他端は開放端とされている。
【0141】
第1アルミ配線層の配線105は、導電領域a1の選択トランジスタ102に接続する側に、コンタクト111を介して接続され、1段目のN本のワード線と、複数本の導電領域をまたいで、導電領域a2と導電領域a4との接続部にコンタクト111を介して接続され、導電領域a2と導電領域a4の接続部は、配線105を介して、2段目のN本のワード線と、複数本の導電領域をまたいで、導電領域a3の端部と、コンタク111で接続されている。すなわち、配線105は、導電領域a2と導電領域a4との接続部へのコンタクト111を中心としてパタン形状として"<"型に延在されて、導電領域a1、a3の端部とコンタクト111で接続されている。
【0142】
図27を参照して、具体例を説明しておくと、副ビット線の導電領域a2、b1を拡散層対(ソース/ドレイン)とし、ワード線WL4に接続されるメモリセルMC4が選択されたとき、メモリセルの導電領域a2側の拡散層は、選択トランジスタTrAに、配線105(抵抗値はN+拡散層の抵抗と比べて実質的に無視できる)と、導電領域の1単位分の抵抗Rを介して接続されており、メモリセルの導電領域b1側の拡散層は、選択トランジスタTrBに導電領域の4単位分の抵抗4R(4個の抵抗Rを直列接続したもの)を介して接続され、メモリセルMC4に接続される導電領域a2、b1のそれぞれ選択トランジスタTrA、TrBまでの抵抗値の和は5Rとされる。
【0143】
また2段目のワード線WL8に接続されるメモリセルMC8の拡散層に接続される導電領域a4の抵抗値は5Rとされ、導電領域b2は配線105で選択トランジスタTrBに接続されるため、メモリセルMC8の拡散層対に接続される導電領域a4、b2の抵抗値の和は5Rとされる。他のメモリセルMC5〜MC7も同様に、メモリセルの拡散層対に接続される導電領域a4、b2の選択トランジスタ102までの抵抗値の和は5Rとされる。
【0144】
図28は、本発明の第11の実施例を説明するためのレイアウトを示す図である。図29は、図28に示した構成の等価回路を示す図である。図29は、図28において、N=2、M=4とした構成に対応する。図28において、図24と同等の要素には同一の参照符号が付されている。以下では、図28、図29を参照して、本発明の第11の実施例について説明する。以下では、本発明の第11の実施例について、図24及び図25に示した前記第8の実施例と同一部分についてはその説明は省略し、前記第9の実施例との相違点について説明する。
【0145】
本発明の第11の実施例では、複数(N行)のワード線を単位にM組に分割されているが、1つの選択トランジスタ102に共通に接続され1組の副ビット線をなす2列の導電領域104の対のM組のそれぞれは、同一列上の導電領域が分割(切断)されていず、各組の間を、単位抵抗の2倍の抵抗値2Rの導電領域(接続部)で一体に接続する構成としている。そして、1つの選択トランジスタ102に共通に接続され1組の副ビット線をなすM組の導電領域の対について、同一列上にある複数の導電領域(同一列上の導電領域a1、a3、a5、a7と、同一列上の導電領域a2、a4、a6、a8)は、長手方向に1組おきに、コンタクト領域を有している。
【0146】
1段目の導電領域a1の一端は、選択トランジスタ102の拡散層108に接続され、1段目の導電領域a1の該一端と長手方向に反対側の他端は、2段目の導電領域a3の一端に、接続部をなす導電領域の抵抗2Rを介して接続されている。
【0147】
1段目の導電領域a2の一端は開放端であり、1段目の導電領域a2の該一端と長手方向に反対側の他端は、2段目の導電領域a4の一端に、接続部をなす導電領域の抵抗2Rを介して接続されており、その接続部の中間に、コンタクト領域を備えている。
【0148】
2段目の導電領域a3の該一端と長手方向に反対側の他端は、3段目の導電領域a5の一端に、接続部をなす導電領域の抵抗2Rを介して接続されており、その接続部の中間にコンタクト領域を備えている。
【0149】
2段目の導電領域a4の該一端と長手方向に反対側の他端は、3段目の導電領域a6の一端に、接続部をなす導電領域の抵抗2Rを介して接続されている。
【0150】
3段目の導電領域a5の該一端と長手方向に反対側の他端は、4段目の導電領域a7の一端に、接続部をなす導電領域の抵抗2Rを介して接続されている。
【0151】
3段目の導電領域a6の該一端と長手方向に反対側の他端は、4段目の導電領域a8の一端に、接続部をなす導電領域の抵抗2Rを介して接続されており、その接続部の中間にコンタクト領域を備えている。
【0152】
4段目の導電領域a7の他端は、コンタクト領域を備えている。
【0153】
4段目の導電領域a8の他端は、開放端とされている。
【0154】
第1アルミ配線層の配線105は、導電領域a1の選択トランジスタ102に接続する側にコンタクト111を介して接続され、導電領域a2と導電領域a4の接続部にコンタクト111を介して接続されている。
【0155】
導電領域a2と導電領域a4の接続部の中間部は、配線105を介して、導電領域a3と導電領域a5の接続点にコンタクト111を介して接続されている。
【0156】
導電領域a3と導電領域a5の接続部の中間部は、配線105を介して、導電領域a6と導電領域a8の接続部にコンタクト111を介して接続されている。
【0157】
導電領域a6と導電領域a8の接続点の中間部は、配線105を介して、導電領域a7の端部にコンタクト111を介して接続されている。配線105はメモリセルアレイ内を、斜め方向にN本のワード線を単位に、順次向きを変え、蛇行して配置されている。
【0158】
図29を参照して、具体例を説明しておく。図29は、図28において、N=2、M=4とした場合の等価回路を示している。
【0159】
第1組の導電領域a2、b1を拡散層対(ソース/ドレイン)としワード線WL2に接続されるメモリセルMC2が選択されたとき、メモリセルの導電領域a2側の拡散層は、選択トランジスタTrAに、配線105(抵抗値はN+拡散層の抵抗と比べて実質的に無視できる)と、抵抗R分の導電領域を介して接続されており、メモリセルの導電領域b1側の拡散層は、選択トランジスタTrBに導電領域の2単位分の抵抗2Rを介して接続され、メモリセルMC2の拡散層対に接続される導電領域a2、b1のそれぞれの選択トランジスタTrA、TrBまでの抵抗値の和は、3Rとされる。
【0160】
また第4組のワード線WL8に接続されるメモリセルMC8の拡散層に接続される導電領域a8の抵抗値は3Rとされ、一方、導電領域b4は、配線105で選択トランジスタTrBに接続されるため、メモリセルMC8の拡散層対に接続される導電領域a8、b4のそれぞれの選択トランジスタA、Bまでの抵抗値の和は、3Rとされる。他のメモリセルMC5〜MC7についても同様に、メモリセルMC8の拡散層対に接続される導電領域の選択トランジスタまでの抵抗値の和は、3Rとされる。このように、メモリセルの拡散層に接続す副ビット線の抵抗値を、前記第8の実施例よりも、低減させることができる。
【0161】
前記第8乃至第11の実施例においても、前述したように、選択された列の隣り列の副ビット線の電圧を制御することで、書き込み時における他のセルへの書き込み防止、書き込み電流の減少抑制、読み出し時の逆方向への電流リークの防止、干渉電流の低減を図り、書き込み、読み出しが行われる。さらに、この実施例においても、一端と他端が、基板上層で対角線状の配線で介して接続され1組の副ビット線をなす導電領域対を、前記した第4の実施例のように、メモリセルアレイにおいて、一側の選択トランジスタから他側の選択トランジスタにかけて複数段備えた構成としてもよいことは勿論である。
【0162】
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、本願特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲内で、当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。例えばプログラム、リード可能な不揮発性半導体記憶装置を例に説明したが、読み出し専用の半導体記憶装置にも適用可能である。また、1セルに2ビットを独立に記憶する電子トラップ領域を2つ有するONO膜を備えたメモリセルについて説明したが、本発明はかかる構成に限定されるものでなく、1セルに1ビットを記憶する構成であってもよく、さらに、MOSトランジスタ、任意のMONOS型トランジスタ、スタックゲート型トランジスタについても適用できる。
【0163】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、メモリセルアレイの両側の設けられた選択トランジスタに接続される1組の副ビット線を2本の導電領域で構成し、複数組の副ビット線を入れ違いに配置したことにより、選択トランジスタから遠端部での導電領域の抵抗値を低減し、メモリ容量の増大に対してチップ面積の増大を抑止することができる。
【0164】
また本発明によれば、1組の副ビット線をなす導電領域対の一端同士、他端同士を配線で接続する構成とし、選択トランジスタからメモリセルまでの導電領域の抵抗値を低減している。
【0165】
また本発明によれば、導電領域の両端を配線層の配線で接続することで、導電領域の抵抗値を低減している。
【0166】
さらに本発明によれば、1組の副ビット線をなす導電領域対を、複数段分割して備え、各段の導電領域対を、配線層の配線によって選択トランジスタに接続することで、各段の導電領域対をほぼ同一電位としている。
【0167】
本発明によれば、フィールド酸化膜で選択トランジスタ間の素子分離が行われているため、選択トランジスタを高耐圧化でき、書き込み時の書き込み対象のメモリセルの導電領域に供給される電圧低下を抑制することができる。
【0168】
また本発明によれば、書き込み時、隣接する導電領域等に所定の電圧を印加することで、他セルへの書き込みの抑止、及び書き込み電流の減少の抑止を図ることができる。
【0169】
また本発明によれば、読み出し時、隣接する導電領域等に所定の電圧を印加することで、逆方向の電流リークによる読み出し電流の低下、及び、干渉電流の発生を抑止することができる。
【0170】
さらに、本発明によれば、メモリセルの配置位置によらずに、導電領域の抵抗和が一定であるため、場所による書き込み特性のバラツキや読み出し電流の揺らぎを著しく抑制することができる。すなわち、本発明においては、1組の副ビット線をなす2本の導電領域について、一つの導電領域の選択トランジスタに接続する一側の端部と、他の導電領域の選択トランジスタとは反対側の端部を、基板上層の配線で対角線をなすように接続したことにより、メモリセルアレイ内でのメモリセルの拡散層の抵抗の和の位置依存性が解消され、読み出し、書き込み特性の位置依存性を解消している。
【0171】
さらに、本発明によれば、複数のワード線を単位に、副ビット線を複数のグループに分割し、それぞれのグループ内でメモリセルの配置位置によらずに、導電領域の抵抗和を一定とするとともに、その抵抗和の値を低く抑え、場所による書き込み特性のバラツキや読み出し電流の揺らぎを著しく抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレイアウトを示す図である。
【図2】本発明の一実施例の回路構成を示す図である。
【図3】ONO膜を備え、2ビット記憶ノードを有するメモリセルの構成を模式的に示す図である。
【図4】図3のメモリセルのプログラムを説明する図である。
【図5】図3のメモリセルの読み出しを説明する図である。
【図6】本発明の一実施例における書き込みを説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例における書き込みを説明するための図である。
【図8】本発明の一実施例における読み出しを説明するための図である。
【図9】本発明の一実施例における読み出しを説明するための図である。
【図10】本発明の第2の実施例のレイアウトを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例の回路構成を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施例のレイアウトを示す図である。
【図13】本発明の第3の実施例の回路構成を示す図である。
【図14】本発明の第4の実施例のレイアウトを示す図である。
【図15】本発明の第4の実施例の回路構成を示す図である。
【図16】従来の不揮発性半導体記憶装置のレイアウトを示す図である。
【図17】従来の不揮発性半導体記憶装置の回路構成を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施例の回路構成を示す図である。
【図19】本発明の第6の実施例の回路構成を示す図である。
【図20】本発明の第7の実施例のレイアウトを示す図である。
【図21】本発明の第7の実施例の回路構成を示す図である。
【図22】本発明の第8の実施例のレイアウトを示す図である。
【図23】本発明の第8の実施例の回路構成を示す図である。
【図24】本発明の第9の実施例のレイアウトを示す図である。
【図25】本発明の第9の実施例の回路構成を示す図である。
【図26】本発明の第10の実施例のレイアウトを示す図である。
【図27】本発明の第10の実施例の回路構成を示す図である。
【図28】本発明の第11の実施例のレイアウトを示す図である。
【図29】本発明の第11の実施例の回路構成を示す図である。
【符号の説明】
11 導電領域
15 ゲート電極
14 絶縁膜
20 コンタクト
12 接続導電領域
13 補助導電領域
16 選択ゲート電極
18 アルミ配線
19 不純物領域
101 主ビット線
102 選択トランジスタ(ブロック選択トランジスタ)
103 ゲート電極(ブロック選択線SL)
104 導電領域(副ビット線)
105 配線
106 フィールド酸化膜
107、108 拡散層
109 スルーホール(TH)
110 ゲート電極(ワード線WL)
111 コンタクト
112 配線
113、114 配線
201 半導体基板
202 ONO膜
203 絶縁酸化膜
204 N+拡散層
205 ゲート電極
206 記憶ノード

Claims (40)

  1. 複数のMONOS型メモリセルがアレイ状に配置されるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの一側に配置された複数の選択トランジスタ前記一側に対向する他側に配置され複数の選択トランジスタと、
    を備え、
    基板表面に互いに離間して形成されている2本の導電領域を配線で接続して1組の副ビット線をなし、前記メモリセルアレイの一側に配置された前記複数の選択トランジスタを介して第1群の主ビット線にそれぞれ接続される複数組の副ビット線と、前記メモリセルアレイの他側に配置された前記複数の選択トランジスタを介して第2群の主ビット線にそれぞれ接続される複数組の副ビット線とを有し
    前記メモリセルアレイの一側に配置された第1の選択トランジスタに接続される1組の副ビット線をなす第1の導電領域対の間の領域に、
    前記第1群の主ビット線のうち前記1組の副ビット線に対応する前記主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に、前記第1の選択トランジスタの両隣りに配置された第2、第3の選択トランジスタを介してそれぞれ接続された2組の副ビット線をなす第2、第3の導電領域対の各対あたり1本の導電領域と、
    前記メモリセルアレイの他側に配置された第4、第5の選択トランジスタを介して前記第2群の主ビット線の相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線をなす第4、第5の導電領域対の各対あたり1本の導電領域の計4本が設けられている、ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記選択トランジスタ間の素子分離がフィールド酸化膜で行われている、ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記1組の副ビット線をなす前記第1の導電領域対は、それぞれの長手方向の端部のうち、前記1組の副ビット線に対応する前記第1の選択トランジスタの側に位置する端部(「一側端部」という)同士が、基板上層の配線を介して互いに接続されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記1組の副ビット線をなす前記第1の導電領域対は、前記一側端部とは長手方向に反対側の他側端部同士が、基板上層の配線を介して互いに接続されている、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記1組の副ビット線をなす前記第1の導電領域対の少なくとも一つは、前記一側端部と、前記一側端部とは長手方向に反対側の他側端部とが、基板上層の配線を介して互いに接続されている、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記1組の副ビット線をなす前記第1の導電領域対のそれぞれが、前記一側端部と、前記一側端部とは長手方向に反対側の他側端部とが、基板上層の配線を介して互いに接続されている、ことを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記1組の副ビット線をなす前記第1の導電領域対を、前記メモリセルアレイの一側から前記一側に対向する他側の間に、複数段に分割して備え、
    前記1組の副ビット線に対応して基板上層に形成され、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタに接続される一側から他側に前記複数段の導電領域対にわたって延在される配線を備え、
    前記複数段の導電領域対にわたって延在される配線は、前記各段の導電領域対同士を接続する配線に、それぞれ接続されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記1組の副ビット線をなす前記第1の導電領域対は、それぞれの長手方向の端部のうち、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタの側に位置する端部(「一側端部」という)同士が、前記基板上層の第1の配線を介して互いに接続され、前記一側の端部とは長手方向に反対側の他側の端部同士が、前記基板上層の第2の配線を介して互いに接続されており、
    前記第1の配線と前記第2の配線は、前記基板上層の第3の配線を介して互いに接続されている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記1組の副ビット線をなす導電領域対は、それぞれの長手方向の端部のうち、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタの側に位置する端部(「一側端部」という)同士が、基板上層の第1の配線を介して互いに接続され、前記一側端部とは長手方向に反対側の他側端部同士が、基板上層の第2の配線を介して互いに接続されており、
    前記導電領域は、その長手方向の両端が、基板上層の第3の配線を介して互いに接続される、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記2本の導電領域を接続して1組の副ビット線をなす配線として、前記1組の副ビット線をなす導電領域対のうち、一の導電領域の一側の端部と、他の導電領域の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する他側端部と、を互いに接続する、基板上層に設けられた配線を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記1組の副ビット線をなす導電領域対のうち、一の導電領域の前記選択トランジスタに接続される一側の端部と、他の導電領域の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する他側端部と、を互いに接続する、基板上層に設けられた配線を含む、ことを特徴とする請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. 一の導電領域の一側の端部と、他の導電領域の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する他側端部とが基板上層の配線で互いに接続され前記1組の副ビット線をなす導電領域対が、前記メモリセルアレイの一側の選択トランジスタから前記メモリセルアレイの他側の選択トランジスタにかけて、複数段設けられている、ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  13. 基板表面の前記メモリセルアレイ領域上に、前記メモリセルアレイの一側から該一側と対向する側に、複数本互いに並行に延在されてなる第1群の導電領域と、前記メモリセルアレイの前記他側から前記一側に複数本互いに並行に延在されてなる複数本の第2群の導電領域と、を備え、
    前記基板表面上、前記導電領域の延在する方向と直交する方向に絶縁膜を介して複数本互いに並行に延在されてなるゲート電極群のそれぞれがワード線をなし、
    前記複数本の導電領域のうち同一群に属する2本の導電領域が対として前記1組の副ビット線をなし、
    前記1組の副ビット線をなす導電領域対の一方は、選択制御線がゲートに接続される選択トランジスタの拡散層の対のうちの一の拡散層に接続されており、前記選択トランジスタの他の拡散層は基板上層に配線される主ビット線が接続され、
    前記1組の副ビット線をなす導電領域対は、前記選択トランジスタに接続される一側のそれぞれの端部(「一側端部」という)でコンタクトによって基板上層の一の配線に接続されている、ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  14. 前記1組の副ビット線をなす導電領域対が、前記1組の副ビット線に対応する前記選択トランジスタに接続される一側のそれぞれの端部(「一側端部」という)でコンタクトにて前記基板上層に形成されている第1の配線に接続されるとともに、前記導電領域対の前記一側端部とは長手方向に反対側の他側のそれぞれの端部でコンタクトにて前記基板上層に形成されている第2の配線に接続されている、ことを特徴とする請求項13に記載の半導体記憶装置。
  15. 前記導電領域は、その長手方向の端部同士が、基板上層の配線を介して互いに接続されている、ことを特徴とする請求項13に記載の半導体記憶装置。
  16. 配線を介して接続される前記1組の副ビット線をなす導電領域対の間には、前記1組の副ビット線が選択トランジスタを介して接続される主ビット線の両側に位置する2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2組の副ビット線をなす導電領域対の各1本と、前記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタと対向する側に位置する選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線の導電領域対の各1本の、計4本が配置されている構成を、分割単位のセルアレイ毎に備え、前記メモリセルアレイの一側から他側に、前記分割単位のセルアレイを、複数段備え、
    前記1組の副ビット線に対応して前記基板上層に形成され、前記選択トランジスタに接続される一側から他側に、前記複数段の分割単位のセルアレイの導電領域対にわたって延在される配線を備え、
    前記複数段の分割単位のセルアレイの導電領域対にわたって延在される配線は、前記各段の分割単位の前記1組の副ビット線をなす導電領域対を接続する配線のそれぞれに接続されている、ことを特徴とする請求項13に記載の半導体記憶装置。
  17. 前記選択トランジスタがフィールド酸化膜で素子分離されている、ことを特徴とする請求項13乃至16のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  18. 前記1組の副ビット線をなす導電領域対を接続する配線を、2つの分割単位で共有するセルアレイを含む、ことを特徴とする請求項16に記載の半導体記憶装置。
  19. 基板表面のメモリセルアレイ領域上に、前記メモリセルアレイの一側から該一側と対向する側に複数本互いに並行に延在されてなる第1群の導電領域と、前記メモリセルアレイの前記他側から前記一側に複数本互いに並行に延在されてなる複数本の第2群の導電領域と、を備え、
    前記基板表面上、前記導電領域の延在する方向と直交する方向に絶縁膜を介して複数本互いに並行に延在されてなるゲート電極群のそれぞれがワード線をなし、
    前記複数本の導電領域のうち同一群に属する2本の導電領域が対として前記1組の副ビット線をなし、
    前記1組の副ビット線をなす導電領域対の一方は、選択制御線がゲートに接続される選択トランジスタの拡散層の対のうちの一の拡散層に接続されており、前記選択トランジスタの他の拡散層は基板上層に配線される主ビット線が接続され、
    前記1組の副ビット線をなす導電領域対のうち、一の導電領域の前記選択トランジスタに接続される側に位置する端部(「一側端部」という)と、他の導電領域の前記一側端部とは長手方向に反対側の端部とが、基板上層の配線層の一の配線にそれぞれコンタクトで接続されている、ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  20. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位との間の電圧を印加する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  21. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域、及び、前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、
    前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つに、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位との間の電圧を印加する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  22. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加する手段を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至21のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  23. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域及び前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、
    前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つをグランド電位とする手段を備えている、ことを特徴とする請求項1乃至21のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  24. 一つの前記メモリセルあたり記憶ノードを2つ備え、一つの前記メモリセルあたり2ビットのデータを記憶する、請求項1乃至23のいずれか一に記載の書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置。
  25. 複数のMONOS型メモリセルがアレイ状に配置されるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの一側に配置された複数の選択トランジスタ前記一側に対向する他側に配置され複数の選択トランジスタと、
    を備え、
    基板表面に互いに離間して形成されている2本の導電領域を配線で接続して1組の副ビット線をなし、前記メモリセルアレイの一側に配置された前記複数の選択トランジスタを介して第1群の主ビット線にそれぞれ接続される複数組の副ビット線と、前記メモリセルアレイの他側に配置された前記複数の選択トランジスタを介して第2群の主ビット線にそれぞれ接続される複数組の副ビット線とを有し
    前記メモリセルアレイの一側に配置された第1の選択トランジスタに接続される1組の副ビット線をなす第1の導電領域対の間の領域に、
    前記第1群の主ビット線のうち前記1組の副ビット線に対応する前記主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に、前記第1の選択トランジスタの両隣りに配置された第2、第3の選択トランジスタを介してそれぞれ接続された2組の副ビット線をなす第2、第3の導電領域対の各対あたり1本の導電領域と、
    前記メモリセルアレイの他側に配置された第4、第5の選択トランジスタを介して前記第2群の主ビット線の相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線をなす第4、第5の導電領域対の各対あたり1本の導電領域の計4本が設けられている、半導体記憶装置の書き込みの制御方法であって、
    選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位の間の電圧
    を印加する、ことを特徴とする半導体記憶装置の書き込み制御方法。
  26. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域、及び前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、
    前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなし副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つに、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位の間の電圧を印加する、ことを特徴とする請求項25記載の半導体記憶装置の書き込み制御方法。
  27. 複数のMONOS型メモリセルがアレイ状に配置されるメモリセルアレイと、
    前記メモリセルアレイの一側に配置された複数の選択トランジスタ前記一側に対向する他側に配置され複数の選択トランジスタと、
    を備え、
    基板表面に互いに離間して形成されている2本の導電領域を配線で接続して1組の副ビット線をなし、前記メモリセルアレイの一側に配置された前記複数の選択トランジスタを介して第1群の主ビット線にそれぞれ接続される複数組の副ビット線と、前記メモリセルアレイの他側に配置された前記複数の選択トランジスタを介して第2群の主ビット線にそれぞれ接続される複数組の副ビット線とを有し
    前記メモリセルアレイの一側に配置された第1の選択トランジスタに接続される1組の副ビット線をなす第1の導電領域対の間の領域に、
    前記第1群の主ビット線のうち前記1組の副ビット線に対応する前記主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に、前記第1の選択トランジスタの両隣りに配置された第2、第3の選択トランジスタを介してそれぞれ接続された2組の副ビット線をなす第2、第3の導電領域対の各対あたり1本の導電領域と、
    前記メモリセルアレイの他側に配置された第4、第5の選択トランジスタを介して前記第2群の主ビット線の相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線をなす第4、第5の導電領域対の各対あたり1本の導電領域の計4本が設けられている、半導体記憶装置の読み出しの制御方法であって、
    選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極を所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加する、ことを特徴とする半導体記憶装置の読み出し制御方法。
  28. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域及び前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、
    前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなし副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つをグランド電位とする、ことを特徴とする請求項27記載の半導体記憶装置の読み出し制御方法。
  29. 前記1組の副ビット線の間の領域に、前記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタを介して接続される主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本と、前記メモリセルアレイの他側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本の計4本が設けられている、ことを特徴とする請求項25又は26に記載の半導体記憶装置の書き込み制御方法。
  30. 前記1組の副ビット線の間の領域に、前記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタを介して接続される主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本と、前記メモリセルアレイの他側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本の計4本が設けられている、ことを特徴とする請求項27又は28に記載の半導体記憶装置の読み出し制御方法。
  31. 前記メモリセルアレイは、複数(N本)のワード線を単位として、複数(M個)の組より構成されており、
    前記1組の副ビット線をなす2つの列の前記導電領域の対は、前記メモリセルアレイを構成するM組に対応して、M組の導電領域対よりなり、
    前記M組の導電領域対のそれぞれの組について、前記導電領域対の一方の導電領域の一側の端部と、前記導電領域対の他方の導電領域の、前記一側とは長手方向に反対側に位置する端部とが、基板上層の配線で互いに接続されており、
    前記M組のそれぞれの組の前記導電領域対が、前記基板上層の前記配線を介して、1つの前記選択トランジスタに共通に接続されている、ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  32. 1つの組の前記導電領域対の一方の導電領域の端部は、前記一方の導電領域と同一列上にあり、前記1つの組に相隣る他の組の前記導電領域対の一方の導電領域の端部と分離されており、
    1つの組の前記導電領域対の他方の導電領域は、前記他方の導電領域と同一列上にあり、前記1つの組に相隣る他の組の前記導電領域対の他方の導電領域と、端部同士が、接続部をなす導電領域を介して、互いに接続されており、
    前記配線は、相隣る前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の他方の導電領域の端部同士の接続部とコンタクトを介して接続され、相隣る前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の一方の導電領域の分離された前記端部と長手方向に反対側の端部とコンタクトを介してそれぞれ接続されている、ことを特徴とする請求項31記載の半導体記憶装置。
  33. 前記Mが4以上の偶数よりなり、
    相隣る第j組と第j+1組(ただし、jは1以上M−2以下の整数)の導電領域対の第1列の導電領域の端部同士が分離され、第2列の導電領域の端部同士が互いに接続されており、相隣る前記第j+1組と第j+2組の導電領域対の前記第1列の導電領域の端部同士は接続されており、相隣る前記第j+1組と前記第j+2組の導電領域対の第2列の導電領域の端部同士が分離されており、
    1つの選択トランジスタに共通に接続されるM組の前記導電領域対について端部同士が分離されている列と接続されている列とが、組毎に、交互に切り替わる構成とされている、ことを特徴とする請求項31記載の半導体記憶装置。
  34. 1つの組の前記導電領域対の各導電領域は、前記各導電領域とそれぞれ同一列上にあり、前記1つの組に相隣る他の組の前記導電領域対の各導電領域と、端部同士が導電領域を介して互いに接続されており、
    前記配線は、相隣る前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の第1列の導電領域の端部同士の接続部とコンタクトを介して接続され、相隣る前記1つの組と前記他の組の前記導電領域対の第2の列の導電領域の前記接続部とは長手方向に反対側の端部とコンタクトを介して接続されている、ことを特徴とする請求項31記載の半導体装置。
  35. 前記Mが4以上の偶数よりなり、1つの選択トランジスタに共通に接続されるM組の導電領域対について、前記配線は、第j(ただし、jは1以上、M−1以下の整数)組の導電領域対の第1列の導電領域の、第j+1組の導電領域対の第1列の導電領域との接続部とは、長手方向に反対側の端部又は接続部とコンタクトを介して接続され、前記第j+1組の導電領域対の第1列の導電領域の、前記第j組の導電領域との接続部とは長手方向に反対側の接続部又は端部とコンタクトを介して接続され、相隣る前記第j組と前記第j+1組の導電領域対の第2列の導電領域の端部同士の接続部にコンタクトを介して接続されている、ことを特徴とする請求項32記載の半導体記憶装置。
  36. 前記2つの列の導電領域の間に、前記1組の副ビット線が接続される選択トランジスタを介して接続される主ビット線の両隣りの2本の主ビット線に選択トランジスタを介してそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本に対応する2列の導電領域と、前記メモリセルアレイの他側の選択トランジスタを介して相隣る2本の主ビット線にそれぞれ接続される2組の副ビット線の各1本に対応する2列の導電領域の計4列が設けられている、ことを特徴とする請求項31又は32に記載の半導体記憶装置。
  37. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位との間の電圧を印加する手段を備えている、ことを特徴とする請求項31乃至36のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  38. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルへの書き込みを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域、及び、前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、
    前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つに、前記第2の導電領域に印加される前記正電圧とグランド電位との間の電圧を印加する手段を備えている、ことを特徴とする請求項31乃至36のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  39. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域のうち前記第1の導電領域とは反対側の隣の列の第3の導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加する手段を備えている、ことを特徴とする請求項31乃至38のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
  40. 選択されたメモリセルに対応する相隣る2列の導電領域のうち第1の導電領域にグランド電位、第2の導電領域に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルに対応するゲート電極に所定の正電圧を印加し、前記メモリセルの読み出しを行う場合、前記正電圧を印加する第2の導電領域の隣の導電領域及び前記第2の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第3の導電領域の隣の導電領域のうち、前記第1の導電領域以外の導電領域を有する副ビット線を構成する導電領域に、前記第2の導電領域と同レベルの正電圧を印加し、
    前記第1の導電領域、及び前記第1の導電領域と対をなして1組の副ビット線を構成する第4の導電領域と、前記正電圧が印加される導電領域との間に配設されている導電領域の少なくとも一つをグランド電位とする手段を備えている、ことを特徴とする請求項31乃至39のいずれか一に記載の半導体記憶装置。
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