JP2003280766A - スピーカユニット内蔵情報処理装置 - Google Patents
スピーカユニット内蔵情報処理装置Info
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Abstract
て、携帯性を阻害することなく、低音領域の迫力ある音
の再生を可能にすることを目的とする。 【解決手段】 CD、DVD(図示せず)を再生する場
合、表示部2を通常使用角度(約120度近辺)に開い
た状態でスピーカ4および5から音を出力する。低音成
分の音は、表示部2の背面の筐体2bに配置された低音
用スピーカ4から発生させ、下方の空洞2dを低音反射
波が通り、放音口2cから放出される。放音口2cから
出た低音反射波は表示部2がこの通常使用角度に開いた
状態で設置面6にぶつかる。設置面6とぶつかる事によ
り、設置面6が共振し、より迫力ある低音再生ができ
る。
Description
る情報処理装置に関し、詳しくは表示部が開閉式で携帯
型のスピーカユニット内蔵情報処理装置に関するもので
ある。
装置は、携帯性が求められ、軽く薄いものが主流となっ
ている。また、CD、DVDなどの音楽メディアを再生
するディスクドライブ装置を内蔵しており、これらの再
生時やプレゼンテーション用に音声を出力するためのス
ピーカユニットが一緒に内蔵されている。
いて説明する。
ノートパソコンの断面図である。図において、41はノ
ートパソコンの本体部、42は本体部41にヒンジ43
によって回動可能に取り付けられた表示部である。表示
部42は表示パネル42aとそれを保護する筐体42b
とで構成されている。また、44は本体部41に内蔵さ
れたスピーカユニットで、放音方向を上方に向けて取り
付けられている。45はノートパソコンの設置面であ
る。
おいて、CD、DVD(図示せず)を再生する場合、表
示部42を開いた状態でスピーカユニット44から音を
再生する。
ット内蔵の情報処理装置においては、低音領域の迫力あ
る音を再生することを要求されている。CD、DVDな
どの再生においては迫力のある音が求められるが、近年
の情報処理装置は携帯性を重要視するあまり、小型スピ
ーカユニットを採用していることが多い。
あった背面容量を持った容器に入れることにより、周波
数特性が確保できる。しかし、従来のスピーカユニット
内蔵情報処理装置では、スピーカの特性を満足する背面
容積が足りず、低音領域の再生が困難となり、結果とし
て迫力ある音の再生ができないという問題があった。こ
のような情報処理装置は、CD、DVDなどの再生時に
迫力ある音を求めるため、音を大きくする増幅回路と大
口径のスピーカユニットとを備えるとともにその背面容
積を確保したドッキングステーションや、また、増幅回
路内蔵スピーカユニットなどを外部に接続して使用して
いた。しかしながら、外部に他の機器を接続することは
携帯性を低下させてしまう。
装置において、携帯性を阻害することなく、低音領域の
迫力ある音の再生を可能にすることを目的とする。
に本発明は、表示部にスピーカユニットを配置し、表示
部が開かれたとき、スピーカーユニットの放音方向が情
報処理装置本体の設置面方向となるように構成したもの
である。
域の迫力ある音の再生を可能にするスピーカユニット内
蔵情報処理装置が得られる。
発明は、情報処理装置本体に開閉可能に取り付けられた
表示部にスピーカユニットを配置するとともに、前記表
示部が開かれたとき、前記スピーカユニットの放音方向
が前記情報処理装置本体の設置面方向となるようにした
事を特徴とするスピーカユニット内蔵情報処理装置であ
り、小型化した携帯型の情報処理装置において、低音の
迫力のある音が再生できるという作用を有する。
記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、ス
ピーカユニットは表示部の筐体内に配置される事を特徴
とするものであり、デザイン等外観上の制約をなくする
ことができる。
記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、表
示部の筐体のスピーカユニットの放音方向に開口を有す
る事を特徴とするものであり、低音輻射波がその開口を
通じて外郭部品の外へ出るため、低音の迫力ある音が再
生できるという作用を有する。
記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、ス
ピーカユニットと開口の間に音道となる空洞を設けたこ
とを特徴とするものであり、空洞により低音効果が増す
という作用を有する。
記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、ス
ピーカユニットは表示部の筐体外に配置され、前記筐体
に着脱可能に取り付けられる事を特徴とするものであ
り、必要なときのみ低音再生を効果的に行えるという作
用を有する。
記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、情
報処理装置本体と表示部との開閉角度が100〜120
度のとき、スピーカユニットの放音方向が前記情報処理
装置本体の設置面方向となる事を特徴とするものであ
り、表示部に使用者が表示部をみる通常角度(120近
辺)で機器設置面に低音領域反射波を反射させるように
することによって、低音で迫力ある音を再生できるとい
う作用を有する。
記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、ス
ピーカユニットは表示部の背面に配置される事を特徴と
するものであり、表示部の表示面積を最大限にできると
いう作用を有する。
記載のスピーカユニット内蔵情報処理装置において、ス
ピーカユニットは表示部の側面に配置される事を特徴と
するものであり、情報処理装置を薄型にできるという作
用を有する。
装置本体に内蔵され、前記情報処理装置本体の底面から
設置面方向に放音するスピーカユニットを備えた事を特
徴とするスピーカユニット内蔵情報処理装置であり、重
低音の迫力ある音を再生できるという作用を有する。
1または請求項9記載の記載のスピーカユニット内蔵情
報処理装置において、スピーカユニットは低音用スピー
カであり、情報処理装置の他の場所に中または高音用ス
ピーカを配する事を特徴とするものであり、低音輻射波
を機器設置面に反射させるようにして、重低音の迫力あ
る音を再生でき、他の中高音域は他のスピーカがカバー
するという作用を有する。
から図3を用いて説明する。
の形態の情報処理装置である携帯型ノートパソコンを示
す外観斜視図、また、図2は、断面図である。図におい
て、1はノートパソコンの本体部、2は本体部1にヒン
ジ3によって回動可能に取り付けられた表示部である。
表示部2は表示パネル2aとそれを保護する筐体2bと
で構成されている。また、4は表示部2に内蔵された低
音用スピーカユニットで、表示部2が開いた状態で放音
方向が下方に向くように取り付けられている。2cは筐
体2bに設けられた放音口、2dは筐体2b内の空洞で
ある。5は本体部1に内蔵された中高音用スピーカユニ
ットで、放音方向を上方に向けて取り付けられている。
6はノートパソコンの設置面である。
おいて、CD、DVD(図示せず)を再生する場合、ヒ
ンジ3を中心に表示部2を回転させ、図のように表示部
2を通常使用角度(約120度近辺)に開いた状態でス
ピーカ4および5から音を出力する。音声がスピーカか
ら出る時には、電気回路によって、高中音領域は、本体
部1のスピーカユニット5より発生させ、低音成分の音
は、表示部2の背面の筐体2bに配置された低音用スピ
ーカ4から発生させ、下方の空洞2dを低音反射波が通
り、放音口2cから放出される。放音口2cから出た低
音反射波は表示部2がこの通常使用角度に開いた状態で
設置面6にぶつかる。設置面6とぶつかる事により、設
置面6が共振し、より迫力ある低音再生ができる。
の設置面6に対する放音方向は表示部2の開平角度によ
って変わってくるが、通常使用角度(約120度近辺)
で最も効果が大きくなるようにしている。実際には10
0〜120度の角度が望ましい。
示部の筐体内に配置するため、デザイン等外観上の制約
をなくすることができる。
配置したため、表示面積を最大限利用できる。
トを表示部の筐体内に配置したが、これを表示部の筐体
外に着脱可能に取り付けるようにすれば、必要なときの
み低音再生を効果的に行うことができる。
実施の形態の情報処理装置である携帯型ノートパソコン
を示す断面図である。図において、11はノートパソコ
ンの本体部、12は本体部11にヒンジ13によって回
動可能に取り付けられた表示部である。表示部12は表
示パネル12aとそれを保護する筐体12bとで構成さ
れている。また、14は本体部11に内蔵された低音用
スピーカユニットで、本体部11の底面から放音するよ
うに取り付けられている。また、15は本体部1に内蔵
された中高音用スピーカユニットで、放音方向を上方に
向けて取り付けられている。16はノートパソコンの設
置面である。
おいて、CD、DVD(図示せず)を再生する場合、音
声をスピーカから出力する時には、電気回路によって、
高中音領域は、本体部11のスピーカユニット15より
上方に発生させ、低音成分の音は、本体部11に配置さ
れた低音用スピーカユニット14から下方に発生させ
る。この低音用スピーカユニット14から出た低音反射
波は設置面16にぶつかる。設置面16とぶつかる事に
より、設置面16が共振し、より迫力ある低音再生がで
きる。
用スピーカを表示部の背面に配置した例、本体部底面に
配置した例で説明したが、配置する場所はノートパソコ
ンの設置面に向けて放音できる場所であればどこでもよ
く、例えば表示部の左右側面に低音用スピーカユニット
を配置すれば、厚み方向に寸法を増やす必要がなく、情
報処理装置を薄型にすることができる。
ユニット内蔵情報処理装置において、低音用スピーカユ
ニットを表示部背面や本体部底面に配置する事により、
情報処理装置の携帯性を阻害することなく、このような
低音領域の迫力ある音の再生を可能にするという有利な
効果が得られる。
コンの外観斜視図
コンの断面図
パソコンの断面図
Claims (10)
- 【請求項1】情報処理装置本体に開閉可能に取り付けら
れた表示部にスピーカユニットを配置するとともに、前
記表示部が開かれたとき、前記スピーカユニットの放音
方向が前記情報処理装置本体の設置面方向となるように
した事を特徴とするスピーカユニット内蔵情報処理装
置。 - 【請求項2】スピーカユニットは表示部の筐体内に配置
される事を特徴とする請求項1記載のスピーカユニット
内蔵情報処理装置。 - 【請求項3】表示部の筐体のスピーカユニットの放音方
向に開口を有する事を特徴とする請求項2記載のスピー
カユニット内蔵情報処理装置。 - 【請求項4】スピーカユニットと開口の間に音道となる
空洞を設けたことを特徴とする請求項3記載のスピーカ
ユニット内蔵情報処理装置。 - 【請求項5】スピーカユニットは表示部の筐体外に配置
され、前記筐体に着脱可能に取り付けられる事を特徴と
する請求項1記載のスピーカユニット内蔵情報処理装
置。 - 【請求項6】情報処理装置本体と表示部との開閉角度が
100〜120度のとき、スピーカユニットの放音方向
が前記情報処理装置本体の設置面方向となる事を特徴と
する請求項1記載のスピーカユニット内蔵情報処理装
置。 - 【請求項7】スピーカユニットは表示部の背面に配置さ
れる事を特徴とする請求項1記載のスピーカユニット内
蔵情報処理装置。 - 【請求項8】スピーカユニットは表示部の側面に配置さ
れる事を特徴とする請求項1記載のスピーカユニット内
蔵情報処理装置。 - 【請求項9】情報処理装置本体に内蔵され、前記情報処
理装置本体の底面から設置面方向に放音するスピーカユ
ニットを備えた事を特徴とするスピーカユニット内蔵情
報処理装置。 - 【請求項10】スピーカユニットは低音用スピーカであ
り、情報処理装置の他の場所に中または高音用スピーカ
を配する事を特徴とする請求項1または請求項9記載の
スピーカユニット内蔵情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087852A JP4082055B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | スピーカユニット内蔵情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002087852A JP4082055B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | スピーカユニット内蔵情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003280766A true JP2003280766A (ja) | 2003-10-02 |
JP4082055B2 JP4082055B2 (ja) | 2008-04-30 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002087852A Expired - Fee Related JP4082055B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | スピーカユニット内蔵情報処理装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4082055B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006237826A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Pioneer Electronic Corp | 平面表示機器用スピーカ装置及び平面表示装置 |
JP2007259006A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Authentic Ltd | 情報機器のスピーカシステム |
US9148713B2 (en) | 2011-09-01 | 2015-09-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Television and electronic device |
US11904940B2 (en) | 2018-03-13 | 2024-02-20 | Socionext Inc. | Steering apparatus and sound output system |
-
2002
- 2002-03-27 JP JP2002087852A patent/JP4082055B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US9148713B2 (en) | 2011-09-01 | 2015-09-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Television and electronic device |
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