JP2003280639A - 演奏装置 - Google Patents

演奏装置

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JP2003280639A
JP2003280639A JP2002081024A JP2002081024A JP2003280639A JP 2003280639 A JP2003280639 A JP 2003280639A JP 2002081024 A JP2002081024 A JP 2002081024A JP 2002081024 A JP2002081024 A JP 2002081024A JP 2003280639 A JP2003280639 A JP 2003280639A
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Shigeru Muramatsu
繁 村松
Tatsuya Makino
達也 牧野
Kiyoshi Kawamura
潔 河村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばオルゴールのような演奏装置におい
て、効果的な音量及び音質の調整が容易に行えるように
する。 【解決手段】 振動することで発音する発音体と、発音
体を機械的に駆動して振動させる駆動手段と、発音体の
振動を受けて振動する振動板と、発音体と振動板の間に
介在して該発音体の振動を振動板に伝達する伝達部材と
を具備し、伝達部材は、該伝達部材を移動させることで
振動板に対する当接位置を変更し、振動板の振動特性を
変更できるようにする。これにより、伝達部材の当接位
置に応じたオルゴール音の音量及び音質が発音されるこ
ととなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばオルゴー
ルのような演奏装置に関し、特に該演奏装置の振動伝達
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばオルゴールのような演奏装置は、
周知の通り、発音用の複数の振動弁からなる音階板(発
音体)を有し、回転シリンダのピンや、各振動弁に対応
して配設された星形ホイール等の何らかの振動弁駆動手
段で前記振動弁を選択的に弾くことで、楽曲を演奏する
ものが一般的である。音階板から発生された音は、音階
板の振動が伝達されるべく該音階板と連結された振動板
やオルゴールの本体を成す筐体等に伝達され、これらが
振動、共鳴することで豊かな音色が発せられる。このよ
うな従来から知られる通常のオルゴールにおいては、筐
体や振動板等の構成部材の材質や大きさに応じた一定の
音質及び音量のオルゴール音しか得られず、音量や音質
の調整はできなかった。これに対して、音階板を保持す
る筐体と振動板との間に弾性部材からなる伝達手段を設
け、筐体及び振動板に対する該弾性部材の当接面を傾斜
面に形成してその圧接力を変えることでその当接面積を
可変とし、該当接面積の変化に応じた音量及び音質の調
整を図ったものが既に知られている。しかし、この場合
は、弾性部材の前記当接面積の変化に応じて音量及び音
質の制御を行うため、可能な音量及び音質調整域が限ら
れており、また、微調整が行いずらい、という問題があ
った。また、発音体を収納した筐体の上蓋の開き角度を
制御することで音量調整するものが知られているが、こ
のような開口部からの放音量を調整するだけの構成で
は、大まかな音量調整しか行えず、不十分であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、効果的な音量及び音質の調整が容
易に行える演奏装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る演奏装置
は、振動することで発音する発音体と、発音体を機械的
に駆動して振動させる駆動手段と、前記発音体の振動を
受けて振動する振動板と、前記発音体と前記振動板の間
に介在して該発音体の振動を該振動板に伝達する伝達部
材とを具備し、前記伝達部材は、該伝達部材を移動させ
ることで前記振動板に対する当接位置を変更し、振動板
の振動特性を変更できるようにしたことを特徴とする。
前記伝達部材は、該伝達部材を移動させることで前記振
動板に対する当接位置を変更し、振動板の振動特性を変
更できるようにしたことで、振動板に対する伝達部材の
当接位置に応じて、振動板の振動特性が変更される。従
って、伝達部材の当接位置に応じたオルゴール音の音量
及び音質が発音されることとなる。すなわち、振動板に
対する伝達部材の当接位置を、所望の音質及び音量に応
じて適切な位置に切り換えることで、効果的な音量及び
音質の調整を容易に行うことが可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施例について説明する。本実施例では、演奏装置
の一例として、供給された演奏データに基づき電気的に
楽曲演奏制御がなされる電気オルゴールについて説明す
る。
【0006】図1は本発明に係るオルゴール1の断面略
図である。オルゴール1の発音機構部2は複数の振動弁
(リード)を備える音階板(すなわちリード発音体)2
1を有する。発音機構部2には、音階板21を駆動して
振動させる駆動手段として、振動弁を機械的に駆動(弾
奏)するための星型ホイール(ピック部)22が前記複
数の振動弁の夫々に対応して複数配置されており、更
に、星型ホイール22に対応してアクチュエータ23が
設けられている。星型ホイール22は、振動弁を弾くた
めの爪を複数有しており、支持軸26に、これを回転軸
心として回転可能に取り付けされている。アクチュエー
タ23は、例えば電磁ソレノイドで構成されており、通
電されると対応する星型ホイール22の爪の1つを打撃
してこれを回転駆動し、回転する星型ホイール22の他
の爪が対応する振動弁を弾き、振動弁(つまり音階板2
1)が振動する。音階板21は基部24上面に固定され
ており、音階板21で発生した振動は、まず、この基部
24に伝達される。支持部25は、発音機構部2全体の
基部を成す部材であり、この支持部25上に、星型ホイ
ール22、アクチュエータ23及び基部24が配置され
ている。振動弁で発生した振動は、支持部25上に固定
された基部24を介して、支持部25に伝達される。振
動板3(響板)は、発音機構部2で発生した振動を受け
て共鳴・振動するものであり、発音機構部2下面(すな
わち支持部25下面)には、該発音機構部2で発生した
振動を振動板3に伝達するための伝達部材4が設けられ
ている。なお、オルゴール1の筐体は全体外枠を成すフ
レーム6と蓋9とで構成されている。発音機構部2を支
持する軸5と振動板3とは前記フレーム6に取付けられ
ており、これらがオルゴール1の該筐体内に収納され
る。
【0007】伝達部材4は、発音機構部2の下面から突
出した突起部であって、発音機構部2で発生した振動が
この伝達部材4に伝達される。伝達部材4は、振動板3
への振動伝達機能を果たすべく発音機構部2と振動板3
の間に介在している、すなわち、その下方端部において
振動板3上面と当接(図において4aで示す)されてお
り、この当接個所4aが発音機構部2で発生した振動を
該振動板3に伝達する振動伝達経路を成す。つまり、図
1に符号4aで示す当接個所において、伝達部材4が振
動板3に対して圧接されることで、発音機構部2で発生
した振動を振動板3に伝達する。詳しくは後述するが、
振動板3に対する伝達部材4の当接位置(図1では4
a)は位置変更可能であるため、該当接位置を変更する
と、振動板3の振動特性を変更することができる。伝達
部材4は、本実施例では、伝達部材4の下端(つまり振
動板3側)に回動自在に取付られた、例えばころや球体
等の転動体からなる介在部材8を具備する。この介在部
材8は、振動板3上面における伝達部材4の移動(当接
位置変更)を補助するための部材であって、伝達部材4
に回動自在に取付けられており、かつ、伝達部材4から
介在部材8を通って振動板3に振動が伝達されるよう構
成される。伝達部材に回転式の介在部材を設けること
は、伝達部材4の移動を円滑に行うことができるという
点で有利である。勿論、伝達部材4は、介在部材を具備
しなくともよく、例えば円錐形状等の突起部で構成して
もよい。要するに、伝達部材4は、少なくとも、振動板
3上面に当接することで該振動板3に対して振動伝達を
行い、且つ、振動板3上での当接位置移動の行い得るも
のであればよい。
【0008】発音機構部2は、軸5を移動軸として振動
板3に対して相対的に直線動可能に、該軸5に取り付さ
れており、発音機構部2を直線的に移動(図1に両矢印
で示す)させることができる。発音機構部2の直線動駆
動機構の一例として、例えば、軸5を回動可能なボール
ネジで構成し、発音機構部2の支持部25に該ボールネ
ジ(軸5)と係合するネジ山を有する通孔を穿設する。
すなわち、前記ボールネジと前記通孔とが、軸5の回動
を発音機構部2の直線動に変換する運動変換機構をな
す。軸5の一端部には、例えば、該軸5と機械的に連結
されるモータ7を設け、このモータ7により軸5を回動
する。軸5の回動は、発音機構部2の直線動に変換され
るので、軸5の回動に連動して発音機構部2を直線的に
駆動することができる。なお、軸5の駆動手段としては
モータによるものに限らず、例えば軸5の端部に回動用
グリップを設ける等して、手動により回動制御できるよ
うに構成してもよいし、また、上述した回動を直線動に
変換する運動変換機構に限らず、発音機構部2を直線的
に駆動できればいかなる構成であってもよい。
【0009】発音機構部2を移動させることで、振動板
3に対する伝達部材4の当接位置を変更させることがで
きる。よって、伝達部材4の前記当接位置を、振動板3
の振動の節から腹間における所望の位置に設定できるこ
ととなる。これにより、振動板3の振動特性を変更する
ことができる。従って、オルゴール1の、音量及び音質
を変更することができ、特に効果的な音量の調整を容易
に行うことができるのである。
【0010】例えば、振動板3の基本振動、すなわち、
板面全体が上下に振動する場合について考えると、この
場合、振動板3の略々中心部分が、振動の振幅が極大に
なる腹であり、振動板3の縁部が振幅の0又は極小にな
る節(節線)である。伝達部材4は、発音機構部2の移
動位置に応じて、振動板3に対する当接位置を、振動板
3の縁部(節)から中心部分(腹)に亘る範囲(図1の
両矢印D)で、調整可能である。振動板3に対する伝達
部材4の当接位置の変更に伴い、該当接位置から振動板
3の縁部(節)までの長さDが伸縮変化する。この長さ
Dの変化に応じて、振動板3の振動特性が変更制御され
る。例えば、長さDを小さくする、すなわち伝達部材4
の当接位置が振動の節(振動板3の縁部)に近いと、振
動板3の振動、特に腹の部分が自由に振動でき、音量が
大きく調整され、長さDを大きくとる、すなわち伝達部
材4の当接位置を振動の節(振動板3の縁部)から離し
て、腹の付近に位置させると、振動板3の振動が伝達部
材4によって抑えられ、音量を小さくすることができ
る。つまり、振動板3に対する伝達部材4の当接位置
と、振動板3の振動の節との間隔を調整することで、微
調整も自在な、効果的な音量及び音質の調整が可能とな
る。
【0011】上記の構成からなるオルゴール1におい
て、アクチュエータ23に通電がなされると、対応する
星型ホイール22が音階板21を弾奏することで、発音
機構部2で振動が発生する。ここで、オルゴール1の電
気的駆動制御機構のハードウエア構成について、図2を
参照して簡単に説明する。このハードウェア構成は、概
ね、全体を制御するマイクロプロセッサユニット(CP
U)11と、データ記憶及びワーキングのためのROM
12と、データ記憶及びワーキングのためのRAMを含
むメモリ13と、MIDIインターフェース(MIDI
I/F)14と、ドライバ15とを含んでなり、各装
置間がデータ及びアドレス授受のためのバス16を介し
て接続されている。MIDIインターフェース14は図
示しない任意のMIDI機器の演奏者による演奏操作に
より発生したMIDI演奏データをMIDI信号として
入力する。メモリ13は供給される自動演奏データや、
前記MIDI演奏データを記憶する。ドライバ15はア
クチュエータ(電気的駆動手段)23を駆動制御する。
【0012】演奏すべき自動演奏データをROM12及
び/又はメモリ13から読み出し、該演奏データに基づ
きアクチュエータ23を駆動制御(すなわち通電ON/
OFF)することで、該演奏データに基づく楽曲の演奏
が行われる。この演奏データとしては、例えばSMF
(スタンダードMIDIファイル)フォーマットのよう
な任意のフォーマットの楽曲自動演奏データを用いてよ
い。勿論、自動演奏に使用する演奏データは、前記MI
DI演奏データを使用してもよい。また、通信回線を介
してリアルタイムで供給される演奏データに基づき本装
置で楽曲演奏を行わせることも可能である。
【0013】上記の駆動制御機構により、発音機構部2
の音階板21が弾奏されて振動が発生すると、発生した
振動は、発音機構部2と振動板3の間に介在する伝達部
材4を通って振動板3に伝達される。振動板3は伝達部
材4を通って伝達された振動により共鳴する。これによ
り、オルゴール音が拡声され、豊かなオルゴール音が得
られる。なお、振動板3とフレーム6とにより包囲され
た空間は、振動板3の振動を共鳴・拡声する共鳴空間の
役目を果たしており、これにより、オルゴール音が発音
される時豊かな共鳴効果を得ている。
【0014】このとき、振動板3に対する伝達部材4の
当接位置が可変に構成されていることから、前記当接位
置と振動板3の振動の節(この例では振動板3の縁部)
との間隔Dを変更することができる。従って、伝達部材
4の当接位置に応じて、振動板3の振動特性が変更され
ることになり、オルゴール音の音量(及び音質)を変化
・調整することができる。すなわち、振動板3に対する
伝達部材4の当接位置に応じて、オルゴール1の音量及
び音質を調整・制御することができる。このように、振
動板3上における伝達部材4の当接位置を変更させるこ
とで、所望の音量に応じた振動板3の振動特性に変更で
きるので、効果的な音量及び音質の制御を容易に行うこ
とができる。
【0015】次に、伝達部材4の別の実施例として、発
音機構部から独立した振動伝達部に伝達部材を設置し
て、伝達部材のみを直線動移動させることで音量調整で
きるように構成した一例を図3に示す。図3の例では、
発音機構部2及び振動板3の間に介在する振動伝達部4
1の上面(発音機構部2側)と下面(振動板3側)に伝
達部材40a,40bがそれぞれ設けられている。この
場合は、発音機構部2は、支持部25において、この支
持部25を支持する保持部材27を介してフレーム6に
固定されており、振動伝達部41が、軸5に直線動駆動
可能なように取り付けられている。伝達部材40a,4
0bは、図1の例で示した伝達部材4と同様な構成から
なるもので、それぞれ、前記振動伝達部41の上下面か
ら突出した突起部であって、端部に回転自在の介在部材
を具備する。伝達部材40a,40bは、前記介在部材
を介して、夫々発音機構部2及び振動板3と当接する。
すなわち、伝達部材40aは発音機構部2下面と圧接
し、また、伝達部材40bは振動板3上面と圧接してい
る。従って、発音機構部2で発生した振動は、伝達部材
40aを通って、振動伝達部41に伝達され、振動伝達
部41に伝達された振動は伝達部材40bを通って振動
板3に伝達される。振動伝達部41を直線動移動させる
ことで、伝達部材40a,40bの夫々が当接する発音
機構部2及び振動板3に対する伝達部材40a,40b
の当接位置が変更される。すなわち、この場合も、振動
伝達部41の移動により、振動板3に対する伝達部材4
0bの当接位置が変更され、これに伴い、該当接位置か
ら振動板3縁部(振動の節)間の長さDが変更して、振
動板3の振動特性が変更制御されるので、オルゴール1
の音量及び音質を調整をすることができる。また、図3
の例によれば、発音機構部2を移動させなくてよいた
め、図1の例に比べてモータ7の負担も軽減される。
【0016】上述の図1及び図3の例では、発音機構部
2あるいは振動伝達部41を振動板3に対して相対的に
直線動移動させることで、該振動板に対する伝達部材の
当接位置を変更する例について説明したが、本発明の更
に別の実施例としては、発音機構部2(或るいは振動伝
達部41)を振動板3に対して相対的に回動移動させる
ことで、該振動板に対する伝達部材の当接位置を変更す
るようにしてもよい。図4は、発音機構部2(或るいは
振動伝達部41)を振動板3に対して相対的に回動移動
させるオルゴール1の一例を示す平面略図である。発音
機構部2の下側には、図1の例と同様に伝達部材4(図
示せず)が具備されている。なお、図4では、説明の便
宜上、蓋9を省略した。図4において、発音機構部2を
支持する軸50は、支点部70を回動中心(軸50の回
動の支点)として回動式に該支点部70に取り付けられ
ている。発音機構部2は、この支点部70を回動中心と
して、振動板3に対して相対的に扇状に回動可能(図4
に両矢印Dで示す)である。従って、発音機構部2を振
動板3に対して相対的に回動移動させることで、振動板
3に対する伝達部材4の当接位置が変更される。すなわ
ち、この場合も振動板3に対する伝達部材4の当接位置
を変化させて、オルゴール1の音量及び音質を調整でき
る。なお、このような伝達部材を振動板に対して相対的
に回動移動させるタイプは、図3に例示した発音機構部
から独立した振動伝達部に伝達部材を設置する構成に対
しても適用可能である。また、この場合の発音機構部
(或るいは振動伝達部)の回動駆動手段としては、既述
の直線動タイプと同様にモータによる構成や、手動によ
る構成等、いかなるものであってもよい。
【0017】なお、上述の実施例では、振動弁駆動手段
の一例として、電磁ソレノイドにより星型ホイール(ピ
ック部)を駆動する例について説明したが、振動弁駆動
手段はこれに限定されず、例えば電磁ソレノイドにより
直接振動弁を弾奏する構成等の、従来から知られるいか
なる構成を用いてもよい。また、本発明は、電気オルゴ
ールのみならず、通常の(アコースティックの)オルゴ
ールにも適用することもできる。この場合、発音機構部
は、回転ドラム式やディスクオルゴールタイプ等、従来
から知られるどのような発音機構を有するものであって
も本発明を適用することが可能である。なお、上述した
実施例においては、音源要素として複数の振動弁からな
る音階板(発音体)を具備するオルゴールについて説明
したが、本発明は、振動弁を弾く構成の演奏装置に限ら
ず、発音体として、例えばハープのような弦を弾く構成
の演奏装置や、或いは、例えば鉄琴や木琴のような音板
を打撃する構成の演奏装置にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、伝達部材
を移動させることで振動板に対する当接位置を変更し、
振動板の振動特性を変更できるようにしたことで、効果
的な音量及び音質の調整を容易に行うことが可能とな
る、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るオルゴールの一実施例を示す断
面略図。
【図2】 同実施例に係るオルゴールの駆動制御機構の
ハードウエア構成の一例を示すブロック図。
【図3】 本発明に係るオルゴールの別の実施例を示す
断面略図。
【図4】 本発明に係るオルゴールの更に別の実施例を
示す平面略図。
【符号の説明】
1 オルゴール 2 発音機構部 3 振動板 4,40a,40b 伝達部材 5 軸 6 フレーム 7 モータ 8 介在部材 9 蓋 11 CPU 12 ROM 13 メモリ 14 MIDIインターフェース 15 ドライバ 16 バス 21 音階板(発音体) 22 星型ホイール(駆動手段) 23 アクチュエータ(駆動手段) 24 基部 25 支持部 26 支持軸 27 保持部材 41 振動伝達部 70 支点部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 潔 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株式 会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動することで発音する発音体と、 発音体を機械的に駆動して振動させる駆動手段と、 前記発音体の振動を受けて振動する振動板と、 前記発音体と前記振動板の間に介在して該発音体の振動
    を該振動板に伝達する伝達部材とを具備し、前記伝達部
    材は、該伝達部材を移動させることで前記振動板に対す
    る当接位置を変更し、振動板の振動特性を変更できるよ
    うにしたことを特徴とする演奏装置。
  2. 【請求項2】 前記伝達部材を直線動移動させることで
    前記振動板に対する当接位置を変更し、振動板の振動特
    性を変更できるようにした請求項1に記載の演奏装置。
  3. 【請求項3】 前記発音体を支持する支持部を更に具
    え、前記伝達部材は該支持部と前記振動板との間に介在
    し、前記支持部を前記振動板に対して相対的に直線動移
    動させることで、該振動板の振動の節と腹の間で該伝達
    部材の前記当接位置を変更し、振動板の振動特性を変更
    できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の演奏装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310320A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 楽音装置。
JP2014142419A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Brother Ind Ltd オルゴール
JP2015011241A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 ブラザー工業株式会社 オルゴール

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