JP2003279770A - 光伝送シート、これを用いた光電融合基板及び光伝送方法 - Google Patents
光伝送シート、これを用いた光電融合基板及び光伝送方法Info
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Abstract
の自由度が高い光電融合配線基板、光電融合配線基板に
使用される光伝送シート、及び光伝播角分布を異ならせ
て光信号を多重化、ルーティングして伝送する光伝送方
法である。 【解決手段】光線が2次元光導波路を伝播する際の光線
と2次元面との成す角度を厚さ方向伝播角とするとき、
光伝送シート101は、異なる厚さ方向伝播角分布を有し
た複数の光線束を2次元光導波路に伝播させる。そのた
めに伝播角設定手段107を備える。
Description
厚さ方向伝播角の設定手段を有した光伝送シート、これ
を用いた光回路および電子回路が混在して配置された光
電融合基板、異なる光伝播角分布で光信号を多重化、ル
ーティングして伝送する光伝送方法に関する。
には携帯電話や個人情報端末(PDA: Personal Dig
ital Assistant)などの情報処理機器は、処理速度の
速いことと小型・軽量であることが同時に求められる。
しかしながら、処理速度が上がるにつれ、電子回路基板
内における配線遅延の影響が大きくなることが指摘され
ている。これを防ぐには、チップ内およびチップ間の配
線を極力短くすることが最も単純な方法である。このこ
とは、基板の小型化にも繋がるため、これまで多くの提
案がなされてきた。
別の問題点が顕在化してきた。それは電磁放射干渉ノイ
ズ(EMI: Electromagnetic Interference)であ
る。
近接して配置されることから、配線は短くなるが、配線
密度は高くなる。この結果、近接した信号線に高速の信
号が流れた場合、相互の電磁誘導により電磁波が干渉し
合ってノイズを発生し、信号が正しく伝送できないこと
がある。特にモバイル端末では、低電圧化が進む影響
で、従来より大電流で駆動されるケースが増えており、
EMIの影響が大きくなってきている。
て、たとえば、電子回路基板を多層にすることで、層ご
との電磁放射ノイズ耐性(EMC)を高める方策が通常
とられているが、コストや歩留まりの点で問題がある。
0号公報や特開平6-308519号公報に、ライン導波路すな
わちライン状光配線を用いる方法が提案されている。ラ
イン状光配線は、本質的に電磁無誘導の利点を有する
が、これらの方法では、ライン状光配線として、厚さ数
ミクロンから数十ミクロンの線状光導波路を用いてい
る。この様な手法は、光軸合わせが困難、光導波路に微
細加工が必要、部品点数が多い、作製が難しいなどの課
題がある。
を高速で扱うために、多重化通信方式として、波長多
重、空間多重などが言われているが、部品点数の増加や
コストの増大が課題となり、実現されるには至っていな
いのが現状である。
て適用した例が、特開平11-196069号公報や特開平11-35
5249号公報に開示されている。それぞれ、特開平11-196
069号公報は光強度レベルの異なるパルス列光信号を重
畳して扱う構成を示し、特開平11-355249号公報は波長
の異なるパルス列光信号を重畳して扱う構成を示す。し
かし、これらの例は、導波路の端面からの光信号の入
射、出射に限られており、光電融合基板として適用する
には、設計の自由度や拡張性が低いという課題があっ
た。
波干渉ノイズの心配がなく、さらに、設計の自由度が高
い光電融合配線基板、該光電融合配線基板に使用され
る、2次元光導波路に厚さ方向伝播角の設定手段を有し
た光伝送シート、及び光伝播角分布を異ならせて光信号
を多重化やルーティングして伝送する光伝送方法を提供
することにある。特に、単純な構成で簡易に光回路を形
成することを可能とする2次元状の光導波路(光伝送シ
ート)、及び該2次元状光導波路の特徴を生かして新た
な多重化通信を実現可能にした光電融合配線基板を提供
することにある。
する本発明の光伝送シートは、2次元光導波路を用い
て、光により情報伝達を行う光伝送シートであって、光
線が2次元光導波路を伝播する際の該光線と該2次元面
との成す角度を厚さ方向伝播角とするとき、異なる厚さ
方向伝播角分布を有した複数の光線束を2次元光導波路
に伝播させることを特徴とする。尚、本明細書において
は、単に「伝播角θz」、「伝播角設定器」、「伝播角
分別器」等と言う場合の伝播角も、厚さ方向の伝播角θ
z(図3のz方向伝播角θz)を意味するものとする。
また、正確には或る程度の幅のある伝播角分布ないし伝
播角範囲である場合でも、単に伝播角と言う場合があ
る。また、本明細書においては、「光線束」とは、光線
の集合体であり、たとえば、或る程度の幅のある伝播角
分布を有した光線の束(集合体)である。
は、厚さ方向伝播角θzの異なる光線を用いて信号を重
畳することで、大量の情報を高速に伝送することや、柔
軟な多重化、ルーティングが可能となる。この多重化、
ルーティングには、例えば、発光デバイスからの光を光
伝送シートに所望の伝播角θzで結合する伝播角設定器
や、所望の伝播角θzを有する光線を受光デバイスに入
力させる伝播角分別器を備えればよく、比較的簡単な構
成で済むという特徴がある。また、特に、光伝送シート
の任意の位置に発光デバイスや受光デバイスを配置する
際に、光伝送シートの特徴(2次元的に光伝播が可能で
あること)を損なうことなく実現できるという作用があ
る。
伝播角分布を有した複数の光線束を伝播させるために、
以下の如き態様の光伝送シートが可能である。まず、複
数の入射光に対して夫々異なる構成からなる伝播角設定
手段を配することで、異なる厚さ方向伝播角分布を有し
た複数の光線束を2次元光導波路に伝播させることが挙
げられる。他にも、複数の入射光に対して同一の構成か
らなる伝播角設定手段を配し、該複数の入射光を異なる
入射態様で該伝播角設定手段に入射させることで、異な
る厚さ方向伝播角分布を有した複数の光線束を2次元光
導波路に伝播させることが挙げられる。
であり、各伝播角設定手段の構造や材質などを変えるこ
とで、厚さ方向伝播角を設定する手法である。たとえば
伝播角設定手段として円錐ミラーを用い、その頂角を変
えることで、上方入射平行光からそれぞれ所定の厚さ方
向伝播角の光線束を得ることができる。後者は、伝播角
設定手段としては同一のものを用い、伝播角設定手段と
発光デバイスの空間的配置や、入射光の伝播角設定手段
への入射角度などを変えることで、それぞれの厚さ方向
伝播角を設定する構成である。たとえば、伝播角設定手
段としてミラーやプリズムなどを用い、発光素子の向き
を調整して異なる方向から入射光を照射することで所定
の伝播角を有した光線束を得ることが挙げられる。他に
も、球ミラーなどの伝播角設定手段を用い、球面の異な
る位置に入射光を入射することで、所定の伝播角を有し
た光線束を得ることが挙げられる(球面ミラーに平行光
を照射すると位置によって反射する方向が変わることを
利用する)。
円錐形状のミラーが挙げられる。また、伝播光の伝送シ
ート面内方向の伝播角範囲は伝播角設定手段の構成等で
自由に設定できるが、2次元光導波路の面内360度方
向にわたって光を伝播させる伝播角設定手段を含むこと
で2次元光導波路の特徴をより有効に利用できる。勿
論、90°や180°など、或る限られた角度範囲にわ
たって伝播しても良く、柔軟に設計可能である。
のうち所定の厚さ方向伝播角を有した光線を受光デバイ
スに入力させる伝播角分別手段を備えることで、所望の
伝播光を受光デバイスに効率良く導ける。この伝播角分
別手段も、たとえば、円錐形状のミラーが挙げられる。
2次元光導波路に入射させる様に伝播角設定手段に対し
て所定の位置関係で該2次元光導波路に配置され得る。
それぞれの発光部に対して異なる厚さ方向伝播角分布を
設定する伝播角設定手段を配して、発光部を選択するこ
とで厚さ方向伝播角分布を選択する構成も採り得る。
ば、面発光型レーザーである。
の光線を受けられる様に該伝播角設定手段に対して所定
の位置関係で前記2次元光導波路に配置され得る。
部を有し、それぞれの受光部に対して異なる厚さ方向伝
播角分布の光線を分別する伝播角分別手段を配して、該
差分回路において、該複数の受光部で得られた信号間の
差分をとる構成も採り得る。
為に伝播光を幾何光学的に扱えることが好ましく、この
ような観点から、前記2次元光導波路の厚さは、用いる
光の波長に対して充分大きい必要があり、好適には50
倍以上であるのがよい。
たコア層から成ったり、エアクラッドのコア層から成っ
たりする。
合基板は、複数の電子デバイスとそれらを接続する電気
配線を有した電子回路と、該電子デバイスの電気信号を
光信号に変換する発光デバイスと該発光デバイスからの
光信号を伝搬する上記の光伝送シートと該光信号を電気
信号に変換する受光デバイスを有した光回路を有するこ
とを特徴とする。
は、光情報伝達に2次元導波路すなわち光伝送シートを
適用することである。これにより従来の線状導波路とは
異なり、所望の任意位置への光デバイス(発光デバイス
や受光デバイス)の実装が可能となり、任意の位置の間
での情報伝達が可能となる。さらには、光学的な位置合
わせが比較的容易に光デバイスと導波路層の光結合を行
えるなどの作用がある。また、光回路の適用により電磁
放射ノイズに強い光電融合配線基板を実現できる。
複数層にわたり積層されてもよい。この場合、光デバイ
スは同じ面上の電子回路に繋がっていてもよいし、ビア
などを介して異なる面上の電子回路に繋がっていてもよ
い。目的に応じて柔軟に設計すればよい。
方法は、2次元光導波路を用いて光により情報を伝送す
る光伝送方法であって、光線が2次元光導波路を伝播す
る際の該光線と該2次元面との成す角度を厚さ方向伝播
角とするとき、異なる厚さ方向伝播角分布を有した複数
の光線束を用いて、複数の光信号を多重化やルーティン
グして伝送することを特徴とする。
づいて、以下の如く柔軟に設計できる。前記異なる伝播
角分布は、図5(a)に示すように互いに実質的に非連
続であったり、図5(b)に示すように一部が重なって
連続していたりする。
合、その特徴を生かす為に2次元光導波路の面内360
度方向にわたって伝播される光信号があるのがよい。勿
論、90°や180°など、或る限られた角度範囲にわ
たって伝播しても良く、柔軟に設計可能である。
対して所定の位置関係で前記2次元光導波路に設けられ
た伝播角設定手段により行われたり、前記光導波路に対
する発光デバイスの姿勢設定、或いは発光デバイスの光
放射角の制御により行われたりする。
の伝播角分布の光線を分別して該受光デバイスに導く様
に該発光デバイスに対して所定の位置関係で前記光導波
路内に設けられた伝播角分別手段より分別されたり、前
記光導波路に対する受光デバイスの姿勢設定、或いは受
光デバイスの受光態様により行われたりする。
送シート、光電融合配線基板、光伝送方法の実施の形態
について説明する。
実施形態を説明する模式的な平面図と断面図、及び斜視
図である。これらの図において、101は光伝送シート、1
02は発光デバイス、103は受光デバイス、104は電気配
線、105は電子デバイス、106は光線、107は伝播角設定
器、108は伝播角分別器である。
電融合基板(図1と図2の光電融合基板は下で述べるよ
うに発光デバイス102の数の点で若干異なる)は、電子
デバイス105とそれらを接続する電気配線104を含む電子
回路と共に、さらに電子デバイス105の電気信号を光信
号に変換する発光デバイス102、光信号を伝搬する光伝
送シート101、光信号を電気信号に変換する受光デバイ
ス103を含む光回路を有する。
102を1つと受光デバイス103を4個配した例の斜視図で
あるが、それぞれ任意の個数の光デバイス(発光デバイ
スや光デバイス)を配置可能である。図1は、発光デバ
イス102を2つと受光デバイス103を4個配した例であ
り、(a)はx−y平面図、(b)はx,y−z断面図
である。x,y−z断面図は透視的にx,y位置を重ね
合わせて示したものである。
受光デバイス103は光伝送シート101の上に配置している
が、これに限られない。光伝送シート101の中に埋め込
むように配置し、直接、導波路101と光学的に結合して
もよいし、光伝送シート101の端面に配置してもよい。
また、光伝送シート101の表裏両面に配してもよい。更
には、光伝送シート101の上下に電子回路を配すること
や、さらには図6のように基板の上下面に電子回路と光
回路を積層した構成とすることもできる。図6では、光
デバイス102、103を光伝送シート101の中に埋め込んで
配置している。
2から出射された光線106は、伝播角設定器107を介し、
光伝送シート101を伝播し、伝播角分別器108を経て受光
デバイス103に入力される。こうして、受光デバイス103
で光信号は電気信号に変換されて、光回路が構成され
る。伝播角設定器107と伝播角分別器108は必ずしも1対
1で対応するものではない。複数の伝播角設定器107か
らの光が1つの伝播角分別器108で光路変換されて1つ
の受光デバイス103で受けられる場合もあるし、1つの
伝播角設定器107からの光が複数の伝播角分別器108でそ
れぞれ光路変換されて複数の受光デバイス103で受けら
れる場合もある。この対応関係は、伝播角設定器107に
より伝播角設定されて光伝送シート101内に導かれる光
の厚さ方向伝播角分布の態様とシート面内方向伝播角範
囲、及び伝播角分別器108が受けて受光デバイス103に導
かれる光の厚さ方向伝播角範囲とシート面内方向角度範
囲等により決定される。
(シート状光導波路)を適用した光伝送媒体であり、任
意の位置に光デバイスを配置することができ、任意の点
に配した光デバイスから全ての光デバイスに2次元的に
光データを送信することもできる(勿論、特定の光デバ
イスにのみ送信することもできる)。特に、図1、図2
では、光伝送シート101の面内360°方向にわたり、
光を伝播させられる(図では、見易さのために、実際に
は小さい光デバイス102、103、伝播角設定器107、伝播
角分別器108を光伝送シート101のサイズに比して大きく
描いている。そのために、伝播角設定器107や伝播角分
別器108により光線の伝播路が相当阻害される様に見え
るが、実際にはこれらのデバイスは小さいので光線の伝
播路の阻害は、発光デバイスと受光デバイスを結ぶ線上
に丁度別の伝播角設定器や伝播角分別器があるという特
殊な場合を除いて、極めて軽微なものである)。この様
な光伝送シートは、以下の理由で従来のライン導波路す
なわち光配線より好ましい。
ら大きな利点を有するが、1本当たりの配線の物理的大
きさは、光導波路を用いる限り電気配線に比べ一桁以上
大きい。そのため、全ての電気配線を光配線に変更する
と、サイズが大きくなったり、曲げによる損失が大きく
なるなどのデメリットの方が大きくなる。さらに、光配
線を導入することで、従来の電気配線パターンの変更を
余儀なくされるデメリットもある。これに対して、光伝
送シートは、電気配線と光配線を分離して配置し、かつ
2次元光導波路とすることで、電気配線の設計に影響を
与えることなく、光デバイス間の情報伝達が可能であ
る。
を2次元方向にシート全面にわたり伝播させる場合に
は、光配線に比べて受光できる光強度が弱くなる。その
ため、通信距離に関しては制約が生じ、光伝送シートの
サイズはたとえば10cm以下とすることが好ましい。
すなわち、光伝送シートは、比較的短距離の通信におい
て、その効果を発揮するという特徴がある。
された光線106は、伝播角設定器107によって、所定の厚
さ方向の伝播角θzの光線として光伝送シート101に結
合される。伝播角θzを維持して伝播した光は、所望の
伝播角θzの光線を分別する伝播角分別器108により、
受光デバイス103に入力されて電気信号に変換される。
た。すなわち、伝播光の光伝送シートx−y平面におけ
る面内方向伝播角は任意とし、z方向(光伝送シート厚
さ方向)の伝播角θzを制御する。たとえば、図1や図
3に示すように、x−y面内においては360°方向の
全方位にわたり光を伝播させ、z方向においては伝播角
設定器107において設定された伝播角分布で伝播を行な
う。
ることで、多重化通信、情報の多重化、ルーティングが
可能になる。
なう例で説明する。発光デバイスA102aからの光線束106
aは、伝播角設定器A107aによって伝播角θzを制御され
た光線束A106aとして伝播し、伝播角分別器A108aによっ
て分別され、受光デバイスA103aに入力される。一方
で、発光デバイスB102bからの光線束106bは、伝播角設
定器B107bによって伝播角θzを制御され、伝播角分別
器B108bによって分別される。すなわち、伝播角分別器1
08と伝播角設定器107を配することで、伝播角θzによ
り情報の伝達相手を任意に設定できる。尚、図1におい
て、点線の光線は、導波はするが情報伝達に寄与しない
光線を示している。図1においては、2対2の情報伝達
であるが、任意のM対Nのルーティングも可能である。
の例である。図4においては電子回路は省略してある。
複数の発光部301を有した発光デバイス102と複数の受光
部302を有した受光デバイス103の間での情報伝達におい
て、それぞれの発光部A301a、発光部B301bからの光は、
異なる伝播角設定器A107a、B107bによって異なる伝播角
θzの光線A,Bとして伝播する。それぞれの光線A,Bは、
伝播角分別器A108a、B108bによって、異なる受光部A302
a、B302bに到達して、光信号が電気信号に変換されるこ
とで、光回路を成す。こうして、異なる伝播角θzを用
いたパラレル伝送が可能となる。図4においては、2チ
ャンネルであるが、この原理を用いることで任意のチャ
ンネル数の伝送が可能である。
射された光線は、光伝送シート101を用いた光回路にお
いて、各伝播角設定器107により所望の厚さ方向伝播角
θzを有した光線として伝搬される。そして、光伝送シ
ート101を伝播する光線の中から所望の厚さ方向伝播角
θzを有する光線を受光デバイス103に入力させる伝播
角分別器108が存在することによって、一枚の光伝送シ
ート101において、異なる伝播角の光線を用いて、同時
に複数の情報を重ねて通信を行うことが可能になる。す
なわち、異なる厚さ方向の伝播角θzを用いた多重通信
やルーティングが可能になる。
ート101の構成(コアの屈折率やクラッドの屈折率な
ど)に依るが、十分大きな角度範囲を得ることができ
る。たとえば、エアクラッドの屈折率1.5の光伝送シ
ート101を用いれば、0°から48°にわたり設定でき
る(エアクラッドと光伝送シートの界面での全反射の臨
界角が48°程度)。また、光線の伝播角θzを精度良
く制御できる方が、多くの伝播角θzを用いて多重化で
きるため好ましい。実際には、発光デバイス102からの
光放射角の分布や光学系の不完全性(伝播角設定器のミ
ラー面精度、発光デバイスの実装精度等)などにより、
伝播角θzが分布を持つようになるので、伝播角θzの
制御マージンによって、用いる伝播角θzを設定するこ
とで、伝播角θzの多重度を設計できる。また、光伝送
シート101全体にわたり伝播角θzで多重伝送を設計で
きるために、光伝送シート101の厚さを、用いる光の波
長より十分大きくすることが好ましい。
5(a)のように不連続に伝播角分布を充分シャープに
設定することや、図5(b)のように一部重なりつつ連
続的に伝播角分布を設定することができる。前者は、放
射角の小さいVCSELやコリメータ付き半導体レーザ
を用いたり、伝播角設定器のミラー面や頂角を精度良く
形成するなどして実現できる。後者は、放射角の比較的
大きいLEDを用いたり、伝播角設定器のミラー面や頂
角を緩い許容精度で形成する際などに用いられる。前者
の方がS/Nの観点から有利である一方、後者の方では
伝播角制御の精度が低くて済み、伝播角設定器107、伝
播角分別器108の設計自由度ないし許容度が高いという
利点がある。但し、この場合は、受信側で所望の信号を
分離処理して復号する必要があることもある。
徴としては、伝播角設定器107によって比較的容易に伝
播角θzの設定が可能であり、光伝送シート101の特徴
を生かしたまま大量の情報を扱えることがある。また、
伝播角θzを維持しながら伝播をする距離には制限があ
ることにより、伝播角度による多重化は、長距離通信に
は用いられてこなかったが、光伝送シートが適用される
ような短距離の通信においては、伝播に伴う伝播角θz
の広がりは十分に小さいため、有効な多重化を実現でき
る。すなわち、光伝送シートを用いることと伝播角θz
による多重化は、技術的適合性に優れるということがで
きる。
ルス列光信号を重畳して扱う例においては、発光波長の
異なる光源を必要として、構成が複雑になるのに比べ
て、本発明による光信号多重伝送は比較的単純な構成で
実現できるという利点がある。また、特開平11-196069
号公報の光強度レベルの異なるパルス列光信号を重畳し
て扱う例においては、光伝送シートの任意の位置に光デ
バイスを配置しようとすると、伝播距離に応じて受光強
度が異なってしまうことにより、信号伝達の信頼性を落
としてしまうが、本発明においては、光伝送シートの任
意の位置に光デバイスを配置した場合にも有効に作用す
る。
共存する光電融合基板においては、本発明の光伝送シー
トを適用することで、より柔軟な回路構成を可能とする
ものであり、さらには、厚さ方向の伝播角θzの制御に
より信号の多重化や、ルーティングが可能となり、大量
の情報を高速に扱うことができる。
ト101は、伝播光に対して十分な透過率を有するもので
あれば、ガラス、半導体、有機材料など任意の材料を使
用できる。たとえば、市販のガラス基板、ニオブ酸リチ
ウムなどの単結晶基板、Si、GaAsなどの半導体基
板、ポリカーボネート、アクリル、ポリイミド、ポリエ
チレンテレフタラートなどから成る有機シートなどを、
そのまま用いられる。他にも、真空蒸着、ディッピン
グ、塗布などの任意の手法で製膜することや、射出成
型、押し出し成型などで成型して作製する方法などを用
いてもよい。
ートしてクラッド層を形成してもよい。光伝送シート10
1のサイズは、2次元の任意位置間での情報伝達を行う
ことから、情報伝達速度にも依るが、たとえば100ミ
クロン程度から数10cmのサイズが可能である。ま
た、伝播角θzによる多重化を行うに当たり、伝播に伴
う伝播角θzの広がりの観点からも、10cm以下が好
ましい。
から数cmの範囲で可能であるが、デバイス間の光軸合
わせの容易性の観点から、50ミクロンから数ミリ程度
の厚さが好ましい。また、光伝送シートの厚さを用いる
光の波長よりも十分に厚くすることで、幾何光学による
設計が可能となり、伝播角による光学設計の確度が高く
なる。このような観点からも、たとえば650nm程度
の波長の光を用いる場合には50μm程度以上が好まし
い。
配してもよい。基板としては、プリント基板や、アル
ミ、SUSなどの金属基板や、Si、GaAsなどの半
導体基板や、ガラスなどの絶縁基板や、PMMAやポリ
イミドやポリカーボネートなどの樹脂性の基板やシート
を使用できる。
の光を2次元光伝送シート面内の多方位に放射できるこ
とが好ましい。このような観点から、レンズやプリズ
ム、グレーティングなどのホログラム、誘電球、金属球
などを用いられるが、2次元の多方位、特に360度に
わたるシート面内全方位にわたり光を放射できる円錐状
や角錐状、球状のミラーなどを適用することが好まし
い。特に、図3(c)のような円錐形状ミラーを用いる
と、その頂角α202を制御することで伝播角θzを精度
良く設定できて、好ましい。さらには、円錐形状表面を
金属でコートしてもよい。これらの場合、レンズやプリ
ズム、グレーティングなどのホログラム、誘電球、金属
球、円錐状や球状のミラーに対する発光デバイス102か
らの放射光の位置関係により、伝播光のシート面内方位
の伝播角範囲を規定できる。図示例の様に伝播角設定器
107の頂点を通る中心線上に発光デバイス102の発光点が
ある様に設定すれば、360度にわたるシート面内全方
位にわたり光を放射できるが、この発光点を該中心線か
ら変位させれば、シート面内の或る限られた方位範囲の
みに光を放射することもできる。
ーやプリズム、グレーティングなどを用いることができ
る。特に、任意の方向、すなわち面内360度方向から
の光を受光することが求められる場合は、特に、円錐形
状のミラーを用いて、その頂点を通る中心線上に受光デ
バイス103の受光面を持って来ることが好ましい。たと
えば、図3(c)のように、光伝送シート101をコーン
状に除去することで全反射ミラーを構成できる。この場
合も、コーン表面に金属をコートしてもよい。
ンサなどの電気部品をはじめ、CPU、RAM、RF発
振器等などのIC、LSIチップなどがある。
どのレーザーダイオード、LEDなどが挙げられるが、
特に、放射広がり角の小さいレーザーが好ましい。その
中でも、放射角の小さい面発光レーザーやコリメートさ
れた光を放射する光源が、伝播角θzを精度良く設定で
きる観点から好ましい。
ダイオード、MSMフォトダイオードなどが挙げられ
る。
て、図4に示すように複数の発光部301や複数の受光部3
02をアレイ状に配列したものを用いることもできる。こ
の場合、特に、アレイのそれぞれの機能部に対して、異
なる伝播角θzが設定、分別されるような伝播角設定
器、伝播角分別器を配することができる。アレイの中で
用いる発光部、受光部を選択することで、伝播角θzの
設定、分別が可能となる。
施すこと、たとえば、異なる伝播角θzの光線からの受
光出力に対して演算を行うこと(たとえば、互いの差分
をとること)で、所望の伝播角θzの光線を有する光信
号を分離することができる。勿論、1つの受光部で1つ
の伝播角θzの光線を受光できる場合は、受光出力をそ
のまま光信号として処理できる。
ス、受光デバイスは別のものとして記してあるが、光デ
バイスと電子デバイスが集積された一体型光デバイスや
光電融合チップ等を用いてもよい。
線である。その作製には、真空蒸着とリソグラフィー技
術により、Al、Cu、Ag、Au等の配線パターンを
形成する手法が挙げられる。他にも、Cu、Ag、Au
等の導電性ペーストをスクリーン印刷法でアルミナ基材
上に印刷して回路導体パターンを形成した後、導電性ペ
ーストを焼成したり硬化させて回路導体を形成すること
が挙げられる。また、電解銅箔等の金属箔を積層し、所
望のパターンに形成されたエッチングレジストを用いて
該金属箔を化学エッチングすることにより、回路導体パ
ターンを形成する手法などもある。
を有した光電融合基板は、設計自由度が高く、電磁放射
ノイズに強い光電融合配線基板とできる。また、基板内
に適宜光伝送シート101を配置することで、電磁放射ノ
イズによる電磁干渉を低減でき、信頼性の高い光電融合
配線基板を実現できる。
明を説明する。ただし、本発明は、以下に示す実施例に
限られるものではなく、上述の課題を解決する手段の所
で述べた概念に含まれるものであれば、その構成、製法
等は制限されない。
線基板を説明する模式図である。図1の各符号が示す要
素は既に述べた通りである。
は、樹脂成型により所望の形状に加工したアクリル(屈
折率1.49)の板を用いた。光伝送シート101のサイ
ズは5cm□、板の厚さは1mmとした。
ミからなる電気配線パターン104を形成し、次いで、各
種電子デバイス105、光デバイス102、103を実装し、光
電融合配線基板とした。
0.6μm帯面発光レーザ(VCSEL)が用いられ
る。個々のVCSEL102の構造は、例えば、GaInP
/AlGaInP MQW活性層、1波長共振器を形成
するクラッド層、及びAlAs/AlGaInP DB
Rミラー(活性層の両側にある)がGaAs基板上にM
OCVD等の結晶成長方法を用いて形成されているもの
である(こうした構造は周知であるので図示せず)。個
々のVCSEL102の特性は、開口径20μmφで、駆
動電流1.0mA、光出力1mWとなっている。VCS
EL102は、それぞれ独立に、Siデバイス(CMO
S、FET、バイポーラトランジスタなど)で構成され
た電子回路105により駆動される。
フォトダイオード(PD)を用い、PD103は電子回
路105に接続される。
れた伝播角設定器107としては、円錐状の全反射ミラー
を用いた。全反射ミラー107は、予め光伝送シート101の
樹脂成型時に作製しておいた円錐形状部分を用い、これ
のエア界面をミラーとして用いた。本実施例において、
伝播角θzとしては35°(光線A)と0°(光線B)の
2つの伝播角を用いることとして、各素子を光学設計
し、ルーティングを行った。円錐形状部分の頂角と高
さ、及びその中心線と発光デバイス102の発光点との位
置関係は、発光デバイス102からの光の放射角、光伝送
シート101の厚さと屈折率、達成する厚さ方向伝播角θ
zとシート面内方向伝播角度範囲などにより決定され
る。この際、発光デバイス102からの光が伝播角設定器1
07で充分受けられる様に設計する。
bは、夫々、その頂角が90°及び125°の円錐コー
ンミラーとした。すなわち、この円錐コーンミラーの頂
点の回りに上方向から平行光が入射するとして、それぞ
れ伝播角θzが0°と35°の伝播角となるように設計
された伝播角設定器A107a,B107bを用いた。VCSEL1
02のビームの指向性は良い(放射角が小さい)ので、各
VCSEL102からの光線は、光伝送シート101内をほぼ
上記異なった伝播角θzで伝搬する。実際には、それぞ
れの伝播角θzの広がりは7度程度と見積られた。従っ
て、本実施例では、異なった伝播角θzの分布は図5
(a)に示す様な非連続的なものとなっている。
々、頂角50°、126°の円錐コーンミラーを用い
た。これらの伝播角分別器A108a,B108bは、それぞれ伝
播角が16°以下、17°以上の光を受光デバイスA103
a,B103bに結合できるように設計したものである。従っ
て、伝播角分別器A108aでは伝播角設定器A107aからの伝
播光が受光され、伝播角分別器B108bでは伝播角設定器B
107bからの伝播光が受光されることになる。
ス102、103を動作させたところ、光デバイス102、103間
で光回路が形成され、所望の動作を行うことを確認し
た。すなわち、伝播角θzを用いた上記の如きルーティ
ングが有効に働くことを確認できた。
θzの異なる複数の光線に載せられ、あたかも2本の伝
送路で伝送しているかの様に1枚の光伝送シート101で
多重光通信できる点が大きな特徴となっている。つま
り、ルーティングが極めて単純な構成で実現できた。ま
た、本実施例の光電融合配線基板は、容易かつ低コスト
で実現できた。本実施例の光電融合配線基板は、外部か
らの電波障害に対する耐性にも優れ、発生する電磁波の
強度も弱かった。
1において、図4に示すようなパラレル伝送を行う光電
融合基板の例である。発光デバイス102として0.6μ
m帯面発光レーザ(VCSEL)の発光部301がアレイ
化されたものを用い、4個を100μmピッチで並べて
配置している(図4では2個のみ描いてある)。受光デ
バイス302としては、Si PIN フォトダイオード
の受光部302がアレイ化されたものを用いた。4個を1
00μmピッチで並べて配置している(図4では2個の
み描いてある)。他の構成は、実施例1に準じている。
光伝送シート101のサイズは2cm□、板の厚さは1m
mとした。
0°、105°、120°、135°の金属コートされ
た円錐コーンミラーである伝播角設定器107を配した。
これらは、予め樹脂成型時に形成された樹脂のコーン部
をアルミにより金属コートすることで作製した。これに
より、上方向から平行光が入射した場合には(VCSE
Lの発光部301はほぼこれを実現する)、それぞれ伝播
角θzとして、0°、10°、20°、35°の伝播角
θzとなって各発光部301からの光が伝播する。実際に
は、それぞれの伝播角θzの広がりが7度程度と見積ら
れた。従って、本実施例では、異なった伝播角θzの分
布は図5(b)に示す様な部分的に連続的なものとなっ
ている。
ートされた円錐コーンミラーを用いた。4つの伝播角分
別器108の頂角は、それぞれ、90°、138°、14
8°、158°とした。これらは、それぞれ、導波する
全ての伝播角の光、6°以上の伝播角の光、16°以上
の伝播角の光、26°以上の伝播角の光を受光部302に
結合するように設計したものである。従って、受光デバ
イス103には差分回路を内蔵し、それぞれの受光部302の
出力の差分をとることによって、0°、10°、20
°、35°の伝播角θzの信号の分離を行った。例え
ば、導波する全ての伝播角の光を受光する受光部302の
出力から、6°以上の伝播角の光を受光する受光部302
の出力を差し引けば、0°の伝播角θzの信号が得られ
る。
を動作させたところ、光デバイス間で光回路が形成され
ており、所望の動作を行うことを確認した。すなわち、
異なる厚さ方向伝播角を用いた多重通信(パラレル伝
送)が有効に働くことを確認できた。
光線に載せられ、あたかも4本の伝送路で伝送している
かのように1本の光伝送シート101で多重光通信できる
点が大きな特徴となっている。こうして、実施例1と同
様、多重伝送が極めて単純な構成で実現でき、容易かつ
低コストで光電融合配線基板を実現できた。
シート101として、厚さ100μmのポリカーボネート
(屈折率1.59)にクラッドとしてフッ素化ポリイミ
ド(屈折率1.52程度)をコートしたものを用いた。
実施例1、2に準じて、光伝送シート101の構成の違いを
考慮して、本実施例の伝播角設定器107と伝播角分別器1
08には、目的に応じて光学的な最適設計を施してある。
面に光デバイス102、103を実装した。光デバイスとして
は、発光デバイス102と受光デバイス103がスタックされ
た一体型光デバイスを用いてもよい。これにより、高密
度の実装が可能となり、さらに実装における生産性が向
上する。
電子デバイス105が実装されたプリント基板とを積層、
接着することで、図6に示す様な積層された高密度実装
形態の光電融合基板とした。図6では、全ての光デバイ
スが光伝送シート101内に埋め込まれた形態で描いてあ
るが、勿論、上記実施例で説明したように表面上に実装
してもよい。
んだ場合、光デバイスは光伝送シート101と直接的に光
学的に結合できるので、上記実施例の如き伝播角設定器
や伝播角分別器は必要としない。発光デバイスとしてリ
ングレーザーなどを用いて、シート面内方向360度に
わたって光を伝播することができる。この場合、厚さ方
向伝播角を設定するための伝播角設定器として、発光部
に取り付けられたレンズやプリズムなどを用い得てもよ
い。また、発光デバイスの埋め込み姿勢を適当に制御し
て厚さ方向伝播角を設定したり、受光デバイスの埋め込
み姿勢を適当に制御して受光できる伝播光の厚さ方向伝
播角範囲を設定することができる。これらの場合、球状
デバイスなども用いられる。球状デバイスは、球面上に
形成される電極の形状で光放射態様や受光態様を設定で
き、球状Si基板上にクラッド層で挟まれた活性層を形
成して構成される。
る。さらに加えて、光回路と電気回路が積層した構造の
光電融合基板であるので、高密度の実装がなされ得る。
また、上記厚さと材料の光伝送シート101であるので、
光伝送シート101が薄く、耐熱性、耐薬品に優れた光電
融合基板を実現できる。
シート101としてシリコン基板(厚さ500ミクロン程
度)を用いた。次いで、光デバイス形状に合わせてフォ
トリソとウエットエッチでSiに光デバイス用嵌め込み
孔を形成し、それに合わせて伝播角設定器、伝播角分別
器を形成した。本実施例でも、実施例1、2に準じて、
光伝送シート101の構成の違いを考慮して、本実施例の
伝播角設定器107と伝播角分別器108の構造には、目的に
応じて光学的な最適設計を施してある。
よりアルミからなる電気配線パターンを形成し、各種電
子デバイス105を基板上に配し、更に光デバイスを上記
嵌め込み孔に嵌め込むことで実装して光電融合配線基板
とした。光デバイスは、1.3μm帯のInGaAsP
系VCSELからなる発光デバイス、及びInGaAs
の受光デバイスを用いた。
動作させたところ、電子回路及び光回路が形成されてお
り、所望の動作を行うことを確認できた。
μm帯で実現した。また、シリコン基板自身を導波路層
として用いることで、高密度な実装を可能とした。さら
に、シリコン基板に電子回路を作り込むことで、更なる
高密度化が実現できる。
基板の応用例であり、図2を用いて説明する。図2にお
いて、101は光伝送シート、104は表面に形成された電気
配線、105は電子デバイスであり、光I/O機能付I
C、たとえばCPU、RAM、RF発振器等に発光デバ
イス、受光デバイスを付与したものである。光電融合基
板の各構成部分としては、上記実施例で説明した構成を
適用することができる。
能は次の様になる。図2において、光I/O機能付LS
I105の出力電気信号(CMOSロジック)は、電気配
線104を介して近傍の電子デバイス105に信号を伝送する
ことができる。また、光I/Oデバイスを駆動して出力
光信号を発生し、光伝送シート101を介して、信号を伝
達することも可能ある。場合に応じて、いずれかの方法
を選択する。
なら3.3V)は、発光デバイス102を駆動するのに十
分な電圧である。光デバイスに順バイアスとなるようロ
ジック信号を印加することで、電気信号は光信号に変換
される。発光デバイス102は複数の発光部を有し、伝播
角θzを用いた多重通信がなされる。このとき、光は多
方向に放射されるため、特別な光学系なしで光伝送シー
ト101全面に拡散伝播していく。
1の任意の方向から伝播してくる入力光信号は、受光素
子103に取り込まれて電子信号に変換される。変換され
た電気信号は入力電気信号として近接するLSI105内
部に取り込まれて処理される。この際、受光素子103に
とともに電気信号を増幅するプリアンプを集積していれ
ば、CMOSコンパチブルの電圧に復元することができ
る。
だけでは困難だった配線遅延問題とEMI問題の同時解
決が可能である。
或いは配線距離が等長にできないことによる配線遅延
や、高速大電流動作によるEMIの影響が無視できなか
ったが、本発明によれば、最短距離でかつ電磁無誘導で
配線できるため、これらの問題点を一挙に解決できた。
トでは、2次元導波路を適用することで柔軟な光回路構
成を簡易に実現でき、さらには、厚さ方向の伝播角θz
の制御により光信号の多重化やルーティングが可能とな
り、大量な情報を高速に扱うことができる。
る光電融合基板において、光電融合基板に上記光伝送シ
ートを用いることで、電磁放射ノイズの少ない光電融合
配線基板を比較的簡単な構成で容易かつ低コストに実現
できる。そして、基板の任意位置にEMIフリーでデバ
イスを配置でき、さらに光配線が電気配線設計を制限す
ることなく電気配線でも光配線でも自由に選択できて、
新たな信号多重化やルーティングの下に大量な情報を高
速に扱うことができる。
用いて、柔軟な多重化通信を簡易に可能とする、大量な
情報を高速に取り扱える光伝送方法を実現できる。
断面の模式図である。
図である。
範囲(ここでは360°にわたる)の光伝播を行なう伝
播角設定器の一例を示す平面と断面と斜視の図である。
伝播角θzを用いた多重通信を行なう光電融合配線基板
の一例を示す平面と断面の模式図である。
例を示す断面図である。
7)
Claims (26)
- 【請求項1】2次元光導波路を用いて、光により情報伝
達を行う光伝送シートであって、光線が2次元光導波路
を伝播する際の該光線と該2次元面との成す角度を厚さ
方向伝播角とするとき、異なる厚さ方向伝播角分布を有
した複数の光線束を2次元光導波路に伝播させることを
特徴とする光伝送シート。 - 【請求項2】複数の入射光に対して夫々異なる構成から
なる伝播角設定手段を配することで、異なる厚さ方向伝
播角分布を有した複数の光線束を2次元光導波路に伝播
させることを特徴とする請求項1記載の光伝送シート。 - 【請求項3】複数の入射光に対して同一の構成からなる
伝播角設定手段を配し、該複数の入射光を異なる入射態
様で該伝播角設定手段に入射させることで、異なる厚さ
方向伝播角分布を有した複数の光線束を2次元光導波路
に伝播させることを特徴とする請求項1記載の光伝送シ
ート。 - 【請求項4】前記2次元光導波路の面内360度方向に
わたって光線束を伝播させる伝播角設定手段を含むこと
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の光伝送シ
ート。 - 【請求項5】円錐形状のミラーから成る伝播角設定手段
を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載
の光伝送シート。 - 【請求項6】更に、前記2次元光導波路を伝播する光線
のうち所定の厚さ方向伝播角を有した光線を受光デバイ
スに入力させる伝播角分別手段を備えることを特徴とす
る請求項1乃至5の何れかに記載の光伝送シート。 - 【請求項7】円錐形状のミラーから成る伝播角分別手段
を含むことを特徴とする請求項6記載の光伝送シート。 - 【請求項8】所定の態様で光線を前記2次元光導波路に
入射させる様に前記伝播角設定手段に対して所定の位置
関係で発光デバイスが該2次元光導波路に配置されてい
ることを特徴とする請求項2乃至7の何れかに記載の光
伝送シート。 - 【請求項9】前記発光デバイスは複数の発光部を有し、
それぞれの発光部に対して異なる厚さ方向伝播角分布を
設定する伝播角設定手段が配されており、発光部を選択
することで厚さ方向伝播角分布を選択することを特徴と
する請求項8記載の光伝送シート。 - 【請求項10】前記発光デバイスないし発光部は面発光
型レーザーであることを特徴とする請求項8または9記
載の光伝送シート。 - 【請求項11】前記伝播角分別手段からの光線を受けら
れる様に該伝播角設定手段に対して所定の位置関係で受
光デバイスが前記2次元光導波路に配置されていること
を特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載の光伝送
シート。 - 【請求項12】前記受光デバイスは差分回路と複数の受
光部を有し、それぞれの受光部に対して異なる厚さ方向
伝播角分布の光線を分別する伝播角分別手段が配されて
おり、該差分回路において、該複数の受光部で得られた
信号間の差分をとることを特徴とする請求項11記載の
光伝送シート。 - 【請求項13】前記2次元光導波路の厚さが、用いる光
の波長の50倍以上であることを特徴とする請求項1乃
至12の何れかに記載の光伝送シート。 - 【請求項14】前記2次元光導波路はクラッド層で挟ま
れたコア層から成ることを特徴とする請求項1乃至13
の何れかに記載の光伝送シート。 - 【請求項15】前記2次元光導波路はエアクラッドのコ
ア層から成ることを特徴とする請求項1乃至13の何れ
かに記載の光伝送シート。 - 【請求項16】複数の電子デバイスとそれらを接続する
電気配線を有した電子回路と、該電子デバイスの電気信
号を光信号に変換する発光デバイスと該発光デバイスか
らの光信号を伝搬する請求項1乃至15の何れかに記載
の光伝送シートと該光信号を電気信号に変換する受光デ
バイスを有した光回路を有することを特徴とする光電融
合基板。 - 【請求項17】前記電子回路と光回路が複数層にわたり
積層されて成ることを特徴とする請求項16記載の光電
融合基板。 - 【請求項18】2次元光導波路を用いて光により情報を
伝送する光伝送方法であって、光線が2次元光導波路を
伝播する際の該光線と該2次元面との成す角度を厚さ方
向伝播角とするとき、異なる厚さ方向伝播角分布を有し
た複数の光線束を用いて、複数の光信号を多重化して伝
送することを特徴とする光伝送方法。 - 【請求項19】2次元光導波路を用いて光により情報を
伝送する光伝送方法であって、光線が2次元光導波路を
伝播する際の該光線と該2次元面との成す角度を厚さ方
向伝播角とするとき、異なる厚さ方向伝播角分布を有し
た複数の光線束を用いて、複数の光信号をルーティング
することを特徴とする光伝送方法。 - 【請求項20】前記異なる伝播角分布は互いに実質的に
非連続であることを特徴とする請求項18または19記
載の光伝送方法。 - 【請求項21】前記異なる伝播角分布は一部が重なって
連続していることを特徴とする請求項18または19記
載の光伝送方法。 - 【請求項22】前記2次元光導波路の面内360度方向
にわたって伝播される光信号があることを特徴とする請
求項18乃至21記載の光伝送方法。 - 【請求項23】前記伝播角分布の設定は、発光デバイス
に対して所定の位置関係で前記2次元光導波路に設けら
れた伝播角設定手段により行われることを特徴とする請
求項18乃至22の何れかに記載の光伝送方法。 - 【請求項24】前記伝播角分布の設定は、前記光導波路
に対する発光デバイスの姿勢設定、或いは発光デバイス
の光放射角の制御により行われることを特徴とする請求
項18乃至23の何れかに記載の光伝送方法。 - 【請求項25】受光デバイスで受光される光信号は、所
望の伝播角分布の光線を分別して該受光デバイスに導く
様に該発光デバイスに対して所定の位置関係で前記光導
波路内に設けられた伝播角分別手段より分別されること
を特徴とする請求項18乃至24の何れかに記載の光伝
送方法。 - 【請求項26】受光デバイスで受光される所望の伝播角
分布の光信号の分別は、前記光導波路に対する受光デバ
イスの姿勢設定、或いは受光デバイスの受光態様により
行われることを特徴とする請求項18乃至25の何れか
に記載の光伝送方法。
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