JP2003279625A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003279625A
JP2003279625A JP2002087510A JP2002087510A JP2003279625A JP 2003279625 A JP2003279625 A JP 2003279625A JP 2002087510 A JP2002087510 A JP 2002087510A JP 2002087510 A JP2002087510 A JP 2002087510A JP 2003279625 A JP2003279625 A JP 2003279625A
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semiconductor integrated
integrated circuit
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Takanori Utsunomiya
崇徳 宇都宮
Katsuhiro Hamaya
克浩 浜矢
Yuzo Tamada
雄三 玉田
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術は、消費電流を測定する際、テスタ
負荷が生じるため、本来の半導体集積回路単体の消費電
流より大きい値を示す。低消費電力化が進むにつれ、半
導体集積回路単体と、テスタで測定する消費電流との測
定差が大きくなり、半導体集積回路単体としての消費電
流測定が難しくなった。すなわち、テスタ間の負荷のば
らつきにより精度上問題となり、半導体集積回路の消費
電流の値が加減されていた。 【解決手段】 本発明は、消費電流測定時に、バッファ
回路からの出力を遮断することで、テスタ負荷がほぼゼ
ロとなる。また、バッファ回路からのチャージ電流がテ
スタ負荷に流れこまないようにする。このためテスタ負
荷による上乗せ消費電流をゼロにできる。したがって半
導体集積回路単体の測定実測値に近い値となり、精度の
高い消費電流測定が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、出力端子の多い
半導体集積回路に用いられるものであり、特にLCDド
ライバに用いられる半導体集積回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 従来技術に係る半導体集積回路につい
て図3を用いて説明する。従来技術に係る半導体集積回
路は、Chip内部において例えばバッファ回路1が設
けられており、このバッファ回路1の出力がパッド4に
接続され、出力端子となりChip外部に信号が取り出
される。従来技術に係る半導体集積回路の消費電流をテ
スタ(図示せず)で測定すると、パッド4はバッファ回
路1の動作確認・DC特性確認のために、テスタ(図示
せず)に接続されており、測定の際には、テスタ負荷6
が掛かる。バッファ回路1には、VDD端子、VSS端
子が接続されており、VDD端子にはChip外として
電流計8が接続されている。消費電流は電流計8で測定
される。従来技術に係る半導体集積回路では、図示しな
いが、この出力端子が複数設けられているものがあり、
特にLCDドライバにおいては、出力端子が数百以上設
けられている場合がある。ここでは、出力端子が単数で
もよいし、複数設けられているものでもよい。
【0003】従来技術に係る半導体集積回路では、消費
電流をテスタで測定する際、出力端子に接続されるテス
タ負荷が生じるため、本来のテスタ負荷がないときの半
導体集積回路単体の消費電流より大きい値を示す。従来
技術のテスタ消費電流テストでは、テスタ負荷による消
費電流の増加を加味してスペックを決めて実施している
が、半導体集積回路の低消費電力化が進むにつれて、半
導体集積回路単体の消費電流(例えば数μA)に対し
て、テスタで測定する消費電流(数十μAから数百μ
A)の測定差が大きくなっており、半導体集積回路単体
としての消費電流測定が難しくなってきた。すなわち、
テスタ間の負荷のばらつきによって精度上問題となり、
半導体集積回路の消費電流の値が加減されてしまう状況
が発生していた。テスタ間の負荷のばらつきは、パッド
に接続される際のテスタの針、ケーブルなどによって起
こる。
【0004】バッファ回路の一個あたりの消費電流は以
下の式のとおりとなる。ここで、iは消費電流(A)、
fは出力信号着り替え周期(Hz)、cはテスタ負荷
(F)、ΔVは出力信号振幅電圧(V)である。
【0005】
【数1】i=f・c・ΔV 例えばLCDドライバの出力端子が240出力の場合で
は、バッファ回路の一個あたり、1H=70Hz、テス
タ負荷=100pF、出力信号振幅電圧=40Vとする
と、消費電流i=70Hz*100pF*40V=0.
28μAとなり、さらに、240出力=0.28μA*
240=67.2μAとなり、上乗せの消費電流はこの
値となる。半導体集積回路単体の消費電流を2μAとす
ると、テスタ測定値では、消費電流が67.2+2=6
9.2μAとなる。ここでテスタ間のばらつきにより、
テスタ負荷=98pF、出力信号振幅電圧=39.9V
となった場合には、i=70Hz*98pF*39.9
V*240=65.7μAとなり、この場合の測定値は
65.7+2=67.7μAとなり、上乗せの消費電流
はこの値となる。このようにばらつきが生じる。
【0006】尚、特開平07−199872号公報に
は、液晶表示パネルの動作テストを行うために、電源V
DDとは別電源VDD−Tで内蔵テスト回路を駆動さ
せ、通常動作時には、別電源の供給を停止させてテスト
回路の消費電流をゼロにするというものであり、またテ
スト時には、トランスファーゲートからテスト信号を出
力させることが記載されている。これは半導体集積回路
の消費電流測定のためのテストに関するものではなく、
本発明の技術思想とは異なるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 従来技術に係る半導
体集積回路では、消費電流をテスタで測定する際、出力
端子に接続されるテスタ負荷が生じるため、本来のテス
タ負荷がないときの半導体集積回路単体の消費電流より
大きい値を示す。従来技術のテスタ消費電流テストで
は、テスタ負荷による消費電流の増加を加味してスペッ
クを決めて実施しているが、半導体集積回路の低消費電
力化が進むにつれて、半導体集積回路単体の消費電流
(例えば数μA)に対して、テスタで測定する消費電流
(数十μAから数百μA)の測定差が大きくなってお
り、半導体集積回路単体としての消費電流測定が難しく
なってきた。すなわち、テスタ間の負荷のばらつきによ
って精度上問題となり、半導体集積回路の消費電流の値
が加減されてしまう状況が発生していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、本発明においては、VDD端子及びVSS端子に
接続されるバッファ回路と、前記バッファ回路の出力か
ら信号を受けるパッドと、前記バッファ回路の出力と前
記パッドの間に接続される出力制御回路と、前記出力制
御回路の動作を決める信号を受ける制御端子とを具備
し、動作時には前記出力制御回路が接続され、消費電流
測定時には、前記出力制御回路が遮断されることを特徴
とする。
【0009】また、本発明においては、前記出力制御回
路は、トランスファーゲートから成り、前記トランスフ
ァーゲートのP型トランジスタ及びN型トランジスタの
ゲートには前記制御端子が接続され、前記制御端子から
の信号が互いに反転した信号として入力されることを特
徴とする。
【0010】また、本発明においては、VDD端子及び
VSS端子に接続されるバッファ回路と、前記バッファ
回路の出力から信号を受けるパッドと、前記バッファ回
路の出力と前記パッドの間に接続される出力制御回路
と、前記出力制御回路の動作を決める信号を受ける制御
端子とを具備し、動作時には前記出力制御回路が接続さ
れ、消費電流測定時には、前記出力制御回路によりパッ
ドへ電流が流れるのを防ぐことを特徴とする。
【0011】また、本発明においては、前記出力制御回
路は、トランスファーゲートから成り、前記トランスフ
ァーゲートのP型トランジスタのゲートには前記制御端
子が接続され、N型トランジスタのゲートには前記VD
D端子が接続されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】 本発明の第1の実施例に係る半
導体集積回路について、図1を用いて説明する。本発明
の第1の実施例に係る半導体集積回路は、Chip内部
において例えばバッファ回路101が設けられており、
このバッファ回路101の出力に出力制御回路としてト
ランスファーゲート102が接続されており、このトラ
ンスファーゲート102を介してパッド104に接続さ
れ、出力端子となりChip外部に信号が取り出され
る。本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路の消費
電流をテスタ(図示せず)で測定すると、パッド104
は、バッファ回路101の動作確認・DC特性確認のた
めに、テスタ(図示せず)に接続されており、測定の際
には、テスタ負荷106が掛かるが、後述するように本
実施例においては、バッファ回路101に掛かるテスト
負荷をほぼゼロとすることができる。バッファ回路10
1には、VDD端子、VSS端子が接続されており、V
DD端子にはChip外として電流計108が接続され
ている。消費電流は電流計108で測定される。トラン
スファーゲート102のゲートは、インバータ103を
介して接続されており、さらに、ゲートは制御端子とす
るTEST端子105に接続されている。本発明の第1
の実施例に係る半導体集積回路では、図示しないが、こ
の出力端子が複数設けられているものがあり、特にLC
Dドライバにおいては、出力端子が数百以上設けられて
いる場合がある。ここでは、出力端子が単数でもよい
し、複数設けられているものでもよい。
【0013】本発明の第1の実施例においては、通常動
作時には、TEST端子105=Lとし、トランスファ
ーゲート102を動作させ、バッファ回路101からの
出力がパッド104に伝達されるようにしている。消費
電流測定時には、TEST端子105=Hとし、トラン
スファーゲート102を非動作とさせ、バッファ回路1
01からの出力を遮断するようにしている。この場合に
は、テスタ負荷106がほぼゼロになるため、テスタ負
荷による上乗せの消費電流がゼロとなり、半導体集積回
路単体の測定実測値に近い値となり、精度の高い消費電
流測定が可能となる。
【0014】次に本発明の第2の実施例に係る半導体集
積回路について、図2を用いて説明する。本発明の第2
の実施例に係る半導体集積回路においても、消費電流を
測定する際には、外付けのテスタ(図示せず)に接続し
て測定している。第2の実施例に係る半導体集積回路
は、Chip内部において例えばバッファ回路の一例と
して、CMOS回路107が設けられている。このCM
OS回路107の出力に出力制御回路としてトランスフ
ァーゲート102が接続されており、このトランスファ
ーゲート102を介してパッド104に接続され、出力
端子となりChip外部に信号が取り出される。パッド
104はテスタ(図示せず)に接続されており、測定の
際には、テスタ負荷106が掛かる。CMOS回路10
7のPMOSTrのソースにはVDD端子が接続され、
NMOSTrのソースにはVSS端子が接続されてお
り、VDD端子にはChip外として電流計108が接
続されている。消費電流は電流計108で測定される。
またPMOSTrとNMOSTrのゲートは接続されて
おり、入力信号が供給される。トランスファーゲート1
02のPMOSTrのゲートは、制御端子とするTES
T端子105に接続されており、NMOSTrのゲート
はVDD端子に接続されている。本発明の第1の実施例
に係る半導体集積回路では、図示しないが、この出力端
子が複数設けられているものがあり、特にLCDドライ
バにおいては、出力端子が数百以上設けられている場合
がある。ここでは、出力端子が単数でもよいし、複数設
けられているものでもよい。
【0015】本発明の第2の実施例においては、トラン
スファーゲート102のNMOSを常にオン状態とさせ
ておき、通常動作時には、TEST端子105=Lと
し、トランスファーゲート102を動作させ、CMOS
回路107からの出力がパッド104に伝達されるよう
にしている。消費電流測定時には、TEST端子105
=Hとし、PMOSTrをオフ状態とさせることによ
り、VDD端子からのパッド104を介してテスタ負荷
106にチャージ電流が流れることがなくなるため、テ
スタ負荷による上乗せ消費電流をゼロとすることができ
る。この場合には、半導体集積回路単体の測定実測値に
近い値となり、精度の高い消費電流測定が可能となる。
【0016】尚、本発明の第2の実施例においては、バ
ッファ回路の一例としてCMOS回路を用いた例を示し
たが、もちろん第2の実施例をバッファ回路のままとし
てもよいし、また本発明の第1の実施例にCMOS回路
を用いてもよい。また、バッファ回路は、アナログ処
理、デジタル処理でもよいし、VDD電位からVSS電
位、または中間電位レベルを出力する回路であればよ
い。
【0017】また、本発明においては、出力端子が多数
の場合には、よりテスタ負荷のばらつきを抑えることが
できる。
【0018】
【発明の効果】 本発明においては、消費電流測定時に
は、バッファ回路からの出力を遮断するようにしてい
る。この場合には、テスタ負荷がほぼゼロになるため、
テスタ負荷による上乗せの消費電流がゼロとすることが
できる。また、バッファ回路からのチャージ電流がテス
タ負荷に流れこまないようにしたため、テスタ負荷によ
る上乗せ消費電流をゼロとすることができる。したがっ
て半導体集積回路単体の測定実測値に近い値となり、精
度の高い消費電流測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路の
概略を示す回路構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路の
概略を示す回路構成図である。
【図3】従来技術に係る半導体集積回路の概略を示す回
路構成図である。
【符号の説明】
101 バッファ回路 102 トランスファーゲート 103 インバータ 104 パッド 105 TEST端子 106 テスタ負荷 107 CMOS回路 108 電流計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H03K 19/00 (72)発明者 浜矢 克浩 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 玉田 雄三 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 Fターム(参考) 2G132 AA00 AA17 AD01 AK07 AK15 AL11 2H092 GA40 GA60 JA23 NA26 4M106 AB20 AC08 5F038 DF01 DT02 DT04 EZ20 5J056 AA00 BB21 BB60 CC00 DD12 DD29 EE06 FF07 FF08 GG00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VDD端子及びVSS端子に接続され
    るバッファ回路と、 前記バッファ回路の出力から信号を受けるパッドと、 前記バッファ回路の出力と前記パッドの間に接続される
    出力制御回路と、 前記出力制御回路の動作を決める信号を受ける制御端子
    とを具備し、 動作時には前記出力制御回路が接続され、消費電流測定
    時には、前記出力制御回路が遮断されることを特徴とす
    る半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記出力制御回路は、トランスファーゲ
    ートから成り、前記トランスファーゲートのP型トラン
    ジスタ及びN型トランジスタのゲートには前記制御端子
    が接続され、前記制御端子からの信号が互いに反転した
    信号として入力されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 VDD端子及びVSS端子に接続される
    バッファ回路と、 前記バッファ回路の出力から信号を受けるパッドと、 前記バッファ回路の出力と前記パッドの間に接続される
    出力制御回路と、 前記出力制御回路の動作を決める信号を受ける制御端子
    とを具備し、 動作時には前記出力制御回路が接続され、消費電流測定
    時には、前記出力制御回路によりパッドへ電流が流れる
    のを防ぐことを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記出力制御回路は、トランスファーゲ
    ートから成り、前記トランスファーゲートのP型トラン
    ジスタのゲートには前記制御端子が接続され、N型トラ
    ンジスタのゲートには前記VDD端子が接続されること
    を特徴とする特許請求の範囲第3項記載の半導体集積回
    路。
JP2002087510A 2002-03-27 2002-03-27 半導体集積回路 Withdrawn JP2003279625A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512682A (ja) * 2004-09-09 2008-04-24 フォームファクター, インコーポレイテッド 遠隔でテストチャンネルをバッファリングする方法および装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512682A (ja) * 2004-09-09 2008-04-24 フォームファクター, インコーポレイテッド 遠隔でテストチャンネルをバッファリングする方法および装置

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