JP2003279091A - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

浴室暖房乾燥機

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JP2003279091A
JP2003279091A JP2002083663A JP2002083663A JP2003279091A JP 2003279091 A JP2003279091 A JP 2003279091A JP 2002083663 A JP2002083663 A JP 2002083663A JP 2002083663 A JP2002083663 A JP 2002083663A JP 2003279091 A JP2003279091 A JP 2003279091A
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JP
Japan
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bathroom
heating
temperature
ventilation
bathing
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JP2002083663A
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English (en)
Inventor
Takao Kitamura
孝男 北村
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易タイプの浴室暖房乾燥機においても自動
換気モードの運転を所要の通りに行い、浴室内の湿気を
除去してカビの発生を抑えることができる浴室暖房乾燥
機を提供すること。 【解決手段】 浴室内の空気を加熱するための熱源機4
2と、浴室内の空気を換気する換気モータ36と、浴室
内の温度を検知する温度検知センサ73と、熱源機42
及び換気モータ36を制御するための作動制御手段76
と、運転モードを設定するリモコン56(運転モード設
定手段)とを備える浴室暖房乾燥機。リモコン56によ
り自動換気モードを設定すると、作動制御手段76は、
温度検知センサ73の検知温度に基づいて換気モータ3
6を作動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室内を暖房、換
気するための浴室暖房乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室内の暖房、換気を行うために浴室暖
房乾燥機が広く実用に供されている。このような浴室暖
房乾燥機は、浴室内の空気を加熱するための加熱手段
と、浴室内の空気を換気するための換気ファンと、加熱
手段及び換気ファンを制御するための作動制御手段と、
運転モードを設定する運転モード設定手段と、を備えて
いる。このような浴室暖房乾燥機において、運転モード
設定手段により例えば暖房モードを設定すると、作動制
御手段が加熱手段を作動し、加熱手段からの熱によって
浴室内が暖められる。また、運転モード設定手段により
例えば換気モードを設定すると、作動制御手段が換気フ
ァンを作動し、換気ファンの作用によって浴室内の空気
が外部に排出され、これによって浴室内が換気される。
【0003】この種の浴室暖房乾燥機においては、浴室
内の湿気を自動的に除去するために、自動換気モードの
設定可能なものも提案されている(例えば、特開平7−
63382号公報参照)。この公知の浴室暖房乾燥機の
自動換気モードにおいては、浴室内の湿度を検知する湿
度検知センサと、浴室の照明をオン、オフするための照
明スイッチとが用いられ、照明スイッチをオンにして浴
室の照明が点灯すると、入浴開始と判定する一方、照明
スイッチをオフにして浴室の照明を消灯すると、入浴終
了と判定する。照明スイッチをオフにすると、換気ファ
ンが換気風量大で作動して浴室内の換気が行われる。そ
して、換気によって浴室内の湿度(湿度センサによる検
知湿度)が第2基準湿度まで低下すると、タイマが作動
し、このタイマが所定時間を計時するまで換気ファンに
よる換気が行われ、このように換気ファンを作動させる
ことによって、浴室内の換気が自動的に行われ、入浴後
に浴室内を充分に換気、乾燥することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
浴室暖房乾燥機では、照明スイッチのオン、オフにより
入浴開始、入浴終了を判定してしているが、この照明ス
イッチのオン操作、オフ操作と入浴開始、入浴終了とが
必ずしも一致しておらず、例えば浴槽の清掃などで照明
を点灯、消灯した場合においても換気ファンが作動して
換気が行われ、入浴しないときにも換気が行われるよう
になる。
【0005】また、この浴室暖房乾燥機では、湿度検知
センサを用いて浴室内の湿度を検知するために、加熱手
段に関連して設けられる温度検知センサ(浴室内の温度
を検知する)に加えて、この湿度検知センサが必要とな
り、浴室暖房乾燥機の構成が複雑になるとともに、その
製造コストが上昇する。
【0006】更に、温度検知センサ及び湿度検知センサ
を備えた形態の浴室暖房乾燥機(換言すると、高級タイ
プの浴室暖房乾燥機)では、上述したような自動換気モ
ードの運転が設定可能であるが、温度検知センサのみを
備えた形態の浴室暖房乾燥機(換言すると、簡易タイプ
の浴室暖房乾燥機)では、上述した自動換気モードの運
転を設定することができない。
【0007】本発明の目的は、簡易タイプの浴室暖房乾
燥機においても自動換気モードの運転を所要の通りに行
い、浴室内の湿気を除去してカビの発生を抑えることが
できる浴室暖房乾燥機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、浴室内の空気
を加熱するための加熱手段と、浴室内の空気を換気する
換気ファンと、浴室内の温度を検知する温度検知手段
と、前記加熱手段及び前記換気ファンを制御するための
作動制御手段と、運転モードを設定する運転モード設定
手段とを備える浴室暖房乾燥機であって、前記運転モー
ド設定手段により自動換気モードを設定すると、前記作
動制御手段は、前記温度検知手段の検知温度に基づいて
前記換気ファンを作動制御することを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、浴室内の温度を検知する
温度検知手段が設けられ、自動換気モードの運転におい
ては、作動制御手段は温度検知手段の検知温度に基づい
て換気ファンを作動制御するので、湿度検知手段を必要
とせず、温度検知手段の検知温度のみを利用して換気フ
ァンを所要の通りに作動制御して浴室内の換気を行い、
湿気を除去してカビの発生を抑えることができる。この
ように温度検知手段のみを用いる場合、浴室内の温度が
所定温度、例えば3〜5℃上昇したときに入浴開始と判
定し、入浴中の温度から所定温度、例えば入浴により上
昇した上昇温度の半分の温度値低下すると入浴終了と判
定することができ、例えばこの入浴終了から換気ファン
を作動させることによって、入浴後に浴室の換気を自動
的に行うことができる。尚、換気ファンの作動時間は、
例えば所定の一定時間に設定するようにしてもよく、或
いは浴室の入浴前の温度に応じてこの作動時間を設定す
るようにしてもよい。
【0010】また、本発明に従えば、前記運転モード設
定手段は、前記自動換気モードに加えて暖房/自動換気
モードを設定可能であり、前記暖房/自動換気モードを
設定すると、前記作動制御手段は、前記加熱手段を作動
させて暖房を行った後に前記換気ファンを作動させて換
気を行うことを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、自動換気モードの運転に
加えて暖房/自動換気モードの運転を行うことができ
る。暖房/自動換気モードの運転では、作動制御手段
は、加熱手段を作動させて浴室の暖房を行い、その後加
熱手段の作動を停止し、そして入浴終了と判定されると
換気ファンを作動させて換気を行う。このように暖房/
自動換気モードにおいても、換気ファンを所要の通りに
作動制御して浴室の換気を自動的に行うことができる。
【0012】また、本発明では、前記自動換気モードの
ときには、入浴中の温度から所定温度低下すると、前記
作動制御手段は前記換気ファンを作動することを特徴と
する。
【0013】本発明に従えば、自動換気モードの運転と
きには、入浴中の温度から所定温度低下すると入浴終了
と判定し、作動制御手段は換気ファンを作動させて浴室
の自動換気を行う。この所定温度とは、入浴により上昇
した上昇温度の例えば半分の温度値(例えば浴室温度が
10℃から30℃に上昇したとすると、上昇温度20d
egの半分である10deg)に設定され、入浴中の温
度からこの温度値が低下する(例えば、30℃から20
℃に低下する)と、換気ファンが作動して浴室の換気が
行われ、所定温度をこのように設定することによって、
入浴終了の判定を実状に即したものとなる。尚、この所
定温度は一定温度値でもよい。
【0014】また、本発明は、前記暖房/自動換気モー
ドのときには、前記加熱手段による暖房の終了の後、所
定時間が経過するか、又は浴室の温度が入浴終了判定温
度以下に低下すると、前記作動制御手段は前記換気ファ
ンを作動させて換気を行うことを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、暖房/自動換気モードの
運転においては、加熱手段による暖房が終了した後、所
定時間、例えば30分経過するか、又は浴室温度が入浴
終了判定温度、例えば20℃以下に低下すると、入浴終
了と判定し、作動制御手段は換気ファンを作動させて換
気を行う。浴室暖房乾燥機の加熱手段を作動させて暖房
させたときには、浴室内が暖かくなっており、それ故
に、上述したようにして入浴終了を判定することによっ
て、入浴終了の判定が実状に即したものとなる。
【0016】更に、本発明は、浴室内の空気を加熱する
ための加熱手段と、浴室内の空気を換気する換気ファン
と、浴室内の温度を検知する温度検知手段と、前記加熱
手段及び前記換気ファンを制御するための作動制御手段
と、運転モードを設定する運転モード設定手段と、前記
換気ファンの運転時間を設定する運転時間設定手段とを
備える浴室暖房乾燥機であって、前記運転モード設定手
段により自動換気モードを設定すると、前記運転時間設
定手段は、前記温度検知手段による入浴前の検知温度に
基づいて前記換気ファンの運転時間を設定することを特
徴とする。
【0017】本発明に従えば、自動換気モードの運転に
おいては、運転時間設定手段は入浴前の温度に基づいて
換気ファンの運転時間を設定するので、浴室内の温度状
態に応じて換気ファンによる換気を行うことができ、こ
れによって、浴室内を所要の通りに換気して、カビの発
生を抑えることができる。このときの換気ファンの運転
時間は、例えば浴室内の温度が低いと乾燥し難くなるの
で、長くなるように設定するのが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う浴室暖房乾燥機の一実施形態について説明す
る。図1は、本発明に従う浴室暖房乾燥機の一実施形態
を簡略的に示す断面図であり、図2は、図1の浴室暖房
乾燥機の制御系を簡略的に示すブロック図であり、図3
は、図1の浴室暖房乾燥機の自動換気モードの運転を説
明するための図であり、図4は、図1の浴室暖房乾燥機
の自動換気モードの運転を説明するフローチャートであ
り、図5は、図1の浴室暖房乾燥機の暖房/自動換気モ
ードの運転を説明するフローチャートである。
【0019】図1において、図示の浴室暖房乾燥機は直
方体状の装置本体2を備え、この装置本体2は例えば浴
室の天井に取り付けられる。装置本体2内には、循環流
路4及び換気流路6が設けられている。循環流路4は、
装置本体2内において図1の左部から中間部にわたって
設けられ、この循環流路4に加熱手段の一部を構成する
熱交換器8と、浴室内の空気を循環する循環ファン10
とが設けられている。熱交換器8は複数本の中空パイプ
12を有し、加熱媒体としての温水が後述する如くして
これら中空パイプ12を通して流れる。循環ファン10
は、循環流路4に配設された循環用羽根体14と、この
羽根体14を回転駆動する循環モータ16(図2参照)
から構成され、循環モータ16が作動すると羽根体14
は矢印18で示す方向に回転駆動される。
【0020】装置本体2の下面には、循環用吸入口20
及び循環用吹出し口22が設けられ、循環流路4の上流
側部は吸入口20に連通され、その下流側部は吹出し口
22に連通されている。循環用羽根体14が矢印18で
示す方向に回転駆動されると、浴室内の空気が吸入口2
0を通して吸入され、循環流路4を実線矢印で示すよう
に流れた後吹出し口22から浴室内に吹き出し、このよ
うにして浴室内の空気が循環流路4を通して循環され
る。循環流路4を流れる空気は、後述する如く、熱交換
器8にて中空パイプ12内を流れる温水との間で熱交換
されて加熱され、加熱された空気が吹出し口22から吹
き出す。
【0021】換気流路6は、装置本体2内において図1
の中間部から右部にわたって設けられている。装置本体
2の下面には換気口30が設けられ、装置本体2におい
て図1の右側の側面には排気口(図示せず)が設けら
れ、換気流路6の上流側部が換気口30に連通され、そ
の下流側部が排気口に連通されている。この換気流路6
に換気ファン32が配設されている。換気ファン32
は、換気流路6に配設された換気用羽根体34と、この
羽根体34を回転駆動する換気モータ36(図2参照)
から構成されている。この換気モータ36が作動する
と、羽根体34が矢印38で示す方向に回転駆動され、
浴室内の空気は換気口30を通して吸入され、換気流路
6を破線矢印で示すように流れて排出口(図示せず)か
ら屋外に排出される。
【0022】熱交換器8には、加熱媒体としての温水が
熱源機42(加熱手段の一部を構成する)から供給され
る。熱源機42は例えばガス給湯器、電気給湯器等から
構成され、その供給側接続部44が供給ライン46を介
して熱交換器8の流入側に接続され、またその戻り側接
続部48が戻りライン50を介して熱交換器8の流出側
に接続され、供給ライン46には、このライン50を開
閉するための熱動弁52が配設されている。かく接続さ
れているので、熱源機42にて生成された温水、例えば
80℃程度の温水は、供給ライン46を通して熱交換器
8に供給され、その複数本の中空パイプ12を通して流
れた後に戻りライン50を通して熱源機42に戻る。
尚、加熱手段として電気加熱ヒータ等を用いるようにし
てもよい。
【0023】この実施形態では、浴室暖房乾燥機は、図
2に示すように、例えばマイクロコンピュータから構成
されるコントローラ54によって作動制御され、コント
ローラ54は、自動換気モードの運転の場合に、換気モ
ータ36を後述する如く作動制御して浴室内の換気を行
い、また暖房/自動換気モードの運転の場合に、循環モ
ータ16、熱動弁52及び熱源機42を後述する如く作
動制御して浴室の暖房を行った後に、換気モータ36を
後述する如く作動制御して浴室内の換気を行う。浴室暖
房乾燥機は、また、リモコン56を含み、各種運転モー
ドの設定、暖房温度の設定、運転時間の設定などが、こ
のリモコン56を操作することによって行うことができ
る。
【0024】リモコン56は、運転モードを設定するた
めの運転モード設定手段を備え、この形態では、この運
転モード設定手段は、暖房モードを設定するための暖房
スイッチ58、換気モードを設定するための換気スイッ
チ60及び自動換気モードを設定するための自動換気ス
イッチ62から構成されている。リモコン56は、ま
た、運転/停止スイッチ64、設定切換スイッチ66、
アップスイッチ68及びダウンスイッチ70を含んでい
る。運転/停止スイッチ64は浴室暖房乾燥機の運転を
開始、終了するためのスイッチであり、設定切換スイッ
チ66は設定条件を切り換えるためのスイッチであり、
押圧する毎に設定条件が「温度」と「タイマ時間」に交
互に切り換わる。アップスイッチ68及びダウンスイッ
チ70は設定条件をアップ及びダウンするためのスイッ
チであり、設定条件が温度(又はタイマ時間)である場
合に、このアップスイッチ68を押圧すると、設定温度
(又はタイマ設定時間)が上がり(又は長くなり)、ダ
ウンスイッチ70を押圧すると、設定温度(又はタイマ
設定時間)が下がる(又は短くなる)。このリモコン5
6によって設定された設定条件は、その送信手段72に
よりコントローラ54に送信される。また、浴室暖房乾
燥機は、浴室内の温度を検知する温度検知センサ73
(温度検知手段を構成する)を備え、この温度検知セン
サ73からの検知信号がコントローラ54に送給され
る。
【0025】コントローラ54は、リモコン56からの
送信信号を受信する受信手段74に加えて、作動制御手
段76、入浴開始判定手段78、入浴終了判定手段8
0、換気信号生成手段82、温度演算手段84及び運転
時間設定手段86を有している。作動制御手段76は循
環モータ16、換気モータ36、熱動弁52及び熱源機
42を後述するように作動制御する。入浴開始判定手段
78及び入浴終了判定手段80は温度検知センサ73の
検知信号を利用して入浴開始及び入浴終了を判定する。
入浴をすると、浴槽のお湯などからの熱によって浴室内
の温度が急激に上昇するようになり、従って、この実施
形態では、入浴開始判定手段78は、浴室の温度上昇が
所定温度ΔT1(図3参照)、例えば3℃上昇すると入
浴開始と判定する。また、入浴を終えて脱衣室に出る
と、外部からの冷たい空気が浴室内に流入して浴室内の
温度が急激に低下するようになり、従って、この形態で
は、入浴終了判定手段80は、浴室内の温度が入浴中の
温度から所定温度低下すると入浴終了と判定する。この
所定温度を一定温度、例えば10deg程度に設定する
ようにしてもよく、この場合、入浴中の温度から一定温
度低下すると入浴終了と判定する。また、この所定温度
を入浴により上昇した温度ΔT2の例えば1/2と設定
するようにしてもよく、このように入浴による上昇温度
ΔT2を用いることによって、春夏秋冬の温度変化の影
響をほとんど受けることなく、入浴終了を実状に即して
判定することができる。尚、この所定温度は上記上昇温
度ΔT2の1/4〜3/4程度に設定することができ
る。
【0026】また、換気信号生成手段82は、後述する
如くして換気信号を生成し、この換気信号によって換気
ファン32が作動される。また、温度演算手段84は、
温度検知センサ73からの検知温度を後述する如く演算
して上記上昇温度ΔT2を演算するとともに、入浴終了
の判定基準となる所定温度ΔT2/2を算出する。運転
時間設定手段86は、自動換気モード及び暖房/自動換
気モードにおける換気ファン32の運転時間を設定す
る。この実施形態では、換気ファン32の運転時間は入
浴前の浴室温度に基づいて設定され、浴室温度が低い
(又は高い)場合には浴室内の乾燥が遅くなり(又は速
くなり)、このようなことから、後述するように浴室温
度が低いほど換気運転時間が長くなるように設定され
る。
【0027】コントローラ54は、更に、第1及び第2
メモリ88,90並びにタイマ手段92を含んでいる。
第1メモリ88には、入浴前の浴室温度と換気ファン3
2の運転時間との関係が表形式で記憶されており、この
形態では、入浴前の浴室温度が10℃以下のときには例
えば90分に、その浴室温度が10〜20℃のときには
例えば60分に、またその浴室温度が20℃以上のとき
には30分に設定するように記憶されている。このよう
な入浴前の浴室温度と換気ファン32との関係は、浴室
暖房乾燥機の機種などによって任意に設定することがで
きる。この第1メモリ88には、更に、入浴開始を判定
するための所定温度ΔT1が記憶されている。第2メモ
リ90には、温度検知センサ73による検知温度、例え
ば入浴前温度、入浴中温度、温度演算手段84により演
算された上昇温度ΔT2、この上昇温度ΔT2を利用し
て算出される所定温度ΔT2/2などが記憶される。更
に、タイマ手段92は運転時間設定手段86により設定
された時間を計時する。
【0028】次に、主として図2〜図4を参照して、上
述した浴室暖房乾燥機における自動換気モードの運転に
ついて説明する。自動換気モードの運転を設定する場
合、例えば、入浴前にリモコン56の自動換気スイッチ
62を押圧すればよく、このように操作することによっ
て、浴室暖房乾燥機の自動換気モードの運転が継続して
行われる。
【0029】この自動換気モードの運転においては、温
度検知センサ73が浴室内の温度を検知し(ステップS
1)、その検知温度信号がコントローラ54に送給され
る。そして、例えば時刻t1において浴槽の蓋をとって
入浴すると、浴槽のお湯によって浴室内の温度が上昇
し、浴室温度が所定温度ΔT1、例えば3℃上昇する
と、ステップS2からステップS3に進み、入浴開始判
定手段78は温度検知センサ73からの検知温度に基づ
いて入浴開始と判定する。この形態では、入浴前の浴室
温度T1及び入浴中の浴室温度T2(入浴開始により温
度上昇して安定する温度)が第2メモリ90に記憶さ
れ、温度演算手段84は、かかる入浴前浴室温度T1及
び入浴中浴室温度T2に基づいて入浴による上昇温度Δ
T2(ΔT2=T2−T1)を演算するとともに、入浴
終了の判定基準として利用する所定温度、即ち上記上昇
温度ΔT2の半分の温度値(ΔT2/2)を演算し、こ
れら上昇温度ΔT2及び上記所定温度(ΔT2/2)が
第2メモリ90に記憶される。
【0030】このようにして入浴を行い、時刻t3にお
いて浴室から脱衣室に出ると、外気が浴室内に流れ、浴
室温度が急激に低下する。そして、例えば時刻t4にお
いて、浴室温度が入浴中の温度T2から上記所定温度
(ΔT2/2)低下すると、ステップS4からステップ
S5に進み、入浴終了判定手段80は温度検知センサ7
3の検知温度に基づいて入浴終了と判定する。このよう
にして入浴終了の判定が行われると、換気信号生成手段
82は換気信号を生成し、この換気信号に基づいて換気
モータ36が作動され、換気ファン32による換気が行
われる(ステップS6)。そして、運転時間設定手段8
6による運転時間の設定が行われる(ステップS7)。
この運転時間の設定は、入浴前の浴室温度に対応する時
間に設定され、入浴前の温度が10℃以下(又は10〜
20℃、20℃以上)であると、運転時間設定手段86
は換気ファン32の運転時間を90分(又は60分、3
0分)に設定する。
【0031】このようにして、設定運転時間の自動換気
モードの運転が行われ、時刻t6において、タイマ手段
92がこの運転時間を計時すると、ステップS8からス
テップS9に進み、換気モータ36の作動が停止し、換
気ファン32による自動換気が終了する。
【0032】一方、入浴終了判定後の換気ファン32の
換気運転中に、リモコン56を操作して換気停止操作を
行う(ステップS10)と、換気モータ36の運転が停
止する(ステップS11)。そして、この換気停止後所
定時間、例えば15分以内に浴室温度が上昇する(例え
ば、時刻t5において、他の人が入浴して浴室温度が上
昇する)と、ステップS12からステップS13に進
み、入浴開始判定手段78は再入浴と判定し、ステップ
S4に戻ってステップS4以降が再び遂行される。一
方、換気停止後所定時間以内に浴室温度の上昇がない
と、ステップS12からステップS14に移り、換気モ
ータ36が再作動し、浴室の換気が再び行われ、ステッ
プ8に戻って、設定時間の残りの時間の換気、運転が行
われる。
【0033】自動換気モードでは、上述したように、温
度検知センサ73の検知温度に基づいて入浴開始の判
定、入浴終了の判定などを行っているので、湿度検知セ
ンサを設ける必要なく、比較的簡単に浴室の自動換気運
転を行うことができる。
【0034】次いで、主として図2及び図5を参照し
て、上述した浴室暖房乾燥機における暖房/自動換気モ
ードの運転について説明する。暖房/自動換気モードの
運転を設定する場合、例えば、入浴前にリモコン56の
暖房スイッチ58及び自動換気スイッチ62を押圧すれ
ばよく、このように操作することによって、浴室暖房乾
燥機の暖房/自動換気モードの運転が行われる。
【0035】この自動換気モードの運転においては、浴
室暖房乾燥機による暖房運転が開始されると、ステップ
S21からステップS22に進み、入浴開始判定手段7
8は暖房運転の開始によって入浴前乃至入浴中と判定す
る。尚、暖房運転が開始すると、熱源機42及び熱動弁
52が作動し、熱源機42からの温水が供給ライン46
を通して熱交換器8に供給され、更に戻りライン50を
通して熱源機42に戻り、この熱交換器8を通して温水
が循環される。また、循環モータ16が作動し、浴室内
の空気が循環ファン10の作用によって循環流路4を通
して循環され、循環流路4を流れる空気が熱交換器8に
て温水との間で熱交換され、熱交換により加熱された温
風が吹出し口22から吹き出し、このようにして浴室内
の暖房が行われる。
【0036】そして、ステップS23において浴室暖房
乾燥機の暖房運転が終了すると、ステップS24に進
み、暖房運転終了後30分経過したか否かが判断され、
30分経過する(この時間はタイマ手段92が計時す
る)と、入浴終了判定手段80が入浴終了と判定する
(ステップS25)。一般に、入浴者は入浴前に自分の
入浴時間を考慮して浴室暖房乾燥機の暖房運転時間を設
定するので、暖房運転終了後30分経過しても入浴して
いる場合はほとんどなく、このようなことから30分経
過した時点で入浴終了と判定する。また暖房運転終了後
30分経過していないが、浴室温度が入浴終了判定温
度、例えば20℃以下に低下すると、ステップS26か
らステップS25に移り、入浴終了判定手段80は入浴
終了と判定する。一般に、入浴中は浴室内は例えば約3
0℃程度の入浴温度に保たれ、入浴が終わって浴室から
脱衣室に出ると、外部から冷たい空気が浴室内に流入し
て浴室温度が急激に低下し、浴室温度が20℃まで低下
した状態で入浴していることはほどんどなく、このよう
なことから浴室温度が20℃以下に低下した時点で入浴
終了と判定する。
【0037】上述したようにして入浴終了と判定する
と、換気信号生成手段82は換気信号を生成し、この換
気信号に基づいて換気モータ36が作動され、換気ファ
ン32による換気が行われる(ステップS27)。そし
て、自動換気モードと同様に、入浴前の浴室温度に対応
した換気ファン32の運転時間の設定が、運転時間設定
手段86により行われる(ステップS28)。
【0038】このようにして、設定運転時間の暖房/自
動換気モードにおける換気運転が行われ、タイマ手段9
2がこの運転時間を計時すると、ステップS29からス
テップS30に進み、換気モータ36の作動が停止し、
換気ファン32による自動換気運転が終了する。
【0039】一方、入浴終了判定後の換気ファン32の
換気運転中に、リモコン56によって換気停止操作を行
うと、ステップS31からステップS32に進み、換気
モータ36の作動が停止し、換気運転が停止する。その
後、リモコン56を操作して暖房運転を再度開始する
と、ステップS33からステップS34に進み、入浴開
始判定手段78は再入浴と判定し、ステップS23に戻
って、ステップS23以降が上述したように遂行され
る。
【0040】一方、換気運転停止後に暖房運転を行わな
いときには、ステップS33からステップS35に移
る。そして、換気停止後所定時間、例えば15分以内に
浴室温度が上昇すると、入浴開始判定手段78が再入浴
と判定する。このとき、浴室内は暖房されていないの
で、通常の入浴となり、従って、コントローラ54の作
動制御手段76は自動換気モードの運転に自動的に切り
換え(ステップS37)、図4のフローチャートにおけ
るステップS4に移って、上述した自動換気モードの運
転が行われる。換気停止後所定時間以内に浴室温度の上
昇がないと、ステップS35からステップS38に移
り、換気モータ36が作動して浴室の換気が再開され、
ステップS29に戻って、設定時間の残りの時間、換気
モータ36が作動して浴室の換気が行われる。
【0041】以上、本発明に従う浴室暖房乾燥機の一実
施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱すること
なく種々の変形乃至修正が可能である。
【0042】
【発明の効果】本発明の請求項1の浴室暖房乾燥機によ
れば、自動換気モードの運転においては、作動制御手段
は温度検知手段の検知温度に基づいて換気ファンを作動
制御するので、湿度検知手段を必要とせず、温度検知手
段の検知温度のみを利用して換気ファンを所要の通りに
作動制御して浴室内の換気を行い、湿気を除去してカビ
の発生を抑えることができる。
【0043】また、本発明の請求項2の浴室暖房乾燥機
によれば、自動換気モードの運転に加えて暖房/自動換
気モードの運転を行うことができ、暖房/自動換気モー
ドにおいても、換気ファンを所要の通りに作動制御して
浴室の換気を自動的に行うことができる。
【0044】また、本発明の請求項3の浴室暖房乾燥機
によれば、自動換気モードの運転のときには、入浴中の
温度から所定温度低下すると入浴終了と判定し、作動制
御手段は換気ファンを作動させるので、入浴終了の判定
によって浴室の換気を自動的に行うことができる。
【0045】また、本発明の請求項4の浴室暖房乾燥機
によれば、暖房/自動換気モードの運転においては、加
熱手段による暖房が終了した後、所定時間経過するか、
又は浴室温度が入浴終了判定温度以下に低下すると、入
浴終了と判定し、作動制御手段は換気ファンを作動させ
るので、入浴終了の判定によって浴室の換気を自動的に
行うことができる。
【0046】更に、本発明の請求項5の浴室暖房乾燥機
によれば、自動換気モードの運転においては、運転時間
設定手段は入浴前の温度に基づいて換気ファンの運転時
間を設定するので、浴室内の温度状態に応じて換気ファ
ンによる換気を行うことができ、これによって、浴室内
を所要の通りに換気して、カビの発生を抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う浴室暖房乾燥機の一実施形態を簡
略的に示す断面図である。
【図2】図1の浴室暖房乾燥機の制御系を簡略的に示す
ブロック図である。
【図3】図1の浴室暖房乾燥機の自動換気モードの運転
を説明するための図である。
【図4】図1の浴室暖房乾燥機の自動換気モードの運転
を説明するフローチャートである。
【図5】図1の浴室暖房乾燥機の暖房/自動換気モード
の運転を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
2 装置本体 4 循環流路 6 換気流路 8 熱交換器 10 循環ファン 32 換気ファン 42 熱源機 54 コントローラ 56 リモコン 62 自動換気スイッチ 73 温度検知センサ 76 作動制御手段 78 入浴開始判定手段 80 入浴終了判定手段 86 運転時間設定手段 92 タイマ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L056 BD02 BE05 BF01 3L071 AA02 AB03 AC01 AD01 AE01 AF01 AG01 AG02 AG06 3L072 AA06 AB06 AC00 AD02 AD07 AE10 AF01 AG01 AG05 AG07 3L113 AC03 AC08 CA08 CA09 CB24 CB35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室内の空気を加熱するための加熱手段
    と、浴室内の空気を換気する換気ファンと、浴室内の温
    度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段及び前記換
    気ファンを制御するための作動制御手段と、運転モード
    を設定する運転モード設定手段とを備える浴室暖房乾燥
    機であって、 前記運転モード設定手段により自動換気モードを設定す
    ると、前記作動制御手段は、前記温度検知手段の検知温
    度に基づいて前記換気ファンを作動制御することを特徴
    とする浴室暖房乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記運転モード設定手段は、前記自動換
    気モードに加えて暖房/自動換気モードを設定可能であ
    り、前記暖房/自動換気モードを設定すると、前記作動
    制御手段は、前記加熱手段を作動させて暖房を行った後
    に前記換気ファンを作動させて換気を行うことを特徴と
    する請求項1記載の浴室暖房乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記自動換気モードのときには、入浴中
    の温度から所定温度低下すると、前記作動制御手段は前
    記換気ファンを作動することを特徴とする請求項1記載
    の浴室暖房乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記暖房/自動換気モードのときには、
    前記加熱手段による暖房の終了の後、所定時間が経過す
    るか、又は浴室の温度が入浴終了判定温度以下に低下す
    ると、前記作動制御手段は前記換気ファンを作動させて
    換気を行うことを特徴とする請求項2記載の浴室暖房乾
    燥機。
  5. 【請求項5】 浴室内の空気を加熱するための加熱手段
    と、浴室内の空気を換気する換気ファンと、浴室内の温
    度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段及び前記換
    気ファンを制御するための作動制御手段と、運転モード
    を設定する運転モード設定手段と、前記換気ファンの運
    転時間を設定する運転時間設定手段とを備える浴室暖房
    乾燥機であって、 前記運転モード設定手段により自動換気モードを設定す
    ると、前記運転時間設定手段は、前記温度検知手段によ
    る入浴前の検知温度に基づいて前記換気ファンの運転時
    間を設定することを特徴とする浴室暖房乾燥機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8640970B2 (en) 2009-05-27 2014-02-04 Direct Success, Llc Air quality control system
CN113606647A (zh) * 2021-06-25 2021-11-05 箭牌家居集团股份有限公司 一种沐浴新风的控制方法、控制器及浴霸

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US8640970B2 (en) 2009-05-27 2014-02-04 Direct Success, Llc Air quality control system
CN113606647A (zh) * 2021-06-25 2021-11-05 箭牌家居集团股份有限公司 一种沐浴新风的控制方法、控制器及浴霸

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