JP2003278577A - 動力出力装置およびこれを備える自動車 - Google Patents

動力出力装置およびこれを備える自動車

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JP2003278577A
JP2003278577A JP2002081155A JP2002081155A JP2003278577A JP 2003278577 A JP2003278577 A JP 2003278577A JP 2002081155 A JP2002081155 A JP 2002081155A JP 2002081155 A JP2002081155 A JP 2002081155A JP 2003278577 A JP2003278577 A JP 2003278577A
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shaft
internal combustion
combustion engine
power
rotation speed
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Kensuke Uechi
健介 上地
Akihiro Yamanaka
章弘 山中
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次電池の状態に拘わらず内燃機関の出力軸
と駆動軸とをトルクショックを伴なうことなく接続す
る。 【解決手段】 クランクシャフトとインプットシャフト
とを接続する際には、二次電池の状態が充電可能なとき
にはスタータモータによりクランクシャフトの回転数を
インプットシャフトの回転数に同期するよう制御し(S
110)、二次電池の状態が充電不可能なときにはエン
ジンの点火時期を遅角させてクランクシャフトの回転数
をインプットシャフトの回転数に同期するよう制御する
(S112)。この結果、二次電池の状態に拘わらず両
軸をトルクショックを伴うことなく接続することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力出力装置およ
びこれを備える自動車に関し、詳しくは、内燃機関から
の動力を駆動軸に出力可能な動力出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動力出力装置としては、
車両に搭載された装置であって、エンジンの出力軸と駆
動用モータが取り付けられた駆動軸とをクラッチを用い
て接続したりその接続を解除することにより駆動用モー
タによる走行とエンジンと駆動用モータによる走行とを
切り替えるものが提案されている(例えば、特開200
0−71815号など)。この装置では、クラッチを接
続する際には、エンジンの出力軸に取り付けられたスタ
ータモータの回転数制御により出力軸と駆動軸との回転
数の同期制御を行って接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た動力出力装置では、エンジンに取り付けられたスター
タモータにより回転数制御を行うから、スタータモータ
と電力の授受を行っている二次電池の残容量によっては
迅速に同期制御ができない場合がある。例えば、二次電
池が満充電のときにはスタータモータによる回生制御が
行えず、同期制御ができない。こうした場合に同期をと
らずにクラッチを接続すると、接続時にトルクショック
が生じてしまう。
【0004】本発明の動力出力装置は、二次電池の状態
に拘わらず内燃機関の出力軸と駆動軸とをより迅速に接
続することを目的の一つとする。また、本発明の動力出
力装置は、内燃機関の出力軸と駆動軸とをトルクショッ
クを伴なうことなく接続することを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の動力出力装置およびこれを備える自動車は、上述
の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を
採った。
【0006】本発明の動力出力装置は、内燃機関からの
動力を駆動軸に出力可能な動力出力装置であって、前記
内燃機関の出力軸に接続され、電力の入出力を伴って該
出力軸の回転数を調整可能な回転数調整手段と、該回転
数調整手段と電力のやり取りを行なう二次電池と、該二
次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、前記内燃
機関の出力軸と前記駆動軸との連結および連結の解除を
行なう連結解除手段と、前記電池状態検出手段により検
出された前記二次電池の状態に基づいて前記内燃機関の
出力軸の回転数の前記駆動軸の回転数への同期調整を前
記回転数調整手段を伴う同期調整により行なうか該回転
数調整手段を伴わない同期調整により行なうかの同期調
整手法を設定する同期調整手法設定手段と、前記内燃機
関の出力軸と前記駆動軸との連結の要請がなされたと
き、前記同期調整手法設定手段により設定された同期調
整手法により前記内燃機関の出力軸の回転数が前記駆動
軸の回転数に同期調整されるよう前記回転数調整手段と
前記内燃機関とを駆動制御すると共に前記内燃機関の出
力軸と前記駆動軸とが連結されるよう前記連結解除手段
を駆動制御する連結制御手段と、を備えることを要旨と
する。
【0007】この本発明の動力出力装置では、内燃機関
の出力軸と駆動軸との連結の要請がなされたときに、出
力軸の回転数を駆動軸の回転数と同期させる同期調整を
二次電池の状態に基づいて回転数調整手段を伴って調整
するかもしくは回転数調整手段を伴わずに調整するかの
どちらか一方を設定する。そして、この設定結果に基づ
いて回転数調整手段と内燃機関とを駆動制御すると共に
出力軸と駆動時とを連結制御する。この結果、二次電池
の状態に拘わらず、内燃機関の出力軸と駆動軸とを迅速
に接続することができると共に内燃機関の出力軸と駆動
軸との接続をトルクショックを伴なうことなく接続する
ことができる。
【0008】こうした本発明の動力出力装置において、
前記連結制御手段は、前記設定された同期調整手法と共
に前記連結解除手段による係合力を用いて前記内燃機関
の出力軸の回転数が前記駆動軸の回転数に同期調整され
るよう前記回転数調整手段と前記内燃機関と該連結解除
手段とを駆動制御する手段であるものとすることもでき
る。こうすれば、設定された同期調整手法による同期調
整に加えて連結解除手段による係合力を用いた同期調整
を行なうから、より迅速に内燃機関の出力軸の回転数と
駆動軸の回転数とを同期させることができる。
【0009】また、本発明の動力出力装置において、前
記同期調整手法設定手段は、前記二次電池の状態が充電
可能な状態のときには前記回転数調整手段を伴う同期調
整を前記同期調整手法に設定し、前記二次電池の状態が
充電不可能な状態のときには前記回転数調整手段を伴わ
ない同期調整を前記同期調整手法に設定する手段である
としたり、前記二次電池の状態としての残容量が所定量
未満のときには前記回転数調整手段を伴う同期調整を前
記同期調整手法に設定し、前記二次電池の状態としての
残容量が所定量以上のときには前記回転数調整手段を伴
わない同期調整を前記同期調整手法に設定する手段であ
るとしたり、前記二次電池の状態としての残容量が略最
大量に至るまでは前記回転数調整手段を伴う同期調整を
前記同期調整手法に設定し、前記二次電池の状態として
の残容量が略最大量に至ったときには前記回転数調整手
段を伴わない同期調整を前記同期調整手法に設定する手
段であるとすることもできる。こうすれば、二次電池が
過充電されることをより確実に防止することができる。
【0010】さらに、本発明の動力出力装置において、
前記回転数調整手段を伴わない同期調整は、前記内燃機
関の制御によって行われる調整であるとすることもでき
る。この場合、例えば、前記内燃機関は点火時期の調整
が可能に構成され、前記回転数調整手段を伴わない同期
調整は前記内燃機関の点火時期の調整を伴って行なわれ
る調整であるものとすることもできる。
【0011】加えて、本発明の動力出力装置において、
前記回転数調整手段は、前記内燃機関の出力軸と動力伝
達部材を介して接続され、該内燃機関をクランキング可
能な発電電動機であるとすることもできる。こうすれ
ば、内燃機関をクランキングする電動機と内燃機関の出
力軸の回転数を調整する発電機とを個別に取り付ける必
要がない。
【0012】本発明の動力出力装置において、前記駆動
軸に動力を出力可能な電動機を備え、前記内燃機関の出
力軸と駆動軸との連結の要請は、前記電動機からの動力
だけを前記駆動軸に出力する第1の運転モードから前記
内燃機関からの動力を前記駆動軸に出力する第2の運転
モードへの移行の要請であるとすることもできる。こう
すれば、電動機からの動力だけを駆動軸に出力する運転
モードから内燃機関からの動力を駆動軸に出力する運転
モードへの移行を滑らかに行うことができる。
【0013】この駆動軸に動力を出力可能な電動機を備
える態様の本発明の動力出力装置において、前記第2の
運転モードは、前記内燃機関からの動力だけを前記駆動
軸に出力するモードまたは前記内燃機関からの動力と前
記電動機からの動力とを前記駆動軸に出力するモードで
あるとすることもできる。
【0014】また、駆動軸に動力を出力可能な電動機を
備える態様の本発明の動力出力装置において、前記内燃
機関の出力軸に接続された第1の軸と前記電動機に接続
された第2の軸と第3の軸とを有し該3軸のうちのいず
れか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力
を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記第2の軸と
前記駆動軸との接続および接続の解除を行なう接続解除
手段と、前記第3の軸を固定可能な軸固定手段と、を備
え、前記連結解除手段は、前記第3の軸と前記駆動軸と
の接続および接続の解除を行なう手段であり、前記第1
の運転モードは前記連結解除手段により前記第3の軸と
前記駆動軸との接続が解除され前記接続解除手段により
前記第2の軸と前記駆動軸とが接続され前記軸固定手段
により前記第3の軸の固定が解除された状態で前記内燃
機関の運転を停止すると共に前記電動機から動力を出力
する運転モードであり、前記第2の運転モードは前記第
1の運転モードの状態から前記連結解除手段により前記
第3の軸と前記駆動軸とを接続した状態として前記内燃
機関から動力を出力する運転モードであるものとするこ
ともできる。
【0015】こうした各態様の本発明の動力出力装置
は、自動車,列車,飛行機,船舶またはその他の移動体
にも搭載することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成
の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動
車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン
22の出力軸としてのクランクシャフト24に接続され
たプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30に接続さ
れた発電可能なモータ40と、プラネタリギヤ30に接
続されると共にディファレンシャルギヤ64を介して駆
動輪66a,66bに接続された無段変速機としてのC
VT50と、装置全体をコントロールするハイブリッド
用電子制御ユニット70とを備える。
【0017】エンジン22は、ガソリンまたは軽油など
の炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であ
り、エンジン22のクランクシャフト24には、エンジ
ン22の回転数Neを検出するクランクポジションセン
サ25とベルト28を介して連結された図示しない補機
に供給する電力を発電すると共にエンジン22を始動す
るスタータモータ26とが取り付けられている。また、
エンジン22は、図示しない点火プラグの点火時期の制
御、即ち、エンジンサイクルにおける点火時期を前後に
変更する制御が可能に構成されている。点火時期の変更
は、クランクポジションセンサ25により検出されるク
ランクシャフトの所定角度を基準として進角側または遅
角側にずらすことにより行われる。エンジン22の運転
制御、例えば燃料噴射制御や点火開始制御,点火時期制
御,吸入空気量調節制御などは、エンジン用電子制御ユ
ニット(以下、エンジンECUという)29により行な
われている。エンジンECU29は、ハイブリッド用電
子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電
子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22
を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の回転
数Neなどのエンジン22の運転状態に関するデータを
ハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
【0018】プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギ
ヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内
歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合する第
1ピニオンギヤ33と、この第1ピニオンギヤ33とリ
ングギヤ32と噛合する第2ピニオンギヤ34と、第1
ピニオンギヤ33と第2ピニオンギヤ34とを自転かつ
公転自在に保持するキャリア35とを備え、サンギヤ3
1とリングギヤ32とキャリア35とを回転要素として
差動作用を行なう。プラネタリギヤ30のサンギヤ31
にはエンジン22のクランクシャフト24が、キャリア
35にはモータ40の回転軸41がそれぞれ連結されて
おり、エンジン22の出力をサンギヤ31から入力する
と共にキャリア35を介してモータ40と出力のやりと
りを行なうことができる。キャリア35はクラッチC1
により、リングギヤ32はクラッチC2によりCVT5
0のインプットシャフト51に接続できるようになって
おり、クラッチC1およびクラッチC2を接続状態とす
ることにより、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリ
ア35の3つの回転要素による差動を禁止して一体の回
転体、即ちエンジン22のクランクシャフト24とモー
タ40の回転軸41とCVT50のインプットシャフト
51とを一体の回転体とする。なお、プラネタリギヤ3
0には、リングギヤ32をケース39に固定してその回
転を禁止するブレーキB1も設けられている。
【0019】モータ40は、例えば発電機として駆動す
ることができると共に電動機として駆動できる周知の同
期発電電動機として構成されており、インバータ43を
介して二次電池44と電力のやりとりを行なう。モータ
40は、モータ用電子制御ユニット(以下、モータEC
Uという)49により駆動制御されており、モータEC
U49には、モータ40を駆動制御するために必要な信
号や二次電池44を管理するのに必要な信号、例えばモ
ータ40の回転子の回転位置を検出する回転位置検出セ
ンサ45からの信号や図示しない電流センサにより検出
されるモータ40に印加される相電流,二次電池44の
端子間に設置された電圧センサ46からの端子間電圧,
二次電池44からの電力ラインに取り付けられた電流セ
ンサ47からの充放電電流,二次電池44に取り付けら
れた温度センサ48からの電池温度などが入力されてお
り、モータECU49からはインバータ43へのスイッ
チング制御信号が出力されている。モータECU49で
は、二次電池44を管理するために電流センサ47によ
り検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(S
OC)を演算している。なお、モータECU49は、ハ
イブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハ
イブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によ
ってモータ40を駆動制御すると共に必要に応じてモー
タ40の運転状態や二次電池44の状態に関するデータ
をハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
【0020】CVT50は、溝幅が変更可能でインプッ
トシャフト51に接続されたプライマリープーリー53
と、同じく溝幅が変更可能で駆動軸としてのアウトプッ
トシャフト52に接続されたセカンダリープーリー54
と、プライマリープーリー53およびセカンダリープー
リー54の溝に架けられたベルト55と、プライマリー
プーリー53およびセカンダリープーリー54の溝幅を
変更する第1アクチュエータ56および第2アクチュエ
ータ57とを備え、第1アクチュエータ56および第2
アクチュエータ57によりプライマリープーリー53お
よびセカンダリープーリー54の溝幅を変更することに
よりインプットシャフト51の動力を無段階に変速して
アウトプットシャフト52に出力する。CVT50の変
速比の制御は、CVT用電子制御ユニット(以下、CV
TECUという)59により行なわれている。このCV
TECU59には、インプットシャフト51に取り付け
られた回転数センサ61からのインプットシャフト51
の回転数やアウトプットシャフト52に取り付けられた
回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の回
転数が入力されており、CVTECU59からは第1ア
クチュエータ56および第2アクチュエータ57への駆
動信号が出力されている。また、CVTECU59は、
ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、
ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号に
よってCVT50の変速比を制御すると共に必要に応じ
てCVT50の運転状態に関するデータをハイブリッド
用電子制御ユニット70に出力する。
【0021】ハイブリッド用電子制御ユニット70は、
CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成
されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶す
るROM74と、データを一時的に記憶するRAM76
と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備え
る。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、回転数
センサ61からのインプットシャフト51の回転数Ni
や回転数センサ62からのアウトプットシャフト52の
回転数No,シフトレバー80の操作位置を検出するシ
フトポジションセンサ81からのシフトポジションS
P,アクセルペダル82の踏み込み量を検出するアクセ
ルペダルポジションセンサ83からのアクセル開度Ac
c,ブレーキペダル84の踏み込み量を検出するブレー
キペダルポジションセンサ85からのブレーキペダルポ
ジションBP,車速センサ86からの車速Vなどが入力
ポートを介して入力されている。また、ハイブリッド用
電子制御ユニット70からは、クラッチC1やクラッチ
C2への駆動信号やブレーキB1への駆動信号などが出
力ポートを介して出力されている。また、ハイブリッド
用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジン
ECU29やモータECU49,CVTECU59と通
信ポートを介して接続されており、エンジンECU29
やモータECU49,CVTECU59と各種制御信号
やデータのやりとりを行なっている。
【0022】次に、こうして構成された実施例のハイブ
リッド自動車20の動作、特にブレーキB1を非係合状
態、クラッチC1を接続状態、クラッチC2を接続解除
状態としてエンジン22の運転を停止してモータ40か
らの動力により走行しているモータ走行モードから、ク
ラッチC2を接続してエンジン22のクランクシャフト
24とモータ40の回転軸41とCVT50のインプッ
トシャフト51とを一体の回転体とし、エンジン22か
らの動力により走行するエンジン走行モードへ切り替え
る際の動作について説明する。なお、エンジン走行モー
ドは、モータ40からの動力の出力を停止した状態でエ
ンジン22からの動力だけで走行するモードとモータ4
0からの動力とエンジン22からの動力とにより走行す
るモードの双方が含まれる。また、モータ走行モードで
は、ブレーキB1を非係合状態としてリングギヤ32を
自由に回転できる状態とすることにより、サンギヤ31
に接続されたエンジン22を停止させた状態でキャリア
35を介してインプットシャフト51に接続されたモー
タ40から動力をそのままインプットシャフト51に出
力して走行している。
【0023】図2は、モータ走行モードからエンジン走
行モードに切り替える際にハイブリッド用電子制御ユニ
ット70により実行される切替制御ルーチンの一例を示
すフローチャートである。このルーチンは、モータ走行
モードからエンジン走行モードへの切り替え指示がなさ
れたときに実行される。
【0024】切替制御ルーチンが実行されると、ハイブ
リッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、
エンジン22を始動し(ステップS100)、エンジン
22が完爆、即ち始動完了するのを待つ処理を実行する
(ステップS102)。エンジン22の始動は、ハイブ
リッド用電子制御ユニット70から始動信号をエンジン
ECU29に送信し、この始動信号を受信したエンジン
ECU29により行なわれる。具体的には、エンジンE
CU29からスタータモータ26に駆動信号を出力する
ことによりスタータモータ26がエンジン22をクラン
キングすると共にエンジン22に対する燃料噴射制御や
点火制御を実施することにより行なわれる。いま、ブレ
ーキB1が非係合状態でクラッチC1が接続状態、クラ
ッチC2が接続解除状態であるから、モータ40は、そ
の回転軸41がインプットシャフト51に接続されてイ
ンプットシャフト51と一体として回転する。したがっ
て、モータ40の回転数Nmは、インプットシャフト5
1の回転数Niと同一となる。即ち、モータ40の回転
数Nmは、インプットシャフト51を駆動軸として考え
たときには駆動軸の回転数と同意になり、回転数センサ
61により検出される回転数Niを用いることもでき
る。また、前述したように、ブレーキB1を非係合状態
としてリングギヤ32を自由に回転できる状態としてい
ることにより、キャリア35を介してインプットシャフ
ト51に接続されたモータ40とサンギヤ31に接続さ
れたエンジン22とを独立に自由に回転させることがで
きる。この状態では、エンジン22のクランクシャフト
24には負荷が作用しない状態であるから、スロットル
バルブを若干開くだけでエンジン22の回転数Neを容
易に高くすることができる。
【0025】エンジン22が完爆すると、エンジンEC
U29との通信によって取得可能なエンジン22の回転
数Neと回転位置検出センサ45により検出される回転
位置から求められモータECU49との通信によって取
得可能なモータ40の回転数Nmと二次電池44の状態
とを読み込み(ステップS104)、モータ40の回転
数Nmをエンジン22の目標回転数Ne*に設定する
(ステップS106)。ここで、二次電池44の状態に
は、二次電池44の残容量SOCや温度が含まれる他、
二次電池44に対する異常信号の状態なども含まれる。
【0026】エンジン22の目標回転数Ne*が設定さ
れると、読み込んだ二次電池44が充電可能な状態か否
かを判定し(ステップS108)、二次電池44が充電
可能な状態と判定されたときには、エンジン22の回転
数Neが目標回転数Ne*となるようにスタータモータ
26を駆動制御するスタータモータによるエンジン回転
数制御を行う(ステップS110)。スタータモータに
よるエンジン回転数制御は、エンジン22の回転数Ne
と目標回転数Ne*との偏差に基づいて、例えば、PI
D制御におけるゲインを用いて発電トルクTmgを計算
し、この発電トルクTmgがスタータモータ26から出
力されるように行われる。なお、充電可能な状態とは、
二次電池44の残容量SOCに余裕がある状態,二次電
池44が高温でない状態および二次電池44に異常が発
生していない状態などが挙げられる。
【0027】一方、ステップS108で二次電池44が
充電不可能な状態と判定されたときには、エンジン22
の点火時期を遅角側に調整してエンジン22の回転数N
eが目標回転数Ne*となるように制御する点火時期遅
角によるエンジン回転数制御を行う(ステップS11
2)。エンジン22は、負荷が作用していない状態で
は、スロットルバルブを僅かに開くだけでその回転数N
eは大きくなるから、スロットルバルブの開度調整だけ
ではその回転数Neを所望の回転数に調整することは困
難なものとなる。したがって、点火時期遅角によるエン
ジン回転数制御は、スロットルバルブを僅かに開いた状
態で目標回転数Ne*より大きな回転数で運転されてい
るエンジン22の回転数Neを点火時期を遅角させるこ
とにより小さくする制御となる。なお、点火時期遅角に
よるエンジン回転数制御は、エンジン22の回転数Ne
と目標回転数Ne*との偏差に基づいて比例制御するな
どにより行うことができる。
【0028】こうしてエンジン22の目標回転数Ne*
への回転数制御が行われると、駆動軸としてのインプッ
トシャフト51とエンジン22のクランクシャフト24
との同期判定を行なう(ステップS114)。インプッ
トシャフト51の回転数とリングギヤ32の回転数とが
一致する状態は、クラッチC1によりインプットシャフ
ト51がキャリア35に接続された状態では、キャリア
35の回転数とリングギヤ32の回転数とが一致する状
態であり、プラネタリギヤ30の特性から、この状態は
サンギヤ31の回転数とも一致する状態となる。したが
って、この場合の同期判定は、エンジン22の回転数N
eとモータ40の回転数Nmとが一致しているか否かに
より行なうことができる。
【0029】こうした同期判定で同期が不成立と判定さ
れたときには、ステップS104に戻って同期が成立す
るまで回転数制御を繰り返し行う。ステップS104か
らステップS114における繰り返し処理では、通常、
スタータモータによるエンジン回転数制御が選択される
が、その途中で何らかの原因で二次電池44が充電不可
能な状態になったときには点火時期遅角によるエンジン
回転数制御に切り替えられる。
【0030】一方、ステップS114の同期判定で同期
成立と判定されると、クラッチC2を接続し(ステップ
S116)、この切替制御ルーチンを終了する。このル
ーチンが終了してクラッチC2が接続した状態では、ブ
レーキB1が非係合状態でクラッチC1が接続状態とな
るから、クランクシャフト24と回転軸41とインプッ
トシャフト51は一体の回転体として回転する状態とな
り、エンジン22からの動力を直接インプットシャフト
51に出力して走行するエンジン走行モードとなる。
【0031】図3は、上述した切替制御が行なわれてい
るときのエンジン22の回転数Neとモータ40の回転
数Nmとの時間変化の一例を示す説明図である。図中、
曲線Aはモータ40の回転数Nmの時間変化であり、曲
線Bはスタータモータによるエンジン回転数制御を受け
た場合のエンジン22の回転数Neの時間変化であり、
一点鎖線の曲線Cは点火時期遅角によるエンジン回転数
制御を受けた場合のエンジン22の回転数Neの時間変
化である。モータ走行モードで走行している状態から時
間t1にエンジン走行モードへの切り替えの指示がなさ
れると、まず、エンジン22が始動される。エンジン2
2の回転数Neがモータ40の回転数Nmを超える時間
t2以降は、二次電池44の状態に基づいてスタータモ
ータによるエンジン回転数制御か点火時期遅角によるエ
ンジン回転数制御のいずれかでエンジン22の回転数N
eがモータ40の回転数Nmに同期するよう制御され
る。エンジン22の回転数Neがモータ40の回転数N
mと同一となる時間t3または時間t4にクラッチC2
によりリングギア32とインプットシャフト51とが接
続され、切替制御は終了する。なお、図示するように、
スタータモータによるエンジン回転数制御は点火時期遅
角によるエンジン回転数制御に比べ短時間で同期が終了
するから、通常はスタータモータによるエンジン回転数
制御が選択される。
【0032】以上説明した実施例のハイブリッド自動車
20によれば、クランクシャフト24とインプットシャ
フト51とを接続する際に、二次電池44が充電可能な
状態のときにはスタータモータによるエンジン回転数制
御により、二次電池44が充電不可能な状態のときには
点火時期遅角によるエンジン回転数制御により、クラン
クシャフト24とインプットシャフト51とを同期させ
て行うことができる。即ち、二次電池44の状態に拘わ
らずクランクシャフト24とインプットシャフト51と
を同期させて接続することができる。もとより、クラン
クシャフト24とインプットシャフト51とを同期させ
てから接続するから、接続時にトルクショックが生じる
のを防止することができる。
【0033】実施例のハイブリッド自動車20では、図
2の切替制御ルーチンに示すように、二次電池44が充
電可能なときにはスタータモータによるエンジン回転数
制御を行い、二次電池44が満充電となって充電不能な
状態になったときには点火時期遅角によるエンジン回転
数制御に切り替えるものとしたが、二次電池44の状態
に基づいてスタータモータによるエンジン回転数制御と
点火時期遅角によるエンジン回転数制御とを設定し、同
期が成立するまで制御を切り替えないものとしてもよ
い。この場合、図2に示す切替制御ルーチンに代えて図
4に例示する切替制御ルーチンを行えばよい。この切替
制御ルーチンでは、エンジン22が完爆したときに二次
電池44の残容量SOCを読み込み(ステップS20
4)、読み込んだ残容量SOCを閾値Srefと比較す
る(ステップS206)。閾値Srefは、スタータモ
ータによるエンジン回転数制御でクランクシャフト24
とインプットシャフト51とを同期させたときに二次電
池44が満充電とならない二次電池44の残容量SOC
として設定されるものであり、二次電池の容量,モータ
の容量およびエンジンの性能などによって定められる。
二次電池44の残容量SOCが閾値Srefより小さい
ときにはスタータモータによるエンジン回転数制御を設
定し(ステップS208)、残容量SOCが閾値Sre
fより大きいときには点火時期遅角によるエンジン回転
数制御を設定する(ステップS210)。そして、エン
ジン22の回転数Neとモータ40の回転数Nmとを読
み込みでエンジン22の目標回転数Ne*を設定し(ス
テップS212,S214)、設定されたエンジン回転
数制御によりクランクシャフト24とインプットシャフ
ト51との同期制御を行う(ステップS216)。
【0034】実施例のハイブリッド自動車20では、二
次電池44が充電可能なときにはスタータモータによる
エンジン回転数制御を行い、二次電池44が充電不可能
なときには点火時期遅角によるエンジン回転数制御を行
うものとしたが、二次電池44が充電可能なときには、
スタータモータと点火時期遅角との両方によってエンジ
ン回転数制御を行うものとしてもよい。
【0035】実施例のハイブリッド自動車20では、ク
ランクシャフト24とインプットシャフト51との同期
調整を二次電池44の状態に基づいてスタータモータに
よるエンジン回転数制御か点火時期遅角によるエンジン
回転数制御かにより行なったが、こうしたいずれかのエ
ンジン回転数制御に加えてクラッチC2の係合力を用い
て同期調整するものとしてもよい。この場合、いずれか
のエンジン回転数制御の開始と同時にクラッチC2に係
合力が作用するようクラッチC2のアクチュエータを駆
動制御し、クランクシャフト24とインプットシャフト
51とが同期したときに、クラッチC2の係合力を最大
に高めるようクラッチC2のアクチュエータを駆動制御
すればよい。こうすれば、より迅速にクランクシャフト
24とインプットシャフト51とを同期させて連結する
ことができる。
【0036】実施例のハイブリッド自動車20では、二
次電池44が充電できない状態のときには点火時期遅延
によるエンジン回転数制御によりクランクシャフト24
とインプットシャフト51とを同期調整するものとした
が、クランクシャフト24の回転数を調整できればよい
から、エンジン22の回転数を制御可能な如何なる制御
によって同期調整を行なうものとしてもよい。例えば、
エンジン22の燃料噴射量の制御によって行なうものと
してもよいし、スロットルバルブの開度調節の制御によ
って行なうものとしてもよい。また、これらのエンジン
22の制御を組み合わせて行なってもよい。
【0037】実施例のハイブリッド自動車20では、切
替制御においてエンジン22の回転数NeをエンジンE
CU29を介して通信により取得するものとしたが、ク
ランクシャフト24に回転数センサを取り付けてクラン
クシャフト24の回転数を直接読み込むものとしてもよ
い。また、実施例のハイブリッド自動車20では、モー
タ40の回転数Nmを読み込んで駆動軸としてのインプ
ットシャフト51の回転数として用いたが、インプット
シャフト51に取り付けられている回転数センサ61に
より検出される回転数を直接読み込むものとしてもよ
い。
【0038】実施例のハイブリッド自動車20では、エ
ンジン22と、エンジン22のクランクシャフト24に
接続されたスタータモータ26と、エンジン22に接続
されたプラネタリギヤ30と、プラネタリギヤ30のキ
ャリア35に接続されたモータ40と、キャリア35と
インプットシャフト51とを接続可能なクラッチC1
と、リングギヤ32とインプットシャフト51とを接続
可能なクラッチC2とを備える動力出力装置を搭載した
ハイブリッド自動車におけるモータ走行モードからエン
ジン走行モードへの切り替えの際のクラッチC2の接続
に切替制御を適用したが、エンジンの出力軸に接続され
た発電機と、エンジンの出力軸と駆動軸とを連結可能な
クラッチと、駆動軸に動力を出力可能なモータとを備え
る動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車であれ
ば、如何なる構成のハイブリッド自動車におけるモータ
走行モードからエンジン走行モードへの切替制御に適用
することものとしてもよい。例えば、図5に例示する変
形例のハイブリッド自動車120のように、ベルト12
8を介してエンジン122のクランクシャフト124に
接続されたスタータモータ126と、エンジン122の
クランクシャフト124とデファレンシャルギヤ160
を介して駆動輪166a,166bに接続された駆動軸
151とを接続および接続の解除を行なうクラッチC3
と、駆動軸151に動力を出力可能なモータ140と、
を備える動力出力装置を搭載したハイブリッド自動車1
20にも適用することができる。なお、この変形例のハ
イブリッド自動車120では、クラッチC3を接続解除
状態としてモータ140からの動力で走行するモータ走
行モードとクラッチC3を接続状態としてエンジン12
2からの動力により走行するエンジン走行モードとを切
り替えて走行することができ、この切替制御に対して実
施例で説明した図2の切替制御ルーチンをそのまま適用
することができる。
【0039】実施例では、本発明の一実施例である動力
出力装置を搭載したハイブリッド自動車20について説
明したが、こうした動力出力装置を自動車以外の車両や
船舶,航空機などの移動体に搭載する構成や移動を伴わ
ない建設機械などの駆動装置に搭載する構成などに適用
するものとしてもよい。
【0040】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である動力出力装置を搭載し
たハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図で
ある。
【図2】ハイブリッド用電子制御ユニット70により実
行される切替制御ルーチンの一例を示すフローチャート
である。
【図3】同期制御が行なわれているときのエンジン22
の回転数Neとモータ40の回転数Nmとの時間変化の
一例を示す説明図である。
【図4】ハイブリッド用電子制御ユニット70により実
行される切替制御ルーチンの一例を示すフローチャート
である。
【図5】変形例のハイブリッド自動車120の構成の概
略を示す構成図である。
【符号の説明】
20,120 ハイブリッド自動車、22,122 エ
ンジン、24,124クランクシャフト、25 クラン
クポジションセンサ、26,126 スタータモータ、
28,128 ベルト、29 エンジン用電子制御ユニ
ット(エンジンECU)、30 プラネタリギヤ、31
サンギヤ、32 リングギヤ、33第1ピニオンギ
ヤ、34 第2ピニオンギヤ、35 キャリア、39
ケース、40,140 モータ、41 回転軸、43
インバータ、44 二次電池、45 回転位置検出セン
サ、46 電圧センサ、47 電流センサ、48 温度
センサ、49 モータ用電子制御ユニット(モータEC
U)、50 CVT、51 インプットシャフト、52
アウトプットシャフト、53 プライマリープーリ
ー、54 セカンダリープーリー、55 ベルト、56
第1アクチュエータ、57 第2アクチュエータ、5
9 CVT用電子制御ユニット(CVTECU)、6
1,62 回転数センサ、64 ディファレンシャルギ
ヤ、66a,66b,166a,166b 駆動輪、7
0 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、
74 ROM、76 RAM、80 シフトレバー、8
1 シフトポジションセンサ、82 アクセルペダル、
83 アクセルペダルポジションセンサ、84 ブレー
キペダル、85 ブレーキペダルポジションセンサ、8
6車速センサ、160 デファレンシャルギヤ 16
0、C1,C2,C2 クラッチ、B1 ブレーキ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 41/00 B60K 41/00 301C 5H115 41/02 41/02 B60L 11/14 B60L 11/14 F02D 29/02 F02D 29/02 D 45/00 312 45/00 312M 312S F02N 11/04 F02N 11/04 A F02P 5/15 F16D 25/14 640Z F16D 48/02 F02P 5/15 C Fターム(参考) 3D041 AA53 AA59 AB01 AC01 AC06 AD02 AD10 AD22 AD23 AD31 AD51 AE02 AE16 3G022 DA01 DA02 EA09 GA01 GA05 3G084 BA03 BA17 DA05 DA11 FA05 FA06 FA10 FA33 FA38 3G093 BA02 BA15 CB05 DA01 DA06 DA07 DB02 DB05 DB10 DB11 DB15 EA03 EA13 EC02 FA12 FB02 3J057 AA03 BB03 GA47 GA67 GB02 GB03 GB13 GB14 GB40 HH02 JJ01 5H115 PC06 PG04 PI16 PI29 PO02 PO06 PO17 PU10 PU23 PU25 PU29 PV09 QE01 QE08 QN03 RB08 RE01 RE02 RE05 RE06 SE06 SE08 TE02 TI02 TI05 TI06 TI10 TO12 TO21 TO23 TO30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関からの動力を駆動軸に出力可能
    な動力出力装置であって、 前記内燃機関の出力軸に接続され、電力の入出力を伴っ
    て該出力軸の回転数を調整可能な回転数調整手段と、 該回転数調整手段と電力のやり取りを行なう二次電池
    と、 該二次電池の状態を検出する電池状態検出手段と、 前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸との連結および連結
    の解除を行なう連結解除手段と、 前記電池状態検出手段により検出された前記二次電池の
    状態に基づいて前記内燃機関の出力軸の回転数の前記駆
    動軸の回転数への同期調整を前記回転数調整手段を伴う
    同期調整により行なうか該回転数調整手段を伴わない同
    期調整により行なうかの同期調整手法を設定する同期調
    整手法設定手段と、 前記内燃機関の出力軸と前記駆動軸との連結の要請がな
    されたとき、前記同期調整手法設定手段により設定され
    た同期調整手法により前記内燃機関の出力軸の回転数が
    前記駆動軸の回転数に同期調整されるよう前記回転数調
    整手段と前記内燃機関とを駆動制御すると共に前記内燃
    機関の出力軸と前記駆動軸とが連結されるよう前記連結
    解除手段を駆動制御する連結制御手段と、 を備える動力出力装置。
  2. 【請求項2】 前記連結制御手段は、前記設定された同
    期調整手法と共に前記連結解除手段による係合力を用い
    て前記内燃機関の出力軸の回転数が前記駆動軸の回転数
    に同期調整されるよう前記回転数調整手段と前記内燃機
    関と該連結解除手段とを駆動制御する手段である請求項
    1記載の動力出力装置。
  3. 【請求項3】 前記同期調整手法設定手段は、前記二次
    電池の状態が充電可能な状態のときには前記回転数調整
    手段を伴う同期調整を前記同期調整手法に設定し、前記
    二次電池の状態が充電不可能な状態のときには前記回転
    数調整手段を伴わない同期調整を前記同期調整手法に設
    定する手段である請求項1または2記載の動力出力装
    置。
  4. 【請求項4】 前記同期調整手法設定手段は、前記二次
    電池の状態としての残容量が所定量未満のときには前記
    回転数調整手段を伴う同期調整を前記同期調整手法に設
    定し、前記二次電池の状態としての残容量が所定量以上
    のときには前記回転数調整手段を伴わない同期調整を前
    記同期調整手法に設定する手段である請求項1または2
    記載の動力出力装置。
  5. 【請求項5】 前記同期調整手法設定手段は、前記二次
    電池の状態としての残容量が略最大量に至るまでは前記
    回転数調整手段を伴う同期調整を前記同期調整手法に設
    定し、前記二次電池の状態としての残容量が略最大量に
    至ったときには前記回転数調整手段を伴わない同期調整
    を前記同期調整手法に設定する手段である請求項1また
    は2記載の動力出力装置。
  6. 【請求項6】 前記回転数調整手段を伴わない同期調整
    は、前記内燃機関の制御によって行われる調整である請
    求項1ないし5いずれか記載の動力出力装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の動力出力装置であって、 前記内燃機関は、点火時期の調整が可能に構成され、 前記回転数調整手段を伴わない同期調整は、前記内燃機
    関の点火時期の調整を伴って行なわれる調整である動力
    出力装置。
  8. 【請求項8】 前記回転数調整手段は、前記内燃機関の
    出力軸と動力伝達部材を介して接続され、該内燃機関を
    クランキング可能な発電電動機である請求項1ないし7
    いずれか記載の動力出力装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8いずれか記載の動力出
    力装置であって、 前記駆動軸に動力を出力可能な電動機を備え、 前記内燃機関の出力軸と駆動軸との連結の要請は、前記
    電動機からの動力だけを前記駆動軸に出力する第1の運
    転モードから前記内燃機関からの動力を前記駆動軸に出
    力する第2の運転モードへの移行の要請である動力出力
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の運転モードは、前記内燃機
    関からの動力だけを前記駆動軸に出力するモードまたは
    前記内燃機関からの動力と前記電動機からの動力とを前
    記駆動軸に出力するモードである請求項9記載の動力出
    力装置。
  11. 【請求項11】 請求項9または10記載の動力出力装
    置であって、 前記内燃機関の出力軸に接続された第1の軸と前記電動
    機に接続された第2の軸と第3の軸とを有し、該3軸の
    うちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余
    の軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、 前記第2の軸と前記駆動軸との接続および接続の解除を
    行なう接続解除手段と、 前記第3の軸を固定可能な軸固定手段と、 を備え、 前記連結解除手段は、前記第3の軸と前記駆動軸との接
    続および接続の解除を行なう手段であり、 前記第1の運転モードは、前記連結解除手段により前記
    第3の軸と前記駆動軸との接続が解除され前記接続解除
    手段により前記第2の軸と前記駆動軸とが接続され前記
    軸固定手段により前記第3の軸の固定が解除された状態
    で、前記内燃機関の運転を停止すると共に前記電動機か
    ら動力を出力する運転モードであり、 前記第2の運転モードは、前記第1の運転モードの状態
    から前記連結解除手段により前記第3の軸と前記駆動軸
    とを接続した状態として前記内燃機関から動力を出力す
    る運転モードである動力出力装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11いずれか記載の動
    力出力装置を備える自動車。
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