JP2003278459A - ガラリ羽根の組付け構造 - Google Patents

ガラリ羽根の組付け構造

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JP2003278459A
JP2003278459A JP2002124978A JP2002124978A JP2003278459A JP 2003278459 A JP2003278459 A JP 2003278459A JP 2002124978 A JP2002124978 A JP 2002124978A JP 2002124978 A JP2002124978 A JP 2002124978A JP 2003278459 A JP2003278459 A JP 2003278459A
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louver slat
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Morio Tomita
守雄 冨田
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TOMITA CO Ltd
TOMITA KK
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TOMITA CO Ltd
TOMITA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後への倒れや長手方向への位置ずれ等を防
止することによって、ガタツキ音を効果的に軽減するガ
ラリ羽根の組み付け構造とする。 【解決手段】 ガラリ羽根4は断面略山型形状とし、前
記ガラリ羽根4の長手両端部を欠切して前記ガラリ羽根
4の頂部Tを含み両傾斜部43、43の一部からなる断
面ヘ字状の突出端42を形成し、前記突出端42を前記
挿通孔Pに嵌挿させるとともに、前記突出端42にはプ
レス加工により前記頂部Tよりさらに上方を臨ませて前
記縦枠5c、5dの裏面に当接する突起部42aを形成
させる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切りパネルや
ドア本体に取り付けられる固定ガラリに係り、より詳し
くは、容易に縦枠に固定することができる鋼製(スチー
ル製、アルミ製等)のガラリ羽根の組付け構造に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ガラリ羽根をガラリ固定枠の縦枠
間に組付けするにあたり、実公昭54−33726号の
明細書及び添付図面に紹介されている従来技術のごと
く、『縦枠にガラリ羽根の断面形状と同形の長溝孔を多
数穿設し、これにガラリ羽根の端部を嵌挿したのち縦枠
の裏側でかしめて固着する』ガラリ羽根の組付け構造が
一般的に採用されている。 【0003】しかしながら、かかる組付け構造では、ガ
ラリ羽根を容易に縦枠間に横架させることができるが、
前記明細書において、『縦枠にガラリ羽根の断面形状と
同形の長溝孔を穿設するのに高度な加工技術が必要で手
数を要するばかりか、縦枠の強度が低下する』と指摘す
るように、従来技術にはかかる課題がある。また前記添
付図面等を含む記載内容からすれば、従来技術の組付け
構造は必ずしも組み付けが容易に把握できるものではな
く明確性に欠ける。 【0004】また、前記実公昭54−33726号に係
る登録実用新案や、ガラリ羽根が山型形状のような場合
に、上記組み付け手段に加え、両傾斜辺の端部に別途両
側から押縁を当てることによって揺動等を可及的に制止
しようとする技術が提唱される(例えば、特開2001
−65259号に開示の技術)。これにより、ガラリ羽
根全体が安定するため、不快音の発生を軽減でき、従来
技術に比較し改善効果を奏することができる。 【0005】しかし、前者(登録実用新案)によれば、
ガラリ羽根の両側縁に補強部を形成させねばならず、ガ
ラリ羽根の製作と縦枠への組み付けが複雑化する。また
後者によれば、別途押縁を補助部材として使用すること
となり、組み付けの作業に手間がかかり、ガラリ製作の
生産効率が下がる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】以上のような種々組み
付け技術には一長一短があり、必ずしもガタツキ音の軽
減と生産効率の向上を同時に満足させるには至っていな
い。 【0007】本発明は、このような従来技術等の課題を
解決するために、簡易手段によってガラリ羽根のガタツ
キを制止し得るとともに、組み付け作業性の向上にも寄
与するガラリ羽根の組付け構造を提供せんとするもので
ある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、請求項1に記載したように、一対の縦枠
の見込み面上下方向に所定間隔を置いて穿設した挿通孔
に嵌挿して多数のガラリ羽根を積層状に組付けしたガラ
リ羽根の組付け構造において、ガラリ羽根は断面略山型
形状とし、前記ガラリ羽根の長手両端部を欠切して前記
ガラリ羽根の頂部を含み両傾斜部の一部からなろ断面ヘ
字状の突出端を形成し、前記突出端を前記挿通孔に嵌挿
させるとともに、前記突出端にはプレス加工により前記
頂部よりさらに上方を臨ませて前記縦枠の裏面に当接す
る突起部を形成したことを特徴とするものである。 【0009】このように構成されたガラリ羽根の組付け
構造においては、ガラリ羽根に特殊加工を施したり補助
部材を使用する必要もなく、ガタツキ音を効果的に軽減
することができるばかりでなく、縦枠の強度低下を招く
おそれもなく、生産効率を高めることも可能となる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るガラリ羽根の
組付け構造の実施の形態について、図面を参照しながら
詳細に説明する。 【0011】図1は、本発明に係るガラリ羽根4を組み
付けしたガラリ3を装備したドア1の正面図を表わす。
ドア本体2の戸尻側を建物開口部の周縁に建付けされた
ドア枠の縦枠Jに丁番Kにて螺着し、戸先側に取り付け
られた錠前の握り玉Lを操作することによって、開口部
の開閉ができるようになっている。ガラリ3はドア本体
2の下方に装備されている。 【0012】図2は、ガラリ3の拡大縦断面図であっ
て、ドア本体2にはガラリ3を嵌め込むための開口部A
を、断面コ字状の矩形状インサイドフレーム9を四方額
縁状に形成して、ドア本体2の骨材兼用として設ける。
インサイドフレーム9の両側面を表面材10、11で被
覆し、コア材12が表面材8、9間に芯材として充填さ
れている。表面材10、11の各裏面側、コア材12の
表面およびインサイドフレーム9の側面にも接着剤が塗
布されており、ホットプレスによって表面材10、11
とインサイドフレーム9、コア材12は相互に強固に接
着されてドア本体2を形成する。なお、表面材10、1
1は、インサイドフレーム9の開口部Aに該当する部分
が打ち抜き加工されている。 【0013】ガラリ3は、薄板鋼板(1.2mm、1.
6mm、2.3mm程度)からなり、ガラリ羽根4、取
付枠5および押え縁8で構成される。ガラリ羽根4は、
ベンダー加工によって断面略山型形状に成形したものあ
る。取付枠5は、長短の折曲片を有する断面コ字状の外
額縁6と長短の折曲片からなる断面L字状の内額縁7を
組み合わせて四方額縁状に構成したものある。 【0014】押え縁8は、断面略クランク形状に成形し
たもので、四方額縁状に構成したものある。 【0015】ガラリ3は、取付枠5を開口部Aの一方側
から嵌め込み、押え縁8を開口部Aの反対側からそれぞ
れ突き合せるように嵌め込んで、取付枠5と押え縁8の
双方の見付け縁が表面材10、11に圧接するように、
押え縁8側から取付枠5の押え縁8に対向する折曲片に
螺子締めして共締めさせ、開口部Aに固定するようにな
っている。 【0016】図3は、ガラリ3の拡大横断面図を表わ
す。ガラリ羽根4は、ガラリ羽根4の長手両端部を欠切
して突出端42を形成させ、各突出端42、42を縦枠
5c、5dの見込み面上下方向に所定間隔を置いて穿設
した挿通孔Pに嵌挿して多数のガラリ羽根を積層状に組
付けして横架させる。 【0017】図4は、ガラリ羽根4の形状であって、同
図(A)は正面図、同図(B)は平面図、同図(C)は
側面図を表わしている。ガラリ羽根4は、羽根本体41
と突出端42とで構成され、羽根本体41の長さは、お
おむね縦枠5c、5d間の内法寸法と同一である。ま
た、突出端42の長さは10〜20mmである。ガラリ
羽根4(または羽根本体41)は、側面視において、頂
部Tの両側に連続する傾斜面43、43、傾斜面43、
43の下端に連続する垂下辺44、44とで略山型状に
成形したものである。また突出端42は、側面視におい
て、頂部Tを含み両傾斜面43、43の一部をガラリ羽
根4の長手方向に切り残すようにしたもので、断面ヘ字
状に加工してある。 【0018】突出端42を叙上のように欠切形成したの
は、以下の理由による。第一に、断面形状がコンパクト
となるから、挿通孔Pもそれに応じて小さくすることが
できる。従って、縦枠5c(5d)の強度低下を招くお
それを減じることができる。第二に、突出端42は、羽
根本体41の支持片でもあって、断面ヘ字状は平板状の
ものに比較し、上下方向に対する曲げ強度を確保するこ
とができる。従って、羽根本体41の撓み発生を防止す
ることができる。第三に、後述する突起部42aのプレ
ス加工上、頂上部TがV型ダイに適合させることができ
る。従って、突起部42aの加工が容易となる。 【0019】図5、図6は、突起部42aの形成例であ
って、図5(A)は突起部42aの側断面図、図5
(B)は突起部42aの正面図、図6は縦枠5c(5
d)の裏面側斜視図を表わす。突起部42aは、プレス
加工によって縦枠5c(5d)の裏面に当接するように
頂部Tの上方を臨むようリブ状に突成される。つまり、
頂部Tにさらに第二頂部を形成するようになっている。
突起部42aは、同様に頂部Tの上方を臨むように切り
起こすようにして、切り起こし先端が縦枠5c(5d)
の裏面に当接するようにしてもよい。この場合、切り起
こし片は、先端ほどいわゆるスプリングバックが顕著に
生じやすいから、切り起こし先端が縦枠5c(5d)の
裏面に食い込むように圧接させることができる。従っ
て、リブ状突成であれ切り起こし突成であれ、羽根本体
41を縦枠5c(5d)の裏面側から確実かつ強固に支
持固定することができる。また、かかる支持固定は、羽
根本体41の長手方向の横ずれ防止のみならず前後方向
の倒れを防止することができるので、全体としガラリ羽
根4そのものの制振機能を発揮させることが可能とな
る。 【0020】図7は、縦枠5c(5d)の裏面、突起部
42a間にシール材13を介在させた状態を表わし、同
図(A)は側断面図、同図(B)は正面図を表わす。こ
れによって、挿通孔Pから縦枠5c(5d)の裏面側に
結露水滴等の侵入を防止することができる。シール材1
3は、できるだけ突起部42aが縦枠5c(5d)の裏
面に圧接状態を維持できるようにするため、薄手のもの
であってゴム系、樹脂系等のもののうち、弾力性の大き
い材質のものが好ましい。 【0021】以上のように構成したガラリ羽根4の組付
け構造について、ガラリ羽根4の組付け手順について略
記する。 【0022】同一長さのガラリ羽根4を縦一列状に所定
の間隔あけて多数作業台に並べる。各ガラリ羽根4の左
右突出端42、42に挿通孔Pを挿通してガラリ羽根4
と左右の縦枠5c、5dの仮組み付けをおこなう。ガラ
リ羽根4はプレス加工を容易にするために、V型ダイに
天地逆にして頂部Tをダイ溝にセットする。プレス機に
よって、各ガラリ羽根4の左右突出端42、42を同時
に縦枠5c、5dの裏面に突き当てするようにプレス加
工(リブ加工または切り起こし加工など)をおこない、
ガラリ羽根4と左右の縦枠5c、5dの組み付けを完了
する。なお、つづいて上下枠5a、5bを縦枠5c、5
dに組み付けする。 【0023】 【発明の効果】以上、本発明によれば、ガラリ羽根に特
殊な補強加工を施したり補助部材を使用する必要もな
く、縦枠の裏面を双方から突起部が押圧状に当接するこ
とにより、ガラリ羽根の前後への倒れや長手方向への位
置ずれ等を防止でき、ガタツキ音を効果的に軽減するこ
とができるばかりでなく、縦枠の強度低下を招くおそれ
もない。また、簡易プレス加工によって作業上、機能上
の利点を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】ガラリを装備のドアの正面図である。 【図2】ドア本体のガラリ部分の拡大縦断面図である。 【図3】ドア本体のガラリ部分の拡大横断面図である。 【図4】(A)はガラリ羽根の正面図である。(B)は
ガラリ羽根の平面図である。(C)はガラリ羽根の側面
図である。 【図5】(A)は突起部の側断面図である。(B)は突
起部の正面図である。 【図6】縦枠の裏面側斜視図である。 【図7】(A)は縦枠と突起部の間にパッキン材を挿填
した側断面図である。(B)は縦枠と突起部の間にパッ
キン材を挿填した正面図である。 【図8】従来例を示す斜視図である。 【符号の説明】 3 ガラリ 4 ガラリ羽根 42 突出端 42a 突起部 5c 縦枠 5d 縦枠

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】一対の縦枠の見込み面上下方向に所定間隔
    を置いて穿設した挿通孔に嵌挿して多数のガラリ羽根を
    積層状に組付けしたガラリ羽根の組付け構造において、
    ガラリ羽根は断面略山型形状とし、前記ガラリ羽根の長
    手両端部を欠切して前記ガラリ羽根の頂部を含み両傾斜
    部の一部からなる断面ヘ字状の突出端を形成し、前記突
    出端を前記挿通孔に嵌挿させるとともに、前記突出端に
    はプレス加工により前記頂部よりさらに上方を臨ませて
    前記縦枠の裏面に当接する突起部を形成したことを特徴
    とするガラリ羽根の組付け構造。
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