JP2003275629A - 静電型液体塗布ノズル - Google Patents

静電型液体塗布ノズル

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JP2003275629A
JP2003275629A JP2002086257A JP2002086257A JP2003275629A JP 2003275629 A JP2003275629 A JP 2003275629A JP 2002086257 A JP2002086257 A JP 2002086257A JP 2002086257 A JP2002086257 A JP 2002086257A JP 2003275629 A JP2003275629 A JP 2003275629A
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JP
Japan
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oil
nozzle
electrostatic
electrostatic liquid
liquid
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JP2002086257A
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Takayuki Fukui
孝幸 福井
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電原理に基づいてノズルから液体を対象物
に塗布する静電型液体塗布ノズルにおいて、液体に混入
した気泡等のために一時的に噴霧層が途切れても、短期
間に噴霧層が回復し、継続的な塗布不良の発生を防止す
ることができる静電型液体塗布ノズルを提供する。 【解決手段】 互いに対向する一対のアルミニューム製
ブレード11及び12のブレード先端部外表面11a及
び12aを、ぬれにくい特性を有するふっ素樹脂のテー
プ2によって被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、静電原理に基づい
て液体を対象物に塗布する静電型液体塗布に用いる静電
型液体塗布ノズルに関するものである。 【0002】 【従来の技術】静電原理に基づいて液体を対象物に塗布
する静電型液体塗布技術は、各種分野で用いられてい
る。例えば、鉄鋼の連続式亜鉛めっきラインでは、溶融
亜鉛メッキをした薄鋼板の表面に、静電型液体塗布技術
によって油を塗布している。その際に用いられる静電型
液体塗布ノズルの断面図を図3に示す。 【0003】静電型液体塗布ノズル10は、互いに対向
する一対のアルミニューム製ブレード11、12を有し
ており、ブレード11とブレード12の互いに対向する
面によって形成された隙間が油の吐出流路13となって
いる。ブレード11とブレード12はボルト18で連結
されており、互いに対向する面の隙間はボルト19によ
って調整される。また、ブレード12に設けられた給油
口17から供給された油は、加熱部16で加熱管16a
によって所定温度に加熱され、送油路15を経由して油
溜め14に溜められた後、吐出流路13を通過して、ノ
ズル先端から吐出されるようになっている。そして、塗
油対象の薄鋼板に正電位の電圧を印加し、ブレード1
1、12に負電位の電圧を印加すると、油が吐出流路1
3を通過する間に負電位に帯電し、同一極性の電荷が互
いに反発するために均一粒径の微粒子となって、ノズル
先端から塗油対象の薄鋼板に向けて均等に噴霧される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の静電型
液体塗布ノズル10においては次のような問題点があっ
た。すなわち、図4に示すように、ノズル10の幅方向
の一部で油が噴霧されず、ブレード11の先端部外表面
11aまたはブレード12の先端部外表面12aを伝っ
て流れ落ちることがある。これは、供給された油に気泡
等が混入していて、油が正常に噴霧されなかったことに
よるものであるが、一度この現象が発生すると、ブレー
ド先端部外表面11a、12aに流れ出た油22の表面
張力に引きずられて、後続の油も正常に噴霧されずにブ
レード先端部外表面11a、12aに流れ出し、ノズル
10から吐出された油の噴霧層20の一部に欠損個所2
1ができたままとなり、その状態がなかなか回復しな
い。その結果、対象の薄鋼板の表面に塗油不良個所が継
続的に生じてしまい、次工程にてその塗油不良個所に塗
油しなければならず、工程上のロスとなったり、塗油不
良個所を見落として品質欠陥を招く要因となったりする
という問題があった。 【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、静電原理に基づいてノズルから液
体を対象物に塗布する静電型液体塗布ノズルにおいて、
液体に混入した気泡等のために一時的に噴霧層が途切れ
ても、短期間に噴霧層が回復し、継続的な塗布不良の発
生を防止することができる静電型液体塗布ノズルを提供
することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、互いに対向する一対のブレードの隙間
から静電原理に基づいて液体を吐出し対象物に塗布する
静電型液体塗布ノズルにおいて、前記ブレードの先端部
の外表面がふっ素樹脂で被覆されていることを特徴とす
る静電型液体塗布ノズルである。 【0007】 【発明の実施の形態】図1及び図2に本発明に係る静電
型液体塗布ノズルの一実施形態を示す。図1は本発明の
一実施形態に係る静電型液体塗布ノズルの断面図であ
り、図2はその使用状態の説明図である。 【0008】静電型液体塗布ノズル1は、互いに対向す
る一対のアルミニューム製ブレード11、12を有して
おり、ブレード11とブレード12の互いに対向する面
によって形成された隙間が油の吐出流路13となってい
る。ブレード11とブレード12はボルト18で連結さ
れており、互いに対向する面の隙間はボルト19によっ
て調整される。また、ブレード12に設けられた給油口
17から供給された油は、加熱部16で加熱管16aに
よって所定温度に加熱され、送油路15を経由して油溜
め14に溜められた後、吐出流路13を通過して、ノズ
ル先端から吐出されるようになっている。 【0009】そして、この静電型液体塗布ノズル1の特
徴は、ブレード先端部外表面11a及び12aに、ふっ
素樹脂のテフロン(登録商標)のテープ2が貼り付けられ
ていることである。 【0010】上記のような静電型液体塗布ノズル1にお
いて、塗油対象の薄鋼板に正電位の電圧を印加し、ブレ
ード11、12に負電位の電圧を印加すると、油が吐出
流路13を通過する間に負電位に帯電し、正電位と負電
位間のクーロン力により均一粒径の微粒子となって、ノ
ズル先端から塗油対象の薄鋼板に向けて均等に噴霧され
る。 【0011】そして、油に気泡等が混入していて、一時
的にノズル10の幅方向の一部で油が噴霧されずに、ブ
レード11の先端部からブレード外面に流れ出た場合で
も、ぬれにくい特性を有するテフロン(登録商標)でブレ
ード先端部外表面11a及び12aが被覆されているの
で、流出した油はテフロン(登録商標)の作用で油滴状態
となり、流出した油の表面張力が後続の油に働くことは
なく、後続の油は正常に噴霧される。その結果、短期間
で正常な噴霧層20が回復し、継続的な塗油不良の発生
が防止される。 【0012】なお、上記の実施形態では、ブレード先端
部外表面11a及び12aに、ふっ素樹脂のテフロン
(登録商標)のテープ2を貼り付けているが、ブレード先
端部外表面11a及び12aにテフロン(登録商標)加工
を施すことでもよい。 【0013】 【発明の効果】本発明によれば、静電型液体塗布におい
て、液体に混入した気泡等のために一時的に噴霧層が途
切れても、短期間に噴霧層が回復し、継続的な塗布不良
の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態の断面図である。 【図2】本発明の一実施形態の使用状態の説明図であ
る。 【図3】従来技術を示す説明図である。 【図4】従来技術の問題点を示す説明図である。 【符号の説明】 1 静電型液体塗布ノズル 2 テフロン(登録商標)のテープ 11、12 アルミニューム製ブレード 11a、12b ブレード先端部外表面 13 吐出流路 14 油溜め 15 送油路 16 加熱部 16a 加熱管 17 給油口 18 ボルト 19 ボルト 20 噴霧層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 互いに対向する一対のブレードの隙間か
    ら静電原理に基づいて液体を吐出し対象物に塗布する静
    電型液体塗布ノズルにおいて、前記ブレードの先端部の
    外表面がふっ素樹脂で被覆されていることを特徴とする
    静電型液体塗布ノズル。
JP2002086257A 2002-03-26 2002-03-26 静電型液体塗布ノズル Pending JP2003275629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100638261B1 (ko) 2005-03-30 2006-10-25 차순호 유속이 조절되는 유압 및 공압노즐

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100638261B1 (ko) 2005-03-30 2006-10-25 차순호 유속이 조절되는 유압 및 공압노즐

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