JP2003274746A - 農業機械 - Google Patents

農業機械

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JP2003274746A
JP2003274746A JP2002081382A JP2002081382A JP2003274746A JP 2003274746 A JP2003274746 A JP 2003274746A JP 2002081382 A JP2002081382 A JP 2002081382A JP 2002081382 A JP2002081382 A JP 2002081382A JP 2003274746 A JP2003274746 A JP 2003274746A
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JP
Japan
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clutch
power supply
grain
main power
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002081382A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Yamazaki
達也 山崎
Atsuya Itohara
敦也 糸原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機クラッチを入り状態としたまま、メイ
ン電源を切断したとしても、次回のメイン電源投入と同
時に作業機が動き出す不都合を回避する。 【解決手段】 エンジン動力で動作する穀粒排出機構
と、エンジン18から穀粒排出機構に至る動力供給経路
に介設され、電気的に入切動作する排出クラッチと、該
排出クラッチの入切動作を制御する制御部47とを備え
るコンバイン1であって、メイン電源切断後、制御部4
7に対する電源供給を所定時間だけ保持するタイマユニ
ット53を設けると共に、制御部47に、メイン電源切
断後、排出クラッチを切り動作させる排出クラッチ強制
切断制御手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機クラッチを
備えるコンバイン等の農業機械の技術分野に属するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、農業機械では、各種の作業機を
エンジン動力で動作させている。この種の農業機械にお
いては、通常、エンジンから作業機に至る動力供給経路
に作業機クラッチを介設し、該作業機クラッチの入切操
作によって作業機の動作状態(作業状態、非作業状態)
を切り換えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の農業機械では、作業機クラッチを入り状態としたま
まメイン電源を切断(エンジン停止)した場合、次回の
メイン電源投入(エンジン始動)と同時に作業機が動き
出すことになる。そこで、メイン電源投入時に作業機ク
ラッチを自動的に切り動作させるものが提案されている
が、このものでは、エンジンが始動してから作業機クラ
ッチが切れるまでの間、作業機が動作する不都合があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、エンジン動力で動作する作業機
と、エンジンから作業機に至る動力供給経路に介設さ
れ、電気的に入切動作する作業機クラッチと、該作業機
クラッチの入切動作を制御する制御部とを備える農業機
械であって、該農業機械に、メイン電源切断後、前記制
御部に対する電源供給を所定時間だけ保持する電源供給
保持手段を設けると共に、前記制御部に、メイン電源切
断後、前記作業機クラッチを切り動作させる作業機クラ
ッチ切り動作手段を設けたことを特徴とする。つまり、
作業機クラッチを入り状態としたまま、メイン電源を切
断したとしても、メイン電源切断後に作業機クラッチが
自動的に切り動作されるため、次回のメイン電源投入と
同時に作業機が動き出す不都合を回避することができ
る。また、前記作業機は、穀粒タンク内の穀粒を排出す
る穀粒排出機構であり、前記作業機クラッチは、エンジ
ンから穀粒排出機構に至る動力供給経路に介設された穀
粒排出クラッチであることを特徴とする。この場合にお
いては、穀粒排出クラッチを入り状態としたまま、メイ
ン電源を切断したとしても、メイン電源切断後に穀粒排
出クラッチが自動的に切り動作されるため、次回のメイ
ン電源投入と同時に穀粒排出機構が動き、穀粒タンク内
の穀粒が意に反して排出される不都合を回避することが
できる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1はコンバ
インであって、該コンバイン1は、茎稈を刈取る前処理
部2と、刈取茎稈から穀粒を脱穀し、この穀粒を選別す
る脱穀部3と、選別済みの穀粒を貯溜する穀粒タンク4
と、該穀粒タンク4の後部から延出する排出パイプ4a
と、脱穀済みの排稈を処理する後処理部5と、各種の操
作具が配設される操作部6と、クローラ式の走行部7と
を備えて構成される。
【0006】前処理部2は、未刈茎稈を分草するデバイ
ダ8と、分草された茎稈を引き起す引起し装置9と、茎
稈の株元位置を切断する刈刃装置(図示せず)と、刈取
茎稈を脱穀部3に向けて搬送する前処理搬送装置(図示
せず)とを備えて構成され、コンバイン1の機体前部に
昇降自在に連結される。
【0007】脱穀部3は、扱胴10を内装する扱室11
と、脱穀された穀粒を選別する選別室12と、扱室11
に沿って茎稈を搬送する脱穀フィードチェン13と、脱
穀済みの排藁を後処理部5に向けて搬送する排藁搬送装
置14とを備えて予めユニット状に構成され、機体組立
工程において機体フレーム15上に搭載される。脱穀フ
ィードチェン13は、複数の従動スプロケット16およ
び単一の駆動スプロケット17に対して懸回されてお
り、駆動スプロケット17の回転に応じて搬送動作され
る。
【0008】操作部6の下方には、脱穀部3、穀粒タン
ク4および走行部7に動力を供給するエンジン18が搭
載される。穀粒タンク4および排出パイプ4aには、図
示しない穀粒排出機構(作業機)が内装されており、こ
の穀粒排出機構が、伝動ベルト19を介して伝動される
エンジン動力によって駆動すると、穀粒タンク4内の穀
粒が排出パイプ4aを介して機外に排出される。また、
エンジン18から穀粒排出機構に至る動力供給経路に
は、電気的に入切動作する図示しない排出クラッチ(作
業機クラッチ)が介設されており、その入切操作に応じ
て穀粒排出機構の動作状態が切り換えられる。走行部7
には、伝動ベルト20を介してエンジン動力が伝動され
る。この動力は、走行用無段変速装置21において変速
された後、トランスミッション(図示せず)を介して駆
動輪に伝動される。脱穀部3には、脱穀クラッチ22お
よび伝動ベルト23を介してエンジン動力が伝動され
る。この動力は、唐箕軸24の右端部から処理胴25、
扱胴10および排藁搬送装置14に伝動されると共に、
唐箕軸24の左端部から選別室12、排塵ファン26お
よび後処理部5に伝動される。
【0009】前処理部2および脱穀フィードチェン13
の動力は、搬送用無段変速装置27によって無段変速さ
れる。つまり、搬送用無段変速装置27は、唐箕軸24
から伝動ベルト28を介して取り出した動力を変速する
と共に、変速した動力を、後述するギヤケース29を介
して前処理部2および脱穀フィードチェン13に伝動す
るように構成される。尚、本実施形態の走行用無段変速
装置21および搬送用無段変速装置27は、可変容量油
圧ポンプと、該可変容量油圧ポンプの吐出油で回転駆動
する固定容量油圧モータとを組み合せた油圧式無段変速
機構(HST)であり、可変容量油圧ポンプの斜板操作
(トラニオン軸操作)に応じて無段階状の変速が行われ
る。
【0010】ギヤケース29は、その上端部に搬送用無
段変速装置27を一体的に取り付けて構成される。搬送
用無段変速装置27の出力は、ギヤケース29に内装さ
れる第1〜第4ギヤ30〜33を介して前処理出力軸3
4に伝動され、さらに、第5ギヤ35および伝動チェン
36を介してフィードチェン出力軸37に伝動される。
前処理出力軸34の一端部には、前処理出力プーリ38
が一体的に設けられており、該前処理出力プーリ38に
懸回される伝動ベルト39を介して前処理部2に動力が
伝動されると共に、その動力伝動が刈取クラッチ(テン
ションアーム)40によって断続される。また、フィー
ドチェン出力軸37には、伝動軸41が一体的に連結さ
れており、該伝動軸41を介して脱穀フィードチェン1
3の駆動スプロケット17に動力が伝動される。
【0011】操作部6には、運転席42、主変速レバー
43、操向レバー44、穀粒排出スイッチ45、キース
イッチ46等が設けられる。穀粒排出スイッチ45は、
後述する制御部47に接続されており、穀粒排出スイッ
チ45の操作に応じて制御部47が穀粒排出クラッチの
入切駆動を行う。キースイッチ46は、メイン電源のO
N/OFFおよびエンジン18の始動/停止を行うため
のものであり、バッテリ48から各種電装部品に至る電
源供給経路に介設される。
【0012】制御部47は、CPU、ROM、RAM、
インタフェース回路等を備えて構成され、その入力側に
は、前述した穀粒排出スイッチ45の他、トランスミッ
ションの回転を検出するT/M回転センサ49、搬送用
無段変速装置27の出力回転を検出するHST回転セン
サ50等が接続される一方、出力側には、搬送用無段変
速装置27の斜板を動作させるHST駆動モータ51、
穀粒排出クラッチを入切動作させる排出クラッチモータ
52等が接続される。また、キースイッチ46から制御
部47に至る電源供給経路には、タイマユニット53が
介設されている。タイマユニット53は、バッテリ48
から常時供給される電流を、キースイッチ46によるメ
イン電源切断後、所定時間に亘って制御部47に供給す
る電源供給保持回路(電源供給保持手段)と、キースイ
ッチ46が切り状態のとき、制御部47に対してLOW
レベル信号を出力し、キースイッチ46が入り状態のと
き、制御部47に対してHIレベル信号を出力する電源
入断検出回路とを備えて構成される。
【0013】次に、制御部47の制御手順をフローチャ
ートに沿って説明する。制御部47は、タイマユニット
53からの電源入断検出信号に基づいてメイン電源の入
断を判断し、該判断結果が入の場合は、通常制御を実行
する一方、判断結果が断の場合は、搬送HST強制減速
制御および排出クラッチ強制切断制御(作業機クラッチ
切り動作手段)を実行する。搬送HST強制減速制御で
は、まず、強制減速フラグの状態を判断し、ここでフラ
グセット値が0である場合は、減速タイマをセットする
と共に、強制減速フラグに1をセットする。その後、減
速タイマが終了するまで、HST駆動モータ51を減速
側に駆動し、搬送用無段変速装置27を駆動停止状態と
する。これにより、搬送用無段変速装置27を駆動状態
としたまま、メイン電源を切断したとしても、メイン電
源切断後に搬送用無段変速装置27が自動的に減速動作
されるため、次回のメイン電源投入と同時に前処理部2
や脱穀フィードチェン13が動き出すことがない。ま
た、排出クラッチ強制切断制御では、まず、クラッチ切
断フラグの状態を判断し、ここでフラグセット値が0で
ある場合は、クラッチ切断タイマをセットすると共に、
クラッチ切断フラグに1をセットする。その後、クラッ
チ切断タイマが終了するまで、排出クラッチモータ52
を切断側に駆動し、排出クラッチを切断状態とする。こ
れにより、排出クラッチを入り状態としたまま、メイン
電源を切断したとしても、メイン電源切断後に排出クラ
ッチが自動的に切り動作されるため、次回のメイン電源
投入と同時に穀粒排出機構が動き出すことがない。尚、
本実施形態では、メイン電源切断後、搬送用無段変速装
置27の強制減速および排出クラッチの強制切断を行う
が、メイン電源切断後の電源供給を利用し、制御部47
の各種設定状態(自動制御のON/OFF状態等)を保
存するようにしてもよく、この場合には、次回作業時に
前回作業時の設定状態を再現することが可能になる。
【0014】叙述の如く構成されたものにおいて、エン
ジン動力で動作する穀粒排出機構と、エンジン18から
穀粒排出機構に至る動力供給経路に介設され、電気的に
入切動作する排出クラッチと、該排出クラッチの入切動
作を制御する制御部47とを備えるコンバイン1であっ
て、メイン電源切断後、制御部47に対する電源供給を
所定時間だけ保持するタイマユニット53を設けると共
に、制御部47に、メイン電源切断後、排出クラッチを
切り動作させる排出クラッチ強制切断制御手段を設けた
ため、排出クラッチを入り状態としたまま、メイン電源
を切断したとしても、メイン電源切断後に排出クラッチ
が自動的に切り動作される。その結果、次回のメイン電
源投入と同時に穀粒排出機構が動き、穀粒タンク4内の
穀粒が意に反して排出される不都合を回避することがで
きる。
【0015】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いことは勿論であって、例えば前記実施形態では、メイ
ン電源切断後、排出クラッチの切断動作および搬送用無
段変速装置27の強制減速動作を行うが、その他の作業
機クラッチを対象として自動的な切断動作を行うように
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの右側面図である。
【図2】コンバインの内部を示す左側面図である。
【図3】コンバインの内部を示す平面図である。
【図4】コンバインの内部を示す正面図である。
【図5】ギヤケースの縦断面図である。
【図6】コンバインの動力伝動構造を示す伝動回路図で
ある。
【図7】操作部の斜視図である。
【図8】制御部の入出力を示すブロック図である。
【図9】制御部の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図10】搬送HST強制減速制御のフローチャートで
ある。
【図11】排出クラッチ強制切断制御のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 前処理部 3 脱穀部 4 穀粒タンク 6 操作部 13 脱穀フィードチェン 18 エンジン 27 搬送用無段変速装置 45 穀粒排出スイッチ 46 キースイッチ 47 制御部 48 バッテリ 51 搬送HST駆動モータ 52 排出クラッチモータ 53 タイマユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B076 AA03 BA05 DA10 DA19 DB06 EA01 EA08 EB05 EC23 ED20 2B396 JA04 JC07 KA02 KA04 KE03 LC07 RA09 RA10 RA28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン動力で動作する作業機と、エン
    ジンから作業機に至る動力供給経路に介設され、電気的
    に入切動作する作業機クラッチと、該作業機クラッチの
    入切動作を制御する制御部とを備える農業機械であっ
    て、該農業機械に、メイン電源切断後、前記制御部に対
    する電源供給を所定時間だけ保持する電源供給保持手段
    を設けると共に、前記制御部に、メイン電源切断後、前
    記作業機クラッチを切り動作させる作業機クラッチ切り
    動作手段を設けたことを特徴とする農業機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記作業機は、穀粒
    タンク内の穀粒を排出する穀粒排出機構であり、前記作
    業機クラッチは、エンジンから穀粒排出機構に至る動力
    供給経路に介設された穀粒排出クラッチであることを特
    徴とする農業機械。
JP2002081382A 2002-03-22 2002-03-22 農業機械 Pending JP2003274746A (ja)

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