JP2003274555A - デマンド制御装置及びデマンド制御方法 - Google Patents
デマンド制御装置及びデマンド制御方法Info
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Abstract
に、電気料金の支払いに最適化したデマンド制御を行
う。 【解決手段】 電気機器の電気料金の支払算定の基準と
なる運用周期の間に、需要電力の実績がデマンド目標値
Qaを越えた時点で、当該デマンド目標値Qaを、運用
周期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて
変更する。例えば前年が冷夏であった場合、実績がデマ
ンド目標値Qaを上回った結果、最大需要電力を元のデ
マンド目標値以下に抑制するという意味はなくなってし
まった場合に、必要もなく最大需要電力を元のデマンド
目標値以下に抑制することを続けることを防止でき、電
力会社に支払う電気料金に見合った最適な快適性を実現
することができる。
Description
置及びそれに関連する技術に関する。
電気料金は、基本料金と従量料金の和である。このう
ち、基本料金は次の(1)式で計算される。
約電力は、電力会社が通商産業大臣(現経済産業大臣)
の認可を受けた電気供給約款に従って、実量値契約によ
り決定されることが多い。この実量値契約は、各月の契
約電力を、当月を含む過去1年の月毎の最大需要電力の
うちで最も大きい値とするものである。尚、この最大需
要電力は、ユーザーが使用した電力を所定の時限(=3
0分)毎に計算し、そのうち月間で最も大きい電力値が
適用される。
当月である2001年7月の契約電力は、この当月(2
001年7月)を含む過去1年の月毎の最大需要電力の
うちで最も大きい値が適用され、(1)式により当月の
基本料金が算出される。図6中では2000年8月にお
いて最大需要電力がQ1であり、その翌月から当月であ
る2001年7月までの最大需要電力がQ1に満たない
場合を例示している。
料金を決定することになる。
去1年間の最大需要電力の最大値内に抑制して平準化
し、その月別の最大需要電力のバラツキを低減すること
が、電気料金を節約する上で有利である。
などの電気機器においては、各月の最大需要電力の目標
値(デマンド目標値)を定めておき、最大需要電力をデ
マンド目標値内に抑制するといったデマンド制御が行わ
れることがある。
デマンド目標値をその都度に手動で設定する方法(第1
従来技術)、月替時において過去1年の月毎の最大需要
電力の中の最大値を自動的にデマンド目標値として設定
する方法(特公平8−12205号:第2従来技術)、
及びこの第2従来技術に対して最大値を所定の比率倍し
たものをデマンド目標値としてこのデマンド目標値の決
め方に幅を持たせる方法(特許2641310号:第3
従来技術)、などがある。
術の方法では、デマンド目標値をその都度に手動で設定
変更する煩わしさがあり、また、月毎の設定変更をし忘
れた場合には、当月にとって不必要に大きなデマンド目
標値が設定されたまま放置される事態も生じ得るため、
必要以上に高い電気料金を払い過ぎることがあり得ると
いう問題がある。
デマンド目標値の設定を月替時に自動的に実行するた
め、第1従来技術に比べて、煩わしさを解消できるとと
もに、設定変更を忘れるという事態を防止できる。
ド制御が確実に行われ、当所のデマンド目標値を実績値
が超える(デマンド目標値オーバー)ことがない場合に
は、月毎の最大のデマンド値を、月替わり毎に一ヶ月分
のデマンドデータをサーチして検出する。したがって、
図6の例では、2001年8月の1ヶ月間のデマンド目
標値が、2001年7月末日の24時0分で月替わりに
なる時点で、2001年7月を含む過去1年間の最大需
要電力の最大値であるQ1に設定される。最大需要電力
の最大値を示す月から1年経過した以降は、その時点で
の過去1年の最大需要電力の最大値はそれまでのQ1よ
りも小さくなる可能性があるため、適切なデマンド目標
値を設定でき、必要以上に高く電気料金を払う事態を防
止できる。
ド制御においては、前年が冷夏であった場合、第2従来
技術ではデマンド目標値が小さく設定され過ぎることに
なる。そして、過去12ヶ月分のデマンド値が得られる
のは、月替わりのタイミングであり、一ヶ月間は変わら
ない。したがって、例えば第2従来技術の場合に、需要
電力をデマンド目標値以下に抑制すべく制御したとして
も、ユーザーが手動で強制的に需要電力を増大させた
り、空気調和機の他の機関(例えば送風ファンの駆動
等)の増強稼動等により、図7のように、当月内での最
大需要電力の実績R1,R2が、当初のデマンド目標値
Qを上回る可能性がある。
を一切超えないように強制的に抑制制御を行う方法も考
えられるが、デマンド制御において負荷の最大需要電力
をデマンド目標値以下に完全に抑制すると、前年が冷夏
である場合に、その前年の冷夏に基づいて当年も強制的
に空気調和制御が行われるため、空気調和機の快適性が
損なわれる。したがって、例えば第2従来技術におい
て、図7のように、当所のデマンド目標値Qを実績値R
1,R2が超える(デマンド目標値オーバー)ことを許
容することも考えられる。
R1,R2が当初のデマンド目標値Qを上回わることを
許容する場合、実績R1,R2が当初のデマンド目標値
Qを上回わった以降において、そのデマンド目標値Qを
上回った最大需要電力R1,R2に基づいて契約電力が
決定されるにも拘わらず、少なくともその当月について
はデマンド目標値Qが変更されない。この場合、最大需
要電力を元のデマンド目標値Q以下に抑制するという意
味はなくなってしまうにも拘わらず、必要もなく最大需
要電力を元のデマンド目標値R1,R2以下に抑制する
ことを続けてしまい、最適な快適性を実現することがで
きなくなってしまう。
技術において所定の比率を大きく設定することも考えら
れるが、この所定の比率を大きく設定し過ぎると、前年
が冷夏でない場合、デマンド目標値が高すぎてしまい、
デマンド制御の効果が得られないという問題がある。
ためには、上述のように各月の1ヶ月分の時限毎(30
分毎)の電力需要についてのデータを記憶する必要があ
り、1ヶ月を最大31日として、1日が30分の48倍
であることから、31×48データ分のメモリが必要と
なる。そして、月最大値を12データ格納するメモリが
必要となることから、データを保存するメモリ容量が多
大になるという問題がある。
容量で、成り行きによって目標値が大きくなった以後
に、電気料金の支払いに最適化したデマンド制御を行っ
て、快適性悪化や品質低下を可及的に生じにくくするこ
とにある。
請求項1に記載の発明は、所定の電気機器の需要電力を
予め記憶されたデマンド目標値に対して制御するデマン
ド制御装置であって、前記電気機器の電気料金の支払算
定の基準となる運用周期の間に、需要電力の実績がデマ
ンド目標値を越えた時点で、当該デマンド目標値を、前
記運用周期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に
応じて変更するものである。
のデマンド制御装置であって、前記デマンド目標値を設
定するデマンド目標値設定手段と、前記需要電力を算出
するとともに、前記デマンド目標値設定手段で設定され
た前記デマンド目標値に基づいて前記需要電力を制御す
るデマンド制御手段とを備え、前記デマンド目標値設定
手段が、前記デマンド制御手段で算出された前記運用周
期内の需要電力の最大値に応じて前記デマンド目標値を
変更するものである。
請求項2に記載のデマンド制御装置であって、前記電気
機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前記需要
電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた時点に
限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するもので
ある。
請求項2に記載のデマンド制御装置であって、前記電気
機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前記需要
電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた時点
で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマン
ド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとともに、
前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド目標値
を越えた場合に、当該デマンド目標値を前記需要電力が
越えた回数が所定の値以上となったときに限り、当該デ
マンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド目標値
を超えた需要電力に応じて変更するものである。
請求項2に記載のデマンド制御装置であって、前記電気
機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前記需要
電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた時点
で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマン
ド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとともに、
前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド目標値
を越えた場合に、不快となる程度が一定のレベルを越え
たことを意味する所定の条件を満たしたときに限り、当
該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更するものである。
請求項2に記載のデマンド制御装置であって、前記電気
機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前記需要
電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた時点に
限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する第1の
モードと、前記電気機器の支払算定の基準となる運用周
期の間に、前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目
標値を越えた時点で、当該デマンド目標値を前記運用周
期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変
更するとともに、前記需要電力の実績が2回目以降に前
記デマンド目標値を越えた場合に、当該デマンド目標値
を前記需要電力が越えた回数が所定の値以上となったと
きに限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当
該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する第
2のモードと、前記電気機器の支払算定の基準となる運
用周期の間に、前記需要電力の実績が最初に前記デマン
ド目標値を越えた時点で、当該デマンド目標値を前記運
用周期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じ
て変更するとともに、前記需要電力の実績が2回目以降
に前記デマンド目標値を越えた場合に、不快となる程度
が一定のレベルを越えたことを意味する所定の条件を満
たしたときに限り、当該デマンド目標値を、前記運用周
期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変
更する第3のモードと、のうちの2つ以上のモードを選
択可能とされたものである。
請求項6のいずれかに記載のデマンド制御装置であっ
て、前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマン
ド目標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記デ
マンド目標値を前記運用周期内の需要電力の最大値に等
しく設定するものである。
請求項6のいずれかに記載のデマンド制御装置であっ
て、前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマン
ド目標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記運
用周期内の需要電力の大きさの順位が相対的に高い需要
電力の値を前記デマンド目標値とするものである。
請求項6のいずれかに記載のデマンド制御装置であっ
て、前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマン
ド目標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記デ
マンド目標値を前記運用周期内の需要電力に対して所定
の比率倍を演算して設定するものである。
器の需要電力を予め記憶されたデマンド目標値に対して
制御するデマンド制御方法であって、前記電気機器の支
払算定の基準となる運用周期の間に、需要電力の実績が
デマンド目標値を越えた時点で、当該デマンド目標値
を、前記運用周期内で当該デマンド目標値を超えた需要
電力に応じて変更する。
記載のデマンド制御方法であって、所定のデマンド目標
値設定手段(2)により、前記デマンド目標値を設定す
る第1の工程と、所定のデマンド制御手段(1)によ
り、前記需要電力を算出するとともに、前記デマンド目
標値設定手段で設定された前記デマンド目標値に基づい
て前記需要電力を制御する第2の工程とを備え、前記第
1の工程において、前記デマンド目標値設定手段が、前
記デマンド制御手段で算出された前記運用周期内の需要
電力の最大値に応じて前記デマンド目標値を変更する。
たは請求項11に記載のデマンド制御方法であって、前
記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前
記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた
時点に限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で
当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更す
る。
たは請求項11に記載のデマンド制御方法であって、前
記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前
記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた
時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するととも
に、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド目
標値を越えた場合に、当該デマンド目標値を前記需要電
力が越えた回数が所定の値以上となったときに限り、当
該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更する。
たは請求項11に記載のデマンド制御方法であって、前
記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前
記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた
時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するととも
に、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド目
標値を越えた場合に、不快となる程度が一定のレベルを
越えたことを意味する所定の条件を満たしたときに限
り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマ
ンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する。
たは請求項11に記載のデマンド制御方法であって、前
記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、前
記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越えた
時点に限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で
当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する
第1のモードと、前記電気機器の支払算定の基準となる
運用周期の間に、前記需要電力の実績が最初に前記デマ
ンド目標値を越えた時点で、当該デマンド目標値を前記
運用周期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応
じて変更するとともに、前記需要電力の実績が2回目以
降に前記デマンド目標値を越えた場合に、当該デマンド
目標値を前記需要電力が越えた回数が所定の値以上とな
ったときに限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期
内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更
する第2のモードと、前記電気機器の支払算定の基準と
なる運用周期の間に、前記需要電力の実績が最初に前記
デマンド目標値を越えた時点で、当該デマンド目標値を
前記運用周期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力
に応じて変更するとともに、前記需要電力の実績が2回
目以降に前記デマンド目標値を越えた場合に、不快とな
る程度が一定のレベルを越えたことを意味する所定の条
件を満たしたときに限り、当該デマンド目標値を、前記
運用周期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応
じて変更する第3のモードと、のうちの2つ以上のモー
ドを選択可能とされる。
いし請求項15のいずれかに記載のデマンド制御方法で
あって、前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前
記デマンド目標値を前記運用周期内の需要電力の最大値
に等しく設定する。
いし請求項15のいずれかに記載のデマンド制御方法で
あって、前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前
記運用周期内の需要電力の大きさの順位が相対的に高い
需要電力の値を前記デマンド目標値とする。
いし請求項15のいずれかに記載のデマンド制御方法で
あって、前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前
記デマンド目標値を前記運用周期内の需要電力に対して
所定の比率倍を演算して設定する。
置の基本構成を示すブロック図である。このデマンド制
御装置は、空気調和機等の電気機器の電力制御を行うも
のであり、図1の如く、最大需要電力を制限する目的で
デマンド目標値に基づいてデマンド制御を行うデマンド
制御部(デマンド制御手段)1と、そのデマンド目標値
を自動的に算出するデマンド目標電力自動算出部(デマ
ンド目標値設定手段)2とを備える。ここでは、電力会
社への電気料金の支払算定の基準となる運用周期が1ケ
月単位であり、各月の月初めから月末までの1ケ月間の
電気料金を、翌月の初日以降の所定の時期に支払うもの
とする。また、電気料金の基本料金は、上記した(1)
式により算定され、この(1)式中の各月の契約電力
が、当月を含む過去1年の月毎の最大需要電力のうちで
最も大きい値によって決定されるものとする。最大需要
電力は、ユーザーが使用した電力を所定の時限(=30
分)毎に計算してそのうち月間で最も大きい電力値であ
る。
毎に、空気調和機等の負荷群16の消費電力がデマンド
目標電力自動算出部2で算出されたデマンド目標値を超
えないように制御する既存ものである。
群16において使用された使用電力量に比例するデマン
ドパルスをカウントして使用電力量を示す信号出力する
パルスカウンタ11と、所定の時限(=30分)毎にそ
のうちの残り時間を演算して出力する残り時間演算部1
2と、パルスカウンタ11の出力と残り時間演算部12
の出力とに基づいて所定の時限の終了時における電力を
予測した予測電力を演算する予測電力演算部13と、予
測電力演算部13での演算結果を受けてデマンド制御装
置が負荷群16を駆動しようとしている需要電力(デマ
ンド値)を算出しデマンド目標電力自動算出部2に送信
するデマンド値算出部14と、デマンド目標電力自動算
出部2から与えられたデマンド目標値を記憶する目標電
力記憶部15と、目標電力記憶部15内のデマンド目標
値及び予測電力演算部13で得られた需要電力に基づい
て負荷群16についてデマンド制御を行う必要があるか
否かを判定する制御要否判定部17と、制御要否判定部
17での判定結果においてデマンド制御の必要があると
判断された場合に、空気調和機等の負荷群16のデマン
ド制御を行う負荷制御部18とを備える。
ド制御部1のデマンド値算出部14から与えられた需要
電力(デマンド値)が当月の最大需要電力(即ち、運用
周期内の需要電力の最大値)であるか否かを判断する最
大デマンド判定部21と、この最大デマンド判定部21
で判定された結果を記憶する当月最大デマンド記憶部2
2と、過去1年間の月毎の最大需要電力を記憶する月最
大デマンド記憶部23と、当月最大デマンド記憶部22
及び月最大デマンド記憶部23内のデータに基づいて当
月のデマンド目標値を判定し出力する最大デマンド出力
部24とを備える。
当該月最大デマンド記憶部23に記憶されたデータを表
示するための月最大デマンド表示部25が接続されてい
る。
部13、デマンド値算出部14及び制御要否判定部17
と、デマンド目標電力自動算出部2の最大デマンド判定
部21及び最大デマンド出力部24とは、例えばRO
M、RAM及びCPUを備えたマイクロコンピュータが
使用され、ROM等内に予め格納されたソフトウェアプ
ログラムに従って動作する機能要素として実現される。
これらのデマンド制御部1及びデマンド目標電力自動算
出部2の各部における詳細な動作は後述する。
ド制御装置の動作を図2のフローチャートに沿って説明
する。
期(0時0分)においては、デマンド目標電力自動算出
部2の当月最大デマンド記憶部22には、その時点を含
む過去1年間の最大需要電力の最大値(図6中のQ1参
照)が当月最大需要電力(即ち、運用周期内の需要電力
の最大値)として格納されていることを前提とする。
ド制御部1のパルスカウンタ11から与えられた使用電
力量の情報に基づき、予測電力演算部13は、所定の時
限の終了時における予測電力を演算する。そして、デマ
ンド値算出部14は、予測電力演算部13での演算結果
を受けて、デマンド制御装置が実現しようとしている需
要電力(デマンド値)を算出し、デマンド目標電力自動
算出部2に送信する。そして、図2中のステップS01
において、デマンド目標電力自動算出部2の最大デマン
ド判定部21は、デマンド制御部1のデマンド値算出部
14から与えられた需要電力(デマンド値)を取得す
る。
大デマンド判定部21は、当月最大デマンド記憶部22
内に格納された当月の最大需要電力を読み取り、この読
み取った当月の最大需要電力に対して、デマンド制御部
1のデマンド値算出部14から与えられた需要電力(デ
マンド値)とを比較し、与えられた需要電力(デマンド
値)が当月最大デマンド記憶部22から読み取った当月
の最大需要電力以上であるか否か、即ち、与えられたデ
マンド値が新たな当月の最大需要電力であるか否かを判
断する。
デマンド値が当月最大デマンド記憶部22内に記憶され
た当月の最大需要電力により大きいと判断した場合に
は、次のステップS03に進み、デマンド制御部1から
与えられたデマンド値を新たな当月の最大需要電力とし
て当月最大デマンド記憶部22内に置き換えて記憶す
る。この動作は、例えば図3において、当月最大デマン
ド記憶部22内に記憶された当月の最大需要電力Qaよ
りも、デマンド制御部1から与えられたデマンド値Qb
が大きい場合に、Qaに変えてQbを新たな当月の最大
需要電力として当月最大デマンド記憶部22内に置き換
えて記憶することに相当する。その後、ステップS04
に進む。
マンド制御部1から与えられた需要電力(デマンド値)
が当月最大デマンド記憶部22内に記憶された当月の最
大需要電力未満であると判断した場合には、当月最大デ
マンド記憶部22内のデータを変更する必要がないた
め、ステップS03を省略して次のステップS04に進
む。
かどうか、即ち当月の初日の開始時期(0時0分)であ
るかどうかを判断する。そして、現時点が、月替わりで
あると判断した場合は、ステップS05に進み、その時
点での当月の最大需要電力を月最大需要電力の当月分の
データとして、月最大デマンド記憶部23内のデータ
(月最大需要電力)を更新的に格納する。また、当月を
含む1年間(即ち、12ケ月前以降)のデータしか必要
でないことから、月最大デマンド記憶部23内の月毎の
データのうち、当月から起算して13ケ月前の情報を消
去する。
時点が月替わりでないと判断した場合は、ステップS0
5を省略して次のステップS06に進む。
最大需要電力と過去12ケ月の月最大需要電力との中の
最大値を、当月のデマンド目標値として、月最大デマン
ド表示部25に表示するとともに、最大デマンド出力部
24からデマンド制御部1に出力する。
出部2からデマンド目標値が与えられると、デマンド制
御部1では、まずデマンド目標値を目標電力記憶部15
に記憶する。そして、制御要否判定部17において、予
測電力演算部13で演算された需要電力(デマンド値)
と、目標電力記憶部13に記憶されたデマンド目標値と
を比較し、需要電力(デマンド値)がデマンド目標値を
超えて大きい場合に、負荷制御部18を通じて、空気調
和機等の負荷群16のデマンド制御を実行する(ステッ
プS07)。併せて、ステップS01に戻り、残り時間
演算部12での時限(=30分)の計測に基づいて、こ
の時限毎にステップS01〜ステップS07の処理が実
行される。そうすると、図3において、当月最大デマン
ド記憶部22内に記憶された当月の最大需要電力が、Q
a→Qb→Qcと変遷することになる。
当月の需要電力の実績に従ってダイナミックに変化する
ので、例えば前年が冷夏であった場合、実績がデマンド
目標値を上回った結果、最大需要電力を元のデマンド目
標値以下に抑制するという意味はなくなってしまった場
合に、第2従来技術のように必要もなく最大需要電力を
元のデマンド目標値以下に抑制することを続けることを
防止でき、電力会社に支払う電気料金に見合った最適な
快適性を実現することができる。したがって、第2従来
技術に比べて快適性悪化及び品質低下が生じにくくな
る。勿論、第1従来技術のようにマニュアルで目標値を
変える場合に比べて、ユーザーの判断にゆだねられるこ
とがなく、設定管理に個人差がでることを防止でき、ユ
ーザー(担当者)が変わった時にも問題なく確実にデマ
ンド目標値の変更ができる。
ド目標値に従って最適なデマンド制御を行うことができ
るので、例えば第3従来技術のように、デマンド目標値
が高すぎてしまってデマンド制御の効果が得られない事
態を防止できる。
ためには、12ヶ月分の最大需要電力を月最大デマンド
記憶部23に記憶しておけば、あとは当月の最大需要電
力のデータのみを当月最大デマンド記憶部22に記憶す
るだけでよいので、1ヶ月間の全日の需要電力を30分
ごとに全て記憶していた第2従来技術に比べて、記憶す
べきデータ数が減少し、メモリ容量を節約できる利点が
ある。
1の実施の形態に係るデマンド制御装置において、当月
内でデマンド目標値オーバーがあった場合の需要電力と
デマンド目標値との関係を示す図である。
構成は、図1に示したものと同一である。ただし、デマ
ンド目標電力自動算出部2のデマンド判定部21(図
1)において、上述のように需要電力の実績に従ってデ
マンド目標値の修正を行う場合に、このデマンド目標値
が高くなり易くなるという不利を考慮し、一度、デマン
ド目標値オーバーが生じてデマンド目標値が図4中の符
号QaからQbに増大した場合に、2回目以降はデマン
ド目標値Qbをそれ以上増大しないようにする。
のデマンド判定部21は、当月内でそのデマンド目標値
Qa,Qbを変更した回数を示すフラグを、フラッシュ
ROM等の書き換え可能なROM(図示省略)内に記憶
するようにする。このフラグは、月替わりのタイミング
でゼロ値に初期化される。そして当月の需要電力に従っ
てデマンド目標値Qa,Qbを変更しようとする際に、
当月内でそのデマンド目標値Qa,Qbを変更した回数
を示すフラグを事前に読みに行き、そのフラグの値がゼ
ロ値(即ち、当月におけるデマンド目標値の変更回数が
0回)である場合には、当月の需要電力に従ってデマン
ド目標値QaをQbに変更するとともに、フラグの値を
インクリメント、即ち値に数「+1」を加算する。一
方、フラグの値が1である場合(即ち、当月においてデ
マンド目標値が既に1回変更されている場合)には、デ
マンド目標値Qbを変更しない。この際、フラグの値も
修正されない。
の変更を1回に限ることで、デマンド目標値が高くなり
易くなるという欠点を解消することができる。
2の実施の形態に係るデマンド制御装置において、当月
内でデマンド目標値オーバーがあった場合の需要電力と
デマンド目標値との関係を示す図である。
構成も、図1に示したものと同一である。ただし、デマ
ンド目標電力自動算出部2のデマンド判定部21(図
1)において、上述のように需要電力の実績に従ってデ
マンド目標値の修正を行う場合に、このデマンド目標値
が高くなり易くなるという不利を考慮し、2回目以降の
デマンド目標値の変更を行うか否かの判断基準として、
デマンド目標値オーバーが所定の複数回(N回)以上と
なった場合に限りデマンド目標値を増大する。
1で1回目のデマンド目標値オーバーが発生し、これに
従ってデマンド目標値をt1でデマンド目標値QaをQ
bに修正した後、デマンド目標値オーバーがタイミング
t2,t3で発生している。この場合、N=2回となっ
たときに、そのときの需要電力のピーク値を、新たなデ
マンド目標値Qcに設定して、このデマンド目標値を増
大変更している。
のデマンド判定部21は、当月における回数のデータ
(オーバー回数データ)をフラッシュROM等の書き換
え可能なROM(図示省略)内に記憶するようになって
おり、当月内でデマンド目標値オーバーがあった都度
に、そのオーバー回数データをインクリメントする。そ
して、そのオーバー回数データと、予めROM(図示省
略)に記憶した回数の値Nとを比較し、これらが等しい
場合に、デマンド目標値を、その時点の需要電力の値に
変更する。そして、この際、オーバー回数データをゼロ
値に初期化する。これは、次に再びN回のデマンド目標
値オーバーがあった時点で、さらにデマンド目標値を変
更するためである。このようにして、N回のデマンド目
標値オーバーがある都度に、デマンド目標値がその時点
の需要電力の値に繰り返し変更される。
の変更を、デマンド目標値オーバーが所定の複数回Nだ
け発生するのを待ってから実行するので、デマンド目標
値の変更をある程度抑制することができ、このデマンド
目標値が高くなり易くなるという欠点を緩和することが
できる。
マンド制御装置の基本構成も、図1に示したものと同一
である。ただし、デマンド目標電力自動算出部2のデマ
ンド判定部21(図1)において、上述のように需要電
力の実績においてデマンド目標値オーバーがあったこと
に起因してデマンド目標値の修正を行う場合に、2回目
以降のデマンド目標値の修正においては、不快となる程
度が一定のレベルを超えた時に限定する。
例えば室温28℃を超えるなどの所定の基準を満たすこ
とにより不快であると判定された時間が、一定の基準時
間だけ継続することを条件としたり、複数の所定のデマ
ンド制御レベルがある場合に、よりきついデマンド制御
レベルが出現する時間または頻度が、予め設定された所
定の範囲に該当する場合、あるいは、これらの組合せな
どがある。これらの条件判断は、デマンド目標電力自動
算出部2のデマンド判定部21によって実行される。
の変更を、不快となる程度が一定のレベルを超えた時に
限定して実行するので、デマンド目標値の変更をある程
度抑制しながら、不快な環境を緩和することができ、こ
のデマンド目標値が高くなり易くなるという欠点を、不
快な環境といった実情に応じて緩和することができる。
の形態では、当月においてデマンド目標値の変更を1回
に限り、第2の実施の形態では、当月においてデマンド
目標値の変更を、デマンド目標値オーバーが所定の複数
回Nだけ発生するのを待ってから実行し、第3の実施の
形態では、当月におけるデマンド目標値の変更を、不快
となる程度が一定のレベルを超えた時に限定して実行し
ていたが、これらを、例えば所定のボタン操作等のユー
ザーによる恣意的操作により選択可能としてもよい。
を選択できるので、デマンド目標値を維持するという要
求と快適性、品質のバランスを最適化することができ
る。
機を例に挙げて説明したが、電気機器として空気調和機
に限るものではない。
運用周期内で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応
じて変更する際、デマンド目標値を運用周期内の需要電
力の最大値に等しく設定していたが、運用周期内の需要
電力の大きさの順位が相対的に高い需要電力の値をデマ
ンド目標値としたり、あるいは、デマンド目標値を運用
周期内の需要電力に対して所定の比率倍を演算して設定
してもよい。
8、請求項9、請求項10、請求項11、請求項16、
請求項17及び請求項18に記載の発明によれば、電気
機器の電気料金の支払算定の基準となる運用周期の間
に、需要電力の実績がデマンド目標値を越えた時点で、
当該デマンド目標値を、運用周期内で当該デマンド目標
値を超えた需要電力に応じて変更するので、例えば前年
が冷夏であった場合、実績がデマンド目標値を上回った
場合で、最大需要電力を元のデマンド目標値以下に抑制
するという意味はなくなってしまった場合に、必要もな
く最大需要電力を元のデマンド目標値以下に抑制するこ
とを続けることを防止でき、電力会社に支払う電気料金
に見合った最適な快適性を実現することができる。した
がって、快適性悪化及び品質低下が生じにくくなる。ま
た、前年が冷夏でない場合には、デマンド目標値に従っ
て最適なデマンド制御を行うことができるので、デマン
ド目標値が高すぎてしまってデマンド制御の効果が得ら
れない事態を防止できる。そして、マニュアルで目標値
を変える場合に比べて、ユーザーの判断にゆだねられる
ことがなく、設定管理に個人差がでることを防止でき、
ユーザー(担当者)が変わった時にも問題なく確実にデ
マンド目標値の変更ができる。
めには、12ヶ月分の最大需要電力を記憶しておけば、
あとは当月の最大需要電力のデータのみを当月最大デマ
ンド記憶部に記憶するだけでよいので、1ヶ月間の全日
の需要電力を30分毎に全て記憶していた第2従来技術
に比べて、記憶すべきデータ数が減少し、メモリ容量を
節約できる利点がある。
れば、電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間
に、需要電力の実績が最初にデマンド目標値を越えた時
点に限り、当該デマンド目標値を、運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するので、
当月においてデマンド目標値の変更を1回に限ることが
でき、デマンド目標値が高くなり易くなるという欠点を
解消することができる。
れば、当月においてデマンド目標値の変更を、デマンド
目標値オーバーが所定の複数回Nだけ発生するのを待っ
てから実行するので、デマンド目標値の変更をある程度
抑制することができ、このデマンド目標値が高くなり易
くなるという欠点を緩和することができる。
れば、電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間
に、需要電力の実績が最初にデマンド目標値を越えた時
点で、当該デマンド目標値を運用周期内で当該デマンド
目標値を超えた需要電力に応じて変更するとともに、需
要電力の実績が2回目以降にデマンド目標値を越えた場
合に、不快となる程度が一定のレベルを越えたことを意
味する所定の条件を満たしたときに限り、当該デマンド
目標値を、運用周期内で当該デマンド目標値を超えた需
要電力に応じて変更するので、デマンド目標値の変更を
ある程度抑制しながら、不快な環境を緩和することがで
き、このデマンド目標値が高くなり易くなるという欠点
を、不快な環境といった実情に応じて緩和することがで
きる。
れば、ユーザーにより恣意的に条件を選択できるので、
デマンド目標値を維持するという要求と快適性、品質の
バランスを最適化することができる。
ブロック図である。
示すフローチャートである。
更された様子を示す図である。
御装置によって、需要電力の変化に基づいてデマンド目
標値を変更された様子を示す図である。
御装置によって、需要電力の変化に基づいてデマンド目
標値を変更された様子を示す図である。
ンド目標値を上回った状態を示す図である。
Claims (18)
- 【請求項1】 所定の電気機器の需要電力を予め記憶さ
れたデマンド目標値に対して制御するデマンド制御装置
であって、 前記電気機器の電気料金の支払算定の基準となる運用周
期の間に、需要電力の実績がデマンド目標値を越えた時
点で、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デ
マンド目標値を超えた需要電力に応じて変更することを
特徴とするデマンド制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデマンド制御装置であ
って、 前記デマンド目標値を設定するデマンド目標値設定手段
(2)と、 前記需要電力を算出するとともに、前記デマンド目標値
設定手段で設定された前記デマンド目標値に基づいて前
記需要電力を制御するデマンド制御手段(1)とを備
え、 前記デマンド目標値設定手段が、前記デマンド制御手段
で算出された前記運用周期内の需要電力の最大値に応じ
て前記デマンド目標値を変更することを特徴とするデマ
ンド制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のデマン
ド制御装置であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点に限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内
で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更す
ることを特徴とするデマンド制御装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のデマン
ド制御装置であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、当該デマンド目標値を前記需要
電力が越えた回数が所定の値以上となったときに限り、
当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド
目標値を超えた需要電力に応じて変更することを特徴と
するデマンド制御装置。 - 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載のデマン
ド制御装置であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、不快となる程度が一定のレベル
を越えたことを意味する所定の条件を満たしたときに限
り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマ
ンド目標値を超えた需要電力に応じて変更することを特
徴とするデマンド制御装置。 - 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載のデマン
ド制御装置であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点に限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内
で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更す
る第1のモードと、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、当該デマンド目標値を前記需要
電力が越えた回数が所定の値以上となったときに限り、
当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド
目標値を超えた需要電力に応じて変更する第2のモード
と、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、不快となる程度が一定のレベル
を越えたことを意味する所定の条件を満たしたときに限
り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマ
ンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する第3のモ
ードと、のうちの2つ以上のモードを選択可能とされた
ことを特徴とするデマンド制御装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載のデマンド制御装置であって、 前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記デマン
ド目標値を前記運用周期内の需要電力の最大値に等しく
設定することを特徴とするデマンド制御装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載のデマンド制御装置であって、 前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記運用周
期内の需要電力の大きさの順位が相対的に高い需要電力
の値を前記デマンド目標値とすることを特徴とするデマ
ンド制御装置。 - 【請求項9】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載のデマンド制御装置であって、 前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記デマン
ド目標値を前記運用周期内の需要電力に対して所定の比
率倍を演算して設定することを特徴とするデマンド制御
装置。 - 【請求項10】 所定の電気機器の需要電力を予め記憶
されたデマンド目標値に対して制御するデマンド制御方
法であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
需要電力の実績がデマンド目標値を越えた時点で、当該
デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド目標
値を超えた需要電力に応じて変更することを特徴とする
デマンド制御方法。 - 【請求項11】 請求項10に記載のデマンド制御方法
であって、 所定のデマンド目標値設定手段(2)により、前記デマ
ンド目標値を設定する第1の工程と、 所定のデマンド制御手段(1)により、前記需要電力を
算出するとともに、前記デマンド目標値設定手段で設定
された前記デマンド目標値に基づいて前記需要電力を制
御する第2の工程とを備え、 前記第1の工程において、前記デマンド目標値設定手段
が、前記デマンド制御手段で算出された前記運用周期内
の需要電力の最大値に応じて前記デマンド目標値を変更
することを特徴とするデマンド制御方法。 - 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
デマンド制御方法であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点に限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内
で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更す
ることを特徴とするデマンド制御方法。 - 【請求項13】 請求項10または請求項11に記載の
デマンド制御方法であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、当該デマンド目標値を前記需要
電力が越えた回数が所定の値以上となったときに限り、
当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド
目標値を超えた需要電力に応じて変更することを特徴と
するデマンド制御方法。 - 【請求項14】 請求項10または請求項11に記載の
デマンド制御方法であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、不快となる程度が一定のレベル
を越えたことを意味する所定の条件を満たしたときに限
り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマ
ンド目標値を超えた需要電力に応じて変更することを特
徴とするデマンド制御方法。 - 【請求項15】 請求項10または請求項11に記載の
デマンド制御方法であって、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点に限り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内
で当該デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更す
る第1のモードと、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、当該デマンド目標値を前記需要
電力が越えた回数が所定の値以上となったときに限り、
当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマンド
目標値を超えた需要電力に応じて変更する第2のモード
と、 前記電気機器の支払算定の基準となる運用周期の間に、
前記需要電力の実績が最初に前記デマンド目標値を越え
た時点で、当該デマンド目標値を前記運用周期内で当該
デマンド目標値を超えた需要電力に応じて変更するとと
もに、前記需要電力の実績が2回目以降に前記デマンド
目標値を越えた場合に、不快となる程度が一定のレベル
を越えたことを意味する所定の条件を満たしたときに限
り、当該デマンド目標値を、前記運用周期内で当該デマ
ンド目標値を超えた需要電力に応じて変更する第3のモ
ードと、のうちの2つ以上のモードを選択可能とされた
ことを特徴とするデマンド制御方法。 - 【請求項16】 請求項10ないし請求項15のいずれ
かに記載のデマンド制御方法であって、 前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記デマン
ド目標値を前記運用周期内の需要電力の最大値に等しく
設定することを特徴とするデマンド制御方法。 - 【請求項17】 請求項10ないし請求項15のいずれ
かに記載のデマンド制御方法であって、 前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記運用周
期内の需要電力の大きさの順位が相対的に高い需要電力
の値を前記デマンド目標値とすることを特徴とするデマ
ンド制御方法。 - 【請求項18】 請求項10ないし請求項15のいずれ
かに記載のデマンド制御方法であって、 前記デマンド目標値を前記運用周期内で当該デマンド目
標値を超えた需要電力に応じて変更する際、前記デマン
ド目標値を前記運用周期内の需要電力に対して所定の比
率倍を演算して設定することを特徴とするデマンド制御
方法。
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