JP2003274320A - 画像撮像装置、画像情報処理装置及び画像情報処理方法 - Google Patents

画像撮像装置、画像情報処理装置及び画像情報処理方法

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JP2003274320A
JP2003274320A JP2002072159A JP2002072159A JP2003274320A JP 2003274320 A JP2003274320 A JP 2003274320A JP 2002072159 A JP2002072159 A JP 2002072159A JP 2002072159 A JP2002072159 A JP 2002072159A JP 2003274320 A JP2003274320 A JP 2003274320A
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data
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Application number
JP2002072159A
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English (en)
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Shinichiro Kito
伸一郎 鬼頭
Mayumi Takeda
真弓 竹田
Hiromichi Enomoto
洋道 榎本
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データを容易に有効利用できるようにす
る。 【解決手段】 画像データと関連し、画像データの内容
の特徴を示す関連情報を、該当する画像データや、GP
S情報、音声情報を含んだ付帯情報や、百科事典CD‐
ROM、インターネットといった媒体から取得される外
部情報から取得する。付帯情報及び関連情報は、該当す
る画像データと1つのファイルの中に、この画像データ
と関連付けて記録される。画像データの検索、分類は、
関連付けて保存された付帯情報、関連情報について行な
われる。検索により検知、分類された画像データをまと
めることで、画像データの有効利用が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像撮像装置、画
像情報処理装置及び画像情報処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラやデジタルカメラのような
画像撮像装置は、近年、事業用、家庭用に多くの種類の
ものが製造され、広汎に普及してきている。そしてこれ
らの撮像装置で撮影された画像は例えばビデオテープの
ような磁気記憶媒体、メモリカードのような半導体記憶
媒体、CD−R、CD−RWのような光学記憶媒体とい
った記憶媒体に画像データとして記録される。
【0003】近年の流れとして、上記記憶媒体によって
記録された画像データは、そのままか、もしくはA/D
変換のような処理を施されるかして、コンピュータで利
用可能な形態で画像管理装置や画像データベースといっ
た画像情報処理装置に蓄積されるようになってきてい
る。
【0004】上述の様にして蓄積された画像データを情
報資源として有効に活用するためには、キーワードの設
定や適切なカテゴリーに分類するといった整理作業によ
って各々の画像データを容易に検索できるようにする必
要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
整理作業をユーザが自ら行なうことはユーザによる煩雑
な作業を前提としており、ユーザにとって負担の大きい
ものとなっていた。そのため、多くの場合においては整
理作業がなおざりとなり、結果として画像データの死蔵
化を招いていた。
【0006】画像データの整理作業に伴なうユーザの負
担を軽減するため、例えば特開2002−10178に
開示されているように、画像データに付随する日時情
報、位置情報、露光情報といった付帯情報と、あらかじ
め登録されているユーザ・プロファイル情報、地図情
報、季節行事、暦、気象、イベントといった情報とか
ら、記録された画像データのコンテキストを推定すると
いった技術が知られている。
【0007】しかしながら上述の技術では、コンテキス
トに基づく具体的な画像データの分類方法や検索方法が
開示されていないため、例えば画像情報処理装置に蓄積
された画像データを、上記コンテキストについて検索し
た結果に基づいて呼び出すといった画像データの活用が
困難であるという問題点があった。
【0008】上述の課題を解決するため、本発明は蓄積
された画像データの検索、分類を容易にして画像データ
を有効に活用できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、画像を撮影することにより
取得される画像データと、前記画像データ取得時及び前
記画像データ取得後の少なくとも一方で取得される付帯
情報とを記憶媒体に記憶させる画像撮像装置であって、
前記画像データの内容に関連する関連情報を、前記画像
データ、前記付帯情報、前記記憶媒体以外に存在する外
部情報のうちの少なくとも一つから抽出して取得する情
報取得手段と、前記付帯情報及び前記関連情報を前記画
像データに関連付けて前記記憶媒体に記憶させる記憶手
段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項1に係る発明によれば、情報取得手
段において、画像データ、付帯情報、外部情報といった
情報から、画像データの内容に関連し、画像データの内
容の特徴を示す関連情報を抽出することで、この関連情
報をキーワードにして画像データの分類や検索を容易に
行なうことができる。また、付帯情報及び関連情報を該
当、関連する画像データとを関連付けて記憶媒体に記録
することで、画像データと、付帯情報及び関連情報とは
常に一つにまとまった形態で読み出し、書き込み、記
録、転送、複写といった処理が施される。このことによ
り、画像撮影後も随時付帯情報及び関連情報の新規事項
追加、訂正といった処理を行ないその処理を容易に画像
データの分類、整理、検索に反映させることができる。
また、よって、画像データの分類、整理、検索を効率的
に行なうことができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像撮像装置であって、前記付帯情報は、GPS情報
及び音声情報のうちの少なくとも一方の情報を含むこと
を特徴とする。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、画像デー
タに、GPS(Global PositioningSystem)で取得され
た画像の撮影位置、高度等に関する情報を記録すること
で、画像の撮影場所のデータを容易に画像データと関連
付けて記録できる。また、画像撮影時や画像撮影後に記
録された音声データを画像データと関連付けて記録する
ことにより、音声情報という出入力の容易な情報手段を
画像データの分類、整理、検索に適用することができ
る。よって、これらのことにより、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の画像撮像装置であって、前記GPS情報は、前記画像
の撮影時の位置情報、時間情報、進行速度情報、撮影方
向情報、目的地情報を含むことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、GPSか
ら画像撮影の日時や、画像撮像装置の位置や移動に関す
る情報を、高精度かつ具体的に取得することにより、画
像の撮影場所に関する情報を、画像データにより適切に
関連付けることができる。よって、請求項1に記載の発
明と同様の効果を奏することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の画像撮像装置であって、前記音声情報は、前
記画像の撮影者の肉声の音声データ、画像撮像装置周辺
で生じている声及び音の少なくとも一方の音声データ、
ラジオ波から抽出された音声データ、テレビ信号から抽
出された音声データ、電気通信回線を通じて得られる音
声データのうちの少なくとも1つの音声データを含むこ
とを特徴とする。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、種々の音
声データから、画像データの分類、整理、検索に要する
具体的な情報を抽出することができる。ユーザが声を発
することで入力を行なったり、スピーカーで音声を再生
することでユーザによる認識が容易な形態で出力したり
することができる点で、取り扱いの容易な音声データか
ら画像データの分類、整理、検索に要する具体的な情報
を抽出することで、請求項1に記載の発明と同様の効果
を奏することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一つに記載の画像撮像装置であって、前記関連
情報は、色情報、形状情報、文字情報、画像情報、音声
情報のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴と
する。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、色情報、
形状情報、文字情報、画像情報、音声情報といった識別
の容易な情報を画像データの分類、整理、検索に適用す
ることができる。よって、請求項1に記載の発明と同様
の効果を奏することができる。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1つに記載の画像撮像装置であって、前記外部
情報は、前記付帯情報に含まれる前記画像を撮影した撮
影地及び撮影時のうちの少なくとも一方の情報に基づい
て取得される地域情報、気象情報、暦情報、社会情報の
うちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0020】請求項6に記載の発明によれば、画像を撮
影した場所や日時に関連した情報を画像データの分類、
整理、検索に適用することができる。よって、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の画像撮像装置であって、前記地域情報は、前記撮影地
に関連する地形、土地利用状況、特産品、民芸品、風
物、風土記、名所、施設、歴史、服装、国旗、デザイ
ン、マーク、国歌、文化のうちの少なくとも1つの情報
を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像撮像装
置。前記暦情報は、季節、曜日、祝祭日、干支のうちの
少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項6または
7に記載の画像撮像装置であって、前記気象情報は、気
候、日の出時刻、日の入り時刻、天候、気温、湿度、気
圧、風力、花粉情報、紫外線情報、波高のうちの少なく
とも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の
いずれか1つに記載の画像撮像装置であって、前記暦情
報は、季節、曜日、祝祭日、干支のうちの少なくとも1
つの情報を含むことを特徴とする。
【0024】請求項10に記載の発明は、請求項6〜9
のいずれか1つに記載の画像撮像装置であって、前記社
会情報は、ニュース、経済情勢、社会情勢、政治情勢、
金融情勢、国際情勢、スポーツニュース、芸能ニュー
ス、生誕・訃報ニュース、文化情勢、流行のうちの少な
くとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0025】請求項7〜10に記載の発明によれば、画
像を撮影した場所や日時に関連した具体的な情報を画像
データの分類、整理、検索に適用することができるの
で、画像データの整理や検索をさらに容易かつ効率的に
行なうことができる。よって、請求項1に記載の発明と
同様の効果を奏することができる。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0のいずれか1つに記載の画像撮像装置であって、前記
情報取得手段は、前記画像データが人物の画像を含む場
合に、前記付帯情報及び前記外部情報の少なくとも一方
から前記画像データ内の前記人物の画像に関連する情報
を抽出することを特徴とする。
【0027】請求項11に記載の発明によれば、撮影さ
れた画像に人物が含まれている場合、この人物に関する
情報を関連データに取り込むことで、画像データの分
類、整理、検索においてきわめて有用な情報を取得する
ことができる。よって、請求項1に記載の発明と同様の
効果を奏することができる。
【0028】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1のいずれか1つに記載の画像撮像装置であって、前記
付帯情報及び前記外部情報の少なくとも一方から前記画
像の撮影時における撮影者の状況を推定する推定手段を
備え、前記情報取得手段は、推定された前記状況から前
記関連情報を抽出することを特徴とする。
【0029】請求項12に記載の発明によれば、画像撮
影時における撮影者の状況を推定するとともに、推定さ
れた状況に関する情報を関連情報に取り込むことで、画
像データの分類、整理、検索においてきわめて有用な情
報を取得することができる。よって、請求項1に記載の
発明と同様の効果を奏することができる。
【0030】請求項13に記載の発明は、請求項1〜1
2のいずれか1つに記載の画像撮像装置であって、前記
付帯情報及び前記関連情報は同一の形式で、関連する前
記画像データとともに1つの画像ファイルとして記憶さ
れることを特徴とする。
【0031】請求項13に記載の発明によれば、付帯情
報及び関連情報は、関連、該当、該当する画像データと
同一の画像ファイルで記憶される。さらに、関連情報と
付帯情報とは同一の形式で記憶される。このことによ
り、画像データと、付帯情報及び関連情報とは常に一つ
にまとまった形態で読み出し、書き込み、記録、転送、
複写といった処理が施される。よって、付帯情報、関連
情報の処理や管理を効率的に行なうことができるように
なり、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏すること
ができる。
【0032】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
3のいずれか1つに記載の画像撮像装置であって、関連
して記憶された前記付帯情報及び前記関連情報のうちの
少なくとも一方の情報に基づいて、前記画像データの検
索もしくは分類を行う検索手段を備えることを特徴とす
る。
【0033】請求項14に記載の発明によれば、付帯情
報、関連情報といった情報について画像データの検索を
行ない、この検索によって検知された画像データを、読
み取りや移動、複製等が1回の操作で逐次もしくは同時
にできる形態でまとめることにより、この画像データを
利用目的に沿った形態で保存したり、利用目的にかなっ
た画像データを読み出したりすることが容易となる。こ
のことで、蓄積された画像データを容易かつ有効に活用
することが可能となり、画像データの保存、利用を効率
的に行なうことができる。
【0034】請求項15に記載の発明は、画像データ
と、この画像データに付帯する付帯情報とを記憶媒体に
記憶させる記憶手段を有し、前記画像データ及び前記付
帯情報を取り扱う画像情報処理装置であって、前記画像
データの内容に関連する関連情報を、前記画像データ、
前記付帯情報、前記記憶媒体以外に存在する外部情報の
うちの少なくとも一つから抽出して取得する情報取得手
段を備えるとともに、前記記憶手段は前記付帯情報及び
前記関連情報を前記画像データに関連付けて前記記憶媒
体に記憶させることを特徴とする。
【0035】請求項15に記載の発明によれば、情報取
得手段において、画像データ、付帯情報、外部情報とい
った情報から、画像データの内容に関連し、画像データ
の内容の特徴を示す関連情報を抽出することで、この関
連情報をキーワードにして画像データの分類や検索を容
易に行なうことができる。また、付帯情報及び関連情報
を該当、関連する画像データとを関連付けて記憶媒体に
記憶させることで、画像データと、付帯情報及び関連情
報とは常に一つにまとまった形態で読み出し、書き込
み、記録、転送、複写といった処理が施される。このこ
とにより、画像撮影後も随時付帯情報及び関連情報の新
規事項追加、訂正といった処理を行ないその処理を容易
に画像データの分類、整理、検索に反映させることがで
きる。また、よって、画像データの分類、整理、検索を
効率的に行なうことができる。
【0036】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の画像情報処理装置であって、前記付帯情報は、G
PS情報及び音声情報の少なくとも一方を含むことを特
徴とする。
【0037】請求項16に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0038】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の画像情報処理装置であって、前記GPS情報は、
前記画像の撮影時の位置情報、時間情報、進行速度情
報、撮影方向情報、目的地情報を含むことを特徴とす
る。
【0039】請求項17に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0040】請求項18に記載の発明は、請求項16ま
たは17に記載の画像情報処理装置であって、前記音声
情報は、前記画像の撮影者の肉声の音声データ、画像撮
像装置周辺で生じている声及び音の少なくとも一方の音
声データ、ラジオ波から抽出された音声データ、テレビ
信号から抽出された音声データ、電気通信回線を通じて
得られる音声データのうちの少なくとも1つの音声デー
タを含むことを特徴とする。
【0041】請求項18に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0042】請求項19に記載の発明は、請求項15〜
18のいずれか一つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記関連情報は、色情報、形状情報、文字情報、画
像情報、音声情報のうち少なくとも1つの情報を含むこ
とを特徴とする。
【0043】請求項19に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0044】請求項20に記載の発明は、請求項15〜
19のいずれか1つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記付帯情報に含まれる前記画像を撮影した撮影地
及び撮影時のうちの少なくとも一方の情報に基づいて取
得される地域情報、気象情報、暦情報、社会情報のうち
少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0045】請求項20に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0046】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の画像情報処理装置であって、前記地域情報は、前
記撮影地に関連する地形、土地利用状況、特産品、民芸
品、風物、風土記、名所、施設、歴史、服装、国旗、デ
ザイン、マーク、国歌、文化のうちの少なくとも1つの
情報を含むことを特徴とする。
【0047】請求項21に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0048】請求項22に記載の発明は、請求項20ま
たは21に記載の画像情報処理装置であって、前記気象
情報は、気候、日の出時刻、日の入り時刻、天候、気
温、湿度、気圧、風力、花粉情報、紫外線情報、波高の
うちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0049】請求項22に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0050】請求項23に記載の発明は、請求項20〜
22のいずれか1つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記暦情報は、季節、曜日、祝祭日、干支のうちの
少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0051】請求項23に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0052】請求項24に記載の発明は、請求項20〜
23のいずれか1つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記社会情報は、ニュース、経済情勢、社会情勢、
政治情勢、金融情勢、国際情勢、スポーツニュース、芸
能ニュース、生誕・訃報ニュース、文化情勢、流行のう
ちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0053】請求項24に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0054】請求項25に記載の発明は、請求項15〜
24のいずれか1つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記情報取得手段は、前記画像データが人物の画像
を含む場合に、前記付帯情報及び前記外部情報の少なく
とも一方から前記画像データ内の前記人物の画像に関連
する情報を抽出することを特徴とすることを特徴とす
る。
【0055】請求項25に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0056】請求項26に記載の発明は、請求項15〜
25のいずれか1つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記付帯情報及び前記外部情報の少なくとも一方か
ら前記画像の撮影時における撮影者の状況を推定する推
定手段を備え、前記情報取得手段は、推定された前記状
況から前記関連情報を抽出することを特徴とする。
【0057】請求項26に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0058】請求項27に記載の発明は、請求項15〜
26のいずれか1つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記記憶手段は、前記付帯情報及び前記関連情報を
同一の形式で、関連する前記画像データとともに1つの
画像ファイルとして前記記録媒体に記憶させることを特
徴とする。
【0059】請求項27に記載の発明によれば、付帯情
報及び関連情報は、関連する画像データと同一の画像フ
ァイルで記憶される。さらに、付帯情報と関連情報とは
同一の形式で記憶される。このことにより、画像データ
と、付帯情報及び関連情報とは常に一つにまとまった形
態で読み出し、書き込み、記録、転送、複写といった処
理が施される。よって、請求項15に記載の発明と同様
の効果を奏することができる。
【0060】請求項28に記載の発明は、請求項15〜
27のいずれか1つに記載の画像情報処理装置であっ
て、前記付帯情報及び前記関連情報のうちの少なくとも
一方の情報に基づいて、前記画像データの検索もしくは
分類を行う検索手段を備えることを特徴とする。
【0061】請求項28に記載の発明によれば、付帯情
報、関連情報といった情報について画像データの検索を
行ない、この検索によって検知された画像データを、読
み取りや移動、複製等が1回の操作で逐次もしくは同時
にできる形態でまとめることにより、この画像データを
利用目的に沿った形態で保存したり、利用目的にかなっ
た画像データを読み出したりすることが容易となる。こ
のことで、蓄積された画像データを容易かつ有効に活用
することが可能となり、画像データの保存、利用を効率
的に行なうことができる。
【0062】請求項29に記載の発明は、画像データ
と、この画像データに付帯する付帯情報とを記憶媒体に
記憶させて取り扱う画像情報処理方法であって、前記画
像データ、前記付帯情報、前記記憶媒体以外に存在する
外部情報の少なくとも1つから前記関連情報を抽出して
取得するとともに、前記付帯情報及び前記関連情報を前
記画像データに関連付けて前記記憶媒体に記憶させるこ
とを特徴とする画像情報処理方法。
【0063】請求項29に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0064】請求項30に記載の発明は、請求項29に
記載の画像情報処理方法であって、前記付帯情報は、G
PS情報及び音声情報の少なくとも一方を含むことを特
徴とする。
【0065】請求項30に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0066】請求項31に記載の発明は、請求項30に
記載の画像情報処理方法であって、前記GPS情報は、
前記画像の撮影時の位置情報、時間情報、進行速度情
報、撮影方向情報、目的地情報を含むことを特徴とす
る。
【0067】請求項31に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0068】請求項32に記載の発明は、請求項30ま
たは31に記載の画像情報処理方法であって、前記音声
情報は、前記画像の撮影者の肉声の音声データ、画像撮
像装置周辺で生じている声及び音の少なくとも一方の音
声データ、ラジオ波から抽出された音声データ、テレビ
信号から抽出された音声データ、電気通信回線を通じて
得られる音声データのうちの少なくとも1つの音声デー
タを含むことを特徴とする。
【0069】請求項32に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0070】請求項33に記載の発明は、請求項29〜
32の少なくとも一つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記関連情報は、色情報、形状情報、文字情報、画
像情報、音声情報のうち少なくとも1つの情報を含むこ
とを特徴とする。
【0071】請求項33に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0072】請求項34に記載の発明は、請求項29〜
33のいずれか1つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記外部情報は、前記画像を撮影した撮影地及び撮
影時の少なくとも一方における地域情報、気象情報、暦
情報、社会情報のうちの少なくとも1つの情報を含むこ
とを特徴とする。
【0073】請求項34に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0074】請求項35に記載の発明は、請求項34に
記載の画像情報処理方法であって、前記地域情報は、前
記撮影地に関連する地形、土地利用状況、特産品、民芸
品、風物、風土記、名所、施設、歴史、服装、国旗、デ
ザイン、マーク、国歌、文化の少なくとも1つを含むこ
とを特徴とする。
【0075】請求項35に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0076】請求項36に記載の発明は、請求項34ま
たは35に記載の画像情報処理方法であって、前記気象
情報は、気候、日の出時刻、日の入り時刻、天候、気
温、湿度、気圧、風力、花粉情報、紫外線情報、波高の
うちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0077】請求項36に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0078】請求項37に記載の発明は、請求項34〜
36のいずれか1つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記暦情報は、季節、曜日、祝祭日、干支のうちの
少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0079】請求項37に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0080】請求項38に記載の発明は、請求項34〜
37のいずれか1つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記社会情報は、ニュース、経済情勢、社会情勢、
政治情勢、金融情勢、国際情勢、スポーツニュース、芸
能ニュース、生誕・訃報ニュース、文化情勢、流行のう
ちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする。
【0081】請求項38に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0082】請求項39に記載の発明は、請求項29〜
38のいずれか1つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記画像データが人物の画像を含む場合に、前記付
帯情報及び前記外部情報の少なくとも一方から前記画像
データ内の前記人物の画像に関連する情報を抽出するこ
とを特徴とすることを特徴とする。
【0083】請求項39に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0084】請求項40に記載の発明は、請求項29〜
39のいずれか1つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記付帯情報及び前記外部情報の少なくとも一方か
ら前記画像の撮影時における撮影者の状況を推定すると
ともに、推定された前記状況から前記関連情報を抽出す
ることを特徴とする。
【0085】請求項40に記載の発明によれば、請求項
15に記載の発明と同様の効果を奏することができる。
【0086】請求項41に記載の発明は、請求項29〜
40のいずれか1つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記付帯情報及び前記関連情報は同一の形式で、関
連する前記画像データとともに1つの画像ファイルとし
て記憶されることを特徴とする。
【0087】請求項41に記載の発明によれば、付帯情
報及び関連情報は、関連する画像データと同一の画像フ
ァイルで記憶される。さらに付帯情報及び関連情報は付
帯情報と同一の形式で記憶される。このことにより、画
像データと、付帯情報及び関連情報とは常に一つにまと
まった形態で読み出し、書き込み、記録、転送、複写と
いった処理が施される。よって、請求項15に記載の発
明と同様の効果を奏することができる。
【0088】請求項42に記載の発明は、請求項29〜
41のいずれか1つに記載の画像情報処理方法であっ
て、前記付帯情報及び前記関連情報のうちの少なくとも
一方の情報に基づいて、前記画像データの検索もしくは
分類を行うことを特徴とする。
【0089】請求項42に記載の発明によれば、付帯情
報、関連情報といった情報について画像データの検索を
行ない、この検索によって検知された画像データを、読
み取りや移動、複製等が1回の操作で逐次もしくは同時
にできる形態でまとめることにより、この画像データを
利用目的に沿った形態で保存したり、利用目的にかなっ
た画像データを読み出したりすることが容易となる。こ
のことで、請求項28に記載の発明と同様の効果を奏す
ることができる。
【0090】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕以下、本発明
の第1の実施形態に係る画像撮像装置1について説明す
る。画像撮像装置1は、例えばデジタルムービーカメラ
であり、撮影手段11、制御手段12、データ記録手段
13、音声データ取得手段14、音声発生手段15、画
像表示手段16、外部データ通信手段17、指示入力手
段18、内部データ保存手段19等を備えて構成され
る。
【0091】撮影手段11はレンズ部、撮像素子等を備
えて構成され、被写体の画像を取得する。レンズ部は、
レンズ等の光学的構成要素を備えて構成されており、被
写体の画像を撮像素子の撮像面上に結ぶ。撮像素子は例
えばCCD(Charge CoupledDevice)を備えて構成さ
れ、レンズ部により導かれた被写体の画像を電気信号に
変換する。
【0092】制御手段12は、例えばCPU(Central
Processing Unit)、RAM(Random Access Memor
y)、ROM(Read Only Memory)等を備えて構成され
る。制御手段12は画像撮像装置1の各構成要素を制御
するとともに、画像データに関連する関連情報を抽出し
たり、画像データを検索したりする際に、データの処理
内容に応じて情報取得手段、推定手段、検索手段等とし
て作動する。
【0093】データ記録手段13は記憶手段であり、例
えばメモリカードやCD−R(Compact Disc Recordabl
e)といった記憶媒体の読み取り/書き込み装置であ
る。データ記録手段13は、記憶媒体を着脱自在に収納
するとともに、この記憶媒体に画像撮影手段11で取得
された画像データや、後述する付帯情報、関連情報とい
ったデータを記憶させたり、記憶媒体に記憶されたデー
タを読み取ったりする。
【0094】音声データ取得手段14は例えばマイクロ
フォンを備えて構成されており、画像撮影手段11によ
る画像撮影と同期して撮影者や撮影者周囲の人物の会話
などといった画像撮像装置1周囲の音声情報を付帯情報
の一部をなすデータとして取得する。ここで、音声デー
タ取得手段14による音声情報の取得は、画像撮影手段
11による画像データ取得と同期して行なってもよい
し、上記画像データ取得の後に随時行なうこととしても
よい。
【0095】音声発生手段15は例えばスピーカであ
り、音声情報を再生する。画像表示手段16は例えば液
晶ディスプレーであり、撮影手段11で現在撮影してい
る画像や画像データとして保存されている画像を再生す
る。
【0096】外部情報通信手段17は、例えばGPS(glo
bal positioning system、汎地球測位システム)通信部
やインターフェイス部を備えて構成される。GPS通信
部はGPS衛星と交信することで、画像撮像装置1が位
置している場所の緯度、経度、高度や画像撮影時のUT
C(Universal Time of Coordinated、世界協定時)と
いった付帯情報の一部をなす情報をGPS情報として取
得する。インターフェイス部は画像撮像装置1と携帯電
話、PHS、ノート型パソコンといった情報機器との接
続を行なう。
【0097】指示入力手段18は画像撮像装置1の操作
盤をなして例えばボタンスイッチを備えて構成されてお
り、制御手段12による関連情報抽出の際、音声情報や
GPS情報から抽出するべき要素を選択するための入力
操作を行なう。ここで、上記入力操作としては、例えば
関連情報の抽出に供する音声の選択、画像データに関連
付けて記録、保存する音声情報の追加、関連情報の抽
出、といった操作が挙げられる。
【0098】内部データ保存手段19は音声情報やGP
S情報を含んだ付帯情報等の情報に対して、関連情報の
抽出等の操作を行なう際、画像データやこれら付帯情報
を記憶する。
【0099】次に、本発明に係る画像撮像装置1で処理
される情報について説明する。
【0100】画像データとは、撮影者が画像撮像装置1
のような装置で画像を撮影することにより、上記画像を
電気信号化して得られる情報であり、適切な画像再生装
置により画像として再生可能なものである。
【0101】付帯情報は、画像撮像装置1で画像データ
を取得する時に、該当、関連する画像データと同期して
取得されたり、画像データの取得後に取得されたりする
情報である。付帯情報は、該当、関連する画像データと
ともに1つの画像ファイルを構成する。この様にするこ
とで、画像データと、この画像データに該当、関連する
付帯情報とは、1つの画像情報として関連付けて記憶媒
体に記憶される。なお、付帯情報は、該当、関連する画
像データの取得時に取得されたものに、画像データ取得
後、追記や書き換えを施すこととしてもよい。
【0102】付帯情報は、GPS情報及び音声情報の少
なくとも一方を含んで構成されることが望ましい。
【0103】GPS情報とは、例えばGPS(Global P
ositioning System、全地球測位システム)衛星との交
信のような方法により得られた画像データを取得した場
所、日時に関する情報であり、位置情報、時間情報、進
行速度情報、撮影方向情報、目的地情報を含むことが望
ましい。
【0104】音声情報は、音声として入力されたか、音
声として再生可能な情報であり、画像の撮影者の肉声の
音声データ、画像撮像装置周辺で生じている声及び音の
少なくとも一方の音声データ、ラジオ波から抽出された
音声データ、テレビ信号から抽出された音声データ、電
気通信回線を通じて得られる音声データのうちの少なく
とも1つを含むことが望ましい。ここで、ラジオ波やテ
レビ信号からの音声データの抽出は、チューナーを介し
て行なわれる。
【0105】関連情報とは、画像データの内容に関連し
た情報であり、画像データの内容の特徴を示す。関連情
報は、画像データを分類したり検索したりするためのキ
ーワードとして利用される。関連情報は、テキストデー
タのような文字データからなる文字情報、カラーコード
のようなデータのような色を示すデータからなる色情
報、物の形状を数式のようなもので表記した形状情報、
画像として再生可能な画像情報、音声として再生可能な
音声情報の少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0106】関連情報は、画像データ、付帯情報、後述
する外部情報といった情報の中から、画像データの内容
の特徴を示すものを抽出することで取得される。関連情
報は、付帯情報と同様、該当、関連する画像データと1
つの画像ファイルとして、上記画像データと関連付けら
れて、付帯情報と同一形式で記憶媒体に記憶、保存され
ることが望ましい。
【0107】外部情報とは、CD−ROM、DVD−R
OM、ビデオテープといった例えばデータベースのよう
な形態の記憶媒体、AM、FM、VHF、UHFといっ
た商業放送電波、インターネット等のコンピュータネッ
トワーク等から取得される情報や、ユーザが手動で入
力、保存した情報の総称であり、後述の様にして関連情
報を取得する際、検索の対象となる。外部情報は、地域
情報、気象情報、暦情報、社会情報のうち少なくとも1
つを含むことが望ましい。
【0108】ここで、地域情報は画像データが取得され
た撮影地、撮影日時に関連する情報のうち、地理学、民
俗学的要因を備えた情報である。地域情報は、地形、森
林、田畑、果樹園、住宅地、海、工場などといった土地
利用状況、特産品、民芸品、風物、風土記、名所、施
設、歴史、服装、国旗、デザイン、マーク、国歌、文化
の少なくとも1つを含むことが望ましい。
【0109】気象情報は、画像データが取得された撮影
地、撮影日時に関連する情報のうち、気象学、天文学的
要因を備えた情報である。気象情報は、気候、日の出時
刻、日の入り時刻、天候、気温、湿度、気圧、風力、花
粉情報、紫外線情報、波高のうちの少なくとも1つを含
むことが望ましい。
【0110】暦情報は、画像データが取得された撮影
地、撮影日時に関連する情報のうち、暦との関連性が強
いものであり、季節、曜日、祝祭日、干支のうちの少な
くとも1つを含むことが望ましい。
【0111】社会情報は、画像データが取得された撮影
地、撮影日時に関連する情報のうち、社会学、政治学、
経済学的要因を備えた情報である。社会情報は、ニュー
ス、経済情勢、社会情勢、政治情勢、金融情勢、国際情
勢、スポーツニュース、芸能ニュース、生誕・訃報ニュ
ース、文化情勢、流行のうちの少なくとも1つを含むこ
とが望ましい。
【0112】次に画像撮像装置1を用いた画像データ、
付帯情報及び関連情報の取得および記録について、図面
を適宜参照して説明する。
【0113】撮影者は、画像撮像装置1の撮影手段11
を適宜操作して被写体の画像を撮影し、圧縮等の処理を
適宜施して画像データを取得する。撮影手段11で取得
された画像データは逐次データ記録手段13に送信さ
れ、データ記録手段13に収納された記憶媒体に記録、
保存される。ここで、上記画像データの望ましい形式と
しては、例えば、EXIF(EXchageable Image File F
ormat)、TIFF(TagImage File Format)等が挙げ
られる。
【0114】撮影手段11による画像データ取得と同期
して、付帯情報である音声情報及びGPS情報の取得も
行なわれる。
【0115】音声データ取得手段14は例えばマイクロ
フォンで、画像の撮影者の肉声、撮影者の周囲の人物や
被写体となっている人物が発している声や画像撮像装置
1周辺で生じている物音等、画像撮像装置1周辺で生じ
ている声や音といった音声等を音声情報として取得す
る。取得された音声情報は、データ記録手段13に送信
され、画像データと同期する形態で外部記憶媒体に逐次
記憶、保存される。ここで、上記音声情報の記憶、保存
は、例えば該当、関連する画像データを含有した画像フ
ァイルのタグ情報もしくはヘッダ情報の形態で行なわれ
る。このことにより、音声情報は該当、関連する画像デ
ータと同一の画像ファイルに、上記画像データと関連付
けて記憶、保存される。
【0116】外部情報通信手段17は、GPS衛星と交
信することにより、画像を撮影する時点における画像撮
像装置1の位置を示す位置情報や、画像撮像装置1の向
きを示す撮影方向情報といったGPS情報を取得する。
ここで、上記位置情報は、例えば、北緯と南緯との区
別、緯度、東経と西経との区別、経度、高度を含む。さ
らに、緯度、経度といった情報と、測位に用いられた地
図データ、予め外部通信手段17に記憶された地図デー
タとを対応させることにより、画像が撮影された場所の
地名も、位置情報の一部として取得できる。また、外部
情報通信手段17がGPS通信部の他に方位計や傾斜計
を備えている場合には、これらの構成要素から撮影方向
情報を取得することとしてもよい。
【0117】また、位置、方向のデータ取得と併せてG
PS衛星から画像撮影時のUTCのデータをGPS情報
の1つである時間情報として取得する。ここで、外部情
報通信手段17では、画像データ取得時の画像撮像装置
1の緯度、経度のデータから、画像を撮影した地域にお
ける標準時とUTCとの時差を検索できるので、この時
差と取得されたUTCデータとから画像を撮影した際の
現地での日時も時間情報として取得することができる。
【0118】また、時間情報を取得することで画像撮像
装置1の所定の時間間隔ごとに位置情報を取得できるの
で、画像データを取得する際、撮影者が移動している場
合には、こうして得られた時系列の位置情報からGPS
情報の1つである進行速度情報を取得することができ
る。さらに、時間情報を取得することで、画像撮像装置
1の内部時計を補正することができる。
【0119】こうして外部情報通信手段17で取得され
た各種GPS情報はデータ記録手段13に送信され、音
声情報の場合と同様に、該当、関連する画像データと同
一の画像ファイルに、上記画像データと関連付けられた
形態で記憶媒体に逐次記録、保存される。ここで、上記
GPS情報の記憶、保存は、具体的には例えば該当、関
連する画像データのタグ情報もしくはヘッダ情報の形態
で行なわれる。
【0120】なお、本明細書では画像データと、付帯情
報及び関連情報とを1つの画像ファイルとして記憶、保
存する場合を例にとって説明を行なうが、本発明はこれ
に限らず、例えば拡張子を適用する等の方法で、付帯情
報及び関連情報を該当、関連する画像データと関連付け
られた別のファイルとして記憶、保存することとしても
よい。
【0121】画像撮像装置1により取得された画像デー
タの特徴を示す関連情報を、該当、関連する画像データ
や付帯情報から取得する手順について、図2、図3を参
照して説明する。
【0122】ここで、図2、図3は、海岸地帯へ行楽に
行った際に撮影された画像を画像撮像装置1の画像表示
手段16及び音声発生手段15で再生している場合を例
にとって描図を行なっている。図2、図3の画像表示手
段16で再生されている画像G1は、夏の天候は快晴と
いう日に、「×△君」という人物H1を被写体として、
空S1、海M、及び島Iを背景にして撮影したものであ
る。また、画像G1には、上記構成要素の他に、海鳥
B、海岸線L等も写し込まれている。
【0123】画像データの整理に際し、この画像データ
が含有されている画像ファイルが記憶、保存されている
記憶媒体をデータ記録手段13に収納し、画像G1の再
生を行なう。画像G1を画像表示手段で再生する際、画
像G1の画像データと関連付けて記憶、保存されていた
音声情報が上記画像データと同期してデータ記録手段1
3により読み取られ、音声発生手段15で再生される。
【0124】音声発生手段15では図2で示すように、
音声情報として、撮影時に撮影者、「×△君」H1やそ
の同行者が交わした「今日の弁当は、おにぎり…」(音
声再生データ1)、「今、海岸にいます。天気もよくて
サイコー(最高)!」(音声再生データ2)、「ああ、
青空がきれいだなあ…。」(音声再生データ3)といっ
た会話が再生される。
【0125】この画像データを整理する撮影者等のユー
ザは、上記会話の中から、画像データの特徴を示すか、
画像データの特徴を示す情報の抽出に有用と思われるキ
ーワードを含んだ発言を選択する。ここで、上記会話の
構成要素では、「海岸」、「天気もよく」、「青空」と
いった単語及びフレーズが有用なキーワードであると思
われるので、ユーザは、「今、『海岸』に…」、「あ
あ、『青空』が…」といった音声再生データ2及び音声
再生データ3が再生される際に、指示入力手段18で選
択操作を行なう。この操作により選択された音声は関連
情報の取得に供される。
【0126】上記選択操作ではキーワードを十分に取得
できない場合には、音声情報の追加を行なう。このと
き、ユーザは指示入力手段18で音声情報追加の操作を
行なうとともに、音声データ取得手段14に向かって、
新たなキーワードを発声することで、音声情報の入力を
行なう。音声情報の形式としては、例えば図3の音声記
録データ1に例示するように「『海』、『青空』、『×
△君』、『島』、…」といったキーワードの列挙体とし
ても良いし、音声記録データ2に例示するように
「『海』と『島』をバックに『×△君』を撮っています
…」といったキーワードを含む会話体としてもよい。
【0127】なお、音声情報入力の形態としては、制御
手段12による音声認識が容易な点で、音声記録データ
1のような列挙体とすることが望ましい。こうして追加
入力された音声情報は、適宜画像データと関連付けて保
存される。
【0128】上述の音声情報選択操作及び音声情報追加
操作の後、制御手段12にて関連情報の抽出、取得が行
なわれる。ユーザが関連情報取得の操作を行なうと、ま
ず、上述の操作で選択もしくは入力された音声情報が内
部データ保持手段19に書き込まれる。制御手段12は
情報取得手段として作動し、図4に示すように、音声情
報から「海岸」、「海」、「天気もよく」、「青空」、
「×△君」、「島」といった文字情報を周知の音声認識
方法を用いて抽出する。
【0129】こうして音声認識により抽出され、取得さ
れた文字情報は、関連情報の一部をなすデータとして、
例えば該当、関連する付帯情報と同様に画像データのタ
グ情報またはヘッダ情報の形態で保存される。この様に
して、関連情報は、該当、関連する付帯情報と同一形式
で、該当、関連する画像データと1つの画像ファイルを
形成し、上記画像ファイルと関連付けて記憶媒体に記
憶、保存される。
【0130】上述の様にして得られた文字情報は、さら
に関連情報を取得するための特徴抽出に供される。特徴
抽出の方法の1つとして、既に取得された文字情報でデ
ータベースにある外部情報を検索し、この外部情報から
既に取得された文字情報と関連深い情報を対応付けて抽
出するという方法がある。すなわち、例えば「海」とい
うキーワードに対して「青」、「山」というキーワード
に対して「緑」、「森林」といった言葉を対応付けると
いう方法である。
【0131】ここで、特徴抽出の際に情報を検索するた
め外部情報を含んだデータベースは、予めテーブルやリ
ストとして制御手段12のROM等の画像撮像装置1に
備えられた不揮発性メモリに予め記憶されたものとして
もよいし、特徴抽出の際に画像撮像装置1と、ノート型
パソコンのような情報機器とを外部情報通信手段17で
接続し、インターネットやCD−ROMといった情報媒
体から適宜検索することで内部データ保持手段19等の
メモリに適宜に取り込むこととしてもよいし、さらにユ
ーザが手動で入力、保存した情報を含めてもよい。
【0132】図4に示す特徴抽出では、制御手段12に
おいて、例えば、「海岸」や「海」といった文字情報に
対応して、上述の対応付けから「青」という文字情報が
抽出される。さらに、この「青」という文字情報から派
生して、「青」に対応するカラーコードが色情報として
抽出して取得される。
【0133】また、「天気もよく」や「青空」といった
文字情報から例えば「快晴」という文字情報が抽出、取
得されるとともに、文字情報から派生した情報として
「青空」に対応するカラーコードが色情報として抽出、
取得される。
【0134】「×△君」という文字情報からは例えば
「人物」という文字情報が抽出して取得されるととも
に、「人物」から派生した情報として「肌色」に対応す
る色のデータが、色情報として抽出、取得される。ま
た、画像撮像装置1に「×△君」が撮影者の友人である
旨の情報がユーザにより入力されている場合には、「×
△君」から「友人」という文字情報が抽出、取得され
る。
【0135】「島」という文字情報からは例えば「陸
地」という文字情報が抽出して取得される。さらに、内
部データ19が画像データを読み込むとともに、画像G
1から島Iを認識することで、この島Iの形状情報が抽
出、取得される。
【0136】上述の特徴抽出により取得された文字情
報、色情報、形状情報は、すでに取得された文字情報と
ともに、関連情報として処理され、例えば該当、関連す
る画像データを含有した画像ファイルのタグ情報または
ヘッダ情報の形態で、付帯情報と同一の形式で記憶媒体
に記憶、保存される。
【0137】この様に、画像撮像装置1で画像データを
取得する際や画像データを取得した後に、この画像デー
タを取得した際の音声情報を含んだ付帯情報や、この画
像データの内容の特徴を示す文字情報、色情報、形状情
報を含んだ関連情報を、該当、関連する画像データと1
つの画像ファイルで、上記画像データと関連付けて記
憶、保存するとともに、付帯情報と関連情報とを同一形
式とすることにより、画像データと、付帯情報及び関連
情報とは常に一つにまとまった形態で読み出し、書き込
み、保存、転送、複写といった処理を施すことができ
る。
【0138】画像データと付帯情報、関連情報が1つの
画像ファイルとして、関連付けられて記憶、保存される
ことで、画像撮影後も随時付帯情報及び関連情報の新規
事項追加、訂正といった処理を容易に画像データの分
類、整理、検索に反映させることができる。よって、画
像データの分類、整理、検索を容易かつ効率的に行なう
ことができ、画像データを有効に活用することができ
る。
【0139】また、画像データ、付帯情報、外部情報と
いった情報から、画像データの内容の特徴を示す関連情
報を抽出して取得することで、この関連情報をキーワー
ドにして画像データの分類や検索を容易に行なうことが
できる。よって、画像データの分類、整理、検索をさら
に効率的に行なうことができる。
【0140】また、音声情報を付帯情報として利用する
ことにより、画像データと同期して取得、再生できるな
どの点で入出力の容易な音声情報を用いて、関連情報を
取得することができる。このことで、画像データの分類
や検索をさらに容易かつ能率よく行なうことができる。
【0141】なお、本発明に係る画像撮像装置1は上述
のものに限らない。例えば、画像撮像装置1は、デジタ
ルスチルカメラとしてもよいし、ビデオカメラとしても
よいし、画像及び音声を電気信号に変換することで記憶
媒体に記録、保存を行なう他の形態の画像撮像装置とし
てもよい。
【0142】また、データ記録手段13は記憶媒体を収
納して画像データ等の記録、保存を行なうものとは限ら
ず、インターフェイス部を備え、このインターフェイス
部を介して外部の記憶装置とデータのやり取りを行なう
こととしてもよい。
【0143】さらに、音声データ取得手段14は、マイ
クロホンを備えたものとは限らない。音声データ取得手
段14は、例えばラジオやテレビといった商業放送や、
携帯電話、PHSといった無線電話等の電波から音声情
報を取得するためのアンテナ及びチューナーを備えるこ
ととしてもよいし、マイクロホンとアンテナ、チューナ
ーの両方を備えることとしてもよいし、その他の手段で
音声情報を取得することとしてもよい。
【0144】〔第2の実施形態〕本発明の第2の実施形
態に係る画像情報処理装置2を、画像処理ソフトによっ
て駆動するパーソナルコンピュータを例にとって図面を
適宜参照して説明する。なお、これより説明する各実施
例における構成要素、操作内容、処理手順等で、すでに
詳細な説明を行なったものについては、改めて詳細な説
明することを省略する。
【0145】画像情報処理装置2は、例えばパーソナル
コンピュータであり、内部に記憶された画像処理ソフト
に従って駆動することで、例えば画像撮像装置1のよう
な装置で取得された画像データ及び付帯情報、関連情報
の処理を行なう。
【0146】制御手段12は、例えばCPU(Central
Processing Unit)、RAM(Random Access Memor
y)、ROM(Read Only Memory)等を備えて構成され
る。制御手段12は、画像データの関連情報を抽出した
り、画像データを整理、分類、検索したりする際に情報
取得手段、推定手段、検索手段等として作動するととも
に、画像情報処理装置2の各構成要素を制御する。
【0147】データ記録手段13は、記憶手段であり、
例えばフロッピー(R)ディスク、MO(Magneto Opti
cal disk)、CD−R、CD−RW(Compact Disc ReW
ritable)、DVD−R (Digital Video [ Versatile
] Disk Recordable)、DVD−RW (Digital Video
[ Versatile ] Disk ReWritable)、メモリカードとい
った記憶媒体の読み取り/書き込み装置である。データ
記憶手段13は、記憶媒体を着脱自在に収納するととも
に、画像撮像装置1で取得され、この記憶媒体に記憶、
保存された画像データ、付帯情報、関連情報を読み込ん
だり、画像情報処理装置2で取得されたり処理されたり
した上記データの記憶、読み取りを行なったりする。
【0148】音声データ取得手段14は例えばマイクロ
フォンを備えて構成されており、音声情報を取得する。
音声発生手段15は例えばスピーカであり、音声情報を
再生する。画像表示手段16はCRTディスプレーや液
晶ディスプレーといったディスプレー装置であり、画像
データを再生して画像を表示したり、指示入力手段18
で入力された事項や制御手段12で処理している事項を
表示したりする。
【0149】指示入力手段18は例えばキーボード、マ
ウス、タッチパネルといった入力装置であり、画像情報
処理装置2で画像処理を行なう際、入力や選択といった
操作を行なう。
【0150】内部データ保存手段19は例えば半導体メ
モリを備えて構成され、画像データ、付帯情報、関連情
報、外部情報といったデータを一時蓄える。外部情報通
信手段21は、例えばインターフェイス部を備えて構成
され、画像情報処理装置2とインターネット等のネット
ワークとを接続する。データベース部22は、例えば百
科事典機能を有するハードディスク、CD−ROM、D
VD−ROMといった記憶媒体の読み取り装置を備えて
構成され、データベースの蓄積、読み出し等を行なう。
【0151】次に、図面を適宜参照して画像情報処理装
置2における関連情報を地域情報から取得する手順につ
いて説明する。
【0152】上記処理にあたり、まず処理を行なう画像
ファイルを読み出して内部データ保存手段19に記憶さ
せる。ここで、上記画像ファイルは、画像撮影装置1等
で取得された画像データと、この画像データに付帯する
付帯情報と、この画像データに関連する関連情報が1つ
のファイルをなす形態で作成されている。付帯情報及び
関連情報は同一形式であるとともに、画像データと関連
付けられた形態となっている。上記付帯情報、関連情報
の形態は、具体的には例えば、該当、関連する画像デー
タを含有した画像ファイルのタグ情報もしくはヘッダ情
報である。
【0153】画像ファイルの読み出しは、例えば画像撮
像装置1で取得された画像ファイルが記録、保存された
記憶媒体をデータ記録手段13に収納し、この記憶媒体
からデータを読み出すことで開始される。
【0154】上述の様にして読み出された各種データ
は、内部データ保存手段19に記憶される。この状態
で、ユーザが指示入力手段18で関連情報取得作業の開
始を指示すると、内部データ保存手段19に保存された
画像ファイルのうち、画像データと、この画像データに
同期して取得された音声情報とが画像表示手段16及び
音声発生手段15により再生される。
【0155】図6、図7に例示するのは、スイス共和国
内に位置するアルプス山脈の山麓地帯で、人物H2を被
写体として空S2及び雪に覆われた「##山」という山
Y1を背景に撮影した画像G2である。
【0156】制御手段12は画像G2の画像データと関
連付けられた付帯情報を構成するGPS情報から、位置
情報を読み出すとともに、外部情報通信手段21もしく
はデータベース部22から地図データベースに収録され
た地域情報等の情報を外部情報として読み出すとともに
この位置情報と照合し、画像G2が撮影された場所の検
索を行なうことで画像G2が撮影された場所の地名を特
定する。
【0157】このとき、例えば図6に示すように「スイ
ス」という地名等が外部情報から抽出して取得され、関
連情報として、該当、関連する画像データと関連付け
て、データ記録手段13に収納された記憶媒体に、既に
取得された関連情報と同一の形式で、該当する画像ファ
イルにデータを追加する形態で適宜記録、保存される。
引き続き、データベース部22により例えば百科事典C
D−ROMから取得できるような外部情報から、画像G
2に関連する関連情報の抽出が行なわれる。
【0158】地域情報からの関連情報の抽出は、例えば
「スイス」というキーワードを用いて、例えば百科事典
CD−ROMのようなデータベースに収録されている地
域情報を検索することで行なわれる。検索の結果、「ス
イス」と関連する地域情報として、「山」という地形に
関する文字情報が最も高い頻度で登場する場合、この
「山」がキーワードとして抽出して取得されるととも
に、関連情報として画像データと関連付けてデータ記録
手段13に収納された記憶媒体に記憶、保存される。
【0159】また、画像G2の関連情報の抽出、取得
は、画像データにおける形状や色の認識と併せて行なっ
てもよい。例えば、図6に示すように文字情報「スイ
ス」と文字情報「山」を抽出した後、図7に示すよう
に、これらの文字情報を用い、外部情報に対して周知の
方法による検索を行なった結果から、制御手段12は画
像G2において予想されるシーンに関連するキーワード
として、「雪山」というキーワードを抽出する。この
「雪山」というキーワードからは、「山」という文字情
報と、「白」という文字情報が抽出される。引き続き、
制御手段12は画像G2を構成する形状情報及び色情報
を周知の画像認識方法により検索する。図7の例では、
山Y1の形状情報及び色情報が検索によって認識され
る。
【0160】ここで、山Y1の形状情報、色情報と上記
文字情報とについて関連性調査を周知の方法によって行
なう。この場合山Y1の形状情報と、「山」という文字
情報との関連性が高いので、これら形状情報と文字情報
とが関連情報として抽出される。さらに、雪に覆われた
山Y1の色情報である「白」に相当する色情報と「白」
という文字情報との関連性が高いので、これら色情報及
び文字情報も関連情報として抽出される。こうして抽出
された関連情報は、適宜選択され、画像G2に該当、関
連する画像データと関連付けて記憶媒体に記録、保存さ
れる。
【0161】また、「山」という文字情報と、GPS情
報とに基づいて山Y1に関連する関連情報を抽出しても
よい、具体的には、位置情報から画像を撮影した地域を
特定した後にこの地域の地域情報に対して「山」という
キーワードで検索を行なえば、「##山」という文字情
報を抽出して取得することができる。この他に、位置情
報及び撮影方向情報と、地図データベースの情報とを照
合することで、山Y1が「##山」であることを推定す
ることで「##山」という関連情報を抽出、取得するこ
ととしてもよい。
【0162】また、画像情報処理装置2では、抽出され
た上述の例でいえば「スイス」、「山」といった既に取
得された関連情報から派生する情報を、新たな関連情報
として適宜抽出して、画像データと関連付けて記憶、保
存することとしてもよい。
【0163】例えば、画像データの利用目的が事件報道
や社会科学分野の研究に関係するものであれば、検索可
能な外部情報のうち、社会情報に含まれるニュース、社
会情勢、政治情勢、国際情勢、経済情勢、金融情勢、文
化情勢といった分野の情報に対し、既に取得された関連
情報をキーワードとして検索を行なえばよい。こうして
抽出、取得された情報は、全て関連情報として画像デー
タと関連付けて記憶、保存してもよいし、ユーザが手動
で選択した後に、画像データと関連付けて記憶、保存し
てもよい。
【0164】また、画像処理装置2では、関連情報とし
て、文字情報、色情報、形状情報の他に、画像情報や音
声情報も外部情報から抽出、取得して他の関連情報と同
様に記憶、保存してもよい。例えば、図6、図7の例で
あれば、画像G2に対応する画像データや、「スイ
ス」、「山」といった既に取得された関連情報から派生
した関連情報として、インターネットで閲覧可能な画像
や、テレビ放送の画像といった画像情報を抽出、取得し
てもよいし、画像データ取得中に付帯情報として取得さ
れた音声情報や、ラジオ放送、有線電話、無線電話等の
メディアから取得可能な音声情報を抽出、取得してもよ
い。
【0165】また、地図データベース等に蓄積された地
域情報等の情報と、位置情報とを照合することにより、
例えば、撮影は地上で行なわれているかそれとも空中で
行なわれているかといった判定を行なって、その判定結
果に伴なう関連情報の抽出、取得を行なうこともでき
る。
【0166】位置情報と、地図データベースとを照合す
ることにより、画像を撮影した地点の標高を推定するこ
とができる。一方、位置データには高度に係る情報が含
まれており、該当する画像を撮影した際の画像撮像装置
1の高度が記録されている。この高度にかかる情報は、
画像撮像装置1の外部情報通信手段17がGPS衛星と
交信することにより取得したものである。
【0167】ここで、撮影位置における標高と、撮影し
た高度との比較を行なう。上記標高と、上記高度とが、
ほぼ等しいか、高度が標高よりも1m数十cm高い場合
には、画像データの取得は地上で行なわれたと推定され
る。図6、図7の例において、例えば高度と標高の差が
1mのオーダーであった場合には、画像G2の撮影者は
地上で撮影をしたと推定できる。この場合には、「地上
で撮影」という関連情報を抽出することができる。
【0168】これ以外の例として、上記高度が上記標高
より数m以上のオーダーで高い場合には、画像の撮影が
空中もしくは高層建造物内で撮影されたと推定できる。
例えば、高度が標高より数mないし数十mのオーダーで
高い場合で、撮影場所が商業用地や観光地といった高層
建築物の存在する場所であれば、撮影はこの高層建築物
内部で撮影されたと推定できる。そして、地図データベ
ースを検索した結果から、この高層建築物が特定できる
場合には、例えば「○△ビルにて撮影」という関連情報
を抽出できる。また、高度が標高より数百mもしくは数
千mのオーダーで高い場合には、航空機内で撮影したと
推定できるので、例えば「○△上空で撮影」や「飛行機
内で撮影」といった関連情報を抽出できる。
【0169】一方、高度が標高より低い場合には、画像
の撮影は地中もしくは海中で行われたと推定できる。こ
の場合、例えば地図データベースの検索結果、撮影場所
が海であれば、「○×海中で撮影」という関連情報を抽
出できる。
【0170】画像情報処理装置2では、気象情報、暦情
報といった外部情報からも関連情報を抽出して取得する
ことができる。
【0171】気象情報から関連情報を抽出するには、G
PS情報に基づいて、画像が撮影された場所と日時の気
象情報を読み出すとともに、この気象情報から予想され
る画像に係るキーワードを抽出し、関連情報として記
憶、保存したり、このキーワードから新たな関連情報を
抽出したりすればよい。例えば、画像が撮影された日の
日の出時刻、日の入り時刻と、画像が撮影された時刻と
を比較することで、画面の明るさや色といった要素のキ
ーワードの抽出が制御手段12により行なわれる。な
お、上記キーワードの抽出方法は、画像処理ソフトに予
め含まれていることとしてもよいし、例えばCD−RO
M等の記憶媒体から別箇に読み出すこととしてもよい。
【0172】日の出時刻、日の入り時刻と撮影時刻を比
較した結果、撮影時刻が日の出時刻と日の入り時刻との
間ならば、撮影は昼間に行なわれたので明るい画像が予
想される。このとき、キーワードとしては「昼間」や
「明るい」が抽出される。また、撮影時刻が日の出時刻
以前、日の入り時刻以降ならば、撮影は夜間に行なわれ
たため暗い画像が予想されるので、「夜間」や「暗い」と
いったキーワードが抽出される。また、撮影時刻が日の
出時刻に近ければ、「早朝」、「暗め」、「(明け方のた
め空が)青白い」が、撮影時刻が日の入り時刻に近けれ
ば「夕刻」、「暗め」、「(夕焼けの)赤」がそれぞれ抽出
される。
【0173】さらに、撮影された画像を予想するキーワ
ードは、日の出時刻、日の入り時刻に係るものの他に、
撮影時の天気や気温に係るものを加えるのが望ましい。
例えば、天気が晴れならば「明るい」、「(空の色:)
青」、曇りならば「(空の色:)灰色」、雪ならば
「白」、気温が高ければ、「(晴れているので)明る
い」、「(人物が肌を露出する場合が多いので)肌色」
といったキーワードが抽出される。
【0174】さらに、上記キーワードは、暦情報からも
抽出することが可能である。暦情報からのキーワードの
抽出は、撮影地の特徴に応じて、例えば撮影地が北半球
の場合は、「12〜2月:冬、3〜5月:春、6〜8
月:夏、9〜11月:秋」(撮影地が南半球の場合は例
えば「12〜2月:夏、3〜5月:秋、6〜8月:冬、
9〜11月:春」)といった対応付けを予め行なってお
き、撮影した日が対応する季節に応じて関連情報を抽出
して取得することとしてもよい。また、撮影地の祝祭日
に係る情報が検索できる場合で、撮影した日が撮影地の
祝祭日にあたる場合には、その祝祭日に関連のあるキー
ワードを抽出し、関連情報の抽出を行なってもよい。
【0175】図8に示す例は、スイス共和国内のアルプ
ス山脈の山麓地帯で、画像G2が撮影された日と近い日
付である○月×日の17時(現地標準時)に撮影された
画像G3であり、空S3及び雪に覆われた山Y2を背景
として人物H3が写し込まれている。また、G3には、
夕日として山Y2の影に沈もうとしている太陽Aも写さ
れている。また、太陽Aの光線の影響により、空S及び
山Y2は赤色を帯びて写されている。
【0176】画像G3の画像データに関連付けられたG
PS情報に基づいて、地図データベースや、気象情報に
係るデータベースから、外部情報通信手段21、データ
ベース部22により撮影された場所、日時の気象情報が
読み出される。図8の例では、○月×日17時の撮影地
における天気は晴れであり、気温は14℃である。ま
た、撮影時刻である17時は、撮影地の○月×日の日の
入り時刻に近い時刻である。これらのことから「晴
れ」、「夕刻」といったキーワードが抽出、取得でき
る。これら「晴れ」、「夕刻」といったキーワードは関
連情報として記憶、保存される。
【0177】上記2個のキーワードから、画像G3で予
想されるシーンに関連したキーワードとして、「夕焼
け」というキーワードが抽出され、このキーワードから
「赤」に相当する色情報が抽出される。
【0178】さらに、画像G3と、「赤」に相当する色
情報との関連性調査が、周知の方法により行なわれる。
その結果、空S3や山Y3は沈もうとしている太陽Aの
光線の影響で赤色を帯びているので、画像G3と色情報
「赤」とは関連性が強いと判定される。このとき、色情
報「赤」は関連情報として、上記「夕焼け」とともに記
憶、保存される。
【0179】また、気象情報、地域情報、暦情報といっ
た外部情報及び付帯情報は、画像内の特定の被写体に関
連する関連情報を抽出する作業にも用いられる。例え
ば、画像に人物が写し込まれている場合、この人物に関
連する情報を外部情報や付帯情報から抽出して取得する
こともできる。ここで、図9の例を用いて、画像に写し
込まれている人物を認識し、この人物に関連する関連情
報を抽出して取得する手順を説明する。
【0180】図9は、△月○日14時(現地時間)にア
フリカ大陸南部のモザンビーク共和国内で空S4及び山
Y3を背景にして、現地に定住する黒褐色の肌の人物H
4を撮影した画像G4である。
【0181】ここで、GPS情報から画像G4の撮影地
を「モザンビーク」と特定し、この画像G4が撮影され
たモザンビークに関連する地域情報を検索すると、現地
に定住している人々の肌は褐色である旨の情報が得られ
る。また、時間情報から、画像G4が撮影されたのは昼
間であり、人物H4に照射される光線の強度が強いため
に人物G4の顔が暗い色に写し込まれることは無いこと
が推定される。
【0182】上記検索及び推定を経て、「現地人」、
「肌:黒褐色」というキーワードが抽出、取得される。
なお、現地人の肌の色に係る情報は、必ずしも1地域に
1つの色が対応付けられるものとは限らず、民族構成の
複雑な地域などでは、実際に遭遇し得る複数の肌の色が
該当する地域名に対応付けられることとしてもよい。
【0183】次に、制御手段12は画像G4から、人物
H4の顔に相当する部分を周知の方法で抽出し、「肌:
黒褐色」というキーワードとの相関性を調査する。相関
性調査の結果、人物H4と「肌:黒褐色」との関連性が
高いと判定された場合、「現地人」、「肌:黒褐色」と
いう文字情報は関連情報として取得され、記録、保存さ
れる。また、これと併せて、人物H4の肌に色に相当す
るカラーコードが、関連情報として抽出、取得され、記
憶、保存されることとしてもよい。
【0184】なお、画像から人物を認識する方法は、肌
の色に限らず、例えば輪郭、目、鼻、口といった顔の構
成要素の形状を認識する方法や、体系、衣服、所持品を
認識する方法でもよい。また、画像内の人物に関連する
として抽出、取得される情報は上述のような地域や人
種、民族に関連するものとは限らず、性別、年代、職
業、階層といった区分に関連するいった情報でもよい
し、特定の個人に関連した情報でもよい。
【0185】なお、上述の様に、画像の特定の被写体か
ら関連情報を抽出するという抽出方法は、人物だけでな
く、海(例えば青、黒といった色)、空(例えば澄んで
いるか濁っているかの度合い)、山(例えば緑、褐色、
白といった色)、河川、湖沼(例えば緑、青、褐色とい
った色)のような自然条件や建造物等にも適用すること
ができる。
【0186】また、色や形状といった特徴による被写体
の認識は、それまでに画像情報処理装置2や画像情報処
理装置2で検索可能なデータベース等に蓄積されたデー
タから例えば統計学的手法で得られた認識基準に依存す
るものである。従って蓄積されたデータ数が少ない場合
には、画像情報処理装置2が被写体を認識する精度は低
いものとなる。そのため、本発明に係る画像情報処理装
置2では、他の外部情報、関連情報を用いて該当する被
写体を再び認識し、その結果に基づいて上記認識基準を
自動的に更新することが望ましい。
【0187】さらに、画像情報処理装置2では、画像撮
影時に取得されたGPS情報等の付帯情報により、撮影
した画像の背景を推定し、その推定結果を関連情報の抽
出、取得に供することもできる。
【0188】図10(a)に示すのは、〔第1の実施形
態〕で説明した画像撮像装置1で画像を撮影した画像G
1が撮影された場所を示す地図Tである。この地図T
は、海M、島I、海岸線Lの他、道路Rや、画像G1を
撮影した際に撮影者が画像撮像装置1を持っていた場所
が黒丸Pで示されている。
【0189】画像G1に対応するGPS情報から地図デ
ータベースを検索するなどして、地図Tに相当する精密
な地図データを取得できた場合、上記GPS情報のう
ち、位置情報から画像撮像装置1の位置が地図Tに黒丸
Pで示すように推定される。さらに撮影方向情報から画
像撮像装置1の方向(本実施例では黒丸Pから島Iに向
かう方向)が推定される。この様にして制御手段12で
撮影位置及び撮影方向を推定することで、撮影者が画像
撮像装置1が撮影した対象物もしくは背景(図10
(a)の場合は海M、島I、空S)を推定することがで
きる。
【0190】さらに、焦点距離やズームといった画像撮
影時の画像撮像装置1に係るデータを組み合わせること
で、画像撮像装置1による撮影範囲が推定されるので、
例えば画像G1の場合、写し込まれているのは地図Tに
おける角度θの領域であるというように推定することが
できる。このような推定処理により、画像G1から、人
物H1及び海鳥B、Bを除去した形態の図10(b)に
示す画像G1’が、画像G1の背景に相当する画像とし
て予想される。この予想された画像G1’との対比によ
り、海M及び島Iを画像G1の背景として抽出すること
が可能である。よって、この推定処理によっても、海M
及び島Iに関連する関連情報を抽出して取得することが
できる。
【0191】上述の様にして予想された画像G1’と、
画像G1との差分を取ることにより、人物H1等に関連
する色情報や形状情報が残る。この差分を取る処理によ
り、人物H1は地図Tに存在しない被写体として認識さ
れる。このことにより、人物H1と、背景である海M及
び島Iはそれぞれ別の属性の被写体であることが自動的
に認識される。よって、上述の演算処理によって人物H
1と海M及び島Iとを自動的に区別し、効率よく関連情
報の抽出を行なうことができる。
【0192】また、本発明に係る画像情報処理装置2で
は、画像撮影者の状況の状況を推定するとともに、推定
された状況に関連した関連情報を抽出、取得することも
可能である。以下、その抽出方法について、GPS情報
のうち進行速度情報から画像撮影者の情報に関連した関
連情報を抽出する方法を例にとって述べる。
【0193】画像撮影者の状況を推定する際、制御手段
12は推定手段として作動し、この例においては進行速
度情報として記録されている進行速度に基づき、撮影者
の状態を推定する。この時、制御手段12により、例え
ば、進行速度が毎時0kmに近い場合には、撮影者はほ
ぼ静止していると推定され、進行速度が毎時数kmのオ
ーダーである場合には撮影者は歩行しながら撮影してい
ると推定され、進行速度が数10km以上のオーダーで
ある場合には撮影者は乗り物の中で撮影を行なっている
ことが推定される。
【0194】この進行速度情報に関連した情報の対応付
けや関連情報の記憶、保存を例えば次に述べるように行
なうことができる。例えば、撮影者が歩きながら撮影し
ていると推定される場合、さらに、得られた画像は手ぶ
れが多いと推定することができる。この場合、撮影され
た画像は手ぶれのために利用が困難なものになると予想
されるので、「優先度:低」という文字情報を画像デー
タに関連付けて記憶、保存する。そして、ユーザが画像
データ利用の際、優先度の低い画像データを排除したい
場合には、「優先度:低」というデータに基づいて、こ
の歩行しながら取得した画像データを排除すればよい。
【0195】また、撮影者が乗り物の中で撮影をしたと
推定される場合、撮影された画像は暗い上に近接撮影に
よる歪みを含んでいると予想される。この場合には、
「(画像が)暗い」、「歪み」といった文字データを関
連付けることで、ユーザにこれらの要因を補正する適切
な処理を促すことが出きる。
【0196】こうして撮影者の状況に関連する関連情報
を抽出できるようにすることで、その後の画像処理に必
要な情報を容易かつ確実に取得することができる。
【0197】画像情報処理装置2に関してこれまで述べ
てきた様に、付帯情報や関連情報を該当、関連する画像
データと同一の画像ファイルとして、上記画像データと
関連付けて記録、保存することで、画像データと、付帯
情報及び関連情報とは常に一つにまとまった形態で読み
出し、書き込み、保存、転送、複写といった処理を施す
ことができる。そして、新たに取得した関連情報を容易
に画像データの分類、整理、検索に反映させることがで
きる。このことにより、画像データの分類、整理、検索
を容易かつ効率的に行なうことができ、画像データを有
効に活用することができる。
【0198】また、画像データ、付帯情報、外部情報と
いった情報から、画像データの内容の特徴を示す関連情
報を抽出することで、この関連情報をキーワードにして
画像データの分類や検索を容易に行なうことができる。
よって、画像データの分類、整理、検索をさらに効率的
に行なうことができる。
【0199】さらに、GPS情報から関連情報を抽出で
きるようにすることで、画像撮影の日時、場所といった
項目に関する高精度かつ具体的な情報を、画像データの
分類、整理、検索に適用することができる。
【0200】それに加えて、関連情報を百科事典CD−
ROMやインターネット等の情報媒体等から取得され
る、地域情報、気象情報、暦情報、社会情報といった多
様な外部情報から取得するようにすることで、画像デー
タの分類、整理、検索に適用する関連情報を、容易かつ
適切に抽出することができる。
【0201】また、画像データの画像に人物が含まれる
場合、この人物について関連する関連情報を抽出した
り、付帯情報などから画像撮影者の状況を推定してその
状況に関連する関連情報を抽出したりすることで、画像
データの分類、整理、検索に有用な関連情報を容易かつ
適切に抽出することができる。
【0202】上述のことより、本発明に係る画像情報処
理装置2及び画像情報処理方法では、蓄積された画像フ
ァイルを極めて容易に分類、整理、検索できる。
【0203】〔第3の実施形態〕次に、〔第1の実施形
態〕及び〔第2の実施形態〕の例で説明した様にして関
連情報が付与された画像データの検索、分類方法につい
て説明する。ここでは、画像G1〜4を含み、MOやC
D−RW、DVD−RWのような記憶媒体に蓄積された
画像ファイルを画像情報処理装置2で検索し、分類して
まとめる場合を例に取って説明する。
【0204】画像データの分類にあたり、ユーザは上記
記憶媒体をデータ記録手段13に収納して記憶、書き込
みが可能な状態にした後、指示入力手段18で検索条件
を入力する。この時、画像情報処理装置2は、入力され
た検索条件に従って、記憶媒体に蓄積された画像ファイ
ルのうち、入力された検索条件に一致した情報を付帯情
報や関連情報として有する画像ファイルを探すことで、
付帯情報及び関連情報のうち少なくとも一方の情報に基
づいて画像ファイルの検索もしくは分類を行なう。そし
て、こうして検知された画像ファイルを、一斉に読み取
り、移動、複写といった操作が可能な形態で1つにまと
めて保存する。
【0205】ここで、例えば、上記記憶媒体に蓄積され
た画像ファイルの中に、撮影者が****年○月!日か
ら%日の期間にスイス共和国を旅行した際に撮影したも
のが含まれており、そのスイス旅行の際に撮影された画
像ファイルのなかに画像G2、G3に該当する画像ファ
イルが含まれているとする。
【0206】記憶媒体に蓄積された画像ファイルのう
ち、上記スイス旅行に関連する画像ファイルを1つにま
とめて保存、管理しようとする場合には、ユーザはまず
文字情報に係る検索条件として「スイス」を指示入力手
段18で入力し、検索を開始させる。
【0207】例えば、関連情報が該当、関連する画像フ
ァイルのタグ情報として保存されている場合、制御手段
12は検索手段として作動し、外部記憶媒体に蓄積され
ている各画像ファイルに対して関連情報に対応するタグ
に文字情報「スイス」が含まれているか否かを調べて検
索する。こうして、文字情報「スイス」が含まれたタグ
を有する画像ファイルが、検索条件にかなった画像ファ
イルとして制御手段12によって検知され、分類され
る。
【0208】その結果、画像G2、G3に該当する画像
ファイルを含め、文字情報「スイス」が関連付けて保存
されている画像ファイルが検知されるとともに分類され
る。こうして分類された画像ファイルは、例えば「検索
結果リスト」のような形態で画像表示手段16に表示さ
れる。
【0209】ここで、「スイス」と関連した画像ファイ
ルが上記スイス旅行関係以外のものにもあり、その結果
検知された画像ファイル数が膨大なものになった場合に
は、例えばGPS情報に係る検索条件として、上記スイ
ス旅行の期間に相当する「****年○月!日〜***
*年○月%日」という条件を新たに入力する。
【0210】こうして検索をはじめた場合、制御手段1
2は、各画像ファイルに対し、GPS情報に対応するタ
グに、「****年○月!日〜****年○月%日」の
範囲内にある時間情報が記録されているか否かを調べ
る。こうして、「****年○月!日〜****年○月
%日」の期間に取得された画像ファイルが検知され、分
類される。これら検知、分類された画像ファイルが「検
索結果リスト」に残される。
【0211】ユーザはこの検索結果で納得した場合に
は、上述の検索により検知、分類された画像ファイルを
まとめるための指示操作を画像情報処理装置2に対して
行なう。このとき、制御手段12はホルダを新規作成
し、上述の様に分類され、「検索結果リスト」に残され
た画像ファイルをこのホルダに移動させる。上記移動処
理後、ユーザは例えばこの新規作成ホルダに「****
年○月スイス旅行」のような表題を付して保存、管理を
行なう。
【0212】この様に検索により検知、分類された画像
ファイルを1つにまとめることで、画像データを1回の
操作で逐次再生したり、分類された画像ファイルの移動
や複製を同時に行なったりすることが可能となる。一
方、上記検索結果で納得しない場合には、適宜検索条件
を加えて検索を継続する。
【0213】なお、上述の様に検索で検知、分類された
画像ファイル及びこの画像ファイルに含有された画像デ
ータをまとめる方法は、ホルダによるものに限らず、選
択事項である。上記画像ファイルをまとめる方法として
は、例えばリストで上記画像ファイルを管理する方法と
してもよいし、検索の結果を画像情報処理装置2で自動
的に反映し、読み取り、移動、複製等を1回の操作で逐
次もしくは同時に行なえるようにするのであれば、これ
以外の方法でもよい。
【0214】この様に、付帯情報、関連情報といった情
報について画像ファイルを検索し、この検索によって検
知された画像ファイルをまとめることにより、これらの
画像ファイルに含有された画像データを利用目的に沿っ
た形態で保存したり、利用目的にかなった画像データを
読み出したりするといった作業を容易に行なうことがで
きる。よって、画像データの保存、利用を効率的に行な
うことができ、蓄積された画像データを容易かつ有効に
活用することが可能となる。
【0215】なお、本発明に係る画像撮像装置1、画像
情報処理装置2及び画像情報処理方法は上述のものに限
らない。例えば、〔第2の実施形態〕及び〔第3の実施
形態〕において、画像情報処理装置2を用いて行なった
関連情報の抽出、画像ファイルの検索、分類、画像撮影
者の状況の推定等の作業は、画像撮像装置1を用いて行
なってもよいし、反対に〔第1の実施形態〕において、
画像撮像装置1を用いて行なった関連情報の抽出等の作
業は、画像情報処理装置2を用いて行なってもよい。
【0216】なお、本発明に係る画像撮像装置1、画像
情報処理装置2及び画像情報処理方法では、付帯情報及
び関連情報を画像データと同じ1つの画像ファイルとし
て記憶、保存する場合を例にとって説明を行なったが、
本発明はこれに限らない。付帯情報及び関連情報が画像
データと関連付けて記憶されるのであれば、画像デー
タ、付帯情報、関連情報をそれぞれ別ファイルとして記
憶、保存することとしてもよい。この場合でも、付帯情
報及び関連情報を画像データと同じ1つの画像ファイル
として記憶、保存する場合と同様の効果を奏することが
できる。また、この場合、画像データの検索、分類は、
該当、関連する画像データと関連付けられて記憶、保存
された付帯情報もしくは関連情報のファイルのなかから
検索条件にかなったものを探すことで行なうことができ
る。
【0217】また、画像撮像装置1に備えられた外部通
信手段17は、GPS通信部によって、位置情報、撮影
方向情報、時間情報、進行速度情報といったGPS情報
のうちの全ての情報を取得するものと限らない。例え
ば、外部通信手段17は、インターフェイス部を介して
カーナビゲータと接続されるとともに、このカーナビゲ
ータからGPS情報を取得することとしてもよい。この
場合、カーナビゲータに入力された、ユーザの目的にに
関する情報を、目的地情報として、GPS情報に含めて
取得することができる。
【0218】また、上記外部通信手段17は、方向計や
傾斜計といった構成要素を備えて構成されることとして
もよい。この場合、撮影方向情報はこれらの構成要素か
ら高い精度で取得できる。
【0219】さらに、上記外部通信手段17は、単独に
構成されたGPS通信機からGPS情報を取得すること
としてもよいし、携帯電話、PHS、アマチュア無線、
bluetooth、赤外線通信といった無線通信や、AM、F
M、短波、VHF、UHF、BS、CSといった商業放
送、電話回線、USB、LAN、インターネットといっ
た有線通信などから間接的にGPS情報を取得すること
としてもよい。
【0220】また、本発明に係る画像情報処理装置2は
画像処理ソフトにより駆動するパソコンとは限らず、例
えば画像データ編集のための専用機器としてもよい。
【0221】
【発明の効果】本発明によれば、画像データの分類、整
理、検索を容易かつ効率的に行なうことができる。この
ことで、画像データを利用目的に沿った形態で保存した
り、利用目的にかなった画像データを読み出したりする
ことが容易となる。よって、蓄積された画像データを容
易かつ有効に活用することが可能となり、画像データの
保存、利用を効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像撮像装置1の概略を示す要部
ブロック図である。
【図2】画像撮像装置1で取得された音声情報を選択す
る様子を示す概略図である。
【図3】画像撮像装置1で画像データ取得後に関連する
音声情報を入力する例を示す概略図である。
【図4】画像撮像装置1で関連情報を取得する手順の一
例を示す概念図である。
【図5】本発明に係る画像情報処理装置2の概略を示す
要部ブロック図である。
【図6】画像情報処理装置2で関連情報を取得する手順
の一例を示す概念図である。
【図7】画像情報処理装置2で関連情報を取得する手順
の一例を示す概念図である。
【図8】画像情報処理装置2で関連情報を取得する手順
の別の例を示す概念図である。
【図9】画像情報処理装置2で関連情報を取得する手順
の別の例を示す概念図である。
【図10】画像情報処理装置2で画像G1の背景を推定
する際に利用される地図データの一例を示す概念図
(a)及び地図データから予想される背景の図(b)で
ある。
【符号の説明】
1 画像撮像装置 2 画像情報処理装置 11 撮影手段 12 制御手段(情報取得手段、検索手段、推定手段) 13 データ記録手段(記憶手段) 14 音声データ取得手段 15 音声発声手段 17、21 外部情報通信手段 18 指示入力手段 19 内部データ保持手段 22 データベース部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 9/04 B 9/04 5/91 Z (72)発明者 榎本 洋道 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND06 NK25 PP07 PP10 5C022 AA13 AC03 AC42 AC71 AC72 5C052 AA02 AA17 AB04 AC08 DD02 DD06 DD10 EE02 EE03 EE08 5C053 FA08 FA10 FA21 FA23 FA27 GB11 HA29 JA01 JA16 JA30 LA01 LA07 LA11 LA14 5C065 AA03 BB48 CC01 CC08 DD02 HH01 HH04

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像を撮影することにより取得される画像
    データと、前記画像データ取得時及び前記画像データ取
    得後の少なくとも一方で取得される付帯情報とを記憶媒
    体に記憶させる画像撮像装置であって、 前記画像データの内容に関連する関連情報を、前記画像
    データ、前記付帯情報、前記記憶媒体以外に存在する外
    部情報のうちの少なくとも一つから抽出して取得する情
    報取得手段と、 前記付帯情報及び前記関連情報を前記画像データに関連
    付けて前記記憶媒体に記憶させる記憶手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像撮像装置。
  2. 【請求項2】前記付帯情報は、GPS情報及び音声情報
    のうちの少なくとも一方の情報を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の画像撮像装置。
  3. 【請求項3】前記GPS情報は、前記画像の撮影時の位
    置情報、時間情報、進行速度情報、撮影方向情報、目的
    地情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の画像撮
    像装置。
  4. 【請求項4】前記音声情報は、前記画像の撮影者の肉声
    の音声データ、画像撮像装置周辺で生じている声及び音
    の少なくとも一方の音声データ、ラジオ波から抽出され
    た音声データ、テレビ信号から抽出された音声データ、
    電気通信回線を通じて得られる音声データのうちの少な
    くとも1つの音声データを含むことを特徴とする請求項
    2または3に記載の画像撮像装置。
  5. 【請求項5】前記関連情報は、色情報、形状情報、文字
    情報、画像情報、音声情報のうちの少なくとも1つの情
    報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つ
    に記載の画像撮像装置。
  6. 【請求項6】前記外部情報は、前記付帯情報に含まれる
    前記画像を撮影した撮影地及び撮影時のうちの少なくと
    も一方の情報に基づいて取得される地域情報、気象情
    報、暦情報、社会情報のうちの少なくとも1つの情報を
    含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記
    載の画像撮像装置。
  7. 【請求項7】前記地域情報は、前記撮影地に関連する地
    形、土地利用状況、特産品、民芸品、風物、風土記、名
    所、施設、歴史、服装、国旗、デザイン、マーク、国
    歌、文化のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特
    徴とする請求項6に記載の画像撮像装置。
  8. 【請求項8】前記気象情報は、気候、日の出時刻、日の
    入り時刻、天候、気温、湿度、気圧、風力、花粉情報、
    紫外線情報、波高のうちの少なくとも1つの情報を含む
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の画像撮像装
    置。
  9. 【請求項9】前記暦情報は、季節、曜日、祝祭日、干支
    のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とする
    請求項6〜8のいずれか1つに記載の画像撮像装置。
  10. 【請求項10】前記社会情報は、ニュース、経済情勢、
    社会情勢、政治情勢、金融情勢、国際情勢、スポーツニ
    ュース、芸能ニュース、生誕・訃報ニュース、文化情
    勢、流行のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特
    徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載の画像撮像
    装置。
  11. 【請求項11】前記情報取得手段は、前記画像データが
    人物の画像を含む場合に、前記付帯情報及び前記外部情
    報の少なくとも一方から前記画像データ内の前記人物の
    画像に関連する情報を抽出することを特徴とする請求項
    1〜10のいずれか1つに記載の画像撮像装置。
  12. 【請求項12】前記付帯情報及び前記外部情報の少なく
    とも一方から前記画像の撮影時における撮影者の状況を
    推定する推定手段を備え、 前記情報取得手段は、推定された前記状況から前記関連
    情報を抽出することを特徴とする請求項1〜11のいず
    れか1つに記載の画像撮像装置。
  13. 【請求項13】前記付帯情報及び前記関連情報は同一の
    形式で、関連する前記画像データとともに1つの画像フ
    ァイルとして記憶されることを特徴とする請求項1〜1
    2のいずれか1つに記載の画像撮像装置。
  14. 【請求項14】関連して記憶された前記付帯情報及び前
    記関連情報のうちの少なくとも一方の情報に基づいて、
    前記画像データの検索もしくは分類を行う検索手段を備
    えることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに
    記載の画像撮像装置。
  15. 【請求項15】画像データと、この画像データに付帯す
    る付帯情報とを記憶媒体に記憶させる記憶手段を有し、
    前記画像データ及び前記付帯情報を取り扱う画像情報処
    理装置であって、 前記画像データの内容に関連する関連情報を、前記画像
    データ、前記付帯情報、前記記憶媒体以外に存在する外
    部情報のうちの少なくとも一つから抽出して取得する情
    報取得手段を備えるとともに、 前記記憶手段は前記付帯情報及び前記関連情報を前記画
    像データに関連付けて前記記憶媒体に記憶させることを
    特徴とする画像情報処理装置。
  16. 【請求項16】前記付帯情報は、GPS情報及び音声情
    報の少なくとも一方の情報を含むことを特徴とする請求
    項15に記載の画像情報処理装置。
  17. 【請求項17】前記GPS情報は、前記画像の撮影時の
    位置情報、時間情報、進行速度情報、撮影方向情報、目
    的地情報を含むことを特徴とする請求項16に記載の画
    像情報処理装置。
  18. 【請求項18】前記音声情報は、前記画像の撮影者の肉
    声の音声データ、画像撮像装置周辺で生じている声及び
    音の少なくとも一方の音声データ、ラジオ波から抽出さ
    れた音声データ、テレビ信号から抽出された音声デー
    タ、電気通信回線を通じて得られる音声データのうちの
    少なくとも1つの音声データを含むことを特徴とする請
    求項16または17に記載の画像情報処理装置。
  19. 【請求項19】前記関連情報は、色情報、形状情報、文
    字情報、画像情報、音声情報のうち少なくとも1つの情
    報を含むことを特徴とする請求項15〜18のいずれか
    一つに記載の画像情報処理装置。
  20. 【請求項20】前記外部情報は、前記付帯情報に含まれ
    る前記画像を撮影した撮影地及び撮影時のうちの少なく
    とも一方の情報に基づいて取得される地域情報、気象情
    報、暦情報、社会情報のうち少なくとも1つを含むこと
    を特徴とする請求項15〜19のいずれか1つに記載の
    画像情報処理装置。
  21. 【請求項21】前記地域情報は、前記撮影地に関連する
    地形、土地利用状況、特産品、民芸品、風物、風土記、
    名所、施設、歴史、服装、国旗、デザイン、マーク、国
    歌、文化のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特
    徴とする請求項20に記載の画像情報処理装置。
  22. 【請求項22】前記気象情報は、気候、日の出時刻、日
    の入り時刻、天候、気温、湿度、気圧、風力、花粉情
    報、紫外線情報、波高のうちの少なくとも1つの情報を
    含むことを特徴とする請求項20または21に記載の画
    像情報処理装置。
  23. 【請求項23】前記暦情報は、季節、曜日、祝祭日、干
    支のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とす
    る請求項20〜22のいずれか1つに記載の画像情報処
    理装置。
  24. 【請求項24】前記社会情報は、ニュース、経済情勢、
    社会情勢、政治情勢、金融情勢、国際情勢、スポーツニ
    ュース、芸能ニュース、生誕・訃報ニュース、文化情
    勢、流行のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特
    徴とする請求項20〜23のいずれか1つに記載の画像
    情報処理装置。
  25. 【請求項25】前記情報取得手段は、前記画像データが
    人物の画像を含む場合に、前記付帯情報及び前記外部情
    報の少なくとも一方から前記画像データ内の前記人物の
    画像に関連する情報を抽出することを特徴とすることを
    特徴とする請求項15〜24のいずれか1つに記載の画
    像情報処理装置。
  26. 【請求項26】前記付帯情報及び前記外部情報の少なく
    とも一方から前記画像の撮影時における撮影者の状況を
    推定する推定手段を備え、 前記情報取得手段は、推定された前記状況から前記関連
    情報を抽出することを特徴とする請求項15〜25のい
    ずれか1つに記載の画像情報処理装置。
  27. 【請求項27】前記記憶手段は、前記付帯情報及び前記
    関連情報を同一の形式で、関連する前記画像データとと
    もに1つの画像ファイルとして前記記憶媒体に記憶させ
    ることを特徴とする請求項15〜26のいずれか1つに
    記載の画像情報処理装置。
  28. 【請求項28】関連して記憶された前記付帯情報及び前
    記関連情報のうちの少なくとも一方の情報に基づいて、
    前記画像データの検索もしくは分類を行う検索手段を備
    えることを特徴とする請求項15〜27のいずれか1つ
    に記載の画像情報処理装置。
  29. 【請求項29】画像データと、この画像データに付帯す
    る付帯情報とを記憶媒体に記憶させて取り扱う画像情報
    処理方法であって、 前記画像データ、前記付帯情報、前記記憶媒体以外に存
    在する外部情報の少なくとも1つから前記関連情報を抽
    出して取得するとともに、 前記付帯情報及び前記関連情報を前記画像データに関連
    付けて前記記録媒体に記憶させることを特徴とする画像
    情報処理方法。
  30. 【請求項30】前記付帯情報は、GPS情報及び音声情
    報のうちの少なくとも一方の情報を含むことを特徴とす
    る請求項29に記載の画像情報処理方法。
  31. 【請求項31】前記GPS情報は、前記画像の撮影時の
    位置情報、時間情報、進行速度情報、撮影方向情報、目
    的地情報を含むことを特徴とする請求項30に記載の画
    像情報処理方法。
  32. 【請求項32】前記音声情報は、前記画像の撮影者の肉
    声の音声データ、画像撮像装置周辺で生じている声及び
    音の少なくとも一方の音声データ、ラジオ波から抽出さ
    れた音声データ、テレビ信号から抽出された音声デー
    タ、電気通信回線を通じて得られる音声データのうちの
    少なくとも1つの音声データを含むことを特徴とする請
    求項30または31に記載の画像情報処理方法。
  33. 【請求項33】前記関連情報は、色情報、形状情報、文
    字情報、画像情報、音声情報のうち少なくとも1つの情
    報を含むことを特徴とする請求項29〜32の少なくと
    も一つに記載の画像情報処理方法。
  34. 【請求項34】前記外部情報は、前記画像を撮影した撮
    影地及び撮影時の少なくとも一方における地域情報、気
    象情報、暦情報、社会情報のうちの少なくとも1つの情
    報を含むことを特徴とする請求項29〜33のいずれか
    1つに記載の画像情報処理方法。
  35. 【請求項35】前記地域情報は、前記撮影地に関連する
    地形、土地利用状況、特産品、民芸品、風物、風土記、
    名所、施設、歴史、服装、国旗、デザイン、マーク、国
    歌、文化の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求
    項34に記載の画像情報処理方法。
  36. 【請求項36】前記気象情報は、気候、日の出時刻、日
    の入り時刻、天候、気温、湿度、気圧、風力、花粉情
    報、紫外線情報、波高のうちの少なくとも1つの情報を
    含むことを特徴とする請求項34または35に記載の画
    像情報処理方法。
  37. 【請求項37】前記暦情報は、季節、曜日、祝祭日、干
    支のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特徴とす
    る請求項34〜36のいずれか1つに記載の画像情報処
    理方法。
  38. 【請求項38】前記社会情報は、ニュース、経済情勢、
    社会情勢、政治情勢、金融情勢、国際情勢、スポーツニ
    ュース、芸能ニュース、生誕・訃報ニュース、文化情
    勢、流行のうちの少なくとも1つの情報を含むことを特
    徴とする請求項34〜37のいずれか1つに記載の画像
    情報処理方法。
  39. 【請求項39】前記画像データが人物の画像を含む場合
    に、前記付帯情報及び前記外部情報の少なくとも一方か
    ら前記画像データ内の前記人物の画像に関連する情報を
    抽出することを特徴とすることを特徴とする請求項29
    〜38のいずれか1つに記載の画像情報処理方法。
  40. 【請求項40】前記付帯情報及び前記外部情報の少なく
    とも一方から前記画像の撮影時における撮影者の状況を
    推定するとともに、推定された前記状況から前記関連情
    報を抽出することを特徴とする請求項29〜39のいず
    れか1つに記載の画像情報処理方法。
  41. 【請求項41】前記付帯情報及び前記関連情報は同一の
    形式で、関連する前記画像データとともに1つの画像フ
    ァイルとして記憶されることを特徴とする請求項29〜
    40のいずれか1つに記載の画像情報処理方法。
  42. 【請求項42】関連して記憶された前記付帯情報及び前
    記関連情報のうちの少なくとも一方の情報に基づいて、
    前記画像データの検索もしくは分類を行うことを特徴と
    する請求項29〜41のいずれか1つに記載の画像情報
    処理方法。
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