JP2003273756A - ノイズ抑圧装置 - Google Patents

ノイズ抑圧装置

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JP2003273756A
JP2003273756A JP2002068519A JP2002068519A JP2003273756A JP 2003273756 A JP2003273756 A JP 2003273756A JP 2002068519 A JP2002068519 A JP 2002068519A JP 2002068519 A JP2002068519 A JP 2002068519A JP 2003273756 A JP2003273756 A JP 2003273756A
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noise
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JP2002068519A
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English (en)
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Masahiro Tsujishita
雅啓 辻下
Masayuki Tsuji
雅之 辻
Kenichi Taura
賢一 田浦
Masayuki Ishida
雅之 石田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステレオ成分やFM信号レベルの大きさ等に
よってパルス性ノイズの検出感度の低下を抑制すること
ができるノイズ抑圧装置を提供する。 【解決手段】 FM信号、FM信号に含まれる音声信号
及び音声信号の差成分のうちのいずれか1種のレベルを
レベル検出手段12aで検出し、レベル検出手段12a
の出力信号に応じて制御手段13aで制御信号を発生
し、制御手段13aの出力信号に応じてノイズ検出手段
11aにおける検出特性を変更し、FM復調信号からノ
イズを検出する。レベル検出手段12aで検出された音
声信号の差成分のレベルが低い場合は、ノイズ検出手段
11aのHPF6aのカットオフ周波数を低くし、音声
信号の差成分のレベルが高い場合は高くするように切り
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FM受信機に搭載
するノイズ抑圧装置に関し、更に詳しくは、FM受信時
における電磁波ノイズの混入に起因するパルス性ノイズ
を抑圧し、良好な出力音声信号を得るノイズ抑圧装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の環境においては、イグニッショ
ンノイズ、電動ミラーノイズ等のパルス性の電磁波ノイ
ズが発生し、このパルス性ノイズはカーラジオの受信ア
ンテナに混入するため、カーラジオからの出力音声信号
にもパルス性ノイズが発生する。このため、カーラジオ
には、一般に、これらの電磁波ノイズに起因するパルス
性ノイズを抑圧するための装置が用いられている。
【0003】図14は、例えば、特開昭63−8702
6号公報に記載の従来のパルス性ノイズ抑圧装置のブロ
ック図である。一般的に、受信アンテナで捉えられた電
波は、チューナー回路(図示せず)に入力されて目的の
チャンネルを選択して増幅され、次いで、中間周波数回
路(図示せず)において増幅され、この出力であるFM
中間周波数信号が図14に示したFM復調手段1に入力
される。
【0004】FM復調手段1から出力されるFM復調信
号は、LPF(ローパスフィルタ)からなる遅延手段2
に供給されて遅延され、遅延手段2の出力はゲート回路
3、そしてレベルホールド回路4を介してステレオ復調
手段5に供給される。遅延手段2、ゲート回路3及びレ
ベルホールド回路4は、補正手段14を構成する。
【0005】また、FM復調手段1から出力されたFM
復調信号は、HPF(ハイパスフィルタ)6にも供給さ
れ、このHPF6を通過したノイズ成分は、ノイズアン
プ7によって増幅されてノイズ検波回路8に供給され
る。ノイズ検波回路8はノイズアンプ7の出力信号を整
流する整流回路からなり、このノイズ検波出力は波形整
形回路9及び積分回路10に供給される。積分回路10
は、ノイズ検波出力を平滑化してノイズレベルに応じた
直流信号を得てノイズアンプ7にフィードバックするこ
とによりAGCループを形成する。HPF6、ノイズア
ンプ7、ノイズ検波回路8、波形整形回路9及び積分回
路10は、ノイズ検出手段11を構成する。
【0006】一方、波形整形回路9は、上記のノイズ検
波出力を所定の時間幅のパルスに変換して、上記の補正
手段14に含まれるゲート回路3に供給する。波形整形
回路9からゲート回路3に供給されたパルスによってゲ
ート回路3は駆動されて信号遮断状態になり、信号遮断
状態時にはレベルホールド回路4によって信号遮断前の
遅延出力レベルが保持されてステレオ復調回路5に供給
される。これによって、電位の急変によるスパイクの発
生を防止することができる。波形整形回路9からパルス
が供給されていない場合は、ゲート回路3とレベルホー
ルド回路4はスルーになる。
【0007】なお、遅延手段2は、パルス性ノイズがH
PF6に供給された場合に、HPF6に供給されてから
ゲート回路3を遮断状態にするまでの時間を補うために
設けられている。最後に、ステレオ復調手段5は、レベ
ルホールド回路4に含まれている右チャンネルの信号R
chと左チャンネルの信号Lchとを分離して音声信号
として取り出す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、パルス性ノイズと音声信号とを充分に
分離するためにHPF6のカットオフ周波数を高くする
と、パルス性ノイズが低域に多く発生した場合、当該パ
ルス性ノイズを検出することができないか、又は、検出
できた場合であっても検出される期間が短くなる。一
方、HPF6のカットオフ周波数を低くすると、特にス
テレオ成分が大きい場合、ステレオ成分とノイズ成分の
分離が困難になり、パルス性ノイズの検出が充分ではな
いという問題があった(第1の問題点)。
【0009】また、受信アンテナで受信したFM信号
は、受信中の放送局の出力や距離等によりそのレベルが
異なる。この異なるレベルで受信したFM信号は、所定
のレベルになるように増幅されてFM復調手段1に入力
される。このときパルス性ノイズも増幅されるので、受
信した信号レベルが小さいほどFM復調手段1の入力で
のフロアーノイズが大きくなってしまい、同じレベルの
パルス性ノイズが発生しても、受信した信号レベルが小
さい場合にはノイズ検出手段11によるノイズ検出は困
難となってしまうという問題もあった(第2の問題
点)。
【0010】更に、受信した信号レベルが小さいほどF
M復調手段1の入力でのフロアーノイズが大きくなるこ
とに伴い、ノイズ検出手段11によってパルス性ノイズ
を検出する期間に誤差が生じ易くなり、その結果、補正
手段14による補正誤差が大きくなってしまうという問
題もあった(第3の問題点)。
【0011】本発明は、上記のような問題点に鑑み、ス
テレオ成分やFM信号レベルの大きさ等によってパルス
性ノイズの検出感度の低下を抑制することができるノイ
ズ抑圧装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のノイズ抑圧装置
は、FM信号、FM信号に含まれる音声信号、及び、音
声信号における右チャンネルと左チャンネルとの差成分
信号のうちのいずれか1つのレベルを検出するレベル検
出手段と、上記レベル検出手段の出力信号に応じて制御
信号を発生する制御手段と、上記制御信号に応じてその
ノイズ検出特性を変更し、ノイズを検出するノイズ検出
手段とを備えることを特徴とする。
【0013】また、上記ノイズ検出手段は、制御信号に
応じて、ノイズを検出する帯域を変更することを特徴と
する。また、上記レベル検出手段は、FMステレオ復調
された音声信号における右チャンネルと左チャンネルと
の差成分信号のレベルを検出することを特徴とする。
【0014】本発明のノイズ抑圧装置は、また、FM信
号又はFM信号に含まれる音声信号のレベルを検出する
レベル検出手段と、上記レベル検出手段の出力信号に応
じて制御信号を発生する制御手段と、上記制御信号に応
じてその補正方式を変更し、FM信号又は該FM信号に
基づく信号を補正する補正手段とを備えることを特徴と
する。
【0015】また、FM信号又はFM信号に含まれる音
声信号のレベルが所定値以下である場合に、補正手段に
おいては、FM信号の低域成分を保持する低域成分保持
部が選択されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について実施の形態
を示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1 実施の形態1においては、図14に示したHPF6のカ
ットオフ周波数を高くすると、パルス性ノイズが低域に
多く発生した場合に、当該パルス性ノイズの検出が不充
分となり、一方、HPF6のカットオフ周波数を低くす
ると、ステレオ成分が大きい場合にステレオ成分とノイ
ズ成分の分離が困難になるという第1の問題点を解決す
るものである。
【0017】図1は、実施の形態1に係るノイズ抑圧装
置のブロック図である。図1において、1はFM復調手
段、2は遅延手段、3はゲート回路、4はレベルホール
ド回路、5はステレオ復調手段である。遅延手段2、ゲ
ート回路3及びレベルホールド回路4は補正手段14を
構成する。これらは図14の従来のノイズ抑圧装置に示
したものと同様のものである。
【0018】また、12aはFM信号に含まれる音声信
号における右チャンネルと左チャンネルとの差成分(L
−R)信号のレベルを検出するレベル検出手段であっ
て、FM復調手段1の出力信号が入力される。この場合
のレベル検出手段12aとしては、例えば、帯域通過フ
ィルタ(BPF)、絶対値算出回路及びLPFからなる
ものを用いることができる。13aはレベル検出手段1
2aの出力信号に応じて制御信号を発生する制御手段で
ある。
【0019】11aはノイズ検出手段であり、制御手段
13aの出力する制御信号に応じてノイズ検出特性が変
更され、FM復調手段1の出力であるFM復調信号から
ノイズを検出する。具体的には、このノイズ検出手段1
1aは、HPF6a、ノイズアンプ7、ノイズ検波回路
8、波形整形回路9及び積分回路10で構成されてお
り、制御手段13aの出力する制御信号に応じてHPF
6aの周波数特性が変更される。HPF6aの周波数特
性の変更は、HPF6aのフィルタ係数を変更すること
により行われる。ノイズアンプ7、ノイズ検波回路8、
波形整形回路9及び積分回路10は、図14の従来のノ
イズ抑圧装置に示したものと同様のものである。
【0020】次に動作について説明する。図1におい
て、FM復調手段1、補正手段14及びステレオ復調手
段5、並びに、ノイズアンプ7、ノイズ検波回路8、波
形整形回路9及び積分回路10は、図14の従来のノイ
ズ抑圧装置に示したものと同様の動作をする。即ち、F
M復調手段1から出力されるFM復調信号は、補正手段
14に入力され、まず、LPFからなる遅延手段2に供
給されて遅延され、遅延手段2の出力はゲート回路3、
そしてレベルホールド回路4を介してステレオ復調手段
5に供給される。
【0021】また、FM復調手段1から出力されるFM
復調信号は、レベル検出手段12aにも入力されて、L
−R成分信号のレベルを検出する。制御手段13aは、
レベル検出手段12aの出力信号に応じて、ノイズ検出
手段11aにおいてノイズを検出する帯域を変更させる
ような制御信号を発生する。ノイズ検出手段11aにお
いては、まず、制御手段13aの出力する制御信号に応
じてHPF6aの周波数特性が変更される。
【0022】次に、HPF6aを通過したノイズ成分は
ノイズアンプ7によって増幅されてノイズ検波回路8に
供給される。ノイズ検波回路8はノイズアンプ7の出力
信号を整流し、このノイズ検波出力は波形整形回路9及
び積分回路10に供給される。積分回路10は、ノイズ
検波出力を平滑化してノイズレベルに応じた直流信号を
得てノイズアンプ7にフィードバックすることによりA
GCループを形成する。また、波形整形回路9は、ノイ
ズ検出出力を所定の時間幅のパルスに変換してゲート回
路3に供給する。波形整形回路9からゲート回路3に供
給されたパルスによってゲート回路3は駆動されて信号
遮断状態になり、信号遮断状態時にはレベルホールド回
路4によって信号遮断前の出力レベルが保持されてステ
レオ復調回路5に供給され、電位の急変によるスパイク
の発生を防止する。波形整形回路9からパルスが供給さ
れていない場合は、ゲート回路3とレベルホールド回路
4はスルーになる。
【0023】上記遅延手段2は、パルス性ノイズがHP
F6aに供給された場合に、HPF6aに供給されてか
らゲート回路3を遮断状態にするまでの時間を補うため
に設けている。最後に、ステレオ復調手段5からは、レ
ベルホールド回路4に含まれている右チャンネルの信号
Rchと左チャンネルの信号Lchとを分離して音声信
号として出力される。
【0024】図2(a)及び(b)は、パルス性ノイズ
が発生した場合のFM復調手段1の出力信号、パルス性
ノイズのスペクトル及びHPF6aの周波数特性の一例
を示すグラフである。図2(a)は、FM復調手段1の
出力信号においてL−R成分信号が小さい場合のスペク
トルである。図2(b)は、FM復調手段1の出力信号
においてL−R成分信号が大きい場合のスペクトルであ
る。L−R成分信号は約23〜約53kHzにおいて出
力される。ここで、パルス性ノイズのレベルは、基本的
には周波数が高いほど大きくなるが、図2(a)及び
(b)に示したように、実際には周波数の低い低域成分
についても大きい場合がある。
【0025】そのため、パルス性ノイズを充分に検出し
ようとするためには、HPF6aのカットオフ周波数を
低く設定することが望ましい。そこで、図2(a)に示
したようなL−R成分信号が小さい場合は、HPF6a
の周波数特性としてカットオフ周波数が低いfclの特
性を選択する。これによって、L−R成分信号の下限で
ある約23kHz以上で発生したパルス性ノイズを充分
に検出することができる。ここでfclは、約15kH
z以下に出力されるL+R成分の影響を避けるべく音声
成分とノイズ成分とを充分に分離することができるよう
に、即ち、15kHzから23kHz付近では減衰する
ように設定している。
【0026】次に、図2(b)では、fclの特性を選
択すると、L−R成分信号のレベルが大きいため、L−
R成分信号もHPF6aを通過する。そのため、パルス
性ノイズと音声のL−R成分信号とを充分に分離するこ
とができないので、パルス性ノイズの検出能力が低下す
る。
【0027】そこで、図2(b)に示すようにL−R成
分信号が大きい場合は、HPF6aの周波数特性として
fchの特性、即ち、カットオフ周波数の高いものを選
択し、L−R成分信号を抑圧した信号を用いて、L−R
成分信号の上限である約53kHz以上で発生したパル
ス性ノイズ検出を行う。これにより、パルス性ノイズと
音声のL−R成分信号とを充分に分離することができ、
パルス性ノイズの検出能力が高まる。
【0028】上記について図3及び図4を用いて、図1
4の従来のノイズ抑圧装置に示した場合と比較して説明
する。図3(a)は、図2 (b)に示したL−R成分
信号が大きい信号に対して、HPF6aの周波数特性と
してfclを選択した場合のHPF6aの出力波形の一
例である。この図3(a)に示したようなL−R成分信
号の大きい出力波形を有する信号をノイズアンプ7に入
力すると、ノイズ検波回路8及び積分回路10を通過し
た信号、即ち、図3(a)に示したノイズアンプ制御信
号が大きくなり、これによりノイズアンプ7のゲインが
小さくなる結果、ノイズアンプ7の出力信号も小さくな
る。この出力信号はノイズ検波回路8に入力される。図
3(b)に、ノイズ検波回路8の出力波形を示す。この
図3(b)の波形が、波形整形回路9に入力される。波
形整形回路9は、閾値以上の入力信号レベルの場合はパ
ルス性ノイズがあると判定し、閾値以下の場合はパルス
性ノイズがないと判定する。
【0029】図3(b)から、大きいパルス性ノイズA
は波形整形回路9の閾値を越えるので検出できるが、小
さいパルス性ノイズBは波形整形回路9の閾値を越えな
いので検出できず、検出能力が低下していることがわか
る。
【0030】次に、図2 (b)に示すようなL−R成
分信号が大きい信号に対して、HPF6aの周波数特性
としてfchを選択した場合について説明する。図4
(a)は、HPF6aの周波数特性としてfchを選択
した場合のHPF6aの出力波形である。この信号をノ
イズアンプ7に入力すると、ノイズ検波回路8、積分回
路10、即ち、図4(a)に示したノイズアンプ制御信
号は、L−R成分信号の影響をほとんど受けないので、
図3(a)に比べ小さい値になる。よって、ノイズアン
プ7のゲインが図3(a)の場合よりも大きくなる。図
4(b)にノイズ検波回路8の出力信号を示すが、図4
(b)を上記図3(b)と比べると、図4(b)の方が
レベルが大きいことが示されている。この図4(b)の
波形が、波形整形回路9に入力される。図3(b)では
波形整形回路9の閾値を越えなかった小さいパルス性ノ
イズBも、図4(b)では、波形整形回路9の閾値を越
えるので、検出されることになる。
【0031】図3(a)及び(b)並びに図4(a)及
び(b)に示すように、L−R成分信号が大きい場合、
例えばステレオ感の大きなオーケストラ演奏等の場合
は、HPF6aの周波数特性としてL−R成分信号を抑
圧するfch、即ち、カットオフ周波数の高い検出特性
を有するHPF6aを用いた方がパルス性ノイズの検出
能力を高めることができる。従って、図1に示すノイズ
抑圧装置において、レベル検出手段12aでL−R成分
信号のレベルを検出し、制御手段13aでレベル検出手
段12aの出力信号が所定値以上の場合はHPF6aの
周波数特性としてfchを選択する制御信号を出力し、
所定値未満の場合はfclを選択する制御信号を出力す
る。この制御手段13aの出力する制御信号に応じて、
HPF6aは、周波数特性fclとfchとを切り換え
る。なお、周波数特性fclとfchとの切り換えは、
聴感に与える影響を減少させるように、ヒステリシス特
性とすることが好ましい。
【0032】上記レベル検出手段12aは、FM復調信
号のうち23〜53kHz、通常、38kHz付近のレ
ベルを検出することにより実現できる。また、レベル検
出手段12aは、ステレオ復調手段5がマトリクス方式
の場合、L−R成分信号をAM復調した信号を用いても
良い。
【0033】実施の形態1においては、HPF6aとし
て、レベル検出手段12aの出力信号に応じて2種類の
カットオフ周波数を切り替える場合を示したが、レベル
検出手段12aの出力信号に応じてカットオフ周波数が
異なる2種類以上のHPF6aから1つを選択するよう
にしても良い。更に、実施の形態1に示したノイズ抑圧
装置において、アナログ信号のみでなく、DSP等を用
いてディジタル信号に対して適用することも可能であ
る。
【0034】また、実施の形態1においては、レベル検
出手段12aの入力信号として、FM復調手段1の出力
信号を用いる場合を示したが、図5に示すように、FM
ステレオ復調手段5の出力信号のLch信号とRch信
号とを入力しても良い。この場合、レベル検出手段12
bとしては、Lch信号とRch信号との差成分を求め
る減算器、絶対値算出回路及びLPFからなるものを用
いることができる。また、図5に示したHPF6b、ノ
イズ検出手段11b、制御手段13b及びその他につい
ては、図1において説明したものと同様のものを用いる
ことができる。
【0035】実施の形態2 実施の形態2においては、受信した信号レベルが小さい
場合には、FM復調手段1の入力でのフロアーノイズが
大きくなるため、ノイズ検出手段11によるノイズ検出
が困難となってしまうという第2の問題点を解決するも
のである。
【0036】図6は、実施の形態2であるノイズ抑圧装
置のブロック構成図である。図6において、12cは、
FM信号のレベルを検出するレベル検出手段であり、H
PF6c、ノイズ検出手段11c、制御手段13c及び
その他については、実施の形態1に示したものを用いる
ことができる。
【0037】レベル検出手段12cは、受信アンテナで
捕らえられた受信電界の大きさを検出するものであって
もよいし、チューナー回路(図示せず)からの出力や、
中間周波数回路(図示せず)から出力されるFM中間周
波数信号の大きさやゲインを検出するものであってもよ
い。また、FM復調手段1から出力されるFM復調信号
の大きさを検出するようにしてもよい。本発明におい
て、FM信号とは、受信アンテナで捕らえられたFM信
号のみならず、チューナー回路からの出力、FM中間周
波数信号、FM復調信号等をも含むものを意味する。レ
ベル検出手段12cとしては、絶対値算出回路及びLP
Fからなるものを使用することができる。
【0038】レベル検出手段12cの出力レベルは、F
M信号レベルに応じて変化するが、ここでは、レベル検
出手段12cの出力レベルが、受信アンテナで受信した
FM信号のレベルに比例する場合について説明する。
【0039】図7(a)及び(b)は、図14に示した
従来のノイズ検出手段11を使用し、受信したFM信号
レベルが小さい場合の時間波形を示したグラフである。
図7(a)は、HPF6の出力を示している。受信した
FM信号レベルが小さいので、相対的にフロアーノイズ
が大きくなる。
【0040】図7(a)に示したHPF6の出力は、ノ
イズ検波回路8及び積分回路10を経由してノイズアン
プ7のゲインコントロール信号になる。ここでは、フロ
アーノイズが大きいので、積分回路10の出力信号は大
きくなり、よって、ノイズアンプ7のゲインは小さくな
る。この結果、ノイズ検波回路8からの出力は図7
(b)に示す波形のようになり、これが波形整形回路9
に入力される。図7(b)において示すように、フロア
ーノイズに比較してレベルの大きなパルス性ノイズAの
検出はできるが、パルス性ノイズAに比して相対的に小
さなレベルにあるパルス性ノイズBについては閾値を越
えず検出できない場合がある。
【0041】一方、図8(a)及び(b)は、図14に
示した従来のノイズ検出手段11を使用し、受信したF
M信号のレベルが大きい場合の時間波形を示したグラフ
である。図8(a)は、HPF6の出力を示している。
受信したFM信号が大きいので、相対的にフロアーノイ
ズは小さい。よって、積分回路10の出力信号は小さく
なり、ノイズアンプのゲインは大きくなる。この結果、
ノイズ検波回路8からの出力は図8(b)に示す波形の
ようになり、これが波形整形回路9に入力される。
【0042】ここで、図7(b)と図8(b)を比較す
ると、図7(b)においてはパルス性ノイズBを検出す
ることができなかったが、図8(b)においては検出す
ることができる。これは、パルス性ノイズがHPF6の
カットオフ周波数以下にも多く含まれる場合に特に問題
になり、即ち、受信したFM信号のレベルが小さい場
合、HPF6を通過したパルス性ノイズBのレベルは小
さくても、これをノイズ検出手段11で検出することが
できないときには補正手段14による補正が行われない
ため、音声帯域に発生したノイズは大きくなってしまう
ことになる。
【0043】これを防ぐために、受信したFM信号のレ
ベルが低い場合には、図6に示したHPF6cのカット
オフ周波数を下げることが必要である。即ち、図6のレ
ベル検出手段12cの出力信号が所定値より小さい場
合、制御手段13cはカットオフ周波数の低い、例えば
図2に示したfclの選択信号を出力し、一方、レベル
検出手段12cの出力信号が所定値より大きい場合、制
御手段13cはカットオフ周波数の高い、例えば図2に
示したfchの選択信号を出力する。
【0044】以上のように、実施の形態2においては、
FM信号のレベルが低い場合には、HPF6cのカット
オフ周波数を下げるので、パルス性ノイズの低域成分が
大きい場合、HPF6cを通過するパルス性ノイズの成
分が多くなり、図7(b)に示したパルス性ノイズBの
ような従来検出できなかったパルス性ノイズについても
波高値が大きくなり検出漏れが発生しにくくなり、その
結果、補正手段14で補正されずに通過するパルス性ノ
イズは低減する。
【0045】この実施の形態2においては、レベル検出
手段12cの入力信号として受信したFM信号を用いる
場合を示したが、FMステレオ復調手段5の出力である
音声信号(Lch信号及びRch信号)をレベル検出手
段12cに入力しても良い。また、パルス性ノイズが多
く含まれる場合は、Lch信号及びRch信号の両方と
もに多く含まれ、一方のみに多く含まれることは通常起
こり難いので、Lch信号及びRch信号のいずれか一
方をレベル検出手段12cに入力してもよい。
【0046】また、実施の形態2においては、HPF6
cとして、レベル検出手段12cの出力信号に応じてフ
ィルター係数を切り替えることにより2種類の異なるカ
ットオフ周波数から1つを選択する場合を示したが、実
施の形態1と同様に、レベル検出手段12cの出力信号
に応じてカットオフ周波数が異なる2種類以上のHPF
6aから1つを選択するようにしても良い。ここで、周
波数特性fclとfchとの切り換えは、聴感に与える
影響を減少させるように、ヒステリシス特性とすること
が好ましい。更に、実施の形態2に示したノイズ抑圧装
置 においても、アナログ信号のみでなく、DSP等を
用いてディジタル信号に対して適用することが可能であ
る。
【0047】実施の形態3 実施の形態3においては、受信した信号レベルが小さい
ほどFM復調手段1の入力でのフロアーノイズが大きく
なることに伴い、ノイズ検出手段11によってパルス性
ノイズを検出する期間に誤差が生じ易くなり、その結
果、補正手段14による補正誤差が大きくなってしまう
という第3の問題点を解決するものである。
【0048】この問題点について説明する。上述した図
7(b)及び図8(b)に示した波形において閾値を越
えている期間を比較すると、図7(b)の方が短い。こ
のように、フロアーノイズが大きいほど、パルス性ノイ
ズを検出した期間がパルス性ノイズが発生している期間
より小さくなる。
【0049】ここで、図9に、補正期間が短い場合の、
図14に示した従来の補正手段14の入出力信号を示
す。図9(a)はパルス性ノイズが発生した場合の補正
手段14(遅延手段2)への入力波形、図9(b)は補
正手段14(レベルホールド回路4)の出力波形であ
る。図9(a)に示すように補正手段14の入力信号の
フロアーノイズが大きいため、ノイズ検出手段11によ
るパルス性ノイズの検出期間が短くなり、補正手段14
による補正期間も短くなってしまう。その結果、図9
(b)に示すように、補正手段14がパルス性ノイズが
発生している期間よりも短い期間における補正しか行わ
ないため、補正誤差が大きくなってしまう。ただし、音
声信号が大きい場合、このような補正手段14による補
正誤差が発生したとしても、音声信号にマスクされて聞
こえにくい。この補正誤差が特に問題になるのは音声信
号レベルが小さい場合である。
【0050】図10は、このような問題を解決するため
の実施の形態3のノイズ抑圧装置のブロック構成図であ
る。図10において、12dは、FMステレオ復調手段
5の出力である音声信号のレベルを検出するレベル検出
手段である。音声信号としては、Lch信号及びRch
信号の両方を入力してもよいし、そのいずれか一方を入
力してもよい。13dはレベル検出手段12dの出力信
号に応じて、即ち、レベル検出手段12dの出力信号と
所定値を比較して制御信号を発生する制御手段であり、
14dはこの制御手段13dの出力する制御信号に応じ
て補正方式を変更し、FM復調手段1の出力信号を補正
する補正手段である。11は、HPF6、ノイズアンプ
7、ノイズ検波回路8、波形整形回路9及び積分回路1
0からなるノイズ検出手段であり、図14の従来のノイ
ズ抑圧装置に示したものと同様のものである。
【0051】図11に補正手段14dの構成例を示す。
15は、遅延手段2の出力が入力されるLPF(低域成
分保持部)、16は、制御手段13dの出力する制御信
号に応じて、遅延手段2の出力信号とLPF15の出力
信号とからいずれか1つを選択して補正手段14dの補
正方式を変更可能とするスイッチである。図11におい
て、遅延手段2、ゲート回路3及びレベルホールド回路
4は、図14の従来のノイズ抑圧装置に示したものと同
様のものである。
【0052】レベル検出手段12dの出力信号が大きい
場合は、制御手段13dは、スイッチ16を遅延手段2
の出力に接続するような制御信号を発生する。この場
合、レベルホールド回路4の出力信号は、発生したパル
ス性ノイズが低域に多い場合、図9(b)に示したよう
な波形になる可能性があるが、音声信号レベルが大きい
ため音声成分にマスクされてノイズ成分との区別が付か
ない。
【0053】レベル検出手段12dの出力信号が小さい
場合、制御手段13dは、スイッチ16をLPF15の
出力側に接続するような制御信号を発生する。図12
(a)は、図9(a)の波形に示したようなパルス性ノ
イズが発生した信号が遅延手段2に入力した場合の、ゲ
ート回路3への入力信号を示す。図12(a)にはLP
F15によりパルス性ノイズのレベルが小さくなった波
形が示されている。この図12(a)に示した信号がゲ
ート回路3に入力され、次いでゲート回路3の出力がレ
ベルホールド回路4に入力された場合には、図12
(b)に示すような波形の信号がレベルホールド回路4
から出力される。図12(b)に示すように、補正誤差
が図9(b)に比べて小さくなる波形を得ることができ
る。
【0054】なお、上記補正手段14dとして、図13
に示すように、音声信号レベルが小さい場合は、上記と
同様にLPF15の出力を用いてゲート回路3に入力
し、一方、音声信号レベルが大きい場合は、ノイズ検出
手段11がパルス性ノイズを検出した期間に対して、遅
延手段2の出力信号を直線補間手段17によって直線補
間するように、スイッチ16aによって選択しても良
い。また、直線補間手段17の代わりに演算式補間手段
を用いることによって、ノイズ検出手段11によって検
出されるノイズ検出期間の直前と直後における遅延手段
2の出力信号に基いて、滑らかな曲線が得られるように
補間してもよい。ここで、補正手段14dにおける補正
方式の切り換えは、聴感に与える影響を減少させるよう
に、ヒステリシス特性とすることが好ましい。
【0055】この実施の形態3においては、レベル検出
手段12dの入力信号として、ステレオ復調手段5の出
力である音声信号を用いる場合を示したが、FM復調手
段1の出力信号からパイロット信号(図2中の19kH
z付近の信号成分)を除去することにより得られる音声
信号を用いてもよい。
【0056】また、上記のような音声信号の代わりに、
FM信号をレベル検出手段12dに入力してもよい。こ
の場合には、受信アンテナで捕らえられた受信電界の大
きさをレベル検出手段12dにおいて検出してもよい
し、チューナー回路(図示せず)からの出力や、中間周
波数回路(図示せず)から出力されるFM中間周波数信
号の大きさやゲインを検出してもよい。また、FM復調
手段1から出力されるFM復調信号の大きさを検出して
もよい。
【0057】更に、実施の形態3に示したノイズ抑圧装
置においても、アナログ信号のみでなく、DSP等を用
いてディジタル信号に対して適用することも可能であ
る。また、実施の形態3に示した、制御手段13dの出
力する制御信号に応じて補正方式が変更される補正手段
14dを備えるノイズ抑圧装置において、実施の形態1
及び2における検出特性が変更されるノイズ検出手段1
1a乃至11cを組み合わせてもよい。
【0058】上記の実施の形態では、補正手段14又は
14dにはFM復調手段1からの出力であるFM復調信
号が入力され、当該補正手段14又は14dの出力がス
テレオ復調手段5に入力される場合について示したが、
FM復調手段1の出力がステレオ復調手段5に入力され
た後で、当該ステレオ復調手段5の出力が補正手段14
又は14dに入力されてもよい。この場合、ステレオ復
調手段5の出力は、本発明でいうFM信号に基づく信号
を構成する。なお、本明細書において、FM信号に基づ
く信号とは、レベル検出手段12a、12b、12c又
は12dでのレベル検出がFM信号について行われる場
合に、当該FM信号以外の信号、例えば当該FM信号が
1つ又は複数の回路に入力された後の出力信号を意味す
る。
【0059】
【発明の効果】本発明のノイズ抑圧装置は、FM信号、
FM信号に含まれる音声信号、及び、L−R成分信号の
うちのいずれか1つのレベルを検出するレベル検出手段
と、上記レベル検出手段の出力信号に応じて制御信号を
発生する制御手段と、上記制御信号に応じてそのノイズ
検出特性を変更し、ノイズを検出するノイズ検出手段と
を備えるので、受信状態に応じてパルス性ノイズを検出
する検出特性が変更されて、様々の状況におけるノイズ
検出感度が向上する。
【0060】また、上記ノイズ検出手段は、制御信号に
応じて、ノイズを検出する帯域を変更するので、FM信
号、FM信号に含まれる音声信号及びL−R成分信号の
うちのいずれか1つのレベルによってはパルス性ノイズ
の検出漏れが従来発生していたが、このようなパルス性
ノイズの検出漏れを防ぐことができ、ノイズ検出感度が
向上する。
【0061】また、上記レベル検出手段は、FMステレ
オ復調された音声信号に基いてL−R成分信号のレベル
を検出するので、ステレオ復調方式によらず、右チャン
ネルと左チャンネルとの差成分のレベルが大きい場合に
検出感度が向上する。
【0062】本発明のノイズ抑圧装置は、また、FM信
号又はFM信号に含まれる音声信号のレベルを検出する
レベル検出手段と、上記レベル検出手段の出力信号に応
じて制御信号を発生する制御手段と、上記制御信号に応
じてその補正方式を変更し、FM信号又は該FM信号に
基づく信号を補正する補正手段とを備えるので、FM信
号又はFM信号に含まれる音声信号のレベルが小さい場
合であっても、パルス性ノイズ検出期間がパルス性ノイ
ズ発生期間より短い場合の補正誤差によるノイズ発生を
低減することができる。
【0063】また、上記補正手段においては、FM信号
又はFM信号に含まれる音声信号のレベルが所定値以下
である場合に、FM信号の低域成分を保持する低域成分
保持部が選択されるので、FM復調信号の低域成分を用
いて補正を行うことにより、パルス性ノイズ検出期間が
パルス性ノイズ発生期間より短い場合の補正誤差による
ノイズ発生を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 FM復調手段の出力信号、パルス性ノイズの
スペクトル及びHPFの周波数特性を示すグラフであ
る。
【図3】 HPFの周波数特性としてfclを選択した
場合のHPFの出力波形及びノイズ検波回路の出力波形
を示すグラフである。
【図4】 HPFの周波数特性としてfchを選択した
場合のHPFの出力波形及びノイズ検波回路の出力波形
を示すグラフである。
【図5】 実施の形態1の別の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】 実施の形態2の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 小さいレベルのFM信号にパルス性ノイズが
発生した場合のHPFの出力波形及びノイズ検波回路の
出力波形を示すグラフである。
【図8】 大きいレベルのFM信号にパルス性ノイズが
発生した場合のHPFの出力波形及びノイズ検波回路の
出力波形を示すグラフである。
【図9】 補正手段による補正期間が短い場合の補正手
段の入出力信号の波形を示すグラフである。
【図10】 実施の形態3の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】 実施の形態3の補正手段の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】 実施の形態3の補正手段を使用した場合の
ゲート回路への入力波形及びレベルホールド回路からの
出力波形を示すグラフである。
【図13】 実施の形態3の補正手段の別の構成を示す
ブロック図である。
【図14】 従来のパルス性ノイズ抑圧装置の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 FM復調手段、2 遅延手段、3 ゲート回路、4
レベルホールド回路、5 ステレオ復調手段、6,6
a,6b,6c HPF、7 ノイズアンプ、8ノイズ
検波回路、9 波形整形回路、10 積分回路、11,
11a,11b,11c ノイズ検出手段、12a,1
2b,12c,12d レベル検出手段、13a,13
b,13c,13d 制御手段、14,14d 補正手
段、15LPF、16,16a スイッチ、17直線補
間手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田浦 賢一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石田 雅之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K052 AA01 CC04 DD21 FF07 GG14 GG42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM信号、FM信号に含まれる音声信
    号、及び、音声信号における右チャンネルと左チャンネ
    ルとの差成分信号のうちのいずれか1つのレベルを検出
    するレベル検出手段と、上記レベル検出手段の出力信号
    に応じて制御信号を発生する制御手段と、上記制御信号
    に応じてそのノイズ検出特性を変更し、ノイズを検出す
    るノイズ検出手段とを備えることを特徴とするノイズ抑
    圧装置。
  2. 【請求項2】 ノイズ検出手段は、制御信号に応じて、
    ノイズを検出する帯域を変更することを特徴とする請求
    項1記載のノイズ抑圧装置。
  3. 【請求項3】 レベル検出手段は、FMステレオ復調さ
    れた音声信号における右チャンネルと左チャンネルとの
    差成分信号のレベルを検出することを特徴とする請求項
    1又は2記載のノイズ抑圧装置。
  4. 【請求項4】 FM信号又はFM信号に含まれる音声信
    号のレベルを検出するレベル検出手段と、上記レベル検
    出手段の出力信号に応じて制御信号を発生する制御手段
    と、上記制御信号に応じてその補正方式を変更し、FM
    信号又は該FM信号に基づく信号を補正する補正手段と
    を備えることを特徴とするノイズ抑圧装置。
  5. 【請求項5】 FM信号又はFM信号に含まれる音声信
    号のレベルが所定値以下である場合に、補正手段におい
    ては、FM信号の低域成分を保持する低域成分保持部が
    選択されることを特徴とする請求項4記載のノイズ抑圧
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006222925A (ja) * 2005-01-12 2006-08-24 Pioneer Electronic Corp ノイズ除去装置
JP2011166257A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Panasonic Corp ラジオ受信装置

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