JP2003273543A - リレーソケット - Google Patents

リレーソケット

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JP2003273543A JP2002070543A JP2002070543A JP2003273543A JP 2003273543 A JP2003273543 A JP 2003273543A JP 2002070543 A JP2002070543 A JP 2002070543A JP 2002070543 A JP2002070543 A JP 2002070543A JP 2003273543 A JP2003273543 A JP 2003273543A
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芳秀 中野
Tetsushi Ohata
哲史 尾畑
Satoshi Murakami
智 村上
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/02Bases; Casings; Covers
    • H01H50/04Mounting complete relay or separate parts of relay on a base or inside a case
    • H01H50/047Details concerning mounting a relays
    • H01H50/048Plug-in mounting or sockets

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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用されるリレーが2極型と4極型との間で変
化した場合にも端子板の着脱作業を必要とせず、リレー
の交換作業を簡略化することができるとともに、準備す
べき部品の種類を単一化して組立作業及び部品管理を簡
略化する。 【解決手段】内側の2列の配線結線部21〜23、端子
用挿入孔24〜26及び端子板収納部27〜29を形成
した本体中央部材2を、外側の2列の配線結線部31〜
33,38、端子用挿入孔34〜37及び端子板収納部
41〜44を形成した本体外側部材3の凹部3aに本体
外側部材3の前面側から着脱自在に装着するようにし
た。本体外側部材3の凹部3aに本体中央部材2を装着
した状態で4極型のリレーに適合し、本体外側部材3の
凹部3aに本体中央部材2を装着しない状態で2極型の
リレーに適合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御盤内に配置
され、2極型又は4極型のリレーが選択的に装着される
リレーソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大型の装置や複数の装置を制御
する制御盤内において、プログラマブルコントローラと
制御対象の装置とはリレーを介して接続されている。制
御対象の装置が大型化、複数化するにしたがって、制御
盤内に配置されるリレー数も増加し、リレーに対する結
線作業が煩雑化する。このため、従来より、制御盤内に
おけるリレーに対する結線作業を簡略化して誤配線を防
止すべく、リレーソケットが用いられている。
【0003】このリレーソケットは、リレー端子と配線
とを接続する端子板を備えた本体とリレーが装着される
リレー装着部を形成したケースとからなる。本体にはケ
ースの端子用貫通孔を貫通したリレー端子が挿入される
端子用挿入孔、ケースの配線用貫通孔を貫通した配線が
挿入される配線用挿入孔とケースの工具用貫通孔を貫通
した工具が挿入される工具用挿入孔とを含む配線結線
部、及び、端子用挿入孔と配線結線部との間を連通する
端子板収納部が形成されている。
【0004】端子板収納部に収納される端子板は、導電
体を素材として略コの字型に成形されており、端子用挿
入孔内に位置する一端に端子を挟持する接触片が固定さ
れ、配線結線部内に位置する他端に配線を挟持するクラ
ンプバネが固定されている。
【0005】ケースのリレー装着部にリレーを装着する
と、端子用貫通孔を貫通した各リレー端子が端子用挿入
孔内において接触片によって挟持される。ケースの配線
用貫通孔を貫通した配線は、配線結線部の配線用挿入孔
内においてクランプバネによって挟持される。クランプ
バネによる配線の挟持状態は、ケースの工具用貫通孔を
貫通した工具が配線結線部の工具用挿入孔内においてク
ランプバネを押圧することによって解除される。
【0006】一方、リレーには、筐体の寸法形状が同一
でありながら、2組の出力端子を備えた2極型のリレー
と4組の出力端子を備えた4極型のリレーとがあり、こ
れらは、状況に応じて同一のリレーソケットに適宜選択
的に装着される。リレーには、一般に、ノーマルクロー
ズ(NC)、ノーマルオープン(NO)及びコモンの3
個の出力端子を1組として各組ごとに1列に配置されて
おり、これに、コイル入力用のコイル端子が加わる。4
極型のリレーでは4列の出力端子と2個のコイル端子が
設けられており、2極型のリレーでは4極型のリレーに
おける4列の出力端子のうちで内側の2列を除いた外側
の2列の出力端子と2個のコイル端子が設けられてい
る。
【0007】このような2極型のリレーと4極型のリレ
ーとが択一的に装着されるリレーソケットでは、各端子
に配線を接続するための端子板を8個又は14個備える
必要があり、配線作業の簡略化のためにはリレーの各端
子と背面の挿入位置との対応関係が明確であることが好
ましい。また、端子板の両端には接触片及びクランプバ
ネが固定されているために端子板を本体の前面側又は背
面側から収納することはできない。
【0008】そこで、従来のリレーソケットとして、図
4に示すように、リレーにおける各組の出力端子が構成
する列方向に平行な中心線で本体101及び102に2
分割に構成し、4極型のリレーに使用される場合には、
分割された2つの本体101及び102における4側面
のそれぞれから各組の出力端子に対応した端子板111
〜114を端子板収納部に挿入するようにしたものがあ
る。一方、2極型のリレーに使用される場合には、内側
の2組の出力端子に対応した端子板111〜113は不
要であるため、分割された2つの本体101及び102
において互いに対向する内側面には端子板111〜11
3は挿入されない。なお、コイル端子用の2個の端子板
114は、装着されるリレーが2極型であるか4極型で
あるかに拘らず不可欠であるため、分割された2個の本
体の各外側面において端子用挿入部121〜124を挟
んで配線用挿入孔131a〜133a及び工具用挿入孔
131b〜133b(配線結線部131〜133)の端
子板収納部141〜143とは反対側の位置に形成され
た端子板収納部144に挿入される。このようにして、
必要数の端子板を端子板収納部に挿入した状態で2個の
本体101及び102をケース内に背面側から挿入す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リレー
における各組の出力端子が構成する列方向に平行な中心
線で本体を2分割に構成した従来のリレーソケットで
は、使用されるリレーが2極型と4極型との間で変化し
た場合に端子板の着脱作業が必要になってリレーの交換
作業が煩雑化するとともに、準備すべき部品の種類が多
くなることによって組立作業及び部品管理が煩雑化する
問題がある。
【0010】即ち、上記従来のリレーソケットでは、使
用されるリレーが2極型であるか4極型であるかに拘ら
ず分割された2個の本体の両方が常に用いられ、2個の
本体における4側面の全てに端子板を収納するか、又
は、2個の本体における2つの外側面にのみ端子板を収
納するかにより、4極型のリレーが使用される場合と2
極型のリレーが使用される場合とのそれぞれに対応する
ようにしている。
【0011】このため、4極型のリレーに使用されてい
たリレーソケットを2極型のリレーに使用する場合に
は、不要な内側2列の端子板を2個の本体のそれぞれの
内側面から取り外す必要がある。一方、2極型のリレー
に使用されていたリレーソケットを4極型のリレーに使
用する場合には、2個の本体のそれぞれの内側面に端子
板を収納しなければならない。このように、使用される
リレーが2極型と4極型との間で変化した場合に煩雑な
端子板の着脱作業が必要になってリレーの交換作業が煩
雑化する。
【0012】また、リレーソケットの製造段階では、2
極型のリレーに使用されるリレーソケット用として互い
の内側面に端子板を収納していない2個1組の本体と、
4極型のリレーに使用されるリレーソケット用として互
いの内側面に端子板を収納した2個1組の本体と、の2
個を1組とする2種類の本体部品を準備する必要があ
り、組立作業及び部品管理が煩雑化する。
【0013】この発明の目的は、リレーにおける4列の
出力端子のそれぞれに対応した4組の端子板の全てを側
面方向から挿入できる状態で、内側の2列分の端子板収
納部を含む部分を他の部分に対して着脱自在にすること
により、使用されるリレーが2極型と4極型との間で変
化した場合にも端子板の着脱作業を必要とせず、リレー
の交換作業を簡略化することができるとともに、準備す
べき部品の種類を単一化して組立作業及び部品管理を簡
略化することができるリレーソケットを提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段として、この発明は、以下の構成を備えてい
る。
【0015】(1)本体が背面側から挿入されるケース
の前面に2極型又は4極型のリレーが着脱自在に装着さ
れるリレー装着部を形成し、本体前面に、4極型のリレ
ーの出力端子のそれぞれが挿入される端子用挿入孔と、
各出力端子に接続すべき配線のそれぞれが挿入される配
線結線部と、のそれぞれを4極型のリレーにおける出力
端子の極ごとの配列方向に平行に4列に配列して形成す
るとともに、各端子用挿入孔と各配線結線部との間を個
別に連通する端子板収納部を形成したリレーソケットに
おいて、前記本体が、4列の端子用挿入孔及び配線結線
部のうちで内側の2列の端子用挿入孔及び配線結線部を
端子板収納部とともに含む中央部分を他の部分に対して
着脱自在にしたことを特徴とする。この構成において
は、4列の端子用挿入孔及び配線結線部が形成された本
体において、内側の2列の端子用挿入孔及び配線結線部
を端子板収納部とともに含む中央部分が、外側の2列の
端子用挿入孔及び配線結線部を含む他の部分に対して着
脱される。したがって、2極型のリレーに使用する場合
には中央部分を装着しない本体の他の部分のみを用いる
とともに、4極型のリレーに使用する場合には中央部分
を装着した本体を用い、本体の中央部分を他の部分に装
着するか否かによって4極型のリレー及び2極型のリレ
ーのそれぞれに適合する。
【0016】(2)前記本体は、中央部分を他の部分に
対して前面側から着脱自在にするとともに、端子用挿入
孔、配線結線部及び端子板収納部が中央部分の両側面及
び他の部分の両側面に開放する凹部であることを特徴と
する。
【0017】この発明においては、4列の端子用挿入孔
及び配線結線部が形成された本体において、内側の2列
の端子用挿入孔及び配線結線部を端子板収納部とともに
含む中央部分が外側の2列の端子用挿入孔及び配線結線
部を含む他の部分に対して前面側から着脱され、内側の
2列の端子用挿入孔、配線結線部及び端子板収納部が中
央部分の両側面に開放するとともに、外側の2列の端子
用挿入孔、配線結線部及び端子板収納部が他の部分の両
側面に開放する。したがって、本体の他の部分の前面側
から中央部分を取り外すと中央部分の両側面が外部に露
出し、露出した中央部分の両側面において外部に開放さ
れた端子用挿入孔、配線結線部及び端子板収納部に対し
て側面側から内側の2列の端子及び配線を導通させる端
子板が収納される。また、常に外部に露出している他の
部分の両側面において外部に開放された端子用挿入孔、
配線結線部及び端子板収納部に対して側面側から外側の
2列の端子及び配線を導通させるべき端子板が収納され
る。
【0018】(3)前記本体の他の部分は、コイル端子
についての端子用挿入孔、配線結線部及び端子板収納部
を含むことを特徴とする。
【0019】この構成においては、コイル端子について
の端子用挿入孔、配線結線部及び端子板収納部が本体の
他の部分に形成され、中央部分とともに他の部分から分
離することがない。したがって、中央部分が取り外され
た他の部分のみで2極型のリレーに使用される場合にも
リレーのコイル端子に対する配線が確実に結線される。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
るリレーソケットの組立図である。また、図2及び図3
は、この発明の実施形態に係るリレーソケットを構成す
る本体中央部材及び本体外側部材の外観図である。この
発明の実施形態に係るリレーソケット10は、ケース
1、本体中央部材(この発明の本体の中央部分に相当す
る。)2及び本体外側部材(この発明の本体の他の部分
に相当する。)3によって構成される。本体中央部材2
は、本体外側部材3の前面側から本体外側部材3の中央
に形成された凹部3aに着脱自在にされている。本体外
側部材3は、本体中央部材2を装着した状態、又は、装
着していない状態で、ケース1の背面側からケース1の
内部に収納される。
【0021】ケース1は背面において開放した中空の筐
体であり、前面の上側には上下3段を1組とする出力端
子用の結線用貫通部11〜13が左右方向に4列に形成
されている。各結線用貫通部11〜13は同一の形状を
呈しており、一例として結線用貫通部11は上側の配線
用貫通孔11aと下側の工具用貫通孔11bとによって
構成されている。配線用貫通孔11aには、ケース1の
前面に装着されたリレー40の各出力端子に接続される
べき配線が貫通する。また、工具用貫通孔11bには、
配線を挟持する後述の端子板のクランプバネを操作する
工具が貫通する。
【0022】1組の結線用貫通部11〜13はリレー4
0における各極の出力端子に対応している。即ち、リレ
ー40には、1極ごとにノーマルクローズ(NC)、ノ
ーマルオープン(NO)及びコモンの合計3本の出力端
子が設けられている。したがって、4極型のリレーでは
上下3本を1組として左右方向に4列の出力端子が設け
られており、2極型のリレーでは上下3本を1組として
左右方向に2列の出力端子が設けられている。リレーソ
ケット10は同一の外形寸法を呈する4極型のリレー又
は2極型のリレーを択一的に装着することができるよう
にしたものであり、ケース1には2極型のリレーより多
い4極型のリレーの出力端子数と同じ12個の結線用貫
通部11〜13が形成されている。
【0023】ケース1の前面において結線用貫通部11
〜13の下方には、リレー装着部14が形成されてい
る。このリレー装着部14にリリースレバー16を介し
てリレー40が装着される。リレー装着部14において
リレー40の底面に対向する部分には、図示しない端子
用貫通孔が形成されている。この端子用貫通孔には、リ
レー40の底面から突出した出力端子及びコイル端子が
貫通する。したがって、ケース1には、2極型のリレー
より多い4極型のリレーの端子数(12本の出力端子と
2本のコイル端子との合計14本)と同数の14個の端
子用貫通孔が形成されている。
【0024】ケース1の前面においてリレー装着部14
のさらに下方には、コイル端子用の結線用貫通部15が
左右2箇所(左側の結線用貫通部15は図1には現れな
い。)に形成されている。結線用貫通部15は、結線用
貫通部11〜13とは逆に、下側の配線用貫通孔15a
と上側の工具用貫通孔15bとからなり、配線用貫通孔
15aにはリレー40のコイル端子に接続されるべき配
線が貫通し、工具用貫通孔15bにはクランプバネを操
作する工具が貫通する。
【0025】本体中央部材2の前面の上側には、上下3
段を1組とする出力端子用の配線結線部21〜23が、
ケース1における内側の2列の結線用貫通部11〜13
に対向するようにして、左右方向に2列に形成されてい
る。各配線結線部21〜23は互いに同一の形状を呈し
ており、一例として配線結線部21は上側の配線用挿入
孔21aと下側の工具用挿入孔21bとによって構成さ
れている。配線用挿入孔21aには、ケース1の配線用
貫通孔11aを貫通した配線が挿入される。また、工具
用挿入孔11bには、ケース1の工具用貫通孔11bが
貫通した工具が挿入される。配線結線部21〜23のそ
れぞれにおいて、配線用挿入孔21a〜23a及び工具
用挿入孔21b〜23bは2個ずつ形成されている。制
御盤内で複数のリレーソケット10が隣接して取り付け
られる場合に、隣り合うリレーソケット10間でリレー
端子同士を接続する所謂渡り配線等に対応するためであ
る。
【0026】1組の配線結線部21〜23は、ケース1
における結線用貫通部11〜13と同様に、リレー40
における各極の出力端子に対応している。本体中央部材
2には、4極型リレーの内側2列の出力端子数と同じ6
個の配線結線部21〜23が形成されている。
【0027】本体中央部材2の前面において配線結線部
21〜23の下方には、上下3段を1組とする端子用挿
入孔24〜26が左右方向に2列に形成されている。端
子用挿入孔24〜26は、ケース1のリレー装着部14
に形成された内側2列の端子用貫通孔に対向する。端子
用挿入孔24〜26には、端子用貫通孔を貫通したリレ
ー40の入力端子が挿入される。
【0028】本体中央部材2の両側面には、配線結線部
21〜23、端子用挿入孔24〜26及び端子板収納部
27〜29が開放している。端子板収納部27〜29
は、配線結線部21〜23のそれぞれと端子用挿入孔2
4〜26のそれぞれとを連通する。端子板収納部27〜
29には、端子板51〜53が側面側から収納される。
端子板51〜53は、帯板状の金属材料を2箇所におい
て略直角に屈曲したコの字型を呈し、一端部に接触片7
が固定され、他端部にクランプバネ6が固定されてい
る。端子板51〜53を端子板収納部27〜29に収納
すると、クランプバネ6を含む他端部が配線結線部21
〜23内に収納され、接触片7を含む一端部が端子用挿
入孔24〜26内に収納される。
【0029】本体外側部材3の前面の上側には、上下3
段を1組とする出力端子用の配線結線部31〜33が、
ケース1における外側2列の結線用貫通部11〜13に
対向するようにして、左右方向に間隔を設けて2列に形
成されている。各配線結線部31〜33は本体中央部材
2における配線結線部21〜23と同一の形状を呈して
おり、一例として配線結線部31において、上側の配線
用挿入孔31aにケース1の配線用貫通孔31aを貫通
した配線が挿入される点、下側の工具用挿入孔31bに
ケース1の工具用貫通孔31bが貫通した工具が挿入さ
れる点、配線用挿入孔31a〜33a及び工具用挿入孔
31b〜33bが2個ずつ形成される点、及び、1組の
配線結線部31〜33がリレー40における各極の出力
端子に対応している点で本体中央部材2における配線結
線部21〜23と同様である。本体外側部材3には、4
極型リレーの外側2列の出力端子数、及び、2極型リレ
ーの出力端子数と同じ6個の配線結線部31〜33が形
成されている。
【0030】本体外側部材3の前面において配線結線部
31〜33の下方には、上下4段を1組とする端子用挿
入孔34〜37が左右方向に間隔を設けて2列に形成さ
れている。端子用挿入孔34〜37は、ケース1のリレ
ー装着部14に形成された外側の2列の端子用貫通孔に
対向する。端子用挿入孔34〜36には端子用貫通孔を
貫通したリレー40の出力端子が挿入され、端子用挿入
孔37には端子用貫通孔を貫通したリレー40のコイル
端子が挿入される。
【0031】本体外側部材3の前面において端子用挿入
孔34〜37のさらに下方には、コイル端子用の配線結
線部38が左右2箇所に形成されている。配線結線部3
8は、ケース1に形成された結線用貫通部15に対向す
る。配線結線部38は、結線用貫通部31〜33とは逆
に、下側の配線用貫通孔38aと上側の工具用貫通孔3
8bとからなり、配線用貫通孔38aにはリレー40の
コイル端子に接続されるべき配線が貫通し、工具用貫通
孔38bにはクランプバネを操作する工具が貫通する。
【0032】本体外側部材3の両側面には、配線結線部
31〜33、端子用挿入孔34〜37、配線結線部38
及び端子板収納部41〜44が開放している。端子板収
納部41〜44は、配線結線部31〜33及び配線結線
部38のそれぞれと端子用挿入孔34〜37のそれぞれ
とを連通する。端子板収納部41〜44には、端子板6
1〜64が側面側から収納される。端子板61〜64
は、帯板状の金属材料を2箇所において略直角に屈曲し
たコの字型を呈し、一端部に接触片7が固定され、他端
部にクランプバネ6が固定されている。端子板61〜6
4を端子板収納部41〜44に収納すると、クランプバ
ネ6を含む他端部が配線結線部31〜33及び配線結線
部38内に収納され、接触片7を含む一端部が端子用挿
入孔34〜37内に収納される。
【0033】本体外側部材3には、前面側に開放した凹
部3aが形成されている。凹部3aは、2列の配線結線
部31〜33の間、及び、2列の端子用挿入孔34〜3
7の間に位置している。この凹部3aに対して、本体中
央部材2が本体外側部材3の前面側から着脱自在に装着
される。本体外側部材3は、凹部3aに本体中央部材2
が装着された状態、又は、凹部3aに本体中央部材2が
装着されていない状態でケース1の内部に挿入される。
【0034】本体外側部材3の凹部3aに本体中央部材
2を一体的に装着した状態では、左右方向に4列の配線
結線部21〜23及び31〜33が形成されるととも
に、その下方に左右方向に4列の端子用挿入孔24〜2
6及び34〜37が形成される。ケース1のリレー装着
部14に4極型のリレー40が装着された場合に、リレ
ー40の背面に突出した14本の端子のそれぞれが、端
子用挿入孔24〜26及び端子用挿入孔34〜37内で
端子板51〜53及び端子板61〜64の一端に固定さ
れた接触片7に挟持される。配線用挿入孔21a〜23
a、配線用挿入孔31a〜33a及び配線用挿入孔38
aに挿入された配線は、端子板51〜53及び端子板6
1〜64の他端に固定されたクランプバネ6によって挟
持される。したがって、リレー40の14本の端子は、
端子板51〜53及び端子板61〜64を介して配線用
挿入孔21a〜23a、配線用挿入孔31a〜33a及
び配線用挿入孔38aのそれぞれに挿入された配線に電
気的に接続される。
【0035】また、本体外側部材3の凹部3aに本体中
央部材2を装着していない状態では、左右方向に2列の
配線結線部31〜33のみが備えられ、その下方に左右
方向に2列の端子用挿入孔34〜37が備えられる。ケ
ース1のリレー装着部14に2極型のリレー40が装着
された場合に、リレー40の背面に突出した8本の端子
のそれぞれが、端子用挿入孔34〜37内で端子板61
〜64の一端に固定された接触片7に挟持される。配線
用挿入孔31a〜33a及び配線用挿入孔38aに挿入
された配線は、端子板61〜64の他端に固定されたク
ランプバネ6によって挟持される。したがって、リレー
40の8本の端子は、端子板61〜64を介して配線用
挿入孔31a〜33a及び配線用挿入孔38aのそれぞ
れに挿入された配線に電気的に接続される。
【0036】以上のように、この発明の実施形態に係る
リレーソケット10においては、リレー装着部14に装
着されるリレーが4極型であるか2極型であるかに応じ
て本体外側部材3の凹部3a内に本体中央部材2を装着
するか否かを選択することにより、リレーソケット10
が使用されるリレーの端子数に応じた配線の結線状態を
実現することができる。このため、リレーソケット10
を構成する部品としては、端子板51〜53を端子板収
納部27〜28に収納した状態の本体中央部材2と端子
板61〜64を端子板収納部41〜44に収納した状態
の本体外側部材3とを準備しておけばよく、端子板51
〜53又は端子板61〜64が収納されていない状態の
本体中央部材2又は本体外側部材3を準備する必要がな
いため、製造工程における部品点数が少なくなって組立
作業及び部品管理を簡略化することができる。また、使
用されるリレーが4極型と2極型との間で変更された場
合でも、本体外側部材3の凹部3a内に本体中央部材2
を装着するか否かの状態を切り換えることによって容易
に対応できる。
【0037】また、本体外側部材3から本体中央部材2
を取り外すと本体中央部材2の両側面が外部に露出し、
露出した本体中央部材2の両側面において外部に開放さ
れた配線結線部21〜23、端子用挿入孔24〜26及
び端子板収納部27〜29に対して側面側から4極型の
リレーにおける内側2列の端子に配線を接続する端子板
51〜53が容易に収納される。また、常に外部に露出
している本体外側部材3の両側面において外部に開放さ
れた配線結線部31〜33、端子用挿入孔34〜37、
配線結線部38及び端子板収納部41〜44に対して側
面側からリレーにおける外側2列の端子に配線を接続す
る端子板61〜64が容易に収納される。
【0038】さらに、コイル端子についての端子用挿入
孔37、配線結線部38及び端子板収納部44が本体外
側部材3に形成され、これらの部位は本体中央部材2が
本体外側部材3から取り外された場合でも本体外側部材
3から分離することがない。したがって、本体中央部材
2が取り外された本体外側部材3のみで2極型のリレー
に使用される場合にもリレーのコイル端子に対して配線
を確実に結線できる。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果を奏する
ことができる。
【0040】(1)4列の端子用挿入孔及び配線結線部
を形成した本体において、内側2列の端子用挿入孔及び
配線結線部を端子板収納部とともに含む中央部分を、外
側2列の端子用挿入孔及び配線結線部を含む他の部分に
対して着脱できるようにすることにより、2極型のリレ
ーに使用する場合には中央部分を装着しない本体の他の
部分のみを用いるとともに、4極型のリレーに使用する
場合には中央部分を装着した本体を用い、本体の中央部
分を他の部分に装着するか否かによって4極型のリレー
及び2極型のリレーのそれぞれに適合させることができ
る。
【0041】これによって、使用されるリレーが2極型
と4極型との間で変化した場合にも端子板の着脱作業を
必要とせず、リレーの交換作業を簡略化することができ
るとともに、準備すべき部品の種類を単一化して組立作
業及び部品管理を簡略化することができる。
【0042】(2)4列の端子用挿入孔及び配線結線部
を形成した本体において、内側2列の端子用挿入孔及び
配線結線部を端子板収納部とともに含む中央部分が外側
2列の端子用挿入孔及び配線結線部を含む他の部分に対
して前面側から着脱されるようにし、内側2列の端子用
挿入孔、配線結線部及び端子板収納部を中央部分の両側
面に開放させるとともに、外側2列の端子用挿入孔、配
線結線部及び端子板収納部が他の部分の両側面に開放さ
せることにより、本体の他の部分の前面側から中央部分
を取り外した状態で中央部分の両側面において外部に開
放した端子板収納部に対して側面側から内側2列の端子
及び配線を導通させる端子板を収納することができる。
また、常に外部に露出している他の部分の両側面におい
て外部に開放された端子板収納部に対してもその側面側
から外側2列の端子及び配線を導通させるべき端子板を
収納することができる。
【0043】(3)前記コイル端子についての端子用挿
入孔、配線結線部及び端子板収納部を本体の他の部分に
形成し、中央部分とともに他の部分から分離することが
ないようにすることにより、中央部分が取り外された他
の部分のみで2極型のリレーに使用される場合にもリレ
ーのコイル端子に配線を確実に結線できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るリレーソケットの組
立図である。
【図2】この発明の実施形態に係るリレーソケットを構
成する本体中央部材の外観図である。
【図3】この発明の実施形態に係るリレーソケットを構
成する本体外側部材の外観図である。
【図4】従来のリレーソケットに用いられる本体の構成
を示す正面図、側面図及び平面図である。
【符号の説明】
1−ケース 2−本体中央部材(本体の中央部分) 3−本体外側部材(本体の外側部分) 3a−凹部 10−リレーソケット 11〜13,15−結線用貫通部 11a〜13a,15a−配線用貫通孔 11b〜13b,15b−工具用貫通孔 14−リレー装着部 21〜23,31〜33,38−配線結線部 21a〜23a,31a〜33a,38a−配線用挿入
孔 21b〜23b,31b〜33b,38b−工具用挿入
孔 24〜26,34〜37−端子用挿入孔 27〜29,41〜44−端子板収納部 51〜53,61〜64−端子板 40−リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾畑 哲史 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内 (72)発明者 村上 智 大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉 電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体が背面側から挿入されるケースの前面
    に2極型又は4極型のリレーが着脱自在に装着されるリ
    レー装着部を形成し、本体前面に、4極型のリレーの出
    力端子のそれぞれが挿入される端子用挿入孔と、各出力
    端子に接続すべき配線のそれぞれが挿入される配線結線
    部と、のそれぞれを4極型のリレーにおける出力端子の
    極ごとの配列方向に平行に4列に配列して形成するとと
    もに、各端子用挿入孔と各配線結線部との間を個別に連
    通する端子板収納部を形成したリレーソケットにおい
    て、 前記本体が、4列の端子用挿入孔及び配線結線部のうち
    で内側の2列の端子用挿入孔及び配線結線部を端子板収
    納部とともに含む中央部分を他の部分に対して着脱自在
    にしたことを特徴とするリレーソケット。
  2. 【請求項2】前記本体は、中央部分を他の部分に対して
    前面側から着脱自在にするとともに、端子用挿入孔、配
    線結線部及び端子板収納部が中央部分の両側面及び他の
    部分の両側面に開放する凹部であることを特徴とする請
    求項1に記載のリレーソケット。
  3. 【請求項3】前記本体の他の部分は、コイル端子につい
    ての端子用挿入孔、配線結線部及び端子板収納部を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリレーソケッ
    ト。
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