JP2003272487A - 複合操作型電気部品 - Google Patents

複合操作型電気部品

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JP2003272487A
JP2003272487A JP2002076155A JP2002076155A JP2003272487A JP 2003272487 A JP2003272487 A JP 2003272487A JP 2002076155 A JP2002076155 A JP 2002076155A JP 2002076155 A JP2002076155 A JP 2002076155A JP 2003272487 A JP2003272487 A JP 2003272487A
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outer shaft
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driving force
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Motonari Sasaki
基成 佐々木
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Alps Alpine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作軸の出没動作を手動で行う必要がな
く、かつ操作軸の突出量を簡単に変更できて汎用性が高
い操作軸出没方式の複合操作型電気部品を提供するこ
と。 【解決手段】 ケース3に回転可能かつ軸線方向に移動
可能に保持された筒状の外軸4と、外軸4の径方向内側
にスプライン結合された内軸5と、内軸5のアクチュエ
ータ部5aにロータ部10aをスプライン結合させた回
転型エンコーダ10と、アクチュエータ部5aに押圧駆
動されるタクトスイッチ11と、外軸4と係合して軸線
方向に一体的に移動する駆動部材8と、モータ15の駆
動力を駆動部材8に伝達する回転カム部材6等の駆動力
伝達手段とを備え、モータ15の駆動力を駆動部材8に
伝達することにより、エンコーダ10とタクトスイッチ
11を操作可能な操作軸である外軸5をその軸線方向に
前進後退させられるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作軸の回転操作
および押し込み操作が行える複合操作型電気部品に係
り、特に、操作軸を必要時だけ手前に突出させておくこ
とで操作性や意匠性の向上が図れる複合操作型電気部品
に関する。
【0002】
【従来の技術】一つの操作軸で回転操作と押し込み操作
のいずれをも行えるようにした複合操作型電気部品は、
電子機器の小型化や多機能化に好適なため、従来より広
く採用されている。また、前面パネルの限られた領域に
各種電子機器の操作軸が高密度に配設されているような
場合、使用する電子機器の操作軸だけを手前に突出させ
ておき、使用しない電子機器の操作軸は前面パネルに略
没入させておけば、操作性が大幅に向上して意匠性も高
まるので、従来より、操作軸が出没可能なプッシュロッ
ク機構を備えた電気部品が種々提案されている。したが
って、これら両者の長所を併せ持った電気部品、つまり
操作軸が出没可能で回転操作および押し込み操作が行え
る複合操作型電気部品は、今後、多方面で利用されてい
くことが予想される。
【0003】このような操作軸出没方式の複合操作型電
気部品としては、従来、操作軸に取り付けた係合ピンを
ハート形カム溝に沿って移動させるという構成のもの
や、筒状の回転体にスプライン結合させた操作軸に該回
転体の凹凸カム面と係合する回転駒を付設するという構
成のものが知られている。これらの従来品は、手動で操
作軸を奥方へ所定ストローク押し込むと該操作軸が没入
位置にロックされ、この状態で操作軸をさらに押し込む
とロック解除されて該操作軸が手前へ突出するようにな
っており、かかる突出状態で操作軸の回転操作が行える
と共に、操作軸を出没させる押し込み動作に連動してプ
ッシュスイッチのオン・オフ操作が行えるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、操作
軸が出没可能な従来の複合操作型電気部品は、操作軸を
手動で押し込むことによって突出位置と没入位置との切
換えを行うというものなので、同一の電子機器の種々の
制御を行う複数の操作軸を一括して出没させることがで
きないという問題があった。また、かかる従来の複合操
作型電気部品において、操作軸を出没させるためのプッ
シュロック機構には、前述したようにハート形カム溝と
係合ピンとを係合させたり、凹凸カム面と回転駒とを係
合させるための複雑なカム構造が必要であり、その作製
時には高い寸法精度も要求されるので、製造歩留まりが
悪いという問題があった。また、かかる従来の複合操作
型電気部品は、操作軸の突出量を変更できないので、操
作軸を前面パネルの前方の所望の位置まで突出させると
いう調整が簡単には行えず、それゆえ、用途に応じて予
め操作軸の突出量を厳格に規定しておかねばならないと
いう不便さがあった。
【0005】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、操作軸の出没動作を
手動で行う必要がなく、かつ操作軸の突出量を簡単に変
更できて汎用性が高い操作軸出没方式の複合操作型電気
部品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の複合操作型電気部品は、ケースと、この
ケースに回転可能かつ軸線方向に移動可能に保持された
筒状の外軸と、この外軸の径方向内側にスプライン結合
された状態で配置され、該外軸と一体的に回転すると共
に該外軸の軸線方向奥側へ突出する部分をアクチュエー
タ部となした内軸と、この内軸にロータ部をスプライン
結合させて前記ケースに保持された回転型電気部品部
と、前記アクチュエータ部の先端と対向する位置に配置
され、該アクチュエータ部によって押圧駆動される押圧
型電気部品部と、前記外軸と係合してその軸線方向に一
体的に移動する駆動部材と、この駆動部材を介して前記
外軸を軸線方向に移動させる駆動力伝達手段と、この駆
動力伝達手段を動作させるモータとを備え、前記駆動力
伝達手段が前記モータの駆動力を前記駆動部材に伝達す
ることにより、前記外軸が軸線方向に沿って前進後退す
るように構成した。
【0007】このように構成された複合操作型電気部品
では、外軸を回転させるとスプライン結合されている内
軸が一体的に回転するので、内軸にスプライン結合され
ているロータ部も外軸と一体的に回転することになり、
それゆえ外軸を操作軸としてエンコーダ等の回転型電気
部品部の回転操作を行うことができる。また、内軸は外
軸に対しては軸線方向に係止されてはいないが、外軸を
奥方へ押し込むと駆動部材を介して内軸が同方向へ押し
込まれるようになっているので、外軸を操作軸としてプ
ッシュスイッチ等の押圧型電気部品部の押し込み操作を
行うこともできる。そして、モータの駆動力を駆動力伝
達手段を介して駆動部材に伝達することにより、この外
軸を軸線方向に沿って前進後退させることができるの
で、操作軸である外軸の出没動作を手動で行う必要がな
く、かつ、モータの回転量を制御するだけで簡単に外軸
の突出量を変更することができる。
【0008】また、上述した複合操作型電気部品におい
て、前記ケースの一部で内周部に軸線方向に延びる縦溝
を有する筒状外殻部材と、螺旋状に延びるカム孔を有し
て前記筒状外殻部材の径方向内側に回転可能に配置され
ると共に、前記モータの駆動力が伝達される筒状の回転
カム部材と、この回転カム部材および前記内軸を軸線方
向手前側へ向けて付勢するコイルばねとを備え、前記コ
イルばねの伸縮動作に伴って前記回転カム部材と前記内
軸を軸線方向に一体的に移動可能とし、かつ、前記外軸
の外周部に周方向に延びる環状横溝を設け、この環状横
溝に係合する前記駆動部材が前記カム孔を貫通して前記
縦溝と係合するようになし、前記モータの駆動力で前記
回転カム部材を回転させることにより、前記カム孔と前
記縦溝に沿って移動する前記駆動部材を介して前記外軸
が軸線方向に沿って前進後退するように構成しておけ
ば、操作軸である外軸を出没させるためのカム構造が単
純化できるので好ましい。
【0009】すなわち、回転カム部材の螺旋状カム孔を
貫通する駆動部材が、筒状外殻部材の縦溝と外軸の環状
横溝とに係合させてあるので、回転カム部材をモータの
駆動力で正逆回転させれば、縦溝およびカム孔に案内さ
れる駆動部材によって外軸が前進後退するという操作軸
の出没動作が行えることとなり、かつ、単純な形状の縦
溝と環状横溝およびカム孔を作製することは容易なので
製造歩留まりも良好である。なお、回転カム部材にウォ
ームホイールをスプライン結合させ、このウォームホイ
ールにモータに回転駆動されるウォームギアを噛合させ
ておけば、該モータの駆動力を簡単かつ確実に回転カム
部材に伝達することができるので好ましい。
【0010】また、かかるカム構造において、外軸を回
転させても環状横溝内の駆動部材は該外軸から回転力を
受けることはないので、回転操作時に駆動部材や回転カ
ム部材は静止したままである。しかるに、外軸を奥方へ
押し込んだときには、駆動部材は縦溝に規制されるため
カム孔に沿って逃げることはできず、それゆえ外軸に押
し込まれた駆動部材は縦溝に案内されながら回転カム部
材を押し込むこととなり、こうして駆動部材に押し込ま
れた回転カム部材がコイルばねを圧縮させながら内軸と
一体的に奥方へ移動していく。つまり、押し込み操作時
には駆動部材および回転カム部材を介して内軸が外軸に
押し込まれるようになっている。
【0011】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明すると、図1は実施形態例に係る複合操作
型電気部品の操作軸没入状態を示す断面図、図2は該電
気部品の操作軸突出状態を示す断面図、図3は該電気部
品の全体構成を示す平面図、図4は該電気部品に備えら
れる回転カム部材の斜視図、図5は該電気部品に備えら
れる外軸の斜視図である。
【0012】これらの図に示す複合操作型電気部品1
は、前面パネル20の後方に組み込まれて回転操作およ
び押し込み操作が行えるというものであり、モータ15
の駆動力により操作つまみ2が前面パネル20に対して
出没可能となっている。この複合操作型電気部品1は、
筒状外殻部材3aを立設しているケース3と、このケー
ス3に回転可能かつ軸線方向に移動可能に保持された筒
状の外軸4と、この外軸4の前端部に装着された操作つ
まみ2と、外軸4の径方向内側にスプライン結合された
状態で配置された内軸5と、筒状外殻部材3aの径方向
内側かつ外軸4の径方向外側に回転可能に配置された回
転カム部材6と、この回転カム部材6にスプライン結合
されているウォームホイール7と、筒状外殻部材3aと
外軸4および回転カム部材6の三者と係合している駆動
駒8と、回転カム部材6および内軸5を軸線方向手前側
(前方)へ向けて付勢するコイルばね9と、ケース1に
保持されてロータ部10aが内軸5にスプライン結合さ
れている回転操作型のエンコーダ10と、ケース1に保
持されて内軸5の先端で押圧駆動されるタクトスイッチ
(プッシュスイッチ)11と、ウォームホイール7に噛
合しているウォームギア14と、このウォームギア14
を回転駆動するモータ15とによって主に構成されてい
る。なお、コイルばね9の両端はそれぞれ固定受け部1
2と可動受け部13に支持されている。
【0013】各部の構成について詳しく説明すると、ケ
ース3の筒状外殻部材3aの内周部には軸線方向に延び
る縦溝3bが形成されており、外軸4の底部の外周部に
は周方向に延びる環状横溝4aが形成されている。内軸
5のうち外軸4の内部に配置される部分は断面形状が小
判形に形成されており(図3参照)、外軸4の略同形状
の中心孔4b(図5参照)とスプライン結合されている
ので、内軸5は外軸4と一体的に回転するが、内軸5を
静止させたまま外軸4だけを軸線方向に移動させること
は可能である。この内軸5のうち、外軸4の軸線方向奥
側(後方)へ突出する部分は断面形状がD字形のアクチ
ュエータ部5aとなっており、このアクチュエータ部5
aにエンコーダ10のロータ部10aがスプライン結合
されている。ただし、このアクチュエータ部5aは、回
転カム部材6と固定受け部12および可動受け部13に
対してはスプライン結合されていないので、内軸5が回
転してもこれら回転カム部材6や固定受け部12、可動
受け部13等が連動することはない。
【0014】図4に示すように、回転カム部材6には螺
旋状に延びるカム孔6aが形成されており、このカム孔
6aに貫通せしめた駆動駒8の両端部がそれぞれ、図
1,2に示すように、筒状外殻部材3aの縦溝3bと外
軸4の環状横溝4aに係合させてある。回転カム部材6
は、底部の小判形部分6bがウォームホイール7にスプ
ライン結合されているので、モータ15の駆動力が伝達
されると回転カム部材6が回転し、それに伴い、駆動駒
8がカム孔6aおよび縦溝3bに沿って移動しながら、
外軸4を軸線方向に沿って前進後退させるようになって
いる。
【0015】次に、このように構成さたる複合操作型電
気部品1の動作について説明する。この複合操作型電気
部品1は、図1に示すように、非使用時には、操作軸で
ある外軸4の前端部に装着された操作つまみ2が前面パ
ネル20に略没入した状態になっている。この状態でモ
ータ15に通電してウォームギア14を一方向へ回転さ
せると、モータ15の駆動力がウォームホイール7や回
転カム部材6を介して駆動駒8に伝達されるので、外軸
4が軸線方向手前側へ押し上げられていく。そして、モ
ータ15が回転を停止させた時点で、図2に示すよう
に、操作つまみ2は前面パネル20の前方に所定量突出
した状態となり、操作者は手指で容易に操作つまみ2を
操作することができる。
【0016】例えば、操作者が操作つまみ2を介して外
軸4を回転させると、スプライン結合されている内軸5
が一体的に回転するので、内軸5にスプライン結合され
ているロータ部10aも外軸4と一体的に回転すること
になり、その結果、内軸5を介してエンコーダ10が回
転操作されることとなる。なお、図示はしていないが、
このエンコーダ10には、ロータ部10aが所定角度回
転する毎にクリック感を生起する公知のクリック機構が
組み込まれているので、操作者は回転操作時に、手指に
伝わるクリック感によって回転操作位置の切り替わりを
感得することができる。
【0017】また、内軸5は外軸4に対しては軸線方向
に係止されてはいないが、操作者が操作つまみ2(外軸
4)を奥方へ押し込むと、縦溝3bに規制されているた
めカム孔6aに沿って逃げることのできない駆動駒8
が、縦溝3bに案内されながら回転カム部材6を押し込
むことになり、回転カム部材6がコイルばね9を圧縮さ
せながらアクチュエータ部5a(内軸5)と一体的に奥
方へ移動していく。それゆえ、駆動駒8と回転カム部材
6および内軸5を介してタクトスイッチ11が押し込み
操作されることとなり、その後、操作つまみ2に対する
押し込み力を除去すれば、コイルばね9の弾性復帰力に
よって、内軸5、回転カム部材6、駆動駒8および外軸
4はそれぞれ元の位置まで押し上げられていく。かかる
押し込み操作においても、操作者はタクトスイッチ11
のオン・オフの切り替わりを、該スイッチ11が生起す
るクリック感によって感得することができる。
【0018】なお、この複合操作型電気部品1を当面使
用する必要がなくなったときには、モータ15を逆向き
に回転させることにより、回転カム部材6が逆向きに回
転して、駆動駒8が外軸4を軸線方向奥側へ押し下げて
いくので、操作つまみ2を図1に示す没入位置まで後退
させることができる。
【0019】このように本実施形態例にあっては、モー
タ15の駆動力を回転カム部材6や駆動駒8等へ伝達す
ることにより、外軸4を軸線方向に沿って前進後退させ
ることができるので、操作軸である外軸4の出没動作を
手動で行う必要がない。したがって、例えば同一の電子
機器の種々の制御を行う複数の複合操作型電気部品の各
操作軸を前面パネル20に配設し、これら操作軸を出没
させるモータを同期させたり共通化させておけば、各操
作軸を一括して出没させることができ、操作性および意
匠性を著しく向上させることが可能となる。また、複合
操作型電気部品1が車載用電子機器の操作部品である場
合には、例えばイグニッションスイッチのACCモード
で自動的にモータ15への通電がなされるように設定し
ておくことにより、操作軸を出没させるための操作自体
を省略することも可能である。しかも、この複合操作型
電気部品1は、モータ15の回転量を制御するだけで簡
単に外軸4の突出量を変更することができるので、同一
品をさまざまな用途に適用できるという汎用性を有す
る。
【0020】さらに、この複合操作型電気部品1におい
て、操作軸である外軸4を出没させるためのカム構造
は、単純な形状の縦溝3bと環状横溝4aおよびカム孔
6aに駆動駒8を係合させるというものなので、容易に
作製することができ、モータ15の駆動力を伝達する機
構も簡素で済む。したがって、外軸4の出没動作を確実
に行わせる機構が簡単に実現でき、製造歩留まりも良好
となる。
【0021】なお、上述した実施形態例では、エンコー
ダの回転操作とタクトスイッチの押し込み操作とを行え
る複合操作型電気部品について説明したが、可変抵抗器
等の回転型電気部品部を組み込んだり、タクトスイッチ
以外の押圧型電気部品部を組み込んだ構成であってもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】モータの駆動力を駆動力伝達手段を介して
駆動部材(駆動駒)に伝達することにより、操作軸であ
る外軸を軸線方向に前進後退させられる複合操作型電気
部品なので、操作軸の出没動作を手動で行う必要がな
く、例えば複数の操作軸を一括して出没させられる等、
操作性の向上が図れる。また、モータの回転量を制御す
るだけで簡単に外軸の突出量が変更できるので、同一品
をさまざまな用途に適用できるという汎用性を有する。
【0024】さらに、回転カム部材の螺旋状カム孔を貫
通する駆動部材を、筒状外殻部材の縦溝と外軸の環状横
溝とに係合させるというカム構造を採用した場合、回転
カム部材をモータの駆動力で回転させれば、縦溝および
カム孔に案内される駆動部材によって外軸(操作軸)の
出没動作を確実に行わせることが可能となるので、カム
構造を単純化できて製造歩留まりの良好な複合操作型電
気部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例に係る複合操作型電気部品の操作軸
没入状態を示す断面図である。
【図2】該電気部品の操作軸突出状態を示す断面図であ
る。
【図3】該電気部品の全体構成を示す平面図である。
【図4】該電気部品に備えられる回転カム部材の斜視図
である。
【図5】該電気部品に備えられる外軸の斜視図である。
【符号の説明】
1 複合操作型電気部品 2 操作つまみ 3 ケース 3a 筒状外殻部材 3b 縦軸 4 外軸 4a 環状横溝 5 内軸 5a アクチュエータ部 6 回転カム部材 6a カム孔 7 ウォームホイール 8 駆動駒(駆動部材) 9 コイルばね 10 エンコーダ(回転型電気部品部) 10a ロータ部 11 タクトスイッチ(押圧型電気部品部) 14 ウォームギア 15 モータ 20 前面パネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースに回転可能かつ軸
    線方向に移動可能に保持された筒状の外軸と、この外軸
    の径方向内側にスプライン結合された状態で配置され、
    該外軸と一体的に回転すると共に該外軸の軸線方向奥側
    へ突出する部分をアクチュエータ部となした内軸と、こ
    の内軸にロータ部をスプライン結合させて前記ケースに
    保持された回転型電気部品部と、前記アクチュエータ部
    の先端と対向する位置に配置され、該アクチュエータ部
    によって押圧駆動される押圧型電気部品部と、前記外軸
    と係合してその軸線方向に一体的に移動する駆動部材
    と、この駆動部材を介して前記外軸を軸線方向に移動さ
    せる駆動力伝達手段と、この駆動力伝達手段を動作させ
    るモータとを備え、 前記駆動力伝達手段が前記モータの駆動力を前記駆動部
    材に伝達することにより、前記外軸が軸線方向に沿って
    前進後退するように構成したことを特徴とする複合操作
    型電気部品。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記ケースの
    一部で内周部に軸線方向に延びる縦溝を有する筒状外殻
    部材と、螺旋状に延びるカム孔を有して前記筒状外殻部
    材の径方向内側に回転可能に配置されると共に、前記モ
    ータの駆動力が伝達される筒状の回転カム部材と、この
    回転カム部材および前記内軸を軸線方向手前側へ向けて
    付勢するコイルばねとを備え、前記コイルばねの伸縮動
    作に伴って前記回転カム部材と前記内軸を軸線方向に一
    体的に移動可能とし、かつ、前記外軸の外周部に周方向
    に延びる環状横溝を設け、この環状横溝に係合する前記
    駆動部材が前記カム孔を貫通して前記縦溝と係合するよ
    うになし、前記モータの駆動力で前記回転カム部材を回
    転させることにより、前記カム孔と前記縦溝に沿って移
    動する前記駆動部材を介して前記外軸が軸線方向に沿っ
    て前進後退するように構成したことを特徴とする複合操
    作型電気部品。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、前記回転カム
    部材にウォームホイールをスプライン結合させ、このウ
    ォームホイールに前記モータに回転駆動されるウォーム
    ギアを噛合させたことを特徴とする複合操作型電気部
    品。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの記載におい
    て、前記回転型電気部品部がエンコーダであることを特
    徴とする複合操作型電気部品。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの記載におい
    て、前記押圧型電気部品部がプッシュスイッチであるこ
    とを特徴とする複合操作型電気部品。
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