JP2003272382A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003272382A
JP2003272382A JP2002078148A JP2002078148A JP2003272382A JP 2003272382 A JP2003272382 A JP 2003272382A JP 2002078148 A JP2002078148 A JP 2002078148A JP 2002078148 A JP2002078148 A JP 2002078148A JP 2003272382 A JP2003272382 A JP 2003272382A
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output
circuit
signal
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JP2002078148A
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Takashi Kono
隆司 河野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G11C2207/107Serial-parallel conversion of data or prefetch

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ読出速度が高速化された半導体記憶装
置を提供する。 【解決手段】 メモリアレイから2ビットプリフェッチ
されデータバスによって増幅回路154に伝達されたデ
ータは外部から与えられるスタートアドレスであるコラ
ムアドレスの最下位ビットに応じて順序づけされる。第
1番目のデータは読出データバスRD0,ZRD0に出
力され、直接出力データラッチ158に伝達される。第
2番目のデータは一旦セカンドデータラッチ156に保
持された後に出力データラッチ158に伝達される。1
番目のデータが増幅回路154から直接出力データラッ
チ158に伝達されるので読出コマンドを受付けてから
データ出力開始するまでの時間を短縮することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
に関し、特に、外部クロックの立上がりと立下がりとに
同期して動作し高速にデータ読出が可能な半導体記憶装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】外部から供給されるクロック信号に同期
して動作するシンクロナスダイナミックランダムアクセ
スメモリ(SDRAM)の中で、外部クロック信号の立
上がりエッジと立下がりエッジに同期してデータの入出
力が行なわれるものをダブルデータレート シンクロナ
スダイナミックランダムアクセスメモリ(DDR SD
RAM)と呼ぶ。DDR SDRAMは既に標準化が進
んでいる。この標準化されたDDR SDRAMのうち
第1世代のものをDDR−Iと呼んでいる。
【0003】図36は、いわゆるDDR−Iと呼ばれる
DDR SDRAMからデータを読出す際のデータ出力
タイミングを示す動作波形図である。
【0004】図36の動作波形図においては、CASレ
イテンシCLが2.5で、かつ、バースト長BLが4の
場合が示されている。ここで、CASレイテンシとは、
DDR SDRAMが外部から時刻t3においてコマン
ドREAD(データを読出すためのコマンド)を受付け
てから時刻t8において読出データを外部へ出力を開始
するまでのサイクル数(外部クロック信号EXTCLK
の立上りから次の立上りまでを1サイクルとする。)を
表わす。また、バースト長とは、コマンドREADに応
じて、時刻t8〜t12において連続して読出されるデ
ータのビット数を表わす。
【0005】DDR SDRAMは、外部クロック信号
EXTCLK,EXTZCLKに同期して、読出データ
であるデータDQおよびデータストローブ信号DQSを
出力する。ここで、外部クロック信号EXTZCLK
は、外部クロック信号EXTCLKに相補なクロック信
号である。また、データストローブ信号DQSは、デー
タDQを受取る外部コントローラ側でデータDQの取込
みタイミングとして使用される信号である。
【0006】図37は、従来のDDR SDRAMにお
けるDLL回路1500からデータ出力回路1550ま
でのクロックの伝達経路を説明するための概略ブロック
図である。
【0007】図37を参照して、DLL回路1500
は、外部クロック信号EXTCLKの立上りエッジから
一定時間早いタイミングのクロック信号CLK_PF、
および外部クロック信号EXTZCLKの立上りエッジ
から一定時間早いタイミングのクロック信号CLK_N
Fを出力する。この一定時間は、後に説明する図40お
よび図42において、戻し量Taとして表示されてい
る。リピータ1520は、クロック信号CLK_PF,
CLK_NFの信号レベルをそれぞれ増幅してクロック
信号CLK_P,CLK_Nを出力する。
【0008】データ出力回路1550は、DDR SD
RAMが対応しているワード構成に基づいて複数個備え
られる。図37では、データ信号DQ0〜DQ15をそ
れぞれ出力する16個のデータ出力回路1550が半導
体記憶装置に備えられる場合が示される。
【0009】各々のデータ出力回路1550は、CAS
レイテンシに基づいて定められる内部信号NZPCNT
とクロック信号CLK_P,CLK_Nに応じて、メモ
リセルアレイからデータバスDBに読出された読出デー
タを取込み、このデータ増幅して外部に出力する。
【0010】ここで、図37に示されるように、DLL
回路1500からデータ出力回路1550までの信号経
路はツリー状であるのが一般的である。各回路および配
線は、複数あるデータ出力回路1550の各々の間でデ
ータ出力タイミングが大きく異ならないように配慮され
て配置されている。リピータ1520は、8個のデータ
出力回路あるいは4個のデータ出力回路に対して1つ配
置されるのが一般的である。
【0011】図38は、図37におけるデータ出力回路
1550の構成を示したブロック図である。
【0012】図38を参照して、データ出力回路155
0は、データバスDBによって伝達されたデータ信号を
増幅する増幅回路1554と、増幅回路1554から一
括して与えられる複数のデータの並べ替えを行なうパラ
レル/シリアル変換回路1556と、パラレル/シリア
ル変換回路1556の出力をラッチする出力データラッ
チ1558と、出力データラッチ1558の出力に応じ
て端子にデータ信号DQを出力する出力ドライバ153
0と、増幅回路1554、パラレル/シリアル変換回路
1556、出力データラッチ1558にクロックを供給
するクロック発生回路1552とを含む。
【0013】クロック発生回路1552は、図37のリ
ピータ1520を経由してDLL回路1500から与え
られるクロック信号CLK_P,CLK_NおよびCA
Sレイテンシに基づいて定められる内部信号NZPCN
Tに応じて信号CLKQ,CQP,CQN,CLKO,
ZCLKOを出力する。
【0014】増幅回路1554は、データバスDB0,
ZDB0によって伝達されるデータ信号を読出データバ
スRD0,ZRD0に増幅して出力する増幅部RA0
と、データバスDB1,ZDB1によって伝達されるデ
ータ信号を読出データバスRD1,ZRD1に増幅して
出力する増幅部RA1とを含む。
【0015】なお、図38のデータバスDB0は、図3
7のデータバスDB0<0>〜DB0<15>のうちの
1つであり、図38のデータバスDB1は、図37のデ
ータバスDB1<0>〜DB1<15>のうちの1つで
ある。信号名やデータバス名などの頭に付される“Z”
は、相補または反転信号を示しており、データバスZD
B0はデータバスDB0と相補なデータバスを示す。同
様に、データバスZDB1はデータバスDB1と相補な
データバスを示す。相補な一対のデータバスを用いるこ
とで小振幅な信号でデータの伝達が可能となる。
【0016】メモリセルアレイからデータバス対DB
0,ZDB0およびDB1,ZDB1に読出された2ビ
ットのデータは相補かつ小振幅のデータ信号によって伝
達される。
【0017】上述したDDR−Iの場合、メモリセルア
レイから外部クロックサイクル周期で行なわれるデータ
の読出は、一度の読出動作で各データ出力回路に対して
2ビットのデータが読出される2ビットプリフェッチ動
作が前提となっている。すなわち、外部クロックの1サ
イクルごとに2ビット分のデータがメモリセルアレイか
ら一括してデータ出力回路1550に読出され、データ
出力回路1550において2ビットのデータが順序付け
されて外部クロックの半サイクルごとに外部へ出力され
る構成となっている。
【0018】増幅部RA0は、クロック発生回路155
2から与えられるクロック信号CLKQに同期して外部
クロック1サイクル周期で動作し、メモリセルアレイか
らデータバスDB0,ZDB0に読出されたデータ信号
を増幅してパラレル/シリアル変換回路1556へ出力
する。
【0019】増幅部RA1は、増幅部RA0と同様に、
クロック信号CLKQに同期して外部クロック1サイク
ル周期で動作する。増幅部RA1は、データバスDB
0,ZDB0へのデータ信号の読出と同じタイミングで
メモリセルアレイからデータバスDB1,ZDB1に読
出されたデータ信号を増幅し、増幅されたデータ信号を
パラレル/シリアル変換回路1556へ出力する。
【0020】パラレル/シリアル変換回路1556は、
増幅部RA0,RA1から受ける2ビット分のデータを
順序付けして出力データラッチ1558へ出力する。
【0021】出力データラッチ1558は、クロック発
生回路1552から与えられるクロック信号CLKO,
ZCLKOに同期して外部クロック半サイクル周期で動
作し、パラレル/シリアル変換回路1556から読出デ
ータバスRDD,ZRDDを介して受けたデータ信号を
ラッチして信号ZRDH,ZRDLを出力する。
【0022】出力ドライバ1530は、外部クロックサ
イクル半サイクルごとに変化する信号ZRDH,ZRD
Lに応じてデータ信号DQを出力し端子を駆動する。
【0023】パラレル/シリアル変換回路1556によ
ってデータの順序付けがなされる際には、コマンドRE
ADとともに半導体記憶装置に与えられるコラムアドレ
スの最下位ビット(LSB:least significant bit)CA
0が参照される。図38では、CASレイテンシに応じ
て適切にアドレスビットCA0をシフトした信号EZO
RGがパラレル/シリアル変換回路1556で使用され
る。
【0024】なお、2ビットプリフェッチ動作をするた
め、外部から与えられたコラムアドレスから内部でもう
1つのアドレスが発生される。アドレスビットCA0が
0の場合には、内部では与えられたコラムアドレスに対
応する「偶数」アドレスと、このアドレスを1つインク
リメントした「奇数」アドレスとが発生される。
【0025】一方、アドレスビットCA0が1の場合に
は、内部では与えられたコラムアドレスに対応する「奇
数」アドレスと、このアドレスを1つインクリメントし
た「偶数」アドレスとが発生される。
【0026】「偶数」アドレスに対応するデータがデー
タバス対DB0,ZDB0に出力され、「奇数」アドレ
スに対応するデータがデータバス対DB1,ZDB1に
出力される。
【0027】アドレスビットCA0が0の場合には、信
号EZORGがHレベルに設定される。そして、データ
読出がメモリアレイから行なわれた後、パラレル/シリ
アル変換回路1556は、まず読出データバスRD0,
ZRD0によって伝達されるデータを読出データバスR
DD,ZRDDに出力し、続いて読出データバスRD
1,ZRD1によって伝達されるデータを読出データバ
スRDD,ZRDDに出力する。
【0028】一方アドレスビットCA0が1の場合に
は、信号EZORGがLレベルに設定される。そして、
パラレル/シリアル変換回路1556は、まず読出デー
タバスRD1,ZRD1によって伝達されるデータを読
出データバスRDD,ZRDDに出力し、続いて読出デ
ータバスRD0,ZRD0によって伝達されるデータを
読出データバスRDD,ZRDDに出力する。
【0029】このように、パラレル/シリアル変換され
たデータは、出力データラッチ1558に送られ、出力
ドライバ1530を介してパッドから外部に出力され
る。
【0030】図39は、図38における増幅回路155
4の構成を示した回路図である。図39を参照して、増
幅回路1554は、制御信号OEG,RDETGおよび
DOEに応じて複数のタイミング信号を発生する信号発
生部1752と、クロック信号CKを受けて反転するイ
ンバータ1753と、読出データバスRD1,ZRD1
上に伝達されるデータ信号を増幅する増幅部RA1と、
読出データバスRD0,ZRD0上に伝達されるデータ
信号を増幅する増幅部RA0と、信号ZRDAIに応じ
てデータバスDB1,ZDB1を増幅部RA1に接続す
る接続回路1812と、信号ZRDAIに応じてデータ
バスDB0,ZDB0を増幅部RA0に接続する接続回
路1813とを含む。
【0031】なお、制御信号OEGは、有効データ出力
期間を指示する信号である。RDETGはデータバスと
増幅部RA0、RA1の接続期間を決める信号である。
制御信号DOEは、データ出力回路1550の活性期間
を決める信号である。
【0032】信号発生部1752は、クロック信号CL
KQを受けて反転し信号ZCKを出力するインバータ1
762と、信号ZCKを受けて反転し信号CKを出力す
るインバータ1764と、信号CKを遅延時間Tdで遅
延させる遅延回路1766と、遅延回路1766の出力
を受けて反転するインバータ1768と、インバータ1
768の出力を受けて反転し信号CKDを出力するイン
バータ1770とを含む。
【0033】信号発生部1752は、さらに、信号RD
ETG,DOEを受けるNAND回路1732と、NA
ND回路1732の出力を受けて反転し信号RDETL
を出力するインバータ1734と、信号RDETL,O
Eを受けるNAND回路1784と、NAND回路17
84の出力と信号CKDとを受けて信号ZRDAIを出
力するNOR回路1786と、クロック信号CLKQと
信号OEとを受けて信号ZRDAEを出力するNAND
回路1788と、信号ZRDAEを受けて反転し信号R
DAEを出力するインバータ1790とを含む。
【0034】信号発生部1752は、さらに、信号RD
ETLを受けて反転するインバータ1792と、信号O
EGを受けて反転するインバータ1794と、電源ノー
ドとノードN100との間に直列に接続されるPチャネ
ルMOSトランジスタ1796,1798,1800
と、ノードN100と接地ノードとの間に直列に接続さ
れるNチャネルMOSトランジスタ1802,1804
と、一方の入力がノードN100に接続され他方の入力
に信号DOEを受けて信号ZOEを出力するNAND回
路1804と、信号ZOEを受けて反転するインバータ
1808とを含む。インバータ1808の出力はノード
N100に与えられ、ノードN100からは信号OEが
出力される。
【0035】PチャネルMOSトランジスタ1796,
1798,1800のゲートには、それぞれインバータ
1792の出力、クロック信号CK、インバータ179
4の出力が与えられる。NチャネルMOSトランジスタ
1802,1804のゲートには、それぞれインバータ
1794の出力、信号ZCKが与えられる。
【0036】接続回路1812は、信号ZRDAIがH
レベルになるとデータバスDB1,ZDB1をそれぞれ
ノードN101,N102に接続する。接続回路181
3は、信号ZRDAIがHレベルとなるとデータバスD
B0,ZDB0をそれぞれノードN103,N104に
接続する。
【0037】増幅部RA0は、信号ZRDAEがHレベ
ルになったときにノードN103,ノードN104をそ
れぞれ読出データバスRD0,ZRD0に接続する接続
回路414と、信号ZOEがHレベルになったときに読
出データバスRD0,ZRD0をともに接地ノードに接
続するイネーブル回路416と、信号CKDおよびイン
バータ1753の出力に応じて読出データバスRD0,
ZRD0を接地電位に結合する初期化回路418と、信
号ZRDAEがLレベルで、かつ、信号RDAEがHレ
ベルとなったときに活性化され読出データバスRD0,
ZRD0の電位差を増幅するセンスアンプ420とを含
む。
【0038】増幅部RA1は、ノードN103,N10
4に代えてそれぞれノードN101,N102に接続さ
れ、読出データバスRD0,ZRD0に代えてそれぞれ
読出データバスRD1,ZRD1に接続される点が異な
るが、回路構成については増幅部RA0と同様であるの
で説明は繰返さない。
【0039】図40は、図39に示した増幅回路155
4の動作を説明するための動作波形図である。
【0040】図39、図40を参照して、CASレイテ
ンシが2.5で、かつ、バースト長が4である場合の動
作を説明する。信号OEGは有効データ出力期間を指示
する信号である。信号RDETGはデータバスと増幅回
路の接続期間を決める信号である。これらの信号OE
G,RDETGは、出力回路の活性期間を決める信号D
OEとともに図示しない制御回路から与えられる。
【0041】時刻t1においてコマンドREADが与え
られると、2.5クロックサイクル後の時刻t6におい
てデータの出力が開始される。信号DOEは、コマンド
READを受付けてからバースト期間終了後までHレベ
ルに保持される。
【0042】時刻t4〜t5において信号RDETGが
Hレベルで、かつ、信号OEGがHレベルとなる。これ
は、データバスDB0,DB1,ZDB0,ZDB1上
に有効データが存在している期間を示す。この期間に信
号ZRDAIがHレベルに活性化される。信号ZRDA
Iの活性化に応じて、データバスDB0,DB1,ZD
B0,ZDB1がそれぞれ対応する読出データバスRD
0,RD1,ZRD0,ZRD1と接続される。
【0043】そして、時刻t5〜t6の間において信号
CLKQがHレベルになると、応じて信号ZRDAEが
Lレベルに変化し、読出データバスRD0,RD1,Z
RD0,ZRD1がデータバスDB0,DB1,ZDB
0,ZDB1からそれぞれ分離される。この時点におけ
る読出データバスRDとZRDとの電位差がクロスカッ
プル型増幅器であるセンスアンプ420によって最大振
幅まで増幅される。
【0044】図41は、図38におけるパラレル/シリ
アル変換回路1556の構成を示した回路図である。
【0045】パラレル/シリアル変換回路1556は、
信号EZORGに応じてデータの順序付けを行なう。信
号EZORGは、コマンドREADとともに与えられる
コラムアドレスの最下位ビットCA0によって定まる信
号である。アドレスビットCA0が0の場合には信号E
ZORGはHレベルに設定される。逆にアドレスビット
CA0が1の場合には、信号EZORGはLレベルに設
定される。信号EZORGは、プリフェッチされた2ビ
ットのデータをアドレスビットCA0に対応するように
データの順序付けを行なう役割を有する。
【0046】図41を参照して、パラレル/シリアル変
換回路1556は、信号EZORGに応じて制御信号を
発生する信号発生部1820と、読出データバスZRD
0,RD0,ZRD1,RD1によって伝達されたデー
タ信号をそれぞれ取込むデータ保持回路1821〜18
24と、データ保持回路1821〜1824の出力を信
号発生部1820の出力に応じて出力順序に対応して切
換を行なう切換回路1826と、切換回路1826の出
力のうち最初に出力されるデータに対応する信号を保持
して読出データバスRDD,ZRDDを駆動する保持回
路1828と、切換回路1826の出力のうち2番目に
出力されるデータを保持して読出データバスRDD,Z
RDDを駆動する保持回路1830とを含む。
【0047】信号発生部1820は、信号EZORGを
受けて反転し信号TR_Oを出力するインバータ192
2と、信号TR_Oを受けて反転し信号TR_Eを出力
するインバータ1924と、信号NZPCNTを受けて
反転し信号PZNを出力するインバータ1926と、信
号PZNを受けて反転し信号NZPを出力するインバー
タ1928と、信号DOEを受けて反転し信号RESを
出力するインバータ1930と、信号RESを受けて反
転し信号ZRESを出力するインバータ1932とを含
む。
【0048】信号発生部1820は、さらに、信号CQ
N,TR_E,PZNを受ける3入力のNAND回路1
934と、信号CQP,TR_E,NZPを受ける3入
力のNAND回路1936と、NAND回路1934,
1936の出力を受けて信号TR2_Eを出力するNA
ND回路1938とを含む。
【0049】信号発生部1820は、さらに、信号CQ
N,TR_O,PZNを受ける3入力のNAND回路1
940と、信号CQP,TR_O,NZPを受ける3入
力のNAND回路1942と、NAND回路1940,
1942の出力を受けて信号TR2_Oを出力するNA
ND回路1944とを含む。
【0050】信号発生部1820は、さらに、信号CQ
P,CQN,RESを受ける3入力のNOR回路194
6と、NOR回路1946の出力を受けて反転し信号T
R23を出力するインバータ1948と、信号ZRES
を受けて反転するインバータ1950と、信号CLKQ
とインバータ1950の出力とを受けて信号ZTRVを
出力するNOR回路1952と、信号ZTRVを受けて
反転し信号TRVを出力するインバータ1954と、信
号CQP,PZNを受けるNAND回路1956と、信
号CQN,NZPを受けるNAND回路1958と、N
AND回路1956,1958の出力を受けて信号TR
3を出力するNAND回路1960とを含む。
【0051】データ保持回路1821は、信号TRVが
Hレベルになったときに活性化しデータバスZRD0に
よって伝達されたデータ信号を反転してノードN111
に出力するクロックドインバータ1832と、ノードN
111に入力が接続されるインバータ1834と、信号
ZTRVがHレベルになったときに活性化しインバータ
1834の出力を反転してノードN111に出力するク
ロックドインバータ1836とを含む。
【0052】データ保持回路1822は、読出データバ
スZRD0に代えて読出データバスRD0が接続され、
ノードN111に代えてノードN112に接続される点
がデータ保持回路1821と異なる。データ保持回路1
823は、読出データバスZRD0に代えて読出データ
バスZRD1が接続され、ノードN111に代えてノー
ドN113に接続される点がデータ保持回路1821と
異なる。データ保持回路1824は、読出データバスZ
RD0に代えて読出データバスRD1に接続され、ノー
ドN111に代えてノードN114と接続される点がデ
ータ保持回路1821と異なる。しかし、データ保持回
路1823〜1824の内部の回路構成はデータ保持回
路1821と同様であるのでその説明は繰返さない。
【0053】切換回路1826は、信号TR2_Eを受
けて反転するインバータ1838と、信号TR2_Oを
受けて反転するインバータ1840と、信号TR2_O
の活性化に応じてノードN111に伝達された信号を反
転してノードN121に出力するクロックドインバータ
1842と、信号TR2_Eの活性化に応じてノードN
111に伝達された信号を反転して読出データバスZR
DDに出力するクロックドインバータ1844と、信号
TR2_Oの活性化に応じてノードN112に伝達され
た信号を反転してノードN122に出力するクロックド
インバータ1846と、信号TR2_Eの活性化に応じ
てノードN112に伝達された信号を反転して読出デー
タバスRDDに出力するクロックドインバータ1848
とを含む。
【0054】切換回路1826は、さらに、信号TR2
_Eの活性化に応じてノードN113に伝達された信号
を反転してノードN121に出力するクロックドインバ
ータ1850と、信号TR2_Oの活性化に応じてノー
ドN113に伝達された信号を反転して読出データバス
ZRDDに出力するインバータ1852と、信号TR2
_Eの活性化に応じてノードN114に伝達された信号
を反転してノードN122に出力するクロックドインバ
ータ1854と、信号TR2_Oの活性化に応じてノー
ドN114に伝達された信号を反転して読出データバス
RDDに出力するクロックドインバータ1856とを含
む。
【0055】保持回路1828は、信号TR23を受け
て反転するインバータ1862と、読出データバスRD
Dに入力が接続されるインバータ1858と、インバー
タ1862の出力がHレベルになったときにインバータ
1858の出力を受けて反転し読出データバスRDDに
出力するクロックドインバータ1860と、信号RES
に応じて導通して読出データバスRDDを接地ノードに
接続するNチャネルMOSトランジスタ1864とを含
む。
【0056】保持回路1828は、さらに、読出データ
バスZRDDに入力が接続されるインバータ1868
と、インバータ1862の出力がHレベルになったとき
にインバータ1868の出力を受けて反転して読出デー
タバスZRDDに出力するクロックドインバータ187
0と、信号RESに応じて導通し読出データバスZRD
Dを接地ノードに接続するNチャネルMOSトランジス
タ1874とを含む。
【0057】保持回路1830は、信号RESの活性化
に応じてノードN122を接地ノードに接続するNチャ
ネルMOSトランジスタ1882と、ノードN122に
伝達されるデータをラッチするセカンドデータラッチ1
884とを含む。セカンドデータラッチ1884は、ノ
ードN122に入力が接続されるインバータ1890
と、インバータ1890の出力を受けて反転しインバー
タ1890の入力に与えるインバータ1892とを含
む。
【0058】保持回路1830は、さらに、信号TR3
を受けて反転するインバータ1886と、信号TR3が
Hレベルになったときにインバータ1890の出力を受
けて反転し読出データバスRDDに出力するクロックド
インバータ1888とを含む。
【0059】保持回路1830は、さらに、信号RES
の活性化に応じてノードN121を接地ノードに接続す
るNチャネルMOSトランジスタ1902と、ノードN
121に伝達されるデータをラッチするセカンドデータ
ラッチ1904とを含む。セカンドデータラッチ190
4は、ノードN121に入力が接続されるインバータ1
910と、インバータ1910の出力を受けて反転しイ
ンバータ1910の入力に与えるインバータ1912と
を含む。
【0060】保持回路1830は、さらに、信号TR3
を受けて反転するインバータ1906と、信号TR3が
Hレベルになったときにインバータ1910の出力を受
けて反転し読出データバスZRDDに出力するクロック
ドインバータ1908とを含む。
【0061】図42は、図41に示したパラレル/シリ
アル変換回路1556の動作タイミングを説明するため
の動作波形図である。
【0062】図41、図42を参照して、時刻t3〜t
4において読出データバスRD0,RD1,ZRD0,
ZRD1からデータ保持回路1821〜1824を経由
して切換回路1826の出力部分までデータが伝達され
る。
【0063】読出データバスZRD0について説明する
と、信号TRVがHレベルのときにクロックドインバー
タ1832が活性化されてデータがノードN111に伝
達され信号TR2_EまたはTR2_OがHレベルに活
性化されたときにノードN111に伝達された信号が読
出データバスZRDDまたはノードN121に伝達され
る。
【0064】ここで、信号TRVは信号CLKQがHレ
ベルのときにHレベルとなる。また、信号TR2_E,
TR2_Oは、アドレスビットCA0によっていずれか
一方がHレベルに活性化される。この活性化タイミング
はCASレイテンシが2.5の場合には、信号CQPが
Hレベルの期間有効となる。
【0065】たとえばCA0が0でありデータバスDB
0のデータが先に出力される場合であって信号TR_E
がHレベルに設定されている場合には、プリフェッチさ
れた2ビットのデータのうち最初に出力されるデータD
n0は、図42中の期間Teの間にノードN111を経
由してクロックドインバータ1844を通過して読出デ
ータバスZRDDに伝達される。このとき後から出力さ
れるデータDn1は、読出データバスZRD1からノー
ドN113を介してクロックドインバータ1850を通
過してノードN121に到達しセカンドデータラッチ1
904に保持される。
【0066】時刻t4〜t5において信号CQNに応じ
て信号TR3がHレベルに活性化されると、セカンドデ
ータラッチ1904に保持されていたデータがクロック
ドインバータ1908を通過して読出データバスZRD
Dに出力される。
【0067】読出データバスRD0,RD1のデータ
も、同様に順序が決定され、読出データバスRDDに出
力される。
【0068】
【発明が解決しようとする課題】まず、図38に示した
構成例では、データバス上のデータが増幅回路1554
で増幅されてチップ外へと出力されるまでの間にパラレ
ル/シリアル変換回路1556が設けられている。図4
1に示すパラレル/シリアル変換回路1556の場合に
は、プリフェッチされた2ビットのデータのうち最初に
出力されるデータは、パラレル/シリアル変換回路15
56において2段のクロックドインバータを経由して読
出データバスRD0,ZRD0に伝達される。たとえば
図38の増幅回路1554から読出データバスZRD0
によって伝達される信号が最初に出力されるデータに該
当する場合には、図41に示されるクロックドインバー
タ1832,1844の2段のクロックドインバータを
経由して読出データバスZRDDへとデータが出力され
る。
【0069】一方、SDR(Single Data Rate) SD
RAMのように読出データがその都度メモリアレイから
読出される場合には、このようなパラレル/シリアル変
換回路が不要であるため、図38に示した構成と比べて
データ出力回路でのデータ伝搬遅延が短い。
【0070】つまり、図38で示す構成例では、データ
出力回路におけるデータ伝搬遅延が大きく、その結果コ
マンドREADを受付けてから最初のデータが端子から
出力されるまでの時間の実力値Tcacが長くなってし
まう。TcacをCASレイテンシCLで割った数の逆
数、すなわちCL/Tcacが動作周波数の実力であ
り、Tcacが長くなるということは、動作周波数を向
上させることができないことを意味する。
【0071】また、データ出力回路1550での遅延が
大きくなることで、DLL回路1500によって発生さ
れるクロック信号CLK_P,CLK_Nの図42に示
す戻し量Taも大きくなる。DLL回路1500におい
て、データが出力される1クロックサイクル前のクロッ
ク信号EXTCLK,EXTZCLKを遅延させて内部
クロック信号を発生させている場合、内部クロック信号
を発生するまでにtCK−Ta以上の時間をかけること
ができない(tCKはクロックサイクルタイム)。つま
り、DLL回路1500で遅延時間を0にしても、tC
K−Ta以上回路動作に時間がかかるならば、さらにも
う1サイクル前のクロック信号EXTCLK,EXTZ
CLKを用いて内部クロックを発生させねばならない。
【0072】一般に、クロック戻し量Taが大きい場合
には、DLL回路の設計が困難である。広い周波数領域
での動作を実現するために、DLL回路において適切な
サイクル数前のクロック信号EXTCLK,EXTZC
LKを動的に切換えるための制御回路が複雑化するから
である。
【0073】加えて、図41に示したパラレル/シリア
ル変換回路1556は回路規模が大きくレイアウト面積
が大きい。この結果、出力回路帯のレイアウトが困難と
なり、電源安定化のためのデカップル容量を十分に確保
することが難しくなるなどの悪影響もある。また、レイ
アウト面積が大きくなると、回路間の信号配線長も長く
なり、寄生容量の影響が懸念される。
【0074】この発明の目的は、データ伝搬遅延の増大
およびレイアウト面積の増大を回避しつつ、動作マージ
ンが確保され信頼性が高い半導体記憶装置を提供するこ
とである。
【0075】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の半導体
記憶装置は、クロック信号に応じて一括して複数のデー
タ信号が読出されるメモリアレイと、複数のデータ信号
を伝達する第1のデータバスと、データバスから複数の
データ信号を受取り増幅するデータ出力回路とを備え、
データ出力回路は、複数のデータ信号のうちの対応する
1つをアドレス信号に応じて選択する複数の選択部と、
複数の選択部にそれぞれ対応して設けられ、対応する選
択部の出力を増幅する複数の増幅部と、複数の増幅部か
ら、増幅された複数のデータ信号を順次受ける出力駆動
回路とを含む。
【0076】請求項2に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、第1のデ
ータバスは、複数のデータにそれぞれ対応する複数の第
2のデータバスを含み、複数の選択部の各々は、外部か
ら与えられるアドレス情報に応じて複数の第2のデータ
バスの一つを選択して自己に対応する増幅部に接続す
る。
【0077】請求項3に記載の半導体記憶装置は、請求
項2に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、複数の選
択部の各々は、増幅部に複数の第2のデータバスをそれ
ぞれ接続する複数のスイッチ回路を含み、複数のスイッ
チ回路は、アドレス情報に応じていずれか1つが導通す
る。
【0078】請求項4に記載の半導体記憶装置は、請求
項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、データ出
力回路は、複数の増幅部の出力をそれぞれ受ける複数の
読出データバスと、複数の読出データバスによって伝達
されるデータを順次取込んで出力駆動回路に対して出力
する出力ラッチ回路とをさらに含む。
【0079】請求項5に記載の半導体記憶装置は、請求
項4に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、出力ラッ
チ回路は、複数の読出データバスにそれぞれ対応して設
けられ、所定の順序で順次複数の読出データバスによっ
て伝達されるデータを取込む複数のゲート回路と、複数
のゲート回路の出力を保持する保持回路とを有する。
【0080】請求項6に記載の半導体記憶装置は、請求
項4に記載の半導体記憶装置の構成において、第1番目
に出力されるべきデータを増幅する複数の増幅部のうち
の1つは、複数の読出データバスのうちの自己に対応す
る1つによって直接的に出力ラッチ回路に接続される。
【0081】請求項7に記載の半導体記憶装置は、デー
タ出力回路は、請求項6に記載の半導体記憶装置の構成
に加えて、第1番目に出力されるべきデータ以外のデー
タを複数の増幅部のうちの対応する部分から複数の読出
データバスの対応する部分を介して受取り一旦保持し、
保持したデータを出力ラッチ回路に対して出力する副ラ
ッチ回路をさらに含む。
【0082】請求項8に記載の半導体記憶装置は、請求
項6に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、データ出
力回路は、第1番目に出力されるべきデータ以外のデー
タを複数の増幅部のうちの対応する部分から複数の読出
データバスの対応する部分を介して受取り一旦保持し、
保持したデータを出力ラッチ回路に対して出力する副ラ
ッチ回路をさらに含み、副ラッチ回路は、出力ラッチ回
路が、第1番目に出力されるべきデータをラッチしてか
ら保持したデータを出力ラッチ回路に対して出力する。
【0083】請求項9に記載の半導体記憶装置は、請求
項4に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、複数の読
出データバスのうちの第1の読出データバスは、互いに
相補な、第1、第2のデータ伝達線を含み、出力ラッチ
回路は、第1のデータ伝達線のデータを取込み第1の出
力ノードを駆動する第1のゲート回路と、第2のデータ
伝達線のデータを取込み第2の出力ノードを駆動する第
2のゲート回路と、第1の出力ノードと第2のデータ伝
達線との間に接続される第1のキャパシタと、第2の出
力ノードと第1のデータ伝達線との間に接続される第2
のキャパシタとを含む。
【0084】請求項10に記載の半導体記憶装置は、請
求項9に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、複数の
読出データバスのうちの第2の読出データバスは、互い
に相補な、第3、第4のデータ伝達線を含み、出力ラッ
チ回路は、第3のデータ伝達線のデータを取込み第1の
出力ノードを駆動する第3のゲート回路と、第4のデー
タ伝達線のデータを取込み第2の出力ノードを駆動する
第4のゲート回路とをさらに含む。
【0085】請求項11に記載の半導体記憶装置は、請
求項1に記載の半導体記憶装置の構成において、クロッ
ク信号に応じて一括してメモリアレイから読出される複
数のデータ信号は、2ビットのデータに相当する。
【0086】請求項12に記載の半導体記憶装置は、請
求項1に記載の半導体記憶装置の構成において、クロッ
ク信号に応じて一括してメモリアレイから読出される複
数のデータ信号は、2ビットより多いデータに相当す
る。
【0087】請求項13に記載の半導体記憶装置は、請
求項1に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、データ
出力回路は、半導体記憶装置から出力されるデータの第
1ビットに対応し、半導体記憶装置から出力されるデー
タの第2ビットから最上位ビットにそれぞれ対応する複
数の他のデータ出力回路と、一括して読出されるデータ
信号の出力順を示す第1の制御信号を、アドレス信号に
応じて発生する第1の制御信号回路と、第1の制御信号
回路からデータ出力回路および複数の他のデータ出力回
路に向けて、第1の制御信号を伝達するツリー構造の第
1の信号伝達線とをさらに備える。
【0088】請求項14に記載の半導体記憶装置は、請
求項13に記載の半導体記憶装置の構成に加えて、複数
の選択部の活性期間を示す第2の制御信号を発生する第
2の制御信号回路と、第1の信号伝達線の遅延時間に対
応するように遅延時間が調整され、第2の制御信号回路
からデータ出力回路および複数の他のデータ出力回路に
向けて第2の制御信号を伝達する、ツリー構造を有する
第2の信号伝達線とをさらに備える。
【0089】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
同一符号は同一または相当部分を示す。
【0090】[実施の形態1]図1は、実施の形態1の
半導体記憶装置10の全体構成を示した概略ブロック図
である。
【0091】図1を参照して、半導体記憶装置10は、
クロック端子12と、制御信号端子14と、アドレス端
子16と、データ入出力端子18と、データストローブ
信号入出力端子20とを備える。
【0092】半導体記憶装置10は、さらに、クロック
バッファ22と、制御信号バッファ24と、アドレスバ
ッファ26と、データDQ0〜DQ15に関する入力バ
ッファ28および出力ドライバ30と、データストロー
ブ信号UDQS,LDQSに関する入力バッファ32お
よび出力バッファ34とを備える。
【0093】半導体記憶装置10は、さらに、読出デー
タ増幅回路36と、S/P(シリアル/パラレル)変換
回路&ライトドライバ38と、DQS発生回路40と、
DLL回路100とを備える。
【0094】半導体記憶装置10は、さらに、制御回路
42と、ロウデコーダ44と、コラムデコーダ46と、
プリアンプ&ライトアンプ48と、センスアンプ50
と、メモリセルアレイ52を備える。
【0095】なお、図1においては、半導体記憶装置1
0について、データ入出力に関する主要部分のみが代表
的に示される。
【0096】半導体記憶装置10は、メモリセルアレイ
52から外部クロック周期で行なわれるデータの読出し
において、一度の読出しで2×nビット(nは半導体記
憶装置におけるビット幅で、半導体記憶装置10におい
てはn=16とする。)のデータが読出される2ビット
プリフェッチ構成となっている。すなわち、外部クロッ
ク1サイクル毎にn個のデータ出力回路に対して各々2
ビット分のデータがメモリセルアレイ52から読出さ
れ、各々のデータ出力回路において2ビットのデータが
順序付けされて半サイクル周期で転送され、外部へ出力
される構成となっている。
【0097】また、データ書込時においては、半導体記
憶装置10は、外部クロックの立上りおよび立下りに同
期して外部クロック半サイクルあたりnビット(n=1
6)のデータを取込み、外部クロック1サイクルで2n
ビットのデータを一括してメモリセルアレイ52に書込
む。
【0098】クロック端子12は、互いに相補な外部ク
ロック信号EXTCLK,EXTZCLKおよびクロッ
クイネーブル信号CKEを受ける。制御信号端子14
は、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストロー
ブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CA
S、ライトイネーブル信号/WEおよび入出力DQマス
ク信号UDM,LDMのコマンド制御信号を受ける。ア
ドレス端子16は、アドレス信号A0〜A12およびバ
ンクアドレス信号BA0,BA1を受ける。
【0099】クロックバッファ22は、外部クロック信
号EXTCLK,EXTZCLKおよびクロックイネー
ブル信号CKEを受けて内部クロック信号を発生し、制
御信号バッファ24、アドレスバッファ26およびDL
L回路100へ出力する。制御信号バッファ24は、ク
ロックバッファ22から受ける内部クロックに同期し
て、チップセレクト信号/CS、ロウアドレスストロー
ブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CA
S、ライトイネーブル信号/WEおよび入出力DQマス
ク信号UDM,LDMを取込んでラッチし、コマンド制
御信号を制御回路42へ出力する。アドレスバッファ2
6は、クロックバッファ22から受ける内部クロック信
号に同期して、アドレス信号A0〜A12とバンクアド
レス信号BA0,BA1とを取込んでラッチし、内部ア
ドレス信号を発生してロウデコーダ44およびコラムデ
コーダ46へ出力する。
【0100】データ入出力端子18は、半導体記憶装置
10において読み書きされるデータを外部とやり取りす
る端子である。データ入出力端子18は、データ書込時
は外部から入力されるデータDQ0〜DQ15を受け、
データ読出時はデータDQ0〜DQ15を外部へ出力す
る。
【0101】データストローブ信号入出力端子20は、
データ書込時はデータDQ0〜DQ15を外部から読込
むためのデータストローブ信号UDQS,LDQSを外
部から受け、データ読出時は外部コントローラがデータ
DQ0〜DQ15を読込むためのデータストローブ信号
UDQS,LDQSを外部に対して出力する。
【0102】入力バッファ28は、入力バッファ32が
外部から受けるデータストローブ信号UDQS,LDQ
Sに同期して、データDQ0〜DQ15を入力する。
【0103】出力ドライバ30は、DLL回路100か
ら受けるDLLクロックに同期して動作し、データDQ
0〜DQ15をデータ入出力端子18へ出力する。
【0104】出力バッファ34は、DLL回路100の
出力に同期して動作するDQS発生回路40が発生する
データストローブ信号UDQS,LDQSを取込む。出
力バッファ34は、データDQ0〜DQ15を出力する
出力ドライバ30とともにDLL回路100の出力に同
期して動作し、データストローブ信号UDQS,LDQ
Sをデータストローブ信号入出力端子20へ出力する。
【0105】読出データ増幅回路36は、データ読出時
において、制御回路42から与えられる制御信号NZP
CNT,OEG,RDETG,EZORGに応じて、プ
リアンプ&ライトアンプ48から受ける読出データを増
幅し、かつ、各データDQi(i:0〜15)として一
度に読出された2ビット分のデータを順序付けして、出
力ドライバ30へ出力する。
【0106】S/P変換回路&ライトドライバ38は、
データ書込時において、外部クロック半サイクルあたり
1ビットずつ入力バッファ28から受ける各データDQ
iを外部クロック1サイクル毎に2ビット並列にプリア
ンプ&ライトアンプ48へ出力する。
【0107】制御回路42は、クロックバッファ22の
出力に同期してコマンド制御信号を取込み、取込んだコ
マンド制御信号に基づいてロウデコーダ44、コラムデ
コーダ46およびプリアンプ&ライトアンプ48を制御
する。これによって、メモリセルアレイ52に対してデ
ータDQ0〜DQ15の読出、書込が行なわれる。ま
た、制御回路42は、取込んだコマンド制御信号に基づ
いて、DQS発生回路40におけるデータストローブ信
号の発生についての制御も行なう。
【0108】データを記憶するメモリセルアレイ52
は、各々が独立して動作が可能な4つのバンクからな
り、センスアンプ50を介してデータの読み書きが行な
われる。
【0109】DLL回路100は、外部クロック信号E
XTCLKを遅延させた、後に説明する内部クロック信
号CLK_PF,CLK_NFを生成する。外部クロッ
ク信号EXTCLK,EXTZCLKのエッジとデータ
DQの出力とのタイミング差tACは、一定範囲内に収
まるように規定されている。たとえば、図36の動作波
形は、タイミング差tACが0に制御されている場合で
ある。タイミング差tACの規定を守るために内部クロ
ック信号CLK_PF,CLK_NFが必要となる。
【0110】つまり、図36に示すようなデータ出力を
実現するためには、データ出力のトリガとして、外部ク
ロック信号EXTCLKのエッジのタイミングより少し
早いタイミングの内部クロック信号CLK_PF,CL
K_NFが必要となる。内部の各回路が有する容量によ
って、半導体記憶装置に外部クロック信号が入力されて
から実際にデータが出力されるまでには遅延が生じるか
らである。
【0111】すなわち、外部クロック信号EXTCLK
は定周期信号であるから、外部クロック信号EXTCL
Kを適当な遅延量Tdだけ遅らせることによって外部ク
ロック信号EXTCLKのエッジに対して適当な時間T
aだけ戻された内部クロック信号CLK_P,CLK_
Nを生成し、この内部クロック信号CLK_P,CLK
_Nをトリガとして動作するデータ出力回路から出力さ
れるデータDQおよびデータストローブ信号出力回路か
ら出力されるデータストローブ信号DQSが、上述した
タイミング差tACを満足するように遅延量Tdを制御
できるクロック発生回路を備える必要がある。このよう
な内部クロック信号を生成する回路をDLL(Delay Lo
cked Loop)回路という。
【0112】図2は、図1におけるDLL回路100か
らデータ出力回路150までのクロックの伝達経路を説
明するための概略ブロック図である。なお、データ出力
回路150は、図1における読出データ増幅回路36お
よび出力ドライバ30に該当する。
【0113】図2を参照して、DLL回路100におい
て、外部クロック信号EXTCLK,EXTZCLKに
基づいて内部クロック信号CLK_PF,CLK_NF
が発生され、リピータ120に入力される。
【0114】リピータ120は、内部クロック信号CL
K_PF,CLK_NFの信号波形を整形して信号レベ
ルが維持された内部クロック信号CLK_P,CLK_
Nをデータ出力回路150に対して出力する。
【0115】データ出力回路150は、半導体記憶装置
10のワード構成に対応して16セット設けられてい
る。各々のデータ出力回路150は、内部クロック信号
CLK_P,CLK_Nに同期して、図1に示されたメ
モリセルアレイ52から読出された読出データをデータ
バスDBから取込んで図1に示されたデータ入出力端子
18へ出力する。
【0116】データバスDBには、DB0<15:0
>,DB1<15:0>とデータバスZDB0<15:
0>,ZDB1<15:0>が含まれる。そしてデータ
出力回路150Eには、対応する2ビットのデータが同
時に伝達されてくる。たとえば信号DQ0を出力するデ
ータ出力回路150には、データバスのうちデータバス
DB0<0>,DB1<0>,ZDB0<0>,ZDB
1<0>が接続される。また信号DQ15を出力するデ
ータ出力回路150には、データバスDB0<15>,
DB1<15>,ZDB0<15>,ZDB1<15>
が接続される。
【0117】図2に示すように、DLL回路100から
データ出力回路150までの信号経路は、ツリー状にな
っており、複数あるデータ出力回路150においてデー
タの出力タイミングが大きく異ならないように配慮され
リピータ120が配置されている。リピータ120は、
8個のデータ出力回路150あるいは4個のデータ出力
回路150に対して1つ配置されるのが一般的である。
図2においては、8個のデータ出力回路に対してリピー
タ120が1つ配置されている。
【0118】図3は、図1、図2におけるDLL回路1
00の構成を示したブロック図である。
【0119】図3を参照して、DLL回路100は、可
変遅延回路206,208と、パルス生成回路210,
212と、入出力レプリカ回路214と、位相比較器2
16と、遅延制御回路218とを備える。
【0120】外部から入力される外部クロック信号EX
TCLK,EXTZCLKを受けて、DLL回路100
へ内部クロック信号BUFFCLK_DLLを出力する
入力バッファ202は、外部クロック信号EXTCLK
が立上がる際の電位レベルとその反転信号である外部ク
ロック信号EXTZCLKが立下がる際の電位レベルと
の交点を検出し、内部クロック信号BUFFCLK_D
LLを生成する。
【0121】一方、入力バッファ204は、外部クロッ
ク信号EXTCLKが立下がる際の電位レベルと外部ク
ロック信号EXTZCLKが立上がる際の電位レベルと
の交点を検出し、内部クロック信号BUFFZCLK_
DLLを生成する。
【0122】これらの入力バッファ202,204は、
図1におけるクロックバッファ22に含まれている。
【0123】可変遅延回路206は、入力バッファ20
2から受ける内部クロック信号BUFFCLK_DLL
を遅延して、パルス生成回路210へ出力する。可変遅
延回路206は、遅延制御回路218の出力に応じて遅
延量が調整される。
【0124】パルス生成回路210は、可変遅延回路2
06から出力された信号の立上りエッジに同期したパル
ス信号としての内部クロック信号CLK_PFを生成す
る。
【0125】可変遅延回路208は、入力バッファ20
4から受ける内部クロック信号BUFFZCLK_DL
Lを遅延して、パルス生成回路212へ出力する。可変
遅延回路208もまた、遅延制御回路218の出力に応
じて遅延量が調整される。
【0126】パルス生成回路212は、可変遅延回路2
08から出力された信号の立上りエッジに同期したパル
ス信号としての内部クロック信号CLK_NFを生成す
る。
【0127】入出力レプリカ回路214は、入力バッフ
ァ202と、内部クロック信号CLK_PF,CLK_
NFがDLL回路100から出力されてからデータ入出
力端子にデータDQが出力されるまでの回路特性とを模
擬的に再現し、これらの回路によって発生する遅延量を
内部クロック信号CLK_PFに対して模擬的に付与す
る。
【0128】位相比較器216は、入出力レプリカ回路
214から出力される内部クロック信号FBCLKと、
外部クロック1サイクルまたは数サイクル後の内部クロ
ック信号BUFFCLK_DLLとを比較し、その位相
差に基づいて可変遅延回路206,208の遅延量を増
減するための制御信号UPおよびDOWNを生成する。
【0129】遅延制御回路218は、制御信号UPおよ
びDOWNに基づいて遅延制御信号を生成し、可変遅延
回路206,208へ出力して可変遅延回路206,2
08における遅延量を調節する。そして、内部クロック
信号BUFFCLK_DLLと内部クロック信号FBC
LKとの位相が一致したときは、位相比較器216から
は制御信号UPおよびDOWNともに出力されず、遅延
制御信号はある固定値となり、可変遅延回路206,2
08における遅延量は固定される。
【0130】これによって、内部クロック信号CLK_
PF,CLK_NFは、外部クロック信号EXTCLK
よりも、データ出力回路における遅延量だけ位相が早い
信号となる。
【0131】したがって、入出力レプリカ回路214で
与えられる遅延量が、入力バッファ202、リピータ1
20およびデータ出力回路150における遅延量と一致
するときには、外部クロック信号EXTCLK,EXT
ZCLKのエッジとデータDQの出力とのタイミング差
tACは0となる。
【0132】一方、内部クロック信号BUFFCLK_
DLLと内部クロック信号FBCLKとの位相が一致し
ていないときには、位相差に応じて位相比較器216か
ら制御信号UPまたはDOWNが出力され、可変遅延回
路206,208において遅延ユニットの接続/切離し
が行なわれて遅延量が調節される。
【0133】図4は、図2におけるリピータ120の構
成例を示した回路図である。図4を参照して、リピータ
120は、クロック信号CLK_PFを受けて反転する
インバータ122と、インバータ122の出力を受けて
反転しクロック信号CLK_Pを出力するインバータ1
24とを含む。
【0134】リピータ120は、さらに、クロック信号
CLK_NFを受けて反転するインバータ126と、イ
ンバータ126の出力を受けて反転しクロック信号CL
K_Nを出力するインバータ128とを含む。
【0135】減衰したクロック信号CLK_PF,CL
K_NFの振幅がリピータ120によって増幅され、ク
ロック信号CLK_P,CLK_Nとしてデータ出力回
路150に伝達される。
【0136】図5は、図3におけるデータ出力回路15
0の構成を示したブロック図である。
【0137】図5を参照して、データ出力回路150
は、メモリセルアレイ52から読出された読出データを
増幅する読出データ増幅回路36と、読出データ増幅回
路36の出力に応じて端子を駆動してデータ信号DQを
出力するための出力ドライバ30とを含む。
【0138】読出データ増幅回路36は、図1の制御回
路42から与えられる制御信号NZPCNTに応じてリ
ピータ120が出力する内部信号CLK_P,CLK_
Nを受けてクロック信号CLKQ,CQP,CQN,C
LKO,ZCLKOを出力するクロック発生回路152
と、制御回路42から与えられる制御信号RDETG,
EZORG,OEGと、クロック信号CLKQとに応じ
てデータバスDB0,ZDB0,DB1,ZDB1によ
って伝達される読出データ信号を増幅して順序付けを行
ない、第1番目に出力すべきデータを読出データバスR
D0,ZRD0に出力し、第2番目に出力すべきデータ
を読出データバスRD1,ZRD1に出力する増幅回路
154とを含む。
【0139】ここで、データバスDB0,ZDB0,D
B1,ZDB1は、図2におけるデータバスDB0<1
5:0>,ZDB0<15:0>,DB1<15:0
>,ZDB1<15:0>のうち対応する1ビット分に
相当する。たとえば、DQ0を出力するデータ出力回路
150の場合には、データバスDB0,ZDB0,DB
1,ZDB1は、データバスDB0<0>,ZDB0<
0>,DB1<0>,ZDB1<0>に相当する。
【0140】読出データ増幅回路36は、さらに、読出
データバスRD1,ZRD1に出力される読出データを
クロック信号CLKQ,CQP,CQNに応じて一旦保
持した後に読出データバスRD0,ZRD0に出力する
セカンドデータラッチ156と、読出データバスRD
0,ZRD0に順次出力される読出データ信号をクロッ
ク信号CLKO,ZCLKOに応じて出力ドライバ30
を制御する信号ZRDH,ZRDLに変換して出力する
出力データラッチ158とを含む。
【0141】図38に示した従来のデータ出力回路15
50の構成と図5に示した実施の形態1のデータ出力回
路150の構成とを比較すると、図5のデータ出力回路
150ではプリフェッチされた2ビットのデータの順序
付けをするための制御信号EZORGが増幅回路154
に入力されている。
【0142】つまり、図5の構成では、増幅回路154
から出力される時点において既にデータの順序付けが完
了している。そして、順序付けされたデータ信号のう
ち、第1番目に出力されるべきデータは読出データバス
RD0,ZRD0に直接出力され、出力データラッチ1
58に送られる。そしてクロック信号CLKO,ZCL
KOに応じて出力データラッチ158は送られたデータ
信号のラッチを行なう。
【0143】一方、第2番目に出力されるべきデータ信
号は、読出データバスRD1,ZRD1を経由して一旦
セカンドデータラッチ156に退避され保持される。そ
して、第1番目に出力されるべきデータはクロック信号
CLKO,ZCLKOによって出力データラッチ158
にラッチされた後に、読出データバスRD0,ZRD0
に出力されて、出力データラッチ158に向けて伝達さ
れる。
【0144】図6は、図5におけるクロック発生回路1
52の構成を示した回路図である。図6を参照して、ク
ロック発生回路152は、図1の制御回路42から制御
信号NZPCNT,DOEを受け図2のリピータ120
からクロック信号CLK_P,CLK_Nを受けてクロ
ック信号CLKQ,ZCLK_PE,ZCLK_NE,
ZCLKF_P,ZCLKF_Nを出力する信号発生部
252と、信号発生部252が出力するクロック信号Z
CLKF_P,ZCLKF_Nに応じてクロック信号C
LKO,ZCLKOを出力する信号発生部254と、制
御信号DOEとクロック信号ZCLK_NE,ZCLK
_PEに応じてクロック信号CQPを出力する信号発生
部256と、制御信号DOE,クロック信号ZCLK_
PE,ZCLK_NEに応じてクロック信号CQNを出
力する信号発生部258とを含む。
【0145】信号発生部252は、クロック信号CLK
_Pと制御信号DOEとを受けるNAND回路262
と、NAND回路262の出力を遅延させる遅延回路2
64と、遅延回路264の出力を受けて反転するインバ
ータ266と、インバータ266の出力を受けて遅延さ
せる遅延回路268と、遅延回路268の出力を受けて
反転するインバータ270と、インバータ266,27
0の出力を受けてクロック信号ZCLKF_Pを出力す
るNAND回路272とを含む。
【0146】信号発生部252は、さらに、クロック信
号ZCLKF_Pを受けて遅延させる遅延回路274
と、遅延回路274の出力とクロック信号ZCLKF_
Pとを受けるNAND回路276と、NAND回路27
6の出力を受けて反転しクロック信号ZCLK_PEを
出力するインバータ278とを含む。
【0147】信号発生部252は、さらに、クロック信
号CLK_Nと制御信号DOEとを受けるNAND回路
282と、NAND回路282の出力を受けて遅延させ
る遅延回路284と、遅延回路284の出力を受けて反
転するインバータ286と、インバータ286の出力を
受けて遅延させる遅延回路288と、遅延回路288の
出力を受けて反転するインバータ290と、インバータ
286,290の出力を受けてクロック信号ZCLKF
_Nを出力するNAND回路292とを含む。
【0148】信号発生部252は、さらに、クロック信
号ZCLKF_Nを受けて遅延させる遅延回路294
と、遅延回路294の出力とクロック信号ZCLKF_
Nとを受けるNAND回路296と、NAND回路29
6の出力を受けて反転しクロック信号ZCLK_NEを
出力するインバータ298とを含む。
【0149】信号発生部252は、さらに、制御信号N
ZPCNTを受けて反転するインバータ300と、制御
信号NZPCNTとNAND回路262の出力とを受け
るNOR回路302と、インバータ300の出力とNA
ND回路282の出力とを受けるNOR回路304と、
NOR回路302,304の出力を受けてクロック信号
CLKQを出力するOR回路306とを含む。
【0150】信号発生部254は、クロック信号ZCL
KF_P,ZCLKF_Nを受けるNAND回路308
と、NAND回路308の出力を受けて反転するインバ
ータ310と、インバータ310の出力を受けてクロッ
ク信号ZCLKOを出力する直列に接続された2段のイ
ンバータ312,314と、インバータ310の出力を
受けてクロック信号CLKOを出力する直列に接続され
た3段のインバータ316,318,320とを含む。
【0151】信号発生部256は、クロック信号ZCL
K_PEを一方の入力に受けるNAND回路324と、
NAND回路324の出力と制御信号DOEとクロック
信号ZCLK_NEとを受ける3入力のNAND回路3
22とを含む。NAND回路322の出力はNAND回
路324の他方の入力に与えられる。
【0152】信号発生部256は、さらに、NAND回
路324の出力とクロック信号ZCLK_PEとを受け
るNAND回路326と、NAND回路326の出力を
受けて反転しクロック信号CQPを出力するインバータ
328とを含む。
【0153】信号発生部258は、クロック信号ZCL
K_NEを一方の入力に受けるNAND回路334と、
NAND回路334の出力と制御信号DOEとクロック
信号ZCLK_PEとを受ける3入力のNAND回路3
32とを含む。NAND回路332の出力はNAND回
路334の他方の入力に与えられる。
【0154】信号発生部258は、さらに、NAND回
路334の出力とクロック信号ZCLK_NEとを受け
るNAND回路336と、NAND回路336の出力を
受けて反転しクロック信号CQNを出力するインバータ
338とを含む。
【0155】図7は、図6に示したクロック発生回路1
52の発生する各クロック信号を説明するための動作波
形図である。
【0156】図6、図7を参照して、DLL回路によっ
て発生されリピータを経由して供給されるクロック信号
CLK_P,CLK_Nはクロック発生回路152でさ
まざまに加工されて各回路に供給される。CASレイテ
ンシが2.5の場合には、時刻t3における外部クロッ
ク信号EXTCLKの立上がりエッジ♯Mで、半導体記
憶装置はコマンドREADを受付け時刻t8における外
部クロック信号EXTCLKの立下がりエッジ♯Nから
データの出力が開始される。
【0157】クロック信号CLKQは、図5の増幅回路
154の活性化の制御と、増幅回路154によって増幅
されたデータをセカンドデータラッチ156に転送する
制御のために用いられる。この増幅回路154の活性化
動作とデータの転送動作とは2ビットプリフェッチされ
た最初のデータの出力タイミングに応じた内部クロック
を起点として行なわれることが考えられる。したがって
クロック信号CLKQを発生するためには、CASレイ
テンシを考慮したクロック選択が必要となる。
【0158】CASレイテンシが2.5である場合に
は、クロック信号CLK_Nを起点に増幅回路154の
活性化やセカンドデータラッチ156へのデータ転送が
行なわれる。一方、DDR−IでサポートされているC
ASレイテンシが2.0の場合では、クロック信号CL
KQの発生にはクロック信号CLK_Pが用いられる。
クロック信号CLKQを発生するためにCASレイテン
シが整数か半整数かを判別する制御信号NZPCNTが
用いられる。CASレイテンシが整数ならばNZPCN
T=“L”に設定され、CASレイテンシが半整数なら
ばNZPCNT=“H”に設定される。
【0159】図7では、CASレイテンシが2.5の場
合を示しているので、制御信号NZPCNTがHレベル
に設定された場合のクロック信号CLKQの発生の様子
が示されている。
【0160】クロック信号CQP,CQNは、図5のセ
カンドデータラッチ156において増幅回路154から
伝達されたデータ信号を読出データバスRD0,ZRD
0を経由して出力データラッチ158に送るタイミング
を決める信号である。図7の場合、最初に出力されるデ
ータは、クロック信号CLKOの時刻t7〜t8におけ
る出力トリガパルス♯Nfに先立つクロック信号CQP
のパルス♯Nに応じて増幅回路154から読出データバ
スRD0,ZRD0を経由して出力データラッチ158
に伝送される。
【0161】2ビットのデータのうち後半に出力される
データは、その間一旦セカンドデータラッチ156に伝
送され、時刻t8以降のクロック信号CQNの活性化に
応じてセカンドデータラッチ156から読出データバス
RD0,ZRD0を介して出力データラッチ158に伝
達される。
【0162】クロック信号CLKO,ZCLKOは、読
出データバスRD0,ZRD0によって伝達されるデー
タを出力データラッチ158に取込むタイミングを決め
ている。クロックからのアクセス時間tAC=0nsを
目指すには、出力最終段の前段および出力最終段での遅
延量Tcだけ外部クロック信号EXTCLKのエッジか
ら戻されたタイミングになればよい。また、クロック信
号CLKQは増幅回路154がデータを増幅してデータ
バスRD0,ZRD0に出力するために必要な時間Tb
だけクロックの前に与えられねばならないので、結局ク
ロック信号CLKQを発生するタイミングを決めるクロ
ック信号CLK_Pは時間Tb,Tcの合計である戻し
量Taだけ外部クロック信号EXTCLKから戻された
クロックとなる。なお、図5では、データバスRD0,
ZRD0には外部クロック半サイクル毎に2ビットのデ
ータが出力されるので、クロック信号CLKO,ZCL
KOは外部クロック信号EXTCLKの倍の周波数で動
作することとなる。
【0163】図8は、図5における増幅回路154の構
成を示した回路図である。図8の増幅回路154の構成
を図39に示した従来の増幅回路1554と比較する
と、増幅部356,354の入力部分には2対のデータ
バスによって伝達されるデータのうちの一方を選択する
選択回路412,413が設けられている点が大きく異
なっている。
【0164】図8を参照して、増幅回路154は、タイ
ミング信号を発生する信号発生部352と、第1番目、
第2番目のデータの選択を行なう選択回路412,41
3と、選択回路412,413の出力をそれぞれ受けて
増幅するための増幅部354,356と、クロック信号
CKを受けて反転するインバータ353とを含む。
【0165】信号発生部352は、クロック信号CLK
Qを受けて反転しクロック信号ZCKを出力するインバ
ータ362と、クロック信号ZCKを受けて反転しクロ
ック信号CKを出力するインバータ364と、クロック
信号CKを遅延量Tdで遅延させる遅延回路366と、
遅延回路366の出力を受けて反転しクロック信号CK
Dを出力する直列に接続された2つのインバータ36
8,370とを含む。
【0166】信号発生部352は、さらに、制御信号R
DETG,DOEを受けるNAND回路372と、NA
ND回路372の出力を受けて反転し信号RDETLを
出力するインバータ374と、クロック信号CLKQと
信号OEとを受けて信号ZRDAEを出力するNAND
回路376と、信号ZRDAEを受けて反転し信号RD
AEを出力するインバータ378とを含む。
【0167】信号発生部352は、さらに、制御信号E
ZORGを受けて反転し信号TR_Oを出力するインバ
ータ380と、信号TR_Oを受けて反転し信号TR_
Eを出力するインバータ382と、信号RDETL,T
R_O,OEを受ける3入力のNAND回路384と、
NAND回路384の出力とクロック信号CKDとを受
けて信号ZRDAI_Oを出力するNOR回路386と
を含む。
【0168】信号発生部352は、さらに、信号RDE
TL,TR_E,OEを受ける3入力のNAND回路3
88と、NAND回路388の出力とクロック信号CK
Dとを受けて信号ZRDAI_Eを出力するNOR回路
390とを含む。
【0169】信号発生部352は、さらに、信号RDE
TLを受けて反転するインバータ392と、信号OEG
を受けて反転するインバータ394と、電源ノードとノ
ードN1との間に直列に接続されるPチャネルMOSト
ランジスタ396,398,400と、ノードN1と接
地ノードとの間に直列に接続されるNチャネルMOSト
ランジスタ402,404とを含む。PチャネルMOS
トランジスタ396,398,400は、それぞれゲー
トにインバータ392の入力、クロック信号CKおよび
インバータ394の出力を受ける。NチャネルMOSト
ランジスタ402,404は、それぞれインバータ39
4の出力およびクロック信号ZCKをゲートに受ける。
【0170】信号発生部352は、さらに、ノードN1
に一方の入力が接続され、他方の入力に信号DOEを受
けて信号ZOEを出力するNAND回路406と、信号
ZOEを受けて反転し信号OEを出力するインバータ4
08とを含む。信号OEはノードN1に与えられる。
【0171】選択回路412は、データバスDB0とノ
ードN3との間に接続されゲートに信号ZRDAI_E
を受けるNチャネルMOSトランジスタ422と、デー
タバスDB1とノードN3との間に接続されゲートに信
号ZRDAI_Oを受けるNチャネルMOSトランジス
タ424と、データバスZDB1とノードN2との間に
接続されゲートに信号ZRDAI_Oを受けるNチャネ
ルMOSトランジスタ426と、データバスZDB0と
ノードN2との間に接続されゲートに信号ZRDAI_
Eを受けるNチャネルMOSトランジスタ428とを含
む。
【0172】選択回路413は、信号ZRDAI_Eと
信号ZRDAI_Oが入れ替わって入力され、出力がノ
ードN3、N2に代わりノードN5,N4に接続されて
いる点が選択回路412とは異なるが、内部の構成は選
択回路413と同様であり説明は繰返さない。
【0173】増幅部354は、ノードN2,N3をそれ
ぞれ読出データバスZRD0,RD0に信号ZRDAE
に応じて接続する接続回路414と、信号ZOEに応じ
て読出データバスRD0,ZRD0を接地ノードに接続
するイネーブル回路416と、クロック信号CKDおよ
びインバータ353の出力に応じて読出データバスRD
0,ZRD0を接地ノードに接続する初期化回路418
と、信号ZRDAE,RDAEに応じて読出データバス
RD0,ZRD0に生じた電位差を増幅するセンスアン
プ420とを含む。
【0174】接続回路414は、ノードN2と読出デー
タバスZRD0との間に接続されゲートに信号ZRDA
Eを受けるNチャネルMOSトランジスタ432と、ノ
ードN3と読出データバスRD0との間に接続されゲー
トに信号ZRDAEを受けるNチャネルMOSトランジ
スタ430とを含む。
【0175】イネーブル回路416は、読出データバス
RD0と接地ノードとの間に接続されゲートに信号ZO
Eを受けるNチャネルMOSトランジスタ434と、読
出データバスZRD0と接地ノードとの間に接続されゲ
ートに信号ZOEを受けるNチャネルMOSトランジス
タ436とを含む。
【0176】初期化回路418は、読出データバスRD
0と接地ノードとの間に直列に接続されゲートにそれぞ
れクロック信号CKD、インバータ353の出力を受け
るNチャネルMOSトランジスタ438,440と、読
出データバスZRD0と接地ノードとの間に直列に接続
されゲートにそれぞれクロック信号CKD,インバータ
353の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタ4
42,444とを含む。
【0177】センスアンプ420は、電源ノードとノー
ドN6との間に接続されゲートに信号ZRDAEを受け
るPチャネルMOSトランジスタ446と、ノードN6
と読出データバスRD0との間に接続されゲートが読出
データバスZRD0に接続されるPチャネルMOSトラ
ンジスタ448と、ノードN6と読出データバスZRD
0との間に接続されゲートが読出データバスRD0に接
続されるPチャネルMOSトランジスタ452と、読出
データバスRD0とノードN7との間に接続されゲート
が読出データバスZRD0に接続されるNチャネルMO
Sトランジスタ450と、読出データバスRD0とノー
ドN7との間に接続されゲートが読出データバスRD0
に接続されるNチャネルMOSトランジスタ454と、
ノードN7と接地ノードとの間に接続されゲートに信号
RDAEを受けるNチャネルMOSトランジスタ456
とを含む。
【0178】増幅部356は、ノードN2、N3に代え
てそれぞれノードN4、N5に接続され、読出データバ
スZRD0,RD0に代えてそれぞれ読出データバスZ
RD1,RD1に接続される点が増幅部354と異なる
が、内部の回路構成は増幅部354と同様であるので説
明は繰返さない。
【0179】図8に示した増幅回路においては、データ
バスDBとノードN2〜N5とを接続する選択回路41
2,413を制御する信号として制御信号EZORGを
反映した信号ZRDAI_O,ZRDAI_Eが用いら
れる。
【0180】アドレスビットCA0が0の場合、つまり
信号EZORG=“H”の場合には、信号ZRDAI_
Eは適当なタイミングでHレベルとなる。応じてデータ
バスDB0,ZDB0はそれぞれノードN3,N2に接
続されデータバスDB1,ZDB1はそれぞれノードN
5,N4に接続される。このとき信号ZRDAI_Oは
常時Lレベルになる。
【0181】図5に示した構成によって、DB0,ZD
B0によって伝達されデータが増幅されて読出データバ
スRD0,ZRD0に出力され、データバスDB1,Z
DB1によって伝達されたデータは読出データバスRD
1,ZRD1を経由してセカンドデータラッチ156に
伝達される。セカンドデータラッチ156はその後読出
データバスRD0,ZRD0にラッチしていたデータを
出力する。したがって、アドレスビットCA0が0の場
合には、DB0,ZDB0によって伝達されたデータが
最初に出力され、続いてデータバスDB1,ZDB1に
よって伝達されたデータが出力されることになる。
【0182】一方、アドレスビットCA0が1の場合、
つまり制御信号EZORG=“L”の場合には、信号Z
RDAI_Oは適当なタイミングでHレベルに変化す
る。応じてデータバスDB1,ZDB1はそれぞれノー
ドN3,N2に接続され、データバスDB0,ZDB0
はそれぞれノードN5,N4に接続される。このとき信
号ZRDAI_Eは常にLレベルに設定される。この場
合には、データバスDB1,ZDB1によって伝達され
たデータが最初に出力され、続いてデータバスDB0,
ZDB0によって伝達されたデータが出力されることと
なる。
【0183】以上のように、図8に示す増幅回路154
の構成によれば、データバスに載せられたデータを増幅
する動作とパラレル/シリアル変換動作とが一挙に行な
われる。最初に出力されるデータは、直接増幅部35
4,356から図5の出力データラッチ158に送られ
るため、従来例のように図41に示したパラレル/シリ
アル変換回路1556でクロックドインバータ2段分の
遅延が間に入ることがない。したがって、従来よりも速
くデータを最終段まで到達させることが可能となる。
【0184】なお、図39の従来の増幅回路の構成と比
べると、図8に示した構成では、増幅部354,356
にそれぞれ接続されるデータバス本数が多くなってお
り、ノードN2〜N5の寄生容量が増加してしまう。こ
れをできるだけ抑制するため、NチャネルMOSトラン
ジスタ428,426のノードN2側の不純物領域を共
有することが有効である。また、NチャネルMOSトラ
ンジスタ422〜428のしきい値電圧を、一般に周辺
回路で使用されるNチャネルMOSトランジスタのしき
い値電圧よりも低く設定することにより、データバスか
らの小振幅の信号を伝達しやすいようにすることも有効
である。
【0185】図9は、図5におけるセカンドデータラッ
チ156の構成を示した回路図である。
【0186】図9を参照して、セカンドデータラッチ1
56は、データをラッチするためのタイミング信号を発
生する信号発生部462と、読出データバスRD1によ
って伝達されたデータを一旦取込んでその後読出データ
バスRD0に出力するデータ保持回路464と、データ
バスZRD1によって伝達されたデータを一旦保持して
その後読出データバスZRD0に出力するデータ保持回
路468とを含む。
【0187】信号発生部462は、制御信号NZPCN
Tを受けて反転し信号PZNを出力するインバータ47
2と、信号PZNを受けて反転し信号NZPを出力する
インバータ474と、制御信号DOEを受けて反転し信
号RESを出力するインバータ476と、信号RESを
受けて反転し信号ZRESを出力するインバータ478
とを含む。
【0188】信号発生部462は、さらに、信号ZRE
Sを受けて反転するインバータ480と、インバータ4
80の出力とクロック信号CLKQとを受けて信号ZT
RVを出力するNOR回路482と、信号ZTRVを受
けて反転し信号TRVを出力するインバータ484とを
含む。
【0189】信号発生部462は、さらに、信号CQP
と信号PZNとを受けるNAND回路486と、信号C
QNと信号NZPとを受けるNAND回路488と、N
AND回路486,488の出力を受けて信号TR2を
出力するNAND回路490とを含む。
【0190】データ保持回路464は、信号TRVがH
レベルのときに活性化されて読出データバスRD1によ
って伝達されたデータを受けて反転してノードN8に出
力するクロックドインバータ492と、ノードN8に入
力が接続されるインバータ494と、信号ZTRVがH
レベルの場合に活性化されてインバータ494の出力を
反転してノードN6に出力するクロックドインバータ4
96とを含む。
【0191】データ保持回路464は、さらに、信号T
R2を受けて反転するインバータ498と、信号TR2
がHレベルのときに活性化されてノードN8に伝達され
た信号を反転して読出データバスRD0に出力するクロ
ックドインバータ500とを含む。
【0192】データ保持回路468は、読出データバス
RD1,RD0に代えてそれぞれ読出データバスZRD
1,ZRD0が接続される点がデータ保持回路464と
は異なるが、内部の回路構成についてはデータ保持回路
464と同様であるのでその説明は繰返さない。
【0193】従来例の図41が、パラレル/シリアル変
換を実行するための切換回路1826やデータ保持回路
1821〜1824および保持回路1828,1830
を含んでおり非常に回路規模が大きいの対し、図9に示
した回路は、信号TRVに応じてデータを取込んで保持
する部分と取込んだデータを信号CQP,CQNに応じ
て読出データバスRD0,ZRD0を経由してデータを
出力データラッチ158に向けて出力するクロックドイ
ンバータ500とによって構成されるものであり、回路
規模は小さくなっている。
【0194】図10は、図5における出力データラッチ
158の構成を示した回路図である。
【0195】図10を参照して、出力データラッチ15
8は、読出データバスRD0によって伝達されたデータ
をクロック信号CLKO,ZCLKOに応じてラッチし
て信号ZRDHを出力するデータラッチ514と、読出
データバスZRD0によって伝達されたデータをクロッ
ク信号CLKO,ZCLKOに応じて取込み信号ZRD
Lを出力するデータラッチ516と、信号ZRDH,Z
RDLおよび制御信号DOEに応じて信号RESを出力
する信号発生部512とを含む。
【0196】信号発生部512は、信号ZRDH,ZR
DLを受けるNOR回路518と、NOR回路518の
出力を受けて反転するインバータ520と、インバータ
520の出力と制御信号DOEとを受けて信号RESを
出力するNAND回路519とを含む。
【0197】データラッチ514は、クロックドインバ
ータ521と保持部529とを含む。クロックドインバ
ータ521は、ソースが電源ノードに接続されゲートが
読出データバスRD0に接続されるPチャネルMOSト
ランジスタ522と、PチャネルMOSトランジスタ5
22のドレインとノードN9との間に接続されゲートに
クロック信号ZCLKOを受けるPチャネルMOSトラ
ンジスタ524と、ソースが接地ノードに接続されゲー
トにクロック信号CLKOを受けるNチャネルMOSト
ランジスタ528と、ノードN9とNチャネルMOSト
ランジスタ528のドレインとの間に接続されゲートが
読出データバスRD0に接続されるNチャネルMOSト
ランジスタ526とを含む。
【0198】保持部529は、ノードN9に一方の入力
が接続され他方の入力に信号RESを受けるNOR回路
530と、クロック信号ZCLKOがHレベルのときに
活性化されてNOR回路530の出力を受けて反転しノ
ードN9に出力するクロックドインバータ532とを含
む。ノードN9からは信号ZRDHが出力される。
【0199】データラッチ516は、データラッチ51
4の構成と比べて読出データバスRD0に代えて読出デ
ータバスZRD0が接続され、信号ZRDHに代えて信
号ZRDLを出力する点が異なるが、内部の構成はデー
タラッチ514と同様であるのでその説明は繰返さな
い。
【0200】図11は、図5における出力ドライバ30
の構成を示した回路図である。図11を参照して、出力
ドライバ30は、信号ZRDHを受けて反転するインバ
ータ542と、インバータ542の出力を受けて反転す
るインバータ544と、電源ノードと信号DQを出力す
る端子との間に接続されゲートにインバータ544の出
力を受けるPチャネルMOSトランジスタ548とを含
む。
【0201】出力ドライバ30は、さらに、信号ZRD
Lを受けて反転するインバータ546と、信号DQを出
力する端子と接地ノードとの間に接続されゲートにイン
バータ546の出力を受けるNチャネルMOSトランジ
スタ550とを含む。
【0202】図12は、図5に示したデータ出力回路1
50の全体的な動作を説明するための動作波形図であ
る。
【0203】図5、図12を参照して、CASレイテン
シが2.5で、バースト長BLが4である場合の動作が
示されている。外部クロック信号EXTCLKのエッジ
から戻し量TaでDLL回路100によってクロック信
号CLK_P,CLK_Nが発生される。
【0204】クロック信号CLK_Pの立上がりエッジ
から時間Tb後とクロック信号CLK_Nの立上がりエ
ッジから時間Tb後においてクロック信号CLKOが活
性化される。クロック信号CLKOの周波数は外部クロ
ック信号EXTCLKの2倍の周波数である。
【0205】クロック信号CLKQはクロック信号CL
K_P,CLK_Nのいずれか一方をもとに発生され
る。CASレイテンシCLが2.5の場合には、クロッ
ク信号CLKQはクロック信号CLK_Nに基づき発生
される。
【0206】クロック信号CLK_P,CLK_Nがク
ロック発生回路152によってそれぞれ遅延されてクロ
ック信号CQP,CQNが発生される。
【0207】時刻t3〜t4の間においてクロック信号
CLKQが活性化されると増幅回路154は、読出デー
タバスRD0,ZRD0のデータを図8に示したセンス
アンプ420によって増幅し、読出データバスRD0,
ZRD0上にはデータDn0が出力される。このデータ
をクロック信号CLKOが活性化されている期間に出力
データラッチ158にラッチする。
【0208】ここで重要なのは、最初に出力データラッ
チ158に送られるデータとクロック信号CLKOとの
関係である。実施の形態1の場合、最初に出力されるデ
ータは増幅回路154から直接出力データラッチ158
に送られるため、クロック信号CLKQの“H”期間で
示される増幅回路154の活性期間内に出力データラッ
チ158がデータの取込を終了しなければならない。こ
のためデータの取込完了タイミングであるクロック信号
CLKOの立下がりよりもクロック信号CLKQの立下
がりが後に来なければならない。したがって、図12に
おいて期間Tf>0が保証されるように図6のクロック
発生回路152においてタイミングを調整がされてい
る。
【0209】続いて、時刻t4〜t5においてセカンド
データラッチ156に保持されていたデータDn1が読
出データバスRD0,ZRD0に出力され、これがクロ
ック信号CLKOの活性化によって出力データラッチ1
58にラッチされる。
【0210】このようにして出力ドライバ30からは内
部クロック信号EXTCLKの周波数の2倍のデータレ
ートでデータ出力が行なわれる。
【0211】以上のように、2ビットプリフェッチされ
た出力データのパラレル/シリアル変換を、データバス
とデータ出力回路内の増幅部とを接続するときに、コラ
ムアドレスのアドレスビットCA0の情報を反映させて
実行する。このような構成とすることによりデータ出力
回路内におけるデータ伝達経路のクロックドインバータ
の段数を削減することができ、コマンドREADを受付
けてから最初のデータが端子から出力されるまでの時間
の実力値Tcacの短縮が実現できる。また、パラレル
/シリアル変換に関係する回路規模の大幅な削減が可能
であるため、出力回路帯のレイアウト面積を小さくする
ことができる。
【0212】[実施の形態2]実施の形態1では、プリ
フェッチされた2ビットのデータは、最終的には読出デ
ータバスRD0,ZRD0を経由して出力データラッチ
158に伝達されていた。たとえば、図5のセカンドデ
ータラッチ156に一旦ラッチされた2番目に出力され
るデータは、図12に示したようにクロック信号CQN
をトリガとして読出データバスRD0,ZRD0に出力
される。この際には、1番目のデータをラッチするクロ
ック信号CLKOの立下がりエッジよりもクロック信号
CQNの立上がりエッジがタイミング的に後でなければ
ならない。このタイミングは動作周波数によらず一定で
あり、図6で示したクロック発生回路152はこのよう
なタイミングを保証している。
【0213】しかし、動作周波数が高くなると、このタ
イミングの制限を守るためにクロック信号CQNおよび
CQPがHレベルに活性化される期間が短くなる。する
と、セカンドデータラッチ156に保持されていたデー
タに応じて読出データバスRD0,ZRD0を十分な振
幅に駆動することが難しくなる可能性がある。
【0214】また、図10に示した出力データラッチ1
58は、データ出力時に外部クロック信号EXTCLK
の1サイクル当り2ビットのデータを順次取込む。この
ためデータをラッチするためのクロック信号CLKOは
外部クロック信号の半サイクルに1回発生される。した
がって、クロック発生回路152は、内部クロック信号
EXTCLKの倍の周波数で動作し、チップ内で最も高
速に動作する箇所のひとつである。
【0215】このような高速動作箇所では、スイッチン
グの過渡期間に発生するホットキャリアの影響によって
トランジスタのしきい値電圧の上昇や駆動電流の低下が
起こる可能性がある。これらの影響が回路動作の悪化に
つながるおそれがある。また、動作マージンを確保する
ことが最も困難な部分でもあり、高周波動作の障害にも
なり得る。
【0216】実施の形態2では、これらの問題点を解決
できる構成について説明する。図13は、実施の形態2
の半導体記憶装置のデータ出力に関する構成を説明する
ための図である。
【0217】図13を参照して、実施の形態2の半導体
記憶装置は、図2で説明した構成においてデータ出力回
路150に代えてデータ出力回路150Aを含む。DL
L回路100、リピータ120については、実施の形態
1で説明した構成と同様であり説明は繰返さない。
【0218】図14は、図13におけるデータ出力回路
150Aの構成を示したブロック図である。
【0219】図14を参照して、データ出力回路150
Aは、図5で説明したデータ出力回路150の構成にお
いて、クロック発生回路152に代えてクロック発生回
路152Aを含み、セカンドデータラッチ156に代え
てセカンドデータラッチ156Aを含み、出力データラ
ッチ158に代えて出力データラッチ158Aを含む。
増幅回路154および出力ドライバ30については、実
施の形態1の場合と同様であり説明は繰返さない。
【0220】図14に示した構成では、プリフェッチさ
れた2ビットのデータがそれぞれ独立して出力データラ
ッチ158Aに送られている。つまり、1番目に出力さ
れるデータは、読出データバスRD0,ZRD0によっ
て出力データラッチ158Aに伝達される。また、2番
目に出力されるデータは、読出データバスRD1,ZR
D1によりセカンドデータラッチ156Aに伝達され、
その後読出データバスRD1D,ZRD1Dによって出
力データラッチ158Aに伝達される。
【0221】後に説明するように、出力データラッチ1
58Aの内部には、各データを対応する読出データバス
から取込むためのパスゲートとして、複数のクロックド
インバータが設けられている。クロック発生回路152
Aでは、出力データラッチ158Aのクロックドインバ
ータで用いられる2種類のクロック信号CLKO_F,
CLKO_Sが発生される。
【0222】図15は、図14におけるクロック発生回
路152Aの構成を示した回路図である。
【0223】図15を参照して、クロック発生回路15
2Aは、クロック信号CLK_P,CLK_Nおよび制
御信号DOE,NZPCNTに応じてクロック信号CL
KQ,ZCLKF_P,ZCLKF_Nを出力する信号
発生部602と、信号発生部602からクロック信号Z
CLKF_P,ZCLKF_Nを受けて制御信号NZP
CNTに応じてクロック信号ZCLKO_F,CLKO
_Fを発生する信号発生部604と、クロック信号ZC
LKF_N,ZCLKF_Pを受けて制御信号NZPC
NTに応じてクロック信号ZCLKO_S,CLKO_
Sを発生する信号発生部606とを含む。
【0224】信号発生部602は、クロック信号CLK
_Pと制御信号DOEとを受けるNAND回路612
と、NAND回路612の出力を遅延させる遅延回路6
14と、遅延回路614の出力を受けて反転するインバ
ータ616と、インバータ616の出力を遅延させる遅
延回路618と、遅延回路618の出力を受けて反転す
るインバータ620と、インバータ616,620の出
力を受けてクロック信号ZCLKF_Pを出力するNA
ND回路622とを含む。
【0225】信号発生部602は、さらに、クロック信
号CLK_Nと制御信号DOEとを受けるNAND回路
632と、NAND回路632の出力を遅延させる遅延
回路634と、遅延回路634の出力を受けて反転する
インバータ636と、インバータ636の出力を遅延さ
せる遅延回路638と、遅延回路638の出力を受けて
反転するインバータ640と、インバータ636,64
0の出力を受けてクロック信号ZCLKF_Nを出力す
るNAND回路642とを含む。
【0226】信号発生部602は、さらに、制御信号N
ZPCNTを受けて反転するインバータ644と、NA
ND回路612の出力と制御信号NZPCNTとを受け
るNOR回路646と、インバータ644の出力とNA
ND回路632の出力とを受けるNOR回路648と、
NOR回路646,648の出力を受けてクロック信号
CLKQを出力するOR回路650とを含む。
【0227】信号発生部604は、制御信号NZPCN
Tを受けて反転するインバータ652と、クロック信号
ZCLKF_Pと制御信号NZPCNTとを受けるNO
R回路654と、インバータ652の出力とクロック信
号ZCLKF_Nとを受けるNOR回路656と、NO
R回路654,656の出力を受けるOR回路658
と、OR回路658の出力を受けて反転するインバータ
660とを含む。
【0228】信号発生部604は、さらに、インバータ
660の出力を受けてクロック信号ZCLKO_Fを出
力する直列に接続される2段のインバータ662,66
4と、インバータ660の出力を受けてクロック信号C
LKO_Fを出力する直列に接続された3段のインバー
タ666,668,670とを含む。
【0229】信号発生部606は、クロック信号ZCL
KF_Pとクロック信号ZCLKF_Nとが入換えて入
力され、クロック信号ZCLKO_F,CLKO_Fの
代わりにそれぞれクロック信号ZCLKO_S,CLK
O_Sを出力する点が信号発生部604とは異なるが、
内部の回路構成は信号発生部604と同様であり説明は
繰返さない。
【0230】クロック発生回路152Aが出力するクロ
ック信号のうちプリフェッチされた2ビットのデータの
うち最初に図14の出力データラッチ158Aでラッチ
され信号ZRDH,ZRDLとして出力されるデータの
タイミングを決めるのがクロック信号CLKO_F,Z
CLKO_Fである。また2番目に出力データラッチ1
58Aでラッチされ信号ZRDH,ZRDLとして出力
されるデータのタイミングを決めるのがクロック信号C
LKO_S,ZCLKO_Sである。
【0231】図16は、図14におけるセカンドデータ
ラッチ156Aの構成を示した回路図である。
【0232】図16を参照して、セカンドデータラッチ
156Aは、クロック信号CLKQおよび制御信号DO
Eに応じてデータをラッチするための信号TRV,ZT
RVを出力する信号発生部682と、信号発生部682
の出力に応じて読出データバスRD1によって伝達され
たデータ信号をラッチするデータ保持回路684と、信
号発生部682の出力に応じて読出データバスZRD1
によって伝達されたデータ信号をラッチするデータ保持
回路686とを含む。
【0233】信号発生部682は、制御信号DOEを受
けて反転し信号RESを出力するインバータ692と、
信号RESを受けて反転し信号ZRESを出力するイン
バータ694と、信号ZRESを受けて反転するインバ
ータ696と、インバータ696の出力とクロック信号
CLKQとを受けて信号ZTRVを出力するNOR回路
698と、信号ZTRVを受けて反転し信号TRVを出
力するインバータ700とを含む。
【0234】データ保持回路684は、入力が読出デー
タバスRD1に接続され出力がノードN10に接続され
信号TRVがHレベルのときに活性化されるクロックド
インバータ702と、ノードN10に入力が接続される
インバータ704と、信号ZTRVがHレベルのときに
活性化されてインバータ704の出力を受けて反転しノ
ードN10に出力するクロックドインバータ706と、
ノードN10に入力が接続され読出データバスRD1D
に出力が接続されるインバータ708とを含む。
【0235】データ保持回路686は、データ保持回路
684の構成において読出データバスRD1に代えて読
出データバスZRD1が接続され、読出データバスRD
1Dに代えて読出データバスZRD1Dが接続される点
がデータ保持回路684と異なるが、内部の回路構成は
データ保持回路684と同様であるのでその説明は繰返
さない。
【0236】実施の形態1の場合とは異なりプリフェッ
チされたデータは図14の出力データラッチ158Aま
で独立に送られるので、セカンドデータラッチ156A
は、図9で説明した実施の形態1のセカンドデータラッ
チ156に比べて簡略な回路で済む。セカンドデータラ
ッチ156Aは、単に2番目に出力されるデータを受け
て保持するだけでよいからである。
【0237】図17は、図14における出力データラッ
チ158Aの構成を示した回路図である。
【0238】図17を参照して、出力データラッチ15
8Aは、信号HOLD,ZHOLDを発生する信号発生
部712と、読出データバスRD0,RD1Dによって
伝達されるデータをラッチして信号ZRDHを出力する
データ保持回路714と、読出データバスZRD0,Z
RD1Dによって伝達されるデータをラッチして信号Z
RDLを出力するデータ保持回路716とを含む。
【0239】信号発生部712は、信号ZRDH,ZR
DLを受けるNOR回路722と、NOR回路722の
出力を受けて反転するインバータ724と、制御信号D
OEとインバータ724の出力とを受けて信号RESを
出力するNAND回路726とを含む。
【0240】信号発生部712は、さらに、クロック信
号CLKO_F,CLKO_Sを受けて信号HOLDを
出力するNOR回路728と、信号HOLDを受けて反
転し信号ZHOLDを出力するインバータ730とを含
む。
【0241】データ保持回路714は、対応する読出デ
ータバスからデータを取込むためのパスゲート回路とし
て働くクロックドインバータ731,741と、取込ま
れたデータを保持するデータ保持部749とを含む。
【0242】クロックドインバータ731は、ソースが
電源ノードに接続されゲートが読出データバスRD0に
接続されるPチャネルMOSトランジスタ732と、P
チャネルMOSトランジスタ732のドレインとノード
N11との間に接続されゲートにクロック信号ZCLK
O_Fを受けるPチャネルMOSトランジスタ734
と、接地ノードにソースが接続されゲートにクロック信
号CLKO_Fを受けるNチャネルMOSトランジスタ
738と、ノードN11とNチャネルMOSトランジス
タ738のドレインとの間に接続されゲートが読出デー
タバスRD0に接続されるNチャネルMOSトランジス
タ736とを含む。
【0243】クロックドインバータ741は、ソースが
電源ノードに接続されゲートが読出データバスRD1D
に接続されるPチャネルMOSトランジスタ742と、
PチャネルMOSトランジスタ742のドレインとノー
ドN11との間に接続されゲートにクロック信号ZCL
KO_Sを受けるPチャネルMOSトランジスタ744
と、接地ノードにソースが接続されゲートにクロック信
号CLKO_Sを受けるNチャネルMOSトランジスタ
748と、ノードN11とNチャネルMOSトランジス
タ748のドレインとの間に接続されゲートが読出デー
タバスRD1Dに接続されるNチャネルMOSトランジ
スタ746とを含む。
【0244】データ保持部749は、ノードN11に一
方の入力が接続され他方の入力に信号RESを受けるN
OR回路750と、信号HOLDがHレベルのときに活
性化されNOR回路750の出力を受けて反転しノード
N11に出力するクロックドインバータ752とを含
む。ノードN11からは信号ZRDHが出力される。
【0245】データ保持回路716は、読出データバス
RD0,RD1Dに代えてそれぞれ読出データバスZR
D0,ZRD1Dが接続され、信号ZRDHに代えて信
号ZRDLが出力される点がデータ保持回路714と異
なるが、内部の回路構成はデータ保持回路714と同様
であるのでその説明は繰返さない。
【0246】つまり、出力データラッチ158Aには実
施の形態1の場合とは異なってプリフェッチされたデー
タが独立に送られてくるので、独立に送られた2ビット
を個別に受けるようなクロックドインバータ731,7
41が配置されている。クロックドインバータ731は
クロック信号CLKO_F,ZCLKO_Fに応じてデ
ータを取込む。またクロックドインバータ741はクロ
ック信号CLKO_S,ZCLKO_Sに応じてデータ
を取込む。
【0247】図18は、実施の形態2の半導体記憶装置
の動作を説明するための動作波形図である。
【0248】図14、図18を参照して、CASレイテ
ンシCL=2.5、かつ、バースト長BL=4の場合を
想定して説明を行なう。
【0249】時刻t0〜t1に示されるようにCASレ
イテンシが2.5の場合には、外部クロック信号EXT
CLKの立上りエッジに対応するクロック信号CLKO
_Sが発生される。また時刻t1〜t2に示されるよう
に外部クロック信号EXTCLKの立下りエッジに対応
するクロック信号CLKO_Fが発生される。
【0250】時刻t3〜t4において示されるように、
図14の増幅回路154で増幅されたデータは、順序付
けが行なわれ、最初に出力されるべきデータDn0は直
接データバスRD0,ZRD0に出力され出力データラ
ッチ158Aに送られる。
【0251】そして、クロック信号CLKO_F,ZC
LKO_Fに応じて出力データラッチ158Aでラッチ
されるとともに出力ドライバ30へ送られる。このとき
には、実施の形態1の場合と同様、増幅回路154の活
性期間内に出力データラッチ158Aがデータをラッチ
しなければならない。したがってクロック信号CLKQ
の立下がりエッジよりもクロック信号CLKO_Fの立
下がりエッジが前になければならない。
【0252】一方、2番目に出力されるデータDn1
は、時刻t3〜t4においてセカンドデータラッチ15
6Aでラッチされるとともに、読出データバスRD1
D,ZRD1Dを介して出力データラッチ158Aに伝
達される。実施の形態1の場合とは異なり、データDn
1は、基本的にクロック信号CLKQの立上がりエッジ
から適当なゲート段数分の遅延時間後に出力データラッ
チ158Aに到達する。そして、時刻t4〜t5におけ
るクロック信号CLKO_Sの活性化に応じて出力デー
タラッチ158Aにラッチされ、出力ドライバ30へと
送られる。
【0253】以上説明したように、実施の形態2におい
ては、2ビットプリフェッチされた出力データのパラレ
ル/シリアル変換をデータバスからデータ出力回路の増
幅部に伝達する際にアドレスビットCA0の情報を反映
させて実行するとともに、順序付けされ増幅されたデー
タを独立して出力データラッチ158Aに送る。したが
って実施の形態1と同様なメリットを享受できるととも
に、高周波時の動作マージンをより高め、かつデータ出
力タイミングを決める回路が外部クロック信号EXTC
LKの動作周波数以下で動作するのでホットキャリアに
関係する信頼性を一層高めることができる。
【0254】[実施の形態3]実施の形態2において用
いる図17に示した出力データラッチ158Aの構成に
おいて、NチャネルMOSトランジスタ746,748
は直列に接続されている。トランジスタ746のゲート
には、読出データバスRD1Dが接続されており、トラ
ンジスタ748のゲートはクロック信号CLKO_Sを
受けている。NチャネルMOSトランジスタのホットキ
ャリアに対する信頼性を考えると、トランジスタ746
が先に導通してからトランジスタ748が導通するよう
な接続にしておくことが好ましい。いわゆるNOEMI
(Normally-On Enhancement MOSFET Insertion)構成で
ある。
【0255】しかし、図17に示した構成では、クロッ
ク信号CLKO_FがLレベルからHレベルに立上がり
読出データバスRD0によって伝達されたデータをノー
ドN11に伝達するときに、読出データバスRD1Dが
LレベルかHレベルかによってゲート−ドレイン間容量
等のトランジスタ748の容量がノードN11の寄生容
量となる場合とならない場合とがある。ノードN11の
全寄生容量に対するトランジスタ748の容量の比率が
高い場合にはデータ伝搬時間に明らかな影響が出てしま
う可能性がある。
【0256】同期式設計においてクロックの伝搬遅延時
間の差,配線容量などの理由により発生するタイミング
ずれをクロックスキュー(clock skew)という。ノード
N11の寄生容量にデータ依存性が生じる結果、外部に
データを出力するタイミングが出力端子間でばらつきタ
イミングが異なるというスキュー(skew)が生ずる。こ
のスキューは特に高周波動作時には大きな問題である。
【0257】実施の形態3では、このような問題を解決
するため、実施の形態2においてセカンドデータラッチ
156Aに工夫を加えたものを使用する。
【0258】図19は、実施の形態3で用いるセカンド
データラッチ156Bの構成を示した回路図である。
【0259】図19を参照して、セカンドデータラッチ
156Bは、信号発生部762とデータ保持回路76
4,766とを含む。
【0260】信号発生部762は、制御信号DOEを受
けて反転し信号RESを出力するインバータ772と、
信号RESを受けて反転し信号ZRESを出力するイン
バータ774と、信号ZRESを受けて反転するインバ
ータ776と、インバータ776の出力とクロック信号
CLKQとを受けて信号ZTRVを出力するNOR回路
778と、信号ZTRVを受けて反転し信号TRVを出
力するインバータ780とを含む。
【0261】データ保持回路764は、読出データバス
RD1に入力が接続され出力がノードN12に接続され
信号TRVがHレベルのときに活性化されるクロックド
インバータ782と、ノードN12に入力が接続される
インバータ784,788と、信号ZTRVがHレベル
のときに活性化されてインバータ784の出力を受けて
反転しノードN12に出力するクロックドインバータ7
86と、信号ZTRVとインバータ788の出力とを受
けるNAND回路790と、NAND回路790の出力
を受けて反転し読出データバスRD1Dに信号を出力す
るインバータ792とを含む。
【0262】データ保持回路766は、読出データバス
RD1に代えて読出データバスZRD1が接続され、読
出データバスRD1Dに代えて読出データバスZRD1
Dにデータを出力する点がデータ保持回路764と異な
るが、内部の回路構成はデータ保持回路764と同様で
あるのでその説明は繰返さない。
【0263】図20は、図19に示したセカンドデータ
ラッチ156Bのデータ出力タイミングを説明するため
の動作波形図である。
【0264】図19、図20を参照して、実施の形態2
の場合とは異なり、読出データバスRD1D,ZRD1
Dにセカンドデータラッチ156Bからデータが出力さ
れるのは、時刻t4におけるクロック信号CLKQの立
下がりエッジよりも後である。
【0265】つまりNAND回路790によってクロッ
ク信号CLKQがHレベルの期間は強制的に読出データ
バスRD1DがLレベルに設定される。クロック信号C
LKQがHレベルの場合には、信号TRVもHレベルで
あるが、この期間は図14の増幅回路154が活性化さ
れている期間に相当する。最初に出力されるデータがこ
の期間にクロック信号CLKO_F,ZCLKO_Fに
より出力データラッチ158Aの内部に取込まれてラッ
チされる。
【0266】この期間において読出データバスRD1
D,ZRD1Dを強制的にLレベルに設定することによ
り、図17のトランジスタ746が非導通状態となりト
ランジスタ748はノードN11から分離されることに
なる。したがって、トランジスタ748の容量がノード
N11の寄生容量の一部となることはない。
【0267】このように読出データバスRD1D,ZR
D1Dにセカンドデータラッチ156Bからデータを送
り出すタイミングを遅らせることにより信号ZRDH,
ZRDLに発生するスキューが小さくなる。
【0268】以上説明したように、実施の形態3の半導
体記憶装置では、最初に出力されるデータの有効期間中
セカンドデータラッチ回路156Bの出力が強制的に固
定されることにより、ノードN11の寄生容量のデータ
パターン依存性をなくすことができ、これにより外部に
出力されるデータのスキューを小さくすることができ
る。
【0269】[実施の形態4]実施の形態1〜実施の形
態3で用いられる図8に示した増幅回路154ではクロ
ック信号CKがLレベルで、かつ、クロック信号CKD
がHレベルの期間に読出データバスRD0,ZRD0,
RD1,ZRD1の初期化が初期化回路418によって
行なわれる。この期間は遅延回路366の遅延時間相当
分である。この間、読出データバスRD0,ZRD0お
よびRD1,ZRD1は接地電位にイコライズされる。
【0270】制御信号OEGがHレベルである限り、ク
ロック信号CKDがLレベルとなってから次に信号ZR
DAI_EまたはZRDAI_OがHレベルに活性化さ
れるまでは、読出データバスRD0,ZRD0などはフ
ローティング状態である。
【0271】プリフェッチされた2ビットのデータが互
いに逆極性である場合、後半に出力されるデータが信号
ZRDH,ZRDLとして出力されると出力データラッ
チ内のクロックドインバータで発生するカップリングノ
イズが読出データバスRD0,ZRD0などに影響を与
えてしまう。
【0272】再び図17を参照して、より具体的に説明
を行なう。信号ZRDHを出力するデータ保持回路71
4において、読出データバスRD0がLレベルで、かつ
読出データバスRD1DがHレベルであったとする。
【0273】まず、クロック信号CLKO_FがHレベ
ルに活性化されることにより読出データバスRD0のデ
ータがノードN11に取込まれ信号ZRDHがHレベル
に変化する。
【0274】続いて、クロック信号CLKO_SがHレ
ベルに活性化されることにより、読出データバスRD1
によって伝達されたデータは読出データバスRD1Dに
出力され、このデータが取込まれて信号ZRDHがLレ
ベルに変化する。このときクロック信号CKDがLレベ
ルであれば読出データバスRD0はフローティング状態
でLレベルとなっている。信号ZRDHが変化すること
により、NチャネルMOSトランジスタ736のゲート
−ドレイン間寄生容量Cgdを介して信号ZRDHがH
レベルからLレベルへの変化が読出データバスRD0に
ノイズとして伝わってしまう。
【0275】このノイズレベルは、読出データバスRD
0の寄生容量とトランジスタ736の寄生容量Cgdの
比と、信号ZRDHの振幅とで決まる。このノイズレベ
ルが読出データバスRD0とZRD0とのイコライズ不
足量となる。たとえば、図8の増幅回路154では、読
出データバスRD0が接地電位よりも低いレベルになっ
てしまう。読出データバスRD0の次のデータがHレベ
ルの場合つまり、読出データバスRD0の方が読出デー
タバスZRD0より高いレベルの場合に、データバス上
の小振幅データを取込む際の読出マージンを削ることに
なってしまう。
【0276】同様に、信号ZRDL側に着目すると読出
データバスRD0がHレベルで、かつ、読出データバス
RD1がLレベルの場合に読出データバスZRD0が接
地電位より低いレベルになってしまうイコライズ不足が
発生する可能性がある。
【0277】このような問題点を解決するため実施の形
態4においては出力データラッチ回路に少し工夫を加え
ている。
【0278】図21は、実施の形態4の出力データラッ
チ158Cの構成を示した回路図である。
【0279】図21を参照して、出力データラッチ15
8Cは図17で説明した出力データラッチ158の構成
に加えて信号ZRDHを出力するノードと読出データバ
スZRD0との間に接続されるキャパシタ802と信号
ZRDLを出力するノードと読出データバスRD0との
間に接続されるキャパシタ804とを含む。他の部分の
出力データラッチ158Cの構成は、図17に示した出
力データラッチ158Aの構成と同様であるので説明は
繰返さない。
【0280】付加されたキャパシタ802,804の働
きを説明する。図21のデータ保持回路714側に着目
し、読出データバスRD0がLレベルで、かつ、読出デ
ータバスRD1DがHレベルであるとする。
【0281】先に説明したように、読出データバスRD
0に重畳するノイズは、クロック信号CLKO_SがH
レベルの際に信号ZRDHがHレベルからLレベルに遷
移することで生じる。このとき、信号ZRDLはLレベ
ルからHレベルへと信号ZRDHとは逆方向に遷移す
る。したがって適当な容量値のキャパシタを信号ZRD
Lを出力するノードと読出データバスRD0との間に設
けておけばノイズをキャンセルすることができる。
【0282】同様に考えて、信号ZRDHを出力するノ
ードと読出データバスZRD0との間に接続されたキャ
パシタ802もノイズキャンセラとして作用する。
【0283】以上のように、実施の形態1〜実施の形態
3で説明した構成に加えて、出力データラッチ回路部分
にノイズキャンセラとなるキャパシタを配置すること
で、2番目のデータを出力するときに発生し得る読出デ
ータバスRD0,ZRD0のイコライズ不足や読出デー
タバスRD1,ZRD1のイコライズ不足を回避でき
る。そして次の小振幅のデータを読込むマージンを損な
うことなくデータ出力回路が動作することが可能とな
る。
【0284】[実施の形態5]実施の形態1〜実施の形
態4では、DLL回路からのクロック信号CLK_P、
CLK_Nはたとえば図2で示されるようにツリー状の
配線で伝達される。このようにすることで、クロック信
号CLK_P,CLK_Nが各出力回路に到達するタイ
ミングを揃えやすくなり、外部に出力されるデータ間の
スキューを抑えることができる。
【0285】図22は、制御信号RDETG,EZOR
Gを伝達するための配線の第1の例を示した図である。
【0286】図22に示される様に、データバスと図8
の増幅部354,356とを接続するタイミングを決め
る信号RDETGもツリー状の配線で伝達されることが
普通である。
【0287】パラレル/シリアル変換に必要なアドレス
情報を含む制御信号EZORGも重要な信号ではある
が、たとえば従来例のようにパラレル/シリアル変換を
増幅動作の後に実行する場合には制御信号EZORGは
最悪クロック信号CLKQの活性化に間に合えばよいの
で、タイミング上の制約が厳しくない。よって図22の
配線L100に示すようにEZORG発生回路808か
ら出力回路帯を1方向に通過するように配線しても構わ
ない。
【0288】しかしながら実施の形態1〜実施の形態4
のようにパラレル/シリアル変換がデータバスによって
伝達されたデータを増幅する部分の手前で実施される場
合には、各データ出力回路において制御信号EZORG
が確定するタイミングは信号RDETGより早いことが
望ましい。
【0289】したがって図22に示したような配線によ
る伝達では、信号EZORGの確定タイミングがデータ
出力回路150Dの配置によってばらつきやすく、特に
高周波時に信号RDETGと信号EZORGとのタイミ
ングを合わせることが難しくなる。
【0290】図23は、実施の形態5における半導体記
憶装置の制御信号を伝達する配線を説明するための図で
ある。
【0291】図23に示されるように、実施の形態5で
は制御信号RDETGを伝達する信号線と制御信号EZ
ORGを伝達する信号線とを両方ともツリー状の配線と
する。好ましくは、RDETG発生回路806とEZO
RG発生回路808とが1つの領域42D内に近接して
配置され、信号RDETGと信号EZORGを伝達する
配線は同じツリー構造とすることが望ましい。
【0292】具体的には、RDETG発生回路806か
らまず配線L1によって伝達された信号RDETGは等
しい長さの配線L2,L3によって2つのデータ出力回
路グループに向けて伝達される。配線L2の先端部分に
伝達された信号RDETGは等しい長さの配線L4,L
5によって対応するデータ出力回路150Dに伝達され
る。
【0293】同様に配線L3の先端部分に伝達された信
号RDETGは等しい長さの配線L6,L7によって対
応するデータ出力回路150Dに伝達される。
【0294】このツリー構造に対応して信号EZORG
もEZORG発生回路808から各データ出力回路15
0Dに伝達される。具体的には配線L11によって伝達
された信号は等しい長さの配線L12,L13によって
さらに伝達される。配線L12の先端部分からさらに等
しい長さの配線L14,L15によって対応するデータ
出力回路150Dに信号EZORGが伝達される。
【0295】同様に配線L13の先端部分から等しい長
さの配線L16,L17によって対応するデータ出力回
路150Dに信号EZORGが伝達される。
【0296】なお、図示していないが、ツリー配線の分
岐点に図2に示したリピータ120と同様なリピータを
挿入してもよい。
【0297】特に、RDETG発生回路806とEZO
RG発生回路808とをほぼ同じ場所に配置し、配線L
1〜L7を配線L11〜L17と実質的にそれぞれ等し
い長さとすることにより、制御信号RDETG,EZO
RGの位相関係を保ったままデータ出力回路150Dに
伝達することが可能となる。
【0298】以上説明したように、実施の形態1〜実施
の形態4の構成で信号EZORGを伝達する信号線をツ
リー配線化することで、データバスとデータの増幅を行
なう部分とを接続する際に行なわれるパラレル/シリア
ル変換動作のマージンを確保しやすくなる。
【0299】[実施の形態6]実施の形態1〜実施の形
態4は、主に、DDR−Iなどの2ビットプリフェッチ
構成におけるデータ出力回路での遅延を抑制することを
目的としていた。これらの考え方は、2ビットよりも多
くのデータをメモリアレイからプリフェッチしてくる構
成、たとえば4ビットプリフェッチ構成にもほぼそのま
ま適用できる。
【0300】図24は、実施の形態6の半導体記憶装置
のデータ出力に関する構成を説明するためのブロック図
である。
【0301】図24を参照して、DLL回路100にお
いてクロック信号CLK_PF,CLK_NFが発生さ
れ、リピータ120に入力され、リピータ120からは
データ出力回路150Eにクロック信号CLK_P,C
LK_Nがツリー構造の配線によって供給されるのは図
2で説明した場合と同様である。
【0302】実施の形態6では、データバスDBには、
DB0<15:0>〜DB3<15:0>とデータバス
ZDB0<15:0>〜ZDB3<15:0>が含まれ
る。そしてデータ出力回路150Eには、対応する4ビ
ットのデータが同時に伝達されてくる。たとえば信号D
Q0を出力するデータ出力回路150Eにはデータバス
のうちデータバスDB0<0>〜DB3<0>,ZDB
0<0>〜ZDB3<0>が接続される。また信号DQ
15を出力するデータ出力回路150Eには、データバ
スDB0<15>〜DB3<15>,ZDB0<15>
〜ZDB3<15>が接続される。
【0303】図25は、図24におけるデータ出力回路
150Eの構成を示したブロック図である。
【0304】図25を参照して、データ出力回路150
Eは、クロック発生回路152Eと、増幅回路154E
と、3ビットデータラッチ156Eと、出力データラッ
チ158Eと、出力ドライバ30とを含む。
【0305】クロック発生回路152Eは、クロック信
号CLK_P,CLK_Nと制御信号DTEとに応じて
クロック信号CLKQ,CLKO_P<1:0>,ZC
LKO_P<1:0>,CLKO_N<1:0>,ZC
LKO_N<1:0>を出力する。
【0306】制御信号DTEはプリフェッチされた4ビ
ットのデータが出力される2クロックサイクル期間の前
半と後半とをデータ出力回路150Eに通知するための
信号である。
【0307】増幅回路154Eは、制御信号RDET
G,OEGに加えて制御信号EZORG<1:0>に応
じてデータバスDB0〜DB3,ZDB0〜ZDB3に
よって伝達されたデータを増幅して読出データバスRD
0〜RD3,ZRD0〜ZRD3に出力する。4ビット
プリフェッチ構成では、2ビットのアドレス情報が必要
であり、それらはコマンドREADとともにチップに与
えられたコラムアドレスのアドレスビットCA1,CA
0をスタートアドレスとして順次アドレスをインクリメ
ントして対応するデータが出力される。増幅回路154
Eに与えられる制御信号EZORG<1:0>に外部か
ら与えられるスタートアドレスのアドレスビットCA
1,CA0の情報が反映されている。
【0308】スタートアドレスのアドレスビットCA
1,CA0と制御信号EZORG<1:0>との関係は
次のとおりである。
【0309】CA1=0ならばEZORG<1>=
“H”に設定され、CA1=1ならばEZORG<1>
=“L”に設定される。
【0310】CA0=0ならばEZORG<0>=
“H”に設定され、CA0=1ならばEZORG<0>
=“L”に設定される。
【0311】増幅回路154Eにおいて制御信号EZO
RG<1:0>によってデータバス4対の読出データバ
スとの対応関係が決まる。つまり、データバス上の小振
幅データを増幅回路154E内の増幅部に読込む時点で
パラレル/シリアル変換が完了している。
【0312】なお、メモリアレイからデータバスDBに
読出されるデータと、メモリアレイにおけるコラムアド
レスには後に図32においても説明するが、以下の関係
があるものとする。
【0313】CA1=0,CA0=0に対応するデータ
D00は、データバスDB0,ZDB0に読出される。
【0314】CA1=0,CA1=1に対応するデータ
D01は、データバスDB1,ZDB1に読出される。
【0315】CA1=1,CA0=0に対応するデータ
D10は、データバスDB2,ZDB2に読出される。
【0316】CA1=1,CA0=1に対応するデータ
D11は、データバスDB3,ZDB3に読出される。
【0317】増幅回路154Eには、それぞれ1〜4番
目に外部に読出されるデータに対応する後に説明する4
つの増幅回路が含まれている。
【0318】増幅回路154Eが活性化されると、4ビ
ットのデータのうち1番目に出力されるべきデータは、
読出データバスRD0,ZRD0に出力され出力データ
ラッチ158Eに伝達される。一方、残りの3ビットの
データは読出データバスRD1〜RD3,ZRD1〜Z
RD3によって3ビットデータラッチ156Eに伝達さ
れ3ビットデータラッチ156Eにおいてラッチされ
る。
【0319】図38で説明した従来の構成を4ビットプ
リフェッチ構成に拡張した場合には、増幅回路において
データの増幅がなされた後にパラレル/シリアル変換回
路においてデータの順序付けがされる。したがって増幅
回路154Eの出力はいずれも2番目以降の出力順位に
なる可能性がある。よって増幅回路154Eの出力はラ
ッチで保持しておく必要があり、1番目に出力されるデ
ータも増幅回路から出力最終段までの段数を減らすこと
ができない。
【0320】加えて、ラッチしたデータを順序付けする
ためのゲート規模は図41に示したパラレル/シリアル
変換回路1556よりもさらに大規模になることは容易
に想像される。たとえば、4ビットのデータをラッチす
る各ラッチの出力には1〜4番目のそれぞれの読出デー
タバスに接続され得るパスゲートが必要であるし、ある
いは共通読出データバスにデータを出力するならばデー
タ順序に対応したトリガクロックを生成する構成が必要
となる。
【0321】対照的に、実施の形態6では、1番目に出
力されるべきデータが増幅回路154Eから読出データ
バスRD0,ZRD0を経由して直接出力データラッチ
158Eに伝達されるので、データ出力回路150Eの
内部で経由するゲート段数を少なくすることが可能であ
る。したがって読出コマンドを受けてからデータを出力
する実力値であるTcacをより短くすることができ
る。また、回路規模の増加も少なくてすむ。
【0322】出力データラッチ158Eには、後にその
構成を図34で説明するが1〜4番目のデータ4ビット
それぞれに対応してクロックドインバータによって構成
されるパスゲートが含まれている。そして各ビットに対
応した出力トリガとなるクロック信号が出力データラッ
チ158Eに入力されている。データとクロック信号と
の対応関係は次のとおりである。
【0323】1番目のデータは読出データバスRD0,
ZRD0によって出力データラッチ158Eに伝達さ
れ、これに対応するのはクロック信号CLK_P<0
>,ZCLK_P<0>である。
【0324】2番目のデータは読出データバスRDD
1,ZRDD1によって出力データラッチ158Eに伝
達され、これに対応するのはクロック信号CLK_N<
0>,ZCLK<0>である。
【0325】3番目のデータは読出データバスRDD
2,ZRDD2によって出力データラッチ158Eに伝
達され、これに対応するのはクロック信号CLK_P<
1>,ZCLK_P<1>である。
【0326】4番目のデータは読出データバスRDD
3,ZRDD3によって出力データラッチ158Eに伝
達され、これに対応するのはクロック信号CLK_N<
1>,ZCLK_N<1>である。
【0327】以降図25によって説明したデータ出力回
路150Eを構成する個別回路の構成例を示していく。
【0328】図26は、図25におけるクロック発生回
路152Eの構成を示した回路図である。
【0329】図26を参照して、クロック発生回路15
2Eは、信号発生部812,814,816,818,
820を含む。
【0330】信号発生部812は、クロック信号CLK
_Pと制御信号DTE,DOEとを受ける3入力のNA
ND回路822と、NAND回路822の出力を遅延さ
せる遅延回路824と、遅延回路824の出力を受けて
反転するインバータ826と、インバータ826の出力
を受けて遅延させる遅延回路828と、遅延回路828
の出力を受けて反転するインバータ830と、インバー
タ826,830の出力を受けて信号ZCLKF_P<
0>を出力するNAND回路832とを含む。
【0331】信号発生部812は、さらに、信号ZCL
KF_P<0>を受けて反転するインバータ834と、
インバータ834の出力を受けて反転するインバータ8
36と、インバータ836の出力を受けてクロック信号
ZCLKO_P<0>を出力する直列に接続された2段
のインバータ838,840と、インバータ836の出
力を受けてクロック信号CLKO_P<0>を出力する
直列に接続された3段のインバータ842,844,8
46とを含む。
【0332】信号発生部812は、さらに、NAND回
路822の出力を受けて反転しクロック信号CLKQを
出力するインバータ848を含む。
【0333】信号発生部814は、クロック信号CLK
_Pと制御信号DTE,DOEとを受ける3入力のゲー
ト回路852と、ゲート回路852の出力を遅延させる
遅延回路854と、遅延回路854の出力を受けて反転
するインバータ856と、インバータ856の出力を受
けて遅延させる遅延回路858と、遅延回路858の出
力を受けて反転するインバータ860と、インバータ8
56,860の出力を受けて信号ZCLKF_P<1>
を出力するNAND回路862とを含む。
【0334】信号発生部814は、さらに、信号ZCL
KF_P<1>を受けて反転するインバータ864と、
インバータ864の出力を受けて反転するインバータ8
66と、インバータ866の出力を受けてクロック信号
ZCLKO_P<1>を出力する直列に接続された2段
のインバータ868,870と、インバータ866の出
力を受けてクロック信号CLKO_P<1>を出力する
直列に接続された3段のインバータ872,874,8
76とを含む。
【0335】ゲート回路852は、クロック信号CLK
_Pおよび制御信号DOEがHレベルで、かつ、制御信
号DTEがLレベルである場合に出力がLレベルとな
り、他の場合は出力はHレベルとなる。
【0336】信号発生部816は、クロック信号CLK
_Pを受けて反転しクロック信号ZCLK_Pを出力す
るインバータ882と、クロック信号ZCLK_PがH
レベルのときに活性化されて制御信号DPEを受けて反
転するクロックドインバータ884と、クロックドイン
バータ884の出力を受けて反転するインバータ886
と、インバータ886の出力を受けて反転しインバータ
886の入力に与えるインバータ888とを含む。
【0337】信号発生部816は、さらに、クロック信
号CLK_PがHレベルの時に活性化されてインバータ
886の出力を受けて反転するクロックドインバータ8
90と、クロックドインバータ890の出力を受けて反
転し信号DTESを出力するインバータ892と、イン
バータ892の出力を受けて反転しインバータ892の
入力に与えるインバータ894とを含む。
【0338】信号発生部818は、クロック信号CLK
_Nと制御信号DTES,DOEとを受ける3入力のN
AND回路902と、NAND回路902の出力を遅延
させる遅延回路904と、遅延回路904の出力を受け
て反転するインバータ906と、インバータ906の出
力を受けて遅延させる遅延回路908と、遅延回路90
8の出力を受けて反転するインバータ910と、インバ
ータ906,910の出力を受けて信号ZCLKF_N
<0>を出力するNAND回路912とを含む。
【0339】信号発生部818は、さらに、信号ZCL
KF_N<0>を受けて反転するインバータ914と、
インバータ914の出力を受けて反転するインバータ9
16と、インバータ916の出力を受けてクロック信号
ZCLKO_N<0>を出力する直列に接続された2段
のインバータ918,920と、インバータ916の出
力を受けてクロック信号CLKO_N<0>を出力する
直列に接続された3段のインバータ922,924,9
26とを含む。
【0340】信号発生部820は、クロック信号CLK
_Nと制御信号DTES,DOEとを受ける3入力のゲ
ート回路932と、ゲート回路932の出力を遅延させ
る遅延回路934と、遅延回路934の出力を受けて反
転するインバータ936と、インバータ936の出力を
受けて遅延させる遅延回路938と、遅延回路938の
出力を受けて反転するインバータ940と、インバータ
936,940の出力を受けて信号ZCLKF_N<1
>を出力するNAND回路942とを含む。
【0341】信号発生部820は、さらに、信号ZCL
KF_N<1>を受けて反転するインバータ944と、
インバータ944の出力を受けて反転するインバータ9
46と、インバータ946の出力を受けてクロック信号
ZCLKO_N<1>を出力する直列に接続された2段
のインバータ948,950と、インバータ946の出
力を受けてクロック信号CLKO_N<1>を出力する
直列に接続された3段のインバータ952,954,9
56とを含む。
【0342】ゲート回路932は、クロック信号CLK
_Nおよび制御信号DOEがHレベルで、かつ、制御信
号DTESがLレベルである場合に出力がLレベルとな
り、他の場合は出力はHレベルとなる。
【0343】図27は、図26に示したクロック発生回
路152Eの動作を説明するための動作波形図である。
【0344】図26、図27を参照して、信号DTE
は、4ビットのデータが出力される2クロックサイクル
の期間のうちの前半と後半とを明示するための信号であ
る。たとえば信号DTEは、図1の制御回路42によっ
て発生される。信号DTEは、増幅回路154Eの活性
タイミングよりも1クロックサイクル前の時点から適当
な遅延時間Tg後に発生されて1クロックサイクルの期
間Hレベルとなる。また、信号DTEを信号発生部81
6によってクロック信号CLK_Pに応じてシフトさせ
て信号DTESが発生される。
【0345】データが出力される2サイクルの間にはク
ロック信号CLK_P,CLK_Nが各々2回ずつトリ
ガとなる必要がある。信号DTEがHレベルで、かつク
ロック信号CLK_PがHレベルになったのをNAND
回路822によって検出して時刻t2〜t3においてク
ロック信号CLKO_P<0>が活性化される。
【0346】続いて時刻t3〜t4において、信号DT
ESがHレベルで、かつ、クロック信号CLK_NがH
レベルであることがNAND回路902によって検出さ
れてクロック信号CLKO_N<0>が活性化される。
【0347】続いて時刻t4〜t5において、信号DT
EがLレベルで、かつ、クロック信号CLK_PがHレ
ベルとなったことがゲート回路852によって検出され
てクロック信号CLKO_P<1>が活性化される。
【0348】続いて時刻t5〜t6において信号DTE
SがLレベルで、かつ、クロック信号CLK_NがHレ
ベルになったことがゲート回路932によって検出され
てクロック信号CLKO_N<1>が活性化される。
【0349】このようにしてクロック信号CLK_P,
CLK_Nから出力トリガとなるクロック信号CLKO
_P<1:0>,CLKO_N<1:0>が生成され
る。
【0350】図28は、図25における増幅回路154
Eの構成を示したブロック図である。
【0351】図28を参照して、増幅回路154Eは、
クロック信号CK,CKDおよび制御信号RDAE,Z
RDAE,ZOE,ZRDAI_00,ZRDAI_0
1、ZRDAI_10,ZRDAI_11を出力する制
御信号出力回路960と、制御信号出力回路960の出
力に応じてデータバスDB0〜DB3,ZDB0〜ZD
B3によって伝達されたデータのうちの1つを取込んで
増幅し読出データバスRD0,ZRD0に出力する増幅
回路962.0と、制御信号出力回路960の出力に応
じてデータバスDB0〜DB3,ZDB0〜ZDB3に
よって伝達されたデータのうちの1つを取込んで増幅し
読出データバスRD1,ZRD1に出力する増幅回路9
62.1と、制御信号出力回路960の出力に応じてデ
ータバスDB0〜DB3,ZDB0〜ZDB3によって
伝達されたデータのうちの1つを取込んで増幅し読出デ
ータバスRD2,ZRD2に出力する増幅回路962.
2と、制御信号出力回路960の出力に応じてデータバ
スDB0〜DB3,ZDB0〜ZDB3によって伝達さ
れたデータのうちの1つを取込んで増幅し読出データバ
スRD3,ZRD3に出力する増幅回路962.3とを
含む。
【0352】図29は、図28における制御信号出力回
路960の構成を示した回路図である。
【0353】図29を参照して、制御信号出力回路96
0は、信号発生部972,974,976を含む。信号
発生部972は、クロック信号CLKQを受けて反転し
クロック信号ZCKを出力するインバータ978と、ク
ロック信号ZCKを受けて反転しクロック信号CKを出
力するインバータ980と、クロック信号CKを遅延時
間Tdで遅延させる遅延回路982と、遅延回路982
の出力を受けてクロック信号CKDを出力する直列に接
続された2段のインバータ984,986とを含む。
【0354】信号発生部972は、さらに、制御信号R
DETG,DOEを受けるNAND回路988と、NA
ND回路988の出力を受けて反転し信号RDETLを
出力するインバータ990と、クロック信号CLKQと
信号OEとを受けて信号ZRDAEを出力するNAND
回路992と、信号ZRDAEを受けて反転し信号RD
AEを出力するインバータ994とを含む。
【0355】信号発生部972はさらに、制御信号EZ
ORG<0>を受けて反転し信号ZTR_E<0>を出
力するインバータ996と、信号ZTR_E<0>を受
けて反転し信号ZTR_O<0>を出力するインバータ
998と、制御信号EZORG<1>を受けて反転し信
号ZTR_E<1>を出力するインバータ1000と、
信号ZTR_E<1>を受けて反転し信号ZTR_O<
1>を出力するインバータ1002とを含む。
【0356】信号発生部972は、さらに、制御信号R
DETL,OEGをそれぞれ反転するインバータ100
4,1006と、電源ノードとノードN20との間に直
列に接続されゲートにそれぞれインバータ1004の出
力、クロック信号CK、インバータ1004の出力を受
けるPチャネルMOSトランジスタ1008,101
0,1012と、ノードN20と接地ノードとの間に直
列に接続されゲートにそれぞれインバータ1006の出
力、クロック信号ZCKを受けるNチャネルMOSトラ
ンジスタ1014,1016とを含む。
【0357】信号発生部972は、さらに、一方の入力
がノードN20に接続され他方の入力に信号DOEを受
けて信号ZOEを出力するNAND回路1018と、信
号ZOEを受けて反転しノードN20に与えるインバー
タ1020とを含む。ノードN20からは信号OEが出
力される。
【0358】信号発生部974は、信号ZTR_E<0
>,ZTR_E<1>を受けて信号TR00を出力する
NOR回路1022と、信号ZTR_O<0>,ZTR
_E<1>を受けて信号TR01を出力するNOR回路
1024と、信号ZTR_E<0>,ZTR_O<1>
を受けて信号TR10を出力するNOR回路1026
と、信号ZTR_O<0>,ZTR_O<1>を受けて
信号TR11を出力するNOR回路1028とを含む。
【0359】信号TR00〜TR11は、外部から与え
られるコラムアドレスとデータ出力順序に関係が有る信
号である。信号TR00〜TR11については、後に図
31を用いて説明する。
【0360】信号発生部976は、信号RDETL,T
R00,OEを受ける3入力のNAND回路1032
と、NAND回路1032の出力とクロック信号CKD
とを受けて信号ZRDAI_00を出力するNOR回路
1034と、信号RDETL,TR01,OEを受ける
3入力のNAND回路1036と、NAND回路103
6の出力とクロック信号CKDとを受けて信号ZRDA
I_01を出力するNOR回路1038とを含む。
【0361】信号発生部976は、さらに、信号RDE
TL,TR10,OEを受ける3入力のNAND回路1
042と、NAND回路1042の出力とクロック信号
CKDとを受けて信号ZRDAI_10を出力するNO
R回路1044と、信号RDETL,TR11,OEを
受ける3入力のNAND回路1046と、NAND回路
1046の出力とクロック信号CKDとを受けて信号Z
RDAI_11を出力するNOR回路1048とを含
む。
【0362】図30は、図28における増幅回路96
2.0〜962.3の共通する構成を示した増幅回路9
62の回路図である。
【0363】図30を参照して、増幅回路962は、選
択部1053を含む。選択部1053は、入力ノードC
G0〜CG3に与えられる信号に応じてデータバスDB
0〜DB3のうちのいずれかをノードN21に接続する
選択回路1054と、入力ノードCG0〜CG3に与え
られる信号に応じてデータバスDB0〜DB3のうちの
いずれかをノードN22に接続する接続回路1056と
を含む。
【0364】増幅回路962は、さらに、増幅部105
7を含む。増幅部1057は、ノードN21,N22を
信号ZRDAEに応じて読出データバスRD,ZRDに
接続する接続回路414と、信号ZOEがHレベルにな
ったときに読出データバスRD,ZRDを接地ノードに
結合するイネーブル回路416と、クロック信号CKを
受けて反転するインバータ1052と、インバータ10
52の出力とクロック信号CKDとに応じて読出データ
バスRD,ZRDを接地電位に初期化する初期化回路4
18と、信号ZRDAE,RDAEに応じて読出データ
バスRD,ZRDに生じた電位差を増幅するセンスアン
プ420とを含む。
【0365】接続回路414,イネーブル回路416,
初期化回路418,センスアンプ420の構成は、図8
において説明しているので説明は繰返さない。
【0366】接続回路1054は、データバスDB0と
ノードN21との間に接続されゲートが入力ノードCG
0に接続されるNチャネルMOSトランジスタ1062
と、データバスDB1とノードN21との間に接続され
ゲートが入力ノードCG1に接続されるNチャネルMO
Sトランジスタ1064と、データバスDB2とノード
N21との間に接続されゲートが入力ノードCG2に接
続されるNチャネルMOSトランジスタ1066と、デ
ータバスDB3とノードN21との間に接続されゲート
が入力ノードCG3に接続されるNチャネルMOSトラ
ンジスタ1068とを含む。
【0367】接続回路1056は、データバスZDB0
とノードN22との間に接続されゲートが入力ノードC
G0に接続されるNチャネルMOSトランジスタ107
2と、データバスZDB1とノードN22との間に接続
されゲートが入力ノードCG1に接続されるNチャネル
MOSトランジスタ1074と、データバスZDB2と
ノードN22との間に接続されゲートが入力ノードCG
2に接続されるNチャネルMOSトランジスタ1076
と、データバスZDB3とノードN22との間に接続さ
れゲートが入力ノードCG3に接続されるNチャネルM
OSトランジスタ1078とを含む。
【0368】なお、図28の増幅回路962.0は、入
力ノードCG0,CG1,CG2,CG3にそれぞれ信
号ZRDAI_00,ZRDAI_01,ZRDAI_
10,ZRDAI_11が与えられ、読出データバスR
D,ZRDに対応して読出データバスRD0,ZRD0
が接続される。
【0369】増幅回路962.1は、入力ノードCG
0,CG1,CG2,CG3にそれぞれ信号ZRDAI
_11,ZRDAI_00,ZRDAI_01,ZRD
AI_10が与えられ、読出データバスRD,ZRDに
対応して読出データバスRD1,ZRD1が接続され
る。
【0370】増幅回路962.2は、入力ノードCG
0,CG1,CG2,CG3にそれぞれ信号ZRDAI
_10,ZRDAI_11,ZRDAI_00,ZRD
AI_01が与えられ、読出データバスRD,ZRDに
対応して読出データバスRD2,ZRD2が接続され
る。
【0371】増幅回路962.3は、入力ノードCG
0,CG1,CG2,CG3にそれぞれ信号ZRDAI
_01,ZRDAI_10,ZRDAI_11,ZRD
AI_00が与えられ、読出データバスRD,ZRDに
対応して読出データバスRD3,ZRD3が接続され
る。
【0372】図28〜図30は、いわゆるシーケンシャ
ルモードでの動作を前提としたパラレル/シリアル変換
を行なう構成となっている。シーケンシャルモードで
は、アドレスビットCA1,CA0の組合せである外部
から与えられるスタートアドレスに応じて出力されるデ
ータの順序が決まっている。
【0373】図31は、出力されるデータ順序とアドレ
スビットCA1,CA0との関係を示した図である。
【0374】図31を参照して、スタートアドレスのア
ドレスビット(CA1,CA0)=(0,0)であると
きには、出力されるデータ順序は、D00→D01→D
10→D11の順である。
【0375】アドレスビット(CA1,CA0)=
(0,1)であるときには、出力されるデータ順序は、
D01→D10→D11→D00の順である。
【0376】アドレスビット(CA1,CA0)=
(1,0)であるときには、出力されるデータ順序は、
D10→D11→D00→D01の順である。
【0377】アドレスビット(CA1,CA0)=
(1,1)であるときには、出力されるデータ順序は、
D11→D00→D01→D10の順である。
【0378】このようなデータ順序を実現するために、
アドレスビットCA1,CA0に対応する制御信号EZ
ORG<1:0>の4通りの組合せに応じた信号TR0
0,TR01,TR10,TR11を図29の信号発生
部974で発生する。
【0379】たとえばアドレスビットCA1=1かつC
A0=0の場合には、信号TR01=“H”となり、さ
らに適当なタイミングで信号ZRDAI_01がHレベ
ルに変化する。この読出期間において他の3つの信号Z
RDAI_00,ZRDAI_10,ZRDAI_11
は常時Lレベルとなっている。
【0380】図32は、メモリアレイからデータが読出
され、増幅回路154Eに順序付けが完了したデータが
出力されるまでのデータの流れを説明するための概念図
である。
【0381】図32を参照して、メモリセルアレイ52
からは4ビットのデータD00,D01,D10,D1
1が一括して読出される。
【0382】データD00はメモリアレイのアドレスビ
ット(CA1,CA0)=(0,0)に相当する領域か
ら読出されてデータバスDB0,ZDB0に出力され
る。データD01はメモリアレイのアドレスビット(C
A1,CA0)=(0,1)に相当する領域から読出さ
れてデータバスDB1,ZDB1に出力される。
【0383】データD10はメモリアレイのアドレスビ
ット(CA1,CA0)=(1,0)に相当する領域か
ら読出されてデータバスDB2,ZDB2に出力され
る。データD11はメモリアレイのアドレスビット(C
A1,CA0)=(1,1)に相当する領域から読出さ
れてデータバスDB3,ZDB3に出力される。
【0384】ここで外部から与えられたスタートアドレ
スが(CA1,CA0)=(0,1)であったとする。
このスタートアドレスに応じて制御信号EZORG<1
>がLレベルに設定され、制御信号EZORG<0>が
Hレベルに設定される。
【0385】この制御信号EZORG<1:0>に応じ
て選択部1053.0〜1053.3は図31に示した
データ出力順序に対応するように4つのデータの中から
対応する1つを選択する。スタートアドレスが(CA
1,CA0)=(0,1)である場合、選択部105
3.0は、データバスDB1,ZDB1によって伝達さ
れたデータD01を選択する。選択部1053.1は、
データバスDB2,ZDB2によって伝達されたデータ
D10を選択する。選択部1053.2は、データバス
DB3,ZDB3によって伝達されたデータD11を選
択する。選択部1053.3は、データバスDB0,Z
DB0によって伝達されたデータD00を選択する。
【0386】選択部1053.0〜1053.3によっ
て選択されたデータは、それぞれ1番目〜4番目に出力
されるデータである。
【0387】増幅部1057.0はデータD01を増幅
して読出データバスRD0,ZRD0に出力する。増幅
部1057.1はデータD10を増幅して読出データバ
スRD1,ZRD1に出力する。増幅部1057.2は
データD11を増幅して読出データバスRD2,ZRD
2に出力する。増幅部1057.3はデータD00を増
幅して読出データバスRD3,ZRD3に出力する。
【0388】このようにして、スタートアドレスして
(CA1,CA0)=(0,1)が与えられた場合には
そのまま出力データラッチ158E,出力ドライバ30
を経て端子からD01→D10→D11→D00の順番
にデータが出力される。
【0389】図33は、図25における3ビットデータ
ラッチ156Eの構成を示した回路図である。
【0390】図33を参照して、3ビットデータラッチ
156Eは、制御信号DOEおよびクロック信号CLK
Qに応じてデータをラッチするタイミングを定める制御
信号を出力する信号出力部1082と、増幅回路154
Eからのデータをラッチするデータ保持回路1084〜
1094とを含む。
【0391】信号出力部1082は、制御信号DOEを
受けて反転し信号RESを出力するインバータ1102
と、信号RESを受けて反転し信号ZRESを出力する
インバータ1104と、信号ZRESを受けて反転する
インバータ1106と、インバータ1106の出力とク
ロック信号CLKQとを受けて信号ZTRVを出力する
NOR回路1108と、信号ZTRVを受けて反転し信
号TRVを出力するインバータ1110とを含む。
【0392】データ保持回路1084は、信号TRVが
Hレベルのときに活性化して読出データバスRD1によ
って伝達された信号を反転してノードN23に出力する
クロックドインバータ1112と、ノードN23に入力
が接続されるインバータ1114,1118と、信号Z
TRVがHレベルのときに活性化してインバータ111
4の出力を反転しノードN23に出力するクロックドイ
ンバータ1116と、インバータ1118の出力と信号
ZTRVとを受けるNAND回路1120と、NAND
回路1120の出力を受けて反転し読出データバスRD
D1に出力するインバータ1122とを含む。
【0393】データ保持回路1086は、読出データバ
スRD1,RDD1に代えてそれぞれ読出データバスZ
RD1,ZRDD1に接続される点がデータ保持回路1
084と異なるが、内部の回路構成はデータ保持回路1
084と同様であるので、説明は繰返さない。
【0394】データ保持回路1088は、信号TRVが
Hレベルのときに活性化して読出データバスRD2によ
って伝達された信号を受けて反転しノードN24に出力
するクロックドインバータ1132と、ノードN24に
入力が接続されるインバータ1134と、信号ZTRV
がHレベルのときに活性化してインバータ1134の出
力を反転しノードN24に出力するクロックドインバー
タ1136とを含む。
【0395】ラッチ回路1188は、さらに、信号ZT
RVがHレベルのときに活性化してのN24に伝達され
た信号を受けて反転し読出データバスRDD2に出力す
るクロックドインバータ1138と、読出データバスR
DD2に入力が接続されるインバータ1140と、信号
TRVがHレベルのときに活性化してインバータ114
0の出力を受けて反転して読出データバスRDD2に出
力するクロックドインバータ1142と、読出データバ
スRDD2と接地ノードとの間に接続されゲートに信号
RESを受けるNチャネルMOSトランジスタ1144
とを含む。
【0396】データ保持回路1090は、読出データバ
スRD2,RDD2に代えてそれぞれ読出データバスZ
RD2,ZRDD2に接続される点がデータ保持回路1
088と異なるが、内部の構成はデータ保持回路108
8と同様であるので、説明は繰返さない。
【0397】データ保持回路1092は、読出データバ
スRD2,RDD2に代えてそれぞれ読出データバスR
D3,RDD3に接続される点がデータ保持回路108
8と異なるが、内部の構成はデータ保持回路1088と
同様であるので説明は繰返さない。
【0398】データ保持回路1094は、読出データバ
スRD2,RDD2に代えてそれぞれ読出データバスZ
RD3,ZRDD3が接続され点がデータ保持回路10
88と異なるが内部の構成はデータ保持回路1088と
同様であるので説明は繰返さない。
【0399】前半の1サイクル中に出力される2番目の
データに対応して設けられるデータ保持回路1084,
1086は、クロック信号CLKQがHレベルのときに
増幅回路154Eの出力を取込み、クロック信号CLK
QがLレベルの期間は取込nだ信号を保持するラッチを
含む構成になっている。
【0400】また、後半の1サイクル中に出力される3
番目、4番目のデータに対応して設けられるデータ保持
回路1088〜1094は、クロック信号CLKQがH
レベルのときに増幅回路154Eの出力を取込み、クロ
ック信号CLKQがLレベルの期間は取込んだ信号を保
持する第1のラッチと、クロック信号CLKQがLレベ
ルの期間に第1のラッチのデータを取込み、クロック信
号CLKQがHレベルの期間にそのデータが保持される
第2のラッチとを含む構成となっている。
【0401】図34は、図25における出力データラッ
チ158Eの構成を示した回路図である。
【0402】図34を参照して、出力データラッチ15
8Eは、入力されたデータをラッチするためのタイミン
グ信号を発生する信号発生部1152と、信号発生部1
152の出力に応じてデータをラッチするラッチ回路1
154,1156とを含む。
【0403】信号発生部1152は、信号ZRDH,Z
RDLを受けるNOR回路1162と、NOR回路11
62の出力を受けて反転するインバータ1164と、イ
ンバータ1164の出力と制御信号DOEとを受けて信
号RESを出力するNAND回路1166と、クロック
信号CLKO_F,CLKO_Sを受けて信号HOLD
を出力するNOR回路1168と、信号HOLDを受け
て反転し信号ZHOLDを出力するインバータ1170
とを含む。
【0404】ラッチ回路1154は、4ビットのデータ
それぞれに対応するクロックドインバータ1171,1
181,1191,1201と、ノードN25に伝達さ
れた信号を保持するための保持部1209とを含む。
【0405】クロックドインバータ1171は、電源ノ
ードにソースが接続され読出データバスRD0にゲート
が接続されるPチャネルMOSトランジスタ1172
と、PチャネルMOSトランジスタ1172のドレイン
とノードN25の間に接続されゲートにクロック信号Z
CLKO_P<0>を受けるPチャネルMOSトランジ
スタ1174と、接地ノードにソースが接続され読出デ
ータバスRD0にゲートが接続されるNチャネルMOS
トランジスタ1178と、ノードN25とNチャネルM
OSトランジスタ1178のドレインとの間に接続され
ゲートにクロック信号CLKO_P<0>を受けるNチ
ャネルMOSトランジスタ1176とを含む。
【0406】クロックドインバータ1181は、電源ノ
ードにソースが接続され読出データバスRDD1にゲー
トが接続されるPチャネルMOSトランジスタ1182
と、PチャネルMOSトランジスタ1182のドレイン
とノードN25の間に接続されゲートにクロック信号Z
CLKO_N<0>を受けるPチャネルMOSトランジ
スタ1184と、接地ノードにソースが接続され読出デ
ータバスRDD1にゲートが接続されるNチャネルMO
Sトランジスタ1188と、ノードN25とNチャネル
MOSトランジスタ1188のドレインとの間に接続さ
れゲートにクロック信号CLKO_N<0>を受けるN
チャネルMOSトランジスタ1186とを含む。
【0407】クロックドインバータ1191は、電源ノ
ードにソースが接続され読出データバスRDD2にゲー
トが接続されるPチャネルMOSトランジスタ1192
と、PチャネルMOSトランジスタ1192のドレイン
とノードN25の間に接続されゲートにクロック信号Z
CLKO_P<1>を受けるPチャネルMOSトランジ
スタ1194と、接地ノードにソースが接続され読出デ
ータバスRDD2にゲートが接続されるNチャネルMO
Sトランジスタ1198と、ノードN25とNチャネル
MOSトランジスタ1198のドレインとの間に接続さ
れゲートにクロック信号CLKO_P<1>を受けるN
チャネルMOSトランジスタ1196とを含む。
【0408】クロックドインバータ1201は、電源ノ
ードにソースが接続され読出データバスRDD3にゲー
トが接続されるPチャネルMOSトランジスタ1202
と、PチャネルMOSトランジスタ1202のドレイン
とノードN25の間に接続されゲートにクロック信号Z
CLKO_N<1>を受けるPチャネルMOSトランジ
スタ1204と、接地ノードにソースが接続され読出デ
ータバスRDD3にゲートが接続されるNチャネルMO
Sトランジスタ1208と、ノードN25とNチャネル
MOSトランジスタ1208のドレインとの間に接続さ
れゲートにクロック信号CLKO_N<1>を受けるN
チャネルMOSトランジスタ1206とを含む。
【0409】保持部1209は、ノードN25に一方の
入力が接続され、他方の入力に信号RESを受けるNO
R回路1210と、信号HOLDがHレベルのときに活
性化してNOR回路1210の出力を受けて反転しノー
ドN25に出力するクロックドインバータ1212とを
含む。
【0410】ラッチ回路1156は、読出データバスR
D0,RDD1,RDD2,RDD3にそれぞれ代えて
読出データバスZRD0,ZRDD1,ZRDD2,Z
RDD3が接続される点がラッチ回路1154と異なる
が、内部の構成はラッチ回路1154と同様であるので
説明は繰返さない。
【0411】なお、図34においては、クロックドイン
バータ1171,1181,1191,1201の直列
接続された2つのNチャネルMOSトランジスタのゲー
トに入る信号が実施の形態1の場合とは逆になってい
る。実施の形態6では出力データラッチ158Eの4つ
のクロックドインバータの動作周波数は外部クロック信
号の周波数の4分の1以下と低いことから、ホットキャ
リアに起因する信頼性はNOEMI構成でなくても確保
できる可能性が高いためである。よって接続は逆にする
ことができ、そうすることで遅延時間のデータパターン
依存性をなくすることができる。
【0412】図35は、図25に示したデータ出力回路
150Eの動作を説明するための動作波形図である。
【0413】図35を参照して、プリフェッチされた4
ビットのデータは、パラレル/シリアル変換のための1
番目〜4番目の順序が決定された状態で増幅回路154
E中の増幅部に取込まれて増幅される。
【0414】1番目のデータは読出データバスRD0,
ZRD0に伝達されて時刻t2〜t3の間に出力データ
ラッチ158Eに伝達され、クロック信号CLKO_P
<0>をトリガとして外部に出力される。
【0415】2番目以降のデータはこのとき3ビットデ
ータラッチ156Eに送られて保持されそれぞれ時刻t
3までに出力データラッチ回路に送られる。
【0416】2番目のデータは時刻t3〜t4において
クロック信号CLKO_N<0>をトリガとして外部に
出力される。3番目のデータは、時刻t4〜t5におい
てクロック信号CLKO_P<1>をトリガとして外部
に出力される。4番目のデータは時刻t5〜t6におい
てクロック信号CLKO_N<1>をトリガとして外部
に出力される。
【0417】以上説明したように、2ビットより多いデ
ータ数をデータ出力回路にプリフェッチする構成におい
て、データバスと増幅部との接続関係をアドレス情報に
基づき動的に決定することにより、データ出力回路にお
ける1番目のデータ遅延を少なくすることができ、Tc
acの高速化を実現しやすい。また、2ビットプリフェ
ッチ構成にて従来例から実施の形態1で回路規模を小さ
くすることができたように、多ビットプリフェッチでは
さらに回路規模の縮小効果が大きくなることが期待され
る。
【0418】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0419】
【発明の効果】請求項1〜3に記載の半導体記憶装置
は、データ出力を高速に行なうことができる。
【0420】請求項4,5に記載の半導体記憶装置は、
請求項1に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加え
て、出力ラッチ回路の動作周波数が低くなるので、ホッ
トキャリア等に起因する信頼性を高めることができる。
【0421】請求項6,7に記載の半導体記憶装置は、
請求項4に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加え
て、第1番目のデータの出力開始を早めることが可能と
なる。
【0422】請求項8に記載の半導体記憶装置は、請求
項6に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加えて、デ
ータ出力タイミングのデータ依存性を無くすることがで
き、データ出力のスキューを軽減することができる。
【0423】請求項9,10に記載の半導体記憶装置
は、請求項4に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加
えて、ノイズが軽減されるので、読出データバスのプリ
チャージ不足を解消することができる。
【0424】請求項11に記載の半導体記憶装置は、請
求項1に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加えて、
2ビットプリフェッチ構成の高速データ出力を実現でき
る。
【0425】請求項12に記載の半導体記憶装置は、請
求項1に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加えて、
2ビットより多いデータをプリフェッチする構成におい
て高速データ出力を実現できる。
【0426】請求項13,14に記載の半導体記憶装置
は、請求項1に記載の半導体記憶装置の奏する効果に加
えて、アドレス情報をツリー配線でデータ出力回路に送
るので、データ出力のスキューを軽減することをより確
実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の半導体記憶装置10の全体構
成を示した概略ブロック図である。
【図2】 図1におけるDLL回路100からデータ出
力回路150までのクロックの伝達経路を説明するため
の概略ブロック図である。
【図3】 図1、図2におけるDLL回路100の構成
を示したブロック図である。
【図4】 図2におけるリピータ120の構成例を示し
た回路図である。
【図5】 図3におけるデータ出力回路150の構成を
示したブロック図である。
【図6】 図5におけるクロック発生回路152の構成
を示した回路図である。
【図7】 図6に示したクロック発生回路152の発生
する各クロック信号を説明するための動作波形図であ
る。
【図8】 図5における増幅回路154の構成を示した
回路図である。
【図9】 図5におけるセカンドデータラッチ156の
構成を示した回路図である。
【図10】 図5における出力データラッチ158の構
成を示した回路図である。
【図11】 図5における出力ドライバ30の構成を示
した回路図である。
【図12】 図5に示したデータ出力回路150の全体
的な動作を説明するための動作波形図である。
【図13】 実施の形態2の半導体記憶装置のデータ出
力に関する構成を説明するための図である。
【図14】 図13におけるデータ出力回路150Aの
構成を示したブロック図である。
【図15】 図14におけるクロック発生回路152A
の構成を示した回路図である。
【図16】 図14におけるセカンドデータラッチ15
6Aの構成を示した回路図である。
【図17】 図14における出力データラッチ158A
の構成を示した回路図である。
【図18】 実施の形態2の半導体記憶装置の動作を説
明するための動作波形図である。
【図19】 実施の形態3で用いるセカンドデータラッ
チ156Bの構成を示した回路図である。
【図20】 図19に示したセカンドデータラッチ15
6Bのデータ出力タイミングを説明するための動作波形
図である。
【図21】 実施の形態4の出力データラッチ158C
の構成を示した回路図である。
【図22】 制御信号RDETG,EZORGを伝達す
るための配線の第1の例を示した図である。
【図23】 実施の形態5における半導体記憶装置の制
御信号を伝達する配線を説明するための図である。
【図24】 実施の形態6の半導体記憶装置のデータ出
力に関する構成を説明するためのブロック図である。
【図25】 図24におけるデータ出力回路150Eの
構成を示したブロック図である。
【図26】 図25におけるクロック発生回路152E
の構成を示した回路図である。
【図27】 図26に示したクロック発生回路152E
の動作を説明するための動作波形図である。
【図28】 図25における増幅回路154Eの構成を
示したブロック図である。
【図29】 図28における制御信号出力回路960の
構成を示した回路図である。
【図30】 図28における増幅回路962.0〜96
2.3の共通する構成を示した増幅回路962の回路図
である。
【図31】 出力されるデータ順序とアドレスビットC
A1,CA0との関係を示した図である。
【図32】 メモリアレイからデータが読出され、増幅
回路154Eに順序付けが完了したデータが出力される
までのデータの流れを説明するための概念図である。
【図33】 図25における3ビットデータラッチ15
6Eの構成を示した回路図である。
【図34】 図25における出力データラッチ158E
の構成を示した回路図である。
【図35】 図25に示したデータ出力回路150Eの
動作を説明するための動作波形図である。
【図36】 いわゆるDDR−Iと呼ばれるDDR S
DRAMからデータを読出す際のデータ出力タイミング
を示す動作波形図である。
【図37】 従来のDDR SDRAMにおけるDLL
回路1500からデータ出力回路1550までのクロッ
クの伝達経路を説明するための概略ブロック図である。
【図38】 図37におけるデータ出力回路1550の
構成を示したブロック図である。
【図39】 図38における増幅回路1554の構成を
示した回路図である。
【図40】 図39に示した増幅回路1554の動作を
説明するための動作波形図である。
【図41】 図38におけるパラレル/シリアル変換回
路1556の構成を示した回路図である。
【図42】 図41に示したパラレル/シリアル変換回
路1556の動作タイミングを説明するための動作波形
図である。
【符号の説明】
10 半導体記憶装置、12 クロック端子、14 制
御信号端子、16 アドレス端子、18 データ入出力
端子、20 データストローブ信号入出力端子、22
クロックバッファ、24 制御信号バッファ、26 ア
ドレスバッファ、28,32 入力バッファ、30 出
力ドライバ、34 出力バッファ、36読出データ増幅
回路、38 S/P変換回路&ライトドライバ、40
DQS発生回路、42 制御回路、44 ロウデコー
ダ、46 コラムデコーダ、48プリアンプ&ライトア
ンプ、50 センスアンプ、52 メモリセルアレイ、
100 DLL回路、120 リピータ、150,15
0A,150D,150E データ出力回路、152,
152A,152E クロック発生回路、154,15
4E,962 増幅回路、156,156A,156B
セカンドデータラッチ、156E 3ビットデータラ
ッチ、158,158A,158C,158E 出力デ
ータラッチ、202,204 入力バッファ、206,
208 可変遅延回路、210,212 パルス生成回
路、214 入出力レプリカ回路、216 位相比較
器、218 遅延制御回路、354,356,1057
増幅部、412,413 選択回路、414,105
4,1056 接続回路、416 イネーブル回路、4
18 初期化回路、420 センスアンプ、464,4
68,684,686,714,716,764,76
6,1084,1086,1088,1090,109
2,1094 データ保持回路、514,516データ
ラッチ、529,1209 保持部、749 データ保
持部、802,804 キャパシタ、806 RDET
G発生回路、808 EZORG発生回路、960 制
御信号出力回路、1053 選択部、1082 信号出
力部、1154,1156,1188 ラッチ回路、D
B,DB0〜DB3,ZDB0〜ZDB3 データバ
ス、RD,ZRD,RD0〜RD3,ZRD0〜ZRD
3,ZRD1,RD1D,ZRD1D,RDD,ZRD
D,RDD1〜RDD3,ZRDD1〜ZRDD3 読
出データバス、L1〜L17 配線。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号に応じて一括して複数のデ
    ータ信号が読出されるメモリアレイと、 前記複数のデータ信号を伝達する第1のデータバスと、 前記データバスから前記複数のデータ信号を受取り増幅
    するデータ出力回路とを備え、 前記データ出力回路は、 前記複数のデータ信号のうちの対応する1つをアドレス
    信号に応じて選択する複数の選択部と、 前記複数の選択部にそれぞれ対応して設けられ、対応す
    る前記選択部の出力を増幅する複数の増幅部と、 前記複数の増幅部から、増幅された前記複数のデータ信
    号を順次受ける出力駆動回路とを含む、半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1のデータバスは、 前記複数のデータにそれぞれ対応する複数の第2のデー
    タバスを含み、 前記複数の選択部の各々は、外部から与えられるアドレ
    ス情報に応じて前記複数の第2のデータバスの一つを選
    択して自己に対応する前記増幅部に接続する、請求項1
    に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の選択部の各々は、 前記増幅部に前記複数の第2のデータバスをそれぞれ接
    続する複数のスイッチ回路を含み、 前記複数のスイッチ回路は、前記アドレス情報に応じて
    いずれか1つが導通する、請求項2に記載の半導体記憶
    装置。
  4. 【請求項4】 前記データ出力回路は、 前記複数の増幅部の出力をそれぞれ受ける複数の読出デ
    ータバスと、 前記複数の読出データバスによって伝達されるデータを
    順次取込んで前記出力駆動回路に対して出力する出力ラ
    ッチ回路とをさらに含む、請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 前記出力ラッチ回路は、 前記複数の読出データバスにそれぞれ対応して設けら
    れ、所定の順序で順次前記複数の読出データバスによっ
    て伝達されるデータを取込む複数のゲート回路と、 前記複数のゲート回路の出力を保持する保持回路とを有
    する、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 第1番目に出力されるべきデータを増幅
    する前記複数の増幅部のうちの1つは、前記複数の読出
    データバスのうちの自己に対応する1つによって直接的
    に前記出力ラッチ回路に接続される、請求項4に記載の
    半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記データ出力回路は、 前記第1番目に出力されるべきデータ以外のデータを前
    記複数の増幅部のうちの対応する部分から前記複数の読
    出データバスの対応する部分を介して受取り一旦保持
    し、保持したデータを前記出力ラッチ回路に対して出力
    する副ラッチ回路をさらに含む、請求項6に記載の半導
    体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記データ出力回路は、 前記第1番目に出力されるべきデータ以外のデータを前
    記複数の増幅部のうちの対応する部分から前記複数の読
    出データバスの対応する部分を介して受取り一旦保持
    し、保持したデータを前記出力ラッチ回路に対して出力
    する副ラッチ回路をさらに含み、 前記副ラッチ回路は、前記出力ラッチ回路が、前記第1
    番目に出力されるべきデータをラッチしてから前記保持
    したデータを前記出力ラッチ回路に対して出力する、請
    求項6に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の読出データバスのうちの第1
    の読出データバスは、 互いに相補な、第1、第2のデータ伝達線を含み、 前記出力ラッチ回路は、 前記第1のデータ伝達線のデータを取込み第1の出力ノ
    ードを駆動する第1のゲート回路と、 前記第2のデータ伝達線のデータを取込み第2の出力ノ
    ードを駆動する第2のゲート回路と、 前記第1の出力ノードと前記第2のデータ伝達線との間
    に接続される第1のキャパシタと、 前記第2の出力ノードと前記第1のデータ伝達線との間
    に接続される第2のキャパシタとを含む、請求項4に記
    載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の読出データバスのうちの第
    2の読出データバスは、 互いに相補な、第3、第4のデータ伝達線を含み、 前記出力ラッチ回路は、 前記第3のデータ伝達線のデータを取込み前記第1の出
    力ノードを駆動する第3のゲート回路と、 前記第4のデータ伝達線のデータを取込み前記第2の出
    力ノードを駆動する第4のゲート回路とをさらに含む、
    請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記クロック信号に応じて一括して前
    記メモリアレイから読出される前記複数のデータ信号
    は、2ビットのデータに相当する、請求項1に記載の半
    導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記クロック信号に応じて一括して前
    記メモリアレイから読出される前記複数のデータ信号
    は、2ビットより多いデータに相当する、請求項1に記
    載の半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記データ出力回路は、前記半導体記
    憶装置から出力されるデータの第1ビットに対応し、 前記半導体記憶装置から出力されるデータの第2ビット
    から最上位ビットにそれぞれ対応する複数の他のデータ
    出力回路と、 一括して読出されるデータ信号の出力順を示す第1の制
    御信号を、前記アドレス信号に応じて発生する第1の制
    御信号回路と、 前記第1の制御信号回路から前記データ出力回路および
    前記複数の他のデータ出力回路に向けて、前記第1の制
    御信号を伝達するツリー構造の第1の信号伝達線とをさ
    らに備える、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記複数の選択部の活性期間を示す第
    2の制御信号を発生する第2の制御信号回路と、 前記第1の信号伝達線の遅延時間に対応するように遅延
    時間が調整され、前記第2の制御信号回路から前記デー
    タ出力回路および前記複数の他のデータ出力回路に向け
    て前記第2の制御信号を伝達する、ツリー構造を有する
    第2の信号伝達線とをさらに備える、請求項13に記載
    の半導体記憶装置。
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