JP4756729B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置さらにはRAMの高速化技術に関し、例えばDDR(Double Data Rate)方式のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
クロックに同期して動作するSDRAMにおいては、CAS(Column Address Strobe)信号やRAS(Row Address Strobe)信号で規定される読出しコマンドの入力からデータ出力までに掛かる時間が、所定クロックサイクル数(以下、レイテンシと呼ぶ)になるように制御される。また、このレイテンシを2〜4クロックの間で設定変更できるようにした技術も公知である。SDRAMにはこのようにデータ出力のタイミングを設定されたレイテンシに合うように調整したり、レイテンシの変更を行ったりするためレイテンシ処理回路が設けられる。
【0003】
例えば、レイテンシが3クロックで1クロックサイクル毎にデータ出力を行うSDRAMの場合、低速なクロックでは、データの読出しを開始してから4クロック目でデータ出力するため、それまでにメモリアレイから4個のデータを読み出すことになる。従って、低速なクロックにも対応可能にすることを考慮すれば、レイテンシ処理回路には、少なくとも4個のラッチを含み、4個のデータを蓄えられるシフトレジスタが必要となる。そして、外部から入力される動作クロックに応じて読出したデータをシフトレジスタの4個のラッチ内で順にシフトさせていき、3クロック目に外部に出力するように動作させる必要がある。
【0004】
一方、高速なクロックに対応させるには、レイテンシ処理回路を最も高速に動作させたときに読出し信号がレイテンシ処理回路を通過する時間を短縮することが要求される。例えば、レイテンシが「3」の場合、シフトレジスタを最も高速に動作させたときに、メモリアレイから読出されたデータがシフトレジスタを通過して外部に出力されるまでの時間が、3クロック以内に収まらないといけない。そして、収まる範囲で最も高いクロック周波数が、対応クロック周波数の上限値となる。
【0005】
また、レイテンシを3クロックから2クロックに変更する場合には、レイテンシ処理回路に必要なラッチ数は4個から3個に減るので、シフトレジスタ中でラッチを1つ飛ばすような信号パスを有効にして、読出しデータが通過するラッチの数を4個から3個に変更する。そうすることで、レイテンシ処理回路を最も高速に動作させた場合のデータ通過時間が短縮され、それにより対応動作クロック周波数の上限値をさらに高めることが出来る。
【0006】
ところで、近年、より高速なデータ読出しを実現するために、外部クロックの両エッジにて、それぞれデータ出力を行うDDR(Double Data Rate)方式のSDRAMおよびSRAM(Static Random Access Memory)が開発されている。
【0007】
このようなDDR形式のRAMにあっては、メモリアレイから一度に2倍のデータを読み出し、一旦、バッファ内にラッチしておいて、これらを時分割により2回に分けて出力する処理(以下、プリフェッチ処理と呼ぶ)を行うことで、読出し回路等の内部回路は通常のクロックスピードで動作しながらも、外からはあたかも2倍の速度で動作しているかのように見えるように構成したDDR−SDRAMが提案されている。
【0008】
上記のプリフェッチ処理を行うには、例えばアドレスの最下位ビットが偶数か奇数かにより、予めメモリアレイを“even”(偶数側)と“odd”(奇数側)の2系統に分割して、それぞれ独立的に駆動できるようにするとともに、メモリアレイから読み出したデータをレイテンシ処理回路に伝送する入出力バスも2系統設けておき、これら2系統のメモリアレイから2単位のデータを一度に読み出し可能なように構成しておく。そして、これら2単位のデータをレイテンシ処理回路に入力して、それぞれタイミング調整を行った後にこれらのデータをマルチプレクサにより時分割して1単位ずつ出力すればよい。
【0009】
ところで、SDRAMやSRAMでは、内部アドレスカウンタを用いてカラムアドレスを連続して更新しながらデータを連続して読み出すバーストモードがある。このような連続データ読出しを行う場合、その先頭アドレスが偶数か奇数かにより、上記のプリフェッチ処理の動作内容が異なってくる。すなわち、先頭アドレスが偶数の場合、一度に読み出した“even”と“odd”の2単位のデータを“even”→“odd”の順序で出力しなければならない。一方、先頭アドレスが奇数の場合、一度に読み出した“even”と“odd”の2単位のデータは順序を入れ替えて“odd”→“even”の順序で出力しなければならない。このような2単位のデータ出力の順序の切り換えは、レイテンシ処理回路の前又は後、或いはマルチプレクサの切換え制御により行うことが考えられるが、データの出力タイミングのばらつきを低減するためには、レイテンシ処理回路の前で行うことが良い。例えば、特開平11−195296号公報には、この点に関する技術が開示されている。
【0010】
バッファ前で2系統のデータの順序を入れ替えるには、例えば、2系統のバッファの入力部分に2個のスイッチ回路を設け、このスイッチ回路の切り換えにより先頭データが“even”であれば、“even”のデータ線を第1系統のバッファに接続する一方、“odd”のデータ線を第2系統のバッファに接続し、また、先頭データが“odd”であれば、その逆に接続すればよい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなDDR形式のSDRAMにおいても、内部回路の動作スピードを向上させて、動作クロックの上限をさらに上げることが望まれている。本発明者は該SDRAMにおける内部回路の高速化について検討したところ、上記レイテンシ処理回路において高速化の余地があることを発見し本発明をなすに至った。
【0012】
この発明の1つの目的は、DDR形式のSDRAMのようなプリフェッチ処理を行う半導体記憶装置において、レイテンシ処理回路の高速化を図り、動作クロックの周波数の上限をさらに上げることにある。
【0013】
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
【0015】
すなわち、複数のメモリセルを有するメモリアレイと、該メモリアレイから読み出されたデータの出力タイミングをクロックに同期させるレイテンシ処理回路とを備えるとともに、メモリアレイから2単位のデータを一度に読み出しこれら2単位のデータを1単位ずつ時分割して出力することで、上記メモリアレイの読出し動作の2倍のレートでデータ出力を行う半導体記憶装置において、上記レイテンシ処理回路は、第1および第2のシフトレジスタと、上記2単位のデータのうち一方を第1のシフトレジスタに入力し、他方を第2のシフトレジスタに入力するスイッチ回路とが設けられ、上記スイッチ回路は選択された信号パスに信号を通過可能とし、非選択の信号パスを遮断するトランスファー回路を含み、該スイッチ回路のトランスファー回路と、上記第1および第2のシフトレジスタの先頭ラッチの前段に備わるトランスファー回路とが、両方の機能を兼ねる共通のトランスファー回路で構成する。
【0016】
このような手段によれば、スイッチ回路とシフトレジスタとをそれぞれ別々に構成して接続した場合に比べて、信号パス上のトランスファー回路を1個少なくできる。従って、最も高速に動作させた場合に、レイテンシ処理回路の信号遅延時間を、トランスファー回路1個の信号遅延分短くすることが出来る。それにより、半導体記憶装置の動作クロック周波数の上限値を上げることができ、より高速な駆動が可能となる。
【0017】
また、各シフトレジスタ内で少なくとも1個のラッチを飛ばして該ラッチより前段の前ラッチから後段の後ラッチに信号を転送する近回りの信号パスと、データの出力タイミングの設定により通常の信号パス又は上記近回りの信号パスの何れかを選択するスイッチ回路とが設けられている場合において、上記近回りの信号パスの始点を上記前ラッチとその前段に備わるトランスファー回路との間に接続すると良い。
【0018】
このような手段によれば、近回りの信号パスの始点を上記前ラッチの後段に接続した場合に比べて、前ラッチのラッチ時間と後ラッチのラッチ時間が重複しないための時間余裕の他に、前ラッチ後段の信号遅延分、レイテンシ処理回路の信号遅延を短くできる。
【0019】
また、上記近回りの信号パスを選択可能なスイッチ回路には、選択された信号パスに信号を通過させ、非選択の信号パスを遮断するトランスファー回路が含まれるので、該トランスファー回路と、上記後ラッチの前段に備わるトランスファー回路とを共通に構成すると良い。
【0020】
このような構成によっても、信号パス上のトランスファー回路を1個少なくできるので、最も高速に動作させた場合に、レイテンシ処理回路の信号遅延時間を、トランスファー回路1個の信号遅延分短くすることができ、それにより、半導体記憶装置の動作クロック周波数の上限値を上げることが出来る。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明を適用して好適なDDR−SDRAMのチップ構成の一例を示す図である。同図に示すDDR−SDRAMは、公知のMOS半導体集積回路製造技術によって単結晶シリコンのような一つの半導体基板に形成される。
【0023】
この実施例のDDR−SDRAM1は、メモリアレイから一度に出力単位(例えば16ビット)の2倍のデータ(例えば32ビット)を読み出して、一旦、シフトレジスタ内にラッチするとともに、これらを時分割して単位データずつ出力させるプリフェッチ処理により、外部入力される動作クロックCLKと同一サイクルでメモリアレイからのデータ読出しを行いつつ、外部入力される動作クロックCLKの立上りと立下りの両エッジでデータ出力を行うDDR(Double Data Rate)動作可能なように構成されたものである。
【0024】
この実施例のDDR−SDRAM1は、特に制限されないが、4個のメモリバンクBNK0〜BNK3を有する複数バンク方式のRAMであり、各メモリバンクBNK0〜BNK3には2分割されたメモリアレイ10e,10d〜13e,13dがそれぞれ設けられている。分割された2個のメモリアレイ10e,10d〜13e,13dのうち、一方のメモリアレイ10e〜13eはカラムアドレス信号の最下位ビットが論理値“0”に対応するデータの格納領域に割当てられ、他方のメモリアレイ10d〜13dはカラムアドレス信号の最下位ビットが論理値“1”に対応するデータの格納領域に割当てられている。以下、論理値“0”に対応したメモリアレイ10e〜13eを“even”のメモリアレイ、論理値“1”に対応するメモリアレイ10d〜13dを“odd”のメモリアレイと呼ぶ。なお、メモリアレイの分割構造は上記のものに制限されず、公知となっている種々の分割構造が適用可能である。
【0025】
また、各メモリバンクBNK0〜BNK3には、各メモリアレイ10e,10d〜13e,13dから読み出したビット信号を増幅出力するメインアンプAmp0〜Amp3が各メモリアレイ10e〜13e,10d〜13dに対応してそれぞれ設けられている。
【0026】
個々のメモリアレイ10e,10d〜13e,13dの構成は、一般的なDRAMのアレイ構成と同様である。図示は省略するが、上記メモリアレイの傍らには、ロウアドレスをデコードして該当のワード線を選択レベルに駆動するロウデコーダや、該ワード線に結合された1列のメモリセルの信号を増幅して相補的に設けられた1対のビット線上に読み出すセンスアンプ、並びに、カラムアドレスをデコードするカラムデコーダ、デコードされた信号に該当するビットの信号をメインアンプAmp0〜Amp3に出力するカラムスイッチなどが設けられている。
【0027】
このようなメモリアレイが、1個のメモリバンク中に“even”と“odd”の2個設けられていることで、これら“even”と“odd”の2個のメモリアレイからそれぞれ独立に単位データの読出しが行えるようになっている。特に制限されるものでないが、この実施例では、1単位のデータを1ビットとしているので、一度に2ビットのデータ読出しが行われる。
【0028】
メインアンプAmp0〜Amp3の後段には、データ信号の出力タイミングをクロック同期させるためのレイテンシ処理回路20や、データ信号を所定規格の波形に整えて外部出力する出力バッファ30が設けられている。レイテンシ処理回路20は、図示しない入出力バス(コモンデータ線)を介して各メモリバンクBNK0〜BNK3のメインアンプAmp0〜Amp3にバス接続され、1個で複数のメモリバンクBNK0〜BNK3に対応するように構成されている。
【0029】
入出力バスは“even”と“odd”のメモリアレイ10e,10d〜13e,13dに対応して2系統設けられ、これらを介して1つのメモリバンクの2つのメモリアレイから読み出した2ビットのデータ信号を同時にレイテンシ処理回路20に転送することが可能になっている。
【0030】
図2には、実施例のDDR−SDRAM1におけるリード系動作の概要を示す。
【0031】
この実施例のDDR−SRAMにおいては、1回のリードサイクルでA0を不問とした一対のアドレスが生成され、これらに対応する2ビットのデータ信号が同時に読み出される。ここでは、第1のメモリバンクBNK0から読出しを行う場合について説明する。A0を不問とする一対のアドレスのデータは“even”と“odd”の各メモリアレイにそれぞれ分割されて格納されているので同時に読み出すことが出来る。
【0032】
読み出された2ビットのデータ信号は、入出力バスを通じてメインアンプAmp0からレイテンシ処理回路20に送られる。レイテンシ処理回路20では、これら2ビットのデータ信号を後述する第1系統と第2系統のシフトレジスタに振り分けて入力し、これら2ビットのデータ信号が外部入力される動作クロックCLKに同期して順次出力されるように、該データ信号を所定期間ラッチしつつシフトしていき、後段のマルチプレクサで1ビットずつ時分割して出力する。その後、データ信号は出力バッファ30で所定規格の波形にされて外部へ出力される。
【0033】
なお、この実施例では、読出しデータの単位を1ビットとしているが、入出力バスのデータ線、レイテンシ処理回路20および出力バッファ30を、例えば、複数倍(例えば16倍)に増やすことで1回の読出しで出力される読出しデータの単位を複数ビット(例えば16ビット)とすることが出来る。
【0034】
ここで、リード系動作に関わる各回路の動作タイミングとリード系動作の最小サイクル時間について図3を用いて説明する。
【0035】
上述したように、リード系の動作時間には、先ず、外部からカラムアドレス信号の入力(CAS信号の入力)があってからカラムアドレスデコーダDec1によりカラムスイッチがオンさせるまでの時間tYS、次いで、ビット信号がメインアンプAmp0〜Amp3で増幅されて出力されるまでの時間tMO、次に、ビット信号がレイテンシ処理回路20を経て出力バッファ30に至るまでの時間tLO、ビット信号が出力バッファ30で波形整形されて外部に出力されるまでの時間tDOがあり、次式(1)のようにこれらを合算した時間がCAS信号の入力からデータ出力までのリードサイクル時間tREADとなる。
tREAD = tYS+tMO+tLO+tDO (1)
【0036】
上記のリード系動作時間のうち、ビット信号がレイテンシ処理回路20を通過する時間tLO以外は、外部入力される動作クロックCLKのサイクル速度に関わらず一定であり、また、最も短くなるように最適化されている。一方、レイテンシ処理回路20に係る時間tLOは、クロックバッファ40からの内部クロックICLKのサイクル時間(外部入力の動作クロックCLKと同じ時間)に応じて、DLL&ラッチ制御回路50からの制御信号L1…L3に基づいて、例えば動作クロックCLKが遅ければ長く、動作クロックCLKが速ければ短くなるように調整される。
【0037】
しかしながら、上記レイテンシ処理回路20に係る時間tLOについても、レイテンシ処理回路20を最も高速に動作させた場合の最小時間tLOminがある。それによりSDRAM1を最も高速動作させた場合の最小リードサイクル時間tREADminは次式(2)のようになる。
tREADmin = tYS+tMO+tLOmin+tDO (2)
【0038】
また、SDRAM1では読出しコマンド(例えばCAS信号)の入力からデータ出力までに掛かる時間(例えばCASレイテンシ)が、例えば2クロックや2.5クロックのようにクロック数で与えられる。なお、DDR動作ではクロックの立下りにもデータ出力が行われるので、0.5クロック単位で設定が可能である。しかして、上記のリードサイクル時間tREADを外部入力される動作クロックCLKのサイクル時間をtCKで表せば、リードサイクル時間は次式(3)のようになる。
tCK × CL = tYS+tMO+tLO+tDO (3)
ここで、CLはレイテンシのクロック数である。
【0039】
そして、最も高速に動作させた場合の外部入力される動作クロックCLKのサイクル時間tCKminは次式(4)のようになる。
tCKmin =(tYS+tMO+tLOmin+tDO) /CL (4)
【0040】
上記の式(4)から分かるように、最も高速に動作させた場合におけるレイテンシ処理回路20の信号の通過時間tLOminを短縮すれば、外部入力される動作クロックCLKの周波数の上限値をさらに上昇させることが出来る。
【0041】
図4は、上記レイテンシ処理回路20の具体例を示す回路図である。
【0042】
レイテンシ処理回路20には2系統のシフトレジスタ200,210が設けられている。この2系統のシフトレジスタ200,210は“even”と“odd”のメモリアレイに対応するのではなく、動作クロックCLKの立上りで出力されるデータと、立下りで出力されるデータとに対応するようになっている。レイテンシ処理回路20の入力段には、上述の“even”と“odd”のメモリアレイに対応した2系統の入出力バスと、2系統のシフトレジスタ200,210の接続関係を切り換えるスイッチ回路SW1,SW2が設けられており、これらスイッチ回路SW1,SW2の選択制御により、動作クロックCLKの立上りで出力されるビット信号が第1系統のシフトレジスタ200に、立下りで出力されるビット信号が第2系統のシフトレジスタ210に、それぞれ入力される。また、レイテンシ処理回路20の後段には、2系統のデータ信号を時分割で交互に出力するマルチプレクサMUXが設けられている。
【0043】
第1系統および第2系統のシフトレジスタ200,210には、それぞれ第1〜第3のラッチ201〜203,211〜213が設けられ、それらに最大で6個のデータを格納することが出来る。また、この実施例のレイテンシ処理回路20は、レイテンシが2クロックと2.5クロックとに設定変更可能な構成になっている。設定変更は例えば所定のモードレジスタに設けられたレイテンシ設定ビットに設定データを書き込むことで行われる。
【0044】
第1系統のシフトレジスタ200は、レイテンシが2.5クロックで先頭アドレスが“even”であれば、“odd”のメモリアレイのデータが入力される。また、レイテンシが2.0クロックで先頭アドレスが“even”であれば、“even”のメモリアレイのデータが入力される。また、先頭アドレスが“odd”の場合にはその逆となる。第2系統のシフトレジスタ210は、上記第1系統のシフトレジスタの対応関係と全く逆である。
【0045】
レイテンシ処理回路20の入力段に設けられたスイッチ回路は、2系統の入出力バス15e,15dと2系統のシフトレジスタ200,210との接続パスの全てに対応して設けられたトランスファー回路S1〜S4により構成される。これらトランスファー回路S1〜S4は、各々クロックインバータからなり、選択された一方の接続パスに信号を通過可能とし、他方の接続パスを遮断する。
【0046】
レイテンシ設定を変更する構成には、シフトレジスタ200において第2ラッチ202を飛ばして第1ラッチ201のデータを第3ラッチ203に転送するCL2.0用の信号パス206と、このCL2.0用の信号パス206或いは第1〜第3ラッチを通過するCL2.5用の信号パス205のいずれか一方を通過可能とし他方を遮断する信号パス選択用のスイッチ回路SW3、並びに、シフトレジスタ210において第2ラッチ212のスレーブラッチ212bを飛ばしてマスタラッチ212aから第3ラッチ213に転送するCL2.5用の信号パス208と、このCL2.5用の信号パス208或いは第1〜第3ラッチ211〜213の全てを通過するCL2.0用の信号パス207のいずれか一方を通過可能とし他方を遮断する信号パス選択用のスイッチ回路SW4とがある。
【0047】
つまり、上記CL2.5用の信号パス205,208を選択することで、シフトレジスタ200,210に保持しておけるデータは最大で6個となる。これにより、レイテンシが2.5クロックで、先頭データの読出しから出力までに、後続のデータが5個読み出されても、これらのデータをシフトレジスタ内に保持しておき、順次出力していくことが可能となる。この構成は、プリフェッチ処理によりレイテンシ2.5クロックのDDR動作を実現するのに最小限の構成である。
【0048】
また、上記CL2.0用の信号パス206,207を選択することで、シフトレジスタ200,210内に保持しておけるデータは最大で5個となる。この構成も、プリフェッチ処理によりレイテンシ2.0クロックのDDR動作を実現するのに最小限の構成である。このように、この実施例では必要最低限のデータ保持数は確保しつつ、ラッチ間データ乗り換え時間余裕や余分なラッチ202を飛ばすことで、レイテンシ処理に掛かる最小時間tLOminの短縮を図っている。
【0049】
上記のCL2.0用の信号パス206,207とCL2.5用の信号パス205,208とを切り換えるスイッチ回路SW3,SW4は、各信号パス205〜207にトランスファー回路S5〜S8を設けて構成される。これらトランスファー回路S5〜S8は、クロックインバータからなり、選択された一方の接続パスに信号を通過可能とし、他方の接続パスを遮断する。
【0050】
シフトレジスタ200,210を構成する各ラッチ201〜203,211〜213は、それぞれデータを保持するラッチ部LC1〜LC10と、ラッチする際に前段からデータを引き込みラッチ後に前段の信号パスを遮断するトランスファー回路とが組み合わされて構成されている。第2ラッチ202,212は、更に、マスタラッチ201a,212aとスレーブラッチ202b,212bとからなるマスタースレーブ構成になっている。
【0051】
そして、この実施例のレイテンシ処理回路20においては、第1ラッチ201,211の先頭ラッチ201aのトランスファー回路と、入力部に設けられたスイッチ回路SW1,SW2のトランスファー回路S1〜S4とが共通にされている。そして、スイッチ回路SW1,SW2のトランスファー回路S1〜S4のうち信号を遮断する方は、バーストモードでの一連のリードの期間中、遮断されたままとなるが、信号を通過可能とする方は、第1ラッチ201,211のラッチ動作に連動してデータを引き込むタイミングで開き、ラッチしている間は閉じるようにラッチ回路としての機能を兼ねて動作するように制御される。
【0052】
さらに、この実施例のレイテンシ処理回路20においては、第3ラッチ203,213のトランスファー回路と、信号パス切換用のスイッチ回路SW3,SW4のトランスファー回路S5〜S8とが共通に構成されている。そして、スイッチ回路SW3,SW4のトランスファー回路S5〜S8のうち信号を遮断する方は、一連のリードの期間中、遮断されたままとなるが、信号を通過可能とする方は、第3ラッチ203,213のラッチ動作に連動してデータを引き込むタイミングで開き、ラッチしている間は閉じるようにラッチ回路としての機能を兼ねて動作するように制御される。
【0053】
さらに、この実施例のレイテンシ処理回路20においては、CL2.0用とCL2.5用の信号パスの分岐ノードn1,n2を、シフトレジスタ200では第1ラッチ201の先頭ラッチ201aのラッチ部LC1とトランスファー回路S1又はS2との間に、シフトレジスタ210では第2ラッチ212のマスターラッチ212aのラッチ部LC8とトランスファー回路S14との間に設けているる。
【0054】
図5は、実施例のDDR−SDRAM1のレイテンシ処理回路20の制御系回路の概要を示すブロック図である。
【0055】
上述のレイテンシ処理回路20を制御するDLL&ラッチ制御回路50は、同図に示すように、クロックバッファ40を介して入力される内部クロックICLK,/ICLKに基づき第1ラッチ201,211および第2ラッチ202,212の制御用クロックを生成する第1および第2ラッチクロックタイミング生成器52,53と、可変遅延回路と位相比較器を備え、フィードバック制御で内部クロックICLKを外部クロックの位相に応じて所定位相遅延させるDLL(Delayed Lock Loop)回路51と、該DLL回路51からのクロックに基づき第3ラッチ203,213の制御用クロックを生成する第3ラッチクロックタイミング生成器54と、これら生成された制御用クロックIQCLK1T,IQCLK2T,IQCLK2B,QCLKT,QCLKBに基づきレーテンシ処理回路20の第1〜第3ラッチ201〜203,211〜213に制御信号を出力するラッチ制御回路55からなる。
【0056】
第1乃至第3ラッチクロックタイミング生成器52〜54とラッチ制御回路55とは、クロック活性化信号RDSTを受けて活性化され、また、モードレジスタ中のレーテンシ設定ビットの値を示すレイテンシ制御信号CLを受けて、レイテンシ設定に従ったクロック信号と制御信号とをそれぞれ生成し出力する。
【0057】
図6は、図5のラッチ制御回路の具体例を示す回路図である。
【0058】
ラッチ制御回路は、第1系統および第2系統のシフトレジスタの第1ラッチを制御する図6(a)に示す第1ラッチ制御部55a、第2ラッチを制御する同図(b)の第2ラッチ制御部55b、および、第3ラッチを制御する同図(c)の第3ラッチ制御部55cとからなる。
【0059】
第1ラッチ制御部55aは、レイテンシ処理回路20の入力部にあるスイッチ回路SW1,SW2の選択制御と第1ラッチ201,211のラッチタイミングを与える制御信号L1ET,L1OT,L1RTとを出力する。スイッチ回路SW1,SW2に備わる4つのトランスファー回路S1〜S4のうち2つは、レイテンシ設定および先頭アドレスの値により常に遮断状態とし、他の2つはラッチタイミングで動作可能とするので、イクスクルーシブオアG1によりレイテンシ設定ビットの信号CLと先頭アドレスが“even”か“odd”を示す信号RDSTに基づき非選択となる接続パスを常に閉じ、選択した接続パスを開通可能とする信号を生成している。
【0060】
そして、開通可能とされたトランスファー回路S1,S3或いはS2,S4、並びに、第1ラッチ201,211の各ラッチ部LC1,LC2,LC6,LC7とトランスファー回路S10,S13に動作タイミングを与えるべく、第1ラッチクロックタイミング生成器52からのクロック信号IQCLK1Tに基づく制御信号L1ET又はL1OTがナンドG2,G3を介して出力される。第1ラッチ制御部55aにおいて、制御信号L1RTは2個のインバータIN1,IN3を介して生成されており、制御信号L1ET又はL1OTはインバータIN1と1個のナンドG2又はG3を介して生成されているので、MOSFETのゲート遅延を考慮しても両者はほぼ同一タイミングで出力されるようになっている。
【0061】
第2ラッチ制御部55bは、第2ラッチ202,212のラッチタイミングを与える制御信号L2RT,L2FTを出力するが、第1系統側の第2ラッチ202はレイテンシ設定が2.5クロックの場合に使用されないので、ノア回路G4によりレイテンシ設定ビットのデータ信号CLが論理値“1”の場合には制御信号L2RTは常にハイレベルとなって第1系統側の第2ラッチ202が遮断されるようになっている。第2系統側のラッチタイミングは第2ラッチクロックタイミング生成器53から入力されるクロック信号IQCLK2Bに基づき生成され、第1系統側は第1ラッチクロックタイミング生成器52から入力されるクロック信号IQCLK2Tに基づき生成される。
【0062】
第3ラッチ制御部55cは、信号パス切換用のスイッチ回路SW3,SW4の選択制御と第3ラッチ203,213のラッチタイミングを与える制御信号を出力する。スイッチ回路SW3,SW4に備わる4つのトランスファー回路S5〜S8のうち2つは、レイテンシ設定の値により常に遮断状態にし、他の2つはラッチタイミングで動作可能とするので、ナンド回路G6,G8,G9,G11とノア回路G5,G7,G10,G12の一方の入力端子にレイテンシ設定ビットの信号CL又はその反転信号を入力することで上記スイッチ回路SW3,SW4の選択制御と通過可能としたトランスファー回路S5,S8或いはS6,S7のラッチ動作とを可能といている。
【0063】
そして、通過可能としてトランスファー回路S5,S8或いはS6,S7と、第3ラッチ203,213のラッチ部LC5,LC10、並びに、後段のマルチプレクサMUXに動作タイミングを与えるべく、第3ラッチクロックタイミング生成器54からの相補的なクロック信号QCLKT,QCLKBに基づいて制御信号L3R25B,L3R25T,L3R20B,L3R20T,L3F25B,L3F25T,L3F20B,L3F20T,L3B,L3Tが出力される。
【0064】
この実施例のレイテンシ処理回路20は、上記DLL回路51、クロックタイミング生成器52〜54およびラッチ制御回路55を備えたDLL&ラッチ制御回路50により、バーストモード時の先頭アドレスおよびレイテンシ設定に基づく信号パス215〜218、205〜208が選択され、シフトレジスタ200,210に入力されたビットデータを順次シフトして、最後にマルチプレクサにより時分割し、動作クロックサイクルすなわち読出しサイクルの2倍のレートでデータ信号を出力していくようになっている。
【0065】
次に、この動作内容について図7と図8のタイムチャートを参照しながら説明する。
【0066】
図7は、レイテンシ設定が2.0クロックでバースト読出しの先頭アドレスが“even”の場合におけるレイテンシ処理系の各回路の動作タイミングを示すタイムチャートであり、レイテンシ処理系をほぼ最高速に動作させたときのものである。
【0067】
該タイムチャートの上から4つの信号は、外部入力される制御信号であり、CLKと/CLKは外部入力される外部入力される動作クロックCLK、CMDはリードコマンド表す例えばCAS信号、ADDはカラムアドレスデータで図7の例では最下位ビットが“0”で“even”のものである。
【0068】
次の2つの信号CLとRDSTはリード系のステート信号で、CLはレイテンシ設定が2.0クロックであることを示す信号、RDSTはリードステート信号である。tRDはリードコマンド入力からリードステート開始までの時間である。
【0069】
次の5つの信号IQCLK1T、IQCLK2T、IQCLK2B、QCLKT、QCLKBは、第1乃至第3ラッチクロックタイミング生成器52〜54で生成されるクロック信号である。クロック信号の各タイミングは、外部入力される動作クロックCLKの立上り位相からの時間t1Taや、該動作クロックCLKの立下り位相からの時間t2Ba、第1〜第3ラッチへのデータ取込み期間tW1T,tW2T,tW2B、並びに、DLL回路51により決定される時間R3Ta,R3Ba,F3Ta,F3Baとからそれぞれ決定され生成される。
【0070】
次の3つの信号YSW,MOjET,MOjOTはカラムスイッチの動作タイミングとメインアンプAmp0〜Amp3から出力されるデータである。メインアンプからは“even”と“odd”のビット信号が同時に出力され、外部入力される動作クロックCLKのサイクルで順次連続的に出力される。
【0071】
次の6つの信号L1ET〜LO1FTは、レイテンシ処理回路20における第1系統と第2系統の各第1ラッチ201,211の動作タイミングと、これら第1ラッチ201,211にラッチされているデータである。ここで、TL01RBは、第1系統の第1ラッチ201において信号パスの分岐ノードn1に出力されるデータであり、通常のマスタースレーブ型フリップフロップでラッチした場合、ラッチ出力はラッチタイミングマージンが必要となるが、この様な構成とすることでラッチタイミングマージンを無くすことができ、より早くデータ出力されているのが分かる。
【0072】
次の5つの信号L2RT〜LO2FBは、第1系統と第2系統の各第2ラッチ202,212の動作タイミングと、これら第2ラッチ202,212にラッチされるデータである。CL2.0のレイテンシ設定により第1系統の第2ラッチ202は遮断されている。また、TL02FBは、第2系統の第2ラッチ212において信号パスの分岐ノードn2に出力されるデータであり、CL2.0のレーテンシ設定により、トランスファー回路S8により遮断されている。
【0073】
次の12個の信号L3R20T〜LO3FTは、第1系統と第2系統の各第3ラッチ203,213の動作タイミングとこれら第3ラッチ203,213にラッチされるデータである。“even”のデータは第1ラッチ201から直接転送され、“odd”のデータは第1ラッチ211、第2ラッチ212を経て第3ラッチ213にシフトされており、結果として同時に入力された“even”と“odd”のデータのうち“even”のデータより“odd”のデータの方が位相を半周期分ずらしてシフトされている。
【0074】
最後の信号LOjTは、後段のマルチプレクサMUXから出力されるデータであり、第1系統と第2系統の各第3ラッチ203,213にラッチされた“even”と“odd”のデータが時分割されて出力されている。マルチプレクサMUXでは2個のインバータのゲート遅延だけ及ぼしている。
【0075】
上記のタイムチャートから読み取れるように、先頭アドレスの“even”のデータMOjETは、メインアンプAmp0〜Amp3から出力された後、レイテンシ処理回路20の入力部でスイッチ回路SW1,SW2により第1系統の信号パス215に振り分けられ、その後、第1ラッチ201から第3ラッチ203へ転送されて、マルチプレクサMUXにより時分割されて出力されている。その間、レイテンシ処理回路20の入力部においては、スイッチ回路SW1のトランスファー回路と第1ラッチ201のトランスファー回路とが1個のトランスファー回路S1により共通に構成されているので、第1ラッチ201に入力されるまでにインバータ1個のゲート遅延しか及ぼされていない。
【0076】
また、第1ラッチ201から第3ラッチ203へ転送される際には、第1ラッチ201のラッチ部LC1の手前から信号を導入しているので、トランスファー回路S1のゲート遅延しか及ぼされていない。
【0077】
また、第3ラッチ203にラッチされる際にも、信号パス選択用のスイッチ回路SW3のトランスファー回路と第3ラッチ203のトランスファー回路とが、1個のトランスファー回路S6により共通に構成されているので、第3ラッチ203にデータが転送されてからラッチされるまで、トランスファー回路S6のゲート遅延しか及ぼされない。
【0078】
つまり、先頭アドレスのデータがレイテンシ処理回路20を通過する際に、最小限の2つのラッチを通過しつつ、第1ラッチ201と第3ラッチ203の2つのラッチ間のデータ乗り換え時間を無くし、該データが通過する素子数も最小にされ、その通過時間が短縮されている。それゆえ、レイテンシ処理回路20を最も高速に動作させた場合に、リードコマンドの入力から先頭データの出力までの時間を短縮することができ、その分、更に高速な外部入力クロックCLKにも対応できるようになっている。
【0079】
図8は、レイテンシ設定が2.5クロックで先頭アドレスが“even”の場合におけるレイテンシ処理系の各回路の動作タイミングを示すタイムチャートであり、レイテンシ処理系をほぼ最高速に動作させた場合のものである。
【0080】
レイテンシ設定が2.5クロックの場合には、第1乃至第3ラッチクロックタイミング生成器52〜54から出力されるクロック信号と、信号パス205〜208,215〜218の選択内容とがレイテンシ2.0クロックの場合と異なってくる。
【0081】
第1乃至第3ラッチクロックタイミング生成器52〜54で生成されるクロック信号IQCLK1T、IQCLK2T、IQCLK2B、QCLKT、QCLKBの各タイミングは、CL2.5のレイテンシ設定の場合は、外部入力される動作クロックCLKの立上り位相からの時間t1Tb,t2Tb、外部入力される動作クロックCLKの立下り位相からの時間t2Bb、第1〜第3ラッチへのデータ取込み期間tW1T,tW2T,tW2B、DLL回路51から得られる時間R3Tb,R3Bb,F3Tb,F3Bbにより、それぞれ決定される。
【0082】
信号パスは、“even”のデータは第2系統の第1、第2および第3ラッチ211〜213をシフトするパス、“odd”データは第1系統の第1、第2、および第3ラッチ201〜203をシフトするパスが選択される。このうち、第2系統の第2ラッチ212から第3ラッチ213へは第2ラッチ212のスレーブラッチ212bを飛ばしてマスターラッチ212aから第3ラッチ213へ転送させる信号パス208が選択される。さらに、この信号パス208の分岐ノードn2は第2ラッチ212のマスターラッチ212aのラッチ部LC8とトランスファー回路S14との間に設けられている。これによりラッチ部LC8より後の信号LO2FBに比べて信号L2FTが“High”に切替るまでの時間(ラッチタイミングマージン)を無くすことの他に、ゲート遅延の少ない信号TLO2FBが第3ラッチに転送され、転送時間の短縮が図られている。
【0083】
そして、上記の信号パスでデータがシフトされることで、第2系統の第3ラッチ213に“even”のデータがラッチされた後、位相を半分遅れて第1系統の第3ラッチ203に“odd”のデータがラッチされる。そして、後段のマルチプレクサMUXにより時分割されて“even”−“odd”の順で出力される。
【0084】
図8のタイムチャートから読み取れるように、先頭アドレスの“even”のデータは、メインアンプAmp0〜Amp3から出力された後、レイテンシ処理回路20の入力部でスイッチ回路SW2により第2系統の信号パス218に振り分けられ、その後、第1ラッチ211、第2ラッチ212、第3ラッチ213へと転送されて、マルチプレクサMUXにより時分割されて出力される。その間、レイテンシ処理回路20の入力部においては、スイッチ回路SW2のトランスファー回路と第1ラッチ211のトランスファー回路とが1個のトランスファー回路S4により共通に構成されているので、第1ラッチ211に入力されるまでに1個のインバータのゲート遅延しか及ぼされていない。
【0085】
また、第2ラッチ212から第3ラッチ213へ転送される際には、データ信号は第2ラッチのマスターラッチ212aのラッチ部LC8の手前から導入されているので、信号パス選択用のスイッチ回路SW8のトランスファー回路S8のゲート遅延しか及ぼされず、ラッチ部LC8より後のデータLO2FBを転送するのに比べて、ラッチタイミングマージンの他にインバータ2個のゲート遅延分だけ短縮されている。
【0086】
また、第3ラッチ213にラッチされる際にも、信号パス選択用のスイッチ回路SW4のトランスファー回路と第3ラッチ213のトランスファー回路とが、1個のトランスファー回路S8により共通に構成されているので、第3ラッチ213にデータが転送されるタイミングとラッチされるまでのトランスファー回路S8のゲート遅延しか及ぼされない。
【0087】
つまり、先頭アドレスのデータがレイテンシ処理回路20を通過する際に、最小限の3つのラッチを通過しつつ、第2ラッチ212と第3ラッチ213の2つのラッチ間のデータ乗り換え時間を無くし、該データが通過する素子も最小にされて、その通過時間が短縮されている。それゆえ、レイテンシ処理回路20を最も高速に動作させた場合に、リードコマンドの入力から先頭アドレスのデータ出力までの時間を短縮することができ、その分、更に高速な外部入力クロックにも対応できるようになっている。
【0088】
[第2の実施の形態]
図9は、レイテンシを3クロックに設定可能なレイテンシ処理回路20’の概要と各レイテンシ設定の信号パスを示すブロック図である。
【0089】
この実施例のレイテンシ処理回路20’は、DDR方式のSDRAM1において、レイテンシを2.0、2.5、3.0クロックの3種類の何れかに選択できるようにした一例である。
【0090】
レイテンシが3.0クロックのときには、外部入力される動作クロックCLKが低速な場合に、読み出されたデータが出力されるまでに3クロック分のデータが読み出されるため、8ビットのデータをラッチする必要がある。それゆえ、第1〜第4のラッチ221〜224,231〜234を備えた2列のシフトレジスタ220,230が設けられている。
【0091】
このレイテンシ処理回路20’においても、上側のシフトレジスタ220は外部入力される動作クロックCLKの立上りで出力されるデータが通過するもの、下側のシフトレジスタ230は外部入力される動作クロックCLKの立下りで出力されるデータが通過するものである。従って、入力段には、レイテンシ設定値およびバースト読出しの先頭アドレスの最下位ビットの値により、“even”と“odd”の2系統の入出力バス15e,15dと、上下のシフトレジスタ220,230との接続関係を切り換えるスイッチ回路SW1,SW2が設けられている。
【0092】
また、レイテンシ設定が2.0クロックと2.5クロックの場合に不要なラッチを飛ばす信号パス241,243,245,246が設けられるとともに、信号パス241〜243,244〜246を選択するスイッチ回路SW3’,SW4’が設けられている。
【0093】
そして、この実施例のレイテンシ処理回路20’においても、図示は省略するが、図4のレイテンシ処理回路20と同様に、入力段のスイッチ回路SW1,SW2のトランスファー回路と第1ラッチ221,231の先頭のラッチ回路のトランスファー回路とが、それぞれの機能を兼ねるように共通のトランスファー回路で構成されている。
【0094】
また、レイテンシ設定に応じて信号パスを選択する後段のスイッチ回路SW3’,SW4’においても、該スイッチ回路SW3’,SW4’のトランスファー回路と第3ラッチ224,234のトランスファー回路とが、共通のトランスファー回路で構成されている。
【0095】
これらにより、スイッチ回路とラッチ回路とが別個に構成されている場合に比べて、信号パス上のトランスファー回路の数を減らすことが出来る。従って、該信号パスを伝送するビット信号の遅延時間の短縮が図れ、延いてはより高速な外部入力クロックCLKにも対応することが可能となる。
【0096】
さらに、上側の第1ラッチ221から分岐しているCL2.0用の信号パス243の分岐ノードn1、下側の第2ラッチ232から分岐しているCL2.5用の信号パス246の分岐ノードn2、また、上側の第3ラッチ223から第4ラッチ224への信号パス242の始点n3は、図4のレイテンシ処理回路20と同様に、ラッチ回路のラッチ部とトランスファー回路との間に設けてある。これにより、ラッチ部の後段に信号パスの分岐ノードや始点を設ける場合に比べて、ラッチタイミングマージンを無くすことの他に信号パス上のゲート数を減らすことが出来る。従って、該信号パスを伝送されるビット信号の遅延時間の短縮が図れ、延いてはより高速な外部クロックCLKにも対応することが可能となる。
【0097】
なお、レイテンシを4クロックに設定可能にするには、更に、シフトレジスタのラッチの段数を4段に増やすとともに、上記の場合と同様にCL2.0〜CL3.5用の信号パスを別個に設け、レイテンシの設定値に基づいてスイッチ回路で切り換えるように構成すれば良い。
【0098】
以上のように、上述した第1および第2の実施の形態のDDR−SDRAM1によれば、入出力バス15とレイテンシ処理回路20,20’との接続パスを切り換えるスイッチ回路SW1,SW2と、レイテンシ処理回路20,20’の第1ラッチ201,211,221,231とで、トランスファー回路を共通にしてそれぞれの機能を兼ねるように構成しているため、レイテンシ処理回路20を最も高速に動作させた場合におけるビット信号の最小伝送時間tLOminの短縮が図れ、それにより、外部から入力される動作クロックCLKの周波数の上限値を上げることが出来る。
【0099】
同様に、レイテンシ設定に応じた信号パスを選択するスイッチ回路SW3,SW4,SW3’,SW4’と、レイテンシ処理回路20,20’のラッチ回路203,213,224,234とで、トランスファー回路を共通にしていることで、レイテンシ処理回路20でのビット信号の最小伝送時間tLOminの短縮が図れ、外部入力クロックCLKの周波数の上限値を上げることが出来る。
【0100】
また、レイテンシ設定に応じた信号パスの分岐ノードn1,n2を、1個のラッチ回路におけるトランスファー回路とラッチ部との間に設けているので、ラッチ部の後に設けるのと比べて、レイテンシ処理回路20でのビット信号の最小伝送時間tLOminの短縮が図れ、外部入力される動作クロックCLKの周波数の上限値を上げることが出来る。
【0101】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0102】
例えば、実施例ではレイテンシ設定の変更が可能なレイテンシ処理回路について説明したが、レイテンシ設定の変更を行わないレイテンシ処理回路においても、入力段のスイッチ回路とレイテンシ処理回路のラッチ回路とでトランスファー回路を共通にする構成は、同様に適用できる。
【0103】
また、レイテンシの設定値や先頭アドレスの最下位ビットの値に基づき選択されるレイテンシ処理回路中の各信号パスは上記実施例に示したものに限られず、レイテンシ処理回路に応じて適宜変更可能である。
【0104】
また、ラッチ回路とスイッチ回路のトランスファー回路として、制御端子に印加する電圧により信号パスを遮断したり信号を反転して後段に伝送したりするクロックインバータを例示したが、その他、ゲートを制御端子としてソース−ドレイン間で信号を伝送したり遮断したりするトランスファーMOSFETを用いるなど、種々の変更が可能である。
【0105】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるDDR方式のSDRAMについて説明したがこの発明はそれに限定されるものでなく、1回の読出し処理で2倍の単位データを一度に読み出し、これらを時分割して単位データずつ出力させるプリフェッチ処理を行うDDR方式のSRAM(Static Random Access Memory)や、外部入力される動作クロックの半分のサイクル速度で読出し処理を行い、且つ、内部でプリフェッチ処理を行うことで、外部入力される動作クロックの片エッジに単位データの出力を行っていくSDR(Single Data Rate)方式のSDRAMやSRAMなど、プリフェッチ処理により読出し動作の高速化を図ろうとする種々の半導体記憶装置に広く利用することができる。
【0106】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0107】
すなわち、本発明に従うと、最も高速に動作させた場合におけるレイテンシ処理回路のビット信号の伝送時間を短縮でき、それにより、対応可能な外部入力クロックの周波数の上限値を上げられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適なDDR−SDRAMのチップ構成の一例を示す図である。
【図2】DDR−SDRAMにおけるリード系動作の概要を示す説明図である。
【図3】DDR−SDRAMにおけるリード系動作に係る各回路の動作タイミングと最小サイクル時間の関係を示す説明図である。
【図4】実施例のDDR−SDRAMのレイテンシ処理回路の具体例を示す回路図である。
【図5】実施例のレイテンシ処理回路の制御系回路の概要を示すブロック図である。
【図6】図5のラッチ制御回路の具体例を示す回路図である。
【図7】レイテンシ設定が2クロックの場合における実施例のレイテンシ処理系の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図8】レイテンシ設定が2.5クロックの場合における実施例のレイテンシ処理系の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図9】3クロックにレイテンシ設定が可能なレイテンシ処理回路の概要と各レイテンシ設定の信号パスを示すブロック図である。
【符号の説明】
1 DDR−SDRAM(半導体記憶装置)
10e〜13e 最下位ビットが“0”に対応するメモリアレイ
10d〜13d 最下位ビットが“1”に対応するメモリアレイ
20 レイテンシ処理回路
30 出力バッファ
15 入出力バス
40 クロックバッファ
50 DLL&ラッチ制御回路
51 DLL回路
52〜54 第1乃至第3ラッチクロックタイミング生成器
55 ラッチ制御回路
200 第1系統のシフトレジスタ
201 第1ラッチ
202 第2ラッチ
203 第3ラッチ
205,208 CL2.5用の信号パス
206,207 CL2.0用の信号パス
210 第2系統のシフトレジスタ
211 第1ラッチ
212 第2ラッチ
213 第3ラッチ
Amp0〜Amp3 メインアンプ
LC1〜LC10 ラッチ部
SW1,SW2 入力部のスイッチ回路
SW3,SW4 信号パス切換用のスイッチ回路
S1〜S8 トランスファー回路
n1,n2 信号パスの分岐ノード
CLK 外部入力される動作クロック
LOjT レイテンシ処理回路の出力信号
Claims (3)
- 複数のメモリセルを有するメモリアレイからリードコマンドに対応する第1及び第2のデータが並列に読み出されて、前記第1及び第2のデータがクロック信号に同期して前記第1及び第2のデータの順に直列に出力バッファから出力されるDDR型半導体記憶装置において、
前記クロック信号の立ち上がりに同期して前記出力バッファからデータを出力させる第1のシフトレジスタと、
前記クロック信号の立ち下がりに同期して前記出力バッファからデータを出力させる第2のシフトレジスタと、
前記並列に読み出された前記第1及び第2のデータを受け、リードレイテンシが前記クロック信号の立ち上がりに同期するタイミングに設定されている場合に、前記第1のデータを前記第1のシフトレジスタに、前記第2のデータを前記第2のシフトレジスタに出力し、前記リードレイテンシが前記クロック信号の立ち下がりに同期するタイミングに設定されている場合に、前記第1のデータを前記第2のシフトレジスタに、前記第2のデータを前記第1のシフトレジスタに出力するスイッチ回路と、を備えるDDR型半導体記憶装置。 - 前記メモリアレイは、カラムアドレス信号の最下位ビットが1の場合に対応するOddメモリアレイと前記カラムアドレス信号の最下位ビットが0の場合に対応するEvenメモリアレイとに分かれているものであって、
前記スイッチ回路は、
前記カラムアドレス信号の最下位ビットが1の場合には、前記Oddメモリアレイから読み出されるデータを第1のデータに、前記Evenメモリアレイから読み出されるデータを前記第2のデータとし、
前記カラムアドレス信号の最下位ビットが0の場合には、前記Evenメモリアレイから読み出されるデータを第1のデータに、前記Oddメモリアレイから読み出されるデータを前記第2のデータとするように制御する請求項1に記載のDDR型半導体記憶装置。 - 前記第1のシフトレジスタは、
前記リードレイテンシが前記クロック信号の立ち上がりに同期するタイミングに設定されている場合に前記第1のデータを通過させる第1の信号パスと、
前記リードレイテンシが前記クロック信号の立ち下がりに同期するタイミングに設定されている場合に前記第2のデータを通過させる第2の信号パスと、を有し、
前記第2の信号パスの遅延量は前記第1の信号パスの遅延量よりも前記クロック信号の1周期分遅くなる請求項1に記載のDDR型半導体記憶装置。
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