JP2003272155A - 光ディスク記録方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録プログラム - Google Patents
光ディスク記録方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録プログラムInfo
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- JP2003272155A JP2003272155A JP2002070548A JP2002070548A JP2003272155A JP 2003272155 A JP2003272155 A JP 2003272155A JP 2002070548 A JP2002070548 A JP 2002070548A JP 2002070548 A JP2002070548 A JP 2002070548A JP 2003272155 A JP2003272155 A JP 2003272155A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】追記型光ディスクの記録面が光の照射により劣
化した際も、記録されたデータの再生信号品位の悪化を
抑制して、追記型光ディスクに記録したデータの耐光
性、耐久性を向上させる。 【解決手段】本データを追記型光ディスクへ記録する前
に、記録出力のレーザ光を照射して、該光ディスクに試
し書きデータを記録する試し書き工程と、該試し書きデ
ータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再生
出力のレーザ光を照射して、該試し書きデータを再生し
て、再生信号品位の測定を行う再生測定工程と、の間
に、試し書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力
のレーザ光を所定回数照射する。よって、この領域を劣
化させることができるので、この状態で最適な記録パラ
メータを設定することで、光ディスクが光の照射を受け
て劣化してきても、本データの再生記録品位の悪化を抑
制することができる。
化した際も、記録されたデータの再生信号品位の悪化を
抑制して、追記型光ディスクに記録したデータの耐光
性、耐久性を向上させる。 【解決手段】本データを追記型光ディスクへ記録する前
に、記録出力のレーザ光を照射して、該光ディスクに試
し書きデータを記録する試し書き工程と、該試し書きデ
ータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再生
出力のレーザ光を照射して、該試し書きデータを再生し
て、再生信号品位の測定を行う再生測定工程と、の間
に、試し書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力
のレーザ光を所定回数照射する。よって、この領域を劣
化させることができるので、この状態で最適な記録パラ
メータを設定することで、光ディスクが光の照射を受け
て劣化してきても、本データの再生記録品位の悪化を抑
制することができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、追記型光ディス
クに記録したデータの耐光性を向上させる技術に関す
る。
クに記録したデータの耐光性を向上させる技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CD−RやDVD−Rなどの追記型光デ
ィスク(以下、単に光ディスクとも称する。)は、1度
だけデータを記録可能なメディアである。追記型光ディ
スクは、図6に示したような構造である。図6は、追記
型光ディスクの一例であるCD−Rの概略の斜視構造図
である。CD−Rは、ポリカーボネート層(基板)、有
機色素層(記録層)、反射層、及び保護層(オーバコー
ト層)がこの順に積層された構造である。また、記録層
にレーザ光が照射されると有機色素が熱により変化し、
それに伴ってポリカーボネート層も変化することでデー
タの記録が行われる。
ィスク(以下、単に光ディスクとも称する。)は、1度
だけデータを記録可能なメディアである。追記型光ディ
スクは、図6に示したような構造である。図6は、追記
型光ディスクの一例であるCD−Rの概略の斜視構造図
である。CD−Rは、ポリカーボネート層(基板)、有
機色素層(記録層)、反射層、及び保護層(オーバコー
ト層)がこの順に積層された構造である。また、記録層
にレーザ光が照射されると有機色素が熱により変化し、
それに伴ってポリカーボネート層も変化することでデー
タの記録が行われる。
【0003】光ディスクの記録層には、主に、シアニン
系、フタロシアニン系、アゾ系の有機色素が使用され
る。フタロシアニン系及びアゾ系の有機色素は、耐光性
に優れている。一方、シアニン系の有機色素は、フタロ
シアニン系及びアゾ系の有機色素に比べて耐光性が多少
劣るが、有機色素に耐光剤(光劣化防止剤)が混合され
て、耐光性の向上が図られている。
系、フタロシアニン系、アゾ系の有機色素が使用され
る。フタロシアニン系及びアゾ系の有機色素は、耐光性
に優れている。一方、シアニン系の有機色素は、フタロ
シアニン系及びアゾ系の有機色素に比べて耐光性が多少
劣るが、有機色素に耐光剤(光劣化防止剤)が混合され
て、耐光性の向上が図られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、追記型
光ディスクの記録面に直射日光や蛍光灯の光などが長時
間が当たると、記録面が劣化して退色が発生する。この
劣化により、C1エラーが発生したりジッタが悪くなっ
たりし、さらには、C2エラーが発生することもある。
そのため、追記型光ディスクに記録した音楽データの音
質が悪くなったり、記録データを再生できなくなったり
する。
光ディスクの記録面に直射日光や蛍光灯の光などが長時
間が当たると、記録面が劣化して退色が発生する。この
劣化により、C1エラーが発生したりジッタが悪くなっ
たりし、さらには、C2エラーが発生することもある。
そのため、追記型光ディスクに記録した音楽データの音
質が悪くなったり、記録データを再生できなくなったり
する。
【0005】この問題は、直射日光や蛍光灯の光などが
当たる場所に光ディスクを保管せずに、冷暗所に保管す
ることで防止できる。また、光ディスク記録装置で追記
型光ディスクへデータを記録したり、光ディスク再生装
置で追記型光ディスクに記録したデータを再生したりす
るために、光ディスクを装置に出し入れする際に、直射
日光や蛍光灯の光などが極力当たらないように取り扱う
と、さらに効果的である。
当たる場所に光ディスクを保管せずに、冷暗所に保管す
ることで防止できる。また、光ディスク記録装置で追記
型光ディスクへデータを記録したり、光ディスク再生装
置で追記型光ディスクに記録したデータを再生したりす
るために、光ディスクを装置に出し入れする際に、直射
日光や蛍光灯の光などが極力当たらないように取り扱う
と、さらに効果的である。
【0006】一方、上記のように直射日光などの光が追
記型光ディスクに当たらないように注意を払っていて
も、追記型光ディスクに記録したデータを光ディスク再
生装置で何度も再生すると、再生信号品位が悪くなると
いう問題がある。例えば、追記型光ディスクに記録した
好みの曲を、光ディスク再生装置のリピート機能などを
用いて何度も再生すると、C1エラーの発生やジッタの
悪化などにより、音質が徐々に悪くなる。この現象は、
追記型光ディスクの同じ箇所を何度も再生すると、その
箇所にレーザ光が集中的に照射されるため、追記型光デ
ィスクに直射日光などの光が長時間当たった場合と同様
に、光ディスクの記録面が劣化するために起こるのであ
る。
記型光ディスクに当たらないように注意を払っていて
も、追記型光ディスクに記録したデータを光ディスク再
生装置で何度も再生すると、再生信号品位が悪くなると
いう問題がある。例えば、追記型光ディスクに記録した
好みの曲を、光ディスク再生装置のリピート機能などを
用いて何度も再生すると、C1エラーの発生やジッタの
悪化などにより、音質が徐々に悪くなる。この現象は、
追記型光ディスクの同じ箇所を何度も再生すると、その
箇所にレーザ光が集中的に照射されるため、追記型光デ
ィスクに直射日光などの光が長時間当たった場合と同様
に、光ディスクの記録面が劣化するために起こるのであ
る。
【0007】この問題の解決方法の1つに、本願出願人
が提案・実施している記録方法であるオーディオマスタ
(Audio MASTER)(商標)がある。この方法は、追記型
光ディスクにデータを記録する際に形成するピットとラ
ンドの長さを、該光ディスクが規定するその長さよりも
長くするものであり、相対的にノイズの原因となるジッ
タを抑制することができる。なお、オーディオマスタで
記録された音楽CDは、線速1.4m/sで再生可能で
あり、レッドブックが規定する線速度1.2〜1.4m
/sを満たしている。よって、この方法で記録した光デ
ィスクは、他の光ディスク再生装置でも問題なく再生す
ることができる。
が提案・実施している記録方法であるオーディオマスタ
(Audio MASTER)(商標)がある。この方法は、追記型
光ディスクにデータを記録する際に形成するピットとラ
ンドの長さを、該光ディスクが規定するその長さよりも
長くするものであり、相対的にノイズの原因となるジッ
タを抑制することができる。なお、オーディオマスタで
記録された音楽CDは、線速1.4m/sで再生可能で
あり、レッドブックが規定する線速度1.2〜1.4m
/sを満たしている。よって、この方法で記録した光デ
ィスクは、他の光ディスク再生装置でも問題なく再生す
ることができる。
【0008】このように、オーディオマスタは、追記型
光ディスクに記録したデータの耐久性を向上させる優れ
た技術である。しかしながら、オーディオマスタで記録
した追記型光ディスクであっても、追記型光ディスクの
記録面が光の照射により劣化した際には、光ディスクに
記録されたデータの再生信号品位は悪化してしまう。
光ディスクに記録したデータの耐久性を向上させる優れ
た技術である。しかしながら、オーディオマスタで記録
した追記型光ディスクであっても、追記型光ディスクの
記録面が光の照射により劣化した際には、光ディスクに
記録されたデータの再生信号品位は悪化してしまう。
【0009】そこで、本発明では、上記の問題を解決す
るために、追記型光ディスクの記録面が光の照射により
劣化した際も、記録されたデータの再生信号品位の悪化
を抑制して、追記型光ディスクに記録したデータの耐光
性、耐久性を向上させることができる光ディスク記録方
法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録プログラ
ムを提供することを目的とする。
るために、追記型光ディスクの記録面が光の照射により
劣化した際も、記録されたデータの再生信号品位の悪化
を抑制して、追記型光ディスクに記録したデータの耐光
性、耐久性を向上させることができる光ディスク記録方
法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録プログラ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0011】(1)本データを光ディスクへ記録する前
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクに試
し書きデータを記録する試し書き工程と、該試し書きデ
ータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再生
出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生し
て、再生信号品位の測定を行う再生測定工程と、該再生
信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータ
を記録する際の最適な記録パラメータを設定するパラメ
ータ設定工程と、を含む光ディスク記録方法において、
上記試し書き工程と上記再生測定工程との間に、該試し
書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射することを特徴とする。
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクに試
し書きデータを記録する試し書き工程と、該試し書きデ
ータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再生
出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生し
て、再生信号品位の測定を行う再生測定工程と、該再生
信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータ
を記録する際の最適な記録パラメータを設定するパラメ
ータ設定工程と、を含む光ディスク記録方法において、
上記試し書き工程と上記再生測定工程との間に、該試し
書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射することを特徴とする。
【0012】この構成において、本データを光ディスク
へ記録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光
ディスクに試し書きデータを記録する試し書き工程と、
該試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力より
も小さい再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデ
ータを再生して、再生信号品位の測定を行う再生測定工
程と、の間に、試し書きデータの記録箇所を含む領域へ
所定の出力の光ビームを所定回数照射する。したがっ
て、試し書き工程で記録した試し書きデータに所定の出
力の光ビームを所定回数照射することによって、試し書
きデータの記録箇所を含む領域を劣化させることができ
る。そのため、この状態で最適な記録パラメータをパラ
メータ設定工程で設定することで、光ディスクが光の照
射を受けて劣化してきても、本データの再生記録品位の
悪化を抑制することが可能となる。
へ記録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光
ディスクに試し書きデータを記録する試し書き工程と、
該試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力より
も小さい再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデ
ータを再生して、再生信号品位の測定を行う再生測定工
程と、の間に、試し書きデータの記録箇所を含む領域へ
所定の出力の光ビームを所定回数照射する。したがっ
て、試し書き工程で記録した試し書きデータに所定の出
力の光ビームを所定回数照射することによって、試し書
きデータの記録箇所を含む領域を劣化させることができ
る。そのため、この状態で最適な記録パラメータをパラ
メータ設定工程で設定することで、光ディスクが光の照
射を受けて劣化してきても、本データの再生記録品位の
悪化を抑制することが可能となる。
【0013】(2)本データを光ディスクへ記録する前
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクに試
し書きデータを記録する試し書き工程と、該試し書きデ
ータの記録箇所を含む領域へ再生出力の光ビームを照射
して、該試し書きデータを再生して、再生信号品位の測
定を行う再生測定工程と、該再生信号品位の測定結果に
基づいて、該光ディスクへデータを記録する際の最適な
記録パラメータを設定するパラメータ設定工程と、を含
む光ディスク記録方法において、上記試し書き工程の前
に、該試し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ所定
の出力の光ビームを所定回数照射することを特徴とす
る。
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクに試
し書きデータを記録する試し書き工程と、該試し書きデ
ータの記録箇所を含む領域へ再生出力の光ビームを照射
して、該試し書きデータを再生して、再生信号品位の測
定を行う再生測定工程と、該再生信号品位の測定結果に
基づいて、該光ディスクへデータを記録する際の最適な
記録パラメータを設定するパラメータ設定工程と、を含
む光ディスク記録方法において、上記試し書き工程の前
に、該試し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ所定
の出力の光ビームを所定回数照射することを特徴とす
る。
【0014】この構成において、本データを光ディスク
へ記録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光
ディスクに試し書きデータを記録する試し書き工程の前
に、該試し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ所定
の出力の光ビームを所定回数照射する。したがって、試
し書き工程の前に光ディスクへ光ビームを照射すること
で、データを未記録の光ディスクへ光を照射して記録面
を劣化させることができる。そのため、この状態で試し
書きデータを記録・再生して、最適な記録パラメータを
パラメータ設定工程で設定することで、光ディスクが光
の照射を受けて劣化した状態でも、記録した本データの
再生記録品位の悪化を抑制することが可能となる。
へ記録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光
ディスクに試し書きデータを記録する試し書き工程の前
に、該試し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ所定
の出力の光ビームを所定回数照射する。したがって、試
し書き工程の前に光ディスクへ光ビームを照射すること
で、データを未記録の光ディスクへ光を照射して記録面
を劣化させることができる。そのため、この状態で試し
書きデータを記録・再生して、最適な記録パラメータを
パラメータ設定工程で設定することで、光ディスクが光
の照射を受けて劣化した状態でも、記録した本データの
再生記録品位の悪化を抑制することが可能となる。
【0015】(3)前記所定回数照射する光ビームの出
力は、前記再生出力以上で前記記録出力未満の大きさで
あることを特徴とする。
力は、前記再生出力以上で前記記録出力未満の大きさで
あることを特徴とする。
【0016】この構成において、再生出力以上で記録出
力未満の出力である光ビームを所定回数光ディスクへ照
射する。したがって、光ディスクへ誤ってデータを記録
することなく短時間で、光ディスクを光の照射を受けて
劣化した状態にすることが可能となる。
力未満の出力である光ビームを所定回数光ディスクへ照
射する。したがって、光ディスクへ誤ってデータを記録
することなく短時間で、光ディスクを光の照射を受けて
劣化した状態にすることが可能となる。
【0017】(4)前記所定回数照射する光ビームを、
1回照射する毎に停止せずに、所定回数連続して照射す
ることを特徴とする。
1回照射する毎に停止せずに、所定回数連続して照射す
ることを特徴とする。
【0018】この構成において、光ディスクへ所定回数
照射する光ビームは、1回照射する毎に停止せずに、所
定回数連続して照射する。したがって、光ディスクが光
の照射を受けて劣化した状態に短時間ですることが可能
となる。
照射する光ビームは、1回照射する毎に停止せずに、所
定回数連続して照射する。したがって、光ディスクが光
の照射を受けて劣化した状態に短時間ですることが可能
となる。
【0019】(5)本データを光ディスクへ記録する前
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクへ試
し書きデータを記録するデータ記録手段と、該試し書き
データの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再
生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生
する再生手段と、該試し書きデータの再生信号品位を測
定する信号品位測定手段と、該再生信号品位の測定結果
に基づいて、該光ディスクへ本データを記録する際の最
適な記録パラメータを設定するパラメータ設定手段と、
上記試し書き工程と上記再生測定工程との間に、該試し
書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射するように、上記データ記録手段を制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクへ試
し書きデータを記録するデータ記録手段と、該試し書き
データの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再
生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生
する再生手段と、該試し書きデータの再生信号品位を測
定する信号品位測定手段と、該再生信号品位の測定結果
に基づいて、該光ディスクへ本データを記録する際の最
適な記録パラメータを設定するパラメータ設定手段と、
上記試し書き工程と上記再生測定工程との間に、該試し
書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射するように、上記データ記録手段を制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】この構成において、光ディスク記録装置
は、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の
光ビームを照射して、該光ディスクへ試し書きデータを
記録するデータ記録手段と、該試し書きデータの記録箇
所を含む領域に記録出力よりも小さい再生出力の光ビー
ムを照射して、該試し書きデータを再生する再生手段
と、該試し書きデータの再生信号品位を測定する信号品
位測定手段と、該再生信号品位の測定結果に基づいて、
該光ディスクへ本データを記録する際の最適な記録パラ
メータを設定するパラメータ設定手段と、上記試し書き
工程と上記再生測定工程との間に、該試し書きデータの
記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを所定回数
照射するように、上記データ記録手段を制御する制御手
段と、を備えている。したがって、(1)と同様の効果
を得ることができる。
は、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の
光ビームを照射して、該光ディスクへ試し書きデータを
記録するデータ記録手段と、該試し書きデータの記録箇
所を含む領域に記録出力よりも小さい再生出力の光ビー
ムを照射して、該試し書きデータを再生する再生手段
と、該試し書きデータの再生信号品位を測定する信号品
位測定手段と、該再生信号品位の測定結果に基づいて、
該光ディスクへ本データを記録する際の最適な記録パラ
メータを設定するパラメータ設定手段と、上記試し書き
工程と上記再生測定工程との間に、該試し書きデータの
記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを所定回数
照射するように、上記データ記録手段を制御する制御手
段と、を備えている。したがって、(1)と同様の効果
を得ることができる。
【0021】(6)本データを光ディスクへ記録する前
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクへ試
し書きデータを記録するデータ記録手段と、該試し書き
データの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再
生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生
する再生手段と、該試し書きデータの再生信号品位を測
定する信号品位測定手段と、該再生信号品位の測定結果
に基づいて、該光ディスクへ本データを記録する際の最
適な記録パラメータを設定するパラメータ設定手段と、
上記試し書き工程の前に、該試し書きデータの記録予定
箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射
するように、上記データ記録手段を制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクへ試
し書きデータを記録するデータ記録手段と、該試し書き
データの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい再
生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生
する再生手段と、該試し書きデータの再生信号品位を測
定する信号品位測定手段と、該再生信号品位の測定結果
に基づいて、該光ディスクへ本データを記録する際の最
適な記録パラメータを設定するパラメータ設定手段と、
上記試し書き工程の前に、該試し書きデータの記録予定
箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射
するように、上記データ記録手段を制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0022】この構成において、光ディスク記録装置
は、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の
光ビームを照射して、該光ディスクへ試し書きデータを
記録するデータ記録手段と、該試し書きデータの記録箇
所を含む領域に記録出力よりも小さい再生出力の光ビー
ムを照射して、該試し書きデータを再生する再生手段
と、該試し書きデータの再生信号品位を測定する信号品
位測定手段と、該再生信号品位の測定結果に基づいて、
該光ディスクへ本データを記録する際の最適な記録パラ
メータを設定するパラメータ設定手段と、上記試し書き
工程の前に、該試し書きデータの記録予定箇所を含む領
域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射するように、
上記データ記録手段を制御する制御手段と、を備えてい
る。したがって、(2)と同様の効果を得ることができ
る。
は、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の
光ビームを照射して、該光ディスクへ試し書きデータを
記録するデータ記録手段と、該試し書きデータの記録箇
所を含む領域に記録出力よりも小さい再生出力の光ビー
ムを照射して、該試し書きデータを再生する再生手段
と、該試し書きデータの再生信号品位を測定する信号品
位測定手段と、該再生信号品位の測定結果に基づいて、
該光ディスクへ本データを記録する際の最適な記録パラ
メータを設定するパラメータ設定手段と、上記試し書き
工程の前に、該試し書きデータの記録予定箇所を含む領
域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射するように、
上記データ記録手段を制御する制御手段と、を備えてい
る。したがって、(2)と同様の効果を得ることができ
る。
【0023】(7)前記制御手段は、前記所定回数照射
する光ビームの出力を、前記再生出力以上で前記記録出
力未満の大きさに制御することを特徴とする。
する光ビームの出力を、前記再生出力以上で前記記録出
力未満の大きさに制御することを特徴とする。
【0024】この構成において、光ディスク記録装置で
は、制御手段で光ビームの出力を、再生出力以上で記録
出力未満の大きさに制御して、光ディスクへ所定回数照
射する。したがって、(3)と同様の効果を得ることが
できる。
は、制御手段で光ビームの出力を、再生出力以上で記録
出力未満の大きさに制御して、光ディスクへ所定回数照
射する。したがって、(3)と同様の効果を得ることが
できる。
【0025】(8)前記制御手段は、前記所定回数照射
する光ビームを、1回照射する毎に停止せずに、所定回
数連続して照射することを特徴とする。
する光ビームを、1回照射する毎に停止せずに、所定回
数連続して照射することを特徴とする。
【0026】この構成において、光ディスク記録装置で
は、制御手段で所定回数照射する光ビームを、1回照射
する毎に停止せずに、所定回数連続して照射するように
制御する。したがって、(4)と同様の効果を得ること
ができる。
は、制御手段で所定回数照射する光ビームを、1回照射
する毎に停止せずに、所定回数連続して照射するように
制御する。したがって、(4)と同様の効果を得ること
ができる。
【0027】(9)光ディスク記録装置の制御手段に、
本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の光ビ
ームを照射して、該光ディスクに試し書きデータを記録
する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領域へ所
定の出力の光ビームを所定回数照射する手順、該試し書
きデータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい
再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再
生して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生信号品
位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータを記録
する際の最適な記録パラメータを設定する手順、を実行
させる。
本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の光ビ
ームを照射して、該光ディスクに試し書きデータを記録
する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領域へ所
定の出力の光ビームを所定回数照射する手順、該試し書
きデータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも小さい
再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再
生して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生信号品
位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータを記録
する際の最適な記録パラメータを設定する手順、を実行
させる。
【0028】この構成において、本データを光ディスク
へ記録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光
ディスクに試し書きデータを記録する手順、該試し書き
データの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを
所定回数照射する手順、該試し書きデータの記録箇所を
含む領域に記録出力よりも小さい再生出力の光ビームを
照射して、該試し書きデータを再生して、再生信号品位
の測定を行う手順、該再生信号品位の測定結果に基づい
て、該光ディスクへデータを記録する際の最適な記録パ
ラメータを設定する手順、を光ディスク記録装置の制御
手段に実行させることで、光ディスクに記録するデータ
の耐光性を向上させることが可能となる。したがって、
(1)と同様の効果を得ることができる。
へ記録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光
ディスクに試し書きデータを記録する手順、該試し書き
データの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを
所定回数照射する手順、該試し書きデータの記録箇所を
含む領域に記録出力よりも小さい再生出力の光ビームを
照射して、該試し書きデータを再生して、再生信号品位
の測定を行う手順、該再生信号品位の測定結果に基づい
て、該光ディスクへデータを記録する際の最適な記録パ
ラメータを設定する手順、を光ディスク記録装置の制御
手段に実行させることで、光ディスクに記録するデータ
の耐光性を向上させることが可能となる。したがって、
(1)と同様の効果を得ることができる。
【0029】(10)光ディスク記録装置の制御手段
に、光ディスクの試し書きデータの記録予定箇所を含む
領域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射する手順、
本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の光ビ
ームを照射して、該光ディスクに試し書きデータを記録
する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領域へ再
生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生
して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生信号品位
の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータを記録す
る際の最適な記録パラメータを設定する手順、を実行さ
せる。
に、光ディスクの試し書きデータの記録予定箇所を含む
領域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射する手順、
本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の光ビ
ームを照射して、該光ディスクに試し書きデータを記録
する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領域へ再
生出力の光ビームを照射して、該試し書きデータを再生
して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生信号品位
の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータを記録す
る際の最適な記録パラメータを設定する手順、を実行さ
せる。
【0030】この構成において、光ディスクの試し書き
データの記録予定箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射する手順、本データを光ディスクへ記
録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディ
スクに試し書きデータを記録する手順、該試し書きデー
タの記録箇所を含む領域へ再生出力の光ビームを照射し
て、該試し書きデータを再生して、再生信号品位の測定
を行う手順、該再生信号品位の測定結果に基づいて、該
光ディスクへデータを記録する際の最適な記録パラメー
タを設定する手順、を光ディスク記録装置の制御手段に
実行させることで、光ディスクに記録するデータの耐光
性を向上させることが可能になる。したがって、(2)
と同様の効果を得ることができる。
データの記録予定箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射する手順、本データを光ディスクへ記
録する前に、記録出力の光ビームを照射して、該光ディ
スクに試し書きデータを記録する手順、該試し書きデー
タの記録箇所を含む領域へ再生出力の光ビームを照射し
て、該試し書きデータを再生して、再生信号品位の測定
を行う手順、該再生信号品位の測定結果に基づいて、該
光ディスクへデータを記録する際の最適な記録パラメー
タを設定する手順、を光ディスク記録装置の制御手段に
実行させることで、光ディスクに記録するデータの耐光
性を向上させることが可能になる。したがって、(2)
と同様の効果を得ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1は、本発明
の実施形態に係る光ディスク記録装置の構成を示したブ
ロック図である。本実施形態では、光ディスクに照射す
る光ビームとしてレーザ光を用いる構成を示す。図1に
示したように、光ディスク記録装置1は、光ピックアッ
プ10、スピンドルモータ11、RFアンプ12、サー
ボ回路13、ATIP検出回路14、デコーダ15、パ
ラメータ設定手段及び制御手段である制御部16、エン
コーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ1
9、レーザパワー制御回路20、周波数発生器21、エ
ンベロープ検出回路22、再生信号品位測定手段である
再生信号品位検出回路部24、記憶部25、操作部2
7、及び表示部28を備えている。また、光ピックアッ
プ10、サーボ回路13、エンコーダ17、ストラテジ
回路18、レーザドライバ19及びレーザパワー制御回
路20によって、データの記録手段である記録部29が
構成されている。さらに、光ピックアップ10及びRF
アンプ12によって、データの再生手段である再生部3
0が構成されている。
の実施形態に係る光ディスク記録装置の構成を示したブ
ロック図である。本実施形態では、光ディスクに照射す
る光ビームとしてレーザ光を用いる構成を示す。図1に
示したように、光ディスク記録装置1は、光ピックアッ
プ10、スピンドルモータ11、RFアンプ12、サー
ボ回路13、ATIP検出回路14、デコーダ15、パ
ラメータ設定手段及び制御手段である制御部16、エン
コーダ17、ストラテジ回路18、レーザドライバ1
9、レーザパワー制御回路20、周波数発生器21、エ
ンベロープ検出回路22、再生信号品位測定手段である
再生信号品位検出回路部24、記憶部25、操作部2
7、及び表示部28を備えている。また、光ピックアッ
プ10、サーボ回路13、エンコーダ17、ストラテジ
回路18、レーザドライバ19及びレーザパワー制御回
路20によって、データの記録手段である記録部29が
構成されている。さらに、光ピックアップ10及びRF
アンプ12によって、データの再生手段である再生部3
0が構成されている。
【0032】スピンドルモータ11は、データの記録対
象である光ディスクDを回転駆動するモータである。ま
た、スピンドルモータの回転軸先端部には、光ディスク
を保持(チャッキング)するためのターンテーブルなど
からなる図外の光ディスク保持機構が設けられている。
象である光ディスクDを回転駆動するモータである。ま
た、スピンドルモータの回転軸先端部には、光ディスク
を保持(チャッキング)するためのターンテーブルなど
からなる図外の光ディスク保持機構が設けられている。
【0033】光ピックアップ10は、レーザダイオー
ド、レンズ及びミラーなどの光学系、戻り光(反射光)
受光素子、並びにフォーカスサーボ機構などを備えてい
る。また、記録及び再生時にはレーザ光を光ディスクD
に対して照射して、光ディスクDからの戻り光を受光し
て受光信号であるEFM(Eight to Fourteen Modulati
on)変調されたRF信号をRFアンプ12に出力する。
なお、フォーカスサーボ機構は、光ピックアップ10の
レンズと光ディスクのデータ面との距離を一定に保つた
めのサーボ機構である。また、光ピックアップ10は、
モニタダイオードを備えており、光ディスクDの戻り光
によってモニタダイオードに電流が生じ、この電流がレ
ーザパワー制御回路20へ供給されるようになってい
る。
ド、レンズ及びミラーなどの光学系、戻り光(反射光)
受光素子、並びにフォーカスサーボ機構などを備えてい
る。また、記録及び再生時にはレーザ光を光ディスクD
に対して照射して、光ディスクDからの戻り光を受光し
て受光信号であるEFM(Eight to Fourteen Modulati
on)変調されたRF信号をRFアンプ12に出力する。
なお、フォーカスサーボ機構は、光ピックアップ10の
レンズと光ディスクのデータ面との距離を一定に保つた
めのサーボ機構である。また、光ピックアップ10は、
モニタダイオードを備えており、光ディスクDの戻り光
によってモニタダイオードに電流が生じ、この電流がレ
ーザパワー制御回路20へ供給されるようになってい
る。
【0034】周波数発生器21は、スピンドルモータ1
1が出力した回転角度や回転数を検出して、その信号を
サーボ回路13に出力する。
1が出力した回転角度や回転数を検出して、その信号を
サーボ回路13に出力する。
【0035】RFアンプ12は、光ピックアップ10か
ら供給されるEFM変調されたRF信号を増幅して、増
幅後のRF信号をサーボ回路13、ATIP検出回路1
4、エンベロープ検出回路22、再生信号品位を測定す
る再生信号品位検出回路部24、及びデコーダ15に出
力する。
ら供給されるEFM変調されたRF信号を増幅して、増
幅後のRF信号をサーボ回路13、ATIP検出回路1
4、エンベロープ検出回路22、再生信号品位を測定す
る再生信号品位検出回路部24、及びデコーダ15に出
力する。
【0036】デコーダ15は、再生時には、RFアンプ
12から供給されるEFM変調されたRF信号をEFM
復調して再生データを生成し、記憶部25に出力する。
また、デコーダ15は、記録時には、テスト記録によっ
て記録された領域を再生する際に、RFアンプ12から
供給されたRF信号をEFM復調する。
12から供給されるEFM変調されたRF信号をEFM
復調して再生データを生成し、記憶部25に出力する。
また、デコーダ15は、記録時には、テスト記録によっ
て記録された領域を再生する際に、RFアンプ12から
供給されたRF信号をEFM復調する。
【0037】本実施形態に係る光ディスク記録装置1で
は、データを記録する際に、本データの記録に先立ち、
光ディスクDの内周側のPCA(Power Calibration Ar
ea)領域にテスト記録を行う。そして、このテスト記録
した領域の再生結果に基づいて、光ディスクDに対して
良好な記録を行える記録条件を求めるように構成されて
いる。
は、データを記録する際に、本データの記録に先立ち、
光ディスクDの内周側のPCA(Power Calibration Ar
ea)領域にテスト記録を行う。そして、このテスト記録
した領域の再生結果に基づいて、光ディスクDに対して
良好な記録を行える記録条件を求めるように構成されて
いる。
【0038】ここで、光ディスクDのテスト記録を行う
領域について、図2を用いて説明する。図2は、光ディ
スクの領域構成を示した断面図である。光ディスクDの
外径は120mmであり、光ディスクDの直径46〜5
0mmの区間がリードイン領域114として用意され、
その外周側にデータを記録するプログラム領域118及
び残余領域120が用意されている。一方、リードイン
領域114よりも内周側には、内周側PCA領域112
が用意されている。また、内周側PCA領域112に
は、テスト領域112aと、カウント領域112bと、
が用意されている。このテスト領域112aには、前述
のように本記録に先立ち、テスト記録が実施される。こ
こで、テスト領域112aとしては、テスト記録を複数
回行える領域が用意されている。また、カウント領域1
12bには、テスト記録終了時にテスト領域112aの
どの部分まで記録が終了しているかを示すEFM信号が
記録される。したがって、次にこの光ディスクDに対し
てテスト記録を行う際には、カウント領域112bのE
FM信号を検出することにより、テスト領域112aの
どの位置からテスト記録を開始すれば良いかが、わかる
ようになっている。本実施形態に係る光ディスク記録装
置1では、データの本記録を行う前に上記のテスト領域
112aへテスト記録を行っている。
領域について、図2を用いて説明する。図2は、光ディ
スクの領域構成を示した断面図である。光ディスクDの
外径は120mmであり、光ディスクDの直径46〜5
0mmの区間がリードイン領域114として用意され、
その外周側にデータを記録するプログラム領域118及
び残余領域120が用意されている。一方、リードイン
領域114よりも内周側には、内周側PCA領域112
が用意されている。また、内周側PCA領域112に
は、テスト領域112aと、カウント領域112bと、
が用意されている。このテスト領域112aには、前述
のように本記録に先立ち、テスト記録が実施される。こ
こで、テスト領域112aとしては、テスト記録を複数
回行える領域が用意されている。また、カウント領域1
12bには、テスト記録終了時にテスト領域112aの
どの部分まで記録が終了しているかを示すEFM信号が
記録される。したがって、次にこの光ディスクDに対し
てテスト記録を行う際には、カウント領域112bのE
FM信号を検出することにより、テスト領域112aの
どの位置からテスト記録を開始すれば良いかが、わかる
ようになっている。本実施形態に係る光ディスク記録装
置1では、データの本記録を行う前に上記のテスト領域
112aへテスト記録を行っている。
【0039】図1に戻り、記憶部25は、デコーダ15
から出力された光ディスクDの再生データや、光ディス
ク記録装置1の外部から入力されたデータなどを一旦記
憶する。そして、再生時には記憶したデータを図外のデ
ータ再生部へ出力し、記録用光ディスクにデータを記録
する時には、記憶したデータをエンコーダ17へ出力す
る。
から出力された光ディスクDの再生データや、光ディス
ク記録装置1の外部から入力されたデータなどを一旦記
憶する。そして、再生時には記憶したデータを図外のデ
ータ再生部へ出力し、記録用光ディスクにデータを記録
する時には、記憶したデータをエンコーダ17へ出力す
る。
【0040】ATIP検出回路14は、RFアンプ12
から供給されたRF信号中に含まれるウォブル信号成分
を抽出し、このウォブル信号成分に含まれる各位置の時
間情報(アドレス情報)、及び光ディスクを識別する識
別情報(ディスクID)やディスクに使われている色素
などのディスクの種類を示す情報を復号し、制御部16
に出力する。ここで、ウォブル信号成分とは、記録用光
ディスクの蛇行した記録トラックの蛇行周波数を表す信
号成分であり、時間情報や識別情報などは蛇行周波数を
FM変調することで記録されている。
から供給されたRF信号中に含まれるウォブル信号成分
を抽出し、このウォブル信号成分に含まれる各位置の時
間情報(アドレス情報)、及び光ディスクを識別する識
別情報(ディスクID)やディスクに使われている色素
などのディスクの種類を示す情報を復号し、制御部16
に出力する。ここで、ウォブル信号成分とは、記録用光
ディスクの蛇行した記録トラックの蛇行周波数を表す信
号成分であり、時間情報や識別情報などは蛇行周波数を
FM変調することで記録されている。
【0041】再生信号品位検出回路部24は、光ディス
クDのテスト記録領域を再生している時に、RFアンプ
12から供給されるRF信号から再生信号品位に関係す
るβ値やアシンメトリを算出し、算出結果を制御部16
に出力する。ここで、β値は、EFM変調された信号波
形のピークレベル(符号は+)をa、ボトムレベル(符
号は−)をbとすると、β=(a+b)/(a−b)で
求めることができる。
クDのテスト記録領域を再生している時に、RFアンプ
12から供給されるRF信号から再生信号品位に関係す
るβ値やアシンメトリを算出し、算出結果を制御部16
に出力する。ここで、β値は、EFM変調された信号波
形のピークレベル(符号は+)をa、ボトムレベル(符
号は−)をbとすると、β=(a+b)/(a−b)で
求めることができる。
【0042】エンベロープ検出回路22は、光ディスク
Dへテスト記録を行う前に、光ディスクDのテスト領域
112aのどの部分からテスト記録を開始するかを検出
するために、上述した光ディスクDのカウント領域11
2bでのEFM信号のエンベロープを検出する。
Dへテスト記録を行う前に、光ディスクDのテスト領域
112aのどの部分からテスト記録を開始するかを検出
するために、上述した光ディスクDのカウント領域11
2bでのEFM信号のエンベロープを検出する。
【0043】サーボ回路13は、スピンドルモータ11
の回転制御、並びに光ピックアップ10のフォーカス制
御、トラッキング制御、及び送り制御を行う。本実施形
態に係る光ディスク記録装置1では記録時には、光ディ
スクDを角速度一定で駆動する方式であるCAV(Cons
tant Angular Velocity)方式と、光ディスクDを線速
度一定にして駆動する方式であるCLV(Constant Lin
ear Velocity)方式と、を切り替えることができるよう
になっている。そのため、サーボ回路13は、制御部1
6から供給される制御信号に応じてCAV方式とCLV
方式とを切り替える。ここで、サーボ回路13によるC
AV制御では、周波数発生器21によって検出されるス
ピンドルモータ11の回転数が、設定した回転数と一致
するように制御される。また、サーボ回路13によるC
LV制御では、RFアンプ12から供給されるRF信号
中のウォブル信号が設定された速度倍率になるように、
スピンドルモータ11が制御される。
の回転制御、並びに光ピックアップ10のフォーカス制
御、トラッキング制御、及び送り制御を行う。本実施形
態に係る光ディスク記録装置1では記録時には、光ディ
スクDを角速度一定で駆動する方式であるCAV(Cons
tant Angular Velocity)方式と、光ディスクDを線速
度一定にして駆動する方式であるCLV(Constant Lin
ear Velocity)方式と、を切り替えることができるよう
になっている。そのため、サーボ回路13は、制御部1
6から供給される制御信号に応じてCAV方式とCLV
方式とを切り替える。ここで、サーボ回路13によるC
AV制御では、周波数発生器21によって検出されるス
ピンドルモータ11の回転数が、設定した回転数と一致
するように制御される。また、サーボ回路13によるC
LV制御では、RFアンプ12から供給されるRF信号
中のウォブル信号が設定された速度倍率になるように、
スピンドルモータ11が制御される。
【0044】エンコーダ17は、記憶部25から供給さ
れる記録データをEFM変調し、ストラテジ回路18に
出力する。ストラテジ回路18は、エンコーダ17から
供給されたEFM信号に対して時間軸補正処理などを行
い、レーザドライバ19に出力する。レーザドライバ1
9は、ストラテジ回路18から供給される記録データに
応じて変調された信号と、レーザパワー制御回路20の
制御に従って光ピックアップ10のレーザダイオードを
駆動する。
れる記録データをEFM変調し、ストラテジ回路18に
出力する。ストラテジ回路18は、エンコーダ17から
供給されたEFM信号に対して時間軸補正処理などを行
い、レーザドライバ19に出力する。レーザドライバ1
9は、ストラテジ回路18から供給される記録データに
応じて変調された信号と、レーザパワー制御回路20の
制御に従って光ピックアップ10のレーザダイオードを
駆動する。
【0045】レーザパワー制御回路20は、光ピックア
ップ10のレーザダイオードから照射されるレーザパワ
ーを制御する。具体的には、レーザパワー制御回路20
は、光ピックアップ10のモニタダイオードから供給さ
れる電流値と、制御部16から供給される最適なレーザ
パワーの目標値を示す情報と、に基づいて、最適なレー
ザパワーのレーザ光が光ピックアップ10から照射され
るように、レーザドライバ19を制御する。
ップ10のレーザダイオードから照射されるレーザパワ
ーを制御する。具体的には、レーザパワー制御回路20
は、光ピックアップ10のモニタダイオードから供給さ
れる電流値と、制御部16から供給される最適なレーザ
パワーの目標値を示す情報と、に基づいて、最適なレー
ザパワーのレーザ光が光ピックアップ10から照射され
るように、レーザドライバ19を制御する。
【0046】制御部16は、CPU、ROM、及びRA
M等から構成されており、ROMに格納されたプログラ
ムに従って光ディスク記録装置1の各部を制御する。ま
た、制御部16は、上述したようにデータの本記録に先
立ち、光ディスク記録装置1にセットされた光ディスク
Dの所定の領域に対し、テスト記録を行うように装置の
各部を制御する。そして、制御部16では、上述したテ
スト記録された領域を再生している際に得られる信号か
ら、信号品位検出回路24によって検出されたβ値など
の再生信号品位に基づいて、光ディスク記録装置1がテ
スト記録を行った光ディスクDに対して、再生信号品位
と、目標βやライトストラテジなどの装置記録パラメー
タ(記録条件)との関係を求めることにより、記録エラ
ーのない良好な記録を行う。
M等から構成されており、ROMに格納されたプログラ
ムに従って光ディスク記録装置1の各部を制御する。ま
た、制御部16は、上述したようにデータの本記録に先
立ち、光ディスク記録装置1にセットされた光ディスク
Dの所定の領域に対し、テスト記録を行うように装置の
各部を制御する。そして、制御部16では、上述したテ
スト記録された領域を再生している際に得られる信号か
ら、信号品位検出回路24によって検出されたβ値など
の再生信号品位に基づいて、光ディスク記録装置1がテ
スト記録を行った光ディスクDに対して、再生信号品位
と、目標βやライトストラテジなどの装置記録パラメー
タ(記録条件)との関係を求めることにより、記録エラ
ーのない良好な記録を行う。
【0047】記憶部25は、実験などを予め行って求め
たデータなどを記憶しておくためのものである。操作部
27は、光ディスクにデータを記録する操作を行うため
のものである。表示部28は、操作部27で行った操作
内容などユーザに伝達したい内容を、表示するためのも
のである。
たデータなどを記憶しておくためのものである。操作部
27は、光ディスクにデータを記録する操作を行うため
のものである。表示部28は、操作部27で行った操作
内容などユーザに伝達したい内容を、表示するためのも
のである。
【0048】次に、光ディスク記録装置1における追記
型光ディスクDへのデータ記録時の動作を説明する。通
常、光ディスク記録装置では、本データを光ディスクへ
記録する前にOPC(Optimum Power Control)とし
て、光ディスクへ試し書きデータを記録する試し書き
(テスト記録)工程と、試し書きデータを再生して、再
生信号品位の測定を行う再生測定工程と、再生信号品位
の測定結果に基づいて、光ディスクへ本データを記録す
る際の最適な記録パラメータを設定するパラメータ設定
工程と、を順に行う。また、本発明の第1実施形態に係
る光ディスク記録装置1では、OPCを行う際に、試し
書き工程と再生測定工程との間で、試し書き工程で記録
した試し書きデータに対して所定の回数、所定の出力
(レーザパワー)でレーザ光を照射する。
型光ディスクDへのデータ記録時の動作を説明する。通
常、光ディスク記録装置では、本データを光ディスクへ
記録する前にOPC(Optimum Power Control)とし
て、光ディスクへ試し書きデータを記録する試し書き
(テスト記録)工程と、試し書きデータを再生して、再
生信号品位の測定を行う再生測定工程と、再生信号品位
の測定結果に基づいて、光ディスクへ本データを記録す
る際の最適な記録パラメータを設定するパラメータ設定
工程と、を順に行う。また、本発明の第1実施形態に係
る光ディスク記録装置1では、OPCを行う際に、試し
書き工程と再生測定工程との間で、試し書き工程で記録
した試し書きデータに対して所定の回数、所定の出力
(レーザパワー)でレーザ光を照射する。
【0049】つまり、光ディスクの試し書きデータの記
録領域にレーザ光を照射して、光ディスクの記録面が光
の照射により劣化した状態にする。よって、再生測定工
程では、試し書きデータの記録面が光の照射を受けて劣
化した状態である試し書きデータを再生して、再生信号
品位の測定を行うことになる。また、パラメータ設定工
程では、光ディスクの記録面が光の照射を受けて劣化し
た状態において、最適な再生信号品位が得られる記録パ
ラメータを設定することになる。したがって、この記録
パラメータで本データをプログラム領域に記録すること
で、同じデータや同じ曲を何回も再生したために、光デ
ィスクの記録面が劣化した状態になっても、再生信号品
位の良い状態で記録データを再生することができ、結果
的に、従来の方式に比べて再生信号品位の悪化が抑制さ
れる。また、データを記録した追記型光ディスクが、直
射日光や蛍光灯の光などの照射を長時間受けて記録面が
劣化した状態においても、同様に、再生信号品位の悪化
を抑制することができる。
録領域にレーザ光を照射して、光ディスクの記録面が光
の照射により劣化した状態にする。よって、再生測定工
程では、試し書きデータの記録面が光の照射を受けて劣
化した状態である試し書きデータを再生して、再生信号
品位の測定を行うことになる。また、パラメータ設定工
程では、光ディスクの記録面が光の照射を受けて劣化し
た状態において、最適な再生信号品位が得られる記録パ
ラメータを設定することになる。したがって、この記録
パラメータで本データをプログラム領域に記録すること
で、同じデータや同じ曲を何回も再生したために、光デ
ィスクの記録面が劣化した状態になっても、再生信号品
位の良い状態で記録データを再生することができ、結果
的に、従来の方式に比べて再生信号品位の悪化が抑制さ
れる。また、データを記録した追記型光ディスクが、直
射日光や蛍光灯の光などの照射を長時間受けて記録面が
劣化した状態においても、同様に、再生信号品位の悪化
を抑制することができる。
【0050】試し書きデータに照射するレーザ光の出力
(レーザパワー)は、例えば、データの再生出力にする
と良い。つまり、データを再生する際に照射するレーザ
光のレーザパワーに設定すると良い。また、試し書きデ
ータの記録箇所へのレーザ光の照射回数は、追記型光デ
ィスクの種類にもよるが、例えば、再生出力のレーザ光
を1000回程度照射することで、劣化状態となる。こ
のように設定した場合、試し書き工程と再生測定工程と
の間に行う試し書きデータへのレーザ光照射工程は、数
分〜十数分程度で終了させることができる。なお、予め
実験を行ってデータ収集を行って、レーザ光の照射回数
を設定すると良い。
(レーザパワー)は、例えば、データの再生出力にする
と良い。つまり、データを再生する際に照射するレーザ
光のレーザパワーに設定すると良い。また、試し書きデ
ータの記録箇所へのレーザ光の照射回数は、追記型光デ
ィスクの種類にもよるが、例えば、再生出力のレーザ光
を1000回程度照射することで、劣化状態となる。こ
のように設定した場合、試し書き工程と再生測定工程と
の間に行う試し書きデータへのレーザ光照射工程は、数
分〜十数分程度で終了させることができる。なお、予め
実験を行ってデータ収集を行って、レーザ光の照射回数
を設定すると良い。
【0051】ここで、光ディスク記録装置1において、
上記のように再生出力のレーザ光を1000回程度照射
するように設定することもできるが、試し書きデータに
照射するレーザ光のパワーを大きくすることで、本発明
のOPC処理を短時間で終了させることができる。この
場合、照射するレーザ光のパワーの大きさは、データを
記録する際に照射するレーザ光のレーザパワーである記
録出力以上に設定すると、記録面にデータを記録してし
まうため、データの再生出力以上でデータの記録出力未
満の出力に設定すると良い。例えば、1倍速でデータの
再生を行う場合にレーザ光の再生出力が0.7mWで、
レーザ光の記録出力が7.0mWの場合、試し書きデー
タに照射するレーザ光の出力を1.4mWに設定すると
良い。これにより、光ディスクの記録面に光を照射した
ために発生する劣化状態を、短時間で発生させることが
できる。なお、試し書きデータにレーザ光を照射する際
の光ディスクの回転速度や、レーザ光の照射回数に応じ
て、レーザ光の出力を変える必要がある。よって、予め
実験などを行って得たデータに基づいて、これらを設定
すると良い。
上記のように再生出力のレーザ光を1000回程度照射
するように設定することもできるが、試し書きデータに
照射するレーザ光のパワーを大きくすることで、本発明
のOPC処理を短時間で終了させることができる。この
場合、照射するレーザ光のパワーの大きさは、データを
記録する際に照射するレーザ光のレーザパワーである記
録出力以上に設定すると、記録面にデータを記録してし
まうため、データの再生出力以上でデータの記録出力未
満の出力に設定すると良い。例えば、1倍速でデータの
再生を行う場合にレーザ光の再生出力が0.7mWで、
レーザ光の記録出力が7.0mWの場合、試し書きデー
タに照射するレーザ光の出力を1.4mWに設定すると
良い。これにより、光ディスクの記録面に光を照射した
ために発生する劣化状態を、短時間で発生させることが
できる。なお、試し書きデータにレーザ光を照射する際
の光ディスクの回転速度や、レーザ光の照射回数に応じ
て、レーザ光の出力を変える必要がある。よって、予め
実験などを行って得たデータに基づいて、これらを設定
すると良い。
【0052】また、短時間でOPCの処理を終了させる
ために、所定回数照射するレーザ光を、1回照射する毎
に停止せずに、所定回数連続して照射するように設定す
ると良い。つまり、所定回数照射するレーザ光を1回照
射する毎に停止すると、毎回助走時間が必要となるた
め、この助走時間を短縮するために、例えば、光ディス
ク再生装置をポーズ状態にした時のように、試し書きデ
ータへレーザ光を照射しながらトラックキックするよう
に設定すると良い。
ために、所定回数照射するレーザ光を、1回照射する毎
に停止せずに、所定回数連続して照射するように設定す
ると良い。つまり、所定回数照射するレーザ光を1回照
射する毎に停止すると、毎回助走時間が必要となるた
め、この助走時間を短縮するために、例えば、光ディス
ク再生装置をポーズ状態にした時のように、試し書きデ
ータへレーザ光を照射しながらトラックキックするよう
に設定すると良い。
【0053】図3は、試し書きデータの記録パターン、
及び本発明で行うトラックキックを説明するための図で
ある。図3(A)に示したように、試し書き(テスト記
録)は、例えば1回のテスト記録で記録パワーを15段
階に変化させて行い、1つの記録パワーにつき1サブコ
ードフレーム分のEFM信号を記録し、合計15サブコ
ードフレーム分のEFM信号を記録して行う。この時、
15サブコードフレームは、光ディスクの約5/3周分
になる。よって、図3(B)に示したように、2トラッ
クキックするように光ディスク記録装置1を設定してお
くことで、15サブコードフレーム分のEFM信号(試
し書きデータ)に対して、連続的にレーザ光を照射する
ことができる。よって、この方法によっても、光ディス
クが光の照射を受けて劣化した状態を短時間で作ること
ができる。
及び本発明で行うトラックキックを説明するための図で
ある。図3(A)に示したように、試し書き(テスト記
録)は、例えば1回のテスト記録で記録パワーを15段
階に変化させて行い、1つの記録パワーにつき1サブコ
ードフレーム分のEFM信号を記録し、合計15サブコ
ードフレーム分のEFM信号を記録して行う。この時、
15サブコードフレームは、光ディスクの約5/3周分
になる。よって、図3(B)に示したように、2トラッ
クキックするように光ディスク記録装置1を設定してお
くことで、15サブコードフレーム分のEFM信号(試
し書きデータ)に対して、連続的にレーザ光を照射する
ことができる。よって、この方法によっても、光ディス
クが光の照射を受けて劣化した状態を短時間で作ること
ができる。
【0054】上記のレーザ光照射工程では、光ディスク
に記録した試し書きデータへレーザ光を照射する際に、
試し書きデータを記録した領域の前後の領域にもレーザ
光を照射すると良い。例えば、試し書きデータを記録し
た領域の前後一周にもレーザ光を照射するようにする。
上記のように試し書きデータの記録領域が15サブコー
ドフレームの場合は、4トラックキックすることにな
る。これにより、試し書きデータを記録した箇所の隣接
トラックからの影響(クロストーク)を加味して、再生
信号品位の測定を行うことができる。
に記録した試し書きデータへレーザ光を照射する際に、
試し書きデータを記録した領域の前後の領域にもレーザ
光を照射すると良い。例えば、試し書きデータを記録し
た領域の前後一周にもレーザ光を照射するようにする。
上記のように試し書きデータの記録領域が15サブコー
ドフレームの場合は、4トラックキックすることにな
る。これにより、試し書きデータを記録した箇所の隣接
トラックからの影響(クロストーク)を加味して、再生
信号品位の測定を行うことができる。
【0055】また、前記のように、レーザ光照射工程で
照射するレーザ光のレーザパワーをデータの再生出力以
上でデータの記録出力未満の出力(以下、テスト出力と
も称する。)に設定する場合、試し書きデータの記録箇
所だけでなく、その前後の領域(助走領域)もテスト出
力のレーザ光を照射するように設定すると良い。トラッ
クキック動作している場合に、試し書きデータの記録箇
所のみ正確にテスト出力のレーザ光を照射するために
は、光ディスク記録装置の制御を厳密に行う必要があ
る。そのため、光ディスク記録装置の制御方法が複雑に
なってしまうが、上記のように、試し書きデータの記録
箇所、及びその前後の領域もテスト出力のレーザ光を照
射することで、一定のパワーでレーザ光の照射を行えば
よいため、制御方法を簡略化することができる。
照射するレーザ光のレーザパワーをデータの再生出力以
上でデータの記録出力未満の出力(以下、テスト出力と
も称する。)に設定する場合、試し書きデータの記録箇
所だけでなく、その前後の領域(助走領域)もテスト出
力のレーザ光を照射するように設定すると良い。トラッ
クキック動作している場合に、試し書きデータの記録箇
所のみ正確にテスト出力のレーザ光を照射するために
は、光ディスク記録装置の制御を厳密に行う必要があ
る。そのため、光ディスク記録装置の制御方法が複雑に
なってしまうが、上記のように、試し書きデータの記録
箇所、及びその前後の領域もテスト出力のレーザ光を照
射することで、一定のパワーでレーザ光の照射を行えば
よいため、制御方法を簡略化することができる。
【0056】次に、本発明の第1実施形態に係る光ディ
スク記録装置のデータ記録時の動作についてフローチャ
ートを用いて説明する。図4は、本発明の第1実施形態
に係る光ディスク記録装置の動作の1例を説明するため
のフローチャートである。
スク記録装置のデータ記録時の動作についてフローチャ
ートを用いて説明する。図4は、本発明の第1実施形態
に係る光ディスク記録装置の動作の1例を説明するため
のフローチャートである。
【0057】まず、ユーザは、データを記録するCD−
Rを光ディスク記録装置1にセットして、データを記録
するために操作部27を操作する。制御部16は、CD
−Rがセットされて、操作部27が操作されたことを検
出する(s1)と、セットされた記録用光ディスクの種
類を判別するために、サーボの自動調整を行う。そし
て、制御部16は、サーボ回路13、レーザパワー制御
回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力
する。これらの信号により、光ピックアップ10からレ
ーザ光が記録用光ディスクに照射され、その戻り光が光
ピックアップ10の受光素子で受光され、電気信号に変
換されてRFアンプ12に出力される。RFアンプ12
で増幅されたこの信号は、ATIP検出回路14に出力
されて、ATIP検出回路14でATIP情報(アドレ
ス情報)が検出され制御部16に出力される(s2)。
Rを光ディスク記録装置1にセットして、データを記録
するために操作部27を操作する。制御部16は、CD
−Rがセットされて、操作部27が操作されたことを検
出する(s1)と、セットされた記録用光ディスクの種
類を判別するために、サーボの自動調整を行う。そし
て、制御部16は、サーボ回路13、レーザパワー制御
回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力
する。これらの信号により、光ピックアップ10からレ
ーザ光が記録用光ディスクに照射され、その戻り光が光
ピックアップ10の受光素子で受光され、電気信号に変
換されてRFアンプ12に出力される。RFアンプ12
で増幅されたこの信号は、ATIP検出回路14に出力
されて、ATIP検出回路14でATIP情報(アドレ
ス情報)が検出され制御部16に出力される(s2)。
【0058】制御部16は、この信号に基づいて光ディ
スクの種類を判別し、記憶部25から記録パラメータの
データパターンを呼び出す(s3)。そして、このデー
タと、記憶部25に予め格納された実験データと、に基
づいて、テスト記録時の記録パラメータ、試し書きデー
タの記録箇所を含む領域に照射するレーザ光の出力(レ
ーザパワー)、及び照射回数を設定する(s4)。
スクの種類を判別し、記憶部25から記録パラメータの
データパターンを呼び出す(s3)。そして、このデー
タと、記憶部25に予め格納された実験データと、に基
づいて、テスト記録時の記録パラメータ、試し書きデー
タの記録箇所を含む領域に照射するレーザ光の出力(レ
ーザパワー)、及び照射回数を設定する(s4)。
【0059】設定後、制御部16は、OPCを行うため
にサーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコ
ーダ17にそれぞれ所定の信号を出力し、PCAへ試し
書きデータのテスト記録を行う(s5)。続いて、制御
部16は、s4にて設定したレーザ光の出力(レーザパ
ワー)、及び照射回数で、試し書きデータのテスト記録
を行った箇所を含む領域へ、レーザ光の照射を行う(s
6)。さらに、レーザ光の照射後にテスト記録した個所
を再生し、その戻り光が光ピックアップ10の受光素子
で受光されて電気信号に変換されて、RFアンプ12か
らは、増幅された信号が信号品位検出回路部24に出力
される(s7)。
にサーボ回路13、レーザパワー制御回路20、エンコ
ーダ17にそれぞれ所定の信号を出力し、PCAへ試し
書きデータのテスト記録を行う(s5)。続いて、制御
部16は、s4にて設定したレーザ光の出力(レーザパ
ワー)、及び照射回数で、試し書きデータのテスト記録
を行った箇所を含む領域へ、レーザ光の照射を行う(s
6)。さらに、レーザ光の照射後にテスト記録した個所
を再生し、その戻り光が光ピックアップ10の受光素子
で受光されて電気信号に変換されて、RFアンプ12か
らは、増幅された信号が信号品位検出回路部24に出力
される(s7)。
【0060】制御部16は、信号品位検出回路部24か
ら出力された信号などに基づいて、レーザ光の照射を受
けて記録面が劣化した状態において最適な再生信号品位
が得られるように、目標βやレーザパワーなどの記録パ
ラメータを設定する。そして、制御部16は、図外のホ
スト装置から出力された記録用光ディスクに記録するデ
ータを出力させる(s8)。このデータはエンコーダ1
7、ストラテジ回路18、レーザドライバ19を介して
光ピックアップ10からレーザ光として照射され、s8
で設定された記録パラメータで光ディスクにデータが記
録される(s9)。データの記録が完了すると、光ディ
スク記録装置1は、表示部28にデータの記録が完了し
たことを表示させて、処理を終了する(s10)。
ら出力された信号などに基づいて、レーザ光の照射を受
けて記録面が劣化した状態において最適な再生信号品位
が得られるように、目標βやレーザパワーなどの記録パ
ラメータを設定する。そして、制御部16は、図外のホ
スト装置から出力された記録用光ディスクに記録するデ
ータを出力させる(s8)。このデータはエンコーダ1
7、ストラテジ回路18、レーザドライバ19を介して
光ピックアップ10からレーザ光として照射され、s8
で設定された記録パラメータで光ディスクにデータが記
録される(s9)。データの記録が完了すると、光ディ
スク記録装置1は、表示部28にデータの記録が完了し
たことを表示させて、処理を終了する(s10)。
【0061】ここで、光ディスク記録装置1では、所定
のプログラムを実行させることで、上記のフローチャー
トを用いて説明した動作を実行させることができる。す
なわち、光ディスク記録装置1の制御部(制御手段)1
6に、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力
のレーザ光を照射して、該光ディスクに試し書きデータ
を記録する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領
域へ所定の出力のレーザ光を所定回数照射する手順、該
試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも
小さい再生出力のレーザ光を照射して、該試し書きデー
タを再生して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生
信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータ
を記録する際の最適な記録パラメータを設定する手順、
を実行させるための光ディスク記録プログラムを実行さ
せることで、上記のフローチャートを用いて説明した動
作を実行させることができる。
のプログラムを実行させることで、上記のフローチャー
トを用いて説明した動作を実行させることができる。す
なわち、光ディスク記録装置1の制御部(制御手段)1
6に、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力
のレーザ光を照射して、該光ディスクに試し書きデータ
を記録する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領
域へ所定の出力のレーザ光を所定回数照射する手順、該
試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力よりも
小さい再生出力のレーザ光を照射して、該試し書きデー
タを再生して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生
信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータ
を記録する際の最適な記録パラメータを設定する手順、
を実行させるための光ディスク記録プログラムを実行さ
せることで、上記のフローチャートを用いて説明した動
作を実行させることができる。
【0062】また、上記のフローチャートを用いて説明
した動作は、通常光ディスク記録装置が備えている構成
で実行させることができる。よって、上記のプログラム
を既存の光ディスク記録装置で実行させることで、本発
明の光ディスク記録装置の動作をするように設定でき
る。
した動作は、通常光ディスク記録装置が備えている構成
で実行させることができる。よって、上記のプログラム
を既存の光ディスク記録装置で実行させることで、本発
明の光ディスク記録装置の動作をするように設定でき
る。
【0063】[第2実施形態]次に、本発明の第2実施
形態について説明する。本発明の第2実施形態に係る光
ディスク記録装置2は、第1実施形態と同様に図1に示
した構成であるため、構成の説明を省略する。
形態について説明する。本発明の第2実施形態に係る光
ディスク記録装置2は、第1実施形態と同様に図1に示
した構成であるため、構成の説明を省略する。
【0064】光ディスク記録装置2では、通常の光ディ
スク記録装置と同様に、本データを光ディスクへ記録す
る前にOPCとして、光ディスクへ試し書きデータを記
録する試し書き工程と、試し書きデータを再生して、再
生信号品位の測定を行う再生測定工程と、再生信号品位
の測定結果に基づいて、光ディスクへ本データを記録す
る際の最適な記録パラメータを設定するパラメータ設定
工程と、を順に行う。また、本発明の第2実施形態に係
る光ディスク記録装置2では、試し書き工程の前に、該
試し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ所定の出力
のレーザ光を所定回数照射する。
スク記録装置と同様に、本データを光ディスクへ記録す
る前にOPCとして、光ディスクへ試し書きデータを記
録する試し書き工程と、試し書きデータを再生して、再
生信号品位の測定を行う再生測定工程と、再生信号品位
の測定結果に基づいて、光ディスクへ本データを記録す
る際の最適な記録パラメータを設定するパラメータ設定
工程と、を順に行う。また、本発明の第2実施形態に係
る光ディスク記録装置2では、試し書き工程の前に、該
試し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ所定の出力
のレーザ光を所定回数照射する。
【0065】つまり、試し書き工程の前に追記型光ディ
スクへレーザ光を照射することで、データを未記録の光
ディスクへ光を照射して記録面を劣化させた状態にす
る。よって、試し書き工程では、記録面が光の照射によ
り劣化した状態の光ディスクへ試し書きデータを記録す
ることになる。また、再生測定工程では、試し書きデー
タの記録面が光の照射を受けて劣化した状態の試し書き
データを再生して、再生信号品位の測定を行うことにな
る。さらに、パラメータ設定工程では、光ディスクの記
録面が光の照射を受けて劣化した状態において、最適な
再生信号品位が得られる記録パラメータを設定すること
になる。
スクへレーザ光を照射することで、データを未記録の光
ディスクへ光を照射して記録面を劣化させた状態にす
る。よって、試し書き工程では、記録面が光の照射によ
り劣化した状態の光ディスクへ試し書きデータを記録す
ることになる。また、再生測定工程では、試し書きデー
タの記録面が光の照射を受けて劣化した状態の試し書き
データを再生して、再生信号品位の測定を行うことにな
る。さらに、パラメータ設定工程では、光ディスクの記
録面が光の照射を受けて劣化した状態において、最適な
再生信号品位が得られる記録パラメータを設定すること
になる。
【0066】したがって、この記録パラメータで本デー
タを記録することで、データを記録した追記型光ディス
クが、直射日光や蛍光灯の光などの照射を長時間受けて
記録面が劣化した状態においても、光ディスクの記録面
が劣化した状態になっても、再生信号品位の良い状態で
記録データを再生することができ、結果的に、従来の方
式に比べて再生信号品位の悪化が抑制される。また、同
じデータや同じ曲を何回も再生したために、光ディスク
の記録面が劣化した状態になっても、再生信号品位の良
い状態で記録データを再生することができ、同様に、再
生信号品位の悪化を抑制することができる。
タを記録することで、データを記録した追記型光ディス
クが、直射日光や蛍光灯の光などの照射を長時間受けて
記録面が劣化した状態においても、光ディスクの記録面
が劣化した状態になっても、再生信号品位の良い状態で
記録データを再生することができ、結果的に、従来の方
式に比べて再生信号品位の悪化が抑制される。また、同
じデータや同じ曲を何回も再生したために、光ディスク
の記録面が劣化した状態になっても、再生信号品位の良
い状態で記録データを再生することができ、同様に、再
生信号品位の悪化を抑制することができる。
【0067】また、試し書きデータの記録予定箇所に照
射するレーザ光の出力は、例えば、データの再生出力に
すると良い。つまり、データを再生する際に照射するレ
ーザ光のレーザパワーに設定すると良い。さらに、試し
書きデータの記録予定箇所へのレーザ光の照射回数は、
追記型光ディスクの種類にもよるが、例えば、再生出力
のレーザ光を1000回程度照射することで、劣化状態
となる。このように設定した場合、試し書き工程と再生
測定工程との間に行う試し書きデータへのレーザ光照射
工程は、数分〜十数分程度で終了させることができる。
なお、試し書きデータにレーザ光を照射する際の光ディ
スクの回転速度や、レーザ光の照射回数に応じて、レー
ザ光の出力を変える必要がある。よって、予め実験など
を行って得たデータに基づいて、これらを設定すると良
い。
射するレーザ光の出力は、例えば、データの再生出力に
すると良い。つまり、データを再生する際に照射するレ
ーザ光のレーザパワーに設定すると良い。さらに、試し
書きデータの記録予定箇所へのレーザ光の照射回数は、
追記型光ディスクの種類にもよるが、例えば、再生出力
のレーザ光を1000回程度照射することで、劣化状態
となる。このように設定した場合、試し書き工程と再生
測定工程との間に行う試し書きデータへのレーザ光照射
工程は、数分〜十数分程度で終了させることができる。
なお、試し書きデータにレーザ光を照射する際の光ディ
スクの回転速度や、レーザ光の照射回数に応じて、レー
ザ光の出力を変える必要がある。よって、予め実験など
を行って得たデータに基づいて、これらを設定すると良
い。
【0068】ここで、光ディスク記録装置2において、
上記のように再生出力のレーザ光を1000回程度照射
するように設定することもできるが、試し書きデータの
記録予定箇所に照射するレーザ光のパワーを大きくする
ことで、短時間で光照射による劣化状態を作ることがで
きる。この場合、照射するレーザ光のパワーの大きさ
は、データの記録出力以上のパワーに設定すると、記録
面にデータを記録してしまうため、データの再生出力以
上でデータの記録出力未満の出力に設定すると良い。例
えば、1倍速でデータの再生を行う場合にレーザ光の再
生出力が0.7mWで、レーザ光の記録出力が7.0m
Wの場合、試し書きデータの記録予定箇所に照射するレ
ーザ光の出力を1.4mWに設定すると良い。これによ
り、光ディスクの記録面に光を照射したために発生する
劣化状態を、短時間で発生させることができる。なお、
レーザ光の出力は、試し書きデータの記録予定箇所にレ
ーザ光を照射する際の光ディスクの回転速度やレーザ光
の照射回数に応じて、実験などを行って得たデータに基
づいて設定すると良い。
上記のように再生出力のレーザ光を1000回程度照射
するように設定することもできるが、試し書きデータの
記録予定箇所に照射するレーザ光のパワーを大きくする
ことで、短時間で光照射による劣化状態を作ることがで
きる。この場合、照射するレーザ光のパワーの大きさ
は、データの記録出力以上のパワーに設定すると、記録
面にデータを記録してしまうため、データの再生出力以
上でデータの記録出力未満の出力に設定すると良い。例
えば、1倍速でデータの再生を行う場合にレーザ光の再
生出力が0.7mWで、レーザ光の記録出力が7.0m
Wの場合、試し書きデータの記録予定箇所に照射するレ
ーザ光の出力を1.4mWに設定すると良い。これによ
り、光ディスクの記録面に光を照射したために発生する
劣化状態を、短時間で発生させることができる。なお、
レーザ光の出力は、試し書きデータの記録予定箇所にレ
ーザ光を照射する際の光ディスクの回転速度やレーザ光
の照射回数に応じて、実験などを行って得たデータに基
づいて設定すると良い。
【0069】また、短時間で記録面を劣化状態にするた
めに、所定回数照射するレーザ光を、1回照射する毎に
停止せずに、所定回数連続して照射するように設定する
と良い。つまり、所定回数照射するレーザ光を1回照射
する毎に停止すると、毎回助走時間が必要となるため、
この助走時間を短縮するために、例えば、光ディスク再
生装置をポーズ状態にした時のように、試し書きデータ
の記録予定箇所へレーザ光を照射しながらトラックキッ
クするように設定すると良い。
めに、所定回数照射するレーザ光を、1回照射する毎に
停止せずに、所定回数連続して照射するように設定する
と良い。つまり、所定回数照射するレーザ光を1回照射
する毎に停止すると、毎回助走時間が必要となるため、
この助走時間を短縮するために、例えば、光ディスク再
生装置をポーズ状態にした時のように、試し書きデータ
の記録予定箇所へレーザ光を照射しながらトラックキッ
クするように設定すると良い。
【0070】試し書き(テスト記録)は、例えば1回の
テスト記録で記録パワーを15段階に変化させて行い、
1つの記録パワーにつき1サブコードフレーム分のEF
M信号を記録し、合計15サブコードフレーム分のEF
M信号を記録して行う。この時、15サブコードフレー
ムは、前記のように光ディスクの約5/3周分になる。
よって、2トラックキックするように光ディスク記録装
置2を設定しておくことで、15サブコードフレーム分
のEFM信号(試し書きデータ)に対して、連続的にレ
ーザ光を照射することができる。よって、この方法によ
っても、光ディスクが光の照射を受けて劣化した状態を
短時間で作ることができる。
テスト記録で記録パワーを15段階に変化させて行い、
1つの記録パワーにつき1サブコードフレーム分のEF
M信号を記録し、合計15サブコードフレーム分のEF
M信号を記録して行う。この時、15サブコードフレー
ムは、前記のように光ディスクの約5/3周分になる。
よって、2トラックキックするように光ディスク記録装
置2を設定しておくことで、15サブコードフレーム分
のEFM信号(試し書きデータ)に対して、連続的にレ
ーザ光を照射することができる。よって、この方法によ
っても、光ディスクが光の照射を受けて劣化した状態を
短時間で作ることができる。
【0071】上記のレーザ光照射工程では、光ディスク
に記録した試し書きデータへレーザ光を照射する際に
は、試し書きデータを記録した領域の前後の領域にもレ
ーザ光を照射すると良い。例えば、試し書きデータを記
録した領域の前後一周にもレーザ光を照射するようにす
る。上記のように試し書きデータを記録した領域が15
サブコードフレームの場合は、4トラックキックするこ
とになる。これにより、試し書きデータを記録した箇所
の隣接トラックからの影響(クロストーク)を加味し
て、再生信号品位の測定を行うことができる。
に記録した試し書きデータへレーザ光を照射する際に
は、試し書きデータを記録した領域の前後の領域にもレ
ーザ光を照射すると良い。例えば、試し書きデータを記
録した領域の前後一周にもレーザ光を照射するようにす
る。上記のように試し書きデータを記録した領域が15
サブコードフレームの場合は、4トラックキックするこ
とになる。これにより、試し書きデータを記録した箇所
の隣接トラックからの影響(クロストーク)を加味し
て、再生信号品位の測定を行うことができる。
【0072】また、前記のように、レーザ光照射工程で
照射するレーザ光のレーザパワーをデータの再生出力以
上でデータの記録出力未満のテスト出力に設定する場
合、試し書きデータの記録予定箇所だけでなく、その前
後の領域(助走領域)もテスト出力のレーザ光を照射す
るように設定すると良い。トラックキック動作している
場合に、試し書きデータの記録予定箇所のみ正確にテス
ト出力のレーザ光を照射するためには、光ディスク記録
装置の制御を厳密に行う必要がある。そのため、光ディ
スク記録装置の制御方法が複雑になってしまうが、上記
のように、試し書きデータの記録箇所、及びその前後の
領域もテスト出力のレーザ光を照射することで、一定の
パワーでレーザ光の照射を行えばよいため、制御方法を
簡略化することができる。
照射するレーザ光のレーザパワーをデータの再生出力以
上でデータの記録出力未満のテスト出力に設定する場
合、試し書きデータの記録予定箇所だけでなく、その前
後の領域(助走領域)もテスト出力のレーザ光を照射す
るように設定すると良い。トラックキック動作している
場合に、試し書きデータの記録予定箇所のみ正確にテス
ト出力のレーザ光を照射するためには、光ディスク記録
装置の制御を厳密に行う必要がある。そのため、光ディ
スク記録装置の制御方法が複雑になってしまうが、上記
のように、試し書きデータの記録箇所、及びその前後の
領域もテスト出力のレーザ光を照射することで、一定の
パワーでレーザ光の照射を行えばよいため、制御方法を
簡略化することができる。
【0073】次に、本発明の第2実施形態に係る光ディ
スク記録装置のデータ記録時の動作についてフローチャ
ートを用いて説明する。図5は、本発明の第2実施形態
に係る光ディスク記録装置の動作の1例を説明するため
のフローチャートである。
スク記録装置のデータ記録時の動作についてフローチャ
ートを用いて説明する。図5は、本発明の第2実施形態
に係る光ディスク記録装置の動作の1例を説明するため
のフローチャートである。
【0074】まず、ユーザはデータを記録するCD−R
を光ディスク記録装置2にセットして、データを記録す
るために操作部27を操作する。制御部16は、CD−
Rがセットされて、操作部27が操作されたことを検出
する(s11)と、セットされた記録用光ディスクの種
類を判別するために、サーボの自動調整を行う。そし
て、制御部16は、サーボ回路13、レーザパワー制御
回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力
する。これらの信号により、光ピックアップ10からレ
ーザ光が記録用光ディスクに照射され、その戻り光が光
ピックアップ10の受光素子で受光され、電気信号に変
換されてRFアンプ12に出力される。RFアンプ12
で増幅されたこの信号は、ATIP検出回路14に出力
されて、ATIP検出回路14でATIP情報(アドレ
ス情報)が検出され制御部16に出力される(s1
2)。
を光ディスク記録装置2にセットして、データを記録す
るために操作部27を操作する。制御部16は、CD−
Rがセットされて、操作部27が操作されたことを検出
する(s11)と、セットされた記録用光ディスクの種
類を判別するために、サーボの自動調整を行う。そし
て、制御部16は、サーボ回路13、レーザパワー制御
回路20、エンコーダ17にそれぞれ所定の信号を出力
する。これらの信号により、光ピックアップ10からレ
ーザ光が記録用光ディスクに照射され、その戻り光が光
ピックアップ10の受光素子で受光され、電気信号に変
換されてRFアンプ12に出力される。RFアンプ12
で増幅されたこの信号は、ATIP検出回路14に出力
されて、ATIP検出回路14でATIP情報(アドレ
ス情報)が検出され制御部16に出力される(s1
2)。
【0075】制御部16は、この信号に基づいて光ディ
スクの種類を判別し、記憶部25から装置記録パラメー
タのデータパターンを呼び出す(s13)。そして、こ
のデータと、記憶部25に予め格納された実験データ
と、に基づいて、再生信号品位に関係する装置記録パラ
メータ、及び試し書きデータの記録予定箇所を含む領域
に照射するレーザ光の出力、照射回数を設定する(s1
4)。
スクの種類を判別し、記憶部25から装置記録パラメー
タのデータパターンを呼び出す(s13)。そして、こ
のデータと、記憶部25に予め格納された実験データ
と、に基づいて、再生信号品位に関係する装置記録パラ
メータ、及び試し書きデータの記録予定箇所を含む領域
に照射するレーザ光の出力、照射回数を設定する(s1
4)。
【0076】設定後、制御部16は、サーボ回路13、
レーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ
所定の信号を出力し、s14にて設定したレーザ光の出
力、及び照射回数で、PCAの試し書きデータの記録予
定箇所へ、レーザ光の照射を行う(s15)。続いて、
制御部16は、OPCを行うためにサーボ回路13、レ
ーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ所
定の信号を出力し、s15にてレーザ光が照射された試
し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ試し書きデー
タのテスト記録を行う(s16)。さらに、レーザ光の
照射後にテスト記録した個所を再生し、その戻り光が光
ピックアップ10の受光素子で受光されて電気信号に変
換されて、RFアンプ12からは、増幅された信号が信
号品位検出回路部24に出力される(s17)。
レーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ
所定の信号を出力し、s14にて設定したレーザ光の出
力、及び照射回数で、PCAの試し書きデータの記録予
定箇所へ、レーザ光の照射を行う(s15)。続いて、
制御部16は、OPCを行うためにサーボ回路13、レ
ーザパワー制御回路20、エンコーダ17にそれぞれ所
定の信号を出力し、s15にてレーザ光が照射された試
し書きデータの記録予定箇所を含む領域へ試し書きデー
タのテスト記録を行う(s16)。さらに、レーザ光の
照射後にテスト記録した個所を再生し、その戻り光が光
ピックアップ10の受光素子で受光されて電気信号に変
換されて、RFアンプ12からは、増幅された信号が信
号品位検出回路部24に出力される(s17)。
【0077】制御部16は、信号品位検出回路部24か
ら出力された信号などに基づいて、レーザ光の照射を受
けて記録面が劣化した状態における最適な記録パラメー
タ(目標βやレーザパワーなど)を設定する。そして、
制御部16は、図外のホスト装置から出力された記録用
光ディスクに記録するデータを出力させる(s18)。
このデータはエンコーダ17、ストラテジ回路18、レ
ーザドライバ19を介して光ピックアップ10からレー
ザ光として照射され、光ディスクにデータが記録される
(s19)。データの記録が完了すると、光ディスク記
録装置2は、表示部28にデータの記録が完了したこと
を表示させて、処理を終了する(s20)。
ら出力された信号などに基づいて、レーザ光の照射を受
けて記録面が劣化した状態における最適な記録パラメー
タ(目標βやレーザパワーなど)を設定する。そして、
制御部16は、図外のホスト装置から出力された記録用
光ディスクに記録するデータを出力させる(s18)。
このデータはエンコーダ17、ストラテジ回路18、レ
ーザドライバ19を介して光ピックアップ10からレー
ザ光として照射され、光ディスクにデータが記録される
(s19)。データの記録が完了すると、光ディスク記
録装置2は、表示部28にデータの記録が完了したこと
を表示させて、処理を終了する(s20)。
【0078】ここで、光ディスク記録装置2では、所定
のプログラムを実行させることで、上記のフローチャー
トを用いて説明した動作を実行させることができる。す
なわち、光ディスク記録装置2の制御部(制御手段)1
6に、光ディスクの試し書きデータの記録予定箇所を含
む領域へ所定の出力のレーザ光を所定回数照射する手
順、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の
レーザ光を照射して、該光ディスクに試し書きデータを
記録する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領域
へ再生出力のレーザ光を照射して、該試し書きデータを
再生して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生信号
品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータを記
録する際の最適な記録パラメータを設定する手順、を実
行させるための光ディスク記録プログラムを実行させる
ことで、上記のフローチャートを用いて説明した動作を
実行させることができる。
のプログラムを実行させることで、上記のフローチャー
トを用いて説明した動作を実行させることができる。す
なわち、光ディスク記録装置2の制御部(制御手段)1
6に、光ディスクの試し書きデータの記録予定箇所を含
む領域へ所定の出力のレーザ光を所定回数照射する手
順、本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の
レーザ光を照射して、該光ディスクに試し書きデータを
記録する手順、該試し書きデータの記録箇所を含む領域
へ再生出力のレーザ光を照射して、該試し書きデータを
再生して、再生信号品位の測定を行う手順、該再生信号
品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへデータを記
録する際の最適な記録パラメータを設定する手順、を実
行させるための光ディスク記録プログラムを実行させる
ことで、上記のフローチャートを用いて説明した動作を
実行させることができる。
【0079】また、上記のフローチャートを用いて説明
した動作は、通常光ディスク記録装置が備えている構成
で実行させることができる。よって、上記のプログラム
を既存の光ディスク記録装置で実行させることで、本発
明の光ディスク記録装置の動作をするように設定でき
る。
した動作は、通常光ディスク記録装置が備えている構成
で実行させることができる。よって、上記のプログラム
を既存の光ディスク記録装置で実行させることで、本発
明の光ディスク記録装置の動作をするように設定でき
る。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、試し書き工程で記録し
た試し書きデータに所定の出力のレーザ光を所定回数照
射することによって、試し書きデータの記録箇所を含む
領域を劣化させることができるので、この状態で最適な
記録パラメータをパラメータ設定工程で設定すること
で、光ディスクが光の照射を受けて劣化してきても、本
データの再生記録品位の悪化を抑制することができる。
た試し書きデータに所定の出力のレーザ光を所定回数照
射することによって、試し書きデータの記録箇所を含む
領域を劣化させることができるので、この状態で最適な
記録パラメータをパラメータ設定工程で設定すること
で、光ディスクが光の照射を受けて劣化してきても、本
データの再生記録品位の悪化を抑制することができる。
【0081】また、試し書き工程の前に光ディスクへレ
ーザ光を照射することで、データを未記録の光ディスク
へ光を照射して記録面を劣化させることができるので、
この状態で試し書きデータを記録・再生して、最適な記
録パラメータをパラメータ設定工程で設定することで、
光ディスクが光の照射を受けて劣化した状態でも、記録
した本データの再生記録品位の悪化を抑制することがで
きる。
ーザ光を照射することで、データを未記録の光ディスク
へ光を照射して記録面を劣化させることができるので、
この状態で試し書きデータを記録・再生して、最適な記
録パラメータをパラメータ設定工程で設定することで、
光ディスクが光の照射を受けて劣化した状態でも、記録
した本データの再生記録品位の悪化を抑制することがで
きる。
【0082】さらに、再生出力以上で記録出力未満の出
力であるレーザ光を所定回数光ディスクへ照射するの
で、光ディスクへ誤ってデータを記録することなく短時
間で、光ディスクを光の照射を受けて劣化した状態にす
ることができる。
力であるレーザ光を所定回数光ディスクへ照射するの
で、光ディスクへ誤ってデータを記録することなく短時
間で、光ディスクを光の照射を受けて劣化した状態にす
ることができる。
【0083】加えて、光ディスクへ所定回数照射するレ
ーザ光は、1回照射する毎に停止せずに、所定回数連続
して照射するので、光ディスクが光の照射を受けて劣化
した状態に短時間ですることができる。
ーザ光は、1回照射する毎に停止せずに、所定回数連続
して照射するので、光ディスクが光の照射を受けて劣化
した状態に短時間ですることができる。
【図1】本発明の実施形態に係る光ディスク記録装置の
構成を示したブロック図である。
構成を示したブロック図である。
【図2】光ディスクの領域構成を示した断面図である。
【図3】試し書きデータの記録パターン、及び本発明で
行うトラックキックを説明するための図である。
行うトラックキックを説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る光ディスク記録装
置の動作の1例を説明するためのフローチャートであ
る。
置の動作の1例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第2実施形態に係る光ディスク記録装
置の動作の1例を説明するためのフローチャートであ
る。
置の動作の1例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図6】追記型光ディスクの一例であるCD−Rの概略
の斜視構造図である。
の斜視構造図である。
1−光ディスク記録装置
10−光ピックアップ
16−制御部
20−レーザパワー制御回路
24−再生信号品位検出回路部
25−記憶部
フロントページの続き
Fターム(参考) 5D044 AB02 CC04 EF10
5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 CC05
CC16 EE02 HH01 JJ12 KK03
LL08
5D119 AA23 EC09 HA02 HA16 HA19
HA45
5D789 AA23 EC09 HA02 HA16 HA19
HA45
Claims (10)
- 【請求項1】 本データを光ディスクへ記録する前に、
記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクに試し書
きデータを記録する試し書き工程と、 該試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力より
も小さい再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデ
ータを再生して、再生信号品位の測定を行う再生測定工
程と、 該再生信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへ
データを記録する際の最適な記録パラメータを設定する
パラメータ設定工程と、を含む光ディスク記録方法にお
いて、 上記試し書き工程と上記再生測定工程との間に、該試し
書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射することを特徴とする光ディスク記録
方法。 - 【請求項2】 本データを光ディスクへ記録する前に、
記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクに試し書
きデータを記録する試し書き工程と、 該試し書きデータの記録箇所を含む領域へ再生出力の光
ビームを照射して、該試し書きデータを再生して、再生
信号品位の測定を行う再生測定工程と、 該再生信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへ
データを記録する際の最適な記録パラメータを設定する
パラメータ設定工程と、を含む光ディスク記録方法にお
いて、 上記試し書き工程の前に、該試し書きデータの記録予定
箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射
することを特徴とする光ディスク記録方法。 - 【請求項3】 前記所定回数照射する光ビームの出力
は、前記再生出力以上で前記記録出力未満の大きさであ
ることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク
記録方法。 - 【請求項4】 前記所定回数照射する光ビームを、1回
照射する毎に停止せずに、所定回数連続して照射するこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光デ
ィスク記録方法。 - 【請求項5】 本データを光ディスクへ記録する前に、
記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクへ試し書
きデータを記録するデータ記録手段と、 該試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力より
も小さい再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデ
ータを再生する再生手段と、 該試し書きデータの再生信号品位を測定する信号品位測
定手段と、 該再生信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへ
本データを記録する際の最適な記録パラメータを設定す
るパラメータ設定手段と、 上記試し書き工程と上記再生測定工程との間に、該試し
書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力の光ビー
ムを所定回数照射するように、上記データ記録手段を制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とする光ディス
ク記録装置。 - 【請求項6】 本データを光ディスクへ記録する前に、
記録出力の光ビームを照射して、該光ディスクへ試し書
きデータを記録するデータ記録手段と、 該試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力より
も小さい再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデ
ータを再生する再生手段と、 該試し書きデータの再生信号品位を測定する信号品位測
定手段と、該再生信号品位の測定結果に基づいて、該光
ディスクへ本データを記録する際の最適な記録パラメー
タを設定するパラメータ設定手段と、 上記試し書き工程の前に、該試し書きデータの記録予定
箇所を含む領域へ所定の出力の光ビームを所定回数照射
するように、上記データ記録手段を制御する制御手段
と、を備えたことを特徴とする光ディスク記録装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記所定回数照射する
光ビームの出力を、前記再生出力以上で前記記録出力未
満の大きさに制御することを特徴とする請求項5又は6
に記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、前記所定回数照射する
光ビームを、1回照射する毎に停止せずに、所定回数連
続して照射することを特徴とする請求項5乃至7のいず
れかに記載の光ディスク記録装置。 - 【請求項9】 光ディスク記録装置の制御手段に、 本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の光ビ
ームを照射して、該光ディスクに試し書きデータを記録
する手順、 該試し書きデータの記録箇所を含む領域へ所定の出力の
光ビームを所定回数照射する手順、 該試し書きデータの記録箇所を含む領域に記録出力より
も小さい再生出力の光ビームを照射して、該試し書きデ
ータを再生して、再生信号品位の測定を行う手順、 該再生信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへ
データを記録する際の最適な記録パラメータを設定する
手順、を実行させるための光ディスク記録プログラム。 - 【請求項10】 光ディスク記録装置の制御手段に、 光ディスクの試し書きデータの記録予定箇所を含む領域
へ所定の出力の光ビームを所定回数照射する手順、 本データを光ディスクへ記録する前に、記録出力の光ビ
ームを照射して、該光ディスクに試し書きデータを記録
する手順、 該試し書きデータの記録箇所を含む領域へ再生出力の光
ビームを照射して、該試し書きデータを再生して、再生
信号品位の測定を行う手順、 該再生信号品位の測定結果に基づいて、該光ディスクへ
データを記録する際の最適な記録パラメータを設定する
手順、を実行させるための光ディスク記録プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070548A JP2003272155A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 光ディスク記録方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070548A JP2003272155A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 光ディスク記録方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003272155A true JP2003272155A (ja) | 2003-09-26 |
Family
ID=29201084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002070548A Pending JP2003272155A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 光ディスク記録方法、光ディスク記録装置、及び光ディスク記録プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003272155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009087493A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Taiyo Yuden Co Ltd | 再生条件制御方法、光ディスク、光ディスク・ドライブ装置及びプログラム |
-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002070548A patent/JP2003272155A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009087493A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Taiyo Yuden Co Ltd | 再生条件制御方法、光ディスク、光ディスク・ドライブ装置及びプログラム |
JP4546510B2 (ja) * | 2007-10-02 | 2010-09-15 | 太陽誘電株式会社 | 再生条件制御方法、光ディスク、光ディスク・ドライブ装置及びプログラム |
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