JP2003271357A - 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体 - Google Patents

印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体

Info

Publication number
JP2003271357A
JP2003271357A JP2002071660A JP2002071660A JP2003271357A JP 2003271357 A JP2003271357 A JP 2003271357A JP 2002071660 A JP2002071660 A JP 2002071660A JP 2002071660 A JP2002071660 A JP 2002071660A JP 2003271357 A JP2003271357 A JP 2003271357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
data
print job
job
error
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002071660A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Emoto
孝弘 江本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002071660A priority Critical patent/JP2003271357A/ja
Publication of JP2003271357A publication Critical patent/JP2003271357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エラー状態が生じた印刷ジョブについてホス
トコンピュータからキャンセルする入力を行っても、キ
ャンセルすることができなかった。 【解決手段】 コマンドの解釈結果に基づいて印刷ジョ
ブについて所定のエラー状態が生じたと判定したときに
は印刷データの生成を途中で停止させる手段U2と、印
刷ジョブデータのキャンセル要求をホストコンピュータ
から受信し、キャンセル要求に対応する印刷ジョブデー
タの終了箇所までの印刷データが生成された後に当該印
刷データを削除する手段U4とが設けられたレーザープ
リンタ(印刷装置)10に、キャンセル要求に対応する
印刷ジョブにエラー状態が生じたと判定されたとき、印
刷データ生成の停止を解除させる仮想エラー解除手段U
5を設けた。エラー状態が生じた印刷ジョブに対応する
印刷データの生成が停止しなくなるので、印刷データを
削除することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続されたホスト
コンピュータから印刷ジョブデータを受信して印刷を実
行する印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムお
よび印刷制御プログラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザープリンタ等の印刷装置
は、ホストコンピュータから印刷ジョブが入力されると
ページ記述言語等のコマンドを含む印刷ジョブデータを
受信された順番に受信バッファに一時記憶させ、同印刷
ジョブデータ内のコマンドを解釈して印刷イメージを表
現する印刷データを生成し、同印刷データをプリントエ
ンジンに送出することにより印刷を実行している。ここ
で、印刷ジョブデータ送信後に印刷文書に誤りを発見す
る等、印刷ジョブデータ送信後に印刷が実行されていな
い印刷ジョブを取り消したい(キャンセルしたい)場面
も生ずる。そのため、印刷ジョブのキャンセルの入力を
ホストコンピュータにて受け付け、対応する印刷ジョブ
データのキャンセル要求を印刷装置に送信するととも
に、印刷装置では同キャンセル要求を受信すると、対応
する印刷ジョブについての印刷を中止する処理も行って
いる。
【0003】ここで、受信バッファに記憶された印刷ジ
ョブデータの途中でコマンド解釈を中止すると次の印刷
ジョブデータの開始箇所を判別するのが困難である。こ
のため、所望の印刷ジョブについての印刷を中止する
際、図16の上段に示すように、キャンセル要求に対応
する印刷ジョブデータの終了箇所までの印刷データが生
成された後に当該印刷データを削除することにしてい
る。図では、印刷ジョブデータ1のキャンセル要求がホ
ストコンピュータから入力されており、同印刷ジョブデ
ータ1から印刷データJ1が生成された後に同印刷デー
タJ1が削除される様子を示している。すると、キャン
セル要求に対応する印刷ジョブデータについて終了箇所
までコマンド解釈されるので、次の印刷ジョブデータの
開始箇所を容易に判別することができ、確実に所望の印
刷ジョブについての印刷を中止することができる。ま
た、印刷ジョブデータ内のコマンドを解釈していくうち
に、用紙トレイに装填されている印刷用紙のサイズとコ
マンドで指定された印刷用紙のサイズとが異なる等、エ
ラー状態が生じることがある。この場合、処理を続行さ
せることが困難であるため、図の下段に示すように、即
座に印刷ジョブデータのコマンド解釈を止め、同エラー
状態が生じた印刷ジョブに対応する同印刷データの生成
を途中で停止させるようにしている。図では、印刷ジョ
ブデータ1にエラー状態が生じたことを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印刷装
置においては、エラー状態が生じた印刷ジョブについて
ホストコンピュータからキャンセルする入力を行って
も、図の下段に示すように、同印刷ジョブを構成する印
刷ジョブデータのコマンド解釈が途中で中止されるため
同印刷ジョブデータの終了箇所までの印刷データが生成
されない。すると、エラー状態が生じた印刷ジョブに対
応する印刷データが削除されないので、印刷装置に設け
られた操作パネルにてエラー状態を解除する操作を行わ
ない限り、エラー状態が生じた印刷ジョブをキャンセル
することができず、後続の印刷ジョブについて印刷が行
われないことになる。本発明は、上記課題にかんがみて
なされたもので、エラー状態で印刷処理が止まっている
印刷ジョブをキャンセルして後続の印刷ジョブについて
印刷を行うことが可能な印刷装置、印刷制御方法、印刷
制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒
体の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、接続されたホストコンピ
ュータから印刷ジョブを構成する印刷ジョブデータを受
信するジョブ受信手段と、受信された上記印刷ジョブデ
ータについて順次同印刷ジョブデータ内のコマンドを解
釈して印刷を実行させるための印刷データを生成すると
ともに、同コマンドの解釈結果に基づいて上記印刷ジョ
ブについて所定のエラー状態が生じたか否かを判定し、
同エラー状態が生じたと判定したときには同エラー状態
が生じた印刷ジョブに対応する同印刷データの生成を途
中で停止させる印刷データ生成手段と、上記印刷データ
を生成された順番に取得して印刷媒体への印刷を実行す
る印刷手段と、上記印刷ジョブデータのキャンセル要求
の入力を受け付けるとともに、入力されたキャンセル要
求に対応する上記印刷ジョブデータの終了箇所までの上
記印刷データが生成された後に当該印刷データを削除す
る印刷データ削除手段と、入力された上記キャンセル要
求に対応する上記印刷ジョブに上記エラー状態が生じた
と判定されたとき、上記印刷データ生成手段に同印刷ジ
ョブに対応する上記印刷データ生成の停止を解除させる
仮想エラー解除手段とを具備する構成としてある。
【0006】すなわち、印刷装置はホストコンピュータ
と接続可能であり、ジョブ受信手段によってホストコン
ピュータから印刷ジョブを構成する印刷ジョブデータを
受信する。すると、印刷データ生成手段によって、受信
された印刷ジョブデータについて順次同印刷ジョブデー
タ内のコマンドが解釈され、印刷を実行させるための印
刷データが生成される。また、同コマンドの解釈結果に
基づいて印刷ジョブについて所定のエラー状態が生じた
か否かが判定され、同エラー状態が生じたと判定された
ときには同エラー状態が生じた印刷ジョブに対応する同
印刷データの生成が途中で停止する。印刷データは、生
成された順番に印刷手段に取得され、同印刷データに基
づいて印刷媒体への印刷が実行される。
【0007】印刷データ削除手段により、印刷ジョブデ
ータのキャンセル要求が入力されると、入力されたキャ
ンセル要求に対応する印刷ジョブデータの終了箇所まで
の印刷データが生成された後に当該印刷データが削除さ
れる。生成が途中で停止している印刷データは印刷ジョ
ブデータの終了箇所までのデータとなっていないため、
生成が途中で停止したままであれば印刷データ削除手段
によっては削除されないことになる。ここで、仮想エラ
ー解除手段は、入力されたキャンセル要求に対応する印
刷ジョブにエラー状態が生じたと判定されたとき、印刷
データ生成手段に同印刷ジョブに対応する印刷データ生
成の停止を解除させる。すると、エラー状態が生じた印
刷ジョブに対応する同印刷データの生成が停止しなくな
るので、印刷データ削除手段にて印刷データを削除する
ことが可能となる。従って、エラー状態で印刷処理が止
まっている印刷ジョブをキャンセルすることが可能とな
り、後続の印刷ジョブについての印刷が行われるように
なる。
【0008】印刷ジョブデータは印刷ジョブを実行させ
るためのコマンドを有するデータであればよく、コマン
ド解釈によってビットマップデータ等に変換される前の
データである。むろん、コマンドは様々な形式を採用可
能である。印刷ジョブデータを記憶する記憶領域には様
々なものを採用可能であり、例えば、RAMであっても
よいし、ハードディスクであってもよい。上記印刷デー
タ削除手段は、印刷ジョブデータのキャンセル要求をホ
ストコンピュータから受信するとともに、受信したキャ
ンセル要求に対応する印刷ジョブデータの終了箇所まで
の印刷データが生成された後に当該印刷データを削除す
る構成としてもよい。すなわち、ホストコンピュータに
対してエラー状態で印刷処理が止まっている印刷ジョブ
のキャンセルの入力を行うことにより、同印刷ジョブに
対応する印刷データ生成の停止が解除される。むろん、
印刷データ削除手段は様々な構成とすることができ、例
えば、印刷装置に設けられた操作パネルからキャンセル
要求の入力を受け付けてもよい。
【0009】また、請求項3にかかる発明は、上記仮想
エラー解除手段は、上記キャンセル要求に対応する上記
印刷ジョブに上記エラー状態が生じたと判定されたと
き、上記印刷データ生成手段に対して同印刷ジョブに対
応する上記印刷ジョブデータ内のコマンドを当該印刷ジ
ョブデータの終了箇所まで解釈させながら同印刷ジョブ
データの終了箇所までに対応する上記印刷データの生成
を中止させるとともに、上記印刷データ削除手段に対し
て同印刷ジョブデータから生成された上記印刷データを
削除させる構成としてある。エラー状態が生じた印刷ジ
ョブに対応する同印刷データの生成が途中で停止してい
る場合、同印刷ジョブを構成する印刷ジョブデータは終
了箇所までコマンド解釈されるとともに、同印刷ジョブ
に対応する印刷データが削除されるので、次の印刷ジョ
ブデータの開始箇所を容易に判別することができ、後続
の印刷ジョブデータに基づく印刷処理を行うことができ
る。従って、不必要な印刷データを生成する処理が行わ
れないので、印刷処理を高速化させることができる。ま
た、エラー状態が例えばメモリ容量が足りなくなった状
態であるとき等には、この手法により確実にエラー状態
が生じた印刷データをキャンセルすることが可能とな
る。
【0010】印刷データ生成手段は、ページ毎に区切ら
れた印刷データを生成するものであってもよい。そこ
で、請求項4にかかる発明は、上記印刷データ生成手段
は、上記印刷ジョブデータからページ毎に区切られた印
刷ページデータから構成される上記印刷データを生成す
るとともに、上記コマンドの解釈結果に基づいて上記印
刷ジョブのページ毎に所定のエラー状態が生じたか否か
を判定し、同エラー状態が生じたと判定したときには上
記印刷データ生成手段に同エラー状態が生じた印刷ジョ
ブのページに対応する上記印刷ページデータの生成を途
中で停止させ、上記印刷手段は、上記印刷ページデータ
を印刷順に取得して印刷媒体への印刷を実行し、上記印
刷データ削除手段は、上記印刷ジョブデータのページ毎
のキャンセル要求の入力を受け付けるとともに、入力さ
れたキャンセル要求に対応する上記印刷ジョブデータの
ページの終了箇所までの上記印刷ページデータが生成さ
れた後に当該印刷ページデータを削除し、上記仮想エラ
ー解除手段は、上記入力されたキャンセル要求に対応す
る上記印刷ジョブのページに上記エラー状態が生じたと
判定されたとき、上記印刷データ生成手段に上記印刷ペ
ージデータ生成の停止を解除させる構成としてある。
【0011】すなわち、印刷データ生成手段によって、
受信された印刷ジョブデータからページ毎に区切られた
印刷ページデータから構成される印刷データが生成され
る。また、印刷ジョブデータ内のコマンドの解釈結果に
基づいて印刷ジョブのページ毎に所定のエラー状態が生
じたか否かが判定され、同エラー状態が生じたと判定さ
れたときには同エラー状態が生じた印刷ジョブのページ
に対応する同印刷データの生成が途中で停止する。印刷
ページデータは、印刷順に印刷手段に取得され、同印刷
データに基づいて印刷媒体への印刷が実行される。印刷
データ削除手段により、印刷ジョブデータのページ毎の
キャンセル要求が入力されると、入力されたキャンセル
要求に対応する印刷ジョブデータのページの終了箇所ま
での印刷ページデータが生成された後に当該印刷ページ
データが削除される。ここで、仮想エラー解除手段は、
入力されたキャンセル要求に対応する印刷ジョブのペー
ジにエラー状態が生じたと判定されたとき、印刷データ
生成手段に同印刷ジョブのページに対応する印刷ページ
データ生成の停止を解除させる。すると、エラー状態が
生じた印刷ジョブのページに対応する同印刷ページデー
タの生成が停止しなくなるので、印刷データ削除手段に
て印刷ページデータを削除することが可能となる。従っ
て、エラー状態で印刷処理が止まっている印刷ジョブの
ページをキャンセルすることが可能となり、後続のペー
ジについての印刷が行われるようになる。
【0012】上記印刷ジョブとキャンセル要求とエラー
状態とを対応付けるジョブ管理データを生成して記憶す
るジョブ管理手段が設けられている場合、請求項5にか
かる発明のように、上記仮想エラー解除手段は、上記ジ
ョブ管理データを参照して上記キャンセル要求に対応す
る上記印刷ジョブに上記エラー状態が生じたか否かを判
定し、同エラー状態が生じたと判定したとき、上記印刷
データ生成手段に上記印刷データ生成の停止を解除させ
る構成としてもよい。すなわち、ジョブ管理データから
キャンセル要求に対応する印刷ジョブを特定可能であ
り、同印刷ジョブにエラー状態が生じているか否かの情
報を確認可能である。従って、ジョブ管理データを参照
してキャンセルすべき印刷ジョブにエラー状態が生じて
いるか否かを判定することができ、印刷データ生成の停
止を解除させることができる。
【0013】なお、印刷手段が、印刷キューを管理する
キュー管理手段と、印刷媒体への印刷を実行可能なプリ
ントエンジンと、印刷データを取得して印刷ユニットに
渡すエンジン管理手段とを備える場合、エンジン管理手
段は、印刷データの取得を要求する印刷データ取得要求
を生成し、キュー管理手段は、印刷データ取得要求が生
成されたときに印刷データを生成された順番にエンジン
管理手段に渡す構成としてもよい。
【0014】さらに、本印刷装置の動作状態を表すデー
タを取得して状態管理情報を生成するとともに上記印刷
データ生成手段に上記印刷データ生成の停止を解除可能
な状態管理手段が設けられている場合、請求項6にかか
る発明のように、上記仮想エラー解除手段は、上記キャ
ンセル要求に対応する上記印刷ジョブに上記エラー状態
が生じたと判定されたとき、上記状態管理手段により上
記印刷データ生成手段に上記印刷データ生成の停止を解
除させる構成としてもよい。すなわち、状態管理手段を
利用して印刷データ生成の停止を解除させることができ
る。
【0015】ところで、上述した印刷装置は、単独で実
施される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で
他の方法とともに実施されることもあるなど、発明の思
想としては各種の態様を含むものであって、適宜、変更
可能である。また、上述した印刷制御を行う際の手法
は、所定の手順に従って処理を進めていくうえで、その
根底にはその手順に発明が存在するということは当然で
ある。従って、本発明は印刷制御方法としても適用可能
であり、請求項7にかかる発明においても、基本的には
同様の作用となる。
【0016】本発明を実施しようとする際に、印刷装置
にて所定のプログラムを実行させる場合もある。そこ
で、印刷制御プログラムとしても適用可能であり、請求
項8にかかる発明においても、基本的には同様の作用と
なる。さらに、本発明を実施しようとする際に、上記プ
ログラムを記録した媒体が流通し、同記録媒体からプロ
グラムを適宜コンピュータに読み込むことが考えられ
る。従って、そのプログラムを記録した媒体としても適
用可能であり、請求項9にかかる発明においても、基本
的には同様の作用となる。むろん、請求項2〜請求項6
に記載された構成を上記方法やプログラムやプログラム
を記録した媒体に対応させることも可能であることは言
うまでもない。
【0017】ここで、上記記録媒体は、磁気記録媒体や
光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいか
なる記録媒体においても全く同様に考えることができ
る。また、一部がソフトウェアであって、一部がハード
ウェアで実現される場合においても本発明の思想におい
て全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記録し
ておいて必要に応じて適宜読み込む形態のものも含まれ
る。さらに、一次複製品、二次複製品などの複製段階に
ついては全く問う余地なく同等である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように請求項1、請求項7
〜請求項9にかかる発明によれば、エラー状態で印刷処
理が止まっている印刷ジョブをキャンセルして後続の印
刷ジョブについて印刷を行うことが可能な印刷装置、印
刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログ
ラムを記録した媒体を提供することができる。また、請
求項2にかかる発明によれば、エラー状態で印刷処理が
止まっている印刷ジョブをホストコンピュータへの入力
によりキャンセルすることが可能となる。さらに、請求
項3にかかる発明によれば、エラー状態が生じた際にお
ける印刷処理を高速化させることが可能となる。さら
に、請求項4にかかる発明によれば、エラー状態で印刷
処理が止まっている印刷ジョブのページをキャンセルす
ることができ、利便性を向上させることができる。
【0019】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
ジョブ管理データを利用して容易にキャンセル要求に対
応した印刷データの生成の停止を解除させることができ
る。さらに、請求項6にかかる発明によれば、状態管理
手段を利用して容易にキャンセル要求に対応した印刷デ
ータの生成の停止を解除させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、下記の順序に従って本発明
の実施形態を説明する。 (1)レーザープリンタの構成: (2)本発明の各種手段の構成: (3)印刷装置が行う処理: (4)まとめ:
【0021】(1)レーザープリンタの構成:図1は、
本発明の一実施形態にかかる印刷装置であるレーザープ
リンタ10の概略ハードウェア構成を示したブロック図
である。本プリンタ10は、ネットワークを介してホス
トコンピュータであるパーソナルコンピュータ(PC)
100と接続可能である。むろん、ネットワークを使用
せず、一台のホストコンピュータを接続してもよい。P
C100は、文書や画像等種々の印刷対象を印刷ジョブ
として管理しており、ネットワークを介して印刷ジョブ
を構成する印刷ジョブデータを送信する。同印刷ジョブ
データを受信するレーザープリンタ10は、概略、各種
データ処理を行う制御部20、各種データを蓄積するハ
ードディスクドライブ(HDD)30、レーザービーム
の照射やトナー付着等を行って印刷用紙上への印刷を実
行するプリントエンジン40、操作パネル50を備えて
いる。
【0022】制御部20は、印刷ジョブデータを取得
し、プリントエンジン40における印刷を実行可能な印
刷データを生成するとともに、印刷の実行順序を管理す
る等の処理を実行する。このため、制御部20は、CP
U21、メモリコントローラ22、RAM23、ROM
24、通信I/F25、ビデオI/F26、IDEI/
F27を備えている。すなわち、CPU21とRAM2
3とROM24とメモリコントローラ22とからなるプ
ログラム実行環境を備えており、ROM24に格納され
たプログラムを適宜RAM23にロードして各種プログ
ラムを実行可能である。メモリコントローラ22は、各
部21,23〜27にアクセスして、各種データの送受
信を制御する。同メモリコントローラ22は、通信I/
F25を介してPC100から印刷ジョブデータを受信
し、RAM23に記憶させる。むろん、メモリコントロ
ーラ22は、IDEI/F27にアクセスし、受信した
印刷ジョブデータをそのままの状態でHDD30にスプ
ールしてもよい。
【0023】印刷ジョブデータが記憶されると、CPU
21等からなるプログラム実行環境により、印刷ジョブ
データ内のコマンドを取り込み可能となり、適宜コマン
ド解釈および印刷キューの生成等が行われる。コマンド
が解釈されると、印刷ジョブデータは印刷データに変換
される。同印刷データは、印刷用紙(印刷媒体)の各ペ
ージに印刷されるイメージのデータであり、ビットマッ
プデータを含むデータとされる。印刷データと印刷キュ
ーが生成されると、メモリコントローラ22は印刷キュ
ーに従って適宜印刷データをビデオI/F26に送出す
る。ビデオI/F26からプリントエンジン40に対し
て印刷データが送出されると、プリントエンジン40が
駆動し、同印刷データに基づいて印刷を実行する。操作
パネル50は、CPU21の制御に基づいて本プリンタ
10の各種設定について操作入力可能となっている。ま
た、印刷ジョブにエラー状態が生じたときには、所定の
キー操作により同エラー状態を解除することが可能とな
っている。
【0024】(2)本発明の各種手段の構成:CPU2
1等からなるプログラム実行環境は図2に示す各種モジ
ュールM1〜M7を有する印刷制御プログラムPを備え
ており、同モジュールM1〜M7は互いに連携しながら
印刷制御プログラムとしての機能を実現させる。また、
モジュールM1〜M7を記憶したROM24やHDD3
0は、本発明にいう印刷制御プログラムを記録した媒体
となる。なお、図をわかりやすくさせるため、モジュー
ル間の線を一部省略している。従って、線で結ばれてい
ないモジュール間でも各種情報の授受が可能である。む
ろん、このようなモジュール構成は一例にすぎず、様々
なモジュール構成を採用可能である。そして、同モジュ
ールM1〜M7の機能が実現されることにより、図3に
示す各種手段U1〜U7がプリンタ10に構成される。
PC100では、種々のアプリケーションプログラム
(APL)110によって種々の文書や画像を作成可能
である。APLによって印刷実行が指示されると、オペ
レーティングシステム(OS)120に組み込まれたプ
リンタドライバ121が起動され、APL110にて作
成された文書や画像を印刷させる印刷ジョブデータから
構成される印刷ジョブを生成する。OS120は、通信
I/F130を介して同印刷ジョブデータをプリンタ1
0に送信する。また、APL110は、マウス140や
キーボード150から印刷ジョブデータのキャンセル要
求の操作入力を受け付け、操作入力されたキャンセル要
求をOS120の機能によりプリンタ10に送信可能で
ある。
【0025】プリンタ10では、受信データ制御モジュ
ールM1の制御によりメモリコントローラ22が通信I
/F25を介して印刷ジョブデータを受信し、図4に示
すように、受信した順番に印刷ジョブデータをRAM2
3内の所定の記憶領域である受信バッファ23aに一時
的に記憶させる。そして、ジョブ受信手段U1は、メモ
リコントローラ22を有する制御部20とともに、モジ
ュールM1の機能により実現される。また、受信データ
制御モジュールM1は、印刷ジョブデータのキャンセル
要求をPC100から受信可能である。
【0026】印刷ジョブデータは、所定のPDL(Page
Description Language )で記述されたコマンドが含ま
れており、例えば図5の上段に示すように、コマンド名
とデータ長とデータと区切りコードからなるコマンドの
集合体である。PDLモジュールM2は、受信バッファ
23aに一時記憶された印刷ジョブデータについて受信
された順番となるように順次コマンド解釈を行い、印刷
を実行させるための印刷データをRAM23内またはH
DD30内に生成する。同印刷データは、図5の下段に
示すように、ページ毎に区切られた印刷ページデータか
ら構成されている。なお、各印刷ページデータのP1〜
Pnはページ番号を示している。PDLモジュールM2
は、ページ毎の印刷ページデータに対して印刷ジョブの
終わりを示す終了フラグを付する処理も実行しており、
印刷ジョブの最終ページに該当する印刷データについて
は終了フラグ”1”を付し、最終ページ以外に該当する
印刷ページについては終了フラグ”0”を付するように
なっている。
【0027】なお、ジョブ管理モジュールM5が印刷ジ
ョブ毎に処理が開始されたか終了したかを判断するの
で、PDLモジュールM2はジョブ管理モジュールM5
が印刷ジョブの処理を開始したと判断したときに対応す
る印刷ジョブデータのコマンド解釈を開始する。また、
PDLモジュールM2は、プリンタ10を、コマンドの
解釈結果に基づいて印刷ジョブについて所定のエラー状
態が生じたか否かを判定するエラー判定手段U21、エ
ラー状態が生じたと判定したときにはエラー状態が生じ
た印刷ジョブに対応する印刷データの生成を途中で停止
させるデータ生成停止手段U22としても機能させる。
同データ生成停止手段U22は、エラー状態が生じた印
刷ジョブのページに対応する印刷ページデータの生成を
途中で停止させることも可能である。ここで、エラー状
態には、用紙トレイに装填されている印刷用紙のサイズ
とコマンドで指定された印刷用紙のサイズとが異なる状
態や、コマンドを解釈していくうちにメモリ容量が足り
なくなった状態等がある。PDLモジュールM2は、印
刷ジョブについてエラー状態が生じたと判定したとき、
状態管理モジュールM6に対してエラー内容を表すエラ
ー情報を通知する。同エラー情報は、エラー内容別に異
なるコードが付与されており、例えば、用紙サイズのエ
ラーにコード”1”、メモリ容量不足のエラーにコー
ド”2”、等と付与される。
【0028】そして、エラー判定手段U21、データ生
成停止手段U22を有し、受信された印刷ジョブデータ
について順次同印刷ジョブデータ内のコマンドを解釈し
て印刷を実行させるための印刷データを生成する印刷デ
ータ生成手段U2は、モジュールM2の機能により実現
される。また、印刷ジョブデータのコマンドには、印刷
ジョブのキャンセル(取り消し)を要求する印刷ジョブ
データのキャンセル要求も含まれている。PDLモジュ
ールM2は、印刷ジョブデータ内のコマンドがキャンセ
ル要求であると解釈したとき、キャンセル要求が受信さ
れた旨の情報を状態管理モジュールM6に対して通知す
る。
【0029】キュー管理モジュールM3は、ジョブ管理
モジュールM5の判断結果を参照しながら印刷キューの
管理を行い、印刷ジョブデータが受信された順番に印刷
が実行されるように印刷キューを生成する。ここで、印
刷キューは「現在印刷キュー」と「次キュー」とから構
成されており、現在印刷キューとされている印刷データ
について印刷が実行され、次キューとされている印刷デ
ータは現在印刷キューにおける印刷データの印刷実行が
完了するまで印刷実行開始を待つことになる。キュー管
理モジュールM3は、現在印刷キューにおける印刷デー
タの印刷が終了したら次キューの最先に並べられている
印刷ジョブの印刷データを現在印刷キューに移動させる
処理を行う。そして、本実施形態において、キュー管理
モジュールM3はプリンタ10をキュー管理手段として
機能させることになる。また、エンジン管理モジュール
M4にて印刷データ取得要求が生成されたとき、印刷ジ
ョブデータまたはそのページの終了箇所まで生成された
印刷データまたは印刷ページデータを生成された順番に
PDLモジュールM2からエンジン管理モジュールM4
に渡すようになっている。そして、本実施形態におい
て、エンジン管理モジュールM4はプリンタ10をエン
ジン管理手段として機能させることになる。
【0030】さらに、状態管理モジュールM6にて印刷
ジョブデータの処理状態がキャンセル状態である旨の情
報が生成されているとき、キュー管理モジュールM3は
同キャンセル要求に対応する印刷ジョブデータまたはそ
のページの終了箇所までの印刷データが生成された後に
当該印刷データを削除する。後述するMIB情報管理モ
ジュールM7は、印刷ジョブのキャンセル(取り消し)
を要求する印刷ジョブデータのキャンセル要求の入力を
受け付けるとともに、キャンセル要求が入力された旨の
情報を状態管理モジュールM6に対して通知するように
なっている。そして、印刷データ削除手段U4は、モジ
ュールM1,M3,M6,M7の機能により実現され
る。図4に示すように、印刷ジョブデータ1全体のキャ
ンセル要求がPC100から入力されると、同印刷ジョ
ブデータ1から印刷データJ1が生成された後に同印刷
データJ1が削除される。また、4ページ分に相当する
印刷ジョブデータ2の2ページ目のキャンセル要求がP
C100から入力されると、同印刷ジョブデータ2から
印刷データJ2の2ページ目(P2)まで生成された後
に同印刷データJ2の2ページ目(P2)が削除され
る。すると、キャンセル要求に対応する印刷ジョブデー
タまたはそのページについて終了箇所までコマンド解釈
されるので、次の印刷ジョブデータの開始箇所を容易に
判別することができ、確実に所望の印刷ジョブまたはそ
のページについての印刷を中止することができる。そし
て、受信された順番にキャンセルされなかった印刷ジョ
ブについての印刷データが生成されると、生成された順
番に印刷データに基づく印刷が行われる。
【0031】キュー管理モジュールM3は、受信された
キャンセル要求に対応する印刷ジョブにエラー状態が生
じたと判定されたとき、状態管理モジュールM6に含ま
れる所定のエラー解除関数(サブルーチン)をコールす
ることにより、PDLモジュールM2に同印刷ジョブに
対応する印刷データ生成の停止を解除させる。すなわ
ち、仮想エラー解除手段U5は、モジュールM3の機能
により実現される。また、状態管理モジュールM6に含
まれるエラー解除関数を利用することにより、容易にエ
ラー状態を解除することができる。
【0032】エンジン管理モジュールM4は、印刷デー
タの取得を要求する印刷データ取得要求を生成して、現
在印刷キューに印刷データが存在するか否かをキュー管
理モジュールM3に問い合わせる処理を行い、印刷デー
タを取得してプリントエンジン40に渡す処理を実行す
る。キュー管理モジュールM3は上述したようなキュー
管理を実行しているので、エンジン管理モジュールM4
は現在印刷キューに印刷データが存在するか否かを問い
合わせて印刷データが存在したときに該当する印刷デー
タを取得してプリントエンジン40に渡すのみで、印刷
キューどおりの順序で印刷を実行させることができる。
なお、エンジン管理モジュールM4が印刷データを取得
する際には、印刷データ全体を一括して読み込む必要は
なく、部分的に読み込むようにしてもよいし、印刷デー
タの受け渡しに利用されるバッファ領域を表すポインタ
の受け渡しだけであってもよい。そして、印刷ジョブデ
ータまたはそのページの終了箇所まで生成された印刷デ
ータを生成された順番に取得して印刷媒体への印刷を実
行する印刷手段U3は、プリントエンジン40ととも
に、モジュールM3,M4の機能により実現される。
【0033】ジョブ管理モジュールM5は、図6に示す
ようなジョブ管理データを生成して記憶する。ジョブ管
理データは、印刷ジョブ毎に付与される異なる識別デー
タであるジョブID、ジョブIDに対応する印刷ジョブ
データのキャンセル要求についての情報、同ジョブID
に対応する印刷ジョブのエラー状態についての情報、等
が、ジョブID毎に区分されて格納されている。すなわ
ち、ジョブ管理データは、印刷ジョブとキャンセル要求
とエラー状態とを対応付けるデータである。そして、ジ
ョブ管理手段U7は、モジュールM5の機能により実現
される。キュー管理モジュールM3は、上記ジョブ管理
データを参照することにより、キャンセル要求に対応す
る印刷ジョブにエラー状態が生じたか否かを判定する。
そして、エラー状態が生じたと判定したとき、PDLモ
ジュールM2に印刷データ生成の停止を解除させる。
【0034】状態管理モジュールM6は、本プリンタ1
0の動作状態を表すデータを取得して状態管理情報を生
成する。例えば、PDLモジュールM2からエラー情報
を取得し、RAM23内に設けた所定のエラーフラグを
セット(例えば、”1”を代入)する。この場合、エラ
ーフラグがセットされると状態管理情報が生成されたこ
とになる。また、キャンセル要求が受信された旨の情報
を取得すると、RAM23内に設けた所定のキャンセル
フラグをセット(印刷ジョブデータの処理状態がキャン
セル状態である旨の状態管理情報を生成)する。また、
状態管理モジュールM6は、上述したように、PDLモ
ジュールM2に印刷データ生成の停止を解除可能なエラ
ー解除関数を有している。印刷ジョブにエラー状態が生
じたとき、本プリンタ10は操作パネル50にて操作キ
ーによりエラーを解除する所定の操作入力を受け付け、
状態管理モジュールM6が内部のエラー解除関数をコー
ルすることにより、エラーを解除(印刷データ生成の停
止を解除)する。そして、エラー解除手段U61はエラ
ー解除関数の機能により実現され、状態管理手段U6は
モジュールM6の機能により実現される。
【0035】MIB情報管理モジュールM7は、モジュ
ールM1〜M6等から種々のMIB情報を取得すること
ができ、その一つとして印刷ジョブデータとジョブID
とを対応付ける識別情報を取得するようになっている。
この他、プリンタ10のモデル名や消耗品の量など種々
の情報を取得可能となっている。また、PC100から
通信I/F25を介してMIB情報の取得要求が入力さ
れると、同取得要求に対応するMIB情報を取得してP
C100に送信するようになっている。
【0036】印刷装置にネットワークを介して複数のホ
ストコンピュータを接続する場合、別のホストコンピュ
ータが生成した印刷ジョブデータが削除されないように
することが望ましい。そこで、MIB情報管理モジュー
ルM7により、各印刷ジョブを識別可能なMIB情報を
管理している。MIB情報管理モジュールM7は、受信
した印刷ジョブデータ別に異なるジョブIDを付与し、
当該ジョブIDと同印刷ジョブデータとを対応付ける識
別情報とされるMIB情報を生成してRAM23内の所
定の記憶領域に記憶させる。そして、PC100からの
要求に応じて同PC100に対して印刷ジョブデータと
ジョブIDとを一義的に対応づけることが可能な情報を
送信する。印刷ジョブデータとジョブIDとを一義的に
対応づけるためには、種々の構成が採用可能であり、例
えば、各印刷ジョブについて当該印刷ジョブを生成した
ユーザやドキュメント名、APL等の情報を取得し、こ
れらの情報とジョブIDとを対応づけてPC100に送
出する構成とすることができる。
【0037】ところで、印刷ジョブにエラー状態が生じ
ると、印刷ジョブデータのコマンド解釈が途中で中止さ
れる。図7はその一例を示しており、印刷ジョブデータ
1については用紙サイズエラーが発生した状態を示して
いる。ここで、エラー状態が生じた印刷ジョブをキャン
セルする入力をPC100から行うと、キュー管理モジ
ュールM3が状態管理モジュールM6のエラー解除関数
をコールすることにより、仮想的にエラーを解除する。
すると、エラー状態が生じた印刷ジョブに対応する印刷
データJ1を削除することが可能となり、次の印刷ジョ
ブデータ2から印刷データJ2を生成することが可能と
なる。なお、本実施形態では、印刷ジョブデータ1の残
りの部分については印刷データの生成を中止するように
している。
【0038】また、4ページ分に相当する印刷ジョブデ
ータ2の2ページ目についてメモリ容量エラーが発生し
たとし、エラー状態が生じた印刷ジョブのページをキャ
ンセルする入力をPC100から行うと、キュー管理モ
ジュールM3が状態管理モジュールM6のエラー解除関
数をコールすることにより、仮想的にエラーを解除す
る。すると、エラー状態が生じた印刷ジョブのページに
対応する印刷データJ2の2ページ目(P2)を削除す
ることが可能となり、印刷データJ2の3ページ目以降
を生成することが可能となる。2ページ目の残りの部分
については、印刷データの生成を中止する。このよう
に、エラー状態が生じた印刷ジョブに対応する同印刷デ
ータの生成が停止しなくなるので、印刷データを削除す
ることが可能となる。従って、エラー状態で印刷処理が
止まっている印刷ジョブをPC100への入力によりキ
ャンセルすることが可能となり、後続の印刷ジョブにつ
いての印刷が行われるようになる。
【0039】(3)印刷装置が行う処理:次に、本印刷
装置が行う処理を説明する。PC100では、APL1
10の一つであるMIB情報管理APLによりMIB情
報を取得し、ディスプレイに表示することができる。図
8は、MIB情報管理APLによって印刷ジョブの管理
を行うための表示画面例であり、この画面91に表示さ
れる各パラメータはMIB情報管理APLによってプリ
ンタ10からMIB情報を取得されたものである。図に
示すように、PC100は、取得したMIB情報に基づ
いて、画面上に各印刷ジョブのジョブID、ジョブ名、
ステータス、ページ数、等を表示する。ジョブ名は、各
印刷ジョブを生成したユーザ名とそのドキュメント名お
よび作成したアプリケーションプログラム名から構成さ
れている。ジョブIDは上述のようにMIB情報管理モ
ジュールM7が取得しており、MIB情報としてPC1
00に取得される。
【0040】ここで、PC100は、印刷ジョブデータ
を送信した際にユーザ名をジョブ名に含めて送信してい
るので、ジョブ名に含まれるユーザ名に基づいて自らが
送信した印刷ジョブデータのジョブ名を特定し、特定し
たジョブ名に対応する箇所のみ印刷ジョブのキャンセル
を実行させるための実行ボタン91aを表示する。ま
た、実行ボタン91aに対応してページ入力欄91bも
表示する。従って、PC100の利用者は、マウス14
0とキーボード150により、ページ入力欄91bにキ
ャンセルしたい印刷ジョブのページを操作入力し、対応
する実行ボタン91aをクリック操作することが可能で
ある。このとき、利用者は、ジョブ名によって、キャン
セルすべき印刷ジョブを容易に特定することができる。
なお、キャンセルしたい印刷ジョブのページを複数入力
することも可能であり、例えば、1ページ目と3ページ
目をキャンセルしたいときにはページ入力欄91bに
「1,3」と操作入力すればよい。また、ページ入力欄
91bに何も操作入力しないときには、印刷ジョブの全
ページをキャンセルすることになる。
【0041】そして、実行ボタン91aがクリック操作
されると、対応するジョブ名に相当する印刷ジョブデー
タのページのキャンセル要求を意味するコマンドを含む
MIBコマンドデータを送信する。図8の下部には、同
コマンドの構造も示している。図のコマンドは、コマン
ド名「キャンセル要求」、データ長、ジョブID「3」
とキャンセルするページ「1+3」(1,3ページ目の
意)、区切りコードから構成されている。このように、
PC100は、取得したMIB情報に基づいて、送信し
た印刷ジョブデータに対応するプリンタの受信バッファ
23aに記憶された印刷ジョブデータを特定可能であ
る。そして、特定された印刷ジョブデータまたはそのペ
ージのキャンセル要求の入力を受け付け、同特定された
印刷ジョブデータのページのキャンセル要求を意味する
コマンドを含むMIBコマンドデータを送信することが
可能である。上述した例のように、同コマンドにキャン
セル要求の対象とされた印刷ジョブデータに対応するジ
ョブIDを含めておくことにより、プリンタ10にてキ
ャンセル要求の対象とされた印刷ジョブデータを特定す
ることが可能となる。なお、PC100は、レーザープ
リンタ10に対して割込要求の信号とともに、印刷ジョ
ブデータのキャンセル要求を送信するものとする。
【0042】図9は、上述したようなPC100がネッ
トワークを介して接続されたプリンタ10にて行われる
一連の割込処理をフローチャートにより示している。本
フローは、PC100から割込要求が入力されたときに
開始される。割込処理を開始すると、受信データ制御モ
ジュールにより、MIBコマンドデータが受信されてい
るか否かを判断する(ステップS105。以下、「ステ
ップ」の記載を省略)。MIBコマンドデータが受信さ
れていないときには、図示しないフローによりその他の
割込処理を行っていく。MIBコマンドデータが受信さ
れているとき、MIBコマンドデータ内のコマンドを解
釈する(S110)。その後、解釈したコマンドが印刷
ジョブデータのキャンセル要求であるか否かを判断する
(S115)。解釈したコマンドがキャンセル要求でな
いとき、図示しないフローによりコマンドの解釈結果に
応じたその他の割込処理を行っていく。
【0043】解釈したコマンドがキャンセル要求である
とき、キャンセル要求が受信された旨の情報を状態管理
モジュールに通知する(S120)。すると、状態管理
モジュールは、印刷ジョブデータの処理状態がキャンセ
ル状態である旨の情報を生成し、他のモジュールから同
情報の参照を可能とする。また、MIB情報管理モジュ
ールにより、MIB情報に含まれるステータスの項目に
ついて、キャンセル要求の対象とされる印刷ジョブデー
タに対応する情報を”cancel”(キャンセルの
意)に修正し(S125)、本フローを終了する。
【0044】図10は状態管理モジュールM6により実
現される状態管理処理をフローチャートにより示してお
り、図11はモジュールM1,M2,M7により実現さ
れる一連の印刷データ生成処理をフローチャートにより
示しており、図12はジョブ管理モジュールM5により
実現されるジョブ管理処理をフローチャートにより示し
ている。また、図13はエンジン管理モジュールM4に
より実現されるエンジン管理処理をフローチャートによ
り示しており、図14と図15はキュー管理モジュール
M3により実現されるキュー管理処理をフローチャート
により示している。これらの処理は、ROM24に記憶
されたOSの機能により実現される時分割処理により擬
似的に並列して行われる。また、これらのフローは、プ
リンタ10の電源オン時に常時行われる。
【0045】状態管理手段を構成する状態管理処理で
は、まず、PDLモジュール等からエラー情報が通知さ
れているか否かを判断し(S205)、エラー情報が通
知されているときにはエラーフラグをセット(例え
ば、”1”を代入)する(S210)。その後、エラー
解除の情報が通知されているか否かを判断する(S21
5)。エラー解除の情報が通知されているときには、状
態管理モジュール内のエラー解除関数をコールしてエラ
ーを解除する処理を行う(S220)。例えば、エラー
フラグをリセット(例えば、”0”を代入)する等の処
理を行う。すると、PDLモジュールに印刷データ生成
の停止を解除させることができる。その後、PDLモジ
ュールからキャンセル要求が受信された旨の情報が通知
されているか否かを判断し(S225)、同情報が通知
されているときにはキャンセルフラグをセットする(S
230)。さらにその後、PDLモジュールからキャン
セル終了の情報が通知されているか否かを判断する(S
235)。同情報が通知されているときには、ジョブ管
理モジュールに問い合わせて他のキャンセル要求が存在
するか否を判断し(S240)、他のキャンセル要求が
存在しないときにはキャンセルフラグをリセットする
(S245)。そして、図示しないフローによりその他
のフラグをセットまたはリセットする処理を行い、S2
05に戻る。
【0046】図11に示す印刷データ生成処理では、ま
ず、受信データ制御モジュールにて、印刷ジョブデータ
が受信されて受信バッファ23aに記憶されているか否
かを判断する(S305)。印刷ジョブデータが受信さ
れていないときには、本フローの開始部分に戻る。印刷
ジョブデータが受信されているとき、MIB情報管理モ
ジュールM7にて、受信された印刷ジョブデータ別に異
なるジョブIDを付与するとともに、このジョブIDを
ジョブ管理モジュールに通知する(S310)。する
と、ジョブ管理手段を構成するジョブ管理処理(図1
2)にて図6で示したジョブ管理データを生成する。
【0047】すなわち、ジョブIDが通知されたか否か
を判断し(S405)、ジョブIDが通知されたときに
はジョブ管理データを生成する(S410)。その後、
キャンセルフラグを参照することにより、印刷ジョブデ
ータの処理状態がキャンセル状態であるか否かを判断す
る(S415)。キャンセル状態であるときには、PD
Lモジュールからキャンセル要求の対象である印刷ジョ
ブデータのページを取得し、ジョブ管理データを修正す
る(S420)。例えば、ジョブID「1」が付与され
た印刷ジョブに対応する印刷ジョブデータに「キャンセ
ル(全体)」が含まれているとき、図6に示すように、
ジョブ管理データに対してジョブID「1」に対応して
「キャンセル(全体)」を格納する。さらにその後、エ
ラーフラグを参照することにより、印刷ジョブにエラー
状態が生じているか否かを判断する(S425)。エラ
ー状態が生じているときには、PDLモジュールからエ
ラー情報を取得し、ジョブ管理データを修正する(S4
30)。例えば、ジョブID「1」が付与された印刷ジ
ョブにエラー状態が生じたとき、図6に示すように、ジ
ョブ管理データに対してジョブID「1」に対応してエ
ラー情報を格納する。そして、図示しないフローにより
ジョブ管理データのその他の項目を修正する処理を行っ
た後、PDLモジュールから印刷ジョブ終了が通知され
ているか否かを判断する(S435)。印刷ジョブ終了
が通知されているときには、ジョブIDに基づいて同印
刷ジョブに対応するデータをジョブ管理データから削除
する(S440)。その後、S405に戻る。
【0048】図11のS310終了後、MIB情報管理
モジュールにて、MIB情報を生成してRAM23に記
憶させる(S315)。なお、MIB情報には、図8で
示したジョブID、ジョブ名、ステータス、ページ数の
他、RAM23内の印刷ジョブデータの開始アドレス等
の情報もジョブIDと対応して格納するようにしてい
る。その後、PDLモジュールにて、エラーフラグを参
照し、エラー情報が生成されているか否かを判断する
(S320)。エラー情報が生成されているとき(エラ
ーフラグがセット状態)、S305に戻る。この場合、
S325以降の処理が行われないので、印刷データの生
成を途中で停止させることになる。
【0049】エラー情報が生成されていないとき(エラ
ーフラグがリセット状態)、現在処理しようとしている
印刷ジョブデータの処理状態がキャンセル状態であるか
否かを判断する(S325)。この判断処理は、キャン
セルフラグを参照し、キャンセルフラグがセットされて
いるときに、キャンセル要求の対象とされている印刷ジ
ョブデータに対応するジョブIDとキャンセル要求をジ
ョブ管理モジュールに問い合わせて取得し、現在生成し
ようとしている印刷ページデータに相当するキャンセル
要求が生成されているか否かを判断することにより行う
ことができる。キャンセル状態でない場合にはS330
に進み、キャンセル状態である場合にはS370に進
む。
【0050】S330では、印刷ジョブデータ内のコマ
ンドを解釈する。なお、コマンド解釈される印刷ページ
データは最も早く受信されたものである。次に、エラー
判定手段を構成するS335にて、コマンドの解釈結果
に基づいて印刷ジョブについて所定のエラー状態が生じ
たか否かを判断する。所定のエラー状態が生じたと判定
したとき、エラー状態に対応したエラー情報を生成して
状態管理モジュールに通知し(S340)、S305に
戻る。例えば、コマンド解釈の結果、メモリ容量が足り
なくなると判断したとき、メモリ容量不足のエラーであ
ることを意味するコードをエラー情報とする。すると、
状態管理モジュールによりエラーフラグがセットされる
ので、S325以降の処理は行われなくなる。従って、
S340,S320の処理はデータ生成停止手段を構成
し、同処理によりエラー状態が生じた印刷ジョブに対応
する同印刷データの生成を途中で停止させることができ
る。
【0051】エラー状態が生じていないと判定したと
き、コマンドの解釈結果に基づいて、印刷ページデータ
を生成する(S345)。その後、コマンドが終了した
か否かを判断する(S350)。コマンドが終了してい
なければ繰り返しS330〜S350の処理を行い、コ
マンドが終了していれば印刷キューを生成する(S35
5)。そして、印刷ジョブデータ内の全コマンドが終了
したか否かを判断する(S360)。この判断処理は、
例えば、ページ毎の印刷ページデータに付された終了フ
ラグが最終ページを意味する”1”であるか否かを判断
することにより行うことができる。全コマンドが終了し
ていなければ、S320に戻る。全コマンドが終了して
いれば、印刷ジョブ終了の情報を生成してジョブ管理モ
ジュールに通知し(S365)、S305に戻る。すな
わち、S320〜S365の処理は、印刷データ生成手
段を構成する。
【0052】一方、S325にて現在処理しようとして
いる印刷ジョブデータの処理状態がキャンセル状態であ
ると判断したときには、S370にて、S330と同様
に印刷ジョブデータ内のコマンドを解釈する。しかし、
印刷ページデータを生成するS345に相当する処理は
行わず、コマンドが終了したか否かを判断する(S37
5)。コマンドが終了していなければ、繰り返しS37
0〜S375の処理を行う。コマンドが終了していれ
ば、印刷キューを生成するS355に相当する処理は行
わず、キャンセル終了の情報を生成して状態管理モジュ
ールに通知する(S380)。そして、S360に進ん
で印刷ジョブデータ内の全コマンドが終了したか否かを
判断する。全コマンドが終了していなければS320に
戻り、全コマンドが終了していればS365にて印刷ジ
ョブ終了の情報をジョブ管理モジュールに通知した後、
S305に戻る。すなわち、キャンセル要求に対応する
印刷ジョブデータ内のコマンドをページの終了箇所まで
解釈しながら印刷ページデータの生成を中止することに
なる。なお、印刷ジョブデータがページ毎に区切られて
いなければ、印刷ジョブデータ内のコマンドを終了箇所
まで解釈しながら印刷データの生成を中止する。従っ
て、PC100が印刷ジョブデータを送信している最中
に当該印刷ジョブデータのキャンセル要求が入力されて
も、印刷ジョブデータのページの終了箇所までの印刷が
中止されることになり、無意味な印刷が行われないよう
に印刷ジョブを確実にキャンセルすることができる。
【0053】エンジン管理処理(図13)では、まず、
エラーフラグを参照し、エラー情報が生成されているか
否かを判断する(S505)。エラー情報が生成されて
いるとき(エラーフラグがセット状態)、本フローの開
始部分に戻る。この場合、S510以降の処理が行われ
ないので、印刷ページデータがプリントエンジン40に
送出されず、印刷が行われないことになる。また、キュ
ー管理モジュールに対して印刷ページデータの取得を要
求する印刷データ取得要求も生成しないので、エラー状
態が解除されない限りキュー管理モジュールは印刷ペー
ジデータを渡さないことにもなる。エラー情報が生成さ
れていないとき(エラーフラグがリセット状態)、上記
印刷データ取得要求を生成する(S510)。次に、キ
ュー管理モジュールから渡される印刷ページデータを取
得する(S515)。なお、印刷ページデータを取得す
る際には、データ全体を一括して読み込む必要はなく、
部分的に読み込むようにしてもよいし、印刷ページデー
タの受け渡しに利用されるバッファ領域を表すポインタ
の受け渡しだけであってもよい。ここで、印刷ページデ
ータは印刷ジョブデータのページの終了箇所まで生成さ
れたデータであり、後述するキュー管理処理により生成
された順番に「現在印刷キュー」から取得されるように
なっている。そして、取得した印刷ページデータをプリ
ントエンジン40に送出し(S520)、S505に戻
る。すると、プリントエンジン40は、印刷データを入
手し、印刷用紙への印刷を実行する。
【0054】生成された印刷ページデータをPDLモジ
ュールからエンジン管理モジュールに渡すキュー管理処
理(図14と図15)では、まず、「現在印刷キュー」
に印刷ページデータが存在するか否かを判断する(S6
05)。印刷ページデータが存在しない場合には、印刷
ジョブにエラー状態が生じている可能性があるので、図
15のS705に進む。「現在印刷キュー」に印刷ペー
ジデータが存在する場合、ジョブ管理モジュールに問い
合わせて印刷ジョブ終了の情報が通知されているか否か
を判断する(S610)。印刷ジョブ終了の情報が通知
されていない場合にはS615に進み、印刷ジョブ終了
の情報が通知されている場合にはS625に進む。S6
15では、エンジン管理モジュールから印刷データ取得
の要求があったか、すなわち、印刷データ取得要求が生
成されているか否かを判断する。印刷データ取得要求が
生成されている場合、「現在印刷キュー」から印刷ペー
ジデータを取得し、エンジン管理モジュールに渡し(S
620)、S605に戻る。一方、印刷データ取得要求
が生成されていない場合、印刷ジョブにエラー状態が生
じている可能性があるので、図15のS705に進む。
【0055】S610にて印刷ジョブ終了の情報が通知
されていると判断した場合、「現在印刷キュー」からエ
ンジン管理モジュールにて処理が終了したページを取得
する(S625)。次に、「現在印刷キュー」に印刷ペ
ージデータが無いか否かを判断する(S630)。「現
在印刷キュー」に印刷ページデータが存在する場合に
は、「次キュー」から印刷ページデータを移動させる状
態となっていないので、S605に戻る。「現在印刷キ
ュー」に印刷ページデータが無い場合、「次キュー」に
印刷ページデータが存在するか否かを判断する(S63
5)。「次キュー」に印刷ページデータが無い場合に
は、印刷ページデータを移動させる処理を行う必要がな
いので、S605に戻る。「次キュー」に印刷ページデ
ータが存在する場合、「次キュー」の印刷ページデータ
を「現在印刷キュー」に移動させ(S640)、S60
5に戻る。なお、「次キュー」には印刷ページデータが
生成された順番に格納されているので、エンジン管理モ
ジュールは印刷ページデータが生成された順番に、ひい
ては、印刷ジョブデータが受信された順番に印刷ページ
データを取得することになる。
【0056】図15のS705では、現在処理しようと
している印刷ジョブデータの処理状態がキャンセル状態
であるか否かを判断する。図11のS325と同様、キ
ャンセルフラグを参照し、キャンセルフラグがセットさ
れているときに、キャンセル要求の対象とされている印
刷ジョブデータに対応するジョブIDとキャンセル要求
をジョブ管理モジュールが生成したジョブ管理データを
参照して取得し、現在処理しようとしている印刷ページ
データに相当するキャンセル要求が生成されているか否
かを判断すればよい。キャンセル状態でない場合にはS
605に戻り、キャンセル状態である場合にはS710
に進む。
【0057】S710では、エラーフラグを参照してエ
ラー情報が生成されているか否かを判断するとともに、
ジョブ管理モジュールが生成したジョブ管理データを参
照して現在処理しようとしている印刷ページデータに相
当するキャンセル要求に対応する印刷ジョブのページに
エラー状態が生じたか否かを判定する。同ページにエラ
ー状態が生じていないとき、S715をスキップする。
同ページにエラー状態が生じているとき、状態管理モジ
ュール内のエラー解除関数をコールしてエラー状態を解
除する処理を行う(S715)。上述したように、エラ
ーフラグをリセットする等の処理を行う。すると、図1
1で示した印刷データ生成処理のS325以降の処理が
行われるようになるので、印刷ページデータのページの
終了箇所までコマンド解釈をすることが可能となり、エ
ラー状態を仮想的に解除することになる。その際、現在
処理しようとしている印刷ジョブデータはキャンセル状
態であるので、S325からS370に進み、印刷ジョ
ブデータ内のコマンドを同印刷ジョブデータのページの
終了箇所まで解釈しながら同終了箇所までに対応する印
刷ページデータの生成を中止することになる。従って、
不必要な印刷データを生成する処理が行われないので、
エラー状態が生じた際における印刷処理を高速化させる
ことができる。また、ジョブ管理モジュールが生成する
ジョブ管理データを利用して容易にエラー状態を解除す
ることができる。そして、キャンセル終了の情報を通知
後、全コマンドが終了したか否かを判断し、全コマンド
が終了していない場合には次の印刷ページデータを生成
することができ、全コマンドが終了した場合には印刷ジ
ョブ終了の情報を通知した後に次の印刷ジョブについて
印刷データを生成することができる。
【0058】なお、キャンセル要求の対象とされた印刷
ジョブデータのページの終了箇所までの印刷ページデー
タが生成された場合、同印刷ページデータは印刷キュー
に格納されることになる。そこで、S720にて、印刷
キューに格納された同印刷ページデータを削除し、S6
05に戻る。このように、本実施形態においては、S7
05,S720の処理は、図9で示した割込処理ととも
に印刷データ削除手段を構成する。また、S605,S
610,S620〜S640の処理は、図13で示した
エンジン管理処理とともに印刷手段を構成する。そし
て、S615,S705〜S715の処理は、受信され
たキャンセル要求に対応する印刷ジョブにエラー状態が
生じたと判定されたとき、同印刷ジョブに対応する印刷
ページデータ生成の停止を解除させる仮想エラー解除手
段を構成する。
【0059】すると、図7で示したように、エラー状態
が生じた印刷ジョブをキャンセルする入力をPC100
から行うと、エラー解除関数がコールされて仮想的にエ
ラーが解除され、エラー状態が生じた印刷ジョブに対応
する印刷ページデータを削除することが可能となり、次
の印刷ジョブデータから印刷ページデータを生成するこ
とが可能となる。このように、エラー状態が生じた印刷
ジョブに対応する印刷ページデータを削除することが可
能となるので、エラー状態で印刷処理が止まっている印
刷ジョブをPC100への入力によりキャンセルするこ
とが可能となり、紙詰まりなど原因を取り除かない限り
印刷を続行することが困難なエラー状態でない限り後続
の印刷ジョブについての印刷が行われるようになる。
【0060】(4)まとめ:本発明の印刷装置は、様々
な構成が可能である。例えば、印刷ジョブデータのキャ
ンセル要求を入力する際には、キャンセル要求を印刷ジ
ョブデータ内のコマンドとして受信するようにしてもよ
い。その際、割込処理を行わずに印刷データ生成処理の
中で印刷ジョブデータ内のコマンドがキャンセル要求で
あるか否かを判断し、同コマンドがキャンセル要求であ
るときに印刷ジョブデータの処理状態をキャンセル状態
にするようにしてもよい。上述した実施形態では、ペー
ジ毎に区切られた印刷ページデータから構成される印刷
データを生成しているが、ページ毎に区切られない印刷
データを生成する場合にも同様にして本発明を適用可能
である。さらに、本印刷装置に接続されるホストコンピ
ュータは、ネットワークを介さずに接続されるものであ
ってもよい。以上説明したように、本発明によると、エ
ラー状態で印刷処理が止まっている印刷ジョブをキャン
セルして後続の印刷ジョブについて印刷を行うことが可
能な印刷装置、印刷制御プログラムおよび印刷制御プロ
グラムを記録した媒体を提供することができる。また、
印刷制御方法としても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザープリンタの概略ハードウェア構成を示
したブロック図である。
【図2】印刷制御プログラムの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】印刷装置の各種手段の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】印刷ジョブデータが受信された順番に印刷デー
タが生成される様子を示す模式図である。
【図5】印刷ジョブデータと印刷データの構造を示す模
式図である。
【図6】ジョブ管理データの構造を示す模式図である。
【図7】エラー状態が生じたときに生成される印刷デー
タの様子を示す模式図である。
【図8】PCにて印刷ジョブの管理を行うための表示画
面例を示す図である。
【図9】割込処理を示すフローチャートである。
【図10】状態管理処理を示すフローチャートである。
【図11】印刷データ生成処理を示すフローチャートで
ある。
【図12】ジョブ管理処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】エンジン管理処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】キュー管理処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】キュー管理処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】従来例の印刷装置において、エラー状態が生
じたときに生成される印刷データの様子を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
10…レーザープリンタ 20…制御部 21…CPU 22…メモリコントローラ 23…RAM 23a…受信バッファ 24…ROM 25…通信インターフェイス 26…ビデオインターフェイス 27…IDEインターフェイス 30…ハードディスクドライブ 40…プリントエンジン 50…操作パネル 100…パーソナルコンピュータ M1…受信データ制御モジュール M2…PDLモジュール M3…キュー管理モジュール M4…エンジン管理モジュール M5…ジョブ管理モジュール M6…状態管理モジュール M7…MIB情報管理モジュール P…印刷制御プログラム U1…ジョブ受信手段 U2…印刷データ生成手段 U21…エラー判定手段 U22…データ生成停止手段 U3…印刷手段 U4…印刷データ削除手段 U5…仮想エラー解除手段 U6…状態管理手段 U61…エラー解除手段 U7…ジョブ管理手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続されたホストコンピュータから印刷
    ジョブを構成する印刷ジョブデータを受信するジョブ受
    信手段と、 受信された上記印刷ジョブデータについて順次同印刷ジ
    ョブデータ内のコマンドを解釈して印刷を実行させるた
    めの印刷データを生成するとともに、同コマンドの解釈
    結果に基づいて上記印刷ジョブについて所定のエラー状
    態が生じたか否かを判定し、同エラー状態が生じたと判
    定したときには同エラー状態が生じた印刷ジョブに対応
    する同印刷データの生成を途中で停止させる印刷データ
    生成手段と、 上記印刷データを生成された順番に取得して印刷媒体へ
    の印刷を実行する印刷手段と、 上記印刷ジョブデータのキャンセル要求の入力を受け付
    けるとともに、入力されたキャンセル要求に対応する上
    記印刷ジョブデータの終了箇所までの上記印刷データが
    生成された後に当該印刷データを削除する印刷データ削
    除手段と、 入力された上記キャンセル要求に対応する上記印刷ジョ
    ブに上記エラー状態が生じたと判定されたとき、上記印
    刷データ生成手段に同印刷ジョブに対応する上記印刷デ
    ータ生成の停止を解除させる仮想エラー解除手段とを具
    備することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記印刷データ削除手段は、上記印刷ジ
    ョブデータのキャンセル要求を上記ホストコンピュータ
    から受信するとともに、受信したキャンセル要求に対応
    する上記印刷ジョブデータの終了箇所までの上記印刷デ
    ータが生成された後に当該印刷データを削除し、 上記仮想エラー解除手段は、上記受信されたキャンセル
    要求に対応する上記印刷ジョブに上記エラー状態が生じ
    たと判定されたとき、上記印刷データ生成手段に同印刷
    ジョブに対応する上記印刷データ生成の停止を解除させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記仮想エラー解除手段は、上記キャン
    セル要求に対応する上記印刷ジョブに上記エラー状態が
    生じたと判定されたとき、上記印刷データ生成手段に対
    して同印刷ジョブに対応する上記印刷ジョブデータ内の
    コマンドを当該印刷ジョブデータの終了箇所まで解釈さ
    せながら同印刷ジョブデータの終了箇所までに対応する
    上記印刷データの生成を中止させるとともに、上記印刷
    データ削除手段に対して同印刷ジョブデータから生成さ
    れた上記印刷データを削除させることを特徴とする請求
    項1または請求項2のいずれかに記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 上記印刷データ生成手段は、上記印刷ジ
    ョブデータからページ毎に区切られた印刷ページデータ
    から構成される上記印刷データを生成するとともに、上
    記コマンドの解釈結果に基づいて上記印刷ジョブのペー
    ジ毎に所定のエラー状態が生じたか否かを判定し、同エ
    ラー状態が生じたと判定したときには上記印刷データ生
    成手段に同エラー状態が生じた印刷ジョブのページに対
    応する上記印刷ページデータの生成を途中で停止させ、 上記印刷手段は、上記印刷ページデータを印刷順に取得
    して印刷媒体への印刷を実行し、 上記印刷データ削除手段は、上記印刷ジョブデータのペ
    ージ毎のキャンセル要求の入力を受け付けるとともに、
    入力されたキャンセル要求に対応する上記印刷ジョブデ
    ータのページの終了箇所までの上記印刷ページデータが
    生成された後に当該印刷ページデータを削除し、 上記仮想エラー解除手段は、上記入力されたキャンセル
    要求に対応する上記印刷ジョブのページに上記エラー状
    態が生じたと判定されたとき、上記印刷データ生成手段
    に上記印刷ページデータ生成の停止を解除させることを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 上記印刷ジョブとキャンセル要求とエラ
    ー状態とを対応付けるジョブ管理データを生成して記憶
    するジョブ管理手段が設けられ、 上記仮想エラー解除手段は、上記ジョブ管理データを参
    照して上記キャンセル要求に対応する上記印刷ジョブに
    上記エラー状態が生じたか否かを判定し、同エラー状態
    が生じたと判定したとき、上記印刷データ生成手段に上
    記印刷データ生成の停止を解除させることを特徴とする
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 本印刷装置の動作状態を表すデータを取
    得して状態管理情報を生成するとともに上記印刷データ
    生成手段に上記印刷データ生成の停止を解除可能な状態
    管理手段が設けられ、 上記仮想エラー解除手段は、上記キャンセル要求に対応
    する上記印刷ジョブに上記エラー状態が生じたと判定さ
    れたとき、上記状態管理手段により上記印刷データ生成
    手段に上記印刷データ生成の停止を解除させることを特
    徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の印刷装
    置。
  7. 【請求項7】 接続されたホストコンピュータから印刷
    ジョブを構成する印刷ジョブデータを受信するジョブ受
    信工程と、 受信された上記印刷ジョブデータについて順次同印刷ジ
    ョブデータ内のコマンドを解釈して、印刷データを生成
    された順番に取得して印刷媒体への印刷を実行する印刷
    手段に印刷を実行させるための同印刷データを生成する
    とともに、同コマンドの解釈結果に基づいて上記印刷ジ
    ョブについて所定のエラー状態が生じたか否かを判定
    し、同エラー状態が生じたと判定したときには同エラー
    状態が生じた印刷ジョブに対応する同印刷データの生成
    を途中で停止させる印刷データ生成工程と、 上記印刷ジョブデータのキャンセル要求の入力を受け付
    けるとともに、入力されたキャンセル要求に対応する上
    記印刷ジョブデータの終了箇所までの上記印刷データが
    生成された後に当該印刷データを削除する印刷データ削
    除工程と、 入力された上記キャンセル要求に対応する上記印刷ジョ
    ブに上記エラー状態が生じたと判定されたとき、同印刷
    ジョブに対応する上記印刷データ生成の停止を解除させ
    る仮想エラー解除工程とを具備することを特徴とする印
    刷制御方法。
  8. 【請求項8】 接続されたホストコンピュータから印刷
    ジョブを構成する印刷ジョブデータを受信するジョブ受
    信機能と、 受信された上記印刷ジョブデータについて順次同印刷ジ
    ョブデータ内のコマンドを解釈して、印刷データを生成
    された順番に取得して印刷媒体への印刷を実行する印刷
    手段に印刷を実行させるための同印刷データを生成する
    とともに、同コマンドの解釈結果に基づいて上記印刷ジ
    ョブについて所定のエラー状態が生じたか否かを判定
    し、同エラー状態が生じたと判定したときには同エラー
    状態が生じた印刷ジョブに対応する同印刷データの生成
    を途中で停止させる印刷データ生成機能と、 上記印刷ジョブデータのキャンセル要求の入力を受け付
    けるとともに、入力されたキャンセル要求に対応する上
    記印刷ジョブデータの終了箇所までの上記印刷データが
    生成された後に当該印刷データを削除する印刷データ削
    除機能と、 入力された上記キャンセル要求に対応する上記印刷ジョ
    ブに上記エラー状態が生じたと判定されたとき、同印刷
    ジョブに対応する上記印刷データ生成の停止を解除させ
    る仮想エラー解除機能とをコンピュータに実現させるこ
    とを特徴とする印刷制御プログラム。
  9. 【請求項9】 接続されたホストコンピュータから印刷
    ジョブを構成する印刷ジョブデータを受信するジョブ受
    信機能と、 受信された上記印刷ジョブデータについて順次同印刷ジ
    ョブデータ内のコマンドを解釈して、印刷データを生成
    された順番に取得して印刷媒体への印刷を実行する印刷
    手段に印刷を実行させるための同印刷データを生成する
    とともに、同コマンドの解釈結果に基づいて上記印刷ジ
    ョブについて所定のエラー状態が生じたか否かを判定
    し、同エラー状態が生じたと判定したときには同エラー
    状態が生じた印刷ジョブに対応する同印刷データの生成
    を途中で停止させる印刷データ生成機能と、 上記印刷ジョブデータのキャンセル要求の入力を受け付
    けるとともに、入力されたキャンセル要求に対応する上
    記印刷ジョブデータの終了箇所までの上記印刷データが
    生成された後に当該印刷データを削除する印刷データ削
    除機能と、 入力された上記キャンセル要求に対応する上記印刷ジョ
    ブに上記エラー状態が生じたと判定されたとき、同印刷
    ジョブに対応する上記印刷データ生成の停止を解除させ
    る仮想エラー解除機能とをコンピュータに実現させるこ
    とを特徴とする印刷制御プログラムを記録した媒体。
JP2002071660A 2002-03-15 2002-03-15 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体 Pending JP2003271357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071660A JP2003271357A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071660A JP2003271357A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003271357A true JP2003271357A (ja) 2003-09-26

Family

ID=29201878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071660A Pending JP2003271357A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003271357A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060186A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 連携処理方法、連携処理装置、外部連携システム、プログラム
JP2015162220A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 コニカミノルタ株式会社 印刷システム、印刷方法、携帯端末装置及び印刷ジョブ作成プログラム
JP2019171706A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 ブラザー工業株式会社 印刷装置、情報処理装置、およびシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060186A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 連携処理方法、連携処理装置、外部連携システム、プログラム
JP4591870B2 (ja) * 2005-08-24 2010-12-01 富士ゼロックス株式会社 連携処理方法、連携処理装置、外部連携システム、プログラム
US7898681B2 (en) 2005-08-24 2011-03-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Cooperative processing method, cooperative processing apparatus, and storage medium storing program for cooperating processing
JP2015162220A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 コニカミノルタ株式会社 印刷システム、印刷方法、携帯端末装置及び印刷ジョブ作成プログラム
JP2019171706A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 ブラザー工業株式会社 印刷装置、情報処理装置、およびシステム
JP7069958B2 (ja) 2018-03-29 2022-05-18 ブラザー工業株式会社 印刷装置、およびシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8045202B2 (en) Information processing apparatus and print device control method
US8014007B2 (en) Information processing apparatus, substitute print job management method, information processing program, and recording medium
US7719703B2 (en) Print control program and medium and information processing apparatus
JP5839845B2 (ja) 印刷装置、印刷方法及びプログラム
US20080246994A1 (en) Image forming device, program, and recording medium
JP2004246513A (ja) 印刷制御プログラム及び情報処理装置
JPH07230372A (ja) 印刷システム
JP2001187478A (ja) プリンタ、プリンタの制御方法およびプログラムを記録した記録媒体
US20030193689A1 (en) Job management apparatus, job management system, job management method, and storage medium storing program
JP6265589B2 (ja) ジョブ処理装置、ジョブ管理方法、ジョブ管理システム、およびプログラム
JP2008269228A (ja) 記録システム、制御プログラムおよび記録装置
JP3252953B2 (ja) 印刷システム、方法及びプリンタ
JP2003271357A (ja) 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体
JP3508752B2 (ja) 印刷システム、方法及びプリンタ
JP3837863B2 (ja) 印刷処理システム及び印刷処理方法並びに印刷処理制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3102836B2 (ja) プリンタシステムおよびプリンタシステムの印字ジョブ処理方法
JP3951114B2 (ja) 計算機,プリントサーバ,プリンタ及びそれらを用いた印刷システム。
JP3880434B2 (ja) ジョブ管理システム、ジョブ管理装置、データ処理装置、ジョブ管理方法、データ処理方法、及び制御プログラム
JP2003330644A (ja) 印刷システム
JP2001260433A (ja) プリンタおよびプリンタの制御方法
JP2003271334A (ja) 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムを記録した媒体および印刷制御プログラム
JP2013111799A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2003266813A (ja) 印刷装置、印刷制御方法、印刷制御プログラムおよび印刷制御プログラムを記録した媒体
JP2003303060A (ja) 印刷システム、印刷装置、プリンタホストおよびプリンタドライバ
JP2006236006A (ja) 印刷装置、プログラムおよび記録媒体