JP2003270714A - 写真撮影装置 - Google Patents

写真撮影装置

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JP2003270714A
JP2003270714A JP2002076389A JP2002076389A JP2003270714A JP 2003270714 A JP2003270714 A JP 2003270714A JP 2002076389 A JP2002076389 A JP 2002076389A JP 2002076389 A JP2002076389 A JP 2002076389A JP 2003270714 A JP2003270714 A JP 2003270714A
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photographing
image
subject
shooting
photograph
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Application number
JP2002076389A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hanabusa
真一 英
Yutaka Nakano
裕 中野
Takeyoshi Iguchi
竹喜 井口
Kazuhiro Takemoto
和広 竹本
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、簡単な操作で披撮影者が意
図する写真を撮影することができる、使用範囲の広い写
真撮影装置を提供することである。 【解決手段】 CPU11は、顔写真撮影処理におい
て、まずボックス内に被写体Mの存在を検出すると、導
入アナウンスを行って撮影料金の入金を促す。次いで、
法定サイズ有りタイプ、法定サイズ無しタイプを有する
証明写真モード、一般肖像タイプ、モデル風肖像タイ
プ、絵画風肖像タイプを有する肖像写真モード、記念写
真モードの各撮影目的で撮影された顔写真のサンプル画
像をそれぞれ表示して、被写体Mであるユーザに所望の
撮影モードを選択させる。次いで、選択された撮影モー
ドにおける撮影処理を行い、撮影された顔画像を顔写真
として出力するプリント処理、或いは画像ファイルとし
て転送するファイル転送処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真撮影装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車免許証等の免許証類、
パスポート、キャッシュカード、社員証、履歴書等には
本人であることを証明するための顔写真を設ける場合が
多くなってきた。このような状況に対応して、街頭や店
舗内などに静止画像用のデジタルカメラや動画像用のビ
デオカメラを備えたボックス型の顔写真撮影装置が設置
されており、上記証明写真やポートレート等を撮影する
ために利用されている。
【0003】このような顔写真撮影装置では、ユーザが
ボックス内の椅子に座り、音声や映像による操作手順の
ガイドに従って撮影位置を調整し、サイズやカラー、白
黒等の所望する写真の種類を選択後に、撮影釦を押下す
ることによりライトやストロボ等の補助光が発光されて
撮影が行われ、撮影された顔写真が印刷出力されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
顔写真撮影装置においては、証明写真を撮影する機能に
限られており、自由な表情で撮影するポートレートや記
念写真等に対応した撮影方法ではないため、その使用範
囲が限定されることとなっていた。また、その撮影方法
においては、被写体であるユーザを正面から照らすフロ
ントライトと呼ばれる一つの光源のみで補助光が発光さ
れていたため、発光量が充分でない場合には不必要な陰
影ができ、好印象な顔写真が得られないことがあった。
【0005】さらに、証明写真を撮影する際に顔画像撮
影装置が披撮影者に対して行う撮影ガイドは操作手順の
みであり、証明写真として適正な顔写真を撮影するため
のガイドが行われなかった。例えば、パスポート用の証
明写真は瞳が見えないサングラスや帽子の着用は認めら
れておらず、その顔写真のサイズも規定されているが、
撮影時にはその規定を警告する撮影ガイドはされないた
め、撮影後に顔写真が規定を満たさないことに気づいた
ユーザが再度写真を撮り直すこととなり、ユーザに対す
るコスト負担が大きく、不便であった。また、ポートレ
ート等を撮影する際にもより好印象な顔写真を撮影する
ための撮影ガイドが行われなかったため、必ずしもユー
ザが意図する顔写真を得られるわけではなかった。
【0006】本発明の課題は、簡単な操作でユーザが意
図する写真を撮影することができる、使用範囲の広い写
真撮影装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影された被写体の
画像を出力する出力手段と、を備えた写真撮影装置にお
いて、予め設定された複数の撮影目的から所望の撮影目
的を入力する入力手段と、前記入力された撮影目的に応
じて撮影ガイドを行うガイド手段と、前記入力された撮
影目的に応じて前記撮影手段を制御する撮影制御手段
と、を備え、前記撮影手段は、前記撮影制御手段による
制御に従って前記撮影目的に応じた被写体画像を撮影す
ることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の写
真撮影装置において、前記撮影目的は、前記被写体を特
定する証明写真、肖像写真、または複数の被写体の肖像
写真を撮影することを含むことを特徴としている。
【0009】この請求項1、2記載の発明によれば、証
明写真、肖像写真、または複数の被写体の肖像写真を撮
影する撮影目的から所望の撮影目的を入力し、入力され
た撮影目的に応じて撮影ガイド、及び撮影制御を行うの
で、被写体であるユーザが意図する写真を提供すること
ができるとともに写真撮影装置の使用範囲を広げること
ができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の写
真撮影装置において、前記撮影された被写体の画像を画
像解析する画像解析手段と、前記画像解析された画像か
ら瞳を検出する瞳検出手段と、をさらに備え、前記ガイ
ド手段は、前記瞳検出手段により瞳が検出されなかった
場合、前記撮影された画像は適正ではないことを警告す
ることを特徴としている。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、撮影さ
れた画像を画像解析して瞳の検出を行い、瞳が検出され
ない場合は、撮影された画像が適正ではないことを警告
するので、誤って適正ではない画像を出力することを防
ぐことができる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の写
真撮影装置において、前記ガイド手段は、前記入力され
た撮影目的に応じて前記被写体の撮影位置を誘導するこ
とを特徴としている。
【0013】この請求項4記載の発明によれば、入力さ
れた撮影目的に応じて被写体の撮影位置を誘導するの
で、被写体であるユーザはその誘導に従うだけで容易に
撮影目的に応じた撮影を行うことができ、より好印象な
写真を提供することができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1記載の写
真撮影装置において、前記ガイド手段は、前記入力され
た撮影目的に応じて前記被写体の視線を誘導することを
特徴としている。
【0015】この請求項5記載の発明によれば、入力さ
れた撮影目的に応じて被写体の視線を誘導するので、被
写体であるユーザはその誘導に従うだけで容易に撮影目
的に応じた撮影を行うことができ、より好印象な写真を
提供することができる。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1記載の写
真撮影装置において、前記撮影手段により撮影を行う際
に発光して被写体を照射する発光手段をさらに備え、前
記撮影制御手段は、前記入力された撮影目的に応じて前
記発光手段を制御することを特徴としている。
【0017】この請求項6記載の発明によれば、入力さ
れた撮影目的に応じて撮影時の発光制御を行うので、そ
の発光による照明効果により撮影目的に応じた、より好
印象な写真を提供することができる。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1記載の写
真撮影装置において、前記撮影制御手段は、複数の画像
を得る撮影を行うように前記撮影手段を制御し、前記得
られた複数の画像から、前記出力手段により出力する画
像を選択する選択手段をさらに備えることを特徴として
いる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項7記載の写
真撮影装置において、前記撮影制御手段は、ズーム比が
異なる複数の画像を得る撮影を行うように前記撮影手段
を制御することを特徴としている。
【0020】この請求項7、8記載の発明によれば、ズ
ーム比を変えて複数の画像を得る撮影を行い、撮影され
た複数の画像から出力する画像を選択するので、被写体
であるユーザが所望する写真を提供することができる。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項1、または
7記載の写真撮影装置において、前記撮影された画像に
おいて前記出力手段により出力する出力範囲を設定する
出力設定手段をさらに備え、前記選択手段は、前記出力
設定手段により異なる出力範囲が設定された複数の画像
から、出力する画像を選択することを特徴としている。
【0022】この請求項9記載の発明によれば、撮影さ
れた画像において異なる出力範囲を設定された複数の画
像から出力する画像を選択するので、被写体であるユー
ザが所望する写真を提供することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、本発明に
係る写真撮影装置の好適な一例として顔写真撮影装置に
ついて説明するが、本発明の写真撮影装置が撮影する被
写体画像は顔画像に限定するものではない。
【0024】まず、構成を説明する。図1(a)は、本
実施の形態における顔写真撮影装置10の透視図であ
る。図1において、顔写真撮影装置10は、ボックス型
に形成されてその外壁には撮影された顔写真を取り出す
写真取り出し口31を備えたプリンタ30が設置され、
ボックス内部には被写体Mが座れるように椅子Cが回転
可能に設置される。なお、椅子Cは回転により高さが昇
降するように構成される。さらに、被写体Mの上方、正
面側上方、正面、背面にはそれぞれ被写体Mを照らすた
めのストロボ121〜126が設置され、さらに被写体
Mの正面には内部パネル10a、及び被写体Mを撮影す
るための撮影部13が設置される。
【0025】図1(b)を参照して内部パネル10aを
詳細に説明する。内部パネル10aは、操作手順や撮影
に関するガイド映像、撮影された被写体Mの画像等を表
示する表示部15、撮影指示釦や各種選択釦を備えた入
力部16、撮影料金を精算するための硬貨入金口41、
紙幣入金口42、釣り銭返金口43を備えた精算装置4
0が設けられる。
【0026】次に、図2を参照して顔写真撮影装置10
の機能的構成について説明する。なお、図1に示した各
構成部と同一の機能を有する構成部には同列の符号を付
すこととする。図2において、顔写真撮影装置10は、
CPU11、ストロボ制御部12、撮影部13、画像処
理部14、表示部15、入力部16、RAM17、記憶
部18、通信制御部19、音声入出力部20、I/F2
1、プリンタ30、精算装置40から構成される。
【0027】CPU(Central Processing Unit)11
は、記憶部18に格納されているシステムプログラムや
各種制御プログラムを読み出してRAM17に展開し、
当該プログラムに従って各部の動作を集中制御する。ま
た、CPU11は、RAM17に展開したプログラムに
従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM17に
格納するとともに、表示部15に表示させる。そして、
RAM17に格納した処理結果を記憶部18の所定の保
存先に保存させる。
【0028】また、CPU11は記憶部18に記憶され
る顔写真撮影処理プログラムを読み出して後述する顔写
真撮影処理、証明写真モードにおける撮影処理、肖像写
真モードにおける撮影処理、記念写真モードにおける撮
影処理を実行する。CPU11は、顔写真撮影処理にお
いて、まずボックス内に被写体Mの存在を検出すると、
導入アナウンスを行って撮影料金の入金を促す。次い
で、法定サイズ有りタイプ、法定サイズ無しタイプを有
する証明写真モード、一般肖像タイプ、モデル風肖像タ
イプ、絵画風肖像タイプを有する肖像写真モード、記念
写真モードの各撮影目的で撮影された顔写真のサンプル
画像をそれぞれ表示して、被写体Mであるユーザに所望
の撮影モードを選択させる。次いで、選択された撮影モ
ードにおける撮影処理を行い、撮影された顔画像を顔写
真として出力するプリント処理、或いは画像ファイルと
して転送するファイル転送処理を実行する。
【0029】また、CPU11は、証明写真モードにお
ける撮影処理において、まず法定サイズ有りタイプ、法
定サイズ無しタイプのサンプル画像を表示して所望の撮
影タイプを選択させる。次いで、ストロボ制御を行い、
ストロボ126を消灯、121〜125を50%の発光
量に設定し、ストロボチャージを開始させる。次いで、
被写体Mを正面の方向に位置合わせするようにガイド
し、法定サイズ有りタイプの場合はさらに、写真規定が
あることを警告ガイドする。次いで、撮影指示を検出す
ると、撮影ガイド後に撮影を行い、撮影された画像の解
析を行って瞳の検出を行う。瞳が検出されなかった場合
は、目が閉じていたことやサングラスや眼鏡を外すよう
に警告ガイドを行い、再撮影ガイド後に再度撮影を行
う。瞳が検出された場合は、画像の解析結果からその撮
影された顔画像のサイズが適正であるか否かを判別し、
適正でない場合はサイズ調整を行い、適正である場合は
撮影された顔画像のプリント処理、ファイル転送処理に
移行する。
【0030】また、CPU11は、肖像写真モードにお
ける撮影処理において、まず一般肖像、モデル風肖像、
絵画風肖像の各撮影目的に応じた撮影タイプのサンプル
画像を表示してユーザに所望の撮影タイプを選択させ
る。次いで、モデル風肖像タイプを選択された場合には
プレ撮影を行い、プレ撮影された顔画像を画像解析して
左右の顔部分のうち、面積が小さい方の顔部分を正面に
向けるとして、撮影時の被写体Mの向きを決定する。次
いで、選択された各撮影タイプに応じたストロボ制御を
行い、一般肖像タイプの場合はストロボ126を消灯、
121〜125を50%の発光量に設定し、モデル風肖
像タイプの場合はストロボ126を消灯、121、12
4、125を50%、122、123のうち面積が小さ
い方の顔部分を照らすストロボを100%、その逆側を
消灯、の発光量に設定し、絵画風肖像タイプの場合は、
ストロボ122、123を消灯、121、124、12
5を50%、126を100%の発光量に設定してスト
ロボチャージを開始させる。次いで、選択された撮影タ
イプに応じた位置合わせガイドを行い、一般肖像タイプ
の場合、被写体Mを正面に向かせて、モデル風肖像タイ
プの場合は、解析結果から決定された向きに被写体を向
かせてやや斜め前方に位置合わせするとともに、表示部
15に移動カーソルAを表示してこの移動カーソルAを
視線で追うようにガイドする。また、絵画風肖像タイプ
の場合、被写体Mを正面に向かせるとともに移動カーソ
ルAを表示して視線誘導を行う。次いで、撮影指示を検
出すると、3回撮影を行い、撮影された3つの画像をプ
レビュー表示してユーザが所望する画像を1つ選択させ
てその選択された画像のプリント処理、或いはファイル
転送処理に移行する。
【0031】さらに、CPU11は、記念写真モードに
おける撮影処理において、まずストロボ制御を行い、ス
トロボ121、126を消灯、122〜124を50
%、125を100%の発光量に設定し、ストロボチャ
ージを開始させる。次いで、撮影範囲を表示してその範
囲内に納まるよう位置合わせガイドを行い、撮影指示を
検出すると、ズーム比を変えて3回撮影を行う。次いで
撮影された3つの画像をプレビュー表示し、ユーザが所
望する画像を1つ選択させてその選択された画像のプリ
ント処理、或いはファイル転送処理に移行する。
【0032】すなわち、CPU11は、撮影制御手段、
画像解析手段、瞳検出手段、出力設定手段としての機能
を有する。
【0033】ストロボ制御部12は、CPU11からの
発光制御情報に従って、図1(a)に示したストロボ1
21〜126の発光タイミングや発光量を制御し、被写
体Mの撮影環境の輝度を調整する。なお、ストロボ12
1は被写体Mの正面上部を、ストロボ122、123は
それぞれ上方から被写体Mの左側、右側を、ストロボ1
24は被写体Mの正面を、ストロボ125は被写体Mの
背面を、ストロボ126は上方斜め45度から被写体M
の背面を、それぞれ照らす。すなわち、ストロボ121
〜126は発光手段としての機能を有する。
【0034】撮影部13は、ガラス又はプラスチックか
らなる光学レンズ、及びCCDやCMOS等の光学セン
サにより構成され、光学レンズを介して入力される被写
体像を光学センサにより光電変換して画像信号を生成
し、該画像信号を画像処理部14に出力する。なお、撮
影部13は、動画を記録可能なデジタルビデオカメラな
どにより構成されることとしてもよい。
【0035】すなわち、撮影部13は、撮影手段として
の機能を有する。なお、撮影手段とは、被写体を光学的
に取得し、化学的画像或いは画像信号を得るための手段
であって、少なくとも被写体を結像して被写体像を取り
込むための光学系、前記被写体像を化学的画像或いは画
像信号を得るための受像体を有するものである。具体的
には銀塩カメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデ
オカメラ、電子写真などが挙げられる。
【0036】画像処理部14は、A/D変換器を備えて
入力されたアナログ画像信号をデジタル画像データに変
換する。また、画像処理部14は、CPU11からの指
示に従って画像データに各種画像処理を施す。詳細に
は、CPU11から指定された変換テーブルを用いて、
画像の輝度や階調、色相、彩度等の変換を行ったり、拡
大、縮小処理を施す。
【0037】表示部15は、LCD(Liquid Crystal D
isplay)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成さ
れ、CPU11からの表示指示に従って、入力部16か
らの入力指示、操作手順や撮影に関する各種ガイド映
像、警告メッセージ、撮影された画像等を表示する。す
なわち、表示部15は、ガイド手段としての機能を有す
る。
【0038】入力部16は、カーソルキー、数字入力キ
ー、撮影指示キー、決定キー等の各種機能キー等を備え
たキーボードを含み、このキーボードで押下されたキー
に対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、入
力部16は、必要に応じてマウス、タッチパネルなどの
ポインティングディバイスや、その他の入力装置を備え
ることとしてもよい。すなわち、入力部16は、入力手
段、選択手段としての機能を有する。
【0039】RAM(Random Access Memory)17は、
CPU11によって実行される各種プログラムやこれら
各種プログラムによって処理されたデータ等を一時的に
記憶するワークエリアを形成する。
【0040】記憶部18は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、
この記録媒体は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導
体メモリで構成されている。この記録媒体は記憶部18
に固定的に設けられるもの、若しくは着脱可能に装着す
るものであり、この記録媒体には、システムプログラ
ム、各種制御プログラム、及び各種制御プログラムで処
理されたデータ等を記憶する。なお、プログラムは、コ
ンピュータが読取可能なプログラムコードの形態で格納
され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動
作を逐次実行する。
【0041】また、記憶部18は、撮影された画像を画
像ファイルとして記憶する画像記憶領域を有し、I/F
21に接続された各種リーダーから読み出された被写体
Mの個人情報が入力された場合には、当該個人情報と撮
影された画像とを対応付けて記憶する。
【0042】通信制御部19は、LAN(Local Area N
etwork)やWAN(Wide Area Network)、或いはイン
ターネット等のネットワークに接続された伝送媒体に接
続可能なインターフェイスである。通信制御部19は、
モデム又はターミナルアダプタ等によって構成され、電
話回線、ISDN回線、無線通信回線、専用線、CAT
V回線等の通信回線を介してホストサーバやファイリン
グ装置等の外部機器との通信を行うための制御を行う。
また、CPU11から撮影された画像の転送指示を受け
ると、撮影された画像を被写体Mの個人情報とともに指
示された転送先へ転送する。
【0043】音声入出力部20は、操作手順や撮影に関
する各種ガイド等の音声信号を出力するためのスピーカ
ーやユーザの音声を入力するマイクなどを備えて構成さ
れ、CPU11からの指示に応じて音声信号の入出力を
制御する。すなわち、音声入出力部20は、ガイド手段
としての機能を有する。なお、ガイド手段とは、撮影手
順や被写体の撮影位置、視線の誘導等の撮影に関するガ
イド、及び撮影された画像が適正な画像ではないことを
警告する等の警告ガイドを含み、被写体であるユーザが
満足度の高い撮影を行うことができるように誘導する手
段である。
【0044】I/F21は、外部機器を接続するための
インターフェイスであり、電子カードに記録されている
個人情報を読み出すカードリーダーや免許証に記録され
ている個人情報を読み出す免許証リーダー等が接続され
る。各種リーダーで読み出された個人情報は被写体Mの
個人情報として記憶部18にファイリングされる。
【0045】プリンタ30は、CPU11からの印刷指
示に従って、入力された画像データを指示されたサイ
ズ、枚数で印刷出力し、図1に示した写真取り出し口3
1に排出する。すなわち、プリンタ30は、出力手段と
しての機能を有する。なお、出力手段とは、撮影手段に
より得られた被写体像を画像形成出力或いは画像形成可
能な画像信号として出力する手段である。具体的には、
各種画像形成方式のプリンタ(インクジェット、ハロゲ
ン化銀写真像形成装置、電子写真装置等)各種記憶媒体
に画像情報を書き込む記録装置(磁気的、或いは光学的
ディスクドライブ、フラッシュメモリ装置等)、ネット
ワークを介して画像情報を送信するネットワーク装置、
表示装置等が挙げられる。
【0046】精算装置40は、図1に示す硬貨入金口4
1、紙幣入金口42、釣り銭返金口43を備えた金銭登
録機を有し、各入金口41、42から入金された金額の
情報をCPU11に出力する一方、CPU11から指示
された金額の硬貨或いは紙幣を釣り銭返金口43に排出
する。
【0047】次に、本実施の形態の動作を説明する。動
作説明の前提として、以下に記述されている処理を実現
するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能
なプログラムコードの形態で記憶部18に格納されてお
り、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作
を逐次実行する。
【0048】図3は、本実施の形態のおける顔写真撮影
装置10のCPU11により実行される顔写真撮影処理
を説明するフローチャートである。図3において、CP
U11はまず、顔写真撮影装置10のボックス内でユー
ザである被写体Mの存在を図示しないセンサにより検出
し(ステップS1)、「いらっしゃいませ」等の導入ア
ナウンスを音声入出力部20から出力して、硬貨入金口
41、或いは紙幣入金口42からの撮影料金の入金を促
す(ステップS2)。次いで、CPU11は、撮影料金
の入金を検出すると(ステップS3)、精算装置40に
より料金の精算を行い、釣り銭がある場合には釣り銭返
金口43から釣り銭を返金する。
【0049】次いで、CPU11は、撮影目的に応じて
予め設定されている3つの撮影モード、つまり被写体を
特定する証明写真を撮影する証明写真モード、被写体の
肖像写真を撮影する肖像写真モード、複数人で記念の肖
像写真を撮影する記念写真モード、を提示してユーザの
撮影目的に応じた撮影モードを入力部16から選択入力
させる(ステップS4)。詳細には、証明写真撮影モー
ドには、パスポートや免許証等の顔写真に法定サイズが
有る法定サイズ有りタイプと、履歴書や社員証等の法定
サイズが無い法定サイズ無しタイプと、が含まれ、肖像
写真モードには、一般的な肖像の雰囲気で撮影する一般
肖像タイプと、モデル風に撮影するモデル風肖像タイプ
と、絵画風に撮影する絵画風肖像タイプと、が含まれ
る。撮影モードの選択の際には、CPU11は、それぞ
れの撮影モード、或いは撮影タイプで撮影された顔写真
のサンプル画像を表示部15に表示し、ユーザに所望の
撮影モードを選択させる。
【0050】次いで、CPU11は、選択された撮影モ
ードを認識し、その撮影モードに応じた撮影処理を実行
する(ステップS5)。なお、各撮影モードにおける撮
影処理の詳細は後述することとする。撮影された顔写真
は、プリンタ30によりプリント処理されて写真取り出
し口31に出力される、或いはI/F21に接続された
各種リーダーから読み出された情報がある場合には、そ
の読み出された個人情報とともに画像ファイルとして記
憶部18に記憶され、ネットワークを介して接続される
サーバへのファイル転送処理が実行される(ステップS
6)。
【0051】次に、各撮影モードにおける撮影処理につ
いて詳細に説明する。まず、図4を参照してCPU11
により実行される、証明写真モードにおける撮影処理を
説明する。図4において、CPU11はまず、法定サイ
ズ有りタイプ、法定サイズ無しタイプのサンプル画像を
表示部15に表示し、被写体Mであるユーザが所望する
撮影タイプを入力部16から選択入力させる(ステップ
S501)。各撮影タイプについて具体的に説明する
と、法定サイズ有りタイプは、パスポート、免許証等を
対象とした撮影タイプであり、サングラス、帽子の着用
の制限やその顔画像のサイズ等の写真規格が定められて
いる場合に選択され、法定サイズ無しタイプは、履歴書
や社員証、学生証等を対象とした撮影タイプであり、本
人を識別可能であればその写真規格は問わない場合に選
択される。
【0052】次いで、CPU11は、ストロボ126を
消灯、121〜125を50%の発光量で発光するよう
にストロボ制御部12に制御情報を出力し、ストロボの
チャージを開始させる(ステップS502)。次いで、
CPU11は表示部15に位置合わせ画面を表示してそ
の画面中央に位置合わせの基準線を表示するとともに
「正面の線に目鼻を合わせて下さい」等の位置合わせア
ナウンスを音声入出力部20から出力し、ユーザに位置
合わせを促してユーザの撮影位置の撮影ガイドを行う
(ステップS503)。
【0053】次いで、CPU11は、ステップS501
で選択された撮影タイプが法定サイズ有りであるか否か
を判別し(ステップS504)、選択された撮影タイプ
が法定サイズ有りではなく、法定サイズ無しの撮影タイ
プである場合は、ステップS506に移行し、選択され
ている撮影タイプが法定サイズ有りである場合には、
「帽子、サングラスの着用は不適切です」、「撮影後に
位置調整が必要な場合があります」等の警告アナウン
ス、警告表示を音声入出力部20、表示部15にそれぞ
れ出力させて、規格が定められていることを警告ガイド
する(ステップS505)。
【0054】次いで、CPU11は、入力部16からの
撮影指示を待機し(ステップS506)、撮影指示を検
出すると「撮影を行います。3、2、1」のような撮影
ガイドを行い、撮影を行う(ステップS507)。
【0055】撮影後、CPU11は撮影された画像の画
像解析を行い(ステップS508)、瞳が検出されたか
否かを判別する(ステップS509)。ここで画像解析
について説明する。まず、撮影された画像の各画素のB
GR値から色の特微量を求め、この特微量から肌色画素
を検出してこの肌色画素から成る画像に対してエッジ抽
出を行い、顔部分領域を認識する。次いで、認識された
顔部分領域において予め備えている目テンプレート、口
テンプレートを用いて照合を行い、その目、及び口部分
を特定する。
【0056】さらに左右それぞれの目部分で明度のヒス
トグラムを作成する。該ヒストグラムにおいて、瞳が検
出できる(目が開いている)適正な顔画像であれば、明
度の低い黒目部分と、肌部分に相当するピークが現れる
が、瞳が閉じている場合は黒目部分に相当するピークが
現れず、またサングラスをかけている場合は明度の低い
ピークが大きく現れる。従って予め適正なヒストグラム
パターンを設定しておき、そのパターンに該当しない場
合は、瞳が検出されないとして判別する。なお、顔、目
部分領域の特定、及び瞳の検出ができるのであれば、そ
の方法は上述した方法に限らない。
【0057】被写体Mが撮影時に目を閉じていたり、サ
ングラスを着用していたり、着色のない眼鏡を着用して
いたが光が反射しまっていたりして上記画像解析結果か
ら、瞳が検出されない場合、「サングラス、眼鏡を外し
て下さい」、「目が閉じていました」等の警告ガイドを
行う(ステップS510)。次いで、再撮影を行うこと
を報知する撮影ガイドを行って(ステップS511)、
ステップS502に戻り、再撮影を行う。
【0058】一方、撮影された画像から瞳が検出された
場合、適正な顔写真が撮影されたと判断して、次に撮影
された顔画像のサイズは適正であるか否かを判別する
(ステップS512)。詳細には、ステップS508の
解析結果から顔画像サイズを算出し、法定サイズ有りタ
イプを選択されている場合は、撮影された顔画像が定め
られているサイズ規定を満たしているか否かを判別し、
法定サイズ無しタイプを選択されている場合には、顔画
像が中心から左右に大きくずれていないか、撮影範囲を
超えていないかを判別する。
【0059】撮影された顔画像のサイズが適正であると
判別された場合、当該顔画像のプリント処理、或いはフ
ァイル転送処理に移行する。一方、撮影された顔画像の
サイズが適正ではない場合は、ステップS508で画像
解析された結果から、顔画像のサイズが法定サイズに納
まるように拡大、縮小処理を行う、或いは顔画像が中心
に位置するようにトリミング範囲を設定するなどしてサ
イズ調整を行った後(ステップS513)、所定の画像
処理を施してプリント処理、或いはファイル転送処理に
移行する。
【0060】次に、図5を参照して肖像写真モードにお
ける撮影処理を詳細に説明する。図5は、CPU11に
より実行される肖像写真モードにおける撮影処理を説明
するフローチャートである。図5において、CPU11
はまず、予め設定されている撮影目的である一般肖像タ
イプ、モデル風肖像タイプ、絵画風肖像タイプのサンプ
ル画像を表示部15に表示し、3つの撮影タイプのうち
被写体Mであるユーザが所望する撮影タイプを入力部1
6から選択入力させる(ステップS521)。
【0061】ここで、上記各撮影タイプについて詳細に
説明する。一般肖像タイプは、撮影目的が一般的なポー
トレートの撮影である場合に選択され、被写体Mが正面
を向き、撮影される。また、モデル風肖像タイプは、撮
影目的がモデル風のポートレートの撮影である場合に選
択され、被写体が真正面ではなくやや斜めを向き、視線
を正面からずらすよう誘導することにより、モデル風の
雰囲気で撮影を行う。人の顔は左右対称ではないため、
被写体がやや斜め前方を向き、顔面積が小さい方を正面
に向けることにより、正面からの光によってできた陰影
で顔が小さくその輪郭が強調された好印象な写真を撮影
することができる。さらに、絵画風肖像タイプは、撮影
目的が絵画風のポートレートの撮影である場合に選択さ
れ、被写体が正面を向き、視線を正面からずらすよう誘
導し、さらに斜め45度の角度で上方から被写体後部へ
照射する光、いわゆるレンブラント光を使用した照明効
果により絵画風の雰囲気で撮影を行う。
【0062】次いで、CPU11は、選択された撮影タ
イプがモデル風肖像タイプであるか否かを判別する(ス
テップS522)。選択された撮影タイプがモデル風肖
像タイプではない場合、ステップS525に移行し、モ
デル風肖像タイプが選択された場合は、適切な被写体M
の撮影位置を決定するためにプレ撮影を行って(ステッ
プS523)、撮影された顔画像の画像解析を行う(ス
テップS524)。画像解析は、前述した解析方法と同
様にプレ撮影により得られた画像から顔部分、目部分、
口部分の位置を特定し、特定された2つの目と1つの口
から顔部分に中心線を設定して左右に分割する。次い
で、左側顔部分と右側顔部分が占める面積を算出して面
積が小さい顔部分は左右どちらであるかを認識し、撮影
時に被写体Mが体を向ける方向を決定する。例えば、解
析の結果から左側顔部分の方の面積が小さい場合、撮影
時には左側顔部分を正面に向けるので、被写体Mが体を
向ける方向は右と決定される。
【0063】次いで、CPU11は、選択された撮影タ
イプに応じたストロボ制御を行う(ステップS52
5)。詳細には、一般肖像タイプが選択された場合、撮
影時にストロボ126を消灯、ストロボ121〜125
をそれぞれ50%の発光量で発光するようにストロボ制
御部12に制御情報を出力し、ストロボのチャージを開
始させる。
【0064】また、モデル風肖像タイプが選択された場
合、ストロボ126を消灯、121、124、125を
50%の発光量に設定し、122(左側)、123(右
側)のうちステップS524における解析結果から顔面
積が小さいと認識された顔部分側のストロボを100%
で発光して、その逆側のストロボを消灯するようにスト
ロボ制御部12に制御情報を出力し、ストロボのチャー
ジを開始させる。例えば、左側顔部分の方が面積が小さ
いと解析された場合、図6に示すように左側のストロボ
122を100%発光し、右側のストロボ123を消灯
するように設定する。つまり、顔面積が小さい方に強く
光を照射することで陰影を作り出し、顔を小さく、また
顔の輪郭を強調して見せ、モデル風の雰囲気を作り出
す。
【0065】また、絵画風肖像タイプが選択された場
合、ストロボ122〜123を消灯、121、124、
125を50%、126を100%の発光量で発光する
ようストロボ制御部12に制御情報を出力し、ストロボ
のチャージを開始させる。つまり、左右両サイドのスト
ロボを消灯し、斜め45度の角度で上方から被写体M後
部に対して強く照らすことによりいわゆるレンブラント
光と呼ばれる発光を行って絵画風の雰囲気を作り出す。
【0066】次いで、CPU11は、選択された撮影タ
イプに応じた位置合わせガイドを行う(ステップS52
6)。詳細には、一般肖像タイプが選択されている場
合、表示部15に位置合わせ画面を表示し、その画面中
央に基準線を表示するとともに「正面の線に目鼻を合わ
せて下さい」等のアナウンスや表示による位置合わせガ
イド行って被写体Mを正面に向かせる。すなわち、被写
体Mの撮影位置の撮影ガイドを行う。
【0067】また、モデル風肖像タイプが選択されてい
る場合は、ステップS534の解析結果から決定された
方向に被写体Mの体を向けるようにアナウンスや表示に
より位置合わせガイドする。例えば、左側顔部分の方が
小さいと解析され、被写体Mの向く方向は右であると決
定された場合には、図7に示す位置合わせ画面151を
表示部15に表示して位置合わせの基準線を画面右側に
設定し、図6に示すように被写体Mを右側に向かせる。
さらに、図7に示すように画面上を移動可能な移動カー
ソルAを設定し、その移動カーソルAを視線のみで追う
ようにガイドする。つまり視線を正面からずらすように
誘導することによりモデル風の雰囲気を作り出す。
【0068】さらに、絵画風肖像タイプが選択されてい
る場合は、表示部15の位置合わせ画面において位置合
わせの基準線を正面に設定し、モデル風肖像タイプと同
様に移動カーソルAをさらに設定して、撮影位置の撮影
ガイド、及び視線の誘導を行う。
【0069】各撮影タイプに応じた位置合わせガイドを
終えるとCPU11は、入力部16からの撮影指示を待
機し(ステップS527)、撮影指示を検出すると3回
撮影を行うことを報知した後「撮影を行います。3、
2、1」のような撮影ガイドを行い、3回撮影を行う
(ステップ528)。この際、モデル風肖像、絵画風肖
像タイプの場合は、移動カーソルAの表示位置を変え
て、異なる視線位置で3回撮影することとしてもよい。
次いで、撮影された3つの画像を表示部15にプレビュ
ー表示し、3つの画像から所望の画像を1つ、入力部1
6から選択入力させて(ステップS529)、その選択
された画像に所定の画像処理を施してプリント処理、或
いはファイル転送処理へ移行する。なお、本実施の形態
では、撮影回数を3回として説明したが、複数回であれ
ばその数は任意に設定可能とする。
【0070】次に、図9を参照して肖像写真モードにお
ける撮影処理を詳細に説明する。図9は、CPU11に
より実行される記念写真モードにおける撮影処理を説明
するフローチャートである。なお、記念写真モードは、
複数人で撮影する際に適用されることが好ましい。
【0071】図9において、CPU11はまず、ストロ
ボ制御を行い(ステップS541)、ストロボ121、
126を消灯、122〜124を50%、125を10
0%の発光量で発光するようにストロボ制御部12に制
御情報を出力し、ストロボのチャージを開始させる。つ
まり、上方から被写体Mの正面への照射を行わず、被写
体Mの後方から強い光を照射することにより複数人の被
写体によってできる濃い陰を減らすようにする。
【0072】次いで、撮影可能な範囲を表示部15に表
示し、表示した撮影範囲内に納まるように位置合わせガ
イドを行って(ステップS542)、入力部16からの
撮影指示の入力を待機する(ステップS543)。
【0073】CPU11は、入力部16からの撮影指示
を検出すると3回撮影することを報知して「撮影を行い
ます。3、2、1」のような撮影ガイドを行った後に、
ズーム比を変えて3回撮影を行い、ショルダー(肩部を
含む顔画像)、バストアップ(胸部を含む顔画像)、ウ
エストアップ(腰部を含む顔画像)の撮影を行う(ステ
ップS544)。例えば、被写体1人をショルダーで撮
影する場合のズーム比を1.0とすると、バストアップ
のズーム比を0.7、ウエストアップのズーム比を0.
5としてズーム比を変えて撮影を行う。なお、ここでの
ズーム比とは撮影部13の光学レンズの挙動を制御して
撮影範囲に収まる被写体の画角を変動させる際の画角比
であり、変動するズーム比は適宜設定可能とする。
【0074】次いで、撮影された3つの画像を表示部1
5にプレビュー表示し、3つの画像から所望の画像を1
つ、入力部16から選択入力させて(ステップS54
5)、その選択された画像に所定の画像処理を施してプ
リント処理、或いはファイル転送処理へ移行する。
【0075】以上のように、顔写真を撮影するために、
法定サイズ有り、無しタイプを有する証明写真モード、
一般肖像タイプ、モデル風肖像タイプ、絵画風肖像タイ
プを有する肖像写真モード、複数人に対応した記念写真
モードのような撮影の目的に合わせた多種多様の撮影モ
ードを選択することができ、ユーザが意図する顔写真を
提供することができるとともに顔写真撮影装置10の使
用範囲を広げることができる。
【0076】また、証明写真モードにおける撮影処理に
おいて、法定サイズ有りタイプを選択された場合、サン
グラスや帽子の着用が不適切であることやサイズ規定が
あることを撮影前に警告ガイドし、さらに撮影後には画
像解析を行って瞳の検出を行い、瞳が検出されなかった
場合には、適正な顔写真ではなかったと判断して目を閉
じていたことやサングラスや眼鏡を外すように警告する
ガイドを行って再撮影を行うので、確実に証明写真とし
て適正な顔画像を得ることができ、利便性を向上させる
ことができる。
【0077】さらに、瞳を検出後、画像解析結果から撮
影された顔画像が適正であるか否かを判別し、法定サイ
ズ有りタイプを選択されている場合はさらに顔画像のサ
イズが規定を満たしているか否かを判別して、顔画像が
適正でないと判別された場合には、自動的にサイズ調整
を行うので、確実に証明写真として適正な顔画像を得る
ことができる。
【0078】また、肖像写真モードにおける撮影処理で
は、一般肖像タイプでは、ストロボ126以外のストロ
ボを50%発光させるので、全体的に調和のとれた輝度
環境で撮影を行うことができる。また、モデル風肖像タ
イプでは、ストロボ122,123のうち画像解析から
顔面積が小さい方の顔部分を照らすストロボを100%
にするので、顔を小さく見せ、顔の輪郭を強調する、モ
デル風の雰囲気の輝度環境を作り出すことができる。ま
た、絵画風肖像タイプでは、被写体の左右を照らすスト
ロボを消灯し、上方から斜め45度の角度で被写体後方
を照らすストロボ126を100%発光してレンブラン
ト光を作り出すので、絵画風の雰囲気の輝度環境を作り
出すことができる。従って、各撮影タイプに応じてスト
ロボ制御を行い、その照明効果によりモデル風や絵画風
といった雰囲気を作り出すことにより、より好印象な顔
写真を提供することができる。
【0079】さらに、各撮影タイプに応じた位置合わせ
ガイドにおいて、モデル風肖像タイプでは、まずプレ撮
影を行って撮影された顔画像を画像解析し、左右の顔部
分において顔面積の小さい方の顔部分を認識して、その
顔面積が小さい方の顔部分を正面となるように位置合わ
せのガイドを行うので、ユーザはそのガイドに従うだけ
で簡単にモデル風の撮影を行うことができ、より好印象
な顔写真を提供することができる。
【0080】また、モデル風肖像タイプ、絵画風肖像タ
イプでは、移動カーソルAを表示部15に表示し、その
移動カーソルAをユーザに視線のみで追わせて視線誘導
を行うので、ユーザはそのガイドに従うだけで簡単にモ
デル風、或いは絵画風の撮影を行うことができ、より好
印象な顔写真を提供することができる。
【0081】また、記念モードにおける撮影処理では、
上方から被写体正面へのストロボ発光を行わず、被写体
背面を強く照らすようにストロボ制御するので、複数人
を撮影する際にできる濃い陰を減らすことができ、より
好印象な顔写真を提供することができる。さらに、撮影
の際にはズーム比を変動して複数回撮影を行って出力す
る顔写真を選択させるので、ユーザが所望する顔写真を
提供することができる。
【0082】なお、本実施の形態における記述は、本発
明に係る好適な顔写真撮影装置10の一例であり、これ
に限定されるものではない。例えば、上述した例では、
証明写真モードにおける撮影処理での瞳検出は、撮影さ
れた画像を画像解析して目部分の明度のヒストグラムを
生成し、予め設定されている適正なヒストグラムパター
ンと照合することにより瞳を検出していたが、これに限
らず、予め基準となる瞳の形状範囲を規定したパターン
テーブルを準備しておき、位置特定された目の部分にお
いて上記パターンテーブルと照合することにより、瞳の
検出やその適正判定を行うこととしてもよい。また、撮
影された画像を解析するのではなく、撮影前に赤外線を
被写体Mの顔領域に照射し、その反射光が瞳特有の高輝
度反射である場合に、瞳が検出されたと判断して撮影を
行うこととしてもよい。
【0083】また、上述した例では、肖像写真モードに
おける撮影処理で、モデル風肖像タイプの位置合わせの
ために初めにプレ撮影を行って画像解析を行っていた
が、これに限らず、撮影部13から入力されるライブ画
像から画像解析を行うこととしてもよい。
【0084】また、上述した例では、画面上に設定した
移動カーソルAを視線で追うようにガイドして視線誘導
を行うこととしたが、これに限らず、図9に示すように
内部パネル10aに光源Sを設けて撮影直前に瞬間的に
その光源Sを点灯させて、被写体Mにその点灯した光を
視線で追うようにガイドすることにより視線誘導を行う
こととしてもよい。
【0085】また、上述した例では、記念写真モードに
おける撮影処理において、ズーム比を変えて撮影範囲が
異なる画像を撮影することとしていたが、撮影範囲が異
なる写真をユーザに提示できるのであればこれに限ら
ず、広い撮影範囲で1回撮影して得られた画像をトリミ
ング処理し、そのトリミング範囲を変えることによって
出力範囲が異なる写真を提示することとしてもよい。な
お、トリミング範囲とは撮影された画像から所望の範囲
を切り出すよう設定される範囲であり、出力範囲とは画
像を出力する際に出力サイズに応じて設定される範囲で
ある。トリミング範囲が設定されて切り出された画像
は、出力範囲に合わせて拡大、縮小することにより出力
される。
【0086】また、上述した例では、複数回撮影を行っ
て複数の顔画像を取得し、出力する顔画像を選択させて
いたが、複数の顔画像を得られるのであればこれに限ら
ず、撮影部13のCCDカメラが複数台ある場合は各C
CDカメラで1回ずつ撮影を行って複数の画像を取得す
ることとしてもよい。
【0087】その他、本実施の形態における顔写真撮影
装置10を構成する細部構成、及び細部動作に関して
も、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更
可能である。
【0088】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、証明
写真、肖像写真、または複数の被写体の肖像写真を撮影
する撮影目的から所望の撮影目的を入力し、入力された
撮影目的に応じて撮影ガイド、及び撮影制御を行うの
で、被写体であるユーザが意図する写真を提供すること
ができるとともに写真撮影装置の使用範囲を広げること
ができる。
【0089】請求項3記載の発明によれば、撮影された
画像を画像解析して瞳の検出を行い、瞳が検出されない
場合は、撮影された画像が適正ではないことを警告する
ので、誤って適正ではない画像を出力することを防ぐこ
とができる。
【0090】請求項4記載の発明によれば、入力された
撮影目的に応じて被写体の撮影位置を誘導するので、被
写体であるユーザはその誘導に従うだけで容易に撮影目
的に応じた撮影を行うことができ、より好印象な写真を
提供することができる。
【0091】請求項5記載の発明によれば、入力された
撮影目的に応じて被写体の視線を誘導するので、被写体
であるユーザはその誘導に従うだけで容易に撮影目的に
応じた撮影を行うことができ、より好印象な写真を提供
することができる。
【0092】請求項6記載の発明によれば、入力された
撮影目的に応じて撮影時の発光制御を行うので、その発
光による照明効果により撮影目的に応じた、より好印象
な被写体画像を提供することができる。
【0093】請求項7、8記載の発明によれば、ズーム
比を変えて複数の画像を得る撮影を行い、撮影された複
数の画像から出力する画像を選択するので、被写体であ
るユーザが所望する写真を提供することができる。
【0094】請求項9記載の発明によれば、撮影された
画像において異なる出力範囲を設定された複数の画像か
ら出力する画像を選択するので、被写体であるユーザが
所望する写真を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明を適用した実施の形態の
顔写真撮影装置10の透視図であり、図1(b)は、図
1(a)の内部パネル10aの正面図である。
【図2】図1の顔写真撮影装置10の機能的構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2のCPU11により実行される顔写真撮影
処理を説明するフローチャートである。
【図4】図2のCPU11により実行される証明写真モ
ードにおける撮影処理を説明するフローチャートであ
る。
【図5】図2のCPU11により実行される肖像写真モ
ードにおける撮影処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】モデル風肖像タイプにおける撮影の様子を模式
的に示した図である。
【図7】モデル風肖像タイプにおける位置合わせガイド
で、表示部15に表示される位置合わせ画面151の表
示画面例を示す図である。
【図8】図2のCPU11により実行される記念写真モ
ードにおける撮影処理を説明するフローチャートを示す
図である。
【図9】視線誘導の他の実施の形態を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10 顔写真撮影装置 10a 内部パネル 11 CPU 12 ストロボ制御部 121〜126 ストロボ 13 撮影部 14 画像処理部 15 表示部 16 入力部 17 RAM 18 記憶部 19 通信制御部 20 音声入出力部 21 I/F 30 プリンタ 40 精算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/76 E (72)発明者 井口 竹喜 東京都新宿区西新宿1−26−2 新宿野村 ビル コニカ株式会社内 (72)発明者 竹本 和広 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H053 AB01 CA21 2H102 AB11 BB01 BB08 CA01 2H104 AA19 BC48 5C052 AA12 AB02 DD02 EE01 EE02 EE03 FA02 FA03 FA04 FA06 FA09 FB01 FC06 FE04 FE08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影さ
    れた被写体の画像を出力する出力手段と、を備えた写真
    撮影装置において、 予め設定された複数の撮影目的から所望の撮影目的を入
    力する入力手段と、 前記入力された撮影目的に応じて撮影ガイドを行うガイ
    ド手段と、 前記入力された撮影目的に応じて前記撮影手段を制御す
    る撮影制御手段と、を備え、 前記撮影手段は、前記撮影制御手段による制御に従って
    前記撮影目的に応じた被写体画像を撮影することを特徴
    とする写真撮影装置。
  2. 【請求項2】前記撮影目的は、前記被写体を特定する証
    明写真、肖像写真、または複数の被写体の肖像写真を撮
    影することを含むことを特徴とする請求項1記載の写真
    撮影装置。
  3. 【請求項3】前記撮影された被写体の画像を画像解析す
    る画像解析手段と、 前記画像解析された画像から瞳を検出する瞳検出手段
    と、をさらに備え、 前記ガイド手段は、前記瞳検出手段により瞳が検出され
    なかった場合、前記撮影された画像は適正ではないこと
    を警告することを特徴とする請求項1記載の写真撮影装
    置。
  4. 【請求項4】前記ガイド手段は、前記入力された撮影目
    的に応じて前記被写体の撮影位置を誘導することを特徴
    とする請求項1記載の写真撮影装置。
  5. 【請求項5】前記ガイド手段は、前記入力された撮影目
    的に応じて前記被写体の視線を誘導することを特徴とす
    る請求項1記載の写真撮影装置。
  6. 【請求項6】前記撮影手段により撮影を行う際に発光し
    て被写体を照射する発光手段をさらに備え、 前記撮影制御手段は、前記入力された撮影目的に応じて
    前記発光手段を制御することを特徴とする請求項1記載
    の写真撮影装置。
  7. 【請求項7】前記撮影制御手段は、複数の画像を得る撮
    影を行うように前記撮影手段を制御し、 前記得られた複数の画像から、前記出力手段により出力
    する画像を選択する選択手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項1記載の写真撮影装置。
  8. 【請求項8】前記撮影制御手段は、ズーム比が異なる複
    数の画像を得る撮影を行うように前記撮影手段を制御す
    ることを特徴とする請求項7記載の写真撮影装置。
  9. 【請求項9】前記撮影された画像において前記出力手段
    により出力する出力範囲を設定する出力設定手段をさら
    に備え、 前記選択手段は、前記出力設定手段により異なる出力範
    囲が設定された複数の画像から、出力する画像を選択す
    ることを特徴とする請求項1、または7記載の写真撮影
    装置。
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