JP2003270509A - ズームレンズ鏡胴およびそのズームレンズ鏡胴を備えた撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴およびそのズームレンズ鏡胴を備えた撮像装置

Info

Publication number
JP2003270509A
JP2003270509A JP2002075270A JP2002075270A JP2003270509A JP 2003270509 A JP2003270509 A JP 2003270509A JP 2002075270 A JP2002075270 A JP 2002075270A JP 2002075270 A JP2002075270 A JP 2002075270A JP 2003270509 A JP2003270509 A JP 2003270509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
holding frame
optical system
group holding
lens barrel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002075270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4181784B2 (ja
Inventor
Teruhiro Eto
彰宏 江藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002075270A priority Critical patent/JP4181784B2/ja
Publication of JP2003270509A publication Critical patent/JP2003270509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4181784B2 publication Critical patent/JP4181784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各群光学系の同軸精度を保ちつつ、小型化
を実現する。 【解決手段】 駆動モータにより回転カム9が回転駆
動されると、回転カム9に取着された回転カムピン14
と固定枠10の内周面に設けられている回転カム溝10
bとの作用により、回転カム9は光軸方向に移動する。
第2群保持枠4は、固定枠10の直進キー溝10aと直
進キー4cにより回転が阻止されており、回転カム9が
回転すると、回転カム9の第2群カム9bと第2群保持
枠4の第2群カムフォロワ4aとの作用により、第2群
保持枠4は、光軸方向に沿って移動する。第1群保持枠
3は、第1群カムピン8および直進規制スリット4bに
よって回転が阻止されており、回転カム9が回転する
と、回転カム9の内周面の第1群カム9aと第1群カム
ピン8との作用によって、第1群保持枠3は、光軸方向
に沿って移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変倍機能を有する
カメラ、つまり在来のいわゆる銀塩カメラおよびディジ
タルカメラ等、の撮像装置における撮影像の変倍機能付
き撮影光学系であるズームレンズの鏡胴に係り、特に沈
胴式鏡胴として好適で且つ光学系の変倍操作機構を改善
し得るズームレンズ鏡胴およびそのズームレンズ鏡胴を
備えた撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なズームレンズの沈胴式鏡
胴の一例の構成を図5に示している。図5における上半
部が短焦点広角側、つまりワイド(WIDE)側にズー
ムレンズを設定したワイド状態の縦断面図を示し、図5
における下半部がズームレンズを沈胴収納した収納状態
の縦断面図を示している。図5に示すズームレンズ鏡胴
は、第1群レンズ21、第2群レンズ22、第1群保持
枠23、第2群保持枠24、第3群レンズ25、第3群
保持枠26、シャッタユニット27、第1群カムピン2
8、回転カム29、固定枠30、回転カムピン34、お
よび直進筒40を備えている。第1群レンズ21は、変
倍を行なうための1枚以上のレンズからなる第1群光学
系であり、第2群レンズ22も1枚以上のレンズから構
成されて、第1群レンズ21とほぼ同様の機能に寄与す
る第2群光学系である。第1群保持枠23は、第1群レ
ンズ21を一体的に保持し、第2群保持枠24は、第2
群レンズ22を一体的に保持する。第3群レンズ25
は、焦点調節を行なうための1枚以上のレンズからなる
第3群光学系であり、第3群保持枠26は、第3群レン
ズ25を一体的に保持する。
【0003】シャッタユニット27は、第2群保持枠2
4に保持される。なお、第2群保持枠24は、物体側す
なわち被写体側に中空に延びる円筒形状部分を有し、そ
の円筒形状部分の内部にシャッタユニット27が格納保
持されている。第1群保持枠23は、例えば3本の第1
群カムピン28を有しており、第2群保持枠24は、例
えば3箇所に第2群カムピン24−Aを有している。第
1群カムピン28および第2群カムピン24−Aは、そ
れぞれ、回転カム29の内周面に設けられたカム溝から
なる第1群カム29aおよび第2群カム29bに嵌合し
ている。また、回転カム29と第1群保持枠23および
第2群保持枠24との間には直進筒40が介挿配置され
る。直進筒40には、第1群カムピン28が挿通される
直進規制スリット40a、および第2群保持枠24の凸
部24bが挿入係合される直進規制スリット40bが設
けられており、第1群カムピン28および第2群保持枠
24の凸部24bが、それぞれ直進規制スリット40a
および40bに、嵌合している。したがって、第1群保
持枠23および第2群保持枠24は、直進筒40に対し
て回転不能に規制されている。
【0004】回転カム29の外側には、固定枠30が配
置されている。直進筒40には、基端、つまり非物体側
端部、のフランジ部の最外周部に2箇所または3箇所の
直進キー40cが突設されており、該直進キー40cが
固定枠30の内周面に設けられた直進キー溝30aに嵌
合している。これら直進キー40cと直進キー溝30a
との作用により、直進筒40は固定枠30に対して回転
せずに直進運動をするように規制されている。したがっ
て、固定枠30、直進筒40、第2群保持枠24および
第1群保持枠23は、上述した各直進規制により、回転
動作が不可能となり、直線動作のみが可能となってい
る。回転カム29には、外周面に突出させて、例えば3
本の回転カムピン34が取着され、固定枠30の内周面
に形成された回転カム溝30aに係合している。回転カ
ム29は、基端、つまり非物体側端部、の外周部の一部
にギヤが形成されており、図示していない駆動源からの
駆動力が該ギヤを介して回転カム29に伝達されて、回
転カム29が回転することとなる。直進筒40は、回転
カム29に対して回転可能として一体的に設けられてい
るので、光軸に沿う方向については、回転カム29と共
に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成において
は、第1群保持枠23または第2群保持枠24から当該
鏡胴の最外周の固定枠30に至るまでの間に、第1群保
持枠23または第2群保持枠24、直進筒40、回転カ
ム29、および固定枠30との4層の円筒部材が必要と
なる。したがって、このような鏡胴を小径化するために
は、最内周においてレンズを保持する第1群保持枠23
または第2群保持枠24から最外周の固定枠30までの
間の部材数を低減することが必須である。また、特開平
8−43901号公報には、固定筒、回転筒に相当する
外筒、内筒、およびキー部材を用いる沈胴式鏡胴におい
て、後群レンズのカム枠となる移動部材を内筒に格納す
ることにより、外筒の全長を短くする技術が示されてい
る。この場合、外筒の全長は短くなるものの、固定筒か
ら後群レンズ枠に至るまでの部材は、固定筒、外筒、内
筒、キー部材、移動部材、および後群レンズ枠となる。
【0006】このように、特開平8−43901号公報
の内容によると、固定筒から後群レンズ枠に至るまで
は、固定筒、外筒(回転筒)、内筒、キー部材、移動部
材、および後群レンズ枠となり、6個の円筒部材が必要
になる。このため、鏡胴の外筒の全長は短くなるが、そ
れにともなって鏡胴外径が大きくなってしまうという問
題がある。本発明は、上述した事情に鑑みてなされたも
ので、鏡胴に含まれる各群のレンズ等の光学系の同軸精
度を保ちつつ、小径化による小型化を効果的に実現し得
るズームレンズ鏡胴およびそのズームレンズ鏡胴を備え
た撮像装置を提供することを目的としている。
【0007】本発明の請求項1の目的は、特に、第1群
光学系を保持する第1群保持枠および第2群光学系を保
持する第2群保持枠の直進規制を行う枠を不要として、
鏡胴を効果的に小径化することを可能とするズームレン
ズ鏡胴を提供することにある。本発明の請求項2の目的
は、特に、シャッタユニットを第2群光学系を保持する
第2群保持枠に固定させ、シャッタユニット移動用のカ
ムを省略することを可能として、さらに小型化を実現し
得るズームレンズ鏡胴を提供することにある。本発明の
請求項3の目的は、特に、第2群光学系を保持する第2
群保持枠の内周に第1群保持枠23の外周を嵌合させ、
第2群光学系に対し第1群光学系の同軸精度を良好に維
持することが可能なズームレンズ鏡胴を提供することに
ある。本発明の請求項4の目的は、特に、第2群保持枠
の直進規制を行うためにのみ用いられる筒枠を不要とし
て、鏡胴を小径化することを可能とするズームレンズ鏡
胴を提供することにある。
【0008】本発明の請求項5の目的は、特に、固定枠
に対し第2群光学系の同軸性を高精度に保つことがで
き、固定枠を介して独立している第3群光学系と第2群
光学系の同軸精度を保つことを可能とするズームレンズ
鏡胴を提供することにある。本発明の請求項6の目的
は、特に、第1群光学系を保持する第1群保持枠および
第2群光学系を保持する第2群保持枠の直進規制を行う
枠を不要とし、シャッタユニットを第2群光学系を保持
する第2群保持枠に固定させ、シャッタユニット移動用
のカムを省略することを可能とし、第2群光学系を保持
する第2群保持枠の内周に第1群保持枠23の外周を嵌
合させ、第2群光学系に対し第1群光学系の同軸精度を
良好に維持することが可能で、第2群保持枠の直進規制
を行うためにのみ用いられる筒枠を不要とし、固定枠に
対し第2群光学系の同軸性を高精度に保つことができ、
固定枠を介して独立している第3群光学系と第2群光学
系の同軸精度を保つことを可能とするズームレンズ鏡胴
を備えた撮像装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係るズームレンズ鏡胴は、上述した目的を達成する
ために、それぞれ1枚以上のレンズにより構成される第
1群光学系、第2群光学系および第3群光学系を具備
し、これら第1群光学系、第2群光学系および第3群光
学系の各々を一体的に且つこれら第1群光学系、第2群
光学系および第3群光学系をそれぞれ所定の移動特性を
もって移動させる変倍可能な光学系を有するズームレン
ズ鏡胴において、前記第1群光学系と前記第2群光学系
の移動を単一の共通アクチュエータによって生ぜしめる
とともに、前記第2群光学系を保持する第2群保持枠
が、前記第1群光学系を保持する第1群保持枠の直進規
制を兼ねる構成としたことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載した本発明に係るズームレ
ンズ鏡胴は、前記第2群保持枠に物体側から嵌合固定さ
れるシャッタユニットをさらに具備することを特徴とし
ている。請求項3に記載した本発明に係るズームレンズ
鏡胴は、前記第1群保持枠の第1群カムフォロワピンを
前記第1群保持枠とは別体に構成し、前記第1群保持枠
を物体側から前記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群保
持枠の外周部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合させた
状態で、前記第1群保持枠に前記第1群カムフォロワピ
ンを植設固定することを特徴としている。請求項4に記
載した本発明に係るズームレンズ鏡胴は、前記第2群保
持枠が、当該鏡胴を固定保持する固定枠の内周部と前記
第2群保持枠の外周部との相互間に形成される凹凸嵌合
により直進規制されることを特徴としている。請求項5
に記載した本発明に係るズームレンズ鏡胴は、前記第2
群保持枠には、当該鏡胴を固定保持する固定枠の内周部
と同軸的に嵌合する部位を含むことを特徴としている。
【0011】請求項6に記載した本発明に係るズームレ
ンズ鏡胴を備えた撮像装置は、上述した目的を達成する
ために、1枚以上のレンズにより構成される第1群光学
系と、前記第1群光学系を一体的に保持し且つ単一の共
通アクチュエータによって移動される第1群保持枠と、
1枚以上のレンズにより構成される第2群光学系と、前
記第2群光学系を一体的に保持し且つ前記単一の共通ア
クチュエータによって移動されるとともに、前記第1群
保持枠の直進規制を兼ね、その内周部に前記第1群保持
枠の外周部を嵌合し、その外周部と当該鏡胴を固定保持
する固定枠の内周部との相互間の凹凸嵌合により直進規
制され、少なくとも部分的に前記固定枠の内周部と同軸
的に嵌合する第2群保持枠と、1枚以上のレンズにより
構成される第3群光学系と、前記第2群保持枠に物体側
から嵌合固定されるシャッタユニットと、前記第1群保
持枠とは別体に構成され、前記第1群保持枠を物体側か
ら前記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群保持枠の外周
部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合させた状態で、前
記第1群保持枠に植設固定される第1群カムフォロワピ
ンとを具備することを特徴としている。
【0012】
【作用】すなわち、本発明の請求項1によるズームレン
ズ鏡胴は、それぞれ1枚以上のレンズにより構成される
第1群光学系、第2群光学系および第3群光学系を具備
し、これら第1群光学系、第2群光学系および第3群光
学系の各々を一体的に且つこれら第1群光学系、第2群
光学系および第3群光学系をそれぞれ所定の移動特性を
もって移動させる変倍可能な光学系を有するズームレン
ズ鏡胴であって、前記第1群光学系と前記第2群光学系
の移動を単一の共通アクチュエータによって生ぜしめる
とともに、前記第2群光学系を保持する第2群保持枠
が、前記第1群光学系を保持する第1群保持枠の直進規
制を兼ねている。このような構成により、鏡胴に含まれ
る各群のレンズ等の光学系の同軸精度を保ちつつ、小径
化による小型化を効果的に実現し、特に、第1群光学系
を保持する第1群保持枠および第2群光学系を保持する
第2群保持枠の直進規制を行う枠を不要として、鏡胴を
効果的に小径化することを可能とする。
【0013】また、本発明の請求項2によるズームレン
ズ鏡胴は、前記第2群保持枠に物体側から嵌合固定され
るシャッタユニットをさらに具備する。このような構成
により、特に、シャッタユニットを第2群光学系を保持
する第2群保持枠に固定させ、シャッタユニット移動用
のカムを省略することを可能として、さらに小型化を実
現し得る。本発明の請求項3によるズームレンズ鏡胴
は、前記第1群保持枠の第1群カムフォロワピンを前記
第1群保持枠とは別体に構成し、前記第1群保持枠を物
体側から前記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群保持枠
の外周部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合させた状態
で、前記第1群保持枠に前記第1群カムフォロワピンを
植設固定する。このような構成により、特に、第2群光
学系を保持する第2群保持枠の内周に第1群保持枠23
の外周を嵌合させ、第2群光学系に対し第1群光学系の
同軸精度を良好に維持することが可能となる。
【0014】本発明の請求項4によるズームレンズ鏡胴
は、前記第2群保持枠が、当該鏡胴を固定保持する固定
枠の内周部と前記第2群保持枠の外周部との相互間に形
成される凹凸嵌合により直進規制される。このような構
成により、特に、第2群保持枠の直進規制を行うために
のみ用いられる筒枠を不要として、鏡胴を小径化するこ
とを可能とする。本発明の請求項5によるズームレンズ
鏡胴は、前記第2群保持枠には、当該鏡胴を固定保持す
る固定枠の内周部と同軸的に嵌合する部位を含む。この
ような構成により、特に、固定枠に対し第2群光学系の
同軸性を高精度に保つことができ、固定枠を介して独立
している第3群光学系と第2群光学系の同軸精度を保つ
ことを可能とする。
【0015】本発明の請求項6によるズームレンズ鏡胴
を備えた撮像装置は、1枚以上のレンズにより構成され
る第1群光学系、前記第1群光学系を一体的に保持し且
つ単一の共通アクチュエータによって移動される第1群
保持枠、1枚以上のレンズにより構成される第2群光学
系、前記第2群光学系を一体的に保持し且つ前記単一の
共通アクチュエータによって移動されるとともに、前記
第1群保持枠の直進規制を兼ね、その内周部に前記第1
群保持枠の外周部を嵌合し、その外周部と当該鏡胴を固
定保持する固定枠の内周部との相互間の凹凸嵌合により
直進規制され、少なくとも部分的に前記固定枠の内周部
と同軸的に嵌合する第2群保持枠、1枚以上のレンズに
より構成される第3群光学系、前記第2群保持枠に物体
側から嵌合固定されるシャッタユニット、および前記第
1群保持枠とは別体に構成され、前記第1群保持枠を物
体側から前記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群保持枠
の外周部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合させた状態
で、前記第1群保持枠に植設固定される第1群カムフォ
ロワピンを具備する。
【0016】このような構成により、特に、第1群光学
系を保持する第1群保持枠および第2群光学系を保持す
る第2群保持枠の直進規制を行う枠を不要とし、シャッ
タユニットを第2群光学系を保持する第2群保持枠に固
定させ、シャッタユニット移動用のカムを省略すること
を可能とし、第2群光学系を保持する第2群保持枠の内
周に第1群保持枠23の外周を嵌合させ、第2群光学系
に対し第1群光学系の同軸精度を良好に維持することが
可能で、第2群保持枠の直進規制を行うためにのみ用い
られる筒枠を不要とし、固定枠に対し第2群光学系の同
軸性を高精度に保つことができ、固定枠を介して独立し
ている第3群光学系と第2群光学系の同軸精度を保つこ
とを可能とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
き、図面を参照して本発明のズームレンズ鏡胴を詳細に
説明する。図1〜図3は、本発明の一つの実施の形態に
係る撮像装置の一種であるカメラのズームレンズ鏡胴の
構成を示している。図1は、沈胴式のズームレンズ鏡胴
の構成を示す収納状態における縦断面図、図2は、図1
のズームレンズ鏡胴を広角短焦点側端部近傍にズーミン
グしたワイド(WIDE)側状態における縦断面図、そ
して図3は、図1のズームレンズ鏡胴を望遠長焦点側端
部近傍にズーミングしたテレ(TELE)側状態におけ
る縦断面図である。図1〜図3に示すズームレンズ鏡胴
は、第1群レンズ1、第2群レンズ2、第1群保持枠
3、第2群保持枠4、第3群レンズ5、第3群保持枠
6、シャッタユニット7、第1群カムピン8、回転カム
9、固定枠10、光学的ローパスフィルタ(OLPF)
11、CCD(電荷結合素子)撮像素子12、固定ベー
ス13、および回転カムピン14を具備している。
【0018】第1群レンズ1は、変倍を行なうための1
枚以上のレンズからなる第1群光学系であり、第2群レ
ンズ2も、1枚以上のレンズから構成されて、第1群レ
ンズ1とほぼ同様の機能を呈する第2群光学系である。
第1群保持枠3は、第1群レンズ1を一体的に保持し、
第2群保持枠4は、第2群レンズ2を一体的に保持す
る。第3群レンズ5は、焦点調節を行なうための1枚以
上のレンズからなる第3群光学系であり、第3群保持枠
6は、第3群レンズ5を一体的に保持する。シャッタユ
ニット7は、第2群保持枠4に保持される。第2群保持
枠4は、物体側すなわち被写体側に中空に延びる円筒形
状部分を有し、その円筒形状部分の内部に第1群保持枠
3およびシャッタユニット7が格納保持されている。ま
た、第1群保持枠3の外周面は、第2群保持枠4の前記
円筒形状部分の内周面に嵌合しており、これら第1群保
持枠3と第2群保持枠4との同軸性を確保する構成とな
っている。
【0019】第1群保持枠3は、例えば3本の第1群カ
ムピン8(図には1本しか示されていない)を有し、そ
して第2群保持枠4には、前記円筒形状部分の外周面に
断面がほぼ台形状の突起として形成された第2群カムフ
ォロワ4aが、例えば3箇所設けられている(図2およ
び図3参照)。第1群カムピン8および第2群カムフォ
ロワ4aは、それぞれ回転カム9の内周面に設けられた
第1群カム9aおよび第2群カム9bに係合している。
第2群保持枠4の前記円筒形状部分には、第1群カムピ
ン8が挿通されるスリット状の直進規制スリット4bが
形成されており、この直進規制スリット4bには第1群
カムピン8が嵌合している。このことによって、第1群
保持枠3は、第2群保持枠4に対して回転不可能とな
る。また、回転カム9の外周側には固定枠10が配設さ
れている。
【0020】また、第2群保持枠4には、基端、つまり
非物体側端部、のフランジ部の最外周部に2箇所または
3箇所の直進キー4cが突設されており、該直進キー4
cは、固定枠10の内周面に光軸方向に沿って設けられ
た直進キー溝10aに係合している。これらの規制によ
り、第2群保持枠4は、固定枠10に対して回転不可能
となっている。固定枠10は、カメラ本体側の固定ベー
ス13に取着固定され、該固定ベース13は、光学的ロ
ーパスフィルタ11およびCCD撮像素子12を取着保
持している。したがって、固定枠10、第2群保持枠
4、および第1群保持枠3は、上述した各直進規制機構
により、回転が阻止され、それぞれの回転動作は不可能
となっている。回転カム9には、例えば3本の回転カム
ピン14を外周面に突出するように植設し、これら回転
カムピン14は、固定枠10の内周面に設けられた回転
カム溝10bに係合する。また、回転カム9は、基端、
つまり非物体側端部、の外周部には、ギヤ部9cが突出
させて設けられており、図示していないモータ等の駆動
源からの駆動力が、固定枠10に枢支された伝達ギヤ1
0cを介してギヤ部9cに伝達され、回転カム9が回転
駆動される。
【0021】次に、このように構成されたズームレンズ
鏡胴の動作について具体的に説明する。前記駆動源(図
示されていない)からの駆動力が図2に示すように、固
定枠10の伝達ギヤ10cを介して回転カム9のギヤ部
9cに伝達され、回転カム9が回転駆動される。回転カ
ム9が回転すると、回転カム9に取着された回転カムピ
ン14と固定枠10の内周面に設けられている回転カム
溝10bとの作用により、回転カム9は、光軸方向に沿
って移動する。また、第2群保持枠4は、固定枠10と
直進キー4cにより回転が阻止されているため、回転カ
ム9が回転すると、図2に示すように、回転カム9の内
周面の第2群カム9bと第2群保持枠4の第2群カムフ
ォロワ4aとの作用により、第2群保持枠4は、回転す
ることなく、光軸方向に沿って移動する。その第2群保
持枠4の移動量は、回転カム9による移動量と第2群カ
ム9bによる移動量の合成移動量となる。
【0022】第1群保持枠3は、第1群カムピン8およ
び直進規制スリット4bによる第2群保持枠4との間の
直進規制によって回転が阻止されている。そのため、回
転カム9が回転すると、回転カム9の内周面の第1群カ
ム9aと第1群カムピン8との作用によって、第1群保
持枠3は、回転動作することなく、光軸方向に沿って移
動する。そのときの移動量は、回転カム9の光軸方向移
動量と第1群カム9aによる移動量との合成移動量とな
る。また、第3群保持枠6は、図示していない駆動方法
によって、第1群保持枠3および第2群保持枠4とは独
立に制御され、必要に応じて、当該ズームレンズ鏡胴の
収納状態への収納動作、およびフォーカシング動作など
を行なう。また、第1群保持枠3の外周面は、第2群保
持枠4の内周面に嵌合しており、第1群レンズ1と第2
群レンズ2との間の同軸精度は保証される。さらに、第
2群保持枠4の結像面側に、固定枠10の内周面に嵌合
する短寸円筒状の突出部4dを設けることにより、固定
ベース13と固定枠10を介して独立している第3群保
持枠6の同軸性をも保証することが可能となる。なお、
図1〜図3には、カメラの前面カバー15も示されてい
て、これらの図から各状態における突出量をも把握する
ことができる。
【0023】図4にこの実施の形態によるズームレンズ
鏡胴におけるレンズ移動曲線を示している。すなわち、
まず、ワイド状態からテレ状態へ移行する際には、第1
群レンズ1は、一旦漸次後退され、テレ状態近傍におい
てわずかながら再度繰り出される。このとき、第2群レ
ンズ2は、ワイド状態からテレ状態に向かっていわゆる
単調増加にて漸次繰り出される。第3群レンズ5は、例
えば無限遠位置にピントを合わせた場合には、ワイド状
態からテレ状態にかけて同一の位置に留まるが、有限距
離の被写体にピントを合わせる場合には、物体(被写
体)側に繰り出すことになる。また、例えばワイド状態
から収納状態へ移行する場合には、第1群レンズ1、第
2群レンズ2、および第3群レンズ5が共に繰り戻され
る。また、光学的ローパスフィルタ11は、固定されて
おり、一定の位置のまま維持される。
【0024】したがって、第1群カム9aおよび第2群
カム9bのカム形状は、上述した図4における第1群レ
ンズ1および第2群レンズ2の移動量から、回転カム9
の移動量を差し引いた移動に相当するカム形状とすれば
よい。なお、本発明のズームレンズ鏡胴は、それぞれ1
枚以上のレンズにより構成される第1群光学系、第2群
光学系および第3群光学系を具備し、これら第1群光学
系、第2群光学系および第3群光学系の各々を一体的に
且つこれら第1群光学系、第2群光学系および第3群光
学系をそれぞれ所定の移動特性をもって移動させる変倍
可能な光学系を有するズームレンズ鏡胴であって、前記
第1群光学系と前記第2群光学系の移動を単一の共通ア
クチュエータによって生ぜしめるとともに、前記第2群
光学系を保持する第2群保持枠が、前記第1群光学系を
保持する第1群保持枠の直進規制を兼ねる構成としても
よい。このようにすると、特に、第1群光学系を保持す
る第1群保持枠および第2群光学系を保持する第2群保
持枠の直進規制を行う枠が不要となり、鏡胴を効果的に
小径化することが可能となる。
【0025】また、本発明のズームレンズ鏡胴は、前記
第2群保持枠に物体側から嵌合固定されるシャッタユニ
ットをさらに設けてもよい。このような構成により、特
に、シャッタユニットを第2群光学系を保持する第2群
保持枠に固定させることによって、シャッタユニット移
動用のカムを省略することが可能となる。さらに、本発
明のズームレンズ鏡胴は、前記第1群保持枠の第1群カ
ムフォロワピンを前記第1群保持枠とは別体に構成し、
前記第1群保持枠を物体側から前記第2群保持枠に嵌挿
して前記第1群保持枠の外周部を前記第2群保持枠の内
周部に嵌合させた状態で、即ち嵌合させた後に、前記第
1群保持枠に前記第1群カムフォロワピンを植設固定す
るようにしてもよい。このような構成により、特に、第
2群光学系を保持する第2群保持枠の内周に第1群保持
枠23の外周を嵌合させ、第2群光学系に対し第1群光
学系の同軸精度を良好に維持することができることとな
る。
【0026】そして、本発明のズームレンズ鏡胴は、前
記第2群保持枠が、当該鏡胴を固定保持する固定枠の内
周部と前記第2群保持枠の外周部との相互間に形成され
る凹凸嵌合により直進規制されるようにしてもよい。こ
のような構成により、特に、第2群保持枠の直進規制を
行うためにのみ用いられる筒枠が不要となり、鏡胴を小
径化することが可能となる。また、本発明のズームレン
ズ鏡胴は、前記第2群保持枠には、当該鏡胴を固定保持
する固定枠の内周部と同軸的に嵌合する部位を含んでい
てもよい。このような構成により、特に、固定枠に対し
第2群光学系の同軸性を高精度に保つことができ、固定
枠を介して独立している第3群光学系と第2群光学系の
同軸精度を保つことが可能となる。
【0027】したがって、本発明によるズームレンズ鏡
胴は、1枚以上のレンズにより構成される第1群光学
系、前記第1群光学系を一体的に保持し且つ単一の共通
アクチュエータによって移動される第1群保持枠、1枚
以上のレンズにより構成される第2群光学系、前記第2
群光学系を一体的に保持し且つ前記単一の共通アクチュ
エータによって移動されるとともに、前記第1群保持枠
の直進規制を兼ね、その内周部に前記第1群保持枠の外
周部を嵌合し、その外周部と当該鏡胴を固定保持する固
定枠の内周部との相互間の凹凸嵌合により直進規制さ
れ、少なくとも部分的に前記固定枠の内周部と同軸的に
嵌合する第2群保持枠、1枚以上のレンズにより構成さ
れる第3群光学系、前記第2群保持枠に物体側から嵌合
固定されるシャッタユニット、および前記第1群保持枠
とは別体に構成され、前記第1群保持枠を物体側から前
記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群保持枠の外周部を
前記第2群保持枠の内周部に嵌合させた状態で、前記第
1群保持枠に植設固定される第1群カムフォロワピンを
具備する構成としてもよい。
【0028】このような構成により、特に、第1群光学
系を保持する第1群保持枠および第2群光学系を保持す
る第2群保持枠の直進規制を行う枠が不要となり、シャ
ッタユニットを第2群光学系を保持する第2群保持枠に
固定させ、シャッタユニット移動用のカムを省略するこ
とが可能となり、第2群光学系を保持する第2群保持枠
の内周に第1群保持枠23の外周を嵌合させ、第2群光
学系に対し第1群光学系の同軸精度を良好に維持するこ
とが可能で、第2群保持枠の直進規制を行うためにのみ
用いられる筒枠を不要として、固定枠に対し第2群光学
系の同軸性を高精度に保つことができ、固定枠を介して
独立している第3群光学系と第2群光学系の同軸精度を
保つことが可能となる。また、上述のように構成された
ズームレンズ鏡胴を銀塩カメラやデジタルカメラ、テレ
ビジョンカメラ、等の撮像装置に装着することにより、
鏡胴に含まれる各群のレンズの光学系の同軸精度を保ち
つつ、小径化による小型化と部材節減による低コスト化
を実現し得るズームレンズ鏡胴を備えた撮像装置を提供
することができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、鏡
胴に含まれる各群のレンズ等の光学系の同軸精度を保ち
つつ、小径化による小型化、部品の節減化による低コス
ト化を効果的に実現し得るズームレンズ鏡胴を提供する
ことができる。すなわち、本発明の請求項1のズームレ
ンズ鏡胴によれば、それぞれ1枚以上のレンズにより構
成される第1群光学系、第2群光学系および第3群光学
系を具備し、これら第1群光学系、第2群光学系および
第3群光学系の各々を一体的に且つこれら第1群光学
系、第2群光学系および第3群光学系をそれぞれ所定の
移動特性をもって移動させる変倍可能な光学系を有する
ズームレンズ鏡胴であって、前記第1群光学系と前記第
2群光学系の移動を単一の共通アクチュエータによって
生ぜしめるとともに、前記第2群光学系を保持する第2
群保持枠が、前記第1群光学系を保持する第1群保持枠
の直進規制を兼ねる構成により、鏡胴に含まれる各群の
レンズ等の光学系の同軸精度を保ちつつ、小径化による
小型化を効果的に実現し、特に、第1群光学系を保持す
る第1群保持枠および第2群光学系を保持する第2群保
持枠の直進規制を行う枠を不要として、低コスト化を図
りながら鏡胴を効果的に小径化することが可能となる。
【0030】また、本発明の請求項2のズームレンズ鏡
胴によれば、前記第2群保持枠に物体側から嵌合固定さ
れるシャッタユニットをさらに具備することにより、特
に、シャッタユニットを第2群光学系を保持する第2群
保持枠に固定させ、シャッタユニット移動用のカムを省
略することが可能となり、さらに小型化が実現され得
る。本発明の請求項3のズームレンズ鏡胴によれば、前
記第1群保持枠の第1群カムフォロワピンを前記第1群
保持枠とは別体に構成し、前記第1群保持枠を物体側か
ら前記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群保持枠の外周
部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合させた状態で、前
記第1群保持枠に前記第1群カムフォロワピンを植設固
定することにより、特に、第2群光学系を保持する第2
群保持枠の内周に第1群保持枠23の外周を嵌合させ、
第2群光学系に対し第1群光学系の同軸精度を良好に維
持することが可能となる。
【0031】本発明の請求項4のズームレンズ鏡胴によ
れば、前記第2群保持枠が、当該鏡胴を固定保持する固
定枠の内周部と前記第2群保持枠の外周部との相互間に
形成される凹凸嵌合により直進規制されることが可能と
なる。本発明の請求項5のズームレンズ鏡胴によれば、
前記第2群保持枠には、当該鏡胴を固定保持する固定枠
の内周部と同軸的に嵌合する部位を含むことにより、特
に、固定枠に対し第2群光学系の同軸性を高精度に保つ
ことができ、固定枠を介して独立している第3群光学系
と第2群光学系の同軸精度を保つことが可能となる。
【0032】本発明の請求項6のズームレンズ鏡胴を備
えた撮像装置によれば、1枚以上のレンズにより構成さ
れる第1群光学系、前記第1群光学系を一体的に保持し
且つ単一の共通アクチュエータによって移動される第1
群保持枠、1枚以上のレンズにより構成される第2群光
学系、前記第2群光学系を一体的に保持し且つ前記単一
の共通アクチュエータによって移動されるとともに、前
記第1群保持枠の直進規制を兼ね、その内周部に前記第
1群保持枠の外周部を嵌合し、その外周部と当該鏡胴を
固定保持する固定枠の内周部との相互間の凹凸嵌合によ
り直進規制され、少なくとも部分的に前記固定枠の内周
部と同軸的に嵌合する第2群保持枠、1枚以上のレンズ
により構成される第3群光学系、前記第2群保持枠に物
体側から嵌合固定されるシャッタユニット、および前記
第1群保持枠とは別体に構成され、前記第1群保持枠を
物体側から前記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群保持
枠の外周部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合させた状
態で、前記第1群保持枠に植設固定される第1群カムフ
ォロワピンを具備することにより、特に、第1群光学系
を保持する第1群保持枠および第2群光学系を保持する
第2群保持枠の直進規制を行う枠を不要とし、シャッタ
ユニットを第2群光学系を保持する第2群保持枠に固定
させ、シャッタユニット移動用のカムを省略することを
可能とし、第2群光学系を保持する第2群保持枠の内周
に第1群保持枠23の外周を嵌合させ、第2群光学系に
対し第1群光学系の同軸精度を良好に維持することが可
能で、第2群保持枠の直進規制を行うためにのみ用いら
れる筒枠を不要として低コスト化を図りつつ、固定枠に
対し第2群光学系の同軸性を高精度に保つことができ、
固定枠を介して独立している第3群光学系と第2群光学
系の同軸精度を保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るカメラのズー
ムレンズ鏡胴の収納状態における要部の構成を模式的に
示す縦断面図である。
【図2】図1のズームレンズ鏡胴のワイド状態における
要部の構成を模式的に示す縦断面図である。
【図3】図1のズームレンズ鏡胴のテレ状態における要
部の構成を模式的に示す縦断面図である。
【図4】図1のズームレンズ鏡胴のレンズ移動曲線を模
式的に示す図である。
【図5】従来のズームレンズ鏡胴の一例におけるワイド
状態および収納状態の要部の構成を模式的に示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1 第1群レンズ 2 第2群レンズ 3 第1群保持枠 4 第2群保持枠 4a 第2群カムフォロワ 4b 直進規制スリット 4c 直進キー 4d 突出部 5 第3群レンズ 6 第3群保持枠 7 シャッタユニット 8 第1群カムピン 9 回転カム 9a 第1群カム 9b 第2群カム 9c ギヤ部 10a直進キー溝 10b 回転カム溝 10c 伝達ギヤ 10 固定枠 11 光学的ローパスフィルタ(OLPF) 12 CCD(電荷結合素子)撮像素子 13 固定ベース 14 回転カムピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ1枚以上のレンズにより構成さ
    れる第1群光学系、第2群光学系および第3群光学系を
    具備し、これら第1群光学系、第2群光学系および第3
    群光学系の各々を一体的に且つこれら第1群光学系、第
    2群光学系および第3群光学系をそれぞれ所定の移動特
    性をもって移動させる変倍可能な光学系を有するズーム
    レンズ鏡胴において、 前記第1群光学系と前記第2群光学系の移動を単一の共
    通アクチュエータによって生ぜしめるとともに、 前記第2群光学系を保持する第2群保持枠が、前記第1
    群光学系を保持する第1群保持枠の直進規制を兼ねる構
    成としたことを特徴とするズームレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 前記第2群保持枠に物体側から嵌合固定
    されるシャッタユニットをさらに具備することを特徴と
    する請求項1に記載のズームレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 前記第1群保持枠の第1群カムフォロワ
    ピンを前記第1群保持枠とは別体に構成し、前記第1群
    保持枠を物体側から前記第2群保持枠に嵌挿して前記第
    1群保持枠の外周部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合
    させた状態で、前記第1群保持枠に前記第1群カムフォ
    ロワピンを植設固定することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のズームレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 前記第2群保持枠は、当該鏡胴を固定保
    持する固定枠の内周部と前記第2群保持枠の外周部との
    相互間に形成される凹凸嵌合により直進規制されること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項
    に記載のズームレンズ鏡胴。
  5. 【請求項5】 前記第2群保持枠には、当該鏡胴を固定
    保持する固定枠の内周部と同軸的に嵌合する部位を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちのいずれか
    1項に記載のズームレンズ鏡胴。
  6. 【請求項6】 1枚以上のレンズにより構成される第1
    群光学系と、前記第1群光学系を一体的に保持し且つ単
    一の共通アクチュエータによって移動される第1群保持
    枠と、 1枚以上のレンズにより構成される第2群光学系と、 前記第2群光学系を一体的に保持し且つ前記単一の共通
    アクチュエータによって移動されるとともに、前記第1
    群保持枠の直進規制を兼ね、その内周部に前記第1群保
    持枠の外周部を嵌合し、その外周部と当該鏡胴を固定保
    持する固定枠の内周部との相互間の凹凸嵌合により直進
    規制され、少なくとも部分的に前記固定枠の内周部と同
    軸的に嵌合する第2群保持枠と、 1枚以上のレンズにより構成される第3群光学系と、 前記第2群保持枠に物体側から嵌合固定されるシャッタ
    ユニットと、 前記第1群保持枠とは別体に構成され、前記第1群保持
    枠を物体側から前記第2群保持枠に嵌挿して前記第1群
    保持枠の外周部を前記第2群保持枠の内周部に嵌合させ
    た状態で、前記第1群保持枠に植設固定される第1群カ
    ムフォロワピンとを具備することを特徴とするズームレ
    ンズ鏡胴を備えた撮像装置。
JP2002075270A 2002-03-18 2002-03-18 ズームレンズ鏡胴 Expired - Fee Related JP4181784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075270A JP4181784B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 ズームレンズ鏡胴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075270A JP4181784B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 ズームレンズ鏡胴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003270509A true JP2003270509A (ja) 2003-09-25
JP4181784B2 JP4181784B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=29204389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002075270A Expired - Fee Related JP4181784B2 (ja) 2002-03-18 2002-03-18 ズームレンズ鏡胴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4181784B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339751B2 (en) 2004-07-09 2008-03-04 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel and photographing apparatus
WO2008029936A1 (en) 2006-09-04 2008-03-13 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel and camera including it
US8233074B2 (en) 2006-08-24 2012-07-31 Sharp Kabushiki Kaisha Lens unit and imaging device

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7339751B2 (en) 2004-07-09 2008-03-04 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel and photographing apparatus
US8233074B2 (en) 2006-08-24 2012-07-31 Sharp Kabushiki Kaisha Lens unit and imaging device
WO2008029936A1 (en) 2006-09-04 2008-03-13 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel and camera including it
US7852578B2 (en) 2006-09-04 2010-12-14 Ricoh Company, Ltd. Lens barrel and camera including it

Also Published As

Publication number Publication date
JP4181784B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7808728B2 (en) Lens barrel and image pickup apparatus
JP4793674B2 (ja) レンズ鏡胴
JP2005049895A (ja) 沈胴式レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒の沈胴方法
US6434331B1 (en) Lens barrel
JP4455350B2 (ja) 撮像装置
JP2011154347A (ja) レンズ鏡筒
JP2006317809A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2007033961A (ja) レンズ駆動装置
JPH1184201A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2003066308A (ja) ズームレンズ鏡胴
JP2005157305A (ja) レンズ鏡筒および撮影装置
JPS63271306A (ja) ズ−ムレンズ付沈胴式カメラ
JP5610272B2 (ja) レンズ鏡胴、撮像装置および情報装置
JP2003270509A (ja) ズームレンズ鏡胴およびそのズームレンズ鏡胴を備えた撮像装置
JP2002107598A (ja) 沈胴式レンズ鏡筒及びこれを用いた光学機器
JP5570098B2 (ja) レンズ鏡筒、及び、カメラ
JP3573127B2 (ja) ズームレンズ鏡筒
JPH08211271A (ja) レンズ鏡筒及びそれを用いた光学機器
JP2004177812A (ja) レンズ鏡胴、ディジタルカメラおよび撮影装置
JP2001100082A (ja) レンズ移動装置
JP2004198499A (ja) 光学機器
JP2007333764A (ja) レンズ鏡筒、カメラ
JP4763341B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2006215421A (ja) レンズ鏡筒
JPH08211435A (ja) ズーム式レンズ鏡筒を備えた沈胴式カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080730

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees