JP2003270410A - 光拡散性シート - Google Patents

光拡散性シート

Info

Publication number
JP2003270410A
JP2003270410A JP2002071171A JP2002071171A JP2003270410A JP 2003270410 A JP2003270410 A JP 2003270410A JP 2002071171 A JP2002071171 A JP 2002071171A JP 2002071171 A JP2002071171 A JP 2002071171A JP 2003270410 A JP2003270410 A JP 2003270410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light diffusing
contact member
diffusing sheet
resin particles
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002071171A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nagami
英治 永海
Masashi Takai
雅司 高井
Susumu Kurishima
進 栗嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kimoto Co Ltd
Original Assignee
Kimoto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kimoto Co Ltd filed Critical Kimoto Co Ltd
Priority to JP2002071171A priority Critical patent/JP2003270410A/ja
Publication of JP2003270410A publication Critical patent/JP2003270410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光拡散性シートの光拡散層表面の凸部が接触部
材を擦ってしまうことにより光拡散性シート、及び接触
部材に発生する傷つきを防止し、さらに接触部材に対し
て密着した際に、光拡散層表面の凸部が接触部材に押し
つけられることにより光拡散性シート、及び接触部材に
発生する傷つきを防止した光拡散性シートを提供する。 【解決手段】透明な支持体の少なくとも一方の面に、少
なくとも透明なバインダー樹脂、樹脂粒子、及び粒子状
滑剤からなる光拡散層が設けられた光拡散性シートであ
って、前記樹脂粒子は架橋ポリエチルアクリレートとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光拡散性シートに
関し、特に液晶ディスプレイのバックライト用に適する
光拡散性シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイのバックライト
ユニットに用いられる光拡散性シートは、導光板の光拡
散パターンを見えなくするためや、正面方向への輝度を
高くするために、透明な支持体の片面に、透明なバイン
ダー樹脂、及び無機粒子又は樹脂粒子を含有する光拡散
層が設けられたものが使用されている。
【0003】しかし、このような光拡散層は表面がマッ
ト形状であるために、これらの光拡散性シートが接触部
材を傷つけてしまうという問題が生じる。また、これら
の光拡散性シートをロール状に巻いて保管したり、カッ
トして液晶ディスプレイのバックライトユニットに組み
込んだりするときに、光拡散性シートの表面を傷つけて
しまう場合があり、光学的性質を低下させる原因とな
る。
【0004】従来、このような問題を解決するため、例
えば特開2001−106859号公報に示されるよう
に、光拡散層の光拡散剤として柔らかい樹脂粒子を用い
ることにより、光拡散性シートの傷つきを防止するとい
う技術がある。しかし、この技術は光拡散性シートの表
面の傷つきを防止するという技術であり、接触部材につ
いての傷つきを考慮するものではない。
【0005】一方、特開2001−201614号公報
などに示されているように、光拡散層にワックスなどの
粒子状滑剤を添加し、光拡散性シート、及び接触部材に
ついて傷つきを防止するという技術がある。しかし、こ
のような粒子状滑剤を添加した光拡散性シートをもって
しても、接触部材についての傷つき防止性は十分ではな
かった。
【0006】これらの光拡散性シート、及び接触部材に
生じる傷について、詳細に検討を行った結果、これらの
傷は二種類の傷に大別できることが明らかになった。即
ち、これらの傷の一方は、方向性を持った傷であり、も
う一方は方向性を持たない傷である。本発明者らは、こ
れらの傷の発生原因について着目し鋭意研究した結果、
方向性を持った傷は、光拡散性シートの光拡散層表面の
凸部が接触部材を擦ってしまうことにより発生したもの
(以下、「擦れによる傷」という)であり、方向性を持
たない傷は、光拡散性シートと接触部材とが密着して圧
力が加えられた際に発生するもの(以下、「加圧による
傷」という)であることをつきとめ、本発明を完成させ
るに至ったものである。
【0007】ここで、本発明者らのこのような二種類の
傷という考え方を、上記二つの技術に当てはめてみる
と、特開2001−106859号公報は、光拡散性シ
ートに発生する擦れによる傷つきを防止するための技術
であるため、そもそも接触部材についての擦れによる傷
つき、及び加圧による傷つきを防止するための技術では
なく、特に接触部材についての擦れによる傷つき防止性
は不十分である。
【0008】一方、特開2001−201614号公報
においては、光拡散性シート、及び接触部材に発生する
擦れによる傷つきを防止するための技術であるため、光
拡散性シート、及び接触部材についての擦れによる傷つ
き防止性については有効であるが、光拡散性シート、及
び接触部材に発生する加圧による傷つきについて考慮す
るものではなく、特に接触部材についての加圧による傷
つき防止性は十分ではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、光拡
散性シートの光拡散層表面の凸部が接触部材を擦ってし
まうことにより光拡散性シート、及び接触部材に発生す
る傷つきを防止し、さらに接触部材に対して密着した際
に、光拡散層表面の凸部が接触部材に押しつけられるこ
とにより光拡散性シート、及び接触部材に発生する傷つ
きを防止した光拡散性シートを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の光拡散性
シートは、透明な支持体の少なくとも一方の面に、少な
くとも透明なバインダー樹脂、樹脂粒子、及び粒子状滑
剤からなる光拡散層が設けられた光拡散性シートであっ
て、前記樹脂粒子として圧縮強度が0.5〜10N/m
2である樹脂粒子を用いたことを特徴とするものであ
る。
【0011】さらに、本発明の光拡散性シートは、前記
樹脂粒子が架橋ポリエチルアクリレートであることを特
徴とするものである。
【0012】なお、本発明における圧縮強度は、微小圧
縮試験機(MCT−W201:島津製作所社)を使用し
て、樹脂粒子1個を一定の負荷速度で圧縮し、粒径が1
0%変形したときの荷重と圧縮前の粒径から以下の計算
式により算出した値である。 圧縮強度(N/mm2)=2.8×荷重(N)/{π×
粒径(mm)×粒径(mm)}
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光拡散性シートの
実施の形態について詳述する。
【0014】本発明の光拡散性シートは、透明な支持体
の少なくとも一方の面に、少なくとも透明なバインダー
樹脂、樹脂粒子、及び粒子状滑剤からなる光拡散層が設
けられたものである。
【0015】透明な支持体としては、光線透過率の高い
プラスチックフィルム等が用いられ、例えばポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、トリアセチルセルロース、ポリ塩化ビニル、アクリ
ル、ポリスチレン、ポリアミド、塩化ビニリデン−塩化
ビニル共重合体等があげられる。なかでも、耐候性、加
工性等の点からポリエステルフィルムが好ましく用いら
れる。プラスチックフィルムの厚みは特に限定されない
が、一般には25μm〜500μm、好ましくは50μ
m〜200μm程度である。
【0016】次に、光拡散層を構成する透明なバインダ
ー樹脂、樹脂粒子、及び粒子状滑剤について説明する。
【0017】透明なバインダー樹脂としては、光学的透
明性に優れた樹脂が用いられ、例えばポリエステルアク
リレート系樹脂、ポリウレタンアクリレート系樹脂、エ
ポキシアクリレート系樹脂、ポリエステル系樹脂、アク
リル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹
脂、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂、ビニル系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹
脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、シリコーン系
樹脂、フッ素系樹脂等の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、
電離放射線硬化性樹脂等があげられる。
【0018】次に、樹脂粒子は、光拡散性を付与するた
め、上記バインダー樹脂中に分散させて含有させる。本
発明においては、接触部材に対し特に方向性を持たない
傷つきを防止するため、圧縮強度が0.5〜10N/m
2である樹脂粒子を用いる。圧縮強度が0.5N/m
2以上とすることにより、光拡散性を付与するための
粒子としての形状を保持することができ、圧縮強度が1
0N/mm2以下とすることにより、柔軟性、加圧時の
変形性に優れた粒子となり、接触部材について特に加圧
による傷つきを防止することができる。
【0019】圧縮強度が0.5〜10N/mm2である
樹脂粒子としては、シリコーン系、スチレン系、アクリ
ル系の樹脂粒子があげられ、好ましくは、炭素数が2〜
8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
と、ラジカル重合可能な不飽和結合を有する多官能モノ
マー若しくはオリゴマーとを、又はこれらにラジカル重
合可能な不飽和結合を有する単官能モノマー若しくはオ
リゴマーを加えたものを共重合させ圧縮強度をコントロ
ールしたアクリル系の樹脂粒子があげられ、特に好まし
くは、架橋ポリエチルアクリレートの樹脂粒子があげら
れる。樹脂粒子の重合方法については、特に限定されな
いが、架橋ポリエチルアクリレートの樹脂粒子の場合
は、ラジカル懸濁重合させることが好ましい。
【0020】本発明で好適に用いられる架橋ポリエチル
アクリレートの樹脂粒子とは、エチルアクリレートと、
ラジカル重合可能な不飽和結合を有する多官能モノマー
若しくはオリゴマーとを、又はこれらにラジカル重合可
能な不飽和結合を有する単官能モノマー若しくはオリゴ
マーを加えたものを、ラジカル懸濁重合させたものであ
り、柔軟性に優れるものである。ここで、樹脂の柔軟性
付与の方法として、一般的には可塑剤を添加する方法が
あげられるが、可塑剤を付与した樹脂粒子を用いると樹
脂粒子から可塑剤が経時的にブリードアウトしてしま
い、光拡散層の透明性などの光学的性質や、ブロッキン
グなどの塗膜物性に影響を与えてしまう。しかし、架橋
ポリエチルアクリレートの樹脂粒子を用いれば、光拡散
層の透明性などの光学的性質や、ブロッキングなどの塗
膜物性に影響を与えてしまうなどの欠点がないものとな
る。
【0021】このような樹脂粒子を用いることによっ
て、接触部材について特に加圧による傷つきが防止され
る機構としては、透明性の高い粒子として通常用いられ
ているガラスビーズや、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、及びスチレンのような圧縮強度が10N/mm2
り大きい樹脂粒子と異なり、接触部材に対して密着し、
光拡散層表面の凸部が接触部材に押しつけられた際に、
光拡散層表面の凸部は当該樹脂粒子により柔軟性に優れ
るため、表面の凸部が無理なく変形することによるもの
と考えられる。
【0022】また、接触部材についての擦れによる傷つ
き防止性についても、当該樹脂粒子が柔軟性に優れてい
ることから、後述する粒子状滑剤が接触部材についての
擦れによる傷つき防止性を発揮する機能をより高めるこ
とができるものである。
【0023】また、ひっかきなどにより樹脂粒子が光拡
散層から脱落してしまった場合においても、当該樹脂粒
子の優れた柔軟性により、加圧によって容易に変形する
ため、上記他の粒子とは異なり脱落粒子が光拡散性シー
ト、及び接触部材を傷つけてしまうことがない。
【0024】このような樹脂粒子の平均粒径は、光拡散
層の厚みとの関係もあるが、下限として2μm以上、好
ましくは4μm以上、上限として40μm以下、好まし
くは20μm以下のものが使用される。このような樹脂
粒子は、粒度分布が広くなると、光拡散層中に埋没して
光拡散性に寄与しないものも出てくるので、できるだけ
粒径の揃ったものであることが好ましい。
【0025】また、樹脂粒子の含有量は、バインダー樹
脂100重量部に対し、下限として1重量部以上、好ま
しくは5重量部以上、上限として500重量部以下、好
ましくは300重量部以下である。1重量部以上とする
ことにより、十分な光拡散性と、接触部材についての加
圧による傷つき防止性の効果を得ることができる。ま
た、500重量部以下とすることにより、高い透明性を
維持することができる。なお、上記性能を損なわない範
囲であれば他の拡散剤を添加することも可能である。
【0026】次に、粒子状滑剤とは、常温で固体又は半
固体で特定の温度で溶解する粘度の低いアルキル基をも
った有機物で、通常「ワックス」と呼ばれるものであ
り、光拡散性シート、及び接触部材に対し特に方向性を
持つ傷つき防止性を付与するため上記透明なバインダー
樹脂中に分散して用いられる。このような粒子状滑剤と
しては、例えば、ポリエチレンワックス等の合成炭化水
素系ワックス、フィッシャートロプッシュワックス、ア
ミドワックス、カスターワックスなどの合成ワックス
や、木ロウ等の植物系ワックス、蜜ロウ等の動物系ワッ
クス、モンタンワックス等の鉱物系ワックス、パラフィ
ンワックス等の石油系ワックスなどの天然ワックスがあ
げられる。なかでも、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックス及びポリテトラフルオロエチレンワック
ス等の合成炭化水素系ワックスが好ましく、これらの群
より選択される1種、好ましくは2種以上を混合して使
用するとよい。
【0027】このような粒子状滑剤を用いることによっ
て、光拡散性シート、及び接触部材について、特に擦れ
による傷つきが防止される機構としては、必ずしも明ら
かではないが、光拡散層表面の凸部が接触部材を擦って
しまう際に光拡散性シートの表面に作用する摩擦熱によ
って粒子状滑剤が融解し、液状となって潤滑油のような
状態で存在し、光拡散性シート表面を滑らせたり、粒子
状滑剤の粒子が表面に作用する力に応じて種々の方向に
伸び、その状態で結晶化することにより、光拡散性シー
ト、及び接触部材について特に擦れによる傷つきが防止
されるものと考えられる。さらに、光拡散剤として上述
の圧縮強度が0.5〜10N/mm2である樹脂粒子が
併用されることにより、接触部材についての擦れによる
傷つき防止性をより高めることができる。
【0028】また、光拡散性シートの加圧による傷つき
防止性についても、接触部材に対して密着し、光拡散層
表面の凸部が接触部材に押しつけられた際に、粒子状滑
剤が光拡散性シート表面で結晶化しその表面が保護され
ることにより、有効となるものである。
【0029】しかし、接触部材についての加圧による傷
つき防止性については、単に粒子状滑剤を含有させただ
けでは、光拡散層を構成する樹脂粒子の突出により接触
部材を傷つけてしまう場合があるので、光拡散剤として
上述のような圧縮強度が0.5〜10N/mm2である
樹脂粒子を併用する必要がある。
【0030】このような粒子状滑剤の平均粒径は、下限
として0.1μm以上、より好ましくは1μm以上、上
限としては50μm以下、好ましくは25μm以下のも
のが使用される。粒子状滑剤の平均粒径を0.1μm以
上とすることにより、バインダー樹脂中への分散が容易
となり、50μm以下とすることにより、光線の透過率
の低下を防止し光学的性質を維持すると共に、光拡散層
の強度が低下する等の不都合を生じないようにするため
である。
【0031】上記粒子状滑剤の含有量は、バインダー樹
脂100重量部に対し、下限として0.1重量部以上、
好ましくは0.5重量部以上、上限として10重量部以
下、好ましくは5重量部以下である。0.1重量部以上
とすることにより、上述のような傷つき防止性を十分に
発揮することができ、10重量部以下とすることによ
り、光線の透過率等の光学的性質を維持することができ
る。
【0032】以上のような本発明における光拡散層に
は、本発明の機能を損なわない範囲で、他の滑剤、架橋
剤、着色剤、顔料、帯電防止剤、難燃剤、抗菌剤、防カ
ビ剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、可塑剤、
レベリング剤、顔料分散剤、流動調整剤、消泡剤などの
種々の添加剤を含ませることができる。
【0033】本発明の光拡散性シートは、上述した透明
なバインダー樹脂、圧縮強度が0.5〜10N/mm2
である樹脂粒子、粒子状滑剤、及び必要に応じて加えた
添加剤や希釈溶剤を混合して調整し、従来公知のコーテ
ィング方法、例えば、バーコーター、ブレードコータ
ー、スピンコーター、ロールコーター、グラビアコータ
ー、フローコーター、スプレー、スクリーン印刷などに
よって、上述の透明な支持体の少なくとも一方の面に塗
布し、加熱によって乾燥、及び必要に応じて熱や電離放
射線照射による硬化によって光拡散層を形成し得ること
ができる。尚、電離放射線を照射する方法としては、超
高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアー
ク、メタルハライドランプなどから発せられる100n
m〜400nm、好ましくは200nm〜400nmの
波長領域の紫外線を照射する、又は走査型やカーテン型
の電子線加速器から発せられる100nm以下の波長領
域の電子線を照射することにより行うことができる。
【0034】以上のような光拡散層の厚みとしては、特
に限定されるものではないが、上記コーティング法によ
って設ける場合は、2μm〜50μm、好ましくは4μ
m〜25μmとする。
【0035】以上のように、本発明によれば、透明な支
持体の少なくとも一方の面に、透明なバインダー樹脂、
圧縮強度が0.5〜10N/mm2である樹脂粒子、及
び粒子状滑剤からなる光拡散層を設けたことにより、光
拡散性シートの光拡散層表面の凸部が接触部材を擦って
しまうことにより光拡散性シート、及び接触部材に発生
する傷つきを防止し、さらに接触部材に対して密着した
際に、光拡散層表面の凸部が接触部材に押しつけられる
ことにより光拡散性シート、及び接触部材に発生する傷
つきを防止した光拡散性シートが得られる。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明する。なお、本実施例において「部」、「%」
は、特に示さない限り重量基準である。
【0037】1.樹脂粒子の合成 (1)架橋ポリエチルアクリレートの樹脂粒子の合成 攪拌機・冷却機・窒素導入管を備えた500mlセパラ
ブルフラスコに、アルキル(アリル)エーテルリン酸塩
系界面活性剤(フォスフォナールRE-610:東邦化学工業
社)0.3部、ポリビニルアルコール(ゴーセノールNL
-05:日本合成化学工業社)9.1部、純水90.9部
を加え加熱溶解した後、室温まで冷却した。
【0038】別容器にてエチルアクリレートモノマー9
8.0部、トリメチロールプロパントリアクリレート
2.0部、過酸化ベンゾイル0.5部を混合し、上記溶
液に加え、窒素を通じながら室温で500rpm、1時
間攪拌した。その後、この混合溶液の撹拌を続けなが
ら、80℃、6時間保持し反応を終了させ、室温まで冷
却した後生成した粒子を分別した。
【0039】粒径4〜10μmの架橋ポリエチルアクリ
レートの樹脂粒子80部が得られた。この粒子の圧縮強
度は、2N/mm2であった。
【0040】(2)架橋ポリブチルアクリレートの樹脂
粒子の合成 攪拌機・冷却機・窒素導入管を備えた500mlセパラ
ブルフラスコに、アルキル(アリル)エーテルリン酸塩
系界面活性剤(フォスフォナールRE-610:東邦化学工業
社)0.3部、ポリビニルアルコール(ゴーセノールNL
-05:日本合成化学工業社)9.1部、純水90.9部
を加え加熱溶解した後、室温まで冷却した。
【0041】別容器にてブチルアクリレートモノマー9
5.0部、メチルメタクリレートモノマー3.0部、ト
リメチロールプロパントリアクリレート2.0部、過酸
化ベンゾイル0.5部を混合し、上記溶液に加え、窒素
を通じながら室温で500rpm、1時間攪拌した。そ
の後、この混合溶液の撹拌を続けながら、80℃、6時
間保持し反応を終了させ、室温まで冷却した後生成した
粒子を分別した。
【0042】粒径4〜10μmの架橋ポリブチルアクリ
レートの樹脂粒子80部が得られた。この粒子の圧縮強
度は、3N/mm2であった。
【0043】(3)架橋ポリメチルメタクリレートの樹
脂粒子の合成 攪拌機・冷却機・窒素導入管を備えた500mlセパラ
ブルフラスコに、アルキル(アリル)エーテルリン酸塩
系界面活性剤(フォスフォナールRE-610:東邦化学工業
社)0.3部、ポリビニルアルコール(ゴーセノールNL
-05:日本合成化学工業社)9.1部、純水90.9部
を加え加熱溶解した後、室温まで冷却した。
【0044】別容器にてメチルメタクリレートモノマー
98.0部、トリメチロールプロパントリアクリレート
2.0部、過酸化ベンゾイル0.5部を混合し、上記溶
液に加え、窒素を通じながら室温で500rpm、1時
間攪拌した。その後、この混合溶液の撹拌を続けなが
ら、80℃、6時間保持し反応を終了させ、室温まで冷
却した後生成した粒子を分別した。
【0045】粒径4〜10μmの架橋ポリメチルメタク
リレートの樹脂粒子80部が得られた。この粒子の圧縮
強度は、100N/mm2であった。
【0046】2.光拡散性シートの作製 [実施例1] 厚み100μmのポリエステルフィルム(コスモシャイ
ンA4300:東洋紡績社)の片面に、下記の組成の光拡散
層塗布液を塗布し、加熱乾燥硬化させることにより、厚
み約10μmの光拡散層を形成し、本発明の光拡散性シ
ートを作製した。
【0047】<実施例1の光拡散層塗布液> ・アクリルポリオール樹脂(固形分50%)30.0部 (アクリディックA807:大日本インキ化学工業社) ・イソシアネートプレポリマー(固形分60%)7.2部 (タケネートD110N:三井武田ケミカル社) ・(1)架橋ポリエチルアクリレート樹脂粒子 26.3部 ・ポリエチレンワックス<平均粒径9μm> 0.9部 (セリダスト3910:ヘキストジャパン社) ・メチルエチルケトン 27.0部 ・酢酸ブチル 27.0部 ・シクロヘキサノン 14.0部
【0048】[実施例2]実施例1の光拡散層塗布液
で、(1)架橋ポリエチルアクリレートの樹脂粒子を
(2)架橋ポリブチルアクリレートの樹脂粒子に変更し
た以外は実施例1と同様にして、本発明の光拡散性シー
トを作製した。
【0049】[比較例1]実施例1の光拡散層塗布液
で、ポリエチレンワックスを添加しなかった以外は実施
例1と同様にして、比較例1の光拡散性シートを作製し
た。
【0050】[比較例2]実施例1の光拡散層塗布液
で、(1)架橋ポリエチルアクリレートの樹脂粒子を
(3)架橋ポリメチルメタクリレートの樹脂粒子に変更
した以外は実施例1と同様にして、比較例2の光拡散性
シートを作製した。
【0051】[比較例3]比較例2の光拡散層塗布液
で、ポリエチレンワックスを添加しなかった以外は比較
例2と同様にして、比較例3の光拡散性シートを作製し
た。
【0052】3.光拡散性シートの評価 実施例及び比較例で得られた光拡散性シートについて、
光拡散性シートと接触部材の傷つき防止性を評価した。
評価は以下のようにして、光拡散層表面の凸部が接触部
材を擦ってしまうことによる傷つき防止性(擦れによる
傷つき防止性)と、光拡散層表面の凸部が接触部材に押
しつけられることによる傷つき防止性(加圧による傷つ
き防止性)の両方を評価した。評価結果を表1に示す。
【0053】(1)擦れによる傷つき防止性 接触部材としてポリカーボネートフィルム(パンライ
ト:帝人化成社)上に光拡散性シートの光拡散層が密着
するように重ね合わせ、その上に直径25mmの円柱を
乗せ、さらにその上に1kgの重り乗せて、光拡散性シ
ートを250mm/分の速度で動かした時に、目視にて
光拡散性シートの表面、及びポリカーボネートフィルム
の表面にはっきりとしたスジ状の傷がついたものを
「×」、薄いスジ状の傷がついたものを「△」、まった
く傷がつかなかったものを「○」とした。
【0054】(2)加圧による傷つき防止性 (1)と同様に、ポリカーボネートフィルム上に光拡散
性シートの光拡散層が密着するように重ね合わせ、直径
25mmの円柱を乗せ、その上から98Nの力で円柱を
30回押しつけ、目視にて光拡散性シートの表面、及び
ポリカーボネートフィルムの表面にあきらかに傷がつい
たものを「×」、うすく傷がついたものを「△」、まっ
たく傷がつかなかったものを「○」とした。
【0055】
【表1】
【0056】表1から明らかなように、実施例1、及び
実施例2の光拡散性シートは、光拡散剤として圧縮強度
が2N/mm2の樹脂粒子、及び圧縮強度が3N/mm2
の樹脂粒子を用いたため、接触部材についての加圧によ
る傷つき防止性は優れた評価となった。また、粒子状滑
剤としてポリエチレンワックスを含有しているため、接
触部材についての擦れによる傷つき防止性は優れた評価
となった。さらに、光拡散性シートについても、ポリエ
チレンワックスを含有しているため、擦れによる傷つき
防止性、加圧による傷つき防止性は優れた評価となっ
た。
【0057】比較例1の光拡散性シートは、光拡散剤と
して圧縮強度が2N/mm2の樹脂粒子を用いたため、
接触部材についての加圧による傷つき防止性は優れた評
価となったが、接触部材についての擦れによる傷つき防
止性は、上記柔らかい樹脂粒子を用いたため、比較例3
のような硬い樹脂粒子を用いた場合と比べて効果は認め
られたが、ポリエチレンワックスを含有していないた
め、実施例ほどの効果は得られず、あまり良い評価とは
ならなかった。また、光拡散性シートについての擦れに
よる傷つき防止性、加圧による傷つき防止性も、上記柔
らかい樹脂粒子を用いたため効果は認められたが、ポリ
エチレンワックスを含有していないため、実施例ほどの
効果は得られず、あまり良い評価とはならなかった。
【0058】比較例2の光拡散性シートは、ポリエチレ
ンワックスを含有しているため、光拡散性シートについ
ての擦れによる傷つき防止性、加圧による傷つき防止性
は優れた評価となった。また、接触部材についての擦れ
による傷つき防止性も優れた評価となった。しかし、接
触部材についての加圧による傷つき防止性については、
光拡散剤として圧縮強度100N/mm2のアクリルの
樹脂粒子を用いたため、接触部材に対して密着し、光拡
散層表面の凸部が接触部材に押しつけられた際に、光拡
散層表面の凸部は柔軟性がなく変形できないため、良い
評価は得られなかった。
【0059】比較例3の光拡散性シートは、ポリエチレ
ンワックスを含有せず、また光拡散剤として圧縮強度1
00N/mm2のアクリルの樹脂粒子を用いたため、光
拡散性シート、及び接触部材についての擦れによる傷つ
き防止性も加圧による傷つき防止性も良い評価は得られ
なかった。
【0060】なお、光拡散性については、全ての光拡散
性シートについて良好であった。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、透明な支持体の少なく
とも一方の面に、少なくとも透明なバインダー樹脂、樹
脂粒子、及び粒子状滑剤からなる光拡散層が設けられた
光拡散性シートであって、前記樹脂粒子として圧縮強度
が0.5〜10N/mm2である樹脂粒子を用いたこと
により、光拡散性シートの光拡散層表面の凸部が接触部
材を擦ってしまうことにより光拡散性シート、及び接触
部材に発生する傷つきを防止し、さらに接触部材に対し
て密着した際に、光拡散層表面の凸部が接触部材に押し
つけられることにより光拡散性シート、及び接触部材に
発生する傷つきを防止した光拡散性シートが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00 C08L 101:00 (72)発明者 栗嶋 進 埼玉県さいたま市鈴谷4丁目6番35号 株 式会社きもと技術開発センター内 Fターム(参考) 2H042 BA02 BA20 4F006 AA02 AA12 AA15 AA17 AA22 AA35 AA36 AA38 AB02 AB03 AB16 AB23 AB24 AB33 AB35 AB37 AB38 AB39 BA00 CA05 DA04 4F100 AK01B AK04H AK25B AK41 AK51 AK54 AR00A CA19B DE01B GB41 JB20B JK05B JK09 JN01A JN01B JN30B YY00B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明な支持体の少なくとも一方の面に、少
    なくとも透明なバインダー樹脂、樹脂粒子、及び粒子状
    滑剤からなる光拡散層が設けられた光拡散性シートであ
    って、前記樹脂粒子として圧縮強度が0.5〜10N/
    mm2である樹脂粒子を用いたことを特徴とする光拡散
    性シート。
  2. 【請求項2】前記樹脂粒子が架橋ポリエチルアクリレー
    トであることを特徴とする請求項1記載の光拡散性シー
    ト。
JP2002071171A 2002-03-15 2002-03-15 光拡散性シート Pending JP2003270410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071171A JP2003270410A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 光拡散性シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002071171A JP2003270410A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 光拡散性シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003270410A true JP2003270410A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29201520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002071171A Pending JP2003270410A (ja) 2002-03-15 2002-03-15 光拡散性シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003270410A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006232877A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Gantsu Kasei Kk 光拡散剤及びそれを用いた光拡散性樹脂組成物
JP2006276839A (ja) * 2005-03-03 2006-10-12 Fuji Photo Film Co Ltd 光学機能フィルム、その製造方法、並びにそれを用いた偏光板及び画像表示装置
JP2012108190A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Teijin Dupont Films Japan Ltd 反射フィルム
JP2012159610A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Teijin Dupont Films Japan Ltd 反射フィルム
JP2012208424A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Panasonic Corp 光拡散性塗料組成物及び光拡散部材
WO2014129673A1 (ja) * 2013-02-25 2014-08-28 帝人デュポンフィルム株式会社 白色反射フィルム
JP2014164095A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Teijin Dupont Films Japan Ltd 白色反射フィルム
JP2014164094A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Teijin Dupont Films Japan Ltd 白色反射フィルム
KR20170086506A (ko) 2014-11-14 2017-07-26 도판 인사츠 가부시키가이샤 광학 필름, 그것을 사용한 광학 배리어 필름, 색 변환 필름 및 백라이트 유닛
CN108508516A (zh) * 2018-04-19 2018-09-07 京东方科技集团股份有限公司 一种扩散片及其制备方法、背光模组、显示装置
US10982065B2 (en) 2015-03-30 2021-04-20 Toppan Printing Co., Ltd. Optical film, method for manufacturing the same, optical barrier film and color conversion film

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006232877A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Gantsu Kasei Kk 光拡散剤及びそれを用いた光拡散性樹脂組成物
JP4634184B2 (ja) * 2005-02-22 2011-02-16 ガンツ化成株式会社 光拡散剤及びそれを用いた光拡散性樹脂組成物
JP2006276839A (ja) * 2005-03-03 2006-10-12 Fuji Photo Film Co Ltd 光学機能フィルム、その製造方法、並びにそれを用いた偏光板及び画像表示装置
JP2012108190A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Teijin Dupont Films Japan Ltd 反射フィルム
JP2012159610A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Teijin Dupont Films Japan Ltd 反射フィルム
JP2012208424A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Panasonic Corp 光拡散性塗料組成物及び光拡散部材
WO2014129673A1 (ja) * 2013-02-25 2014-08-28 帝人デュポンフィルム株式会社 白色反射フィルム
JP2014164095A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Teijin Dupont Films Japan Ltd 白色反射フィルム
JP2014164094A (ja) * 2013-02-25 2014-09-08 Teijin Dupont Films Japan Ltd 白色反射フィルム
KR20170086506A (ko) 2014-11-14 2017-07-26 도판 인사츠 가부시키가이샤 광학 필름, 그것을 사용한 광학 배리어 필름, 색 변환 필름 및 백라이트 유닛
US11243335B2 (en) 2014-11-14 2022-02-08 Toppan Printing Co., Ltd. Optical film, and optical barrier film, color conversion film and backlight unit each using the same
US10982065B2 (en) 2015-03-30 2021-04-20 Toppan Printing Co., Ltd. Optical film, method for manufacturing the same, optical barrier film and color conversion film
CN108508516A (zh) * 2018-04-19 2018-09-07 京东方科技集团股份有限公司 一种扩散片及其制备方法、背光模组、显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100651629B1 (ko) 광학 시트 및 이것을 사용한 백라이트 유닛
JP5107797B2 (ja) 光学フィルム
JP5431679B2 (ja) シート状光学部材、光学シート用樹脂組成物、光学シート及びその製造方法
JP4316696B2 (ja) アンチニュートンリング性フィルム
EP1775603B1 (en) Light diffusion sheet and backlight unit using the same
JP4695071B2 (ja) 光制御シート及びそれを用いた面光源
JP2009025805A (ja) 粒径分布が狭い有機粒子を含有する光学フィルム
JP2007272208A (ja) 光拡散シートおよび光拡散板、ならびにそれらを用いたバックライトユニットおよび液晶表示装置
WO1996011964A1 (fr) Composition actinique radiodurcissable et lentilles en feuille
US20010033913A1 (en) Optical sheet and production process thereof
KR101156009B1 (ko) 광학 시트 및 이것을 사용한 백라이트 유닛
JP2007233343A (ja) 光拡散シートおよび複合光拡散板、ならびにそれらを用いたバックライトユニットおよび液晶表示装置
JP2003270410A (ja) 光拡散性シート
JP4033695B2 (ja) ニュートンリング防止シート
KR20150020059A (ko) 초기 콘트라스트가 향상된 감열기록재료
JP3478973B2 (ja) 光拡散シート
KR20140086884A (ko) 광학 시트 및 백라이트 유닛
JP4924861B2 (ja) 光拡散フィルム
JP5961959B2 (ja) 光学シート、面光源装置及び液晶表示装置
JP4756354B2 (ja) 光拡散フィルム
JP3957784B2 (ja) 光拡散剤および光拡散板
JP2006084927A (ja) 光拡散剤およびその製造法
JP2008203839A (ja) 光拡散シート用アクリル樹脂、光拡散シート、レンズシート、面光源装置及び液晶表示装置
JP2009139869A (ja) 反射シート及び該反射シートの製造方法
JP4008704B2 (ja) 光拡散性フィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071120