JP2003270120A - 粒子検出器 - Google Patents

粒子検出器

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JP2003270120A
JP2003270120A JP2002074954A JP2002074954A JP2003270120A JP 2003270120 A JP2003270120 A JP 2003270120A JP 2002074954 A JP2002074954 A JP 2002074954A JP 2002074954 A JP2002074954 A JP 2002074954A JP 2003270120 A JP2003270120 A JP 2003270120A
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JP
Japan
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light
particle
signal
particles
laser
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JP2002074954A
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English (en)
Inventor
Takashi Mizukami
敬 水上
Tomonobu Matsuda
朋信 松田
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Rion Co Ltd
Original Assignee
Rion Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SN比を改善することができ、照射光のピー
クを高くすることができ、光源の寿命も長くすることが
できる粒子検出器を提供する。 【解決手段】 光を照射して形成される粒子検出領域8
に検出対象となる流体を導いて流体に含まれる粒子を検
出する粒子検出器において、粒子検出領域8を形成する
光にパルス状のレーザ光Laを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射して形成
される粒子検出領域に検出対象となる流体を導いて流体
に含まれる粒子を検出する粒子検出器に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の粒子検出器としては、図5(a)
に示すように、粒子検出領域に照射する光の光源として
連続発光するハロゲンランプや持続波レーザ(CW半導
体レーザ)などを使用しており、それにより粒子検出領
域を通過する粒子の散乱光も連続的な光となり、この連
続的な光を検出部により、図5(b)に示すような電気
信号に変換し出力している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、連続的な信号
を処理するため、粒子検出領域を粒子が通過しない時に
照射する光のふらつきや背景光を受光することにより生
じる光電変換素子(受光素子)のショットノイズなどに
よってノイズが発生し、このノイズが検出部から出力さ
れる電気信号に含まれるため、ノイズと微小粒子から発
せられる散乱光による電気信号を区別するのが難しいと
いう問題がある。また、連続発光のため光源の寿命が短
く、高い出力も得難いという問題がある。 【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、SN比を改善することができ、照射光のピーク
を高くすることができ、光源の寿命も長くすることがで
きる粒子検出器を提供しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、光を照射して形成される粒子検出
領域に検出対象となる流体を導いて流体に含まれる粒子
を検出する粒子検出器において、前記光にパルス光を用
いるものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明の第1
の実施の形態に係る粒子検出器の概略構成図、図2は本
発明の第2の実施の形態に係る粒子検出器の概略構成
図、図3は本発明の第3の実施の形態に係る粒子検出器
の概略構成図である。 【0007】本発明の第1の実施の形態に係る粒子検出
器は、図1に示すように、光源としてパルス状のレーザ
光Laを放射するQスイッチレーザ1と、検出対象とな
る流体により形成される流路2と、レーザ光Laを受け
て流路2に集光させる集光レンズ系3と、散乱光Lsを
受光する受光部4を備えている。 【0008】流路2は、粒子の検出対象となる流体をア
ウトレット6の下流に接続した吸引ポンプ(不図示)が
吸引することにより、流体がインレット7からアウトレ
ット6にながれて形成される。レーザ光Laと流路2が
交差する箇所が粒子検出領域8となる。 【0009】受光部4は、粒子検出領域8で生じる散乱
光Lsを集光する集光レンズ9と、集光した散乱光Ls
を光電変換するフォトダイオード10と、フォトダイオ
ード10が出力する電気信号を増幅する増幅器11など
を備え、粒子検出領域8において粒子に照射されたレー
ザ光Laによる散乱光Lsを受光し、散乱光Lsの強度
に応じた電気信号を出力する。 【0010】以上のように構成した第1の実施の形態に
係る粒子検出器の動作について説明する。Qスイッチレ
ーザ1は、図4(a)に示すように、粒子検出領域8を
粒子が通過する時間に比べて短い間隔でパルス状のレー
ザ光Laを発光する。レーザ光Laは、集光レンズ系3
により粒子検出領域8に集光する。 【0011】そして、粒子が粒子検出領域8を通過する
と、レーザ光Laが照射されることによって生じる粒子
の散乱光Lsは、パルス状のレーザ光Laに同期したパ
ルス状の光となる。このパルス状の散乱光Lsは、集光
レンズ9を介してフォトダイオード10により、図4
(b)に示すような電気信号に変換され、増幅器11で
増幅された後に信号処理される。 【0012】フォトダイオード10の出力信号には、粒
子の散乱光Lsに基づく信号の他にノイズも含まれる可
能性があるが、粒子による信号とパルス状のレーザ光L
aは同期しているため、粒子による信号と突発的なノイ
ズを区別するのが容易となる。 【0013】また、Qスイッチレーザ1を用いているの
で、連続出力時のパワーに比べてピークパワーを大きく
することができ、微小粒子の検出に有利になる。更に、
光源の寿命は連続発光時に比べて長くなる。 【0014】次に、本発明の第2の実施の形態に係る粒
子検出器は、図2に示すように、光源としてパルス状の
レーザ光Laを放射するQスイッチレーザ1と、検出対
象となる流体により形成される流路2と、レーザ光La
を受けて流路2に集光させる集光レンズ系3と、散乱光
Lsを受光する受光部4と、レーザ光Laを受光するフ
ォトダイオード21と、フォトダイオード21が出力す
る電気信号を増幅する増幅器22と、信号処理回路23
を備えている。 【0015】信号処理回路23は、増幅器22が出力す
る図4(a)に示すレーザ光Laに基づく電気信号と、
図4(b)に示す増幅器11が出力する散乱光Lsに基
づく電気信号を比較処理することにより、粒子による信
号と突発的なノイズを区別する。なお、図1に示す符号
と同一符号の要素については機能が同一なので説明を省
略する。 【0016】以上のように構成した第2の実施の形態に
係る粒子検出器の動作について説明する。Qスイッチレ
ーザ1は、図4(a)に示すように、粒子検出領域8を
粒子が通過する時間に比べて短い間隔でパルス状のレー
ザ光Laを発光する。レーザ光Laは、集光レンズ系3
により粒子検出領域8に集光する。 【0017】そして、粒子が粒子検出領域8を通過する
と、レーザ光Laが照射されることによって生じる粒子
の散乱光Lsは、パルス状のレーザ光Laに同期したパ
ルス状の光となる。このパルス状の散乱光Lsは、集光
レンズ9を介してフォトダイオード10により、図4
(b)に示すような電気信号に変換され、増幅器11で
増幅される。また、粒子検出領域8を形成したレーザ光
Laは、フォトダイオード21により電気信号に変換さ
れ、増幅器22で増幅される。 【0018】フォトダイオード10の出力信号には、粒
子の散乱光Lsに基づく信号の他にノイズも含まれる可
能性があるが、粒子による信号とパルス状のレーザ光L
aは同期しているため、信号処理回路23で両信号を比
較処理することにより、粒子による信号とノイズの比
(S/N比)を高めることができるので、粒子による信
号と突発的なノイズを区別するのが容易となる。 【0019】次に、本発明の第3の実施の形態に係る粒
子検出器は、図3に示すように、光源としてパルス状の
レーザ光Laを放射するQスイッチレーザ1と、検出対
象となる流体により形成される流路2と、レーザ光La
を受けて流路2に集光させる集光レンズ系3と、散乱光
Lsを受光する受光部4と、所望の周波数でQスイッチ
レーザ1を発光させる発振器31と、発振器31の信号
と散乱光Lsに基づく粒子による信号を同期検波する同
期検波器32を備えている。 【0020】同期検波器32は、図4(a)に示すレー
ザ光LaをQスイッチレーザ1に発光させるための発振
器31の信号と、図4(b)に示す増幅器11が出力す
る散乱光Lsに基づく電気信号を同期検波し、信号処理
する。なお、図1に示す符号と同一符号の要素について
は機能が同一なので説明を省略する。 【0021】以上のように構成した第3の実施の形態に
係る粒子検出器の動作について説明する。発振器31の
発振周波数によりパルス発振したQスイッチレーザ1
は、図4(a)に示すように、粒子検出領域8を粒子が
通過する時間に比べて短い間隔でパルス状のレーザ光L
aを発光する。レーザ光Laは、集光レンズ系3により
粒子検出領域8に集光する。 【0022】そして、粒子が粒子検出領域8を通過する
と、レーザ光Laが照射されることによって生じる粒子
の散乱光Lsは、パルス状のレーザ光Laに同期したパ
ルス状の光となる。このパルス状の散乱光Lsは、集光
レンズ9を介してフォトダイオード10により、図4
(b)に示すような電気信号に変換され、増幅器11で
増幅される。 【0023】フォトダイオード10の出力信号には、粒
子の散乱光Lsに基づく信号の他にノイズも含まれる可
能性があるが、粒子による信号とパルス状のレーザ光L
aは周波数が同期しているため、同期検波器32でこの
周波数の粒子による信号を検波して信号処理することに
より、粒子による信号とノイズの比(S/N比)の改
善、外来ノイズの除去や温度変化による光源ノイズの除
去などを行うことができる。従って、粒子による信号と
突発的なノイズなどを区別するのが容易となる。 【0024】また、粒子による信号とノイズを分離する
手法として、次の方法を用いることができる。図4
(b)に示すように、粒子による信号は粒子検出領域8
を粒子が通過する時間に比例した長さだけ現れる。従っ
て、連続して現れたパルスの数を数えることで粒子によ
る信号かノイズかを判別することができる。 【0025】なお、粒子検出領域8を形成するパルス光
としては、Qスイッチレーザ1が発するパルス状のレー
ザ光Laの他に、フラッシュランプが発する光、ハロゲ
ンランプ又は持続波レーザ(CW半導体レーザ)が発す
る連続光を機械式のチョッパにより不連続とした光でも
よい。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、粒子による信号とパルス光は同期しているた
め、粒子による信号と突発的なノイズなどを区別するの
が容易となる。更に、光源の寿命は連続発光時に比べて
長くなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係る粒子検出器の
概略構成図 【図2】本発明の第2の実施の形態に係る粒子検出器の
概略構成図 【図3】本発明の第3の実施の形態に係る粒子検出器の
概略構成図 【図4】(a)はパルス状のレーザ光の波形図、(b)
はパルス状のレーザ光による散乱光とノイズ成分を電気
信号に変換した波形図 【図5】(a)は持続波レーザ光の波形図、(b)は持
続波レーザ光による散乱光とノイズ成分を電気信号に変
換した波形図 【符号の説明】 1…Qスイッチレーザ、2…流路、3…集光レンズ系、
4…受光部、6…アウトレット、7…インレット、8…
粒子検出領域、23…信号処理回路、32…同期検波
器、La…パルス状のレーザ光、Ls…散乱光。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 光を照射して形成される粒子検出領域に
    検出対象となる流体を導いて流体に含まれる粒子を検出
    する粒子検出器において、前記光にパルス光を用いるこ
    とを特徴とする粒子検出器。
JP2002074954A 2002-03-18 2002-03-18 粒子検出器 Pending JP2003270120A (ja)

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JP2002074954A JP2003270120A (ja) 2002-03-18 2002-03-18 粒子検出器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9983113B2 (en) 2015-12-03 2018-05-29 Rion Co., Ltd. Particle counter
US10416069B2 (en) 2017-11-28 2019-09-17 Rion Co., Ltd. Particle counter
US10705010B2 (en) 2018-03-09 2020-07-07 Rion Co., Ltd. Particle counter

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9983113B2 (en) 2015-12-03 2018-05-29 Rion Co., Ltd. Particle counter
US10416069B2 (en) 2017-11-28 2019-09-17 Rion Co., Ltd. Particle counter
US10705010B2 (en) 2018-03-09 2020-07-07 Rion Co., Ltd. Particle counter

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