JP2003269942A - 放射線式管肉厚計 - Google Patents

放射線式管肉厚計

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JP2003269942A
JP2003269942A JP2002067246A JP2002067246A JP2003269942A JP 2003269942 A JP2003269942 A JP 2003269942A JP 2002067246 A JP2002067246 A JP 2002067246A JP 2002067246 A JP2002067246 A JP 2002067246A JP 2003269942 A JP2003269942 A JP 2003269942A
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radiation
wall thickness
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pipe
thickness
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Masatoshi Tanabe
辺 正 敏 田
Takeshi Murata
田 健 村
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の放射線発生器により管の肉厚を簡易な
構造で高精度に測定し得る放射線式管肉厚計を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、搬送中の被測定管(3)に対
して、放射線発生器(1)から絞られた放射線(10)
を照射し、管(3)を透過した放射線量を放射線検出器
(4)で検出して管(3)の肉厚を測定する放射線式管
肉厚計に関し、複数枚の平らな基準板を組合わせて得ら
れる種々の基準厚さに対する放射線透過特性を記憶する
記憶回路部(8)と、放射線検出器(4)によって検出
された放射線量を放射線透過特性曲線と比較して管の肉
厚を算出し、算出された肉厚の、管径に応じた弧状の曲
がりによる誤差補正率を求め、その誤差補正率を用いて
肉厚を補正する厚み演算処理部(7)とを具備したこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線式管肉厚
計、より詳細には、軸心方向に搬送される測定対象の管
に対し前記軸心方向に対して直角な第1の方向に放射線
を照射する放射線発生器と、前記放射線発生器から照射
され前記管を透過した放射線量を検出する放射線検出器
とを備えた放射線式管肉厚計に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の放射線式管肉厚計の原理を
説明する説明図である。この放射線式管肉厚計は、図
上、紙面に直角な軸心方向に搬送される測定対象の管3
に対して、軸心方向に対して直角な第1の方向に放射線
を照射するように、かつ搬送中の管3が軸心方向に対し
て直角で、かつ第1の方向に対して直角な第2の方向に
生ずる横振れを生じてもこれを透過する放射線量が変化
しないように、管3の全体を照射するために並置された
複数台の放射線発生器1a,1b,1cと、管3の直径
または半径が変化した場合でも、S/N比向上のため、
肉厚測定に不要かつ余分な放射線をカットするサイズ可
変コリメータ12と、管3を透過しコリメータ12の窓
から流入した放射線量を検出する放射線検出器4とを具
備している。
【0003】図5の装置において、放射線通路中に存在
する管3の直径(または半径)および肉厚に応じて、管
3の移動方向位置xに対する受信放射線量を示す関数曲
線図50が得られる。この関数曲線図50に従い、平均
肉厚演算部11で管3の平均肉厚を演算し、その演算結
果を上位計算機9へ送信する。平均肉厚演算部11は上
位計算機9から平均肉厚演算のための各種設定値を予め
受信している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5に示す従来の放射
線式管肉厚計は、管3の全体を照射するために複数台の
放射線発生器1a,1b,1cが必要となり、装置価格
が高価となる。また、管3のサイズ(直径または半径)
に応じて余分な放射線をカットするためのサイズ可変コ
リメータ12が必要となり、構造が複雑になる。かとい
って、単一の放射線発生器により、管3の一部を予め絞
られた放射線で照射しようとする場合、管3の横振れが
測定精度に直接影響するという不都合がある。
【0005】そこで本発明は、単一の放射線発生器によ
り簡易な構造で管の肉厚を高精度に測定し得る安価で高
精度の放射線式管肉厚計を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明の放射線式管肉厚計は、軸心方
向に搬送される測定対象の管に対し前記軸心方向に対し
て直角な第1の方向に放射線を照射する放射線発生器
と、放射線発生器から照射され管を透過した放射線量を
検出する放射線検出器とを備えた放射線式管肉厚計にお
いて、複数枚の平らな基準板を組合わせて得られる種々
の基準厚さに対する放射線透過特性を記憶する記憶回路
部と、放射線検出器によって検出された放射線量を放射
線透過特性曲線と比較して管の肉厚を算出し、算出され
た肉厚の、管径に応じた弧状の曲がりによる誤差補正率
を求め、その誤差補正率を用いて肉厚を補正する厚み演
算処理部とを具備したことを特徴とする。これにより、
安価で簡略化した構成で管肉厚を正確に測定することが
できる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
放射線式管肉厚計において、厚み演算処理部は管の移動
に伴い軸心方向に対して直角で、かつ第1の方向に対し
て直角な第2の方向に生ずる横振れ量をリアルタイムに
入力し、この入力された横振れ量による誤差を補正する
手段を備えていることを特徴とする。これにより、管が
その搬送中に幅方向に横振れを生じた際、放射線を管に
追従させなくても管肉厚を正確に測定することができ
る。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載の放射線式管肉厚計において、厚み演算処理部は
管の内部における放射線の散乱による誤差を補正する手
段を備えていることを特徴とする。これにより、管曲げ
R、横振れ誤差補正演算で補正しきれない放射線の管内
部散乱による誤差を補正することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>図1は本発
明による放射線式管肉厚計の第1の実施の形態を示すブ
ロック図である。
【0010】この実施の形態による放射線式管肉厚計に
おいては、図1に示すように、単一の放射線発生器1か
ら絞られた放射線10を照射し、管3を透過した放射線
量を放射線検出器4によって受け、受けた放射線量に応
じた電気信号を出力する。その出力電気信号を増幅部5
およびA/D変換部6を介して厚み演算処理部7に導入
する。なお、厚み演算処理部7には上位計算機9から各
種設定値が導入され、また、厚み演算処理部7は各種の
処理結果を上位計算機9に報告する。
【0011】一方、複数枚の平らな基準板2を組合せて
得られる吸収特性曲線を記憶回路部8に予め記憶させて
おき、厚み演算処理部7は導入された放射線量相当の電
気信号を記憶回路部8に記憶された吸収特性曲線と比較
し真の肉厚を算出する。
【0012】しかし、ここで測定対象の材料としては平
らな板を想定しているため、図2に示すように、所定の
曲率半径をもった弧状の曲面を有する管3の肉厚部に対
応する前後2枚の板部には半径方向に対して角度θだけ
傾いた方向から放射線が照射されることによって測定誤
差が生ずる。厚み演算処理部7は、そのような誤差を補
正する手段を備えている。
【0013】図2に示すように、管3の、放射線ビーム
が透過する部分の、管の軸方向から見た断面積S(放射
線検出器4側=前方肉厚部)を求め、それを放射線ビー
ム幅Lで割り算することによって得られる値を測定平均
管厚とし、管設定肉厚tから補正率c[%]を求めると
次式のようになる。
【0014】
【数1】 このようにして得られた補正率cを用いて、肉厚測定値
t’から真の肉厚Tを求めると、 T=t’/[(c/100)+1] ・・・(2) となる。
【0015】この補正率を用いる方式によれば、測定時
の管3の横振れ(図上、L方向への振れ)が比較的大き
く、放射線透過領域が管3の手前側(放射線発生器1
側)と前方側(放射線検出器4側)とで連続してしまう
ような場合であっても、例えば積分方式のものとは異な
り、支障なく測定を遂行することができる。
【0016】<第2の実施の形態>この実施の形態にお
いては、第1の実施の形態による放射線式管肉厚計と同
様の構成を有するが、ここでは横振れ量をリアルタイム
で入力し、横振れによる誤差を補正する手段が付加され
ている点が異なる。
【0017】図3に示すように、放射線ビームの中心か
ら、管3の移動に伴いその軸心方向および放射線照射方
向に対して直角な方向(x方向)にΔxなる横振れを生
じた場合の補正率cを求めると次のようになる。
【0018】
【数2】 上式において、rは管外径の1/2(すなわち外半
径)、rは管内径の1/2(すなわち内半径)、θは
管3の被測定部における測定放射線の半径方向に対する
入射角、Sは管の外径側で演算した断面積、Sは管
の内径側で演算した断面積、xは幅方向の任意の放射線
入射位置、tは入射位置xにおける透過方向の管肉
厚、tは真の肉厚、yは入射位置xにおける管中心点
から放射線の管内面への入射点までの放射線透過方向に
見た距離、yは入射位置xにおける管中心点から放射
線の管外面からの出射点までの放射線透過方向に見た距
離であるとする。
【0019】式(3)の補正率cは、横振れが無い場合
は分数部分が「1」となって、c=0となる。横振れが
ある場合であっても、式(3)の補正率cを用いて式
(2)により真の肉厚Tを求めることができる。
【0020】ここで、θao,θai,θbo,θbi
は、管3に横振れa,bを生じた時の管外径部および管
内径部で見た入射角であり、放射線検出器4からリアル
タイムで入力される横振れ量Δxと放射線ビーム幅L、
管3の径、および管設定肉厚tにより決定される。
【0021】<第3の実施の形態>この実施の形態にお
いては、第1の実施の形態による放射線式管肉厚計と同
様の構成を有するが、管3の内部における放射線の散乱
による誤差を補正する手段を、厚み演算処理部7の中に
設けたものである。放射線の管内部散乱が存在する時と
それが存在しない時の測定データとから管肉厚に対する
誤差量を求め、それを補正(補償)するための補正量を
予め補正テーブルとして登録しておくことにより、放射
線の管内部散乱があっても管肉厚を正確に測定すること
ができる。
【0022】ここで、管内部散乱誤差補正率ci は、管
曲げR誤差補正後の管肉厚をtp 、管肉厚計での設定値
をt’、管設定肉厚をtとして、次式のようにして求め
ることができる。
【0023】
【数3】 式(4)を用いて、真の肉厚Tは、 T=t’/[((c/100)+1)・(ci +1)]・・・(5)
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
一の放射線発生器から絞られた放射線を、測定対象の管
を通して放射線検出器で受け、管曲率による誤差の補正
を行うことにより、安価で正確な簡略化した構造の放射
線式管肉厚計を提供することができる。
【0025】しかも、本発明によれば、測定時の管の横
振れが比較的大きく、放射線透過領域が管の手前側(放
射線発生器側)と前方側(放射線検出器側)とで連続し
てしまうような場合であっても、支障なく測定を遂行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による放射線式管肉
厚計の一例を示すブロック図。
【図2】同実施の形態による管曲げRの補正量を算出す
る際の概念の一例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施の形態による横振れ補正を
加味した管曲げRの補正演算の一例を示す図。
【図4】本発明の第2の実施の形態による横振れを補正
する一例を示す図。
【図5】従来の放射線式管肉厚計の原理を説明する説明
図。
【符号の説明】
1 放射線発生器 2 基準板 3 管 4 放射線検出器 5 増幅部 6 A/D変換部 7 厚み演算処理部 8 記憶回路部 9 上位計算機 10 放射線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心方向に搬送される測定対象の管に対し
    前記軸心方向に対して直角な第1の方向に放射線を照射
    する放射線発生器と、前記放射線発生器から照射され前
    記管を透過した放射線量を検出する放射線検出器とを備
    えた放射線式管肉厚計において、複数枚の平らな基準板
    を組合わせて得られる種々の基準厚さに対する放射線透
    過特性を記憶する記憶回路部と、前記放射線検出器によ
    って検出された放射線量を前記放射線透過特性曲線と比
    較して前記管の肉厚を算出し、算出された肉厚の、管径
    に応じた弧状の曲がりによる誤差補正率を求め、その誤
    差補正率を用いて前記肉厚を補正する厚み演算処理部と
    を具備したことを特徴とする放射線式管肉厚計。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の放射線式管肉厚計におい
    て、前記厚み演算処理部は前記管の移動に伴い前記軸心
    方向に対して直角で、かつ前記第1の方向に対して直角
    な第2の方向に生ずる横振れ量をリアルタイムに入力
    し、この入力された横振れ量による誤差を補正する手段
    を備えていることを特徴とする放射線式管肉厚計。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の放射線式管肉厚
    計において、前記厚み演算処理部は前記管の内部におけ
    る放射線の散乱による誤差を補正する手段を備えている
    ことを特徴とする放射線式管肉厚計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042118A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Denso Corp 継続的摩耗量測定方法

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