JP4230758B2 - 非接触断面形状測定方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鏡面体被検物の断面形状を非接触で測定する技術に関し、特に、被検物からの反射光の集光位置に基づいて、鏡面体被検物の断面形状を測定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、非接触で被検物の断面形状を測定する一般的な手法としては、三角測量方式またはレーザーフォーカス方式を用いて、基準点から被検物上の1点までの距離を測定し、この測定を連続的に行うことで被検物の断面形状を求める方法が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−42941号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術において、三角測量は、一般的に乱反射成分を計測するもので、鏡面体のように光がほとんど正反射する被検物に対しては、図9に示すように、反射光の戻り位置の違いZ(Z=Z2―Z1)が、図9(a)のような被検物の高さの違いによるものであるか、あるいは図9(b)のような被検物の角度の違いによるものであるかの判別ができず、正確な測定が困難であるという問題がある。
【0005】
また、被検物の法線角度が大きい場合は、反射光が受光部を外れることがないように受光部を大きくする必要があり、結果として装置全体が大きくなってしまうという問題がある。
【0006】
一方、レーザーフォーカス方式では、一般的に測定範囲が狭いために測定機と被検物との間の距離を短くする必要があり、生産工程では適用が制限されてしまうという問題がある。
【0007】
本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、その目的は、鏡面体被検物の断面形状を、離れた位置から正確に測定することができる技術を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る非接触断面形状測定方法は、レーザー光を鏡面体被検物に照射し、反射光を反射鏡(例:凹面鏡)でさらに反射させて、所定位置に設置された集光部(例:凹型スクリーン)上に集光し、この集光位置を集光レンズを通して光検出器(例:Position SensitiveDetector(以下「PSD」とする),CCD素子等)で測定することで、被検物の高さに影響されることなく、被検物上の1点における法線角度を計算し、この測定を被検物または測定機を移動させながら連続的に行うことで被検物の断面形状を測定することを特徴とする。
【0009】
上記構成を有することにより、被検物の高さの変化に影響されることなく、被検物の角度の変化を測定することができる。
【0010】
また、この測定方法において、被検物の法線角度に合わせてレーザー光の照射角度を変更することで、受光部の寸法を小さくすることを特徴とする断面形状測定方法を提供する。
【0011】
このような構成により、被検物の法線角度が大きい場合や被検物と測定装置との距離が大きい場合にも、反射光の集光位置を狭い範囲内におさめることができる。
【0012】
さらに、本発明に係る非接触断面形状測定装置は、レーザー光を被検物に対して照射させるためのレーザー発振器と、被検物からの反射光を集光させるための反射鏡と凹型スクリーンと、凹型スクリーン位置を調整するための平面鏡と、反射光の角度を測定するためのレンズおよび光検出器(例:PSD,CCD素子等)から構成される集光位置測定部と、測定データを処理し断面形状を計算するための演算制御装置とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、鏡面体被検物の断面形状を非接触で測定する測定方法において、前記鏡面体被検物の測定点にレーザー光を照射し、前記測定点からの1次反射光を反射鏡で反射し、この反射鏡からの2次反射光を所定の位置に設けられた集光部に集光し、前記集光部における、前記反射鏡からの2次反射光の集光位置を測定し、この測定された集光位置から前記測定点における前記鏡面体被検物の法線角度を求め、前記求められた測定点の法線角度に基づいて前記鏡面体被検物の断面形状を求めることを特徴とする非接触断面形状測定方法を含む。
【0014】
このようにすることにより、測定された集光位置から測定点における被検物の法線角度を求めることができる。
【0015】
また、上記方法において、前記反射鏡からの2次反射光を、光路長調整手段によって反射した後に、前記所定の位置に設けられた集光部に集光するようにする。
【0016】
これにより、集光部が設けられる位置を調整することができる。
【0017】
これらの場合において、前記反射鏡は凹面鏡であり、この凹面鏡は前記鏡面体被検物からLの距離に設けられており、前記凹面鏡の曲率半径がLであり、前記集光部が設けられる所定の位置は、前記凹面鏡からの2次反射光が前記集光部に到達するまでの光路長がL/2となる位置であるようにする。
【0018】
これにより、被検物の高さの相違に基づく影響を抑制することができる。
【0019】
さらに、これらの場合において、前記鏡面体被検物の測定点を移動し、各測定点間の移動ピッチと各測定点における鏡面体被検物の法線角度とから前記各測定点の相対的な座標を求めることにより、前記鏡面体被検物の断面形状を求めるようにする。
【0020】
これにより、被検物の測定点における法線角度に基づいて、被検物の断面形状を求めることができる。
【0021】
これらの場合において、前記測定点における前記鏡面体被検物の法線角度に合わせて、前記レーザー光の照射角度を変化させるようにすると、1次反射光の反射角度の範囲を小さくすることができる。
【0022】
また、前記レーザー光の光源がシリンドリカルレンズを有するようにすると、進行方向に対する直交方向の被検物の傾きに基づく影響を除去することができる。
【0023】
さらに上記方法の発明は、装置の発明としても成立する。また、本発明において、法線角度とは、鏡面体被検物に照射されたレーザー光であって、鏡面体被検物に対する入射光が鏡面体被検物の法線となす角度を意味する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0025】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図であり、図2は、図1の測定装置を図中Aの方向から見た側面図である。
【0026】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置は、レーザー発振器1と、鏡面体被検物2からの反射光を反射させるための、例えば円弧状の凹面鏡3と、凹型スクリーン5の位置を調整するための平面鏡4と、反射光を集光する例えば円弧状の凹型スクリーン5と、反射光の位置を測定するための集光レンズ6および光検出器7(例:PSD,CCD素子等)と、測定結果を処理する演算制御装置8と、シリンドリカルレンズ(円柱レンズ)10とを備える。
【0027】
なお、図中9は、被検物または測定装置の移動に伴って発生するパルス信号であり、被検物または測定装置の移動は、図示しない光学器械等によって検出される。
【0028】
本実施の形態において、レーザー発振器1から鏡面体被検物2に照射されたレーザー光は、鏡面体被検物2の法線角度がθなら2θの角度で反射される。
【0029】
また進行方向から見た被検物の傾きβ(図2中)による影響を除去するため、レーザー光はシリンドリカルレンズ(円柱レンズ)によってライン状に変換されるようにすると好適である。
【0030】
(実施の形態の動作)
次に、本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の動作について図面を参照して説明する。
【0031】
図1に示すように、レーザー発振器1から発射されたレーザー光は、シリンドリカルレンズ(円柱レンズ)10によってライン状に変換され、鏡面体被検物2の測定点へ照射される。
【0032】
鏡面体被検物2へ照射されたレーザー光は、鏡面体被検物2表面で反射され、この反射されたレーザー光が凹面鏡3によってさらに反射される。
【0033】
そして、凹面鏡3で反射されたレーザー光は、平面鏡4で調整され、凹型スクリーン5に集光される。
【0034】
この凹型スクリーン5上の集光位置は、レンズ6および光検出器7によって測定され、この集光位置の測定データが演算制御装置8に送られ、各測定点における鏡面体被検物2の法線角度が計算される。
【0035】
レンズ6および光検出器7によって凹型スクリーン5上の集光位置を測定する構成とすることにより、集光位置測定手段の機械的取付を容易にすることができる。
【0036】
また、後述する第4の実施の形態では、複数のPSD等を必要とするのに対して、本実施の形態では、光検出器7に含まれるPSD等を単一にすることができるので、装置の低コスト化を図ることができる。
【0037】
本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置は、図示しない移動手段によって、鏡面体被検物2または測定装置のどちらか一方、もしくは双方の移動が可能ある。そして、鏡面体被検物2または測定装置を移動することにより、鏡面体被検物2の測定点を移動し、法線角度の測定を連続的に行う。
【0038】
なお、鏡面体被検物2または測定装置の移動は、図示しない光学器械等によって検出され、パルス信号9として演算制御装置8に送られる。また、このパルス信号9は、移動手段から演算制御装置8へ送られるようにしてもよい。
【0039】
演算制御装置8は、これら鏡面体被検物と測定装置との相対的な移動による各測定点間の移動ピッチ、および各測定点における鏡面体被検物2の法線角度に基づいて、鏡面体被検物2の断面形状を求める。
【0040】
上記構成を有する非接触断面形状測定装置により、被検物の高さの変化に影響されることなく、被検物の角度の変化を測定することができる。
【0041】
(本発明の原理)
以下、図面を参照して、本発明の原理について説明する。ここで、図3は、凹面鏡を使用することによる本発明の原理を示す図である。なお、以下の図面の説明において、同一の要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0042】
まず、図9(a)に示されるように、従来の技術における通常の三角測量方式では、反射光の角度が同じ2θであっても、被検物の高さが異なると反射光の受光位置が変わり、被検物の角度を正確に測定することができない。
【0043】
これに対して、本発明は、図3に示されるように、被検物からLの距離に曲率半径Lの凹面鏡11を設け、被検物からL/2の距離には、曲率半径L/2の凸型スクリーン12を設ける。
【0044】
このようにして、被検物からの反射光を、被検物からLの距離に置いた曲率半径Lの凹面鏡11で反射し、被検物からL/2の位置に置いた曲率半径L/2の凸型スクリーン12上に集光させると、被検物が凹面鏡の曲率中心13近傍にある場合には、被検物の高さが変化してもスクリーン上ではほぼ同位置Pに集光することとなる。
【0045】
(平面鏡)
次に、平面鏡について説明する。図1に示されるように、本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置では、鏡面体被検物2からL/2の位置に凹型スクリーン5を置く代わりに、平面鏡4が設けられている。
【0046】
具体的には、平面鏡4によって凹面鏡3からの反射光を反射させ、凹面鏡3から凹型スクリーン5までの反射光の光路長がL/2になる位置に凹型スクリーン5を設けている。
【0047】
すなわち、凹型スクリーン5は、必ずしも被検物からL/2の距離に設けなくともよい点で、図3に示される本発明の原理と異なる。
【0048】
本発明において、平面鏡4は、凹型スクリーン5の位置を調整する機能を有しており、このようにすることにより、装置の寸法を小さくすることができる。
【0049】
(被検物の法線角度の計算)
次に、本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置による被検物の法線角度の計算について説明する。
【0050】
図1において、凹型スクリーン5の中央位置をゼロとし、集光位置をXとすると、被検物の法線角度θと集光位置Xとの間には、
【0051】
【数1】
X=L/2×tan(2θ)………(1)
という関係が成り立つ。すなわち、集光位置Xを測定すれば被検物の法線角度θが計算できることとなる。
【0052】
(断面形状の測定)
次に、本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置による被検物の断面形状の測定について、図4を参照して説明する。ここで、図4は、本発明において、被検物の法線角度から被検物の断面形状を求める方法を示す図である。
【0053】
図4において、P0〜P3は、被検物の測定位置(測定点)を表し、θ1〜θ4は、測定位置P0〜P3における被検物の法線角度を表す。
【0054】
そして、dx1は、被検物の各測定位置間の送りピッチを表し、Xn,Ynは、測定位置PnにおけるX,Y座標を表している。なお、座標(X0,Y0)=(0,0)とする。
【0055】
なお、送りピッチdx1は、図1に示されたパルス信号9から、演算制御装置8によって算出されるようにすることができる。
【0056】
以下の数式によって各測定位置P1〜P3におけるX,Y座標(X1,Y1〜X3,Y3)を求める。
【0057】
【数2】
dy1=dx1×tan(θ1)………(2)
により、図4におけるdy1を求め、P1におけるX,Y座標を(X1,Y1)=(X0+dx1,Y0−dy1)として求めることができる。
【0058】
【数3】
dy2=dx1×tan(θ2)………(3)
により、dy2を求め、P2におけるX,Y座標を(X2,Y2)=(X1+dx1,Y1−dy2)として求めることができる。
【0059】
【数4】
dy3=dx1×tan(θ3)………(4)
により、dy3を求め、P3におけるX,Y座標を(X3,Y3)=(X2+dx1,Y2−dy3)として求めることができる。
【0060】
このようにすることにより、各測定位置における被検物の法線角度に基づいて各測定位置における被検物のX,Y座標を得ることができる。
【0061】
そして、被検物または測定装置を移動し、被検物の法線角度の測定を微小ピッチで連続的に行うことにより、図4に示すような被検物の断面形状を求めることが可能となる。
【0062】
以上のような断面形状の測定は、演算制御装置8によって算出することができる。
【0063】
具体的には、演算制御装置8は、法線角度演算手段と、移動ピッチ演算手段と、座標演算手段と、断面形状演算手段とを有する。
【0064】
法線角度演算手段は、集光位置から被検物の各測定位置の法線角度を算出し、移動ピッチ演算手段は、被検物の各測定位置間の移動ピッチを算出し、座標演算手段は、算出された被検物の各測定位置の法線角度および移動ピッチから各測定位置の座標を算出し、断面形状演算手段は、算出された被検物の各測定位置の座標から被検物の断面形状を算出する。
【0065】
(第2の実施の形態)
次に、図を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置を説明する。ここで、図5は、本発明の第2の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図である。
【0066】
まず、図5(a)に示すように、被検物の法線角度θが大きい場合、あるいは被検物と凹面鏡3との距離Lが大きい場合には、集光位置Xも大きくなり、受光する側の凹面鏡3、凹型スクリーン5とも大寸法にしなければ、反射光を受光できない場合もある。
【0067】
本発明においては、図5(b)に示すように、図示しない移動手段により、レーザー発振器1を(シリンドリカルレンズ(円柱レンズ)10を備える場合には、シリンドリカルレンズ10も合わせて)移動可能とし、レーザー照射角度を測定途中で変更することができる構成としている。
【0068】
このようにすることにより、Xを大きくすることなく(凹面鏡3,凹型スクリーン5のサイズを大きくすることなく)被検物の法線角度θが大きい場合に対応でき、被検物と凹面鏡3の距離Lを大きく取ることができる。
【0069】
(第3の実施の形態)
次に、図を参照して、本発明に係る第3の実施の形態を説明する。ここで、図6は、本発明の第3の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図である。
【0070】
図6に示されるように、本発明の第3の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置は、鏡面体被検物2からLの距離に曲率半径Lの凹面鏡3を設け、鏡面体被検物2からL/2の距離には、曲率半径L/2の凸型スクリーン12を設ける。
【0071】
このような構成により、鏡面体被検物2からの反射光を、鏡面体被検物2からLの距離に置いた曲率半径Lの凹面鏡3で反射し、被検物からL/2の位置に置いた曲率半径L/2の凸型スクリーン12上に集光させる。
【0072】
そして、凸型スクリーン12の集光位置がレンズ6および光検出器7によって測定され、この集光位置の測定データが演算制御装置8に送られ、各測定点における鏡面体被検物2の法線角度が計算される。
【0073】
この実施の形態によれば、被検物の高さの相違による影響を防ぎ、被検物の角度を正確に測定することができる。
【0074】
(第4の実施の形態)
次に、図を参照して、本発明に係る第4の実施の形態を説明する。ここで、図7は、本発明の第4の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図であり、図8は、図7の測定装置を図中Dの方向から見た側面図である。
【0075】
図7に示されるように、本発明の第4の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置は、鏡面体被検物2からLの距離に曲率半径Lの凹面鏡3を設け、凹面鏡3からの反射光を平面鏡4で反射し、凹面鏡3からの光路長がL/2になる位置にPSD等の光検出器7を設ける。
【0076】
このような構成により、鏡面体被検物2からの反射光を、凹面鏡3で反射し、凹面鏡3からの反射光を平面鏡4で反射して光検出器7上に集光させる。
【0077】
そして、光検出器7の集光位置が光検出器7によって測定され、この測定された集光位置に基づいて鏡面体被検物2の各測定位置の法線角度が計算される。
【0078】
また、本実施の形態では、上述の第1の実施の形態に比して、凹型スクリーン5を設ける必要がない構成とすることができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、被検物の高さの変化に影響されることなく鏡面体の断面形状を正確に測定することが可能となる。
【0080】
また、被検物の法線角度θが大きい場合、あるいは被検物と凹面鏡の距離Lが大きい場合であっても、受光部を大きくすることなく測定を行うことができる。これにより、被検物の法線角度θが大きい場合に対応できると共に、被検物と測定装置との間の距離を大きく取ることができる、小型の測定装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図である。
【図2】図1の測定装置を図中Aの方向から見た側面図である。
【図3】凹面鏡を使用することによる本発明の原理を示す図である。
【図4】本発明において、被検物の法線角度から被検物の断面形状を求める方法を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係る非接触断面形状測定装置の構成を示す構成説明図である。
【図8】図7の測定装置を図中Dの方向から見た側面図である。
【図9】従来の正反射型三角測量方式における不具合を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザー発振器
2 鏡面体被検物
3,11 凹面鏡
4 平面鏡
5 凹型スクリーン
6 集光レンズ
7 光検出器
8 演算制御装置
9 パルス信号
10 シリンドリカルレンズ(円柱レンズ)
12 凸型スクリーン
13 凹面鏡,凸型スクリーンの中心

Claims (11)

  1. 鏡面体被検物の断面形状を非接触で測定する測定方法において、
    前記鏡面体被検物の測定点にレーザー光を照射し、
    前記測定点からの1次反射光を凹面鏡で反射し、
    この凹面鏡からの2次反射光を所定の位置に設けられた集光部に集光し、
    前記集光部における、前記反射鏡からの2次反射光の集光位置を測定し、
    この測定された集光位置から前記測定点における前記鏡面体被検物の法線角度を求め、
    前記求められた測定点の法線角度に基づいて前記鏡面体被検物の断面形状を求め、
    前記凹面鏡は前記鏡面体被検物からLの距離に設けられており、前記凹面鏡の曲率半径がLであり、前記集光部が設けられる所定の位置は、前記凹面鏡からの2次反射光が前記集光部に到達するまでの光路長がL/2となる位置であることを特徴とする非接触断面形状測定方法。
  2. 前記凹面鏡からの2次反射光を、光路長調整手段によって反射した後に、前記集光部に集光することを特徴とする請求項1に記載の非接触断面形状測定方法。
  3. 前記鏡面体被検物の測定点を移動し、各測定点間の移動ピッチと各測定点における鏡面体被検物の法線角度とから前記各測定点の相対的な座標を求めることにより、前記鏡面体被検物の断面形状を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触断面形状測定方法。
  4. 前記測定点における前記鏡面体被検物の法線角度に合わせて、前記レーザー光の照射角度を変化させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の非接触断面形状測定方法。
  5. 鏡面体被検物の断面形状を非接触で測定する測定装置において、
    前記鏡面体被検物の測定点にレーザー光を照射するレーザー光源と、
    前記測定点からの1次反射光を反射する凹面鏡と、
    所定の位置に設けられ、前記凹面鏡からの2次反射光が集光される集光部と、
    前記集光部における、前記凹面鏡からの2次反射光の集光位置を測定する集光位置測定部とを備え、
    前記凹面鏡は前記鏡面体被検物からLの距離に設けられており、前記凹面鏡の曲率半径がLであり、前記集光部が設けられる所定の位置は、前記凹面鏡からの2次反射光が前記集光部に到達するまでの光路長がL/2となる位置であることを特徴とする非接触断面形状測定装置。
  6. 前記凹面鏡からの2次反射光を反射して前記集光部へ集光する光路長調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の非接触断面形状測定装置。
  7. 前記集光部は、曲率半径がL/2の凹型スクリーンであり、前記集光位置測定部は、集光レンズおよび光検出器を有することを特徴とする請求項5または6に記載の非接触断面形状測定装置。
  8. 前記レーザー光源は、レーザー光源移動手段を備えており、このレーザー光源移動手段は、前記測定点における前記鏡面体被検物の法線角度に合わせて、前記レーザー光源を移動することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の非接触断面形状測定装置。
  9. 前記レーザー光源は、シリンドリカルレンズを有することを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の非接触断面形状測定装置。
  10. 前記測定された集光位置に基づいて、前記測定点における前記鏡面体被検物の法線角度を算出する法線角度演算手段を有する演算制御手段を備えることを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の非接触断面形状測定装置。
  11. 前記鏡面体被検物の測定点を移動させる移動手段をさらに備え、
    前記演算制御手段は、前記鏡面体被検物の各測定点間の移動ピッチと各測定点における鏡面体被検物の法線角度とから、前記各測定点の相対的な座標を算出する座標演算手段と、前記算出された各測定点の相対的な座標から前記鏡面体被検物の断面形状を演算する断面形状演算手段とを有することを特徴とする請求項10に記載の非接触断面形状測定装置。
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