JP2003269099A - Pc鋼材供給装置、pc鋼材供給緊張装置及びpc鋼材供給システム - Google Patents

Pc鋼材供給装置、pc鋼材供給緊張装置及びpc鋼材供給システム

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JP2003269099A
JP2003269099A JP2002067415A JP2002067415A JP2003269099A JP 2003269099 A JP2003269099 A JP 2003269099A JP 2002067415 A JP2002067415 A JP 2002067415A JP 2002067415 A JP2002067415 A JP 2002067415A JP 2003269099 A JP2003269099 A JP 2003269099A
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敬 南
Kazunari Kawai
一成 川合
Norio Mitani
典夫 三谷
Kunihiro Nagamori
邦博 永森
Shunsuke Shirai
俊輔 白井
Masaki Tanaka
正樹 田中
Kyoji Takemura
恭二 竹村
Masashi Kaneko
正士 金子
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シールドトンネル覆工体にプレストレスを与え
るPC鋼材の供給装置、PC鋼材供給緊張装置及びPC
鋼材供給システムを提供する。 【解決手段】3次元的に位置決め制御できる双腕マニュ
プレータ25のそれぞれの先端にPC鋼材6の供給機構
30、緊張機構35を搭載し、供給機構30でセグメン
ト3の挿入穴3aに挿入したPC鋼材6の先端に締結具
を取付けると供に、緊張機構35によりPC鋼材6の他
端を引っ張り出すことによりPC鋼材6に緊張を付加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のセグメント
をトンネルの周方向及び軸線方向に組み立てて構築され
るシールドトンネル覆工体にプレストレスを与えるPC
鋼材供給装置、PC鋼材供給緊張装置及びPC鋼材供給
システムに関する。
【0002】
【従来技術】一般に、シールドトンネルの覆工体は、工
場で製造され円弧状に湾曲した複数のセグメントを坑内
で一体に組立てることにより構築されている。組立てら
れたセグメントはトンネルの内外周面に作用する土圧や
水圧等の圧力に耐え得るように強固に一体化される必要
があり、セグメントの周方向に対して、場合によっては
軸方向へもプレストレスを与えるためにPC鋼材を挿入
する方法が行われている。覆工体のセグメントは、隣り
合う他のセグメントの端面同士が突き合わされるように
して組立てられ、後方の組立てが完了したセグメント組
立体と軸線方向に端面を突き合わせて連続するように配
置される。これらのセグメントには、周方向にダクトが
設けられており、セグメントが新たにリング状に組立て
られると、上記ダクトにPC鋼材を挿入し、緊張力が付
加される。
【0003】トンネルの軸線方向に対しても、連続する
セグメント間を連続するようにダクトが設けられている
セグメントにおいては、同ダクトにPC鋼材を挿入して
軸方向の緊張力が付加される。このようにして、セグメ
ントの周方向に対して、場合によっては軸方向に対して
もプレストレスを与えるためにPC鋼材が導入され、組
立てられたセグメントは一体となり、連続した部材のよ
うになって、セグメント間の結合強度を増すことができ
る。
【0004】従来においては、PC鋼材の挿入、締結作
業は作業員が手作業にて行っており、挿入されたPC鋼
材に対してはジャッキにて緊張力を付加していた。ま
た、緊張線材の挿入装置としては、特開2000−14
5396号公報においてリングケーブル挿入装置が提案
されている。
【0005】このリングケーブル挿入装置は、図20に
示すように構築済みのトンネルの内壁に沿って設けたス
ライド架台40に緊張線材41を挿通して長手方向に送
る中空油圧ジャッキ42を取付け、地上においた線材コ
イル架台43から引き出した緊張線材41を竪穴44よ
り同中空油圧ジャッキ42にガイドローラ45を介して
供給する。同中空油圧ジャッキ42により送り出された
緊張線材41をガイド管46によってセグメント47の
挿入孔へ案内する。ガイド管接続部48を介して同挿入
孔からセグメント47の円周方向に配したダクト49内
を挿通するように緊張線材41を挿入し、ダクト49の
反対側の出口から緊張線材41を出すことができる装置
である。ダクト49内に挿通された緊張線材41の先端
がダクト49の別の出口から出てきた後は、従来行われ
ていたと同様に作業員によって締結作業、及びジャッキ
を用いた緊張作業が行われる。
【0006】このリングケーブル挿入装置では、ガイド
管46からセグメント47の挿入孔へ緊張線材41を挿
入させるために、挿入の度毎にガイド管接続部48をセ
ットしてセグメント47の挿入孔とガイド管46とを接
続させておかなければならず、緊張線材41の挿入が自
動化されているとは言えなかった。
【0007】一般にPC鋼材の剛性は高く保たれている
ため、ダクトへの入口である挿入孔にPC鋼材を挿入す
る時にPC鋼材の先端部と挿入孔との間で摩擦抵抗が大
きく働く、また径の大きなトンネルの周方向にわたって
PC鋼材を挿入するときには、重量的にも重くなり挿入
に大きな負担がかかった。更に、PC鋼材が跳ねたりす
るなど、PC鋼材の挿入は非常に危険な作業となってお
り、特に、セグメントのPC鋼材挿入孔は、周方向ある
いは軸方向に対して傾斜した孔となっているため、PC
鋼材挿入孔に対してPC鋼材の先端を位置合わせするこ
とは大変な作業となっている。
【0008】また、ジャッキによる緊張作業のためにP
C鋼材の端部をジャッキに把持させる作業を人手にて行
うときには、ジャッキの把持部とPC鋼材の端部との位
置合わせに多大な時間を要するばかりか、PC鋼材が跳
ねることによって怪我等をする危険性があり、PC鋼材
の取扱いには様々な困難を伴なった。
【0009】このため、PC鋼材の挿入作業及び緊張作
業を安全かつ効率的に行うためPC鋼材の挿入及び緊張
作業の自動化が望まれていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、シールド
トンネル覆工体に対してPC鋼材を挿入することができ
るPC鋼材供給装置、PC鋼材の挿入と挿入したPC鋼
材に対してプレストレスを与えることができるPC鋼材
供給緊張装置及びPC鋼材供給システムを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の事項
を備えた本願各請求項に係わる発明により効果的に達成
される。
【0012】即ち、請求項1に係わる発明は、複数のセ
グメントを用いプレストレスが与えられるシールドトン
ネル覆工体において、トンネル内において移動可能に設
置したデッキ上に、先端が3次元的に移動可能なマニュ
プレータを配し、同マニュプレータ先端にPC鋼材を送
り出す供給機構を備えてなることを特徴とするPC鋼材
供給装置にある。
【0013】この発明では、セグメントの挿入孔にPC
鋼材を挿入する供給機構を3次元的に移動可能なマニュ
プレータ先端に搭載したので、供給機構の供給口とセグ
メントの挿入孔との位置合わせをPC鋼材供給装置によ
って確実に行うことができ、同位置合わせ後に供給機構
によってPC鋼材をセグメント内に挿入することができ
る。このため、PC鋼材のセグメントへの挿入作業を安
全にかつ確実に行うことができる。これによって、セグ
メントの挿入孔が周方向の挿入孔である場合でも、軸方
向の挿入孔である場合でも対応することができる。
【0014】また、マニュプレータはトンネル内を移動
可能なデッキ上に配しているため、デッキを移動させる
ことによってマニュプレータの移動可能範囲を超えた範
囲ににまでわたって供給機構を移動させることができ、
所望の位置にあるセグメントの挿入孔にも対応すること
ができる。
【0015】更には、新たなセグメントを組立てる際に
セグメント供給装置との干渉を避ける位置に供給機構を
移動させることができる。
【0016】請求項2に係わる発明は、請求項1の事項
に加えて、デッキは、旋回リングを備え、同旋回リング
に前記マニュプレータが配されてなる事項を限定したP
C鋼材供給装置にある。
【0017】この発明では、マニュプレータが旋回リン
グに配されていることにより、覆工体内周面の任意の位
置にマニュプレータを移動させることができる。このた
めセグメントの挿入孔が周方向の任意の位置にあったと
しても、同挿入孔に対して供給機構の供給口を対応させ
ることができ、また、新たなセグメントを組立てる際に
セグメント供給装置との干渉を避ける位置にマニュプレ
ータを移動させることができる。
【0018】請求項3に係わる発明は、請求項1又は2
の事項に加えて、デッキはシールドトンネル覆工体の真
円保持装置に配されてなる事項を限定したPC鋼材供給
装置にある。
【0019】この発明では、シールドトンネル覆工体の
真円保持装置にデッキが設けられているため、デッキや
マニュプレータの位置決めを行うための基準位置を簡単
に得ることができ、デッキやマニュプレータの位置制御
が簡単に行うことができる。
【0020】請求項4に係わる発明は、複数のセグメン
トを用いプレストレスが与えられるシールドトンネル覆
工体において、トンネル内において移動可能に設置した
デッキ上に、先端が3次元的に移動可能な双腕マニュプ
レータを配し、一方のマニュプレータ先端にPC鋼材を
送り出す供給機構を備え、他方のマニュプレータ先端に
PC鋼材の緊張機構を備えてなることを特徴とするPC
鋼材供給緊張装置にある。
【0021】この発明では、マニュプレータとして2本
一対の双腕マニュプレータを用い、一方のマニュプレー
タの先端にはPC鋼材を送り出す供給機構を備え、他方
のマニュプレータの先端にはPC鋼材の緊張機構を備え
ることによって、供給機構から挿入したPC鋼材の先端
がセグメントから出てきたら、同PC鋼材の先端をアン
カープレート、クサビ、メスコーン及びオスコーン等を
用いてセグメントに締結し、その後、緊張機構を用いて
PC鋼材の他端側からPC鋼材に対して緊張を与えるこ
とができる。緊張機構によりPC鋼材に対して緊張を与
えるのに、供給機構から挿入したPC鋼材の先端を把持
して緊張を与えることもできる。このときには、PC鋼
材に対して緊張を与える前にPC鋼材を挿入した挿入孔
側のPC鋼材の端部に対してアンカープレート、クサ
ビ、メスコーン及びオスコーン等を用いてセグメントに
対して締結させておく必要がある。
【0022】これによって、PC鋼材の挿入と緊張とを
機械により行わせることができ、安全かつ確実に行うこ
とができる。
【0023】請求項5に係わる発明は、請求項4の事項
に加えて、デッキは旋回リングを備え、同旋回リングに
前記双腕マニュプレータが配されてなる事項を限定した
PC鋼材供給緊張装置にある。
【0024】この発明では、マニュプレータが旋回リン
グに配されていることにより、覆工体内周面の任意の位
置にマニュプレータを移動させることができる。このた
めセグメントの挿入孔が周方向の任意の位置にあったと
しても、同挿入孔に対して供給機構の供給口を対応させ
ることができ、また、緊張機構を前記挿入孔に対応した
位置へも、あるいは挿入されたPC鋼材がセグメントか
ら出てきた孔に対応した位置へも移動させることができ
る。しかも、その際には、供給機構を搭載したマニュプ
レータを前もって緊張機構を搭載したマニュプレータと
の干渉を避ける位置に退避させておくことができる。更
に、新たなセグメントを組立てる際にセグメント供給装
置との干渉を避ける位置にそれぞれのマニュプレータを
移動させることができる。
【0025】また、旋回リングを2基設け、それぞれの
旋回リングにマニュプレータを搭載し、各マニュプレー
タのそれぞれに供給機構と緊張機構とを搭載することも
できる。このように2基の旋回リングを用いると、各マ
ニュプレータを独立して旋回駆動させることができる。
【0026】請求項6に係わる発明は、請求項4又は5
の事項に加えて、デッキはシールドトンネル覆工体の真
円保持装置に配されてなる事項を限定したPC鋼材供給
装置にある。
【0027】この発明では、シールドトンネル覆工体の
真円保持装置にデッキが設けられているため、デッキや
マニュプレータの位置決めを行うための基準位置を簡単
に得ることができ、デッキやマニュプレータの位置制御
が簡単に行うことができる。
【0028】請求項7に係わる発明は、請求項1記載の
PC鋼材供給装置又は前記請求項4記載のPC鋼材供給
緊張装置に加え、PC鋼材供給ドラムの載置部に備えた
PC鋼材送り出し機構及び切断機構と、同切断機構と前
記供給機構間に、セグメントへの挿入長である定尺のP
C鋼材を貯留する貯留部とを備えてなることを特徴とす
るPC鋼材供給システムにある。
【0029】この発明は、請求項1記載のPC鋼材供給
装置又は請求項4記載のPC鋼材供給緊張装置にPC鋼
材を供給するPC鋼材供給システムであって、PC鋼材
供給ドラムの載置部にはPC鋼材送り出し機構と切断機
構とを備えており、請求項1又は4における供給機構に
対して連続したPC鋼材を供給することなく、前記切断
機構で切断した定尺のPC鋼材を前もって貯留部に準備
しておき、同貯留部から定尺のPC鋼材を前記供給機構
へ送出させることができる。定尺としてのPC鋼材6の
長さは、PC鋼材6を覆工体のセグメント3に挿入して
周回させ、その後締結作業を行うに必要な長さ、あるい
は、覆工体の軸方向にPC鋼材を挿入し、その後締結作
業を行うに必要な長さとすることができる。
【0030】このため、PC鋼材をセグメントの挿入孔
に挿入後、緊張、締結作業中に次に挿入するPC鋼材を
定尺に切断して貯留部に準備しておくことができ、作業
時間の短縮を図ることができる。
【0031】請求項8に係わる発明は、請求項7の事項
に加えて、貯留部は供給機構へPC鋼材を送出機構又は
貯留部に送入する送り機構の少なくとも1つを備えてな
る事項を限定したPC鋼材供給システムにある。
【0032】この発明では、貯留部に送り機構を備えて
いることによって、請求項1又は4における供給機構に
PC鋼材を貯留部から自動的に送出すことや貯留部にP
C鋼材を送入させることができる。また、同送り機構と
供給機構間にはPC鋼材をガイドするガイド部を設ける
ことにより、送り機構から送出されたPC鋼材を確実に
供給機構へ挿入することができ、また、送り機構により
PC鋼材を貯留部に送入することができるようになる。
【0033】請求項9に係わる発明は、請求項7又は8
の事項に加えて、貯留部は旋回リングに配した螺旋状の
パイプであって、同螺旋状の直径が略旋回リングの直径
である事項を限定したPC鋼材供給システムにある。
【0034】この発明では、貯留部として螺旋状の径を
旋回リングと略同径とした螺旋状のパイプを用いている
ため、貯蔵スペースとしてトンネルの長手方向に対して
短く設置することができる。また、旋回リングの旋回動
に連動して螺旋状パイプを回動させれば、常に螺旋状パ
イプの取り出し口と供給機構への導入口とを対応させる
ことができる。
【0035】また、2基の旋回リングを用いた場合に
は、供給機構を搭載したマニュプレータを取り付けた旋
回リングと螺旋状パイプとを連動させることによって、
常に螺旋状パイプの取り出し口と供給機構への導入口と
を対応させることができる。
【0036】請求項10に係わる発明は、請求項7又は
8の事項に加えて、貯留部は定尺の複数のPC鋼材を独
立して並行に貯留する貯留部を備えてなる事項を限定し
たPC鋼材供給システムにある。
【0037】この発明では、シールドトンネル覆工体に
対して複数のPC鋼材を挿入する場合に、定尺のPC鋼
材を必要な本数だけ前もって貯留部に貯蔵しておくこと
ができる。また、貯留部からPC鋼材を供給機構へ供給
している間に、並列した別の貯留部へPC鋼材供給ドラ
ムから定尺したPC鋼材を次の供給準備のために貯留さ
せることもできる。貯留部が複数並列して配置している
場合には、貯留部に備えた送り機構は貯留部の並列方向
へ往復動自在かつ各貯留箇所のPC鋼材に対して位置決
め自在に構成する必要がある。あるいは、並列した複数
の貯留部を並列方向に往復動自在かつ送出し機構あるい
は送り機構に対して位置決め自在に構成する必要があ
る。
【0038】請求項11に係わる発明は、請求項7又は
8の事項に加えて、貯留部は定尺の複数のPC鋼材を独
立して並行に貯留する第1貯留部と、同第1貯留部の下
流側に連続して、旋回リングに配した螺旋状のパイプで
あって、同螺旋状の直径が略旋回リングの直径である第
2貯留部とを備えた事項を限定したPC鋼材供給システ
ムにある。
【0039】この発明では、複数の並列した第1貯留部
には前もって必要な本数だけPC鋼材を貯留させておく
ことができ、第1貯留部からは旋回リングに配した螺旋
状のパイプである第2貯留部に対して供給機構へ供給す
べきPC鋼材を供給しておくことができる。このためP
C鋼材を定尺に切断する工程と供給機構へ供給するため
の準備工程とを独立して行うことができる。
【0040】また、第1貯留部に備えた送り機構は第1
貯留部の並列方向へ往復動自在かつ第1貯留部の各貯留
箇所のPC鋼材に対して位置決め自在に構成する必要が
ある。あるいは、第1貯留部を並列方向に往復動自在か
つ第2貯留部の送り機構あるいはPC鋼材供給ドラムの
載置部に設けた送出し機構に対して位置決め自在に構成
する必要がある。
【0041】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施の形態に
ついて添付図面を参照しながら具体的に説明する。
【0042】図1は、図示せぬトンネル掘削機の後方に
おける本発明のPC鋼材供給システムを使用するセグメ
ントを用いたシールドトンネル覆工体の説明概念図であ
る。
【0043】図1において左方向では、図示せぬトンネ
ル掘削機が配されトンネルの掘削作業が行われる。同ト
ンネル掘削機の後方では図示せぬ自動組立機(エレク
タ)を使用してセグメント3をリング状に組立て、リン
グ状に組立てられたセグメントに対してPC鋼材6を挿
入し、その後緊張してプレストレスを与えている。これ
を繰返しながら接続前進してシールドトンネル覆工体が
構築されている。
【0044】PC鋼材供給ドラム1を載置部としての台
車2上に載置しており、同台車2はトンネル内に配設し
たレール上を移動することができる。台車2上には延線
ボールによるPC鋼材送り出し機構4及び切断機構5が
備えられている。延線ボールとしては、図9に示すよう
なローラ4a、4b間にPC鋼材6を把持して送出する
機構となっている。PC鋼材の送り出し機構4は延線ボ
ールに限るものではなく、中空シリンダを用いた送り機
構、ウォムネジを用いた送り機構などの公知の送り機構
を用いることができる。また、切断機構5としては、図
10に示すようにカッタ5aをPC鋼材の軸線に直交す
る方向へ移動させて切断するもの、シェアリングによる
切断などの公知の切断機構を用いることができる。さら
に、切断機構5に図11(a)及び(b)に示すように
PC鋼材6の被覆部を周回したり、PC鋼材6の軸線に
直交する方向に移動することにより切れ目を入れるカッ
タ5b、5cを配することができる。PC鋼材の被覆部
に切れ目を入れるカッタ5b、5cを用いることによっ
て、PC鋼材のセグメントへの挿入端部に鋼製キャップ
を取付けたり、セグメントに対して締結を行うためのア
ンカープレート、クサビ、メスコーン及びオスコーン等
を取付けたりするときにPC鋼材から被覆部を取り除く
上で便利となる。
【0045】PC鋼材供給ドラム1から捲き戻されるP
C鋼材6は、PC鋼材送り出し機構4から所定長さ送出
され複数のフレキシブルチューブ7aが並列して配され
ている第1貯留部7に順次導入される。所定長さ送り出
されたPC鋼材6は、切断機構5により切断される。ま
た、必要によっては、切れ目を入れるカッタ5bを用い
て切断されたPC鋼材6の両端部近傍に被覆部に対して
切れ目を形成しておく。PC鋼材6を切断する所定長
は、PC鋼材6を覆工体のセグメント3に挿入して周回
させ、その後締結作業を行うに必要な長さ、あるいは、
覆工体の軸方向にPC鋼材6を挿入するに必要な長さと
することができる。また、軸方向に挿入するPC鋼材6
の長さが、覆工体を周回する長さより短い時には、軸方
向に挿入するPC鋼材6を貯留するフレキシブルチュー
ブ7aの途中に延線ボール等の送り機構を複数設けてお
くことにより、第1貯留部7から次の工程への送出しを
行うことができる。
【0046】また、第1貯留部7に複数のPC鋼材6を
貯留させるため、台車2に配置した送り機構4及び切断
機構5には、並列した複数のフレキシブルチューブ7a
に対して位置決めができるようスライド機構を備えてい
る。送り機構4及び切断機構5にスライド機構を備える
代わりに、複数のフレキシブルチューブ7aの挿入口と
送り機構4の送出し部との位置決めが行えるように第1
貯留部7をスライドさせる機構、あるいは第1貯留部7
の挿入口と送り機構4及び切断機構5の送出し部間に各
並列したフレキシブルチューブ7aのそれぞれの挿入口
を選択的に連結する可動性の案内ガイドなどを備えるこ
ともできる。
【0047】なお、第1貯留部7は複数のPC鋼材を貯
留させているが単一のPC鋼材を貯留させることができ
るものでもある。また、第1貯留部7には並列した複数
のフレキシブルチューブ7aが用いられているが、PC
鋼材を貯留するのはフレキシブルチューブに限定される
ものではなく、PC鋼材を貯留および案内することの出
来るものであれば、それを用いることができる。
【0048】第1貯留部7として移動台車10にパイプ
等で形成されたPC鋼材ガイド7bを配置し、同PC鋼
材ガイド7bの前後端にフレキシチューブ7aを接続す
ることもできる。この場合、シールドの運転時に移動台
車10を移動させてもフレキシブルチューブ7aにて移
動台車10の移動変化に対応することができる。
【0049】第1貯留部7に貯留されたPC鋼材6は、
第1貯留部7に設けた送り機構8によって第2貯留部9
へ送出される。送り機構8は、台車2に配置したPC鋼
材送出し機構4と同様に複数のフレキシブルチューブ7
aに対して位置決めが行えるようにスライド機構、又は
必要に応じて送り機構8とPC鋼材6の端部とを当接さ
せるための移動機構を備えることができる。
【0050】第2貯留部9は、マニュプレータ保持装置
15に回転駆動自在に取付けられた旋回リング16の外
径と同径の螺旋状径とした螺旋状のパイプ17により構
成されており、同螺旋状のパイプ17は旋回リング16
とともに一体回転できるよう旋回ベアリング18を介し
てマニュプレータ保持装置15に取付けられている。な
お、螺旋状パイプ17の内面には、低摩擦材やローラな
どが用いられており、パイプ内面の摩擦抵抗を低減させ
る機能を有している。
【0051】また、旋回リング16は、図示せぬトンネ
ル掘削機の後部に配した張出デッキ19の外径を覆う状
態で配されている。
【0052】なお、図12、図13に示すように2基の
旋回リング16a、16bを用い場合には、供給機構3
0を搭載したマニュプレータ25aを取り付けた旋回リ
ング16aと前記螺旋状のパイプ17とが一体回転でき
るようすると共に、2基の旋回リング16a、16bは
旋回ベアリング18を介してマニュプレータ保持装置1
5に取付けられている。更に、2基の旋回リング16
a、16bは、図示せぬトンネル掘削機の後部に配した
張出デッキ19の外径を覆う状態で配されている。
【0053】第1貯留部7又は第2貯留部9の一方のみ
を用いてPC鋼材供給ドラム1と供給機構30間に配す
ることもできる。
【0054】マニュプレータ保持装置15としては、マ
ニュプレータ保持装置15として独立して設置すること
も、シールドトンネル覆工体Aの真円保持装置20を利
用することも、前記張出デッキ19を利用することもで
きる。また、第2貯留部9にも図示せぬ送り機構が設け
られている。
【0055】第1貯留部7及び第2貯留部9に設けた送
り機構は、各貯留部の入口側に設けることも出口側に設
けることもできる。同送り機構によってPC鋼材6を各
貯留部へ送入したり、各貯留部からPC鋼材6を送出し
たりすることができる位置に送り機構を配置する必要が
ある。必要に応じて、各貯留部の入口側又は出口側に対
して送り機構は位置決め自在に配置することができる。
【0056】図2に示すように、旋回リング16には先
端部が3次元方向へ移動可能な双腕マニュプレータ25
が取付けられており、一方のマニュプレータ25aの先
端にはPC鋼材6をセグメント3の挿入孔3aに挿入す
る供給機構30が搭載され、他方のマニュプレータ25
bの先端にはセグメント3の挿入孔3aに挿入したPC
鋼材6に緊張を付加する緊張機構35が搭載されてい
る。また、図12、図13に示すように、双腕マニュプ
レータ25を取付ける旋回リング16a、16bを2基
設け、それぞれの旋回リング16a、16bに1本づつ
マニュプレータ25a、25bを搭載することで、それ
ぞれのマニュプレータ25a、25bを各旋回リング1
6a、16bによって独立に旋回操作する機能を持たせ
ることができる。各マニュプレータ25a、25b先端
の位置制御及び供給機構30の駆動制御、緊張機構35
の緊張制御等は図示せぬ制御装置によりそれぞれの制御
が行われる。
【0057】図3に示すように供給機構30には延線ボ
ール31が配され第2貯留部9から送出されたPC鋼材
6をセグメント3の挿入孔3aから挿入する。供給機構
30の送出し機構としては延線ボール31を用いている
が、延線ボール31に限らずPC鋼材6をセグメント3
の送入孔3aに挿入することができるものであれば、例
えば中空油圧シリンダー等の送出し機構を用いることが
できる。
【0058】緊張機構35としては、ツインジャッキが
用いられているが、ツインジャッキに限定されることな
く、PC鋼材6に対して緊張を与えることができるもの
ならばそれを使用することができる。
【0059】図1に示すように、マニュプレータ25
a、25bは、旋回リング16からトンネルの軸線方向
に張り出したデッキ26上をトンネルの軸線方向(図1
の左右方向)に摺動自在な可動台27に取付けられてい
る。図3に示すように、マニュプレータ25a、25b
は、可動台27に回動自在に枢支されたリンク部材2
8、28′、リンク部材28、28′の他端に同リンク
部材28、28′の回動方向と同方向に回動自在に枢支
された第1部材29a、29a′、同第1部材29a、
29a′に対して上下動自在に設けられた第2部材29
b、29b′、同第2部材29b、29b′に対してリ
ンク部材28、28′の回動軸と直交する軸周りに回動
自在に設けられた第3部材29c、29c′、第3部材
29c、29c′に対して同第3部材29c、29c′
の回動軸と直交する軸周りに回動する第4部材29d、
29d′とにより構成されている。これにより第4部材
29d、29d′の先端は3次元的に自由に位置決め制
御することができる。
【0060】第4部材29d、29d′の先端には、第
4部材29d、29d′に対して回動自在に供給機構3
0または緊張機構35が搭載されている。又、緊張機構
35は第4部材29d′に対して微少往復動自在に摺動
できるよう構成されている。供給機構30と第2貯留部
9間にはフレキシブルチューブ36等によりPC鋼材6
がガイドされている。
【0061】図16には、セグメント3の平面図を示し
ている。セグメント3内にはPC鋼材6が挿通するダク
ト3bが設けられており、PC鋼材6を挿入するセグメ
ント6にはダクト3bのほかに切り欠き3cが設けら
れ、そこにPC鋼材の挿入孔3a、3aが形成されてい
る。挿入孔3aの一方はPC鋼材を挿入する孔として用
いられ、他方の挿入孔3aはセグメント3に挿入された
PC鋼材6の先端部の取出し孔として用いられる。挿入
孔3aとしては、図16に示すように挿入口3aとPC
鋼材6の取出し孔としての挿入孔3aとが背中合わせに
配されているもの、図18のように挿入孔3aがトンネ
ルの軸方向に対して異なる位置に配されているもの、こ
の場合にはPC鋼材6は覆工体に対して螺旋状に挿通さ
れることになっている、あるいは図19に示すように挿
入側と取出し側の挿入孔3aとが切り欠き3cを挟んで
対峙しているものなど種々の形状がある。
【0062】次に、供給機構30を用いてのセグメント
の挿入孔3aにPC鋼材6を挿入及び緊張機構35を用
いてのPC鋼材への緊張の付加について、図3〜図6を
用いて説明する。
【0063】なお、2基の旋回リング16a、16bを
用いた場合については、図14及び図15に供給機構3
0によるPC鋼材6の挿入状態及び緊張機構35による
PC鋼材6の緊張状態を示している。旋回リングが2基
の場合でも、供給機構30、緊張機構35の作動は、旋
回リング16が1基の場合と同様なので旋回リングが1
基の場合と相違するものについて説明を行うことにす
る。
【0064】図3に示すように、第2貯留部9から送出
されたPC鋼材6はフレキシブルチューブ36にガイド
されて、マニュプレータ25aの先端に搭載された供給
機構30へ導入される。マニュプレータ25aにより供
給機構30の位置制御が行われ、供給機構30と挿入孔
3aとの位置合わせが行われると、延線ボール31の駆
動によりPC鋼材6は挿入孔3aからダクト3b内に挿
通される。覆工体内を周回したPC鋼材6の先端は、出
口側として使われる挿入孔3aから出てくる。出てきた
PC鋼材6の先端にアンカープレート、クサビ、メスコ
ーン及びオスコーン等の締結材を用いてセグメントと締
結する。図17に示すものはセグメント3に一体的に埋
め込まれるX字型に形成した定着具37を示しており、
クサビ38を用いてPC鋼材6と定着具37とを締結し
ている状態を示している。
【0065】なお、2基の旋回リング16a、16bを
用い、それぞれの旋回リング16a、16bにマニュプ
レータ25a、25bを搭載した場合でも、図14に示
すように旋回リング16が1基の場合と同様にマニュプ
レータ25aの先端に搭載した供給機構30によってP
C鋼材6を挿入孔3aに挿入することができる。またこ
のときマニュプレータ25bに搭載した緊張機構35を
供給機構30の作動位置から退避させる動作を、マニュ
プレータ25bの動作以外にも旋回リング16bの回動
により行うことができる。
【0066】セグメント3内に挿入したPC鋼材6の先
端を締結した後、図4に示すようにマニュプレータ25
aが挿入位置から退避し、代わってマニュプレータ25
bに搭載した緊張機構35を挿入孔3aに対して位置決
めする。この間に第1貯留部7から第2貯留部9へ送り
込まれた次に挿入されるPC鋼材を、第2貯留部から送
出して供給機構30に導入しておく。なお、この実施例
では、PC鋼材6の挿入孔3aは緊張機構35により緊
張させるためにPC鋼材6を引張り出す孔として利用し
ているが、PC鋼材6の挿入孔と緊張機構35により引
張り出す孔とを別の孔で行うこともできる。
【0067】PC鋼材に対して位置決めされた緊張機構
35により、一端が締結材により締結されているPC鋼
材6の端部を把持し、ジャッキ機構等を用いて引き出し
(図5参照)PC鋼材6のたるみを取る。その後、図6
に示すように再度、緊張機構35を挿入孔3a側に移動
し、PC鋼材に対してジャッキ機構を用いて緊張を付加
する。所定の緊張の付加を与えたPC鋼材に対して締結
材を取付ける。
【0068】なお、旋回リングが2基の場合には、マニ
ュプレータ25aに搭載した供給機構30を緊張機構3
5の作動位置から退避させる動作を、マニュプレータ2
5bの動作以外にも旋回リング16bの回動により行う
ことができる。また、必要に応じて、供給機構30を次
にPC鋼材6の挿入位置である挿入孔3aの場所に旋回
リング16aを用いて移動させておくこともできる。更
には、次に行う挿入孔3aに対してPC鋼材6の挿入作
業を行っておくこともできる。
【0069】セグメント3に挿入するPC鋼材をその必
要数挿入し終えるまで、PC鋼材の挿入、緊張及び締結
の上述の工程を繰り返す。
【0070】図7、8に示すように複数本のPC鋼材6
を覆工体に挿入する場合には、PC鋼材6の挿入孔3a
を周回上の複数の位置に配することが望ましい。周回方
向におけるマニュプレータ25a、25bの位置合わせ
は、旋回リング16により行い、マニュプレータ25
a、25bでは挿入孔3aに対する位置決めを行うこと
が望ましい。
【0071】また、旋回リング16およびマニュプレー
タ25a、25bが移動可能なためエレクタによるセグ
メントの組立て時にエレクタ等と干渉しない位置に退避
させておくことができる。
【0072】上記説明では、PC鋼材を覆工体の周方向
に挿入、緊張、締結を本発明により行うことを説明した
が、覆工体の軸方向に対してもPC鋼材の挿入、緊張、
締結を本発明により行うこともできる。この場合には、
軸方向に形成された切り欠きにおける挿入孔からマニュ
プレータ25aに搭載された供給機構30を用いてPC
鋼材を挿入することができる。また、セグメントから出
てきたPC鋼材に対して締結作業を行うと共に、PC鋼
材の挿入孔から突出しているPC鋼材の端部を緊張機構
35により把持して、PC鋼材に緊張を付加することが
できる。
【0073】本発明においては、供給機構と緊張機構と
を常に一緒に用いてPC鋼材供給緊張装置として用いる
以外にも供給機構を単独で用いて、PC鋼材供給装置と
して用いることができる。また、マニュプレータの構成
として上記において説明したが、マニュプレータの構成
は上記説明したものに限定されるものではなく、マニュ
プレータの先端が3次元的に位置制御できるものであ
り、マニュプレータ先端に搭載した供給機構及び緊張機
構がその機能を作動させることができるものならばその
マニュプレータの構成を用いることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するトンネルの断面図で
ある。
【図2】PC鋼材供給緊張装置の正面図である。
【図3】PC鋼材供給緊張装置の作動図その1。
【図4】PC鋼材供給緊張装置の作動図その2。
【図5】PC鋼材供給緊張装置の作動図その3。
【図6】PC鋼材供給緊張装置の作動図その4。
【図7】覆工体の断面図である。
【図8】覆工体の平面展開図である。
【図9】第1貯留部と送り機構を示す概略図である。
【図10】PC鋼材の切断機構と第1貯留部とを示す概
略図である。
【図11】被覆部切断機構を示す図である。
【図12】2基の旋回リングを用いたトンネルの一部断
面図である。
【図13】2基の旋回リングを用いたPC鋼材供給緊張
装置の正面図である。
【図14】2基の旋回リングを用いたPC鋼材供給緊張
装置の作動図その1。
【図15】2基の旋回リングを用いたPC鋼材供給緊張
装置の作動図その2。
【図16】セグメントにおける切り欠き、挿入孔及びダ
クトを示す図である。
【図17】定着具を示す図である。
【図18】挿入孔の配置関係を示す図である。
【図19】挿入孔の別の配置関係を示す図である。
【図20】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 PC鋼材供給ドラム 2 載置部としての台車 3 セグメント 3a 挿入孔 3b ダクト 3c 切り欠き 4 PC鋼材送出し機構 4a,4b ローラ 5 切断機構 5a,5b,5c カッタ 6 PC鋼材 7 第1貯留部 7a フレキシブルチューブ 7b PC鋼材ガイド 8,8′ 送り機構 9 第2貯留部 10 台車 15 マニュプレータ保持装置 16 旋回リング 16a,16b 2基の旋回リング 17 螺旋状のパイプ 18 旋回ベアリング 19 張出デッキ 20 真円保持装置 25 双腕マニュプレータ 25a,25b マニュプレータ 26 デッキ 27 可動台 28,28′ リンク部材 29a,29a′ 部材1 29b,29b′ 部材2 29c,29c′ 部材3 29d,29d′ 部材4 30 供給機構 31 延線ボール 35 緊張機構 36 フレキシブルチューブ 37 定着具 38 クサビ 40 スライド架台 41 緊張線材 42 中空油圧ジャッキ 43 線材コイル架台 44 竪穴 45 ガイドローラ 46 ガイド管 47 セグメント 48 ガイド管接続部 49 ダクト
フロントページの続き (72)発明者 南 敬 石川県小松市八日市町地方5 株式会社小 松製作所小松工場内 (72)発明者 川合 一成 石川県小松市八日市町地方5 株式会社小 松製作所小松工場内 (72)発明者 三谷 典夫 東京都港区赤坂2−3−6 株式会社小松 製作所内 (72)発明者 永森 邦博 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 白井 俊輔 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 田中 正樹 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 竹村 恭二 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 金子 正士 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 Fターム(参考) 2D055 GC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のセグメントを用いプレストレスが与
    えられるシールドトンネル覆工体において、 トンネル内において移動可能に設置したデッキ上に、先
    端が3次元的に移動可能なマニュプレータを配し、 同マニュプレータ先端にPC鋼材を送り出す供給機構を
    備えてなることを特徴とするPC鋼材供給装置。
  2. 【請求項2】前記デッキは、旋回リングを備え、同旋回
    リングに前記マニュプレータが配されてなることを特徴
    とする請求項1記載のPC鋼材供給装置。
  3. 【請求項3】前記デッキは、前記シールドトンネル覆工
    体の真円保持装置に配されてなることを特徴とする請求
    項1又は2のいずれか記載のPC鋼材供給装置。
  4. 【請求項4】複数のセグメントを用いプレストレスが与
    えられるシールドトンネル覆工体において、 トンネル内において移動可能に設置したデッキ上に、先
    端が3次元的に移動可能な双腕マニュプレータを配し、 同一方のマニュプレータ先端にPC鋼材を送り出す供給
    機構を備え、 同他方のマニュプレータ先端にPC鋼材の緊張機構を備
    えてなることを特徴とするPC鋼材供給緊張装置。
  5. 【請求項5】前記デッキは、旋回リングを備え、同旋回
    リングに前記双腕マニュプレータが配されてなることを
    特徴とする請求項4記載のPC鋼材供給緊張装置。
  6. 【請求項6】前記デッキは、前記シールドトンネル覆工
    体の真円保持装置に配されてなることを特徴とする請求
    項4又は5のいずれか記載のPC鋼材供給装置。
  7. 【請求項7】前記請求項1記載のPC鋼材供給装置又は
    前記請求項4記載のPC鋼材供給緊張装置に加え、 PC鋼材供給ドラムの載置部に備えたPC鋼材送り出し
    機構及び切断機構と、 同切断機構と前記供給機構間に、セグメントへの挿入長
    である定尺のPC鋼材を貯留する貯留部とを備えてなる
    ことを特徴とするPC鋼材供給システム。
  8. 【請求項8】前記貯留部は、前記供給機構へPC鋼材を
    送出機構又は前記貯留部に送入する送り機構の少なくと
    も1つを備えてなることを特徴とする請求項7のPC鋼
    材供給システム。
  9. 【請求項9】前記貯留部は、前記旋回リングに配した螺
    旋状のパイプであって、同螺旋状の直径が略旋回リング
    の直径であることを特徴とする請求項7又は8いずれか
    記載のPC鋼材供給システム。
  10. 【請求項10】前記貯留部は、前記定尺の複数のPC鋼
    材を独立して並行に貯留する貯留部を備えてなることを
    特徴とする請求項7又は8いずれか記載のPC鋼材供給
    システム。
  11. 【請求項11】前記貯留部は、前記定尺の複数のPC鋼
    材を独立して並行に貯留する第1貯留部と、同第1貯留
    部の下流側に連続して、前記旋回リングに配した螺旋状
    のパイプであって、同螺旋状の直径が略旋回リングの直
    径である第2貯留部とを備えてなることを特徴とする請
    求項7又は8いずれか記載のPC鋼材供給システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008069541A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Shimizu Corp セグメントにおけるpc鋼材の挿通方法
JP4660823B2 (ja) * 2006-09-13 2011-03-30 清水建設株式会社 Pc鋼線収納リール

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