JP2003268980A - ユニットルームの搬入方法 - Google Patents

ユニットルームの搬入方法

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JP2003268980A
JP2003268980A JP2002075070A JP2002075070A JP2003268980A JP 2003268980 A JP2003268980 A JP 2003268980A JP 2002075070 A JP2002075070 A JP 2002075070A JP 2002075070 A JP2002075070 A JP 2002075070A JP 2003268980 A JP2003268980 A JP 2003268980A
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JP
Japan
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unit room
hanging
installation
room
frame
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Application number
JP2002075070A
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English (en)
Inventor
Morihiro Miwa
守宏 三輪
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ユニットルーム据付場所周りに建築構造体の柱や壁が存
在していても、該ユニットルームの設置スペースさえ確
保されていれば、短時間で吊降ろし、据付を可能とする
ユニットルームの搬入方法を提供することにある。 【解決手段】 ユニットルーム平面外寸より大き目の保
護板を予め天井上面に設置しておき、ユニットルーム平
面外寸より小さ目の吊上げ枠と、枠から垂下される吊支
用索体とを有した吊支治具を用い、吊支用索体を据付架
台に引掛け、吊上げ枠を吊上装置で吊り上げることによ
りユニットルーム全体を持ち上げて現場に搬入し、現場
にて吊り降ろすことにより据付架台ごと据付面に据付け
ることを特徴とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はユニットバスルー
ム、ユニットシャワールーム、ユニットトイレルームな
どのユニットルームを施工現場に搬入するためのユニッ
トルームの搬入方法に関する。
【0002】詳しくは、ユニットルームを木造もしくは
鉄筋コンクリート構造建築物に設置施工する場合に好適
に使用されるユニットルームの搬入方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のユニットルームの組立は、現場の
荒仕上げの部屋まで床、壁、天井材を持ち込み、これら
を組付け、浴槽、洗面台等を組付け、据付けている。
【0004】この搬入及び施工の手間を軽減するための
ものとして、特開平6−212802号公報に、予め組
み立てたユニットルームを吊り上げて現場に搬入する施
工方法が記載されている。
【0005】この特開平6−212802号公報の方法
は、上下二つの枠体と吊支用策体を組合せた吊上装置に
て、その二つの枠をユニットルームの外周部に外嵌せし
め、枠から垂下した引掛用策体を該ユニットルームの架
台係止杆に引掛け吊上げ、現場土台に据付ける方法であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−21280
2号公報の方法により、木造もしくは鉄筋コンクリート
構造建築の現場でユニットルームを据付けようとする
と、吊支治具が建築構造体の柱や壁に干渉してしまい、
所定の位置に設置できないというかなり重大な欠点があ
る。
【0007】また、この吊支治具はユニットルームの外
周部に二つの枠を外嵌せしめているため、該治具の着脱
にはかなりの時間がかかるという欠点がある。
【0008】本発明の目的は、ユニットルーム据付場所
周りに建築構造体の柱や壁が存在していても、該ユニッ
トルームの設置スペースさえ確保されていれば、短時間
で吊降ろし、据付を可能とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のユニットルーム
の搬入方法は、防水パン、該防水パンの周縁に立設され
た壁パネル、該壁パネルの上部に架設された天井パネル
及び該防水パンを下側から支承する吊上げ兼据付架台を
有するユニットルームを、施工現場に搬入する方法であ
って、該ユニットルーム平面外寸より大き目の保護板を
予め天井上面に設置しておき、該ユニットルーム平面外
寸より小さ目の吊上げ枠と、該枠から垂下される吊支用
索体とを有した吊支治具を用い、該吊支用索体を前記据
付架台に引掛け、吊上げ枠を吊上装置で吊り上げること
によりユニットルーム全体を持ち上げて現場に搬入し、
該現場にて吊り降ろすことにより前記据付架台ごと据付
面に据付けることを特徴とするものである。
【0010】かかる本発明のユニットルームの搬入方法
によれば、建築構造体屋根部の該ユニットルーム外寸よ
り少し大き目の開口部より、建築構造体に干渉すること
なく、完全に又はほぼ完成されたユニットルームを吊り
下げて現場へクレーン等で搬入し、所定の位置に納まる
ようにユニットルームを降ろし、次いで据付架台のレベ
ル出しを行なった後、該据付架台を据付面に固定するだ
けでユニットルームの構築が完了する。
【0011】従って、本発明方法によると、現場にて必
要な作業は据付架台のレベル出し及び固定だけで足りる
ようになり、著しい作業効率の改善が実現される。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して実施例について説明す
る。第1図は本発明の実施例方法を説明する斜視図、第
2図は実施例方法に用いられる吊支治具を示す斜視図で
ある。
【0013】この吊支治具は、吊上げ枠30と、該枠3
0に連結されたロープ(吊支用索体)31、該ロープ下
端にシャックル33、該枠30に連結されたクレーン吊
下用ロープ32を備えている。
【0014】一方の吊上げようとするユニットルーム2
0には、吊上げ兼据付架台10にUボルト11が装着さ
れ、このUボルト11にシャックル33を介して前記ロ
ープ31が連結されているが、ロープの止付構造はこの
Uボルト以外の構造によっても良く、例えばアイボルト
やその他の各種の金具を用いることができる。
【0015】この吊支治具を用いてユニットルーム20
の搬入を行なうには、第1図に示す如く、まずユニット
ルーム20の天井上面に保護板34を載せる。そして、
クレーン吊下用ロープ32をクレーン40に引掛け、治
具を吊り下げる。その後、吊支治具をユニットルーム2
0の頭上に移動させ、更に吊支治具を降下させてロープ
31を吊上げ兼据付架台10の係止Uボルト11にシャ
ックル33を介して引掛ける。
【0016】然る後、クレーン40を上昇させ、吊支治
具を介してユニットルーム20を持ち上げる。そして、
このまま施工現場に搬入し、吊上げ兼据付架台10が据
付面12(第1,2図では図示略)に納まるようにユニ
ットルーム20を徐々に降下させる。
【0017】据付架台10が据付面に載ったら、シャッ
クル33をUボルト11から取り外し、再びクレーン4
0を上昇させて吊支治具をユニットルーム20から離脱
させる。その後、据付架台10をレベル出しすると共
に、該据付架台10をボルトや接着剤で据付面に本固定
する。
【0018】このように、本実施例方法によると、完全
に完成されたユニットルームを吊り下げて現場へクレー
ン40で搬入することができ、現場での必要な作業は、
シャックル33のUボルト11からの取り外し、天井上
面からの保護板34の取り外し、そして据付架台10の
レベル出しおよび該据付架台の据付面への本固定だけで
ある。従って、ユニットルームの構築が著しく容易かつ
迅速に行なえる。
【0019】なお、この吊支治具は、トラック等からユ
ニットルーム20を現場に搬入するだけでなく、ユニッ
トルームの組立工場においてユニットルームをトラック
積みしたり台車積みしたりする場合にも用いることがで
きる。
【0020】上記実施例では、吊上げ枠30と据付架台
10がロープ31によって連結されるが、このロープは
第5図に示す如くチェーン31Cであっても良い。ま
た、クレーン吊下用ロープ32としてもチェーンを用い
ても良い。
【0021】本発明においては、据付架台は防水パンと
ボルトおよび接着剤等により予め一体化されているのが
好適であるが、別体であっても良い。
【0022】また、第6図の如く壁パネル21と防水パ
ン22を、Z字状アングル23を介してビスおよび接着
剤等で連結せしめ、予め一体化されているのが好適であ
るが、別体であっても良い。また、防水パンと壁パネル
を一体化せしめる方法については、平プレート等他の形
状のものであってもよい。
【0023】本発明方法を実施する場合、通常は施工現
場に屋根が設けられていない。即ち、クレーンを使用す
るためには、屋根が設けられる前にユニットルームを搬
入する必要がある。そこで、ユニットルームの据え付け
後にユニットルームに雨や雪、塵等がかからないように
するために、屋根ができ上がるまで、シートをユニット
ルームに被せておくのが好ましい。
【0024】また、屋根が設けられた後には、落下物
(例えば工具やボルト等の金具)からの保護のために、
ユニットルームの上に保護プレートをかけておくのが好
ましい。
【0025】
【発明の効果】以上の通り、本発明のユニットルームの
搬入方法によると、完全に完成されたユニットルームを
吊り下げて現場へクレーン等で搬入するようにしている
ので、搬入作業効率が著しく改善される。また、現場で
ユニットルームの設置作業も極めて簡単であり、ユニッ
トルームの構築作業を著しく短時間で効率的に行なうこ
とができる。
【0026】本発明方法によって構築されたユニットル
ームは、防水パンの辺縁上に壁パネルが立設され、かつ
防水パンと壁パネルをZ字状のアングルで一体化せしめ
るため、防水パンと壁パネルの間の水密剤は切れにくい
構造であり、防水性能が極めて良好である。
【0027】本発明方法において採用する吊支治具は、
ユニットルーム平面外寸より小さ目の吊上げ枠から吊り
下げられた吊支用索体によって吊上げ兼据付架台を引き
上げるようにしてクレーン等で持ち上げる。従って、搬
入途中においてユニットルームの水平姿勢を維持するこ
とが極めて容易であり、ユニットルームのぐらつきも防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例方法を説明する斜視図である。
【図2】実施例方法に用いられる吊支用治具の斜視図で
ある。
【図3】ユニットルームの設置構造を説明する分解斜視
図である。
【図4】ユニットルームの設置構造を説明する側面図で
ある。
【図5】別の実施例方法を説明する斜視図である。
【図6】(a),(b)ユニットルームの床と壁の連結
方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
10 吊上げ兼据付架台 11 Uボルト 12 現場据付面 20 ユニットルーム 21 壁パネル 22 防水パン 23 Z字状アングル 24 天井パネル 30 吊上げ枠 31 ロープ(吊支用策体) 32 クレーン吊下用ロープ 33 シャックル 34 保護板 41 クレーン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水パン、該防水パンの周縁に立設され
    た壁パネル、該壁パネルの上部に架設された天井パネル
    及び該防水パンを下側から支承する吊上げ兼据付架台を
    有するユニットルームを、施工現場に搬入する方法であ
    って、該ユニットルーム平面外寸より大き目の保護板を
    予め天井上面に設置しておき、該ユニットルーム平面外
    寸より小さ目の吊上げ枠と、該枠から垂下される吊支用
    索体とを有した吊支治具を用い、該吊支用索体を前記据
    付架台に引掛け、吊上げ枠を吊上装置で吊り上げること
    によりユニットルーム全体を持ち上げて現場に搬入し、
    該現場にて吊り降ろすことにより前記据付架台ごと据付
    面に据付けることを特徴とするユニットルームの搬入方
    法。
  2. 【請求項2】 該ユニットルームの防水パンの周縁と、
    周縁に立設された壁パネルを、Z字状のアングルで連結
    し、該防水パンと該壁パネルを一体化させることを特徴
    とする請求項1記載のユニットルームの搬入方法。
JP2002075070A 2002-03-18 2002-03-18 ユニットルームの搬入方法 Pending JP2003268980A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103147583A (zh) * 2013-03-22 2013-06-12 郭乐工 一种预制板块连接结合体装置构建用布板机及布板方法

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