JP2003268561A - 無電解めっき液、及びセラミック電子部品の製造方法、並びにセラミック電子部品 - Google Patents

無電解めっき液、及びセラミック電子部品の製造方法、並びにセラミック電子部品

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JP2003268561A
JP2003268561A JP2002072763A JP2002072763A JP2003268561A JP 2003268561 A JP2003268561 A JP 2003268561A JP 2002072763 A JP2002072763 A JP 2002072763A JP 2002072763 A JP2002072763 A JP 2002072763A JP 2003268561 A JP2003268561 A JP 2003268561A
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electroless plating
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plating
glass
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JP2002072763A
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Yoshio Konishi
美穂 小西
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被めっき物中の非晶質ガラス成分の無電解め
っき液中への溶出を抑制して所望のめっき皮膜を形成す
ることのできるようにした。 【解決手段】 少なくともSiO、B、MgO
を含有するホウケイ酸系ガラスを構成する固体元素、す
なわちSi、B、Mgを含有した化合物、例えばNa
SiO、HBO、MgSOをNiめっき液に予
め所定量添加させて無電解めっきを行ない、セラミック
素体2の表面に形成された外部電極3a〜3c上にNi
−P皮膜4a〜4cを形成する。また、ホウケイ酸系ガ
ラスにLiO、Al、ZnO、CuOが含有
されている場合はこれらの金属元素を有する化合物を適
宜Niめっき液に添加して無電解めっきを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無電解めっき液、及
びセラミック電子部品の製造方法、並びにセラミック電
子部品に関し、より詳しくは非晶質ガラス成分を含有し
た被めっき物に無電解めっき処理を施すための無電解め
っき液、及び該無電解めっき液を使用したセラミック電
子部品の製造方法、並びに該製造方法で製造されたセラ
ミック電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、伝送速度の高速化や膨大な情報処
理に対処すべく、セラミック電子部品としてのセラミッ
ク多層基板が広く使用されてきているが、斯かるセラミ
ック多層基板では、セラミック素体の内部にも導体(内
部導体)を設ける必要があるため、前記内部導体に使用
する導電材料の融点よりも低温で焼成処理を行わなけれ
ばならず、このため低温での焼成が可能な非晶質ガラス
成分を含有したセラミックス材料(以下、「ガラスセラ
ミックス」という)が使用されている。
【0003】そして、この種のセラミック多層基板で
は、耐熱性、はんだ付け性、更には各種電気的特性を向
上させる観点から、一般に外部電極の表面にNi、S
n、Au等の各種金属からなるめっき皮膜が形成されて
いる。
【0004】しかしながら、めっき工程で上述したガラ
スセラミックスをめっき液中に浸漬した場合、該ガラス
セラミックスがめっき液によって浸食されてガラス成分
がめっき液中に溶出し、このためセラミック多層基板の
機械的強度が劣化したり、電気的特性が低下するという
欠点があった。
【0005】そこで、このような欠点に対処するため
に、例えば、セラミック素体の表面を無機系材料からな
る保護膜(無機膜)で被覆したり、セラミック素体の表
面にAlやSi等を拡散させて改質膜を形成し、これに
よりセラミック素体のめっき液への溶解を制御すること
が行われている(以下、「第1の従来技術」という)。
【0006】さらに、その他にもセラミック素体がめっ
き液中に溶出するのを防止する技術として、セラミック
素体に含有されるMn、Ni、Co、Al、Cu及びF
eから選択された少なくとも1種の金属塩が添加された
めっき液も提案されている(特開平11−323568
号公報;以下、「第2の従来技術」という)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来技術では、セラミックス素体の表面に保護膜や
改質膜を形成しているため、セラミック多層基板の電気
的特性が劣化したり、実装不良を招来する虞があるとい
う問題点がある。
【0008】また、上記第2の従来技術は、セラミック
素体の構成成分がめっき液中に溶出するのを回避せんと
したものではあるが、該第2の従来技術はNTCサーミ
スタのようにMn、Ni、Co、Al、Cu及びFe等
の金属成分を含有したセラミック素体をめっき対象とし
ており、セラミック多層基板のようにSi、B等の非晶
質ガラス成分を含有したセラミック素体をめっき対象と
したものではなく、セラミック素体の組成成分も全く異
なる。しかも、セラミック多層基板のような微細で複雑
な電極パターンが要求されるものについては、電流分布
の影響を受けることがない無電解めっきでめっき皮膜を
形成する必要があり、NTCサーミスタのように端子電
極の表面に電解めっきでめっき皮膜を形成したものとは
めっき方法も異なる。
【0009】すなわち、セラミック多層基板のような微
細で複雑な導体パターン(外部電極)上に無電解めっき
を施してめっき皮膜を形成するセラミック電子部品につ
いては、未だ無電解めっき液中への非晶質ガラス成分の
溶出を抑制する技術が存在しておらず、斯かる技術の開
発が要請されている。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、被めっき物中の非晶質ガラス成分のめっき
液中への溶出を抑制することのできる無電解めっき液、
及び該無電解めっき液を使用したセラミック電子部品の
製造方法、並びに該製造方法で製造することにより電気
的特性が低下するのを阻止することのできるセラミック
電子部品を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意研究したところ、非晶質ガラス成分
(以下、単に「ガラス成分」という)を構成する固体元
素を含有した化合物を無電解めっき液に予め添加してお
くことにより、ガラスセラミックス中のガラス成分のめ
っき液中への溶解を抑制することができ、無電解めっき
を施しても電気的特性の低下を極力回避することのでき
るセラミック電子部品を得ることができるという知見を
得た。
【0012】本発明はこのような知見に基づきなされた
ものであって、本発明に係る無電解めっき液は、ガラス
成分を含有した被めっき物に無電解めっきを施すための
無電解めっき液であって、前記ガラス成分を構成する固
体元素を含有した化合物が、少なくとも1種以上添加さ
れていることを特徴としている。
【0013】上記無電解めっき液によれば、ガラス成分
を構成する固体元素を含有した化合物を少なくとも1種
以上添加しているので、少なくとも添加されたガラス成
分については、めっき液中への溶出を抑制することが可
能となる。
【0014】そして、本発明の無電解めっき液は、前記
ガラス成分を構成する各固体元素を含有した全ての化合
物が、添加されていることを特徴とするのが好ましく、
これにより、めっき液中への溶出をより一層抑制するこ
とが可能となる。
【0015】また、前記化合物の添加量が少ない場合は
ガラス成分のめっき液中への溶出を抑制することが不十
分となり、一方、前記化合物の添加量が多い場合はめっ
き液の安定性が低下する虞がある。したがって、斯かる
観点からは前記化合物の添加量は、各化合物毎に、モル
濃度で、0.001mol/l〜1mol/lであることを特
徴とするのが好ましい。
【0016】また、本発明の無電解めっき液は、前記固
体元素には、少なくともSi、B、及びMgを含むこと
を特徴とし、さらにアルカリ金属、Al、Zn、及びC
uの中から選択された少なくとも1種以上を含むことを
特徴としている。
【0017】すなわち、上記各固体元素は一般にホウケ
イ酸系ガラスに含有される成分であり、これら固体元素
の化合物を予め無電解めっき液に添加しておくことによ
り、ホウケイ酸系ガラスを含有したセラミック素体に無
電解めっきを施してもガラス成分が溶出するのを抑制す
ることができる。
【0018】さらに、本発明のめっき液は、Ni、P
d、Pt、Sn、Ag、又はAuの中から選択された金
属を含む少なくとも1種以上の金属化合物が含有されて
いることを特徴としており、これによりガラス成分の溶
出を抑制して上記各種金属を主成分としためっき皮膜を
形成することが可能となる。
【0019】また、本発明に係るセラミック電子部品の
製造方法は、ガラス成分を含有したセラミック素体の表
面に導電部を形成し、この後、上述の無電解めっき液を
使用して無電解めっきを施し、前記導電部の表面にめっ
き皮膜を形成することを特徴とし、さらに、前記ガラス
成分は、ホウケイ酸系ガラスであることを特徴としてい
る。
【0020】上記製造方法によれば、無電解めっきを施
すことにより、ガラス成分(ホウケイ酸系ガラス)がめ
っき液に溶出するのを抑制しつつ所望のめっき皮膜を形
成することができ、電気的特性等諸特性に優れたセラミ
ック電子部品を製造することができる。
【0021】また、本発明に係るセラミック電子部品
は、上記製造方法により製造されていることを特徴と
し、さらにガラス成分を含有したセラミック素体に内部
導体が埋設されていることを特徴としており、これによ
り電気的特性に優れた高品質で信頼性の高いセラミック
多層基板等のセラミック電子部品を容易に得ることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を詳説
する。
【0023】図1は本発明に係るめっき液を使用して製
造されたセラミック電子部品としてのセラミック多層基
板の一実施の形態を示す断面図であって、該セラミック
多層基板は、複数のセラミックシート1(第1〜第5の
セラミックシート1a〜1e)が積層されてセラミック
素体2が形成されており、また、該セラミック素体2の
表面に外部電極3(3a〜3c)が形成され、該外部電
極3(3a〜3c)の表面にNi−P皮膜4(4a〜4
c)が形成されている。
【0024】また、セラミック素体2には、所定パター
ンの内部電極5(5a〜5h)が埋設されており、ビア
ホール6(6a〜6k)を介して各内部電極間5、又は
内部電極5と外部電極3とが電気的に接続されている。
そして、本実施の形態では、第4のセラミックシート1
dを介して内部電極5gと内部電極5eとが対向状に配
されてコンデンサ部を形成し、外部電極3c及び内部電
極5h、5f、5d、5bはビアホール6k、6g、6
e、6cを介して電気的に接続されインダクタ部を形成
している。
【0025】前記セラミックシート1は、ガラス成分と
してのホウケイ酸系ガラスを含有している。ホウケイ酸
系ガラスは、具体的には、少なくとも二酸化ケイ素(S
iO )、酸化ホウ素(B)、及び酸化マグネシ
ウム(MgO)を含んでおり、必要に応じて酸化リチウ
ム(LiO)や酸化カリウム(KO)等のアルカリ
金属酸化物を含有し、更には、酸化アルミニウム(Al
)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化銅(CuO)等
を含有することもできる。
【0026】また、内部電極5及び外部電極3は、低抵
抗導電材料を含有した導電性ペーストが焼結されてな
り、導電性材料としては、例えば、Cu、Ag、Pd、
Pt、Au、Ag−Pd、Ag−Ptを使用することが
できる。
【0027】次に、上記セラミック多層基板の製造方法
を説明する。
【0028】まず、所定形状に成形されたセラミックシ
ート1に対し必要に応じてビアホール6を形成し、次い
で、導電性ペーストを使用し、所定の配線パターンをセ
ラミックシート1上にスクリーン印刷して内部電極5を
形成し、次いで、第1〜第5のセラミックシート1a〜
1eを積層し、所定温度で焼成処理してセラミック素体
2を形成する。
【0029】次いで、セラミック素体2の表面に導電性
ペーストを塗布、焼付処理を行ない、所定パターンの外
部電極3を形成して被めっき物を作製し、該被めっき物
に一連の前処理を行なった後、無電解めっき処理を行な
う。
【0030】具体的には、アセトン等の非水系溶液を使
用して被めっき物に脱脂処理を施し、前記被めっき物か
ら有機物質や無機物質による汚染を除去し、次いで、被
めっき物を硫酸塩やクエン酸等の酸性水溶液に浸漬して
外部電極3の表面に固着している酸化物をエッチング除
去し、また表面形状を適度に平滑化或いは粗化等して表
面形状の微調整を行い、その後被めっき物をPd触媒液
に浸漬して外部電極3の表面に触媒を付与し、これによ
り表面を触媒活性化し、この後、本発明の無電解Niめ
っき液を使用して無電解めっきを行ない、外部電極3上
にNi−P皮膜4を形成する。
【0031】以下、本発明に係る無電解めっき液の一実
施の形態としての無電解Niめっき液について詳述す
る。
【0032】該無電解Niめっき液は、Ni2+の供給
源としてのニッケル塩、還元剤、錯化剤,pH緩衝剤、
安定剤の他、ホウケイ酸系ガラス(ガラス成分)に含ま
れる固体元素を含有した化合物が、少なくとも1種以上
添加されている。
【0033】そして、このようにホウケイ酸系ガラスに
含有される固体元素の化合物を予め無電解Niめっき液
に添加することにより、無電解Niめっきを施す場合
に、ガラスセラミックスのガラス成分が無電解Niめっ
き液に溶出するのを抑制することができ、セラミック素
体2の表面に、保護膜(無機膜)や改質膜を形成するの
を不要にして、効率よく、無電解めっきを行うことが可
能となる。
【0034】すなわち、被めっき物を前記無電解Niめ
っき液に浸漬すると、通常は被めっき物に含有されてい
るガラス成分が溶出する。しかしながら、斯かる反応は
常に一方方向(正方向)に進行するのではなく、ガラス
成分の溶出が開始してから一定時間経過後には逆方向の
反応も生じる。そして、斯かる反応系では、正方向の反
応速度と逆方向の反応速度とが一定となる平衡状態にな
ろうとするが、該平衡状態は人為的に操ることが可能で
ある。つまり、反応系は平衡状態を保つように作用する
ため前記ガラス成分を予め前記無電解Niめっき液中に
添加しておくと、前記逆方向に進もうとし、正方向に進
行する反応を抑制することができる。
【0035】したがって、前記ガラス成分を予め前記無
電解Niめっき液中に添加しておくことにより、正方向
に進行する反応を抑制することができ、これにより実質
的にガラス成分の溶解量を減少させることができる。
【0036】そして、ホウケイ酸系ガラスに含まれる固
体元素を含有した少なくとも1種以上の化合物を無電解
Niめっき液に予め添加しておくことにより、当該固体
元素のガラス成分がめっき液中に溶出するのを抑制する
ことができるが、この場合、ホウケイ酸系ガラスを構成
する固体元素のうち含有量の多い固体元素や溶出量の多
い固体元素の化合物を優先的に添加するのが好ましい。
そして、より好ましくはホウケイ酸系ガラスに含有され
る固体元素の全ての化合物をめっき液に添加するのが望
ましく、このようにホウケイ酸系ガラスに含有される固
体元素の全ての化合物をめっき液に添加することによ
り、めっき液中へのガラス成分の溶出量を大幅に抑制す
ることができる。
【0037】具体的には、ホウケイ酸系ガラスが、Si
、B、及びMgOを含んでいる場合はSi、
B、Mgのいずれか1種を含有した化合物、例えば、ケ
イ酸ナトリウム(NaSiO)、ホウ酸(HBO
)、硫酸マグネシウム(MgSO)を添加する必要
があり、好ましくはSi、B、Mgを含有したこれら全
ての化合物を無電解Niめっき液中に添加するのが望ま
しい。
【0038】また、ホウケイ酸系ガラスが、上述したS
iO、B、及びMgOに加えアルカリ金属酸化
物(例えば、LiO)を含有している場合には、S
i、B、Mgのいずれか1種を含有した上記化合物に加
え、アルカリ金属化合物(例えば、LiSO)を無
電解Niめっき液に添加するのも好ましく、さらに好ま
しくはこれらSi、B、Mg、及びアルカリ金属化合物
の全てを含有した上記各化合物を無電解Niめっき液中
に添加するのが望ましい。
【0039】同様に、ホウケイ酸系ガラスが、さらにA
、ZnO、CuOを含有する場合には、S
i、B、Mgのうちの少なくとも1種を含有した化合物
に加え、アルカリ金属、Al、Zn、Cuのうちの少な
くとも1種を含有した金属化合物、例えば、LiSO
、Al(SO、ZnSO、CuSOを添
加するのが好ましく、好ましくはこれらSi、B、M
g、アルカリ金属化合物、アルミニウム化合物、亜鉛化
合物、銅化合物の全てを無電解Niめっき液中に添加す
るのが望ましい。
【0040】また、前記化合物の無電解Niめっき液へ
の添加量は、各化合物について、0.001〜1mol/
lの範囲で添加される。すなわち、添加量が0.001
〜1mol/l未満の場合は、添加量が少ないため、ホウ
ケイ酸系ガラス中のガラス成分とめっき液に添加された
化合物とが平衡状態とならず、前記ガラス成分の溶解が
進行する。一方、添加量が0.001〜1mol/lを超
えた場合は、化合物量が過剰となって被めっき物の表面
にガラス成分が析出し、まためっき液の安定性が低下す
る。
【0041】そこで、本実施の形態では、各化合物の無
電解Niめっき液への添加量は、各化合物について、
0.001〜1mol/l、好ましくは0.01mol/l〜
0.25mol/lとなるように調製される。
【0042】尚、Ni2+の供給源としては各種ニッケ
ル塩を使用することができ、例えば水酸化ニッケル(N
i(OH))、炭酸ニッケル(NiCO)、硫酸ニ
ッケル(NiSO)、塩化ニッケル(NiCl)、
スルファミン酸ニッケル(Ni(NHSO)、
硫酸ニッケルアンモニウム((NHNi(SO
4)・6HO)等を使用することができるが、経済
性等を考慮すれば硫酸ニッケルを使用するのが好まし
い。
【0043】さらに、本実施の形態では、Ni2+のモ
ル濃度は、0.02〜0.2mol/lとなるように調製
されている。すなわち、Ni2+のモル濃度が0.02
mol/l未満となるとめっき速度が遅くなって生産性が
低下し、一方Ni2+のモル濃度が0.2mol/lを超
えた場合はめっき速度が飽和してそれ以上速くならない
ため、不経済となる。
【0044】そこで、本実施の形態では、Ni2+のモ
ル濃度は、0.02〜0.2mol/l、好ましくは0.
05mol/l〜0.15mol/lとなるように調製されて
いる。
【0045】また、還元剤としては、Niに対して優れ
た還元性を有するものとして本実施の形態ではホスフィ
ン酸塩を使用している。尚、ホスフィン酸塩としては、
ホスフィン酸ナトリウム(NaHPO)、ホスフィ
ン酸カリウム(KHPO)、ホスフィン酸カルシウ
ム(Ca(HPO)等の可溶性塩を使用するこ
とができる。
【0046】斯かる還元剤のモル濃度としては、本実施
の形態では0.02〜0.5mol/lに調製されてい
る。すなわち、還元剤のモル濃度が0.02mol/l未
満になるとめっき速度が遅くなり、一方還元剤のモル濃
度が0.5mol/lを超えると浴が不安定になる虞があ
る。
【0047】そこで、本実施の形態では、還元剤のモル
濃度を0.02〜0.5mol/l、好ましくは0.1〜
0.3mol/lとなるように調製した。
【0048】また、錯化剤は、Ni2+をめっき液中で
存在させてニッケル塩として沈殿するのを防止するため
に添加されるが、斯かる錯化剤としては、オキシカルボ
ン酸、ジカルボン酸、モノカルボン酸又はこれらの塩の
内から選択された少なくとも1種以上を使用することが
できる。
【0049】具体的には、オキシカルボン酸としては、
クエン酸、乳酸、酒石酸を使用することができ、ジカル
ボン酸としては、マロン酸、マイレン酸、コハク酸、グ
ルタミン酸を使用することができ、モノカルボン酸とし
ては、酢酸、グリシンを使用することができる。
【0050】また、pH緩衝剤は、Niめっき液中での
水素イオン指数pHが大幅に低下してめっき速度が低下
するのを防止するために添加されるが、斯かるpH緩衝
剤としては、アンモニウム塩、炭酸塩、有機酸塩の中か
ら選択された1種又は2種以上を使用することができ
る。
【0051】尚、pH緩衝剤のモル濃度は、0.01〜
1mol/lが一般的であるが、斯かるpH緩衝剤は錯化
剤としての作用も発揮する。
【0052】また、安定剤としては、例えば、鉛、ビス
マス、タリウム等の硝酸塩や所定のイオウ化合物の中か
ら選択された1種又は2種以上を使用することができ、
その添加量は、質量濃度で0.1〜100mg/lであ
ることが好ましい。
【0053】そして、本実施の形態ではこのようなめっ
き液組成を有する無電解Niめっき液を使用して所望の
無電解めっきが行われ、外部電極3の表面にNi−P皮
膜4が形成される。すなわち、本実施の形態では、被め
っき物であるセラミック素体2のガラス成分に含まれる
固体元素の化合物(NaSiO、HBO、Mg
SO等)を予めNiめっき液に添加して無電解めっき
を施しているので、セラミック素体2中のガラス成分が
めっき液に溶解するのを抑制することができて効率良く
めっき処理を行なうことができ、所望の優れた電気的特
性を有するセラミック多層基板等のセラミック電子部品
を得ることができる。
【0054】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではない。上記実施の形態では無電解めっき液とし
てNiめっき液について述べたが、Niめっき液以外に
も種々の無電解めっき液に応用することができる。具体
的には、Pd、Pt、Sn、Ag、又はAuの中から選
択された金属を含む少なくとも1種以上の金属化合物を
含有した無電解めっき液に適用することができ、この場
合、これらの金属イオンの酸化還元電位よりも電気化学
的に卑な酸化還元電位を有する還元剤を適宜選択し、前
記無電解めっきに添加して無電解めっきを行なうことに
より、ガラス成分のめっき液中への溶出を抑制しつつこ
れら金属又は合金を外部電極3上に析出させることがで
きる。
【0055】また、上述した無電解Niめっきを行った
後、還元剤の酸化反応を利用しない置換型めっきを行っ
てNi−P皮膜4上にAu皮膜を形成することもでき
る。
【0056】さらに、本実施の形態では非晶質ガラス成
分としてホウケイ酸ガラスを例示したが、ホウケイ酸ガ
ラスに限定されるものでなく、また、無電解Niめっき
液には、必要に応じて光沢剤、界面活性剤等の補助薬剤
を添加してもよい。
【0057】
【実施例】次に、本発明の実施例を具体的に説明する。
【0058】〔第1の実施例〕本発明者は、組成成分
が、ホウケイ酸ガラス:80wt%(SiO:13.
5wt%、B:33.9wt%、MgO:52.
6wt%)、MgAl:20wt%からなるセラ
ミック素体を用意し、該セラミック素体の両端部にCu
を主成分とする導電性ペーストを塗布、焼付けてCu電
極を形成し、被めっき物を作製した。
【0059】次に、本発明者は、以下のようにして無電
解Niめっき液を調製した。
【0060】すなわち、硫酸ニッケル:0.1mol/
l、ホスフィン酸ナトリウム:0.3mol/l、コハク
酸ナトリウム:0.1mol/l、りんご酸:0.15mol
/lとなるようにこれら各薬品を配合して水素イオン指
数pHを5.6に調製し、さらにケイ酸ナトリウム、ホ
ウ酸、硫酸マグネシウムを0.03mol/l〜0.25m
ol/lの範囲で適宜添加し、実施例1〜実施例7の無電
解Niめっき液を作製した。
【0061】次いで、脱脂、エッチング、Pd触媒の付
与等、周知の一連の前処理を行なった後、上記Niめっ
き液を浴温95℃として前記被めっき物を20分間浸漬
し、無電解めっきを施してCu電極上に膜厚5μmのN
i−P皮膜を形成した。
【0062】また、本発明者は、上述したケイ酸ナトリ
ウム、ホウ酸、及び硫酸マグネシウムのいずれもが添加
されていない無電解Niめっき液を作製し、被めっき物
を該Niめっき液に20分間浸漬して無電解めっきを施
し、Cu電極上に膜厚5μmのNi−P皮膜を形成した
(比較例1)。
【0063】そして、本発明者は、各実施例及び比較例
について、被めっき物から溶出するガラス成分の溶出量
(mg/l)、及びめっき前の機械的品質係数Qに対す
るめっき後の機械的品質係数Q、すなわちQ比を算出し
た。
【0064】ここで、被めっき物から溶出するガラス成
分の溶出量は、各試験片を縦10mm、横10mm、厚
み1mmに切断してNiめっき液5mlに夫々24時間
浸漬し、その後ICP−AES(誘導結合プラズマ発光
分光法)で定量分析し、予めNiめっき液に添加した各
添加量を減算して算出した。
【0065】また、Q比は、15GHzにおける機械的
品質係数Qを測定し、めっき前の機械的品質係数Qと比
較し、算出した。
【0066】尚、機械的品質係数Qは、以下に示す誘電
体共振器法により算出した。
【0067】すなわち、まず、各実施例及び比較例の試
験片を使用して円柱形状の誘電体を作製した。そして、
斯かる誘電体試料の両端面を2枚の平行導体板で短絡し
てTE011モードの誘電体共振器を作製して透過減衰
量を測定し、該透過減衰量から共振ピークである共振周
波数15GHzにおける機械的品質係数Qを、数式
(1)に基づいて算出した。
【0068】
【数1】 ここで、fは共振周波数(15GHz)、Δfは共振
周波数fを共振ピークとする電力半値幅、Aは挿入損
失であって、共振ピークレベルの全透過レベル(基準レ
ベル)からの減衰量を示す。
【0069】表1は各実施例及び比較例の測定結果を示
している。
【0070】
【表1】 この表1から明らかなように比較例1はSi、B、Mg
を含有したいずれの化合物もめっき液には添加されてお
らず、このためガラス成分であるSi成分、B成分、M
g成分が被めっき物からNiめっき液中に大量に溶出す
ることが分かった。
【0071】これに対して実施例1〜実施例7はSi成
分、B成分、Mg成分のうちの少なくとも1つが添加さ
れており、添加されたガラス成分についてはその溶出量
が大幅に低減しているのが分かる。特に、実施例7は、
ホウケイ酸ガラスを構成する固体元素(Si、B、M
g)を含有した化合物が添加されており、すべてのガラ
ス成分の溶出が大幅に低減しているのが確認された。
【0072】また、Q比についても、比較例1は0.0
7と小さく、めっき後の機械的品質係数Qはめっき前に
比べて大幅に低下している。
【0073】これに対して実施例1〜7はガラス成分の
めっき液への添加効果により、上述の如くめっき液中へ
のガラス成分の溶出が抑制されるため、Q比も向上し、
特にSi成分、B成分、Mg成分のいずれのガラス成分
も添加された実施例7では、Q比も0.99となってめ
っき前後において殆ど変化がなく、めっき後における機
械的品質係数Qを大幅に改善することのできることが確
認された。
【0074】このようにホウケイ酸ガラスを構成するガ
ラス成分をNiめっき液中に予め添加しておくことによ
り、被めっき物中のガラス成分がNiめっき液に溶出す
るのを抑制することができ、これによりセラミック電子
部品の電気的特性が低下するのを回避することのできる
ことが確認された。
【0075】〔第2の実施例〕本発明者は、組成物の材
料組成がホウケイ酸ガラス:75wt%(SiO:2
2.0wt%、B:35.0wt%、MgO:3
5.0wt%、LiO:10.0wt%、ZnO:
5.0wt%)、MgAl:25wt%となるよ
うに各物質を秤量して混合し、上記第1の実施例と同様
の手順で被めっき物を作製した。
【0076】そして、本発明者は、硫酸ニッケル:0.
1mol/l、ホスフィン酸ナトリウム:0.1mol/l、
クエン酸ナトリウム:0.05mol/lとなるように配
合して水素イオン指数pHを4〜6に調製し、次いでケ
イ酸ナトリウム、ホウ酸、硫酸マグネシウム、硫酸リチ
ウム、硫酸亜鉛を0.01mol/l〜0.20mol/lの
範囲で適宜添加し、実施例11〜実施例17のめっき液
を作製した。
【0077】次いで、第1の実施例と同様の前処理を行
なった後、浴温85℃の上記Niめっき液に被めっき物
を20分間浸漬して無電解めっきを施し、Cu電極上に
膜厚5μmのNi−P皮膜を形成した。
【0078】また、本発明者は、上述したケイ酸ナトリ
ウム、ホウ酸、硫酸マグネシウム、硫酸リチウム、及び
硫酸亜鉛のいずれもが添加されていないめっき液を作製
し、被めっき物を該Niめっき液に20分間浸漬して無
電解めっきを施し、Cu電極上に膜厚5μmのNi−P
皮膜を形成した(比較例11)。
【0079】そして、上記第1の実施例と同様、各実施
例及び比較例について被めっき物から溶出するガラス成
分の溶出量(mg/l)、及びQ比を算出した。
【0080】表2は各実施例及び比較例の測定結果を示
している。
【0081】
【表2】 この表2から明らかなように比較例11はSi、B、M
g、Li、及びZnを含有したいずれの化合物もNiめ
っき液には添加されておらず、このためガラス成分であ
るSi成分、B成分、Mg成分、Li成分、及びZn成
分が被めっき物からNiめっき液中に大量に溶出するこ
とが分かった。
【0082】これに対して実施例11〜実施例17はS
i成分、B成分、Mg成分、Li成分、及びZn成分の
うちの少なくとも1つが添加されており、添加されたガ
ラス成分についてはその溶出量が大幅に低減しているの
が分かる。特に、実施例17は、ホウケイ酸ガラスを構
成する固体元素(Si、B、Mg、Li、Zn)を含有
した化合物が全て添加されており、すべてのガラス成分
の溶出が大幅に低減しているのが確認された。
【0083】また、Q比についても、比較例11は0.
11と小さく、めっき後の機械的品質係数Qはめっき前
に比べて大幅に低下している。
【0084】これに対して実施例11〜17はガラス成
分のめっき液への添加効果により、上述の如くめっき液
中へのガラス成分の溶出が抑制されるため、Q比も大幅
に向上し、特にSi成分、B成分、Mg成分、Li成
分、及びZn成分のいずれのガラス成分も添加された実
施例17では、Q比も0.99となってめっき前後にお
いて殆ど変化がなく、めっき後における機械的品質係数
Qを大幅に改善することのできることが確認された。
【0085】このように第2の実施例においても、セラ
ミック素体に含有されるガラス成分をNiめっき液中に
予め添加しておくことにより、被めっき物のガラス成分
がNiめっき液に溶解するのを抑制することができ、こ
れによりセラミック電子部品の電気的特性の低下を回避
することのできることが確認された。
【0086】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る無電解
めっき液は、非晶質ガラス成分を含有した被めっき物に
無電解めっきを施すための無電解めっき液であって、前
記非晶質ガラス成分を構成する固体元素を含有した化合
物が、少なくとも1種以上添加されているので、少なく
とも添加された化合物に関する前記固体元素がめっき液
中に溶出するのを抑制することができる。
【0087】また、本発明の無電解めっき液は、前記非
晶質ガラス成分を構成する各固体元素を含有した全ての
化合物が添加されることにより、全てのガラス成分がめ
っき液に溶出するのを抑制することが可能となり、溶出
量の大幅な低減化を図ることができる。
【0088】また、前記化合物の添加量は、各化合物毎
に、モル濃度で、0.001mol/l〜1mol/lとする
ことにより、被めっき物からのガラス成分の溶出を効果
的に抑制することができる。
【0089】また、前記固体元素には、少なくともS
i、B、及びMgを含むことにより、非晶質ガラス成分
としてガラスホウケイ酸系ガラスを使用したガラスセラ
ミックに容易に適用することができる。
【0090】また、前記固体元素が、さらにアルカリ金
属、Al、Zn及びCu中から選択された少なくとも1
種以上を含むことにより、これらの金属を含有したホウ
ケイ酸系ガラスのガラスセラミックスにも容易に適用す
ることができる。
【0091】また、本発明の無電解めっき液は、Ni、
Pd、Pt、Sn、Ag、又はAuの中から選択された
金属を含む少なくと1種以上の金属化合物が含有されて
いるので、各種ガラス成分がめっき液に溶出することな
く、これら各金属を主成分とする所望の金属めっき皮膜
又は合金めっき皮膜を形成することが可能となる。
【0092】また、本発明に係るセラミック電子部品の
製造方法は、非晶質ガラス成分を含有したセラミック素
体の表面に導電部を形成し、この後、上記無電解めっき
液を使用して無電解めっきを施し、前記導電部の表面に
めっき皮膜を形成し、さらに前記非晶質ガラス成分は、
ホウケイ酸系ガラスであるので、無電解めっきを施すこ
とによりガラス成分(ホウケイ酸系ガラス)がめっき液
に溶出するのを抑制しつつ所望のめっき皮膜を形成する
ことができ、電気的特性等諸特性に優れたセラミック電
子部品を製造することができる。
【0093】さらに、本発明に係るセラミック電子部品
は、上記製造方法により製造されると共に、非晶質ガラ
ス成分を含有したセラミック素体に内部導体が埋設され
ているので、電気的特性に優れた高品質で信頼性の高い
セラミック多層基板等のセラミック電子部品を容易に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るめっき液を使用して製造されたセ
ラミック電子部品としてのセラミック多層基板の一実施
の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 セラミック素体(被めっき物) 3a〜3c 外部電極(導電部) 4a〜4c Ni−P皮膜(めっき皮膜) 5a〜5h 内部電極(内部導体)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶質ガラス成分を含有した被めっき物
    に無電解めっきを施すための無電解めっき液であって、 前記非晶質ガラス成分を構成する固体元素を含有した化
    合物が、少なくとも1種以上添加されていることを特徴
    とする無電解めっき液。
  2. 【請求項2】 前記非晶質ガラス成分を構成する各固体
    元素を含有した全ての化合物が、添加されていることを
    特徴とする請求項1記載の無電解めっき液。
  3. 【請求項3】 前記化合物の添加量は、各化合物毎に、
    モル濃度で、0.001mol/l〜1mol/lであること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の無電解めっき
    液。
  4. 【請求項4】 前記固体元素には、少なくともケイ素、
    ホウ素、及びマグネシウムが含まれていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無電解め
    っき液。
  5. 【請求項5】 前記固体元素には、アルカリ金属、アル
    ミニウム、亜鉛、及び銅の中から選択された少なくとも
    1種以上の金属が含まれていることを特徴とする請求項
    4記載の無電解めっき液。
  6. 【請求項6】 ニッケル、パラジウム、白金、スズ、
    銀、又は金の中から選択された金属を含む少なくとも1
    種以上の金属化合物が含有されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の無電解めっき
    液。
  7. 【請求項7】 非晶質ガラス成分を含有したセラミック
    素体の表面に導電部を形成し、この後、請求項1乃至請
    求項6のいずれかに記載の無電解めっき液を使用して無
    電解めっきを施し、前記導電部の表面にめっき皮膜を形
    成することを特徴とするセラミック電子部品の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記非晶質ガラス成分は、ホウケイ酸系
    ガラスであることを特徴とする請求項7記載のセラミッ
    ク電子部品の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8記載の製造方法に
    より製造されていることを特徴とするセラミック電子部
    品。
  10. 【請求項10】 非晶質ガラス成分を含有したセラミッ
    ク素体に内部導体が埋設されていることを特徴とする請
    求項9記載のセラミック電子部品。
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