JP2003268330A - 合わせ硝子用接着剤組成物 - Google Patents
合わせ硝子用接着剤組成物Info
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Abstract
合わせ硝子を得る。 【解決手段】 (I)JIS K6924−1に準拠し
た酢酸ビニル含有率15〜50重量%、JIS K69
24−1に準拠したメルトマスフローレイト0.5〜5
0g/10minのエチレン−酢酸ビニル共重合体およ
び/またはJISK6924−1に準拠した酢酸ビニル
含有率20〜50重量%であるエチレン−酢酸ビニル共
重合体の酢酸ビニル単位を10〜50%加水分解したエ
チレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物75〜98重量
%、(II)粘着付与剤2〜25重量%、(III)
(I)および(II)からなる組成物100重量部に対
し、特定のジベンジリデンソルビトールを0.01〜5
重量部配合してなる組成物を用いる。
Description
する合わせ硝子用接着剤組成物および合わせ硝子用接着
剤を用いた合わせ硝子の透明性の改良に関するものであ
る。
EVAと略す)は、ポリエチレンと比較し、柔軟性、粘
着性に優れ、さらにエチレン−酢酸ビニル共重合体のケ
ン化物(以下、ケン化EVAと略す)は、側鎖に水酸基
を有していることから接着特性に優れ、金属、プラスチ
ック、硝子、繊維等の接着剤として広く使用されてい
る。しかしながら、用途によってはまだ接着特性が十分
とはいえず、例えば合わせ硝子の中間膜とした場合、以
下のような種々の問題を有している。
ては、透明性、硝子との接着性、耐水性、耐貫通性等が
挙げられるが、EVAやケン化EVA単独の中間膜では
これらの特性を満足しないため、特公平2−53381
号ではEVAに有機過酸化物を配合した組成物、また特
開平6−9932号ではケン化EVAに酸変性物や粘着
付与剤を配合した組成物が提案されている。しかしなが
ら、これらの組成物では透明性が十分とはいえず、市場
からはさらなる改良が要求されているのが現状である。
造核剤の添加が知られている。この造核剤は、ソルビト
ール誘導体と有機金属塩に大別される。前者はジベンジ
リデンソルビトールや1・2,3・4−ジ(p−メチル
ベンジリデン)ソルビトールで代表される置換ベンジリ
デンソルビトールであり、後者は安息香酸Na塩、p−
t−ブチル安息香酸アルミニウムおよびメチレンビス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)アッシドホスフェ
ートNa塩等である。しかし、これらの造核剤は融点が
高いものが多く、230℃以上で熱分解が発生するEV
Aやケン化EVAへの添加は難しく、効果のある造核剤
は見出せていなかった。合わせ硝子中間膜への適用は、
例えば、特開昭59−078958号、特開平4−36
2046号、特開平6−329446号等でジベンジリ
デンソルビトールやトリベンジリデンソルビトールの添
加が提案されているが、透明性の改良効果は小さく、ま
た、特開昭62−290531号、特開昭63−116
847号、特開昭63−151649号等では、ジベン
ジリデンソルビトールや置換ベンジリデンソルビトール
の添加が提案されているが、これらの造核剤の添加だけ
では透明性の改良効果は小さい。
せ硝子に要求される接着性、耐水性、耐貫通性の性能を
損なうことなく、透明性の向上した合わせ硝子用接着剤
組成物およびその合わせ硝子を提供することにある。
を考慮し鋭意検討した結果、EVAおよび/またはケン
化EVAと粘着付与剤からなる組成物に、特定の造核剤
を配合することにより合わせ硝子に要求される接着性、
耐水性、耐貫通性の性能を損なうことなく、透明性が向
上することを見出し本発明に至った。
−1に準拠した酢酸ビニル含有率(VAc)15〜50
重量%、JIS K6924−1に準拠したメルトマス
フローレイト(MFR)0.5〜50g/10minの
エチレン−酢酸ビニル共重合体および/またはJIS
K6924−1に準拠した酢酸ビニル含有率(VAc)
20〜50重量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
の酢酸ビニル単位を10〜50%加水分解したエチレン
−酢酸ビニル共重合体のケン化物75〜98重量%、
(II)粘着付与剤2〜25重量%、(III)(I)
および(II)からなる組成物100重量部に対し、下
記式(1)で示される化合物の内少なくとも一種以上の
化合物を0.01〜5重量部配合してなることを特徴と
する合わせ硝子用接着剤組成物に関するものである。さ
らに本組成物を中間膜とし、その両側に硝子を貼り合わ
せてなる合わせ硝子に関するものである。
基またはクロル基であり、R’がHのときはRが炭素数
1〜3のアルキル基またはクロル基を示す。)本発明に
おいて使用されるEVAは、高圧ラジカル重合法により
製造されるものが一般的であり、特にVAcが15〜5
0重量%のものが透明性改良効果が大きい。EVAのM
FRは押出加工の面から0.5〜50g/10minが
好ましい。
は、EVAをアルカリあるいは酸を触媒として加水分解
したものであり、その製造方法としては、例えば良溶媒
に溶解させて均一系で反応を行なう均一ケン化法あるい
はメタノール、エタノールのような非溶媒中でペレット
あるいは粉末のまま不均一系で反応を行なう不均一ケン
化法等が挙げられる。特に、VAcが20〜50重量%
であるEVAの酢酸ビニル単位を10〜50%加水分解
したケン化EVAは、透明性向上効果が大きい。ケン化
EVAのMFRは押出加工の面から0.5〜50g/1
0minが好ましい。
と耐水性向上の目的のため添加される。具体的には、脂
肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、芳香族系
炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン類、スチレ
ン系樹脂が挙げられる。脂肪族系炭化水素樹脂として
は、1−ブテン、ブタジエン、イソブチレン、1,3−
ペンタジエン等のC4〜C5のモノまたはジオレフィン
を主体とする重合体、脂環族系炭化水素樹脂としては、
スペントC4〜C5留分中のジエン成分を環化二量体化
後重合させた樹脂、シクロペンタジエン等の環状モノマ
ーを重合させた樹脂、芳香族系炭化水素樹脂としては、
ビニルトルエン、インデン、α−メチルトルエン等のC
2ビニル芳香族系炭化水素樹脂を成分とした樹脂等、ポ
リテルペン系樹脂としては、α−ピネン重合体、β−ピ
ネン重合体、ジペンテン重合体、テルペン−フェノール
共重合体等、ロジン類としては、ロジン、重合ロジン、
水添ロジン、ロジングリセリンエステルおよびその水添
物または重合物、ロジンペンタエリスリトールおよびそ
の水添物または重合物等、スチレン系樹脂としては、ス
チレン系単独重合体、スチレン−オレフィン共重合体、
ビニルトルエン−α−メチルトルエン共重合体等が挙げ
られる。これらの粘着付与剤の中で、透明性、相溶性等
の点から水素化または部分水素化した石油炭化水素樹脂
が好ましい。EVAおよび/またはケン化EVAに対す
る添加量は2〜25重量%が好ましい。粘着付与剤の添
加量が2重量%未満では耐水性が低く、また透明性が改
良されず、25重量%を超えると加工性、透明性の低下
をきたす。
(1)で示される化合物は、1,3・2,4−ジベンジ
リデンソルビトールの誘導体であり、造核剤作用のある
ものである。
おける置換基RがHのときはR’が炭素数1〜3のアル
キル基であり、R’がHのときはRが炭素数1〜3のア
ルキル基である。アルキル基としては、例えばメチル
基、イソプロピル基、エチル基を示す。
2,4−p−メチルベンジリデンソルビトール、1,3
−p−メチルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソル
ビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−
p−クロルベンジリデンソルビトール、1,3−p−ク
ロルベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデンソ
ルビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4
−p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3−p−
エチルベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデン
ソルビトール等が挙げられ、その中でも1,3−ベンジ
リデン−2,4−p−メチルベンジリデンソルビトー
ル、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−ベンジ
リデンソルビトール等がEVAまたはケン化EVAの添
加剤として特に効果がある。この化合物の特徴は、フェ
ニル核のいずれか一方の水素基がメチル基によって置換
された核置換体であって、この化合物は、例えば特公平
2−59832号に記載されている方法によって製造さ
れる。配合量は、EVAおよび/またはケン化EVAと
粘着付与剤からなる組成物100重量部に対し0.01
〜5重量部であり、好ましくは造核剤のマスターバッチ
を作製し、造核剤が0.1〜1重量部になるよう添加す
るのが好ましい。0.01重量部より少ない場合は透明
性改良の効果がなく、5重量部を超えて添加してもそれ
に見合う効果は得られず、経済的に不利である。
合体またはケン化EVAの酸変性物は、エチレンと不飽
和カルボン酸またはその無水物との共重合体、エチレン
系共重合体またはケン化EVAを酸変性したものであれ
ばいかなるものを用いても良い。具体的には、高圧でエ
チレンと不飽和カルボン酸またはその無水物とをラジカ
ル重合する方法、不飽和カルボン酸またはその無水物を
該エチレン系共重合体またはケン化EVAにグラフトす
る方法が挙げられる。酸変性に使用されるエチレン系共
重合体とケン化EVAとしては特に制限がなく、エチレ
ン系共重合体と称されるEVA、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−
1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合
体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合体、ケ
ン化EVA等が挙げられ、その中でも成分(I)に使用
されるEVAおよび/またはそのケン化物と同一のもの
を使用することが好ましいが、特に制限を受けるもので
はない。不飽和カルボン酸またはその無水物としては、
アクリル酸、フマル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イ
タコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、無水マレイン
酸、無水シトラコン酸、無水イタコン酸、4−メチルシ
クロヘキサ−4−エン−1,2−ジカルボン酸無水物、
ビシクロ(2,2,2)オクタ−5−エン−2,3−ジ
カルボン酸無水物等が挙げられ、これらの物が単独また
は混合物として用いられる。グラフトする方法として
は、例えば、有機過酸化物を触媒として、溶融押出法あ
るいは該エチレン系共重合体またはケン化EVAを適当
な溶媒中に懸濁または溶解した溶液法によりグラフトす
る方法が挙げられ、この酸変性物は、特開平6−993
2号に記載されている方法等によって製造される。配合
量は、EVAおよび/またはケン化EVAと粘着付与剤
からなる組成物100重量部に対し2〜100重量部、
好ましくは5〜80重量部である。2重量部より少ない
場合は接着性の改良効果がなく、100重量部を超える
と透明性が低下する。
合物としては、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−
アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。また、エ
ポキシシラン化合物としては、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルメチルジエトキシシラン等が挙げられる。配
合量は、EVAおよび/またはケン化EVAと粘着付与
剤からなる組成物100重量部に対し、アミノシランま
たはエポキシシランを0.02〜1.0重量部添加する
ことが好ましい。添加量が0.02重量部未満であると
硝子に対する接着性が十分でなく、1.0重量部を超え
ると透明性が低下する。
は、EVAの架橋剤として使用されるものであり、1分
間の半減期を得る温度が100〜180℃であれば使用
可能である。具体的には、シクロヘキサノンペルオキシ
ド、ジクミルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキ
シド、ジアシルペルオキシド、ジプロピオニルペルオキ
シド、ジデカノイルペルオキシド、ジラウロイルペルオ
キシド、ビス(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)
ペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、m−トルイル
ペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシ
ド、1,1−ジ−t−ブチルペルオキシシクロヘキサ
ン、1,1−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,5−ト
リメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン、1,3−ジ(t
−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−
ジメチル−2,5−ジベンゾイルペルオキシヘキサン、
n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)バ
レレート、t−ブチルペルオキシアセテート、t−ブチ
ルペルオキシイソブチレート、t−ブチルペルオキシピ
バレート、t−ブチルペルオキシネオデカノエート、t
−ブチルペルオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノ
エート、t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート、t−ブチルペルオキシラウレート、t−ブチルペ
ルオキシベンゾエート、ジ(t−ブチルペルオキシ)イ
ソフタレート、t−ブチルペルオキシマレート、メチル
エチルケトンペルオキシド等が挙げられる。これらの有
機過酸化物のうち、少なくとも一種以上を用いることが
できる。また、必要により架橋助剤としてエチレングリ
コールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリル
イソシアヌレート等の多官能性モノマー、1,2−ポリ
ブタジエン等の多官能性ポリマー、いおう化合物等を配
合することができる。
合することによって得られる。混合方法としては、押出
機、オープンロールミル、バンバリーミキサー、ニーダ
ー等を用いて混合する方法などを採用することができ
る。例えば、温度を210℃に設定したブラベンダー型
インターナルミキサーで10分間混練することにより得
られる。
する方法は、インフレーション、キャスト、カレンダ
ー、プレス等が挙げられる。中間膜の厚みは0.1〜2
mmの範囲が合わせ硝子用としては最適である。
必要に応じて酸化防止剤や高級脂肪酸アミド等の滑剤を
添加してもかまわない。また、耐候性を改良する目的
で、ベンゾトリアゾール系、ヒンダードアミン系の紫外
線吸収剤、耐光安定剤を添加してもかまわない。また、
必要に応じ、顔料、染料、ブロッキング防止剤、各種安
定剤、可塑剤、オイル、無機充填剤等を配合することが
できる。
するには、複数の硝子の間に該中間膜を重ね、加熱加圧
下で接着させれば良い。加熱温度は80〜180℃の範
囲が使用できる。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
評価した。
機で成形した厚さ1mmのシートを硝子の間に挟み込
み、110℃または170℃で5分間加熱圧着して合わ
せ硝子を作製した。
(1)で得られた合わせ硝子のヘーズを測定した。接着
層の厚みが1mmのときはヘーズ2%以下が好ましい。
評価を行い、比較例1より透明性が優れるものを○、そ
うでないものを×とした。
205に準拠し、(1)で得られた合わせ硝子の煮沸前
後のヘーズを測定し、煮沸後のヘーズから煮沸前のヘー
ズを引いた値が、0.3未満のものを○、0.3以上の
ものを×とした。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)90重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量部、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−ベンジリデンソルビトール(商品名 EC−
2、吉富ファインケミカル(株)製)0.5重量部を2
10℃に設定したブラベンダー型インターナルミキサー
において100rpmで10分間混練した。得られた組
成物を上記(1)の方法で合わせ硝子を作製し、物性を
測定した。結果を表8に示す。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)90重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量部を実施例1と同様にして合わせ硝子を作
製した後、物性を測定した。結果を表8に示す。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)90重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量%、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−ベンジリデンソルビトール(商品名 EC−
2、吉富ファインケミカル(株)製)0.005重量部
を実施例1と同様にして合わせ硝子を作製した後、物性
を測定した。結果を表8に示す。透明性は比較例1と同
等で改良効果が見られない。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)100重量部、1,3−p−メチ
ルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール
(商品名 EC−2、吉富ファインケミカル(株)製)
0.5重量部を実施例1と同様にして合わせ硝子を作製
した後、物性を測定した。結果を表8に示す。透明性は
比較例1と同等で改良効果が見られない。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)70重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)30重量部、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−ベンジリデンソルビトール(商品名 EC−
2、吉富ファインケミカル(株)製)0.5重量部を実
施例1と同様にして合わせ硝子を作製した後、物性を測
定した。結果を表8に示す。透明性は比較例1と同等で
改良効果が見られない。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)90重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量部、ジベンジリデンソルビトール、トリベ
ンジリデンソルビトール(商品名 EC−1−55、吉
富ファインケミカル(株)製)0.5重量部を実施例1
と同様にして合わせ硝子を作製した後、物性を測定し
た。結果を表8に示す。透明性は比較例1と同等で改良
効果が見られない。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)90重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量部、1・3,2・4−ジ−p−メチルベン
ジリデンソルビトール(商品名 ゲルオールMD、新日
本理化(株)製)0.5重量部を実施例1と同様にして
合わせ硝子を作製した後、物性を測定した。結果を表8
に示す。透明性は比較例1と同等で改良効果が見られな
い。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)90重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量部、リン酸2,2−メチレンビス(4,6
−ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウム(商品名 アデ
カスタブNA−11、旭電化(株)製)0.5重量部を
実施例1と同様にして合わせ硝子を作製した後、物性を
測定した。結果を表8に示す。透明性は比較例1と同等
で改良効果が見られない。
A(商品名 ウルトラセン634、東ソー(株)製)9
0重量部、脂環族飽和炭化水素樹脂(商品名アルコンM
−115、荒川化学工業(株)製)10重量部、1,1
−ジ(t−ブチルペルオキシ)−3,5−トリメチルシ
クロヘキサン 1重量部、β−(3,4エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン 0.5重量部、
1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−ベンジリデ
ンソルビトール(商品名 EC−2、吉富ファインケミ
カル(株)製)0.5重量部を実施例1と同様にして合
わせ硝子を作製した後、物性を測定した。結果を表8に
示す。
A(商品名 ウルトラセン634、東ソー(株)製)9
0重量部、脂環族飽和炭化水素樹脂(商品名アルコンM
−115、荒川化学工業(株)製)10重量部、β−
(3,4エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシ
シラン 0.5重量部、1,1−ジ(t−ブチルペルオ
キシ)−3,5−トリメチルシクロヘキサン 1重量部
を実施例1と同様にして合わせ硝子を作製した後、物性
を測定した。結果を表8に示す。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)80重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量部、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−ベンジリデンソルビトール(商品名 EC−
2、吉富ファインケミカル(株)製)0.5重量部、酸
変性物(商品名 モディパーA−6600、日本油脂
(株)製)10重量部、β−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン 0.5重量部を
実施例1と同様にして合わせ硝子を作製した後、物性を
測定した。結果を表8に示す。
0%加水分解したMFR5g/10min、VAc22
重量%であるケン化EVA(商品名 メルセンH625
1、東ソー(株)製)80重量部、脂環族飽和炭化水素
樹脂(商品名アルコンM−115、荒川化学工業(株)
製)10重量部、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−ベンジリデンソルビトール(商品名 EC−
2、吉富ファインケミカル(株)製)0.5重量部、酸
変性物(商品名 モディパーAT−11520、日本油
脂(株)製)10重量部、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン 0.5重量部
を実施例1と同様にして合わせ硝子を作製した後、物性
を測定した。結果を表8に示す。
剤組成物は、合わせ硝子に要求される接着性、耐水性、
耐貫通性の性能を損なうことなく、透明性を向上させる
ことが可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】(I)JIS K6924−1に準拠した
酢酸ビニル含有率(VAc)15〜50重量%、JIS
K6924−1に準拠したメルトマスフローレイト
(MFR)0.5〜50g/10minのエチレン−酢
酸ビニル共重合体および/またはJIS K6924−
1に準拠した酢酸ビニル含有率(VAc)20〜50重
量%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル
単位を10〜50%加水分解したエチレン−酢酸ビニル
共重合体のケン化物75〜98重量%、(II)粘着付
与剤2〜25重量%、(III)(I)および(II)
からなる組成物100重量部に対し、下記式(1)で示
される化合物の内少なくとも一種以上の化合物を0.0
1〜5重量部配合してなることを特徴とする合わせ硝子
用接着剤組成物。 【化1】 (式中、RがHのときはR’が炭素数1〜3のアルキル
基またはクロル基であり、R’がHのときはRが炭素数
1〜3のアルキル基またはクロル基を示す。) - 【請求項2】(I)および(II)からなる組成物10
0重量部に対し、さらに酸変性エチレン系共重合体およ
び/または酸変性ケン化エチレン−酢酸ビニル共重合体
を2〜100重量部配合することを特徴とする請求項1
に記載の合わせ硝子用接着剤組成物。 - 【請求項3】(I)および(II)からなる組成物10
0重量部に対し、さらにアミノシラン化合物またはエポ
キシシラン化合物を0.02〜1.0重量部配合するこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の合わせ硝子用
接着剤組成物。 - 【請求項4】(I)および(II)からなる組成物10
0重量部に対し、さらに1分間の半減期を得る温度が1
00〜180℃である有機過酸化物を0.1〜5重量部
配合することを特徴とする請求項1〜3に記載の合わせ
硝子用接着剤組成物。 - 【請求項5】粘着付与剤が、水素化または部分水素化し
た石油炭化水素樹脂であることを特徴とする請求項1〜
4に記載の合わせ硝子用接着剤組成物。 - 【請求項6】請求項1〜5に記載の合わせ硝子用接着剤
組成物を中間膜とし、その両側に硝子を貼り合わせてな
ることを特徴とする合わせ硝子。
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