JP2003268187A - 透明樹脂組成物及び光学フィルム - Google Patents

透明樹脂組成物及び光学フィルム

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JP2003268187A
JP2003268187A JP2002072998A JP2002072998A JP2003268187A JP 2003268187 A JP2003268187 A JP 2003268187A JP 2002072998 A JP2002072998 A JP 2002072998A JP 2002072998 A JP2002072998 A JP 2002072998A JP 2003268187 A JP2003268187 A JP 2003268187A
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norbornene
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polyvinyl alcohol
ring
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Katsunori Toyoshima
克典 豊嶋
Takeharu Morita
健晴 森田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れ、かつ、優れた光学特性、力学
的性質と適度な透湿性とを兼ね備えた透明樹脂組成物、
及び、液晶表示装置の偏光板の偏光板保護フィルムに用
いたときに偏光板と偏光板保護フィルムとの接着性と再
剥離性とを両立することができる光学フィルムを提供す
る。 【解決手段】 ノルボルネン系樹脂とポリビニルアルコ
ール樹脂とを含有する透明樹脂組成物であって、前記ノ
ルボルネン系樹脂が樹脂混合物である場合は、一般式
(1)で表される開環重合可能な脂環族モノマーを開環
重合させた重合体と、一般式(2)で表される開環重合
可能な脂環族モノマーを開環重合させた重合体との樹脂
混合物を除く樹脂混合物である透明樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性が高く、優
れた光学特性、力学的性質を有し、かつ、透湿性の制御
が容易な透明樹脂組成物及び光学フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、卓上電子計算機、電子時計、ワー
プロ、自動車、機械類の計器類等には液晶表示装置が用
いられることが多い。代表的な液晶表示装置としては、
液晶分子を封入した電極が組み込まれたガラスセルに偏
光板が貼り合わされたものが挙げられる。
【0003】偏光板は、通常、延伸配向したポリビニル
アルコール樹脂にヨウ素又は二色性染料を吸着させたも
のからなり、更に偏光板の両面には光学フィルムからな
る偏光板保護フィルムが接着されている。
【0004】偏光板と偏光板保護フィルムとの接着に
は、通常水系接着剤が用いられているが、偏光板と偏光
板保護フィルムとのずれやそりが生じないように強固に
接着することが求められる一方で、液晶表示装置の生産
工程上の都合から再剥離性も求められている。したがっ
て、接着性と再剥離性という相反する性質をいかに同時
に満たすかが課題になっていた。
【0005】特開平6−308327号公報には、偏光
板の表面に含フッ素シラン化合物等を吸着させて撥水層
を形成する方法が開示されている。これは、偏光板に撥
水作用を付与することにより、再剥離性を持たせようと
するものである。しかしながら、この方法は、偏光板生
産工程において撥水層を形成させる工程が増えることに
なり、生産性の点から好ましい解決方法ではない。
【0006】また、特開昭59−159109号公報に
は、高密度ポリエチレン等の透湿度が10g/m/2
4hr以下の高分子膜を偏光板の両面にコート、貼り合
わせ又は密封袋上に形成せしめ保護膜とした偏光板が開
示されている。しかしながら、この方法も偏光板生産工
程においてコート層を形成させる工程が増えることにな
り、生産性の点から好ましい解決方法ではない。
【0007】これに対して、偏光板と偏光板保護フィル
ムとの接着に用いる水系接着剤の乾燥度合いにより、接
着性と再剥離性のバランスをとろうとする方法が提案さ
れている。すなわち、偏光板保護フィルムの透湿性が高
ければ、水系接着剤の乾燥が進み接着力が強くなり、一
方、偏光板保護フィルムの透湿性が低ければ、水系接着
剤の乾燥が進まず接着力が低く再剥離性が高まる。例え
ば、特開2000−249830号公報には、60℃9
5%RHの環境条件下で200g/m/24hr以下
の透湿度を有する偏光板保護フィルムを用いれば、再剥
離性が改善されることが報告されている。これらの検討
から、60℃95%RHの環境条件下で60〜200g
/m/24hr程度の透湿度の偏光板保護フィルムを
用いれば、最適な接着性と再剥離性のバランスが得られ
るものと考えられている。
【0008】一方、上記偏光板保護フィルムに用いる光
学フィルムには、光透過性等の光学特性に優れることに
加え、ポリビニルアルコール樹脂からなり収縮性の大き
い偏光板の収縮を防止できるだけの力学的強度、製造工
程においてかけられる高温に耐えうる耐熱性等が求めら
れており、これらの条件を満たすものとして特開平6−
51117号公報、特開平7−77608号公報、特開
平11−142645号公報等にノルボルネン系樹脂か
らなる光学フィルムが提案されている。しかしながら、
これらのノルボルネン系樹脂からなる光学フィルムを偏
光板保護フィルムとして使用した場合、透湿性が低いた
め、偏光板に曇りを生じたり、偏光板と充分に接着しな
い等の問題があり、最適な接着性と再剥離性のバランス
は得られなかった。
【0009】これに対して、特開平9−316179号
公報には、極性基を導入したモノマーを重合して得られ
る極性基を有するノルボルネン系樹脂からなる光学フィ
ルムが提案されている。このような極性基を有するノル
ボルネン系樹脂からなる光学フィルムは、適度な透湿性
を有しており、偏光板保護フィルムに用いれば最適な接
着性と再剥離性のバランスが得られる。しかしながら、
極性基を有するノルボルネン系樹脂は、ガラス転移温度
が高いために高い成形温度を必要とし、熱分解等の問題
から流動性の改良が求められている。また、極性基を有
するノルボルネン系樹脂は一般にポリカーボネート樹脂
等に比べて脆く、脆さを改良するために分子量を上げる
と流動性が悪化してしまい、強度と流動性をともに改良
することは困難であった。更に、高価であるうえ、重合
制御が難しく、耐熱性が低く、得られる光学フィルムの
強度が弱くなるという問題点があった。
【0010】一方、性質の異なる樹脂を混合するポリマ
ーアロイ技術はよく知られているので、極性基を持たな
いノルボルネン系樹脂に、透湿性の高い極性ポリマーを
混合することにより適度の透湿性を持たせることも考え
られるが、実際は極性基を持たないノルボルネン系樹脂
と極性樹脂とは相溶性が悪く、超臨界状態で混合する等
の特別なプロセスを経ない限り、相分離してしまい、白
濁した不透明の樹脂組成物しか得られないと業界では認
識されており、かかる試みがなされたという報告はなか
った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、耐熱性が高く、優れた光学特性、力学的性質を有
し、かつ、透湿性の制御が容易な透明樹脂組成物及び光
学フィルムを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、驚くべき
ことに、ノルボルネン系樹脂とポリビニルアルコール樹
脂とを混合することにより、透明な組成物が得られ、こ
の透明組成物を用いれば、優れた光学特性、力学的性質
と適度な透湿性とを兼ね備えた光学フィルムが得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、
ノルボルネン系樹脂とポリビニルアルコール樹脂とを含
有する透明樹脂組成物である。以下に本発明を詳述す
る。
【0013】本発明の透明樹脂組成物は、ノルボルネン
系樹脂とポリビニルアルコール樹脂とを含有する。これ
まで、非極性樹脂であるノルボルネン系樹脂は、極性樹
脂とは非常に相溶性が悪く、超臨界状態で混合する等の
特別なプロセスを経ない限り、相分離してしまい、白濁
した不透明の樹脂組成物しか得られないことが常識とし
て認識されていた。しかしながら、本発明者らは、非極
性樹脂であるノルボルネン系樹脂と極性樹脂であるポリ
ビニルアルコール樹脂とを混合することにより、超臨界
状態で混合する等の特別なプロセスを経ないでも、透明
な樹脂組成物が得られることを見出した。
【0014】上記ノルボルネン系樹脂としては特に限定
されず、従来公知のノルボルネン系樹脂を用いることが
でき、例えば、開環重合可能な脂環族モノマーを開環重
合させた重合体及びその水素添加物;開環重合可能な脂
環族モノマーとエチレンやα−オレフィン等のオレフィ
ン系モノマーとの付加重合体;ノルボルネン系モノマー
とシクロペンテン、シクロオクテン、5,6−ジヒドロ
ジシクロペンタジエン等の環状オレフィン系モノマーと
の付加重合体;開環重合可能な脂環族モノマーを単独で
付加重合させた重合体;これらの重合体の変性物等が挙
げられる。なかでも、極性基を持たない脂環族モノマー
を開環重合させた重合体が好ましい。すなわち、極性基
を持たないノルボルネン系樹脂はポリビニルアルコール
樹脂と透明な樹脂組成物を形成し、特に高い透明性と透
湿性とを両立することができる。ただし、上記ノルボル
ネン系樹脂が樹脂混合物である場合は、下記一般式
(1)で表される開環重合可能な脂環族モノマーを開環
重合させた重合体と、下記一般式(2)で表される開環
重合可能な脂環族モノマーを開環重合させた重合体との
樹脂混合物は除かれる。そもそもこの樹脂混合物はポリ
ビニルアルコール樹脂が存在しない状態でも白濁した不
透明な樹脂となってしまう。なお、本明細書において極
性基を持たないノルボルネン系樹脂とは、炭素と水素の
みから構成されるノルボルネン樹脂のことを意味する。
【0015】
【化4】
【0016】式中、A、B、X、Yは水素原子又は炭素
数1〜10の炭化水素基を表し、mは0又は1を表す。
【0017】
【化5】
【0018】式中、A、Bは水素原子又は炭素数1〜1
0の炭化水素基を表し、X、Yは水素原子又は1価の有
機基であって、X、Yの少なくとも1つは水素原子又は
炭化水素基以外の極性基を表し、mは0又は1を表す。
【0019】開環重合によりノルボルネン系樹脂を与え
る極性基を持たない脂環族モノマーとしては、例えば、
上記一般式(1)で表されるノルボルネン誘導体又はテ
トラシクロドデセン誘導体等が挙げられる。
【0020】上記一般式(1)で表されるノルボルネン
誘導体又はテトラシクロドデセン誘導体としては、具体
的には例えば、ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボ
ルネン、5−エチル−2−ノルボルネン、5−ブチル−
2−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネ
ン、5,5−ジメチル−2−ノルボルネン、5−フェニ
ル−2−ノルボルネン、5−フェニル−5−メチル−2
−ノルボルネン、6−メチル−1,4:5,8−ジメタ
ノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン、6−エチル−1,4:5,8−ジメタノ
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロ
ナフタレン、6−エチル−1,4:5,8−エチリデン
−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロ
ナフタレン、5,8−メタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロ−2,3−シクロペンタジ
エノナフタレン、4,9:5,8−ジメタノ−3a,
4,4a,5,8,8a,9,9a−オクタヒドロ−1
H−ベンゾインデン、4,11:5,10:6,9−ト
リメタノ−3a,4,4a,5,5a,6,9,9a,
10,10a,11,11a−ドデカヒドロ−1H−シ
クロペンタアントラセン等が挙げられる。
【0021】また、上記一般式(1)で表される以外の
開環重合によりノルボルネン系樹脂を与える極性基を持
たない脂環族モノマーとしては、例えば、テトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−
エチリデンテトラシクロ[4.4.0.12,5
7,10]−3−ドデセン、8−エチルテトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−
メチルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−
3−ドデセン、ペンタシクロ[6.5.1.13,6.0
2,7.09,13]−4−ペンタデセン、ヘキサシクロ
[6.6.1.13,6.110,13.02,7.0
9,14]−4−ヘプタデセン、ヘプタシクロ[8.
7.0.12,9.14,7.111,17.03,8.012,16]−
5−エイコセン、オクタシクロ[8.8.0.12,9
4,7.111,18.113,16.03,8.012,17]−5−ド
コセン、ペンタシクロ[7.4.0.12,5.19,12
8,13]−3−ペンタデセン5−フェニルビシクロ
[2.2.1]−2−ヘプテン、5−メチル−5−フェ
ニルビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5−
(2,4,6−トリメチルフェニル)ビシクロ[2.
2.1]−2−ヘプテン、5−(エチルフェニル)ビシ
クロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5−(イソプロピ
ルフェニル)ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、
5−(ビフェニル)ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプ
テン、5−(β−ナフチル)ビシクロ[2.2.1]−
2−ヘプテン、5−(α−ナフチル)ビシクロ[2.
2.1]−2−ヘプテン、5−(アントラセニル)ビシ
クロ[2.2.1]−2−ヘプテン、5,6−ジフェニ
ルビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテン、シクロペン
タジエン−アセナフチレン付加体、2分子のシクロペン
タジエンと1分子のアセナフチレン付加体、1,4−メ
タノ−1,4,4a,5,10,10a−ヘキサヒドロ
アントラセン、8−フェニル−テトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−メチル−8
−フェニル−テトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−3−ドデセン、8−(2,4,6−トリメチル
フェニル)−テトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−3−ドデセン、8−(エチルフェニル)−テト
ラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8−(イソプロピルフェニル)−テトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8,
9−ジフェニル−テトラシクロ[4.4.0.12,5
7,10]−3−ドデセン、8−(ビフェニル)−テトラ
シクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8−(β−ナフチル)−テトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−(α−ナフ
チル)−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10
−3−ドデセン、8−(アントラセニル)−テトラシク
ロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、1
1,12−ベンゾ−ペンタシクロ[6.5.1.
3,6.02 ,7.09,13]−4−ペンタデセン、11,1
2−ベンゾ−ペンタシクロ[6.6.1.13,6
2,7.09,14]−4−ヘキサデセン、11−フェニル
−ヘキサシクロ[6.6.1.13,6.110,13
2,7.09,14]−4−ヘプタデセン、14、15−ベ
ンゾ−ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7.1
11,17.03,8.012,16]−5−エイコセン等が挙げら
れる。
【0022】上記開環重合によりノルボルネン系樹脂を
与える極性基を有する脂環族モノマーとしては、例え
ば、上記一般式(2)で表される、極性基を有するノル
ボルネン誘導体又はテトラシクロドデセン誘導体等が挙
げられる。
【0023】上記一般式(2)で表される極性基を有す
るノルボルネン誘導体又はテトラシクロドデセン誘導体
としては、具体的には例えば、5−シアノ−2−ノルボ
ルネン、5−メチル−5−メトキシカルボニル−2−ノ
ルボルネン、6−クロロ−1,4:5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、6−シアノ−1,4:5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、6−ピリジル−1,4:5,8−ジメタノ−
1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、6−メトキシカルボニル−1,4:5,8−
ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オク
タヒドロナフタレン、1,4−ジメタノ−1,4,4
a,4b,5,8,8a,9a−オクタヒドロフルオレ
ン、5−メトキシカルボニルビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン、5−メチル−5−メトキシカルボニル
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−シアノ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、8−メトキ
シカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.1
7,10]−3−ドデセン、8−エトキシカルボニルテトラ
シクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセ
ン、8−n−プロピルオキシカルボニルテトラシクロ
[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−
イソプロピルオキシカルボニルテトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]−3−ドデセン、8−n−ブチル
オキシカルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5
7,10]−3−ドデセン、8−メチル−8−メトキシカ
ルボニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10
−3−ドデセン、8−メチル−8−エトキシカルボニル
テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ド
デセン、8−メチル−8−n−プロピルオキシカルボニ
ルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、8−メチル−8−イソプロピルオキシカルボ
ニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3
−ドデセン、8−メチル−8−n−ブチルオキシカルボ
ニルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3
−ドデセンペンタシクロ[7.4.0.12,5
9,12.08,13]−3−ペンタデセン等が挙げられる。
【0024】これらの開環重合可能な脂環族モノマーは
単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されても
よい。また、2種類以上の開環重合可能な脂環族モノマ
ーを用いて開環共重合反応を行ってもよく、上記一般式
(1)で表される開環重合可能な脂環族モノマーと、上
記一般式(1)で表されるモノマー以外の開環重合可能
な脂環族モノマーとを共重合してもよい。
【0025】上記ノルボルネン系重合体を得るための重
合方法としては特に限定されず、公知の方法を用いるこ
とができる。また、必要に応じて、水素添加によりノル
ボルネン系重合体水素添加物としたりしてもよい。ま
た、上記重合に用いる重合媒体として、例えば、Ir、
Os、Ruの三塩化物の含水塩、MoC1、WC
、ReCl 、(CAl、(C
Al/TiCl 、(π−CMo/
TiCl 、(π−C W/TiCl
(π−CCr/WCl等が挙げられる。
【0026】上記ノルボルネン系樹脂の数平均分子量の
好ましい下限は5000、上限は4万である。この範囲
内であると、得られる成形品、とりわけ光学フィルム等
の力学強度と成形性のバランスが非常によくなる。より
好ましい下限は7000、上限は35000、更に好ま
しい下限は8000、上限は3万である。
【0027】上記ノルボルネン系樹脂のうち市販されて
いるものとしては、例えば、「ZEONOR」、「ZE
ONEX」(日本ゼオン社製);「OPTOREZ」
(日立化成工業社製);「APEL」(三井石油化学社
製);「ARTON」(JSR社製)等が挙げられる。
【0028】上記ポリビニルアルコール樹脂としては特
に限定されず、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、バーサティック酸ビニル等のビ
ニルエステル系モノマーを重合させた重合体のケン化物
等が挙げられる。また、上記ポリビニルアルコール樹脂
は、上記ビニルエステル系モノマーと下記モノマーとの
共重合体のケン化物であってもよく、上記ビニルエステ
ル系モノマーの重合体のケン化物と上記共重合体のケン
化物との混合物であってもよい。
【0029】上記ビニルエステル系モノマーと共重合さ
せるモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブテン等のオレフィン系モノマ
ー;アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、
メタクリル酸エステル、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、ビニルエーテル、アクリロニトリル等が挙げられ
る。
【0030】上記ポリビニルアルコール樹脂の重合度の
好ましい下限は200、上限は4000である。重合度
が小さくなると、透湿度が低くなる傾向にあり、重合度
が大きくなると、得られる樹脂組成物の透明性が低くな
る傾向にあり、光学フィルムの透明性を高く保ちにくく
なる。
【0031】上記ポリビニルアルコール樹脂のケン化度
の好ましい下限は50モル%である。ケン化度が小さく
なると、得られる樹脂組成物の透明性が低くなる傾向に
あり、光学フィルムの透明性を高く保ちにくくなる。
【0032】本発明の透明樹脂組成物は、混練時や成形
時に極端な高温にさらされることから、樹脂組成物の耐
熱性を向上させるとともに、樹脂組成物が変性して光学
性能が低下することがないように、酸化防止剤を含有さ
せてもよい。上記酸化防止剤としては特に限定されず、
公知の酸化防止剤、例えば、2,6−ジブチル−4−メ
チルフェノール、2−(1−メチルシクロヘキシル)−
4,6−ジルチルフェノール、2,2−メチレン−ビス
−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、トリス
(ジ−ノニルフェニルホスファイト)等が挙げられる。
【0033】また、本発明の透明樹脂組成物には、変色
を防止するために紫外線吸収剤を含有させてもよい。上
記紫外線吸収剤としては、例えば、p−t−ブチルフェ
ニルサリシレート、2,2’−ジヒドロキシ−4−メト
キシ−ベンゾフェノン、2−(2’−ジヒドロキシ−4
−メトキシ−ベンゾフェノン、2−(2’−ジヒドロキ
シ−4’−m−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル等が挙げられる。
【0034】本発明の透明樹脂組成物には、本発明の効
果を損なわない範囲において、架橋助剤、充填剤、軟化
剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、着色剤、酸化
防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤等の各種添
加剤を必要に応じて1種類又は2種類以上含有させても
よい。
【0035】本発明の透明樹脂組成物における上記ノル
ボルネン系樹脂及び上記ポリビニルアルコール樹脂との
配合比は、目的とする光学フィルムの性質によって決ま
り特に限定されないが、ポリビニルアルコール樹脂の含
有量の好ましい上限は50重量%である。50重量%を
超えると、得られる光学フィルムの耐熱性が低下するこ
とがある。
【0036】本発明の透明樹脂組成物を製造する方法と
しては特に限定されず、例えば、上記ノルボルネン系樹
脂と上記ポリビニルアルコール樹脂とを両者の流動可能
温度以上の温度で攪拌混合する方法等が挙げられる。通
常上記ノルボルネン系樹脂の流動可能温度は、上記ポリ
ビニルアルコール樹脂の変性温度よりも高温であること
から、上記ノルボルネン系樹脂の流動可能温度以上の温
度を長時間かけると上記ポリビニルアルコール樹脂が変
性してしまうことがある。この場合には、本発明の目的
を達成できる範囲内で、上記ポリビニルアルコール樹脂
が変性しない程度の短時間内に混合を終えることが好ま
しい。また、酸化防止剤の存在下で混合することがより
好ましい。
【0037】また、本発明の透明樹脂組成物において上
記ポリビニルアルコール樹脂の配合比が高い場合には、
上記ポリビニルアルコール樹脂の流動可能温度でかつ上
記ポリビニルアルコール樹脂が変性しない温度で流動化
させた上記ポリビニルアルコール樹脂中に、上記ノルボ
ルネン系樹脂を加えることにより、上記ノルボルネン系
樹脂の流動可能温度以下であっても混合が可能である。
【0038】本発明の透明樹脂組成物からなる光学フィ
ルムは、透明であり、偏光板保護フィルムに用いるのに
充分な光学特性を有していることに加え、従来のノルボ
ルネン系樹脂からなる光学フィルムの問題点であった透
湿性をも備えるものである。かかる、本発明の透明樹脂
組成物からなる光学フィルムもまた、本発明の1つであ
る。
【0039】本発明の光学フィルムの透湿度の好ましい
下限は、60℃95%RHの環境条件下で60g/m
/24hr、上限は200g/m/24hrである。
60g/m/24hr未満であると、偏光板保護フィ
ルムに用いたときに偏光板と偏光板保護フィルムとの接
着性が不充分となることがあり、200g/m/24
hrを超えると、偏光板と偏光板保護フィルムとの再剥
離性が不充分となることがある。本発明の光学フィルム
の透湿度は、上記ノルボルネン系樹脂と上記ポリビニル
アルコール樹脂との配合比を調整することにより容易に
コントロールすることができる。なお、上記透湿度は、
JIS Z 0208に準ずる方法により測定すること
ができる。
【0040】本発明の光学フィルムの全光線透過率の好
ましい下限は60%であり、また、ヘイズ値の好ましい
上限は20%である。全光線透過率が60%未満、又
は、ヘイズ値が20%を超えると、透明性が低く偏光板
保護フィルム等の非常に高い透明性が要求される特定用
途には用いることができないことがある。
【0041】本発明の光学フィルムの引き裂き強度の好
ましい下限は0.1Nである。0.1N未満であると、
偏光板保護フィルムに用いた場合に強度が不足し、偏光
板の収縮を防止することができないことがある。
【0042】本発明の光学フィルムを作製する方法とし
ては特に限定されず、例えば、溶融押出機を用いてノル
ボルネン系樹脂とポリビニルアルコール樹脂とを溶融混
合し、金型から吐出させて成膜する方法等が挙げられ
る。
【0043】本発明の透明樹脂組成物は、ノルボルネン
系樹脂とポリビニルアルコール樹脂とを、超臨界状態に
する等の特別なプロセスを経ることなく、混合すること
により得られることから、極めて安価に得ることができ
る。これを用いてなる本発明の光学フィルムは、耐熱性
にすぐれ、かつ、優れた光学特性、力学的性質と適度な
透湿性とを兼ね備えており、偏光板保護フィルム等に好
適に用いることができる。また、本発明はポリビニルア
ルコール樹脂の改質としてもとらえることができる。す
なわち、ポリビニルアルコール樹脂にノルボルネン系樹
脂を添加して混合することにより、ポリビニルアルコー
ルの力学的性質や吸水性等を改善できる。
【0044】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0045】(実施例1)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン社製)75
重量部と、ポリビニルアルコール(クラレ社製、重合度
1700)25重量部を、溶融押出機を用いて280℃
で溶融混合し、押出成形して40μmの光学フィルムを
得た。なお、280℃はポリビニルアルコール樹脂にと
っては直ちに分解が引き起こされると予想される温度で
あることから、溶融はポリビニルアルコールの変性を防
ぐため、1分間以内に溶融混合が完了するようにした。
得られた光学フィルムは透明であり、JIS K 71
50に準ずる方法により全光線透過率、ヘイズ値を測定
したところ、全光線透過率が91%、ヘイズ値が0.2
%であった。また、JIS Z 0208に準ずる方法
により60℃95%RHの環境条件下での透湿度を測定
したところ、90g/m/24hrであった。
【0046】(実施例2)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1420R」(日本ゼオン社製)70
重量部と、ポリビニルアルコール(クラレ社製、重合度
1700)30重量部を、溶融押出機を用いて240℃
で溶融混合し、押出成形して40μmの光学フィルムを
得た。なお、溶融混合時間は5分間とした。得られた光
学フィルムは透明であり、JIS K 7150に準ず
る方法により全光線透過率、ヘイズ値を測定したとこ
ろ、全光線透過率が90%、ヘイズ値が0.5%であっ
た。また、JIS Z 0208に準ずる方法により6
0℃95%RHの環境条件下での透湿度を測定したとこ
ろ、180g/m/24hrであった。
【0047】(実施例3)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1420R」(日本ゼオン社製)90
重量部と、ポリビニルアルコール(クラレ社製、重合度
1700)10重量部を、溶融押出機を用いて240℃
で溶融混合し、押出成形して40μmの光学フィルムを
得た。なお、溶融混合時間は5分間とした。得られた光
学フィルムは透明であり、JIS K 7150に準ず
る方法により全光線透過率、ヘイズ値を測定したとこ
ろ、全光線透過率が92%、ヘイズ値が0.3%であっ
た。また、JIS Z 0208に準ずる方法により6
0℃95%RHの環境条件下での透湿度を測定したとこ
ろ、95g/m/24hrであった。
【0048】(実施例4)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン社製)80
重量部と、ポリビニルアルコール(クラレ社製、重合度
500)20重量部を、溶融押出機を用いて280℃で
溶融混合し、押出成形して40μmの光学フィルムを得
た。なお、溶融混合時間は5分間とした。得られた光学
フィルムは透明であり、JIS K 7150に準ずる
方法により全光線透過率、ヘイズ値を測定したところ、
全光線透過率が93%、ヘイズ値が0.1%であった。
また、JIS Z 0208に準ずる方法により60℃
95%RHの環境条件下での透湿度を測定したところ、
90g/m/24hrであった。
【0049】(比較例1)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン社製)90
重量部と、ポリメタクリル酸メチル「スミペックMG
5」(住友化学工業社製)10重量部を、溶融押出機を
用いて230℃で溶融混合し、押出成形して40μmの
フィルムを得た。なお、溶融混合時間は5分間とした。
得られたフィルムは不透明であり、JIS K 715
0に準ずる方法により全光線透過率、ヘイズ値を測定し
たところ、全光線透過率が70%、ヘイズ値が35%で
あった。
【0050】(比較例2)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン社製)95
重量部と、ポリ酢酸ビニル「M50−Y5」(日本合成
化学社製:重合度1500)を充分乾燥させたもの5重
量部を、溶融押出機を用いて230℃で溶融混合し、押
出成形して40μmのフィルムを得た。なお、溶融混合
時間は5分間とした。得られたフィルムは不透明であ
り、JIS K 7150に準ずる方法により全光線透
過率、ヘイズ値を測定したところ、全光線透過率が70
%、ヘイズ値が58%であった。
【0051】(比較例3)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン社製)80
重量部と、ポリカーボネ−ト樹脂「300−10」(住
友化学工業社製:ガラス転移点141℃)20重量部
を、溶融押出機を用いて230℃で溶融混合し、押出成
形して40μmのフィルムを得た。なお、溶融混合時間
は5分間とした。得られたフィルムは不透明であり、J
IS K 7150に準ずる方法により全光線透過率、
ヘイズ値を測定したところ、全光線透過率が73%、ヘ
イズ値が77%であった。
【0052】(比較例4)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン社製)90
重量部と、エチレン−酢酸ビニル共重合体「エバフレッ
クス」(東ソー社製)10重量部を、溶融押出機を用い
て230℃で溶融混合し、押出成形して40μmのフィ
ルムを得た。なお、溶融混合時間は5分間とした。得ら
れたフィルムは不透明であり、JIS K 7150に
準ずる方法により全光線透過率、ヘイズ値を測定したと
ころ、全光線透過率が60%、ヘイズ値が60%であっ
た。
【0053】(比較例5)ノルボルネン系樹脂として
「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン社製)45
重量部及び「ARTON」(JSR社製)45重量部
と、ポリビニルアルコール(クラレ社製、重合度170
0)10重量部を、溶融押出機を用いて280℃で溶融
混合し、押出成形して40μmのフィルムを得た。な
お、280℃はポリビニルアルコール樹脂にとっては直
ちに分解が引き起こされると予想される温度であること
から、溶融はポリビニルアルコールの変性を防ぐため、
1分間以内に溶融混合が完了するようにした。得られた
フィルムは不透明であり、JIS K 7150に準ず
る方法により全光線透過率、ヘイズ値を測定したとこ
ろ、全光線透過率が77%、ヘイズ値が20%であっ
た。なお、「ZEONOR 1600R」(日本ゼオン
社製)は、上記一般式(1)で表される極性基を持たな
いノルボルネン誘導体を開環重合させたノルボルネン系
樹脂であり、「ARTON」(JSR社製)は、上記一
般式(2)で表される極性基を有するノルボルネン誘導
体を開環重合させたノルボルネン系樹脂である。これら
を混合すると、ポリビニルアルコール樹脂が存在してい
ない場合でも白濁した樹脂混合物となった。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性が高く、優れた
光学特性、力学的性質を有し、かつ、透湿性の制御が容
易な透明樹脂組成物及び光学フィルムを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA29 AA39 AF30 BA01 BB06 BC01 4J002 BE02X BF01X BF02X CE00W GP00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノルボルネン系樹脂とポリビニルアルコ
    ール樹脂とを含有する透明樹脂組成物であって、前記ノ
    ルボルネン系樹脂が樹脂混合物である場合は、下記一般
    式(1)で表される開環重合可能な脂環族モノマーを開
    環重合させた重合体と、下記一般式(2)で表される開
    環重合可能な脂環族モノマーを開環重合させた重合体と
    の樹脂混合物を除く樹脂混合物であることを特徴とする
    透明樹脂組成物。 【化1】 式中、A、B、X、Yは水素原子又は炭素数1〜10の
    炭化水素基を表し、mは0又は1を表す。 【化2】 式中、A、Bは水素原子又は炭素数1〜10の炭化水素
    基を表し、X、Yは水素原子又は1価の有機基であっ
    て、X、Yの少なくとも1つは水素原子又は炭化水素基
    以外の極性基を表し、mは0又は1を表す。
  2. 【請求項2】 ノルボルネン系樹脂は、下記一般式
    (1)で表される開環重合可能な脂環族モノマーを開環
    重合させた重合体であることを特徴とする請求項1記載
    の透明樹脂組成物。 【化3】 式中、A、B、X、Yは水素原子又は炭素数1〜10の
    炭化水素基を表し、mは0又は1を表す。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の透明樹脂組成物を
    製造する方法であって、ノルボルネン系樹脂とポリビニ
    ルアルコール樹脂とを、ノルボルネン系樹脂の流動可能
    温度以上の温度で混合することを特徴とする透明樹脂組
    成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の透明樹脂組成物か
    らなることを特徴とする光学フィルム。
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WO2011158677A1 (ja) 2010-06-15 2011-12-22 コニカミノルタオプト株式会社 太陽光反射用フィルムミラー及び太陽熱発電用反射装置

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