JP2003268137A - プリプレグ及びプリプレグの製造方法 - Google Patents

プリプレグ及びプリプレグの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】炭素繊維の開繊斑がないので、均一で表面に凸
凹のないプリプレグであり、マトリックス樹脂の性能を
十分に発現できるプリプレグ及びそのプリプレグを製造
する方法を提供する。 【解決手段】炭素繊維、及びマトリックス樹脂からな
り、サイズ剤成分を含有しないプリプレグであり、焼成
工程直後、又は焼成工程後サイジング処理を施さずに表
面処理を行った炭素繊維にマトリックスマトリックス樹
脂を含浸させるプリプレグの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素繊維強化複合
材料(以下、CFRPと記す。)の中間材料として用い
るプリプレグ及びプリプレグの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CFRPは、スポーツレジャー関連から
航空機用途まで広く用いられている。このCFRPの成
形方法の代表的なものとして、炭素繊維にマトリックス
樹脂を含浸したプリプレグを用いる方法がある。
【0003】プリプレグは炭素繊維などの補強繊維から
成る補強材にマトリックス樹脂を含浸させたもので、マ
トリックス樹脂の種類としては熱硬化性樹脂、又は熱可
塑性樹脂が用いられるが、熱硬化性樹脂が一般に主成分
として用いられる。
【0004】ところで、これらプリプレグに用いる炭素
繊維には、通常その取り扱い性を良好にするためサイズ
剤が付与されている。サイズ剤を付与していない炭素繊
維は、まとまりが非常に悪く、毛羽を多量に発生し、プ
リプレグ製造工程中に毛羽がたまり、炭素繊維が切れて
しまうことがある。従って炭素繊維の取り扱いのために
はサイズ剤は不可欠となっている。
【0005】一方でこのサイズ剤はプリプレグ製造工程
上及びCFRPの物性上、好ましくない影響を与えてい
る場合がある。例えばプリプレグ製造工程上の問題とし
て、炭素繊維目付の低い一方向プリプレグを製造する場
合、炭素繊維を広く開繊する必要があるが、サイズ剤は
収束剤としての役割を果たしているため、炭素繊維は開
繊しにくくなっている。更に、サイズ剤によりしっかり
と収束した炭素繊維束はマトリックス樹脂が含浸しにく
いという問題もあった。又、物性上の問題としては、サ
イズ剤の成分によってはマトリックス樹脂の耐熱性を低
下したり、炭素繊維/マトリックス界面の接着性を低下
したりする。そのため、CFRPは十分な性能を発揮で
きず、マトリックス樹脂の性能を見こしてたかいものな
くなることがあった。
【0006】このようにサイズ剤は炭素繊維を取り扱う
ためにはどうしても必要であるが、炭素繊維の開繊性や
CFRPの物性の低下を来たしてしまうので、そのジレ
ンマに悩まされていた。このような悩みに対し、サイズ
剤を付与した炭素繊維からサイズ剤を除去する方法につ
いてはいくつかの先行技術が開示されている。例えば、
特開平5−331761号公報には、炭素繊維に水系の
サイズ剤を塗布しておき、それを水洗して炭素繊維から
サイズ剤を除去する技術が開示されている。しかし、こ
の技術ではサイズ剤を完全に除去することは難しい。特
に、プリプレグの製造工程中に、このサイズ剤除去工程
を導入した場合、限られたスペースの中でサイズ剤の除
去と乾燥を行わねばならず、サイズ剤の完全な除去は更
に困難となる。又、あらかじめサイズ剤を除去した炭素
繊維をプリプレグ製造に用いた場合は、炭素繊維の取り
扱いに不具合が発生してしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の問題を解決し、炭素繊維の開繊斑がないので、均一で
表面に凸凹のないプリプレグであり、マトリックス樹脂
の性能を十分に発現できるプリプレグ及びそのプリプレ
グを製造する方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
ついて鋭意検討した結果、全く新しい発想により上記課
題を解決し、本発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明は、炭素繊維、及びマト
リックス樹脂からなり、サイズ剤成分を含有しないプリ
プレグであり、焼成工程直後、又は焼成工程後サイジン
グ処理を施さずに表面処理を行った炭素繊維にマトリッ
クスマトリックス樹脂を含浸させるプリプレグの製造方
法である。
【0010】通常有機繊維を焼成して得られる炭素繊維
は、焼成、表面処理、乾燥後、サイズを付与するサイジ
ング処理が施され、ボビンに巻き取られる。プリプレグ
を調製するときはこのボビンに巻き取られた炭素繊維を
プリプレグの炭素繊維目付に、プリプレグ製造工程のク
リールにセットし、プリプレグを製造する。これまでの
技術においては、この炭素繊維に付与したサイズ剤を如
何にして除去するかということが中心であったが、本発
明のプリプレグの製造方法は炭素繊維の製造工程におい
て、焼成後直ちに、又は、表面処理し、乾燥後、サイジ
ング処理やボビン巻きせず直ちに、マトリックス樹脂を
含浸させてプリプレグを製造することを特徴とする。そ
の効果として、一旦巻き取ることをしないのでサイズ剤
の付与されていない炭素繊維をクリールにセットしたり
する際に生じる毛羽の影響を受けにくく、更に付加的な
効果として生産の効率が向上し、歩留まり向上にもつな
がる。
【0011】
【発明の実施の形態】(炭素繊維の種類)本発明のプリ
プレグの製造方法に用いる炭素繊維は、焼成直後又は表
面処理直後ボビンに巻き取らずに用いる必要がある。炭
素繊維は、ピッチ系又はポリアクリロニトリル系のいず
れでもよいが、強度および弾性率がピッチ系に比べて優
れているポリアクリロニトリル系炭素繊維を用いるのが
好ましい。本発明では、炭素繊維を焼成する際の温度及
び焼成時の張力等の条件には全く制限は無い。
【0012】又、本発明のプリプレグの製造方法におい
ては、焼成した炭素繊維の全てをプリプレグ製造工程に
使用する必要はなく、焼成した炭素繊維の一部をプリプ
レグ製造工程に供給し、残りはサイジング処理を施しボ
ビンに巻き取っても構わない。
【0013】(表面処理方法)通常炭素繊維には、焼成
後、表面処理を施し、サイズ剤を付与するが、本発明に
おいては、サイズ剤を付与せずにマトリックス樹脂を含
浸する。本発明のプリプレグの製造方法では、表面処理
条件は公知な条件を含め全く制限はなく、燐酸処理、硝
酸処理、重炭酸処理等いかなる処理を施しても構わな
い。
【0014】(炭素繊維補強材の形態)又、本発明で用
いる炭素繊維の補強材の形態としては、ボビンに巻き取
ることなく製造するので、一方向、トウ、チョップド、
又は、マット状となるが、トウ状とすると、プリプレグ
目付やプリプレグの幅に対する制約がなくなり、焼成し
た炭素繊維一束、又は、数束を束ねてプリプレグにすれ
ばよいので、本発明のプリプレグの製造方法には非常に
適している。
【0015】本発明のプリプレグの製造方法によれば、
焼成後直ちに、又は、表面処理乾燥した炭素繊維を、プ
リプレグとするので、毛羽の発生などといった取り扱い
の困難さが軽減され、更に製造されたプリプレグはサイ
ズ剤成分を全く含んでいないので、サイズ剤による炭素
繊維の開繊性低下による平面の凹凸やCFRPの物性の
低下が起こらない。
【0016】(マトリックス樹脂の種類)本発明に用い
るマトリックス樹脂の種類としては特に制限は無く、熱
硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、どちらでも用いることがで
きる。熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、ビスマレイミド樹脂、トリアジン樹脂、BT樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、等
を用いることができる。又含浸方式としてもホットメル
ト方式、溶剤方式いずれも用いることができるが、溶剤
方式の場合は、水溶解タイプ、又は水分散タイプの樹脂
を用いる溶剤方式が、使用する溶剤が水であることから
工程上好ましい。
【0017】(作用原理)本発明のプリプレグは、サイ
ズ剤成分を全く含有しないプリプレグである。サイズ剤
は上述した通り、CFRPの耐熱性や炭素繊維とマトリ
ックスと樹脂の接着性に悪影響を与え、マトリックス樹
脂の性能を十分に発揮できなくすることがある。従っ
て、本発明のプリプレグは、サイズ剤成分を全く含有し
ていないので、マトリックス樹脂本来の優れた性能を発
揮する。本発明のプリプレグの製造方法では、炭素繊維
を一旦ボビンに巻き取ることなくプリプレグを製造する
ことから、毛羽による炭素繊維の糸切れがないので、炭
素繊維の歩留まりが向上し、プリプレグの生産性が向上
する。
【0018】サイズ剤成分を含まないプリプレグとして
は、サイズ剤が付与された炭素繊維から、プリプレグの
工程中やプリプレグの工程に供給する直前に溶剤等で除
去する方法があるが、サイズ剤の除去は不十分となり、
サイズ剤成分の残存により少なからず不具合が起こる。
又、溶剤でのサイズ剤の除去では、その溶剤のプリプレ
グ中の残存により、成形後のCFRPの物性にTg低下
などの悪影響を与える。従って、本発明のプリプレグを
製造する方法としては、本発明のプリプレグの製造方法
が非常に適している。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、もちろん本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、以下の実施例において、使用するマ
トリックス樹脂、プリプレグの製造装置、一方向CFR
Pの成形、及び、ガラス転移温度(以下、Tgとい
う。)の測定方法は次のようにして行った。
【0020】・ マトリックス樹脂の組成 樹脂A:ジャパンエポキシレジン社製エピコート828
を50質量部、ジャパンエポキシレジン社製エピコート
1002を25質量部、大日本インキ化学工業社製エピ
クロン673を25質量部に、ジャパンエポキシレジン
社製Dicy7、4質量部、保土ヶ谷化学社製DCMU
99、4質量部を均一に混合したもの。 樹脂B:ジャパンエポキシレジン社製エピコート604
を50質量部、ジャパンエポキシレジン社製エピコート
1004を50質量部に和歌山精化社製セイカキュアー
Sを30質量部加え均一に混合したもの。 樹脂C:ジャパンエポキシレジン社製エピレッツ351
0W60、50質量部、ジャパンエポキシレジン社製エ
ピレッツ3522W60、30質量部、ジャパンエポキ
シレジン社製エピレッツ5003W55、20質量部に
硬化剤としてジャパンエポキシレジン社製ジシアンジア
ミド、Dicy7、3質量部、保土ヶ谷化学社製ジクロ
ロジメチルウレア、DCMU−99、3質量部を均一に
混合したもの。
【0021】・ プリプレグの製造装置 本発明のプリプレグを製造する場合の、プリプレグの製
造装置の例を該略図で示す。図1は、実施例1及び2で
用いる、シート状のプリプレグをホットメルト方式で製
造する場合の装置の該略図である。又、図2は実施例3
で用いるホットメルト方式のトウプリプレグを製造する
装置の該略図である。図3は、実施例4で用いる水分散
タイプのトウプリプレグを製造する場合の装置の該略図
である。
【0022】・一方向CFRPの成形方法 得られたプリプレグから2mm厚さの一方向CFRPを
オートクレーブ法によって、200℃5時間の成形条件
で成形した。
【0023】・Tgの測定方法 厚み2mm、幅12mm、長さ60mm(CFの配向す
る方向を長さ方向とした)に切り出したサンプルを、レ
オメトリックス社製RDA−700粘弾性測定装置によ
り、室温付近から5℃/ステップで段階的に昇温して、
各温度で温度が安定してからサンプル内部まで温度を均
一化させるために1分間保持した後に、該サンプルの動
的せん断弾性率G' を測定した。続いて図4に示すよう
に、温度に対しての動的せん断弾性率G' の対数値をプ
ロットし、得られたG' のグラフ上において、硬化物が
ガラス状態にある場合の傾きの接線L1と、硬化物がガ
ラス状からゴム状へと転移している状態にある場合の傾
きの接線L2との交点Aでの温度をTgとした。
【0024】(実施例1)マトリックス樹脂Aを、樹脂
目付13g/mで離型紙に均一に塗工してホットメル
トフィルムを形成した。フィラメント数12000本の
ポリアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維を焼成し、
表面処理を施し、水洗・乾燥後、得られた炭素繊維25
本をサイズ剤を付与せずに図1に示したプリプレグ製造
工程に投入し、図2の8−b側からは前記ホットメルト
フィルムを、8−a側からは離型紙を供給して、炭素繊
維目付20g/m、樹脂含有率40質量%、幅約10
00mmのプリプレグを得た。このプリプレグの製造方
法において、炭素繊維の歩留まりが良好であり、プリプ
レグの生産性も非常に良好であった。
【0025】(比較例1)炭素繊維として、サイズ剤の
付与量が1質量%のボビンに巻き取った炭素繊維を用い
る他は、実施例1と同様の方法でプリプレグを得た。サ
イズ剤には、ジャパンエポキシレジン社製エピコート8
28を100質量部に対し、旭電化社製界面活性剤プル
ロニックを15質量部添加し、乳化させたものを用い
た。この方法で得られたプリプレグは、均一な開繊は不
可能であり、隙間だらけのプリプレグであった。又、こ
のプリプレグからCFRPを形成することは困難であっ
た。
【0026】(実施例2)ホットメルトフィルムとし
て、樹脂Bを樹脂目付43g/m2で均一に塗工したも
のを用い、炭素繊維目付100g/m、樹脂含有率3
0質量%とした以外は、実施例1と同様にしてプリプレ
グを得た。得られたプリプレグからCFRPを成形し
た。このCFRPのTgは240℃であった。
【0027】(比較例2)炭素繊維として、比較例1で
用いた炭素繊維を用いる他は、実施例2と同様の方法で
プリプレグを得た。サイズ剤は、比較例1で用いたもの
と同じものを用いた。このプリプレグからCFRPを成
形し、Tgを測定したところ215℃であり、実施例2
のCFRPと比較して25℃も低かった。
【0028】(実施例3)フィラメント数12000本
のポリアクリロニトリル系炭素繊維前駆体繊維を焼成
し、表面処理を施し、水洗後乾燥した。得られた炭素繊
維25本を、サイズ剤を付与せずに図2に示すホットメ
ルト方式のトウプリプレグ製造工程に投入し、マトリッ
クス樹脂として樹脂Bを用いて、樹脂含有率33質量
%、幅5.5mmのトウプリプレグを得た。得られたト
ウプリプレグからCFRPを成形した。このCFRPの
Tgは238℃であった。
【0029】(比較例3)炭素繊維として、サイズ剤の
付与量が1質量%の、ボビンに巻き取った比較例1で用
いた炭素繊維を用いる他は、実施例3と同様の方法でプ
リプレグを得た。巻き取った炭素繊維を、巻きだしてプ
リプレグとするので、ボビンからの巻きだしスタート時
のロスやボビン巻き終わり付近のエンドロスが発生し、
実施例3に比較して生産の効率が悪く、歩留まりも悪か
った。得られたトウプリプレグからCFRPを成形し
た。このCFRPのTgは210℃であり、実施例3と
比較して38℃も低かった。
【0030】(実施例4)図5に示すような装置を用
い、樹脂Cの水分散液中に、実施例1と同様にして得た
炭素繊維を浸漬して含浸し、含浸後水分を蒸発させ、樹
脂含有率33質量%、幅5.5mmのトウプリプレグを
得た。その結果、高い生産性で良好なトウプリプレグを
調製することができた。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のプ
リプレグは、炭素繊維の開繊斑のない均一で表面に凸凹
がないものである。又、マトリックス樹脂の性能を十分
に発現できるので、このプリプレグを成形して得られる
CFRPの物性はサイズ剤を含むプリプレグを用いた場
合に比べ非常に物性が優れている。更に本発明のプリプ
レグの製造方法は、炭素繊維を一旦ボビンに巻き取るこ
とをしないので、生産効率に優れ、歩留まりが向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1、及び、実施例2で用いた、ホットメ
ルトフィルムを使用したプリプレグの製造装置の概略図
である。ただし、一部の炭素繊維はサイズ付与後ボビン
に巻き取られている。
【図2】実施例3で用いた、ホットメルトタイプのトウ
プリプレグを製造装置の概略図である(炭素繊維一束の
みを図示)。
【図3】実施例4で用いた、水分散タイプマトリクス樹
脂を用いたトウプリプレグを製造する場合の装置の概略
図である(炭素繊維一束のみを図示)。
【図4】Tgを求める際の作図法を示した図である。
【符号の説明】
1:焼成工程 2:炭素繊維 2−a:分離した炭素繊維のうち、プリプレグの製造に
用いる炭素繊維 2−b:分離した炭素繊維のうち、炭素繊維製品として
処理される炭素繊維 2−c:ホットメルトタイプのマトリックス樹脂含浸工
程に投入される炭素繊維 2−d:ホットメルトタイプのマトリックス樹脂含浸工
程で樹脂含浸処理を施されたトウプリプレグ 2−e:水分散タイプのマトリックス樹脂含浸工程に投
入される炭素繊維 2−f:水分散タイプのマトリックス樹脂含浸工程でマ
トリックス樹脂含浸処理を施されたトウプリプレグ 3:表面処理工程 4:サイズ処理、乾燥工程 5:乾燥工程 6:ヒータープレート 7:チルプレート 8−a:離型紙 8−b:ホットメルトフィルム 9:プリプレグの巻取り 10:炭素繊維製品 11:プリプレグ 12:プリプレグ製品 13:上側離型紙の巻取り 31:マトリックス樹脂供給装置 32:マトリックス樹脂定量吐出装置 33:マトリックス樹脂供給管 34:マトリックス樹脂供給タンク 35:含浸ロール 41:マトリックス樹脂バス 42:マトリックス樹脂組成物 L1:ガラス状態でのプロットに対する接線 L2:転移領域でのプロットに対する接線 A:L1とL2の交点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素繊維及びマトリックス樹脂からな
    り、サイズ剤成分を含有しないプリプレグ。
  2. 【請求項2】 焼成工程直後の炭素繊維又は焼成工程後
    表面処理を行った炭素繊維に、マトリックス樹脂を含浸
    するプリプレグの製造方法。
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