JP2003267818A - 美白化粧料 - Google Patents

美白化粧料

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JP2003267818A
JP2003267818A JP2002072185A JP2002072185A JP2003267818A JP 2003267818 A JP2003267818 A JP 2003267818A JP 2002072185 A JP2002072185 A JP 2002072185A JP 2002072185 A JP2002072185 A JP 2002072185A JP 2003267818 A JP2003267818 A JP 2003267818A
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whitening cosmetic
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Takashi Isshiki
隆 一色
Miki Nakanishi
美樹 中西
Tatsuya Himeno
達也 姫野
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乳化安定性がより向上し、美白効果並びに使用
感に優れた美白化粧料を提供する。 【解決手段】エラグ酸及び/又はその塩と、アルキロイ
ルアルキルタウリン及び/又はその塩とを含有すること
を特徴とする美白化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳化安定性がより
向上し、美白効果並びに使用感に優れた美白化粧料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧水、乳液、クリーム、美
容液、パック、洗浄料、分散液、軟膏、液剤、エアゾー
ル、貼付剤等の美白化粧料には、これらに美白効果を付
与することを目的として種々の美白剤が配合されてい
る。例えば、アスコルビン酸誘導体、胎盤抽出物、グル
タチオン、ハイドロキノン等が挙げられ、さらに、これ
らの美白剤と他の成分を併用して、美白効果を向上させ
る試みがなされている(特開平7−33638号、特開
平8−127525号、特開平8−133956号、特
開平9−241124号、特開平9−71519号、特
開2000−53529号、特開2000−25611
9号、特開平6−107536号、特開平5−2299
31号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の美白剤では、その効果が十分でなく、より向上させる
ためには、更なる改善が望まれていた。また、これらの
美白剤は、化粧料中において併用する成分や、熱や光と
いった保存環境の影響を受けやすく、場合によっては美
白剤自体が変質して系が変色したり、乳化安定性に支障
を来たすことがあった。そのため、系の安定性を満足さ
せるためには処方上の制約に注意を払う必要があり、良
好な使用感が得られない場合があった。一方、エラグ酸
系化合物やそのアルカリ金属塩が優れた美白作用を有
し、かつ安全性も良好であることが示されている(特開
昭64−79103号)。しかしながら、これらの美白
効果を十分に発現させるには、更なる乳化安定性の向上
や、美白剤の安定性を向上する処方設計、並びに使用感
の改良が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる事情
に鑑み、鋭意研究した結果、エラグ酸及び/又はその塩
と、アルキロイルアルキルタウリン及び/又はその塩と
を配合することにより乳化安定性に優れ、美白効果並び
に使用感の良好な美白化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち本発明は、次の成分(A)及び
(B); (A)エラグ酸及び/又はその塩 (B)アルキロイルアルキルタウリン及び/又はその塩 を含有することを特徴とする美白化粧料である。さら
に、成分(C)としてキレート剤を含有することを特徴
とする美白化粧料である。さらに、成分(B)のアルキ
ロイル基の炭素数が10〜22であり、アルキル基の炭
素数が1〜5であることを特徴とする美白化粧料であ
る。さらに、成分(A)〜(C)の含有量が、各々0.
1〜1質量%、0.01〜1質量%、0.001〜3質
量%であることを特徴とする美白化粧料である。さら
に、水中油型乳化化粧料であることを特徴とする美白化
粧料である。さらには、成分(A)〜(C)の配合質量
比が、(A):(B):(C)=1:0.1〜5:0.
1〜1であることを特徴とする美白化粧料である。以
下、本発明について詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる成分(A)の
エラグ酸は、特公平5−52806号等に挙げられるも
ので、例えばマメ科植物などの天然物から抽出して得る
ことができるが、本発明に用いられるエラグ酸を製造す
るにあたっては、その起源となる天然物の種類や産地は
特に限定されるものではない。また、エラグ酸の塩とし
ては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等が挙げら
れる。エラグ酸及び/又はその塩は、難溶性のため微分
散させることが好ましい。具体的には、クレアミック
ス、マイクロフルイダイザー等の高圧処理、超音波処
理、ホモミキサー処理等により微分散させることができ
る。
【0007】本発明の美白化粧料におけるエラグ酸及び
/又はその塩の含有量は、特に限定されないが、0.1
〜1質量%(以下、単に「%」と記す)が好ましい。
【0008】本発明に用いられる成分(B)のアルキロ
イルアルキルタウリン塩は、乳化剤、分散剤として用い
られ、アルキロイル基は炭素数が10〜22のものが好
ましく、アルキル基は炭素数が1〜5が好ましい。具体
的に例示すると、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウ
ム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイ
ルメチルタウリンカリウム、パルミトイルエチルタウリ
ンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム
等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択し
て使用することができる。これらの中でも特に好ましく
は、ステアロイルメチルタウリンナトリウムである。
【0009】本発明の美白化粧料における成分(B)の
含有量は、特に限定されないが、安定性向上の観点から
0.01%〜1%が好ましい。
【0010】本発明の美白化粧料においては、上記必須
成分に加え、さらに成分(C)としてキレート剤を含有
することにより、上述した成分(A)の安定性をより向
上させることができる。キレート剤としては、金属イオ
ンを封鎖するものであればいずれでも使用することがで
き、具体的に例示すると、例えば、エデト酸、エタンヒ
ドロキシジホスフェート、ピロリン酸、ヘキサメタリン
酸、クエン酸、酒石酸、グルコン酸並びにこれらの塩類
等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を適宜選択、
又は組み合わせて使用することができる。これらのキレ
ート剤の中でも、エデト酸のナトリウム塩並びにカリウ
ム塩等のエデト酸塩が好ましく、エデト酸一ナトリウ
ム、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム等が
例示される。
【0011】本発明で用いられる成分(C)の含有量
は、特に限定されないが、0.001%〜3%が好まし
い。
【0012】さらに、成分(A)と成分(B)の配合質
量比が、(A):(B)=1:0.1〜5、さらには、
成分(A)〜(C)の配合質量比が(A):(B):
(C)=1:0.1〜5:0.1〜1であると、本発明
の効果がより顕著となり、特に好ましい。
【0013】本発明の美白化粧料には、上記必須成分の
他、通常化粧品で使用される原料を配合することが出来
る。例えば、油性成分、界面活性剤、保湿剤、多価アル
コ−ル、低級アルコール、水溶性高分子、酸化防止剤、
pH調整剤、塩類、防腐剤、殺菌剤、香料、色素、顔
料、粉体、紫外線吸収剤、ビタミン類、アミノ酸類、美
容成分などが挙げられる。
【0014】本発明の美白化粧料においては、上述した
成分(A)の分散性向上のため、また、油性成分を乳
化、可溶化したり、洗浄効果を付与する等の目的で、成
分(B)以外の各種界面活性剤を使用することができ
る。さらに、本発明の美白化粧料を水中油型乳化化粧料
として使用する場合には、成分(B)と各種の界面活性
剤を適宜組み合わせて使用することにより、乳化安定性
を更に向上することができる。界面活性剤としては、例
えば脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリオキシアル
キレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸ナトリウ
ム、N−アシルグルタミン酸塩、ジアルキルスルホコハ
ク酸塩等のアニオン性界面活性剤、塩化ステアリルジメ
チルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチル
アンモニウム等のカオチン性界面活性剤、塩酸アルキル
アミノエチルグリシン液、ジメチルアルキルカルボキシ
メチルアンモニウムベタイン、レシチン等の両性界面活
性剤、モノステアリン酸グリセリン等のグリセリン脂肪
酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、モノステ
アリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル、モノステアリン酸ソルビタン等のソ
ルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、モノ
ステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリアルキレ
ングリコール脂肪酸エステル、モノパルミチン酸ポリオ
キシエチレンソルビタン、ソルビトールの脂肪酸エステ
ル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエ
チレンヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエ
チレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンコレス
テロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノール
エーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリ
オキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレ
ンアルキル共変性シリコーン等の非イオン性界面活性剤
等を使用することができる。
【0015】本発明の美白化粧料においては、エモリエ
ント感の付与、感触調整等の目的で、各種の油性成分を
配合することができる。さらに、本発明の美白化粧料を
水中油型乳化化粧料として用いる場合には、油性成分が
必須となる。ここで用いられる油性成分としては、動物
油、植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、
液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂
類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級
アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリ
ン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パ
ラフィン、α−オレフィンオリゴマー、セレシン、スク
ワラン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワ
ックス、ワセリン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ
油、ヤシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油、グレー
プシード油、アボガド油、卵黄油、硬化油等の油脂類、
ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリ
ラワックス等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリ
スチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミ
リスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリ
ル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステ
アリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジ
ン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペ
ンチルグリコール、ステアリン酸ブチル、オレイン酸オ
クチルドデシル、コレステロール脂肪酸エステル等のエ
ステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒ
ドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコ
ール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイ
ルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルア
ルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール
等のアルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、
高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリ
シロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポ
リシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチル
ポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アル
コキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキ
サン等のシリコーン類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノ
リン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノ
リン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸
エステル、デンプン脂肪酸エステル、ステアリン酸カル
シウム等の油性ゲル化剤類等を使用することができる。
【0016】本発明の美白化粧料においては、着色剤、
隠蔽剤、紫外線遮断剤、感触調整剤等の目的で、通常の
化粧料に使用される粉体を配合することができる。この
ような粉体は、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微
粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無多孔質等の粒子構
造等により特に限定されず、具体的には、コンジョウ、
群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化アルミニウ
ム、二酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、
水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウ
ム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシ
ウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、合成セリサイ
ト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベン
トナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、オ
キシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄処理雲母、酸化
鉄処理雲母チタン、有機顔料処理雲母チタン、アルミニ
ウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポ
リメチルメタクリレート、アクリロニトリル・メタクリ
ル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン・メタクリル酸
共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレ
ンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマーパウ
ダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリテ
トラフルオロエチレンパウダー、ウールパウダー、シル
クパウダー、結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸亜鉛、N・アシルリジン等の有機粉体
類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素
粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化
亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸
化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の
複合粉体等が挙げられ、また、これら粉体は一種又は二
種以上の複合化したものを用いても良く、金属石ケン、
ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方
法により表面処理を施したものであっても良い。
【0017】本発明の美白化粧料においては、みずみず
しさやしっとり感を付与し、保湿効果を高めるために、
保湿剤として、例えばグリセリン、ジグリセリン、ポリ
グリセリン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペ
ンタンジオール、プロピレングリコール、ソルビトー
ル、エリスリトール、キシリトール、ポリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコールなどの多価アルコー
ル、アミノ酸、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸
ナトリウム等のNMF成分、ヒアルロン酸、コラーゲ
ン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子
物質等を配合することができる。また、清涼感の付与、
感触調整等の目的で、例えばエタノール、イソプロパノ
ール等の低級アルコールを使用することができる。さら
に、系に粘性を付与し、使用性や安定性の改善、感触調
整等のために、増粘剤として、例えばアルギン酸ナトリ
ウム、キサンタンガム、ケイ酸アルミニウム、マルメロ
種子抽出物、トラガカントガム、デンプン等の天然高分
子物質、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、可溶性デンプン、カオチン化セルロ
ース等の半合成高分子物質、カルボキシビニルポリマ
ー、ポリビニルアルコール等の合成高分子物質等を使用
することができる。
【0018】また、系の品質安定性保持等の目的で、酸
化防止剤として、例えばジブチルヒドロキシトルエン、
ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンE及び/又はそ
の誘導体、没食子酸プロピル等を、また、キレート剤と
して、例えばエデト酸、エタンヒドロキシジホスフェー
ト、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、クエン酸、酒
石酸、グルコン酸並びにこれらの塩類等を使用すること
ができる。さらに、pH調整剤として、例えば水酸化ナ
トリウム、トリエタノールアミン、アミノメチルプロパ
ノール、乳酸、乳酸ナトリウム、リンゴ酸、クエン酸、
クエン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸、ホウ酸、
ホウ砂、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一水素ナトリ
ウム等を、防腐剤として、例えばパラオキシ安息香酸メ
チル、パラオキシ安息香酸エチル、デヒドロ酢酸、サリ
チル酸、安息香酸、ソルビン酸、塩化ベンザルコニウム
等を、紫外線吸収剤として、例えば2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、オクチルジメチルパラアミ
ノベンゾエート、メトキシケイ皮酸オクチル、オクチル
トリアゾン等を使用することができる。
【0019】さらには、保湿効果等の肌効果改良や感触
調整等の目的で、各種の美容成分を配合することができ
る。ビタミン類としては、例えばビタミンA、ビタミン
B、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミン
F、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン
及びその誘導体等が、アミノ酸類としては、例えばグリ
シン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セ
リン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリ
プトファン、シスチン、システイン、メチオニン、プロ
リン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミ
ン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン及びこれらの誘
導体等が挙げられる。
【0020】本発明の美白化粧料は、常法に従って製造
することができる。また、本発明の美白化粧料は、一般
の皮膚化粧料に限定されるものではなく、医薬部外品、
医薬品等、皮膚外用剤全般を包含するものであり、その
剤型も特に限定されず、目的に応じて選択することがで
きる。例えば、剤型としては、液状、粉末状、固形状、
乳液状、クリーム状、ゲル状等のいずれでもよく、化粧
水、美容液、乳液、クリーム、パック料、マッサージ
料、洗顔料、クレンジング料、日焼け止め料等のスキン
ケア化粧料、ボディーパウダー、ボディーローション等
のボディケア化粧料、下地料、ファンデーション、白
粉、コンシーラー、アイカラー、口紅等のメーキャップ
化粧料、軟膏、エアゾール、貼付剤等への適用が可能で
ある。これらの中でも特に好ましくは、水中油型乳化化
粧料である。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述す
るが、本発明はこれらによりなんら限定されるものでは
ない。
【0022】実施例1〜6及び比較例1〜3 クリーム 下記表1に示す組成の美白化粧料を製造し、使用感、美
白効果並びに乳化安定性について評価した。
【0023】
【表1】
【0024】*1 ライオン社製
【0025】(製造方法) A:成分14及び17を、成分13の一部で均一に分散
する。 B:成分1〜9を80℃に加熱混合する。 C:成分10〜13、15〜16、18を80℃に加熱
混合する。 D:BにCを添加して攪拌し、冷却する。 E:DにAと成分19〜20を添加混合し、クリームを
得た。
【0026】(評価方法1)専門評価パネル10名によ
り、使用感並びに美白効果を評価した。表1のサンプル
を適量塗布し、使用感については、「滑らかさ」及び
「伸び広がりの良さ」を、また、美白効果については、
1ヶ月間継続使用した後、下記基準にて5段階評価し、
さらにその平均点から判定した。 [評価] 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:やや不良。 1点:不良。 [評価] ◎:平均点4.5点以上 ○:平均点3.5点以上4.5点未満 △:平均点2.5点以上3.5点未満 ×:平均点2.5点未満
【0027】(評価方法2)表1のサンプルを50℃の
恒温槽に1ヶ月間セットした後、乳化安定性については
分離や排液の有無を、また、外観安定性については変色
度合いの有無を目視にて観察し、下記基準にて評価し
た。 [評価] ◎:全く変化が認められない。 ○:ほとんど変化が認められない。 △:明らかに変化が認められる。 ×:著しい変化が認められる。 得られた結果を表1に併せて示す。
【0028】表1の結果から明らかなように、本発明に
係る実施例1〜6のクリームは、使用感並びに美白効果
に優れ、乳化安定性も良好であり、経時的な変色も観察
されない安定性に優れたものであった。それに対し、比
較例においては、全ての項目を満足する良好な結果は得
られなかった。
【0029】 実施例7 クリーム (成分) (%) 1.ステアロイルメチルタウリンナトリウム 1.0 2.セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 3.スクワラン 6.0 4.イソオクタン酸セチル 0.5 5.トリオクタン酸グリセリル 3.0 6.ジメチルポリシロキサン 0.5 7.セタノール 1.5 8.1,3−ブチレングリコール 5.0 9.エラグ酸*1 1.0 10.エデト酸二ナトリウム 0.1 11.防腐剤 適量 12.精製水 残量 *1 ライオン社製
【0030】(製造方法) A:成分9及び10を成分12の一部で分散する。 B:成分1〜7を80℃に加熱混合する。 C:Aに成分8、11及び成分12の残部を添加して、
80℃に加熱混合する。 D:BにCを添加して撹拌し、これを冷却してクリーム
を得た。
【0031】以上のようにして得られたクリームは、使
用感及び美白効果が良好で、安定性にも優れたものであ
った。
【0032】 実施例8 乳液 (成分) (%) 1.パルミトイルメチルタウリンナトリウム 0.05 2.モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.5 (20E.O.) 3.セスキオレイン酸ソルビタン 0.5 4.スクワラン 4.0 5.グリセリン 5.0 6.1,3−ブチレングリコール 7.0 7.ビタミンE 0.05 8.精製水 残量 9.パラオキシ安息香酸メチル 0.1 10.乳酸ナトリウム 0.2 11.エラグ酸*1 0.5 12.エデト酸二ナトリウム 0.1 13.香料 適量 14.色素 適量 *1 ライオン社製
【0033】(製造方法) A:成分11〜12を成分8の一部で分散する。 B:成分1〜5を70℃で加熱混合する。 C:成分6〜10を70℃で加熱混合する。 D:BにCを添加攪拌し、冷却する。 E:成分13〜14を添加混合し、乳液を得た。
【0034】以上のようにして得られた乳液は、使用感
及び美白効果が良好で、安定性にも優れたものであっ
た。
【0035】
【発明の効果】本発明の美白化粧料は、乳化安定性がよ
り向上し、美白効果並びに使用感に優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AC022 AC072 AC122 AC242 AC302 AC352 AC422 AC442 AC482 AC532 AC542 AC791 AC792 AC841 AC842 AD152 AD662 CC05 DD23 DD27 DD33 EE01 EE05 EE06 EE07 EE16 FF05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)及び(B); (A)エラグ酸及び/又はその塩 (B)アルキロイルアルキルタウリン及び/又はその塩 を含有することを特徴とする美白化粧料。
  2. 【請求項2】さらに、成分(C)としてキレート剤を含
    有することを特徴とする請求項1記載の美白化粧料。
  3. 【請求項3】成分(B)のアルキロイル基の炭素数が1
    0〜22であり、アルキル基の炭素数が1〜5であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の美白化粧料。
  4. 【請求項4】成分(A)〜(C)の含有量が、各々0.
    1〜1質量%、0.01〜1質量%、0.001〜3質
    量%であることを特徴とする請求項2又は3記載の美白
    化粧料。
  5. 【請求項5】水中油型乳化化粧料であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の美白化粧料。
  6. 【請求項6】成分(A)〜(C)の配合質量比が、
    (A):(B):(C)=1:0.1〜5:0.1〜1
    であることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載
    の美白化粧料。
JP2002072185A 2002-03-15 2002-03-15 美白化粧料 Pending JP2003267818A (ja)

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