JP2003267562A - 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
給紙装置及びそれを備えた画像形成装置Info
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- JP2003267562A JP2003267562A JP2002070083A JP2002070083A JP2003267562A JP 2003267562 A JP2003267562 A JP 2003267562A JP 2002070083 A JP2002070083 A JP 2002070083A JP 2002070083 A JP2002070083 A JP 2002070083A JP 2003267562 A JP2003267562 A JP 2003267562A
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- feeding device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 底板上に残った少数枚の記録紙を正確に検知
できるようにする。 【解決手段】 給紙手段の一部であり支軸12を中心に
回動するアーム13に、被検知部材である遮光板14を
設け、底板5に遮光板14を検知する検知手段であるフ
ォトインタラプタ15を設ける。そして、遮光板14と
底板5との間の距離が記録紙Pの少数枚の高さに対応す
る所定の距離になったときにフォトインタラプタ15が
遮光板14により光が遮られて、その遮光板14を検知
するようにする。
できるようにする。 【解決手段】 給紙手段の一部であり支軸12を中心に
回動するアーム13に、被検知部材である遮光板14を
設け、底板5に遮光板14を検知する検知手段であるフ
ォトインタラプタ15を設ける。そして、遮光板14と
底板5との間の距離が記録紙Pの少数枚の高さに対応す
る所定の距離になったときにフォトインタラプタ15が
遮光板14により光が遮られて、その遮光板14を検知
するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、底板上に積載さ
れた記録紙を給紙する給紙手段を有する給紙装置及びそ
の給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
れた記録紙を給紙する給紙手段を有する給紙装置及びそ
の給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このように底板上に積載された記
録紙を給紙する給紙手段を有する給紙装置は、例えば複
写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置に
使用されている。このような画像形成装置においては、
近年画像のカラー化及び画像形成の高速化が進んでい
る。その結果、カラー画像形成装置には、例えば図9に
示すように大型の中間転写ベルト91を装着し、その中
間転写ベルト91上に複数(図9の例では5つ)の画像
G1〜G5を一度に担持できるようにしたものがある。
録紙を給紙する給紙手段を有する給紙装置は、例えば複
写機,プリンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置に
使用されている。このような画像形成装置においては、
近年画像のカラー化及び画像形成の高速化が進んでい
る。その結果、カラー画像形成装置には、例えば図9に
示すように大型の中間転写ベルト91を装着し、その中
間転写ベルト91上に複数(図9の例では5つ)の画像
G1〜G5を一度に担持できるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像形成装置では、給紙トレイ95の底板96上に
積載されている記録紙の残量枚数を正確に検知できない
と、その残量枚数が中間転写ベルト91上に一度に担持
できる画像数よりも少ないときには、その残量枚数を超
える数の画像を形成して、それを中間転写ベルト91上
に担持してしまうようになる。すなわち、図9に示した
例の場合には中間転写ベルト91上に5枚分の画像G 1
〜G5を担持することができるのに対し、給紙トレイ9
5から転写部94までに記録紙が3枚(P1〜P3)し
か存在しなかったとすると、5−3=2枚の2枚分の画
像を記録紙に転写することができないため、その画像が
クリーニング装置によって消去されることになる。この
場合、記録紙に転写できなかった余分な画像は、クリー
ニング装置で全て消去するようになるので、全く非生産
的な動作を行ってしまうと共に、トナーの無駄使いが生
じる。また、余分な画像をクリーニングすることにより
大量のトナーを回収するようになるので、クリーニング
装置への負荷も増大するようになる。
うな画像形成装置では、給紙トレイ95の底板96上に
積載されている記録紙の残量枚数を正確に検知できない
と、その残量枚数が中間転写ベルト91上に一度に担持
できる画像数よりも少ないときには、その残量枚数を超
える数の画像を形成して、それを中間転写ベルト91上
に担持してしまうようになる。すなわち、図9に示した
例の場合には中間転写ベルト91上に5枚分の画像G 1
〜G5を担持することができるのに対し、給紙トレイ9
5から転写部94までに記録紙が3枚(P1〜P3)し
か存在しなかったとすると、5−3=2枚の2枚分の画
像を記録紙に転写することができないため、その画像が
クリーニング装置によって消去されることになる。この
場合、記録紙に転写できなかった余分な画像は、クリー
ニング装置で全て消去するようになるので、全く非生産
的な動作を行ってしまうと共に、トナーの無駄使いが生
じる。また、余分な画像をクリーニングすることにより
大量のトナーを回収するようになるので、クリーニング
装置への負荷も増大するようになる。
【0004】このような余分な画像の形成は、給紙トレ
イ内の記録紙の残量枚数を正確に検知できていれば防ぐ
ことができるが、従来の給紙トレイに積載された記録紙
の検知は、例えば記録紙が有るか無いかを検知したり、
50枚以上や100枚以上といった大ざっぱな枚数検知
をするものが一般的であったため、その残量枚数の不正
確さから、上述したような不具合が発生する恐れがあっ
た。この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので
あり、底板上に少数枚となった記録紙の残量枚数を正確
に検知できるようにすることを目的とする。また、一度
に複数枚の画像を担持可能な大きな像担持体を持つ画像
形成装置において、給紙装置の記録紙の残量枚数よりも
多い数の画像を像担持体上に形成してしまうことによ
り、記録紙に転写できずに余分となった画像をクリーニ
ング装置により消去する非生産的な動作をしないように
することも目的とする。
イ内の記録紙の残量枚数を正確に検知できていれば防ぐ
ことができるが、従来の給紙トレイに積載された記録紙
の検知は、例えば記録紙が有るか無いかを検知したり、
50枚以上や100枚以上といった大ざっぱな枚数検知
をするものが一般的であったため、その残量枚数の不正
確さから、上述したような不具合が発生する恐れがあっ
た。この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので
あり、底板上に少数枚となった記録紙の残量枚数を正確
に検知できるようにすることを目的とする。また、一度
に複数枚の画像を担持可能な大きな像担持体を持つ画像
形成装置において、給紙装置の記録紙の残量枚数よりも
多い数の画像を像担持体上に形成してしまうことによ
り、記録紙に転写できずに余分となった画像をクリーニ
ング装置により消去する非生産的な動作をしないように
することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、記録紙を記録紙載置面に載置した状態で
上昇可能な底板と、その底板上に積載された記録紙を給
紙する給紙手段とを備えた給紙装置において、上記給紙
手段と上記底板のいずれか一方に被検知部材を設けると
共に他方に上記被検知部材を検知する検知手段を設け、
給紙手段と底板との間の距離が所定の距離になったとき
に上記検知手段が被検知部材を検知するようにしたもの
である。上記被検知部材を遮光板とし、上記検知手段を
上記遮光板により光が遮られたときにその遮光板を検知
して上記所定の距離を検知するフォトインタラプタにす
るとよい。また、上記被検知部材を反射板とし、上記検
知手段は光を発してその光が上記反射板により反射され
た光を検知したときに上記所定の距離を検知する反射型
フォトセンサにしてもよい。さらに、上記給紙手段と上
記底板のいずれか一方に発光素子を設けると共に他方に
上記発光素子が発した光を受光する受光素子を設け、上
記給紙手段と上記底板との間の距離が所定の距離になっ
たときに上記受光素子が上記発光素子が発した光を検知
するようにするとよい。また、上記いずれかの給紙装置
を備えた画像形成装置であって、上記給紙手段と上記底
板との間の距離が所定の距離になったことを検知したと
きに画像形成動作を停止させると共に、上記底板上の記
録紙が少数枚になったことを知らせるための表示をさせ
る手段を設けた画像形成装置も提供する。
達成するため、記録紙を記録紙載置面に載置した状態で
上昇可能な底板と、その底板上に積載された記録紙を給
紙する給紙手段とを備えた給紙装置において、上記給紙
手段と上記底板のいずれか一方に被検知部材を設けると
共に他方に上記被検知部材を検知する検知手段を設け、
給紙手段と底板との間の距離が所定の距離になったとき
に上記検知手段が被検知部材を検知するようにしたもの
である。上記被検知部材を遮光板とし、上記検知手段を
上記遮光板により光が遮られたときにその遮光板を検知
して上記所定の距離を検知するフォトインタラプタにす
るとよい。また、上記被検知部材を反射板とし、上記検
知手段は光を発してその光が上記反射板により反射され
た光を検知したときに上記所定の距離を検知する反射型
フォトセンサにしてもよい。さらに、上記給紙手段と上
記底板のいずれか一方に発光素子を設けると共に他方に
上記発光素子が発した光を受光する受光素子を設け、上
記給紙手段と上記底板との間の距離が所定の距離になっ
たときに上記受光素子が上記発光素子が発した光を検知
するようにするとよい。また、上記いずれかの給紙装置
を備えた画像形成装置であって、上記給紙手段と上記底
板との間の距離が所定の距離になったことを検知したと
きに画像形成動作を停止させると共に、上記底板上の記
録紙が少数枚になったことを知らせるための表示をさせ
る手段を設けた画像形成装置も提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明による給紙装置
の一実施形態例を示す斜視図、図2は同じくその給紙装
置を備えたカラー画像形成装置の一例を示す全体構成
図、図3は図1の給紙装置を底板上に多くの枚数の記録
紙を積載した状態で示す概略図、図4は同じくその底板
上に少数枚の記録紙を積載した状態で示す概略図であ
る。図2に示すカラー画像形成装置は、装置本体1の略
中央に画像形成部20を配置し、その画像形成部20の
すぐ下方に複数の給紙トレイ22を備えた給紙部2を配
置している。なお、この給紙部2には、必要に応じて別
の給紙装置を増設することもできるようになっている。
また、画像形成部20の上方には原稿を読取る読取部2
3を、その画像形成部20の図2で左側には排紙収納部
24をそれぞれ設けており、その排紙収納部24には画
像形成された記録紙Pが排紙収納される。画像形成部2
0には、複数のローラ間に張装されて矢示A方向に回動
するベルト状の中間転写ベルト25が設けられており、
その中間転写ベルト25の回りには図示のように4個の
作像部を構成するそれぞれドラム状の感光体26Y,2
6M,26C,26Kが並列配置されている。
面に基づいて説明する。図1はこの発明による給紙装置
の一実施形態例を示す斜視図、図2は同じくその給紙装
置を備えたカラー画像形成装置の一例を示す全体構成
図、図3は図1の給紙装置を底板上に多くの枚数の記録
紙を積載した状態で示す概略図、図4は同じくその底板
上に少数枚の記録紙を積載した状態で示す概略図であ
る。図2に示すカラー画像形成装置は、装置本体1の略
中央に画像形成部20を配置し、その画像形成部20の
すぐ下方に複数の給紙トレイ22を備えた給紙部2を配
置している。なお、この給紙部2には、必要に応じて別
の給紙装置を増設することもできるようになっている。
また、画像形成部20の上方には原稿を読取る読取部2
3を、その画像形成部20の図2で左側には排紙収納部
24をそれぞれ設けており、その排紙収納部24には画
像形成された記録紙Pが排紙収納される。画像形成部2
0には、複数のローラ間に張装されて矢示A方向に回動
するベルト状の中間転写ベルト25が設けられており、
その中間転写ベルト25の回りには図示のように4個の
作像部を構成するそれぞれドラム状の感光体26Y,2
6M,26C,26Kが並列配置されている。
【0007】その各感光体の回りには、感光体の表面を
帯電処理する各帯電装置62と、各感光体の表面に形成
された静電潜像を各色のトナーで可視像化する各現像装
置63と、その各感光体上のトナー像(可視像)を中間
転写ベルト25に転写した後に各感光体上に残った残留
トナーを除去回収する各クリーニング装置64をそれぞ
れ設けている。この画像形成部20の上部には、その画
像形成部20の各感光体26Y,26M,26C,26
Kに、それぞれ各色の画像情報に対応したレーザ光を照
射してそこに潜像を形成する露光装置7を設けている。
また、画像形成部20の記録紙搬送上流側にレジストロ
ーラ33を、その画像形成部20の記録紙搬送下流側に
定着装置28をそれぞれ設け、そのレジストローラ33
により記録紙のスキュー補正を行うと共に、感光体上の
画像とタイミングをとって給紙するようにしている。ま
た、記録紙上に転写したトナー像を定着装置28により
定着処理するようにしている。この定着装置28の下流
側には、その定着装置28を通過した記録紙を排紙収納
部24上に排出する排紙ローラ41を設けている。な
お、図2で3は、原稿を自動的にコンタクトガラス31
上に搬送する自動原稿搬送装置である。
帯電処理する各帯電装置62と、各感光体の表面に形成
された静電潜像を各色のトナーで可視像化する各現像装
置63と、その各感光体上のトナー像(可視像)を中間
転写ベルト25に転写した後に各感光体上に残った残留
トナーを除去回収する各クリーニング装置64をそれぞ
れ設けている。この画像形成部20の上部には、その画
像形成部20の各感光体26Y,26M,26C,26
Kに、それぞれ各色の画像情報に対応したレーザ光を照
射してそこに潜像を形成する露光装置7を設けている。
また、画像形成部20の記録紙搬送上流側にレジストロ
ーラ33を、その画像形成部20の記録紙搬送下流側に
定着装置28をそれぞれ設け、そのレジストローラ33
により記録紙のスキュー補正を行うと共に、感光体上の
画像とタイミングをとって給紙するようにしている。ま
た、記録紙上に転写したトナー像を定着装置28により
定着処理するようにしている。この定着装置28の下流
側には、その定着装置28を通過した記録紙を排紙収納
部24上に排出する排紙ローラ41を設けている。な
お、図2で3は、原稿を自動的にコンタクトガラス31
上に搬送する自動原稿搬送装置である。
【0008】このカラー画像形成装置は、フルカラーの
画像形成動作を開始させると、画像形成部20の各帯電
装置62により帯電された感光体26Y,26M,26
C,26K上の各帯電面が露光装置7により、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(B
K)の各色に対応した走査光により露光され、そこに潜
像が形成される。その露光装置7による各感光体26
Y,26M,26C,26Kへの書き込みは、読取部2
3に設けられているコンタクトガラス31上にセットし
た原稿の画像を、原稿照明用光源とミラーからなる読み
取り走行体32a、32bが図2で左右方向に往復移動
することにより読み取り走査を行って、レンズ34の後
方に設置されているCCD35に画像信号として読み込
まれた画像情報を基にして行われる。すなわち、CCD
35に読み込まれた画像信号は、デジタル化されて画像
処理され、その画像処理された信号に基づいて、露光装
置7内のレーザダイオードの発光により、感光体26
Y,26M,26C,26Kの各表面を露光して、そこ
に静電潜像を形成する。その際、レーザダイオードから
の光は、ポリゴンミラーやレンズを介して各感光体に至
る。
画像形成動作を開始させると、画像形成部20の各帯電
装置62により帯電された感光体26Y,26M,26
C,26K上の各帯電面が露光装置7により、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(B
K)の各色に対応した走査光により露光され、そこに潜
像が形成される。その露光装置7による各感光体26
Y,26M,26C,26Kへの書き込みは、読取部2
3に設けられているコンタクトガラス31上にセットし
た原稿の画像を、原稿照明用光源とミラーからなる読み
取り走行体32a、32bが図2で左右方向に往復移動
することにより読み取り走査を行って、レンズ34の後
方に設置されているCCD35に画像信号として読み込
まれた画像情報を基にして行われる。すなわち、CCD
35に読み込まれた画像信号は、デジタル化されて画像
処理され、その画像処理された信号に基づいて、露光装
置7内のレーザダイオードの発光により、感光体26
Y,26M,26C,26Kの各表面を露光して、そこ
に静電潜像を形成する。その際、レーザダイオードから
の光は、ポリゴンミラーやレンズを介して各感光体に至
る。
【0009】このようにして、各感光体26Y,26
M,26C,26K上にそれぞれ形成された各潜像は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラ
ック(BK)の4つの色にそれぞれ対応した各現像装置
63により現像され、トナー像となる。そのトナー像
は、最初に感光体26Y上のイエロー色の画像が、図2
の矢示A方向に回動している中間転写ベルト25上に転
写され、次にそのイエロー色の画像が感光体26Mの位
置まで移動したときに、そこにマゼンタ色の画像を重ね
合わせて転写する。そのマゼンタ色の画像を転写した部
分が感光体26Cの位置まで移動したときに、そこにシ
アン色の画像を重ね合わせて転写し、さらにそのシアン
色の画像を転写した部分が感光体26Kの位置まで移動
したときに、そこにブラック色の画像を重ね合わせて転
写する。
M,26C,26K上にそれぞれ形成された各潜像は、
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラ
ック(BK)の4つの色にそれぞれ対応した各現像装置
63により現像され、トナー像となる。そのトナー像
は、最初に感光体26Y上のイエロー色の画像が、図2
の矢示A方向に回動している中間転写ベルト25上に転
写され、次にそのイエロー色の画像が感光体26Mの位
置まで移動したときに、そこにマゼンタ色の画像を重ね
合わせて転写する。そのマゼンタ色の画像を転写した部
分が感光体26Cの位置まで移動したときに、そこにシ
アン色の画像を重ね合わせて転写し、さらにそのシアン
色の画像を転写した部分が感光体26Kの位置まで移動
したときに、そこにブラック色の画像を重ね合わせて転
写する。
【0010】そして、そのイエロー,マゼンタ,シア
ン,ブラックの4色重ね合わせ画像が中間転写ベルト2
5の回動により転写ローラ51のある転写位置まで移動
すると、そのタイミングに一致するように同期がとられ
て給紙された記録紙に、転写ローラ51により一括転写
される。このように、このカラー画像形成装置は、中間
転写ベルト25が1回動して1つのカラー画像を形成す
る作像プロセスを行う。そして、その中間転写ベルト2
5上の4色重ねのトナー像が記録紙に一括転写された後
は、その中間転写ベルト25上に残留するトナーが中間
転写クリーニング装置52により除去回収される。トナ
ー像が定着されて定着装置28を通過した記録紙は、そ
れが片面画像形成であるときには排紙ローラ41により
排紙収納部24に排出される。また、両面画像形成の指
示が出されているときには、定着装置28と排紙ローラ
41との間の搬送経路上に設けている分岐爪43によ
り、記録紙が画像形成部20の下側に配設している両面
装置29に送り込まれ、それが反転されて再びレジスト
ローラ33に搬送され、今度は第2面に画像が形成され
た後に排紙ローラ41により排紙収納部24上に排出さ
れる。
ン,ブラックの4色重ね合わせ画像が中間転写ベルト2
5の回動により転写ローラ51のある転写位置まで移動
すると、そのタイミングに一致するように同期がとられ
て給紙された記録紙に、転写ローラ51により一括転写
される。このように、このカラー画像形成装置は、中間
転写ベルト25が1回動して1つのカラー画像を形成す
る作像プロセスを行う。そして、その中間転写ベルト2
5上の4色重ねのトナー像が記録紙に一括転写された後
は、その中間転写ベルト25上に残留するトナーが中間
転写クリーニング装置52により除去回収される。トナ
ー像が定着されて定着装置28を通過した記録紙は、そ
れが片面画像形成であるときには排紙ローラ41により
排紙収納部24に排出される。また、両面画像形成の指
示が出されているときには、定着装置28と排紙ローラ
41との間の搬送経路上に設けている分岐爪43によ
り、記録紙が画像形成部20の下側に配設している両面
装置29に送り込まれ、それが反転されて再びレジスト
ローラ33に搬送され、今度は第2面に画像が形成され
た後に排紙ローラ41により排紙収納部24上に排出さ
れる。
【0011】一方、記録紙を給紙する給紙部2には、各
給紙段ごとに給紙装置4がそれぞれ設けられている。そ
の各給紙段の給紙装置4は、図3及び図4に示すように
記録紙Pを記録紙載置面5aに載置した状態で同図で左
方側の軸部11を支点にして矢示B方向に回動可能な底
板5と、その底板5上に積載された記録紙Pの最上位の
ものに接した状態で矢示C方向に回転することによりそ
の記録紙Pを給紙する給紙手段であるピックアップコロ
6と、そのピックアップコロ6により給紙された記録紙
Pが複数枚であったときにはそれを1枚に分離して給紙
するフィードコロ8とリバースコロ9とからなる分離給
紙手段とを備えている。底板5は、その下側に設けられ
て図示しない例えばモータ等の駆動源により矢示B方向
に回動する上昇レバー10により押し上げられて、図3
及び図4で右端側が上昇するようになっている。なお、
この上昇レバー10は、底板5上に積載された記録紙P
の最上面が常にピックアップコロ6に接した状態を保つ
ように、底板5上の記録紙Pの枚数に応じて上昇側に回
動するようになっている。
給紙段ごとに給紙装置4がそれぞれ設けられている。そ
の各給紙段の給紙装置4は、図3及び図4に示すように
記録紙Pを記録紙載置面5aに載置した状態で同図で左
方側の軸部11を支点にして矢示B方向に回動可能な底
板5と、その底板5上に積載された記録紙Pの最上位の
ものに接した状態で矢示C方向に回転することによりそ
の記録紙Pを給紙する給紙手段であるピックアップコロ
6と、そのピックアップコロ6により給紙された記録紙
Pが複数枚であったときにはそれを1枚に分離して給紙
するフィードコロ8とリバースコロ9とからなる分離給
紙手段とを備えている。底板5は、その下側に設けられ
て図示しない例えばモータ等の駆動源により矢示B方向
に回動する上昇レバー10により押し上げられて、図3
及び図4で右端側が上昇するようになっている。なお、
この上昇レバー10は、底板5上に積載された記録紙P
の最上面が常にピックアップコロ6に接した状態を保つ
ように、底板5上の記録紙Pの枚数に応じて上昇側に回
動するようになっている。
【0012】この給紙装置4からの給紙は、給紙トレイ
22の底板5上に収納した未使用の記録紙Pが、その底
板5が図3で右上がりに回動することにより最上位に位
置する記録紙Pがピックアップコロ6に当接する位置ま
で上昇し、その状態でピックアップコロ6が矢示C方向
に回転することにより、記録紙Pが給紙トレイ22から
送り出される。そこで、記録紙Pが2枚以上送り出され
たときには、それがフィードコロ8とリバースコロ9と
によって1枚に分離される。そして、その記録紙Pが、
図2に示した停止状態にあるレジストローラ33へ搬送
され、そこで一旦停止されて、その先端と感光体上のト
ナー像との位置関係が正確に一致するタイミングで、そ
のレジストローラ33が回転を開始することにより画像
形成部20に向けて搬送される。
22の底板5上に収納した未使用の記録紙Pが、その底
板5が図3で右上がりに回動することにより最上位に位
置する記録紙Pがピックアップコロ6に当接する位置ま
で上昇し、その状態でピックアップコロ6が矢示C方向
に回転することにより、記録紙Pが給紙トレイ22から
送り出される。そこで、記録紙Pが2枚以上送り出され
たときには、それがフィードコロ8とリバースコロ9と
によって1枚に分離される。そして、その記録紙Pが、
図2に示した停止状態にあるレジストローラ33へ搬送
され、そこで一旦停止されて、その先端と感光体上のト
ナー像との位置関係が正確に一致するタイミングで、そ
のレジストローラ33が回転を開始することにより画像
形成部20に向けて搬送される。
【0013】ところで、図1に示す給紙装置4は、給紙
手段の一部でありピックアップコロ6を一端に回転可能
に支持して支軸12を中心に回動するアーム13に、被
検知部材である遮光板14を設けている。また、底板5
に遮光板14を検知する検知手段であるフォトインタラ
プタ15を設け、遮光板14と底板5との間の上下方向
の距離が所定の距離になったときにフォトインタラプタ
15が遮光板14により光が遮られて、その遮光板14
を検知するようにしている。なお、この遮光板14とフ
ォトインタラプタ15は、遮光板14を底板5側に設
け、フォトインタラプタ15をアーム13側に設けるよ
うにしてもよい、アーム13のピックアップコロ6を支
持する側と反対側の端部には、フィードコロ8を回転可
能に支持している。そして、アーム13は、そのフィー
ドコロ8の支軸12を中心にして揺動可能になってい
る。そのアーム13は、底板5の端部に対応する位置ま
で伸びる延設部13aを有し、その先端部分に前述した
遮光板14を形成している。その遮光板14に対応させ
て、底板5の図1で手前側の端部にフォトインタラプタ
15を設けている。
手段の一部でありピックアップコロ6を一端に回転可能
に支持して支軸12を中心に回動するアーム13に、被
検知部材である遮光板14を設けている。また、底板5
に遮光板14を検知する検知手段であるフォトインタラ
プタ15を設け、遮光板14と底板5との間の上下方向
の距離が所定の距離になったときにフォトインタラプタ
15が遮光板14により光が遮られて、その遮光板14
を検知するようにしている。なお、この遮光板14とフ
ォトインタラプタ15は、遮光板14を底板5側に設
け、フォトインタラプタ15をアーム13側に設けるよ
うにしてもよい、アーム13のピックアップコロ6を支
持する側と反対側の端部には、フィードコロ8を回転可
能に支持している。そして、アーム13は、そのフィー
ドコロ8の支軸12を中心にして揺動可能になってい
る。そのアーム13は、底板5の端部に対応する位置ま
で伸びる延設部13aを有し、その先端部分に前述した
遮光板14を形成している。その遮光板14に対応させ
て、底板5の図1で手前側の端部にフォトインタラプタ
15を設けている。
【0014】したがって、底板5上の記録紙Pが給紙に
より少なくなっていくにつれて、底板5の先端側が上昇
して所定の位置まで達すると、図4に示したように遮光
板14がフォトインタラプタ15の光軸を遮断するの
で、それによりアーム13と底板5との距離(ピックア
ップコロ6と底板5との距離に対応)が所定の距離にな
ったことを検知する。ここで、遮光板14とフォトイン
タラプタ15とを設けるようにしたのは、底板5上の記
録紙Pの枚数が少なくなったときにそれを精度よく枚数
検知できるようにするためであるので、この実施形態に
おける上記所定の距離とは、例えば0.1mmから3m
m程度を想定している。また、この実施の形態における
給紙装置4のような構成の場合には、底板5上に残って
いる実際の記録紙の枚数に応じた記録紙高さ(厚さ)
と、遮光板14とフォトインタラプタ15とによる検知
により得る高さとの誤差は、底板5の加工誤差と、フォ
トインタラプタ15の取付誤差と、ピックアップコロ6
の加工及び取付け誤差と、アーム13(そこに一体に形
成されている遮光板14の加工誤差も含む)の加工誤差
だけであり、それらはいずれも比較的精度よく管理でき
るものであるので、この給紙装置4によれば高い精度で
底板5上の記録紙高さ(残量枚数に対応)を検知するこ
とができる。
より少なくなっていくにつれて、底板5の先端側が上昇
して所定の位置まで達すると、図4に示したように遮光
板14がフォトインタラプタ15の光軸を遮断するの
で、それによりアーム13と底板5との距離(ピックア
ップコロ6と底板5との距離に対応)が所定の距離にな
ったことを検知する。ここで、遮光板14とフォトイン
タラプタ15とを設けるようにしたのは、底板5上の記
録紙Pの枚数が少なくなったときにそれを精度よく枚数
検知できるようにするためであるので、この実施形態に
おける上記所定の距離とは、例えば0.1mmから3m
m程度を想定している。また、この実施の形態における
給紙装置4のような構成の場合には、底板5上に残って
いる実際の記録紙の枚数に応じた記録紙高さ(厚さ)
と、遮光板14とフォトインタラプタ15とによる検知
により得る高さとの誤差は、底板5の加工誤差と、フォ
トインタラプタ15の取付誤差と、ピックアップコロ6
の加工及び取付け誤差と、アーム13(そこに一体に形
成されている遮光板14の加工誤差も含む)の加工誤差
だけであり、それらはいずれも比較的精度よく管理でき
るものであるので、この給紙装置4によれば高い精度で
底板5上の記録紙高さ(残量枚数に対応)を検知するこ
とができる。
【0015】図5は反射型フォトセンサと反射板を使用
して給紙手段と底板との間の距離が所定の距離になった
ときにそれを検知するようにした給紙装置の実施形態の
一部を示す斜視図、図6は同じくその給紙装置が有する
反射型フォトセンサの付近を示す平面図であり、図1と
対応する部分には同一の符号を付してある。この実施の
形態による画像形成装置の給紙装置は、図1で説明した
給紙装置4に対し、被検知部材が反射板17であり、検
知手段は光を発してその光が反射板17により反射され
た光を検知したときに給紙手段と底板との間の距離が所
定の距離になったことを検知する反射型フォトセンサ1
8を使用している点のみが異なる。反射板17は、給紙
手段の一部となるアーム13′に固定してある。また、
反射型フォトセンサ18は、底板5の一端の記録紙送出
端側に形成した曲げ部5bに、反射板17に対向させて
設けてある。
して給紙手段と底板との間の距離が所定の距離になった
ときにそれを検知するようにした給紙装置の実施形態の
一部を示す斜視図、図6は同じくその給紙装置が有する
反射型フォトセンサの付近を示す平面図であり、図1と
対応する部分には同一の符号を付してある。この実施の
形態による画像形成装置の給紙装置は、図1で説明した
給紙装置4に対し、被検知部材が反射板17であり、検
知手段は光を発してその光が反射板17により反射され
た光を検知したときに給紙手段と底板との間の距離が所
定の距離になったことを検知する反射型フォトセンサ1
8を使用している点のみが異なる。反射板17は、給紙
手段の一部となるアーム13′に固定してある。また、
反射型フォトセンサ18は、底板5の一端の記録紙送出
端側に形成した曲げ部5bに、反射板17に対向させて
設けてある。
【0016】その反射型フォトセンサ18は、図6に示
すように発光素子18aから発した光が反射板17に当
たって反射された反射光を受光素子18bで受光するも
のである。したがって、底板5上の記録紙Pがピックア
ップコロ6により給紙されていくと、それに伴って底板
5の先端側が上昇していくが、その底板5の一端に固定
されている反射型フォトセンサ18が反射板17と同じ
高さにまで上昇すると、図6に示したようにフォトセン
サ18の発光素子18aから発した光が反射板17によ
って反射され、その反射光を受光素子18bが受光す
る。それにより、底板5上の記録紙Pが予め定めた所定
の残量(例えば記録紙高さが0.1mmから3mm程度
の少数枚)になったことを検知する。
すように発光素子18aから発した光が反射板17に当
たって反射された反射光を受光素子18bで受光するも
のである。したがって、底板5上の記録紙Pがピックア
ップコロ6により給紙されていくと、それに伴って底板
5の先端側が上昇していくが、その底板5の一端に固定
されている反射型フォトセンサ18が反射板17と同じ
高さにまで上昇すると、図6に示したようにフォトセン
サ18の発光素子18aから発した光が反射板17によ
って反射され、その反射光を受光素子18bが受光す
る。それにより、底板5上の記録紙Pが予め定めた所定
の残量(例えば記録紙高さが0.1mmから3mm程度
の少数枚)になったことを検知する。
【0017】この実施の形態においても、底板5上に残
っている実際の記録紙の枚数に応じた記録紙高さ(厚
さ)と、反射型フォトセンサ18と反射板17とによる
検知により得る高さとの誤差は、底板5の加工誤差と、
反射型フォトセンサ18の取付誤差と、ピックアップコ
ロ6の加工及び取付誤差と、アーム13′の加工誤差
と、そのアーム13′への反射板17の取付誤差だけで
あり、それらはいずれも比較的精度よく管理できるもの
であるので、この給紙装置によっても高い精度で底板5
上の記録紙高さ(残量枚数に対応)を検知することがで
きる。なお、図5及び図6には、アーム13′側に反射
板17を、底板5側に反射型フォトセンサ18を設けた
場合の例について示したが、アーム13′側に反射型フ
ォトセンサ18を設けて底板5側に反射板17を設ける
ようにしても、同様の作用効果を奏する。また、この実
施の形態による給紙装置を使用して画像形成装置を構成
する場合には、この給紙装置を図2に示した給紙装置4
に替えて装置本体1に装着する。
っている実際の記録紙の枚数に応じた記録紙高さ(厚
さ)と、反射型フォトセンサ18と反射板17とによる
検知により得る高さとの誤差は、底板5の加工誤差と、
反射型フォトセンサ18の取付誤差と、ピックアップコ
ロ6の加工及び取付誤差と、アーム13′の加工誤差
と、そのアーム13′への反射板17の取付誤差だけで
あり、それらはいずれも比較的精度よく管理できるもの
であるので、この給紙装置によっても高い精度で底板5
上の記録紙高さ(残量枚数に対応)を検知することがで
きる。なお、図5及び図6には、アーム13′側に反射
板17を、底板5側に反射型フォトセンサ18を設けた
場合の例について示したが、アーム13′側に反射型フ
ォトセンサ18を設けて底板5側に反射板17を設ける
ようにしても、同様の作用効果を奏する。また、この実
施の形態による給紙装置を使用して画像形成装置を構成
する場合には、この給紙装置を図2に示した給紙装置4
に替えて装置本体1に装着する。
【0018】図7は給紙手段と底板との間の距離が所定
の距離になったときにそれを発光素子と受光素子とによ
り検知するようにした給紙装置の実施形態の一部を示す
図6と同様な平面図であり、図1及び図6と対応する部
分には同一の符号を付してある。この実施の形態による
画像形成装置の給紙装置は、図1で説明した給紙装置4
に対し、アーム13′と底板5との間の距離(ピックア
ップコロ6と底板5との間の距離に対応)が所定の距離
になったときにそれを検知する手段を、発光素子37と
それに対向する受光素子38とに替えた点のみが異な
る。すなわち、この実施の形態による給紙装置では、底
板5の曲げ部5bに発光素子37を設けて固定すると共
に給紙手段の一部となるアーム13′に発光素子37が
発した光を受光する受光素子38を設けて固定してい
る。そして、その給紙手段の一部であるアーム13′と
底板5との間の距離が所定の距離(例えば記録紙が少数
枚のときの高さとなる0.1mmから3mm程度)にな
ったときに受光素子38が発光素子37が発した光を検
知するようにしている。
の距離になったときにそれを発光素子と受光素子とによ
り検知するようにした給紙装置の実施形態の一部を示す
図6と同様な平面図であり、図1及び図6と対応する部
分には同一の符号を付してある。この実施の形態による
画像形成装置の給紙装置は、図1で説明した給紙装置4
に対し、アーム13′と底板5との間の距離(ピックア
ップコロ6と底板5との間の距離に対応)が所定の距離
になったときにそれを検知する手段を、発光素子37と
それに対向する受光素子38とに替えた点のみが異な
る。すなわち、この実施の形態による給紙装置では、底
板5の曲げ部5bに発光素子37を設けて固定すると共
に給紙手段の一部となるアーム13′に発光素子37が
発した光を受光する受光素子38を設けて固定してい
る。そして、その給紙手段の一部であるアーム13′と
底板5との間の距離が所定の距離(例えば記録紙が少数
枚のときの高さとなる0.1mmから3mm程度)にな
ったときに受光素子38が発光素子37が発した光を検
知するようにしている。
【0019】このようにしても、底板5上の記録紙Pが
ピックアップコロ6により給紙されることにより底板5
の先端側が上昇していき、その底板5の一端に固定され
ている発光素子37が受光素子38と同じ高さにまで上
昇すると、その発光素子37が発した光を受光素子38
が受光するようになるので、それにより底板5上の記録
紙Pが予め定めた所定の枚数になったことを検知する。
この実施の形態においても、底板5上に残っている実際
の記録紙Pの枚数に応じた記録紙高さ(厚さ)と、発光
素子37と受光素子38とによる検知により得る高さと
の誤差は、底板5の加工誤差と、発光素子37の取付誤
差と、ピックアップコロ6の加工及び取付誤差と、アー
ム13′の加工誤差と、そのアーム13′への受光素子
38の取付誤差だけであり、それらはいずれも比較的精
度よく管理できるものであるので、この給紙装置によっ
ても高い精度で底板5上の記録紙高さ(残量枚数に対
応)を検知することができる。なお、図7には、アーム
13′側に受光素子38を、底板5側に発光素子37を
設けた場合の例について示したが、アーム13′側に発
光素子37を設けて底板5側に受光素子38を設けるよ
うにしても、同様の作用効果を奏する。また、この実施
の形態による給紙装置を使用して画像形成装置を構成す
る場合には、この給紙装置を図2に示した給紙装置4に
替えて装置本体1に装着する。
ピックアップコロ6により給紙されることにより底板5
の先端側が上昇していき、その底板5の一端に固定され
ている発光素子37が受光素子38と同じ高さにまで上
昇すると、その発光素子37が発した光を受光素子38
が受光するようになるので、それにより底板5上の記録
紙Pが予め定めた所定の枚数になったことを検知する。
この実施の形態においても、底板5上に残っている実際
の記録紙Pの枚数に応じた記録紙高さ(厚さ)と、発光
素子37と受光素子38とによる検知により得る高さと
の誤差は、底板5の加工誤差と、発光素子37の取付誤
差と、ピックアップコロ6の加工及び取付誤差と、アー
ム13′の加工誤差と、そのアーム13′への受光素子
38の取付誤差だけであり、それらはいずれも比較的精
度よく管理できるものであるので、この給紙装置によっ
ても高い精度で底板5上の記録紙高さ(残量枚数に対
応)を検知することができる。なお、図7には、アーム
13′側に受光素子38を、底板5側に発光素子37を
設けた場合の例について示したが、アーム13′側に発
光素子37を設けて底板5側に受光素子38を設けるよ
うにしても、同様の作用効果を奏する。また、この実施
の形態による給紙装置を使用して画像形成装置を構成す
る場合には、この給紙装置を図2に示した給紙装置4に
替えて装置本体1に装着する。
【0020】図8は給紙手段と底板との間の距離が所定
の距離になったことを検知したときには画像形成動作を
停止させると共に記録紙が少数枚になったことを知らせ
るようにした画像形成装置の実施形態を示すブロック図
である。この実施の形態による画像形成装置は、図1乃
至図4で説明した給紙装置4を備えているが、その給紙
装置4が有する給紙手段の一部であるアーム13と底板
5との間の距離(ピックアップコロ6と底板5との距離
に対応)が、例えば記録紙が少数枚となる記録紙高さが
0.1mmから3mm程度に設定する所定の距離になっ
たことをフォトインタラプタ15が検知したときに画像
形成部20の画像形成動作を停止させると共に、底板5
上の記録紙が少数枚になったことを知らせるための表示
を表示部53にさせる制御装置50を設けている。すな
わち、この実施の形態では、この制御装置50が、給紙
手段と底板との間の距離が所定の距離になったことを検
知したときに画像形成動作を停止させると共に、底板上
の記録紙が少数枚になったことを知らせるための表示を
させる手段として機能する。その制御装置50は、各種
判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、
各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、
処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入
出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備
えている。
の距離になったことを検知したときには画像形成動作を
停止させると共に記録紙が少数枚になったことを知らせ
るようにした画像形成装置の実施形態を示すブロック図
である。この実施の形態による画像形成装置は、図1乃
至図4で説明した給紙装置4を備えているが、その給紙
装置4が有する給紙手段の一部であるアーム13と底板
5との間の距離(ピックアップコロ6と底板5との距離
に対応)が、例えば記録紙が少数枚となる記録紙高さが
0.1mmから3mm程度に設定する所定の距離になっ
たことをフォトインタラプタ15が検知したときに画像
形成部20の画像形成動作を停止させると共に、底板5
上の記録紙が少数枚になったことを知らせるための表示
を表示部53にさせる制御装置50を設けている。すな
わち、この実施の形態では、この制御装置50が、給紙
手段と底板との間の距離が所定の距離になったことを検
知したときに画像形成動作を停止させると共に、底板上
の記録紙が少数枚になったことを知らせるための表示を
させる手段として機能する。その制御装置50は、各種
判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、
各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、
処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入
出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備
えている。
【0021】そして、その制御装置50は、フォトイン
タラプタ15から所定のタイミングで遮光板14を検知
した信号を入力する。そして、その画像形成部20に対
して画像形成動作を停止させるための信号を出力すると
共に、表示部53に記録紙が少数枚になったことを知ら
せるための表示をさせるための信号を出力する。このよ
うに、この画像形成装置では、アーム13と底板5との
間の距離が、記録紙の少数枚に相当する所定の距離にな
ったことをフォトインタラプタ15が検知すると、画像
形成部20の画像形成動作を自動的に停止させると共
に、底板5上の記録紙が少数枚になったことを知らせる
ための表示(メッセージ)を表示部53に表示させる。
なお、画像形成動作を停止させる際には、その時点で中
間転写ベルト25上にある作像済みの画像を記録紙に転
写し、その記録紙を排紙収納部24(図2参照)に排出
した後に画像形成動作を停止させる。このとき、ユーザ
は、そのまま画像形成動作を継続させるか、あるいは記
録紙を補給した後に画像形成動作を継続させるか、さら
には実行中のジョブを中止するかのいずれかを選択する
ことができる。
タラプタ15から所定のタイミングで遮光板14を検知
した信号を入力する。そして、その画像形成部20に対
して画像形成動作を停止させるための信号を出力すると
共に、表示部53に記録紙が少数枚になったことを知ら
せるための表示をさせるための信号を出力する。このよ
うに、この画像形成装置では、アーム13と底板5との
間の距離が、記録紙の少数枚に相当する所定の距離にな
ったことをフォトインタラプタ15が検知すると、画像
形成部20の画像形成動作を自動的に停止させると共
に、底板5上の記録紙が少数枚になったことを知らせる
ための表示(メッセージ)を表示部53に表示させる。
なお、画像形成動作を停止させる際には、その時点で中
間転写ベルト25上にある作像済みの画像を記録紙に転
写し、その記録紙を排紙収納部24(図2参照)に排出
した後に画像形成動作を停止させる。このとき、ユーザ
は、そのまま画像形成動作を継続させるか、あるいは記
録紙を補給した後に画像形成動作を継続させるか、さら
には実行中のジョブを中止するかのいずれかを選択する
ことができる。
【0022】このように、この画像形成装置では、底板
5上の記録紙が少数枚になったことを正確に検知するこ
とができ、その記録紙の少数枚を検知したときにはそれ
が表示部53に表示されるので、ユーザはその表示を見
ることにより記録紙が少数枚になっていることを知るこ
とができる。また、その記録紙の少数枚が検知されると
画像形成動作も自動的に一旦停止されるので、底板5上
に残っている記録紙の枚数を越える数の画像を中間転写
ベルト25上に形成したりしないようにすることができ
る。したがって、中間転写クリーニング装置52が中間
転写ベルト25上に余分に形成されたトナー像を消去す
るような非生産的な動作を未然に防ぐことができる。そ
れにより、トナーの無駄使いを防止できると共に、中間
転写クリーニング装置52の負担を軽減してその中間転
写クリーニング装置52の寿命低下を防止することがで
きる。なお、図8の画像形成装置には、給紙装置4に替
えて図5及び図6、あるいは図7で説明した給紙装置を
使用するようにしても、同様な作用効果を奏する。
5上の記録紙が少数枚になったことを正確に検知するこ
とができ、その記録紙の少数枚を検知したときにはそれ
が表示部53に表示されるので、ユーザはその表示を見
ることにより記録紙が少数枚になっていることを知るこ
とができる。また、その記録紙の少数枚が検知されると
画像形成動作も自動的に一旦停止されるので、底板5上
に残っている記録紙の枚数を越える数の画像を中間転写
ベルト25上に形成したりしないようにすることができ
る。したがって、中間転写クリーニング装置52が中間
転写ベルト25上に余分に形成されたトナー像を消去す
るような非生産的な動作を未然に防ぐことができる。そ
れにより、トナーの無駄使いを防止できると共に、中間
転写クリーニング装置52の負担を軽減してその中間転
写クリーニング装置52の寿命低下を防止することがで
きる。なお、図8の画像形成装置には、給紙装置4に替
えて図5及び図6、あるいは図7で説明した給紙装置を
使用するようにしても、同様な作用効果を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による給
紙装置によれば、給紙手段と底板のいずれか一方に被検
知部材を設けると共に他方に被検知部材を検知する検知
手段を設けて、給紙手段と底板との間の距離が所定の距
離になったときに検知手段が被検知部材を検知するよう
にしたり、あるいは給紙手段と底板のいずれか一方に発
光素子を設けると共に他方にその発光素子が発した光を
受光する受光素子を設け、給紙手段と底板との間の距離
が所定の距離になったときに受光素子が発光素子が発し
た光を検知するようにしたので、底板上の記録紙枚数に
直接対応する給紙手段と底板との間の距離を高い精度で
検知できるため、底板上の記録紙の残量枚数を正確に検
知することができる。また、その給紙装置を備えた画像
形成装置によれば、一度に複数枚の画像を担持可能な大
きな像担持体を持つ装置であっても、底板上の記録紙の
正確な残量枚数に合わせた画像形成ができるので、不用
意に像担持体上に記録紙の残量枚数よりも多い数の画像
を形成してしまい、その際に記録紙に転写できずに余分
となった画像をクリーニング装置により消去しなければ
ならないという非生産的な動作を未然に防ぐことができ
る。それにより、トナーの無駄使いを防止できると共
に、中間転写クリーニング装置の負担を軽減してその中
間転写クリーニング装置の寿命低下を防止することがで
きる。
紙装置によれば、給紙手段と底板のいずれか一方に被検
知部材を設けると共に他方に被検知部材を検知する検知
手段を設けて、給紙手段と底板との間の距離が所定の距
離になったときに検知手段が被検知部材を検知するよう
にしたり、あるいは給紙手段と底板のいずれか一方に発
光素子を設けると共に他方にその発光素子が発した光を
受光する受光素子を設け、給紙手段と底板との間の距離
が所定の距離になったときに受光素子が発光素子が発し
た光を検知するようにしたので、底板上の記録紙枚数に
直接対応する給紙手段と底板との間の距離を高い精度で
検知できるため、底板上の記録紙の残量枚数を正確に検
知することができる。また、その給紙装置を備えた画像
形成装置によれば、一度に複数枚の画像を担持可能な大
きな像担持体を持つ装置であっても、底板上の記録紙の
正確な残量枚数に合わせた画像形成ができるので、不用
意に像担持体上に記録紙の残量枚数よりも多い数の画像
を形成してしまい、その際に記録紙に転写できずに余分
となった画像をクリーニング装置により消去しなければ
ならないという非生産的な動作を未然に防ぐことができ
る。それにより、トナーの無駄使いを防止できると共
に、中間転写クリーニング装置の負担を軽減してその中
間転写クリーニング装置の寿命低下を防止することがで
きる。
【図1】この発明による給紙装置の一実施形態例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同じくその給紙装置を備えたカラー画像形成装
置の一例を示す全体構成図である。
置の一例を示す全体構成図である。
【図3】図1の給紙装置を底板上に多くの枚数の記録紙
を積載した状態で示す概略図である。
を積載した状態で示す概略図である。
【図4】同じくその底板上に少数枚の記録紙を積載した
状態で示す概略図である。
状態で示す概略図である。
【図5】反射型フォトセンサと反射板を使用して給紙手
段と底板との間の距離が所定の距離になったときにそれ
を検知するようにした給紙装置の実施形態の一部を示す
斜視図である。
段と底板との間の距離が所定の距離になったときにそれ
を検知するようにした給紙装置の実施形態の一部を示す
斜視図である。
【図6】同じくその給紙装置が有する反射型フォトセン
サの付近を示す平面図である。
サの付近を示す平面図である。
【図7】給紙手段と底板との間の距離が所定の距離にな
ったときにそれを発光素子と受光素子とにより検知する
ようにした給紙装置の実施形態の一部を示す図6と同様
な平面図である。
ったときにそれを発光素子と受光素子とにより検知する
ようにした給紙装置の実施形態の一部を示す図6と同様
な平面図である。
【図8】給紙手段と底板との間の距離が所定の距離にな
ったことを検知したときには画像形成動作を停止させる
と共に記録紙が少数枚になったことを知らせるようにし
た画像形成装置の実施形態を示すブロック図である。
ったことを検知したときには画像形成動作を停止させる
と共に記録紙が少数枚になったことを知らせるようにし
た画像形成装置の実施形態を示すブロック図である。
【図9】従来のカラーの画像形成装置で一画像目の先端
から4色重ね画像を用紙に転写する転写位置までの作像
長に対してトレイの積載用紙先端から転写位置までの搬
送長が短い場合の問題点を説明するための概略図であ
る。
から4色重ね画像を用紙に転写する転写位置までの作像
長に対してトレイの積載用紙先端から転写位置までの搬
送長が短い場合の問題点を説明するための概略図であ
る。
4:給紙装置 5:底板
5a:記録紙載置面
6:ピックアップコロ(給紙手段)
13,13′:アーム
14:遮光板(被検知部材)
15:フォトインタラプタ(検知手段)
17:反射板(被検知部材)
18:反射型フォトセンサ(検知手段)
37:発光素子 38:受光素子
50:制御装置 53:表示部
Claims (5)
- 【請求項1】 記録紙を記録紙載置面に載置した状態で
上昇可能な底板と、その底板上に積載された記録紙を給
紙する給紙手段とを備えた給紙装置において、 前記給紙手段と前記底板のいずれか一方に被検知部材を
設けると共に他方に前記被検知部材を検知する検知手段
を設け、前記給紙手段と前記底板との間の距離が所定の
距離になったときに前記検知手段が前記被検知部材を検
知するようにしたことを特徴とする給紙装置。 - 【請求項2】 前記被検知部材は遮光板であり、前記検
知手段は前記遮光板により光が遮られたときに該遮光板
を検知して前記所定の距離を検知するフォトインタラプ
タであることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。 - 【請求項3】 前記被検知部材は反射板であり、前記検
知手段は光を発してその光が前記反射板により反射され
た光を検知したときに前記所定の距離を検知する反射型
フォトセンサであることを特徴とする請求項1記載の給
紙装置。 - 【請求項4】 記録紙を記録紙載置面に載置した状態で
上昇可能な底板と、その底板上に積載された記録紙を給
紙する給紙手段とを備えた給紙装置において、 前記給紙手段と前記底板のいずれか一方に発光素子を設
けると共に他方に前記発光素子が発した光を受光する受
光素子を設け、前記給紙手段と前記底板との間の距離が
所定の距離になったときに前記受光素子が前記発光素子
が発した光を検知するようにしたことを特徴とする給紙
装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
給紙装置を備えた画像形成装置であって、前記給紙手段
と前記底板との間の距離が所定の距離になったことを検
知したときに画像形成動作を停止させると共に、前記底
板上の記録紙が少数枚になったことを知らせるための表
示をさせる手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070083A JP2003267562A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002070083A JP2003267562A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003267562A true JP2003267562A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29200752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002070083A Pending JP2003267562A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003267562A (ja) |
-
2002
- 2002-03-14 JP JP2002070083A patent/JP2003267562A/ja active Pending
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