JP2003267373A - 運搬用パレット - Google Patents

運搬用パレット

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JP2003267373A
JP2003267373A JP2002075444A JP2002075444A JP2003267373A JP 2003267373 A JP2003267373 A JP 2003267373A JP 2002075444 A JP2002075444 A JP 2002075444A JP 2002075444 A JP2002075444 A JP 2002075444A JP 2003267373 A JP2003267373 A JP 2003267373A
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vertical beam
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pallet
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Masaharu Kano
正治 加野
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Palenet Co Ltd
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Palenet Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来ではフォーク挿入口周囲の剛性が不十分
であることから、フォーク爪による変形や破損などが発
生し易い。 【解決手段】 前後方向へ所定間隔を置いて配置された
上下各5本の横梁部材1a〜1e、2a〜2eと、該上
下横梁部材の間に横方向へ所定の間隔を置いて配置固定
された6本の縦梁部材3a〜3fとによって矩形格子状
に形成されている。上下の横梁部材間の長手方向のほぼ
中央の左右位置に一対のフォーク挿入口4a、4bに、
金属板をほぼコ字形状に折曲形成した補強部材7,8を
前記縦梁部材と平行に延設し、一方の補強部材7の立ち
上がり壁7cを、縦梁部材3cの対向内面に当接配置す
ると共に、他方の補強部材8の立ち上がり壁8cを縦梁
部材3dから離間した位置となるように配置して、一方
のフォーク挿入口4bを隔成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば建築材料や
自動車用の部品などを上面に積載してフォークリフト車
により運搬する運搬用パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば建築材料である矩
形長尺な壁板材を倉庫へ収容したり、該倉庫からトラッ
ク車両の荷台へ積み込むために用いられる運搬用パレッ
トとしては、ほぼ正方形状のものや比較的横方向に長い
ものなど、従来から種々な形態ものが提供され、さらに
材料の点から木製や合成樹脂製、さらには高いアルミ合
金製のものなどが提供されている(特開2001−00
2070号公報など参照)。
【0003】すなわち、この運搬用パレットは、横方向
に所定間隔で並設された上下複数の横梁部材と、該複数
の横梁部材の上下面間に前後方向に所定間隔で並設され
た複数の縦梁部材とによって横方向に長いほぼ格子枠状
に形成されている。また、前記上下の横梁部材の前後端
部側の長手方向のほぼ中央位置にフォークリフト車の左
右一対のフォーク爪が挿通されるフォーク挿入口が形成
されている。
【0004】そして、例えば、倉庫内などにおいて、建
築材料である複数の側壁が積載されている各運搬用パレ
ットをトラック車に積み込む場合には、まず、フォーク
リフト車の左右のフォーク爪を各運搬用パレットの両フ
ォーク挿入口に挿通する。その後、両フォーク爪の先端
側を僅かに上昇させながら運搬用パレット全体を上方へ
リフトさせ、トラック車の荷台に載せつつ位置決めし、
その後に、各フォーク爪の先端部を僅かに下降させて各
フォーク挿入口から引き抜けば積み込み作業が完了す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の運搬用パレットにあっては、前述のように荷物の上
げ下ろしの際に、各フォーク挿入口に対してフォークリ
フト車の左右のフォーク爪が繰り返して挿入、引き出し
が行われるため、上下横梁部材や縦梁部材で構成される
前記各フォーク挿入口の孔縁や、各縦横梁部材の表面に
各フォーク爪の先端部が衝突したり、あるいは該各フォ
ーク爪の先端縁が大きな摩擦力で摺接する場合がある。
この結果、これらの衝突や摺接の繰り返しによって、フ
ォーク挿入口付近の部位が変形したり破損し、また摩耗
して運搬用パレットの耐久性が低下してしまう。
【0006】また、各横梁部材の前後の間隔位置によっ
ては、前記各フォーク爪をフォーク挿入口へ挿通した際
に、フォーク爪に先端縁が横梁部材の端縁に突き当たっ
てスムーズに挿入できない場合がある。
【0007】前記耐久性の低下の問題は、木製や合成樹
脂製などの比較的剛性の低い運搬用パレットにおいて顕
著であるが、フォーク爪の先端縁が横梁部材の端縁に突
き当たってしまう問題は金属製のものについても同じ問
題が発生している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来のパレ
ットの技術的課題に鑑みて案出されたもので、請求項1
に記載の発明は、前後方向へ所定間隔を置いて配置され
た上下複数の横梁部材と、該上下横梁部材の間に横方向
へ所定の間隔を置いて配置固定された複数の縦梁部材と
によって矩形格子状に形成され、前記上下の横梁部材間
の長手方向のほぼ中央の左右位置に一対のフォーク挿入
口が開口形成された運搬用パレットにおいて、前記フォ
ーク挿入口に対応する少なくとも上側の横梁部材の下面
に、金属板状の補強部材を前記縦梁部材と平行に延設し
たことを特徴としている。
【0009】したがって、この発明によれば、フォーク
リフト車の左右のフォーク爪を運搬用パレットの各フォ
ーク挿入口内に挿通した際に、各フォーク爪の先端が補
強部材によってガイドされながらパレットの内部へスム
ーズに挿通することができる。
【0010】また、各フォーク爪がパレットの内部に最
大に挿通された後に、パレットをリフトしようとする
と、該各フォーク爪の上面全体が補強部材の下面に当接
支持するような形になることから、横梁部材に対する荷
重が分散されて局部的な集中荷重の発生を防止できる。
【0011】請求項2に記載の発明は、前記補強部材を
上下側の横梁部材の対向する上面と内面の両方に設けた
ことを特徴としている。
【0012】したがって、フォーク挿入口に各フォーク
爪を挿通した際に、上下両方の補強部材によって内部へ
ガイドされることから、スムーズな挿通性が確保できる
ことは勿論のこと、上側の横梁部材ばかりか下側の横梁
部材も補強部材によって補強されるため、さらに耐久性
の向上が図れる。
【0013】請求項3に記載の発明は、少なくとも一方
の補強部材の立ち上がり壁を、前記左右一対の縦梁部材
の対向内面に当接配置すると共に、他方の補強部材の立
ち上がり壁を縦梁部材から離間した位置となるように配
置して、該補強部材の立ち上がり壁と縦梁部材との間に
前記他方のフォーク挿入口を隔成したことを特徴として
いる。
【0014】この発明によれば、補強部材が立ち上がり
壁を介して上下が連結されていることから、該補強部材
自体の強度が高くなると共に、一方の補強部材の立ち上
がり壁を縦梁部材の対向内面に当接配置したことから、
各縦梁部材も補強することができる。また、他方の補強
部材の立ち上がり壁と縦梁部材との間にフォーク挿入口
を形成したことにより、例えばフォークリフト車による
運搬用パレットの運搬中において、フォークリフト車が
旋回運動した際にフォーク爪がフォーク挿入口内で回転
方向へ滑ったとしても、立ち上がり壁によって過度な回
転を規制することができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記横梁部材と
縦梁部材とを金属材によって形成すると共に、前記両梁
部材の少なくともいずれか一方の内面に、補強ビードを
一体に形成したことを特徴としている。
【0016】金属材で形成された縦横梁部材の高剛性化
によって、パレット上の積載物の重量によって容易に撓
むことなく、高い強度を確保できると共に、補強リブを
形成したことから各梁部材の強度をさらに高くすること
ができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、前記横梁部材と
縦梁部材の少なくともいずれか一方を、内部中空状の横
断面ほぼ矩形状に形成したことを特徴としている。
【0018】この発明によれば、内部中空状に形成した
ことから、高い強度を確保しっつ軽量化が図れる。
【0019】請求項6に記載の発明は、内部中空状の前
記横梁部材あるいは縦梁部材の内部に、上下方向の圧縮
荷重を補強する補強リブを設けたことを特徴としてい
る。
【0020】補強リブによって各梁部材の強度をさらに
高くすることができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、前記中空状の横
梁部材あるいは縦梁部材の開口端部にキャップを設けた
ことを特徴としている。
【0022】キャップによって各梁部材内部への水やゴ
ミの侵入を防止することができ、この結果、防錆効果が
得られる。
【0023】請求項8に記載の発明は、前記横梁部材を
鉄系の金属材で形成する一方、縦梁部材をアルミ合金材
で成形したことを特徴としている。
【0024】縦梁部材をアルミ合金材で成形することに
よって、軽量化を促進できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る運搬用パレッ
トの実施形態を図面に基づいて詳述する。この実施形態
では、従来例と同じく建築材料である長尺な壁板材を積
載搬送するパレットに適用したものである。
【0026】すなわち、この運搬用パレットは、図1〜
図3に示すように、前後方向へ所定間隔で配置された上
下各5本の横梁部材1a〜1e、2a〜2eと、該上下
の横梁部材1a〜1e、2a〜2e間に直交するように
横方向へ所定間隔で配置固定された6本の縦梁部材3a
〜3fとを格子状に形成されている。また、前記中央の
2本の縦梁部材3c、3dの両側に、図外のフォークリ
フト車の左右一対のフォーク爪が挿通する横長の矩形状
のフォーク挿入口4a、4bが形成されている。
【0027】前記上下の各横梁部材1a〜1e、2a〜
2eは、鉄系金属によって一体に形成され、図1に示す
ように左右横方向に長い長尺に形成されていると共に、
最前列と最後列の部材1a、1e、2a、2eの幅寸法
が中央列の他の部材1b〜1d、2b〜2dの幅寸法よ
りも大きく設定されて、剛性が高くなっている。また、
各横梁部材1a〜1e、2a〜2eは、それぞれ横長の
横断面ほぼ長方形状に形成されて、軽量化を図るために
内部が中空状に形成されている。また、この各横梁部材
1a〜1e、2a〜2eは、図4、図5に示すように、
中空状の内部中央位置に上下方向に沿った補強リブ5
a、5bがそれぞれ立設されて、これによって、圧縮方
向からの荷重を受けるようになっている。
【0028】一方、前記縦梁部材3a〜3fは、同じく
鉄系金属によって一体に形成され、図1に示すように、
その長さが横梁部材1a〜1e、2a〜2eの約1/3
に設定されていると共に、図2に示すように横断面形状
が縦長のほぼ長方形状に形成されて、軽量化を図るため
に内部が中空状に形成されている。また、該各縦梁部材
3a〜3fの内部中央位置には、圧縮荷重を受ける補強
リブ6がそれぞれ設けられている。
【0029】また、前記横梁部材1a〜1e、2a〜2
eと縦梁部材3a〜3fとは、互いにクロスする位置に
おいて溶接によって結合されている。
【0030】前記各フォーク挿入口4a、4bの内部に
は、それぞれ補強部材7、8が上下の横梁部材1a〜1
e、2a〜2e間に挟まれる形で挿入配置されている。
【0031】すなわち、この補強部材7,8は、図1、
図2及び図7に示すように、鉄系金属板材をほぼコ字形
状に折曲して形成され、水平な上下壁部7a,7b、8
a,8bと、該上下壁部7a,7b、8a,8bの各対
向端縁に一体に結合された立ち上がり壁部7c、8cと
から構成されていると共に、中央両側の縦梁部材3c、
3dに沿って前後方向へ延出して形成され、その長さは
縦梁部材3a〜3fの長さとほぼ同一に設定されてい
る。
【0032】また、一方の補強部材7は、図2に示すよ
うに上下壁部7a、7bが上下の横梁部材1a〜1e、
2a〜2eの対向内面に当接配置されていると共に、立
ち上がり壁部7cの背面が前記中央側の縦梁部材3cの
一側面に当接配置されて、かかる当接位置で各縦横梁部
材1a〜1e、2a〜2e、3a〜3fにそれぞれ溶接
固定されている。
【0033】さらに他方の補強部材8は、一方の補強部
材7と同じく上下壁部8a、8bが上下の横梁部材1a
〜1e、2a〜2eの対向内面に当接配置されて、該各
上下壁部8a、8bの先端縁が中央側の縦梁部材3cの
一側面に当接しており、したがって、立ち上がり壁部8
cは縦梁部材3cから離間した状態に配置されて、該立
ち上がり壁部8cと縦梁部材3cとの間に、一つのフォ
ーク爪の横幅よりも若干大きな長方形状のフォーク挿入
口4bが隔成されている。また、この補強部材8は、上
下壁部8a、8bが各横梁部材1a〜1e、2a〜2e
の対向上下面に溶接によって固定されている。
【0034】したがって、この実施形態によれば、かか
る運搬用パレットを用いて、例えば長尺な建築材料であ
る壁板材を運搬するには、フォークリフト車の左右のフ
ォーク爪を運搬用パレットの各フォーク挿入口4a、4
bに挿通してリフトさせるわけであるが、この際、各フ
ォーク挿入口4a、4bの周囲が各補強部材7,8によ
って構成されていることから、フォーク挿入口4a、4
bの周囲の剛性が高くなると共に、該補強部材7、8が
結合された横梁部材1a〜1e、2a〜2eや縦梁部材
3c、3dの支持剛性も高くなって、積載した壁板材の
重量荷重によるパレットの撓みを防止に防止することが
可能になる。
【0035】また、各補強部材7,8の内面が両フォー
ク爪を挿通した際のガイドとして機能するため、該各フ
ォーク爪のスムーズな挿通作用が得られる。
【0036】しかも、前記各フォーク爪を各フォーク挿
入口4a,4b内に挿通する際に、該各フォーク爪が例
えば左右に振れて各フォーク挿入口4a、4bの孔縁に
衝突しても、この衝突力が補強部材7,8によって受け
止められることから、特に最前列側の上下横梁部材1
a、2aや中央側の左右縦梁部材3c、3dの変形や破
損などの発生を十分に防止でき、パレットの耐久性を向
上ささせることができる。
【0037】また、前述のように、両フォーク爪によっ
て運搬用パレットを持ち上げ、フォークリフト車が例え
ば急激に旋回運動した際に、旋回遅れなどにより両フォ
ーク爪の上面で運搬用パレットが旋回方向と逆方向に滑
っても、所定位置で一方のフォーク爪が他方の補強部材
8の立ち上がり壁部8cの内面に当たってそれ以上の過
度な回転を規制することができる。したがって、運搬作
業中の安全性が向上する。
【0038】しかも、各横梁部材1a〜1e、2a〜2
eや縦梁部材3a〜3fの中空内部には、補強リブ5
a、5b、6が設けられていることから、各部材の鉄系
金属により剛性がさらに高くなって、特に圧縮荷重に対
して効果を発揮することから、運搬用パレット全体の耐
久性を一層向上させることが可能になる。
【0039】また、補強部材7,8がコ字形状に形成さ
れて、上下壁部7a,7b、8a,8bが立ち上がり壁
部7c、8cによって一体に結合されていることから、
該補強部材7,8自体の強度も高くなる。
【0040】また、他の実施形態としては、前記各縦梁
部材3a〜3fの全てを鉄系金属材に代えてアルミ合金
材で形成することも可能である。これによって、パレッ
ト全体の軽量化が図れる。なお、この場合、縦梁部材1
a〜1e、2a〜2eと横梁部材3a〜3fとの結合
は、リベットによって行われる。
【0041】さらに、他の実施形態としては、図8A、
B〜図9に示すように各縦横梁部材1a〜1e、2a〜
2e、3a〜3fの中空内部の補強リブを廃止して、各
部材の内面に補強部である横断面波形状の複数の補強ビ
ード9a,9b、10を長手方向に沿って一体に形成す
ることも可能である。これによって、各部材1a〜1
e、2a〜2e、3a〜3fの曲げ強度が高くなる。
【0042】また、各梁部材1a〜1e、2a〜2e、
3a〜3fの開口端部に、図10に示すような例えば合
成樹脂製の長方形状のキャップ11を被嵌固定すること
も可能である。これによって、各梁部材1a〜1e、2
a〜2e、3a〜3f内への雨水やゴミなどの侵入を確
実に防止することができ、内部の発錆を防止することが
可能になる。
【0043】また、本発明は、前記実施形態の構成に限
定されるものではなく、例えば補強部材をコ字形状では
なく、平坦板状に形成して、上側の横梁部材1a〜1e
の下面に溶接固定するか、あるいは平坦板状の上下2枚
の補強部材とし、これらを上下の横梁部材1a〜1e、
2a〜2eの対向する各内面に溶接固定することも可能
である。また、縦横梁部材を金属製ではなく、木製で形
成することも可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、各フォーク爪を運搬用パレット
の各フォーク挿入口内に挿通した際に、各フォーク爪の
先端が補強部材によってガイドされながらパレットの内
部へスムーズに挿通案内させることができる。
【0045】また、リフトした際に各フォーク爪の上面
全体が補強部材の下面に当接支持するような形になるこ
とから、横梁部材に対する荷重が分散されて局部的な集
中荷重の発生を防止できる。この結果、運搬用パレット
の耐久性が向上する。
【0046】請求項2の発明によれば、フォーク挿入口
に各フォーク爪を挿通した際に、上側の横梁部材ばかり
か下側の横梁部材も補強部材によって補強されるため、
さらにパレットの耐久性の向上が図れる。
【0047】請求項3の発明によれば、補強部材が立ち
上がり壁を介して上下が連結されていることから、該補
強部材自体の強度が高くなると共に、一方の補強部材の
立ち上がり壁を縦梁部材の対向内面に当接配置したこと
から、各縦梁部材も補強することができる。
【0048】また、他方の補強部材の立ち上がり壁と縦
梁部材との間にフォーク挿入口を形成したことにより、
例えばフォークリフト車による運搬用パレットの運搬中
において、フォークリフト車が旋回運動した際にフォー
ク爪がフォーク挿入口内で回転方向へ滑ったとしても、
立ち上がり壁によって過度な回転を規制することがで
き、これにより運搬作業中の安全性を高めることができ
る。
【0049】請求項4の発明によれば、金属材で形成さ
れた縦横梁部材の高剛性化によって、高い強度を確保で
きると共に、補強リブを形成したことから各梁部材の強
度をさらに高くすることができる。
【0050】請求項5の発明によれば、内部中空状に形
成したことから、高い強度を確保しっつ軽量化が図れ
る。
【0051】請求項6の発明によれば、補強部によって
各梁部材の強度をさらに高くすることができる。
【0052】請求項7の発明によれば、キャップによっ
て各梁部材内部への水やゴミの侵入を防止することがで
き、この結果、防錆効果が得られる。
【0053】請求項8の発明によれば、縦梁部材をアル
ミ合金材で成形することによって、軽量化を促進でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬用パレットの一実施形態を示
す平面図。
【図2】同実施形態に供される運搬用パレットの正面
図。
【図3】同運搬用パレットの右側面図。
【図4】本実施形態に供される最前端側横梁部材の側面
図。
【図5】同中央側横梁部材の側面図。
【図6】本実施形態に供される縦梁部材の側面図。
【図7】本実施形態に供される補強部材の部分斜視図。
【図8】A及びBは横梁部材の補強リブを示す側面図。
【図9】縦梁部材の補強リブを示す側面図。
【図10】本実施形態に供される横梁部材とキャップを
示す斜視図。
【符号の説明】
1a〜1e…上側の横梁部材 2a〜2e…下側の横梁部材 3a〜3f…縦梁部材 4a、4b…フォーク挿入口 5a、5b…補強リブ 6…補強リブ 7、8…補強部材 9a、9b…補強ビード 10…補強ビード 11…キャップ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向へ所定間隔を置いて配置された
    上下複数の横梁部材と、該上下横梁部材の間に横方向へ
    所定の間隔を置いて配置固定された複数の縦梁部材とに
    よって矩形格子状に形成され、前記上下の横梁部材間の
    長手方向のほぼ中央の左右位置に一対のフォーク挿入口
    が開口形成された運搬用パレットにおいて、 前記フォーク挿入口に対応する少なくとも上側の横梁部
    材の下面に、金属板状の補強部材を前記縦梁部材と平行
    に延設したことを特徴とする運搬用パレット。
  2. 【請求項2】 前記補強部材を上下側の横梁部材の対向
    する上面と内面の両方に設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の運搬用パレット。
  3. 【請求項3】 前記補強部材をほぼコ字形状に折曲形成
    すると共に、少なくとも一方の補強部材の立ち上がり壁
    を、前記左右一対の縦梁部材の対向内面に当接配置する
    と共に、他方の補強部材の立ち上がり壁を縦梁部材から
    離間した位置となるように配置して、該補強部材の立ち
    上がり壁と縦梁部材との間に前記他方のフォーク挿入口
    を隔成したことを特徴とする請求項1または2に記載の
    運搬用パレット。
  4. 【請求項4】 前記横梁部材と縦梁部材とを金属材によ
    って形成すると共に、前記両梁部材の少なくともいずれ
    か一方の内面に、補強ビードを一体に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の運搬用パレット。
  5. 【請求項5】 前記横梁部材と縦梁部材の少なくともい
    ずれか一方を、内部中空状の横断面ほぼ矩形状に形成し
    たことを特徴とする請求項4に記載の運搬用パレット。
  6. 【請求項6】 内部中空状の前記横梁部材あるいは縦梁
    部材の内部に、上下方向の圧縮荷重を補強する補強リブ
    を設けたことを特徴とする請求項5に記載の運搬用パレ
    ット。
  7. 【請求項7】 前記中空状の横梁部材あるいは縦梁部材
    の開口端部にキャップを設けたことを特徴とする請求項
    5または6に記載の運搬用パレット。
  8. 【請求項8】 前記横梁部材を鉄系の金属材で形成する
    一方、縦梁部材をアルミ合金材で成形したことを特徴と
    する請求項5〜7のいずれかに記載の運搬用パレット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102431933A (zh) * 2011-08-29 2012-05-02 中联重科股份有限公司 叉车辅助运输装置及包含其的泵车上装总成、叉车
JP2020183271A (ja) * 2019-05-09 2020-11-12 株式会社マキタ運輸 パレットサポータ

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