JP2003266580A - 光吸収性部材 - Google Patents

光吸収性部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた光吸収性を有し、薄く、しかもごみ
の発生のない、カメラなどの光学装置の内壁面の光吸収
用として適した光吸収性部材を提供する。 【解決手段】 本発明の光吸収性部材は、黒色塗料を基
材表面に塗布して塗膜を形成し、当該塗膜を乾燥させる
工程において、前記塗膜内に積極的にベナードセルを形
成させることで、前記基材表面に、算術平均粗さが3.
0μm以上、好ましくは5.0μm以上の表面形状を有
する光吸収膜を設けてなるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各種光学装置の遮
光用として有用な光吸収性部材に関し、特にカメラの内
壁面に設けてレンズを通して入射した光を吸収し、遮光
効果を高めるために好適な光吸収性部材に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】一般に、カメラにおいては、撮影時にレ
ンズからの入射光が内壁面で反射してフィルムを感光さ
せてしまったり(ハレーションやゴーストの発生)、光
源からの光がカメラ内壁面で反射してファインダー光路
中に入射してファインダー視野画像を見難くするため、
カメラ内壁面に光吸収手段が施されているのが普通であ
る。これまでは、このような光吸収手段としては、カメ
ラ内壁面を艶消し加工したり、植毛紙を貼り付けること
が行われていた。 【0003】しかしながら、カメラの内壁面に艶消し加
工する手段は、技術的に煩雑であり、コスト高になるの
を免れないし、植毛紙を貼り付ける手段は、全体的に厚
くなる上に、植毛紙から抜け落ちた毛が周囲にごみとし
て再付着することによる汚染を生じるなどの欠点があ
る。 【0004】そして、近年、カメラの小型化の傾向に伴
って、各部品に対する小型化への要求も一段と高まって
きた結果、内壁面への光吸収性部材についても、薄くて
貼り付け易く、且つごみの発生のないものが求められる
ようになってきた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、優
れた光吸収性を有し、薄く、しかもごみの発生のない、
カメラなどの光学装置の内壁面の光吸収用として適した
光吸収性部材を提供することを目的とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明の光吸収性
部材は、黒色塗料を基材表面に塗布して塗膜を形成し、
当該塗膜を乾燥させる工程において前記塗膜内にベナー
ドセルを形成させることで、前記基材表面に算術平均粗
さが3.0μm以上の表面形状を有する光吸収膜を設け
てなることを特徴とするものである。 【0007】尚、本発明のおいて算術平均粗さとは、J
IS−B0601の算術平均粗さのことであって、表面
粗さ測定器で測定した値である。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の光吸収性部材の実
施の形態について説明する。 【0009】本発明の光吸収性部材は、黒色塗料を基材
表面に塗布して塗膜を形成し、当該塗膜を乾燥させる工
程において前記塗膜内にベナードセルを形成させること
で、前記基材表面に算術平均粗さが3.0μm以上、好
ましくは5.0μm以上の表面形状を有する光吸収膜を
設けてなるものである。 【0010】即ち、本発明は、基材表面に、塗膜として
ベナードセルを形成し易い塗料を塗布して、元来コーテ
ィング業界で忌み嫌われるベナードセルを積極的に利用
することによって、算術平均粗さが3.0μm以上の表
面形状を有する光吸収膜を設けるところに特徴を有す
る。通常、塗料を塗布する場合、ベナードセルが形成さ
れると塗膜の表面状態が悪くなり種々の不具合が生じる
ため、ベナードセルの形成を抑える手段が講じられる。
しかし本発明においてはこれを積極的に利用するもので
ある。尚、ベナードセルとは、塗膜が、塗布直後の乾燥
工程おいて、塗膜内部と表面との間での対流によって、
小区画に区分けされる現象のことをいい、得られる光吸
収膜等の表面は例えば図1(撮影角度60°の電子顕微
鏡写真:横幅約1.3mm)に示すような表面となる。 【0011】そもそも表面形状として算術平均粗さが
3.0μm以上の表面形状になるような塗膜は、通常、
粒子径の比較的大きい粒子をバインダー樹脂中に多量に
分散した塗料を用いることによって形成されてなるもの
である。しかし、このような粒子径の比較的大きい粒子
をバインダー樹脂中に多量に分散した塗料を用いること
によって形成したものでも、理由は定かではないのだ
が、仮に算術平均粗さとして3.0μm以上であって
も、必ずしも本発明で目的としているカメラなどの光学
装置の内壁面の光吸収用としてのハレーションやゴース
トの発生を抑えるという性能を十分に発揮することがで
きるものではない。また、ベナードセルを積極的に利用
して形成した光吸収膜であっても、算術平均粗さが3.
0μm未満であると、やはり本発明で目的としているカ
メラなどの光学装置の内壁面の光吸収用としてのハレー
ションやゴーストの発生を抑えるという性能を十分に発
揮することができなくなってしまう。 【0012】従って、本発明の光吸収性部材を形成する
ための前記黒色塗料は、基材表面に塗布した後、塗膜を
乾燥させる工程において、塗膜内にベナードセルを形成
し易いものであることが必要である。即ち、一般に、こ
のようなベナードセルを抑える手段としては、1)比較
的蒸発の遅い溶媒を使用する、2)シリコーン油等を添
加して塗料の表面張力を小さく調整し、溶媒の蒸発を均
一且つ遅くさせる、3)バインダー樹脂の表面張力にで
きるだけ近い表面張力の溶媒を使用する、4)塗料のチ
クソトロピー性を高くする、などの手段が講じられる。
従って、本発明の黒色塗料は、これらと逆の手段を講じ
ることによって、ベナードセルを形成し易い塗料にする
ことができる。即ち、1)比較的蒸発の速い溶媒を使用
する、2)シリコーン油等を添加せずに塗料としての表
面張力を大きく調整し、溶媒の蒸発を不均一にする、
3)バインダー樹脂の表面張力とはできるだけ異なった
表面張力の溶媒を使用する、4)塗料のチクソトロピー
性を低くする、等の手段を講じる。 【0013】よって本発明に用いる黒色塗料は、例えば
バインダー樹脂、体質顔料、黒色顔料を適宜比較的蒸発
速度の速い溶媒によって希釈して塗料として調整するこ
とによって得ることができる。 【0014】ここでバインダー樹脂としては、本来限定
されるものではないが、ベナードセルを形成し易くする
観点からは、表面張力の大きなバインダー樹脂を用いる
ことが好ましく、例えばポリエステル系樹脂、ウレタン
系樹脂が特に望ましい。 【0015】体質顔料としては、これも本来限定される
ものではなく、例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、硫酸バリウム、シリカ、水酸化アルミニウム、カオ
リン、クレー、タルク等を用いることができる。中でも
ベナードセルを形成し易くする観点からは炭酸カルシウ
ムが好適に用いられる。ここで本発明で形成される光吸
収膜の表面形状として算術平均粗さが3.0μm以上に
なるようにし易くする観点からは、平均粒子径が1μm
以上、好ましくは3μm以上の体質顔料を、バインダー
樹脂100重量部に対して、100重量部以上、好まし
くは200重量部以上の割合で混合することが好まし
い。 【0016】黒色顔料は、塗料を黒色にすることで、最
終的にこの塗料を塗布して形成した光吸収膜に光吸収性
を発現させるためのものであって、例えば鉄黒、カーボ
ンブラック、チタンブラック等を用いることができる。
ここで本発明で形成される光吸収膜としての光吸収性を
十分に得る観点、即ち光吸収膜としての反射濃度が1.
60以上、好ましくは1.65以上、より好ましくは
1.70以上になるようにする観点から、このような黒
色顔料を、バインダー樹脂100重量部に対して5重量
部以上、好ましくは6重量部以上、より好ましくは7重
量部以上の割合で混合することが望ましい。 【0017】溶媒としては、比較的蒸発速度の速い有機
溶剤を使用することが好ましく、例えばメチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等
のエステル系溶剤、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ等のエーテル系溶剤、メチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶剤
などを用いることができる。 【0018】次いで本発明における基材とは、薄く、可
撓性に優れるものであれば本来特に限定されるものでは
なく、例えば紙、合成紙、プラスチックフィルム等を用
いることができる。ごみの発生を極力抑えるという観点
からは、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
ポリエチレンナフタレート、ポリスチレン等の各種のプ
ラスチックフィルムが好適に用いられ、特に黒色化され
ているものを用いることがより好適である。 【0019】黒色塗料を基材表面に塗布して、塗膜を形
成する方法としては、例えばナイフコーティング、ドク
ターコーティング、バーコーティング、ロールコーティ
ング、ブレードコーティング、キスコーティング、スプ
レーコーティング、スピンコーティング、ディップコー
ティング等の従来公知の塗布方法を採用できる。 【0020】また塗布厚みとしては、黒色塗料の固形分
によっても異なるため一概には言えないが、塗膜にベナ
ードセルを形成させ易くして、光吸収膜の表面形状とし
て算術平均粗さが3.0μm以上になり易くする観点か
ら、50μm以上、好ましくは80μm以上であって、
300μm以下、好ましくは200μm以下であること
が望ましい。そして光吸収膜の厚みとしては、30μm
以上、好ましくは40μm以上であって、150μm以
下、好ましくは100μm以下であることが望ましい。 【0021】次いで塗膜を乾燥させる方法としては、熱
風等で加熱して乾燥させる方法、遠赤外線やマイクロ波
等のエネルギー波の照射によって乾燥させる方法などが
採用できる。中でも、急激に溶媒を蒸発させることによ
って塗膜内にベナードセルを形成し易くする観点から、
乾燥効率に優れる熱風等で加熱して乾燥させる方法が好
ましい。 【0022】以上のように本発明の光吸収性部材は、黒
色塗料を基材表面に塗布して塗膜を形成し、塗膜を乾燥
させる工程において塗膜内にベナードセルを形成させる
ことで、基材表面に算術平均粗さが3.0μm以上の表
面形状を有する光吸収膜を設けてなるものであって、優
れた光吸収性を有し、薄く、しかもごみの発生のない、
カメラなどの光学装置の内壁面の光吸収用として適した
光吸収性部材となる。 【0023】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
尚、「部」「%」は特記しない限り重量基準である。 【0024】[実施例]厚み50μmのカーボンブラッ
ク練り込みプラスチックフィルム(X−30:東レ社)
の表面に、下記の組成の黒色塗料aを塗布して、厚み約
150μmの塗膜を形成し、当該塗膜を基材と共に10
0℃に設定した熱風乾燥機中で加熱乾燥することによっ
て塗膜中にベナードセルを形成させ、約70μmの光吸
収膜をプラスチックフィルム表面に形成して、光吸収性
部材を作製した。 【0025】【0026】[比較例1]実施例1において黒色塗料a
の代わりに、下記の組成の黒色塗料bを用いた以外は実
施例1と同様にして、光吸収性部材を作製した。 【0027】 【0028】[比較例2]実施例1において黒色塗料a
の代わりに、下記の組成の黒色塗料cを用いた以外は実
施例1と同様にして、光吸収性部材を作製した。 【0029】 【0030】[比較例3]実施例1において黒色塗料a
の代わりに、下記の組成の黒色塗料dを用いた以外は実
施例1と同様にして、光吸収性部材を作製した。 【0031】 【0032】以上のようにして実施例及び比較例で得ら
れた光吸収性部材の光吸収膜表面について、表面粗さ測
定器(サーフコーダSE−3C:小坂研究所社)を用い
て算術平均粗さを測定すると共に、電子顕微鏡によって
撮影した写真(図2〜5)を目視観察してベナードセル
の発生状況について、十分にベナードセルが発生してい
るものを「○」、ベナードセルの発生が十分でないもの
を「△」、ベナードセルが発生していないものを「×」
として評価した。測定結果及び評価結果を表1に示す。 【0033】更に、実施例及び比較例で得られた光吸収
性部材について、以下の反射濃度及び鏡面光沢度の測
定、並びに実写試験をして、その光吸収性を評価した。
その評価結果を表1に示す。 【0034】[反射濃度の測定]デジタル反射濃度計
(TR-927:マクベス社)を用いて、オルソフィルターに
おける反射濃度を測定した。 【0035】[鏡面光沢度の測定]デジタル変角光沢計
(UGV-5K:スガ試験機社)を用いて、入射受光角85
°、75°、60°に対する鏡面光沢度を測定した(JI
S-Z8741)。 【0036】[実写試験]ミラーボックスの底面に光吸
収性部材を貼り付け、太陽光の入射角度を振って実写を
行い、そのときのネガフィルムの写り具合を目視で観察
し、ハレーションやゴーストの発生が殆ど無い場合を
「○」、ハレーションやゴーストが僅かでも発生する場
合を「×」、ハレーションやゴーストの発生が著しい場
合を「××」として、評価した。 【0037】 【表1】【0038】表1の結果からも明らかなように、実施例
で得られた光吸収性部材は、反射濃度が1.60以上に
なっており、極めて光吸収性に優れるものである。ま
た、実施例で得られた光吸収性部材は、比較例で得られ
た光吸収性部材に比べて、いずれの角度における鏡面光
沢度の値も低いため、実写試験においてハレーションや
ゴーストが殆ど発生しないものであった。また、図2に
実施例の光吸収性部材の光吸収膜表面についての電子顕
微鏡による拡大写真を示す。尚、電子顕微鏡写真の撮影
角度は対象物に対して60°で、図面の横幅は約2.6
mmに相当する。この拡大写真からも、実施例の光吸収
性部材の光吸収膜は、塗膜の乾燥工程においてベナード
セルが形成され、光吸収膜表面が小区画に区分けされて
いることが明らかに認められる。 【0039】一方、比較例1の光吸収性部材の光吸収膜
は、比較的大きな平均粒子径の合成樹脂粒子を用いてい
るために算術平均粗さとしては3μm以上にはなるもの
であったけれども、黒色塗量中にシリコーン油系レベリ
ング剤を添加しているために、塗膜の乾燥工程でベナー
ドセルが形成されないため、鏡面光沢度が十分に抑えら
れず、ハレーションやゴーストが発生してしまうもので
あった。また、図3に比較例1の光吸収性部材の光吸収
膜表面についての電子顕微鏡による拡大写真を示す。
尚、電子顕微鏡写真の撮影角度は対象物に対して60°
で、図面の横幅は約2.6mmに相当する。この拡大写
真からも、比較例1の光吸収性部材の光吸収膜は、塗膜
の乾燥工程においてベナードセルが形成されていないこ
とが認められる。 【0040】また、比較例2の光吸収性部材の光吸収膜
は、黒色塗料中のバインダー樹脂に対する顔料の混合割
合が少なかったために、塗膜の乾燥工程においてベナー
ドセルが形成され難く、算術平均粗さが3μm以上にな
らなかったため、鏡面光沢度が十分に抑えられず、ハレ
ーションやゴーストが発生してしまうものであった。ま
た、図4に比較例2の光吸収性部材の光吸収膜表面につ
いての電子顕微鏡による拡大写真を示す。尚、電子顕微
鏡写真の撮影角度は対象物に対して60°で、図面の横
幅は約2.6mmに相当する。この拡大写真からも、比
較例2の光吸収性部材の光吸収膜は、塗膜の乾燥工程に
おいて十分にベナードセルが形成されいないことが認め
られる。 【0041】また、比較例3の光吸収性部材の光吸収膜
は、黒色塗量中にシリコーン油系レベリング剤を添加し
ているために、塗膜の乾燥工程でベナードセルが形成さ
れないため、算術平均粗さが3μm以上にならなかった
ため、鏡面光沢度が十分に抑えられず、ハレーションや
ゴーストが発生してしまうものであった。また、図5に
比較例3の光吸収性部材の光吸収膜表面についての電子
顕微鏡による拡大写真を示す。尚、電子顕微鏡写真の撮
影角度は対象物に対して60°で、図面の横幅は約2.
6mmに相当する。この拡大写真からも、比較例3の光
吸収性部材の光吸収膜は、塗膜の乾燥工程においてベナ
ードセルが形成されていないことが認められる。 【0042】 【発明の効果】本発明の光吸収性部材は、顕著な光吸収
性を示し、特に低角度から高角度に至る幅広い入射光に
対する光吸収性に優れ、しかも植毛紙のように抜け毛や
ごみの付着による汚染を生じないので、カメラなどの光
学装置の内壁面に貼着する光吸収性部材として極めて有
用である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明における光吸収膜の一実施形態の表面を
示す電子顕微鏡写真。 【図2】実施例1の光吸収性部材の光吸収膜表面を示す
電子顕微鏡写真。 【図3】比較例1の光吸収性部材の光吸収膜表面を示す
電子顕微鏡写真。 【図4】比較例2の光吸収性部材の光吸収膜表面を示す
電子顕微鏡写真。 【図5】比較例3の光吸収性部材の光吸収膜表面を示す
電子顕微鏡写真。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H042 AA07 AA09 AA22 2H044 AD01 2H100 AA01 AA02 BB00 EE00 4D075 BB24Z BB26Z BB91Z CB07 CB33 DA04 DB36 DB37 DB38 DB48 DC24 EA07 EB35 EB38 EC11 4F100 AK01B AK41H AT00B BA02 CA13H CC00A DD07 EH46A EH462 EJ862 HB00A JL10A JN06 JN30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】黒色塗料を基材表面に塗布して塗膜を形成
    し、当該塗膜を乾燥させる工程において前記塗膜内にベ
    ナードセルを形成させることで、前記基材表面に算術平
    均粗さが3.0μm以上の表面形状を有する光吸収膜を
    設けてなることを特徴とする光吸収性部材。
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