JP2003266572A - 防音断熱材およびその製造方法 - Google Patents

防音断熱材およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003266572A
JP2003266572A JP2002078052A JP2002078052A JP2003266572A JP 2003266572 A JP2003266572 A JP 2003266572A JP 2002078052 A JP2002078052 A JP 2002078052A JP 2002078052 A JP2002078052 A JP 2002078052A JP 2003266572 A JP2003266572 A JP 2003266572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
insulating material
coating layer
sound
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002078052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4290376B2 (ja
JP2003266572A5 (ja
Inventor
Hideaki Madono
英明 真殿
Masafumi Tanaka
真文 田中
Hiroshi Makabe
弘 真壁
Kazuto Fukuhara
一人 福原
Kenji Tamaoki
謙二 玉置
Shuji Kawamura
修次 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TATSUTA INDUSTRIAL
Nichias Corp
Yumex Corp
Tatsuta Kogyo KK
Original Assignee
TATSUTA INDUSTRIAL
Nichias Corp
Yumex Corp
Tatsuta Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TATSUTA INDUSTRIAL, Nichias Corp, Yumex Corp, Tatsuta Kogyo KK filed Critical TATSUTA INDUSTRIAL
Priority to JP2002078052A priority Critical patent/JP4290376B2/ja
Priority to US10/108,094 priority patent/US20020168492A1/en
Priority to EP02007082A priority patent/EP1245718A3/en
Publication of JP2003266572A publication Critical patent/JP2003266572A/ja
Publication of JP2003266572A5 publication Critical patent/JP2003266572A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4290376B2 publication Critical patent/JP4290376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、防音性および耐熱性を維持しつ
つ、低価格で、且つ、基材層の主成分である無機繊維の
熱劣化により生ずる繊維微粉末の飛散を防止することが
可能な防音断熱材を提供することを目的とする。 【解決手段】 無機繊維などの耐熱性繊維から成る基材
層表面に鱗片状鉱物の水性ディスパージョンを、刷毛、
スプレー、ロールコーター、ディッピング、シャワー方
式などの方法により塗布し、乾燥して鱗片状鉱物被覆層
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音断熱材に関
し、詳しくは主成分が耐熱性繊維からなる基材層の表面
に鱗片状鉱物の被覆層を形成してなる防音断熱材および
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等のエンジン周りに用いら
れるエンジンカバーや、エキゾーストマニホールドカバ
ー、消音器等の内面には、それらから発せられる熱や音
や振動を遮蔽、吸収するために防音断熱材が積層・貼付
されている。かかる防音断熱材としては、無機繊維など
の耐熱性繊維を、シリカクロスで外装したもの、金属繊
維織物で外装したもの、穴あき鋼板で外装したもの、ア
ルミ箔やアルミナガラスクロスで外装したもの、あるい
はポリエチレン織物またはポリプロピレン織物等で外装
したものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
防音断熱材は、中でもシリカクロスで外装したもの、金
属繊維織物で外装したもの等は素材が著しく高価であ
る。また、アルミ箔やアルミナガラスクロスで外装した
もの、あるいはポリエチレン織物またはポリプロピレン
織物等で外装したものは、耐熱性が不十分であり、高温
環境となる場合は使用することが出来ない。
【0004】また、エンジンの周りやエキゾーストマニ
ホールド周りの様に高温環境下に配置される場合、基材
層を構成する耐熱性繊維は長期間使用するにつれて熱に
より劣化して微粉化する傾向があるが、その表面を金属
繊維織物で外装したもの、穴あき鋼板で外装したものは
表面に大きな穿孔または間隙を有しているため、振動に
より前記の微粉化物がそれらの外装材料層を通って飛散
し、種々のトラブルの原因となるなどの欠点を有する。
【0005】本発明は、斯かる実情に鑑み為されたもの
であり、その目的は、比較的安価で、製造工程が比較的
簡易で、且つ優れた騒音減衰特性(防音性)を維持しつ
つ振動により内部の微粉化物の飛散が少ない防音断熱材
およびその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、無機繊維等の耐熱性繊維を主成分とする基材
層の表面に鱗片状鉱物の水性ディスパージョンを塗布
し、乾燥して形成される被覆層が意外にも基材層表面に
強固に密着し、かつ、その被覆層が内部に存在する微細
繊維の通過を遮断し得ることを見い出し、完成されたも
のである。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の第1の要旨
は、基材層の表面に鱗片状鉱物被覆層を形成して成るこ
とを特徴とする防音断熱材に存し、本発明の第2の要旨
は、基材層の表面に鱗片状鉱物の水性ディスパージョン
を塗布し、乾燥して鱗片状鉱物被覆層を形成することを
特徴とする防音断熱材の製造方法に存する。
【0008】上記の第1の要旨にかかる防音断熱材に使
用される基材層は、主成分として耐熱性繊維から構成さ
れ、通常、織布、不織布、マット状などのシート状ある
いは不定形の立体形状を有し、そのまま単品として、必
要により、他の物品または構造物の表面に積層されて使
用することができる。
【0009】上記の耐熱性繊維としては、特に限定され
るものではないが、例えば、ロックウール、ガラス繊
維、シリカ繊維、シリカアルミナ繊維、セラミック繊
維、アルミナ繊維などの無機繊維、および、芳香族ポリ
アミド、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、シリコ
ーン、金属キレート重合体等の耐熱性有機繊維が挙げら
れる。
【0010】前記の他の物品または構造物としては、通
常高温環境に曝される環境下で使用される物品または構
造物、振動または雑音を発する物品または構造物の遮音
用物品または構造物、或いは外部雑音を吸収して遮蔽す
る物品または構造物など外部環境に露出する表面に使用
する場合に特に有用であり、例えば、高温熱処理炉内表
面、自動車排気系消音器、防音・吸音ブロックなどをあ
げることができる。
【0011】上記の基材層を前記の物品または構造物に
積層する方法は、単に構造的に接触することにより固定
する場合もあるが、耐熱性接着剤などを使用して接着す
ることも出来る。かかる耐熱性接着剤としては、特に限
定するものではないが、アクリル系接着剤、シリコーン
系接着剤、シリカ系接着剤等を挙げることが出来るが、
中でもシリカ系接着剤が特に好ましい。
【0012】前記の基材層表面に形成される被覆層に使
用される鱗片状鉱物としては、例えば、バーミキュライ
ト、セリサイト、マイカ、等が挙げられる。中でもバー
ミキュライトがより好ましい。上記のバーミキュライト
の場合、通常結晶水を含むが、結晶水を含む物は高温に
曝される場合、被覆層が変形または崩壊しやすいため、
予め、例えば600〜900℃で焼成したものがさらに
好ましい。
【0013】上記の鱗片状鉱物被覆層の厚さは、特に限
定されないが、通常、固形分換算で20g/m2以上、
好ましくは50g/m2以上とされる。厚さが薄すぎる
場合は被覆層としての強度が十分でなく、微粉化繊維の
飛散を十分に遮蔽出来ない。また、厚さの上限は特に制
限されないが、コストの割には微粉化繊維の遮断効果が
向上しないため300g/m2を超えると実用的でな
く、実用的には200g/m2以下で十分である。
【0014】上記の鱗片状鉱物被覆層を基材層の表面に
形成する部分は、それを含む防音断熱材が使用される形
態により適宜決定されるが、具体的には、通常、基材層
の片側全表面または表裏の両全面とされ、必要により基
材層の側面にも形成することが出来る。いずれにして
も、外部空間に露出する表面は全て覆うのがより好まし
く、一方、防音断熱材の使用形態によっては、外部空間
に露出しない表面部分には形成を省略することも出来
る。
【0015】上記の鱗片状鉱物被覆層は、構造的強度を
改善するため、さらにその表面を他の上部被覆層で覆う
ことが出来るが、上部被覆層としては可燃性或いは耐熱
性が乏しい素材は可能な限り使用しないのが好ましく、
耐熱性の網で覆うのがより望ましい。
【0016】上記の耐熱性の網を構成する材料として
は、特に限定されないが、たとえば、鉄線、アルミニウ
ム線、真鍮線、ステンレス線、銅線などの金属線、或い
は耐熱性合成繊維糸などの耐熱性を有する細い線材が挙
げられるが、中でもでステンレス線、銅線が耐環境性の
点で好ましい。また、これらの線の細さは特に限定され
ないが、強度および屈曲性の観点から直径が0.7〜
2.0mmのものが好ましい。また、これらの線により
構成される網の粗さ(線間の距離)は特に限定されるも
のではないが、通常1〜50mm、好ましくは2〜10
mmである。
【0017】前記の本発明の第2の要旨にかかる防音断
熱材の製造方法は、基材層の表面に前記の鱗片状鉱物の
水性ディスパージョンを塗布し、乾燥して鱗片状鉱物被
覆層を形成することにある。
【0018】上記の水性ディスパージョンは、水に前記
の鱗片状鉱物(例えば、バーミキュライト鱗片)を分散
させることにより調製することが出来る。上記の水性デ
ィスパージョンの固形分濃度は、通常、5〜30重量%
の範囲が好適に使用される。固形分が5重量%未満であ
ると十分な厚みの鱗片状鉱物層を被覆形成することが困
難であり、逆に固形分が30重量%を超える場合はディ
スパージョンの粘度が高くなって塗布時に伸び難くな
る。
【0019】上記の水性ディスパージョン調製に際し
て、ディスパージョンの安定性を高めるため、分散剤、
造粘剤などの助剤を併用するのが好ましい。これらの助
剤としてはそれぞれ公知のものから適宜選択して使用す
ることが出来るが、例えば、上記の分散剤としてはリグ
ニンスルホン酸、オキシ有機酸塩、アルキルアリルスル
ホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテ
ル、ポリオール複合塩、高級多価アルコールスルホン酸
塩、硫酸アンモニウムなどを主成分とするもの、また、
上記の造粘剤としては、メチルセルロース、デンプンな
どが挙げられる。
【0020】しかし、これらの助剤の使用量は、耐熱性
などの観点から必要最少量とし、例えば、固形分換算で
3重量%以下が望ましい。多すぎる場合は、耐熱性が低
下したり、時には発煙、発臭の原因ともなり、また、助
剤が基材層内の空隙を塞いで基材層による吸音効果を低
下させる原因ともなる。
【0021】前記の水性ディスパージョンを塗布する方
法としては、刷毛、スプレー、ロールコーターを使用す
る方法、またはディッピング、シャワー方式などの方法
など、公知の方法を用いることが出来る。基材層が予め
他の物品または構造物の表面に接着されている場合は、
個別に基材層の表面及び側面などの露出表面に、刷毛に
よる方法、スプレーによる方法などの塗布方法により塗
布するが実用的である。なお、基材層を他の物品または
構造物の表面に接着するのに使用するのに使用する接着
剤としては、アクリル系接着剤、シリコーン系接着剤、
シリカ系接着剤など、耐熱性接着剤であるのが好まし
い。
【0022】また、上記の水性ディスパージョンの塗布
量は、本願発明の防音断熱材の用途に応じて適宜決定さ
れるが、実用的な塗布量としては、前記のように、固形
分換算で、通常20g/m2以上、好ましくは50〜2
00g/m2である。上記の塗布量の調節は水性ディス
パージョンの濃度の調節により行うことが出来る。
【0023】上記の水性ディスパージョン塗布層は、乾
燥させることによって鱗片状鉱物(バーミキュライト
等)の被覆層となり、基材層の表面に強固に密着して基
材層表面を被覆する。上記の乾燥する条件は特に限定さ
れないが、産業上乾燥時間を短縮しようとする場合は、
水分蒸発効率がよい100℃以上、例えば、105℃程
度が好ましく、さらに急速乾燥を希望する場合は通風条
件下で140〜200℃である。
【0024】以上のようにして製造される本発明の防音
断熱材は、耐熱性繊維基材層の表面に鱗片状鉱物被覆層
を有する構成を有し、製造工程が比較的簡易で且つ比較
的安価である。そして、その特性は、優れた断熱性、耐
熱性、騒音減衰特性、制振性を維持しつつ上記の鱗片状
鉱物被覆層を設けたことにより従来にはない高い微粒子
に対する耐飛散性すなわち遮断性を有する。そして、こ
の優れた耐飛散性すなわち遮断性の要素である鱗片状鉱
物被覆層は、耐震動性があり、振動衝撃によっては容易
に欠落しない。
【0025】従って、本発明の防音断熱材は、振動によ
り微粒子、微粉砕物質が発生する環境下において防塵効
果が安定しており、例えば次のような用途がある。 (1) 自動車の排気筒における消音用吸音材 自動車エンジンから衝撃的に排出される排気は高温であ
り且つ強い振動を伴うため耐熱性がある無機質繊維が吸
音材として使用されるが、使用される吸音材の無機質繊
維はその衝撃により微粉塵が発生し大気中に飛散され
る。この場合、無機質繊維層の表面に本発明の特徴であ
る鱗片状鉱物被覆層を形成したものを適用することによ
り繊維の微粉塵の大気中への飛散を防止することが出来
る。
【0026】(2) 自動車のエキゾーストマニホール
ドカバーの防音断熱材 自動車エンジン周りのエキゾーストマニホールド部では
高温で激しい振動が発生しているため通常その振動音を
防ぐために耐熱性の防音材がカバーの内面に積層されて
いる。防音材としては耐熱性を考慮して無機質繊維を含
む場合に上記の振動により繊維が微粉塵化して大気中に
飛散される。この場合、無機質繊維層の表面に本発明の
特徴である鱗片状鉱物被覆層を形成したものを適用する
ことにより繊維の微粉塵の大気中への飛散を防止するこ
とが出来る。
【0027】(3) 連続熱処理炉の炉壁の断熱材 連続熱処理炉の炉壁には断熱のために無機質繊維を使用
した断熱材が使用されるが、高温と振動環境により微粉
塵が炉内に飛散し、その中の一部が対象とする鋼材表面
に付着することにより、鋼材表面の押し傷を起こさせ、
不良品発生の原因となる。この場合、無機質繊維層の表
面に本発明の特徴である鱗片状鉱物被覆層を形成したも
のを適用することにより繊維の微粉塵の炉内への飛散を
防止し、鋼材の押し傷による不良品の発生を防止するこ
とが出来る。
【0028】(4) 防音壁の防音材 防音壁は通常屋外で使用され、耐候性および防音性を向
上するために防音材としてガラス繊維など無機質繊維を
使用した場合、日夜または四季を通じた温度変化、或い
は風雨、日光照射により繊維の微粉化が起こり、大気中
に飛散される。この場合、無機質繊維層の表面に本発明
の特徴である鱗片状鉱物被覆層を形成したものを適用す
ることにより、無機質繊維層の吸音性を維持しながら繊
維の微粉塵の大気中への飛散を防止し、大気環境の悪化
を予防することが出来る。
【0029】
【実施例】以下に、実施例により本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0030】実施例1 図1の構造の防音断熱材を製造する方法を説明する。市
販のバーミキュライト(0号、ニチアス株式会社製)を
800℃で1時間焼成して結晶水を除去した後、その1
50gを蒸留水1リットルに投入し、さらに硫酸アンモ
ニウム1g及びメチルセルローズ5gを添加した後、均
一に攪拌して固形分約13重量%のバーミキュライトの
水性ディスパージョンを調製した。
【0031】別に、平均繊維径2.5μmのシリカアル
ミナ繊維から成る厚さ6mm、平均嵩密度:0.13g
/cm3のマット状基材(ファインフレックス1300
ブランケット、ニチアス株式会社製)から300mm×
300mmの大きさのシートを10枚準備して基材層1
1とした。
【0032】上記の基材層11の両表面および四周の側
面に前記の焼成済みバーミキュライトの水性ディスパー
ジョンを、刷毛を使用して乾燥後のバーミキュライトの
被覆層12が厚さ100g/m2となるように塗布した
後、通風式オーブン中160℃で1時間加熱して乾燥
し、被覆層12を形成して本発明の防音断熱材10を得
た。同様の方法で防音断熱材1を10枚製造した。 得
られた防音断熱材10について、以下に示す方法によ
り、断熱性能、耐熱性能、騒音減衰特性、制振性、耐飛
散性を測定し、その結果を表1に示した。
【0033】断熱性能:加熱装置として、以下のように
組み立てたものを使用した。表面が80mm×150m
mの煉瓦の表面に4本の溝を穿設し、その溝の中にニク
ロム線ヒーターを埋め込んだ。その煉瓦の表面より上の
高さが100mmとなるようなセラミックス製板の枠を
煉瓦を囲むようにして配置し、それらの全体を同じ高さ
で300mm×400mmの鉄製板の枠の中に置き、セ
ラミックス板の枠と鉄製板の枠との間をシリカ−アルミ
ナ製繊維の断熱材を詰め込んだ。そして、上記の煉瓦表
面の中央部から熱電対が上向きに突き出しており、その
先端の高さは煉瓦表面から15mmの高さである。上記
のニクロム線へ供給される電圧はスライダックにより適
宜調節される。測定方法は、先ず、上記装置の開口部上
端に100mm×200mmの大きさに裁断したアルス
ター鋼鈑を載せ、装置内に配置したニクロム線に電源を
接続して装置内の熱電対で測定した温度が800℃にな
るように調節した。その後、上記のアルスター鋼鈑を取
り除いて、別に準備したアルスター鋼板の片面上にシリ
カ系接着剤を0.6mm厚塗布して防音断熱材10を貼
り付けた100mm×200mmの大きさの試験板を、
防音断熱材側を下にして、上記の装置上に置き換え、熱
電対で測定して800℃になるように電力を調節しつ
つ、1時間加熱した後に、別の熱電対を用いて上記試験
板の外部に露出したアルスター鋼板上の温度を測定し
た。
【0034】耐熱性能: 防音断熱材10を、電気炉を
使用して600℃、8時間の条件で熱処理を行い、熱処
理後の試験体の引張り強度を5試料について測定し、そ
の平均値を耐熱性能とした。
【0035】騒音減衰特性: 長さ300mm、幅30
0mm、厚さ0.6mmのアルスター鋼板を一つの辺に
平行に曲率半径100mmの円弧状に曲げ、その円弧の
頂上となる一線上の端から100mm、200mmとな
る位置にネジ孔をあける。この円弧の内側の全面に試験
片を貼り付けて、円弧の内側面を下向きにし、円弧の両
端部が基台より5mmとなるように基台上に設置した支
持台にネジ止めして固定し、上記基台自体を上記円弧の
頂上線の方向に水平に1000Hzから4000Hzの
間に分布する周波数で振動させて白色騒音を発生させ
た。当該騒音を円弧の頂上線の上方100mmの位置に
下向きに設置した収音マイクで拾ってその騒音特性(d
b)を測定し、その時間平均を求めた。その後、試験片
を貼付しないときの騒音特性を測定して下記の式により
騒音減衰特性を算出した。 騒音減衰特性(db)=騒音特性(db、防音断熱材あ
り)−騒音特性(db、防音断熱材なし)
【0036】制振性: 0.6mm厚、240mm×1
5mmのアルスター鋼板と240mm×15mmの防音
断熱材をシリカ系接着剤で貼り付け、次に説明する機械
インピーダンス法により、JIS G0602に準拠
し、−20℃〜100℃の温度範囲で1000Hzにお
ける制振性能を測定した。
【0037】上記の機械インピーダンス法とは、矩形の
試料の中央部にインピーダンスヘッドを装着し、これを
ランダム信号で加振し、得られた加速度及び力の応答を
高速フーリエ変換し、周波数応答関数を求める方法であ
る。1000Hzの共振周波数に対するインピーダンス
のピークから3db下がったところの周波数幅(半値
幅)を共振周波数で除した値を損失係数とする。
【0038】耐飛散性:騒音減衰特性の試験を行った後
の試験体を600℃、8時間焼成したものを振動試験機
(エミック株式会社製)に組み付け、20G,100H
z、1000万回という条件で加振試験を行い、加振試
験前後での重量変化率(減量、重量%)を測定した。
【0039】比較例1 実施例1において使用した防音断熱材10において、バ
ーミキュライト被覆層を形成しないものを試験片とした
以外は、実施例1と全く同様にして、断熱性能、耐熱性
能、吸音特性、制振性、耐飛散性を測定し、その結果を
表1に示した。
【0040】比較例2 実施例1において使用した防音断熱材10において、バ
ーミキュライトを含む層を被覆しない代わりに、平均線
径が0.18mm、網目が50メッシュの金属製織網に
よって被包した防音断熱材を製造した以外は、実施例1
と同様にして断熱性能、耐熱性能、吸音特性、制振性、
耐飛散性を測定し、その結果を表1に示した。なお、耐
熱性能および制振性の評価は省略した。
【0041】
【表1】
【0042】以上の結果から、本発明の防音断熱材は、
従来の防音断熱材の優れた断熱性、防音性(騒音減衰特
性)および制振性を維持しつつ、耐熱性を改善し、特に
耐飛散性を著しく改善していることが判明した。この改
善効果は、被覆層としてバーミキュライトなど鱗片状鉱
物を主成分とした被覆層12を設けたことに基づくこと
が明らかである。
【0043】実施例2 本実施例は、自動車のエキゾーストマニホールド用カバ
ーの内側面に本発明の防音断熱材を被覆形成した例であ
る。以下図2を参照して説明する。まずエキゾーストマ
ニホールド用カバー20の内側全表面21にシリカ系接
着剤を塗布して接着剤層22を設け、その上に実施例1
で使用したものと同じシリカアルミナ繊維のマット状基
材層23をカバーの内側全面に密着するように貼り付け
た。
【0044】その後、上記のマット状基材層23の表面
および側面の全露出表面に、実施例1において調製した
焼成済みバーミキュライトの水性ディスパージョンを、
刷毛を使用して固形分重量が100g/m2となるよう
に塗布し、次いで150℃の熱風を噴出するハンドドラ
イヤーを使用して乾燥してバーミキュライト被覆層24
を形成させた。かくして得られた本発明の防音断熱材部
分(23,24)のバーミキュライト被覆層24の厚さ
は0.12mmであった。
【0045】上記の防音断熱材部分(23,24)を積
層したエキゾーストマニホールド用カバー20を取り付
けた乗用車を断続的に合計3万km走行テストを行い、
その走行テストの前後における騒音レベルを評価した結
果、騒音レベルの変化はなく、また、防音断熱材部分
(23,24)は、表面のバーミキュライト被覆層24
は一部薄くなっていたが、シリカアルミナ繊維のマット
状基材層23の繊維の飛散・脱落は認められなかった。
【0046】比較例3 実施例2において、防音断熱材部分(23,24)の代
わりに、表面のバーミキュライト被覆層24を設けない
シリカアルミナ繊維のマット状基材層のみを使用した他
は実施例2と全く同様にして乗用車を断続的に合計3万
km走行テストを行った。その結果、シリカアルミナ繊
維のマット状基材層の繊維が約30%飛散して減量して
いた。
【0047】実施例3 本実施例は、自動車の排気系に本発明の吸音断熱材を配
設した消音器の構造例である。以下、図3を用いて説明
する。図3は自動車の排気系に本発明の吸音断熱材を配
設した消音器30の縦断面構造説明図である。まず、平
均繊維径2.5μmのシリカアルミナ繊維から成る厚さ
6mmのマット状基材層34の全表面に、実施例1の場
合と同様にして調製した焼成済みバーミキュライトの水
性ディスパージョンを刷毛を使用して固形分重量として
100g/m2となるように塗布し、次いで150℃の
熱風により約1時間乾燥してバーミキュライト被覆層3
5を形成させ、本願発明の防音断熱材部分(34,3
5)を作製した。
【0048】乗用車に取り付けられている消音器30
の、壁面に多数の気孔32を有する貫通パイプ31の外
表面に、上記の防音断熱材部分(34,35)のバーミ
キュライト被覆層35側が接するように、そして外側に
基材層34となるように巻き付けた後、外側に略筒状の
アウタシェル33を取り付けて防音断熱材部分(34,
35)を挟設した。
【0049】上記の乗用車を断続的に合計1.5万km
走行テストを行い、その走行テストの前後における騒音
レベルを評価した結果、騒音レベルの変化はなく、ま
た、防音断熱材部分(34,35)の表面のバーミキュ
ライト被覆層35は一部薄くなっていたが、シリカアル
ミナ繊維のマット状基材層34の繊維の飛散・脱落は認
められなかった。
【0050】比較例4 実施例3において、防音断熱材部分の代わりに、表面の
バーミキュライト被覆層35を設けないE−ガラス繊維
のマット状基材層34のみを使用した他は実施例3と全
く同様にして乗用車を断続的に合計1.5万km走行テ
ストを行った。その結果、E−ガラス繊維のマット状基
材層の繊維が約45%飛散して減量していた。
【0051】実施例4 本実施例は、実施例1で説明した本発明の防音断熱材を
吸音ブロックに配設した吸音ブロック40の構造例であ
る。以下、図4および図5を参照して説明する。図4は
本発明の防音断熱材を組み込んだ吸音ブロック40の側
縦断面構造説明図であり、図5はその正面図である。
【0052】防錆処理した金属製板材で構成され、縦1
00cm、幅150cm、奥行き15cmであり、前面
が周縁部2cmの部分を除いた長方形開口部を有し、奥
側の裏蓋46が取り外し可能な箱体状枠部材44の中
に、前面側から順に、表面に多数の開孔42を有する防
錆処理した厚さ1.0mmの金属製表面板41と、実施
例1と同様にして作製した基材層47および鱗片状鉱物
被覆層48から成る厚さ6mmの防音断熱材(47,4
8)と、厚さ約15cmのグラスウール積層体から成る
吸音材43とを積層し、裏蓋46を固定して厚さ15c
mのブロック状の吸音ブロック40を製造した。
【0053】屋外に支持柱を設け、この支持柱に固定さ
れたアンカーボルトを上記の吸音ブロック40の四隅に
設けたボルト用パイプ状孔45に通し、ナットで固定し
て、180日間放置する耐候試験を行った。その結果、
試験後の防音断熱材部分の表面のバーミキュライト被覆
層48は、外観上剥離は視認されず、内面のシリカアル
ミナ繊維およびグラスウール繊維の飛散は認められなか
った。
【0054】比較例5 実施例4において、防音断熱材(47,48)の代わり
にバーミキュライト被覆層48がないシリカアルミナ繊
維基材層47を使用した以外は実施例4と同様にしてブ
ロックを固定し、耐候試験を行った。その結果、試験後
の防音断熱材の表面のシリカアルミナ繊維基材層のシリ
カアルミナ繊維および内部層のグラスウール繊維の一部
が飛散していた。
【0055】
【発明の効果】本発明の防音断熱材は、主として耐熱性
繊維から成る織布、不織布またはマット状の基材層と、
その表面に鱗片状鉱物からなる被覆層から構成されるた
め、使用する基材が比較的安価であり、しかも、製造工
程が簡易であり、任意の既存物体の凹凸など複雑な形状
を有する部位の表面にも耐熱性接着剤を用いて容易に積
層または形成することができる。そして、長期間使用す
る間に基材層を構成する耐熱性繊維が劣化して微粉化繊
維が発生した場合でも、その表面被覆層が鱗片状鉱物の
多層構造の被覆層により、微粉化繊維がその被覆層を通
過して外部に飛散することがない。さらに、上記被膜層
を形成する鱗片状鉱物が基材層には実質的に浸透してい
ないため基材層内の空隙を塞ぐことがなく、優れた騒音
減衰特性(防音性)を維持し、殆ど低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において製造された防音断熱材の断面
構造説明図
【図2】実施例2において製造された自動車のエキゾー
ストマニホールド用カバーの内側面に本発明の防音防音
断熱材を被覆形成したときの横断面構造説明図。
【図3】実施例3で実施された自動車の排気系に本発明
の吸音断熱材を配設した消音器の縦断面構造説明図。
【図4】実施例4で製造された吸音ブロックの側縦断面
構造一部拡大説明図
【図5】実施例4で製造された吸音ブロックの正面説明
【符号の説明】
10 防音断熱材 11 基材層 12 鱗片状鉱物被覆層 20 防音断熱材を配設したマニホールドカバー 21 マニホールド内壁面 22 接着剤層 23 基材層 24 鱗片状鉱物被覆層 30 消音器 31 貫通パイプ 32 多数の小孔 33 アウタシェル 34 基材層 35 鱗片状鉱物被覆層 40 吸音ブロック 41 表面板 42 表面板の開口 43 吸音材 44 枠部材 45 ボルト用パイプ状孔 46 裏蓋 47 基材層 48 鱗片状鉱物被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 1/24 F01N 1/24 E 5D061 F 7/16 7/16 F16L 59/02 F16L 59/02 G10K 11/162 G10K 11/16 A (72)発明者 真殿 英明 広島県広島市安佐南区川内1−8−42 (72)発明者 田中 真文 神奈川県横浜市鶴見区東寺尾東台21−2 (72)発明者 真壁 弘 神奈川県横浜市神奈川区松見町4−1000 (72)発明者 福原 一人 奈良県生駒郡斑鳩町竜田西2−2−15 竜 田工業株式会社内 (72)発明者 玉置 謙二 広島県広島市東区温品一丁目3番1号 株 式会社ユーメックス内 (72)発明者 河村 修次 広島県広島市東区温品一丁目3番1号 株 式会社ユーメックス内 Fターム(参考) 2E001 DD01 DF01 GA06 GA29 GA32 HA00 HA31 HA32 HA33 HA34 HB03 HB05 HD11 JA06 JA13 3G004 AA01 BA01 BA05 BA07 CA13 DA09 DA21 EA05 FA01 FA07 FA09 GA08 3H036 AA09 AB12 AB24 AC03 AE08 4D075 BB24Z CA05 CA13 CA17 CA18 DA04 DB13 DB14 DB20 DB53 DB54 DC05 DC13 EA06 EA10 EB07 EC01 EC04 EC23 4F100 AA19 AA20 AC00B AC05B AC10B BA02 BA03 BA07 BA10C BA10D DC16C DC16D DE02B DG01 DG01A EH46B EJ86B GB32 JH01 JJ02 JJ03A JJ03C JJ03D JJ03G JM01B 5D061 AA11 AA22 BB01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性繊維製基材層の表面に鱗片状鉱物
    被覆層が形成されて成ることを特徴とする防音断熱材。
  2. 【請求項2】 耐熱性繊維製基材層の表面に鱗片状鉱物
    被覆層が形成され、更にそのまわりが耐熱性の網で被覆
    されて成ることを特徴とする防音断熱材。
  3. 【請求項3】 鱗片状鉱物がバーミキュライト、セリサ
    イトおよびマイカから成る群から選ばれたものであるこ
    とを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の防音
    断熱材。
  4. 【請求項4】 鱗片状鉱物が焼成されたバーミキュライ
    トであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載
    の防音断熱材。
  5. 【請求項5】 自動車のエキゾーストマニホールド用カ
    バーにおいて、当該カバーのエキゾーストマニホールド
    側表面に、請求項1〜4の何れかに記載の防音断熱材を
    その鱗片状鉱物被覆層が露出面となるように積層して成
    ることを特徴とする自動車のエキゾーストマニホールド
    用カバー。
  6. 【請求項6】 エンジン排気筒の消音器において、壁面
    に多数の気孔を有する内部貫通パイプとそれを覆う外側
    アウタシェルの間の空間に、請求項1〜4の何れかに記
    載の防音断熱材をその鱗片状鉱物被覆層が内部貫通パイ
    プ側に面するように挟設して成ることを特徴とするエン
    ジン排気筒の消音器。
  7. 【請求項7】 吸音ブロックにおいて、その防音材層の
    露出面側に、請求項1〜4の何れかに記載の防音断熱材
    をその鱗片状鉱物被覆層が上記露出面となるように重ね
    て配置して成ることを特徴とする吸音ブロック。
  8. 【請求項8】 耐熱性繊維製基材層の表面に鱗片状鉱物
    の水性ディスパージョンを塗布し、乾燥して鱗片状鉱物
    被覆層を形成することを特徴とする防音断熱材の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 耐熱性繊維製基材層の表面に鱗片状鉱物
    の水性ディスパージョンを塗布し、乾燥して鱗片状鉱物
    被覆層を形成し、さらに該鱗片状鉱物被覆層の表面を耐
    熱性の網によって覆うことを特徴とする防音断熱材の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 鱗片状鉱物が焼成されたバーミキュラ
    イトであることを特徴とする請求項8または9の何れか
    に記載の防音断熱材の製造方法。
  11. 【請求項11】 物品表面に耐熱性接着剤を介して耐熱
    性繊維製基材層を貼付して被覆し、当該基材層の露出表
    面に鱗片状鉱物の水性ディスパージョンを塗布し、乾燥
    して鱗片状鉱物被覆層を形成することを特徴とする防音
    断熱材層を有する物品の製造方法。
JP2002078052A 2001-03-30 2002-03-20 防音断熱材およびその製造方法 Expired - Lifetime JP4290376B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078052A JP4290376B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 防音断熱材およびその製造方法
US10/108,094 US20020168492A1 (en) 2001-03-30 2002-03-26 Sound and heat insulating material and method for manufacturing the same and articles made thereof
EP02007082A EP1245718A3 (en) 2001-03-30 2002-03-27 Sound and heat insulating material and method for manufacturing the same and articles made thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002078052A JP4290376B2 (ja) 2002-03-20 2002-03-20 防音断熱材およびその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003266572A true JP2003266572A (ja) 2003-09-24
JP2003266572A5 JP2003266572A5 (ja) 2005-09-02
JP4290376B2 JP4290376B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=29205919

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002078052A Expired - Lifetime JP4290376B2 (ja) 2001-03-30 2002-03-20 防音断熱材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4290376B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005281400A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nichias Corp コーティング液及び耐熱構造体
JP2005281393A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kimoto & Co Ltd 制振塗料およびこれを用いた制振部材
JP2008201126A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Ibiden Co Ltd シート材、その製造方法、排気ガス処理装置および消音装置
JP2013036383A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Aisin Chemical Co Ltd 遮熱吸音材とその製造方法及び遮熱吸音構造物
WO2016076097A1 (ja) * 2014-11-11 2016-05-19 本田技研工業株式会社 車両
JP2017125480A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 イビデン株式会社 吸音構造
WO2018174180A1 (ja) * 2017-03-24 2018-09-27 イビデン株式会社 吸音材及び車両部品
CN111386627A (zh) * 2017-11-30 2020-07-07 三菱化学株式会社 分隔构件和电池组
JP2020106697A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 ブリヂストンケービージー株式会社 吸音構造体
WO2023163009A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 イビデン株式会社 マット材、排ガス浄化装置及びマット材の製造方法
WO2023163007A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 イビデン株式会社 マット材、排ガス浄化装置及びマット材の製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011149371A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Ibiden Co Ltd インシュレータ及び内燃機関の排気系

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005281400A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Nichias Corp コーティング液及び耐熱構造体
JP2005281393A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Kimoto & Co Ltd 制振塗料およびこれを用いた制振部材
JP4583788B2 (ja) * 2004-03-29 2010-11-17 ニチアス株式会社 断熱構造体
JP4592316B2 (ja) * 2004-03-29 2010-12-01 株式会社きもと 制振塗料およびこれを用いた制振部材
JP2008201126A (ja) * 2007-01-26 2008-09-04 Ibiden Co Ltd シート材、その製造方法、排気ガス処理装置および消音装置
US8262764B2 (en) 2007-01-26 2012-09-11 Ibiden Co., Ltd. Sheet member, forming method of the same, exhaust gas treatmenet apparatus, and muffling apparatus
US8308837B2 (en) 2007-01-26 2012-11-13 Ibiden Co., Ltd. Method of forming sheet member, exhaust gas treatment apparatus including the sheet member, and muffling apparatus including the sheet member
JP2013036383A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Aisin Chemical Co Ltd 遮熱吸音材とその製造方法及び遮熱吸音構造物
WO2016076097A1 (ja) * 2014-11-11 2016-05-19 本田技研工業株式会社 車両
US10150429B2 (en) 2014-11-11 2018-12-11 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle
JP2017125480A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 イビデン株式会社 吸音構造
WO2018174180A1 (ja) * 2017-03-24 2018-09-27 イビデン株式会社 吸音材及び車両部品
CN110431620A (zh) * 2017-03-24 2019-11-08 揖斐电株式会社 吸音材料和车辆部件
JPWO2018174180A1 (ja) * 2017-03-24 2019-12-12 イビデン株式会社 吸音材及び車両部品
CN111386627A (zh) * 2017-11-30 2020-07-07 三菱化学株式会社 分隔构件和电池组
JP2020106697A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 ブリヂストンケービージー株式会社 吸音構造体
WO2023163009A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 イビデン株式会社 マット材、排ガス浄化装置及びマット材の製造方法
WO2023163007A1 (ja) * 2022-02-28 2023-08-31 イビデン株式会社 マット材、排ガス浄化装置及びマット材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4290376B2 (ja) 2009-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6623151B2 (ja) 断熱構成部品
JP6157479B2 (ja) 排気システム用断熱構成部品
JP2003266572A (ja) 防音断熱材およびその製造方法
US20120183449A1 (en) Mounting Mat with Flexible Edge Protection and Exhaust Gas Treatment Device Incorporating the Mounting Mat
US20020168492A1 (en) Sound and heat insulating material and method for manufacturing the same and articles made thereof
CN102317118A (zh) 交通工具隔音方法和设备
JP2003266572A5 (ja)
WO2019111754A1 (ja) マット材
JP4166960B2 (ja) 防音断熱材およびその製造方法
JP7154757B2 (ja) マット材
EP3990278B1 (en) Nonwoven fibrous web
JP3302496B2 (ja) 立体形状の防音遮熱板の製造方法
US11932178B2 (en) Sound-absorbing material
JP3253798B2 (ja) 立体形状の防音遮熱板
JP3308693B2 (ja) 立体形状の防音遮熱板
JPH07215752A (ja) 立体形状の防音遮熱板
JPS6016642A (ja) 建築用繊維板

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050228

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050228

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250