JP2003266286A - レンズ貼付装置及びレンズ貼付方法 - Google Patents

レンズ貼付装置及びレンズ貼付方法

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JP2003266286A
JP2003266286A JP2002075862A JP2002075862A JP2003266286A JP 2003266286 A JP2003266286 A JP 2003266286A JP 2002075862 A JP2002075862 A JP 2002075862A JP 2002075862 A JP2002075862 A JP 2002075862A JP 2003266286 A JP2003266286 A JP 2003266286A
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lens
sticking
plate
centering
pressing
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JP2002075862A
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Tsutomu Nagayama
強 長山
Hideo Yoshioka
秀雄 吉岡
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ(レンズ素材)を貼付皿に貼り付ける
ために用いる貼付剤の層厚のばらつきを抑え、レンズを
貼り付けた時に発生する偏心も防止でき、レンズを貼付
皿に高精度で貼り付けることができるレンズ貼付装置を
提供する。 【解決手段】 本発明は、レンズ研削研磨装置に用いら
れる貼付皿114に、貼付剤117を介して、被加工体
であるレンズ110を貼付するレンズ貼付装置におい
て、貼付皿114に対してレンズを圧接する押圧棒11
2による押圧機構を有し、貼付皿114にレンズを貼付
するに際して、レンズ110上面を貼付剤117が完全
に硬化するまで押圧棒112により圧接するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ研削研磨装
置に用いられる貼付皿に対して、被加工体であるレンズ
(レンズ素材)を貼り付けするレンズ貼付装置及びレン
ズ貼付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の方法及装置として、例えば
特公平5−67379号公報に開示されたものが知られ
ている。図4乃至図6を参照して従来方法及装置につい
て説明する。
【0003】図4は、レンズ211を吸着するレンズ吸
着部217を示している。レンズ211を投入すること
ができる浅い穴を形成しているレンズ供給パレット21
4が設けられている。レンズ吸着部217には、中空形
状のレンズ供給軸242が配置され、このレンズ供給軸
242に真空発生器(図示しない)を接続し真空吸引状
態を生じさせる構成となっている。
【0004】また、レンズ供給軸242の先端には、ゴ
ム等の弾性体でテーパ状の吸着筒241が設けられ、レ
ンズ211の吸着保持が可能となっている。レンズ供給
軸242の回りには、摺動ガイド243が設けられ、エ
アシリング(図示しない)の駆動によりレンズ供給軸2
42が上下動可能に構成されている。
【0005】図5は、レンズ211を貼付皿218に対
して芯出して、貼り付ける状態を示すものである。貼付
皿218は、貼付皿把持部219の中心軸線上にある貼
り付け面を有している。
【0006】レンズ211と貼付皿218とを貼り付け
る際に、芯精度を出すための芯出しチャックユニット2
76が設けられている。
【0007】芯出しチャックユニット276は、貼付皿
218を載置するための芯出し台221と、芯出し台2
21の上方でかつレンズ211の外側で互いに対向配置
される一対のチャック爪276aを備えている。
【0008】この一対のチャック爪276aを取り付け
る部材(図示しない)は、芯出し台221に対して、上
下方向と水平方向に自在に移動できるように構成されて
いる。また、前記チャック爪276aは、エアチャック
等(図示しない)により、開閉する方向に相対的に移動
操作可能に構成している(一方を固定し、他方を可動に
構成してもよい)。
【0009】各チャック爪276aの先端部には、図
5、図6に示すように、凹部290が形成されている。
これは、各チャック爪276aにてレンズ211と貼付
皿218との芯出し操作を行う際に、貼付剤212部分
を直接把持(挟持)することがないようにするためであ
る。
【0010】また、各チャック爪276aの先端部に
は、レンズ211及び貼付皿218を安定的に保持でき
るようにするため図6に示すような平面V字形状の切欠
部291を形成している。
【0011】図6は、貼り付け後に貼付皿218を冷却
するための冷却ユニット224を示している。冷却ユニ
ット224は、一対のチャック爪276aがレンズ21
1と貼付皿218とを芯出し保持した状態で載置でき、
かつ冷却処理できるように構成している。
【0012】冷却ユニット224は、市水等の冷却液2
97に満たされた冷却タンク295と、冷却タンク29
5内に同心状に配設した環状の貼付皿受部296とによ
り構成している。前記貼付皿受部296の周面には、冷
却時に使用した冷却液297を循環させる循環口298
を適数設けている。
【0013】次に、上記の構成からなるレンズ貼付装置
によるレンズ211と貼付皿218の貼付方法について
説明する。まず、レンズ供給パレット214に並べられ
ているレンズ211を、図4に示すように、レンズ吸着
部217にて吸着保持する。その後、貼付剤塗布機構部
(図示しない)に搬送させ、貼付剤212をレンズ21
1の貼付面に塗布する。
【0014】また上記操作とほぼ同時にヒータ(図示し
ない)で加熱されている貼付皿218を貼付皿収納パレ
ット(図示しない)から、貼付皿吸着機構(図示しな
い)により吸着搬送する。そして、図5に示す、芯出し
チャックユニット276の芯出し台221上に貼付皿2
18を置く。
【0015】次に、レンズ吸着部217を芯出し台22
1の軸線上に移送する。その後、レンズ吸着部217を
下降させ、図5に示すように、レンズ211を貼付剤2
12を介して貼付皿218の貼付面に貼り付ける。
【0016】次に、レンズ211と貼付皿218をチャ
ック爪276aにて挟持し、レンズ211の中心軸が貼
付皿218の中心軸に合致して貼り付けられるように芯
出しを行う。この芯出しの際には、チャック爪276a
に熱風を吹き付ける機構(図示しない)により熱風を吹
き付け、チャック爪276aの周辺を貼付剤212の溶
解温度程度に加熱しつつ行う。
【0017】レンズ211と貼付皿218との芯出しが
完了したら、芯出しチャックユニット276に置かれて
いるレンズ211をチャック爪276aにて保持したま
ま、冷却ユニット224まで移動する。そして、冷却タ
ンク295内の冷却液297中に浸漬し強制冷却する。
この冷却工程が完了した後、チャック爪276aを開作
動させる。そして、貼付皿吸着機構によって、貼り付け
の完了した貼付皿218を吸着保持し、貼付皿回収パレ
ット(図示しない)の所定の収納場所に収納する。
【0018】
【発明が解決しようする課題】上記従来技術の貼付方法
において、特に小径レンズ(例えば、レンズ直径4mm
以下)を貼付する際には以下のような問題が発生してい
た。
【0019】即ち、貼付剤212を介してレンズ211
を貼付皿218に貼り付けた際に、貼付剤212が完全
に硬化するまで圧接していないために浮きが生じてい
た。また、貼付剤212が少量のために硬化するまでの
時間が早過ぎ、硬化が始まった状態で貼付皿218に貼
られてしまい、貼付剤212が貼り付け面に伸展せずに
浮きが生じてしまう。このため、貼付剤212の層厚に
ばらつきが生じていた。また、レンズ研削研磨装置に貼
り付けの完了した貼付皿218を取り付ける際には貼付
皿218の貼付皿把持部219を保持させて加工する。
このことは、貼付皿鍔部218aの裏面を保持するとき
の当て付け基準面として、そこからの高さで研削研磨砥
石による加工位置が決まるということである。
【0020】この結果、貼り付けを行った場合に、貼付
剤212の層厚を含むレンズ211の貼付高さがレンズ
211ごとに異なっていると、加工する高さがレンズ2
11ごとに違うことになり、レンズ211の中心厚もば
らついてしまう。
【0021】このような貼付剤212の層厚のばらつき
は、加工後のレンズ211の中心厚がばらつき、品質不
良品を発生させる要因になっていた。
【0022】また、レンズ211と貼付皿218とを吸
着筒241の圧着動作で貼り付けるために、以下のよう
な問題が発生した。
【0023】吸着筒241の径がレンズ211の径と同
様に小さいためと、吸着筒241の材質が弾性部材であ
るために、吸着筒241によりレンズ211を圧着した
際に、吸着筒241が変形する。このため、レンズ21
1が貼付皿218の中心軸線上からずれて圧着されると
レンズ211が貼付皿218の貼付面上を滑ってしま
う。この結果、図7に示すように、レンズ211が貼付
皿218に対して傾いて貼り付られ偏心が生じてしまう
という問題があった。
【0024】そこで、本発明は、レンズを貼付皿に貼り
付けるために用いる貼付剤の層厚のばらつきを抑え、レ
ンズを貼り付けた時に発生する偏心も防止でき、レンズ
を貼付皿に高精度で貼り付けることができるレンズ貼付
装置及びレンズの貼付方法を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
レンズ研削研磨装置に用いられる貼付皿に、熱可塑性の
接着剤を介して、被加工体であるレンズ素材を貼付する
レンズ貼付装置において、前記貼付皿に対して前記レン
ズ素材を圧接する押圧棒による押圧機構を有することを
特徴とするものである。
【0026】この発明によれば、貼付皿に、熱可塑性の
接着剤を介して、被加工体であるレンズ素材を貼付する
に際して、レンズ素材上面を貼付剤が完全に硬化するま
で押圧棒により圧接する。これにより、貼り付け後の貼
付剤の層厚のばらつきが抑えられる。また、レンズ素材
の傾きやレンズ素材の浮きによる偏心と加工中の剥がれ
を防ぐことができる。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載のレ
ンズ貼付装置において、前記押圧棒の材質は硬質部材で
あることを特徴とする。
【0028】この発明のレンズ貼付装置によれば、レン
ズ素材上面中心位置を押すための押圧棒の材質が硬質部
材である。このため、押圧棒は変形することがなく、一
定の押圧力でレンズ素材を押圧することができる。
【0029】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のレンズ貼付装置において、前記押圧棒の先端形状が
平面であることを特徴とするものである。
【0030】この発明のレンズ貼付装置によれば、押圧
棒の先端形状が平面である。このため、先端部の一部が
レンズ素材の中心を跨っていればレンズの傾きを防止す
ることができる。
【0031】請求項4記載の発明は、レンズ研削研磨装
置に用いられる貼付皿に、熱可塑性の接着剤を介して、
被加工体であるレンズ素材を貼付するレンズ貼付方法に
おいて、前記貼付皿に対して前記レンズ素材を圧接する
押圧工程を有することを特徴とするものである。
【0032】このレンズ貼付方法によれば、貼付皿に、
熱可塑性の接着剤を介して、被加工体であるレンズ素材
を貼付するに際して貼付皿に対して前記レンズ素材を圧
接する押圧工程を含むので、レンズ素材の傾きやレンズ
素材の浮きによる偏心、加工中の剥がれを防止でき、こ
の結果、貼り付け後の貼付剤の層厚のばらつきを抑える
ことができる。
【0033】請求項5記載の発明は、請求項4記載のレ
ンズ貼付方法において、前記押圧工程は、硬質部材から
なり先端形状が平面である押圧棒を前記レンズ素材の中
心に押圧するものであることを特徴とする。
【0034】この発明のレンズ貼付方法によれば、レン
ズ素材上面中心位置を押すための押圧棒の材質が硬質部
材であり、変形することがなく、一定の押圧力でレンズ
素材を押圧することができることに加え、押圧棒の先端
形状が平面であることから先端部の一部がレンズ素材の
中心を跨っていればレンズ素材の傾きを防止しつつレン
ズ貼付工程を行うことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) (構成)本発明の実施の形態1を図1、図2を参照して
説明する。
【0036】図1は実施の形態1のレンズ貼付装置の概
略構成図であり、図2は芯出しチャックの先端形状を示
す部分拡大図である。このレンズ貼付装置は、芯出し台
115を含む芯出し硬化ユニット125、レンズ吸着機
構、貼付皿吸着機構を含む搬送ユニット140、レンズ
110の貼付面側に熱可塑性の接着剤からなる貼付剤1
17を塗布するための貼付剤塗布ユニット150、全体
の制御を行うコントローラ111を含んで構成されてい
る。
【0037】また、芯出し台115の周囲には、レンズ
110を載置したレンズパレット、貼付皿を載置した貼
付皿パレット、レンズ110を貼付した完成品をストッ
クする完成品パレット等が設けられているがいずれも図
示しない。そして、搬送ユニット140によりレンズ1
10、貼付皿114、完成品の移動、搬送を行うように
なっている。
【0038】レンズ貼付装置は、レンズ110と貼付皿
114との芯出し及び硬化を行う芯出し硬化ユニット1
25を備えている。ここには、貼付皿114を載せて水
平方向に概略位置決めする芯出し台115を備えてい
る。
【0039】レンズ貼付装置の芯出し台115には、レ
ンズ110と貼付皿114との芯出しを行うレンズ芯出
しチャック爪113と、貼付皿114の芯出しを行う貼
付皿芯出しチャック爪116とが上下配置で設けられて
いる。
【0040】レンズ芯出しチャック爪113の上側に
は、レンズ110を貼付皿114に押圧する押圧棒11
2が設けられている。この押圧棒112の材質は例えば
ステンレス、ベークライト、アルミニウムなどの硬質部
材である。
【0041】また、押圧棒112の先端形状は、円筒形
状でレンズ径の90%以下となっている。更に押圧棒1
12を上下に移動させるためのシリンダ118を有する
押圧部124が設けられている。
【0042】前記芯出し台115に配置された貼付皿1
14の中心に向かってジェットヒータの吹出し口120
が設けられ、貼付皿114の貼付面を加熱するように構
成している。
【0043】また、装置前面から貼付皿114を冷却す
るための冷却ブロー119が貼付皿114の先端部中心
に向かって配置されている。
【0044】前記レンズ芯出しチャック爪113は左右
対称に配置されており、リンク機構で同期させ、レンズ
110の中心に向かって開閉する。また、レンズ芯出し
チャック爪113の先端部には、図2に示すように、レ
ンズ110を安定的に保持できるように平面V字形状の
切欠部121が形成されている。
【0045】また、貼付皿把持部114aをクランプす
る貼付皿芯出しチャック爪116は左右対称に配置され
ており、図示しないエアーチャックを介して貼付皿11
4の中心に向かい開閉する。そして、レンズ芯出しチャ
ック爪113の先端部と同様の平面V字形状の切欠部が
形成され、貼付皿114を安定的に保持できるようにな
っている。
【0046】上述した各ユニットを構成する各機構の動
作は前記芯出し台115の下部に設置されたコントロー
ラ111により制御される。
【0047】(作用)以上のように構成された実施の形
態1のレンズ貼付装置によるレンズ貼付方法を以下に説
明する。
【0048】熱溶解性の貼付剤117を図示しない貼付
剤溶解槽で溶解させておく。更に、貼付皿114をヒー
タ等(図示しない)で予備加熱させておく。そして、レ
ンズ芯出しチャック爪113と貼付皿芯出しチャック爪
116を開いた状態にしておく。
【0049】図示しない搬送ユニットに搭載された貼付
皿吸着機構により、図示しない貼付皿パレットから貼付
皿114を吸着保持し、芯出し硬化ユニット125の芯
出し台115上に載せる。ジェットヒータの吹出し口1
20からの熱風を貼付皿114の貼付面の中心部に吹き
付け、貼付皿114を貼付剤117の溶解温度以上に加
熱しておく。
【0050】次に、搬送ユニットに搭載してあるレンズ
吸着機構により、レンズ110を吸着保持し図示しない
貼付剤塗布部の貼付剤117の供給位置まで移送する。
【0051】そこで、貼付剤117をレンズ110の貼
付面に塗布する。ここで、貼付剤117の塗布方法は特
に限定されるものではない。
【0052】次に、レンズ110を芯出し硬化ユニット
125の芯出し台115に置かれている貼付皿114の
上に搬送する。同時に、吹出し口120からの熱風を停
止し、貼付皿芯出しチャック爪116を閉じる。
【0053】その後、レンズ吸着機構を下降させ、貼付
皿114に対してレンズ110を圧着する。そして、レ
ンズ芯出しチャック爪113を閉じて、レンズ110の
芯出しを行う。この時にレンズ吸着機構は上昇させる。
【0054】次に、レンズ芯出しチャック爪113と貼
付皿芯出しチャック爪116とによる芯出しと同時に、
押圧棒112をレンズ110と貼付皿114の中心軸線
上に移動させる。そして、エアーシリンダ118により
押圧棒112をレンズ110に対して任意の圧力で押し
付ける。押し付ける圧力は、例えば、0.3乃至0.4
MPa程度である。
【0055】このようにして、レンズ110を貼付皿1
14上に置いたときに仮に傾いていたとしても、押圧棒
112がレンズ110の中心を押すので、傾いている部
分に押圧棒112が当り、その部分を押すことになり、
傾きを修正できる。
【0056】このようにして、レンズ110と貼付皿1
14との芯出し、貼り付けを行う。この後、押圧棒11
2による押圧と、レンズ芯出しチャック爪113と貼付
皿芯出しチャック爪116とによる芯出しの状態を保持
しながら、冷却ブロー119からの空気流を貼付皿11
4の上面に向かって吹き付け、貼付剤117を硬化させ
る。ここで、貼付剤117が硬化していることを確認す
る方法として、例えば、冷却ブロー119からの空気流
の吹き付けによる貼付皿114の温度降下特性を事前に
求めておくことで、硬化するまでの適切なブロー時間を
設定することができる。又は、貼り付けをしている貼付
皿114の表面温度をサーモグラフイー等の温度測定手
段で測定し、貼付剤117の硬化の度合いを確認しても
よい。
【0057】この後、押圧棒112を上昇させ、レンズ
芯出しチャック爪113と貼付皿芯出しチャック爪11
6とを開いた状態にする。そして、貼り付けの完了した
貼付皿114を図示しない搬送ユニットにより椴送し、
完成品収納パレット(図示しない)に前記貼付皿114
を収納する。
【0058】上述した搬送ユニット、貼付剤塗布機構、
芯出し硬化ユニット125の各機構の動作は、前記コン
トローラ111により各々制御される。
【0059】これらの一連の工程を行うことで、レンズ
110の貼付皿114への貼り付けを高精度に実行する
ことができる。
【0060】(効果)本実施の形態1によれば、押圧棒
112によりレンズ110を押圧することで、貼付剤1
17の層厚のばらつきを抑えることができ、この結果、
研削研磨加工によって中心厚にばらつきが生じることの
ない良好なレンズ110を提供できる。また、押圧棒1
12は変形することのない硬質部材で、かつ、押圧棒1
12の先端形状が平面で構成されているので、常時、レ
ンズ110の中心を押すことができ、レンズ110が傾
いた状態や浮いた状態で貼付皿114に貼り付けられる
ことを防止できる。
【0061】(実施の形態2) (構成)図3は、本発明の実施の形態2のレンズ貼付装
置を示すものであり、基本的な構成は実施の形態1のレ
ンズ貼付装置と同様であるが、レンズ吸着部と押圧部の
機能を兼用させたことが特徴である。
【0062】即ち、実施の形態1の場合と同様な搬送ユ
ニットのレンズ吸着部において、吸着パット122の材
質、外観形状は前記実施の形態1の押圧棒112と同様
な材質、形状としている。また、吸着パット122の吸
着孔122aを吸着筒127を介してコントーロラ11
1に含まれるレンズ吸着機構に連通して、レンズ110
の吸着保持機能と、レンズ110を押圧する機能との双
方を担っているレンズ吸着・押圧部126を構成してい
る。
【0063】(作用)上記構成によれば、レンズ吸着・
押圧部126によってレンズ110の吸着保持ができ
る。また、芯出し硬化ユニット125に置かれた貼付皿
114に対して吸着パット122によりレンズ110を
押すことができる。
【0064】(効果)本実施の形態2によれば、実施の
形態1の場合と同様の効果が得られる。更に、レンズ吸
着機構と押圧機構を1つの構成で兼用させコントローラ
111により制御でき、機構の構成の簡略化が可能とな
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、レンズ素
材の傾きやレンズ素材の浮きによる偏心と加工中の剥が
れを防ぎ、貼り付け後の貼付剤の層厚のばらつきを抑え
ることができ、高精度にレンズ素材の貼付皿に対する貼
り付けを行うことができるレンズ貼付装置を提供するこ
とができる。
【0066】また、本発明によれば、レンズ素材の傾き
やレンズ素材の浮きによる偏心、加工中の剥がれを防止
でき、精度向上を図れるレンズ貼付方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のレンズ貼付装置の概略
構成図である。
【図2】本実施の形態1のレンズ及びレンズ芯出しチャ
ック爪の先端形状を示す部分拡大平面図である。
【図3】本発明の実施の形態2のレンズ貼付装置の概略
構成図である。
【図4】従来例のレンズ吸着方法を示す説明図である
【図5】従来例のレンズ芯出し方法を示す概略断面図で
ある。
【図6】従来例のレンズ冷却方法を示す概略断面図であ
る。
【図7】従来例の貼付皿に小径レンズを貼り付けた状態
を示す概略断面図である。
【符号の説明】
110 レンズ 111 コントローラ 112 押圧棒 113 チャック爪 114 貼付皿 114a 貼付皿把持部 115 芯出し台 116 チャック爪 117 貼付剤 118 エアーシリンダ 118 シリンダ 119 冷却ブロー 120 吹き出し口 121 切欠部 122 吸着パット 122a 吸着孔 124 押圧部 125 硬化ユニット 126 レンズ吸着・押圧部 127 吸着筒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ研削研磨装置に用いられる貼付皿
    に、熱可塑性の接着剤を介して、被加工体であるレンズ
    素材を貼付するレンズ貼付装置において、 前記貼付皿に対して前記レンズ素材を圧接する押圧棒に
    よる押圧機構を有することを特徴とするレンズ貼付装
    置。
  2. 【請求項2】 前記押圧棒の材質は硬質部材であること
    を特徴とする請求項1記載のレンズ貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧棒の先端形状が平面であること
    を特徴とする請求項1又は2記載のレンズ貼付装置。
  4. 【請求項4】 レンズ研削研磨装置に用いられる貼付皿
    に、熱可塑性の接着剤を介して、被加工体であるレンズ
    素材を貼付するレンズ貼付方法において、 前記貼付皿に対して前記レンズ素材を圧接する押圧工程
    を有することを特徴とするレンズ貼付方法。
  5. 【請求項5】 前記押圧工程は、硬質部材からなり先端
    形状が平面である押圧棒を前記レンズ素材の中心に押圧
    するものであることを特徴とする請求項4記載のレンズ
    貼付方法。
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