JP2003266024A - イチゴ自動選別充填システム - Google Patents

イチゴ自動選別充填システム

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JP2003266024A JP2002074097A JP2002074097A JP2003266024A JP 2003266024 A JP2003266024 A JP 2003266024A JP 2002074097 A JP2002074097 A JP 2002074097A JP 2002074097 A JP2002074097 A JP 2002074097A JP 2003266024 A JP2003266024 A JP 2003266024A
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strawberries
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イチゴの選別充填作業に多くの労力が費やさ
れていた。 【解決手段】 コンテナに収容されているイチゴを該イ
チゴの蔓を挟着/解除可能な搬送体へ供給可能な供給装
置と、搬送体に搬送されるイチゴの等階級を判別し、判
別された等階級に従って該イチゴを搬送中の搬送体を振
分け可能な振分装置と、振分けられた搬送体が搬送中の
イチゴを充填用容器に充填可能な2以上の充填装置とを
備え、供給装置、振分装置及び充填装置は、搬送体をガ
イドするガイドレールと、それに沿って搬送体を移送さ
せる駆動機構を備え、これらガイドレール同士はコンベ
アで連結され、搬送体が供給装置、振分装置及び充填装
置を循環可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集荷されたイチゴ
の選別からパック詰めまでの一連の作業を自動化するシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】イチゴは作業者が手摘みしてコンテナに
詰め、そのコンテナを集荷場に持ち帰り、作業者の経験
と勘を頼りに目視によって品質や大きさ等の等階級を選
別している。選別したイチゴは同じく作業者が手作業で
パック詰めし、さらに数パックずつ箱詰めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の手作業によるイ
チゴの選別やパック詰めには次ぎのような課題があっ
た。 (1)一連の作業が全て手作業であるため、多くの労力
と時間を要し、農作業者が本来の農作業に掛ける労力や
時間が減少する。この結果、農作業がおろそかになって
イチゴの品質が低下したり、栽培面積の拡大が困難にな
っている。 (2)作業者の経験や勘といった主観的な判断でイチゴ
を選別しているので、選別にバラツキがある。また、痛
んだイチゴを見過ごして出荷してしまうこともある。 (3)選別作業中や充填作業中にイチゴの実を指や爪で
傷付けてしまうことがある。また、品質劣化や衛生面で
の問題もある。尚、近年の消費者の強い衛生志向から衛
生面の問題は重要である。 (4)最近は蔓付きの状態で出荷されるイチゴがあり、
この場合は蔓を持ってイチゴを摘み取るため、摘み取り
の際にイチゴの実が傷付いたり汚れたりすることはな
い。しかし、その後の選別作業や充填作業は従来と同様
に行われるため、前記(1)〜(3)の課題を根本的に
解決するには至っていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のイチゴ自動選別
充填システムの一つは、コンテナに収容されているイチ
ゴを該イチゴの蔓を挟着/解除可能な複数の搬送体へ個
々に供給可能な供給装置と、搬送体に蔓が挟着されて搬
送されてくるイチゴの等階級を判別し、判別された等階
級に従って該イチゴを搬送中の搬送体を振分け可能な振
分装置と、振分けられた搬送体によって搬送されてくる
イチゴを充填用容器に充填可能な2以上の充填装置とを
備え、これら装置がコンベアで連結されて、搬送体が供
給装置、振分装置、充填装置を循環可能なものである。
【0005】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、供給装置、振分装置及び充填装置が搬送体を
ガイドするガイドレールと、そのガイドレールに沿って
搬送体を移送させる駆動機構を備え、供給装置と振分装
置のガイドレール同士、振分装置と充填装置のガイドレ
ール同士、充填装置と供給装置のガイドレール同士がコ
ンベアで連結されているものである。
【0006】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、供給装置及び振分装置の駆動機構がガイドレ
ールの近傍に周回可能に設けられた無端の長尺物と、そ
の長尺物に装着された複数のフックを備え、長尺物が周
回すると、ガイドレール上の搬送体にフックが係止し、
フックに係止された搬送体がガイドレールに沿って移送
されるものである。
【0007】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、供給装置の駆動機構が空の搬送体を所定数ず
つ等間隔に整列させて該装置に送り込み、該装置によっ
てイチゴが供給された搬送体を所定数ずつ該装置から送
り出すものである。
【0008】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、供給装置がコンテナと同コンテナの上方で待
機している搬送体との間で昇降可能であると共に、コン
テナ側と搬送体側に首振り可能である供給用挟着具を備
え、この供給用挟着具がコンテナ側へ降下する前又は後
又は降下中にコンテナ側へ首振してコンテナ内のイチゴ
の蔓を挟着し、イチゴの蔓を挟着すると、搬送体側へ上
昇しつつ同搬送体側へ首振りして、イチゴをコンテナか
ら引き上げると共に、引き上げたイチゴを搬送体へのイ
チゴ引渡し位置まで移動させるものである。
【0009】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、振分装置が搬送体に蔓が挟着されて搬送され
てきたイチゴの糖度、形状、重量のいずれか1つ又は2
つ以上を測定し、その測定結果に基づいて該イチゴの等
階級を判別するものである。
【0010】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、振分装置が撮像素子によってイチゴを撮影
し、その撮影画像を処理することによってイチゴの形状
を測定すると共に、糖度センサによってイチゴの糖度を
測定するものである。
【0011】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、振分装置が等階級の判別結果に従って該装置
のガイドレール上に設けられた可動片を作動させ、その
可動片によってガイドレール上の搬送体を所定の充填装
置へ繋がるコンベアへスライドさせるものである。
【0012】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、充填装置が充填用容器を搭載可能なテーブル
と、搬送体からイチゴを引受け、引受けたイチゴをテー
ブルに搭載されている充填用容器内に収容する複数の充
填用挟着具と、各充填用挟着具によって充填用容器内に
収容されたイチゴを該充填用容器内に保持する保持用挟
着具とを備え、テーブルは搭載された充填用容器を起立
させ、起立させた該充填用容器を倒伏させるように回動
可能であり、充填用挟着具は縦横に移動して搬送体から
引受けたイチゴとそれが収容される充填用容器との相対
的位置関係を調整可能であり、保持用挟着具は充填用挟
着具によって充填用容器内に収容されたイチゴの蔓を挟
着して、該イチゴを該充填用容器内に保持可能なもので
ある。
【0013】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、充填装置の充填用挟着具が搬送体からイチゴ
を引受ける際は搬送体と同ピッチで整列し、引受けたイ
チゴを充填用容器内に収容する際は、該充填容器の充填
空間の配列ピッチと同ピッチで整列するように間隔が自
動調整されるものである。
【0014】本発明のイチゴ自動選別充填システムの他
の一つは、充填装置の充填用挟着具が所定数ずつ纏まっ
て2以上の挟着具群を形成し、各群の充填用挟着具の間
隔が独立して自動調整されるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
イチゴ自動選別充填システムの実施形態の一例を説明す
る。ここに示すイチゴ自動選別充填システムは、図1に
示すように、コンテナに収容されているイチゴを該イチ
ゴの蔓を挟着/解除可能な複数の搬送体10へ個々に供
給可能な供給装置1と、搬送体10に蔓が挟着されて搬
送されてくるイチゴの等階級を判別し、判別された等階
級に従って該イチゴを搬送中の搬送体10を振分け可能
な振分装置2と、振分けられた搬送体10によって搬送
されてくるイチゴを充填用容器に充填可能な2以上の充
填装置3を配置し、これら装置同士をコンベア4によっ
て連結したものである。
【0016】図2(a)は前記搬送体10の一例を示す
斜視図であり、同図(b)は側面図である。同図に示す
搬送体10は、直径約5cmの円柱状の本体11の中心に
主軸12を貫通させ、その主軸12の下端に搬送用挟着
13を設け、主軸12の内側に前記搬送用挟着具13を
開閉操作する操作ピン14を貫通させたものである。こ
こで搬送用挟着具13は、前記主軸12の下部に連結ピ
ン16によって回動可能に取り付けられた2つのハサミ
部材15a、15bからなる。これらハサミ部材15a、
15bは、前記操作軸14が図2(a)に示すスプリン
グ17の付勢によって軸方向上方に引き上げられている
時には同図(b)に実線で示すように閉じており(常
態)、スプリング17の付勢に抗して操作軸14が押し
下げられると、夫々のハサミ部材15a、15bが連結ピ
ン16を支点として同図(b)に点線で示すように開
く。尚、イチゴの蔓を両ハサミ部材15a、15b間に挟
着しても同蔓が傷まないように、これらハサミ部材15
a、15bの対向する内面には軟質素材からなるクッショ
ンを設けてある。もっとも、ハサミ部材15a、15bの
形状やこれを開閉操作するための構造は前記形状及び構
造に限定されるものではなく、ハサミ部材15a、15b
が開閉して、イチゴの蔓を挟着したり、その挟着を解除
したりできる形状及び構造であれば如何なる形状及び構
造であっても良い。
【0017】図1に示す供給装置1は図3、図4に示す
ように、搬送体10をガイドするガイドレール20と、
ガイドレール20に沿って搬送体10を走行させる駆動
機構21を備えている。また、図示されていないフレー
ムに取り付けられた水平駆動アクチュエータ22と、そ
れに吊り下げ支持され、同アクチュエータ22によって
図中の矢印a−b方向へ駆動される昇降アクチュエータ
23と、同アクチュエータ23によって図中の矢印c−
d方向に昇降駆動されるロータリーアクチュエータ24
と、同アクチュエータ24によって図中の矢印e−f方
向へ回転駆動されるシャフト25と、そのシャフト25
に取付けられた24個の供給用挟着具26を備えてい
る。ここで、24個の供給用挟着具26はシャフト25
に取付けられた2つの取付け部材27a、27bに12個
を一組として取付けられており、シャフト25が図中の
矢印e−f方向へ回転すると、これに伴って同方向へ回
動する(首振りする)ようにしてある。
【0018】前記ガイドレール20は図5に示すよう
に、断面略コ字形の2本のレール部材30a、30bを両
部材間に所定幅の隙間31が形成されるように対向さ
せ、搬送体10の本体11を両外側から挟み込んでガイ
ド可能としたものである。また、一方のレール部材30
bの側方に無端状の駆動チェーン32を設け、この駆動
チェーン32に複数の略U字形のフック33を所定間隔
で装着してある。さらに、該レール部材30bの長手方
向両外側の側壁に開口部34a、34bを開設し、搬送体
10の搬送方向手前の開口部34aからガイドレール2
0の内側に入り込んだ駆動チェーン32がガイドレール
20内を通過し、搬送方向前方の開口部34bから外に
出て周回するようにしてある。これにより、駆動チェー
ン32が開口部34aからガイドレール1の内側に入り
込むと、これに装着されているフック33がガイドレー
ル20内の搬送体10(詳しくは、本体11に形成され
ている凹溝35:図2)に係止し、フック33に係止さ
れた搬送体10は駆動チェーン32の周回に伴って移送
される。この際、各搬送体10の主軸12から突設され
たガイド18(図2)が前記隙間31内を両レール部材
30a、30bに保持されたまま移送される。従って、搬
送体10の向きが移送中に変化することはない。
【0019】前記複数のフック33は、任意のフック3
3に係止された搬送体10と、これに続く搬送方向後方
のフック33に係止された搬送体10との間に22個の
搬送体10が挟まれる間隔で配置されている。従って、
供給装置1には、前後のフック33に係止された2つの
搬送体10と、その間に挟まれた22個の搬送体10の
合計24個の搬送体10が一組となって送り込まれる。
【0020】図3、図4に示す水平駆動アクチュエータ
22は、前記のようにして送り込まれた24個の搬送体
10が所定位置で一時停止すると、昇降アクチュエータ
23を図中の矢印a方向へ後退、又は矢印b方向へ前進
させて、同図に示す2つのコンテナ40内の最前列のイ
チゴ列の上方に供給用挟着具26を配置する。ここで、
前記コンテナ40は、図示されていない倉庫から出さ
れ、段バラシされた後にローラーコンベア41によって
2つずつ供給装置1に供給され、所定位置に位置決めさ
れる。このコンテナ40は6個×12個の収容部42が
千鳥配置されており、各収容部42内に摘み取られたイ
チゴが収容されている。従って、図3に示すように2つ
のコンテナ40を縦に並べると、24個のイチゴが一列
に並んだイチゴ列が6段形成されることになる。
【0021】供給挟用着具26が最前列のイチゴ列の上
方に配置されると、ロータリーアクチュエータ24がシ
ャフト25を図中の矢印e方向へ回動させて、供給用挟
着具26を図6(a)に示すように下向きにする。供給
用挟着具26が下向きになると、昇降アクチュエータ2
3がロータリーアクチュエータ24を図3及び図4中の
矢印d方向へ降下させて、供給用挟着具26を図6
(b)に示すようにコンテナ40内へ送り込む。具体的
には、図3に示す取付け部材27aに取付けられている
12個の供給用挟着具26を前方のコンテナ40内に送
り込み、取付け部材27bに取付けられている12個の
供給用挟着具26を後方のコンテナ40内に送り込む。
この時、夫々の取付け部材27に取付けられている挟着
具同士は各コンテナ40内のイチゴAの配列ピッチ及び
待機している搬送体10の配列ピッチと同ピッチ(50.8
mmピッチ)で整列されている。もっとも、取付け部材2
7aの後端に取付けられている供給用挟着具26aと、取
付け部材27bの前端に取付けられている供給用挟着具
26bの間隔は、両コンテナ40間の隙間等を考慮し
て、前記ピッチよりも広くしてある。
【0022】供給用挟着具26がコンテナ40内の所定
位置まで送り込まれると、図6(b)に示すように、各
供給用挟着具26の間にイチゴAの蔓Bが挟まれるの
で、各供給用挟着具26は図6(c)に示すように閉じ
てイチゴAの蔓Bを挟着する。ここで、供給用挟着具2
6は図6(a)〜(c)に示すような形状を有し、同図
(c)に示すように、イチゴAの蔓bを両外側から絞り
込むように挟着する。これによって、蔓Bが多少曲がっ
ていても、確実にこれを挟着することが可能となる。供
給用挟着具26がイチゴAの蔓Bを挟着し終えると、図
3、図4に示すロータリーアクチュエータ24がシャフ
ト25を前記とは逆方向(図3、図4の矢印f方向)へ
回動させると共に、昇降アクチュエータ23がロータリ
ーアクチュエータ24を図中の矢印c方向へ上昇させ、
これと同時に、水平駆動アクチュエータ22が昇降アク
チュエータ23を図中の矢印a方向へ後退させる。以上
の同時3軸制御によって、コンテナ40内に横倒し状態
で収容されているイチゴA(図6a)は蔓B側からゆっ
くりと引き起こされ、各供給用挟着具26に下向きに吊
り下げられると共に、所定位置まで運ばれる。具体的に
は、供給用挟着具26に挟着されているイチゴAの蔓B
が上方で待機している搬送体10の搬送用挟着具13
(詳しくは2つのハサミ部材15a、15b:図2)の間
に差し込まれる位置まで運ばれる。
【0023】図4に示す取付け部材27a、27bは、前
記のようにしてイチゴが所定位置まで運ばれる間、又は
運ばれた後に、取付け部材27aの後端に取付けられて
いる供給用挟着具26aと、取付け部材27bの前端に取
付けられている供給用挟着具26bとの間隔が他の供給
用挟着具26の配列ピッチと同様となるように間隔調整
される。これによって全ての供給用挟着具26が待機し
ている搬送体10と同ピッチで整列される。その後、イ
チゴの蔓が搬送用挟着具13の間に差し込まれると、該
挟着具13が閉じてイチゴの蔓を挟着し、これと同時に
供給用挟着具26が開いて挟着を解除する。以上によっ
て、コンテナ40に収容されていたイチゴのうち、24
個のイチゴが24個の搬送体10に一括供給される。イ
チゴの供給を受けた搬送体10は前記駆動機構21によ
って先方へ移送され、供給装置1には次ぎの24個の搬
送体10が送り込まれる。
【0024】新たな搬送体10が送り込まれると、水平
駆動アクチュエータ22が昇降アクチュエータ23を図
3及び図4中の矢印a方向又はb方向へ移動して、手前
から2列目のイチゴ列の上方に供給用挟着具26を配置
する。その後は基本的に前記と同様にして該イチゴ列の
24個のイチゴを新たに送り込まれた24個の搬送体1
0に一括供給する。もっとも、前記の通りコンテナ40
の収容部42は千鳥配列されている。従って、イチゴの
蔓を挟着する前に図4に示す取付け部材27a、27bは
半ピッチ分(50.8mm/2=20.4mm)だけ図中の矢印g方
向又はh方向へ移動して位置合わせを行う。以後、これ
を繰り返して2つのコンテナ40に収容されている14
4個のイチゴを搬送体10へ順次供給する。コンテナ4
0内の全てのイチゴが搬送体10に供給されと、該コン
テナ40は排出され、新たに2つのコンテナ40が供給
される。
【0025】図1に示す振分装置2は、図7に示すよう
に、前記供給装置1と該振分装置2とを連結するベルト
コンベア4(図1)から送り込まれた搬送体10(図
1)をガイドするガイドレール50と、このガイドレー
ル50に沿って搬送体10を走行させる駆動機構51を
備えている。また、ガイドレール50上には、そこを走
行する搬送体10に吊り下げられているイチゴの等階級
を判別する判別部52と、判別部52の判別結果に基づ
いて搬送体10を振分ける振分機構53(図8)が設け
られている。
【0026】振分装置2のガイドレール50及び駆動機
構51の基本構成は前記供給装置1のそれと同様であ
り、図8に示すように、駆動機構51は駆動チェーン5
2及びフック53を備えている。但し、供給装置1の駆
動機構21が搬送体10をその直径(50.8mm)間隔で隙
間なく並べて移送するのに対し、振分装置2の駆動機構
51は63.5mm間隔で隙間をあけて移送する。このため、
前記フック53は63.5mm間隔で駆動チェーン52に装着
されている。また、かかる間隔で装着されているフック
53に搬送体10を係止させるために、駆動チェーン5
2の手前に割出し機構を設けてある。この割出し機構
は、外周面に溝ピッチが50.8mmから63.5mmへ徐々に変化
するスパイラル溝が形成された円錐台形の基材を有し、
この基材が回転すると、前記スパイラル溝が円筒状の本
体11(図2)に常時線接触して搬送体10の間隔を5
0.8mmから63.5mmへ広げる。
【0027】前記判別部52は、図7に示すように、カ
メラ部及び糖度計測部を備えている。カメラ部は、前記
割振り機構によって間隔が広げられた搬送体10に吊り
下げられているイチゴをその搬送中に側方からCCDカ
メラで撮影し、その撮影画像を図示されていない制御部
に出力する。前記糖度計測部はカメラ部の先に配置さ
れ、カメラ部を通過したイチゴの糖度を糖度センサによ
って測定し、その測定結果を前記制御部に出力する。制
御部はカメラ部から入力された撮影画像を処理してイチ
ゴの形状を測定し、その測定結果と糖度計測部から入力
された測定結果とに基づいてイチゴの等階級を判別す
る。尚、制御部はカメラ部から入力された撮影画像を予
め組み込まれているソフトウエアプログラムに従って解
析することによって形状を測定する。
【0028】前記振分機構53は、図8に示すように、
該振分装置2のガイドレール50と、これに沿って配置
された複数のプール用レール60との各分岐点に設けら
れた可動片54と、前記判別部52の制御部からの指令
に従って可動片54を図中の矢印a−b方向へ回動させ
るソレノイド(図示しない)とからなる。可動片54の
先端は図示されているようなテーパー面55としてあ
り、可動片54が矢印a方向へ回動されると、ガイドレ
ール50上を移送されてくる搬送体10がこのテーパー
面55に当たる。すると、矢印X方向へ移動しようとす
る搬送体10はテーパー面55の傾斜にそって外側(プ
ール用レール60側)にスライドし、駆動チェーン52
のフック53から離脱してプール用レール60に移動す
る。一方、可動片54が矢印b方向へ回動され、ガイド
レール50と平行になると(図8に示す状態)、搬送体
10は前記テーパー面55に当たることなく、可動片5
4の背後を通過して先方へ進む。従って、判別部52の
制御部は、判別したイチゴの等階級に基づいて所定の可
動片54を矢印a方向又はb方向へ回動させ、該イチゴ
を搬送中の搬送体10を等階級別に定められた所定のプ
ール用レール60へスライドさせる。これによってイチ
ゴが等階級別に選別される。
【0029】図1に示す各充填装置3は、前記各プール
用レール60の途中に配置され、夫々のプール用レール
60上の搬送体10に吊り下げられているイチゴを図9
に示す充填用容器61に充填し、空になった搬送体10
を排出する。図9に示す充填用容器61は、m個(mは
2以上の自然数)のイチゴを横一列に並べて収容可能な
充填空間62を縦にn列(nは2以上の自然数)形成し
て、m×n個(図9では4×4=16個)のイチゴを充
填可能とした発泡性素材からなる容器(パック)であ
る。各充填空間62の底面63は、該充填空間62にイ
チゴを収容すると、そのイチゴが尻上がり(実の先端が
上向き、蔓が下向き)となるように傾斜させてある。ま
た、各充填空間62の傾斜した底面63の頂部には該容
器61の裏面に連通するV字状の切り欠き64が形成さ
れ、充填空間62内にイチゴを収容すると、そのイチゴ
の蔓が切り欠き64に差し入れられるようにしてある。
【0030】図1に示す各充填装置3は、図10に示す
ように、前記プール用レール60から送り込まれた搬送
体10をガイドしつつ移送する移送機構65(即ち、移
送機構65は、搬送体10をガイドするガイドレール
と、これに沿って搬送体10を移動させる駆動機構の双
方の役割を果たす)と、図9に示す充填用容器61を個
々に搭載可能な3つのテーブル70と、移送機構65に
よって移送されてきた搬送体10からイチゴを引受け、
引受けたイチゴをテーブル70に搭載されている充填用
容器61内に収容する中継機構71と、中継機構71に
よって充填用容器61内に収容されたイチゴを該容器6
1内に保持する保持用挟着具82(図13)とを備えて
いる。
【0031】図11に示すように、各テーブル70は図
10の矢印a−b方向へ回動可能な回転シャフト73に
取付けられ、搬送体10が所定位置で停止すると、図1
0の矢印b方向へ回動して充填用容器61を図示されて
いるように起立させ、搬送されてきたイチゴと該充填用
容器61とを対向させる。また、充填用容器61へのイ
チゴの充填が完了すると、矢印a方向へ回動して充填用
容器61を倒伏させる。尚、テーブル70は充填用容器
61の裏面を吸引して、該容器61の脱落を防止する機
構を備えている。また、倒伏された充填用容器61は自
動的にテーブル70から排出され、テーブル70には新
たな充填用容器61がセットされる。さらに、排出され
た充填用容器61は図示されていない箱積装置によって
出荷用の箱に詰められる。
【0032】前記中継機構71は、図12に示すよう
に、所定間隔で対向する2本の支持材74a、74bに設
けられたガイド溝75に沿って図中の矢印c−d方向へ
昇降する第1ベース76上に、スライドレール77を介
して第2ベース78を図中の矢印e−f方向へ移動可能
に設け、さらに、第2ベース78上に、スライドレール
79(前記スライドレール77と直交する方向に配置さ
れている)を介して12個の充填用挟着具80を図中の
矢印g−h方向へ個々に移動可能に設けたものである。
ここで、夫々の充填用挟着具80は、スライドレール7
9に沿って矢印g−h方向へ移動可能な基体81の前面
からアーム82を突設し、そのアーム82に先端にイチ
ゴの蔓を挟着/解除可能なチャック83を設けたもので
ある。
【0033】以上の構造を備えた充填装置6は、次ぎの
ようにしてイチゴを充填用容器61に充填する。前記移
送機構65がプール用レール60上にプールされている
搬送体10のうちから所定数の搬送体10を所定位置ま
で移送して一時停止させると、図10及び図12に示し
た中継機構71の第1ベース76が図中の矢印c方向へ
上昇する。第1ベース76が所定位置まで上昇すると、
各充填用挟着具80のチャック83の間に搬送体10に
吊り下げられているイチゴの蔓が差し込まれる位置ま
で、第2ベース78が図中の矢印e方向へ移動する。次
に、充填用挟着具80のチャック83が閉じてイチゴの
蔓を挟着すると、搬送体10による蔓の挟着が解除さ
れ、イチゴが搬送体10から充填用挟着具80へ引渡さ
れる。続いて、第1ベース76が充填用容器61の最下
列の充填空間62と引渡されたイチゴとが対向する位置
(高さ)まで矢印d方向へ降下する。次に、各充填用挟
着具80が矢印g方向又は矢印h方向へ移動して、イチ
ゴの配列ピッチを充填空間62の配列ピッチに合わせ
る。その後、第2ベース78が矢印e方向へ移動して、
充填用挟着具80に挟着されているイチゴを充填用容器
61の最下列の充填空間62内に収容する。次に、図1
3に示す保持用挟着具82によって充填空間62内に収
容されたイチゴの蔓が挟着され、これと同時に充填用挟
着具80による蔓の挟着が解除される。以上によって充
填空間62内に収容されたイチゴは同充填空間62内に
保持される。尚、保持用挟着具82は、テーブル70に
充填用容器61が搭載される前は該テーブル70の裏側
に隠れており、容器61が搭載されると、同容器61の
前記切り欠き64(図9)に差し入れられたイチゴの蔓
を挟着可能な位置まで突出する。また、充填用容器61
への充填が完了して該容器1が倒伏されると、保持用挟
着具82はテーブル70の裏側に退避して、該容器1の
排出と新たな容器1の搭載を可能とする。
【0034】次に、プール用レール60上から次の所定
数の搬送体10を所定位置まで移送して一時させ、前記
第1ベース76、第2ベース78、充填用挟着具80が
前記と同様に作動して搬送体10からイチゴを引受ける
(プール用レール60は連続処理の振分装置2とタクト
処理の充填装置3との間でも搬送体10が供給不足にな
らないようにするバッファ機能を果たしている)。その
後、第2ベース78が充填用容器61の下から2列目の
充填空間62と、充填用挟着具80に挟着されているイ
チゴとが対向する位置(高さ)まで図10及び図12中
の矢印d方向へ降下する。その後は前記と同様にしてイ
チゴが各充填用容器61の2列目の充填空間62内へ収
容され、保持用挟着具82によって保持される。以降、
これを繰り返して全ての充填空間62内にイチゴが収容
され、保持される。もっとも、次回は、各充填用容器6
1の下から3列目の充填空間62と充填用挟着具80に
挟着されているイチゴとが対向する位置(高さ)まで第
2ベース78が降下し、その次には、下から4列目の充
填空間62と充填用挟着具80に挟着されているイチゴ
とが対向する位置(高さ)まで第2ベース78が降下す
ることは勿論である。
【0035】図1に示す各充填装置3が以上のように機
能することによって、イチゴが等階級別に次々とパック
詰めされる。イチゴが取り外されて空になった搬送体1
0は、各充填装置3と前記供給装置1とを繋ぐコンベア
4に送り出され、該コンベア4よって供給装置1に戻さ
れる。
【0036】尚、図示は省略したが、図1に示すプール
用レール60以外に、振分装置2の判別部52によって
不良品と判別されたイチゴが付いている搬送体やイチゴ
が付いていない搬送体10を振分ける予備レールも設け
られている。
【0037】(実施の形態2)前記実施形態1では搬送
体の移送に駆動チェーンを用いたが、この駆動チェーン
の代わりに、駆動ロープを用いるとか、平ベルトを用い
るとか、駆動ロープの敷設部分に小径のピンチローラを
敷き詰め、同ローラを回転駆動して搬送体を走行させる
とか(ガイドレールがカーブする個所での移送に適して
いる)することもできる。また、搬送体の両側面に駆動
チェーンや駆動ロープを配置し、これらで搬送体を挟み
込んで移送したり、搬送体とガイドレールとの間に推進
力を生じさせる磁力を作用させて、リニアモータ方式で
移送することもできる。さらに、エアースライド式のコ
ンベアによって、搬送体を浮遊させて移送することもで
きる。
【0038】前記実施形態1の供給装置は、24個の搬
送体に24個のイチゴを一括供給するが、この数はコン
テナに収容されているイチゴの数やイチゴの配列等に応
じて適宜変更することができる。
【0039】前記実施形態1の判別装置は、イチゴの形
状及び糖度に基づいてイチゴを選別するが、該判別装置
に重量測定手段を設け、形状及び糖度に加えて重量をも
加味してイチゴを選別することもできる。何れにして
も、イチゴを8等階級に選別する必要はなく、選別等階
級を適宜変更することができる。この場合、必要に応じ
て充填装置を増減しても良いし、一部の充填装置を運休
させも良いし、2以上の充填装置に同一等階級のイチゴ
の充填を行わせても良い。
【0040】前記実施形態1の充填装置は、一つの充填
用容器に一回で4個のイチゴを充填するが、この数は充
填用容器に設けられた充填空間の数や配列に応じて適宜
変更することができる。また、一度にセット可能な充填
用容器の数は3つに限定されず、これ以下でもこれ以上
でも良い。
【0041】
【発明の効果】本発明のイチゴ自動選別充填システム
は、少なくとも次の(1)〜(3)の効果を有する。
(1)イチゴの蔓を挟着して搬送、選別、充填といった
一連の作業を行い、これら作業中一貫してイチゴの実に
触れることがない。従って、作業中にイチゴを傷めるこ
とがない。また、非常に衛生的に作業を行うことができ
る。(2)従来手作業で行われていたイチゴの搬送、選
別、充填といった作業が自動化されるので、大幅な省力
化が可能となり、農作業者は本来のイチゴ栽培に多くの
労力をかけることができる。(3)イチゴの等階級を振
分装置によって機械的に判別するので、イチゴの選別に
バラツキがなく、痛んだイチゴを見過ごして出荷してし
まうような不都合もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイチゴ自動選別充填システムの概略を
示す説明図。
【図2】(a)は搬送体の一例を示す斜視図、(b)は
同側面図。
【図3】供給装置を示す一部省略の斜視説明図。
【図4】供給装置を示す一部省略の側面説明図。
【図5】供給装置のガイドレール及び駆動機構を示す一
部省略の斜視説明図。
【図6】(a)〜(c)は供給用挟着具の動作を示す斜
視説明図。
【図7】振分装置を示す一部省略の平面説明図。
【図8】振分装置の振分機構を示す斜視説明図。
【図9】充填用容器の一例を示す斜視図。
【図10】充填装置を示す一部省略の斜視説明図。
【図11】充填装置のテーブルを示す斜視図。
【図12】充填装置の中継機構を示す斜視図。
【図13】充填機構の保持用挟着具を示す一部省略の側
面説明図。
【符号の説明】
1 供給装置 2 振分装置 3 充填装置 4 各装置間を繋ぐコンベア 20 供給装置のガイドレール 50 振分装置のガイドレール 60 振分装置によって振分けられた搬送体をプールす
るプール用レール 65 充填装置の移送機構
フロントページの続き Fターム(参考) 3E028 AA02 BA01 CA07 EA01 GA06 GA08 GA10 HA02 3F015 AA07 FA02 GA01 3F079 AC21 CA23 CA31 CB28 CC05 DA16 DA21 EA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナに収容されているイチゴを該イチ
    ゴの蔓を挟着/解除可能な複数の搬送体へ個々に供給可
    能な供給装置と、搬送体に蔓が挟着されて搬送されてく
    るイチゴの等階級を判別し、判別された等階級に従って
    該イチゴを搬送中の搬送体を振分け可能な振分装置と、
    振分けられた搬送体によって搬送されてくるイチゴを充
    填用容器に充填可能な2以上の充填装置とを備え、これ
    ら装置がコンベアで連結されて、搬送体が供給装置、振
    分装置、充填装置を循環可能であることを特徴とするイ
    チゴ自動選別充填システム。
  2. 【請求項2】供給装置、振分装置及び充填装置は、搬送
    体をガイドするガイドレールと、そのガイドレールに沿
    って搬送体を移送する駆動機構を備え、供給装置と振分
    装置のガイドレール同士、振分装置と充填装置のガイド
    レール同士、充填装置と供給装置のガイドレール同士が
    コンベアで連結されていることを特徴とする請求項1記
    載のイチゴ自動選別充填システム。
  3. 【請求項3】供給装置及び振分装置の駆動機構は、ガイ
    ドレールの近傍に周回可能に設けられた無端の長尺物
    と、その長尺物に装着された複数のフックを備え、長尺
    物が周回すると、ガイドレール上の搬送体にフックが係
    止し、フックに係止された搬送体がガイドレールに沿っ
    て移送されることを特徴とする請求項2記載のイチゴ自
    動選別システム。
  4. 【請求項4】供給装置の駆動機構は、空の搬送体を所定
    数ずつ等間隔に整列させて該装置に送り込み、該装置に
    よってイチゴが供給された搬送体を所定数ずつ該装置か
    ら送り出すことを特徴とする請求項2又は請求項3記載
    のイチゴ自動充填システム。
  5. 【請求項5】供給装置は、コンテナと同コンテナの上方
    で待機している搬送体との間で昇降可能であると共に、
    コンテナ側と搬送体側に首振り可能である供給用挟着具
    を備え、この供給用挟着具は、コンテナ側へ降下する前
    又は後又は降下中にコンテナ側へ首振してコンテナ内の
    イチゴの蔓を挟着し、イチゴの蔓を挟着すると、搬送体
    側へ上昇しつつ同搬送体側へ首振りして、イチゴをコン
    テナから引き上げると共に、引き上げたイチゴを搬送体
    へのイチゴ引渡し位置まで移動させることを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のイチゴ自動選
    別充填システム。
  6. 【請求項6】振分装置は、搬送体に蔓が挟着されて搬送
    されてきたイチゴの糖度、形状、重量のいずれか1つ又
    は2つ以上を測定し、その測定結果に基づいて該イチゴ
    の等階級を判別することを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載のイチゴ自動選別充填システム。
  7. 【請求項7】振分装置は、撮像素子によってイチゴを撮
    影し、その撮影画像を処理することによってイチゴの形
    状を測定すると共に、糖度センサによってイチゴの糖度
    を測定することを特徴とする請求項6記載のイチゴ自動
    選別充填システム。
  8. 【請求項8】振分装置は、等階級の判別結果に従って該
    装置のガイドレール上に設けられた可動片を作動させ、
    その可動片によってガイドレール上の搬送体を所定の充
    填装置へ繋がるコンベアへスライドさせることを特徴と
    する請求項2乃至請求項7のいずれかに記載のイチゴ自
    動選別充填システム。
  9. 【請求項9】充填装置は、充填用容器を搭載可能なテー
    ブルと、搬送体からイチゴを引受け、引受けたイチゴを
    テーブルに搭載されている充填用容器内に収容する複数
    の充填用挟着具と、各充填用挟着具によって充填用容器
    内に収容されたイチゴを該充填用容器内に保持する保持
    用挟着具とを備え、テーブルは搭載された充填用容器を
    起立させ、起立させた該充填用容器を倒伏させるように
    回動可能であり、充填用挟着具は縦横に移動して搬送体
    から引受けたイチゴとそれが収容される充填用容器との
    相対的位置関係を調整可能であり、保持用挟着具は充填
    用挟着具によって充填用容器内に収容されたイチゴの蔓
    を挟着して、該イチゴを該充填用容器内に保持可能であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれかに記
    載のイチゴ自動選別充填システム。
  10. 【請求項10】充填装置の充填用挟着具は、搬送体から
    イチゴを引受ける際は搬送体と同ピッチで整列し、引受
    けたイチゴを充填用容器内に収容する際は、該充填容器
    の充填空間の配列ピッチと同ピッチで整列するように間
    隔が自動調整されることを特徴とする請求項9記載のイ
    チゴ自動選別充填システム。
  11. 【請求項11】充填装置の充填用挟着具は所定数ずつ纏
    まって2以上の挟着具群を形成し、各群の充填用挟着具
    の間隔が独立して自動調整されることを特徴とする請求
    項10記載のイチゴ自動選別充填システム。
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