JP2003265015A - 乗用型茶葉摘採機 - Google Patents

乗用型茶葉摘採機

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JP2003265015A JP2002070253A JP2002070253A JP2003265015A JP 2003265015 A JP2003265015 A JP 2003265015A JP 2002070253 A JP2002070253 A JP 2002070253A JP 2002070253 A JP2002070253 A JP 2002070253A JP 2003265015 A JP2003265015 A JP 2003265015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈りならし作業における切断枝葉の誘導排出
装置を、コンテナを搭載した状態でコンテナ内スペース
を利用して設置することにより、誘導排出装置の設置ス
ペースの兼用化と設置作業の簡易化とを図ることができ
る乗用型茶葉摘採機を提供する。 【解決手段】 茶樹畝Tを跨いで走行する乗用車体1
に、茶樹畝Tの上面に臨んで茶樹の茶葉を摘採する摘採
装置3と、該摘採装置3により摘採された摘採茶葉を搬
送する揚上搬送ダクト4と、該揚上搬送ダクト4により
搬送された摘採茶葉を上方搬入部51から搬入するコン
テナ5とが搭載された乗用型茶葉摘採機であって、刈り
ならし作業においては、摘採装置3により切断された切
断枝葉をコンテナ5の上方搬入部51からコンテナ5の
下方搬出部52を経由して茶樹畝Tの畝間へ誘導する誘
導排出装置6,7が着脱可能に設置されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナを搭載し
た乗用型茶葉摘採機に関し、詳しくは、茶葉の摘採作業
と共に、枝葉の刈りならし作業にも兼用することができ
る乗用型茶葉摘採機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の乗用型茶葉摘採機とし
て、茶樹畝を跨いで走行する乗用車体に、茶樹畝の上面
に臨んで茶樹の茶葉を摘採する摘採装置と、該摘採装置
により摘採された摘採茶葉を搬送する送風搬送ダクト
と、該送風搬送ダクトにより搬送された摘採茶葉を搬入
する摘採物収容装置とが搭載された乗用型茶葉摘採機に
おいて、刈りならし作業にあたっては、摘採装置により
切断された切断枝葉を送風搬送ダクトから茶樹畝の畝間
へ落下させる刈落し装置を送風搬送ダクトの搬出側に着
脱自在に連結するものが知られている(特開平8−21
4668号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の乗用型茶葉摘採機においては、送風搬送ダクト
の搬出側に一体的に連設された摘採物分離体に対して刈
落し装置を着脱自在に連結するものであり、しかも、該
摘採物分離体の下部側に摘採物収容装置が配置されてい
るものであるから、刈りならし作業時に摘採物分離体に
対して刈落し装置を連結するあたっては、摘採物収容装
置を機体から取り外さないと摘採物分離体の下部側に連
結する刈落し装置のための設置スペースを確保すること
ができないという不都合があった。
【0004】また、刈りならし作業時に刈落し装置を摘
採物分離体に連結するためには摘採物収容装置を機体か
ら取り外さなければならないから、刈りならし作業終了
後には茶葉摘採作業に備えて摘採物収容装置を再び機体
に取り付けなければならず、刈りならし作業に際して、
摘採物収容装置の取外し取付けの面倒な作業が付随する
という不都合があった。
【0005】本発明は、上記従来技術における問題点を
解決するもので、刈りならし作業における切断枝葉の誘
導排出装置を、コンテナを搭載した状態でコンテナ内ス
ペースを利用して設置することにより、誘導排出装置の
設置スペースの兼用化と設置作業の簡易化とを図ること
ができる乗用型茶葉摘採機を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、茶樹畝を跨いで走行する乗
用車体に、茶樹畝の上面に臨んで茶樹の茶葉を摘採する
摘採装置と、該摘採装置により摘採された摘採茶葉を搬
送する揚上搬送ダクトと、該揚上搬送ダクトにより搬送
された摘採茶葉を上方搬入部から搬入するコンテナとが
搭載された乗用型茶葉摘採機であって、刈りならし作業
においては、前記摘採装置により切断された切断枝葉を
コンテナの上方搬入部からコンテナの下方搬出部を経由
して茶樹畝の畝間へ誘導する誘導排出装置が着脱可能に
設置されるものである。
【0007】請求項1に係る発明によれば、刈りならし
作業においては、前記摘採装置により切断された切断枝
葉をコンテナの上方搬入部からコンテナの下方搬出部を
経由して茶樹畝の畝間へ誘導する誘導排出装置が着脱可
能に設置されるものであるから、誘導排出装置により、
摘採装置で切断された切断枝葉を茶樹畝の畝間へ誘導し
て排出することができるのであるが、特に、誘導排出装
置は切断枝葉をコンテナの上方搬入部からコンテナの下
方搬出部を経由して茶樹畝の畝間へ誘導するものである
から、コンテナ内スペースを誘導排出装置の設置スペー
スとして利用することができるため、誘導排出装置の設
置スペースを別途確保する必要がなく、誘導排出装置の
設置スペースの兼用化を図ることができると共に、誘導
排出装置はコンテナを搭載した状態で設置することがで
きるため、コンテナの取外し取付けの面倒な作業が付随
することがなく、誘導排出装置の設置作業の簡易化を図
ることができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載さ
れた発明において、誘導排出装置は、コンテナの上方搬
入部から搬入された切断枝葉をコンテナの下方両側部に
設けられた各下方搬出部を経由して茶樹畝両側の畝間へ
誘導するものである。
【0009】請求項2に係る発明によれば、誘導排出装
置は、コンテナの上方搬入部から搬入された切断枝葉を
コンテナの下方両側部に設けられた各下方搬出部を経由
して茶樹畝両側の畝間へ誘導するものであるから、摘採
装置により切断された切断枝葉は二分割されて茶樹畝両
側の畝間へ効率よく誘導されるため、摘採装置による切
断作業の能率アップに寄与することができる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載された発明において、誘導排出装置は、コンテナの
上方搬入部の垂線を横切って車体側方へ下降傾斜するス
ライダーにより構成されており、該スライダーは、スラ
イダー本体に対して補助スライダーが傾斜方向に伸縮調
整可能に装着されていると共に、コンテナに対して傾斜
調整可能に装設されているものである。
【0011】請求項3に係る発明によれば、誘導排出装
置は下降傾斜するスライダーにより構成されているか
ら、誘導排出装置の誘導路としてコンテナ内スペースを
利用することができるため、切断枝葉を効率よく誘導す
ることができ、しかも、スライダーは傾斜方向に伸縮調
整可能で且つ傾斜調整可能であるから、畝幅の異なる茶
樹畝の刈りならし作業においてもスライダーの長さ及び
傾斜を調整することにより切断枝葉を茶樹畝の畝間へ誘
導して排出することができる。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか1項に記載された発明において、誘導排出装置
は、コンテナの上方搬入部の垂線を横切って車体側方へ
下降傾斜するスライダーにより構成されており、該スラ
イダーの下側部には切断枝葉の誘導間隙を介して飛散防
止カバーが対設されているものである。
【0013】請求項4に係る発明によれば、スライダー
の下側部には切断枝葉の誘導間隙を介して飛散防止カバ
ーが対設されているから、下降傾斜するスライダーに沿
って落下する切断枝葉は、飛散防止カバーにより隣接の
茶樹畝の上面に飛散することなく茶樹畝の畝間へ誘導し
て排出することができる。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項1又は2に
記載された発明において、誘導排出装置は、コンテナの
上方搬入部を覆ってコンテナ内に着脱可能に装着される
ダクト基体と、該ダクト基体の下流口に基部が接続され
且つ茶樹畝間に臨む先端部が機体側に着脱可能に装着さ
れるダクトホースとからなる誘導ダクトにより構成され
ているものである。
【0015】請求項5に係る発明によれば、誘導排出装
置は、コンテナの上方搬入部を覆うダクト基体に接続さ
れたダクトホースとからなる誘導ダクトにより構成され
ているものであるから、コンテナの上方搬入部から搬入
される切断枝葉を、コンテナ内に散乱させることなくダ
クトホースにより茶樹畝の畝間へ誘導して排出すること
ができる。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項5に記載さ
れた発明において、誘導ダクトのダクト基体には、揚上
搬送ダクトからの搬送風の風圧を降下させるための風抜
き用の分離口が設けられているものである。
【0017】請求項6に係る発明によれば、誘導ダクト
のダクト基体には風抜き用の分離口が設けられているも
のであるから、摘採装置で切断された切断枝葉が揚上搬
送ダクト内を搬送風により搬送されて誘導ダクトにより
茶樹畝の畝間へ誘導排出される際に、ダクト基体に設け
られた風抜き用の分離口から切断枝葉を搬送する搬送風
のほとんどが排出され、分離口により分離された切断枝
葉は、誘導ダクトのダクトホース内を落下して茶樹畝の
畝間への排出時に飛散することなく排出される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明するが、本発明は、茶樹の茶葉を摘採する
摘採作業を行うコンテナを搭載した乗用型茶葉摘採機で
あり、この乗用型茶葉摘採機を茶樹の枝葉を切断する刈
りならし作業にも兼用することができるもので、乗用型
茶葉摘採機の摘採装置により切断した切断枝葉を茶樹畝
の畝間へ誘導排出装置で誘導排出することにより、刈り
ならし作業を行うものである。図1,図2及び図3は、
刈りならし作業時において乗用型茶葉摘採機に誘導排出
装置としてのスライダーを設置した第一実施例であり、
また、図4及び図5は、同じく刈りならし作業時におい
て乗用型茶葉摘採機に誘導排出装置としての誘導ダクト
を設置した第二実施例であり、したがって、茶樹の茶葉
を摘採する摘採作業を行うコンテナを搭載した乗用型茶
葉摘採機としては、第一実施例と第二実施例とにおいて
共通のものが示されている。
【0019】先ず、図1及び図2を参照しながら、茶樹
の茶葉を摘採する摘採作業を行うコンテナを搭載した乗
用型茶葉摘採機について説明する。図1において、1は
乗用型茶葉摘採機の乗用車体であり、乗用車体1は左右
一対のクローラ走行装置11,11により茶樹畝を跨い
で茶樹畝の両側の畝間を走行する。また、乗用車体1に
は左右一対の送風機2,2が搭載されており、各送風機
2,2はそれぞれ伸縮ダクト21,21を介してバリカ
ン式の摘採装置3の摘採チャンバー31に連通され、摘
採チャンバー31はさらに左右一対の揚上搬送ダクト
4,4を介して左右に対設された上方搬入部51,51
からコンテナ5に連通されており、左右一対の送風機
2,2は乗用車体1に対して固定されているのに対し
て、摘採装置3,左右一対の揚上搬送ダクト4,4及び
コンテナ5は乗用車体1に対して昇降調節自在に支持さ
れている。なお、左右一対の送風機2,2は、大型の送
風機を1基としてもよく、この場合には、1基の送風機
から分岐ダクトを介して各伸縮ダクト21,21に連通
される。
【0020】茶樹の茶葉を摘採する摘採作業を行うコン
テナ5を搭載した乗用型茶葉摘採機は上記のように構成
されているから、茶樹畝の高さに応じ、また、茶樹の茶
葉を摘採する摘採作業や茶樹の枝葉を切断する刈りなら
し作業の作業内容に応じて、摘採装置3の高さを調節す
ることができるもので、摘採装置3により摘採された摘
採チャンバー31内の摘採茶葉は、左右一対の送風機
2,2から各伸縮ダクト21,21を経由された搬送風
により、左右一対の揚上搬送ダクト4,4を介して上方
搬入部51,51からコンテナ5内に搬入されて収容さ
れるものである。
【0021】次に、図1及び図2を参照して、刈りなら
し作業時において乗用型茶葉摘採機に誘導排出装置とし
てのスライダー6を設置した第一実施例について説明す
る。誘導排出装置は、コンテナ5の左右に対設された上
方搬入部51,51の各垂線を横切って車体の両側方へ
下降傾斜する、頂部が折曲自在な山形状に形成された左
右対称のスライダー本体61と、スライダー本体61の
両下部の裏面側に傾斜方向に伸縮調整可能に装着されて
いる各補助スライダー62,62とからなるスライダー
6により構成されており、スライダー6は、スライダー
本体61の頂部がコンテナ5内面の上方における左右中
央部に設けられたスライダー吊り支持具63に支持さ
れ、且つ各補助スライダー62,62がコンテナ5の下
方両側部に設けられた各下方搬出部52,52を経由し
て茶樹畝Tの両側の畝間まで延設されている。
【0022】そして、スライダー本体61の両下部の裏
面側に装着される各補助スライダー62,62による傾
斜方向の伸縮調整は、各補助スライダー62,62の前
後方向の両側に穿設された傾斜方向の伸縮調整用長孔6
4と、伸縮調整用長孔64とスライダー本体61とに共
に貫通する伸縮調整用固定ねじ65とによって行われ、
また、スライダー6は、その両下部の裏面側が、コンテ
ナ5の下方両側部に設けられた各下方搬出部52,52
に対称的に螺着された複数の傾斜調整用支持ねじ66に
より支持されており、スライダー6の傾斜調整は、傾斜
調整用支持ねじ66の着脱とスライダー本体61の折曲
自在な頂部との協働によって行われる。なお、スライダ
ー本体61をその頂部が折曲自在な山形状に形成された
ものについて説明したが、スライダー本体61は、その
頂部で分割してそれぞれの分割された各スライダー本体
61,61の頂部に引掛け部を形成して、各スライダー
本体61,61を個別に引掛けるようにしてもよい。
【0023】さらに、図3を参照しながら、誘導排出装
置としてのスライダー6の下両側部には、切断枝葉の誘
導間隙を介してそれぞれ飛散防止カバー67が対向して
車体側のブラケット671に設けられており、飛散防止
カバー67は、水平壁672に車体の両側方へ下降傾斜
する傾斜壁673を介し垂直壁674が連続して形成さ
れ、水平壁672及び傾斜壁673は、それぞれ幅方向
及び傾斜方向に伸縮調整用長孔と伸縮調整用固定ねじに
よって伸縮調整可能に構成されており、これにより、畝
幅の異なる茶樹畝Tの刈りならし作業においても、飛散
防止カバー67を畝間の間隙幅に調整して、切断枝葉を
隣接の茶樹畝T上面に飛散させることなく、茶樹畝Tの
畝間へ誘導して排出することができる。
【0024】次に、図4及び図5を参照して、刈りなら
し作業時において乗用型茶葉摘採機に誘導排出装置とし
ての誘導ダクト7を設置した第二実施例について説明す
る。誘導排出装置は、コンテナ5に対設された上方搬入
部51,51を個別に覆ってコンテナ5内に着脱可能に
装着されるダクト基体71,71と、それぞれのダクト
基体71の下流口に基部が接続されたフレキシブルなダ
クトホース73,73とからなる一対の誘導ダクト7,
7により構成されており、各ダクト基体71,71に
は、揚上搬送ダクト4からの搬送風の風圧を降下させる
ための金網で覆われた風抜き用の分離口72が設けら
れ、各ダクトホース73,73は、コンテナ5の下方両
側部に設けられた各下方搬出部52,52を経由して茶
樹畝Tの畝間に臨む先端部が機体側にダクト装着バンド
74により着脱可能に装着される。
【0025】そして、誘導ダクト7のダクト基体71に
風抜き用の分離口72が設けられていることにより、摘
採装置3で切断された切断枝葉が揚上搬送ダクト4内を
搬送風により搬送されて誘導ダクト7により茶樹畝Tの
畝間へ誘導排出される際に、分離口72から切断枝葉を
搬送する搬送風のほとんどが排出され、分離口72によ
り分離された切断枝葉は、誘導ダクト7のダクトホース
73内を落下して茶樹畝Tの畝間への排出時に飛散する
ことなく排出される。また、図示は省略しているが、ダ
クト装着バンド74を機体に対して幅方向に調節可能に
取付けることにより、畝幅の異なる茶樹畝Tの刈りなら
し作業にも適用可能となる。
【0026】なお、上述した第一実施例及び第二実施例
は、いずれも茶樹の枝葉を切断する刈りならし作業にお
いて、摘採装置3により切断した切断枝葉を、コンテナ
5の左右に対設された上方搬入部51,51からコンテ
ナ5の下方両側部に設けられた各下方搬出部52,52
を経由して茶樹畝Tの両側の畝間へ誘導排出する場合の
誘導排出装置6,7ついて説明したが、切断枝葉を1個
の上方搬入部51から茶樹畝Tの片側の畝間へ誘導排出
する場合には、第一実施例の誘導排出装置としては一方
傾斜のスライダー6でよく、第二実施例の誘導排出装置
としては一方の誘導ダクト7のみでよい。また、本発明
における誘導排出装置6,7は、茶樹の枝を切断して整
える整枝作業にも適用可能であり、この場合には、摘採
装置に整枝が採用される。
【0027】
【発明の効果】以上のように構成される本発明による
と、刈りならし作業においては、摘採装置により切断さ
れた切断枝葉をコンテナの上部搬入部からコンテナの下
方搬出部を経由して茶樹畝の畝間へ誘導する誘導排出装
置が着脱可能に設置されるものであるから、誘導排出装
置により、摘採装置で切断された切断枝葉を茶樹畝の畝
間へ誘導して排出することができるため、切断枝葉は刈
りならし作業の終わった茶樹畝の上面に落下することが
ないので、新芽の茶葉摘採作業時において古葉の混入が
なく、品質の良い茶葉を収穫することができるのである
が、特に、誘導排出装置は切断枝葉をコンテナの上部搬
入部からコンテナの下方搬出部を経由して茶樹畝の畝間
へ誘導するものであるから、コンテナ内スペースを誘導
排出装置の設置スペースとして利用することができるた
め、誘導排出装置の設置スペースを別途確保する必要が
なく、誘導排出装置の設置スペースの兼用化を図ること
ができると共に、誘導排出装置はコンテナを搭載した状
態で設置することができるため、コンテナの取外し取付
けの面倒な作業が付随することがなく、誘導排出装置の
設置作業の簡易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗用型茶葉摘採機の第一実施例の
側面図で、コンテナの側壁を除去して内部を示した説明
図である。
【図2】本発明に係る乗用型茶葉摘採機の第一実施例の
背面図で、コンテナの一部を縦断して内部を示した説明
図である。
【図3】本発明に係る乗用型茶葉摘採機の第一実施例に
おける飛散防止カバーの分解斜視図である。
【図4】本発明に係る乗用型茶葉摘採機の第二実施例の
側面を示した説明図である。
【図5】本発明に係る乗用型茶葉摘採機の第二実施例の
背面図で、コンテナの一部を縦断して内部を示した説明
図である。
【符号の説明】
1 …乗用車体 3 …摘採装置 4 …揚上搬送ダクト 5 …コンテナ 51…上方搬入部 52…下方搬出部 6 …誘導排出装置としてのスライダー 61…スライダー本体 62…補助スライダー 63…スライダー吊り支持具 64…伸縮調整用長孔 65…伸縮調整用固定ねじ 66…傾斜調整用支持ねじ 67…飛散防止カバー 7 …誘導排出装置としての誘導ダクト 71…ダクト基体 72…分離口 73…ダクトホース 74…ダクト装着バンド T …茶樹畝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶樹畝を跨いで走行する乗用車体に、茶
    樹畝の上面に臨んで茶樹の茶葉を摘採する摘採装置と、
    該摘採装置により摘採された摘採茶葉を搬送する揚上搬
    送ダクトと、該揚上搬送ダクトにより搬送された摘採茶
    葉を上方搬入部から搬入するコンテナとが搭載された乗
    用型茶葉摘採機であって、刈りならし作業にあたって
    は、前記摘採装置により切断された切断枝葉をコンテナ
    の上方搬入部からコンテナの下方搬出部を経由して茶樹
    畝の畝間へ誘導する誘導排出装置が着脱可能に設置され
    ることを特徴とする乗用型茶葉摘採機。
  2. 【請求項2】 前記誘導排出装置は、コンテナの上方搬
    入部から搬入された切断枝葉をコンテナの下方両側部に
    設けられた各下方搬出部を経由して茶樹畝両側の畝間へ
    誘導することを特徴とする請求項1に記載された乗用型
    茶葉摘採機。
  3. 【請求項3】 前記誘導排出装置は、コンテナの上方搬
    入部の垂線を横切って車体側方へ下降傾斜するスライダ
    ーにより構成されており、該スライダーは、スライダー
    本体に対して補助スライダーが傾斜方向に伸縮調整可能
    に装着されていると共に、コンテナに対して傾斜調整可
    能に装設されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載された乗用型茶葉摘採機。
  4. 【請求項4】 前記誘導排出装置は、コンテナの上方搬
    入部の垂線を横切って車体側方へ下降傾斜するスライダ
    ーにより構成されており、該スライダーの下側部には切
    断枝葉の誘導間隙を介して飛散防止カバーが対設されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載された乗用型茶葉摘採機。
  5. 【請求項5】 前記誘導排出装置は、コンテナの上方搬
    入部を覆ってコンテナ内に着脱可能に装着されるダクト
    基体と、該ダクト基体の下流口に基部が接続され且つ茶
    樹畝間に臨む先端部が機体側に着脱可能に装着されるダ
    クトホースとからなる誘導ダクトにより構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載された乗用型茶
    葉摘採機。
  6. 【請求項6】 前記誘導ダクトのダクト基体には、揚上
    搬送ダクトからの搬送風の風圧を降下させるための風抜
    き用の分離口が設けられていることを特徴とする請求項
    5に記載された乗用型茶葉摘採機。
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JP2006101773A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Terada Seisakusho Co Ltd 走行型茶葉摘採機
JP2018042500A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 落合刃物工業株式会社 摘採機
CN112640658A (zh) * 2021-01-18 2021-04-13 广西滴滴农业科技有限公司 便于收集的火龙果采摘装置

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