JP2003264433A - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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JP2003264433A JP2002065939A JP2002065939A JP2003264433A JP 2003264433 A JP2003264433 A JP 2003264433A JP 2002065939 A JP2002065939 A JP 2002065939A JP 2002065939 A JP2002065939 A JP 2002065939A JP 2003264433 A JP2003264433 A JP 2003264433A
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雄二 酒井
Masatoshi Nakayama
正敏 中山
Haruyasu Senda
晴康 千田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号キャンセルループ調整用のパイロット信
号が出力信号とともに出力されてしまうのを防ぐととも
に、所望の信号は効率よく合成する。 【解決手段】 信号キャンセルループおよび歪みキャン
セルループを有する2つのフィードフォワード増幅回路
34,35と、信号キャンセルループ調整用のパイロッ
ト信号を供給するパイロット信号発生器38と、入力信
号およびパイロット信号が入力され、90度の位相差を
もって互いに一方の信号を他方の信号に混合し、フィー
ドフォワード増幅回路34,35の入力信号を生成する
第1の方向性結合器33と、フィードフォワード増幅回
路34,35の出力信号を90度の位相差をもって混合
し、パイロット信号成分を逆相で合成する第2の方向性
結合器36とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィードフォワ
ード増幅器に係り、更に詳しくは、移動体通信、地上波
マイクロ波通信および衛星通信の固定局(基地局)など
に使用されるフィードフォワード増幅器の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィードフォワード増幅器の構成
は、例えば、特開平1−198809号公報に開示され
ている。図10は、この様な従来のフィードフォワード
増幅器の構成を示したブロック図である。図中の1は入
力端子、2は出力端子、3は信号増幅経路、4は線形信
号抽出経路、5は非線形信号抽出経路、6は歪増幅経
路、7は信号出力経路、8〜13は方向性結合器であ
る。
【0003】信号増幅経路3、線形信号抽出経路4、非
線形信号抽出経路5および方向性結合器9〜11によ
り、主増幅器3bの非線形歪成分を抽出する信号キャン
セルループが形成されている。また、非線形信号抽出経
路5、歪増幅経路6、信号出力経路7および方向性結合
器10〜12により、信号キャンセルループにより抽出
された非線形歪成分に応じて、主増幅器3bにより発生
される非線形歪成分をキャンセルする歪キャンセルルー
プが形成されている。
【0004】信号増幅経路3には、信号キャンセルルー
プを最適調整するためのベクトル調整器3aと、入力端
子1からの入力信号を増幅する主増幅器3bと、方向性
結合器3cが設けられている。線形信号抽出経路4に
は、入力信号を遅延させる遅延回路4aが設けられてい
る。歪増幅経路6には、方向性結合器6aと、歪キャン
セルループを最適調整するためのベクトル調整器6b
と、非線形歪成分を増幅する補助増幅器6cが設けられ
ている。信号出力経路7には、主増幅器3bによって増
幅された信号を遅延させる遅延回路7aが設けられてい
る。
【0005】また、図中の14は信号キャンセルループ
調整用のパイロット信号発生器、15は歪キャンセルル
ープ調整用のパイロット信号発生器、16は方向性結合
器6aにより抽出された信号キャンセルループ調整用の
パイロット信号の電力レベルを検出するレベル検出回
路、17はその電力レベルに応じてベクトル調整器3a
を制御する制御回路、18は方向性結合器13により抽
出された歪キャンセルループ調整用のパイロット信号の
電力レベルを検出するレベル検出回路、19はその電力
レベルに応じてベクトル調整器6bを制御する制御回路
である。
【0006】次に、フィードフォワード増幅器の基本的
な動作について説明する。フィードフォワード増幅器と
は、信号増幅経路3、線形信号抽出経路4、非線形信号
抽出経路5および方向性結合器9〜11から構成される
信号キャンセルループと、非線形信号抽出経路5、歪増
幅経路6、信号出力経路7および方向性結合器10〜1
2から構成される歪キャンセルループとの2つのループ
から構成される増幅器である。信号キャンセルループに
おいて、主増幅器3bから発生される非線形出力信号の
中から非線形歪成分のみが抽出され、歪キャンセルルー
プにおいて、抽出された非線形歪成分を補助増幅器6c
により増幅した後、主増幅器3bの非線形出力信号に同
振幅かつ逆位相で注入することにより、全体として線形
な信号を出力させるものである。
【0007】図10に示したフィードフォワード増幅器
では、入力信号は入力端子1に入り、方向性結合器9に
おいて、信号増幅経路3および線形信号抽出経路4に分
配される。信号増幅経路3の主増幅器3bは、その増幅
特性に応じて入力信号を増幅する。ここで、主増幅器3
bの出力信号として、所望の線形出力信号を得ることは
できず、非線形歪成分を含む非線形出力信号が生成され
る。
【0008】主増幅器3bで生成された非線形出力信号
は、方向性結合器10において信号出力経路7および非
線形信号抽出経路5に分配される。一方、線形信号抽出
経路4の遅延回路4aは、方向性結合器9で分配された
入力信号を遅延させる。この様にして得られた線形信号
抽出経路4および非線形信号抽出経路5からの出力信号
は、方向性結合器11において合成され、主増幅器3b
から発生される非線形出力信号のうち、入力信号と同じ
周波数成分を打ち消すことにより、主増幅器3bから発
生される非線形歪成分のみが抽出される。
【0009】抽出された非線形歪成分は歪増幅経路6に
入力され、歪増幅経路6の補助増幅器6cにより増幅さ
れる。一方、信号出力経路7の遅延回路7aは、分配さ
れた非線形出力信号を遅延させる。この様にして得られ
た歪増幅経路6および信号出力経路7からの出力信号
は、方向性結合器12において合成され、主増幅器3b
から発生される非線形出力信号のうち、非線形歪成分が
打ち消され、出力端子2では線形な増幅信号が出力され
る。
【0010】次に、フィードフォワード増幅器の調整に
ついて説明する。フィードフォワード増幅器では、入力
端子1からの入力信号を増幅しながらパイロット信号を
注入して、信号キャンセルループおよび歪キャンセルル
ープの調整を行っている。以下、信号キャンセルループ
および歪キャンセルループを調整するための動作につい
て説明する。
【0011】パイロット信号発生器14により発生され
た信号キャンセルループ調整用のパイロット信号は、方
向性結合器8において入力信号に注入され、信号キャン
セルループの作用により、方向性結合器11において、
主増幅器3bから発生される非線形出力信号のうち、入
力信号および信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号と同じ周波数成分が打ち消されることになる。しか
しながら、初期段階では、まだベクトル調整器3aが調
整されていないため、完全に打ち消すことができず、方
向性結合器11以降においても、僅かな入力信号および
パイロット信号と、入力信号およびパイロット信号の非
線形歪成分とが残っている。
【0012】そこで、歪増幅経路6の方向性結合器6a
において、その僅かな信号キャンセルループ調整用のパ
イロット信号のみが抽出され、レベル検出回路16によ
りその抽出されたパイロット信号の電力レベルが検出さ
れ、さらに、制御回路17によりその検出される電力レ
ベルが最小になるように信号増幅経路3のベクトル調整
器3aを電気的に制御する。この制御により、方向性結
合器11において完全に打ち消すことができ、信号キャ
ンセルループにおいて、主増幅器3bから発生される入
力信号および信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号の非線形歪成分のみが抽出される。
【0013】一方、パイロット信号発生器15により発
生された歪キャンセルループ調整用のパイロット信号
は、信号増幅経路3の方向性結合器3cにおいて主増幅
器3bから発生される非線形出力信号に注入され、歪キ
ャンセルループの作用により、方向性結合器12におい
て、主増幅器3bから発生される非線形出力信号のう
ち、入力信号および信号キャンセルループ調整用のパイ
ロット信号の非線形歪成分並びに歪キャンセルループ調
整用のパイロット信号と同じ周波数成分が打ち消される
ことになる。しかしながら、初期段階では、まだベクト
ル調整器6bが調整されていないので完全に打ち消すこ
とができない。
【0014】そこで、方向性結合器13において、歪キ
ャンセルループ調整用のパイロット信号のみが抽出さ
れ、レベル検出回路18によりその抽出されたパイロッ
ト信号の電力レベルが検出され、さらに、制御回路19
によりその検出される電力レベルが最小になるように歪
増幅経路6のベクトル調整器6bを電気的に制御する。
この制御により、方向性結合器12において完全に打ち
消すことができ、歪キャンセルループにおいて主増幅器
3bから発生される入力信号および信号キャンセルルー
プ調整用のパイロット信号の非線形歪成分並びに歪キャ
ンセルループ調整用のパイロット信号が打ち消され、出
力端子2では線形な信号が出力される。
【0015】図10に示した構成では、歪キャンセルル
ープ調整用のパイロット信号に関しては、方向性結合器
13において抽出された歪キャンセルループ調整用のパ
イロット信号が最小になるように制御されているため、
出力端子2への出力信号に影響を与えない。しかしなが
ら、信号キャンセルループ調整用のパイロット信号に関
しては、方向性結合器6aにおいて抽出された信号キャ
ンセルループ調整用のパイロット信号が最小になるよう
に制御されるため、パイロット信号発生器14により発
生された信号キャンセルループ調整用のパイロット信号
は、主増幅器3bにより増幅され、信号出力経路7を通
じて打ち消されることなく、出力端子2において出力信
号と一緒に出力されてしまう。
【0016】図11は、従来のフィードフォワード増幅
器の他の構成を示したブロック図である。このフィード
フォワード増幅器は、図10のフィードフォワード増幅
器における上記課題を解消するためのものであり、例え
ば、特開平5−315847号公報に開示されている。
【0017】図中の4bは遅延された入力信号および信
号キャンセルループ調整用のパイロット信号を抽出する
ために線形信号抽出経路4に設けられた方向性結合器、
20は信号キャンセルループ調整用のパイロット信号の
みを通過させるバンドパスフィルタ、21は信号バイパ
スラインを最適調整するベクトル調整器、6dは信号キ
ャンセルループ調整用のパイロット信号を注入するため
に歪増幅経路6に設けられた方向性結合器である。
【0018】なお、上記信号バイパスラインは、上記方
向性結合器4b、6d、バンドパスフィルタ20、およ
びベクトル調整器21により構成されている。22は信
号キャンセルループ調整用のパイロット信号を抽出する
方向性結合器、23は抽出された信号キャンセルループ
調整用のパイロット信号の電力レベルを検出するレベル
検出回路、24はレベル検出回路18、23により検出
された電力レベルに応じてベクトル調整器6b、21を
制御する制御回路である。その他の構成は図10に示し
た構成と同一であるため、重複する説明は省略する。
【0019】次に動作について説明する。線形信号抽出
経路4において遅延回路4aによって遅延された入力信
号および信号キャンセルループ調整用のパイロット信号
は、方向性結合器4bにより抽出される。抽出された信
号のうち、信号キャンセルループ調整用のパイロット信
号のみがバンドパスフィルタ20を通過し、歪増幅経路
6の方向性結合器6dによって、信号キャンセルループ
調整用のパイロット信号がベクトル調整器6bの後段に
注入される。
【0020】注入された信号キャンセルループ調整用の
パイロット信号は、補助増幅器6cにより増幅され、方
向性結合器12において、主増幅器3bから発生される
信号キャンセルループ調整用のパイロット信号を打ち消
そうとするが、初期段階では、まだベクトル調整器21
が調整されていないので完全に打ち消すことができな
い。
【0021】そこで、方向性結合器22において、その
信号キャンセルループ調整用のパイロット信号のみが抽
出され、レベル検出回路23によりその抽出されたパイ
ロット信号の電力レベルが検出され、制御回路24によ
りその検出される電力レベルが最小になるようにベクト
ル調整器21を電気的に制御する。この制御により、方
向性結合器12における信号キャンセルループ調整用の
パイロット信号を完全に打ち消すことができ、出力端子
2において出力信号と一緒に信号キャンセルループ調整
用のパイロット信号が出力されてしまうことを防ぐこと
ができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィードフォワ
ード増幅器は以上のように構成されているので、図10
に示した構成では、信号キャンセルループおよび歪キャ
ンセルループの調整のためにパイロット信号を使用する
ことで歪補償を実現している。しかしながら、パイロッ
ト信号発生器14により発生された信号キャンセルルー
プ調整用のパイロット信号は、主増幅器3bにより増幅
され、信号出力経路7を通じて打ち消されることなく、
出力端子2において出力信号と一緒に出力されてしまう
などの課題があった。
【0023】また、図11に示した構成では、信号キャ
ンセルループ調整用のパイロット信号を線形信号抽出経
路4から抽出して歪増幅経路6に再注入する信号バイパ
スラインを設けることにより、出力端子2において出力
信号と一緒に信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号が出力される上記課題が解消している。しかしなが
ら、信号バイパスラインを設けることにより、回路が大
型化し、特に複数のフィードフォワード増幅器を並列構
成する場合には、それぞれのフィードフォワード増幅器
にその信号バイパスラインを設けなくてはならず、回路
の大型化が顕著になるという課題があった。
【0024】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、回路規模の顕著な大型化を回避し
つつ、信号キャンセルループ調整用のパイロット信号が
出力信号とともに出力されることを防止し、あるいは抑
制することができるフィードフォワード増幅器を提供す
ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
によるフィードフォワード増幅器は、信号キャンセルル
ープおよび歪みキャンセルループを有する第1および第
2のフィードフォワード増幅回路と、信号キャンセルル
ープ調整用の第1のパイロット信号を供給する第1のパ
イロット信号発生器と、入力信号および第1のパイロッ
ト信号が入力され、90度の位相差をもって互いに一方
の信号を他方の信号に混合し、第1および第2のフィー
ドフォワード増幅回路の入力信号を生成する第1の方向
性結合器と、第1および第2のフィードフォワード増幅
回路の出力信号を90度の位相差をもって混合し、第1
のパイロット信号成分を逆相で合成する第2の方向性結
合器とを備えて構成される。
【0026】第1の方向性結合器には、フィードフォワ
ード増幅器の入力信号と、第1のパイロット信号発生器
からの信号キャンセルループ調整用の第1のパイロット
信号とが入力される。これらの信号は、90度の位相差
をもって互いに一方の信号が他方の信号に混合され、そ
れぞれが第1および第2のフィードフォワード増幅回路
に入力される。また、2つのフィードフォワード増幅回
路の出力信号は第2の方向性結合器において90度の位
相差をもって混合される。
【0027】このため、入力信号およびキャンセル信号
は、いずれも2つのフィードフォワード増幅回路へ90
度の位相差をもって入力される。ただし、入力信号とキ
ャンセル信号とでは逆方向の位相差となる。そして、第
2の方向性結合器では、第1のパイロット信号成分が逆
相で合成され、入力信号が同相で合成される。従って、
パイロット信号が出力されるのを抑制するとともに、出
力信号を効率よく合成することができる。
【0028】請求項2に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、第2の方向性結合器の出力信号に含
まれる第1のパイロット信号成分を検出する信号検出回
路と、この検出信号に基づいて、第2の方向性結合器で
混合される信号を調整する第1のベクトル調整器とを備
えて構成される。この様な構成により、第2の方向性結
合器において第1のパイロット信号が打ち消されるよう
にべクトル調整器を調整し、フィードフォワード増幅器
を最適調整することができる。
【0029】請求項3に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、上記信号検出回路が、第1のパイロ
ット信号を通過させるバンドパスフィルタと、バンドパ
スフィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検
出回路とを備えて構成される。この様な構成により、第
2の方向性結合器において第1のパイロット信号が打ち
消されるようにべクトル調整器を調整し、フィードフォ
ワード増幅器を最適調整することができる。
【0030】請求項4に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、上記信号検出回路が、ローカル信号
を発生する信号発生器と、第1のパイロット信号成分が
逆相で合成された第2の方向性結合器の出力信号にロー
カル信号を混合し、第1のパイロット信号成分の周波数
変換を行うミキサーと、周波数変換された第1のパイロ
ット信号成分を通過させるローパスフィルタと、ローパ
スフィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検
出回路とを備えて構成される。この様な構成により、第
2の方向性結合器において第1のパイロット信号が打ち
消されるようにべクトル調整器を調整し、フィードフォ
ワード増幅器を最適調整することができる。
【0031】請求項5に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、第1および第2の方向性結合器間に
形成される第1または第2のフィードフォワード増幅回
路からなる2つの信号経路のうち、一方の信号経路に第
1のベクトル調整器を設け、他方の信号経路に第1の遅
延回路を設けて構成される。この様な構成により、第2
の方向性結合器において広帯域に合成することができ
る。
【0032】請求項6に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、第2の方向性結合器が、第1および
第2のフィードフォワード増幅回路の出力信号につい
て、90度の位相差をもって互いに一方の信号を他方の
信号に混合し、第1のパイロット信号成分を逆相で合成
した信号および同相で合成した信号をそれぞれ生成する
ように構成される。この様な構成により、第2の方向性
結合器において第1のパイロット信号が打ち消されるよ
うにべクトル調整器を調整し、フィードフォワード増幅
器を最適調整することができる。
【0033】請求項7に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、第1のパイロット信号成分が同相で
合成された第2の方向性結合器の出力信号に含まれる第
1のパイロット信号を検出する信号検出回路と、この検
出信号に基づいて、第2の方向性結合器で混合される信
号を調整する第3のベクトル調整器とを備えて構成され
る。この様な構成により、第2の方向性結合器において
第1のパイロット信号が打ち消されるようにべクトル調
整器を調整し、フィードフォワード増幅器を最適調整す
ることができる。
【0034】請求項8に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、上記信号検出回路が、第1のパイロ
ット信号を通過させるバンドパスフィルタと、バンドパ
スフィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検
出回路とを備えて構成される。この様な構成により、第
2の方向性結合器において第1のパイロット信号が打ち
消されるようにべクトル調整器を調整し、フィードフォ
ワード増幅器を最適調整することができる。
【0035】請求項9に記載の本発明によるフィードフ
ォワード増幅器は、上記信号検出回路が、ローカル信号
を発生する信号発生器と、第1のパイロット信号成分が
同相で合成された第2の方向性結合器の出力信号にロー
カル信号を混合し、第1のパイロット信号成分の周波数
変換を行うミキサーと、周波数変換された第1のパイロ
ット信号成分を通過させるローパスフィルタと、ローパ
スフィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検
出回路とを備えて構成される。この様な構成により、第
2の方向性結合器において第1のパイロット信号が打ち
消されるようにべクトル調整器を調整し、フィードフォ
ワード増幅器を最適調整することができる。
【0036】請求項10に記載の本発明によるフィード
フォワード増幅器は、第1および第2の方向性結合器間
に形成される第1および第2のフィードフォワード増幅
回路からなる2つの信号経路のうち、一方の信号経路に
第3のベクトル調整器を備え、他方の信号経路に第1の
遅延回路を備えて構成される。この様な構成により、第
2の方向性結合器において広帯域に合成することができ
る。
【0037】請求項11に記載の本発明によるフィード
フォワード増幅器は、上記第1および第2のフィードフ
ォワード増幅回路がそれぞれ、主増幅器を有する信号増
幅経路および第2の遅延回路を有する線形信号抽出経路
からなり、主増幅器において生ずる非線形歪成分を抽出
する信号キャンセルループと、信号増幅経路の出力を遅
延させる第3の遅延回路を有する信号出力経路および信
号キャンセルループにより抽出された非線形歪成分を増
幅する補助増幅器を有する歪増幅経路からなり、主増幅
器の増幅信号における非線形歪成分を抑制する歪みキャ
ンセルループと、信号増幅経路に歪キャンセルループ調
整用のパイロット信号を注入する第2のパイロット信号
発生回路と、信号増幅経路に設けられ、信号キャンセル
ループにより抽出される非線形歪成分に基づいて調整さ
れる第2のベクトル調整器と、歪増幅経路に設けられ、
歪みキャンセルループにより非線形成分が抑制された増
幅信号に基づいて調整される第3のベクトル調整器とを
備えて構成される。
【0038】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1によるフィードフォワード増幅器の一構成
例を示したブロック図である。また、図2は、図1のフ
ィードフォワード増幅回路34,35の詳細構成を示し
たブロック図である。まず、図2のフィードフォワード
増幅回路から説明する。図2中の1は入力端子、2は出
力端子、3は信号増幅経路、4は線形信号抽出経路、5
は非線形信号抽出経路、6は歪増幅経路、7は信号出力
経路、9〜13は方向性結合器である。
【0039】信号増幅経路3、線形信号抽出経路4、非
線形信号抽出経路5および方向性結合器9〜11によ
り、主増幅器3bの非線形歪成分を抽出する信号キャン
セルループが形成されている。また、非線形信号抽出経
路5、歪増幅経路6、信号出力経路7および方向性結合
器10〜12により、信号キャンセルループにより抽出
された非線形歪成分に応じて、主増幅器3bにより発生
される非線形歪成分をキャンセルする歪キャンセルルー
プが形成されている。
【0040】信号増幅経路3には、信号キャンセルルー
プを最適調整するためのベクトル調整器3aと、入力端
子1からの入力信号を増幅する主増幅器3bと、方向性
結合器3cが設けられている。線形信号抽出経路4に
は、入力信号を遅延させる遅延回路4aが設けられてい
る。歪増幅経路6には、方向性結合器6aと、歪キャン
セルループを最適調整するためのベクトル調整器6b
と、非線形歪成分を増幅する補助増幅器6cが設けられ
ている。信号出力経路7には、主増幅器3bによって増
幅された信号を遅延させる遅延回路7aが設けられてい
る。
【0041】また、図2中の15は歪キャンセルループ
調整用のパイロット信号発生器、16は方向性結合器6
aにより抽出された信号キャンセルループ調整用のパイ
ロット信号の電力レベルを検出するレベル検出回路、1
7はその電力レベルに応じてベクトル調整器3aを制御
する制御回路、18は方向性結合器13により抽出され
た歪キャンセルループ調整用のパイロット信号の電力レ
ベルを検出するレベル検出回路、17はその電力レベル
に応じてベクトル調整器6bを制御する制御回路であ
る。
【0042】このフィードフォワード増幅回路を図10
に示した従来のフィードフォワード増幅器と比較すれ
ば、従来のフィードフォワード増幅器に設けられていた
方向性結合器8および信号キャンセルループ調整用のパ
イロット信号発生器14を備えっていない点のみが異な
っている。信号キャンセルループ調整用のパイロット信
号の注入については後述する。
【0043】次に、図1のフィードフォワード増幅器に
ついて説明する。図1中の31は入力端子、32は出力
端子、33は入力信号を2つに分配する分配器としての
方向性結合器、34,35は分配器33により分配され
た入力信号を増幅する図2に示されたフィードフォワー
ド増幅回路、36はフィードフォワード増幅回路34,
35の出力信号を合成して出力端子32へ出力する合成
器としての方向性結合器、37はベクトル調整器であ
る。分配器33、フィードフォワード増幅回路34,3
5、合成器36およびベクトル調整器37より信号合成
ループが形成されている。
【0044】また、38は信号キャンセルループ調整用
パイロット信号を発生するパイロット信号発生回路、3
9は終端器、40は合成器36により合成された信号キ
ャンセルループ調整用のパイロット信号を抽出する方向
性結合器、41は方向性結合器40により抽出された信
号キャンセルループ調整用のパイロット信号の電力レベ
ルを検出するレベル検出回路、42はその電力レベルに
応じてベクトル調整器37を制御する制御回路である。
信号合成ループはベクトル調整器37により最適調整さ
れる。
【0045】図3は、図1の方向性結合器33,36に
ついての説明図である。図中の(a),(b)は、それ
ぞれ入力端子60,61から信号を入力した場合につい
て、出力端子62,63から出力される各信号の位相の
関係を示した図である。この方向性結合器では、2組の
入出力端子60,62と入出力端子61,63に関し
て、一方の入力信号が他方に90°の位相差をもって混
合される。
【0046】つまり、入力端子60に入力された信号
は、出力端子62から出力されるとともに、この出力信
号に比べて90°位相が進んだ(遅れた)信号が出力端
子63から出力される。全く同様にして、入力端子61
に入力された信号は、出力端子63から出力されるとと
もに、この出力信号に比べて90°位相が進んだ(遅れ
た)信号が出力端子62から出力される。従って、出力
端子62からは、入力端子60の入力信号と、位相が9
0°進んだ(遅れた)入力端子61の入力信号が出力さ
れる。また、出力端子63からは、入力端子61の入力
信号と、位相が90°進んだ(遅れた)入力端子60の
入力信号が出力される。
【0047】次に、図1のフィードフォワード増幅器の
基本的な動作について説明する。図1では、入力信号が
入力端子31に入力され、分配器33において同振幅か
つ90°の位相差をもって2つに分配され、分配された
各入力信号がフィードフォワード増幅回路34,35に
入力される。図2に示したフィードフォワード増幅回路
34,35では、分配された入力信号が入力端子1から
入力され、方向性結合器9において、信号増幅経路3お
よび線形信号抽出経路4に分配される。信号増幅経路3
の主増幅器3bは、その増幅特性に応じて入力信号を増
幅する。ここで、主増幅器3bでは、その出力信号とし
て所望の線形出力信号を得ることはできず、非線形歪成
分を含む非線形出力信号が生成される。
【0048】主増幅器3bで生成された非線形出力信号
は、方向性結合器10において信号出力経路7および非
線形信号抽出経路5に分配される。一方、線形信号抽出
経路4の遅延回路4aは、方向性結合器9で分配された
入力信号を遅延される。この様にして得られた線形信号
抽出経路4および非線形信号抽出経路5からの出力信号
は、方向性結合器11において合成され、主増幅器3b
から発生される非線形出力信号のうち、入力信号と同じ
周波数成分を打ち消すことにより、主増幅器3bから発
生される非線形歪成分のみが抽出される。
【0049】抽出された非線形歪成分は歪増幅経路6に
入力され、歪増幅経路6の補助増幅器6cにより増幅さ
れる。一方、信号出力経路7の遅延回路7aは、分配さ
れた非線形出力信号を遅延させる。この様にして得られ
た歪増幅経路6および信号出力経路7からの出力信号
は、方向性結合器12において合成され、主増幅器3b
から発生される非線形出力信号のうち、非線形歪成分が
打ち消され、出力端子2では線形な増幅信号が出力され
る。
【0050】各フィードフォワード増幅回路34,35
の出力信号は、図2に示された合成器36により、同振
幅かつ同位相に合成され、出力端子32から合成された
線形な信号が出力される。
【0051】次に、図1に示されたフィードフォワード
増幅器の調整について説明する。フィードフォワード増
幅器では、入力端子31からの入力信号を増幅しながら
パイロット信号を注入して、信号キャンセルループおよ
び歪キャンセルループの調整を行っている。以下に、信
号キャンセルループおよび歪キャンセルループを調整す
るための動作について説明する。
【0052】図1において、パイロット信号発生器38
により発生した信号キャンセルループ調整用のパイロッ
ト信号は、方向性結合器33のもう一つの入力端子(ア
イソレーション端子)より注入され、2つのフィードフ
ォワード増幅回路34,35へ同振幅で90°の位相差
を持って分配される。
【0053】信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号は、図2において、信号キャンセルループの作用に
より、方向性結合器11において、主増幅器3bから発
生される非線形出力信号のうち、入力信号と信号キャン
セルループ調整用のパイロット信号と同じ周波数成分の
信号を打ち消されることになる。しかしながら、初期段
階では、まだベクトル調整器3aが調整されていないの
で完全に打ち消すことができず、方向性結合器11以降
においても、僅かな入力信号およびパイロット信号と、
入力信号およびパイロット信号の非線形歪成分とが残っ
ている。
【0054】そこで、歪増幅経路6の方向性結合器6a
において、その僅かな信号キャンセルループ調整用のパ
イロット信号のみが抽出され、レベル検出回路16によ
りその抽出されたパイロット信号の電力レベルが検出さ
れ、さらに、制御回路17によりその検出される電力レ
ベルが最小になるように信号増幅経路3のベクトル調整
器3aを電気的に制御する。この制御により、方向性結
合器11において完全に打ち消すことができ、信号キャ
ンセルループにおいて、主増幅器3bから発生される入
力信号および信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号の非線形歪成分のみが抽出される。
【0055】一方、パイロット信号発生器15により発
生された歪キャンセルループ調整用のパイロット信号
は、信号増幅経路3の方向性結合器3cにおいて主増幅
器3bから発生される非線形出力信号に注入され、歪キ
ャンセルループの作用により、方向性結合器12におい
て、主増幅器3bから発生される非線形出力信号のう
ち、入力信号および信号キャンセルループ調整用のパイ
ロット信号の非線形歪成分並びに歪キャンセルループ調
整用のパイロット信号と同じ周波数成分が打ち消される
ことになる。しかしながら、初期段階では、まだベクト
ル調整器6bが調整されていないので完全に打ち消すこ
とができない。
【0056】そこで、方向性結合器13において、歪キ
ャンセルループ調整用のパイロット信号のみが抽出さ
れ、レベル検出回路18によりその抽出されたパイロッ
ト信号の電力レベルが検出される。さらに、制御回路1
9によりその検出される電力レベルが最小になるように
歪増幅経路6のベクトル調整器6bを電気的に制御す
る。この制御により、方向性結合器12において完全に
打ち消すことができ、歪キャンセルループにおいて主増
幅器3bから発生される入力信号および信号キャンセル
ループ調整用のパイロット信号の非線形歪成分が打ち消
され、出力端子2では線形な信号が出力される。
【0057】ここで、従来技術の図10に示した構成で
は、歪キャンセルループ調整用のパイロット信号に関し
ては、方向性結合器13において抽出された歪キャンセ
ルループ調整用のパイロット信号が最小になるように制
御されている。このため、出力端子2への出力信号に影
響を与えないものの、信号キャンセルループ調整用のパ
イロット信号に関しては、方向性結合器6aにおいて抽
出された信号キャンセルループ調整用のパイロット信号
が最小になるように制御されるため、パイロット信号発
生器14により発生された信号キャンセルループ調整用
のパイロット信号は、主増幅器3bにより増幅され、信
号出力経路7を通じて打ち消されることなく、出力端子
2において出力信号と一緒に出力されてしまっていた。
【0058】しかしながら、この実施の形態1では、上
述のように2つのフィードフォワード増幅回路34,3
5に注入される信号キャンセルループ調整用のパイロッ
ト信号に相互に同振幅かつ90°の位相差を持たるとと
もに、合成器36において更に90°の位相差を持たせ
て合成している。このため、2つのフィードフォワード
増幅回路34,35から本来の出力信号と一緒に出力さ
れる信号キャンセルループ調整用のパイロット信号は、
合成器36において、本来の出力信号とは独立して、相
互に同振幅かつ180°の位相差を持って合成されるの
で、出力端子32ではパイロット信号を打ち消すことが
できる。
【0059】このとき、2つのフィードフォワード増幅
回路34,35からの本来の出力信号は、信号キャンセ
ルループ調整用のパイロット信号とは逆方向に、相互に
同振幅かつ90°の位相差を持たせている。このため、
合成器36において相互に同振幅かつ同相で合成され
る。
【0060】ただし、初期段階ではベクトル調整器37
がまだ調整されていないため、出力端子32にパイロッ
ト信号が出力されている。方向性結合器40において、
信号キャンセルループ調整用のパイロット信号のみが抽
出され、レベル検出回路41によりその抽出されたパイ
ロット信号の電力レベルが検出され、さらに、制御回路
42によりその検出される電力レベルが最小になるよう
にベクトル調整器37が電気的に制御される。
【0061】この制御により、2つのフィードフォワー
ド増幅回路34,35に注入された信号キャンセルルー
プ調整用のパイロット信号を、合成器36において相互
に同振幅かつ180°の位相差を持たせて合成し、出力
端子32ではパイロット信号を完全に打ち消すことがで
きる。このとき、2つのフィードフォワード増幅回路3
4,35により増幅された信号は相互に同振幅かつ同位
相で効率よく合成され、線形な増幅信号が出力される。
【0062】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2によるフィードフォワード増幅器の一構成例を示し
たブロック図である。図中の43は合成器36により合
成され、アイソレーション端子から出力される信号キャ
ンセルループ調整用のパイロット信号を抽出する方向性
結合器、44は方向性結合器43により抽出された信号
キャンセルループ調整用のパイロット信号の電力レベル
を検出するレベル検出回路、45はその電力レベルに応
じてベクトル調整器37を制御する制御回路であり、信
号合成ループはベクトル調整器37により最適調整され
る。なお、その他の構成は実施の形態1の場合と同様で
あるため、重複する説明は省略する。
【0063】実施の形態1(図1)の方向性結合器40
は、合成器36の2つの出力のうち、出力端子32に接
続された出力側に設けられていたのに対し、この実施の
形態2の方向性結合器43は、終端器39が設けられた
もう一方の出力側に設けられている。
【0064】次に動作について説明する。合成器36の
アイソレーション端子(終端器39側の端子)には、2
つのフィードフォワード増幅回路34,35から出力さ
れる信号キャンセルループ調整用のパイロット信号が、
相互に同振幅かつ同相で合成されて出力される。また、
2つのフィードフォワード増幅回路34,35から出力
される本来の出力信号が、相互に同振幅かつ180°の
位相差を持って合成され打ち消されている。すなわち、
合成器36は、信号キャンセルループ調整用のパイロッ
ト信号を逆相で合成した信号を出力端子32に出力する
とともに、同相で合成した信号を終端器39に出力して
いる。
【0065】ただし、実施の形態1の場合と同様、ベク
トル調整器37は、初期段階ではまだ調整されていない
ため、出力端子32にパイロット信号が出力されてい
る。このため、方向性結合器43において、その信号キ
ャンセルループ調整用のパイロット信号のみが抽出さ
れ、レベル検出回路44によりその抽出されたパイロッ
ト信号の電力レベルが検出され、さらに、制御回路45
によりその検出される電力レベルが最大になるようにベ
クトル調整器37が電気的に制御される。
【0066】この制御により、2つのフィードフォワー
ド増幅回路34,35に注入された信号キャンセルルー
プ調整用のパイロット信号を、合成器36において相互
に同振幅かつ180°の位相差を持たせて合成し、出力
端子32ではパイロット信号を完全に打ち消すことがで
きる。このとき、2つのフィードフォワード増幅回路3
4,35により増幅された信号は相互に同振幅かつ同位
相で効率よく合成され、線形な増幅信号が出力される。
【0067】実施の形態3.図5は、本発明の実施の形
態3によるフィードフォワード増幅器の一構成例を示し
たブロック図である。図中の46は方向性結合器40に
より抽出された信号キャンセルループ調整用のパイロッ
ト信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。な
お、その他の構成は実施の形態1の場合と同様であるた
め、重複する説明は省略する。
【0068】次に動作について説明する。実施の形態1
の場合と同様、ベクトル調整器37は、初期段階ではま
だ調整されていないため、出力端子32にパイロット信
号が出力されている。このため、方向性結合器40およ
びバンドパスフィルタ46により、その信号キャンセル
ループ調整用のパイロット信号のみが抽出され、レベル
検出回路41によりその抽出されたパイロット信号の電
力レベルが検出され、さらに、制御回路42によりその
検出される電力レベルが最小になるようにベクトル調整
器37が電気的に制御される。
【0069】信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号のみを通過させるためのバンドパスフィルタ46を
用いてフィルタリングした後、レベル検出回路41にお
いて電力レベルが検出されることにより、実施の形態1
と比べてパイロット信号をより正確に検出することがで
き、信号合成ループをより最適に制御することができ
る。
【0070】実施の形態4.図6は、本発明の実施の形
態4によるフィードフォワード増幅器の一構成例を示し
たブロック図である。図中の47は方向性結合器43に
より抽出された信号キャンセルループ調整用のパイロッ
ト信号のみを通過させるバンドパスフィルタである。な
お、その他の構成は実施の形態2の場合と同様であるた
め、重複する説明は省略する。
【0071】次に動作について説明する。実施の形態2
の場合と同様、ベクトル調整器37は、初期段階ではま
だ調整されていないため、出力端子32にパイロット信
号が出力されている。このため、方向性結合器43およ
びバンドパスフィルタ47により、その信号キャンセル
ループ調整用のパイロット信号のみが抽出され、レベル
検出回路44によりその抽出されたパイロット信号の電
力レベルが検出され、さらに、制御回路45によりその
検出される電力レベルが最大になるようにベクトル調整
器37を電気的に制御する。
【0072】信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号のみを通過させるためのバンドパスフィルタ47を
用いてフィルタリングした後、レベル検出回路44にお
いて電力レベルが検出されることにより、実施の形態2
と比べてパイロット信号をより正確に検出することがで
き、信号合成ループをより最適に制御することができ
る。
【0073】実施の形態5.図7は、本発明の実施の形
態5によるフィードフォワード増幅器の一構成例を示し
たブロック図である。図中の48はミキサ、49はミキ
サ48用のローカル信号発信器、50はローパスフィル
タ、51はパイロット信号の電力レベルを検出するレベ
ル検出回路、42はその電力レベルに応じてベクトル調
整器37を制御する制御回路である。なお、その他の構
成は実施の形態1の場合と同様であるため、重複する説
明は省略する。
【0074】次に動作について説明する。実施の形態1
の場合と同様、ベクトル調整器37は、初期段階ではま
だ調整されていないため、出力端子32にパイロット信
号が出力されている。このため、方向性結合器40によ
り抽出された信号キャンセルループ調整用のパイロット
信号は、ミキサ48においてローカル信号発生器49で
生成されたローカル信号と混合されて低周波数に変換さ
れ、ローパスフィルタ50により、その信号キャンセル
ループ調整用のパイロット信号のみが抽出され、レベル
検出回路51によりその抽出されたパイロット信号の電
力レベルが検出され、さらに、制御回路42によりその
検出される電力レベルが最小になるようにベクトル調整
器37が電気的に制御される。
【0075】ミキサ48においてローカル信号発生器4
9で生成されたローカル信号と混合して周波数変換した
後、ローパスフィルタを通して検波することにより、実
施の形態1や実施の形態3と比べてパイロット信号をよ
り正確に検出することができ、信号合成ループをより最
適に制御することができる。
【0076】実施の形態6.図8は、本発明の実施の形
態6によるフィードフォワード増幅器の一構成例を示し
たブロック図である。図中の52はミキサ、53はミキ
サ52用のローカル信号発信器、54はローパスフィル
タ、55は信号キャンセルループ調整用のパイロット信
号の電力レベルを検出するレベル検出回路、45はその
電力レベルに応じてベクトル調整器37を制御する制御
回路である。なお、その他の構成は実施の形態2の場合
と同様であるため、重複する説明は省略する。
【0077】次に動作について説明する。実施の形態1
の場合と同様、ベクトル調整器37は、初期段階ではま
だ調整されていないため、出力端子32にパイロット信
号が出力されている。このため、合成器36のアイソレ
ーション端子(終端器39側の端子)に出力される信号
のうち、方向性結合器43により抽出された信号がミキ
サ52とローカル信号発生器53により低周波数に変換
され、ローパスフィルタ54により、その信号キャンセ
ルループ調整用のパイロット信号のみが抽出され、レベ
ル検出回路55によりその抽出されたパイロット信号の
電力レベルが検出され、さらに、制御回路45によりそ
の検出される電力レベルが最大になるようにベクトル調
整器37が電気的に制御される。
【0078】ミキサ52においてローカル信号発生器5
3で生成されたローカル信号と混合して周波数変換した
後、ローパスフィルタを通して検波することにより、実
施の形態2や実施の形態4と比べてパイロット信号をよ
り正確に検出することができ、信号合成ループをより最
適に制御することができる。
【0079】実施の形態7.図9は、本発明の実施の形
態7によるフィードフォワード増幅器の一構成例を示し
たブロック図である。図中の56は遅延回路である。分
配器33、フィードフォワード増幅回路34,35、合
成器36、ベクトル調整器37および遅延回路56によ
り信号合成ループが形成される。なお、その他の構成は
実施の形態1の場合と同様であるため、重複する説明は
省略する。
【0080】次に動作について説明する。基本的な動作
は実施の形態1と同様であるため省略する。この実施の
形態7と実施の形態1の相違点は、ベクトル調整器37
を設けた経路とは異なるもう一方の経路に遅延回路56
を設けていることである。この遅延回路56によって、
分配機33、合成器36間におけるフィードフォワード
増幅回路34,35を含む2つの経路の遅延を一致させ
ることにより、合成器36において広帯域に信号を合成
することができる。
【0081】
【発明の効果】本発明によるフィードフォワード増幅器
は、第1の方向性結合器が、入力信号および第1のパイ
ロット信号に対し、90度の位相差をもって互いに一方
の信号を他方の信号に混合して、2つのフィードフォワ
ード増幅回路に入力し、第2の方向性結合器が、これら
のフィードフォワード増幅回路の出力信号を90度の位
相差をもって混合し、第1のパイロット信号成分を逆相
で合成している。従って、回路規模の顕著な大型化を回
避しつつ、信号キャンセルループ調整用のパイロット信
号の出力を防止(あるいは抑制)することができるフィ
ードフォワード増幅器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるフィードフォワ
ード増幅器の一構成例を示したブロック図である。
【図2】 図1のフィードフォワード増幅回路34,3
5の詳細構成を示したブロック図である。
【図3】 図1の方向性結合器33,36についての説
明図である。
【図4】 本発明の実施の形態2によるフィードフォワ
ード増幅器の一構成例を示したブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態3によるフィードフォワ
ード増幅器の一構成例を示したブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態4によるフィードフォワ
ード増幅器の一構成例を示したブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態5によるフィードフォワ
ード増幅器の一構成例を示したブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態6によるフィードフォワ
ード増幅器の一構成例を示したブロック図である。
【図9】 本発明の実施の形態7によるフィードフォワ
ード増幅器の一構成例を示したブロック図である。
【図10】 従来のフィードフォワード増幅器の構成を
示したブロック図である。
【図11】 従来のフィードフォワード増幅器の他の構
成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子、2 出力端子、3 信号増幅経路、3a
ベクトル調整器、3b 主増幅器、3c 方向性結合
器、4 線形信号抽出経路、4a 遅延回路、4b 方
向性結合器、5 非線形信号抽出経路、6 歪増幅経
路、6a 方向性結合器、6b ベクトル調整器、6c
補助増幅器、6d 方向性結合器、7 信号出力経
路、7a 遅延回路、8〜13 方向性結合器、14
パイロット信号発生器(信号キャンセルループ調整
用)、15 パイロット信号発生器(歪キャンセルルー
プ調整用)、16,18 レベル検出回路、17,19
制御回路、20 バンドパスフィルタ、21 ベクト
ル調整器、22 方向性結合器、23 レベル検出回
路、24 制御回路、31 入力端子、32 出力端
子、33 方向性結合器(分配器)、34,35 フィ
ードフォワード増幅回路、36 方向性結合器(合成
器)、37 ベクトル調整器、38 パイロット信号発
生器(信号キャンセルループ調整用)、39 終端器、
40、43 方向性結合器、41,44 レベル検出回
路、42,45 制御回路、46,47 バンドパスフ
ィルタ、48,52 ミキサ、49、53 ローカル信
号発生器、50,54 ローパスフィルタ、55 レベ
ル検出回路、56 遅延回路、60,61 入力端子
(方向性結合器)、62,63 出力端子(方向性結合
器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 晴康 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J069 AA01 AA41 CA21 FA15 KA00 KA15 KA32 KA42 KA44 KC06 KC07 MA11 MA14 SA13 TA01 5J090 AA01 AA41 CA21 FA15 GN02 GN07 KA00 KA15 KA32 KA42 KA44 MA11 MA14 SA13 TA01 5J500 AA01 AA41 AC21 AF15 AK00 AK15 AK32 AK42 AK44 AM11 AM14 AS13 AT01 CK06 CK07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号キャンセルループおよび歪みキャン
    セルループを有する第1および第2のフィードフォワー
    ド増幅回路と、 信号キャンセルループ調整用の第1のパイロット信号を
    供給する第1のパイロット信号発生器と、 入力信号および第1のパイロット信号が入力され、90
    度の位相差をもって互いに一方の信号を他方の信号に混
    合し、第1および第2のフィードフォワード増幅回路の
    入力信号を生成する第1の方向性結合器と、 第1および第2のフィードフォワード増幅回路の出力信
    号を90度の位相差をもって混合し、第1のパイロット
    信号成分を逆相で合成する第2の方向性結合器とを備え
    たことを特徴とするフィードフォワード増幅器。
  2. 【請求項2】 第2の方向性結合器の出力信号に含まれ
    る第1のパイロット信号成分を検出する信号検出回路
    と、 この検出信号に基づいて、第2の方向性結合器で混合さ
    れる信号を調整する第1のベクトル調整器とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフィードフォワード増
    幅器。
  3. 【請求項3】 上記信号検出回路が、第1のパイロット
    信号を通過させるバンドパスフィルタと、バンドパスフ
    ィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検出回
    路とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のフィー
    ドフォワード増幅器。
  4. 【請求項4】 上記信号検出回路が、ローカル信号を発
    生する信号発生器と、第1のパイロット信号成分が逆相
    で合成された第2の方向性結合器の出力信号にローカル
    信号を混合し、第1のパイロット信号成分の周波数変換
    を行うミキサーと、周波数変換された第1のパイロット
    信号成分を通過させるローパスフィルタと、ローパスフ
    ィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検出回
    路とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のフィー
    ドフォワード増幅器。
  5. 【請求項5】 第1および第2の方向性結合器間に形成
    される第1または第2のフィードフォワード増幅回路か
    らなる2つの信号経路のうち、一方の信号経路に第1の
    ベクトル調整器を設け、他方の信号経路に第1の遅延回
    路を設けたことを特徴とする請求項2に記載のフィード
    フォワード増幅器。
  6. 【請求項6】 第2の方向性結合器が、第1および第2
    のフィードフォワード増幅回路の出力信号について、9
    0度の位相差をもって互いに一方の信号を他方の信号に
    混合し、第1のパイロット信号成分を逆相で合成した信
    号および同相で合成した信号をそれぞれ生成することを
    特徴とする請求項1に記載のフィードフォワード増幅
    器。
  7. 【請求項7】 第1のパイロット信号成分が同相で合成
    された第2の方向性結合器の出力信号に含まれる第1の
    パイロット信号を検出する信号検出回路と、 この検出信号に基づいて、第2の方向性結合器で混合さ
    れる信号を調整する第3のベクトル調整器とを備えたこ
    とを特徴とする請求項6に記載のフィードフォワード増
    幅器。
  8. 【請求項8】 上記信号検出回路が、第1のパイロット
    信号を通過させるバンドパスフィルタと、バンドパスフ
    ィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検出回
    路とを備えたことを特徴とする請求項7に記載のフィー
    ドフォワード増幅器。
  9. 【請求項9】 上記信号検出回路が、ローカル信号を発
    生する信号発生器と、第1のパイロット信号成分が同相
    で合成された第2の方向性結合器の出力信号にローカル
    信号を混合し、第1のパイロット信号成分の周波数変換
    を行うミキサーと、周波数変換された第1のパイロット
    信号成分を通過させるローパスフィルタと、ローパスフ
    ィルタの出力信号の電力レベルを検出するレベル検出回
    路とを備えたことを特徴とする請求項7に記載のフィー
    ドフォワード増幅器。
  10. 【請求項10】 第1および第2の方向性結合器間に形
    成される第1および第2のフィードフォワード増幅回路
    からなる2つの信号経路のうち、一方の信号経路に第3
    のベクトル調整器を備え、他方の信号経路に第1の遅延
    回路を備えたことを特徴とする請求項7に記載のフィー
    ドフォワード増幅器。
  11. 【請求項11】 上記第1および第2のフィードフォワ
    ード増幅回路がそれぞれ、 主増幅器を有する信号増幅経路および第2の遅延回路を
    有する線形信号抽出経路からなり、主増幅器において生
    ずる非線形歪成分を抽出する信号キャンセルループと、 信号増幅経路の出力を遅延させる第3の遅延回路を有す
    る信号出力経路および信号キャンセルループにより抽出
    された非線形歪成分を増幅する補助増幅器を有する歪増
    幅経路からなり、主増幅器の増幅信号における非線形歪
    成分を抑制する歪みキャンセルループと、 信号増幅経路に歪キャンセルループ調整用のパイロット
    信号を注入する第2のパイロット信号発生回路と、 信号増幅経路に設けられ、信号キャンセルループにより
    抽出される非線形歪成分に基づいて調整される第2のベ
    クトル調整器と、 歪増幅経路に設けられ、歪みキャンセルループにより非
    線形成分が抑制された増幅信号に基づいて調整される第
    3のベクトル調整器とを備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のフィードフォワード増幅器。
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