JP3911452B2 - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体通信機器の基地局装置などに用いられるフィードフォワード増幅器関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、移動体通信機器の基地局の送信装置には、多数の信号チャンネルを一括して増幅するために、高効率かつ高線形性の電力増幅器が求められ、線形性の向上は、フィードフォワード方式による歪補償を行なうことにより実現されている。なお、フィードフォワード増幅器については、たとえば、John L.B.Walker,"High−Power GaAs FET Amplifiers",Artech House,1993,pp.332〜333などにも記されているので、詳細な説明を省略する。
【0003】
そして、近年では、携帯電話の変調方式にCDMA(Code Division Multiple Access)方式が採用され、基地局においても高速の電力制御やバースト送信などの出力電力の切り替えが必要となり、フィードフォワード歪補償についても高速の歪補償制御が必要になってきている。なお、CDMA方式については、たとえば、Tero Ojanpera et al,"Wideband CDMA For Third GenerationMobile Communications",Artech House,1998,pp.58〜62などにも記載されているので、詳細な説明を省略する。
【0004】
ここで、従来のフィードフォワード増幅器(たとえば、特開2000−196366記載のフィードフォワード非線形歪補償増幅器)のブロック図である図5を参照しながら、従来のフィードフォワード増幅器の構成について説明する。
【0005】
図5において、INは入力端子、Zoは終端抵抗、HYB1は第1のハイブリッド、ATT1は第1の可変減衰器、PS1は第1の可変位相器、A1は主増幅器、D1は第1の遅延素子、HYB2は第2のハイブリッド、D2は第2の遅延素子、ATT2は第2の可変減衰器、PS2は第2の可変位相器、A2は誤差増幅器、HYB3は第3のハイブリッド、DC3は第1のカップラ、DC2は第2のカップラ、DC4は第3のカップラ、DC9は第4のカップラ、D3は第3の遅延素子、D4は第4の遅延素子、BPF3はバンドパスフィルタ、OSC2は局所発振器、28は同相分配器、36は第1の同期検波器、38は第2の同期検波器、40はレベル一定回路(ALC(auto level control)回路)である。
【0006】
つぎに、従来のフィードフォワード増幅器の動作について説明する。
【0007】
除去ループ(L2)制御に関しては、局所発振器OSC2で生成したパイロット信号を同相分配器28で分配し、その分配された一方のパイロット信号を第1のカップラDC3から主増幅器A1に注入する。また、除去ループの抑圧された信号を、第3のカップラDC4から取り出し、バンドパスフィルタBPF3を介して、同相分配器28のもう一方の出力とともに第2の同期検波器38に加えて、振幅誤差や位相誤差を求める。そして、このようにして求められた誤差を、第2の可変減衰器ATT2の制御端子と第2の可変位相器PS2の制御端子とに加えて、制御を行う。
【0008】
検出ループ(L1)制御に関しては、第4のカップラDC9から結合出力として取り出した送信キャリアを第3の遅延素子D3とレベル一定回路40とを介して同期検波器36に加え、第2のカップラDC2から結合出力として取り出した検出ループの抑圧信号を第4の遅延素子D4を介して同期検波器36に加える。そして、これらから振幅誤差や位相誤差を出力し、出力された誤差を第1の可変減衰器ATT1の制御端子と第1の可変位相器PS1の制御端子とに加えて、制御を行う。
【0009】
このような構成では、キャリアレベルが下がった際には、基準とする送信キャリアのレベルを一定に保つことで検出ループ制御を安定化させる。このため、特にダイナミックレンジの広い方式で出力レベルが大きく変動する場合に対応するため、レベル一定回路40は必須であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなレベル一定回路では、歪補償の精度が温度変化などの影響を受けやすく、安定な歪補償が得られにくいことがある。
【0011】
また、バースト送信を行う場合には、レベル一定回路としてフィードバック回路を用いるために送信キャリアのレベルが一定になるまでに時間がかかり、制御の高速化に限界があった。
【0012】
本発明は、上記従来のこのような課題を考慮し、レベル一定回路を使用せずに高速な歪補償制御を行うことができるフィードフォワード増幅器提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、入力信号を2つの出力に分ける第1のカップラと、
前記第1のカップラの一方の出力に接続され、通過する信号の振幅と位相とを調整する第1のベクトル調整器と、
前記第1のベクトル調整器の出力に接続された主増幅器と、
前記第1のカップラの他方の出力に接続された第1の遅延素子と、
前記主増幅器の出力と前記第1の遅延素子の出力とに接続され、前記主増幅器の出力を第1の出力としてそのまま出力し、前記主増幅器の出力と前記第1の遅延素子の出力とを逆相で合成した成分を第2の出力として出力する第2のカップラと、
前記第2のカップラの第1の出力に接続された第2の遅延素子と、
前記第2のカップラの第2の出力に接続され、通過する信号の振幅と位相とを調整する第2のベクトル調整器と、
前記第2のベクトル調整器の出力に接続された誤差増幅器と、
前記第2の遅延素子の出力と前記誤差増幅器の出力とに接続され、前記第2の遅延素子と前記誤差増幅器の出力とを逆相で合成した成分を出力する第3のカップラと、
前記第1のベクトル調整器の出力と前記主増幅器の出力との間の少なくとも一箇所に挿入された第4のカップラと、
前記主増幅器の出力と前記第2のカップラとの間に挿入された第5のカップラと、
前記第2のカップラの第2の出力と前記第2のベクトル調整器の入力との間に挿入された第6のカップラと、
前記第3のカップラの出力に接続された第7のカップラと、
少なくとも1つの所定の局部発振器の出力を二つの出力に分岐して、一方の出力を前記第4のカップラの結合入力に接続し、他方の出力と前記第7のカップラの結合出力とを入力し、前記少なくとも1つの局部発振器の出力信号と前記第7のカップラの結合出力信号とを比較して、振幅の誤差と位相の誤差とを求めて前記第2のベクトル調整器の2つの制御端子に制御電圧を与える除去ループ制御回路と、
前記第5のカップラの結合出力に接続された同相電力分配回路と、
前記第6のカップラの結合出力に接続された90度電力分配回路と、
前記同相電力分配回路の一方の出力に接続された第1のログアンプと、
前記90度電力分配回路の一方の出力に接続された第2のログアンプと、
前記第1のログアンプの出力と前記第2のログアンプの出力とに接続された第1のミキサと、
前記第1のログアンプの出力と前記第2のログアンプの出力とに接続された引算回路と、
前記引算回路の出力に接続された反転回路と、
前記引算回路の出力と前記反転回路の出力とを入力され、そのどちらかを出力する切り替え回路と、
前記同相電力分配回路の他方の出力と前記90度電力分配回路の他方の出力とに接続された第2のミキサと、
前記第2のミキサの出力に接続された比較器とを備え、
前記除去ループ制御回路の2つの出力は、前記第2のベクトル調整器の2つの制御端子に接続され、
前記比較器の出力には、前記切り替え回路の切り替え制御端子が接続され、
前記第1のミキサの出力と前記切り替え回路の出力とは、直接あるいは少なくとも1つの所定のレベル変換手段を介して前記第1のベクトル調整器の2つの制御端子に接続され、
(1)前記第2のミキサの出力は、前記第5のカップラの結合出力信号と前記第6のカップラの結合出力信号との位相比較出力および前記比較器の出力結果に応じて、前記切り替え回路を用いて前記引算回路の出力の反転・非反転を切り替えて前記振幅の誤差とされ、(2)前記第1のミキサの出力は前記位相の誤差とされ、これら振幅の誤差および位相の誤差に基づいて、前記第1のベクトル調整器の2つの制御端子には制御電圧が与えられるフィードフォワード増幅器である。
【0014】
第2の本発明は、前記同相電力分配回路は、前記第1のログアンプの出力に接続され、
前記90度電力分配回路は、前記第2のログアンプの出力に接続される第1の本発明のフィードフォワード増幅器である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0030】
(実施の形態1)
はじめに、本発明の実施の形態1のフィードフォワード増幅器のブロック図である図1を参照しながら、本発明の実施の形態1のフィードフォワード増幅器の構成について説明する。
【0031】
図1において、INは入力端子、CPL1は第1のカップラ、VAP1は第1のベクトル調整器、AMP1は主増幅器、DLY1は第1の遅延素子、CPL2は第2のカップラ、DLY2は第2の遅延素子、VAP2は第2のベクトル調整器、AMP2は誤差増幅器、CPL3は第3のカップラ、CPL4は第4のカップラ、CPL5は第5のカップラ、CPL6は第6のカップラ、CPL7は第7のカップラ、SPL1は同相電力分配器(同相電力分配回路)、HYB1は90度電力分配器(90度電力分配回路)、LOG1は第1のログアンプ、LOG2は第2のログアンプ、MIX1は第1のミキサ、MIX2は第2のミキサ、DIF1は引き算回路、INV1は反転回路、SW1は切り替え回路、CMP1は比較回路、CNT1はSPL1からCMP1までから成る検出ループ制御回路、OSC1は局部発信器、CNT2は除去ループ制御回路、OUTは出力端子である。
【0032】
なお、CPL1は本発明の入力キャリア信号分配手段に対応し、VAP1は本発明の調整手段に対応し、AMP1は本発明の増幅手段に対応し、CPL2は本発明の歪み信号抽出手段に対応し、CPL3は本発明の出力信号生成手段に対応し、CNT1は本発明の制御手段に対応する。また、DLY1は、本発明の遅延手段に対応する。
【0033】
つぎに、本発明の実施の形態1のフィードフォワード増幅器の動作について説明する。なお、本実施の形態のフィードフォワード増幅器の動作について説明しながら、本発明のフィードフォワード増幅方法の一実施の形態についても説明する(以下の実施の形態についても、同様である)。
【0034】
除去ループ制御回路CNT2は、パイロット信号生成用局所発振器である局部発信器OSC1から出力されるパイロット信号を入力して分配し、また分配された残りのパイロット信号を主増幅器AMP1の入力に注入し、除去ループで抑圧されたパイロット信号を第7のカップラCPL7から取り出して入力する。
【0035】
そして、除去ループ制御回路CNT2は、この2つのパイロット信号の特性の差から誤差増幅器AMP2と第2の遅延素子DLY2との振幅誤差と位相誤差とを出力し、それらの誤差を第2のベクトル調整器VAP2にフィードバックして、除去ループの歪み抑圧特性を維持するように制御する。
【0036】
これに対して、検出ループ制御回路CNT1は、第5のカップラCPL5で取り出した送信キャリア(主増幅器AMP1によって増幅されたキャリア信号を主体としている)と、第6のカップラCPL6で取り出した検出ループで抑圧された送信キャリア(主増幅器AMP1による増幅を行った際に発生した歪み信号を主体としている)とを使用する。
【0037】
第5のカップラCPL5で取り出された送信キャリアは、同相電力分配器SPL1で同一の位相で分配される。第6のカップラCPL6から取り出された抑圧された送信キャリアは、90度電力分配器HYB1で90度の位相差で分配される。
【0038】
同相電力分配器SPL1の一方の出力を第1のログアンプLOG1で増幅し、90度電力分配器HYB1の一方の出力を第2のログアンプLOG2で増幅し、それぞれの出力を第1のミキサMIX1に入力して位相誤差出力を得ることができる。また、それぞれの出力を引算回路DIF1に入力することで振幅誤差出力の絶対値を得ることができる(その符号の検出については後述する)。
【0039】
ここで、このようなフィードフォワード歪補償動作について、本発明の実施の形態1のフィードフォワード歪補償動作を説明する説明図である図2を参照しながら、さらに詳細に説明する。
【0040】
図2において、VA1は検出ループの増幅器AMP1(図1参照)側を通ってきてCPL5(図1参照)から取り出される増幅ベクトルであり、VR1は検出ループの遅延素子DLY1(図1参照)側を通ってきてCPL2(図1参照)でVA1と合成される基準信号ベクトルであり、VE1は増幅ベクトルVA1と基準信号ベクトルVR1とのベクトル和としてCPL6(図1参照)から取り出される誤差ベクトルである。
【0041】
ここに、増幅ベクトルVA1が、基準信号ベクトルVR1と同じ大きさで180度の位相差をもつベクトルVA0(図2参照)と完全に一致しているのが、最も理想的である。なぜならば、このようなときには、誤差ベクトルVE1が完全にゼロとなるように抑圧されるからである。
【0042】
しかしながら、実際には、増幅ベクトルVA1の大きさが前述のベクトルVA0の大きさの1/kとなって振幅誤差ERA(スカラー、以下における1−kがこの量に相当する)が生じたり、増幅ベクトルVA1の位相がベクトルVA0の位相からΔθ遅れて位相誤差ERP(スカラー、以下におけるΔθがこの量に相当する)が生じたりして、完全な抑圧が行われず、抑圧ループの応答として誤差ベクトルVE1(≠0)が生成されてしまうことがある(後出の(数6)参照)。
【0043】
より具体的に述べると、誤差ベクトルVE1は、基準信号ベクトルVR1と増幅ベクトルVA1とを用いて、
【0044】
【数1】
VE1=VA1+VR1
と表されるが、基準信号ベクトルVR1は、増幅ベクトルVA1の法線ベクトルVA1′を用いると
【0045】
【数2】
VR1=(−k・cosΔθ)VA1+(k・sinΔθ)VA1′
と表されるから、(数1)は、
【0046】
【数3】
VE1=(1−k・cosΔθ)VA1+(k・sinΔθ)VA1′
のように変形できる。
【0047】
実際のループ制御時には、
【0048】
【数4】
1−k≒0、Δθ≒0
であって、
【0049】
【数5】
cosΔθ≒1、sinΔθ≒Δθ
となるゆえ、これらの近似式を用いると、(数3)は、
【0050】
【数6】
VE1=(1−k)VA1+(Δθ)VA1′
のように変形できるとしてよい。
【0051】
本実施の形態のフィードフォワード増幅器では、第1のログアンプLOG1(図1参照)の出力である増幅ベクトルVA1と第2のログアンプLOG2(図1参照)の出力である誤差ベクトルVE1とが、ミキサMIX1(図1参照)に入力されて、増幅ベクトルVA1の法線ベクトルVA1′と誤差ベクトルVE1とが同期ミキシングされる。そして、ミキサMIX1の出力は、(数6)の第2項の係数として現れるΔθ(要するに位相誤差ERPのことである)に比例した位相誤差電圧出力となる。
【0052】
また、引算回路DIF1(図1参照)の出力は、
【0053】
【数7】
log{(1−k)2+(Δθ)2
に比例した振幅誤差電圧となる。
【0054】
なお、(数6)の第1項の係数として現れる1−k(要するに振幅誤差ERAのことである)の正負が(数7)からは判断できないため、同相電力分配器SPL1(図1参照)のもう一方の出力と90度電力分配器HYB1(図1参照)のもう一方の出力とをミキサMIX2(図1参照)に入力することで、1−kに比例した(したがって1−kと同符号の)出力を得る。
【0055】
かくして、適当な比較器CMP1(図1参照)を通して切り替え回路SW1(図1参照)を切り替えることで、前述の1−kの正負を反転回路INV1(図1参照)を通して得るかどうかで、符号も正しく考慮された振幅誤差電圧出力を得ることができるようになる。
【0056】
よって、得られた位相誤差電圧出力および振幅誤差電圧出力から振幅誤差ERA(1−k)と位相誤差ERP(Δθ)とを検出し、誤差ベクトルVE1をゼロとする(つまり、1−k=Δθ=0とする)ような制御を行うことができるわけである。
【0057】
このようにして、本実施の形態では、ログアンプを使用してミキサの動作範囲を広げることで、検出ループ制御を、論理回路を介さず、温度特性などの不安定性を含んだレベル一定回路を用いずに高速に行うことが可能となる。
【0058】
なお、第1のベクトル調整器の入力電圧のダイナミックレンジに適合するように、位相誤差出力とベクトル調整器の位相制御電圧端子との間や、振幅誤差出力とベクトル調整器の振幅制御電圧端子との間に、レベル変換回路が入っても同じ効果を得られることは明らかである。
【0059】
また、本実施の形態ではログアンプの前に同相電力分配器SPL1と90度電力分配器HYB1とを配置しているが、同相電力分配器と90度電力分配器とをログアンプの出力側に配置しても同じ効果が得られることは明らかである。
【0060】
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2のフィードフォワード増幅器のブロック図である図3を参照しながら、本発明の実施の形態2のフィードフォワード増幅器の構成について説明する。
【0061】
本実施の形態2のフィードフォワード増幅器は、前述した本実施の形態1のフィードフォワード増幅器と同様の構成を有しており、図3において図1と重複する部分に関しては、符号を同じにして説明を省略する。なお、LOG3は第3のログアンプ、LOG4は第4のログアンプである。
【0062】
本実施の形態2のフィードフォワード増幅器は、前述した本実施の形態1のフィードフォワード増幅器よりも第3と第4のログアンプLOG3、LOG4の二つのログアンプを余分に必要とするが、SW1(図1参照)などのスイッチは不要であり、その制御はやや容易となる。
【0063】
つぎに、本発明の実施の形態2のフィードフォワード増幅器の動作について説明する。
【0064】
実施の形態1と同様に、検出ループ制御CNT1は、第5のカップラCPL5で取り出した送信キャリアと、第6のカップラCPL6で取り出した検出ループで抑圧された送信キャリアとを使用する。
【0065】
第5のカップラCPL5で取り出された送信キャリアは、同相電力分配器SPL1で同一の位相で分配される。第6のカップラCPL6から取り出され抑圧された送信キャリアは、90度電力分配器HYB1で90度の位相差で分配される。
【0066】
同相電力分配器SPL1の一方の出力を第1のログアンプLOG1で増幅し、90度電力分配器HYB1の一方の出力を第2のログアンプLOG2で増幅し、それぞれの出力を第1のミキサMIX1に入力して位相誤差出力を得ることができるのは、実施の形態1と同じである。
【0067】
また、同相電力分配器SPL1のもう一方の出力を第3のログアンプLOG3で増幅し、90度電力分配器HYB1のもう一方の出力を第4のログアンプLOG4で増幅し、それぞれの出力を第2のミキサに入力することで、(数6)の第1項の1−kに比例した出力を得ることができ、振幅誤差出力を得ることができる。
【0068】
このようにして、本実施の形態では、ログアンプを使用してミキサの動作範囲を広げることで、検出ループ制御を、論理回路を介さず、温度特性などの不安定性を含んだレベル一定回路を用いずに、高速に行うことが可能となる。
【0069】
なお、本実施の形態では、ログアンプの入力に同相電力分配器SPL1と90度電力分配器HYB1とを配置している。しかし、これに限らず、同相電力分配器SPL1と90度電力分配器HYB1とをログアンプの出力に配置して、第1と第3のログアンプを共用し、第2と第4のログアンプを共用すれば、同じ効果が得られるのみならず、ログアンプを都合二つ削減できるため装置小型化も可能となる。
【0070】
また、本実施の形態ではログアンプを使用しているが、位相情報を失わない範囲であれば、リミッタアンプを使用しても同じ効果が得られることは明白である。
【0071】
また、実施の形態1および実施の形態2においては、第5のカップラCPL5は、主増幅器AMP1の出力と第2のカップラCPL2の入力との間に配置されていた。しかし、第5のカップラは、取り出されるべき信号が基準となる送信キャリアを含んでいれば、どこに配置されていてもよい。例えば、第5のカップラCPL5が、(1)第1の遅延素子DLY1の出力と第2のカップラCPL2の入力との間、(2)第1の遅延素子DLY1の入力、(3)主増幅器AMP1が多段の場合には、それらの段間やその入力、(4)第2のカップラCPL2の出力と第2の遅延素子DLY2の入力との間、(5)第2の遅延素子DLY2が複数個の場合には、それらの間、(6)第2の遅延素子DLY2の出力と第3のカップラCPL3の入力との間、(7)第3のカップラCPL3の出力の後、(8)第7のカップラの結合出力などから送信キャリアを取り出すように配置されていても、明白に同様の効果を得ることができる。
【0072】
また、実施の形態1および実施の形態2においては、第6のカップラCPL6は、第2のカップラCPL2の出力と第2のベクトル調整器の入力との間に、その他の素子を介さず配置されていた。しかし、これに限らず、(1)第6のカップラCPL6の結合出力レベルを増やすために、第2のカップラCPL2の出力と第6のカップラCPL6の入力との間に増幅器を挿入したり、(2)第6のカップラから第2のカップラCPL2への反射電力を抑制し定在波が立たないようにするために、第2のカップラCPL2の出力と第6のカップラCPL6の入力との間に、減衰器を挿入したり、減衰器と増幅器とを両方挿入したりしてもよい。
【0073】
また、実施の形態1および実施の形態2で示した検出ループ制御回路CNT1に対して、検出ループ制御回路CNT1を構成している回路素子の少なくとも2つを同一の半導体基板内に集積してIC化を行えば、同じ効果が得られるのみならず、装置小型化も可能となる。
【0074】
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3のフィードフォワード増幅器のブロック図である図4を参照しながら、本発明の実施の形態3のフィードフォワード増幅器の構成について説明する。
【0075】
本実施の形態3のフィードフォワード増幅器は、前述した本実施の形態1〜2のフィードフォワード増幅器と同様の構成を有しており、図4において図1あるいは図3と重複する部分に関しては、符号を同じにして説明を省略する。なお、CPL8は第8のカップラ、DET1は電力検波回路、CMP2は第2の比較回路、REF1は第1の基準電圧発生回路、REF2は第2の基準電圧発生回路、SW2は第2の切り替え回路、SW3は第3の切り替え回路である。また、検出ループ制御回路CNT1は実施の形態1および実施の形態2で説明した回路である。
【0076】
つぎに、本発明の実施の形態3のフィードフォワード増幅器の動作について説明する。
【0077】
出力電力が低下した場合に、主増幅器AMP1で発生した歪みは非常に小さなものになる。
【0078】
そこで、第8のカップラCPL8で結合して取り出した送信キャリアの電力を電力検波回路DET1で検出するとともに、固定の位相制御電圧を第1の基準電圧発生回路REF1で発生させ、固定の振幅制御電圧を第2の基準電圧発生回路REF2で発生させる。そして、アダプティブなフィードフォワードの歪補償をかけなくても十分な低歪特性が得られる場合には、電力検波回路DET1で検出された検出電圧の大きさに応じ、第2の比較器CMP2を介して、第2、第3の切り替え回路SW2、SW3で、検出ループ制御回路CNT1で発生させたアダプティブな制御電圧を、固定の位相制御電圧や振幅制御電圧に切り替える。
【0079】
これにより、検出ループ制御を、論理回路を介さず、温度特性などの不安定性を含んだレベル一定回路を用いずに、高速に行うことが可能となるのみならず、低出力時には、検出ループ制御回路CNT1を固定電圧に切り替えて電源をオフにすることで、消費電力を低減することも可能となる。
【0080】
また、フィードフォワード増幅器の出力電力モニターとして電力検波回路DET1の出力電圧を再利用することも可能で、この場合でも同様の効果が損なわれることはない。
【0081】
以上においては、本実施の形態1〜3について詳細に説明した。
【0082】
要するに、本発明は、入力キャリア信号を二つの出力信号に分配するための入力キャリア信号分配手段(CPL1)と、分配された二つの出力信号の内の一方の出力信号を調整するための調整手段(VAP1)と、調整された一方の出力信号を増幅して増幅信号を生成するための増幅手段(AMP1)と、分配された二つの出力信号の内の他方の出力信号と生成された増幅信号とを利用して、歪み信号を抽出するための歪み信号抽出手段(CPL2)と、生成された増幅信号と抽出された歪み信号とを利用して、出力キャリア信号を生成するための出力信号生成手段(CPL3)と、他方の出力信号と生成された増幅信号とに基づいて調整手段を制御するためのログアンプを少なくとも一つ有する制御手段(CNT1)とを備えたフィードフォワード増幅器である。
【0083】
もちろん、他方の出力信号を遅延するための遅延手段(DLY1)が備えられ、調整手段の制御は、ログアンプを利用して、(1)遅延された他方の出力信号の位相と生成された増幅信号の位相との差の、逆位相からのずれとして位相誤差を検出し、(2)遅延された他方の出力信号の振幅と生成された増幅信号の振幅とのずれとして振幅誤差を検出することにより、検出された位相誤差および検出された振幅誤差がゼロになるように行われてもよい。
【0084】
したがって、本発明によれば、ログアンプで増幅したキャリア信号をミキシングし位相誤差電圧を求め、引き算器で振幅誤差電圧の絶対値を求めて、90度位相をずらせた信号をミキシングし振幅誤差の符号を判断して振幅誤差電圧の符号を適応して切り替えることにより、温度特性などで不安定なレベル一定回路を使用せずにかつ高速な歪補償制御を行うことができる。
【0085】
また、低出力電力時にはアダプティブな検出ループ制御を固定に切り替えて検出ループ制御回路の動作をとめることで消費電流を削減することも可能になる。
【0086】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、本発明は、レベル一定回路を使用せずに高速な歪補償制御を行うことができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のフィードフォワード増幅器のブロック図
【図2】本発明の実施の形態1のフィードフォワード歪補償動作を説明する説明図
【図3】本発明の実施の形態2のフィードフォワード増幅器のブロック図
【図4】本発明の実施の形態3のフィードフォワード増幅器のブロック図
【図5】従来のフィードフォワード増幅器のブロック図
【符号の説明】
IN 入力端子
CPL1 第1のカップラ
VAP1 第1のベクトル調整器
AMP1 主増幅器
DLY1 第1の遅延素子
CPL2 第2のカップラ
DLY2 第2の遅延素子
VAP2 第2のベクトル調整器
AMP2 誤差増幅器
CPL3 第3のカップラ
CPL4 第4のカップラ
CPL5 第5のカップラ
CPL6 第6のカップラ
CPL7 第7のカップラ
SPL1 同相電力分配器
HYB1 90度電力分配器
LOG1 第1のログアンプ
LOG2 第2のログアンプ
MIX1 第1のミキサ
MIX2 第2のミキサ
DIF1 引き算回路
INV1 反転回路
SW1 切り替え回路
CMP1 比較回路
CNT1 SPL1からCMP1までから成る検出ループ制御回路
OSC1 局部発信器
CNT2 除去ループ制御回路
OUT 出力端子

Claims (2)

  1. 入力信号を2つの出力に分ける第1のカップラと、
    前記第1のカップラの一方の出力に接続され、通過する信号の振幅と位相とを調整する第1のベクトル調整器と、
    前記第1のベクトル調整器の出力に接続された主増幅器と、
    前記第1のカップラの他方の出力に接続された第1の遅延素子と、
    前記主増幅器の出力と前記第1の遅延素子の出力とに接続され、前記主増幅器の出力を第1の出力としてそのまま出力し、前記主増幅器の出力と前記第1の遅延素子の出力とを逆相で合成した成分を第2の出力として出力する第2のカップラと、
    前記第2のカップラの第1の出力に接続された第2の遅延素子と、
    前記第2のカップラの第2の出力に接続され、通過する信号の振幅と位相とを調整する第2のベクトル調整器と、
    前記第2のベクトル調整器の出力に接続された誤差増幅器と、
    前記第2の遅延素子の出力と前記誤差増幅器の出力とに接続され、前記第2の遅延素子と前記誤差増幅器の出力とを逆相で合成した成分を出力する第3のカップラと、
    前記第1のベクトル調整器の出力と前記主増幅器の出力との間の少なくとも一箇所に挿入された第4のカップラと、
    前記主増幅器の出力と前記第2のカップラとの間に挿入された第5のカップラと、
    前記第2のカップラの第2の出力と前記第2のベクトル調整器の入力との間に挿入された第6のカップラと、
    前記第3のカップラの出力に接続された第7のカップラと、
    少なくとも1つの所定の局部発振器の出力を二つの出力に分岐して、一方の出力を前記第4のカップラの結合入力に接続し、他方の出力と前記第7のカップラの結合出力とを入力し、前記少なくとも1つの局部発振器の出力信号と前記第7のカップラの結合出力信号とを比較して、振幅の誤差と位相の誤差とを求めて前記第2のベクトル調整器の2つの制御端子に制御電圧を与える除去ループ制御回路と、
    前記第5のカップラの結合出力に接続された同相電力分配回路と、
    前記第6のカップラの結合出力に接続された90度電力分配回路と、
    前記同相電力分配回路の一方の出力に接続された第1のログアンプと、
    前記90度電力分配回路の一方の出力に接続された第2のログアンプと、
    前記第1のログアンプの出力と前記第2のログアンプの出力とに接続された第1のミキサと、
    前記第1のログアンプの出力と前記第2のログアンプの出力とに接続された引算回路と、
    前記引算回路の出力に接続された反転回路と、
    前記引算回路の出力と前記反転回路の出力とを入力され、そのどちらかを出力する切り替え回路と、
    前記同相電力分配回路の他方の出力と前記90度電力分配回路の他方の出力とに接続された第2のミキサと、
    前記第2のミキサの出力に接続された比較器とを備え、
    前記除去ループ制御回路の2つの出力は、前記第2のベクトル調整器の2つの制御端子に接続され、
    前記比較器の出力には、前記切り替え回路の切り替え制御端子が接続され、
    前記第1のミキサの出力と前記切り替え回路の出力とは、直接あるいは少なくとも1つの所定のレベル変換手段を介して前記第1のベクトル調整器の2つの制御端子に接続され、
    (1)前記第2のミキサの出力は、前記第5のカップラの結合出力信号と前記第6のカップラの結合出力信号との位相比較出力および前記比較器の出力結果に応じて、前記切り替え回路を用いて前記引算回路の出力の反転・非反転を切り替えて前記振幅の誤差とされ、(2)前記第1のミキサの出力は前記位相の誤差とされ、これら振幅の誤差および位相の誤差に基づいて、前記第1のベクトル調整器の2つの制御端子には制御電圧が与えられるフィードフォワード増幅器。
  2. 前記同相電力分配回路は、前記第1のログアンプの出力に接続され、
    前記90度電力分配回路は、前記第2のログアンプの出力に接続される請求項1記載のフィードフォワード増幅器
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