JP2003264279A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

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JP2003264279A
JP2003264279A JP2002066579A JP2002066579A JP2003264279A JP 2003264279 A JP2003264279 A JP 2003264279A JP 2002066579 A JP2002066579 A JP 2002066579A JP 2002066579 A JP2002066579 A JP 2002066579A JP 2003264279 A JP2003264279 A JP 2003264279A
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conductivity type
impurity introduction
introduction region
forming
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JP2002066579A
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Masatoshi Kimura
雅俊 木村
Yasuyuki Endo
康行 遠藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトマスクの必要枚数やトータルの製造工
程数が削減された半導体装置の製造方法及び構造を得
る。 【解決手段】 P+型不純物導入領域24は、ゲート構
造10,14の下方のチャネル形成領域に隣接する部分
を含んで、基板80の上面内に形成されている。フォト
レジスト103、ゲート構造10,14、及び素子分離
絶縁膜5b,5cを注入マスクに用いて、N型不純物1
04をイオン注入する。N型不純物104のドーズ量
は、P+型不純物導入領域24のP型を補償し得るドー
ズ量に設定されている。これにより、フォトレジスト1
03から露出している部分のP+型不純物導入領域24
が消失する。一方、フォトレジスト103によって覆わ
れている部分のP+型不純物導入領域24は、フォトダ
イオード51のP+型不純物導入領域6として残る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法及び構造に関し、特に、CMOSイメージセンサ
の製造方法及び構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来のCMOSイメージセン
サの1画素の構成を示す回路図である(参照:冨留宮正
之他,「高感度、低クロストークのCMOSイメージセ
ンサ画素技術」,ITE Technical Report,Vol.25,NO.2
8,pp.19〜24)。図11に示すように、CMOSイメー
ジセンサの1画素は、フォトダイオード51と、フォト
ダイオード51のカソード電位をリセットするためのリ
セットMOSトランジスタ52とを備えている。また、
CMOSイメージセンサの1画素は、リセットMOSト
ランジスタ52以外の他のトランジスタ53を備えてお
り、具体的には、フォトダイオード51のカソード電位
を増幅するためのソースフォロアMOSトランジスタ5
3aと、読み出し行を選択するための選択MOSトラン
ジスタ53bとを備えている。
【0003】フォトダイオード51のカソードは、リセ
ットMOSトランジスタ52のソース及びソースフォロ
アMOSトランジスタ53aのゲートにそれぞれ接続さ
れている。リセットMOSトランジスタ52はデプレッ
ション型のMOSトランジスタであり、そのゲートは画
素リセット線300に接続されている。また、リセット
MOSトランジスタ52のドレインは、所定の電源電位
VDDを与える電源に接続されている。ソースフォロア
MOSトランジスタ53aのドレイン及びソースは、上
記電源及び選択MOSトランジスタ53bのドレインに
それぞれ接続されている。選択MOSトランジスタ53
bのゲート及びソースは、画素選択線301及び画素出
力線302にそれぞれ接続されている。
【0004】以下、従来のCMOSイメージセンサの動
作について説明する。まず、リセットMOSトランジス
タ52をオンすることにより、フォトダイオード51の
カソード電位を電源電位VDDにリセットする。リセッ
ト完了後、リセットMOSトランジスタ52はオフされ
る。
【0005】次に、入射光がフォトダイオード51で光
電変換されることによってキャリアが発生し、発生した
キャリアの量に応じてフォトダイオード51のカソード
電位が変化する。次に、画素選択線301を介して選択
MOSトランジスタ53bのゲートに所定の電圧を印加
することにより、選択MOSトランジスタ53bをオン
する。これにより、変化後のフォトダイオード51のカ
ソード電位は、ソースフォロアMOSトランジスタ53
aによって増幅される。その結果、フォトダイオード5
1への入射光の光強度に応じた電位が、選択MOSトラ
ンジスタ53bを介して画素出力線302に出力され
る。
【0006】図12は、従来のCMOSイメージセンサ
の構造を示す断面図である。但し、層間絶縁膜や配線
(画素リセット線300、画素選択線301、画素出力
線302)等の記載は省略してある。また、ソースフォ
ロアMOSトランジスタ53a及び選択MOSトランジ
スタ53bを、トランジスタ53として代表して示して
いる。
【0007】図12に示すように従来のCMOSイメー
ジセンサは、基板80、素子分離絶縁膜5a〜5c、フ
ォトダイオード51、リセットMOSトランジスタ5
2、及びトランジスタ53を備えている。基板80は、
+型半導体基板1、P型エピタキシャル層2、ディー
プPウェル3、及びPウェル4を備えている。
【0008】フォトダイオード51は、P+型不純物導
入領域30及びN型不純物導入領域7を備えている。基
板80の上面には、ゲートのエッチング工程やフォトレ
ジストのアッシング工程等に起因するダメージ及び表面
準位が存在している。P+型不純物導入領域30とN型
不純物導入領域7とのPN接合部分には空乏層が生じる
が、この空乏層が上記ダメージや表面準位にまで伸びる
と、これらを原因としたリーク電流が大きくなって、セ
ンサ特性が大きく低下する。従って、P+型不純物導入
領域30とN型不純物導入領域7とのPN接合部分に生
じる空乏層が、基板80の上面にまで伸びることを防止
するために、P+型不純物導入領域30の不純物濃度は
比較的高く設定されている。
【0009】リセットMOSトランジスタ52は、LD
D型のソース・ドレイン領域を有するトランジスタであ
り、ゲート構造10、サイドウォール22、N-型不純
物導入領域20s,20d、及びN+型不純物導入領域
11s,11dを備えている。ゲート構造10は、ゲー
ト絶縁膜8及びゲート電極9を有している。トランジス
タ53は、LDD型のソース・ドレイン領域を有するト
ランジスタであり、ゲート構造14、サイドウォール2
3、N-型不純物導入領域21、及びN+型不純物導入領
域15を備えている。ゲート構造14は、ゲート絶縁膜
12及びゲート電極13を有している。
【0010】図13〜18は、従来のCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。図13
を参照して、まず、P+型半導体基板1の上面上にP型
エピタキシャル層2を形成する。次に、P型エピタキシ
ャル層2の上面に素子分離絶縁膜5a〜5cを形成す
る。次に、P型エピタキシャル層2の上面内にディープ
Pウェル3を形成する。次に、ディープPウェル3の上
面内にPウェル4を形成する。次に、Pウェル4の上面
上にゲート構造10,14を形成する。
【0011】図14を参照して、次に、所定の開口パタ
ーンを有するフォトレジスト100を形成する。次に、
フォトレジスト100を注入マスクに用いてN型不純物
101をイオン注入することにより、N型不純物導入領
域7を形成する。その後、フォトレジスト100を除去
する。
【0012】図15を参照して、次に、所定の開口パタ
ーンを有するフォトレジスト110を形成する。次に、
フォトレジスト110及び素子分離絶縁膜5aを注入マ
スクに用いてP型不純物111をイオン注入することに
より、P+型不純物導入領域30を形成する。その後、
フォトレジスト110を除去する。
【0013】図16を参照して、次に、所定の開口パタ
ーンを有するフォトレジスト103を形成する。次に、
フォトレジスト103、素子分離絶縁膜5b,5c、及
びゲート構造10,14を注入マスクに用いてN型不純
物105をイオン注入することにより、比較的低濃度の
-型不純物導入領域20s,20d,21を形成す
る。その後、フォトレジスト103を除去する。
【0014】図17を参照して、次に、ゲート構造1
0,14の側面にサイドウォール22,23を形成す
る。図18を参照して、次に、所定の開口パターンを有
するフォトレジスト106を形成する。次に、フォトレ
ジスト106、素子分離絶縁膜5b,5c、ゲート構造
10,14、及びサイドウォール22,23を注入マス
クに用いてN型不純物107をイオン注入することによ
り、比較的高濃度のN+型不純物導入領域11s,11
d,15を形成する。その後、フォトレジスト106を
除去することにより、図12に示した構造が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の半導体装置の製造方法によると、フォトダイ
オード51のP+型不純物導入領域30を形成するため
に、写真製版法によるフォトレジスト110の形成工
程、P型不純物111のイオン注入工程、及びフォトレ
ジスト110の除去工程という複数の工程が必要であ
り、製造工程数が増大するという問題がある。
【0016】本発明はかかる問題を解決するために成さ
れたものであり、フォトダイオードのP+型不純物導入
領域を形成するにあたって写真製版法を利用しないこと
により、フォトマスクの必要枚数やトータルの製造工程
数が削減された半導体装置の製造方法及び半導体装置を
得ることを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の半導体装置の製造方法は、(a)基板を準備す
る工程と、(b)基板の主面上に、ゲート構造を形成す
る工程と、(c)フォトダイオードの一方電極として機
能する第1導電型の第1の不純物導入領域を、主面内に
形成する工程と、(d)フォトダイオードの他方電極と
して機能する第2導電型の第2の不純物導入領域を、ゲ
ート構造の下方のチャネル形成領域に隣接する隣接部分
を含む、ゲート構造から露出している部分の主面内に形
成する工程と、(e)少なくとも隣接部分における第2
の不純物導入領域に対して、第1導電型の不純物を導入
することにより、第2導電型を補償する工程と、(f)
チャネル形成領域を挟んで対を成す第1導電型のソース
・ドレイン領域を、主面内に形成する工程とを備えるも
のである。
【0018】また、この発明のうち請求項2に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項1に記載の半導体装置の
製造方法であって、工程(f)は、(f−1)比較的低
濃度の第1導電型の第3の不純物導入領域を主面内に形
成する工程と、(f−2)工程(f−1)よりも後に実
行され、ゲート構造の側面にサイドウォールを形成する
工程と、(f−3)工程(f−2)よりも後に実行さ
れ、比較的高濃度の第1導電型の第4の不純物導入領域
を主面内に形成する工程とを有し、工程(e)は、(e
−1)工程(f−2)よりも前に実行され、主面に対し
て略垂直方向からのイオン注入によって、第1導電型の
不純物を主面内に導入する工程を有することを特徴とす
るものである。
【0019】また、この発明のうち請求項3に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項2に記載の半導体装置の
製造方法であって、工程(f−1)と工程(e−1)と
は、同一の工程として実行されることを特徴とするもの
である。
【0020】また、この発明のうち請求項4に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項2又は3に記載の半導体
装置の製造方法であって、工程(f−1)は、所定のマ
スク材を注入マスクに用いたイオン注入を有し、工程
(e−1)におけるイオン注入は、所定のマスク材を注
入マスクに用いて実行されることを特徴とするものであ
る。
【0021】また、この発明のうち請求項5に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項2に記載の半導体装置の
製造方法であって、工程(e)は、(e−2)工程(f
−2)よりも後に実行され、主面に対して斜方からのイ
オン注入によって、第1導電型の不純物をサイドウォー
ルの下方における主面内に導入する工程をさらに有する
ことを特徴とするものである。
【0022】また、この発明のうち請求項6に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項2に記載の半導体装置の
製造方法であって、工程(e)は、(e−2)工程(f
−2)よりも後に実行され、主面に対して略垂直方向か
らのイオン注入によって、第1導電型の不純物を、サイ
ドウォール及びゲート構造から露出している部分の主面
内に導入する工程と、(e−3)熱処理を行うことによ
って、工程(e−2)で注入した不純物をサイドウォー
ルの下方における主面内に拡散させる工程とをさらに有
することを特徴とするものである。
【0023】また、この発明のうち請求項7に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項1に記載の半導体装置の
製造方法であって、工程(f)は、(f−1)比較的低
濃度の第1導電型の第3の不純物導入領域を主面内に形
成する工程と、(f−2)工程(f−1)よりも後に実
行され、ゲート構造の側面にサイドウォールを形成する
工程と、(f−3)工程(f−2)よりも後に実行さ
れ、比較的高濃度の第1導電型の第4の不純物導入領域
を主面内に形成する工程とを有し、工程(e)は、(e
−1)工程(f−2)よりも後に実行され、主面に対し
て斜方からのイオン注入によって、第1導電型の不純物
をサイドウォールの下方における主面内に導入する工程
を有することを特徴とするものである。
【0024】また、この発明のうち請求項8に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項1に記載の半導体装置の
製造方法であって、工程(f)は、(f−1)比較的低
濃度の第1導電型の第3の不純物導入領域を主面内に形
成する工程と、(f−2)工程(f−1)よりも後に実
行され、ゲート構造の側面にサイドウォールを形成する
工程と、(f−3)工程(f−2)よりも後に実行さ
れ、比較的高濃度の第1導電型の第4の不純物導入領域
を主面内に形成する工程とを有し、工程(e)は、(e
−1)工程(f−2)よりも後に実行され、主面に対し
て略垂直方向からのイオン注入によって、第1導電型の
不純物を、サイドウォール及びゲート構造から露出して
いる部分の主面内に導入する工程と、(e−2)熱処理
を行うことによって、工程(e−1)で注入した不純物
をサイドウォールの下方における主面内に拡散させる工
程とを有することを特徴とするものである。
【0025】また、この発明のうち請求項9に記載の半
導体装置の製造方法は、請求項7又は8に記載の半導体
装置の製造方法であって、工程(f−3)は、所定のマ
スク材を注入マスクに用いたイオン注入工程を有し、工
程(e−1)におけるイオン注入は、所定のマスク材を
注入マスクに用いて実行されることを特徴とするもので
ある。
【0026】また、この発明のうち請求項10に記載の
半導体装置は、基板と、基板の主面内に形成されたフォ
トダイオードと、フォトダイオードの電位をリセットす
るためのトランジスタとを備え、フォトダイオードは、
主面内に形成され、フォトダイオードの一方電極として
機能する、第1導電型の第1の不純物導入領域と、第1
の不純物導入領域よりも深く主面内に形成され、フォト
ダイオードの他方電極として機能する、第2導電型の第
2の不純物導入領域とを有し、トランジスタは、主面上
に形成されたゲート構造と、ゲート構造の下方のチャネ
ル形成領域を挟んで対を成す、第2導電型のソース・ド
レイン領域とを有し、チャネル形成領域に隣接する部分
の主面内には、第1導電型の不純物と第2導電型の不純
物とが混在する補償領域が存在するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るCMO
Sイメージセンサの1画素の回路図は、図11に示した
回路図と同様である。即ち、本発明の実施の形態に係る
CMOSイメージセンサの1画素は、図11に示した接
続関係で相互に接続されたフォトダイオード51、リセ
ットMOSトランジスタ52、ソースフォロアMOSト
ランジスタ53a、及び選択MOSトランジスタ53b
を備えている。
【0028】図1は、本発明の実施の形態に係るCMO
Sイメージセンサの構造を示す断面図である。但し、図
12と同様に、層間絶縁膜や配線(図11に示した画素
リセット線300、画素選択線301、画素出力線30
2)等の記載は省略しており、また、ソースフォロアM
OSトランジスタ53a及び選択MOSトランジスタ5
3bを、トランジスタ53として代表して示している。
【0029】基板80は、P+型半導体基板1、P型エ
ピタキシャル層2、ディープPウェル3、及びPウェル
4を備えている。シリコンから成るP+型半導体基板1
の上面上には、P型エピタキシャル層2が形成されてい
る。P型エピタキシャル層2の上面内には、ディープP
ウェル3が形成されている。ディープPウェル3の上面
内には、Pウェル4が形成されている。Pウェル4の上
面には、LOCOS型の素子分離絶縁膜5a〜5cが形
成されている。素子分離絶縁膜5a〜5cの材質はシリ
コン酸化膜である。素子分離絶縁膜5aと素子分離絶縁
膜5bとによって規定される素子形成領域内には、フォ
トダイオード51及びリセットMOSトランジスタ52
が、互いに隣接して形成されている。素子分離絶縁膜5
bと素子分離絶縁膜5cとによって規定される素子形成
領域内には、トランジスタ53が形成されている。
【0030】フォトダイオード51は、基板80の上面
内に比較的深く形成されたN型不純物導入領域7と、基
板80の上面内に比較的浅く形成されたP+型不純物導
入領域6とを備えている。
【0031】リセットMOSトランジスタ52は、Pウ
ェル4の上面上に形成されたゲート構造10と、ゲート
構造10の側面に形成されたサイドウォール22と、ゲ
ート構造10の下方のチャネル形成領域を挟んで対を成
すソース領域及びドレイン領域とを備えている。リセッ
トMOSトランジスタ52は、LDD型のソース・ドレ
イン領域を有するトランジスタである。ソース領域は、
比較的低濃度のN-型不純物導入領域20sと、比較的
高濃度のN+型不純物導入領域11sとを有しており、
ドレイン領域は、比較的低濃度のN-型不純物導入領域
20dと、比較的高濃度のN+型不純物導入領域11d
とを有している。N+型不純物導入領域11sは、N型
不純物導入領域7に接触している。ゲート構造10は、
シリコン酸化膜等から成るゲート絶縁膜8と、ポリシリ
コン膜等から成るゲート電極9とがこの順に積層された
構造を有している。
【0032】トランジスタ53は、Pウェル4の上面上
に形成されたゲート構造14と、ゲート構造14の側面
に形成されたサイドウォール23と、ゲート構造14の
下方のチャネル形成領域を挟んで対を成すLDD型のソ
ース・ドレイン領域とを備えている。ソース・ドレイン
領域は、比較的低濃度のN-型不純物導入領域21と、
比較的高濃度のN+型不純物導入領域15とを有してい
る。ゲート構造14は、シリコン酸化膜等から成るゲー
ト絶縁膜12と、ポリシリコン膜等から成るゲート電極
13とがこの順に積層された構造を有している。
【0033】図2〜8は、本発明の実施の形態に係るC
MOSイメージセンサの製造方法を工程順に示す断面図
である。図2を参照して、まず、P+型半導体基板1の
上面上にP型エピタキシャル層2を形成する。次に、P
型エピタキシャル層2の上面に素子分離絶縁膜5a〜5
cを形成する。次に、P型エピタキシャル層2の上面内
にディープPウェル3を形成する。次に、ディープPウ
ェル3の上面内にPウェル4を形成する。次に、Pウェ
ル4の上面上にゲート構造10,14を形成する。
【0034】図3を参照して、次に、所定の開口パター
ンを有するフォトレジスト100を形成する。次に、フ
ォトレジスト100を注入マスクに用いて、リン等のN
型不純物101を、エネルギーが100〜500ke
V、ドーズ量が1×1012〜1×1014ions/cm2
注入条件でイオン注入する。これにより、基板80の上
面内にN型不純物導入領域7が形成される。その後、フ
ォトレジスト100を除去する。
【0035】図4を参照して、次に、ゲート構造10,
14及び素子分離絶縁膜5a〜5cを注入マスクに用い
て、ボロン等のP型不純物102を、エネルギーが5〜
40keV、ドーズ量が1×1012〜5×1014ions/
cm2の注入条件でイオン注入する。これにより、P+
不純物導入領域24が形成される。P+型不純物導入領
域24は、ゲート構造10,14の下方のチャネル形成
領域に隣接する部分を含んで、基板80の上面内に形成
されている。
【0036】図5を参照して、次に、所定の開口パター
ンを有するフォトレジスト103を形成する。次に、フ
ォトレジスト103、ゲート構造10,14、及び素子
分離絶縁膜5b,5cを注入マスクに用いて、基板80
の上面に対して略垂直方向からN型不純物104をイオ
ン注入する。N型不純物104のドーズ量は、P+型不
純物導入領域24のP型を補償し得るドーズ量に設定さ
れている。この例では、P型不純物102のドーズ量が
1×1012〜5×1014ions/cm2であったため、N
型不純物104のドーズ量も、これと同じく1×1012
〜5×1014ions/cm2とする。ここで、「P型を補
償する」とは、P型とは反対の導電型であるN型の不純
物を導入することによって、その部分のP型をキャンセ
ルすることを意味する。また、N型不純物104の注入
深さは、P+型不純物導入領域24の形成深さに設定さ
れている。これにより、フォトレジスト103から露出
している部分のP+型不純物導入領域24が消失する。
このP+型不純物導入領域24が消失した部分の基板8
0の上面内には、図4に示した工程で注入した不純物
(ボロン)と、図5に示した工程で注入した不純物(リ
ン)とが存在しており、互いに異なる導電型の不純物が
混在した領域(本明細書において「補償領域」と称す
る)が形成されている。補償領域は、ゲート構造10の
下方のチャネル形成領域に隣接して存在している。
【0037】一方、フォトレジスト103によって覆わ
れている部分のP+型不純物導入領域24は、フォトダ
イオード51のP+型不純物導入領域6として残る。な
お、N型不純物104は、少なくともチャネル形成領域
に隣接する部分におけるP+型不純物導入領域24内に
注入されれば足りる。
【0038】図6を参照して、次に、フォトレジスト1
03、素子分離絶縁膜5b,5c、及びゲート構造1
0,14を注入マスクに用いて、N型不純物105を、
1013〜1014ions/cm2オーダーのドーズ量でイオ
ン注入する。これにより、比較的低濃度のN-型不純物
導入領域20s,20d,21が形成される。その後、
フォトレジスト103を除去する。
【0039】図7を参照して、次に、100〜300n
m程度の膜厚のTEOS酸化膜をCVD法によって全面
に堆積した後、そのTEOS酸化膜を異方性ドライエッ
チング法によって全面エッチバックすることにより、ゲ
ート構造10,14の側面にサイドウォール22,23
を形成する。
【0040】図8を参照して、次に、所定の開口パター
ンを有するフォトレジスト106を形成する。次に、フ
ォトレジスト106、素子分離絶縁膜5b,5c、ゲー
ト構造10,14、及びサイドウォール22,23を注
入マスクに用いて、N型不純物107を、1015ions/
cm2オーダーのドーズ量でイオン注入する。これによ
り、比較的高濃度のN+型不純物導入領域11s,11
d,15が形成される。その後、フォトレジスト106
を除去することにより、図1に示した構造が得られる。
【0041】図9は、本発明の実施の形態に係るCMO
Sイメージセンサの製造方法の、第1の変形例の一工程
を示す断面図である。図9に示す工程は、図5に示した
N型不純物104のイオン注入工程に代えて実行され
る。あるいは、図5に示したN型不純物104のイオン
注入工程だけではP型の補償効果が十分でない場合は、
図5に示した工程に追加して実行される。
【0042】図8に示した工程でフォトレジスト106
を形成した後、図9を参照して、基板80を回転させな
がら、基板80の上面に対して斜方から、N型不純物1
08をイオン注入する。これにより、基板80の上面内
にN型不純物108が導入される。このとき、N型不純
物108はサイドウォール22の下方における基板80
の上面内にも導入され、その結果、N型不純物108に
よってP+型不純物導入領域24のP型が補償される。
なお、N型不純物108のドーズ量は、P+型不純物導
入領域24のP型を補償し得るドーズ量(1013〜10
14ions/cm2オーダー)に設定されている。また、基
板80の深さ方向に関するN型不純物108の注入深さ
は、P+型不純物導入領域24の形成深さに設定されて
いる。
【0043】図10は、本発明の実施の形態に係るCM
OSイメージセンサの製造方法の、第2の変形例の一工
程を示す断面図である。図10に示す工程は、図9に示
した工程と同様、図5に示した工程に代えて、あるいは
図5に示した工程に追加して実行される。図8に示した
工程でフォトレジスト106を形成した後、図10を参
照して、基板80の上面に対して略垂直方向からN型不
純物109をイオン注入する。N型不純物109のドー
ズ量は、P+型不純物導入領域24のP型を補償し得る
ドーズ量に設定されている。また、N型不純物109の
注入深さは、その後の熱拡散を考慮して、P+型不純物
導入領域24の形成深さよりも若干浅めに設定されてい
る。
【0044】次に、イオン注入後の不純物を活性化する
通常アニールよりも過剰な熱処理を行う。これにより、
基板80内に導入されているN型不純物109が過剰に
熱拡散される。このとき、N型不純物109はサイドウ
ォール22の下方における基板80の上面内にも熱拡散
され、その結果、N型不純物109によってP+型不純
物導入領域24のP型が補償される。
【0045】本発明の実施の形態に係るCMOSイメー
ジセンサの第3の変形例として、図5に示したN型不純
物104のイオン注入工程を行わなくてもよい。この場
合、図6に示したN型不純物105のイオン注入工程に
よって、P+型不純物導入領域24のP型が補償される
ことになる。従って、第3の変形例によって製造された
CMOSイメージセンサによると、サイドウォール22
直下の基板80の上面内においてN型の不純物濃度が低
くなって空乏化する。その結果、ゲートとソース・ドレ
インとのオーバーラップ容量(ゲートオーバーラップ容
量)を低減することが可能となる。
【0046】このように本発明の実施の形態及びその変
形例に係る半導体装置の製造方法によれば、N-型不純
物導入領域20s,20d,21を形成するためのフォ
トレジスト103を用いて、P+型不純物導入領域24
のP型を補償するためのN型不純物104がイオン注入
される(図5)。あるいは、N+型不純物導入領域11
s,11d,15を形成するためのフォトレジスト10
6を用いて、P+型不純物導入領域24のP型を補償す
るためのN型不純物108又はN型不純物109がイオ
ン注入される(図9,10)。従って、フォトダイオー
ド51のP+型不純物導入領域6を形成するためだけの
写真製版及びアッシング工程(図15に示したフォトレ
ジスト110の形成及び除去工程)が不要となるため、
フォトマスクの必要枚数やトータルの製造工程数を削減
することが可能となる。
【0047】なお、以上の説明においてN型とP型を全
て入れ替えた場合であっても、上記と同様の効果が得ら
れることはいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、フォトダイオードの第2の不純物導入領域を形成
するためだけの写真製版及びアッシング工程が不要とな
るため、フォトマスクの必要枚数やトータルの製造工程
数を削減することが可能となる。
【0049】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、工程(f−2)におけるサイドウォール形成
工程よりも前に、工程(e−1)におけるイオン注入工
程を実行することにより、チャネル形成領域の隣接部分
における第2の不純物導入領域に対して、第1導電型の
不純物を適切に導入することができる。
【0050】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、工程(f−1)と工程(e−1)とが別工程
として実行される場合と比較すると、製造工程数を削減
することができる。
【0051】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、工程(f−1)と工程(e−1)とで別のマ
スク材が使用される場合と比較すると、フォトマスクの
必要枚数やトータルの製造工程数を削減することが可能
となる。
【0052】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、工程(e−1)だけでは第2導電型の補償効
果が十分でない場合であっても、工程(e−2)をさら
に実行することにより、第2の不純物導入領域の第2導
電型を確実に補償することができる。
【0053】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、工程(e−1)だけでは第2導電型の補償効
果が十分でない場合であっても、工程(e−2)及び
(e−3)をさらに実行することにより、第2の不純物
導入領域の第2導電型を確実に補償することができる。
【0054】また、この発明のうち請求項7に係るもの
によれば、工程(f−2)におけるサイドウォール形成
工程よりも後であっても、工程(e−2)における斜方
からのイオン注入工程を実行することにより、チャネル
形成領域の隣接部分における第2の不純物導入領域に対
して、第1導電型の不純物を適切に導入することができ
る。
【0055】また、この発明のうち請求項8に係るもの
によれば、工程(f−2)におけるサイドウォール形成
工程よりも後であっても、工程(e−1)における略垂
直方向からのイオン注入工程、及び工程(e−2)にお
ける熱処理工程を実行することにより、チャネル形成領
域の隣接部分における第2の不純物導入領域に対して、
第1導電型の不純物を適切に導入することができる。
【0056】また、この発明のうち請求項9に係るもの
によれば、工程(f−3)と工程(e−1)とで別のマ
スク材が使用される場合と比較すると、フォトマスクの
必要枚数やトータルの製造工程数を削減することが可能
となる。
【0057】また、この発明のうち請求項10に係るも
のによれば、チャネル形成領域に隣接して補償領域が形
成されており、その部分が空乏化するため、ゲートオー
バーラップ容量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの構造を示す断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメージ
センサの製造方法の、第1の変形例の一工程を示す断面
図である。
【図10】 本発明の実施の形態に係るCMOSイメー
ジセンサの製造方法の、第2の変形例の一工程を示す断
面図である。
【図11】 従来のCMOSイメージセンサの1画素の
構成を示す回路図である。
【図12】 従来のCMOSイメージセンサの構造を示
す断面図である。
【図13】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図14】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図15】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図16】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図17】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【図18】 従来のCMOSイメージセンサの製造方法
を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
6 P+型不純物導入領域、7 N型不純物導入領域、
10,14 ゲート構造、22,23 サイドウォー
ル、11s,11d,21 N+型不純物導入領域、2
0s,20d,21 N-型不純物導入領域、51 フ
ォトダイオード、52 リセットMOSトランジスタ、
53 トランジスタ、80 基板。
フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA14 CA04 DD09 DD12 EA01 EA03 EA06 EA07 EA15 FA06 FA28 FA33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)基板を準備する工程と、 (b)前記基板の主面上に、ゲート構造を形成する工程
    と、 (c)フォトダイオードの一方電極として機能する第1
    導電型の第1の不純物導入領域を、前記主面内に形成す
    る工程と、 (d)前記フォトダイオードの他方電極として機能する
    第2導電型の第2の不純物導入領域を、前記ゲート構造
    の下方のチャネル形成領域に隣接する隣接部分を含む、
    前記ゲート構造から露出している部分の前記主面内に形
    成する工程と、 (e)少なくとも前記隣接部分における前記第2の不純
    物導入領域に対して、前記第1導電型の不純物を導入す
    ることにより、前記第2導電型を補償する工程と、 (f)前記チャネル形成領域を挟んで対を成す前記第1
    導電型のソース・ドレイン領域を、前記主面内に形成す
    る工程とを備える、半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(f)は、 (f−1)比較的低濃度の前記第1導電型の第3の不純
    物導入領域を前記主面内に形成する工程と、 (f−2)前記工程(f−1)よりも後に実行され、前
    記ゲート構造の側面にサイドウォールを形成する工程
    と、 (f−3)前記工程(f−2)よりも後に実行され、比
    較的高濃度の前記第1導電型の第4の不純物導入領域を
    前記主面内に形成する工程とを有し、 前記工程(e)は、 (e−1)前記工程(f−2)よりも前に実行され、前
    記主面に対して略垂直方向からのイオン注入によって、
    前記第1導電型の不純物を前記主面内に導入する工程を
    有する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記工程(f−1)と前記工程(e−
    1)とは、同一の工程として実行される、請求項2に記
    載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(f−1)は、所定のマスク材
    を注入マスクに用いたイオン注入を有し、 前記工程(e−1)における前記イオン注入は、前記所
    定のマスク材を注入マスクに用いて実行される、請求項
    2又は3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記工程(e)は、 (e−2)前記工程(f−2)よりも後に実行され、前
    記主面に対して斜方からのイオン注入によって、前記第
    1導電型の不純物を前記サイドウォールの下方における
    前記主面内に導入する工程をさらに有する、請求項2に
    記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(e)は、 (e−2)前記工程(f−2)よりも後に実行され、前
    記主面に対して略垂直方向からのイオン注入によって、
    前記第1導電型の不純物を、前記サイドウォール及び前
    記ゲート構造から露出している部分の前記主面内に導入
    する工程と、 (e−3)熱処理を行うことによって、前記工程(e−
    2)で注入した前記不純物を前記サイドウォールの下方
    における前記主面内に拡散させる工程とをさらに有す
    る、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(f)は、 (f−1)比較的低濃度の前記第1導電型の第3の不純
    物導入領域を前記主面内に形成する工程と、 (f−2)前記工程(f−1)よりも後に実行され、前
    記ゲート構造の側面にサイドウォールを形成する工程
    と、 (f−3)前記工程(f−2)よりも後に実行され、比
    較的高濃度の前記第1導電型の第4の不純物導入領域を
    前記主面内に形成する工程とを有し、 前記工程(e)は、 (e−1)前記工程(f−2)よりも後に実行され、前
    記主面に対して斜方からのイオン注入によって、前記第
    1導電型の不純物を前記サイドウォールの下方における
    前記主面内に導入する工程を有する、請求項1に記載の
    半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(f)は、 (f−1)比較的低濃度の前記第1導電型の第3の不純
    物導入領域を前記主面内に形成する工程と、 (f−2)前記工程(f−1)よりも後に実行され、前
    記ゲート構造の側面にサイドウォールを形成する工程
    と、 (f−3)前記工程(f−2)よりも後に実行され、比
    較的高濃度の前記第1導電型の第4の不純物導入領域を
    前記主面内に形成する工程とを有し、 前記工程(e)は、 (e−1)前記工程(f−2)よりも後に実行され、前
    記主面に対して略垂直方向からのイオン注入によって、
    前記第1導電型の不純物を、前記サイドウォール及び前
    記ゲート構造から露出している部分の前記主面内に導入
    する工程と、 (e−2)熱処理を行うことによって、前記工程(e−
    1)で注入した前記不純物を前記サイドウォールの下方
    における前記主面内に拡散させる工程とを有する、請求
    項1に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記工程(f−3)は、所定のマスク材
    を注入マスクに用いたイオン注入工程を有し、 前記工程(e−1)における前記イオン注入は、前記所
    定のマスク材を注入マスクに用いて実行される、請求項
    7又は8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 基板と、 前記基板の主面内に形成されたフォトダイオードと、 前記フォトダイオードの電位をリセットするためのトラ
    ンジスタとを備え、 前記フォトダイオードは、 前記主面内に形成され、前記フォトダイオードの一方電
    極として機能する、第1導電型の第1の不純物導入領域
    と、 前記第1の不純物導入領域よりも深く前記主面内に形成
    され、前記フォトダイオードの他方電極として機能す
    る、第2導電型の第2の不純物導入領域とを有し、 前記トランジスタは、 前記主面上に形成されたゲート構造と、 前記ゲート構造の下方のチャネル形成領域を挟んで対を
    成す、前記第2導電型のソース・ドレイン領域とを有
    し、 前記チャネル形成領域に隣接する部分の前記主面内に
    は、前記第1導電型の不純物と前記第2導電型の不純物
    とが混在する補償領域が存在する、半導体装置。
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