JP2003263739A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP2003263739A
JP2003263739A JP2002066312A JP2002066312A JP2003263739A JP 2003263739 A JP2003263739 A JP 2003263739A JP 2002066312 A JP2002066312 A JP 2002066312A JP 2002066312 A JP2002066312 A JP 2002066312A JP 2003263739 A JP2003263739 A JP 2003263739A
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laser light
light source
emission power
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JP2002066312A
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Akiyasu Watanabe
彰康 渡辺
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追記又は書き換えが可能な情報記録媒体に対
する情報記録を行う装置において、最適な記録パワーを
精度良く決定できるようにする。 【解決手段】 記録パワー校正(OPC)のための試し
書き動作時に、レーザ光源の発光パワーを決定するため
の複数系統の手段を1系統ずつ切り替えて利用すること
により、発光パワーの切り替えて点から即時に所要の発
光パワーでテストデータを記録できるようにする。発光
パワーの切り替え点から発光パワーが安定するまでの時
間遅延が排除されるため、高速で試し書きした場合に
も、各発光パワーで記録されたテストデータの評価精度
を上げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追記又は書き換え
が可能な情報記録媒体に対し情報記録を行う情報記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光によって情報の追記又は
書き換えが可能な各種の情報記録媒体が普及している。
例えば、色素材料の記録層を用いたCD−R,DVD+
Rなどの追記可能な媒体(色素系媒体)や、記録層の相
変化を利用するCD−RW,DVD+RWなどの書き換
え可能な媒体(相変化型媒体)がある。
【0003】例えば、相変化型媒体に情報を記録するに
は、レーザ光源をマルチパルス発光させ、図7の(c)
に示すようなマルチパルス波形のレーザ光によりマーク
を形成するのが一般的である。このマルチパルス波形の
マーク部は、相変化型媒体の記録層を融点以上に十分に
予備加熱するための先頭加熱パルスAと、それに続く複
数個の連続加熱パルスBと、それらの間の連続冷却パル
スCからなっている。先頭加熱パルスA、加熱パルスB
の発光パワー(ピークパワー)をPw、冷却パルスCの発
光パワー(バイアスパワー)をPb、リードパワーをPrと
すれば、それぞれの発光パワーは Pw > Pb ≒ Pr (1) に設定されている。また、マルチパルス波形のスペース
部はイレースパルスDからなり、その発光パワー(イレ
ースパワー)Peは Pw > Pe > Pb (2) に設定されている。
【0004】また、色素系媒体や相変化型媒体に情報を
記録する場合には、レーザの発光パワーの制御を正しく
行なうことが必要であるが、発光パワーの最適値は周辺
温度や媒体の種類、線速など多くの要因により変化す
る。したがって、これらの情報記録媒体に情報を記録す
るためのドライブ装置においては、一般に、ユーザデー
タの記録を開始する前に、OPC(Optimum Power Contr
ol)と呼ばれる試し書きによる発光パワーの最適化動作
が行われる。OPCは、情報記録媒体上のPCA(Power
Calibration Area)と呼ばれる領域に所定の情報を記録
し、それを再生することによって行われる。具体的に
は、チャネルクロック周期Tの3倍乃至14倍の長さの
マークとスペースからなる所定パターンのテストデータ
を、発光パワーを数種類変化させて記録し、このテスト
データを再生して各パワーにおけるRF信号(再生信
号)のDCモジュレーションや、AC結合後の(DC成
分をカットした後の)RF信号のアシンメトリなどを評
価基準として算出する。モジュレーションMは、RF信
号の最大振幅をIp-p、RF信号の最大値をImaxとし
て、 により算出される。AC結合後のアシンメトリβは、A
C結合後のRF信号の正側のピークレベルX1、負側の
ピークレベルX2を用い次のように表される。
【0005】 ここに、 X1+X2:AC結合後のRF信号の正、負のピークレベ
ルの差分 X1−X2:AC結合後のRF信号のピーク・ツー・ピー
ク値 である。このモジュレーションMやAC結合後アシンメ
トリβに基づいて、記録のための最適な発光パワーを求
める。
【0006】従来のドライブ装置においては、一般に、
レーザ光源の駆動電流値の制御にデジタル制御可能なD
/Aコンバータ(DAC)を用い、試し書きの際に、所
定のデータパターン長毎に、より具体的にはEMFデー
タ、8−16変調データのセクタ毎に、そのDACの出
力電流値を更新することによって、レーザ光源の発光パ
ワーを変化させている。そして、このDACの出力電流
値の更新制御は、コントローラよりシリアル・インター
フェースを通じて行われるのが一般的である。コントロ
ーラはセクタ同期信号を検出してシリアル・インターフ
ェースを通じてDACの設定更新を行うが、シリアル・
インターフェースのデータ転送時間及びDACの動作遅
延時間の分だけ、DACの出力電流値の変更つまり発光
パワーの変更はセクタ同期信号より遅れる。試し書きさ
れたテストデータを再生する場合には、セクタ同期信号
を検出して発光パワーの変化点を識別するが、試し書き
時の発光パワーの変化の遅延を考慮して、その遅延時間
を経過した後にRF信号の取得を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の構
成においては、試し書きを高速に行おうとすると、同期
信号の検出時点から発光パワーの変化点までの遅延時
間、特にシリアル・インターフェースによる更新データ
の転送時間が無視できなくなり、RF信号の取得のため
の十分な時間を確保できないという問題が生ずる。一般
に、取得されたRF信号はサンプリングされた後にA/
Dコンバータによりデジタル化されてモジュレーション
等の計算に用いられが、RF信号取得時間が短くなる
と、サンプリングの回数を十分に取れないため、モジュ
レーション等の計算結果に誤差が生じる恐れがあり、求
められた最適パワーの信頼性が低下する。
【0008】よって、本発明の目的は、追記又は書き換
え可能な情報記録媒体のための情報記録装置において、
上述のような試し書きに関連した問題点を解決すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴は、請求項1に記載のように、レーザ光
源を発光させ、発生したレーザ光を情報記録媒体に照射
して情報を記録するものであって、情報記録のための前
記レーザ光源の最適な発光パワーを求めるための試し書
き動作を有する情報記録装置において、前記レーザ光源
の発光パワーを決定するための手段を複数系統有し、か
つ、前記複数系統の手段を選択するための手段を有し、
前記試し書き動作時に、前記複数系統の手段を1系統ず
つ切り替えて利用することにより前記レーザ光源の発光
パワーを順次変化させて前記情報記録媒体の所定領域に
所定情報を記録する情報記録装置にある。
【0010】本発明のもう1つの特徴は、請求項2に記
載のように、請求項1記載の情報記録装置において、前
記発光パワーを決定するための手段が前記レーザ光源に
駆動電流を供給するための可変電流源であることにあ
る。
【0011】本発明のもう1つの特徴は、請求項3に記
載のように、レーザ光源をマルチパルス発光させ、発生
したレーザ光を情報記録媒体に照射して情報を記録する
ものであって、情報記録のための前記レーザ光源の最適
な発光パワーを求めるための試し書き動作を有する情報
記録装置において、前記レーザ光源の発光パワーのイレ
ースレベルを決定するための手段及び前記レーザ光源の
発光パワーのピークレベルを決定するための手段をそれ
ぞれ複数系統有し、かつ、前記複数系統の各手段を選択
するための手段を有し、前記試し書き動作時に、前記複
数系統の各手段を1系統ずつ切り替えて利用することに
より前記レーザ光源の発光パワーのイレースレベル及び
ピークレベルを順次変化させて前記情報記録媒体の所定
領域に所定情報を記録する情報記録装置にある。
【0012】本発明のもう1つの特徴は、請求項4に記
載のように、請求項3記載の情報記録装置において、前
記イレースレベルを決定するための手段及び前記ピーク
レベルを決定するための手段がそれぞれ前記レーザ光源
に駆動電流を供給するための可変電流源であることにあ
る。
【0013】本発明のもう1つの特徴は、請求項5記載
のように、請求項4記載の情報記録装置に、前記レーザ
光源の発光パワーのボトムレベルに対応する電流を供給
するための可変電流源を具備させ、該可変電流源の出力
電流、あるいは、該可変電流源の出力電流に前記イレー
スレベルを決定するための手段としての前記可変電流源
の出力電流又は前記ピークレベルを決定するための手段
としての前記可変電流源の出力電流を重畳した電流によ
り、前記レーザ光源を駆動することにある。
【0014】本発明のもう1つの特徴は、請求項6に記
載のように、請求項2、4又は5記載の情報記録装置に
おいて、前記各可変電流源が共通の制御手段によって制
御されるD/Aコンバータであることにある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。なお、以下におい
て、DVD-ROMフォーマットのコードデータを相変化型媒
体に記録し、データ変調方式としては8-16変調コードを
用いマークエッジ(PWM:Pulse Width Modulation)記録を
行うものとして説明するが、あくまで例示であり、これ
のみに限定されるものではない。
【0016】図1は、本発明の一実施例による情報記録
装置の全体構成図である。図1において、2はレーザ光
源としてのレーザダイオード(LD)である。このレー
ザダイオード2により発生したレーザ光はカップリング
レンズ3、ビームスプリッタ4、対物レンズ5からなる
光学系を通して情報記録媒体6に照射される。情報記録
媒体6で反射されたレーザ光は対物レンズ5、ビームス
プリッタ4及び集光レンズ8を経由して受光素子8に受
光される。一般に、以上の要素は光ピックアップとして
一体化される。図1には示されていないが、光ピックア
ップにはフォーカシング及びトラッキングのために対物
レンズの位置を微調整するためのアクチュエータも含ま
れる。また、光ピックアップを情報記録媒体6の半径方
向に移動させるためのシークモータや、情報記録媒体6
を高速回転させるためのスピンドルモータもあるが、図
1には示されていない。
【0017】1はレーザダイオード2に駆動電流を流す
LD駆動装置であり、11はその駆動電流を制御するた
めのLD電流制御装置である。9は受光素子8の出力信
号を増幅してRF信号(再生信号)105を出力するヘ
ッドアンプである。このヘッドアンプ9、LD駆動装置
1、さらにはLD電流制御装置11は光ピックアップに
組み込まれる場合もある。
【0018】10はシステム制御装置である。このシス
テム制御装置10にはヘッドアンプ9よりRF信号(再
生信号)105が入力する。システム制御装置10から
は、LD駆動装置1に対してパルス制御信号107及び
ライトゲート信号108が、LD電流制御装置11に対
してシリアル・インターフェース信号101及びLD駆
動電流切り替え信号106が与えられる。なお、システ
ム制御部10は、光ピックアップ内のアクチュエータ、
シークモータ及びスピンドルモータなどの制御も行う
が、これは図示されていない。また、システム制御装置
10は外部の上位装置とのインターフェースも有する
が、これも図示されていない。
【0019】LD電流制御装置11からLD駆動装置1
に対し、バイアス電流信号102、イレースレベル重畳
電流信号103及びピークレベル重畳電流信号104が
供給される。
【0020】リード時には、ライトゲート信号108が
ディセーブルされ、LD駆動装置1によってバイアス電
流信号102に相当する駆動電流がレーザダイオード2
に流され、レーザダイオード2の発光パワーは図7に示
すリードパワーPr となる。ライト時には、ライトゲー
ト信号108がイネーブルされ、LD駆動装置1によっ
て、パルス制御信号107に従い、バイアス電流信号1
02に相当する駆動電流、又は、バイアス電流信号10
2にイレースレベル重畳電流信号103を重畳した電流
に相当する駆動電流、又は、バイアス電流信号102に
ピークレベル重畳電流信号104を重畳した電流に相当
する駆動電流がレーザダイオード2に流されるため、レ
ーザダイオード2は図7(c)に示すようなボトムレベ
ルPb、イレースレベルPe、ピークレベルPeを持つマ
ルチパルス発光をすることになる。なお、バイアス電流
信号102、イレースレベル重畳電流信号103及びピ
ークレベル重畳電流信号104の各レベルは、シリアル
・インターフェース信号101を通じ、システム制御装
置10により制御される。
【0021】システム制御装置10の内部構成の一例を
図2に示す。図2において、ピーク/ボトム検出回路2
02は、RF信号105を取り込んで、そのピーク値及
びボトム値を検出し、それをピーク値/ボトム値信号2
12としてホストコントローラ201に送り、またホス
トコントローラ201からセクタ同期信号211を与え
られる。データデコーダ203は、RF信号105より
データをデコードするものであり、データエンコーダは
ホストコントローラ201より与えられるデータを8−
16変調コードにエンコードするものである。LD波形
制御回路203は、データエンコーダ204のエンコー
ド出力から図7の(c)に示す波形に対応したパルス制
御信号107を発生する手段である。ホストコントロー
ラ201は、装置内部の制御信号(101,106,1
07,108)の制御、セクタ同期信号の検出、書き込
みパワーの最適レベルの決定、上位装置で発行されたコ
マンドの実行のための制御などを担う手段である。な
お、RF信号105からトラッキングエラー、フォーカ
スエラーを検出し、光ピックアップ内の対応アクチュエ
ータを制御する手段がシステム制御装置10の内部に存
在するが図中省略されている。
【0022】図3に、LD電流制御装置11の内部構成
の一例を示す。ここに示す例は、レーザダイオード2の
駆動電流レベルを決定することにより、その発光パワー
を決定するための手段を2系統有する。本実施例ではレ
ーザダイオード2をマルチパルス発光させて情報記録を
行うため、発光パワーのイレースレベルとピークレベル
を決定するための手段を2系統有する。この手段とし
て、本実施例では、前記イレースレベル重畳電流信号1
03を発生するための2系統のDAC301,302
と、ピークレベル重畳電流信号104を発生するための
2系統のDAC303,304を備える。また、発光パ
ワーのボトムレベルもしくはリードレベルを決定するた
めの手段として、これら各系統に共通した、バイアス電
流信号102を発生するためのDAC305を有する。
これらDACの出力電流レベルは、ホストコントローラ
201からシリアル・インターフェース信号101によ
り転送される設定情報に従って、シリアルI/F制御装
置306により設定される。つまり、これらDACは共
通の制御手段により出力電流レベルが制御される可変電
流源として働く。
【0023】307及び308は、ホストコントローラ
201からのLD駆動電流切り替え信号106によって
制御されるスイッチである。DAC301,302の出
力電流311,312の一方がスイッチ307によって
選択され、それがイレースレベル重畳電流信号103と
して出力される。DAC303,304の出力電流31
3,314の一方が選択され、それがピークレベル重畳
電流信号104として出力される。DAC305の出力
電流315は常にバイアス電流信号102として出力さ
れる。
【0024】なお、リード時には、バイアス電流信号1
02は発光パワーのリードレベルPr に相当するレベル
に設定され、ライト時にはバイアス電流信号102は発
光パワーのボトムレベルPb に相当するレベルに設定さ
れる。
【0025】次に、OPC処理動作について説明する。
まず、試し書き時の動作を説明する。図4は、この時の
動作を示すタイミング図である。このタイミング図は、
発光パワーをレベル0からレベル9までの10段階に変
化させて試し書きを行う場合を表している。
【0026】ホストコントローラ201は、セクタ(D
VDフォーマット、8−16変調コードの場合は、38
688(=1488×26)チャネルクロック周期)が
切り替わる度に、セクタ同期信号212を発生する。ホ
ストコントローラ201は、セクタ同期信号211が発
生する度に、LD電流制御装置11内のDAC301又
は302及びDAC303又は304の出力電流レベル
の更新設定を行い、またLD駆動電流切り替え信号10
6をトグルさせる。
【0027】まず、ホストコントローラ201は、図4
には示されていないが、DAC315の出力電流レベ
ル、つまりバイアス電流信号102のレベルを発光パワ
ーのボトムレベルPb に相当するレベルに予め設定す
る。
【0028】そして、図4の最初のセクタ同期信号21
1が発生した時に、ホストコントローラ201は、DA
C301,303の出力電流レベルを、発光パワーレベ
ル0の場合のイレースレベル及びピークレベルに対応し
たレベルにそれぞれ設定する。
【0029】次の同期信号211が発生した時に、ホス
トコントローラ201は、ライトゲート信号108をイ
ネーブルするとともに、LD駆動電流切り替え信号10
6をLレベルにしてスイッチ307,308で一方の系
統のDAC301,303を選択させ、また、シリアル
・インターフェース信号101によりDAC302,3
04の出力電流レベルを発光パワーレベル1の場合のイ
レースレベル及びピークレベルに対応したレベルにそれ
ぞれ設定する。また、図4には示されていないが、ホス
トコントローラ201は、試し書き用のテストパターン
データをデータエンコーダ204に送り、そのデータに
対応したパルス制御信号107をLD波形制御回路20
3で発生させる。
【0030】次のセクタ同期信号211が発生した時
に、ホストコントローラ201は、LD駆動電流切り替
え信号106をHレベルに変化させてスイッチ307,
308により他方の系統のDAC302,304を選択
させ、また、シリアル・インターフェース信号101に
よりDAC301,303の出力電流レベルを発光パワ
ーレベル2の場合のイレースレベル及びピークレベルに
対応したレベルにそれぞれ設定する。この時もデータエ
ンコーダ204に試し書き用のテストパターンデータを
送り、対応したパルス制御信号107をLD波形制御回
路203より出力させる。
【0031】次のセクタ同期信号211が発生した時
に、ホストコントローラ201は、LD駆動電流切り替
え信号106をLレベルに変化させてスイッチ307,
308にDAC301,303を選択させ、また、シリ
アル・インターフェース信号101によりDAC30
2,304の出力レベルを発光パワーレベル3の場合の
レベルにそれぞれ設定する。この時もデータエンコーダ
204に試し書き用のテストパターンデータを送り、対
応したパルス制御信号107をLD波形制御回路203
より出力させる。以下、同様の動作が繰り返される。
【0032】図4に見られるように、シリアル・インタ
ーフェース信号101によるDACの設定更新情報の転
送にはある程度の時間がかかるため、セクタ同期信号2
11が発生してから、DACの出力レベルが更新される
までに一定の遅延時間が生じる。しかし、前述のように
一方の系統のDAC(301,303)の出力電流信号
がイレースレベル重畳電流信号103及びピークレベル
重畳電流信号104として出力されている期間に、他方
の系統のDAC(302,304)の出力電流レベルの
設定更新が行われるため、そのような遅延時間の影響を
受けることなく、セクタ同期信号211の発生直後から
所定の発光パワーで試し書きを行うことができる。
【0033】次に、試し書きしたテストパターンを再生
し最適な記録パワーを決定する。この時には、ホストコ
ントローラ201は、ライトゲート信号108をディセ
ーブルし、また、DAC305の出力レベルを発光パワ
ーのリードレベルPr に対応したレベルに設定する。ホ
ストコントローラ201は、データデコーダ203によ
りデコードされた情報から試し書きされた各セクタを検
出してセクタ同期信号211を発生し、ピーク/ボトム
検出回路202で各セクタにおけるRF信号105のピ
ーク値/ボトム値212を検出させる。ホストコントロ
ーラ201は、検出されたピーク値/ボトム値を用い
て、各セクタ毎にモジュレーションを算出する。そし
て、各セクタのモジュレーション値を評価することによ
り、最適な記録パワーを決定する。
【0034】高速の試し書きが行われた場合にも、前述
のように、試し書き動作においてセクタ同期信号211
が発生した直後から所定の発光パワーでテストパターン
が書き込まれているため、セクタ同期信号211の発生
直後からピーク・ボトム検出回路202でRF信号10
5を取り込んでピーク値/ボトム値を精度良く検出する
ことができる。したがって、試し書きを高速に行う場合
であっても、各々の発光パワーでのモジュレーションを
精度良く評価し、最適な記録パワーを確実に決定するこ
とができる。
【0035】本発明の他の実施例によれば、LD駆動装
置1とLD電流制御装置11は、図5に示すようにLD
駆動装置51に統合される。図6に、LD駆動装置51
の内部構成の一例を示す。図6において、609は図1
のLD駆動装置1に対応した部分であり、それ以外の部
分は図3のLD電流制御装置11に対応した部分である
ので、これ以上の説明は省略する。このようなLD駆動
装置51を例えば1つの集積回路として実現するなら
ば、コスト及び実装面積の削減に有利である。
【0036】なお、以上説明した実施例では、試し書き
時に発光パワーを決定するための2系統のDACを切り
替えて使用したが、3系統以上のDACを用意し、それ
を切り替えて使用することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、試し書き時に、発光パワーの切り替え点から直ちに
所要の発光パワーで書き込みを行うことができるように
なるため、試し書きを高速に行う場合であっても、各々
の発光パワーで試し書きされたデータを十分な精度で評
価し、最適な記録パワーを確実に決定することができる
ようになるという効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による情報記録装置の簡略化
された全体的構成図である。
【図2】図1中のシステム制御装置の内部構成の一例を
示すブロック図である。
【図3】図1中のLD電流制御装置の内部構成の一例を
示すブロック図である。
【図4】試し書き時の動作を示すタイミング図である。
【図5】本発明の他の実施例による情報記録装置の簡略
化された全体滴構成図である。
【図6】図5中のLD駆動装置の内部構成の一例を示す
ブロック図である。
【図7】相変化型媒体の情報記録方法を説明するための
波形図である。
【符号の説明】
1 LD駆動装置1 2 レーザダイオード 6 情報記録媒体 8 受光素子 9 ヘッドアンプ 10 システム制御装置 11 LD電流制御装置 51 LD駆動装置 201 ホストコントローラ 301 DAC 302 DAC 303 DAC 304 DAC 305 DAC 307 スイッチ 308 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 BB03 BB04 CC01 CC16 EE02 HH01 KK05 LL09 5D119 AA23 BB02 BB03 DA01 EC09 HA19 HA28 HA45 HA52 HA68 5D789 AA23 BB02 BB03 DA01 EC09 HA19 HA28 HA45 HA52 HA68

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源を発光させ、発生したレーザ
    光を情報記録媒体に照射して情報を記録するものであっ
    て、情報記録のための前記レーザ光源の最適な発光パワ
    ーを求めるための試し書き動作を有する情報記録装置に
    おいて、 前記レーザ光源の発光パワーを決定するための手段を複
    数系統有し、かつ、 前記複数系統の手段を選択するための手段を有し、 前記試し書き動作時に、前記複数系統の手段を1系統ず
    つ切り替えて利用することにより前記レーザ光源の発光
    パワーを順次変化させて前記情報記録媒体の所定領域に
    所定情報を記録することを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記録装置において、
    前記発光パワーを決定するための手段は前記レーザ光源
    に駆動電流を供給するための可変電流源であることを特
    徴とする情報記録装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光源をマルチパルス発光させ、発
    生したレーザ光を情報記録媒体に照射して情報を記録す
    るものであって、情報記録のための前記レーザ光源の最
    適な発光パワーを求めるための試し書き動作を有する情
    報記録装置において、 前記レーザ光源の発光パワーのイレースレベルを決定す
    るための手段及び前記レーザ光源の発光パワーのピーク
    レベルを決定するための手段をそれぞれ複数系統有し、
    かつ、 前記複数系統の各手段を選択するための手段を有し、 前記試し書き動作時に、前記複数系統の各手段を1系統
    ずつ切り替えて利用することにより前記レーザ光源の発
    光パワーのイレースレベル及びピークレベルを順次変化
    させて前記情報記録媒体の所定領域に所定情報を記録す
    ることを特徴とする情報記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の情報記録装置において、
    前記イレースレベルを決定するための手段及び前記ピー
    クレベルを決定するための手段はそれぞれ前記レーザ光
    源に駆動電流を供給するための可変電流源であることを
    特徴とする情報記録装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ光源の発光パワーのボトムレ
    ベルに対応する電流を供給するための可変電流源を有
    し、該可変電流源の出力電流、あるいは、該可変電流源
    の出力電流に前記イレースレベルを決定するための手段
    としての前記可変電流源の出力電流又は前記ピークレベ
    ルを決定するための手段としての前記可変電流源の出力
    電流を重畳した電流により、前記レーザ光源が駆動され
    ることを特徴とする請求項4記載の情報記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項2、4又は5記載の情報記録装置
    において、前記各可変電流源は共通の制御手段によって
    制御されるD/Aコンバータであることを特徴とする情
    報記録装置。
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