JP2003178452A - 情報記録装置 - Google Patents

情報記録装置

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JP2003178452A
JP2003178452A JP2002205582A JP2002205582A JP2003178452A JP 2003178452 A JP2003178452 A JP 2003178452A JP 2002205582 A JP2002205582 A JP 2002205582A JP 2002205582 A JP2002205582 A JP 2002205582A JP 2003178452 A JP2003178452 A JP 2003178452A
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儀央 佐々木
Hiroyuki Tanaka
博之 田中
Hiroyuki Uchino
裕行 内野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体に照射される光の強度を精度良
く制御でき、しかもコスト面でも優れた情報記録装置を
提供する。 【解決手段】 情報記録媒体に光を照射することで情報
を記録するレーザダイオードLDと、レーザダイオード
LDから照射される光の強度を検出するフロントモニタ
ダイオードFMDと、14Tマークの信号を記録する
間、ローパスフィルタ2を動作状態とするスイッチ7
と、フロントモニタダイオードFMDの出力信号を受け
るローパスフィルタ2と、ローパスフィルタ2の出力信
号をサンプリングするサンプル/ホールド部3と、を備
える。そして、サンプル/ホールド部3によりサンプリ
ングされたローパスフィルタ2の出力信号に基づいてレ
ーザダイオードLDから照射される光の強度を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に光
を照射して情報を記録する情報記録装置に関し、とくに
光の強度を適切に制御できる情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報の記録/消去が可能な情報記
録媒体(例えば、DVD−RW)にレーザ光を照射して
記録を行う際、レーザ光の強度を一定に保持するため、
2つの方法が採られている。その一つはレーザ光を照射
するレーザダイオードの温度変化を検出し、温度変化に
応じた電流を供給する方法である。もう一つはレーザ光
の強度を検出するフロントモニタを設け、フロントモニ
タからの検出信号をピークホールドして、そのピーク値
が一定になるように制御する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法で
はレーザダイオードの温度に応じて変化する発光効率と
して代表値を用い、その代表値に基づくオープン制御を
実行するため、レーザダイオードの特性のばらつきがそ
のまま光の強度制御のばらつきとして反映されてしま
い、光強度の精度が低下する。とくに高速記録時には光
強度が記録特性に大きな影響を及ぼすため、重大な問題
となる。
【0004】また、後者の方法ではピークホールド機能
を用いてフィードバック制御ができるため、精度面での
問題はない。しかし、ピークホールドのための回路規模
が大きくなり、コスト面で不利である。
【0005】本発明は、情報記録媒体に照射される光の
強度を精度良く制御でき、しかもコスト面でも優れた情
報記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録装置
は、情報記録媒体に光を照射することで情報を記録する
光照射手段と、光照射手段から照射される光の強度を検
出する検出手段と、検出手段の出力信号を受けるローパ
スフィルタと、所定の長さの信号を記録する間、ローパ
スフィルタを動作状態とするスイッチ手段と、ローパス
フィルタの出力信号をサンプリングするサンプリング手
段と、サンプリング手段によりサンプリングされたロー
パスフィルタの出力信号に基づいて光照射手段から照射
される光の強度を制御する制御手段と、を備えることを
特徴とする。
【0007】この情報記録装置によれば、所定の長さの
信号を記録する間、ローパスフィルタを動作状態とする
ことで、検出手段の出力信号を情報に応じた所定のタイ
ミングで抽出してローパスフィルタに与えることができ
るので、例えば、記録マークが連続する部分を抽出する
などして、光の強度を正確に反映する検出信号のみを取
り出すことが可能となり、光照射手段から照射される光
の強度を精度良く制御することができる。また、この情
報記録装置によればピークホールドのための回路等が不
要となるので、回路規模を抑制でき、装置のコストダウ
ンを図ることができる。
【0008】情報記録媒体は、光照射手段から照射され
る光によって記録済みの情報が消去される書換可能な記
録媒体であり、光照射手段は、情報記録媒体に記録済み
の情報を消去しつつ新たな情報を記録するものであって
もよい。
【0009】この場合には、記録済みの情報を消去する
場合および新たな情報を記録する場合におけるローパス
フィルタの出力信号が同等のレベルとなるおそれがある
が、この情報記録装置によれば、例えば、新たな情報を
記録するときのセンサの検出信号を選択的に抽出するこ
とにより、光照射手段から射出される光の強度をローパ
スフィルタの出力信号に確実に反映させることが可能と
なるため、光照射手段から照射される光の強度を精度良
く制御することができる。
【0010】情報記録媒体に記録済みの情報を消去する
際に照射される光は、情報記録媒体に新たな情報を記録
する際に照射される光よりも弱くてもよい。
【0011】情報記録媒体に対する情報の記録速度に応
じてローパスフィルタのフィルタ帯域を切り換える帯域
切換手段を備えてもよい。
【0012】この場合には、情報の記録速度に応じてロ
ーパスフィルタのフィルタ帯域を切り換えるので、記録
速度が変化しても常に適切なローパスフィルタの出力信
号を得ることができ、光照射手段から照射される光の強
度を精度良く制御することができる。
【0013】本発明の情報記録装置は、情報記録媒体に
光を照射することで情報を記録する光照射手段と、光照
射手段から照射される光の強度を検出する検出手段と、
検出手段の出力信号を受けるローパスフィルタと、ロー
パスフィルタの出力信号をサンプリングするサンプリン
グ手段と、サンプリング手段によりサンプリングされた
ローパスフィルタの出力信号に基づいて光照射手段から
照射される光の強度を制御する制御手段と、情報記録媒
体に対する情報の記録速度に応じてローパスフィルタの
フィルタ帯域を切り換える帯域切換手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0014】この情報記録装置によれば、情報記録媒体
に対する情報の記録速度に応じてローパスフィルタのフ
ィルタ帯域を切り換えるので、記録速度が変化しても常
に適切なローパスフィルタの出力信号を得ることがで
き、光照射手段から照射される光の強度を精度良く制御
することができる。また、この情報記録装置によればピ
ークホールドのための回路等が不要となるので、回路規
模を抑制でき、装置のコストダウンを図ることができ
る。
【0015】本発明の情報記録装置は、情報記録媒体に
光を照射することで情報を記録する光照射手段と、光照
射手段から照射される光の強度を検出する検出手段と、
検出手段の出力信号を受けるローパスフィルタと、ロー
パスフィルタの出力信号をサンプリングするサンプリン
グ手段と、サンプリング手段によりサンプリングされた
ローパスフィルタの出力信号に基づいて光照射手段から
照射される光の強度を制御する制御手段と、情報記録媒
体に対する情報の記録速度に応じてサンプリング手段の
サンプリングタイミングを切り換えるサンプリングタイ
ミング切換手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】この情報記録装置によれば、情報記録媒体
に対する情報の記録速度に応じてサンプリング手段のサ
ンプリングタイミングを切り換えるので、記録速度が変
化しても常に適切なローパスフィルタのサンプリング出
力信号を得ることができ、光照射手段から照射される光
の強度を精度良く制御することができる。また、この情
報記録装置によればピークホールドのための回路等が不
要となるので、回路規模を抑制でき、装置のコストダウ
ンを図ることができる。
【0017】情報記録媒体に対する情報の記録速度に応
じてローパスフィルタのフィルタ帯域を切り換える帯域
切換手段を備えてもよい。
【0018】この場合には、ローパスフィルタのフィル
タ帯域にあわせてサンプリング手段のサンプリングタイ
ミングを切り換えることにより、うねりの少ない部分で
ローパスフィルタの出力信号をサンプリングすることが
できる。
【0019】サンプリング手段によるサンプリングのタ
イミングはローパスフィルタの出力信号が所定のレベル
に収束する以前の時点に定められてもよい。
【0020】この場合には、ローパスフィルタの出力信
号に含まれるうねりが少ない部分でローパスフィルタの
出力信号をサンプリングできるので、サンプリングされ
るローパスフィルタの出力信号の精度を向上させること
ができ、光照射手段から照射される光の強度を精度良く
制御することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】−第1の実施形態− 以下、図1〜図4を参照して、本発明の情報記録装置の
第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形
態の情報記録装置における光照射制御部の構成を示すブ
ロック図、図2はレーザダイオード制御部の構成を示す
ブロック図、図3はレーザダイオードに供給される電流
の波形を示す図、図4は装置各部の波形を示すタイミン
グチャートである。
【0022】図1に示すように、第1の実施形態の情報
記録装置は、光ディスク(図示しない)にレーザ光を照
射するレーザダイオードLDと、レーザダイオードLD
の前方出射面から射出された光の強度を検出するフロン
トモニタダイオードFMDと、フロントモニタダイオー
ドFMDの検出信号を増幅するヘッドアンプ1と、ヘッ
ドアンプ1の出力信号を受ける1次パッシブ回路からな
るローパスフィルタ2と、ローパスフィルタ2の出力信
号をサンプル/ホールドするサンプル/ホールド部3
と、サンプル/ホールド部3から出力されるサンプリン
グ値に基づいて出力電圧が設定される電圧制御部5と、
電圧制御部5の出力電圧に基づいてレーザダイオードL
Dに供給する電流値を制御するレーザダイオード制御部
6とを備える。また、ローパスフィルタ2の出力には、
ローパスフィルタ2の動作/非動作を切り換える半導体
スイッチ7が接続され、サンプル/ホールド部3にはサ
ンプリングのタイミングを生成するタイミング生成部8
からの信号が入力される。なお、レーザダイオードLD
から射出されたレーザ光を光ディスクに照射するために
必要な光学系の詳細は特開2000−21001号公報
の記載を参照されたい。
【0023】図2(a)および図2(b)は、レーザダ
イオード制御部6をアナログ方式およびデジタル方式で
それぞれ構成した場合を示す。図2(a)の例では、レ
ーザダイオード制御部6は、書込信号に応じたスイッチ
ングを行うスイッチ部61aと、電圧制御部5の出力信
号の電圧に基づいてレーザダイオードLDに電流を供給
する電圧/電流変換部61bとを具備するレーザダイオ
ードドライバIC61を備える。書込信号はNRZI信
号に基づいて生成され、スイッチ部61aに与えられ
る。図2(a)の構成では、スイッチ部61aを介して
与えられる定電流源からの電流と、電圧/電流変換部6
1bから出力される電流とが加算されて、レーザダイオ
ードLDに供給される。
【0024】一方、図2(b)の例では、レーザダイオ
ード制御部6Aは、レーザダイオードドライバIC62
と、電圧制御部5の出力信号を受けるマイクロコンピュ
ータ63とを備える。ドライバIC62は書込信号に応
じたスイッチングを行うスイッチ部62aと、NRZI
信号に基づいて書込信号を生成する変調部62bと、マ
イクロコンピュータ63からのシリアル信号をアナログ
信号電圧に変換するD/A変換部62cと、D/A変換
部62cからのアナログ信号電圧に基づいてレーザダイ
オードLDに所定値の電流を供給する電圧/電流変換部
62dとを具備する。
【0025】ここで、マイクロコンピュータ63は、電
圧制御部5の出力信号をアナログ/デジタル変換し、ド
ライバIC62のD/A変換部62cに向けて出力す
る。D/A変換部62cの出力電圧値は電圧/電流変換
部62dにおいて電流値に変換される。図2(b)の構
成では、スイッチ部62aを介して与えられる定電流源
からの電流と、電圧/電流変換部62dから出力される
電流とが加算されて、レーザダイオードLDに供給され
る。
【0026】図3(a)は、図2(a)および図2
(b)における書込信号の波形を例示している。図3
(a)ではDVD−RWに対し、記録済みのデータを消
去しながら新たなデータを書き込む場合の書込信号を示
しており、記録マークを形成しない部位には消去レベル
ELのレーザ光を照射することにより、記録済みのデー
タを消去している。なお、図3(a)の例では、新たな
データの書込部分には、記録レベルWLの幅の広いトッ
プパルスP1と、トップパルスP1に続く、記録レベル
WLと再生レベルRLとの間で変化する幅の狭いパルス
列P2とが並んでいるが、パルス列P2のパルスの個数
(0〜11)を変えることにより、ディスクに形成され
る記録マークの長さ(3T〜14T)を制御している。
【0027】次に、第1の実施形態の情報記録装置の動
作について説明する。
【0028】レーザダイオードLDが発光し、その光が
ディスクに照射されると、照射光に応じた記録マークが
ディスク上に形成される。図4(a)に「FMD信号」
として示すように、レーザダイオードLDの発光強度は
フロントモニタダイオードFMDにより常時検出され
る。フロントモニタダイオードFMDの出力信号はヘッ
ドアンプ1によって増幅されてローパスフィルタ2に入
力されるが、ローパスフィルタ2の動作/非動作はスイ
ッチ7により切り換えられる。
【0029】図1に示すように、スイッチ7には、所定
の長さの信号(本実施形態によれば、14Tの長さの記
録マーク、すなわち同期信号)を記録するタイミングで
状態変化する14Tマークが入力される。よって、同期
信号を書き込む間、スイッチ7はオフ状態とされ、ロー
パスフィルタ2を動作状態に設定する。なお、所定の長
さの信号として同期信号を選択したのは、それが書込信
号中、最長の長さを持ち、ローパスフィルタ2の出力信
号が収束する点、また同期信号が所定間隔で必ず発生
し、後述するようにレーザダイオードLDの発光制御を
安定して行うことができるからである。そして、同期信
号を書き込む以外の時間、すなわち記録済みのデータを
消去する間、および14T以外の長さの記録マークを書
き込む間、スイッチ7は常にオン状態とされ、ローパス
フィルタ2の出力を再生レベルRLのレーザ光を照射し
たとき得られる信号レベル(−V1)に一致させ、ロー
パスフィルタ2を非動作の状態に設定する。
【0030】ローパスフィルタ2が動作する間、図4
(a)の「LPF後信号」として示すように、ローパス
フィルタ2の出力信号は−V1のレベルからマイナス方
向へ一定の値に向かって収束してゆく。なお、出力信号
がマイナス方向へ変化しているのは、ヘッドアンプ1が
反転回路により構成されていることによる。一方、14
Tマークの立ち上がりから所定時間経過後、図4(a)
において「S/H」として示されるタイミング信号がタ
イミング生成部8からサンプル/ホールド部3に出力さ
れ、この信号の”H”期間に合わせてローパスフィルタ
2の出力信号がサンプル/ホールド部3においてサンプ
リングされ、S/H信号の”L”期間、このサンプリン
グされた値がホールドされる。
【0031】次に、サンプル/ホールド部3においてサ
ンプリングされたサンプリング値に基づいて、電圧制御
部5が所定の電圧を発生させ、この電圧がレーザダイオ
ード制御部6に入力される。レーザダイオード制御部6
は、この電圧制御部5からの電圧に基づいて、レーザダ
イオードLDに供給する電流をフィードバック制御し、
これによりレーザダイオードLDの発光強度が一定とな
るように制御される。
【0032】このように、第1の実施形態では、14T
の長さの記録マークを書き込む間のみローパスフィルタ
2を動作させることにより、この間におけるフロントモ
ニタダイオードFMDの検出信号のみを抽出するので、
レーザダイオードLDから照射される光の強度を的確に
検出し、これを制御することが可能となる。
【0033】この点について、図4(b)および図4
(c)を用いてさらに説明する。図4(b)はローパス
フィルタ2を常に動作させたとした場合について、図4
(a)に示した各波形を同様の順序で示したものであ
る。図4(b)に示すように、ローパスフィルタ2を常
に動作させたままの状態とした場合には、消去レベルに
維持されたレーザダイオードLDの発光強度と、書込状
態にあるレーザダイオードLDの発光強度の間で、ロー
パスフィルタ2の出力信号に関して、大きな差異が無く
なる。すなわち、図4(b)におけるローパスフィルタ
2の出力信号の波形に示されるように、14Tの長さの
記録マークの書込時におけるローパスフィルタ2の出力
信号のレベルは、それ以前、あるいはそれ以降の信号レ
ベルと大差がない。このため、ローパスフィルタ2の出
力信号レベルに基づいて、レーザダイオードLDの発光
強度を検出し、これを制御することが困難になる。
【0034】なお、図4(c)に示すように、DVD−
RWではなく、DVD−Rに対する書込のように、消去
のためにレーザ光を照射する必要のない場合であれば、
14Tの長さの記録マークの書込タイミングにあわせて
ローパスフィルタ2の出力信号レベルが変化するため、
本実施形態と同様、レーザダイオードLDの発光強度を
ローパスフィルタ2の出力信号に基づいて検出すること
が可能となり、本実施形態の構成を適用しなくともレー
ザダイオードLDの発光強度の検出が可能となることが
分かる。なお、図4(c)においても、図4(a)に示
した各波形を同様の順序で示している。
【0035】以上のように、本実施形態では、14Tの
長さの記録マークを書き込むときのみ、ローパスフィル
タ2を動作させているので、レーザダイオードLDの発
光強度をローパスフィルタ2の出力信号に正しく反映さ
せることができる。このため、レーザダイオードLDの
発光強度を精度良く制御することができる。また、本実
施形態によれば、ピークホールドのための回路等が不要
となるので、回路規模を抑制でき、装置のコストダウン
を図ることができる。
【0036】なお、上述した第1の実施形態によれば、
同期信号を書き込む間、ローパスフィルタ2を動作状態
としたが、11Tの記録マーク等、書込信号中の他の長
さの信号を書き込む間、ローパスフィルタ2を動作状態
としてもよいことは勿論である。また、一つの長さの記
録マークを書き込む間だけに限定されるものではなく、
例えば11Tの記録マークと14Tの記録マークという
ように、異なる長さの記録マークを書き込む間、ローパ
スフィルタ2を動作状態としても良い。また、レーザダ
イオードLDの光強度を検出する検出手段として、フロ
ントモニタダイオードFMDを用いたが、特開平05−
21883号公報に記載されるようにレーザダイオード
LDの後方出射面から射出された光の強度を検出するバ
ックモニタダイオードBMDを用いることもできる。
【0037】−第2の実施形態− 次に、図5〜図7を参照して、本発明の情報記録装置の
第2の実施形態について説明する。第2の実施形態の情
報記録装置は、情報の追記のみが可能な情報記録媒体で
あるDVD−Rへのデータの書込に適用される装置であ
る。
【0038】図5は第2の実施形態の情報記録装置にお
ける光照射制御部の構成を示すブロック図、図6は装置
各部の波形を示すタイミングチャート、図7は別の動作
例を示すタイミングチャートである。なお、第1の実施
形態と同一の構成要素には同一符号を付してその説明を
省略する。
【0039】図5に示すように、第2の実施形態の情報
記録装置は、ローパスフィルタ2のフィルタ帯域を切り
換える帯域切換部9を備える。サンプル/ホールド部3
にはタイミング生成部8Aからの信号が入力される。
【0040】図5に示すように、帯域切換部9およびタ
イミング生成部8Aには、それぞれ情報の記録速度(記
録転送速度)が入力される。また、タイミング生成部8
Aには、14Tの長さの記録マークが書き込まれる期
間、14Tマークが入力される。
【0041】第2の実施形態の情報記録装置では、記録
速度(例えば、1倍および2倍)の切換が可能とされる
とともに、この記録速度の切り換えに対応してローパス
フィルタ2のフィルタ帯域を切り換えるようにしてい
る。また、ローパスフィルタ2のフィルタ帯域の切り換
えに合わせて、ローパスフィルタ2の出力信号が適切に
サンプリングできるようにサンプル/ホールド部3にお
けるサンプリングタイミングを切り換えるようにしてい
る。
【0042】このように、記録速度に応じてローパスフ
ィルタ2のフィルタ帯域とサンプル/ホールド部3にお
けるサンプリングタイミングを同時に切り換えることに
より、記録速度が異なっても、レーザダイオードLDの
発光強度を検出する動作を常に適切な状態に維持でき
る。このため、記録速度と無関係にレーザダイオードL
Dの発光強度を精度よく制御することができる。
【0043】ローパスフィルタ2のフィルタ帯域とサン
プル/ホールド部3におけるサンプリングタイミングと
を同時に切り換える代わりに、いずれか一方のみを切り
換えるようにしてもよい。
【0044】なお、ローパスフィルタ2を高倍速用のフ
ィルタ帯域に設定した場合にとくに顕著に現れるものと
して、ローパスフィルタ2の出力信号には元のレーザダ
イオードLDの出力信号に由来するうねりが含まれる。
このため、フィルタ帯域を切り換えるとともに、サンプ
リングタイミングをこのようなうねりが少なくなるタイ
ミングに設定することで、レーザダイオードLDの発光
強度をより精度よく検出し、制御することが可能とな
る。
【0045】図6(a)は記録速度1倍の場合に記録速
度1倍用のフィルタ帯域に設定したときの装置各部の波
形を示し、図6(b)は記録速度1倍の場合に記録速度
2倍用のフィルタ帯域に設定したときの装置各部の波形
を示している。
【0046】ここで、図6(b)に示すローパスフィル
タ2の出力波形には、図6(a)の場合よりもより大振
幅のうねりが存在し、図6(a)の場合と同様にサンプ
リングタイミングを設定すると、うねりの影響を受けて
レーザダイオードLDの発光強度が正確に検出できなく
なる。
【0047】このため、図7に示すように、サンプリン
グタイミングを図6(a)の場合よりも前にずらすこと
で、よりうねりの少ないタイミングでローパスフィルタ
2の出力信号をサンプリングすることが可能となり、し
たがってレーザダイオードLDの発光強度をより正確に
検出し、これを制御することが可能となる。なお、図7
では、図6(a)の場合におけるタイミング信号(S/
H)を点線で、タイミングを前にずらした後のタイミン
グ信号(S/H)を実線で、それぞれ示している。
【0048】また、図7に示すように、ローパスフィル
タ2の出力信号がある一定値に収束するようになる以前
においてはローパスフィルタ2の出力信号に含まれるう
ねりの振幅が小さい。このようにローパスフィルタ2の
うねりが少ない時点でローパスフィルタ2の出力信号を
サンプリングする点や記録速度に応じてローパスフィル
タのフィルタ帯域を切り換える点については、第2の実
施形態のみならず、第1の実施形態、その他の場合につ
いても同様に採用することができる。
【0049】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。例えば、第1の実施形態によれ
ば、情報記録媒体としてDVD−RWを用いたが、DV
D−RAMやCD−RW等、他の記録媒体であっても良
いことは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報記録
装置によれば、所定の長さの信号を記録する間、ローパ
スフィルタを動作状態にするようにしたので、光照射手
段から照射される光の強度を精度良く制御することがで
きる。また、この情報記録装置によればピークホールド
のための回路等が不要となるので、回路規模を抑制で
き、装置のコストダウンを図ることができる。また、本
発明の情報記録装置によれば、情報記録媒体に対する情
報の記録速度に応じてローパスフィルタのフィルタ帯域
を切り換えるので、記録速度が変化しても常に適切なロ
ーパスフィルタの出力信号を得ることができ、光照射手
段から照射される光の強度を精度良く制御することがで
きる。また、この情報記録装置によればピークホールド
のための回路等が不要となるので、回路規模を抑制で
き、装置のコストダウンを図ることができる。さらに、
本発明の情報記録装置によれば、情報記録媒体に対する
情報の記録速度に応じてサンプリング手段のサンプリン
グタイミングを切り換えるので、記録速度が変化しても
常に適切なローパスフィルタのサンプリング出力信号を
得ることができ、光照射手段から照射される光の強度を
精度良く制御することができる。また、この情報記録装
置によればピークホールドのための回路等が不要となる
ので、回路規模を抑制でき、装置のコストダウンを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の情報記録装置における光照射
制御部の構成を示すブロック図。
【図2】レーザダイオード制御部の構成を示すブロック
図。
【図3】レーザダイオードに供給される電流の波形を示
す図。
【図4】装置各部の波形を示すタイミングチャート。
【図5】第2の実施形態の情報記録装置における光照射
制御部の構成を示すブロック図。
【図6】装置各部の波形を示すタイミングチャート。
【図7】別の動作例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
LD レーザダイオード(光照射手段) FMD フロントモニタダイオード(検出手段) 2 ローパスフィルタ 3 サンプル/ホールド部(サンプリング手段) 5 電圧制御部(制御手段) 6 レーザダイオード制御部(制御手段) 7 スイッチ(スイッチ手段) 8 タイミング生成部(サンプリングタイミング切
換手段) 9 帯域切換部(帯域切換手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内野 裕行 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 (72)発明者 上田 整 埼玉県所沢市花園4丁目2610番地 パイオ ニア株式会社所沢工場内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB04 CC01 CC02 KK03 5D119 AA21 BA01 BB03 DA01 DA07 HA13 HA45 HA52 HA68 5D789 AA21 BA01 BB03 DA01 DA07 HA13 HA45 HA52 HA68

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体に光を照射することで情報
    を記録する光照射手段と、 前記光照射手段から照射される光の強度を検出する検出
    手段と、 前記検出手段の出力信号を受けるローパスフィルタと、 所定の長さの信号を記録する間、前記ローパスフィルタ
    を動作状態とするスイッチ手段と、 前記ローパスフィルタの出力信号をサンプリングするサ
    ンプリング手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記ロ
    ーパスフィルタの出力信号に基づいて前記光照射手段か
    ら照射される光の強度を制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記情報記録媒体は、前記光照射手段か
    ら照射される光によって記録済みの情報が消去される書
    換可能な記録媒体であり、 前記光照射手段は、前記情報記録媒体に記録済みの情報
    を消去しつつ新たな情報を記録するものであることを特
    徴とする請求項1に記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 前記情報記録媒体に記録済みの情報を消
    去する際に照射される光は、前記情報記録媒体に新たな
    情報を記録する際に照射される光よりも弱いことを特徴
    とする請求項2に記載の情報記録装置。
  4. 【請求項4】 前記情報記録媒体に対する情報の記録速
    度に応じて前記ローパスフィルタのフィルタ帯域を切り
    換える帯域切換手段を備えることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の情報記録装置。
  5. 【請求項5】 情報記録媒体に光を照射することで情報
    を記録する光照射手段と、 前記光照射手段から照射される光の強度を検出する検出
    手段と、 前記検出手段の出力信号を受けるローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力信号をサンプリングするサ
    ンプリング手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記ロ
    ーパスフィルタの出力信号に基づいて前記光照射手段か
    ら照射される光の強度を制御する制御手段と、 前記情報記録媒体に対する情報の記録速度に応じて前記
    ローパスフィルタのフィルタ帯域を切り換える帯域切換
    手段と、を備えることを特徴とする情報記録装置。
  6. 【請求項6】 情報記録媒体に光を照射することで情報
    を記録する光照射手段と、 前記光照射手段から照射される光の強度を検出する検出
    手段と、 前記検出手段の出力信号を受けるローパスフィルタと、 前記ローパスフィルタの出力信号をサンプリングするサ
    ンプリング手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記ロ
    ーパスフィルタの出力信号に基づいて前記光照射手段か
    ら照射される光の強度を制御する制御手段と、 前記情報記録媒体に対する情報の記録速度に応じて前記
    サンプリング手段のサンプリングタイミングを切り換え
    るサンプリングタイミング切換手段と、を備えることを
    特徴とする情報記録装置。
  7. 【請求項7】 前記情報記録媒体に対する情報の記録速
    度に応じて前記ローパスフィルタのフィルタ帯域を切り
    換える帯域切換手段を備えることを特徴とする請求項6
    に記載の情報記録装置。
  8. 【請求項8】 前記サンプリング手段によるサンプリン
    グのタイミングは前記ローパスフィルタの出力信号が所
    定のレベルに収束する以前の時点に定められることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報記録
    装置。
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