JP2003263052A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2003263052A
JP2003263052A JP2002063175A JP2002063175A JP2003263052A JP 2003263052 A JP2003263052 A JP 2003263052A JP 2002063175 A JP2002063175 A JP 2002063175A JP 2002063175 A JP2002063175 A JP 2002063175A JP 2003263052 A JP2003263052 A JP 2003263052A
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JP
Japan
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fixing roller
fixing
roller
fixing device
rib
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Application number
JP2002063175A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Hayashi
信弘 林
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立ち上がり時間の短縮、省エネを薄肉定着ロ
ーラで達成しながら、ローラの強度も保証する。 【解決手段】 薄肉芯金の内面にリブを形成して強度を
持たせるローラにおいて、リブを中央から端部にかけて
密度を増やす構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、プリンタ、
ファクシミリなどの電子写真式の画像形成装置に使用さ
れる定着装置に関し、特に、肉厚の薄いローラ芯金を備
えた薄肉定着ローラを用いた定着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】上記形式の定着装置は周知であり、プリ
ンタ、複写機、ファクシミリ等の主に普通紙を用いる画
像形成装置に付設されている。この種の定着装置は、定
着ローラに薄肉の芯金を使用しているため、定着ローラ
自体の熱容量を小さくでき、定着ローラの立上り時間の
短縮や省電力化が図られるものである。しかし、図5に
示す定着ローラ100と加圧ローラ101を有する一般
的な構成の定着装置において、定着ローラ100が薄肉
ローラであると、機械的強度が弱いため、図6に示すよ
うな撓みが生じたり、図7に示すような加圧ローラ10
1に圧接する部分が軸方向につぶれたりする恐れがあ
る。そして、定着ローラ100が撓めば加圧ローラ10
1との間で隙間が生じて定着不良を起こし、定着ローラ
100がつぶれれば、定着ローラ100の破損を引き起
こすという問題が発生した。
【0003】このような問題を解消するため、特開昭6
1−59381号公報には定着ローラ内に複数の断熱補
強リングが嵌合され、この補強リングに複数本のリング
支持棒を架け渡すようにして支持させている。また、実
開昭56−7949号公報には定着ローラの内周面に複
数の補強リブを設けることが開示されている。
【0004】上記したそれぞれの定着装置は、定着ロー
ラの強度が増すので、上記した撓みやつぶれが軽減する
ことができ、それに起因する定着不良や定着ローラの破
損を防止することができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た前者の定着装置では定着ローラ内に幾つもの部材を設
置することは薄肉ローラで熱容量を小さくした利点が大
幅に損なわれるとともに、リング支持棒がヒータからの
光を遮断して定着ローラの温度ムラの発生を引き起こす
恐れがあった。
【0006】また、後者の定着装置も定着ローラに所望
の強度得られる補強リブを設けると、薄肉ローラで熱容
量を小さくした利点が大幅に損なわれてしまうという問
題があった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題を解消し、
薄肉の芯金を有する定着ローラであっても所望の強度が
得られ、しかも薄肉の芯金を有する定着ローラの利点を
大幅に損なうことなく享受することができる定着装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、内部に熱源を備え、薄肉の芯金を有する定
着ローラと、該定着ローラの外周面に当接される加圧ロ
ーラとを有し、前記定着ローラ内に円筒形状を保持する
ための補強部材が設けられている定着装置において、前
記補強部材の密度が定着ローラ回転軸方向中央部から端
部にかけて高くなるように構成されていることを特徴と
している。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)以下、本発明の
実施例を添付図面に従って説明する。図1は、本発明に
係る定着装置の一実施例を示す側面図、図2はその定着
装置の定着ローラ縦断面図である。
【0010】図1及び図2において、定着装置は定着ロ
ーラ1とこれに圧接される加圧ローラ2とを有し、定着
ローラ1は表面にテフロン(商品名)等の耐熱離型性材
料からなる離型層11が形成された芯金パイプ10と、
該芯金パイプ10内に配置された熱源としての2本のヒ
ータ3,4とを備えている。芯金パイプ10の材質は、
本例の場合、熱伝導性、機械的強度及びコスト面でバラ
ンスの取れたアルミ、鉄で作られており、またその肉厚
は0.3〜0.8mm程度の薄いものが用いられている。
【0011】さらに、芯金パイプ10の外径は20〜4
0mm程度の大きさに設定されている。この定着ローラ1
は、熱容量が極めて小さいので、その立上り時間の短縮
や省電力化が図られるものである。
【0012】また、上記ヒータ3,4としては本例の場
合、熱応答性、耐久性に優れたハロゲンランプが用いら
れており、2本のヒータ3,4はそれぞれ両端が側板2
0,21に固定されたブラケット(図示せず)に保持さ
れている。この2本のヒータ3,4は、加熱する発熱部
の領域を異なるように設定した2本ヒータ方式を採用し
ており、本例では各種サイズの転写材がセンター基準で
搬送されるものであって、例えばヒータ3の発熱部が最
小サイズ紙の通紙部に対応して設けられ、ヒータ4の発
熱部がこれ以外の部分、すなわち最大サイズ紙の通紙部
に熱供給を行うように設けられている。この2本ヒータ
3,4は、最小サイズ紙を通紙するとき、発熱部が小サ
イズ紙に対応したヒータ3を点灯させ、大サイズ紙を通
紙するとき、ヒータ3,4とも点灯させるように制御す
れば、最小サイズ紙を連続して通紙した直後に最大サイ
ズ紙を通紙しても、オフセット、巻き付き、ジャムの不
具合の発生を防止することができる。
【0013】定着ローラ1は、その両端に断熱ブッシュ
22,23が嵌合され、この断熱ブッシュ22,23に
軸受24,25が設けられており、定着ローラ1は断熱
ブッシュ22,23及び軸受24,25を介して側板2
0,21に回転自在に支持されている。さらに、定着ロ
ーラ1の一端には、歯車26が設けられ、図示していな
い駆動源からの駆動を伝達される。上記断熱ブッシュ2
2,23は、定着ローラ1から側板20,21への熱放
散(熱伝導)を極力減らし、定着ローラ1の温度ムラの
低減、軸受24,25の耐久性の向上、省電力化を図る
ためのものである。
【0014】また、定着ローラ1の内周面には、リブ1
2が設けられており、薄肉の定着ローラの強度を補強し
ている。該リブ12は、定着ローラ回転軸方向中央部か
ら端部にかけて密度が高くなるように構成されており、
加圧力の多く掛かる端部にかけて強度が上がる構成とな
っている。この構成をとれば、リブの本数を最小限に抑
えることが可能となり、薄肉としたメリットを損なうこ
とを最大限防止できる。
【0015】更に、中央と端部での熱容量の違いによ
り、定着ローラの回転軸方向の温度勾配が問題となる場
合は、ヒータの配熱分布で調整も可能である。特に、本
実施例のような2本ヒータを用いれば、容易に温度勾配
を調整することができる。
【0016】(第2の実施例)リブの形状は、前記実施
例に限定されるものではなく、図3のような変形例も考
えられる。
【0017】図3(a)の例は、リブ12がらせん状に
形成されているもので、円周方向だけでなく、回転軸方
向への変形に対しても強度アップが図れる。
【0018】図3(b)の例は、図2の例がリブの本数
で密度を変えているのに対し、リブの幅で密度を変えた
例である。
【0019】また、リブの厚みについては、熱容量の変
化を極力抑えるため、最大でもローラの芯金の厚さ程度
に抑えることが望ましい。
【0020】(第3の実施例)図4は、用紙搬送性及び
用紙のしわ発生防止のために、定着ローラ端部の外径を
中央部よりも大きくした実施例である。
【0021】本実施例の場合、定着ローラ端部の外径が
中央部よりも大きいため、加圧力が端部により集中する
ため、本発明の効果が一層大きく現れる。
【0022】なお、本発明は、以上の実施例に限定され
ることはなく、いろいろなバリエイションが考えられ
る。例として、ヒータの本数は2本でなくて1本でも良
く、リブの形成方法も、特開2000−29342に開
示された方法で作成しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、内部に
熱源を備え、薄肉の芯金を有する定着ローラと、該定着
ローラの外周面に当接される加圧ローラとを有し、前記
定着ローラ内に円筒形状を保持するための補強部材が設
けられている定着装置において、前記補強部材の密度が
定着ローラ回転軸方向中央部から端部にかけて高くなる
ように構成されているので、薄肉の芯金を有する定着ロ
ーラであっても所望の強度が得られ、しかも薄肉の芯金
を有する定着ローラの利点である、定着ローラの立上り
時間の短縮や省電力化が図られる定着装置を提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る定着装置の一実施例を示す側面
図である。
【図2】 その定着装置の縦中央断面図である。
【図3】 本発明の別の実施例を示す縦断面図である。
【図4】 本発明のさらに別の実施例を示す縦断面図で
ある。
【図5】 従来の定着装置を示す説明図である。
【図6】 従来の定着装置の不具合の一例を示す説明図
である。
【図7】 従来の定着装置の別の不具合を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3,4 ヒータ 10 芯金パイプ 12 補強部材(リブ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱源を備え、薄肉の芯金を有する
    定着ローラと、該定着ローラの外周面に当接される加圧
    ローラとを有し、前記定着ローラ内に円筒形状を保持す
    るための補強部材が設けられている定着装置において、
    前記補強部材の密度が定着ローラ回転軸方向中央部から
    端部にかけて高くなるように構成されていることを特徴
    とする定着装置。
  2. 【請求項2】 上記定着ローラの外径が、定着ローラ回
    転軸方向中央部から端部にかけて太くなることを特徴と
    する請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 上記補強部材が、定着ローラの芯金の厚
    さ以下のリブであることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の定着装置。
JP2002063175A 2002-03-08 2002-03-08 定着装置 Pending JP2003263052A (ja)

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